JP2019132407A - 動力伝達装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】組立容易性を改善することが可能な動力伝達装置を提供する。【解決手段】動力伝達装置は、減速機20とモータ24とをモータアダプタ10を介して連結した動力伝達装置である。モータアダプタ10は、筒状部12と、筒状部12の軸方向一端側の開口を塞ぐように設けられ減速機ケーシング20aに据え付けられる減速機据付部と、を有する。減速機据付部は、モータアダプタ10を減速機ケーシング20aに固定するための固定部材を装着するための装着部を、筒状部12よりも径方向内側に有し、筒状部12は、モータアダプタ10の外部から固定部材を装着操作する工具の挿入開口16を有する。【選択図】図1
Description
本発明は、モータアダプタを介して減速機とモータとを連結した動力伝達装置に関する。
モータアダプタを介して減速機とモータとを連結した動力伝達装置が知られている。例えば、特許文献1にはアダプタを介して連結されたモータと減速装置とが記載されている。特許文献1に記載のアダプタは、モータの動力が入力される減速装置の入力軸を環囲する筒部を有し、減速装置に取付けられている。
特許文献1に記載の減速装置では、モータはアダプタを介して歯車箱に固定されており、モータのモータ軸と歯車機構の入力軸とはカップリングによって連結されている。アダプタは、フランジと筒部材とを有し、フランジに設けられた4つの孔が歯車箱の設置孔にボルト結合されて、アダプタが歯車箱に連結される。
しかし、ボルト結合用の設置孔は、筒部材の外周より径方向内側に位置しており、筒部材の内周側においてこれらの孔にボルトを締めることになる。また、筒部材の内周側には、入力軸やカップリングが配置されており、その近傍でボルトを締結する作業は作業性が良いとはいえない。つまり、特許文献1に記載のアダプタは、歯車箱への取り付けが容易でなく、減速装置の組立容易性を改善する観点から改善の余地があった。
本発明の目的は、このような課題に鑑みてなされたもので、組立容易性を改善することが可能な動力伝達装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の動力伝達装置は、減速機とモータとをモータアダプタを介して連結した動力伝達装置であって、モータアダプタは、筒状部と、筒状部の軸方向一端側の開口を塞ぐように設けられ減速機ケーシングに据え付けられる減速機据付部と、を有する。減速機据付部は、モータアダプタを減速機ケーシングに固定するための固定部材を装着するための装着部を、筒状部よりも径方向内側に有する。筒状部は、モータアダプタの外部から固定部材を装着操作する工具の挿入開口を有する。
なお、以上の構成要素の任意の組み合わせや、本発明の構成要素や表現を方法、システムなどの間で相互に置換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、組立容易性を改善することが可能な動力伝達装置を提供することができる。
以下、本発明を好適な実施の形態をもとに各図面を参照しながら説明する。実施の形態および変形例では、同一または同等の構成要素、部材には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、各図面における部材の寸法は、理解を容易にするために適宜拡大、縮小して示される。また、各図面において実施の形態を説明する上で重要ではない部材の一部は省略して表示する。
なお、以下の説明において、「平行」、「垂直」は、完全な平行、垂直だけではなく、誤差の範囲で平行、垂直からずれている場合も含むものとする。また、「略」は、おおよその範囲で同一であるという意味である。
また、第1、第2などの序数を含む用語は多様な構成要素を説明するために用いられるが、この用語は一つの構成要素を他の構成要素から区別する目的でのみ用いられ、この用語によって構成要素が限定されるものではない。
また、第1、第2などの序数を含む用語は多様な構成要素を説明するために用いられるが、この用語は一つの構成要素を他の構成要素から区別する目的でのみ用いられ、この用語によって構成要素が限定されるものではない。
[実施の形態]
以下、図面を参照して、実施の形態に係る動力伝達装置100の構成について説明する。図1は、実施の形態に係る動力伝達装置100の構成を概略的に示す側面図である。実施の形態の動力伝達装置100は、減速機20とモータ24とをモータアダプタ10を介して連結した動力伝達装置である。減速機20の入力軸20bはモータ24のモータ軸24bとカップリング26により連結されている。
以下、図面を参照して、実施の形態に係る動力伝達装置100の構成について説明する。図1は、実施の形態に係る動力伝達装置100の構成を概略的に示す側面図である。実施の形態の動力伝達装置100は、減速機20とモータ24とをモータアダプタ10を介して連結した動力伝達装置である。減速機20の入力軸20bはモータ24のモータ軸24bとカップリング26により連結されている。
以下、減速機20の入力軸20bの中心軸線Laに沿った方向を「軸方向」といい、その中心軸線Laを中心とする円の円周方向、半径方向をそれぞれ「周方向」、「径方向」とする。また、径方向で中心軸線Laに近づく方向を「内向き」、「内側」と、径方向中心から遠ざかる方向を「外向き」、「外側」という。また、以下、便宜的に、軸方向の一方側(図中上側)を入力側といい、他方側(図中下側)を反入力側という。また、軸方向の入力側、反入力側を「上側」、「下側」ということもある。また、上側、下側の視点を「上面視」、「下面視」ということもある。このような方向の表記は動力伝達装置100の使用姿勢を制限するものではなく、動力伝達装置100は、用途に応じて任意の姿勢で使用されうる。
動力伝達装置100において、モータ軸24bから入力軸20bに入力されたモータ24の動力は、減速機20によって所定の減速比で減速されて減速機20の出力軸20dから出力される。モータアダプタ10は、カップリング26を環囲し、入力側がモータ24に連結され、反入力側が減速機20に連結される。
(減速機)
図1に示されるように、減速機20は、モータ24の動力が入力される入力軸20bと、入力軸20bの回転を減速して出力軸20dに伝達する歯車機構(不図示)と、この歯車機構を内部に収容する減速機ケーシング20aと、を備える。モータ24はモータアダプタ10を介して減速機ケーシング20aに固定されており、このモータ24のモータ軸24bと上記入力軸20bとがカップリング26によって連結されている。
図1に示されるように、減速機20は、モータ24の動力が入力される入力軸20bと、入力軸20bの回転を減速して出力軸20dに伝達する歯車機構(不図示)と、この歯車機構を内部に収容する減速機ケーシング20aと、を備える。モータ24はモータアダプタ10を介して減速機ケーシング20aに固定されており、このモータ24のモータ軸24bと上記入力軸20bとがカップリング26によって連結されている。
図2は、減速機20を入力側から視た図である。減速機ケーシング20aの入力軸20bが設けられる側の面(以下、入力面20fという)は略長方形となっており、入力面20fには4つの取付孔20eが形成されている。4つの取付孔20eは、モータアダプタ10を固定するための孔として機能する。4つの取付孔20eは、入力軸20bの中心軸線Laから径方向で略等距離の位置に、互いに離間して、設けられる。一例として、4つの取付孔20eは、仮想の四角形の各頂点に配置されている。
(モータアダプタ)
図3〜図7を参照して、モータアダプタ10について説明する。図3は、モータアダプタ10の斜視図である。図4は、モータアダプタ10の上面視の図である。図5は、モータアダプタ10の下面視の図である。図6は、モータアダプタ10の側面視の図である。図7は、モータアダプタ10の上面視の断面図である。この断面図は、図6のA−A線に沿って切断したモータアダプタ10の断面を示している。図6、図7は、モータアダプタ10を減速機20に連結する工程を概略的に示している。
図3〜図7を参照して、モータアダプタ10について説明する。図3は、モータアダプタ10の斜視図である。図4は、モータアダプタ10の上面視の図である。図5は、モータアダプタ10の下面視の図である。図6は、モータアダプタ10の側面視の図である。図7は、モータアダプタ10の上面視の断面図である。この断面図は、図6のA−A線に沿って切断したモータアダプタ10の断面を示している。図6、図7は、モータアダプタ10を減速機20に連結する工程を概略的に示している。
モータアダプタ10は、筒状部12と、減速機据付部14と、入力側フランジ17と、リブ18と、を有する。筒状部12は、入力軸20bの中心軸線Laを環囲する中空の略円筒形状を有する。筒状部12の内部には入力軸20bおよびモータ軸24bとこれらを連結するカップリング26とを収容する(図1も参照)。筒状部12には挿入開口16が設けられる。挿入開口16は、モータアダプタ10の外側からボルトなどの固定部材32を装着操作する工具34を挿入するための開口として機能する。挿入開口16は、固定部材32を摘まんだ状態の指を挿入できる程度の大きさであることが望ましい。この例では、挿入開口16は、側面視で略矩形状である。挿入開口16は、互いに離隔して設けられる第1挿入開口16bと、第2挿入開口16cと、を含む。この例では、第1挿入開口16bと第2挿入開口16cとは、互いに周方向で180°離間して設けられ、これらはモータアダプタ10の径方向中心に対して点対称に配置されている。
筒状部12には、その軸方向一端側(反入力側)の開口を塞ぐように減速機据付部14が設けられる。筒状部12の軸方向他端側(入力側)には、入力側フランジ17と開口17hとが設けられる。入力側フランジ17は、筒状部12の減速機据付部14とは軸方向で反対側に設けられる鍔状の部分である。入力側フランジ17は円形の外周輪郭を有する。入力側フランジ17にはモータ24が取付けられる。開口17hは、中心軸線Laを中心とする円形の開口であり、筒状部12の軸方向他端側(入力側)に設けられる。この例では、開口17hは、入力側フランジ17の内側に設けられる。
(減速機据付部)
減速機据付部14は、筒状部12の反入力側において減速機20の減速機ケーシング20aに据え付けられる。減速機据付部14には、軸貫通孔14hと、座部14jと、装着部15と、が設けられる。軸貫通孔14hは、減速機20の入力軸20bが貫通する開口である。座部14jは、減速機ケーシング20aの入力面20fと当接する部分である。座部14jは、周囲から反入力側に立ち上がった頂部に平坦に形成された座面14fを有する。座部14jの座面14fは、中心軸線Laに直交する平面に平行に形成されてもよい。この例では、座部14jは、4つの取付孔20eに対応する4箇所の位置に設けられている。
減速機据付部14は、筒状部12の反入力側において減速機20の減速機ケーシング20aに据え付けられる。減速機据付部14には、軸貫通孔14hと、座部14jと、装着部15と、が設けられる。軸貫通孔14hは、減速機20の入力軸20bが貫通する開口である。座部14jは、減速機ケーシング20aの入力面20fと当接する部分である。座部14jは、周囲から反入力側に立ち上がった頂部に平坦に形成された座面14fを有する。座部14jの座面14fは、中心軸線Laに直交する平面に平行に形成されてもよい。この例では、座部14jは、4つの取付孔20eに対応する4箇所の位置に設けられている。
(装着部)
装着部15は、モータアダプタ10を減速機ケーシング20aに固定する固定部材32を装着するための部分である。この例では、装着部15は、4箇所の座部14jにおいて減速機ケーシング20aの4つの取付孔20eに対応する位置に形成された貫通孔である。装着部15は、減速機据付部14において筒状部12よりも径方向内側に設けられる。装着部15は、機械加工により形成できるため、座部14jの平坦領域における任意の位置に形成することができる。つまり、この範囲では、必要に応じて装着部15の中心軸線Laからの径方向の距離を任意に変更することができる。
装着部15は、モータアダプタ10を減速機ケーシング20aに固定する固定部材32を装着するための部分である。この例では、装着部15は、4箇所の座部14jにおいて減速機ケーシング20aの4つの取付孔20eに対応する位置に形成された貫通孔である。装着部15は、減速機据付部14において筒状部12よりも径方向内側に設けられる。装着部15は、機械加工により形成できるため、座部14jの平坦領域における任意の位置に形成することができる。つまり、この範囲では、必要に応じて装着部15の中心軸線Laからの径方向の距離を任意に変更することができる。
モータアダプタ10は、装着部15の形成位置を変更することで、大きさの異なる減速機20に取り付けることができる。この場合、減速機20の形状に合せるように座部14jや座面14fを切削加工してもよい。
図7に示すように、装着部15は、離隔して配置される第1装着部15bと第2装着部15cとを含む。挿入開口16は、第1装着部15b用の第1挿入開口16bと、第2装着部15c用の第2挿入開口16cと、を含む。
第1挿入開口16bは、第1装着部15bの近傍に設けられ、第1挿入開口16bから工具34(例えばレンチ)を挿入することにより固定部材32を第1装着部15bに装着操作可能な形状に形成される。第2挿入開口16cは、第2装着部15cの近傍に設けられ、第2挿入開口16cから工具34を挿入することにより固定部材32を第2装着部15cに装着操作可能な形状に形成される。一例として、挿入開口16は、装着操作状態の工具34を所定の角度以上の範囲で回動可能な大きさに形成されてもよい。図7の例では、上面視において、工具34が挿入開口16の一方の縁に当接する位置Pから他方の縁に当接する位置Qまでの回動角度は60°以上に設定されているが、特に限定されるものではなく、装着操作が可能であれば、任意の角度を採用できる。
挿入開口16を設けることにより、その周辺で筒状部12の強度が低下するおそれがある。そこで、実施の形態では、挿入開口16の周辺を補強するようにリブ18が設けられている。図7の例では、リブ18は、モータアダプタ10の筒状部12と減速機据付部14の間に設けられている。リブ18は、筒状部12の外周面12c側に設けられてもよいが、この例では、リブ18は、筒状部12の内周面12b側に設けられている。この場合、例えば、筒状部12を鋳造で形成するための鋳型の製造が容易になる。
実施の形態では、リブ18は、第1挿入開口16bの周辺を補強するための一対のリブ18bと、第2挿入開口16cの周辺を補強するための一対のリブ18cと、を含む。上面視において、一対のリブ18bは、第1挿入開口16bの両側に設けられている。一対のリブ18bは、第1挿入開口16bに対して対称に設けられてもよい。上面視において、一対のリブ18cは、第2挿入開口16cの両側に設けられている。一対のリブ18cは、第2挿入開口16cに対して対称に設けられてもよい。
一対のリブは、平行に設けられてもよいが、この例では、一対のリブ18bおよび一対のリブ18cそれぞれは、モータアダプタ10の径方向中心に向かうに従って、距離が近づくように配置されている。
リブ18b、18cが設けられたことにより挿入開口16の周辺の強度が高くなると、リブ18b、18cの中間領域の強度が相対的に低くなり、そこに応力が集中しやすくなる。そこで、実施の形態では、リブ18b、18cの中間領域の強度を向上するために、リブ18は一対の中間リブ18eを含んでいる。図7の例では、中間リブ18eは、リブ18b、18cの中間に設けられている。中間リブ18eは、モータアダプタ10の径方向中心に対して点対称に配置されている。リブ18b、18cは中間リブ18eに対して線対称に配置されている。また、リブ18b、18c、18eの三対のリブを設けることにより、共振等を回避する効果も得られる。
(壁部)
モータアダプタ10の通常使用時(動力伝達装置100の稼働時)には、挿入開口16は蓋(不図示)によって塞がれていることが望ましい。そこで、実施の形態では、例えば板状の蓋を挿入開口16に取付けるための壁部12gが設けられている。特に、筒状部12は、筒状部12の外周面12cから外側に突出して挿入開口16の周囲を囲う壁部12gを有する。この例では、壁部12gは挿入開口16の四辺の周囲を縁取るように設けられている。壁部12gの外側面12hの曲率半径が小さ過ぎると、蓋を取付けが難しくなることがある。そこで、実施の形態では、壁部12gの外側面12hは、筒状部12の外周面12cよりも曲率半径が大きく形成されている。
モータアダプタ10の通常使用時(動力伝達装置100の稼働時)には、挿入開口16は蓋(不図示)によって塞がれていることが望ましい。そこで、実施の形態では、例えば板状の蓋を挿入開口16に取付けるための壁部12gが設けられている。特に、筒状部12は、筒状部12の外周面12cから外側に突出して挿入開口16の周囲を囲う壁部12gを有する。この例では、壁部12gは挿入開口16の四辺の周囲を縁取るように設けられている。壁部12gの外側面12hの曲率半径が小さ過ぎると、蓋を取付けが難しくなることがある。そこで、実施の形態では、壁部12gの外側面12hは、筒状部12の外周面12cよりも曲率半径が大きく形成されている。
次に、本発明の一態様の概要について説明する。本発明のある態様の動力伝達装置は、減速機とモータとをモータアダプタを介して連結した動力伝達装置であって、モータアダプタは、筒状部と、筒状部の軸方向一端側の開口を塞ぐように設けられ減速機ケーシングに据え付けられる減速機据付部と、を有する。減速機据付部は、モータアダプタを減速機ケーシングに固定するための固定部材を装着するための装着部を、筒状部よりも径方向内側に有する。筒状部は、モータアダプタの外部から固定部材を装着操作する工具の挿入開口を有する。
この態様によると、モータアダプタを減速機ケーシングに取付ける際に、モータアダプタの挿入開口から工具を挿入して固定部材を装着することができるので、動力伝達装置の組立容易性を向上できる。
モータアダプタは、筒状部と減速機据付部の間に設けられたリブを有してもよい。この場合、挿入開口の周辺における強度の低下を抑制できる。
リブは、筒状部の内周面側に設けられてもよい。この場合、リブが筒状部の外周面側に設けられている場合と比べて、モータアダプタを取り扱う際、周囲の器材と接触してリブを損傷する可能性を低くできる。
筒状部は、筒状部の外周面から外側に突出して挿入開口の周囲を囲う壁部を有してもよい。この場合、挿入開口周辺の強度低下を抑制できる。
壁部の外側面は、筒状部の外周面よりも曲率半径が大きくてもよい。この場合、蓋を壁部に容易に取付けできる。
挿入開口の両側に一対のリブが設けられ、一対のリブは、径方向中心に向かうに従って、距離が近づくように配置されてもよい。この場合、一対のリブが非平行であるため、種々の方向からの荷重に対する挿入開口周辺の強度を向上できる。
モータアダプタは、装着部の位置を変更することで、大きさの異なる減速機に取り付け可能に構成されてもよい。この場合、一種類のモータアダプタで複数種類の減速機に対応できるので、在庫として抱えるモータアダプタの種類を減らすことができる。
装着部は、離隔して配置される第1装着部と第2装着部とを含み、挿入開口は、第1装着部用の第1挿入開口と、第2装着部用の第2挿入開口と、を含んでもよい。この場合、第1装着部には第1挿入開口から挿入した工具により作業でき、第2装着部には第2挿入開口から挿入した工具により作業できる。
以上、本発明の各実施形態をもとに説明した。これらの実施形態は例示であり、いろいろな変形および変更が本発明の特許請求の範囲内で可能なこと、またそうした変形例および変更も本発明の特許請求の範囲にあることは当業者に理解されるところである。従って、本明細書での記述および図面は限定的ではなく例証的に扱われるべきものである。
以下、変形例について説明する。変形例の図面および説明では、実施形態と同一または同等の構成要素、部材には、同一の符号を付する。実施形態と重複する説明を適宜省略し、実施の形態と相違する構成について重点的に説明する。
実施の形態では、モータアダプタ10が鋳造で形成される例について説明したが、本発明はこれに限定されない。モータアダプタ10は鋼板で形成されてもよい。
実施の形態では、リブ18が3対のリブ18b、18c、18eを備える例について説明したが、本発明はこれに限定されない。リブ18の形状や配置は、挿入開口16の周辺に所望の強度を得られるものであれば限定はなく、所望の強度特性に応じて設定することができる。
実施の形態では、挿入開口16が略矩形状である例について説明したが、本発明はこれに限定されない。挿入開口16の形状や大きさは、工具34の回動範囲を確保できる範囲で所望の強度特性に応じて設定することができる。
実施の形態では、固定部材32がボルトである例について説明したが、固定部材32はボルトに限定されるものではなく、種々の固定部材を使用することができる。例えば、固定部材32は連結ピンであってもよい。
これらの各変形例は実施の形態と同様の作用・効果を奏する。
上述した各実施形態と変形例の任意の組み合わせもまた本発明の実施形態として有用である。組み合わせによって生じる新たな実施形態は、組み合わされる各実施形態および変形例それぞれの効果をあわせもつ。
10・・モータアダプタ、 12・・筒状部、 12g・・壁部、 12h・・外側面、 14・・減速機据付部、 14f・・座面、 15・・装着部、 16・・挿入開口、 18・・リブ、 20・・減速機、 20a・・減速機ケーシング、 20b・・入力軸、 24・・モータ、 32・・固定部材、 34・・工具、 100・・動力伝達装置。
Claims (8)
- 減速機とモータとをモータアダプタを介して連結した動力伝達装置であって、
前記モータアダプタは、筒状部と、前記筒状部の軸方向一端側の開口を塞ぐように設けられ減速機ケーシングに据え付けられる減速機据付部と、を有し、
前記減速機据付部は、前記モータアダプタを前記減速機ケーシングに固定するための固定部材を装着するための装着部を、前記筒状部よりも径方向内側に有し、
前記筒状部は、前記モータアダプタの外部から前記固定部材を装着操作する工具の挿入開口を有することを特徴とする動力伝達装置。 - 前記モータアダプタは、前記筒状部と前記減速機据付部の間に設けられたリブを有することを特徴とする請求項1に記載の動力伝達装置。
- 前記リブは、前記筒状部の内周面側に設けられることを特徴とする請求項2に記載の動力伝達装置。
- 前記筒状部は、前記筒状部の外周面から外側に突出して挿入開口の周囲を囲う壁部を有することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の動力伝達装置。
- 前記壁部の外側面は、前記筒状部の前記外周面よりも曲率半径が大きいことを特徴とする請求項4に記載の動力伝達装置。
- 前記挿入開口の両側に一対のリブが設けられ、前記一対のリブは、径方向中心に向かうに従って、距離が近づくように配置されることを特徴とする請求項4または5に記載の動力伝達装置。
- 前記モータアダプタは、前記装着部の位置を変更することで、大きさの異なる減速機に取り付け可能に構成されることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の動力伝達装置。
- 前記装着部は、離隔して配置される第1装着部と第2装着部とを含み、
前記挿入開口は、前記第1装着部用の第1挿入開口と、前記第2装着部用の第2挿入開口と、を含むことを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の動力伝達装置
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