JP2012137243A - ヒートポンプ装置、ヒートポンプ装置の制御方法 - Google Patents

ヒートポンプ装置、ヒートポンプ装置の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】廃熱回収用の熱交換器を設けることなく、インバータモジュールから発生した熱を水の加熱に利用して省エネ性を向上できるヒートポンプ装置を提供する。
【解決手段】本発明のヒートポンプ装置100は、低温冷媒を圧縮して高温冷媒を吐出する圧縮機1と、前記高温冷媒と熱交換して加熱される水が内部を流れる熱交換器2と、前記熱交換器2に取り付けられ、直流電流を交流電流に変換するインバータ部にワイドバンドギャップ半導体素子を有し、前記交流電流を前記圧縮機に供給するインバータモジュール3と、を備える。
【選択図】 図1

Description

この発明は水と冷媒が熱交換する水冷媒熱交換器を有し、インバータの発熱を有効に利用できるヒートポンプ装置とその制御方法に関する。
従来、ヒートポンプ式の給湯装置ではインバータ部で直流から交流に変換した電流で圧縮機内のモータを回転駆動して冷媒を圧縮している。圧縮機は圧縮されて高温高圧となった冷媒を吐出し、水冷媒熱交換器にてその高温高圧冷媒と水で熱交換してお湯を作り出している。
圧縮機の駆動時にはインバータ部が有するスイッチング素子やダイオードが発熱する。そこで、スイッチング素子やダイオードが自己発熱により破損することを防ぐために、内部にインバータ部のスイッチング素子やダイオードを有するインバータモジュールに放熱フィンなどの放熱部材を取り付けてインバータ部で発生する熱を空気中に放熱していた(例えば、特許文献1参照)。
或いは、インバータモジュールを冷却するために、水冷媒熱交換器に流入する水が流れる配管に廃熱回収熱交換器を設けて、そこにインバータモジュールを取り付ける構成としていた(例えば、特許文献2参照)
特開2007−271212号公報(0036欄、図3参照) 特開2010−144948号公報(0016欄、図4参照)
しかしながら、特許文献1のヒートポンプ式の給湯装置ではインバータモジュールに放熱フィンを取り付けて空気中に熱を放熱していたので、熱エネルギーを空気中に放熱したことによるエネルギーロスが生じるという課題があった。
また、特許文献2のヒートポンプ式の給湯装置ではインバータモジュールを取り付けて冷却するための廃熱回収熱交換器を別途設けなければならないという課題があった。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、インバータモジュールを水冷媒熱交換器に取り付けることが可能であって、インバータ部のスイッチング素子等の発熱を給湯に利用できる省エネ性に優れた低コストのヒートポンプ装置を提供するものである。
本発明に係るヒートポンプ装置は、低温冷媒を圧縮して高温冷媒を吐出する圧縮機と、前記高温冷媒と熱交換して加熱される水が内部を流れる熱交換器と、前記熱交換器に取り付けられ、直流電流を交流電流に変換するインバータ部にワイドバンドギャップ半導体素子を有し、前記交流電流を前記圧縮機に供給するインバータモジュールと、を備えたものである。
本発明にヒートポンプ装置の制御方法は、圧縮機に交流電力を供給するインバータモジュールが取り付けられ、前記圧縮機が吐出した高温の冷媒と水が熱交換する熱交換器から流出した前記冷媒の温度と予め定められた前記冷媒の最大許容温度を比較するステップと、前記冷媒の温度が前記最大許容温度よりも高い場合は圧縮機の回転数を下げるステップと、を備えるものである。
本発明のヒートポンプ装置は、ワイドバンドギャップ半導体を有するインバータモジュールを水冷媒熱交換器に取り付けたことにより、水冷媒熱交換器内部を流れる水とインバータモジュールの温度差を大きくし、インバータの発熱を効率よく水冷媒熱交換器に与えることによって省エネ性を向上させることができるという効果を奏する。
本発明のヒートポンプ装置の制御方法は、水と冷媒が熱交換する熱交換器に取り付けられたインバータモジュールの温度が上がり過ぎた場合にヒートポンプ装置の故障を防ぐことができる効果を奏する。
実施の形態1のヒートポンプ装置の冷媒回路図である。 実施の形態1の水冷媒熱交換器とインバータモジュールの斜視図である。 実施の形態1の水冷媒熱交換器とインバータモジュールの斜視図である。 実施の形態1の水冷媒熱交換器を収納するケースの断面図である。 実施の形態1の別の水冷媒熱交換器を収納するケースの断面図である。 実施の形態1のヒートポンプ装置の電子回路図である。 実施の形態1のヒートポンプ装置の制御フロー図である。 実施の形態2の水冷媒熱交換器を収納するケースの断面図である。
実施の形態1.
図1は本実施の形態1のヒートポンプ装置の冷媒回路図を示している。図1に基づいて本実施の形態1のヒートポンプ装置の冷媒の流れについて説明する。尚、本実施の形態1では冷媒が循環するヒートポンプサイクルを利用したヒートポンプ装置の1種であるヒートポンプ式給湯装置の冷媒回路構成及び動作について説明する。図中の矢印は通常運転時である給湯時の冷媒の流れを示している。
ヒートポンプ装置100は、図1に示すように、冷媒回路Aと、水回路Bと、を有している。冷媒回路Aは圧縮機1が吐出する冷媒が循環する回路であって、水回路Bは給湯用の水が流れる回路のことである。冷媒回路Aを流れる冷媒と水回路Bを流れる水が水冷媒熱交換器2で熱交換を行なっている。本発明のヒートポンプ装置100は圧縮機1を駆動するための交流電力を供給するインバータモジュール3が水冷媒熱交換器2に取り付けて設けられている。インバータモジュール3で交流に変換された電力がインバータモジュール3に設けられた樹脂製のコネクタ4に接続した配線を介して圧縮機1に供給される。尚、水冷媒熱交換器2とインバータモジュール3の詳細な配置関係については後述する。
まず、ヒートポンプ装置100の通常運転時における冷媒の流れについて図1を用いて説明する。通常運転時とは水冷媒熱交換器2で水を加熱しているときの運転を意味する。
圧縮機1で圧縮された冷媒は高温高圧のガス冷媒となって吐出配管5に吐出される。ガス冷媒は吐出配管5を流れ、四方弁6を介して水冷媒熱交換器2の上部に設けられた冷媒流入口2aから水冷媒熱交換器2に流入する。水冷媒熱交換器2の内部は交互に冷媒と水が流れる多層構造になっており、水冷媒熱交換器2に流入した高温の冷媒は水と熱交換した後液冷媒となって水冷媒熱交換器2の下部に設けられた冷媒流出口2bから流出する。
ここで、水冷媒熱交換器2に流入する水の流れについて説明する。水回路Bは水配管7と水配管7に設けられたポンプ8を有している。ポンプ8は水駆動手段として機能し、水配管7内の水を吸入し、その水を加圧して水配管7に排出することにより水回路B内の水を循環させるものであり、インバータにより回転数が制御され水の流量を制御するものである。ポンプ8から吐出された水は水冷媒熱交換器2の下部に設けられた水流入口2cから水冷媒熱交換器2に流入する。水冷媒熱交換器2に流入した水は冷媒と熱交換して高温の水となって水冷媒熱交換器2の上部に設けられた水流出口2dから排出される。水流出口2dからお湯として流れ出た水は図示しない貯湯タンクに貯められたり、室内暖房に用いられたりする。尚、ポンプ8はヒートポンプ装置100の外部に別途設けられた制御主端と駆動手段によって駆動制御される。
水冷媒熱交換器2から流出した液冷媒は第1膨張弁9で減圧されて過冷却された後、アキュームレータ10に流れ込む。アキュームレータ10から出た液冷媒は第2膨張弁11で減圧されて気液2相冷媒となり、空冷式熱交換器12に流入する。空冷式熱交換器12は、熱源側熱交換器であり、蒸発器として機能する。空冷式熱交換器12では低温の冷媒と室外空気が熱交換し、冷媒が加熱されて蒸発ガス化し低圧のガス冷媒となる。空冷式熱交換器12の近傍には送風機13が設けられており、冷媒と熱交換するための室外空気を空冷式熱交換器12に送る。空冷式熱交換器12から流出したガス冷媒は四方弁6を介して吸入配管14を流れて圧縮機1に吸入される。
尚、通常運転中に空冷式熱交換器12に付着した霜を除去するデフロスト運転時は圧縮機1から吐出される高温高圧冷媒が四方弁6を介して空冷式熱交換器12に流れる。空冷式熱交換器12に高温冷媒が流れることによって、通常運転時に空冷式熱交換器12に付着した霜を溶かすことができる。
次にヒートポンプ装置100に設けられた温度検出手段と圧縮機1、四方弁6、第1膨張弁9、第2膨張弁11、送風機13といったアクチュエータを制御する制御基板15について説明する。ヒートポンプ装置100には、圧縮機1が吐出する冷媒の温度を検出する吐出冷媒温度検出手段16が吐出配管5に設けられており、圧縮機1が吸入する冷媒の温度を検出する吸入冷媒温度検出手段17が吸入配管14に設けられている。水冷媒熱交換器2の水流入口2cには水配管7から流入する水の温度を検出する水温度検出手段18が設けられており、冷媒流出口2bの先には水冷媒熱交換器2から流出した冷媒の温度を検出する流出冷媒温度検出手段19が設けられている。空冷式熱交換器12には第2膨張弁11から空冷式熱交換器12に流入する液冷媒の温度を検出する液冷媒検出手段20と空冷式熱交換器12から流出して四方弁6に流れるガス冷媒の温度を検出するガス冷媒温度検出手段21が設けられている。また、空冷式熱交換器12の近傍には室外温度を検出する室外温度検出手段22が設けられている。
吐出冷媒温度検出手段16、吸入冷媒温度検出手段17、水温度検出手段18、流出冷媒温度検出手段19、液冷媒検出手段20、ガス冷媒温度検出手段21、室外温度検出手段22のそれぞれの検出値や圧縮機1からはその内部にあるモータの回転数などが制御基板15に出力される。また、室内にはリモコンが設けられており、使用者はリモコンで運転情報、例えば給湯温度、湯量や入浴時間といった情報を設定する。リモコンは設定された運転情報を制御基板15に出力する。制御基板15は入力されたそれぞれの検出値とリモコンから入力された運転情報に基づいて圧縮機1や送風機13の回転数、第1膨張弁9や第2膨張弁11の開度などのアクチュエータの駆動を制御する信号をそれぞれのアクチュエータに送信する。
以上では本発明のヒートポンプ装置100の冷媒の流れについて説明したが、ここからヒートポンプ装置100の構造について説明する。図2は本実施の形態1のヒートポンプ装置100の斜視図であり、図3は水冷媒熱交換器2とインバータモジュール3の斜視図であり、図4は図2のA−A断面図であり、ケース23の断面図である。
図2に図示するようにヒートポンプ装置100の水冷媒熱交換器2は略直方体形状の箱体であるケース23に収納されている。インバータモジュール3のコネクタ4がケース23から露出しており、コネクタ4に制御基板15と接続されたプラグを差し込むことによって、制御基板15とインバータモジュール3を電気的に接続することができ、同様に圧縮機1と接続されたプラグを差し込むことによって圧縮機1と電気的に接続することができる。このようにコネクタ4をケース23から露出するように設けているので、圧縮機1、制御基板15とインバータモジュール3を容易に接続することができる。
図3にはケース23の内部に設けている水冷媒熱交換器2とインバータモジュール3の斜視図を示し、図4は図2のA−A断面図を示している。図3と図4に基づいて水冷媒熱交換器2とインバータモジュール3の構成について説明する。
インバータモジュール3はその放熱面が略直方体形状の水冷媒熱交換器2の表面24に張り付くように接着剤やネジなどの固定具を用いて取り付けられている。インバータモジュール3の放熱面とは、インバータモジュール3内部で生じる熱により最も加熱される面、或いはインバータモジュール3内部に配置されているスイッチング素子等の発熱素子と対向する面のことであり、本実施の形態1においてはコネクタ4が設けられている面と対向する面のことである。
また、冷媒流入口2aと水流出口2dが水冷媒熱交換器2の上部に、冷媒流出口2bと水流入口2cが水冷媒熱交換器2の下部に設けられている。さらに、水流入口2cを形成する配管は水冷媒熱交換器2を貫通して反対面から突出しており、その突出部は水温度検出手段18を取り付けるための温度検出手段挿入口2eとなっている。本実施の形態1では冷媒流入口2a、冷媒流出口2b及び温度検出手段挿入口2eが表面24に設けられており、水流入口2cと水流出口2dは表面24とは逆側の表面に設けられている。尚、水温度検出手段18はサーミスタであり、温度検出手段挿入口2eから水冷媒熱交換器2の内部に挿入されている。水温度検出手段18が挿入されると温度検出手段挿入口2eは水が漏れないように塞がれる。
インバータモジュール3は水冷媒熱交換器2の下部であって、水冷媒熱交換器2の長手方向において水流出口2dよりも水流入口2cに近い位置に取り付けられている。
このようにインバータモジュール3を水流出口2dよりも水流入口2cに近い位置に取り付けることにより高温の冷媒と熱交換する前の低温の水にインバータモジュール3で生じる熱エネルギーを効率よく与えることができる。
水冷媒熱交換器2は図4に図示するように多数枚の金属プレートを層状に重ねて形成されている。水が流れる水層27と冷媒が流れる冷媒層28とが交互に配置される構成となっており、交互に設けられた複数の水層27と冷媒層28で熱交換する。つまり、水流入口2cから水冷媒熱交換器2に流入した水は分流して複数の水層27を下から上に向けて流れて水流出口2dから流出し、冷媒流入口2aから流入した冷媒は分流して複数の冷媒層28を上から下に向けて流れて冷媒流出口2bから流出する。
水冷媒熱交換器2の金属プレートの平面方向の周面25は金属プレートの端部が層状に重なっており、細かな凹凸が形成されているので、この側面にインバータモジュール3を取り付けると水冷媒熱交換器2とインバータモジュール3の放熱面の接触面積が小さくなる。そこで本実施の形態1のヒートポンプ装置100では周面25と直交する表面24に取り付ける構成とする。金属プレートの表面24に取り付けることによって接触面積を大きくすることができる。
水温度検出手段18であるサーミスタが水流入口2cに対面側から差し込まれており、水流入口2cにある水の温度を検出する。インバータモジュール3は水流入口2cの近傍に取り付けられているので、インバータモジュール3で生じた熱が水流入口2cにある水に伝わり、水が加熱される。
ケース23の内部には断熱材26が設けられており、水冷媒熱交換器2とインバータモジュール3はその断熱材26で覆われている。ただし、冷媒流入口2a、冷媒流出口2b、水流入口2c、水流出口2d、温度検出手段挿入口2e及びコネクタ4は断熱材26とケース23から突出して設けられている。
尚、図5には本実施の形態1の別の形態のケース23の断面図を図示している。図4では水冷媒熱交換器2の表面24にインバータモジュール3を取り付けた形態について説明したが、図5は水冷媒熱交換器2の周面25に取り付けた構成である。水流入口2cを形成する配管は表面24と直交し、周面25は平行に水冷媒熱交換器2に設けられている。そこで、図5に図示するようにインバータモジュール3aを周面25に取り付けるとインバータモジュール3aの放熱面を水流入口2cを形成する配管と平行に設置することができ、水流入口2cから流入する水を効率よく加熱することができる。
上述したように、本実施の形態1のヒートポンプ装置100ではインバータモジュール3を内部を高温冷媒で加熱される低温の水が流れる水冷媒熱交換器2に取り付けているので、圧縮機1の駆動時のインバータモジュール3で生じる熱を低温の水に与えて加熱することができる。
また、インバータモジュール3を水流出口2dよりも水流入口2cに近い位置に取り付けることによって加熱される前の低温の水をインバータモジュール3の発熱で効率よく加熱することができる。
また、ケース23の内部には水冷媒熱交換器2とインバータモジュール3を覆うように断熱材26が設けられており、インバータモジュール3の発熱をケース23の外部に逃すことなく効率よく水冷媒熱交換器2に伝達することができる。
また、コネクタ4を断熱材26から突出するように設けているので、コネクタ4を形成する樹脂の変形を抑制することができる。
尚、本実施の形態1の冷媒回路は一例であり、インバータモジュール3を水冷媒熱交換器2に取り付けることにより、インバータモジュール3で発生する熱を水に与えられる構成であればよく、冷媒回路自体の構成を限定するものではない。
ここで、本発明のヒートポンプ装置100の電子回路構成について説明する。図6は実施の形態1のヒートポンプ装置100の電子回路図である。ヒートポンプ装置100の電子回路はコンバータ部30とインバータモジュール3に内蔵されているインバータ部31を備えている。コンバータ部30はブリッジ状に設けられた4つの整流ダイオード30aが設けられており、交流電源32(例えば商用単層若しくは三相交流電源)から供給される交流電流を整流する。インバータ部31にはスイッチング素子31aが6つ設けられており、それぞれのスイッチング素子31aに6つの還流ダイオード31bが並列に設けられている。尚、コンバータ部30は4つの整流ダイオード30aから構成されるものに限定されるものではなく、4〜6つの整流ダイオードを使用するものであればよい。
また、コンバータ部30とインバータ部31の間にはリアクトル33や平滑コンデンサ34が設けられており、コンバータ部30で整流された電流を平滑化して直流電流にしてインバータ部31に流す。本コンバータ部30の回路構成は一例であり、コンバータ部30内にもスイッチング素子を有する高力率コンバータ回路でもよい。
インバータ部31は制御基板15によってPWM(Pulse Width Modulation)制御されており、インバータ部31が直流電流を任意の可変周波数の3相交流電流に変換して圧縮機1内部に設けられたモータ1aに供給する。圧縮機1には回転するモータ1aのロータの位置からモータ1aの回転数を検出する回転数検出手段35が設けられており、回転数検出手段35が検出するモータ1aの回転数は制御基板15に出力される。
インバータ部31はPWM制御されてスイッチング素子31aがスイッチングする際に、スイッチング素子31a及び還流ダイオード31bで発熱が生じる。本発明ではインバータモジュール3を水冷媒熱交換器2に取り付ける構成としているので、このスイッチング時の発熱を水冷媒熱交換器2を流れる水に伝えることができる。
制御基板15は圧縮機1等のアクチュエータを制御する制御部36とインバータ部31のスイッチング素子31aを駆動するためのスイッチング素子駆動回路37を備えている。特に制御部36は圧縮機1の駆動を制御する際にはPWM信号を生成してスイッチング素子駆動回路37に出力する。スイッチング素子駆動回路37は入力されたPWM信号に基づいてスイッチング素子31aを駆動する。圧縮機1はインバータモジュール3から供給される交流電力のデューティ比や駆動周波数に基づいてモータ1aの回転数が制御される。デューティ比が大きい若しくは駆動周波数が高い場合は圧縮機1に供給される電力が大きくなりモータの回転数は上がる。デューティ比が小さい若しくは駆動周波数が小さい場合は圧縮機1に供給される電力が小さくなりモータの回転数は下がる。モータの回転数が上がると圧縮機1から吐出される冷媒量が増え、モータの回転数が下がると吐出される冷媒量は減る。制御部36はスイッチング素子駆動回路37に出力するPWM信号によって圧縮機1の回転数を制御することができる。
制御部36には吐出冷媒温度検出手段16、吸入冷媒温度検出手段17、水温度検出手段18、流出冷媒温度検出手段19、液冷媒検出手段20、ガス冷媒温度検出手段21、室外温度検出手段22の検出値と回転数検出手段35が検出値、及び室内に設けられたリモコン等の設定部38で設定された運転情報が入力される。制御部36はこれら検出値と運転情報に基づいて圧縮機1などのアクチュエータの制御を行なう。
本発明では、インバータモジュール3を水冷媒熱交換器2に取り付けることによって、インバータモジュール3で生じた熱を利用して水冷媒熱交換器2内部を流れる水を加熱する構成としている。このような構成の場合インバータモジュール3と水の温度差ができるだけ大きい方が効率よく熱を伝達することができる。つまり、インバータモジュール3は熱故障しない範囲内でできるだけ高い温度まで発熱できることが望ましい。そこで、本発明ではインバータモジュール3の内部に設けられている6つのスイッチング素子31a若しくは還流ダイオード31b、又はその双方の少なくとも1つにワイドバンドギャップ半導体を使用する。スイッチング素子31aはワイドバンドギャップ半導体を用いたMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)とし、還流ダイオード31bはワイドバンドギャップ半導体を用いたSBD(ショットキーバリアダイオード)とする。尚、ワイドバンドギャップ半導体とはシリコンよりもバンドギャップが大きい半導体のことであって、SiC(シリコンカーバイド)やGaN(窒化ガリウム)やダイヤモンドなどのことである。
ワイドバンドギャップ半導体素子の動作温度の許容値は、シリコンデバイスよりも高く200℃以上である。そのため、ワイドバンドギャップ半導体を使用したスイッチング素子31aと還流ダイオード31bはシリコン半導体を用いたものよりも耐熱温度が高い、つまり高温で動作可能である。よって、ワイドバンドギャップ半導体を用いたスイッチング素子31aと還流ダイオード31bをインバータ部31に使用し自己発熱で高温になるまで動作させることによってインバータモジュール3の温度を上げることができる。また、ワイドバンドギャップ半導体を使用したスイッチング素子31aと還流ダイオード31bはその耐熱温度が高いことからケース23の密閉空間の高温雰囲気下でも安定して動作することができ、インバータモジュール3の信頼性を向上させることができる。
さらにワイドバンドギャップ半導体はシリコンよりも絶縁破壊強度が大きく耐電圧性能に優れているので素子を小型化でき、また熱伝導率がシリコンよりも大きいので放熱特性がよいので、インバータ部31にワイドバンドギャップ半導体を用いたスイッチング素子31aや還流ダイオード31bを使用するとインバータモジュール3を小型化することができる。本実施の形態1ではインバータモジュール3をケース23の内部に収納しているので、インバータモジュール3が小型化すると断熱材26の使用量を増やすことができるので、ケース23の断熱性能を高めてより効率よくインバータモジュール3の熱で水を加熱することができる。
さらにワイドバンドギャップ半導体はシリコンより導電損失が小さいので、インバータ部31にワイドバンドギャップ半導体を用いたスイッチング素子31aや還流ダイオード31bを使用するとヒートポンプ装置100の省エネ性を高めることができる。
以上のように、本実施の形態1のヒートポンプ装置100は、水冷媒熱交換器2にインバータモジュール3を取り付けているので、インバータモジュール3の発熱を給湯に利用することができ、省エネ性の高い高効率のヒートポンプ装置とすることができる。さらにインバータモジュール3がケース23内部の断熱材26に覆われているのでインバータモジュール3の発熱を空気中に放熱することなく給湯に利用することができる。
また、インバータモジュール3を水冷媒熱交換器2に取り付けたことにより、ヒートシンクが不要となるので、小型で低コストのヒートポンプ装置とすることができる。
また、インバータモジュール3のスイッチング素子31a若しくは還流ダイオード31b、又はその両方に耐熱性が高いワイドバンドギャップ半導体を使用することにより、インバータモジュール3と水冷媒熱交換器2を流れる水との温度差を大きくすることができるので、効率よくインバータモジュール3の熱を水に伝達することができる。さらに、インバータモジュール3が小型化でき、断熱材26の量を増やしてケース23の断熱性を高めて効率よくインバータモジュール3の発熱を利用することができる。さらに、ヒートポンプ装置100の省エネ性を向上させることができる。
尚、本実施の形態1ではコンバータ部30はインバータモジュール3とは別の箇所、例えば制御基板15上やコンバータ部30を有する基板をケース23の外側に取り付けて設けても良い。或いは、インバータモジュール3の内部にインバータ部31と同一基板上に設けてもよく、インバータ部31と同様にコンバータ部30の整流ダイオード30aの少なくとも1つをSiCを用いたSBDにしてもよい。整流ダイオード30aをワイドバンドギャップ半導体を用いた素子にすることにより上述した効果を得ることができる。
次に本実施の形態1のヒートポンプ装置100の制御方法について説明する。図7はヒートポンプ装置100の制御方法のフロー図を示している。図7に基づいて、インバータモジュールが異常発熱した場合や水冷媒熱交換器2に水を供給するポンプが故障した場合若しくは水回路Bの配管が詰まった場合などにインバータモジュール3が冷却されず想定以上高温なった場合にヒートポンプ装置100を保護するための制御方法について説明する。
まず、ステップ1(ステップは以下Sと略す。)で圧縮機1内部のモータ1aを駆動してヒートポンプ装置100の運転をスタートする。S2では流出冷媒温度検出手段19が検出する検出値である水冷媒熱交換器2で凝縮され流出される冷媒の温度(流出冷媒温度X)を制御部36に出力する。
S3では制御部36が、S2で入力された流出冷媒温度Xと冷媒の種類に応じて予め設定した最大許容温度Yとの大きさを比較する。通常運転時、つまり水冷媒熱交換器2の内部を水と冷媒が問題なく流れている場合は、圧縮機1から吐出された高温冷媒は水冷媒熱交換器2で外部から供給される水に熱を与えて温度が下がるので、流出冷媒温度検出手段19の検出値が流出冷媒最大許容温度Y以上に上がり続けることはなく、流出冷媒最大許容温度Y以下での連続運転が可能である。インバータモジュール3から見ても水冷式の放熱フィンに取り付けられている状態と等価であり、流出冷媒最大許容温度Y程度以下の温度にインバータモジュール3自体の温度が保たれるため熱による故障や劣化が起こることがない。しかし、運転時に水回路Bの配管詰まりやポンプの故障等の異常が発生した場合、水冷媒熱交換器2を水が流れていない、或いは水の流量が低下するため、水冷媒熱交換器2に流入した高温冷媒が放熱されないばかりか、インバータモジュール3の熱も受け取るため流出冷媒温度検出手段19の検出値が上昇し、流出冷媒最大許容温度Y以上の状態が継続的に発生する。
尚、S3ではS2で検出した冷媒の流出温度と流出冷媒最大許容温度Yとを比較する制御について上述したが、流出冷媒最大許容温度Yは使用する冷媒の種類に応じてその設定値は異なる。例えば、冷媒にR410Aを使用する場合、一般的に臨界温度以下に流出冷媒最大許容温度Yを設定するため、通常約60〜65℃程度の設定値を制御部36に記憶しておく。高温出湯可能な冷媒である二酸化炭素冷媒の場合でも、流出冷媒最大許容温度Yは水の沸点以下の90℃程度となる。
S4では制御部36がスイッチング素子駆動回路37を制御してスイッチン素子31aの駆動周波数やデューティ比を下げることより圧縮機1のモータ1aの回転数を下げて、圧縮機1から吐出される吐出冷媒温度と、インバータモジュール3の発熱量を下げる。
S5では圧縮機1のモータ1aの回転数を回転数検出手段35が検出して制御部36に出力し、S6に進む。
S6では圧縮機1の回転数が所定値以下であるか否かを制御部36が判断する。S4で圧縮機1の回転数を下げたが、圧縮機1の回転数が下がりすぎると冷媒の吐出量が減ってサージング現象が起こり、冷媒の吐出圧力や流量の変動や圧縮機の振動、騒音、破損を生じてしまう可能性があり好ましくない。サージング現象とは流体の圧力や流量が不安定になり変動する現象のことである。そこでS6ではS5で検出した圧縮機1のモータ1aの回転数が予め定めた所定値より大きいか否かを判断する。圧縮機1の回転数が所定値未満となる場合はS7に進んで圧縮機1の運転を停止する。圧縮機1の回転数が所定値以上の場合はS3に戻る。回転数の最小値である予め定められた所定値は制御部36に予め記録されており、制御部36は記録されている値とS5で入力された値を比較して判断する。
以上のように、本実施の形態1のヒートポンプ装置の制御方法では、S3で流出冷媒温度Xが最大許容温度Yより大きくなった場合にS4で圧縮機1の回転数を下げるようにスイッチング素子駆動回路37を制御するので、インバータモジュール3の温度上昇時にインバータモジュール3に掛かる負荷を軽減して発熱を抑制することができる。また、圧縮機1の回転数を下げても流出冷媒温度Xの上昇が継続する場合は、S6で圧縮機1の回転数が下限値まで低下した後に圧縮機1の運転を停止するので、インバータモジュール3が熱故障することも防ぐことができる。これは、従来のシリコン製のインバータモジュールでもケース温度で100℃程度までは熱故障の問題なく使用可能なため、冷媒や水の沸点で決まる流出冷媒最大許容温度Yの方が低い値となり、冷媒系の制限制御がインバータモジュール3の温度保護手段の代わりになるためである。
また、インバータモジュール3の温度を直接検出する検出手段や専用の放熱フィンを別途設けることなく、ヒートポンプ装置の保護のための制御を行なうことができるので、低コストのヒートポンプ装置とすることができる。
以上では、水回路の閉塞などの異常状態でも流出冷媒温度Xを流出冷媒最大許容温度Y以下に制御することで、ヒートポンプ装置の保護が可能であることを説明したが、このような異常状態時は当然、圧縮機1から吐出される吐出冷媒温度や水冷媒熱交換器2に入る
水の温度も上昇するため、これらの温度上昇を吐出冷媒温度検出手段16や水温度検出手段18により検知し、同様に最大許容温度を設定して比較するこことで制限や保護動作を実施してもよい。また、このような異常状態時は吐出圧力も増加するため、吐出配管部に圧力センサや圧力スイッチなどを設けて、ある規定圧力(R410Aであれば4Mpa程度)に達した場合に保護停止するような制御としてもよく、温度保護と圧力保護を組合せた制御としてもよい。
実施の形態2.
実施の形態1ではインバータ部31をインバータモジュール3としてケース23に内蔵し、コンバータ部30や平滑コンデンサ34等の電装部品をインバータモジュール3の外部に設ける構成について説明したが、このような構成では平滑コンデンサ34等の電装部品とインバータ部31に距離があることからインバータ部31を流れる電流にノイズが混じるという問題、また別途電装部品用に基板を設けるという必要が生じる。そこで、本実施の形態2では、インバータモジュール内部にリアクトル33や平滑コンデンサ34といった電装部品を内蔵した形態について図8を用いて説明する。尚、本実施の形態2において実施の形態1と同一の構成には同一の符号を付し説明は省略する。
図8に本実施の形態2の水冷媒熱交換器2とインバータモジュール40の断面図を示している。インバータモジュール40の内部には図6で説明したコンバータ部30、インバータ部31及びリアクトル33や平滑コンデンサ34、スイッチング素子駆動回路37などの電装部品が設けられている。
本実施の形態2では水冷媒熱交換器2を収納しているケース41及びその内部に設けられている断熱材42の一部にケース41と断熱材42を貫通する開口が形成されており、その開口にインバータモジュール40が嵌め込まれている。そして、インバータモジュール40の外郭の放熱面は実施の形態1同様水冷媒熱交換器2の表面に接触しており、また外郭の一部はケース41から突出している。インバータモジュール40内部には基板が水冷媒熱交換器2の表面と平行に設けられており、水冷媒熱交換器2側の面にはコンバータ部30が有する整流ダイオード30aと、インバータ部31が有するスイッチング素子31a及び還流ダイオード31bが設けられている。そして、その反対側の基板面にリアクトル33や平滑コンデンサ34等の電装部品が設けられている。つまり、整流ダイオード30aとスイッチング素子31a、還流ダイオード31bは水冷媒熱交換器2と対面する基板面に設けられている。また、電装部品を搭載した基板を別基板に実装し、水冷媒熱交換器2の表面に取り付けられたインバータモジュール40と重なるように、層状に配置してもよい。
インバータモジュール3のケース23から突出した面には基板と電気的に接続されたコネクタ40aが設けられており、このコネクタ40aに交流電源と接続されたプラグを差し込むことによって、インバータモジュール40に電力を供給することができ、交流電源と接続されたプラグを差し込むことによって制御基板15からスイッチング素子31aを駆動する信号をインバータモジュール40に出力することができる。
また、整流ダイオード30aとスイッチング素子31a、還流ダイオード31bと水冷媒熱交換器2の間に例えばシリコンなどの伝熱部材を設ける構成とするとインバータモジュール3での発熱を効率よく水冷媒熱交換器2に伝えることができる。
以上のように、本実施の形態2のヒートポンプ装置では、インバータモジュール3内部にリアクトル33、平滑コンデンサ34に設けたことにより、インバータ部31から圧縮機1に供給する電流のノイズを低減し、圧縮機1の運転の安定性を高めることができる
また、スイッチング素子駆動回路37、平滑コンデンサ34などの熱に弱い電装部品を整流ダイオード30a、スイッチング素子31a及び還流ダイオード31bなどの熱に強い半導体素子と反対側の基板面に設けることにより、電装部品と半導体素子を遠ざけてスイッチング時の半導体素子の発熱から電装部品を保護することができる。
また、ケース41及び断熱材42に開口を設け、その開口にインバータモジュール40を嵌め込む構成としているので、電装部品が断熱材42で覆われず電装部品の熱をケース41の外部に放熱することができ、スイッチング時の半導体素子の発熱から電装部品を保護することができる。
本発明のヒートポンプ装置は、給湯や暖房を行なうための温水を作るためのヒートポンプ装置に利用することができる。
100 ヒートポンプ装置、
1 圧縮機、
2 水冷媒熱交換器、
2a 冷媒流入口、
2b 冷媒流出口
2c 水流入口、
2d 水流出口、
2e 温度検出手段挿入口、
3 インバータモジュール、
4 コネクタ、
5 吐出配管、
6 四方弁、
7 水配管、
8 ポンプ、
9 第1膨張弁、
10 アキュームレータ、
11 第2膨張弁、
12 空冷式熱交換器、
13 送風機、
14 吸入配管、
15 制御基板、
16 吐出冷媒温度検出手段、
17 吸入冷媒温度検出手段、
18 水温度検出手段、
19 流出冷媒温度検出手段、
20 液冷媒検出手段、
21 ガス冷媒温度検出手段、
22 室外温度検出手段、
23 ケース、
24 表面、
25 周面、
26 断熱材、
27 水層、
28 冷媒層、
30 コンバータ部、
30a 整流ダイオード、
31 インバータ部、
31a スイッチング素子、
31b 還流ダイオード、
32 交流電源、
33 リアクトル、
34 平滑コンデンサ、
35 回転数検出手段、
36 制御部、
37 スイッチング素子駆動回路、
38 設定部、
40 インバータモジュール、
40a コネクタ、
41 ケース、
42 断熱材。

Claims (9)

  1. 低温冷媒を圧縮して高温冷媒を吐出する圧縮機と、
    前記高温冷媒と熱交換して加熱される水が内部を流れる熱交換器と、
    前記熱交換器に取り付けられ、直流電流を交流電流に変換するインバータ部にワイドバンドギャップ半導体素子を有し、前記交流電流を前記圧縮機に供給するインバータモジュールと、
    を備えるヒートポンプ装置。
  2. 前記熱交換器は下部に熱交換される前の前記水が流入する流入部と上部に熱交換された後の前記水が流出する流出部を有し、
    前記インバータモジュールは前記流出部よりも前記流入部に近い位置に取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載のヒートポンプ装置。
  3. 前記流入部に前記水の温度を検出する温度検出手段を備える請求項2に記載のヒートポンプ装置。
  4. 前記熱交換器と前記インバータモジュールを覆う断熱材を備える請求項1乃至3のいずれかに記載のヒートポンプ装置。
  5. 前記インバータモジュールは前記熱交換器の表面と平行に配置された基板を有し、
    前記基板の前記熱交換器側の第1の基板面に前記ワイドバンドギャップ半導体素子が実装され、
    前記第1の基板面の裏側の第2の基板面に前記ワイドバンドギャップ半導体素子よりも熱に弱い電装部品が実装されている
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のヒートポンプ装置。
  6. 前記熱交換器は開口が形成された断熱材に覆われ、
    前記インバータモジュールは前記開口に嵌め込まれていることを特徴とする請求項5に記載のヒートポンプ装置。
  7. 前記ワイドバンドギャップ半導体素子はシリコンカーバイドを使用したMOSFET又はシリコンカーバイドを使用したショットキーバリアダイオードであることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載のヒートポンプ装置。
  8. 圧縮機に交流電力を供給するインバータモジュールが取り付けられ、前記圧縮機が吐出した高温の冷媒と水が熱交換する熱交換器から流出した前記冷媒の温度と予め定められた前記冷媒の最大許容温度を比較するステップと、
    前記冷媒の温度が前記最大許容温度よりも高い場合は圧縮機の回転数を下げるステップと、を備えることをヒートポンプの制御方法。
  9. 前記圧縮機の回転数が所定値未満の場合に前記圧縮機の運転を止めるステップを備えることを特徴とする請求項8に記載のヒートポンプ装置の制御方法。
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