JP2009033638A - 増幅回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】回路規模を増大させることなく、オフセット電圧の調整精度を向上させ得る自動調整回路を備えた増幅器を提供する。
【解決手段】ウィンドウコンパレータ11と、アップダウンカウンタ12と、アップダウンカウンタのカウント値の上限値を格納する上限値レジスタ14と、下限値を格納する下限値レジスタ15と、上限値レジスタと下限値レジスタの格納値の平均値を算出する演算器16と、アップダウンカウンタのカウント値と演算器で算出された平均値のいずれかを選択して出力し、演算器で平均値を算出するまでの間、アップダウンカウンタのカウント値を選択し、次いで平均値を選択して出力するセレクタ13と、セレクタの出力データをDA変換して電圧アンプに供給するDA変換器17を備えた。
【選択図】図1

Description

この発明は、出力電圧のオフセットを自動的に調整する機能を備えた増幅回路に関するものである。
加速度センサや圧力センサ、温度センサ等の種々のセンサの出力信号は、センサ用の増幅回路で増幅されて、次段の回路に出力される。このような増幅回路では、センサから出力される微小信号のばらつきを補正するために、オフセット電圧や利得を自動的に調整する自動調整回路を備えている。このような自動調整回路により、増幅回路からセンサの出力信号のばらつきを自動的に補正した出力信号を出力可能である。そして、このような自動調整回路の調整機能の精度をさらに向上させることが必要である。
図7は、出力信号電圧を自動的に調整する自動調整回路を備えた増幅回路の従来例を示す。センサ素子1の出力信号は、チップ2に搭載された変換アンプ3に入力信号INとして入力され、その変換アンプ3の出力信号が電圧アンプ4に入力される。前記変換アンプ3は、センサ素子1の出力信号を前記電圧アンプ4に入力するためのバッファアンプとして動作する。
また、前記変換アンプ3と電圧アンプ4との間には電圧加算回路5が介在され、変換アンプ3の出力電圧にDA変換器6の出力電圧を加算して電圧アンプ4に出力する。そして、電圧アンプ4は電圧加算回路5の出力信号を増幅して、次段回路に出力電圧Voutとして出力する。
前記出力電圧Voutはウィンドウコンパレータ7に入力される。ウィンドウコンパレータ7は、高電位側の上部しきい値SHと、低電位側の下部しきい値SLがあらかじめ設定されている。そして、出力電圧Voutが上部しきい値SHより高い場合(Vout>SH)には、第一の出力信号R1を出力し、出力電圧Voutが上部しきい値と下部しきい値の間である場合(SL≦Vout≦SH)には第二の出力信号R2を出力し、出力電圧Voutが下部しきい値SLより低い場合(SL>Vout)には第三の出力信号R3を出力する。
前記ウィンドウコンパレータ7の出力信号R1〜R3はアップダウンカウンタ8に入力される。アップダウンカウンタ8は、ウィンドウコンパレータ7から出力信号R1が入力されるとき、カウントダウン動作を行い、出力信号R2が入力されるとき、カウント動作を停止し、出力信号R3が入力されるとき、カウントアップ動作を行う。
前記アップダウンカウンタ8のカウント値は、レジスタ9に出力される。レジスタ9は、アップダウンカウンタ8のカウント値を保持して、DA変換器6に出力する。そして、DA変換器6はレジスタ9に格納されたカウント値をアナログ電圧に変換して、前記電圧加算回路5に出力する。
上記のように構成された自動調整回路の動作を図8に従って説明する。電圧アンプ4の出力電圧Voutが下部しきい値SL未満であると、ウィンドウコンパレータ7の出力信号R3に基づいてアップダウンカウンタ8ではカウントアップ動作が行われ、そのカウント値がDA変換器6でアナログ電圧に変換されて電圧加算回路5に出力される。
すると、電圧アンプ4の入力電圧はアップダウンカウンタ8のカウントアップ動作に従って段階的に上昇するため、電圧アンプ4の出力電圧Voutが段階的に上昇する。
このような動作により電圧アンプ4の出力電圧Voutが下部しきい値SLを越え、かつ上部しきい値SHを越えないレベルとなると、アップダウンカウンタ8のカウント動作が停止される。
すると、出力電圧Voutは下部しきい値SLと上部しきい値SHとの間で一定電圧に維持される。下部しきい値SLと上部しきいSHは、その中間レベルがこの電圧アンプ4の基準電圧Vrefとなるように設定されている。すなわち、センサ素子1の出力信号が基準値となるとき、電圧アンプ4の出力電圧Voutがほぼ基準電圧Vrefとなるように調整されて、センサ素子1及び電圧アンプ4の出力電圧Voutのオフセットが調整される。
このような調整動作は、システムの立ち上げ時、電源投入時、あるいは工場出荷時等に行なわれ、調整動作の終了後は、アップダウンカウンタ8のカウント動作が停止され、DA変換器はレジスタ9の格納データに基づいて一定のアナログ電圧を電圧加算回路5に出力する。
特開平3−94520号公報 特開平7−183591号公報 特開平8−5397号公報
上記のような自動調整回路では、図9に示すように、ウィンドウコンパレータ7の上部しきい値SHと下部しきい値SLとの差を小さくすれば、出力電圧Voutが基準電圧Vrefにより近いレベルに収束する可能性がある。すなわち、出力電圧Voutのオフセットを縮小可能となる。
しかし、アップダウンカウンタ8のカウント動作に基づく出力電圧Voutの上昇幅あるいは下降幅が同一あると、出力電圧Voutが上部しきい値SHと下部しきい値SLを同時に飛び越えて、結果的に出力電圧Voutを上部しきい値SHと下部しきい値SLとの間に収束させることができない場合がある。
従って、オフセットの調整動作時に、出力電圧Voutを基準電圧Vrefに収束させることができず、オフセット電圧の調整精度が低下するという問題点がある。
また、DA変換器6の変換ステップを細かくして、出力電圧Voutの上昇幅及び下降幅を小さくすると、上記のような不具合を解消可能となるが、DA変換器のコストが上昇するとともに、アップダウンカウンタ8のカウントクロックを高速化しない限り、出力電圧Voutを基準電圧Vrefに収束させる動作が遅くなる。
特許文献1には、コンパレータと、レジスタと、D/A変換器と、アップダウンカウンタとを備えて、オフセット電圧を調整する機能を備えたA/D変換器が開示されているが、複数のD/A変換器を使用するため、回路規模が増大し、コストが上昇するという問題点がある。
特許文献2には、コンパレータと、アップダウンカウンタと、D/Aコンバータとを備えて、オフセット電圧を調整する機能を備えたセンサ信号処理回路が開示されているが、オフセット電圧の調整精度を向上させるための思想は開示されていない。
特許文献3にも、コンパレータと、アップダウンカウンタと、D/Aコンバータとを備えて、オフセット電圧を調整する機能を備えたオフセットキャンセル装置が開示されているが、同様にオフセット電圧の調整精度を向上させるための思想は開示されていない。
この発明の目的は、回路規模を増大させることなく、オフセット電圧の調整精度を向上させ得る自動調整回路を備えた増幅器を提供することにある。
上記目的は、入力信号を増幅する電圧アンプと、前記電圧アンプの出力電圧からオフセット電圧を除去する調整信号を生成して前記電圧アンプに供給するオフセット電圧自動調整回路とを備えた増幅回路であって、前記オフセット電圧自動調整回路は、前記出力電圧と上部しきい値及び下部しきい値とを比較するウィンドウコンパレータと、前記ウィンドウコンパレータの比較結果に基づいて、前記出力電圧が前記下部しきい値より低いとアップカウントを開始し、前記出力電圧が前記上部しきい値より高いとダウンカウントを開始するアップダウンカウンタと、前記アップダウンカウンタのカウント値の上限値を格納する上限値レジスタと、前記アップダウンカウンタのカウント値の下限値を格納する下限値レジスタと、前記上限値レジスタの格納値と下限値レジスタの格納値との平均値を算出する演算器と、前記アップダウンカウンタのカウント値と、前記演算器で算出された平均値のいずれかを選択して出力データとして出力するセレクタと、前記セレクタは、前記演算器で平均値を算出するまでの間、前記アップダウンカウンタのカウント値を選択して出力し、次いで前記平均値を選択して出力することと、前記セレクタの出力データをDA変換して前記電圧アンプに供給するDA変換器を備えた増幅回路により達成される。
本発明によれば、回路規模を増大させることなく、オフセット電圧の調整精度を向上させ得る自動調整回路を備えた増幅器を提供することができる。
(第一の実施の形態)
以下、この発明を具体化した第一の実施の形態を図面に従って説明する。前記従来例と同一構成部分は、同一符号を付して説明する。
図1に示すセンサ用信号増幅回路の変換アンプ3、電圧加算回路5及び電圧アンプ4は、前記従来例と同様にチップ2上に構成され、変換アンプ3にはセンサ素子1の出力信号が入力される。
前記電圧アンプ4の出力電圧Voutは、オフセット電圧自動調整回路10を構成するウィンドウコンパレータ11に入力される。ウィンドウコンパレータ11は、高電位側の上部しきい値SH1と、低電位側の下部しきい値SL1があらかじめ設定されている。このしきい値SH1と同SL1の電位差は、図2に示すように、DA変換器17の最小調整幅wより十分大きい電位差に設定されている。
そして、ウィンドウコンパレータ11は出力電圧Voutが下部しきい値SL1より低くなると、カウントアップ信号CUをアップダウンカウンタ12に出力し、出力電圧Voutが上部しきい値SH1より高くなると、カウントダウン信号CDをアップダウンカウンタ12に出力する。
アップダウンカウンタ12は、カウントアップ信号CUが入力されるとカウントアップ動作を行い、カウントダウン信号CDが入力されると、カウントダウン動作を行なう。
前記アップダウンカウンタ12のカウント信号は、セレクタ13に出力されるとともに、上限値レジスタ14及び下限値レジスタ15に出力される。
前記上限値レジスタ14は、アップダウンカウンタ12のカウント値の上限値を順次更新して格納する。また、下限値レジスタ15はアップダウンカウンタ12のカウント値の下限値を順次更新して格納する。
前記上限値レジスタ14及び下限値レジスタ15の格納値は演算器16に出力される。演算器16は、上限値レジスタ14及び下限値レジスタ15の格納値を加算し、その加算値を下位側へ1ビット分シフトすることにより、上限値レジスタ14と下限値レジスタ15の格納値の中間値を算出して、前記セレクタ13に出力する。このような動作により、演算器16は上限値レジスタ14と下限値レジスタ15の格納値の平均値を算出している。
前記セレクタ13は、前記アップダウンカウンタ12のカウント値と、前記演算器16の演算値のいずれかを選択して出力データとしてDA変換器17に出力する。セレクタ13の切り替え動作は、タイマ18により制御される。そして、セレクタ13はオフセット電圧の調節動作の開始時にアップダウンカウンタ12から出力されるカウント値を選択してDA変換器17に出力し、その後タイマ18で設定された所定時間後に演算器16の演算値を選択してDA変換器17に出力する。
前記DA変換器17は、入力されたデジタル信号をアナログ電圧に変換して電圧加算回路5に出力する。そして、電圧加算回路5は変換アンプ3の出力電圧とDA変換器17の出力電圧を加算して電圧アンプ4に出力する。
次に、上記のようなオフセット電圧自動調整回路10を備えた増幅回路の動作を図2に従って説明する。
システムの立ち上げ時、電源投入時、あるいは工場出荷時等のオフセット電圧調整動作時には、センサ素子1の出力信号を無信号状態(基準値)として出力電圧Voutのオフセット電圧の調整が行われる。このとき、セレクタ13はアップダウンカウンタ12のカウント値をDA変換器17に出力する。
この状態で、電圧アンプ4の出力電圧Voutがウィンドウコンパレータ11の下部しきい値SL1より低いと、ウィンドウコンパレータ11からカウントアップ信号CUがアップダウンカウンタ12に出力される。
すると、アップダウンカウンタ12ではカウントアップ動作が行われ、そのカウント値がセレクタ13を介してDA変換器17に出力される。DA変換器17は、アップダウンカウンタ12のカウント値をアナログ電圧に変換して電圧加算回路5に出力する。
このような動作により、電圧アンプ4の出力電圧Voutは上部しきい値SH1を超えるまで段階的に上昇する。
出力電圧Voutが上部しきい値SH1を超えると、ウィンドウコンパレータ11からカウントダウン信号CDがアップダウンカウンタ12に出力される。
すると、アップダウンカウンタ12ではカウントダウン動作が開始され、そのカウント値がセレクタ13を介してDA変換器17に出力される。DA変換器17は、アップダウンカウンタ12のカウント値をアナログ電圧に変換して電圧加算回路5に出力する。
このような動作により、電圧アンプ4の出力電圧Voutは下部しきい値SL1を超えるまで段階的に下降する。
出力電圧Voutが下部しきい値SL1を超えると、ウィンドウコンパレータ11から再度カウントアップ信号CUがアップダウンカウンタ12に出力され、上記のような動作が繰り返される。
このような動作が行われているとき、上限値レジスタ14にはアップダウンカウンタ12のカウント値の上限値が保持され、演算器16に出力される。また、下限値レジスタ15にはアップダウンカウンタ12のカウント値の下限値が保持され、演算器16に出力される。
演算器16では、上限値レジスタ14と下限値レジスタ15の出力値を加算し、かつ下位側へ1ビット分シフトすることにより平均値を算出し、その平均値をセレクタ13に出力する。
図2に示すように、出力電圧Voutが下部しきい値SL1と上部しきい値SH1との間を繰り返し往復し、タイマ18で設定された時間が経過すると、セレクタ13が切り替えられて、演算器16の算出値がDA変換器17に出力される。
すると、演算器16から上限値レジスタ14と下限値レジスタ15の出力値の平均値が出力されているため、出力電圧Voutは上部しきい値SH1と下部しきい値SL1のほぼ中間レベルとなり、基準電圧Vrefにほぼ一致する。
上記のようなオフセット電圧自動調整回路10を備えた増幅回路では、次に示す作用効果を得ることができる。
(1)オフセット電圧の調整動作時に、出力電圧Voutを基準電圧Vrefにほぼ一致させて、センサ素子のばらつき等によるオフセット電圧をほぼ解消することができる。
(2)ウィンドウコンパレータ11の上部しきい値SH1と下部しきい値SL1の電位差を大きく設定しながら、出力電圧Voutを基準電圧Vrefにほぼ一致させることができる。
(3)ウィンドウコンパレータ11の上部しきい値SH1に対応するアップダウンカウンタ12の上限値と、ウィンドウコンパレータ11の下部しきい値SL1に対応するアップダウンカウンタ12の下限値をそれぞれ上限値レジスタ14と下限値レジスタ15に保持する。そして、その上限値と下限値の平均値を演算器16で算出し、その平均値をDA変換器17に出力するので、出力電圧Voutを基準電圧Vrefにほぼ一致させることができる。
(4)演算器16では、アップダウンカウンタ12の上限値と下限値を加算し、その加算値を1ビット分下位側へシフトすることにより、平均値を算出する。従って、演算器16を簡単な構成で実現することができる。
(5)オフセット電圧自動調整回路10では、1つのDA変換器17を使用し、AD変換器は使用しないので、回路規模を縮小することができる。
(第二の実施の形態)
図3は、第二の実施の形態を示す。この実施の形態のオフセット電圧自動調整回路10aは、オフセット電圧の自動調整動作時に、まずDA変換器に入力されるカウント値の上位ビットを調整して出力電圧Voutの粗調整を行い、次いでDA変換器に入力されるカウント値の下位ビットを調整して出力電圧Voutの微調整を行うようにしたものである。前記第一の実施の形態と同一構成部分は、同一符号を付して説明する。
図3において、センサ素子1、変換アンプ3、電圧アンプ4及び電圧加算回路5は第一の実施の形態と同一構成である。
電圧アンプ4の出力電圧Voutが入力されるウィンドウコンパレータ19は、第一の実施の形態と同様な上部しきい値SH1と下部しきい値SL1があらかじめ設定されている。そして、ウィンドウコンパレータ19は、出力電圧Voutが下部しきい値SL1より低いと、カウントアップ信号CUを第一及び第二のアップダウンカウンタ20a,20bに出力し、出力電圧Voutが上部しきい値SH1より高いと、カウントダウン信号CDを第一及び第二のアップダウンカウンタ20a,20bに出力する。
また、出力電圧Voutが下部しきい値SL1以上であり、かつ上部しきい値SH1以下であるとき、カウントストップ信号CSを第二のアップダウンカウンタ20bに出力する。
前記第一及び第二のアップダウンカウンタ20a,20bは、カウントアップ信号CUの入力に基づいてカウントアップ動作を行い、カウントダウン信号CDの入力に基づいてカウントダウン動作を行う。
また、第二のアップダウンカウンタ20bは、カウントストップ信号CSの入力に基づいてカウント動作を停止する。そして、第二のアップダウンカウンタ20bのカウント値は上位ビットレジスタ21に入力される。
前記上位ビットレジスタ21は、第二のアップダウンカウンタ20bのカウント値を順次格納し、その格納値をDA変換器17の入力信号のうちの上位ビットの入力信号としてDA変換器17に出力する。
前記第一のアップダウンカウンタ20aは、そのカウント値を下位ビットレジスタ22に出力する。
下位ビットレジスタ22は、前記第一の実施の形態と同様な上限値レジスタ14と、下限値レジスタ15と、演算器16と、セレクタ13とで構成され、セレクタ13の出力信号が前記DA変換器17に下位ビットの入力信号として入力される。
次に、上記のようなオフセット電圧自動調整回路10aを備えた増幅回路の動作を説明する。
システムの立ち上げ時、電源投入時、あるいは工場出荷時等のオフセット電圧調整動作時には、センサ素子1の出力信号を基準値として出力電圧Voutのオフセット電圧の調整が行われる。このとき、セレクタ13は第一のアップダウンカウンタ20aのカウント値をDA変換器17に下位ビットデータとして入力する。また、第二のアップダウンカウンタ20bのカウント値は上位ビットレジスタ21に格納され、上位ビットレジスタ21からDA変換器17に上位ビットデータとして入力される。
この状態で、電圧アンプ4の出力電圧Voutがウィンドウコンパレータ11の下部しきい値SL1より低いと、ウィンドウコンパレータ19からカウントアップ信号CUが第一及び第二のアップダウンカウンタ20a,20bに出力される。
すると、第一及び第二のアップダウンカウンタ20a,20bではカウントアップ動作が行われる。そして、第一のアップダウンカウンタ20aのカウント値はセレクタ13を介してDA変換器17に下位ビットデータとして入力され、第二のアップダウンカウンタ20bのカウント値は上位ビットレジスタ21に格納され、DA変換器17に上位ビットデータとして入力される。
すると、DA変換器17の入力データは下位ビットのカウントアップと並行して上位ビットがカウントアップされるため、アップダウンカウンタのカウントクロックが前記第一の実施の形態と同一であれば、第一の実施の形態に比して、DA変換器17の出力電圧が速やかに上昇する。この結果、電圧アンプ4の出力電圧Voutが下部しきい値SL1を超えるまで段階的にかつ速やかに上昇する。
出力電圧Voutが下部しきい値SL1を超えると、ウィンドウコンパレータ19から第二のアップダウンカウンタ20bにカウントストップ信号CSが入力され、第二のアップダウンカウンタ20bのカウント動作が停止される。また、第一のアップダウンカウンタ20aにはカウントアップ信号CUが継続して入力される。
すると、第一のアップダウンカウンタ20aではカウントアップ動作が継続され、そのカウント値がセレクタ13を介してDA変換器17の下位ビットデータとして入力される。
この結果、DA変換器17の上位ビットデータのカウントアップは停止され、下位ビットデータのカウントアップのみが継続するので、電圧アンプ4の出力電圧Voutが段階的にかつ緩やかに上昇する。
次いで、出力電圧Voutが上部しきい値SH1を超えると、ウィンドウコンパレータ19からカウントダウン信号CDが第一及び第二のアップダウンカウンタ20a,20bに出力される。
すると、第一及び第二のアップダウンカウンタ20a,20bでカウントダウン動作が開始され、出力信号Voutが上部しきい値SH1を下回るまで速やかに低下する。そして、出力信号Voutが上部しきい値SH1を下回ると、第二のアップダウンカウンタ20bのみのカウントダウン動作が継続され、電圧アンプ4の出力電圧Voutが下部しきい値SL1を下回るまで段階的にかつ緩やかに低下する。
出力電圧Voutが下部しきい値SL1を下回ると、ウィンドウコンパレータ19から再度カウントアップ信号CUがアップダウンカウンタ20a,20bに出力され、上記のような動作が繰り返される。
このような動作が行われているとき、上限値レジスタ14には第一のアップダウンカウンタ20aのカウント値の上限値が保持され、演算器16に出力される。また、下限値レジスタ15にはアップダウンカウンタ20aのカウント値の下限値が保持され、演算器16に出力される。
演算器16では、上限値レジスタ14と下限値レジスタ15の出力値を加算し、かつ下位側へ1ビット分シフトすることにより平均値を算出し、その平均値をセレクタ13に出力する。
出力電圧Voutが下部しきい値SL1と上部しきい値SH1との間を繰り返し往復し、タイマ18で設定された時間が経過すると、セレクタ13が切り替えられて、演算器16の算出値がDA変換器17に出力される。
すると、演算器16から上限値レジスタ14と下限値レジスタ15の出力値の平均値が出力されているため、出力電圧Voutは上部しきい値SH1と下部しきい値SL1のほぼ中間レベルとなり、基準電圧Vrefにほぼ一致する。
上記のようなオフセット電圧自動調整回路10aを備えた増幅回路では、前記第一の実施の形態で得られた作用効果に加えて、次に示す作用効果を得ることができる。
(1)オフセット電圧の自動調整動作時に、電圧アンプ4の出力電圧Voutが下部しきい値SL1より低い場合には、第一及び第二のアップダウンカウンタ20a,20bで並行してカウントアップ動作が行われ、DA変換器17の上位ビットデータと下位ビットデータとが並行してカウントアップされる。従って、電圧アンプ4の出力電圧Voutが下部しきい値SL1より低い場合には、出力電圧Voutを下部しきい値SL1を超えるまで速やかに引き上げる粗調整が行われ、その後DA変換器17の下位ビットデータのカウント動作により、出力電圧Voutを基準電圧Vrefに近づけるための微調整が行なわれる。この結果、出力電圧Voutを基準電圧Vrefにほぼ一致させるまでに要する時間を短縮することができる。
(2)同様に、オフセット電圧の自動調整動作時に、電圧アンプ4の出力電圧Voutが上部しきい値SH1より高い場合には、第一及び第二のアップダウンカウンタ20a,20bで並行してカウントダウン動作が行われ、DA変換器17の上位ビットデータと下位ビットデータとが並行してカウントダウンされる。従って、電圧アンプ4の出力電圧Voutが上部しきい値SH1より高い場合には、出力電圧Voutを上部しきい値SH1を下回るまで速やかに引き下げる粗調整が行われ、その後DA変換器17の下位ビットデータのカウント動作により、出力電圧Voutを基準電圧Vrefに近づけるための微調整が行なわれる。この結果、出力電圧Voutを基準電圧Vrefにほぼ一致させるまでに要する時間を短縮することができる。
(第三の実施の形態)
図4は、前記第一の実施の形態のウィンドウコンパレータ11の別例を示す。前記ウィンドウコンパレータ11は、出力電圧Voutと上部しきい値SH1とを比較するコンパレータと、出力電圧Voutと下部しきい値SL1とを比較するコンパレータとを備えた公知の構成である。
そして、これらの出力信号を組み合わせて出力信号Voutが上部しきい値SH1より高いか、上部しきい値SH1と下部しきい値SL1との範囲内であるか、あるいは下部しきい値SL1より低いかが判定され、カウントアップ信号CU、カウントダウン信号CDあるいはカウントストップ信号CSが生成される。
この実施の形態のウィンドウコンパレータ23は、1つのコンパレータを使用して、ウィンドウコンパレータを構成するものである。
具体的に説明すると、コンパレータ28の2つの入力端子T1,T2には、それぞれスイッチ回路24a,24bを介して電圧アンプ4の出力電圧Voutが入力される。また、コンパレータ23の出力信号は、スイッチ回路25aを介してカウントダウン信号CDを出力し、スイッチ回路25bを介してカウントアップ信号CUを出力する。
また、前記入力端子T2にはスイッチ回路26aを介して上部しきい値SH1が入力され、前記入力端子T1にはスイッチ回路26bを介して下部しきい値SL1が入力される。前記上部しきい値SH1と下部しきい値SL1は、しきい値生成回路27で生成される。
前記しきい値生成回路27は、高電位側電源VDDと低電位側電源Vssとの間に同一抵抗値の抵抗R1〜R4が直列に接続され、抵抗R1,R2間から上部しきい値SH1が出力され、抵抗R3,R4間から下部しきい値SL1が出力される。また、抵抗R2,R3間の電圧が前記基準電圧Vrefとなるように設定されている。
前記スイッチ回路24a,24b,25a,25b,26a,26bは、図示しないスイッチ制御回路により制御される。そして、スイッチ回路24aが導通するとき、スイッチ回路24bが不導通となり、スイッチ回路26aが導通状態となり、スイッチ回路26bが不導通となる。このとき、スイッチ回路25aが導通し、スイッチ回路25bが不導通となる。
また、スイッチ回路24aが不導通となるとき、スイッチ回路24bが導通状態となり、スイッチ回路26aが不導通となり、スイッチ回路26bが導通状態となる。このとき、スイッチ回路25aが不導通となり、スイッチ回路25bが導通状態となる。
すると、スイッチ回路24aが導通するとき、入力端子T1に前記出力電圧Voutが入力され、入力端子T2に上部しきい値SH1が入力される。そして、出力電圧Voutが上部しきい値SH1より高くなると、Hレベルのカウントダウン信号CDがコンパレータ28からスイッチ回路25aを介して出力される。出力電圧Voutが上部しきい値SH1より低い場合には、コンパレータ28の出力信号はLレベルとなり、カウントダウン信号CDとはならない。
スイッチ回路24bが導通するとき、入力端子T2に前記出力電圧Voutが入力され、入力端子T1に下部しきい値SL1が入力される。そして、出力電圧Voutが下部しきい値SL1より低くなると、Hレベルのカウントアップ信号CUがコンパレータ28からスイッチ回路25bを介して出力される。出力電圧Voutが下部しきい値SL1より高い場合には、コンパレータ28の出力信号はLレベルとなり、カウントアップ信号CUとはならない。
そして、各スイッチ回路24a,24b,25a,25b,26a,26bの動作は、あらかじめ設定された所定時間毎に切り替えられて、上記のような動作が交互に繰り返される。
このように構成されたウィンドウコンパレータ23では、出力電圧Voutと上部しきい値SH1との比較動作と、出力電圧Voutと下部しきい値SL1との比較動作とを一つのコンパレータ28で行なうことができる。
また、出力電圧Voutと上部しきい値SH1との比較動作と、出力電圧Voutと下部しきい値SL1との比較動作を行う場合、出力電圧Voutを入力する入力端子T1,T2を入れ替えるので、コンパレータ28のオフセット電圧を相殺することができる。
すなわち、出力電圧Voutと上部しきい値SH1との比較動作時にコンパレータ28のオフセット電圧が基準値より高電位側に発生するとすれば、出力電圧Voutと下部しきい値SL1との比較動作時にはコンパレータ28のオフセット電圧が低電位側に発生する。
すると、第一の実施の形態において上限値レジスタ14に格納された上限値に作用するオフセット電圧と、下限値レジスタ15に格納された下限値に作用するオフセット電圧とが、演算器16で平均値を演算するとき相殺される。従って、コンパレータ28のオフセット電圧に影響されることなく、出力電圧Voutを基準電圧Vrefに近づけることが可能となる。
(第四の実施の形態)
図5は、第四の実施の形態を示す。この実施の形態は、オフセット電圧自動調整時にのみ動作するフィードバック回路29と、オフセット電圧自動調整回路33とを備えたものである。
前記フィードバック回路29は、LPF(ローパスフィルター)30と、フィードバックアンプ31と、セレクタ32とで構成される。フィードバックアンプ31の一方の入力端子には、LPF30を介して電圧アンプ4の出力電圧Voutが入力され、他方の入力端子には基準電圧Vrefが入力される。
フィードバックアンプ31の出力信号は、セレクタ32に出力されるとともに、オフセット電圧自動調整回路33の入力端子、すなわち前記ウィンドウコンパレータ11の入力端子に入力される。
セレクタ32は、前記フィードバックアンプ31の出力信号と、オフセット電圧自動調整回路33のDA変換器17の出力信号のいずれかを選択して電圧加算回路5に出力する。
オフセット電圧自動調整回路33では、前記フィードバックアンプ31の出力信号がコンパレータに入力され、そのコンパレータの比較結果に基づいてアップダウンカウンタを動作させ、そのアップダウンカウンタのカウント値の上限値と下限値をレジスタに保持して平均値を算出し、その平均値をDA変換器に出力する。このような動作により、オフセット電圧自動調整回路33は、フィードバックアンプ31の出力電圧に一致する電圧をDA変換器から出力するように動作する。
このようなフィードバック回路29及びオフセット電圧自動調整回路33を備えた増幅回路では、オフセット調整動作時にまずフィードバックアンプ31の出力信号がセレクタ32を介して電圧加算回路5に出力される。この状態では、フィードバックアンプ31は電圧アンプ4の出力電圧Voutの直流成分を基準電圧Vrefに収束させるような直流電圧を出力する。この結果、出力電圧Voutからオフセット電圧が除去され、そのフィードバックアンプ31の出力信号がオフセット電圧自動調整回路33に出力される。
このとき、オフセット電圧自動調整回路33ではDA変換器の出力電圧をフィードバックアンプ31の出力電圧と一致させるように動作する。そして、セレクタ32を切り替えて、DA変換器の出力電圧を電圧加算回路5に出力すると、出力電圧Voutはオフセット電圧が除去された状態に維持される。
このような動作により、センサ素子1の出力信号が直流信号を含む信号である場合にも、オフセット調整動作時にはアナログ動作のフィードバック回路29を使用してオフセット電圧を除去し、調整動作の終了後はその状態をDA変換器の出力信号で保持することができる。
(第五の実施の形態)
図6は、第五の実施の形態を示す。この実施の形態は、前記第四の実施の形態のフィードバック回路29を構成するフィードバックアンプ31に代えて、電流出力型のフィードバックアンプ34を使用したものである。
フィードバックアンプ34の出力電流は、セレクタ35に出力される。また、フィードバックアンプ34の出力電流と同一値の電流がカレントミラー回路36で生成され、オフセット電圧自動調整回路37に供給される。
オフセット電圧自動調整回路37では、電流出力型のDA変換器が備えられ、そのDA変換器から入力電流と等しい電流を出力するように動作する。そして、オフセット電圧自動調整回路37の出力電流がバッファアンプ38を介して前記セレクタ35に出力される。
セレクタ35は、前記フィードバックアンプ34とバッファアンプ38のいずれか一方の出力電流を電圧アンプ4に出力し、その出力電流は電流電圧変換回路39で電圧値に変換されて電圧アンプ4に入力される。
このようなフィードバックアンプ34及びオフセット電圧自動調整回路37を備えた増幅回路では、オフセット調整動作時にまずフィードバックアンプ34の出力電流がセレクタ35を及び電流電圧変換回路39を介して電圧アンプ4に出力される。この状態では、フィードバックアンプ34は電圧アンプ4の出力電圧Voutの直流成分を基準電圧Vrefに収束させるような直流電流を出力する。この結果、出力電圧Voutからオフセット電圧が除去され、そのフィードバックアンプ34の出力電流と同一値の電流がオフセット電圧自動調整回路37に出力される。
このとき、オフセット電圧自動調整回路37ではDA変換器の出力電流をフィードバックアンプ34の出力電流と一致させるように動作する。そして、セレクタ35を切り替えて、DA変換器の出力電流を電流電圧変換回路39に出力すると、出力電圧Voutはオフセット電圧が除去された状態に維持される。
このような動作により、センサ素子1の出力信号が直流信号を含む信号である場合にも、オフセット調整動作時にはアナログ動作のフィードバック回路を使用してオフセット電圧を除去し、調整動作の終了後はその状態をDA変換器の出力信号で保持することができる。
上記実施の形態は、次に示すように変更してもよい。
・第一及び第二の実施の形態において、セレクタ13はタイマ18に代えて、外部から入力される信号により、選択する入力信号を切り替えるようにしてもよい。
第一の実施の形態の増幅回路を示すブロック図である。 第一の実施の形態のオフセット電圧調整動作を示す出力波形図である。 第二の実施の形態を示すブロック図である。 第三の実施の形態示す回路図である。 第四の実施の形態を示すブロック図である。 第五の実施の形態を示すブロック図である。 従来例を示すブロック図である。 従来例の動作を示す出力波形図である。 従来例の動作を示す出力波形図である。
符号の説明
4 電圧アンプ
11,19,23 ウィンドウコンパレータ
12,20a,20b アップダウンカウンタ
10,10a,33 オフセット電圧自動調整回路
13 セレクタ
14 上限値レジスタ
15 下限値レジスタ
16 演算器
17 DA変換器
Vout 出力電圧
SH1 上部しきい値
SL1 下部しきい値

Claims (5)

  1. 入力信号を増幅する電圧アンプと、
    前記電圧アンプの出力電圧からオフセット電圧を除去する調整信号を生成して前記電圧アンプに供給するオフセット電圧自動調整回路と
    を備えた増幅回路であって、
    前記オフセット電圧自動調整回路は、
    前記出力電圧と上部しきい値及び下部しきい値とを比較するウィンドウコンパレータと、
    前記ウィンドウコンパレータの比較結果に基づいて、前記出力電圧が前記下部しきい値より低いとアップカウントを開始し、前記出力電圧が前記上部しきい値より高いとダウンカウントを開始するアップダウンカウンタと、
    前記アップダウンカウンタのカウント値の上限値を格納する上限値レジスタと、
    前記アップダウンカウンタのカウント値の下限値を格納する下限値レジスタと、
    前記上限値レジスタの格納値と下限値レジスタの格納値との平均値を算出する演算器と、
    前記アップダウンカウンタのカウント値と、前記演算器で算出された平均値のいずれかを選択して出力データとして出力するセレクタと、
    前記セレクタは、前記演算器で平均値を算出するまでの間、前記アップダウンカウンタのカウント値を選択して出力し、次いで前記平均値を選択して出力することと、
    前記セレクタの出力データをDA変換して前記電圧アンプに供給するDA変換器と
    を備えたことを特徴とする増幅回路。
  2. 前記アップダウンカウンタは、
    前記出力電圧が下部しきい値より低いとアップカウントを開始し、前記出力電圧が上部しきい値より高いとダウンカウントを開始する第一のアップダウンカウンタと、
    前記出力電圧が下部しきい値より低いとアップカウントを開始し、前記出力電圧が上部しきい値より高いとダウンカウントを開始するとともに、前記出力電圧が上部しきい値と下部しきい値との間であるときはカウント動作を停止する第二のアップダウンカウンタと
    を備え、
    前記第一のアップダウンカウンタのカウント値を、前記セレクタと、上限値レジスタと、下限値レジスタに入力し、
    前記第二のアップダウンカウンタのカウント値を、上位ビットレジスタに格納し、
    前記セレクタの出力データを前記DA変換器に下位ビットデータとして入力し、前記上位ビットレジスタの格納値を前記DA変換器に上位ビットデータとして入力したことを特徴とする請求項1記載の増幅回路。
  3. 前記ウィンドウコンパレータは、
    一つのコンパレータと、
    前記コンパレータの入力端子に前記出力電圧と前記上部しきい値とを入力して比較する第一の比較動作と、前記コンパレータの入力端子に前記出力電圧と前記下部しきい値とを入力して比較する第二の比較動作とを交互に行なうとともに、前記第一の比較動作と第二の比較動作とで、前記出力電圧を入力する端子を入れ替えるスイッチ回路と
    を備えたことを特徴とする請求項1又は2記載の増幅回路。
  4. 前記電圧アンプの出力端子と入力端子との間に、前記出力電圧のオフセット電圧を解消するフィードバックアンプを接続し、前記フィードバックアンプの出力電圧を前記オフセット電圧自動調整回路に供給して、前記DA変換器の出力電圧を前記フィードバックアンプの出力電圧に一致させ、前記DA変換器の出力電圧を前記電圧アンプに供給するとき、前記フィードバックアンプと前記電圧アンプとの接続を遮断するセレクタを備えたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の増幅回路。
  5. 前記フィードバックアンプを電流出力アンプで構成し、前記フィードバックアンプの出力電流を前記オフセット電圧自動調整回路に供給し、前記DA変換器を電流出力型で構成し、前記セレクタと前記電圧アンプの入力端子との間に電流電圧変換回路を設けたことを特徴とする請求項4記載の増幅回路。
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