JP2014069041A - 麺類茹で装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】バーナーの一部のみを燃焼させて、茹で鍋内の所望位置で茹でざるに入れた冷凍麺を短時間で均等に茹で上げられる麺類茹で装置用バッフル板を提供する。
【解決手段】バッフル板1は板状のベース部材11と、ベース部材の外周に下向きに設けられその外周面が茹で鍋の内周面に対向し下端が底部と接する外周壁面12と、ベース部材の下方が加熱源と対向し上方には茹でざるが位置する所に設けられ断面凸型上面部分に気泡噴出口が形成され下面側は開放されている気泡滞留部16と、ベース部材下面に設けられその下面側を気泡滞留部ごとに対応させて仕切りその下端が底部と接する仕切板17とを有し、外周壁面には仕切板で仕切られる気泡滞留部ごとに外周壁面と底部の間での水の流通するための切り欠き部18が設けられ、ベース部材の加熱源と対向しない箇所に、仕切板より短くかつ上面側はベース部材の上面と面一である筒状の流入管19が設けられている。
【選択図】図1

Description

この発明は、既存の麺類茹で装置の茹で鍋や茹で槽内の底部に単に設置することにより、茹で鍋や茹で槽内の底部を加熱源となるガスバーナーや電気ヒーターと茹でざるの位置に対応させて仕切って、所望箇所に集中して沸騰した気水混合湯を循環させ、その箇所で茹でざるに入れた冷凍麺を乱舞させて麺を短時間で均等に茹で上げられるようにするとともに、省エネに大きく貢献できるようにした麺類茹で装置用バッフル板及びこれを備えた麺類茹で装置に関するものである。
業務用の麺類茹で装置では、茹でざるに麺を一食分ずつ入れこれを平面視円形の茹で鍋や平面視角形の茹で槽内に一定時間入れて茹で上げている。そして、茹でざるに入れた麺が均等に茹でられるようにするために、途中で箸により適宜かき回して茹で上げるようにしている。この作業を怠ると、麺は茹でざるの側面にへばりついた状態になってしまい麺が均等に茹でられないこととなる。特に、冷凍麺を使用する場合には、麺が固まっているためにこの作業を怠ると麺は茹でざるの中で固まったままで、茹でざるの側面にへばりついた状態にもならない。
そこで、この手作業による麺のほぐし作業を省略するために、例えば特許文献1に示されるように、茹で鍋内で茹でざるの下方に設置し、形成した気泡噴出口から気泡混じりの水流を噴出させてその上方の茹でざる内の麺をこの噴流水でもって乱舞させるようにしたバッフル板がある。
また、特許文献2に示されるように、茹で鍋の鍋底に吸熱フィンを設けた循環パイプを設けて加熱効率の向上を図り、かつ多孔板の流出口から湯を噴出させて茹でざる内の麺をほぐすようにしたものもある。
また、特許文献3に示されるように、基板に貫通孔を形成して上面部分には貫通孔を囲うように円筒状の麺収納用籠ホルダーを配設し、基板の下面部分には各麺収納用籠ホルダー毎に仕切るように板状突起を形成し、加熱された湯が貫通孔を経由して麺収納用籠ホルダー毎に直接供給されるようにしたものもある。
一方、従来の麺類茹で装置は一般的には茹で鍋や茹で槽全体を一組のガスバーナーにより加熱するようにしてある。これは、繁忙時間帯において麺を可及的速やかに提供する上で必要なためである。しかし、一日の営業時間には閑散時も存在するのが現実であり、むしろ一日の営業時間中には閑散時が多いことが現実である。したがって、このように一組みのガスバーナーで全ノズルから同時に加熱する形式は、一食分の麺を茹でる場合においても複数食分の麺を茹でることができる量のガスが消費することとなり、はなはだしい無駄を強いられていた。
そこで、ガスの無駄な消費を防ぐ麺類茹で装置としては特許文献4に示されるように、複数組みのガスバーナーを配設して、各ガスバーナー毎に燃焼可能とするとともに、茹で槽内の仕切りとして又は各ガスバーナーの間を仕切るために各ガスバーナーに対応させて金属板を配設し、任意のガスバーナーのみを燃焼させてガス消費量の節約を図っているものがある。また、特許文献4には複数の電気ヒーターを配設し、各電気ヒーター毎に茹で槽内を包囲する金属板を配設したものも示されている。
特開2006−43181号公報 特開2005−73915号公報 特開2002−272400号公報 特開2005−224213号公報
しかし、特許文献1に示されるバッフル板は、バッフル板の上方と下方での湯(水)の積極的な循環を考慮していないため、気泡噴出口から気泡混じりの水流の噴出量が足りず、通常の麺を茹でる場合にはそれなりの効果はあったが、冷凍麺を積極的にほぐすまでの噴出量とはならず、冷凍麺を直接茹でる用途には適していなかった。
また、特許文献2に示されるものは、鍋底からの湯(水)の流入と流出には工夫はこらしてあるが、パイプを経ての流入分しか流出口から噴出しないため、絶対的な噴出量が不足し、茹でざるの中の麺を乱舞させるほどの効果はない。また、鍋底にパイプを張り巡らさなければならないため、構造が複雑で製造及びメンテナンスが面倒であり、また直火に晒される箇所にパイプと鍋底との接続部が多数あり耐久性の問題もあった。
また、特許文献3に示されるものは、基本的には湯槽の底部に熱伝導筒が配設してある茹で槽を対象としたものである。また、麺収納用籠ホルダーの高さが高く、しかも麺収納用籠ホルダーと貫通孔は一対一の関係で設けられているため、ガスバーナーの熱量が十分でない場合は麺収納用籠ホルダー内と外部との湯(水)の循環が悪い。
なお、特許文献1〜3に示されるものはいずれも、麺を茹でるに際してはガスバーナーは全部を燃焼させてフル加熱の状態で使用することを前提としているため、このように茹で槽内での湯(水)の循環が多少悪くても、茹で槽は十分な熱量により加熱されるため、基本的にはいずれのものも麺を普通に茹でる機能は有している。しかし、いずれの場合もガスバーナーを全部燃焼させないときには、熱量が不足して茹でざる内で麺を乱舞させることができず、特に冷凍麺を良好な状態に茹で上げることは困難である。
一方、特許文献4に示されるものは、複数のガスバーナーに対応させて、各ガスバーナーから生じた熱によって加熱された湯を包囲する状態に第一又は第二金属板を茹で槽底部に向けて配設してあるので、ガスバーナーの一部のノズルのみを燃焼させて通常の一食分の麺を茹でるという用途にはそれなりに適している。しかし、金属板の上下面での湯(水)の積極的な循環が図れていないことと、気泡噴出口のようなものがないため、ガスバーナーの一部のノズルを燃焼させたのでは冷凍麺を茹でるには熱量が不十分である。電気ヒーターの場合も、各電気ヒーター毎に金属板で茹で槽を仕切ったが、気泡噴出口のようなものがなく、各仕切られた茹で槽内での湯(水)の積極的な循環が図れていないため、一部の電気ヒーターによる加熱では冷凍麺を茹でるには熱量が不十分である。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、例えば加熱源となるガスバーナーの一部のノズルのみを燃焼させて、茹で鍋や茹で槽内の所望位置で茹でざるに入れた麺を乱舞させて冷凍麺を短時間で均等に茹で上げられるようにした麺類茹で装置用バッフル板及びこれを備えた麺類茹で装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明による麺類茹で装置用バッフル板は、麺類茹で装置の平面視円形の茹で鍋又は平面視角形の茹で槽内の底部と茹でざるの間に設置し、気泡噴出口から気泡混じりの水流を噴出させてその上方に位置する茹でざる内の麺をこの噴流水でもって乱舞させるようにしたバッフル板であって、前記バッフル板は、円形又は角形に形成された板状のベース部材と、前記ベース部材の外周に下向きに設けられていて、その外周面が茹で鍋又は茹で槽の内周面に対向し、下端が茹で鍋又は茹で槽の底部と接する外周壁面と、前記ベース部材の下方が麺類茹で装置の加熱源と対向し上方には茹でざるが位置しうる箇所に設けられていて、断面凸型でその凸部上面部分に所望数の気泡噴出口が形成され下面側は開放されている気泡滞留部と、前記ベース部材下面に設けられていて、その下面側を所望数の前記気泡滞留部ごとに対応させて仕切り、その下端が茹で鍋又は茹で槽の底部と接する仕切板とを有し、前記外周壁面には、前記仕切板で仕切られる所望数の前記気泡滞留部ごとに前記外周壁面と茹で鍋又は茹で槽の底部の間での水の流通を確保するための切り欠き部が設けられ、前記ベース部材の麺類茹で装置の加熱源と対向しない箇所に、前記仕切板より短くかつ上面側は前記ベース部材の上面と面一である筒状の流入管が設けられていることを特徴とする。
また、本発明の麺類茹で装置用バッフル板は、好ましくは、前記ベース部材が円形板材の場合、中心部に一つの前記気泡滞留部が設けられ、その外周には所望間隔で複数の気泡滞留部が設けられている。
一方、本発明の麺類茹で装置は、所定位置に複数の茹でざるがセットできる茹で鍋又は茹で槽と、前記茹で鍋又は茹で槽の下方に選択的に加熱可能な複数組の加熱源が設けられている麺類茹で装置であって、前記茹で鍋又は茹で槽の底部には上記した本発明の麺類茹で装置用バッフル板が設けられ、前記仕切板は各組の前記加熱源の間を仕切る箇所に位置し、前記気泡滞留部は下方が前記加熱源と対向し上方には茹でざるが位置する箇所に位置し、また、前記流入管は前記加熱源と対向しない箇所に位置していることを特徴とする。
あるいは、本発明の麺類茹で装置は、所定位置に複数の茹でざるがセットできる茹で鍋又は茹で槽と、前記茹で鍋又は茹で槽の下方に選択的に加熱可能な複数組の加熱源が設けられている麺類茹で装置であって、前記加熱源と茹で鍋又は茹で槽の間に、一端が大径部で他端が小径部となるように形成され上下に貫通し、前記大径部が前記加熱源の少なくとも一部に面し且つ前記小径部が前記茹で鍋又は茹で槽の所定位置にセットされる前記各茹でざるの下面に対向するような位置に設けられている複数の集熱器を有するとともに、前記茹で鍋又は茹で槽の底部には上記した本発明の麺類茹で装置用バッフル板が設けられ、前記仕切板は各組の前記加熱源に大径部が面している前記集熱器の前記小径部の間を仕切る箇所に位置し、前記気泡滞留部は下方が前記小径部と対向し上方には茹でざるが位置する箇所に位置し、また、前記流入管は前記小径部と対向しない箇所に位置していることを特徴とする。
また、本発明の麺類茹で装置は好ましくは、前記加熱源がガスバーナーである。
また、本発明の麺類茹で装置は好ましくは、前記加熱源が電気ヒーターである。
ガスバーナーの一部のノズルを燃焼させて冷凍麺を均等に短時間で茹で上げるためには、茹でざるの位置に対応させて気泡噴出口から冷凍麺を解凍し且つ乱舞させられるだけの十分な噴流水が噴出する必要がある。そこで本発明のバッフル板は、バッフル板で仕切られる茹で鍋や茹で槽の底部側と茹でざる側との間での湯(水)の十分な量の積極的な循環を図り、かつ一部のノズルの燃焼でも対象とする気泡噴出口からの十分な噴流水の噴出を実現するために、この一部のノズルの燃焼による熱が他へ逃げることなくその直上の気泡滞留部に効率良く伝わるようにした。
本発明の麺類茹で装置用バッフル板によれば、既存の麺類茹で装置の茹で鍋や茹で槽内の底部に単に設置するだけで、バッフル板より下方の底部を仕切板で仕切られた区画毎に集中して加熱することができ、外周壁面の切り欠き部及びベース部材の流入管と気泡滞留部の気泡噴出口とによりバッフル板の上下面で効率的に湯(水)が循環し、気泡滞留部の気泡噴出口から沸騰した気水混合湯が噴出するので、その箇所で茹でざるに入れた通常の麺や冷凍麺を乱舞させ、これらの麺を短時間で均等に茹で上げることができる。
また、本発明の麺類茹で装置によれば、本発明のバッフル板により茹で鍋や茹で槽の底部を、例えば加熱源となるガスバーナーのノズルと茹でざるの位置に対応させて仕切って、所望箇所に集中して沸騰した気水混合湯を循環させることができるため、該当箇所のガスバーナーを燃焼させるだけでその箇所で茹でざるに入れた通常の麺や冷凍麺を乱舞させ、これらの麺を短時間で均等に茹で上げることができるため、常時全ガスバーナーを燃焼させる必要がなく、省エネに大きく貢献できる。
さらに、本発明の麺類茹で装置用バッフル板及びこれを備えた麺類茹で装置によれば、従来の茹で鍋や茹で槽に大きな変更を加える必要がなく、例えば特許文献2に示されるように茹で鍋を特別なものに加工する必要がないため、その適用範囲が広く、既存の麺類茹で装置の省エネにも貢献できる。
実施例1の麺類茹で装置用バッフル板を示し、(A)は平面図、(B)は底面図である。 実施例1の麺類茹で装置用バッフル板を示し、(A)は正面図及び背面図、(B)は右側面図及び左側面図、(C)はE−E線断面図、(D)はF−F線断面図である。 実施例2の麺類茹で装置を示す平面図である。 内部機構を省略し、茹でざるをセットした状態の図3のG−G線断面図である。 実施例3の麺類茹で装置を示す平面図である。 内部機構を省略し、茹でざるをセットした状態の図5のH−H線断面図である。 実施例3の集熱器を示し、(A)は平面図、(B)はJ−J線断面図である。 実施例4の麺類茹で装置用バッフル板を示し、(A)は平面図、(B)は底面図である。 実施例5の麺類茹で装置用バッフル板を示し、(A)は平面図、(B)は底面図である。
本発明の麺類茹で装置用バッフル板は、麺類茹で装置の平面視円形の茹で鍋又は平面視角形の茹で槽内の底部と茹でざるの間に設置し、気泡噴出口から気泡混じりの水流を噴出させてその上方に位置する茹でざる内の麺をこの噴流水でもって乱舞させるようにしたバッフル板であって、前記バッフル板は、円形又は角形に形成された板状のベース部材により基本的な形状が定まっている。平面視円形の茹で鍋又は平面視角形の茹で槽内の底部に置いて使用することを目的としているため、茹で鍋や茹で槽の内周に対し余裕を持って底部に設置でき、かつ茹でざると茹で鍋や茹で槽の底部の間に設置できるように扁平に形成されている。
ベース部材は、ベース部材の外周に下向きに設けられていてその外周面が茹で鍋又は茹で槽の内周面に対向し下端が茹で鍋又は茹で槽の底部と接する外周壁面と、ベース部材の下方が麺類茹で装置の加熱源と対向し上方には茹でざるが位置しうる箇所に設けられていて断面凸型でその凸部上面部分に所望数の気泡噴出口が形成され下面側は開放されている気泡滞留部と、ベース部材下面に設けられていてその下面側を所望数の気泡滞留部ごとに対応させて仕切りその下端が茹で鍋又は茹で槽の底部と接する仕切板とを有している。
バッフル板下面となるベース部材の下面は、加熱源ごとに仕切板で区画されることによって仕切られた空間を形成し、また気泡滞留部は茹でざる直下に位置するように設けられ、仕切板で仕切られた空間を対向する加熱源で加熱することにより、その箇所に位置する気泡滞留部上方の茹でざるで麺を茹でることが可能となる。
また、外周壁面には、仕切板で仕切られる所望数の気泡滞留部ごとに外周壁面と茹で鍋又は茹で槽の底部の間での水の流通を確保するための切り欠き部が設けられ、ベース部材の麺類茹で装置の加熱源と対向しない箇所に、仕切板より短くかつ上面側はベース部材の上面と面一である筒状の流入管が設けられている。
気泡滞留部の気泡噴出口から沸騰した気水混合湯が噴出することになるが、外周壁面と茹で鍋や茹で槽の底部の間に切り欠き部を設け、さらにベース部材の加熱源と対向しない箇所に流入管が設けられているため、バッフル板上面となるベース部材上面側に位置する湯(水)が、切り欠き部や流入管を経由してバッフル板下面となるベース部材の下面側に流入可能となり、結果としてバッフル板の上面と下面の間で十分な量の湯(水)の循環が行われることとなる。
また、本発明の麺類茹で装置のバッフル板は、ベース部材が円形板材の場合、中心部に一つの気泡滞留部が設けられ、その外周には所望間隔で複数の気泡滞留部が設けられていることが好ましい。
中心部の一つの気泡滞留部を仕切板で仕切って一つの空間としておくと、平面視円形の茹で鍋を全ガスバーナーで燃焼させなくても、中心部のガスバーナーのみを燃焼させることで中心部では麺を茹でることができ、閑散時には省エネ効果が大きく、また、鍋の中心部を常時加熱しておくことにより、必要な場合に全ガスバーナーを燃焼させたときに茹で鍋全体を沸騰させるまでの時間短縮が可能となる。
また、本発明の麺類茹で装置は、所定位置に複数の茹でざるがセットできる茹で鍋又は茹で槽と、茹で鍋又は茹で槽の下方に複数組のガスバーナーが選択的に燃焼可能に設けられている麺類茹で装置であって、茹で鍋又は茹で槽の底部には上記した本発明の麺類茹で装置用バッフル板が設けられ、仕切板は各組のガスバーナーの間を仕切る箇所に位置し、気泡滞留部は下方がガスバーナーのノズルと対向し上方には茹でざるが位置する箇所に位置し、また、流入管はガスバーナーのノズルと対向しない箇所に位置している。
あるいは、本発明の麺類茹で装置は、所定位置に複数の茹でざるがセットできる茹で鍋又は茹で槽と、茹で鍋又は茹で槽の下方に複数組の電気ヒーターが選択的に通電可能に設けられている麺類茹で装置であって、茹で鍋又は茹で槽の底部には上記した本発明の麺類茹で装置用バッフル板が設けられ、仕切板は各組の電気ヒーターの間を仕切る箇所に位置し、気泡滞留部は下方が電気ヒーターと対向し上方には茹でざるが位置する箇所に位置し、また、流入管は電気ヒーターと対向しない箇所に位置している。
複数組のガスバーナーや電気ヒーターに対応させて、バッフル板下面となるベース部材下面は仕切られている。したがって、例えばいずれの組のガスバーナーを燃焼させても、そのガスバーナーのノズルに対応する気泡滞留部の上に位置する茹でざるで麺を茹でることが可能となる。したがって、そのときに必要となる数の茹でざるに対応させてガスバーナーを燃焼させればよいので、省エネ効果が大きい。
また、本発明の麺類茹で装置は、所定位置に複数の茹でざるがセットできる茹で鍋又は茹で槽と、茹で鍋又は茹で槽の下方に複数組のガスバーナーが選択的に加熱可能に設けられている麺類茹で装置であって、ガスバーナーと茹で鍋又は茹で槽の間に、一端が大径部で他端が小径部となるように形成され上下に貫通し、大径部がガスバーナーのノズルの少なくとも一部に面し且つ小径部が茹で鍋又は茹で槽の所定位置にセットされる各茹でざるの下面に対向するような位置に設けられている複数の集熱器を有するとともに、茹で鍋又は茹で槽の底部には上記した本発明の麺類茹で装置用バッフル板が設けられ、仕切板は各組のガスバーナーのノズルに大径部が面している集熱器の小径部の間を仕切る箇所に位置し、気泡滞留部は下方が小径部と対向し上方には茹でざるが位置する箇所に位置し、また、流入管は小径部と対向しない箇所に位置している。
あるいは、本発明の麺類茹で装置は、所定位置に複数の茹でざるがセットできる茹で鍋又は茹で槽と、茹で鍋又は茹で槽の下方に複数組の電気ヒーターが選択的に通電可能に設けられている麺類茹で装置であって、電気ヒーターと茹で鍋又は茹で槽の間に、一端が大径部で他端が小径部となるように形成され上下に貫通し、大径部が電気ヒーターの少なくとも一部に面し且つ小径部が茹で鍋又は茹で槽の所定位置にセットされる各茹でざるの下面に対向するような位置に設けられている複数の集熱器を有するとともに、茹で鍋又は茹で槽の底部には上記した本発明の麺類茹で装置用バッフル板が設けられ、仕切板は各組の電気ヒーターに大径部が面している集熱器の小径部の間を仕切る箇所に位置し、気泡滞留部は下方が小径部と対向し上方には茹でざるが位置する箇所に位置し、また、流入管は小径部と対向しない箇所に位置している。
集熱器を設けることにより、ガスバーナーや電気ヒーターの熱をより確実に気泡滞留部に伝えることができるので、より大きな省エネ効果が期待できる。
[実施例1]
まず初めに、図1及び図2に基づいて、本発明の麺類茹で装置用バッフル板について説明する。
本実施例の麺類茹で装置用バッフル板1は図示するように、円形板材でベース部材11が形成されているものであり、平面視円形の茹で鍋での使用に適するものである。
平面視円形のベース部材11の外周には下向きの外周壁面12が設けられている。茹で鍋の鍋底にバッフル板1を設置したときに、外周壁面12はその外周面が茹で鍋の内周面に対向し、下端が鍋底と接することとなる。そしてベース部材11上面14には、断面凸型でその凸部上面部分に所望数の気泡噴出口15が形成され、ベース部材11の下面13側は開放している気泡滞留部16が設けられている。なお、茹で鍋の鍋底にバッフル板1を設置したときに、気泡滞留部16の下面側は麺類茹で装置の加熱源、例えばガスバーナーのノズルや電気ヒーターと対向し、気泡噴出口15の上方には茹でざる底部が位置することとなる。
なお、気泡噴出口15の数と配置は図示したものに限らないが、茹でざるは一般的に底部に十文字状に骨組みが存在しているので、この骨組みで気泡噴出口15を塞がないようにするために、気泡噴出口15はこの十文字状の骨組みを避けるように配置しておくことが好ましい。
また、ベース部材11下面13には、ベース部材11の下面13側を所望数の気泡滞留部16ごとに対応させて仕切るために、仕切られることとなる気泡滞留部16の間に仕切板17が設けられている。茹で鍋の鍋底にバッフル板1を設置したときに、仕切板17はその下端が鍋底と接することとなり、ベース部材11の下面13側を所望数の気泡滞留部16ごとに空間を形成するように仕切ることとなる。基本的には使用される麺類茹で装置の加熱源の位置に応じて、例えばガスバーナーが複数組ある場合は、隣接するガスバーナーの境界に仕切板17が位置するようにするが、その他の箇所で仕切るようにしてもよい。また、仕切板17のベース部材11への固定方法としては、溶接などにより固着しても、あるいはネジ止めなどにより固定するようにしてもよい。ネジ止め形式のように脱着可能な取付方法にしておくと、使用する麺類茹で装置のガスバーナーの位置に対応させて、仕切板17の取付位置を簡単に調整することが可能となり、また場合によっては仕切板17をベース部材11から取り外してバッフル板を使用することも可能となる。
また、外周壁面12には所望間隔で切り欠き部18が設けられている。切り欠き部18は、茹で鍋の鍋底にバッフル板1を設置したときに、仕切板17で仕切られる所望数の気泡滞留部16ごとに外周壁面12と鍋底の間での水の流通を確保するためであり、この仕切られることとなる気泡滞留部16のグループごとに少なくとも一箇所は設ける。
また、ベース部材11の麺類茹で装置の加熱源と対向しないこととなる箇所に、ベース部材11を貫通する流入管19が設けられている。なお、流入管19のベース部材11の下面側13の先端191は、ベース部材11下面13より延出し、かつ仕切板17よりは短い。また、流入管19の上面側はベース部材11の上面14と面一である。仕切板17で仕切られる所望数の気泡滞留部16ごとに、ベース部材11の上面14と下面13の間での水の流通を確保するためであり、この仕切られることとなる気泡滞留部16のグループごとに少なくとも一箇所は設ける。あるいは、図示するように隣接する仕切板17の間に設けてもよい。
ベース部材11下面13と鍋底の間の湯(水)は加熱源で加熱され、加熱された気水混合湯は、気泡滞留部16の気泡噴出口15からその直上に位置する茹でざるに向けて噴出される。一方、外周壁面12の切り欠き部18や流入管19は加熱源と離れた位置に設けられているため、これらの周囲では湯温が低下していることになるので、切り欠き部18や流入管19からこの湯温が低下した湯(水)がベース部材11下面13と鍋底の間に流入し、加熱源により速やかに加熱されることとなる。
流入管19の上面側をベース部材11の上面14と面一にするのは、湯温が一番低下している湯(水)を加熱源側となる鍋底面側へ誘導するためであり、また流入管19の先端191をベース部材11下面13より延出させ、かつ仕切板17より短くするのは、流入管19から流入した湯温が低下した湯(水)を一番強く加熱される鍋底に向かって流出させるためである。
[実施例2]
次に、図3及び図4に基づいて、本発明の麺類茹で装置用バッフル板を備えた麺類茹で装置について説明する。
本実施例の麺類茹で装置は図示するように、装置機枠2の下方にガスバーナー3が配置され、上方には茹で鍋4が載置され、茹で鍋4の鍋底にバッフル板1が設けられている。
ガスバーナー3は中心部に円形に配される中央バーナー31と、その左側に半円状に配される左バーナー32と、右側に半円状に配される右バーナー33から構成されており、これらはそれぞれのバーナー31,32,33とそれぞれ配管で接続されているバルブ311,321,331により任意に選択的に燃焼可能となっている。また、各バーナー31,32,33にはそれぞれ炎口となるノズル312,322,332が形成されている。
茹で鍋4は図3に示すように平面視円形であり、装置機枠2に対して載置・取り外し可能となっている。また、茹で鍋4には、茹でざる6を所定位置にセットできるようにするため、茹でざる用透孔51が複数(図示した例では中央に一個とその外に同心円状に六個の合計七個)形成されている分離板5が配され、各茹でざる用透孔51に茹でざる6がそれぞれ立ててセットできるようになっている。なお、分離板5はテボ受けと称されるものと同じものである。
茹で鍋4の鍋底には、実施例1で説明した本発明のバッフル板1が設置されている。バッフル板1はそれぞれの気泡滞留部16が茹でざる6の下方に位置し、かつ各バーナー31,32,33の炎口となるノズル312,322,332の上方に位置している。また、中央バーナー31を囲むように仕切板171が位置し、左バーナー32と右バーナー33の境界に仕切板172が位置している。仕切板171と仕切板172により、中央バーナー31で加熱されることとなる中央部分の気泡滞留部161と、左バーナー32で加熱されることとなる左半分の三個の気泡滞留部162と、右バーナー33で加熱されることとなる右半分の三個の気泡滞留部163とに仕切られることとなる。
このような構成としてあるので、例えば中央バーナー31のみを燃焼させると、ノズル312の炎がそのすぐ上の鍋底と気泡滞留部161の間の湯(水)を加熱する。気泡滞留部161の周囲は仕切板171により仕切られているので、中央バーナー31のみの燃焼でもこの部分は十分に加熱され気泡噴出口15から気水混合湯が茹でざる6に向けて噴出され、茹でざる6の中の麺が茹でられることとなる。
また、仕切板171の間には流入管19が設けられているので、ベース部材11上面14の温度が低下した湯(水)が流入管19を経由してベース部材11の下面13側に環流する。流入管19の先端191は仕切板17より短いため、流入管19の先端191と鍋底の間では水の流通が確保されている。また、流入管19の上面はベース部材11の上面14と面一であるため、ベース部材11上付近の水がスムーズに流入管19に流入することとなる。したがって、この中央バーナー31の燃焼のみで、中央部分の気泡滞留部161には常に加熱された気水混合湯が循環することとなる。
また、左バーナー32のみを燃焼させた場合は、三箇所のノズル322の炎がそのすぐ上の鍋底と気泡滞留部162の間の湯(水)を加熱する。気泡滞留部162の周囲は仕切板171,172及び外周壁面12により仕切られているので、左バーナー32のみの燃焼でもこの部分は十分に加熱され三箇所の気泡滞留部162の気泡噴出口15から気水混合湯が茹でざる6に向けて噴出され、茹でざる6の中の麺が茹でられることとなる。
また、仕切板171の間には流入管19が設けられ、外周壁面12には切り欠き部18が設けられているので、ベース部材11上面14の温度が低下した湯(水)が流入管19と切り欠き部18を経由してベース部材11の下面13側に環流する。したがって、この左バーナー32の燃焼のみで、バッフル板1の左側三箇所の気泡滞留部162には常に加熱された気水混合湯が循環することとなる。
なお、右バーナー33のみ燃焼させた場合や、中央バーナー31と左バーナー32を同時に燃焼させたような場合でも、同様にそのバーナーに対応する箇所の気泡滞留部16が加熱されることとなり、その箇所での麺ゆでが可能となる。したがって、常時全バーナーを燃焼させる必要がないので、省エネを図れる。
なお、ガスバーナー3に代えて、複数組の電気ヒーターを設けることもできる。電気ヒーターを設ける場合、ガスバーナー3の中央バーナー31,左バーナー32,右バーナー33にそれぞれ対応させて例えば三組のシーズヒーターを設け、それぞれのヒーターを独立して通電可能にする。あるいは、各気泡滞留部161,162,163の一個ずつにそれぞれ対応させてヒーターを設け、一個ずつのヒーターをそれぞれ単独で通電可能にしてもよい。
[実施例3]
次に、図5〜図7に基づいて、本発明の麺類茹で装置用バッフル板を備えた麺類茹で装置の他例について説明する。
本実施例はガスバーナー3と茹で鍋4の間に集熱器7を設けたものであり、その他の基本的構成は実施例2と同じであるので、異なる部分についてのみ説明する。
本実施例で用いる集熱器7を図7に基づいて説明する。集熱器7は図7(B)に示すように、断面凸形状に形成され上下に貫通した筒状をしており、一端は小径部71となっていて、他端は大径部72となっている。集熱器7の材質や肉厚などについての格別の制限はないが、ガスバーナーの熱を効率的に伝えるためには熱容量の大きなものが好ましく、例えばある程度の肉厚を有する鋳鉄や耐熱性セラミックスを使用する。
また、集熱器7の形状や大きさはガスバーナー3の形状や位置、茹でざる6の位置などにより適宜選択可能であるが、例えば、小径部71の直径を4cmとし大径部72の直径を10cmとする。また高さはガスバーナー3と茹でざるとの間隔により適宜選択することとなる。なお、ガスバーナーのノズル位置と茹でざるの位置が大きくずれている場合には、小径部71と大径部72を偏心させてもよい。また、集熱器7の断面は上記したような凸形状でなく、断面ハの字形状のものであってもよい。いずれにしても、大径部72でガスバーナーの燃焼による熱を取り込み、小径部71から対向する茹でざるに向けて放熱できればよい。
次に、図5及び図6に基づいて、上記集熱器7を備えた麺類茹で装置について説明する。
本実施例の麺類茹で装置は図示するように、装置機枠2の下方にガスバーナー3が配置され、上方には茹で鍋4が載置され茹で鍋4の鍋底には本発明のバッフル板1が設置されている。そして、ガスバーナー3と茹で鍋4の間に集熱器1が設けられている。
ガスバーナー3と茹で鍋4の間に設けられる集熱器1は、それぞれの大径部12は各バーナー31,32,33の各ノズル312,322,332に少なくともその一部が面している。また、小径部11は各茹でざる6の下面に位置する各気泡滞留部16に対向する位置となるようにそれぞれ設けられている。なお、集熱器1は大径部12下面が各バーナー31,32,33の各ノズル312,322,332と3〜10cmの間隔となり、小径部11上面が各茹でざる6の下面と2〜10cmの間隔となるように設けられている。また、気泡噴出口15と茹でざる6は接するか、あるいは数ミリ〜数センチ離れる程度にする。
また、バッフル板1のベース部材11上面14と下面13での湯(水)の循環を促進するために、流入管19は小径部11には対向しない位置に設ける。また、鍋底底面の湯(水)の循環を促進するために、切り欠き部18も小径部11と対向しない位置に設ける。
[実施例4]
次に、図8に基づいて、本発明の麺類茹で装置用バッフル板の他例について説明する。
本実施例の麺類茹で装置用バッフル板1は図8に示すように、角形板材でベース部材11が形成されているものであり、平面視長方形の茹で槽での使用に適するものである。バッフル板1は茹で槽の底部の周囲に若干の隙間をもって設置できるように、ベース部材11の大きさは設定されている。また、バッフル板1が設置される茹で槽は、茹で槽下方に設けられる長手方向に左右に分割した二組のガスバーナーで加熱されることを想定している。以下、実施例1の円形板材をベース部材としたバッフル板と異なる点について説明し、同様の部分については説明を省略する。
平面視長方形のベース部材11の外周には下向きの外周壁面12が設けられている。また、ベース部材11上面14には、断面凸型でその凸部上面部分に所望数の気泡噴出口15が形成され、ベース部材11の下面13側は開放されている気泡滞留部16が三個ずつ二列設けられている。なお、茹で槽の底部にバッフル板1を設置したときに、気泡滞留部16の下面側は麺類茹で装置の加熱源、例えばガスバーナーのノズルや電気ヒーターと対向し、気泡噴出口15の上方には茹でざる底部が位置することとなる。
ベース部材11下面13には、ベース部材11の下面13側を三個ずつ二列の気泡滞留部16ごとに対応させて仕切るために、中央に仕切板17が設けられている。また、外周壁面12には所望間隔で切り欠き部18が設けられている。また、ベース部材11の麺類茹で装置の加熱源と対向しないこととなる箇所に、ベース部材11を貫通する流入管19が設けられている。なお、図示していないが実施例1のバッフル板と同様に、流入管19のベース部材11の下面側13の先端191は、ベース部材11下面13より延出し、かつ仕切板17よりは短い。また、流入管19の上面側はベース部材11の上面14と面一である。
[実施例5]
次に、図9に基づいて、本発明の麺類茹で装置用バッフル板の他例について説明する。
本実施例の麺類茹で装置用バッフル板1は図9に示すように、角形板材でベース部材11が形成されているものであり、平面視正方形の茹で槽での使用に適するものである。バッフル板1は茹で槽の底部の周囲に若干の隙間をもって設置できるように、ベース部材11の大きさは設定されている。また、バッフル板1が設置される茹で槽は、茹で槽下方に設けられる十文字状に分割した四組のガスバーナーで加熱されることを想定している。以下、実施例1の円形板材をベース部材としたバッフル板と異なる点について説明し、同様の部分については説明を省略する。
平面視正方形のベース部材11の外周には下向きの外周壁面12が設けられている。また、ベース部材11上面14には、断面凸型でその凸部上面部分に所望数の気泡噴出口15が形成され、ベース部材11の下面13側は開放されている気泡滞留部16が方形状に四個設けられている。なお、茹で槽の底部にバッフル板1を設置したときに、気泡滞留部16の下面側は麺類茹で装置の加熱源、例えばガスバーナーのノズルや電気ヒーターと対向し、気泡噴出口15の上方には茹でざる底部が位置することとなる。
ベース部材11下面13には、ベース部材11の下面13側を方形状に設けられた四個の各気泡滞留部16ごとに対応させて仕切るために、十文字状に仕切板17が設けられている。また、外周壁面12には所望間隔で切り欠き部18が設けられている。また、ベース部材11の麺類茹で装置の加熱源と対向しないこととなる箇所に、ベース部材11を貫通する流入管19が設けられている。なお、図示していないが実施例1のバッフル板と同様に、流入管19のベース部材11の下面側13の先端191は、ベース部材11下面13より延出し、かつ仕切板17よりは短い。また、流入管19の上面側はベース部材11の上面14と面一である。
本発明に係る麺類茹で装置用バッフル板とそれを備えた本発明の麺類茹で装置は、中華麺やうどんや蕎麦に限らず、その他スパゲッティ等のパスタ類を茹でることにも利用できる。
1 バッフル板
11 ベース部材
12 外周壁面
13 下面
14 上面
15 気泡噴出口
16,161,162,163 気泡滞留部
17,171,172 仕切板
18 切り欠き部
19 流入管
191 先端
2 装置機枠
3 ガスバーナー
31 中央バーナー
32 左バーナー
33 右バーナー
311,321,331 バルブ
312,322,332 ノズル
4 茹で鍋
5 分離板
51 茹でざる用透孔
6 茹でざる
7 集熱器
71 小径部
72 大径部
上記目的を達成するために、本発明による麺類茹で装置は、所定位置に複数の茹でざるがセットできる茹で鍋又は茹で槽と、前記茹で鍋又は茹で槽の下方に選択的に加熱可能な複数組の加熱源が設けられている麺類茹で装置であって、前記加熱源と茹で鍋又は茹で槽の間に、一端が大径部で他端が小径部となるように形成され上下に貫通し、前記大径部が前記加熱源の少なくとも一部に面し且つ前記小径部が前記茹で鍋又は茹で槽の所定位置にセットされる前記各茹でざるの下面に対向するような位置に設けられている複数の集熱器を有するとともに、前記茹で鍋又は前記茹で槽の底部には、
前記麺類茹で装置の前記茹で鍋又は前記茹で槽内の底部と前記茹でざるの間に設置し、気泡噴出口から気泡混じりの水流を噴出させてその上方に位置する前記茹でざる内の麺をこの噴流水でもって乱舞させるようにしたバッフル板であって、前記バッフル板は、円形又は角形に形成された板状のベース部材と、前記ベース部材の外周に下向きに設けられていて、その外周面が前記茹で鍋又は前記茹で槽の内周面に対向し、下端が前記茹で鍋又は前記茹で槽の底部と接する外周壁面と、前記ベース部材の下方が前記麺類茹で装置の前記加熱源と対向し上方には前記茹でざるが位置しうる箇所に設けられていて、断面凸型でその凸部上面部分に所望数の気泡噴出口が形成され下面側は開放されている気泡滞留部と、前記ベース部材下面に設けられていて、その下面側を所望数の前記気泡滞留部ごとに対応させて仕切り、その下端が前記茹で鍋又は前記茹で槽の底部と接する仕切板とを有し、前記外周壁面には、前記仕切板で仕切られる所望数の前記気泡滞留部ごとに前記外周壁面と前記茹で鍋又は前記茹で槽の底部の間での水の流通を確保するための切り欠き部が設けられ、前記ベース部材の前記麺類茹で装置の前記加熱源と対向しない箇所に、前記仕切板より短くかつ上面側は前記ベース部材の上面と面一である筒状の流入管が設けられている麺類茹で装置用バッフル板が設けられ、
前記仕切板は各組の前記加熱源に大径部が面している前記集熱器の前記小径部の間を仕切る箇所に位置し、前記気泡滞留部は下方が前記小径部と対向し上方には茹でざるが位置する箇所に位置し、また、前記流入管は前記小径部と対向しない箇所に位置していることを特徴とする。
また、本発明の麺類湯で装置、好ましくは、前記麺類茹で装置用バッフル板の前記ベース部材が円形板材の場合、中心部に一つの前記気泡滞留部が設けられ、その外周には所望間隔で複数の気泡滞留部が設けられている。

Claims (6)

  1. 麺類茹で装置の平面視円形の茹で鍋又は平面視角形の茹で槽内の底部と茹でざるの間に設置し、気泡噴出口から気泡混じりの水流を噴出させてその上方に位置する茹でざる内の麺をこの噴流水でもって乱舞させるようにしたバッフル板であって、前記バッフル板は、
    円形又は角形に形成された板状のベース部材と、
    前記ベース部材の外周に下向きに設けられていて、その外周面が茹で鍋又は茹で槽の内周面に対向し、下端が茹で鍋又は茹で槽の底部と接する外周壁面と、
    前記ベース部材の下方が麺類茹で装置の加熱源と対向し上方には茹でざるが位置しうる箇所に設けられていて、断面凸型でその凸部上面部分に所望数の気泡噴出口が形成され下面側は開放されている気泡滞留部と、
    前記ベース部材下面に設けられていて、その下面側を所望数の前記気泡滞留部ごとに対応させて仕切り、その下端が茹で鍋又は茹で槽の底部と接する仕切板とを有し、
    前記外周壁面には、前記仕切板で仕切られる所望数の前記気泡滞留部ごとに前記外周壁面と茹で鍋又は茹で槽の底部の間での水の流通を確保するための切り欠き部が設けられ、
    前記ベース部材の麺類茹で装置の加熱源と対向しない箇所に、前記仕切板より短くかつ上面側は前記ベース部材の上面と面一である筒状の流入管が設けられていることを特徴とする麺類茹で装置用バッフル板。
  2. 前記ベース部材が円形板材の場合、中心部に一つの前記気泡滞留部が設けられ、その外周には所望間隔で複数の気泡滞留部が設けられていることを特徴とする請求項1記載の麺類茹で装置用バッフル板。
  3. 所定位置に複数の茹でざるがセットできる茹で鍋又は茹で槽と、前記茹で鍋又は茹で槽の下方に選択的に加熱可能な複数組の加熱源が設けられている麺類茹で装置であって、
    前記茹で鍋又は茹で槽の底部には請求項1または請求項2記載の麺類茹で装置用バッフル板が設けられ、
    前記仕切板は各組の前記加熱源の間を仕切る箇所に位置し、前記気泡滞留部は下方が前記加熱源と対向し上方には茹でざるが位置する箇所に位置し、また、前記流入管は前記加熱源と対向しない箇所に位置していること特徴とする麺類茹で装置。
  4. 所定位置に複数の茹でざるがセットできる茹で鍋又は茹で槽と、前記茹で鍋又は茹で槽の下方に選択的に加熱可能な複数組の加熱源が設けられている麺類茹で装置であって、
    前記加熱源と茹で鍋又は茹で槽の間に、一端が大径部で他端が小径部となるように形成され上下に貫通し、前記大径部が前記加熱源の少なくとも一部に面し且つ前記小径部が前記茹で鍋又は茹で槽の所定位置にセットされる前記各茹でざるの下面に対向するような位置に設けられている複数の集熱器を有するとともに、
    前記茹で鍋又は茹で槽の底部には請求項1または請求項2記載の麺類茹で装置用バッフル板が設けられ、
    前記仕切板は各組の前記加熱源に大径部が面している前記集熱器の前記小径部の間を仕切る箇所に位置し、前記気泡滞留部は下方が前記小径部と対向し上方には茹でざるが位置する箇所に位置し、また、前記流入管は前記小径部と対向しない箇所に位置していることを特徴とする麺類茹で装置。
  5. 前記加熱源がガスバーナーであることを特徴とする請求項3または4に記載の麺類茹で装置。
  6. 前記加熱源が電気ヒーターであることを特徴とする請求項3または4に記載の麺類茹で装置。
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