JP4324142B2 - マフラー - Google Patents
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特許文献1では、複数の拡張室を有するマフラー本体と、マフラー本体に導入された排気ガスを短絡して大気中に放出するバイパスパイプと、バイパスパイプに設けられたチャンバと、チャンバへの排気ガスの導入量をコントロールする制御バルブと、を備えたマフラーが開示されている。また、特許文献1では、制御バルブが閉じられているときはチャンバは共鳴室として機能するように構成されている。
また、近年、排気音に含まれる 100Hz程度の低周波数の音が周辺の家屋の窓をがたつかせたり敏感な人に頭痛を生じさせたりするといわれており、このような低周波数の排気音の音圧レベルを低減することが望まれている。
そこで、本発明は、コンパクトでありながら低周波数の排気音の音圧レベルを効率的に低減し得るマフラーを提供することを目的とする。
上記複数の拡張室のうち所定の第1拡張室と、該第1拡張室の隣の第1共鳴室及びその隣の第2拡張室を介して配設された第2共鳴室とは、該第1共鳴室及び該第2拡張室に貫通状の共鳴管にて連通連結され、上記第1共鳴室を介して隣り合う上記第1拡張室及び上記第2拡張室は、連通管にて接続され、さらに、上記連通管は、排気導入側の一端部が開口端であると共に排気排出側の他端部が閉塞端であり、かつ、該他端部寄りの周壁に多数の連通孔が形成され、上記排気導入管は、上記第1拡張室と上記第1共鳴室に順次挿通され、先端が閉塞されると共に該第1拡張室と該第1共鳴室に対応する周壁には、多数の連通孔が形成されている。
また、上記共鳴管は、上記マフラー本体の横断面視において中心角度略等ピッチで複数配設されている。
また、上記複数の共鳴室の内の一つは、円筒状隔壁によって内共鳴室と外共鳴室とに区画された横断面視二重環独立構造とされている。
本発明に係るマフラーは、長い共鳴管と共鳴室との相乗効果によって低周波数の排気音について大きな消音効果を得ることができる。
また、第1共鳴室及び第2拡張室に貫通状の共鳴管により、コンパクトでありながら低周波数の排気音の音圧レベルを効率的に低減し得る。
また、複数の共鳴室を設けているので、幅広い周波数領域で消音効果を得ることができる。
また、複数の共鳴管により、より大きな消音効果を得ることができる。
また、バランスよく拡張室から共鳴室へ排気音を導くことができる。
また、連通管により、背圧を低くしつつ、排気音の音圧レベルを効率的に低減させることができる。
また、排気導入管において第1拡張室に対応する連通孔の位置よりも先端側の部分を、サイドブランチ管として機能させ得る。
また、より幅広い周波数領域での消音効果と外部に対する放射音の低減効果とを同時に得ることができる。また、幅広い周波数領域での消音効果を有しつつ、マフラー本体の長手方向の寸法をコンパクトにできる。
図1〜図5に於て、本発明の実施の一形態に係るマフラーは、複数の共鳴室1と複数の拡張室2とを有するマフラー本体3と、先端が閉塞されると共に排気ガスをマフラー本体3内に導入する排気導入管6と、基端が開口されると共に排気ガスをマフラー本体3内から排出する排気排出管5と、を備えている。
マフラー本体3は、外形形状が略円柱状に形成されている。そして、マフラー本体3の長手方向上流側の端部には、排気導入管6が接続され、長手方向下流側の端部には、排気排出管5が接続されている。
マフラー本体3の共鳴室1と拡張室2は、マフラー本体3の長手方向に交互に並ぶように配設されている。より具体的に述べると、本実施形態では、マフラー本体3の最も上流側の端部に第1拡張室2aが配設されている。そして、第1拡張室2aより下流側に順次、第1共鳴室1a,第2拡張室2b,第2共鳴室1bが配設されている。
共鳴管4は、マフラー本体3の横断面視において中心角度略等ピッチで複数(4個)配設されている。
外共鳴室11には、上記複数(4個)の共鳴管4…が接続されている。
また、共鳴管4は、第1共鳴室1a及び第2拡張室2bに貫通状となっているので、(バイパス管をマフラー本体の外側に設けた上記特許文献1のような)従来のマフラーと比較して、コンパクトでありながら低周波数の排気音の音圧レベルを効率的に低減し得る。 また、複数の共鳴室1を設けているので、複数の特定周波数において排気音の音圧レベルを低減できる。つまり、幅広い周波数領域で消音効果を得ることができる。
また、複数の共鳴管4…を中心角度略等ピッチで配設することによって、バランスよく拡張室2から共鳴室1へ排気音を導くことができる。
1a 第1共鳴室
1b 第2共鳴室
2 拡張室
2a 第1拡張室
2b 第2拡張室
3 マフラー本体
4 共鳴管
6 排気導入管
7 連通管
8 連通孔
9a,9b 連通孔
10 内共鳴室
11 外共鳴室
12 円筒状隔壁
Claims (3)
- 複数の共鳴室(1)と複数の拡張室(2)とを有するマフラー本体(3)と、排気ガスを該マフラー本体(3)内に導入する排気導入管(6)と、を備え、
該共鳴室(1)と該拡張室(2)は、該マフラー本体(3)の長手方向に交互に並ぶように配設され、
上記複数の拡張室(2)のうち所定の第1拡張室(2a)と、該第1拡張室(2a)の隣の第1共鳴室(1a)及びその隣の第2拡張室(2b)を介して配設された第2共鳴室(1b)とは、該第1共鳴室(1a)及び該第2拡張室(2b)に貫通状の共鳴管(4)にて連通連結され、
上記第1共鳴室(1a)を介して隣り合う上記第1拡張室(2a)及び上記第2拡張室(2b)は、連通管(7)にて接続され、
さらに、上記連通管(7)は、排気導入側の一端部が開口端であると共に排気排出側の他端部が閉塞端であり、かつ、該他端部寄りの周壁に多数の連通孔(8)が形成され、
上記排気導入管(6)は、上記第1拡張室(2a)と上記第1共鳴室(1a)に順次挿通され、先端が閉塞されると共に該第1拡張室(2a)と該第1共鳴室(1a)に対応する周壁には、多数の連通孔(9b)(9a) が形成されていることを特徴とするマフラー。 - 上記共鳴管(4)は、上記マフラー本体(3)の横断面視において中心角度略等ピッチで複数配設されている請求項1記載のマフラー。
- 上記複数の共鳴室(1)の内の一つは、円筒状隔壁(12)によって内共鳴室(10)と外共鳴室(11)とに区画された横断面視二重環独立構造とされている請求項1又は2記載のマフラー。
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