JP2012152463A - 麺茹で機 - Google Patents

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Abstract

【課題】加熱された湯の上昇流を利用して麺を効果的にほぐすことができる麺茹で機を提供する。
【解決手段】湯槽22内に貯留した湯の中に麺を収容したテボを配置して麺を茹でる麺茹で機であって、湯槽22内に配置された電気ヒータ36及び電気ヒータ36を上方から覆って湯槽22内に配置されるバッフル板24を備えたものにおいて、バッフル板24の上面には、電気ヒータ36によって加熱されて上昇する湯を、テボの中心に向けて噴出させる第1の噴出孔24aと、テボの中心から偏心した位置に向けて噴出させてテボ内において偏心した上昇流を生じさせる第2の噴出孔24bとが設けられている。
【選択図】図4

Description

本発明は、麺茹で機に関する。
ラーメン等の麺類を提供する飲食店では、複数の麺を同時に茹でることができる麺茹で機が用いられることがある。このような麺茹で機では、食事時間等に短時間で多くの麺を効率的に茹でることができるよう、加熱された湯の上昇流を利用して麺をほぐすことができる技術が知られている。
特許文献1、2に、加熱されて上昇する湯の上昇流を利用した麺茹で機の従来例が開示されている。これらの麺茹で機では、湯槽の底部に、複数の開口が形成された加熱器カバーが高床式に配設されている。また、湯槽内に麺が浸漬された状態で、麺が収容された茹で籠が湯面上に配置される構成とされている。これらの麺茹で機によると、湯槽の底部において加熱された湯は、上昇流となって加熱器カバーの開口を通過し、茹で籠の底部に当たることとなる。このため、湯の上昇流を茹で籠内の麺に当てることができ、上昇流を利用して麺をほぐすことができる。
特開平8−164068号公報 特開2010−240176号公報
しかしながら、上記の特許文献1、2の麺茹で機では、加熱器カバーの開口を通過した上昇流が、茹で籠内に収容された麺に対してその下方から均等に当たることとなるので、麺がうまく回転しないことがある。この場合、上昇流を利用して麺をうまくほぐすことができないことがある。
本発明は、上記の課題に鑑みて創作されたものである。本発明は、加熱された湯の上昇流を利用して麺を効果的にほぐすことができる麺茹で機を提供することを目的とする。
本発明は、湯槽内に貯留した湯の中に麺を収容した茹で籠を配置して前記麺を茹でる麺茹で機であって、前記湯槽内に配置された加熱器及び前記加熱器を上方から覆って湯槽内に配置される加熱器カバーを備えたものにおいて、前記加熱器カバーの上面には、前記加熱器によって加熱されて上昇する湯を、前記茹で籠の中心に向けて噴出させる第1の噴出孔と、前記茹で籠の中心から偏心した位置に向けて噴出させて前記茹で籠内において偏心した上昇流を生じさせる第2の噴出孔とが設けられている麺茹で機に関する。
上記の麺茹で機によると、加熱された湯の上昇流が第1の噴出孔を通過して茹で籠の中心に当たり、茹で籠内に収容された麺が茹で籠内で浮き上がる。そして、加熱された湯の上昇流が第2の噴出孔を通過して茹で籠内で浮き上がった麺の中心から偏心した位置に当たることで、茹で籠内で回転流が生じ、茹で籠内で浮き上がった麺を回転させることができる。このため、加熱された湯の上昇流を利用して、茹で籠内の麺を、茹で籠内でバランス良く活発に回転させることができ、効果的にほぐすことができる。
前記第2の噴出孔は1つの前記第1の噴出孔に対応して複数設けられ、前記各第2の噴出孔は、前記第1の噴出孔の側方において直線状に並んで設けられていてもよい。
この構成によると、直線状に設けられた複数の第2の噴出孔の各々から上昇流を噴出させることができるので、茹で籠内で浮き上がった麺を効果的に回転させることができる。
前記加熱器カバーの上面のうち前記第1の噴出孔を挟む領域の片側であって前記第2の噴出孔が設けられていない側が前記第1の噴出孔の中心から離れるにつれて下降する下降傾斜面とされていてもよい。
この構成によると、加熱器カバーの内側で下降傾斜面に当たった上昇流は下降傾斜面に沿って上昇して第1の噴出孔まで到達し、第1の噴出孔から噴射されることとなる。このため、第1の噴出孔から噴射される上昇流の強さを高めることができる。これにより、テボ内の麺をよりテボ内でより一層浮き上がらせることができ、麺を一層効果的にほぐすことができる。
前記加熱器は、U字型を成す複数の電気ヒータにより構成され、平面視においてU字型をなす姿勢で前記湯槽の深さ方向に積層して配置されていてもよい。
この構成によると、ヒータを湯槽の深さ方向に積層することで、隣接するヒータの間の距離を小さくすることができる。これにより、ヒータによる湯の加熱効果を高めることができ、省エネルギー効果を得ることができる。
本発明によると、加熱された湯の上昇流を利用して麺を効果的にほぐすことができる麺茹で機を提供することができる。
麺茹で機10の全体斜視図を示す。 電気ヒータ36を湯槽22内に配置する前における麺茹で機10の正面図を示す。 電気ヒータ36を湯槽22内に配置した後における麺茹で機10の正面図を示す。 湯槽22内の斜視図を示す。 バッフル板34の斜視図を示す。 テボ38を配置した湯面カバー4の平面図を示す。 テボ38を配置した湯槽ユニット2を側方から視た断面図を示す。 テボ38を配置した湯槽ユニット2を正面から視た断面図を示す。 実施形態2に係る湯槽122内の斜視図を示す。 実施形態3に係る湯槽222内の斜視図を示す。
<実施形態1>
図面を参照して実施形態1を説明する。図1は、実施形態1に係る麺茹で機10の全体斜視図を示している。図2は、電気ヒータ36が湯槽22内に配置されていない状態で示す麺茹で機10の正面図であり、電気ヒータ36が配置された状態は図3に示されている。麺茹で機10は、図1に示すように、湯槽部2と、制御部16とにより構成され、湯槽部2の下部に制御部16が設けられている。
湯槽部2は、図2及び図3に示すように、湯槽22と、給水カラン8と、給水コック20と、湯面カバー4とを備えている。湯槽22は、上方に開放された平面視矩形状の内部空間を有し、内部に麺を茹でるための湯が貯留される。湯槽22の各側壁は、湯槽22の深い位置ほど側壁間の間隔が狭くなる傾斜壁として構成され、貯留される湯量が無駄に多くならないようにされている。湯槽22の底面には、湯槽22内に貯留された湯を排出する排出口30が設けられている。給水カラン8は、湯槽部2の上部に配置され、湯槽部2の上部から湯槽22の開口する側に向かってU字状に湾曲して延びている。給水カラン8によって、湯槽22内に貯留された湯内に補給水が供給される。給水コック20は、湯槽部2の正面側に設けられており、湯槽部2内において給水カラン8と接続されている(図示しない)。給水コック20を回すことにより、給水カラン8によって供給される補給水の水量を調整することができる。湯面カバー4は、後述するテボが配置される板面とその板面の外縁に沿って設けられた外枠とにより構成され、湯槽22の開口22a(図4参照)を遮蔽している。湯面カバー4は、その外枠が湯槽22の開口22aの縁部に沿って載置されており、湯槽22の開口22aから容易に取り外すことができる。
制御部16には、図2及び図3に示すように、後述する電気ヒータ36による加熱を制御するためのヒータ制御部11等が収容されている。制御部16の正面側には、操作パネル12が設けられている。麺茹で機10の利用者はこの操作パネル12を操作することにより、ヒータ制御部11を介して電気ヒータ36によって加熱される湯の温度等を制御することができる。また、制御部16には、図2及び図3に示すように、その内部に排水管28が収容されている。排水管28は、その一端が排出口30と接続されて連通しており、他端が制御部16の下側から露出している。なお、制御パネル12の裏側に位置する排水管28の一部には、排水コック(図示しない)が設けられている。制御パネル12は手前側に開閉可能となっており、制御パネル12を開くことで排水コックを操作することができる。排水コックを回すことにより、湯槽22内に貯留された湯を、排出口30及び排水管28を介して外部へ排出することができる。
続いて湯槽部2に収容された湯槽22内の構成について説明する。図4は、湯面カバー4を取り外したときの湯槽22内の斜視図を示している。図2ないし図4に示すように、湯槽22内は、その中央に配された仕切り板32によって2つの領域に仕切られている。各領域にはそれぞれ、その底部に電気ヒータ36と、バッフル板24、34とが収容されている。バッフル板24、34はそれぞれ電気ヒータ36を覆っており、湯槽22の底部に載置されている。なお、図4では、説明のため、湯槽22内の一方の領域(湯槽22内の右側の領域)を、バッフル板24が載置された状態(バッフル板24が電気ヒータ36を覆っている状態)とし、他方の領域(湯槽22内の左側の領域)を、バッフル板34が取り外されて電気ヒータ36が露出した状態としたものを図示している。
電気ヒータ36は、電力によって加熱される熱源であり、湯槽22内に貯留した湯を加熱する。電気ヒータ36は、3本のU字型の管状体により構成され、平面視においてU字状を成す姿勢で、湯槽22の深さ方向に沿って積層して配置されている。また、U字型を成す電気ヒータ36は、その両端部が湯槽部2の正面方向(図2及び図3の手前側方向)を向くように配置されている。3本の電気ヒータ36がこのように配置されていることで、各電気ヒータ36の間は近接しており、湯槽22内の湯を3本の電気ヒータ36を利用して集中的に加熱することが可能となっている。
バッフル板24、34は、図2及び図3に示すように、縦断面視において下方に開口する略箱型状を成している。一対のバッフル板24、34は、互いに鏡面対象な形状とされている。そして、図4に示すように、電気ヒータ36の延びる方向に沿って電気ヒータ36を覆うように長筒状に延びている。バッフル板24には、第1の噴出孔24aと3つの第2の噴出孔24bとが形成されている。
続いてバッフル板34の構成について詳しく説明する。図5は、バッフル板34の斜視図を示している。バッフル板34は、金属製とされ、図5に示すように、上壁34eと、側壁34gとを有している。ここで、図5のX軸方向はバッフル板34が長筒状に延びる方向と一致し、図5のY軸方向は上壁34eバッフル板34の幅方向と一致し、図5のZ軸方向はバッフル板34の高さ方向と一致する。バッフル板34の上壁34eにおいて、Y軸方向の中央には円形状の第1の噴出孔34aが形成されている。また、バッフル板34の上壁34eにおいて、第1の噴出孔34aからY軸方向(仕切り板32側)にずれた位置には、X軸方向に沿って直線上に並んだ3つの第2の噴出孔34bが形成されている。従って、第2の噴出孔34bの各々は、平面視において、第1の噴出孔34aを対称点としたときに対称とならないような配置となっている。バッフル板34の上壁34eには、このように1つの第1の噴出孔34aと3つの第2の噴出孔34bから成る噴出孔群が、バッフル板34と重畳するテボ挿入孔4a(図6参照)の数と同様に、X軸方向に沿って3箇所に点在して形成されている。なお、バッフル板34の上壁34eのうち、第2の噴出孔34bが形成されていないY軸方向の片側半面は、第1の噴出孔34aの中心から離れるほど下降する下降傾斜面34e1となっている。このような下降傾斜面34e1が形成されていることによって、電気ヒータ36で加熱されて上昇流となった湯のうちバッフル板34の内側で下降傾斜面34e1に当たった湯は、下降傾斜面34e1に沿って上昇して第1の噴出孔34aまで到達し、第1の噴出孔34aから噴射されることとなる。また、下降傾斜面34e1では、上壁34eのうち下降傾斜面34e1が形成されていない部位よりも下方に湯が回り込むので、湯の対流を起こし易くすることができる。
バッフル板34の上壁34eの下面には、図5に示すように、X軸方向に沿って間隔を隔てた4箇所に区切り板34fが設けられている。各区切り板34fは、Y軸方向に沿った板面を有し、上壁34eの下面からZ軸方向に沿ってバッフル板34の高さ方向の中央近傍まで延びている。これら4つの区切り板34fによって、バッフル板34の内側上部は、X軸方向に沿って略均等な3つの領域に区切られている。そして上述した噴出孔群は、各領域に各々1つずつ形成されている。このようにバッフル板34の内側が略均等な3つの領域に区切られることで、各領域内において電気ヒータ36による湯の加熱が略均一とされる。
また、バッフル板34のX軸方向の一端に設けられた区切り板34fを除く3つの区切り板34fには、下方に開口するヒータ用切り欠き34f1が設けられている。そして、電気ヒータ36がバッフル板34に覆われた状態では、電気ヒータ36が、区切り板34fのヒータ用切り欠き34f1を挿通した状態で、図3に示すように、バッフル板34の内側上部に位置することとなる。
バッフル板34の側壁34gには、図5に示すように、底部近傍に流入開口34cが形成されている。流入開口34cは、X軸方向を長辺方向とする略長方形状を成し、区切り板34fによって仕切られた3箇所の領域にそれぞれ形成されている。また、流入開口34cは、電気ヒータ36がバッフル板34に覆われた状態において、電気ヒータ36の下方に位置するような高さで形成されている。流入開口34cが形成されていることで、バッフル板34が湯槽22内に配置された状態において、湯槽22の底部に沈んだ湯が、電気ヒータ36の下方に流れ込むことができる。なお、バッフル板34の底部の四隅部には、支持脚34dが形成され、バッフル板34が湯槽22内に取り付けられた状態において熱等によりバッフル板34に歪みが生じた場合でも、バッフル板34を湯槽22の底面に安定的に載置することができる。
続いて、湯面カバー4にテボ38を配置する構成及び湯面カバー4にテボ38を配置した場合の第1の噴出孔24a、34a、第2の噴出孔24b、34bとテボ38との位置態様について説明する。図6は、湯面カバー4にテボ38を配置した状態における湯面カバー4の平面図を示している。図7は、湯面カバー4にテボ38を配置した状態における湯槽部2を側方から視た断面図を示している。図8は、湯面カバー4にテボ38を配置した状態における湯槽部2を正面から視た断面図を示している。
テボ38は、麺を茹でる際に麺を収容する茹で籠であり、図7及び図8に示すように、持ち手部38aと、枠部38bと、略円柱状の収容空間を有する籠部38cとから構成される。麺を茹でる際には、テボ38の籠部38cに麺を収容してテボ38を湯面カバー4のテボ挿入孔4a内に配置する。テボ38を湯面カバー4にセットした状態では、籠部38cが湯槽22内に貯留した湯内に浸漬し、持ち手部38a及び枠部38bが湯面カバー4の上方に露出する。
湯面カバー4には、図6に示すように、平面視において円形状を成す6つのテボ挿入孔4aが設けられている。また、各挿入孔4aは、湯槽22の開口22aの縁部に湯面カバー4を載置した状態で、バッフル板24、34の各噴出孔群と重畳するように設けられている。各テボ挿入孔4aの裏側には、スプリングを備えるプレート4cで付勢された2枚の開閉板4bが取り付けられている。テボ挿入孔4aの直径はテボ38の籠部38cの直径よりわずかに大きいものとされており、2枚の開閉板4bが開いた状態でテボ挿入孔4aにテボ38の籠部38cを差し入れることができる。テボ挿入孔4aにテボ38の籠部38cを差し入れると、2枚の開閉板4bがプレート4cを介して約90°スイングして開き、テボ挿入孔4aからテボ38の籠部38cを取り出すと、開閉板4bがプレート4cのスプリングで付勢されて閉じる。テボ挿入孔4aにテボ38の籠部38cが収容された状態では、テボ挿入孔4aの縁部表面にテボ38の枠部38bが載置され、テボ38が支持される。
湯面カバー4にテボ38をセットした状態では、図7及び図8に示すように、テボ38の籠部38cの底面がバッフル板24、34の直上に位置する。そして、図6に示すように、平面視において、バッフル板24、34の第1の噴出孔24a、34aがテボ38の籠部38cの中心38c1と一致する。また、バッフル板24、34の第2の噴出孔24b、34bがテボ38の籠部38cの中心38c1から偏心した位置に対向する。
続いて、麺茹で機10を用いて麺を茹でる際の、麺茹で機の動作について説明する。まず、湯槽22に水が貯留された状態において、麺茹で機10の利用者は、制御部16の操作パネル12を操作することで電気ヒータ36をオンし、湯槽22内に貯留された水の加熱を開始する。湯槽22内の水が沸騰状態まで到達した後に、湯面カバー4のテボ挿入孔4aに茹でるべき麺が収容されたテボ38を差し入れることで麺を茹でることができる。
湯槽22内の湯は電気ヒータ36によって局部的に加熱されるため、電気ヒータ36の周りの湯が上昇流となってバッフル板24,34の各噴出孔24a,34aを通って上方へ噴射される。ここで、図8の矢印Aは、バッフル板24、34の第1の噴出孔24a、34aを通過する上昇流の進行方向を、矢印Bは、第2の噴出孔24b、34bを通過する上昇流の進行方向を示す。第1の噴出孔24a,34aからの上昇流は籠部38cの中心に対応し、第2の噴出孔24b、34bからの上昇流は籠部38cの中心から偏心した位置に向いているから、籠部38c内では双方の上昇流が混ざり合って上昇するにつれて第2の噴出孔24b、34b側から反対側に回り込むような偏心した上昇流が発生する(その流動方向を矢印Cにて示す)。このため、籠部38c内に麺が収容されている場合には、麺は湯の流れに乗じて次のように動くことになる。
第1の噴出孔24a、34aを通過した上昇流は、テボ38内に収容された麺の中心に当たることとなるから、テボ38内に収容された麺は、テボ38内で浮き上がる。そして、テボ38内で麺が浮き上がった状態で、上述した矢印Cで示す偏心した上昇流が麺に当たることにより、テボ38内の麺は矢印Cの方向に沿って回転し、テボ38内の麺がほぐされる。なお、湯槽22内の沸騰状態が強くなるほど、上昇流の強さが大きくなり、テボ38内の麺はより活発に回転する。
なお、図6に示すように、バッフル板24、34は、第2の噴出孔24b、34bが第1の噴出孔24a、34aに対して湯槽22の中央側に位置した状態で、湯槽22の底部に載置される。このため、麺の回転方向は図8の矢印Cに示すように、湯槽22の中央側から外側に向かうものとなる。これにより、テボ38内の麺の回転によって湯が湯面上に跳ねた場合であっても、湯槽22の中央側において湯が跳ねることとなるので、跳ねた湯がテボ38の持ち手部38aにかかり難く、安全性が保たれている。
以上のように本実施形態に係る麺茹で機10では、加熱された湯の上昇流が第1の噴出孔24a、34aを通過してテボ38の中心に当たり、テボ38内に収容された麺がテボ38内で浮き上がる。そして、加熱された湯の上昇流が第2の噴出孔24a、34aを通過してテボ38内で浮き上がった麺の中心から偏心した位置に当たることで、テボ38内で回転流が生じ、テボ38内で浮き上がった麺を回転させることができる。このため、加熱した湯の上昇流を利用して、テボ38内の麺を、テボ38内でバランス良く活発に回転させることができ、効果的にほぐすことができる。
また、本実施形態に係る麺茹で機10では、第2の噴出孔24b、34bは1つの第1の噴出孔24a、34aに対応して複数設けられ、各第2の噴出孔24b、34bは、第1の噴出孔24a、34aの側方において直線状に並んで設けられている。このため、直線状に設けられた3つの第2の噴出孔24a、34aの各々から上昇流を噴出させることができ、テボ38内で浮き上がった麺を効果的に回転させることができる。
また、本実施形態に係る麺茹で機10では、湯面カバー4の上面のうち第1の噴出孔24a、34aを挟む領域の片側であって第2の噴出孔24a、34aが設けられていない側が第1の噴出孔24a、34aの中心から離れるにつれて下降する下降傾斜面24e1、34e1とされている。このため、バッフル板34の内側で下降傾斜面34e1に当たった上昇流は下降傾斜面34e1に沿って上昇して第1の噴出孔34aまで到達し、第1の噴出孔34aから噴射されることとなるので、第1の噴出孔34aから噴射される上昇流の強さを高めることができる。これにより、テボ38内の麺をよりテボ38内でより一層浮き上がらせることができ、麺を一層効果的にほぐすことができる。さらに、テボ38に傾斜面24e、34eが形成されていない場合に比してテボ38の底部側へ戻ってきた回転流がさらに下方へと対流するので、テボ38内に回転流を起こし易くすることができ、麺を一層効果的にほぐすことができる。
また、本実施形態に係る麺茹で機10では、加熱器がU字型を成す複数の電気ヒータ36により構成され、平面視においてU字型をなす姿勢で湯槽22の深さ方向に積層して配置されている。このため、隣接する電気ヒータ36の間の距離を小さくすることができる。これにより、電気ヒータ36による湯の加熱効果を高めることができ、省エネルギー効果を得ることができる。
<実施形態2>
図面を参照して実施形態2を説明する。図9は、実施形態2に係る湯槽122内の斜視図を示している。実施形態2は、バッフル板124に形成された第2の噴出孔124bの形状が実施形態1のものと異なっている。その他の構成については実施形態1のものと同様であるため、構造、作用、及び効果の説明は省略する。なお、図9において、図4の参照符号に数字100を加えた部位は、実施形態1で説明した部位と同一である。
実施形態2に係る麺茹で機では、図9に示すように、バッフル板124の噴出孔群において、1つの第1の噴出孔124aに対して1つの第2の噴出孔124bが形成されている。そして、第2の噴出孔124bが、第1の噴出孔124aから離れる方向に湾曲する円弧状を成している。第2の噴出孔124bがこのような形状とされている場合であっても、第2の噴出孔124bを通過した上昇流は、テボの籠部の中心から偏心した位置に当たることとなるので、テボ内の麺を上昇流によって回転させることができる。これにより、テボ内の麺を効果的にほぐすことができる。
<実施形態3>
図面を参照して実施形態3を説明する。図10は、実施形態3に係る湯槽222内の斜視図を示している。実施形態3は、バッフル板224に形成された第2の噴出孔224bの形状が実施形態1のものと異なっている。その他の構成については実施形態1のものと同様であるため、構造、作用、及び効果の説明は省略する。なお、図9において、図4の参照符号に数字200を加えた部位は、実施形態1で説明した部位と同一である。
実施形態3に係る麺茹で機では、図10に示すように、バッフル板224に形成された噴出孔群において、1つの第1の噴出孔224aに対して8つの第2の噴出孔224bが形成されている。そして、8つの第2の噴出孔224bは、全体として第1の噴出孔224aから離れる方向に湾曲する円弧状を成すように点在して形成されている。第2の噴出孔224bがこのような数及び配置とされている場合であっても、第2の噴出孔224bを通過した上昇流は、テボの籠部の中心から偏心した位置に当たることとなるので、テボ内の麺を上昇流によって回転させることができる。これにより、テボ内の麺を効果的にほぐすことができる。
各実施形態の構成と本発明の構成との対応関係を記載しておく。テボ38が「茹で籠」の一例である。また、電気ヒータ36、136、236が「加熱器」の一例である。また、バッフル板24、34、124、224が「加熱器カバー」の一例である。
上記の各実施形態の変形例(異なる実施形態)を以下に列挙する。
(1)上記の各実施形態では、湯槽内に貯留した湯を加熱するための加熱器が電力によって加熱されるヒータである構成を採用したが、例えばガスによって加熱される加熱器を用いた構成としてもよい。
(2)上記の各実施形態以外にも、第1の噴出孔及び第2の噴出孔の形状、第2の噴出孔の数については、適宜に変更可能であり、第2の噴出孔は第1の噴出孔の片側にのみ設けるに限らず、異なる開口面積で両側に設けても良い。これによっても、茹で籠内において偏心した上昇流を生じさせることができる。
(3)上記の各実施形態以外にも、麺の太さ等に応じて、湯の加熱温度や噴出孔の大きさ等を適宜に変更してよい。
以上、本発明の実施形態について詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
2…湯槽部、4…湯面カバー、8…給水カラン、10…麺茹で機、12…制御パネル、16…制御部、22…湯槽、24、34、124、224…バッフル板、24a、34a、124a、224a…第1の噴出孔、24b、34b、124b、224b…第2の噴出孔、32…仕切り板、36…電気ヒータ、38…テボ

Claims (4)

  1. 湯槽内に貯留した湯の中に麺を収容した茹で籠を配置して前記麺を茹でる麺茹で機であって、
    前記湯槽内に配置された加熱器及び前記加熱器を上方から覆って湯槽内に配置される加熱器カバーを備えたものにおいて、
    前記加熱器カバーの上面には、前記加熱器によって加熱されて上昇する湯を、前記茹で籠の中心に向けて噴出させる第1の噴出孔と、前記茹で籠の中心から偏心した位置に向けて噴出させて前記茹で籠内において偏心した上昇流を生じさせる第2の噴出孔とが設けられていることを特徴とする麺茹で機。
  2. 前記第2の噴出孔は1つの前記第1の噴出孔に対応して複数設けられ、前記各第2の噴出孔は、前記第1の噴出孔の側方において直線状に並んで設けられていることを特徴とする請求項1に記載の麺茹で機。
  3. 前記加熱器カバーの上面のうち前記第1の噴出孔を挟む領域の片側であって前記第2の噴出孔が設けられていない側が前記第1の噴出孔の中心から離れるにつれて下降する下降傾斜面とされていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の麺茹で機。
  4. 前記加熱器は、U字型を成す複数の電気ヒータにより構成され、平面視においてU字型をなす姿勢で前記湯槽の深さ方向に積層して配置されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の麺茹で機。
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