JP2012145097A - 車両の消音装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】マフラー幅方向の気柱共鳴に起因した排気音の増大を効果的に抑制することのできる車両の消音装置を提供する。
【解決手段】高さに対して幅が大となる扁平断面形状のマフラー1の各消音室4〜6のすべてを、入口パイプ7及び出口パイプ8の開口、連通管10、11、連通孔9により、マフラー1の幅方向の一端からその幅Wの2分の1の長さ分離れた位置と、同一端から幅Wの4分の1の長さ分離れた位置とのそれぞれにおいてのみ外部に開放されるようにすることで、マフラー幅方向の気柱共鳴による排気音を効果的に低減できるようにした。
【選択図】図4

Description

本発明は、高さに対して幅が大となる扁平断面形状のマフラーと、そのマフラーの内部に排気を導入する入口パイプと、そのマフラーの内部から排気を導出する出口パイプと、そのマフラーの内部を区画して消音室を形成する仕切り板と、その仕切り板を貫通する連通孔と、を備える車両の消音装置に関する。
車両の騒音装置として、内燃機関の排気系の途中に設けられるマフラーがある。車両の床下に設置されるマフラーは一般に、搭載性の面から、高さに対して幅が大となる、楕円や長円等の扁平断面形状に形成されている。
ここで、図13(a)に示すような、幅Wの、扁平断面形状のマフラーを考える。こうしたマフラーでは、その幅方向に、マフラーの幅方向の両端を閉口端とする気柱共鳴が発生して、マフラーの消音性能を低下させる。マフラーの幅方向で気柱共鳴を起す定常波の波長λは、「2W/n(n:1以上の整数)」となる。また音速を「C(≒20×√T,T:マフラー内のガス温度)」とすると、そうした気柱共鳴の周波数fは、「C×m/2W(m:1以上の整数)」となる。こうした気柱共鳴のうち、最も顕著に表われるのは、図13(b)に示すような波長λをマフラー幅の2倍とする定常波(λ=2W)と、図13(c)に示すような波長λをマフラー幅と等しくする定常波(λ=W)との2つの定常波となる。
従来、こうしたマフラー幅方向の気柱共鳴のような高周波の排気音への対策としては、特許文献1に見られるように、高周波共鳴構造を有したり、吸音材が充填されたりしたサブマフラーを排気系の途中に設置することがなされている。
特開2009−062922号公報
サブマフラーが適切に設計されていれば、マフラー幅方向の気柱共鳴に起因した排気音の増大を抑制することが確かに可能ではある。しかしながら、サブマフラーを設置すれば、その分のコストや質量の増大は避けられないことになる。したがって、マフラー幅方向の気柱共鳴による排気音の増大を、より低コストで効果的に抑制可能な車両消音装置の実現が求められている。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その解決しようとする課題は、マフラー幅方向の気柱共鳴に起因した排気音の増大を効果的に抑制することのできる車両の消音装置を提供することにある。
(発明の解決原理)
ここでまず、上記課題についての本発明の解決原理について説明する。ここでは、図1に示すような、幅Wの扁平断面形状をなすマフラー50の内部に形成された消音室51に、その幅方向の一端(同図では図中右側の端)から幅Wの2分の1の長さ(W/2)分離れた位置と、同端から幅Wの4分の1の長さ(W/4)分離れた位置とに、消音室51の外部に通じる開口52,53をそれぞれ形成した場合を考える。こうしたマフラー50においても、その幅方向においては、波長λをマフラー50の幅Wの2倍とする定常波(λ=2W)と、波長λをマフラー50の幅Wと等しくする定常波(λ=W)との2つの定常波による気柱共鳴が発生する。
さて端からW/2の長さ分離れた位置に設けられた開口52を中心に考えると、図2(a)に示すように、その開口52より図中右側の空間は、開口53を通じて外部に開かれた空間となる。これに対して、図中にハッチングで示された、開口52よりも図中左側の空間は、外部に開放されない閉じた空間となる。こうした閉空間は、長さW/2の音響管として機能する。そしてこうした音響管は、図13(b)に示す波長λ=2Wの気柱共鳴に対して、図2(b)に示すような逆位相の定常波を共振により発生して吸音効果を発揮する。
一方、端からW/4の長さ分離れた位置に設けられた開口53を中心に考えると、図3(a)に示すように、その開口53より図中左側の空間は、開口52を通じて外部に開かれた空間となる。これに対して、図中にハッチングで示された、開口53よりも右側の空間は、外部に開放されない閉じた空間となる。こうした閉空間は、長さW/4の音響管として機能する。そしてこうした音響管は、図13(c)に示す波長λ=2Wの気柱共鳴に対して、図2(b)に示すような逆位相の定常波を共振により発生して吸音効果を発揮する。
このように、上記位置に開口52,53の形成されたマフラー50の消音室51では、その幅方向の気柱共鳴のうち、最も顕著に表われる波長λ=2W及び波長λ=Wの気柱共鳴に対しての吸音効果を発揮する。そのため、マフラー50の幅方向の端からその幅Wの2分の1の長さ分離れた位置、及びその端から幅Wの4分の1の長さ分離れた位置のそれぞれに外部へと通じる開口(連通孔)の形成されたマフラー50によれば、サブマフラーを設けずとも、マフラー幅方向の気柱共鳴に起因した排気音の増大を効果的に抑制することができる。
(課題を解決するための手段)
請求項1に記載の発明は、高さに対して幅が大となる扁平断面形状のマフラーと、そのマフラーの内部に排気を導入する入口パイプと、マフラーの内部から排気を導出する出口パイプと、マフラーの内部を区画して消音室を形成する仕切り板と、その仕切り板を貫通する連通孔と、を備える車両の消音装置をその前提とするものとなっている。そして上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、マフラーの内部にそれぞれ設けられる入口パイプの開口、出口パイプの開口、及び連通孔のいずれかを、マフラーの幅方向の端からその幅の2分の1の長さ分離れた位置に配置し、残りのいずれかを、マフラーの幅方向の端からその幅の4分の1の長さ分離れた位置に配置するようにしている。
上述のように、マフラー幅方向の端から幅Wの2分の1の長さ分離れた位置、及び幅Wの4分の1の長さ分離れた位置のそれぞれに、消音室の外部へと通じる開口又は連通孔が形成されたマフラーでは、その幅方向の気柱共鳴のうち、最も顕著に表われる波長λ=2W及び波長λ=Wの気柱共鳴に対しての吸音効果を発揮する。そのため、上記構成によれば、サブマフラーを設けずとも、マフラー幅方向の気柱共鳴に起因した排気音の増大を効果的に抑制することができるようになる。
なお、より確実に排気音の抑制効果を得たいのであれば、請求項2によるように、開口及び連通孔のすべてを、上記幅の2分の1の長さ分離れた位置、及び上記幅の4分の1の長さ分離れた位置のいずれかに配置するようにすると良い。
また請求項3によるように、消音室のすべてにおいて、マフラーの幅方向の一端から同マフラーの幅の2分の1の長さ分離れた位置と、同一端からマフラーの幅の4分の1の長さ分離れた位置のそれぞれが、開口及び連通孔の配置位置とされていれば、すべての消音室において、波長λ=2W及び波長λ=Wの気柱共鳴に対しての吸音効果が発揮されるようになり、気柱共鳴に起因した排気音の増大がより確実に抑制されるようになる。
請求項4に記載の発明は、高さに対して幅が大となる扁平断面形状のマフラーと、そのマフラーの内部に排気を導入する入口パイプと、マフラーの内部から排気を導出する出口パイプと、マフラーの内部を区画して消音室を形成する仕切り板と、その仕切り板を貫通する連通孔と、を備える車両の消音装置をその前提とするものとなっている。そして上記課題を解決するため、請求項4に記載の発明は、入口パイプの開口、出口パイプの開口、及び連通孔がマフラーの内部に配置されるとともに、消音室のすべてにおいてその消音室に開口する開口及び連通孔を、マフラーの幅方向の一端から前記幅の2分の1の長さ分離れた位置と、同一端から幅の4分の1の長さ分離れた位置とのそれぞれにのみ配置している。
このように開口及び連通孔が配置されたマフラーでは、すべての消音室において、波長λ=2W及び波長λ=Wの気柱共鳴に対しての吸音効果が発揮されるようになり、気柱共鳴に起因した排気音の増大がより確実に抑制されるようになる。
なお、マフラー幅方向の気柱共鳴は、請求項5によるような、マフラーの前後方向において、マフラーの内部が仕切り板によって、マフラー前後方向の長さが同マフラーの幅の4分の1以上となった消音室に区画されたマフラーにおいて、特に顕著に表われる。よって本発明は、そうしたマフラーを備える車両消音装置への適用が特に好適なものとなっている。
本発明の解決原理を説明するためのモデルとなるマフラーの正面断面形状を模式的に示す断面図。 (a)は、マフラーの幅方向の端から幅の2分の1の長さ分離れた位置に設置された開口を中心に見たときの、音響管として機能する閉空間の形成態様を示す断面図であり、(b)はその閉空間により発生される定常波の波形を示すグラフである。 (a)は、マフラーの幅方向の端から幅の4分の1の長さ分離れた位置に設置された開口を中心に見たときの、音響管として機能する閉空間の形成態様を示す断面図であり、(b)はその閉空間により発生される定常波の波形を示すグラフである。 本発明の第1の実施の形態に係る車両の消音装置における(a)はマフラーの正面構造を示す正面図であり、(b)はその平面断面構造を示す断面図である。 (a)〜(c)同マフラーの各消音室における開口及び連通孔の配置を示す図。 同実施形態に係るマフラーの各波長における消音量を、開口及び連通孔の位置が最適化されていない場合と比較して示すグラフ。 本発明の第2の実施の形態に係る車両の消音装置における(a)はマフラーの平面断面構造を模式的に示す断面図であり、(b)はその背面構造を模式的に示す背面図である。 (a)〜(c)同マフラーの各消音室における開口及び連通孔の配置を示す図。 本発明の第3の実施の形態に係る車両の消音装置における(a)はマフラーの平面断面構造を模式的に示す断面図であり、(b)はその背面構造を模式的に示す背面図である。 (a)〜(c)同マフラーの各消音室における開口及び連通孔の配置を示す図。 本発明の第4の実施の形態に係る車両の消音装置における(a)はマフラーの平面断面構造を模式的に示す断面図であり、(b)はその背面構造を模式的に示す背面図である。 (a)〜(c)同マフラーの各消音室における開口及び連通孔の配置を示す図。 扁平断面形状に形成されたマフラーの(a)は正面断面構造を示す断面図であり、(b),(c)はその内部での気柱共鳴により発生する定常波の波形をそれぞれ示すグラフである。
(第1の実施の形態)
以下、本発明の車両の消音装置を具体化した一実施の形態を、図4〜図6を参照して詳細に説明する。
図4(a)に示すように、マフラー1は、高さHに対して幅Wが大となる扁平断面形状(楕円形状)に形成されている。図4(b)に示すように、マフラー1の内部は、その前後方向において、第1仕切り板2及び第2仕切り板3により、3つの消音室、すなわち第1消音室4、第2消音室5及び第3消音室6に区画されている。なお、各消音室4〜6は、マフラー1の前後方向の長さがマフラー1の幅Wの4分の1以上となるように形成されている。
こうしたマフラー1の内部に排気を導入する入口パイプ7は、マフラー1の幅方向(図中左右方向)において図中右側の端から幅Wの4分の1の長さ(W/4)分離れた位置に配置され、その先端は、第2消音室5に開口されている。一方、マフラー1の内部から排気を導出する出口パイプ8は、マフラー1の幅方向において図中左側の端から幅Wの4分の1の長さ(W/4)分離れた位置に配置され、その先端は、第1消音室4に開口されている。
また第1仕切り板2には、マフラー1の幅方向の中央、すなわちその両端から幅Wの2分の1の長さ(W/2)分離れた位置に、第1仕切り板2を貫通する連通孔9が形成されており、この連通孔9を通じて第1消音室4と第2消音室5とが連通されている。また第2仕切り板3には、マフラー1の幅方向において図中右側の端から幅Wの4分の1の長さ(W/4)分離れた位置と、幅Wの2分の1の長さ(W/2)分離れた位置とに、第2仕切り板3を貫通する第1連通管10及び第2連通管11がそれぞれ配置されている。なお、これら第1及び第2連通管10、11によっては、第2仕切り板3を貫通する連通孔が形成されている。
図5(a)に示すように、こうしたマフラー1の第1消音室4は、マフラー1の幅方向における図中左側の端から幅Wの4分の1の長さ分離れた位置において、出口パイプ8先端の開口を通じて第1消音室4の外部に開放されている。また第1消音室4は、マフラー1の幅方向における図中左側の端から幅Wの2分の1の長さ分離れた位置において、連通孔9を通じて第1消音室4の外部に開放されている。
一方、図5(b)に示すように、マフラー1の第2消音室5は、マフラー1の幅方向における図中右側の端から幅Wの4分の1の長さ分離れた位置において、入口パイプ7先端の開口及び第1連通管10を通じて第2消音室5の外部に開放されている。また第2消音室5は、マフラー1の幅方向における図中右側の端から幅Wの2分の1の長さ分離れた位置において、連通孔9及び第2連通管11を通じて第2消音室5の外部に開放されている。
更に図5(c)に示すように、マフラー1の第3消音室6は、マフラー1の幅方向における図中右側の端から幅Wの4分の1の長さ分離れた位置において、第1連通管10を通じて第3消音室6の外部に開放されている。また第3消音室6はマフラー1の幅方向における図中右側の端から幅Wの2分の1の長さ分離れた位置において、第2連通管11の開口を通じて第3消音室6の外部に開放されている。
以上のように、このマフラー1では、入口パイプ7、出口パイプ8の各開口、第1連通管10、第2連通管11及び連通孔9のすべてが、マフラー1の幅方向の端から幅Wの2分の1の長さ分離れた位置、幅Wの4分の1の長さ分離れた位置のいずれかに配置されている。また第1乃至第3消音室4〜6のすべてにおいて、その消音室に開口する入口パイプ7、出口パイプ8の各開口、及び第1連通管10、第2連通管11、連通孔9が、マフラー1の幅方向の一端から幅Wの2分の1の長さ分離れた位置と、同一端から幅Wの4分の1の長さ分離れた位置とのそれぞれにのみ配置されている。
上述したように、マフラー1の幅方向における同マフラー1の端から幅Wの2分の1の長さ分離れた位置と同端から幅Wの4分の1の長さ分離れた位置とに、消音室の外部へと通じる開口がそれぞれ形成された消音室では、気柱共鳴に対する消音効果が発揮される。そのため、上記のように各開口が配置されたマフラー1では、すべての消音室において、気柱共鳴への消音効果が発揮されるようになっている。
なお、下式(1)は、2箇所の開放端を有する消音室の消音特性を示す数式である。下式(1)の左辺は、マフラー1の消音特性を表わし、右辺第1項は、消音室の閉空間としての消音性能を表わしている。また右辺第3項及び第4項は、開口から閉口端までの閉空間により形成される音響管の消音特性を表わしている。
図6は、上式(1)から導かれるマフラー1の周波数と消音量との関係を示している。上式(1)のWa 、Wb が適切にチューニングされていない場合、同図に一点鎖線で示すように、周波数A,Bにおいて消音量が大きく低下する。この周波数A,Bは、マフラー1の幅Wの2倍を波長とする気柱共鳴、及び幅Wと波長を等しくする気柱共鳴の周波数となっている。
一方、上式(1)のWa をマフラー1の幅の2分の1に、Wb をその幅Wの4分の1に設定した場合には、同図に太実線で示すように、消音量が大きく落ち込む領域がなくなる。これは、気柱共鳴の周波数と、閉空間により形成される音響管の消音効果が発揮される周波数とが一致することによる。なお、マフラー1の内部を両端が閉口した空間としたときの共鳴周波数は、下式(2)に示すようになり、片側のみが閉口した空間としたときの共鳴周波数は、下式(3)及び下式(4)に示すようになる。
これらの式から明らかなように、上式(3)の「Wa 」を「W/2」とすれば、同式に示される片端閉口端の共鳴周波数が、「m=1」としたときの両端閉口端の共鳴周波数と同じとなる。また、式(4)の「Wb 」を「W/4」とすれば、同式に示される片端閉口端の共鳴周波数が、「m=2」としたときの両端閉口端の共鳴周波数と同じとなる。そのため、気柱共鳴による定常波が低減されることになる。
以上の本実施の形態の車両の消音装置によれば、以下の効果を奏することができる。
(1)本実施の形態では、マフラー1の内部にそれぞれ設けられる入口パイプ7の開口、出口パイプ8の開口、連通孔9及び第1及び第2連通管10、11により第2仕切り板3に形成される連通孔の一部を、マフラー1の幅方向の端からその幅Wの2分の1の長さ分離れた位置に配置している。そして、残りのものを、マフラー1の幅方向の端からその幅Wの4分の1の長さ分離れた位置に配置するようにしている。そのため、上記構成によれば、サブマフラーを設けずとも、マフラー幅方向の気柱共鳴に起因した排気音の増大を効果的に抑制することができる。
(2)本実施の形態では、入口パイプ7の開口、出口パイプ8の開口、連通孔9及び第1及び第2連通管10、11により第2仕切り板3に形成される連通孔のすべてを、上記幅Wの2分の1の長さ分離れた位置、及び上記幅Wの4分の1の長さ分離れた位置のいずれかに配置するようにしている。そのため、より確実に排気音の抑制効果が得られる。
(3)本実施の形態では、第1乃至第3消音室4〜6のすべてにおいて、マフラー1の幅方向の一端から同マフラー1の幅Wの2分の1の長さ分離れた位置と、同一端からマフラー1の幅Wの4分の1の長さ分離れた位置のそれぞれが、開口及び連通孔の配置位置とされている。すなわち、本実施の形態では、第1乃至第3消音室4〜6のすべてにおいてその消音室に開口する開口及び連通孔を、マフラー1の幅方向の一端から幅Wの2分の1の長さ分離れた位置と、同一端から幅Wの4分の1の長さ分離れた位置とのそれぞれにのみ配置している。このように開口及び連通孔が配置されたマフラーでは、すべての消音室において、波長λ=2W及び波長λ=Wの気柱共鳴に対しての吸音効果が発揮されるようになり、気柱共鳴に起因した排気音の増大がより確実に抑制されるようになる。
(第2の実施の形態)
次に、本発明の車両の消音装置を具体化した第2の実施の形態を、図7及び図8を併せ参照して詳細に説明する。
図7(a),(b)に示すように、扁平断面形状のマフラー20の内部は、第1仕切り板21及び第2仕切り板22によって、第1消音室23、第2消音室24及び第3消音室25の3つの空間に区画されている。なお、各消音室23〜25は、マフラー20の前後方向の長さがマフラー20の幅Wの4分の1以上となるように形成されている。
こうしたマフラー20の内部に排気を導入する入口パイプ26は、マフラー20の幅方向(図中上下方向)において図中上側の端からマフラー20の幅Wの2分の1の長さ(W/2)分離れた位置に配置され、その先端は、第3消音室25に開口されている。一方、マフラー20の内部から排気を導出する出口パイプ27は、やはりマフラー20の幅方向において図中上側の端から幅Wの2分の1の長さ(W/2)分離れた位置に配置され、その先端は、第1消音室23に開口されている。また第2消音室24において、出口パイプ27の側周には、複数の小孔が形成されており、出口パイプ27は、この小孔を通じて第2消音室24にも開口されている。
また第1仕切り板21には、マフラー20の幅方向における図中上側の端からその幅Wの4分の1の長さ(W/4)分離れた位置に、第1仕切り板21を貫通する第1連通管28が配置されている。またマフラー20の幅方向における図中上側の端からその幅Wの4分の1の長さ(W/4)分離れた位置には、第2仕切り板22を貫通する第2連通管29が配置されている。そしてこれら第1及び第2連通管28、29によっては、第1仕切り板21を貫通する連通孔がそれぞれ形成されている。
図8(a)に示すように、こうしたマフラー20の第1消音室23は、マフラー20の幅方向における図中右側の端から幅Wの4分の1の長さ分離れた位置において、第1連通管28を通じて第1消音室23の外部に開放されている。また第1消音室23は、マフラー20の幅方向における図中右側の端から幅Wの2分の1の長さ分離れた位置において、出口パイプ27の先端の開口を通じて第1消音室23の外部に開放されている。
一方、図8(b)に示すように、マフラー20の第2消音室24は、マフラー20の幅方向における図中右側の端から幅Wの4分の1の長さ分離れた位置において、第1連通管28を通じて第2消音室24の外部に開放されている。また第2消音室24は、マフラー20の幅方向における図中右側の端から幅Wの2分の1の長さ分離れた位置において、出口パイプ27の側周に形成された小孔(開口)を通じて第2消音室24の外部に開放されている。
更に図8(c)に示すように、マフラー20の第3消音室25は、マフラー20の幅方向における図中右側の端から幅Wの4分の1の長さ分離れた位置において、第2連通管29を通じて第3消音室25の外部に開放されている。また第3消音室25はマフラー20の幅方向における図中右側の端から幅Wの2分の1の長さ分離れた位置において、入口パイプ26の先端の開口を通じて第3消音室25の外部に開放されている。
以上のように、このマフラー20では、入口パイプ26、出口パイプ27の各開口、第1連通管28、第2連通管29のすべてが、マフラー20の幅方向の端から幅Wの2分の1の長さ分離れた位置、幅Wの4分の1の長さ分離れた位置のいずれかに配置されている。また第1乃至第3消音室23〜25のすべてにおいて、その消音室に開口する入口パイプ26、出口パイプ27の各開口、及び第1連通管28、第2連通管29が、マフラー30の幅方向の一端から幅Wの2分の1の長さ分離れた位置と、同一端から幅Wの4分の1の長さ分離れた位置とのそれぞれにのみ配置されている。したがって、こうした本実施の形態においても、上記(1)〜(3)に記載の効果が奏せられることになる。
(第3の実施の形態)
次に、本発明の車両の消音装置を具体化した第2の実施の形態を、図9及び図10を併せ参照して詳細に説明する。
図9(a),(b)に示すように、扁平断面形状のマフラー30の内部は、第1仕切り板31及び第2仕切り板32によって、第1消音室33、第2消音室34及び第3消音室35の3つの空間に区画されている。なお、各消音室33〜35は、マフラー30の前後方向の長さがマフラー30の幅Wの4分の1以上となるように形成されている。
こうしたマフラー30の内部に排気を導入する入口パイプ36は、マフラー30の幅方向(図中上下方向)において図中上側の端からマフラー20の幅Wの2分の1の長さ(W/2)分離れた位置に配置され、その先端は、第3消音室35に開口されている。一方、マフラー30の内部から排気を導出する出口パイプ37は、マフラー30の幅方向において図中下側の端から幅Wの4分の1の長さ(W/4)分離れた位置に配置され、その先端は、第1消音室33に開口されている。
また第1仕切り板31には、マフラー30の幅方向における図中上側の端からその幅Wの2分の1の長さ(W/2)分離れた位置に、第1仕切り板31を貫通する第1連通管38が配置されている。また第2仕切り板32には、マフラー30の幅方向における図中上側の端からその幅Wの4分の1の長さ(W/4)分離れた位置に、第2仕切り板32を貫通する第2連通管39が配置されている。そしてこれら第1及び第2連通管38、39によっては、第1仕切り板31及び第2仕切り板32をそれぞれ貫通する連通孔が形成されている。
図10(a)に示すように、こうしたマフラー30の第1消音室33は、マフラー30の幅方向における図中左側の端から幅Wの4分の1の長さ分離れた位置において、出口パイプ37の先端の開口を通じて第1消音室33の外部に開放されている。また第1消音室33は、マフラー30の幅方向における図中左側の端から幅Wの2分の1の長さ分離れた位置において、第1連通管38を通じて第1消音室33の外部に開放されている。
一方、図10(b)に示すように、マフラー30の第2消音室34は、マフラー30の幅方向における図中右側の端から幅Wの4分の1の長さ分離れた位置において、第2連通管39を通じて第2消音室34の外部に開放されている。また第2消音室34は、マフラー30の幅方向における図中右側の端から幅Wの2分の1の長さ分離れた位置において、第1連通管38を通じて第2消音室34の外部に開放されている。
更に図10(c)に示すように、マフラー30の第3消音室35は、マフラー30の幅方向における図中右側の端から幅Wの4分の1の長さ分離れた位置において、第2連通管39を通じて第3消音室35の外部に開放されている。また第3消音室35は、マフラー30の幅方向における図中右側の端から幅Wの2分の1の長さ分離れた位置において、入口パイプ36の先端の開口を通じて第3消音室35の外部に開放されている。
以上のように、このマフラー30では、入口パイプ36、出口パイプ37の各開口、第1連通管38、第2連通管39のすべてが、マフラー30の幅方向の端から幅Wの2分の1の長さ分離れた位置、幅Wの4分の1の長さ分離れた位置のいずれかに配置されている。また第1乃至第3消音室33〜35のすべてにおいて、その消音室に開口する入口パイプ36、出口パイプ37の各開口、及び第1連通管38、第2連通管39が、マフラー30の幅方向の一端から幅Wの2分の1の長さ分離れた位置と、同一端から幅Wの4分の1の長さ分離れた位置とのそれぞれにのみ配置されている。したがって、こうした本実施の形態においても、上記(1)〜(3)に記載の効果が奏せられることになる。
(第4の実施の形態)
次に、本発明の車両の消音装置を具体化した第2の実施の形態を、図11及び図12を併せ参照して詳細に説明する。
図11(a),(b)に示すように、扁平断面形状のマフラー40の内部は、第1仕切
り板41及び第2仕切り板42によって、第1消音室43、第2消音室44及び第3消音室45の3つの空間に区画されている。なお、各消音室43〜45は、マフラー40の前後方向の長さがマフラー40の幅Wの4分の1以上となるように形成されている。
こうしたマフラー40の内部に排気を導入する入口パイプ46は、マフラー40の幅方向(図中上下方向)において図中上側の端からマフラー20の幅Wの4分の1の長さ(W/4)分離れた位置に配置され、その先端は、第3消音室45に開口されている。一方、マフラー40の内部から排気を導出する出口パイプ47は、マフラー40の幅方向において図中上側の端から幅Wの2分の1の長さ(W/2)分離れた位置に配置され、その先端は、第1消音室43に開口されている。
また第1仕切り板41には、マフラー40の幅方向における図中下側の端からその幅Wの4分の1の長さ(W/4)分離れた位置に、第1仕切り板41を貫通する第1連通管48が配置されている。またマフラー40の幅方向における図中上側の端からその幅Wの2分の1の長さ(W/2)分離れた位置には、第2仕切り板42を貫通する第2連通管49が配置されている。そしてこれら第1及び第2連通管48、49によっては、第1仕切り板41及び第2仕切り板42をそれぞれ貫通する連通孔が形成されている。
図12(a)に示すように、こうしたマフラー40の第1消音室43は、マフラー40の幅方向における図中左側の端から幅Wの4分の1の長さ分離れた位置において、第1連通管48を通じて第1消音室43の外部に開放されている。また第1消音室43は、マフラー40の幅方向における図中右側の端から幅Wの2分の1の長さ分離れた位置において、出口パイプ47の先端の開口を通じて第1消音室43の外部に開放されている。
一方、図10(b)に示すように、マフラー40の第2消音室44は、マフラー40の幅方向における図中左側の端から幅Wの4分の1の長さ分離れた位置において、第1連通管48を通じて第1消音室43の外部に開放されている。また第2消音室44は、マフラー40の幅方向における図中左側の端から幅Wの2分の1の長さ分離れた位置において、第2連通管49を通じて第2消音室44の外部に開放されている。
更に図10(c)に示すように、マフラー40の第3消音室45は、マフラー40の幅方向における図中右側の端から幅Wの4分の1の長さ分離れた位置において、入口パイプ46の先端の開口を通じて第3消音室45の外部に開放されている。また第3消音室45はマフラー40の幅方向における図中右側の端から幅Wの2分の1の長さ分離れた位置において、第2連通管49を通じて第3消音室45の外部に開放されている。
以上のように、このマフラー40では、入口パイプ46、出口パイプ47の各開口、第1連通管48、第2連通管49のすべてが、マフラー40の幅方向の端から幅Wの2分の1の長さ分離れた位置、幅Wの4分の1の長さ分離れた位置のいずれかに配置されている。また第1乃至第3消音室43〜45のすべてにおいて、その消音室に開口する入口パイプ46、出口パイプ47の各開口、及び第1連通管48、第2連通管49が、マフラー40の幅方向の一端から幅Wの2分の1の長さ分離れた位置と、同一端から幅Wの4分の1の長さ分離れた位置とのそれぞれにのみ配置されている。したがって、こうした本実施の形態においても、上記(1)〜(3)に記載の効果が奏せられることになる。
なお、上記実施の形態は以下のように変更して実施することもできる。
・上記各実施の形態とは、入口/出口パイプの開口及び連通孔の配置を異ならせるようにしても良い。その場合にも、すべての消音室において、その消音室に開口する入口/出口パイプの開口及び連通孔が、マフラーの幅方向の一端からその幅Wの2分の1の長さ分離れた位置と、同一端からその幅Wの4分の1の長さ分離れた位置とのそれぞれにのみ配置していれば、マフラー幅方向の気柱共鳴による排気音を効果的に抑制することが可能である。
・上記各実施の形態では、マフラーの内部を3つの消音室に区画するようにしていたが、マフラーに形成される消音室の数は、適宜に変更することができる。また連通管や連通孔の数もその変更が可能である。いずれにせよ、すべての消音室において、その消音室に開口する入口/出口パイプの開口及び連通孔が、マフラーの幅方向の一端からその幅Wの2分の1の長さ分離れた位置と、同一端からその幅Wの4分の1の長さ分離れた位置とのそれぞれに配置していれば、マフラー幅方向の気柱共鳴による排気音を効果的に抑制することが可能である。
・上記実施の形態では、マフラーの前後方向の長さがマフラーの幅Wの4分の1以上となるように各消音室を形成していたが、マフラー前後方向の長さが幅Wの4分の1未満となるように消音室のいずれか若しくはそのすべてを形成しても良い。
・上記実施の形態では、すべての消音室において、その消音室に開口する入口/出口パイプの開口及び連通孔が、マフラーの幅方向の一端からその幅Wの2分の1の長さ分離れた位置と、同一端からその幅Wの4分の1の長さ分離れた位置とのそれぞれに配置していた。もっとも、一部の消音室において、マフラー幅方向の気柱共鳴が顕著に表われないのであれば、その消音室においては、開口、連通孔の配置を上記配置態様とは異ならせるようにしても良い。
1…マフラー、2…第1仕切り板、3…第2仕切り板、4…第1消音室、5…第2消音室、6…第3消音室、7…入口パイプ、8…出口パイプ、9…連通孔、10…第1連通管(連通孔)、11…第2連通管(連通孔)、20…マフラー、21…第1仕切り板、22…第2仕切り板、23…第1消音室、24…第2消音室、25…第3消音室、26…入口パイプ、27…出口パイプ、28…第1連通管(連通孔)、29…第2連通管(連通孔)、30…マフラー、31…第1仕切り板、32…第2仕切り板、33…第1消音室、34…第2消音室、35…第3消音室、36…入口パイプ、37…出口パイプ、38…第1連通管(連通孔)、39…第2連通管(連通孔)、40…マフラー、41…第1仕切り板、42…第2仕切り板、43…第1消音室、44…第2消音室、45…第3消音室、46…入口パイプ、47…出口パイプ、48…第1連通管(連通孔)、49…第2連通管(連通孔)、50…マフラー、51…消音室、52…開口、53…開口。

Claims (5)

  1. 高さに対して幅が大となる扁平断面形状のマフラーと、前記マフラーの内部に排気を導入する入口パイプと、前記マフラーの内部から排気を導出する出口パイプと、前記マフラーの内部を区画して消音室を形成する仕切り板と、前記仕切り板を貫通する連通孔と、を備える車両の消音装置において、
    前記マフラーの内部にそれぞれ設けられる前記入口パイプの開口、前記出口パイプの開口、及び前記連通孔のいずれかは、前記マフラーの幅方向の端から前記幅の2分の1の長さ分離れた位置に配置され、残りのいずれかは、前記マフラーの幅方向の端から前記幅の4分の1の長さ分離れた位置に配置される
    ことを特徴とする車両の消音装置。
  2. 前記開口及び前記連通孔のすべては、前記幅の2分の1の長さ分離れた位置、前記幅の4分の1の長さ分離れた位置のいずれかに配置される
    請求項1に記載の車両の消音装置。
  3. 前記消音室のすべてにおいて、前記マフラーの幅方向の一端から前記幅の2分の1の長さ分離れた位置と、同一端から前記幅の4分の1の長さ分離れた位置のそれぞれが、前記開口及び前記連通孔の配置位置とされてなる
    請求項2に記載の車両の消音装置。
  4. 高さに対して幅が大となる扁平断面形状のマフラーと、前記マフラーの内部に排気を導入する入口パイプと、前記マフラーの内部から排気を導出する出口パイプと、前記マフラーの内部を区画して消音室を形成する仕切り板と、前記仕切り板を貫通する連通孔と、を備える車両の消音装置において、
    前記入口パイプの開口、前記出口パイプの開口、及び前記連通孔が前記マフラーの内部に配置されるとともに、前記消音室のすべてにおいてその消音室に開口する前記開口及び前記連通孔が、前記マフラーの幅方向の一端から前記幅の2分の1の長さ分離れた位置と、同一端から前記幅の4分の1の長さ分離れた位置とのそれぞれにのみ配置されてなる
    ことを特徴とする車両の消音装置。
  5. 前記マフラーの前後方向において、同マフラーの内部が、前記仕切り板によって、マフラー前後方向の長さが前記マフラーの幅の4分の1以上となった前記消音室に区画されてなる
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の車両の消音装置。
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