JP2007094652A - ヒートポンプサイクルを用いた加温システムおよび自動販売機 - Google Patents

ヒートポンプサイクルを用いた加温システムおよび自動販売機 Download PDF

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義典 竹岡
Toshikazu Sakai
寿和 境
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Kenji Kaneshiro
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Abstract

【課題】ヒートポンプを用いた加温システムの過昇温を防止する。
【解決手段】圧縮機1と、凝縮器2と、毛細管3と、蒸発器4を順次連結したヒートポンプサイクルと、凝縮器2に設けた凝縮器温度センサ7と、凝縮器温度センサ7の温度データを取得し圧縮機1の運転を制御する制御手段A8と、凝縮器2に設けた温度ヒューズを備え、温度ヒューズが所定温度以上になると圧縮機1への電力の供給を停止するよう接続したので、凝縮器2の温度が所定値以上に上昇することがなくなることとなり、商品の過昇温を保護することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、缶飲料や食品などの商品を加温するためにヒートポンプサイクルを用いた加温システムの保護機能に関するものである。
従来、この種のヒートポンプサイクルを用いた加温システムは、暖房時、室内温度が所定値以上、室内熱交換器の温度が所定値以上になると、高圧側圧力の上昇を抑制するための処置として、圧縮機の運転周波数低減などの保護をしている(例えば、特許文献1参照)。
図4は、特許文献1に記載された従来のヒートポンプサイクルを用いた加温システムを示すものである。図4に示すように、圧縮機101と、室外熱交換器102と、膨張弁103と、室内熱交換器104と、熱交換器温度センサ105と、室内温度センサ106と、室内制御部107と、室外制御部108と、インバータ回路109と、室内送風機110から構成されている。
以上のように構成されたヒートポンプサイクルを用いた加温システムについて、以下その動作を説明する。
まず、圧縮機101の吐出口と室外熱交換器102が配管接続される。室外熱交換器102は膨張弁103を介して室内熱交換器104が配管接続され、室内熱交換器104は圧縮機101の吸込口に配管接続される。
室内熱交換器104の近傍に、速度可変の室内送風機110が設けられ、室内空気を室内熱交換器104を通して循環させる。
室内熱交換器104に、その室内熱交換器104の凝縮器温度Tcを検知するために熱交換器温度センサ105を設け、室内空気温度Taを検知するため、室内温度センサ106を設けている。
室内制御部107は、熱交換器温度センサの検知温度Tcや室内温度センサ106の室内空気温度Taを取得し、取得した温度に応じて室内送風機110の風量や、圧縮機101の回転数などを室内空気温度が目標温度に近づくよう制御する。
また、室内制御部107が、熱交換器温度センサ105の検知温度Tcを取得し、取得した熱交換器温度センサ105の温度Tcが所定値(56℃)以上になると、ヒートポンプサイクルの高圧側圧力を抑制するための処置として、室内制御部107から室外制御部108と通信を行い、室外制御部108からインバータ回路109に信号が送られ、インバータ回路109により圧縮機101の回転数低下や停止などの制御を行ったり、圧力スイッチにより高圧側圧力の異常上昇を回避している。
特開2004−163099号公報
しかしながら、上記従来の構成では、室内空気温度の目標温度が30℃以下であるのに対し、凝縮器温度の保護温度は56℃と、目標温度に対しシステムの圧力保護温度は大幅に高温に設定されているが、熱交換器温度センサ105や室内温度センサ106が故障しても、室内空気温度Taを異常に上昇させるほどの能力を加温システムが備えていなかったため、室内空気温度の過昇温に対する保護を設けていなかった。しかしながら、加温システムに対して必要負荷が小さい場合には室内空気温度が上昇し過昇温となる可能性があった。
例えば、缶飲料などのHOT食品をヒートポンプサイクルを用いた加温システムで温める場合、保温時の数倍の加温能力で急速に立ち上げる必要があることから、加温システムの能力が大きく温度センサが故障するとHOT食品の温度が異常に上昇するという可能性があった。
また、缶飲料などのHOT食品を空気を媒体として加温する場合、室内温度センサが正常でも、送風機が故障すると吹き出し空気温度が低いまま、発熱源である凝縮器近傍のHOT食品だけが異常に温度上昇する可能性があった。
したがって、缶飲料などのHOT食品をヒートポンプサイクルを用いた加温システムで温める場合は、発熱源である凝縮器の温度を制限して加温対象の過昇温を防止する必要があるという課題を有していた。
上記従来の課題を解決するために、本発明のヒートポンプサイクルを用いた加温システムは、凝縮器に設けた凝縮器温度センサと、前記凝縮器温度センサの温度データを取得し圧縮機の運転を制御する制御手段と、前記凝縮器に設けた温度スイッチを備え、前記温度スイッチが所定温度以上になると前記圧縮機への電力の供給を停止するとしたものである。
これによって、ヒートポンプサイクルを用いた加温システムで温める場合であっても、発熱源である前記凝縮器温度を所定値以上に上昇させることが無いので、加温対象の温度が過昇温とならないよう保護することとなる。
本発明の加温システムは、加温対象が過昇温とならないよう保護することができる。
請求項1に記載の発明は、圧縮機と、凝縮器と、減圧手段と、蒸発器を順次連結したヒートポンプサイクルと、前記凝縮器に設けた凝縮器温度センサと、前記凝縮器温度センサの温度データを取得し前記圧縮機の運転を制御する制御手段と、前記凝縮器に設けた温度スイッチを備え、前記温度スイッチが所定温度以上になると前記圧縮機への電力の供給を停止することにより、前記凝縮器の温度が所定値以上に上昇することがなくなることとなり、加温対象物の過昇温を保護することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、温度スイッチを温度ヒューズとしたことにより、温度スイッチの構成が簡単となり、非常に安価に構成することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、温度スイッチをバイメタルとすることにより、凝縮器温度が低下することで圧縮機への電力の供給が再開されることとなり、過昇温で停止後に復帰可能な加温システムを構成することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載の発明に加温手段であるヒータと、前記ヒータの温度を検知するヒータ温度センサを備え、前記ヒータ用温度センサが検知した温度データから圧縮機運転を制御する制御手段が前記ヒータへの電流の導通を制御し、前記ヒータが前記凝縮器より加温対象物側にあることにより、前記ヒータの熱が前記凝縮器に設けた温度スイッチへの影響が少ないため、ヒータとヒートポンプサイクルの協調加温を行うシステムにおいても、前記凝縮器温度を正確に取得できることとなり、電源投入時などの過負荷時に補助として前記ヒータを用いている場合でも、前記凝縮器の過昇温を防止できる。
請求項5に記載の発明は、請求項1から4のいずれか一項に記載の発明のヒートポンプシステムが、複数の商品収納庫を有し、前記商品収納庫内に投入された缶飲料などの商品を冷却もしくは加温し、販売する自動販売機を構成し、前記商品収納庫内を前記ヒートポンプシステムが加温するものであるので、従来のヒータ加温に比べて消費電力量を大きく下げることとなり、大幅な省エネを図れるとともに、高温となった缶飲料などの商品の高温部に直接触れる危険を回避できる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明するが、従来例または先に説明した実施の形態と同一構成については同一符号を付して、その詳細な説明は省略する。なお、この実施の形態によってこの発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1におけるヒートポンプサイクルを用いた加温システムの機能ブロック図である。
図1において、圧縮機1の吐出口と凝縮器2が配管接続され、凝縮器2は減圧手段である毛細管3を介して蒸発器4と配管接続され、蒸発器4は圧縮機1の吸込口に配管接続され、ヒートポンプサイクルを構成している。そして、ヒートポンプサイクルが複数の商品収納庫を有し、商品収納庫5内部に投入された商品を冷却もしくは加温し、販売する自動販売機を構成し、商品収納庫5の内部を加温する。
圧縮機1を駆動するための電源6は交流100Vで交流周波数50Hzとし、圧縮機1を駆動するモータはブラシレスDCモータを使用し、交流100Vを整流平滑した直流140V入力で動作するものとする。
凝縮器2には、凝縮器温度センサ7が設けられていて、電気的に制御手段A8と接続しており、凝縮器2の温度に応じた電気信号を制御手段A8に出力している。
毛細管3は径の細い冷媒流路であり、構造が非常に簡単であるため、複雑な制御も必要なく安価に構成が可能となる。
制御手段A8では、凝縮器温度センサ7と回転数変更手段9と電気的に結合している。凝縮器温度センサ7から入力される電気信号により凝縮器2の温度を取得し、凝縮器2の温度が所定値以下になるよう回転数変更手段9へ信号を送る。回転数の低下指令を送る保護制御を開始する所定値を、制御保護温度Tc(例えば60℃)とする。
回転数変更手段9は、制御手段A8と電気的に接続されており、電源6からの入力を圧縮機1へと出力する。圧縮機1を直流140V駆動のブラシレスDCモータとしたので、回転数変更手段は全波整流と平滑を行う回路と、整流平滑した直流を交流へと変換出力するインバータ回路とパルス幅変調出力回路と、モータの誘起電圧のゼロクロス点から位置を検出する位置検出回路を持ち、制御手段A8からの信号に応じて、矩形波を出力し回転数を制御する。また、回転数変更手段9へ入力される電源6からの供給線のうち1本は凝縮器2に設けられた温度ヒューズ10を介している。圧縮機1の回転数を変更することで、能力を可変することができるようになり、加温能力の増加や省エネをはかることができる。
温度ヒューズ10は、凝縮器2に接した状態で設置しており、電源6からの電力供給線の1本の間に接続されている。温度ヒューズ10は温度スイッチとして動作し、動作温度Tf以上の温度になると接続が切断される。凝縮器2に接しているため、凝縮器2の温度と温度ヒューズ10の温度はほぼ同一となり、商品の温度に直接的に影響を与える凝縮器温度によって、温度ヒューズは動作する。温度ヒューズが動作する動作温度Tfは、回転数低下制御の保護制御を行う制御保護温度Tcよりも高い温度(例えば70℃)で設定する。温度ヒューズ10は圧縮機1への電力供給線上に接続し、凝縮器2に設置するだけでよく、非常に簡易な構成で実現できる。
また、本実施の形態では熱伝導の媒体として空気を用いることとし、凝縮器2近傍に凝縮器ファン11と、蒸発器4近傍に蒸発器ファン12を設ける。
以上のように構成されたヒートポンプサイクルを用いた加温システムについて、以下その動作、作用を図2を用いて説明する。
図2は本実施の形態におけるヒートポンプサイクルを用いた加温システムのタイミング図である。
まず、制御手段A8によって保護制御がかかる場合について、説明する。ヒートポンプサイクルによる加温を行っている状態で、凝縮器2の温度が上昇していき制御保護温度Tcに到達(T1)すると、凝縮器温度センサの温度も制御保護温度Tcに到達し、制御手段A8に制御保護温度Tcのデータを送る。制御保護温度Tcに到達したことを取得した制御手段A8は回転数変更手段9に回転数低下の指令を送信する。回転数低下の指令を受け取った回転数変更手段9は圧縮機に対してパルス周波数変調出力回路からのパルス幅を減少させ、位置検出回路で取得したモータの位置情報から回転数を取得する。取得した回転数が指令の回転数に到達するまで、パルス幅の減少と回転数の取得を繰り返す。指令回転数が圧縮機1の最低回転数よりも低い場合、もしくは指令回転数が停止の場合は圧縮機1を停止する。
一方、凝縮器ファン11が故障するなど、凝縮器2の熱交換が正常に行われない場合は、圧縮機1の回転数が低下中であっても、凝縮器2の温度が上昇し(T1〜T2)、制御手段A8による制御保護だけでは商品温度が、過昇温となってしまう(T2以降、破線部)。過昇温を防止するために、制御保護温度Tcを低く設定し保護制御を早く開始すると、商品温度が、空調の温度などに比べて高温で、直接手に触れるため、目標温度Td(例えば55℃)と制御保護温度Tcの差が小さく、商品温度が加温目標温度に到達しない場合がある。
ここで、制御保護温度Tcより高温の動作温度Tfとした温度ヒューズ10を凝縮器2に設置することで、凝縮器2の温度が回転数低下時も上昇し動作温度Tfに到達(T2)したとき導通が切断され、圧縮機1への電力供給が停止される。圧縮機1への電力供給が停止することで圧縮機1は停止し、凝縮器2の温度は低下し、商品の温度も低下する。商品が確実に加温目標に到達し、商品の過昇温を防ぐことができる。
また、凝縮器温度センサ7や制御手段A8の故障、誤動作によっても過昇温となる可能性があるが、同様に温度ヒューズ10によって過昇温が防止される。
以上のように、本実施の形態においては、圧縮機1と、凝縮器2と、毛細管3と、蒸発器4を順次連結したヒートポンプサイクルと、凝縮器2に設けた凝縮器温度センサ7と、凝縮器温度センサ7の温度データを取得し圧縮機1の運転を制御する制御手段A8と、凝縮器2に設けた温度ヒューズ10を備え、温度ヒューズ10が所定温度以上になると圧縮機1への電力の供給を停止するよう接続したので、凝縮器2の温度が所定値以上に上昇することがなくなることとなり、商品の過昇温を保護することができる。
また、本実施の形態では、温度スイッチを温度ヒューズ10としたので、温度スイッチの構成が簡単となり、非常に安価に構成することができる。
また、本実施の形態では、減圧手段を毛細管3としたので、単純な構成で減圧を行うことができることとなり、安価な加温システムを構成することができる。
また、本実施の形態では、圧縮機1の回転数を変更する回転数変更手段9を有したことにより、圧縮機1の能力を変更することができるようになり、加温能力の増加と省エネを図ることができる。
また、本実施の形態の、圧縮機1の回転数を制御する方法を、正弦波を出力して制御することにより、特に、圧縮機1の駆動範囲がひろがり、より急速な加温を行うことができる。
また、本実施の形態では、ヒートポンプサイクルが、複数の商品収納庫5を有し、商品収納庫5内に投入された商品を冷却若しくは加温し、販売する自動販売機を構成し、商品収納庫5内を加温するとしたので、ヒータ加温に比べて消費電力を大きく下げることとなり、大幅な省エネを図れるとともに、高温となった缶飲料などの商品の高温部に直接触れる危険を回避できる。
(実施の形態2)
図3は、本発明の実施の形態2におけるヒートポンプサイクルを用いた加温システムの機能ブロック図である。
ここで、先の実施の形態と同じ構成要件については、同一の符号を付して説明を省略する。
図3において、ヒータ13は制御手段B14と接続されており、ヒータ温度センサ15はヒータ13に接して接続されている。
ヒータ温度センサ15は制御手段B14にヒータ13の温度データを電気信号に変えて入力している。
また、凝縮器にはバイメタル16は凝縮器2に接した状態で設置しており、電源6から圧縮機1への電力供給線のうち1本はバイメタル16を介している。凝縮器2に接しているため、凝縮器2の温度とバイメタル16の温度はほぼ同一となり、商品の温度に直接的に影響を与える凝縮器温度によって、バイメタル16は動作する。バイメタル16は凝縮器2の温度によって動作する温度スイッチであり、動作温度Tb以上になったときに導通が切断され、動作温度以下の時は導通している状態で接続するので、いったん導通が切断されても凝縮器2の温度が低下すれば、圧縮機1への電力供給が再開される。
制御手段B14は実施の形態1の制御手段A8の機能、構成に加え、ヒータ温度センサ15の温度データによりヒータ13への電流の導通を制御する。
ヒータ13は抵抗のある導体に電流を流すとジュール熱を生じるもので、制御手段B14により電流の導通を制御されている。また、ヒータ13は凝縮器2よりも商品収納庫5内側に設置している。すなわち図3のように機能部品と収納庫の位置関係は風上側から順に凝縮器2、凝縮器ファン11、ヒータ13、商品収納庫5の順に配置している。
以上のように構成されたヒートポンプサイクルを用いた加温システムについて、以下その動作、作用を説明する。
ヒートポンプサイクルによる加温とヒータ13による加温は別々に制御され、ヒートポンプサイクルは凝縮器温度センサ7によって制御が決定され、ヒータ13はヒータ温度センサ15によって制御が決定される。ヒータ13を凝縮器2よりも商品収納庫5内側に設置し、凝縮器ファン11により凝縮器2からヒータ13へと空気が流れるため、ヒータ13の熱が凝縮器2温度に影響をほとんど与えないため、ヒータの導通の有無にかかわらず、凝縮器2の目標温度に合せるよう圧縮機1の動作を行えばよい。圧縮機1への回転数低下の指令を送信する保護制御が動作する制御保護温度も実施の形態1と同様の設定でよく、ヒートポンプサイクルによる加温を効率よく活用することができる。
そして、バイメタル16の動作温度Tbに関しても、凝縮器2の温度に依存し、制御保護温度Tcの温度よりも高い温度に設定する。
一方、ヒータ13は温度変化が急峻であるため、ヒータ13を停止するヒータ保護制御を凝縮器2より高い温度で行う必要があり、ヒータ保護制御に関しては凝縮器2の影響をほとんど受けない。
以上のように、本実施の形態においては、加温手段としてヒータ13を備え、ヒータ13が凝縮器2より商品収納庫5側にあるとしたことにより、ヒータ13の熱が凝縮器2に設けたバイメタル16への影響が少ないため、ヒータ13とヒートポンプサイクルの協調加温を行うシステムにおいても、凝縮器2の温度を正確に取得できることとなり、凝縮器2の温度を正確に取得できることとなり、電源投入時などの過負荷時に補助としてヒータ13を用いている場合でも、凝縮器2の過昇温を防止できる。
また、本実施の形態では、温度スイッチをバイメタル16としたので、導通切断後も凝縮気2の温度の低下により、再度導通と温度スイッチとして動作することとなるので、温度スイッチによる過昇温保護が働いても加温システムとして復帰が可能となる。
以上のように、本発明にかかるヒートポンプサイクルを用いた加温システムは、比較的高温での加温時においても過昇温を防ぐことが可能となるので、商品を加温して販売する機器の過昇温を防止する等の用途にも適用できる。
本発明の実施の形態1におけるヒートポンプサイクルを用いた加温システムの機能ブロック図 本発明の実施の形態1におけるヒートポンプサイクルを用いた加温システムのタイミング図 本発明の実施の形態2におけるヒートポンプサイクルを用いた加温システムの機能ブロック図 従来のヒートポンプサイクルを用いた加温システムの機能ブロック図
符号の説明
1 圧縮機
2 凝縮器
3 毛細管
4 蒸発器
5 商品収納庫
6 電源
7 凝縮器温度センサ
8 制御手段A
9 回転数変更手段
10 温度ヒューズ
11 凝縮器ファン
12 蒸発器ファン
13 ヒータ
14 制御手段B
15 ヒータ温度センサ
16 バイメタル

Claims (5)

  1. 圧縮機と、凝縮器と、減圧手段と、蒸発器を順次連結したヒートポンプサイクルと、前記凝縮器に設けた温度センサと、前記温度センサの温度データを取得し前記圧縮機の運転を制御する制御手段と、前記凝縮器に設けた温度スイッチを備え、前記温度スイッチが所定温度以上になると前記圧縮機への電力の供給を停止するよう接続したことを特徴としたヒートポンプサイクルを用いた加温システム。
  2. 前記温度スイッチを温度ヒューズとした請求項1に記載のヒートポンプサイクルを用いた加温システム。
  3. 前記温度スイッチをバイメタルとした請求項1に記載のヒートポンプサイクルを用いた加温システム。
  4. 加温手段であるヒータと、前記ヒータの温度を検知するヒータ温度センサを備え、前記ヒータ用温度センサが検知した温度データから圧縮機運転を制御する制御手段が前記ヒータへの電流の導通を制御し、前記ヒータが前記凝縮器より加温対象物側にあることを特徴とした請求項1から3のいずれか一項に記載のヒートポンプサイクルを用いた加温システム。
  5. 内部に複数の商品収納庫を有し収納商品を冷却または加温する自動販売機で、ヒートポンプサイクルを用いた加温システムによって商品を加温することを特徴とした請求項1から4のいずれか一項に記載の加温システムを用いた自動販売機。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010032077A (ja) * 2008-07-25 2010-02-12 Fuji Electric Retail Systems Co Ltd 冷媒回路装置
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