JP2012127472A - 回転伝達装置及びモータ - Google Patents

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Abstract

【課題】ダンパ部の破損を防止することができるとともに、製造を容易とすることができる回転伝達装置を提供すること。
【解決手段】回転伝達装置は、モータ本体10の回転力をウォームホイール13及び緩衝機構を介して出力軸16に伝達する。ウォームホイール13は、周方向等角度間隔に設けられた複数の係合部23を有する。緩衝機構は、係合部23の周方向両側にそれぞれ当接するように配置された一対のダンパ部14aが3組設けられたゴムダンパ14と、金属板材よりなり、出力軸16に連結される出力連結部15aと、各ダンパ部14aの軸方向一端面を覆う平面部15bと、平面部15bから軸方向に突出して係合部23とで各ダンパ部14aを周方向に挟むようにそれぞれ独立して屈曲形成された係合片15cとを有する伝達プレート15とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、緩衝機構を介して回転力を伝達する回転伝達装置及びモータに関するものである。
従来、パワーウインド装置用等のモータは、回転軸を回転駆動するモータ本体と、回転軸の回転を減速するウォームギヤを有した回転伝達装置としての減速部とを備える。そして、このような減速部としては、ウォームホイールが緩衝機構を介して出力軸に連結されたものがある。例えば、特許文献1では、ウォームホイールに複数の係合部が周方向等角度間隔に設けられ、緩衝機構は、前記係合部の周方向両側にそれぞれ当接するように配置された一対のダンパ部を有した弾性部材と、前記係合部とで前記各ダンパ部を周方向に挟むように膨出した係合膨出部を有する伝達プレートを備えたものが開示されている。又、特許文献1には、前記係合膨出部と対応する係合片が金属板材から屈曲形成されたものが記載されている。尚、この係合片は、周方向に隣り合う前記ダンパ部の間に1つのみ形成され、それらのダンパ部に対して共用のものとされている。
このようなモータでは、ウォームホイール(係合部)の回転力が、ダンパ部を介して伝達プレート(係合膨出部や係合片)に伝達され、伝達プレートに連結された出力軸が回転する。そして、このようなモータ(回転伝達装置)では、例えば、ウォームホイールの回転時に出力軸(伝達プレート)に急激な負荷がかかった場合等、生じる衝撃がダンパ部の弾性変形にて抑えられる。
特開2001−343052号公報(図1及び図6参照)
しかしながら、上記した係合膨出部を有する伝達プレートは、係合膨出部を成形するために金属板材から多段階の絞り加工等が必要となるという問題があり、例えば、製造コストが高くなってしまう。又、上記した周方向に隣り合うダンパ部の間に1つ(共用)の係合片を屈曲形成した伝達プレートでは、一方のダンパ部の軸方向一端面側が開放されるため、ダンパ部が軸方向に屈曲するように(伝達プレートから飛び出すように)変形してしまう虞があり、それによってダンパ部に亀裂が入る等、破損してしまう虞がある。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、ダンパ部の破損を防止することができるとともに、製造を容易とすることができる回転伝達装置及びモータを提供することにある。
請求項1に記載の発明では、駆動源の回転力を回転体及び緩衝機構を介して出力軸に伝達する回転伝達装置であって、前記回転体は、周方向等角度間隔に設けられた複数の係合部を有し、前記緩衝機構は、前記係合部の周方向両側にそれぞれ当接するように配置された一対のダンパ部が、複数組設けられた弾性部材と、金属板材よりなり、前記出力軸に連結される出力連結部と、前記各ダンパ部の軸方向一端面を覆う平面部と、前記平面部から軸方向に突出して前記係合部とで前記各ダンパ部を周方向に挟むようにそれぞれ独立して屈曲形成された係合片とを有する伝達プレートとを備えたことを要旨とする。
同構成によれば、伝達プレートは、各ダンパ部の軸方向一端面を覆う平面部を有するため、ダンパ部が軸方向に屈曲するように(伝達プレートから飛び出すように)変形してしまうことが防止され、ダンパ部に亀裂が入る等の破損を防止することができる。又、伝達プレートは、平面部から軸方向に突出して前記係合部とで前記各ダンパ部を挟むようにそれぞれ独立して屈曲形成された係合片を有するものであるため、例えば絞り加工等を必要とせず容易に成形することができる。即ち、金属板材から多段階の絞り加工等により同様の機能を有する係合膨出部を成形する場合に比べて、簡単な折曲げ加工で製造することができる。
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の回転伝達装置において、前記弾性部材は、前記ダンパ部同士を連結する連結部を有することを要旨とする。
同構成によれば、弾性部材は、前記ダンパ部同士を連結する連結部を有するため、各ダンパ部が別体とされたものに比べて、構成部品点数を低減することができ、ひいては部品管理や組み付けを容易とすることができる。
請求項3に記載の発明では、請求項2に記載の回転伝達装置において、周方向に隣り合う前記係合部の周方向の対向面幅角度が、前記連結部にて連結された一対の前記ダンパ部の周方向の両端幅角度よりも小さくなるように、前記係合部は、一対の前記ダンパ部の組数よりも多く形成されたことを要旨とする。
同構成によれば、周方向に隣り合う係合部の周方向の対向面幅角度が、連結部にて連結された一対のダンパ部の周方向の両端幅角度よりも小さくなるように、係合部は、一対のダンパ部の組数よりも多く形成されるため、ダンパ部の周方向幅を小さくしながら、回転体に対する弾性部材の誤組付けを防止することができる。即ち、ダンパ部の周方向幅を小さく設定した場合に、周方向に隣り合う係合部の周方向の対向面幅角度が、連結部にて連結された一対のダンパ部の周方向の両端幅角度よりも大きいと、周方向に隣り合う係合部間に一対のダンパ部が収容されてしまうといった誤組付けが懸念されるが、これを回避することができる。尚、ダンパ部の周方向幅を小さくすることは、材料費や重量の低減に寄与する。
請求項4に記載の発明では、請求項3に記載の回転伝達装置において、一対の前記ダンパ部は3組設けられ、前記係合部は、周方向等角度間隔に6個設けられたことを要旨とする。
同構成によれば、一対のダンパ部は3組設けられ、係合部は、周方向等角度間隔に6個設けられるため、ダンパ部の周方向幅を小さくしながら、回転体に対する弾性部材の誤組付けを防止することができ、且つ回転体と伝達プレート間で動力をバランス良く伝達することができるとともに、衝撃をバランス良く吸収することができる。
請求項5に記載の発明では、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の回転伝達装置と、前記回転体を回転駆動する駆動源とを備えたモータを要旨とする。
同構成によれば、モータにおいて、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の発明の効果を得ることができる。
本発明によれば、ダンパ部の破損を防止することができるとともに、製造を容易とすることができる回転伝達装置及びモータを提供することができる。
本実施の形態におけるモータの要部分解斜視図。 (a)本実施の形態におけるウォームホイール、ゴムダンパ及び伝達プレートを組み付けた平面図。(b)同じくウォームホイール、ゴムダンパ及び伝達プレートを組み付けた一部断面平面図。 (a)別例におけるウォームホイール、ゴムダンパ及び伝達プレートを組み付けた平面図。(b)同じくウォームホイール、ゴムダンパ及び伝達プレートを組み付けた一部断面平面図。
以下、本発明をパワーウインド装置用のモータに具体化した一実施の形態を図1及び図2に従って説明する。
図1に示すように、モータ1は、駆動源としてのモータ本体10と減速部11とを備えている。モータ本体10は、図示しない回転軸を備え、該回転軸を回転駆動する。減速部11は、ハウジング12、回転体としてのウォームホイール13、弾性部材としてのゴムダンパ14、伝達プレート15、出力軸16、及び蓋17等を備える。尚、本実施の形態では、ゴムダンパ14及び伝達プレート15が緩衝機構を構成している。
ハウジング12は、合成樹脂製であって、モータ固定部12a、ウォーム収容部12b、及びホイール収容部12cを備える。モータ固定部12aは、前記モータ本体10(ヨーク)に固定され、モータ本体10の軸中心上に形成された前記ウォーム収容部12bには、モータ本体10の前記回転軸と一体回転するウォーム18が回転可能に支持されて収容される。尚、ウォーム18は、その一部がホイール収容部12c内に露出することになる。
ホイール収容部12cは略有底筒状に形成され、その底板部上面における中央には円筒状の軸支持部19が立設されている。軸支持部19には、その軸線方向に延びる軸孔19aが形成されている。そして、ホイール収容部12cには、ウォームホイール13が回転可能に支持されて収容される。
ウォームホイール13は、合成樹脂製であって、略有底筒状に形成されている。詳述すると、ウォームホイール13は、底面を構成する円盤部20の外周縁から立設された外周壁21を有し、その外周壁21の外周面に前記ウォーム18に噛合される歯部(図1中、歯の図示略)が形成されている。又、前記円盤部20の中央には円筒状の内周壁22が外周壁21と同方向に立設されている。又、前記円盤部20において、外周壁21と内周壁22との間には、係合部23が外周壁21と同方向に立設されている。本実施の形態の係合部23は、図2(a),(b)に示すように、等角度(120°)間隔に3つ形成されている。又、本実施の形態の係合部23は、外周壁21と連続して(隙間がないように)形成されるとともに内周壁22と隙間を有するように形成される。又、前記円盤部20において、周方向に隣り合う前記係合部23同士の周方向の間であって、外周壁21と内周壁22との間には、補強リブ24が係合部23と同方向に立設されている。そして、ウォームホイール13は、その内周壁22に前記軸支持部19(図1参照)が内嵌されて回転可能に支持されるとともにホイール収容部12cに収容される。尚、このとき、ウォームホイール13の歯部は、ホイール収容部12c内に露出した前記ウォーム18に噛合される。
ゴムダンパ14は、図1及び図2に示すように、前記係合部23の周方向両側にそれぞれ当接するように配置可能な一対のダンパ部14aを3組有するとともに、ダンパ部14a同士を連結する連結部14bを有する。各ダンパ部14aは、図2(b)に示すように、軸方向から見て略扇形状に形成されている。又、各ダンパ部14aの軸方向端面には、他部材との摺動抵抗を小さくするための小突起14cが形成されている。又、本実施の形態の連結部14bは全てのダンパ部14aの径方向内側端部を環状に連結する。又、本実施の形態における各ダンパ部14aの周方向の幅角度θ1は22°に設定され、連結部14bにて連結された一対のダンパ部14aの周方向の両端幅角度θ2は56°に設定されている。
そして、ゴムダンパ14は、図2(b)に示すように、一対のダンパ部14aが係合部23の周方向両側にそれぞれ当接するように配置されてウォームホイール13内に収容される。尚、この際、ゴムダンパ14の連結部14bは、係合部23と内周壁22との間の隙間に配置される。
伝達プレート15は、金属板材よりなり、前記出力軸16に連結される出力連結部15aと、各ダンパ部14aの軸方向一端面を覆う平面部15bと、平面部15bから軸方向に突出して前記係合部23とで各ダンパ部14aを周方向に挟むようにそれぞれ独立して(本実施の形態では6個)屈曲形成された係合片15cとを有する。
詳しくは、伝達プレート15は、略円盤状の中央円盤部15dを有し、その中心に貫通したニ面幅形状の前記出力連結部15aが形成されている。又、中央円盤部15dの外周側には周方向等角度(120°)間隔に径方向外側に突出した外延部15eが形成され、その外延部15eの先端側に略周方向に沿って延びて各ダンパ部14aの軸方向一端面を覆うための前記平面部15bが形成されている。そして、平面部15bの周方向両端には、軸方向に突出して係合部23とで各ダンパ部14aを周方向に挟むように屈曲形成された前記係合片15cが形成されている。この係合片15cは、その折り目が略径方向に沿うようにプレス装置による折曲げ加工で成形されている。尚、係合片15cは、屈曲していない(折曲げ加工される前の)状態で互いに接触しないように、即ち単純な一平面状の金属板材より成形可能に設定されている。
そして、伝達プレート15は、その各係合片15cが前記係合部23とで各ダンパ部14aを周方向に挟むように、言い換えると、平面部15bにおける周方向両端の一対の係合片15cが係合部23の周方向両側に配置された一対のダンパ部14aの周方向の両端面を挟むようにウォームホイール13内に収容されて、組み付けられる。尚、この際、各ダンパ部14aの軸方向一端面(図2中、紙面手前側の面)は、図2(a)に示すように、その略全体が平面部15bにて覆われることになる。
出力軸16は、図1に示すように、その軸部16aの一端に前記出力連結部15aに嵌合可能な嵌合部16bが形成され、その軸部16aの他端にギヤ部16c(図1中、歯の図示略)が形成されている。そして、出力軸16は、その嵌合部16b側から前記軸孔19aに嵌挿され、その嵌合部16bが出力連結部15aに嵌合固定され、軸部16aが前記軸支持部19(軸孔19a)に回転可能に支持される。そして、出力軸16は、ハウジング12の外部に突出したギヤ部16cが図示しないレギュレータのギヤ部に噛合され、該レギュレータを介して車両ウインドウ(サイドガラス)に連結されることになる。
前記蓋17は、ホイール収容部12cの開口部を覆うようにハウジング12に固定される。
次に、上記のように構成されたモータ1(パワーウインド装置)の作用について説明する。
図示しない車両に設けられたパワーウインドスイッチの操作に基づいてモータ1に電源が供給されると、モータ本体10の回転軸と共にウォーム18が回転駆動され、該ウォーム18の回転に基づいてウォームホイール13が回転する。すると、ウォームホイール13の回転に基づく係合部23の回転力が、ダンパ部14aを介して係合片15cに伝達されて伝達プレート15と共に出力軸16が回転する。すると、レギュレータ等を介して車両ウインドウが昇降される。
そして、例えば、車両ウインドウの上昇時に該車両ウインドウが窓枠に当たって移動が規制される等、ウォームホイール13の回転時に出力軸16(伝達プレート15)に急激な負荷がかかった場合、生じる衝撃(例えばウォームホイール13とウォーム18間(その噛合部分)にかかる衝撃等)がダンパ部14aの弾性変形にて抑えられる。
次に、上記実施の形態の特徴的な効果を以下に記載する。
(1)伝達プレート15は、各(6個全ての)ダンパ部14aの軸方向一端面を覆う平面部15bを有するため、ダンパ部14aが軸方向に屈曲するように(伝達プレート15から飛び出すように)変形してしまうことが防止され、ダンパ部14aに亀裂が入る等の破損を防止することができる。又、伝達プレート15は、平面部15bから軸方向に突出して係合部23とで各ダンパ部14aを挟むようにそれぞれ独立して屈曲形成された係合片15cを有するものであるため、例えば絞り加工等を必要とせず容易に成形することができる。即ち、金属板材から多段階の絞り加工等により同様の機能を有する係合膨出部を成形する場合に比べて、(単純なプレス装置による)簡単な折曲げ加工で製造することができる。
(2)ゴムダンパ14は、前記ダンパ部14a同士を連結する連結部14bを有するため、各ダンパ部14aが別体とされたものに比べて、構成部品点数を低減することができ、ひいては部品管理や組み付けを容易とすることができる。又、本実施の形態の連結部14bは全てのダンパ部14aを環状に連結するため、ゴムダンパ14が一つとなり、例えば、ダンパ部14aが対(組)毎に別体とされたもの(即ち3つの部材からなるもの)に比べて、構成部品点数を低減することができ、ひいては部品管理や組み付けを容易とすることができる。
上記実施の形態は、以下のように変更してもよい。
・上記実施の形態では、係合部23は等角度(120°)間隔に3つ形成され、ゴムダンパ14は一対のダンパ部14aを3組有する、即ち係合部23の数と一対のダンパ部14aの組数が同じであるとしたが、これに限定されず、例えば、図3(a),(b)に示すように、係合部23の数を一対のダンパ部14aの組数よりも多くしてもよい。
詳しくは、この例(図3)では、周方向に隣り合う係合部23の周方向の対向面幅角度θ3が、連結部14bにて連結された一対のダンパ部14aの周方向の両端幅角度θ2(この例では56°)よりも小さくなるよう(この例では48°)に、係合部23は、一対のダンパ部14aの組数(3組)よりも多く(この例では6個)形成されている。言い換えると、この例では、上記実施の形態の補強リブ24が係合部23に変更され、係合部23が一対のダンパ部14aの組数(3組)よりも多く(6個)形成されることで、周方向に隣り合う係合部23の周方向の対向面幅角度θ3が、一対のダンパ部14aの周方向の両端幅角度θ2(56°)よりも小さくなるよう(48°)に設定されている。尚、上記した各角度θ1〜θ3は、勿論、他の角度に変更してもよい。
このようにすると、ダンパ部14aの周方向幅を小さくしながら、ウォームホイール13に対するゴムダンパ14の誤組付けを防止することができる。即ち、ダンパ部14aの周方向幅を小さく設定した場合に、周方向に隣り合う係合部23の周方向の対向面幅角度が、連結部14bにて連結された一対のダンパ部14aの周方向の両端幅角度θ2よりも大きいと、周方向に隣り合う係合部23間に一対のダンパ部14aが収容されてしまうといった誤組付けが懸念されるがこれを回避することができる。尚、ダンパ部14aの周方向幅を小さくすることは、材料費や重量の低減に寄与する。又、この例(図3参照)のように、一対のダンパ部14aが(周方向等角度間隔に)3組設けられるものでは、ウォームホイール13と伝達プレート15間で動力をバランス良く伝達することができるとともに、衝撃をバランス良く吸収することができる。
・上記実施の形態では、一対のダンパ部14aが3組設けられるものとしたが、これに限定されず、2組や4組等、他の組数設けられるものとしてもよい。尚、この場合、前記組数に応じて前記係合部23や係合片15cの数を変更する必要がある。
・上記実施の形態では、ゴムダンパ14は、前記ダンパ部14a同士を連結する連結部14bを有するとしたが、これに限定されず、各ダンパ部14aが全て別体とされた(ゴムダンパが別体の複数のダンパ部14aからなる)構成としてもよい。又、上記実施の形態では、連結部14bは全てのダンパ部14aを環状に連結するとしたが、一部のダンパ部14aを連結するものとしてもよく、例えば、ダンパ部14aが対(組)毎に別体とされたもの(即ちゴムダンパが3つの部材からなるもの)としてもよい。
・上記実施の形態では、パワーウインド装置用のモータ1に具体化したが、他の装置用のモータに具体化してもよい。又、モータ以外でも、回転力を回転体、ゴムダンパ、及び伝達プレートを介して出力軸に伝達する回転伝達装置を備えていれば、他のもの(装置)に具体化してもよい。
上記各実施の形態から把握できる技術的思想について、以下にその効果とともに記載する。
(イ)請求項2乃至4のいずれか1項に記載の回転伝達装置において、前記連結部は全ての前記ダンパ部を環状に連結することを特徴とする回転伝達装置。
同構成によれば、前記連結部は全ての前記ダンパ部を環状に連結するため、弾性部材が一つとなり、例えば、ダンパ部が対(組)毎に別体とされたものに比べて、構成部品点数を低減することができ、ひいては部品管理や組み付けを容易とすることができる。
10…モータ本体(駆動源)、13…ウォームホイール(回転体)、14…緩衝機構の一部を構成するゴムダンパ(弾性部材)、14a…ダンパ部、14b…連結部、15…緩衝機構の一部を構成する伝達プレート、15a…出力連結部、15b…平面部、15c…係合片、16…出力軸、23…係合部、θ2…両端幅角度、θ3…対向面幅角度。

Claims (5)

  1. 駆動源の回転力を回転体及び緩衝機構を介して出力軸に伝達する回転伝達装置であって、
    前記回転体は、周方向等角度間隔に設けられた複数の係合部を有し、
    前記緩衝機構は、
    前記係合部の周方向両側にそれぞれ当接するように配置された一対のダンパ部が、複数組設けられた弾性部材と、
    金属板材よりなり、前記出力軸に連結される出力連結部と、前記各ダンパ部の軸方向一端面を覆う平面部と、前記平面部から軸方向に突出して前記係合部とで前記各ダンパ部を周方向に挟むようにそれぞれ独立して屈曲形成された係合片とを有する伝達プレートと
    を備えたことを特徴とする回転伝達装置。
  2. 請求項1に記載の回転伝達装置において、
    前記弾性部材は、前記ダンパ部同士を連結する連結部を有することを特徴とする回転伝達装置。
  3. 請求項2に記載の回転伝達装置において、
    周方向に隣り合う前記係合部の周方向の対向面幅角度が、前記連結部にて連結された一対の前記ダンパ部の周方向の両端幅角度よりも小さくなるように、前記係合部は、一対の前記ダンパ部の組数よりも多く形成されたことを特徴とする回転伝達装置。
  4. 請求項3に記載の回転伝達装置において、
    一対の前記ダンパ部は3組設けられ、
    前記係合部は、周方向等角度間隔に6個設けられたことを特徴とする回転伝達装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の回転伝達装置と、前記回転体を回転駆動する駆動源とを備えたことを特徴とするモータ。
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