JP2012134804A - 音声信号の自動レベル調整回路 - Google Patents

音声信号の自動レベル調整回路 Download PDF

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Abstract

【目的】ノイズ発生を抑えつつ入力音声信号のレベルを所定範囲内に収めるべく自動調整することが可能な音声信号の自動レベル調整回路を提供することを目的とする。
【構成】入力音声信号のレベルが所定範囲における最大値に対応した第1参照値より大なる場合には入力音声信号の振幅を低下させ、入力音声信号のレベルが第1参照値より小なる第2参照値よりも小なる場合には入力音声信号の振幅を増加させる。なお、入力音声信号のレベルが第1参照値より小であり且つ第2参照値より大である場合には、入力音声信号に対する振幅調整は実行せず、この入力音声信号をそのまま出力する
【選択図】図1

Description

本発明は、音声信号のレベルを自動的に所定範囲内に収めるべく調整する音声信号の自動レベル調整回路に関する。
このような音声信号の自動レベル調整回路として、入力音声信号のレベルが所定の基準レベルより大きい場合には可変利得アンプのゲインを低下させる一方、入力音声信号のレベルが上記基準レベルより小さい場合には可変利得アンプのゲインを増加させることにより、入力音声信号のレベルを自動的に所定範囲内に収めるようにしたものが知られている(特許文献1の段落[0004]の記載参照)。
しかしながら、上記の如きレベル調整では、基準レベルを境として入力音声信号のレベルが変動する場合には、可変利得アンプに対するゲインの低下制御から増加制御への切り替え、及び増加制御から低下制御への切り替えが頻繁に生じる為、ノイズが発生するという問題があった。
特開2006−41734号公報
本願発明は、ノイズ発生を抑えつつ入力音声信号のレベルを所定範囲内に収めるべく自動調整することが可能な音声信号の自動レベル調整回路を提供することを目的とするものである。
本発明による音声信号の自動レベル調整回路は、入力音声信号のレベルを所定範囲内に収めるべく自動調整する音声信号の自動レベル調整回路であって、前記入力音声信号のレベルが前記所定範囲の最大値に対応した第1参照値よりも大なる場合には振幅低下指令を発令し、前記入力音声信号のレベルが前記第1参照値より所定値だけ小なる第2参照値よりも小なる場合には振幅増加指令を発令する振幅調整判定部と、前記振幅低下指令が発令された場合には前記入力音声信号の振幅を低下させたものを出力音声信号として出力し、前記振幅増加指令が発令された場合には前記入力音声信号の振幅を増加させたものを前記出力音声信号として出力し、前記振幅低下指令及び前記振幅増加指令が共に発令されていない場合には前記入力音声信号をそのまま前記出力音声信号として出力する振幅調整部と、を有する。
本発明においては、入力音声信号のレベルが所定範囲における最大値に対応した第1参照値より大なる場合には入力音声信号の振幅を低下させ、入力音声信号のレベルが第1参照値より小なる第2参照値よりも小なる場合には入力音声信号の振幅を増加させる。この際、入力音声信号のレベルが第1参照値より小であり且つ第2参照値より大である場合には、入力音声信号に対する振幅調整は実行せず、この入力音声信号をそのまま出力するようにしている。
よって、かかる振幅調整によれば、入力音声信号に対する振幅の調整が低下調整から増加調整に切り替わる際、或いは増加調整から低下調整に切り替わる際に、振幅調整が一切為されない区間を形成させることができるので、このような切り替えが急峻に為されることによって発生するノイズを低減させることが可能となる。
本発明による音声信号の自動レベル調整回路を示す回路図である。 本発明による音声信号の自動レベル調整回路の動作を表すタイムチャートである。 本発明による音声信号の自動レベル調整回路の動作を表すタイムチャートである。 本発明による音声信号の自動レベル調整回路の動作を表すタイムチャートである。
本発明による音声信号の自動レベル調整回路は、入力音声信号に対してそのレベルを所定範囲内に収めるべき振幅調整を行うにあたり、先ず、所定範囲における最大値に対応した第1参照値、及び第1参照値よりも所定値だけ小なる第2参照値の各々と、入力音声信号レベルとの大小比較を行う。この際、入力音声信号のレベルが第1参照値より大なる場合には入力音声信号の振幅を低下させ、入力音声信号のレベルが第2参照値より小なる場合には入力音声信号の振幅を増加させるべき振幅調整を行う。また、入力音声信号のレベルが第1参照値より小であり且つ第2参照値より大なる場合には、入力音声信号に対する振幅調整は実行せず、この入力音声信号をそのまま出力する。
図1は、入力された音声信号INに対して、その振幅を図2に示す如き所定の振幅調整範囲VATK内に収めるべく振幅調整を行うようにした、本発明による音声信号の自動レベル調整回路を示す回路図である。
図1において、この音声信号の自動レベル調整回路は、クロック生成部1、インバータ2、正極側調整判定部3、負極側調整判定部4、倫理和ゲート5及び6、振幅調整部7からなる。
クロック生成部1は、図3に示す如き、周波数fck、デューティ比dck(例えば、50%)のクロック信号CKを生成し、これをインバータ2、正極側調整判定部3及び負極側調整判定部4の各々に供給する。尚、周波数fckとしては、音声信号の最高帯域よりも高い例えば、500KHzの周波数を採用する。
インバータ2は、図3に示すように、クロック信号CKを反転させた反転クロック信号CKVを生成し、これを正極側調整判定部3及び負極側調整判定部4の各々に供給する。
正極側調整判定部3は、正側参照電圧生成部31、セレクタ32、比較器33、インバータ34、フリップフロップ(以下、FFと称する)35及び36から構成される。
正側参照電圧生成部31は、図2に示す如き振幅調整範囲VATKにおける正極側の最大レベルを有する参照電圧としてアタックレベルVRAPを生成し、これをセレクタ32に供給する。更に、正側参照電圧生成部31は、図2に示すように、上記アタックレベルVRAPよりも所定値だけ低い参照電圧としてディケイレベルVRDPを生成し、これをセレクタ32に供給する。セレクタ32は、クロック信号CKの論理レベルに応じて、上記アタックレベルVRAP及びディケイレベルVRDPの内の一方を選択し、選択した方を比較参照レベルVREF1として比較器33に供給する。例えば、セレクタ32は、図3に示すように、クロック信号CKが論理レベル1にある間はアタックレベルVRAPを比較参照レベルVREF1として比較器33に供給する一方、クロック信号CKが論理レベル0にある間はディケイレベルVRDPを比較参照レベルVREF1として比較器33に供給する。すなわち、セレクタ32は、アタックレベルVRAP及びディケイレベルVRDPを交互に繰り返し比較器33に供給するのである。比較器33は、入力された音声信号INのレベルと上記比較参照レベルVREF1との大小比較を行い、音声信号INのレベルの方が大なる場合には論理レベル1、音声信号INのレベルの方が小なる場合には論理レベル0の比較結果信号VCMP1を、インバータ34及びFF35の各々に供給する。FF35は、この比較結果信号VCMP1を、図3に示す如き反転クロック信号CKVの立ち上がりエッジ部ED1のタイミングで取り込み、これをアタックイネーブル信号atken1として論理和ゲート5に供給する。この際、アタックイネーブル信号atken1は、論理レベル1を有する場合に限り、振幅を低下させるべき振幅調整を実行させる振幅低下指令となる。よって、アタックイネーブル信号atken1の論理レベルが1である場合には、振幅調整部7において振幅を低下させるべき振幅調整が実行される一方、アタックイネーブル信号atken1の論理レベルが0である場合には、このような振幅を低下させるべき振幅調整は為されない。インバータ34は、上記した比較結果信号VCMP1の論理レベルを反転させた反転比較結果信号VVCMP1をFF36に供給する。FF36は、この反転比較結果信号VVCMP1を、図3に示す如きクロック信号CKの立ち上がりエッジ部ED2のタイミングで取り込み、これをディケイイネーブル信号dcyen1として論理和ゲート6に供給する。この際、ディケイイネーブル信号dcyen1は、論理レベル1を有する場合に限り、振幅を増加させるべき振幅調整を実行させる振幅増加指令となる。よって、ディケイイネーブル信号dcyen1の論理レベルが1である場合には、振幅調整部7において振幅を増加させるべき振幅調整が実行される一方、ディケイイネーブル信号dcyen1の論理レベルが0である場合には、このような振幅を増加させるべき振幅調整は為されない。
上記した構成により、正極側調整判定部3は、入力された音声信号INの正電圧側のレベルと、2つの参照値(VRAP、VRDP)各々との大小比較を時分割にて実行することによって、振幅を増加させるか否かの判定、及び低下させるか否かの判定を行う。すなわち、入力された音声信号INの正電圧側のレベルがアタックレベルVRAPより大なる場合には、正極側調整判定部3は、音声信号INの振幅を低下させると判定し、振幅の低下調整を指示する論理レベル1のアタックイネーブル信号atken1を論理和ゲート5に供給する。一方、音声信号INの正電圧側のレベルが、上記アタックレベルVRAPよりも所定値だけ小なるディケイレベルVRDPよりも小なる場合には、正極側調整判定部3は、音声信号INの振幅を増加させると判定し、振幅の増加調整を指示する論理レベル1のディケイイネーブル信号dcyen1を論理和ゲート6に供給する。尚、入力された音声信号INの正電圧側のレベルがアタックレベルVRAPよりも小であり、且つディケイレベルVRDPよりも大なる場合には、アタックイネーブル信号atken1及びディケイイネーブル信号dcyen1は、共に論理レベル0となる。
負極側調整判定部4は、負側参照電圧生成部41、セレクタ42、比較器43、インバータ44、FF45及び46から構成される。
負側参照電圧生成部41は、図2に示す如き振幅調整範囲VATKにおける負極側の最大レベル、つまり振幅調整範囲VATKにおいて最も低いレベルを有する参照電圧としてアタックレベルVRAMを生成し、これをセレクタ42に供給する。更に、負側参照電圧生成部41は、図2に示すように、上記アタックレベルVRAMよりも所定値だけ高い参照電圧であるディケイレベルVRDMを生成し、これをセレクタ42に供給する。セレクタ42は、クロック信号CKの論理レベルに応じて、上記アタックレベルVRAM及びディケイレベルVRDMの内の一方を選択し、選択した方を比較参照レベルVREF2として比較器43に供給する。例えば、セレクタ42は、図3に示すように、クロック信号CKが論理レベル1にある間はアタックレベルVRAMを比較参照レベルVREF2として比較器43に供給する一方、クロック信号CKが論理レベル0にある間はディケイレベルVRDMを比較参照レベルVREF2として比較器43に供給する。すなわち、セレクタ42は、アタックレベルVRAM及びディケイレベルVRDMを交互に繰り返し比較器43に供給するのである。比較器43は、音声信号INのレベルと上記比較参照レベルVREF2との大小比較を行い、音声信号INのレベルの方が小なる場合には論理レベル1、音声信号INのレベルの方が大なる場合には論理レベル0の比較結果信号VCMP2を、インバータ44及びFF45の各々に供給する。FF45は、この比較結果信号VCMP2を、図3に示す如き反転クロック信号CKVの立ち上がりエッジ部ED1のタイミングで取り込み、これをアタックイネーブル信号atken2として論理和ゲート5に供給する。この際、アタックイネーブル信号atken2は、論理レベル1を有する場合に限り、振幅を低下させるべき振幅調整を実行させる振幅低下指令となる。よって、アタックイネーブル信号atken2の論理レベルが1である場合には、振幅調整部7において振幅を低下させるべき振幅調整が実行される一方、アタックイネーブル信号atken2の論理レベルが0である場合には、このような振幅を低下させるべき振幅調整は為されない。インバータ44は、上記した比較結果信号VCMP2の論理レベルを反転させた反転比較結果信号VVCMP2をFF46に供給する。FF46は、この反転比較結果信号VVCMP2を、図3に示す如きクロック信号CKの立ち上がりエッジ部ED2のタイミングで取り込み、これをディケイイネーブル信号dcyen2として論理和ゲート6に供給する。この際、ディケイイネーブル信号dcyen2は、論理レベル1を有する場合に限り、振幅を増加させるべき振幅調整を実行させる振幅増加指令となる。よって、ディケイイネーブル信号dcyen2の論理レベルが1である場合には、振幅調整部7において振幅を増加させるべき振幅調整が実行される一方、ディケイイネーブル信号dcyen2の論理レベルが0である場合には、このような振幅を増加させるべき振幅調整は為されない。
上記した構成により、負極側調整判定部4は、入力された音声信号INの負電圧側のレベルと、2つの参照値(VRAM、VRDM)の各々との大小比較を時分割にて実行することにより、振幅を増加させるか否かの判定、及び低下させるか否かの判定を行う。すなわち、図2に示すように、音声信号INの負電圧側のレベルがアタックレベルVRAMより大なる場合(負側の振幅が大なる場合)には、負極側調整判定部4は、音声信号INの振幅を低下させると判定し、振幅の低下調整を指示する論理レベル1のアタックイネーブル信号atken2を論理和ゲート5に供給する。一方、音声信号INの負電圧側のレベルが、図2に示す如く上記アタックレベルVRAMよりも所定値だけ大なるディケイレベルVRDMよりも小さい場合(負側の振幅が小なる場合)には、負極側調整判定部4は、音声信号INの振幅を増加させると判定し、振幅の増加調整を指示する論理レベル1のディケイイネーブル信号dcyen2を論理和ゲート6に供給する。尚、入力された音声信号INの負電圧側のレベルがアタックレベルVRAMよりも小(負側の振幅が小)であり、且つディケイレベルVRDMよりも大(負側の振幅が大)なる場合には、アタックイネーブル信号atken2及びディケイイネーブル信号dcyen2は、共に論理レベル0となる。
論理和ゲート5は、上記した正極側調整判定部3から供給されたアタックイネーブル信号atken1、又は負極側調整判定部4から供給されたアタックイネーブル信号atken2の論理レベルが1である場合には、振幅を低下させるべき論理レベル1の振幅低下指令信号CATKを振幅調整部7に供給する。尚、これらアタックイネーブル信号atken1及びatken2が共に論理レベル0である場合、論理和ゲート5は、このような振幅調整を実行しないことを表す論理レベル0の振幅低下指令信号CATKを振幅調整部7に供給する。
論理和ゲート6は、上記した正極側調整判定部3から供給されたディケイイネーブル信号dcyen1、又は負極側調整判定部4から供給されたディケイイネーブル信号dcyen2の論理レベルが1である場合には、振幅を増加させるべき論理レベル1の振幅増加指令信号CDCYを振幅調整部7に供給する。尚、これらディケイイネーブル信号dcyen1及びatken2が共に論理レベル0である場合、論理和ゲート6は、このような振幅調整を実行しないことを表す論理レベル0の振幅増加指令信号CDCYを振幅調整部7に供給する。
振幅調整部7は、論理和ゲート5から論理レベル1の振幅低下指令信号CATKが供給された場合には、入力された音声信号INに対してその振幅を低下させるべき振幅調整処理を施し、得られた音声信号OUTを出力する。また、振幅調整部7は、論理和ゲート6から論理レベル1の振幅増加指令信号CDCYが供給された場合には、入力された音声信号INに対してその振幅を増加させるべき振幅調整処理を施し、得られた音声信号OUTを出力する。尚、これら振幅低下指令信号CATK及び振幅増加指令信号CDCYが共に論理レベル0である場合には、振幅調整部7は、音声信号INをそのまま音声信号OUTとして出力する。振幅調整部7は、例えば可変利得アンプからなり、上記した如き論理レベル1の振幅低下指令信号CATKが供給されている間はその利得を段階的に低下させ、論理レベル1の振幅増加指令信号CDCYが供給されている間はその利得を段階的に増加させて行く。この際、振幅低下指令信号CATK及び振幅増加指令信号CDCYが共に論理レベル0である間は、その利得を"1"とする。
以下に、図1に示す構成からなる音声信号の自動レベル調整回路の動作について、図4に示す如き音声信号INの正電圧側でのレベル推移区間で為される動作を抜粋して説明する。
先ず、図4に示す如き音声信号INのレベル上昇区間において、そのレベルがディケイレベルVRDPを超えるまでの間、つまり時点t1の直前までの間、音声信号INのレベルはアタックレベルVRAP及びディケイレベルVRDPのいずれよりも小である。よって、この間、正極側調整判定部3の比較器33は、論理レベル0の比較結果信号VCMP1を生成する。この際、図4に示す時点t1では、比較器33が参照値として用いる比較参照レベルVREF1はアタックレベルVRAPである。よって、このアタックレベルVRAPを超えるまでの間、比較器33は、論理レベル0の比較結果信号VCMP1を継続して生成する。その後、図4に示すように比較参照レベルVREF1がアタックレベルVRAPからディケイレベルVRDPに切り替わると、比較器33は、音声信号INのレベルと、ディケイレベルVRDPとの大小比較を行うことになる。この際、時点t1以降、音声信号INのレベルがディケイレベルVRDPより大となることから、比較器33は、比較結果信号VCMP1の論理レベルを0から1に切り替える。その後、比較参照レベルVREF1がディケイレベルVRDPからアタックレベルVRAPに切り替わり、音声信号INのレベルがアタックレベルVRAPを超えるまでの間、比較器33は、論理レベル0の比較結果信号VCMP1を生成する。図4に示す時点t2において、音声信号INのレベルがアタックレベルVRAPを超えると、比較器33は、比較結果信号VCMP1の論理レベルを0から1に切り替える。その後、音声信号INのレベルがアタックレベルVRAPより低くなり、且つ比較参照レベルVREF1がアタックレベルVRAPとなる時点t3までの間、比較器33は、論理レベル1の比較結果信号VCMP1を継続して生成する。この時点t3以降、音声信号INのレベルがディケイレベルVRDPに到る時点t4までの間において、比較器33は、比較参照レベルVREF1がアタックレベルVRAPである場合には論理レベル0、ディケイレベルVRDPである場合には論理レベル1の比較結果信号VCMP1を生成する。時点t4以降、音声信号INのレベルがアタックレベルVRAP及びディケイレベルVRDPのいずれよりも小となることから、比較器33は、論理レベル0の比較結果信号VCMP1を生成する。このように、比較器33は、図4に示す如き音声信号INの正電圧側の推移区間(t1〜t4)に対して、図4に示す如き論理レベルの推移を有する比較結果信号VCMP1を生成する。FF35は、上記比較結果信号VCMP1を反転クロック信号CKVの立ち上がりエッジタイミングED1で取り込むことにより、振幅の低下調整を行うか否かを指定する図4に示す如きアタックイネーブル信号atken1を得る。また、FF36は、比較結果信号VCMP1の論理レベルを反転させた反転比較結果信号VVCMP1をクロック信号CKの立ち上がりエッジタイミングED2で取り込むことにより、振幅の増加調整を行うか否かを指定する図4に示す如きディケイイネーブル信号dcyen1を得る。よって、ディケイイネーブル信号dcyen1が論理レベル1である場合には振幅調整部7において音声信号INの振幅を増加させるべき振幅調整が為される一方、アタックイネーブル信号atken1が論理レベル1である場合には振幅調整部7において音声信号INの振幅を低下させるべき振幅調整が為される。
尚、音声信号INにおける負電圧側でのレベル推移区間に対しては、負極側調整判定部4において、上記した正極側調整判定部3と同様な動作が為される。すなわち、図2に示す如く、音声信号INにおける正電圧側のレベル推移区間では、正極側調整判定部3によって、論理レベル1のアタックイネーブル信号atken1及び論理レベル0のディケイイネーブル信号dcyen1が生成される。一方、音声信号INにおける負電圧側のレベル推移区間では、負極側調整判定部4によって、論理レベル1のアタックイネーブル信号atken2及び論理レベル0のディケイイネーブル信号dcyen2が生成されるのである。そして、アタックイネーブル信号atken1又はatken2が論理レベル1である間は、音声信号INの振幅を低下させるべき振幅調整処理が為され、ディケイイネーブル信号dcyen1又はdcyen2が論理レベル1である間は、音声信号INの振幅を増加させるべき振幅調整処理が為されるのである。
以上の如く、図1に示す音声信号の自動レベル調整回路では、音声信号INのレベルが、第1参照値としてのアタックレベルVRAP(VRAM)を超えるような大振幅となる場合にはその振幅を低下させるべき振幅調整を行う。一方、音声信号INのレベルが、第1参照値より小なる第2参照値としてのディケイレベルVRDP(VRDM)より小なる場合には振幅を増加させるべき振幅調整を音声信号INに対して施す。この際、音声信号INのレベルがアタックレベルVRAP(VRAM)より小であり且つディケイレベルVRDP(VRDM)より大となる場合には、上記の如き振幅調整は実行せずに、音声信号INをそのまま出力するようにしている。
かかる振幅調整動作によれば、図4に示す如く、振幅調整部7での振幅調整動作が振幅の低下調整から増加調整に切り替わる際、又は増加調整から低下調整に切り替わる際に、振幅調整が一切為されない区間NCが生じる。
よって、振幅調整部7での振幅調整動作が振幅の増加(低下)調整から低下(増加)調整に急峻に切り替わることによって発生するノイズを低減させることが可能となる。
また、図1に示す音声信号の自動レベル調整回路では、セレクタ(32、42)によって、2つの参照値、つまりアタックレベル(VRAP、VRAM)及びディケイレベル(VRDP、VRDM)の各々を交互に繰り返し比較器(33、43)に供給することにより、音声信号INのレベルに対する各参照値毎の大小比較を時分割で実行するようにしている。すなわち、時分割処理により、アタックレベルと音声信号INとの大小比較、及びディケイレベルと音声信号INとの大小比較を、1つの比較器で実行しているのである。
よって、アタックレベルと音声信号INとの大小比較、及びディケイレベルと音声信号INとの大小比較を、夫々別個に設けた2つの比較器を用いて行う場合に比して、その装置規模を小さくすることが可能となる。更に、2つの比較器を用いた場合に問題となる各比較器毎のオフセット誤差のバラツキが生じない為、音声信号INの振幅を精度良く振幅調整範囲VATK内に収めるべき振幅調整が為される。
3 正極側調整判定部
4 負極側調整判定部
7 振幅調整部
31 正側参照電圧生成部
32、42 セレクタ
33、43 比較器
35、36、45、46 フリップフロップ
41 負側参照電圧生成部

Claims (8)

  1. 入力音声信号のレベルを所定範囲内に収めるべく自動調整する音声信号の自動レベル調整回路であって、
    前記入力音声信号のレベルが前記所定範囲の最大値に対応した第1参照値よりも大なる場合には振幅低下指令を発令し、前記入力音声信号のレベルが前記第1参照値より所定値だけ小なる第2参照値よりも小なる場合には振幅増加指令を発令する振幅調整判定部と、 前記振幅低下指令が発令された場合には前記入力音声信号の振幅を低下させたものを出力音声信号として出力し、前記振幅増加指令が発令された場合には前記入力音声信号の振幅を増加させたものを前記出力音声信号として出力し、前記振幅低下指令及び前記振幅増加指令が共に発令されていない場合には前記入力音声信号をそのまま前記出力音声信号として出力する振幅調整部と、を有することを特徴とする音声信号の自動レベル調整回路。
  2. 前記振幅調整判定部は、前記第1参照値及び前記第2参照値を交互に比較参照値として送出する参照値交互送出部と、
    前記入力音声信号のレベルと前記比較参照値との大小比較を行うことにより前記振幅低下指令又は前記振幅増加指令を発令する振幅調整命令生成部と、を含むことを特徴とする請求項1記載の音声信号の自動レベル調整回路。
  3. 前記参照値交互送出部は、前記第1参照値及び前記第2参照値を夫々生成する参照値生成部と、
    クロック信号に応じた周期で前記第1参照値及び前記第2参照値を交互に繰り返し択一的に選択しこれを前記比較参照値として送出するセレクタと、からなることを特徴とする請求項2記載の音声信号の自動レベル調整回路。
  4. 前記振幅調整命令生成部は、前記入力音声信号のレベルが前記比較参照値より大なる場合には第1論理値、小なる場合には前記第1論理値を反転させた第2論理値を有する比較結果信号を生成する比較器と、
    前記第1参照値が前記比較参照値として送出されているタイミングで前記比較結果信号を取り込みこれを振幅低下指令信号として出力する第1フリップフロップと、
    前記第2参照値が前記比較参照値として送出されているタイミングで前記比較結果信号の論理を反転させた反転比較結果信号を取り込みこれを振幅増加指令信号として送出する第2フリップフロップと、からなることを特徴とする請求項2又は3記載の音声信号の自動レベル調整回路。
  5. 前記振幅調整部は、前記振幅低下指令信号が前記第1論理値である場合に前記入力音声信号の振幅を低下させ、前記振幅増加指令信号が前記第1論理値である場合に前記入力音声信号の振幅を増加させ、前記振幅低下指令信号及び前記振幅増加指令信号が共に前記第2論理値である場合には前記入力音声信号をそのまま前記出力音声信号として出力することを特徴とする請求項4記載の音声信号の自動レベル調整回路。
  6. 前記比較結果信号の論理値を反転させたものを前記反転比較結果信号として生成するインバータを更に有することを特徴とする請求項4記載の音声信号の自動レベル調整回路。
  7. 前記参照値交互送出部は、所定周波数にて前記第1論理値の状態及び前記第2論理値の状態を交互に繰り返す信号を前記クロック信号として生成すると共に当該クロック信号の論理値を反転させた反転クロック信号を生成するクロック生成部を備え、
    前記セレクタは、前記クロック信号が前記第1論理値の状態にある間に前記第1参照値を前記比較参照値として送出し、前記クロック信号が前記第2論理値の状態にある間に前記第2参照値を前記比較参照値として送出することを特徴とする請求項3記載の音声信号の自動レベル調整回路。
  8. 前記振幅調整判定部は、
    前記入力音声信号のレベルが前記所定範囲の正極性の最大値に対応した第1参照値よりも大なる場合には前記振幅低下指令を発令し、前記入力音声信号のレベルが前記第1参照値より所定値だけ小であり且つ正極性を有する第2参照値よりも小なる場合には前記振幅増加指令を発令する正極側判定部と、
    前記入力音声信号のレベルが前記所定範囲の負極性の最小値に対応した第3参照値よりも小なる場合には前記振幅低下指令を発令し、前記入力音声信号のレベルが前記第3参照値より所定値だけ大であり且つ負極性を有する第4参照値よりも大なる場合には前記振幅増加指令を発令する負極側判定部と、からなることを特徴とする請求項1記載の音声信号の自動レベル調整回路。
JP2010285711A 2010-12-22 2010-12-22 音声信号の自動レベル調整回路 Pending JP2012134804A (ja)

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