JP2012163630A - ヘッドアップディスプレイの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】凹面鏡5を支持する保持プレート50の傾斜角度θを正しく設定することができ、設定後に、バックラッシュで保持プレート50が動いても、保持プレート50や凹面鏡5が、筐体1の部分1cに衝突することのないヘッドアップディスプレイの製造方法を得る。
【解決手段】凹面鏡5を支持する保持プレート50が、アクチュエータハウジング16h内の減速歯車機構により減速駆動され、保持プレート50の筐体1に対する傾斜角度が制御される。減速歯車機構の減速出力軸を保持プレート50に連結した後、アクチュエータハウジング16hを減速出力軸に対して所定の方向(反Y4方向)に回転させて、アクチュエータハウジング16h内の減速歯車機構のバックラッシュが無い状態を維持しつつ、保持プレート50の筐体1に対する組付け完了後の初期の傾斜角度θを確定する。
【選択図】図4

Description

本発明は、車両のウインドシールドに表示画像を表示し、凹面鏡を支持する保持プレートが、減速歯車機構を内蔵したアクチュエータにより減速駆動され、保持プレートの筐体に対する傾斜角度がアクチュエータの回転によって制御されるヘッドアップディスプレイの製造方法に関する。
従来、特許文献1に記載のヘッドアップディスプレイの表示位置調整装置が知られている。この特許文献1は、凹面鏡を回転限界位置で停止させるためにリミットスイッチを使用しない構成を提案している。
そのため、特許文献1では、駆動歯車および従動歯車のうちの一方に、回転限界位置に達したときに、駆動歯車を空転またはロックする空転ロック部を形成している。この空転ロック部は、部分歯車のストッパ部として構成されている。
特開平7−96771号公報
上記特許文献1の技術によると、ストッパ部への衝突による異音の発生が懸念された。そのため、本発明の開発過程において、アクチュエータハウジングの内部に減速歯車機構が組み込まれたアクチュエータを使用して、ダイレクトに凹面鏡を保持する保持プレートを回転させる構造を案出した。
この構造では、アクチュエータハウジングの内部の減速歯車機構内において、歯の一部にストッパ部を形成し、異音の発生を抑制した。この開発過程品では、アクチュエータハウジングの内部に組み込まれた減速歯車機構において、バックラッシュが発生する。
また、減速歯車機構の出力軸、つまり、凹面鏡を保持する保持プレートをダイレクトに駆動するアクチュエータの矩形の減速出力軸が、保持プレートの回転軸の四角形の軸穴内に嵌合されて、減速出力軸の回転により保持プレートの回転軸を回転させる構造である。
そして、減速出力軸の先端部と保持プレートの回転軸の軸穴との間にクリアランスを有し、いわゆる、ガタつきを持った遊嵌結合構造であるため、減速出力軸の回転に対して、保持プレートの回転軸の回転は完全に一致せず、保持プレートの回転軸の回転角度にバラツキを発生する。
これらの減速歯車機構のバックラッシュ、および、保持プレートの回転軸の遊嵌結合に伴う回転角度のバラツキによって、保持プレートがヘッドアップディスプレイのフレームを構成する筐体に衝突して、部品を破損することが懸念される。
これを防止するためには、減速歯車機構のバックラッシュ、および、保持プレートの回転軸の遊嵌結合に伴う回転角度のバラツキによっても、保持プレートが筐体に衝突することのないヘッドアップディスプレイの製造方法が要求される。
本発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目して成されたものであり、その目的は、ヘッドアップディスプレイの凹面鏡、および、この凹面鏡を保持する保持プレートを、減速歯車機構付きのアクチュエータで駆動し、凹面鏡の傾斜角度が減速歯車機構のバックラッシュにより変動する構成においても、これ以上はバックラッシュで動き得ない状態において、凹面鏡を保持する保持プレートの傾斜角度を正しく設定することができ、保持プレートや凹面鏡が、少なくともバックラッシュによって、ヘッドアップディスプレイの筐体部分に衝突することがないヘッドアップディスプレイの製造方法を提供することにある。
従来技術として列挙された特許文献の記載内容は、この明細書に記載された技術的要素の説明として、参照によって導入ないし援用することができる。
本発明は上記目的を達成するために、下記の技術的手段を採用する。すなわち、請求項1に記載の発明では、筐体内において凹面鏡を保持する保持プレートを、筐体内においてアクチュエータハウジングに保持されるモータおよび減速歯車機構を用いて減速駆動することにより、保持プレートの筐体に対する傾斜角度を調整するヘッドアップディスプレイの製造方法であって、減速歯車機構の減速出力軸を保持プレートに連結して、減速出力軸の回転につれて保持プレートが回転するようにし、アクチュエータハウジングを回転させる回転力を印加して、減速歯車機構内の初段の歯車からなる駆動歯車に従動歯車のストッパ部が当接した状態を維持しつつ、保持プレートの筐体に対する傾斜角度を設定することを特徴としている。
この発明によれば、アクチュエータハウジングを回転させる回転力を印加して、ストッパ部に駆動歯車が当接した状態を維持しつつ、保持プレートの筐体に対する傾斜角度を設定するから、ストッパ部と駆動歯車が当接せずに傾斜角度が設定されて、保持プレートの傾斜角度設定後にバックラッシュにより保持プレートが動き、保持プレートが更に傾斜して、保持プレートや凹面鏡が筐体と衝突するのを防止することができる。
請求項2に記載の発明では、ストッパ部に駆動歯車が当接した状態を維持しつつ、保持プレートの筐体に対する傾斜角度を設定するために、アクチュエータハウジングを回転させる回転力を印加しつつ、保持プレートの傾斜角度を調整してから、アクチュエータハウジングが、筺体に対して回転しないように、ねじで固定することを特徴としている。
この発明によれば、アクチュエータハウジングに回転力を印加しつつ、保持プレートの傾斜角度を調整してから、アクチュエータハウジングが、筺体に対して回転しないように、ねじで締め付け固定するから、ねじで締め付け固定された後に、保持プレートが筺体と衝突することが無い。
請求項3に記載の発明では、ねじの固定は、筐体に対して仮締めしているアクチュエータハウジングを、筐体に治具で減速出力軸の軸方向に押し付けて、アクチュエータハウジングと筺体間の摩擦力によりアクチュエータハウジングを筐体に対して保持した後、ねじを本締めすることを特徴としている。
この発明によれば、アクチュエータハウジングを筐体に治具で押し付けて、アクチュエータハウジングと筺体間の摩擦力によりアクチュエータハウジングを筐体に対して保持した後、ねじを本締めするから、ねじの本締め時におけるアクチュエータハウジングの動きを規制できるので、保持プレートと筺体との衝突を確実に阻止することができる。
請求項4に記載の発明では、保持プレートの筐体に対する傾斜角度を設定しつつ、アクチュエータハウジングに回転力を印加しているときに、減速出力軸を筐体に対して固定してアクチュエータハウジングを回転することにより、駆動歯車をストッパ部に対して回転させ、駆動歯車をストッパ部に当接させることを特徴としている。
この発明によれば、アクチュエータハウジングを固定して駆動歯車を回転させると、保持部プレートの筐体に対する傾斜角度が変わる。逆に、保持プレートを筐体に対して固定して、アクチュエータハウジングを回転させたときは、減速出力軸が筐体に対して停止しており、ストッパ部も筐体に対して停止している。このため、アクチュエータハウジングが筐体に対して回転すると、アクチュエータハウジング内のモータも回転し、駆動歯車をストッパ部に当接させることができ、この当接した状態で保持プレートの傾斜角度を調整するから、傾斜角度設定後に駆動歯車とストッパ部との間のバックラッシュで、ストッパ部、ひいては、保持プレートが動くことがないから、保持プレートまたは凹面鏡が筐体に当接して破損するのを防止することができる。
請求項5に記載の発明では、減速歯車機構の減速出力軸を、保持プレートに連結して、減速出力軸の回転につれて保持プレートが回転するようにするときに、減速出力軸を保持プレートの穴内に遊嵌し、減速出力軸の平面部を保持プレートの穴の平面部にクリアランスを介して減速出力軸の回転方向に相対向させることを特徴としている。
この発明によれば、減速出力軸の平面部を、保持プレートの穴の平面部にクリアランスを介して相対向させるから、減速出力軸の回転位置に対する保持プレートの回転位置に、クリアランスに基づくバラツキが発生し、このバラツキが、減速歯車機構のバックラッシュによるバラツキと重なって、全体として大きな保持プレートの傾斜位置のバラツキが生じるが、アクチュエータハウジングを回転させて、ストッパ部に駆動歯車が当接した状態を維持しつつ、保持プレートの筐体に対する傾斜角度を設定することにより、これらのバラツキを無くした状態で、保持プレートを正しい傾斜角度に設定することができる。そのため、製造後に、これらのバラツキで、更に保持プレートと筐体とが衝突する方向に動くことを阻止することができる。
請求項6に記載の発明では、アクチュエータハウジングを回転させて、ストッパ部に駆動歯車が当接した状態を維持しつつ、保持プレートの筐体に対する傾斜角度を設定するときに、治具の傾斜面に保持プレートを当接させることによって、保持プレートの筐体に対する傾斜角度を設定することを特徴としている。
この発明によれば、治具の傾斜面に保持プレートを当接することによって、正確に保持プレートの筐体に対する傾斜角度を設定することができる。
本発明の第1実施形態におけるヘッドアップディスプレイの模式構成図である。 上記実施形態における各パーツを分解して表示したヘッドアップディスプレイの凹面鏡部分の斜視図である。 上記実施形態における各パーツを組み付けたヘッドアップディスプレイの凹面鏡部分の斜視図である。 上記実施形態における、図2および図3で示した凹面鏡部分を実際のヘッドアップディスプレイの筐体内に組み込んだ状態を示しおり、図3の矢印Z4方向から見た状態を示すヘッドアップディスプレイの筐体内部構成図である。 上記実施形態に使用したアクチュエータ内の減速歯車機構の状態を示すアクチュエータ内部構成図である。 図5の減速歯車機構のうちモータの出力軸に直結された駆動歯車と噛み合う部分歯車からなるストッパ歯車の歯の状態を示す平面図である。 図5の減速歯車機構の歯車列の構成を示す模式図である。 上記実施形態における凹面鏡を保持した保持プレートとアクチュエータとの取り付け状態を示す模式図である。 図8に示した状態からアクチュエータハウジングに回転力を印加して、バックラッシュを無くした状態を示す模式図である。 図9に示した状態から、保持プレートの傾斜角度を設定し、アクチュエータハウジングに治具でスラスト方向の押し付け力を加えてアクチュエータハウジングを摩擦力で固定した後に、ねじを本締めする状態を示す模式図である。 本発明の第2実施形態に使用するアクチュエータの外形図であり、図11の(a)部分は、アクチュエータの正面図、図11の(b)部分は、アクチュエータの右側面図である。
以下に、図面を参照しながら本発明を実施するための複数の形態を説明する。各形態において先行する形態で説明した事項に対応する部分には同一の参照符号を付して重複する説明を省略する場合がある。各形態において構成の一部のみを説明している場合は、構成の他の部分については先行して説明した他の形態を適用することができる。
各実施形態で具体的に組合せが可能であることを明示している部分同士の組合せばかりではなく、特に組合せに支障が生じなければ、明示していなくても実施形態同士を部分的に組合せることも可能である。
(第1実施形態)
以下、本発明の一実施形態について図1ないし図10を用いて詳細に説明する。先ず、本発明の一実施形態におけるヘッドアップディスプレイの概要構成図を示す図1を用いて説明する。
図1において、本実施形態によるヘッドアップディスプレイ装置は、例えば自動車等の車両に搭載されるもので、筐体1と、表示ユニット2と、バックライトユニット3と、反射部材4と、凹面鏡5とを備えている。
また、表示ユニット2およびバックライトユニット3を通じて生成され、第1の反射部材4および凹面鏡5を通じて反射される表示光Lを、車両のウインドシールド6に投影して表示を行う。表示内容としては、例えば各種車両情報、及びナビゲーション情報等が挙げられる。
筐体1は、例え合成樹脂からなり、表示ユニット2、バックライトユニット3、第1の反射部材4、凹面鏡5を内部に収容する他、ウインドシールド6に対向する側には、表示光Lをウインドシールド6に向けて出射させる出射部7が形成され、この出射部7は透光性カバー8にて覆われている。
表示ユニット2は、バックライトユニット3からの光を受けて、表示光Lを形成するものである。バックライトユニット3は、基板上に間隔を空けて複数個配置された、発光ダイオードからなる光源と、この光源からの光を入射して表示ユニット2に向けて放射するレンズ部材と、光源およびレンズ部材を収納する光源ケースとを備えている。
反射部材4は、例えば、平面ミラーからなり、表示ユニット2からの表示光Lを凹面鏡5に反射する。凹面鏡5は、反射部材4を通じて反射した表示光Lを、出射部7に向けて反射する。
このように反射された表示光Lは、出射部7に設けられた透光性カバー8を透過して、ウインドシールド6上に照射されている。これにより車両の乗員Pは、虚像を風景と重畳させて視認することができる。
図2は、各パーツを分解して表示したヘッドアップディスプレイ装置の凹面鏡部分の斜視図である。この図2において、凹面鏡5は、鏡からなる凹面鏡本体51と、この凹面鏡本体51を支持する合成樹脂製の保持プレート50から成り、保持プレート50に形成された回転軸10を中心として回転可能である。
この回転角度は、時計回り反時計回り共に約2度程度である。この回転によって、乗員の目の高さ、すなわち、身長に応じて、表示光Lがウインドシールド6に照射される点の位置を変更し、虚像が生じる高さを任意に調整することが出来る。この調整は、図示しない操作スイッチを操作することにより、乗員の意思で任意に調整することが出来る。
そして、この調整は、回転軸10のうち左側の第1の軸部10aに取り付けられたアクチュエータ16の減速出力軸16aを回転させることにより行われる。アクチュエータ16のアクチュエータハウジング16hの内部に、減速出力軸16aに接続された減速歯車機構が内蔵されている。
減速歯車機構の出力軸、つまりアクチュエータの出力軸となる減速出力軸16aが、アクチュエータハウジング16hから突出している。また、アクチュエータ16内部のモータは、ステップモータからなる。この場合、ステップモータの回転出力を減速歯車機構で減速して、第1の軸部10aをプラスマイナス2度の微小角度だけ回転させている。
次に、図3は、各パーツを組み付けたヘッドアップディスプレイ装置の凹面鏡部分の斜視図である。図2、図3に示したように、図1の筐体1をなす支持体18と一体の第1の支持部11と、第2の支持部14(以下、単に支持部11、14ともいう)は、全体がU字状に折り曲げた金属板で形成されており、この支持部11、14には、凹面鏡5の回転軸10を挿入する軸孔12、13が夫々穿設されている。
凹面鏡5は、湾曲した略平板状の形状を有し、左右両側に、全体として回転軸10をなす第1の軸部10a(図2)と第2の軸部10b(図3、以下単に軸部10a、10bともいう)を凸設させて形成している。ここで、図3の右側の第2の軸部10bは、通常の棒状であり、第2の支持部14の第2の軸孔13内に、第2のバネ15が装着された後に挿入されている。
また、図2の左側の第1の軸部10aは、中心に四角形状の穴10cが形成され、この第1の軸部10aは、第1の支持部11に設けられた第1の軸孔12に対向する位置に配置されている。
そして、アクチュエータ16の減速出力軸16aが、第1の軸孔12に挿入されて、第1の軸部10aの穴10cと嵌合されることにより、減速出力軸10aを介して凹面鏡5が回転するように構成されている。
図示しない制御回路からの信号は、コネクタ16dとアクチュエータハウジング16hから導出された配線16cに通じている。これにより、アクチュエータ16は、乗員の操作に応じて、減速出力軸16aを、時計回りあるいは反時計回りに回転させ、凹面鏡5を微小角度だけ回転させるものである。
図3のように、U字状に折り曲げられた支持部11、14は、筐体1と一体のケース基板18と連続的に構成されている。ケース基板18の左側には、第1のバネ19の一端を保持する下側スプリング係止部19aが凸設されている。
以上のように、凹面鏡5を保持する保持プレート50が、減速歯車機構が内蔵されたアクチュエータ16により減速駆動される。また保持プレート50の支持部11に対する傾斜角度が、アクチュエータ16の回転によって制御される。
図4は、図2および図3で示した凹面鏡と、その駆動機構の構成を、実際のヘッドアップディスプレイの筐体1内に組み込んだ状態を示しおり、図3の矢印Z4方向から見たヘッドアップディスプレイの筐体内部構成図である。
図4において、支持部11には、アクチュエータ16の取り付け足部となるフランジ部16f1、16f2が、ねじ止めされている。また、支持部11の奥側には、凹面鏡5を保持する保持プレート50が設けられている。
アクチュエータ16は、アクチュエータハウジング16hの一部が突出して配線結合部16h1が形成されている。また、アクチュエータハウジング16hと一体のフランジ部16f1、16f2に設けた、ねじ取付け孔は、ねじ20、21の径よりも大きな内径を有するか、または後述のように長孔として形成されている。
図4においては、アクチュエータ16が停止状態にあり、凹面鏡5は、組付け完了後の初期位置にある。この状態で、アクチュエータ16内の減速歯車機構のバックラッシュ等で、不用意に凹面鏡5と保持プレート50とが、矢印Y4方向に回転すると、凹面鏡5や保持プレート50が筐体1の一部1c等に衝突し、異音を発生したり、破損したりすることになる。従って、組付け完了後の初期位置から、バックラッシュ等によって、凹面鏡5や保持プレート50が不用意に矢印Y4方向に動かない製造方法が望まれる。
図5は、アクチュエータ16内の減速歯車機構の状態を示すアクチュエータ内部構成図である。図6は、図5の減速歯車機構のうち、モータの出力軸に直結された駆動歯車と噛み合う従動歯車となるストッパ歯車の歯の状態を示す平面図である。また、図7は、減速歯車機構の歯車列の構成を示す模式図である。
図5において、減速歯車機構は、アクチュエータハウジング16h内の、モータの出力軸に取り付けられたピニオン歯車からなる駆動歯車G1の複数の第1歯に、複数の第2歯が噛合する従動歯車(ストッパ歯車とも言う)G2を有している。ストッパ歯車G2には、他の複数の歯車列G3、G4、G5を介して、保持プレート50が連結されている。
1段目の従動歯車であるストッパ歯車G2の形状は、図6に示すとおりであり、第2歯内に、歯の一部が埋められた部分歯車として形成され、突起状のストッパ部Gsが形成されている。従って、モータおよび駆動歯車G1が回転しても、駆動歯車G1の第1歯が、単なる突起または大きな歯部であるストッパ部Gsに当接すると、駆動歯車G1が空転またはロックする。
空転するかロックするかは、ストッパ部Gsの形状による。その結果、空転またはロックのいずれにしても、ストッパ歯車G2以下の歯車列は、それ以上回転しなくなる。そして、アクチュエータ16の出力軸となる減速回転軸16aも、それ以上駆動されない。
また、アクチュエータハウジング16h内に、減速歯車機構が内蔵されているから、ストッパ部Gsに駆動歯車G1の第1歯が当接して、ストッパ作用が発揮されても、アクチュエータハウジング16h外に漏れる音が少ないので、騒音の少ないヘッドアップディスプレイが得られる。
また、アクチュエータハウジング16h内の図5の壁部16kの向こう側にはステップモータからなるモータが存在し、モータの出力軸にピニオンからなる駆動歯車G1が結合されている。また、上記壁部16kとアクチュエータハウジング16hは固定されている。また、壁部16kに歯車列G2、G3、G4、G5の歯車軸が回転可能に軸支されている。
図5において、モータを成すステップモータの出力軸は、駆動歯車G1を成すピニオンを有している。ピニオンは、第1段目の従動歯車であるストッパ歯車G2を駆動し、ストッパ歯車G2の裏面歯車G21(図6)に、第2段目の従動歯車G3が噛み合って第2段目の従動歯車G3が駆動される。
次に、第2段目の従動歯車G3の図示されない裏面歯車に、第3段目の従動歯車G4が噛み合って、第3段目の従動歯車G4が駆動され、第3段目の従動歯車G4の表面歯車G41に、第4段目の従動歯車G5が噛み合って、第4段目の従動歯車G5が駆動される。この状態は、図7においても説明される。
この第4段目の従動歯車G5が、減速歯車機構の出力歯車を構成しており、この出力歯車の偏心した位置に、アクチュエータ16の出力軸をなす減速出力軸16a(図2)が設けられている。減速出力軸16aの先端部は、四角形状の断面を持っている。
また、アクチュエータ16のモータの固定子は、アクチュエータハウジング16hに固定されている。従って、アクチュエータハウジング16hを筐体1に固定して、モータつまり駆動歯車G1を図5において、時計回りに回転させると、駆動歯車G1がストッパ歯車G2のストッパ部Gsに当接するまで回転する。
この回転中に、ストッパ歯車G2は反時計回りに、歯車G3は時計回りに、歯車は反時計回りに、歯車G5と減速出力軸16aは時計回りに、それぞれ回転する。この減速出力軸16aが、時計回りの状態で、減速出力軸16aを固定して、アクチュエータハウジング16hを筐体1に対して固定しないフリー状態とすると、逆に、アクチュエータハウジング16hのほうが反時計回り、つまり、矢印Y5方向に回転する。
次に、モータに通電せずに、減速出力軸16aを固定して、アクチュエータハウジング16hを矢印Y5方向に回転させると、上記各歯車列G1、G2、G3、G4、G5が、駆動歯車G1がストッパ歯車G2のストッパ部Gsに当接する上記ストッパ作用が発揮され、かつバックラッシュが無くなるまで回転する。また、減速出力軸16aの回転を止めるために、減速出力軸16aの平面部にクリアランスを介して対向している図2の軸部10aの四角形状の穴10cの平面部が当接し、この平面部同士のガタツキも解消される。
以下、この軸部10aの四角形状の穴10cの平面部のガタツキについて詳述する。図2、図3を用いて説明したように、凹面鏡5は、左右両側に全体として回転軸10を成す第1の軸部10aと第2の軸部10bを凸設させて形成している。また、図2の左側の第1の軸部10aは、中心に四角形状の穴10cが形成され、第1の軸部10aは、第1の支持部11に設けられた第1の軸孔12に対向する位置に配置される。
そして、アクチュエータ16の減速出力軸16aの四角形状の断面を持っている先端部が、第1の軸孔12に挿入されて、第1の軸部10aの四角形状の穴10cと嵌合されることにより、アクチュエータ16の回転によって、第1の軸部10aを介して、凹面鏡5が回転するように構成されている。
なお、減速出力軸16aを、保持プレート50の四角形状の穴10cに、微小なクリアランスC8(図8)を介して嵌合している(クリアランスが無いと嵌合できない)。つまり、減速出力軸16aの回転につれて、保持プレート50が回転するように、アクチュエータ16と保持プレート50とが遊嵌状態により連結されている。
これによれば、アクチュエータ16の減速出力軸16aと、保持プレート50との遊嵌状態に起因するガタツキによって、アクチュエータ16の減速出力軸16aの回転位置に対する保持プレート50の回転位置にバラツキが発生する。
このバラツキが、アクチュエータ16内の減速歯車機構のバックラッシュと重なって、全体として大きな保持プレート50の傾斜位置のバラツキが生じるが、これらのバラツキを無くした状態で組み付けることが望まれる。これによって、組付け完了後に、バラツキで更に保持プレート50と筐体1側とが衝突する方向に、不用意に動くことを回避することができる。
図8から図10は、上述の四角形状の断面を持っているアクチュエータ16の減速出力軸16aの先端部が、同じく四角形状の穴10cに挿入されている状態を模式的に示している。なお、減速出力軸16aの先端部と、四角形状の穴10cとを、実際よりも誇張して大きく図示している。
製造時の組み付け時は、図2、図3において、右側の第2の軸部10bは、予め第2のバネ15を挿入してから、第2の支持部14の第2の軸孔13に挿入する。次に、第1の軸部10aを第1の軸孔12と対向させる。
左側の第1の軸部10aは、中心に四角形状の穴10cを有し、この第1の軸部10aを、第1の支持部11に形成された第1の軸孔12に対向させた後、ビス20、21を用いて、アクチュエータ16が、第1の支持部11に仮締め状態で取り付けられる。
そして、アクチュエータ16の出力軸16aが、凹面鏡5の左端の第1の軸部10aの四角形状の穴10cに挿入される。このアクチュエータ16の減速出力軸16aの先端は、第1の軸部10aの四角形状の穴10cに合致する四角形状の突起となっており、両者は嵌合により、共に回転可能となる。
次に、アクチュエータハウジング16hを、保持プレート50の傾斜角度θの設定により、固定された減速出力軸16aに対して、図5の矢印Y5の方向に回転させて、アクチュエータハウジング16h内の減速歯車機構のストッパ作用を発揮させ、かつ、バックラッシュがない状態を維持する。この状態で、保持プレート50の筐体1ないし支持部11に対する傾斜角度θが確定される。これについて、図8から図10を用いて説明する。
図8は、凹面鏡を保持した保持プレートと、アクチュエータとの取り付け状態を示す模式図、図9は、図8に示した状態からアクチュエータハウジングに回転力を印加して、ストッパ作用を発揮させ、かつバックラッシュを無くした状態を示す模式図、図10は、図9に示した状態のまま、アクチュエータハウジングにスラスト方向の押し付け力を加えて、アクチュエータハウジングを固定した後に、治具で傾斜角度を確定する状態を示す模式図である。
図8のように、アクチュエータ16が所定位置(組付け完了状態)で静止しているときの保持プレート50の傾斜角度θを正しく設定できても、アクチュエータ16内の減速歯車機構のバックラッシュ等によって、保持プレート50の傾斜角度がばらついてしまい、保持プレート50と筐体1側との衝突が発生することがある。つまり、図8において、反時計方向Y81のバックラッシュ等による回転が衝突を引き起こして問題となる。
バックラッシュとは、アクチュエータハウジング16hに対して、減速出力軸16aが、歯部同士が当接するまで動くことを言う。つまり、バックラッシュが発生する前には、歯部同士間に隙間があることを示している。この隙間は、減速出力軸16aを固定して、アクチュエータハウジング16hを、図5の矢印Y5方向、つまり、図9の矢印Y9のように回転することによって無くすことができる。
このために、図9のように、アクチュエータハウジング16hに、治具で回転力F9を印加して、アクチュエータハウジング16hを、減速出力軸16aに対して、矢印Y9のように、わずか回転させて、アクチュエータ16内の減速歯車機構のバックラッシュが無い状態、つまりバックラッシュによっては保持プレート50が、これ以上衝突方向に動き得ない状態とする。また、軸部10aと四角形状の穴10cとの間のクリアランスによるガタツキも無い状態とする。
次に、この状態を維持するために、アクチュエータハウジング16hの固定を行う。このアクチュエータハウジング16hの固定は、アクチュエータ取付け部材である図2の支持部11(筐体1の一部)に、アクチュエータハウジング16hを押し付けて、アクチュエータハウジング16hと、支持部11との間の摩擦力を高めることにより行う。このために、アクチュエータハウジング16hに押圧力F10を図10の紙面と垂直方向に印加する。
このように、アクチュエータハウジング16hを、減速出力軸16aに対して矢印Y9方向に回転させて、アクチュエータ16内の減速歯車機構のバックラッシュ等が無く、これ以上はアクチュエータ16の回転がないと動き得ない状態とした後に、アクチュエータハウジング16hが回転しないように固定してから、保持プレート50の傾斜角度θを確定する。
この傾斜角度θの確定においては、図10のように、アクチュエータ16内の減速歯車機構のバックラッシュ等がない状態を維持しつつ、治具JGの傾斜面JG1に、保持プレート50の側面を当接することによって、支持部11、ひいては筐体1に対する傾斜角度θを確定する。このように、治具の傾斜面に保持プレート50の側面を当接することによって、正確に保持プレート50の筐体1に対する傾斜角度θを確定することができる。
これにより、アクチュエータ16内でストッパ作用を発揮させつつ、かつ減速出力軸16aのバックラッシュ等による衝突方向への回転が起こり得ない状態で、保持プレート50の支持部11(筺体1)に対する傾斜角度θが確定できる。この後、フランジ部16f1、16f2のねじ20、21を本締めして固定する。次に、図3のように、第1のバネ19を、ケース基板18に設けた下側スプリング係止部19aと凹面鏡5の保持プレート50の上側スプリング係止部23との間に取り付ける。
これによって、第1のバネ19のバネ力によって、凹面鏡5に一方向に回転しようとする力が作用し、アクチュエータ16によって凹面鏡5を他方向に回転させた場合に、第1のバネ19からの弾性力を受ける。よって、組付け完了後におけるアクチュエータ16内部の歯車によるバックラッシュが、第1のバネ19によって抑制されるようになっている。
換言すれば、組付け完了後において、バックラッシュがある状態で、凹面鏡5をアクチュエータ16で回転させると、停止した状態においても、バックラッシュによって凹面鏡5が、時計回りあるいは反時計回りに微小角度振動する結果となって好ましく無い。
よって、図3のように、第1のバネ19の一端を上側スプリング係止部23に係止し、第1のバネ19の他端を、ケース基板18の下側スプリング係止部19aに係止して、第1のバネ19のバネ力で、組付け完了後のバックラッシュに伴う振動を抑制し続ける。
また、第1のバネ19は、図3の様に、所定角度第1のバネ19の下側第1のバネ係止部19aの取り付け位置を、外側、すなわち図3の左側に寄せて取り付け、傾斜して取り付けているため、凹面鏡5をスラスト方向Sの左側に引き寄せる働きを第1のバネ19が行い、これによって、第2のバネ15とともに、凹面鏡5のスラスト方向Sの振動も抑制している。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。なお、以降の各実施形態においては、上述した第1実施形態と同一の構成要素には同一の符号を付して説明を省略し、異なる構成および特徴について説明する。図11は、本発明の第2実施形態に使用するアクチュエータ16の外形図であり、図11の(a)部分は、アクチュエータの正面図、図11の(b)部分は、アクチュエータの右側面図である。
図8においては、アクチュエータ16の取り付け足部を構成するフランジ部16f1、16f2に、ねじ(図3の20、21)の径よりも大きめの孔を開けて、最初にフランジ部16f1、16f2にねじを仮締めしてから、アクチュエータハウジング16hに、図9の矢印Y9のような回転力を加えて、バックラッシュを吸収させつつ、保持プレート50の傾きを治具で調整してから、フランジ部16f1、16f2のねじを完全に本締めした。
このとき、フランジ部16f1、16f2に、ねじの径よりも大きめの孔を開けているため、孔内でねじが移動し、バックラッシュの吸収や保持プレート50の傾斜角度を調整することができた。
バックラッシュの吸収等を行うための孔内でのねじの移動量が大きい場合に備えて、この第2実施形態のように、フランジ部16f1、16f2に、長孔16f3、16f4を形成することが望ましい。これによれば、バックラッシュを吸収時および保持プレート50の傾き調整時における、アクチュエータハウジング16hの減速出力軸16aを中心とした図9の矢印Y9のような回転時において、仮締め状態のねじが、長い移動量を移動してから、本締めすることができる。
なお、長孔16f3、16f4の中心位置は、減速出力軸16aを中心とした円上に存在する。また、図11の(b)ように、アクチュエータ16の減速出力軸16aの先端部は、四角形状の穴10cに合致する四角形状の突起となっている。従って、減速出力軸16aの先端部に対向する2つの平面部16a1、16a2を有し、この平面部が穴10c内の平面部にクリアランスを介して相対向する。減速出力軸16aの先端部と四角形状の穴10cとは嵌合により、共に回転可能となるが、平面部16a1、16a2の両端は円弧状に加工されている。
(その他の実施形態)
本発明は、上述した実施形態にのみ限定されるものではなく、次のように変形または拡張することができる。例えば、上述の一実施形態では、減速歯車機構は平歯車の集合で形成したが、その他の減速歯車機構でも良い。
また、傾斜角度θの設定は、傾斜面を持つ治具を当接して行ったが、衝突を防止するための隙間の幅を設定する治具等を用いて、その他の方法で行っても良い。また、減速歯車機構内のストッパ部は、部分歯車の突起に駆動歯車が当接することで行ったが、アクチュエータハウジング16h内にあれば、その他の衝突停止機構を使用しても良い。
更に、第1実施形態では、アクチュエータハウジング16hを、減速出力軸16aに対して、矢印Y9方向に回転させて、アクチュエータ16内の減速歯車機構のバックラッシュが無く、これ以上はアクチュエータ16の回転がないと衝突方向に動き得ない状態とした後、アクチュエータハウジング16hを、スラスト方向S(減速出力軸16aの軸方向または保持プレート50の軸方向)に押圧して、アクチュエータハウジング16hを摩擦力で固定したが、アクチュエータハウジング16hを、治具やロボットハンド等で把持して固定しても良い。また、アクチュエータ16内のモータは、ステップモータで構成したが、直流サーボモータ等のその他の回転位置制御が可能な可逆転モータを採用することができる。
1 筐体
1c 筐体1の一部
5 凹面鏡
10a 第1の軸部
10b 第2の軸部
10c 四角形状の穴
11 第1の支持部
16 アクチュエータ
16a 減速出力軸
16h アクチュエータハウジング
16f1、16f2 フランジ部
19 第1のバネ
20、21 ねじ
50 保持プレート
G1 駆動歯車
G2 第1段目の従動歯車(ストッパ歯車)
Gs 部分歯車のストッパ部
JG 治具
JG1 治具の傾斜面
θ 傾斜角度

Claims (6)

  1. 筐体内において凹面鏡を保持する保持プレートを、前記筐体内においてアクチュエータハウジングに保持されるモータおよび減速歯車機構を用いて減速駆動することにより、前記保持プレートの前記筐体に対する傾斜角度を調整するヘッドアップディスプレイの製造方法であって、
    前記減速歯車機構の減速出力軸を前記保持プレートに連結して、前記減速出力軸の回転につれて前記保持プレートが回転するようにし、
    前記アクチュエータハウジングを回転させる回転力を印加して、前記減速歯車機構内の初段の歯車からなる駆動歯車に従動歯車のストッパ部が当接した状態を維持しつつ、前記保持プレートの前記筐体に対する傾斜角度を設定することを特徴とするヘッドアップディスプレイの製造方法。
  2. 前記ストッパ部に前記駆動歯車が当接した状態を維持しつつ、前記保持プレートの前記筐体に対する前記傾斜角度を設定するために、前記アクチュエータハウジングを回転させる前記回転力を印加しつつ、前記保持プレートの前記傾斜角度を調整してから、前記アクチュエータハウジングが、前記筺体に対して回転しないように、ねじで固定することを特徴とする請求項1に記載のヘッドアップディスプレイの製造方法。
  3. 前記ねじの固定は、前記筐体に対して仮締めしている前記アクチュエータハウジングを、前記筐体に治具で前記減速出力軸の軸方向に押し付けて、前記アクチュエータハウジングと前記筺体間の摩擦力により前記アクチュエータハウジングを前記筐体に対して保持した後、前記ねじを本締めすることを特徴とする請求項1または2に記載のヘッドアップディスプレイの製造方法。
  4. 前記保持プレートの前記筐体に対する前記傾斜角度を設定しつつ、前記アクチュエータハウジングに前記回転力を印加しているときに、前記減速出力軸を前記筐体に対して固定して前記アクチュエータハウジングを回転することにより、前記駆動歯車を前記ストッパ部に対して回転させ、前記駆動歯車を前記ストッパ部に当接させることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一項に記載のヘッドアップディスプレイの製造方法。
  5. 前記減速歯車機構の前記減速出力軸を、前記保持プレートに連結して、前記減速出力軸の回転につれて前記保持プレートが回転するようにするときに、前記減速出力軸を前記保持プレートの穴内に遊嵌し、前記減速出力軸の平面部を前記保持プレートの前記穴の平面部にクリアランスを介して前記減速出力軸の回転方向に相対向させることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一項に記載のヘッドアップディスプレイの製造方法。
  6. 前記アクチュエータハウジングを回転させて、前記ストッパ部に前記駆動歯車が当接した状態を維持しつつ、前記保持プレートの前記筐体に対する前記傾斜角度を設定するときに、治具の傾斜面に前記保持プレートを当接させることによって、前記保持プレートの前記筐体に対する前記傾斜角度を設定することを特徴とする請求項1ないし5のいずれか一項に記載のヘッドアップディスプレイの製造方法。
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