JP2012134098A - スイッチ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】主に自動車内の各種電子機器の操作に用いられるスイッチ装置に関し、操作体の開口孔への当接を防ぎ、確実な操作が可能なものを提供することを目的とする。
【解決手段】複数の筒部12Aに操作体3が上下動可能に装着された保持体12の側面に、ケース1の内側壁に当接する突起部12Cを設けることによって、車両への装着の際に多少の力が加わった場合にも、保持体12側面の突起部12Cがケース1の内側壁に当接して、ケース1の捩れ等の変形を防止することができるため、ケース1の開口孔1A内縁への操作体3の当接による不具合を防ぎ、確実な操作が可能なスイッチ装置20を得ることができる。
【選択図】図1
【解決手段】複数の筒部12Aに操作体3が上下動可能に装着された保持体12の側面に、ケース1の内側壁に当接する突起部12Cを設けることによって、車両への装着の際に多少の力が加わった場合にも、保持体12側面の突起部12Cがケース1の内側壁に当接して、ケース1の捩れ等の変形を防止することができるため、ケース1の開口孔1A内縁への操作体3の当接による不具合を防ぎ、確実な操作が可能なスイッチ装置20を得ることができる。
【選択図】図1
Description
本発明は、主に自動車の車室内の各種電子機器の操作に用いられるスイッチ装置に関するものである。
近年、自動車内のステアリングホイールやフロントパネルに様々な操作方式のスイッチ装置を装着し、これによって車室内の音響機器や空調機器等の各種電子機器の操作を行うものが増えている。
このような従来のスイッチ装置について、図3〜図5を用いて説明する。
図4は従来のスイッチ装置の断面図、図5は同分解斜視図であり、同図において、1は下面開口の略箱状で絶縁樹脂製のケースで、上面には略矩形状の複数の開口孔1Aが設けられている。
また、2は絶縁樹脂製の保持体で、ケース1内に収納されると共に、上面には上方へ突出する複数の筒部2Aが形成され、この筒部2Aの外壁には複数の爪部2Bが設けられている。
そして、3は略箱状で絶縁樹脂製の操作体で、側面の複数の貫通孔3Aに爪部2Bが挿通されて、複数の操作体3が複数の筒部2Aに上下動可能に装着されると共に、操作体3上端がケース1の開口孔1Aから上方へ突出している。
さらに、4は上下面に複数の配線パターン(図示せず)が形成された配線基板、5はプッシュスイッチで、配線基板4上面に複数のプッシュスイッチ5が実装装着されて、複数のスイッチ接点が形成されると共に、プッシュスイッチ5上面から上方へ突出した操作軸5A上端には、操作体3下面に突出した押圧部3Bの下端が当接している。
また、6は絶縁樹脂製のカバーで、前後端から外方に突出した複数の取付孔6Aが設けられると共に、このカバー6や配線基板4、保持体2を挿通した複数のねじ7がケース1下面に固着され、カバー6がケース1や配線基板4下面を覆って、スイッチ装置10が構成されている。
そして、このように構成されたスイッチ装置10が、図3の正面図に示すように、操作体3上面を手前にして、車室内のステアリングホイール30のスポーク30Aに、カバー6の取付孔6Aにねじ等が締め付けられて、自動車に装着されると共に、複数のプッシュスイッチ5がコネクタやリード線(図示せず)等を介して、車両の電子回路(図示せず)に電気的に接続される。
以上の構成において、ステアリングホイール30を握りながら、例えば親指を伸ばし、操作体3上面を押圧操作すると、操作体3が下方へ移動し、下面の押圧部3B下端が操作軸5Aを押圧して、プッシュスイッチ5が電気的に接続された状態となる。
また、指を外して操作体3への押圧力を解除すると、操作軸5Aが上方へ弾性復帰して、プッシュスイッチ5が電気的に切断された状態になると共に、操作軸5Aが押圧部3Bを上方へ押圧して、操作体3が元の位置に戻った状態となる。
そして、このようなプッシュスイッチ5の電気的接離を車両の電子回路が検出し、これに応じて電子回路が、自動車に搭載された様々な機器の制御を行い、例えば、CDプレーヤ等の音響機器の音量や、エアコン等の空調機器の温度の増減等が行われる。
つまり、ステアリングホイール30にスイッチ装置10を装着し、ステアリングホイール30から手を離すことなく、例えば親指のみを伸ばし、操作体3を押圧操作して、車両内の様々な機器を制御することで、特に運転中の機器の操作が容易に行えるように構成されているものであった。
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
しかしながら、上記従来のスイッチ装置においては、カバー6前後端の複数の取付孔6Aにねじ等を締め付けて車両に装着する際に、無理な力等が加わりカバー6が捩られた状態で装着されると、これによってカバー6に固着されたケース1も捩られ変形した状態となり、開口孔1Aとこれから突出する操作体3の中心位置がずれるため、操作体3外周が開口孔1A内縁に当り、指を外して押圧力を除いても操作軸5Aの弾性復帰力だけでは、操作体3が元の位置に戻りづらくなってしまう場合があるという課題があった。
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、操作体の開口孔への当接を防ぎ、確実な操作が可能なスイッチ装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、複数の筒部に操作体が上下動可能に装着された保持体の側面に、ケースの内側壁に当接する突起部を設けてスイッチ装置を構成したものであり、車両への装着の際に多少の力が加わった場合にも、保持体側面の突起部がケースの内側壁に当接して、ケースの捩れ等の変形を防止することができるため、ケースの開口孔内縁への操作体の当接による不具合を防ぎ、確実な操作が可能なスイッチ装置を得ることができるという作用を有するものである。
以上のように本発明によれば、操作体の開口孔への当接を防ぎ、確実な操作が可能なスイッチ装置を実現することができるという有利な効果が得られる。
以下、本発明の実施の形態について、図1〜図3を用いて説明する。
なお、背景技術の項で説明した構成と同一構成の部分には同一符号を付して、詳細な説明を簡略化する。
(実施の形態)
図1は本発明の一実施の形態によるスイッチ装置の断面図、図2は同分解斜視図であり、同図において、1は下面開口の略箱状でポリカーボネートやABS等の絶縁樹脂製のケースで、上面には略矩形状の複数の開口孔1Aが設けられている。
図1は本発明の一実施の形態によるスイッチ装置の断面図、図2は同分解斜視図であり、同図において、1は下面開口の略箱状でポリカーボネートやABS等の絶縁樹脂製のケースで、上面には略矩形状の複数の開口孔1Aが設けられている。
そして、12はポリオキシメチレンやABS等の絶縁樹脂製の保持体で、ケース1内に収納されると共に、上面には上方へ突出する複数の筒部12Aが形成され、この筒部12Aの外壁には複数の爪部12Bが設けられている。
さらに、保持体12の左右の両側面には、外方へ突出する略壁状の突起部12Cが形成されると共に、この突起部12Cがケース1の左右の内側壁に当接している。
また、3は略箱状でポリブチレンテレフタレートやポリオキシメチレン等の絶縁樹脂製の操作体で、側面の複数の貫通孔3Aに爪部12Bが挿通されて、複数の操作体3が複数の筒部12Aに上下動可能に装着されると共に、操作体3上端がケース1の開口孔1Aから上方へ突出している。
そして、4は紙フェノールやガラス入りエポキシ等の配線基板、5はプッシュスイッチで、配線基板4の上下面には銅箔等によって複数の配線パターン(図示せず)が形成されると共に、配線基板4上面に複数のプッシュスイッチ5が実装装着されて、複数のスイッチ接点が形成され、プッシュスイッチ5上面から上方へ突出した操作軸5A上端には、操作体3下面に突出した押圧部3Bの下端が当接している。
さらに、6はポリカーボネートやABS等の絶縁樹脂製のカバーで、前後端から外方に突出した複数の取付孔6Aが設けられると共に、このカバー6や配線基板4、保持体12を挿通した複数のねじ7がケース1下面に固着され、カバー6がケース1や配線基板4下面を覆って、スイッチ装置20が構成されている。
そして、このように構成されたスイッチ装置20が、図3の正面図に示すように、操作体3上面を手前にして、車室内のステアリングホイール30のスポーク30Aに、カバー6の取付孔6Aにねじ等が締め付けられて、自動車に装着されると共に、複数のプッシュスイッチ5がコネクタやリード線(図示せず)等を介して、車両の電子回路(図示せず)に電気的に接続される。
以上の構成において、ステアリングホイール30を握りながら、例えば親指を伸ばし、操作体3上面を押圧操作すると、操作体3が下方へ移動し、下面の押圧部3B下端が操作軸5Aを押圧して、プッシュスイッチ5が電気的に接続された状態となる。
また、指を外して操作体3への押圧力を解除すると、操作軸5Aが上方へ弾性復帰して、プッシュスイッチ5が電気的に切断された状態になると共に、操作軸5Aが押圧部3Bを上方へ押圧して、操作体3が元の位置に戻った状態となる。
そして、このようなプッシュスイッチ5の電気的接離を車両の電子回路が検出し、これに応じて電子回路が、自動車に搭載された様々な機器の制御を行い、例えば、CDプレーヤ等の音響機器の音量や、エアコン等の空調機器の温度の増減等が行われる。
つまり、ステアリングホイール30にスイッチ装置20を装着し、ステアリングホイール30から手を離すことなく、例えば親指のみを伸ばし、操作体3を押圧操作して、車両内の様々な機器を制御することで、特に運転中の機器の操作が容易に行えるように構成されている。
そして、この時、筒部12Aに操作体3が装着された保持体12左右の両側面には、外方へ突出する突起部12Cが形成され、この突起部12Cがケース1の左右の内側壁に当接しているため、カバー6前後端の複数の取付孔6Aにねじ等を締め付けて車両に装着する際に、多少の力が加わった場合にも、カバー6やこれに固着されたケース1に、捩れ等の変形が生じないようになっている。
すなわち、車両への装着の際に力が加わってカバー6が捩られ、これによってカバー6に固着されたケース1に捩じる力が加わっても、ケース1の内側壁に当接した保持体12側面の突起部12Cによって、多少の力ではケース1が変形しないように構成されている。
つまり、保持体12側面の突起部12Cによって、ケース1の捩れ等の変形を防止することで、操作体3外周が開口孔1A内縁に当り、指を外して押圧力を除いても、操作体3が元の位置に戻らないといった不具合を防ぐことができるようになっている。
このように本実施の形態によれば、複数の筒部12Aに操作体3が上下動可能に装着された保持体12の側面に、ケース1の内側壁に当接する突起部12Cを設けることによって、車両への装着の際に多少の力が加わった場合にも、保持体12側面の突起部12Cがケース1の内側壁に当接して、ケース1の捩れ等の変形を防止することができるため、ケース1の開口孔1A内縁への操作体3の当接による不具合を防ぎ、確実な操作が可能なスイッチ装置20を得ることができるものである。
なお、以上の説明では、配線基板4上面に複数のプッシュスイッチ5を実装装着して、複数のスイッチ接点を形成した構成について説明したが、配線基板4上面にカーボン等によって固定接点を形成し、この上に略ドーム状で導電金属薄板製の可動接点を載置した構成や、あるいは下面に可動接点が形成された略ドーム状で可撓性のゴムシートを載置したもの等、様々なスイッチ接点を用いた構成としても、本発明の実施は可能である。
本発明によるスイッチ装置は、操作体の開口孔への当接を防ぎ、確実な操作が可能なものを得ることができるという有利な効果を有し、主に自動車の各種電子機器の操作用として有用である。
1 ケース
1A 開口孔
3 操作体
3A 貫通孔
3B 押圧部
4 配線基板
5 プッシュスイッチ
5A 操作軸
6 カバー
6A 取付孔
12 保持体
12A 筒部
12B 爪部
12C 突起部
20 スイッチ装置
30 ステアリングホイール
30A スポーク
1A 開口孔
3 操作体
3A 貫通孔
3B 押圧部
4 配線基板
5 プッシュスイッチ
5A 操作軸
6 カバー
6A 取付孔
12 保持体
12A 筒部
12B 爪部
12C 突起部
20 スイッチ装置
30 ステアリングホイール
30A スポーク
Claims (1)
- 略箱状で上面に複数の開口孔が形成されたケースと、このケース内に収納され上面に複数の筒部が形成された保持体と、この保持体の筒部に上下動可能に装着され上端が上記ケースの開口孔から突出する複数の操作体と、この操作体の上下動に応じて電気的接離を行うスイッチ接点からなり、上記保持体の側面に上記ケースの内側壁に当接する突起部を設けたスイッチ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010287290A JP2012134098A (ja) | 2010-12-24 | 2010-12-24 | スイッチ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010287290A JP2012134098A (ja) | 2010-12-24 | 2010-12-24 | スイッチ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012134098A true JP2012134098A (ja) | 2012-07-12 |
Family
ID=46649446
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010287290A Pending JP2012134098A (ja) | 2010-12-24 | 2010-12-24 | スイッチ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2012134098A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014069626A (ja) * | 2012-09-28 | 2014-04-21 | Toyoda Gosei Co Ltd | 運転者用振動伝達装置 |
JP2014203677A (ja) * | 2013-04-05 | 2014-10-27 | パナソニック株式会社 | スイッチ装置 |
JP2015165473A (ja) * | 2014-03-03 | 2015-09-17 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 押釦スイッチ装置 |
JP2021077503A (ja) * | 2019-11-07 | 2021-05-20 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | スイッチ装置及び車両 |
JP7489204B2 (ja) | 2020-03-16 | 2024-05-23 | 株式会社ユーシン | スイッチ装置 |
-
2010
- 2010-12-24 JP JP2010287290A patent/JP2012134098A/ja active Pending
Cited By (6)
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---|---|---|---|---|
JP2014069626A (ja) * | 2012-09-28 | 2014-04-21 | Toyoda Gosei Co Ltd | 運転者用振動伝達装置 |
JP2014203677A (ja) * | 2013-04-05 | 2014-10-27 | パナソニック株式会社 | スイッチ装置 |
JP2015165473A (ja) * | 2014-03-03 | 2015-09-17 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 押釦スイッチ装置 |
JP2021077503A (ja) * | 2019-11-07 | 2021-05-20 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | スイッチ装置及び車両 |
JP7369936B2 (ja) | 2019-11-07 | 2023-10-27 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | スイッチ装置及び車両 |
JP7489204B2 (ja) | 2020-03-16 | 2024-05-23 | 株式会社ユーシン | スイッチ装置 |
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