JP6686648B2 - インバータ一体型モータ - Google Patents

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Description

この発明は、インバータ一体型モータに関し、特に、外部配線が内部に挿入される配線保護部材を備えるインバータ一体型モータに関する。
従来、外部配線が内部に挿入される配線保護部材を備えるインバータ一体型モータが知られている(たとえば、特許文献1参照)。
上記特許文献1には、ロータ、ステータおよび駆動回路が内部に収容されるケース本体部と、ケース本体部の回転軸方向の端部(開口している部分)を覆う蓋部とを備えるモータが開示されている。また、ケース本体部の側面(駆動回路に対応する部分)には、凹部が設けられている。また、ケース本体部の凹部と、蓋部とに挟み込まれるようにグロメット(ケーブルを保護するための円環状の嵌合部材)が設けられている。そして、外部からケーブルが、グロメットを介して、モータ本体部に収容される駆動回路に接続されるように構成されている。
特開2004−215368号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載されたモータ(インバータ一体型モータ)では、外部からのケーブルをインバータ一体型モータ内部に設けられた端子部に接続する場合、インバータ一体型モータを分解してケーブル先端に設けた端子部材とインバータ一体型モータの端子部とを接続する必要があり、ケーブルの接続作業に手間がかかるという問題がある。また、グロメットの引き込み口は、隙間があると水が浸入するため、通常ケーブルの外径に対して小さく設計されている。ここで、ケーブルの先端には、圧着端子などで先端処理された端子部材を有するため、ケーブル接続時にグロメットの引き込み口に配線を貫通させる作業は容易ではないという問題がある。
このような配線作業の困難性の影響もあって、製造メーカ側でインバータ一体型モータに動力用や通信用のケーブルを接続した状態で顧客に出荷することが多いが、この場合、顧客側が要求するケーブル長さやケーブル種類ごとに仕様変更を行う必要があり汎用性に欠けるという問題もある。
また、配線部分の防水・防塵に関する保護等級には各種グレードがある。例えば、屋外にインバータ一体型モータを設置する場合、必要とする保護等級はIP44であるが、一般に流通しているグロメットはIP66〜67に対応している(数字が大きいほど防水・防塵の保護機能が高い)。このように一般に流通しているグロメットでは要求される保護機能を満たすことはできるものの、必要以上の防水・防塵機能を備えているので、その分コストアップにつながっていた。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、配線保護部材の所望の防水性を確保しつつ配線作業を容易に行うことが可能なインバータ一体型モータを提供することである。
上記目的を達成するために、この発明の一の局面によるインバータ一体型モータは、モータ本体部と、モータ本体部を駆動するインバータ部と、モータ本体部およびインバータ部を収納するとともに開口部を含む筐体と、孔部が設けられるとともに、筐体の開口部を覆うように筐体に固定される蓋部と、蓋部の孔部に圧入され、インバータ部に接続される外部配線が内部に挿入される配線保護部材をさらに備え、配線保護部材は、蓋部の孔部の周縁部が嵌合される嵌合部分と、嵌合部分の外部配線が延びる方向の長さよりも大きい長さを有し、嵌合部分から筐体の外側方向に延びるように延長される管状部分とを含み、配線保護部材の管状部分は、嵌合部分側に設けられる第1部分と、第1部分の嵌合部分側とは反対側に設けられる第2部分とを含み、第1部分と第2部分との境界部分は、段差形状を有する
この発明の一の局面によるインバータ一体型モータでは、蓋部に配線保護部材を嵌合させた状態で配線保護部材の内部に外部配線を挿通し、配線接続作業を行った後に蓋部を筐体に固定すればよいので、配線作業を容易に行うことができる。このため、顧客側で準備した任意の長さや種類のケーブルであっても、容易に接続作業を行うことができ、配線種類の自由度が向上する。また、上記のように、配線保護部材は、蓋部の孔部の周縁部が嵌合される嵌合部分と、嵌合部分の外部配線が延びる方向の長さよりも大きい長さを有し、嵌合部分から筐体の外側方向に延びるように延長される管状部分とを含む。これにより、配線保護部材が蓋部の孔部の周縁部が嵌合される嵌合部分のみからなる場合と異なり、嵌合部分から筐体の外側方向に延びるように延長される管状部分によって、嵌合部分と外部配線との間の隙間から、水(雨水など)が筐体に侵入することを抑制することができる。これにより、配線保護部材の防水性を向上させることができる。また、外部配線が内部に挿入された状態で、管状部分を結束バンドで固定する(縛る)ことにより、管状部分と外部配線との間の隙間が略なくなるので、水の浸入をより防ぐことができる。
このように、必要最小限の防水・防塵の保護構造が可能になり、配線構造の低コスト化が可能になる。
また、第1部分と第2部分との境界部分は、段差形状を有する。これにより、配線保護部材に外側方向に引っ張られるような応力がかかった場合、応力は、第1部分と第2部分との境界部分に集中する。これにより、嵌合部分側に設けられる第1部分に、応力がよりかかり難くなるので、蓋部と配線保護部材の嵌合部分との嵌合が解除されることをより抑制することができる。
上記一の局面によるインバータ一体型モータにおいて、好ましくは、配線保護部材の管状部分は、下方に向かって延びるように構成されている。このように構成すれば、管状部分が上方に向かって延びる場合と異なり、管状部分の端部(開口部分)から、水が侵入することを効果的に抑制することができる。
上記一の局面によるインバータ一体型モータにおいて、好ましくは、配線保護部材の管状部分は、嵌合部分側に設けられる第1部分と、第1部分の嵌合部分側とは反対側に設けられる第2部分とを含み、第2部分の厚みは、第1部分の厚みよりも小さくなるように構成されている。このように構成すれば、配線保護部材を結束バンドで固定する場合などのように、配線保護部材に応力(外側方向に引っ張られるような応力)がかかった場合、応力は、厚みの小さい第2部分側にかかり易くなる。これにより、嵌合部分側に設けられる第1部分に応力がかかり難くなるので、蓋部と配線保護部材の嵌合部分との嵌合が解除されること(隙間が生じること)を抑制することができる。
この場合、好ましくは、第1部分は、第2部分側に向かって、厚みが徐々に小さくなるように構成されている。このように構成すれば、結束バンドを第1部分を取り囲むように配置して、結束バンドの直径が徐々に小さくなるように、結束バンドを締めた場合、結束バンドが第1部分から第2部分に移動する。これにより、厚みの小さい(変形のしやすい)第2部分において結束バンドが締められるので、管状部分と外部配線との間の隙間を容易に小さくすることができる。
上記一の局面によるインバータ一体型モータにおいて、好ましくは、嵌合部分は、孔部の周縁部を両側から挟み込む第1溝部を含み、第1溝部に周縁部が挟み込まれていない状態で、第1溝部の底部の外部配線が延びる方向の幅は、蓋部の周縁部の厚みよりも小さい。このように構成すれば、第1溝部に周縁部が挟み込まれた状態で、周縁部の両面に対して第1溝部から圧力がかかるようになる。これにより、配線保護部材の第1溝部と蓋部の周縁部との嵌合が解除されるのをさらに抑制することができる。
この場合、好ましくは、第1溝部は、第1溝部の底部に向かって幅が小さくなるテーパ形状を有する。このように構成すれば、配線保護部材に外側方向に引っ張られるような応力がかかった場合でも、第1溝部のテーパ形状の部分(側壁部)により、蓋部の周縁部の移動が規制されるので、配線保護部材の第1溝部と蓋部の周縁部との嵌合が解除されるのを効果的に抑制することができる。
上記嵌合部分が第1溝部を含むインバータ一体型モータにおいて、好ましくは、第1溝部の筐体側の部分は、第1溝部の底部に向かって周縁部側に近づくテーパ形状を有するとともに、第1溝部の筐体とは反対側の部分には、周縁部に当接するように突起部が設けられている。このように構成すれば、配線保護部材に外側方向に引っ張られるような応力がかかった場合でも、第1溝部の突起部が蓋部の周縁部に干渉(当接)するので、配線保護部材の第1溝部と蓋部の周縁部との嵌合が解除されるのを効果的に抑制することができる。
この場合、好ましくは、突起部は、第1溝部の底部側に設けられる第1突起部と、第1溝部の底部側とは反対側に設けられ、第1突起部よりも突出長さの大きい第2突起部とを含む。このように構成すれば、底部側とは反対側(外部側)に設けられる第2突起部が劣化した場合でも、第1突起部により、配線保護部材の第1溝部と蓋部の周縁部との嵌合が解除されるのを抑制することができる。
上記一の局面によるインバータ一体型モータにおいて、好ましくは、配線保護部材の内径は、配線保護部材に挿入される外部配線の先端に設けられる端子の、外部配線が延びる方向と交差する方向の幅よりも大きい。このように構成すれば、配線保護部材と蓋部とを嵌合させた状態で、インバータ一体型モータのコネクタに外部配線の端子を接続することができる。また、配線保護部材の内径が外部配線の端子の幅よりも大きいので、インバータ一体型モータのコネクタに接続可能な外部配線の自由度を高めることができる。
上記一の局面によるインバータ一体型モータにおいて、好ましくは、開口部は、筐体からモータ本体部の回転軸方向に交差する方向に筐体本体部から突出するように設けられた第1凸部に設けられているとともに、略長方形形状を有しており、蓋部は、板状の板金部材からなり、略長方形形状を有する開口部に対応するように略長方形形状を有しているとともに、略長方形形状の蓋部の対向する長辺のうちの少なくとも一方が、筐体の第1凸部を覆うように、略L字形状に折り曲げられている。このように構成すれば、板状の板金部材からなる蓋部が歪むのを抑制することができる。すなわち、蓋部の強度を高めることができる。その結果、蓋部の変形に起因して、開口部から水が浸入するのを抑制することができる。
上記一の局面によるインバータ一体型モータにおいて、好ましくは、開口部は、筐体からモータ本体部の回転軸方向に交差する方向に筐体本体部から突出するように設けられた第1凸部に設けられているとともに、略長方形形状を有しており、筐体の第1凸部の上方側の部分には、蓋部側から筐体本体部側に向かって下方に傾斜する傾斜部が設けられている。このように構成すれば、第1凸部の上方側の部分に侵入した水が、傾斜部に沿って蓋部側から筐体本体部側に向かって下方に移動するので、水が蓋部側(開口部側)に侵入することを抑制することができる。
この場合、好ましくは、傾斜部と筐体本体部との間には、傾斜部に連続するように傾斜部の下方に設けられる第2溝部が設けられている。このように構成すれば、傾斜部に沿って蓋部側から筐体本体部側に向かって下方に移動した水を、第2溝部から排出することができる。
上記一の局面によるインバータ一体型モータにおいて、好ましくは、筐体の開口部の外側には、蓋部側に突出し、蓋部に接触する部分が略平坦な複数の第2凸部が設けられており、締結部材が蓋部を介して第2凸部に締結することにより、蓋部が筐体に固定されている。このように構成すれば、締結部材の締結に起因する蓋部と筐体との間に設けられるガスケットの圧縮寸法を第2凸部の高さで規制してガスケットの圧縮荷重を最適化することができる。また、締結部材の締結に起因して、蓋部に過度に力が加わることによる蓋部のたわみ等の変形を防止し、蓋部と筐体との間に部分的に隙間が発生するのを抑制することができる。
本発明によれば、上記のように、配線保護部材の所望の防水性を確保しつつ配線作業を容易に行うことができる。
本発明の第1実施形態によるインバータ一体型モータの斜視図である。 本発明の第1実施形態によるインバータ一体型モータの分解斜視図である。 本発明の第1実施形態によるインバータ一体型モータの凸部の断面図(図9の300−300線に沿った断面図)である。 本発明の第1実施形態によるインバータ一体型モータの凸部の斜視図である。 本発明の第1実施形態による配線保護部材の斜視図である。 本発明の第1実施形態による配線保護部材の断面図である。 図6の部分拡大図である。 本発明の第1実施形態による配線保護部材に外部配線が挿入された状態(結束バンドで縛られた状態)を示す図である。 本発明の第1実施形態によるインバータ一体型モータの上面図である。 本発明の第1実施形態によるインバータ一体型モータの斜視図(Y2方向側から見た斜視図)である。 本発明の第1実施形態によるインバータ一体型モータの凸部の斜視図(Y1方向側から見た斜視図)である。 傾斜部および溝部の模式図である。 本発明の第1実施形態による蓋部が凸部に固定された状態を示す図である。 本発明の第2実施形態による配線保護部材の断面図である。
以下、本発明を具体化した実施形態を図面に基づいて説明する。
[第1実施形態]
まず、図1を参照して、第1実施形態によるインバータ一体型モータ100の全体の構成について説明する。
(インバータ一体型モータの構成)
図1〜図3に示すように、インバータ一体型モータ100は、モータ本体部10と、モータ本体部10を駆動するインバータ部20(図3参照)とを備えている。モータ本体部10は、ステータ(図示せず)と、ロータ(図示せず)と、ロータに接続されるシャフト(回転軸)11とを備えている。
また、インバータ一体型モータ100は、モータ本体部10およびインバータ部20を収納する筐体30を備えている。筐体30には、開口部31(図3参照)が設けられている。開口部31は、筐体30からモータ本体部10の回転軸方向(Z方向)に交差する方向(X方向)に筐体本体部30aから突出するように設けられた凸部32に設けられている。また、開口部31は、略長方形形状を有している。
また、凸部32は、開口部31の外周を取り囲む、枠状部分32aを含む。枠状部分32aは、凸部32の突出方向に直交する方向(Z方向、Y方向)に突出するように形成されている。すなわち、凸部32は、フランジ形状(四角いフランジ形状)を有する。また、開口部31は、筐体30のうちのインバータ部20が配置されている部分に対応する部分(下方側)に設けられており、インバータ部20を露出させるように構成されている。なお、凸部32は、特許請求の範囲の「第1凸部」の一例である。
また、図2に示すように、インバータ一体型モータ100は、孔部41が設けられるとともに、筐体30の開口部31を覆うように筐体30に固定される蓋部40を備えている。具体的には、蓋部40には、複数(第1実施形態では、3個)の孔部41(孔部41a、41bおよび41c)が設けられている。孔部41aの直径は、孔部41bおよび41cの直径よりも大きい。また、孔部41bの直径と、孔部41cの直径とは略等しい。孔部41aには、たとえば、動力線が挿入される。また、孔部41bには、上位コントローラ(不図示)と通信を行うための通信線が挿入される。また、孔部41cには、インバータ一体型モータ100が複数設けられた場合に、複数のインバータ一体型モータ100同士を接続する通信線(渡り線)が挿入される。
また、蓋部40には、後述するねじ61が貫通する4個の孔部42が設けられている。なお、ねじ61は、特許請求の範囲の「締結部材」の一例である。
また、図1および図2に示すように、インバータ一体型モータ100は、蓋部40の孔部41に圧入され、インバータ部20に接続される外部配線200が内部に挿入される配線保護部材50を備えている。配線保護部材50は、ゴムなどの柔軟性のある部材により形成されている。なお、配線保護部材50は、孔部41a、41bおよび41cにそれぞれ対応するように、3個(配線保護部材50a、50bおよび50c)設けられている。配線保護部材50aと、配線保護部材50bおよび50cとは、大きさ(内径など)が異なる一方、構造は略同様である。
ここで、第1実施形態では、図5〜図7に示すように。配線保護部材50は、蓋部40の孔部41の周縁部43(孔部41の外側に位置する部分)が嵌合される嵌合部分51と、嵌合部分51の外部配線200(図8参照)が延びる方向の長さL1よりも大きい長さL2を有し、嵌合部分51から筐体30の外側方向に延びるように延長される管状部分52とを含む。具体的には、嵌合部分51は、円環形状を有している。すなわち、嵌合部分51は、一般的に、グロメットと呼ばれている配線保護部材と略同一の形状を有する。また、管状部分52は、一方端が嵌合部分51に接続されている。なお、嵌合部分51と管状部分52とは、一体的に形成されている。
(配線保護部材の詳細な構造)
次に、図5〜図8を参照して、配線保護部材の詳細な構造について説明する。
第1実施形態では、図5および図6に示すように、配線保護部材50の管状部分52は、下方(Z2方向)に向かって延びるように構成されている。具体的には、管状部分52は、嵌合部分51から、下方に湾曲するように構成されている。なお、管状部分52は、配線保護部材50が蓋部40に嵌合した状態(図1参照)で、管状部分52が下方に湾曲するように構成されている。
また、第1実施形態では、図6に示すように、配線保護部材50の管状部分52は、嵌合部分51側に設けられる第1部分52aと、第1部分52aの嵌合部分51側とは反対側に設けられる第2部分52bとを含む。そして、第2部分52bの厚みt2は、第1部分52aの厚みt1よりも小さい。具体的には、第1部分52aは、嵌合部分51に接続されている。そして、第1部分52aは、第2部分52b側に向かって、厚みt1が徐々に小さくなるように(テーパ形状に)構成されている。そして、第1部分52aと第2部分52bとの境界部分52cは、段差形状を有する。すなわち、境界部分52cにおいて、第2部分52bの厚みt2は、第1部分52aの厚みt1よりも小さい。また、第2部分52bの厚みt2は、略一定である。
また、図7に示すように、嵌合部分51は、孔部41の周縁部43を両側から挟み込む溝部53を含んでいる。ここで、第1実施形態では、溝部53に周縁部43が挟み込まれていない状態で、溝部53の底部53aの外部配線200が延びる方向の幅W1は、蓋部40の周縁部43の厚みt3よりも小さい。すなわち、周縁部43は、溝部53の底部53aの幅W1を徐々に大きくしながら、溝部53に圧入されるように構成されている。なお、溝部53は、特許請求の範囲の「第1溝部」の一例である。
また、第1実施形態では、溝部53は、溝部53の底部53aに向かって幅が小さくなるテーパ形状を有する。具体的には、溝部53の筐体30側の側壁部53bと、筐体30側とは反対側の側壁部53bとが、底部53a側に向かって互いに近づくように傾斜している。
また、第1実施形態では、図6および図8に示すように、配線保護部材50の内径dは、配線保護部材50に挿入される外部配線200の先端に設けられる端子201の、外部配線200が延びる方向と交差する方向の幅W2よりも大きい。具体的には、配線保護部材50が結束バンド60によって縛られていない状態(図6参照)で、配線保護部材50の嵌合部分51の内径d11と、管状部分52の内径d12とは、略同一である。また、管状部分52は、略一定の内径d12を維持した状態で、下方に向かって延びるように(湾曲するように)構成されている。また、図7に示すように、配線保護部材50は、内部に外部配線200が挿入された状態で、結束バンド60によって縛られるように構成されている。これにより、管状部分52の内径d12が小さくなり(d11>d12)、配線保護部材50と外部配線200との間の隙間が略なくなる。
また、図8に示すように、外部配線200は、たとえば、三芯線からなる配線であり、三芯線の先端に端子201が接続されている。また、外部配線200の端子201は、インバータ部20に設けられるコネクタ21(図3参照)に接続されるように構成されている。
また、第1実施形態では、図2に示すように、蓋部40は、板状の板金部材からなる。また、蓋部40は、略長方形形状を有する開口部31に対応するように略長方形形状を有している。そして、蓋部40は、略長方形形状の蓋部40の対向する長辺のうちの少なくとも一方が、筐体30の凸部32を覆うように、略L字形状に折り曲げられている。具体的には、蓋部40は、略長方形形状の蓋部40の対向する長辺の両方が、筐体30の凸部32を覆うように、略L字形状に折り曲げられている。また、筐体30は、対向する長辺がZ1方向側およびZ2方向側に配置されるように、筐体30に取り付けられている。なお、蓋部40の折り曲げられた部分と、筐体30の凸部32の上方(下方)側の部分とは密着せずに隙間が生じている。
また、第1実施形態では、図9〜図12に示すように、筐体30の凸部32の上方側の部分には、蓋部40側から筐体本体部30a側に向かって下方に傾斜する傾斜部32bが設けられている。具体的には、図12に示すように、凸部32の、略L字形状に折り曲げられた蓋部40に覆われている部分(枠状部分32a)に傾斜部32bが設けられている。また、図9〜図11に示すように、傾斜部32bは、回転軸方向から見て、略円筒状の筐体本体部30aの外周に沿うように、筐体本体部30a側が略円弧状に形成されている。
また、第1実施形態では、傾斜部32bと筐体本体部30aとの間には、傾斜部32bに連続するように傾斜部32bの下方に設けられる溝部33が設けられている。溝部33は、回転軸方向から見て、略円筒状の筐体本体部30aの外周に沿うように、かつ、略円弧状の傾斜部32bに沿うように、略円弧状に形成されている。なお、溝部33は、特許請求の範囲の「第2溝部」の一例である。
また、図3に示すように、溝部33は、X方向から見て、開口部31のY方向に沿った方向の中央部近傍から、Y1方向側およびY2方向側に向かって、下方に傾斜するように構成されている。すなわち、溝部33は、開口部31のY方向に沿った方向の中央部近傍の高さ位置が最も大きく、Y1方向側の端部およびY2方向側の端部の高さ位置が最も小さくなる。
また、上記のように、蓋部40の折り曲げられた部分と、筐体30の凸部32の上方側の部分との間に隙間が生じているため、この隙間に水が浸入する場合がある。この水は、傾斜部32bに沿って下方に移動し後、溝部33に移動する。そして、溝部33に移動した水は、溝部33の傾斜に沿って、溝部33のY1方向側またはY2方向側から排出される。また、筐体本体部30aの外周を伝って下方に移動する水も、溝部33に移動した後、溝部33の傾斜に沿って、溝部33のY1方向側またはY2方向側から排出される。
また、第1実施形態では、図4に示すように、筐体30の開口部31の外側には、蓋部40側に突出し、蓋部40に接触する部分が略平坦な複数(第1実施形態では、4個)のタップ34が設けられている。なお、タップ34は、フライス加工により、蓋部40に接触する部分が略平坦に形成されている。そして、ねじ61が蓋部40を介してタップ34に締結(螺合)することにより、蓋部40が筐体30に固定(図1参照)されている。具体的には、タップ34は、凸部32の枠状部分32aに設けられており、ねじ61が螺合するねじ孔が設けられている。また、4個のタップ34は、略長方形形状の開口部31の対向する一対の短辺に沿って2個ずつ設けられている。そして、図13に示すように、ガスケット62を両面テープ63により、筐体30の凸部32に貼り付けた状態で、ねじ61が蓋部40を介してタップ34に螺合される。これにより、凸部32に、ガスケット62および蓋部40が固定される。なお、タップ34は、特許請求の範囲の「第2凸部」の一例である。
(第1実施形態の効果)
第1実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
第1実施形態では、外部配線200のインバータ一体型モータ100への接続は次の手順で行われる。まず、蓋部40の各孔部41に配線保護部材50をそれぞれ嵌合させ、配線保護部材50の内部に外部配線200をそれぞれ挿通する。次に、筐体30の開口部31から外部配線200の先端に設けられる端子201とインバータ一体型モータ100の内部のコネクタ21との接続を行う。その後、蓋部40を枠状部分32aにねじ61で締結して開口部31を閉塞する。このように蓋部40に配線保護部材50を嵌合させた状態で配線保護部材50の内部に外部配線200を挿通し、端子201とコネクタ21との接続作業を行った後に蓋部40を筐体30の凸部32に固定すればよいので、外部配線200の引込作業および接続作業を容易に行うことができる。
また、第1実施形態では、上記のように、配線保護部材50は、蓋部40の孔部41の周縁部43が嵌合される嵌合部分51と、嵌合部分51の外部配線200が延びる方向の長さL1よりも大きい長さL2を有し、嵌合部分51から筐体30の外側方向に延びるように延長される管状部分52とを含む。これにより、配線保護部材50が蓋部40の孔部41の周縁部43が嵌合される嵌合部分51のみからなる場合と異なり、嵌合部分51から筐体30の外側方向に延びるように延長される管状部分52によって、嵌合部分51と外部配線200との間の隙間から、水(雨水など)が筐体30に侵入することを抑制することができる。これにより、配線保護部材50の防水性を向上させることができる。また、外部配線200が内部に挿入された状態で、管状部分52を結束バンド60で固定する(縛る)ことにより、管状部分52と外部配線200との間の隙間が略なくなるので、水の浸入をより防ぐことができる。このように、必要最小限の防水・防塵の保護構造が可能になり、配線構造の低コスト化が可能になる。
また、第1実施形態では、上記のように、配線保護部材50の管状部分52を、下方に向かって延びるように構成する。これにより、管状部分52が上方に向かって延びる場合と異なり、管状部分52の端部(開口部分)から、水が侵入することを効果的に抑制することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、第2部分52bの厚みt2は、第1部分52aの厚みt1よりも小さい。これにより、配線保護部材50を結束バンド60で固定する場合などのように、配線保護部材50に応力(外側方向に引っ張られるような応力)がかかった場合、応力は、厚みt2の小さい第2部分52b側にかかり易くなる。これにより、嵌合部分51側に設けられる第1部分52aに応力がかかり難くなるので、蓋部40と配線保護部材50の嵌合部分51との嵌合が解除されること(隙間が生じること)を抑制することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、第1部分52aを、第2部分52b側に向かって、厚みt1が徐々に小さくなるように構成する。これにより、結束バンド60を第1部分52aを取り囲むように配置して、結束バンド60の直径が徐々に小さくなるように、結束バンド60を締めた場合、結束バンド60が第1部分52aから第2部分52bに移動する。これにより、厚みt2の小さい(変形のしやすい)第2部分52bにおいて結束バンド60が締められるので、管状部分52と外部配線200との間の隙間を容易に小さくすることができる。
また、第1実施形態では、上記のように、第1部分52aと第2部分52bとの境界部分52cは、段差形状を有する。これにより、配線保護部材50に外側方向に引っ張られるような応力がかかった場合、応力は、第1部分52aと第2部分52bとの境界部分52cに集中する。これにより、嵌合部分51側に設けられる第1部分52aに、応力がよりかかり難くなるので、蓋部40と配線保護部材50の嵌合部分51との嵌合が解除されることをより抑制することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、溝部53に周縁部43が挟み込まれていない状態で、溝部53の底部53aの外部配線200が延びる方向の幅W1は、蓋部40の周縁部43の厚みt3よりも小さい。これにより、溝部53に周縁部43が挟み込まれた状態で、周縁部43の両面に対して溝部53から圧力がかかるようになる。その結果、配線保護部材50の溝部53と蓋部40の周縁部43との嵌合が解除されるのをさらに抑制することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、溝部53は、溝部53の底部53aに向かって幅が小さくなるテーパ形状を有する。これにより、配線保護部材50に外側方向に引っ張られるような応力がかかった場合でも、溝部53のテーパ形状の部分(側壁部53b)により、蓋部40の周縁部43の移動が規制されるので、配線保護部材50の溝部53と蓋部40の周縁部43との嵌合が解除されるのを効果的に抑制することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、配線保護部材50の内径dは、配線保護部材50に挿入される外部配線200の先端に設けられる端子201の、外部配線200が延びる方向と交差する方向の幅W2よりも大きい。これにより、配線保護部材50と蓋部40とを嵌合させた状態で、インバータ一体型モータ100のコネクタ21に外部配線200の端子201を接続することができる。また、配線保護部材50の内径dが外部配線200の端子201の幅W2よりも大きいので、インバータ一体型モータ100のコネクタ21に接続可能な外部配線200の自由度を高めることができる。
また、第1実施形態では、上記のように、開口部31は、筐体30からモータ本体部10の回転軸方向に交差する方向に筐体本体部30aから突出するように設けられた凸部32に設けられているとともに、略長方形形状を有している。また、蓋部40は、板状の板金部材からなり、略長方形形状を有する開口部31に対応するように略長方形形状を有している。また、略長方形形状の蓋部40の対向する長辺のうちの少なくとも一方が、筐体30の凸部32を覆うように、略L字形状に折り曲げられている。これにより、板状の板金部材からなる蓋部40が歪むのを抑制することができる。すなわち、蓋部40の強度を高めることができる。その結果、蓋部40の変形に起因して、開口部31から水が浸入するのを抑制することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、筐体30の凸部32の上方側の部分に、蓋部40側から筐体本体部30a側に向かって下方に傾斜する傾斜部32bを設ける。これにより、凸部32の上方側の部分に侵入した水が、傾斜部32bに沿って蓋部40側から筐体本体部30a側に向かって下方に移動するので、水が蓋部40側(開口部31側)に侵入することを抑制することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、傾斜部32bと筐体本体部30aとの間に、傾斜部32bに連続するように傾斜部32bの下方に設けられる溝部33を設ける。これにより、傾斜部32bに沿って蓋部40側から筐体本体部30a側に向かって下方に移動した水を、溝部33から排出することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、筐体30の開口部31の外側に、蓋部40側に突出し、蓋部40に接触する部分が略平坦な複数のタップ34を設ける。そして、ねじ61が蓋部40を介してタップ34に締結(螺合)することにより、蓋部40を筐体30に固定する。これにより、ねじ61の締結(螺合)に起因するガスケット62の圧縮寸法をタップ34のX1方向の高さで規制してガスケット62の圧縮荷重を最適化することができる。また、ねじ61の締結に起因して、蓋部40に過度に力が加わることによる蓋部40のたわみ等の変形を防止し、蓋部40と枠状部分32aとの間に部分的に隙間が発生するのを抑制することができる。
[第2実施形態]
次に、図14を参照して、第2実施形態によるインバータ一体型モータ101の構成について説明する。インバータ一体型モータ101では、配線保護部材150の溝部153に、突起部154が設けられている。なお、溝部153は、特許請求の範囲の「第1溝部」の一例である。
第2実施形態では、図14に示すように、インバータ一体型モータ101の配線保護部材150は、溝部153の筐体30側(X2方向側)の部分(側壁部153b)は、溝部153の底部153aに向かって周縁部43側に近づくテーパ形状を有する。また、溝部153の筐体30とは反対側(X1方向側)の部分には、周縁部43に当接するように突起部154が設けられている。具体的には、溝部153に蓋部40の周縁部43が圧入された状態では、突起部154は、蓋部40の表面に沿って変形する。
また、突起部154は、溝部153の底部153a側に設けられる第1突起部154aと、溝部153の底部153a側とは反対側に設けられ、第1突起部154a(突出長さL11)よりも突出長さの大きい第2突起部154b(突出長さL12)とを含む。第1突起部154a(第2突起部154b)は、筐体30側に向かって先細るテーパ形状を有している。また、第1突起部154a(第2突起部154b)は、配線保護部材150の外周に沿って、周状に設けられている。
なお、第2実施形態のその他の構成は、上記第1実施形態と同様である。
(第2実施形態の効果)
第2実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
第2実施形態では、上記のように、溝部153の筐体30側の部分は、溝部153の底部153aに向かって周縁部43側に近づくテーパ形状を有するとともに、溝部153の筐体30とは反対側の部分に、周縁部43に当接するように突起部154を設ける。これにより、配線保護部材150に外側方向に引っ張られるような応力がかかった場合でも、溝部153の突起部154が蓋部40(周縁部43)に干渉(当接)するので、配線保護部材150の溝部153と蓋部40の周縁部43との嵌合が解除されるのを効果的に抑制することができる。
また、第2実施形態では、上記のように、突起部154は、溝部153の底部153a側に設けられる第1突起部154aと、溝部153の底部153a側とは反対側に設けられ、第1突起部154a(突出長さL11)よりも突出長さL12の大きい第2突起部154bとを含む。これにより、底部153a側とは反対側(外部側)に設けられる第2突起部154bが劣化した場合でも、第1突起部154aにより、配線保護部材150の溝部153と蓋部40の周縁部43との嵌合が解除されるのを抑制することができる。
[変形例]
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更(変形例)が含まれる。
たとえば、上記第1および第2実施形態では、配線保護部材の管状部分が、下方に向かって湾曲するように構成されている例について示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、配線保護部材の管状部分が、下方に向かって直線状に延びるように構成されていてもよい。
また、上記第1および第2実施形態では、配線保護部材の管状部分の第1部分が、第2部分側に向かって、厚みが徐々に小さくなるように構成されている例について示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、配線保護部材の管状部分の第1部分の厚みが、第2部分側に向かって、略一定であってもよい。
また、上記第1および第2実施形態では、配線保護部材の管状部分の第1部分と第2部分との境界部分が、段差形状を有する例について示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、第1部分から第2部分に渡って厚みが徐々に小さくなるように、第1部分と第2部分とが、滑らかに接続されていてもよい。
また、上記第1実施形態では、嵌合部分の第1溝部は、第1溝部の底部に向かって幅が小さくなるテーパ形状を有する例について示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、嵌合部分の第1溝部が、底部に向かって幅が略同じである(断面が略U字形状である)ように構成されていてもよい。
また、上記第2実施形態では、第1溝部に2つの突起部が設けられている例について示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、第1溝部に3つ以上の突起部が設けられていてもよい。
また、上記第1および第2実施形態では、筐体の開口部が略長方形形状を有する例について示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、筐体の開口部が略長方形形状以外の形状(略円形状など)を有していてもよい。
また、上記第1および第2実施形態では、蓋部が板状の板金部材からなる例について示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、蓋部が板状の板金部材以外の部材から構成されていてもよい。
また、上記第1および第2実施形態では、筐体の開口部の外側(枠状部分)に、タップが4個設けられている例について示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、筐体の枠状部分に4個以外の数のタップを設けてもよい。
また、上記第1および第2実施形態では、開口部が、筐体の回転軸方向に直交する方向(X方向)に設けられている例について示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、開口部が、筐体の回転軸方向に沿った方向(Z方向)に設けられていてもよい。
10 モータ本体部
20 インバータ部
30 筐体
30a 筐体本体部
31 開口部
32 凸部(第1凸部)
32b 傾斜部
33 溝部(第2溝部)
34 タップ(第2凸部)
40 蓋部
41、41a、41b、41c 孔部
43 周縁部
50、50a、50b、50c、150 配線保護部材
51 嵌合部分
52 管状部分
52a 第1部分
52b 第2部分
52c 境界部分
53、153 溝部(第1溝部)
53a、153a 底部
61 ねじ(締結部材)
100、101 インバータ一体型モータ
153 突起部
153a 第1突起部
153b 第2突起部
200 外部配線
201 端子

Claims (13)

  1. モータ本体部と、
    前記モータ本体部を駆動するインバータ部と、
    前記モータ本体部および前記インバータ部を収納するとともに開口部を含む筐体と、
    孔部が設けられるとともに、前記筐体の前記開口部を覆うように前記筐体に固定される蓋部と、
    前記蓋部の前記孔部に圧入され、前記インバータ部に接続される外部配線が内部に挿入される配線保護部材をさらに備え、
    前記配線保護部材は、前記蓋部の前記孔部の周縁部が嵌合される嵌合部分と、前記嵌合部分の前記外部配線が延びる方向の長さよりも大きい長さを有し、前記嵌合部分から前記筐体の外側方向に延びるように延長される管状部分とを含み、
    前記配線保護部材の前記管状部分は、前記嵌合部分側に設けられる第1部分と、前記第1部分の前記嵌合部分側とは反対側に設けられる第2部分とを含み、前記第1部分と前記第2部分との境界部分は、段差形状を有する、インバータ一体型モータ。
  2. 前記配線保護部材の前記管状部分は、下方に向かって延びるように構成されている、請求項1に記載のインバータ一体型モータ。
  3. 記第2部分の厚みは、前記第1部分の厚みよりも小さくなるように構成されている、請求項1または2に記載のインバータ一体型モータ。
  4. 前記第1部分は、前記第2部分側に向かって、厚みが徐々に小さくなるように構成されている、請求項3に記載のインバータ一体型モータ。
  5. 前記嵌合部分は、前記孔部の前記周縁部を両側から挟み込む第1溝部を含み、
    前記第1溝部に前記周縁部が挟み込まれていない状態で、前記第1溝部の底部の前記外部配線が延びる方向の幅は、前記蓋部の前記周縁部の厚みよりも小さい、請求項1〜のいずれか1項に記載のインバータ一体型モータ。
  6. 前記第1溝部は、前記第1溝部の底部に向かって幅が小さくなるテーパ形状を有する、請求項に記載のインバータ一体型モータ。
  7. 前記第1溝部の前記筐体側の部分は、前記第1溝部の底部に向かって前記周縁部側に近づくテーパ形状を有するとともに、前記第1溝部の前記筐体とは反対側の部分には、前記周縁部に当接するように突起部が設けられている、請求項に記載のインバータ一体型モータ。
  8. 前記突起部は、前記第1溝部の底部側に設けられる第1突起部と、前記第1溝部の底部側とは反対側に設けられ、前記第1突起部よりも突出長さの大きい第2突起部とを含む、請求項に記載のインバータ一体型モータ。
  9. 前記配線保護部材の内径は、前記配線保護部材に挿入される前記外部配線の先端に設けられる端子の、前記外部配線が延びる方向と交差する方向の幅よりも大きい、請求項1〜のいずれか1項に記載のインバータ一体型モータ。
  10. 前記開口部は、前記筐体から前記モータ本体部の回転軸方向に交差する方向に筐体本体部から突出するように設けられた第1凸部に設けられているとともに、略長方形形状を有しており、
    前記蓋部は、板状の板金部材からなり、前記略長方形形状を有する前記開口部に対応するように略長方形形状を有しているとともに、略長方形形状の前記蓋部の対向する長辺のうちの少なくとも一方が、前記筐体の前記第1凸部を覆うように、略L字形状に折り曲げられている、請求項1〜のいずれか1項に記載のインバータ一体型モータ。
  11. 前記開口部は、前記筐体から前記モータ本体部の回転軸方向に交差する方向に筐体本体部から突出するように設けられた第1凸部に設けられているとともに、略長方形形状を有しており、
    前記筐体の前記第1凸部の上方側の部分には、前記蓋部側から前記筐体本体部側に向かって下方に傾斜する傾斜部が設けられている、請求項1〜10のいずれか1項に記載のインバータ一体型モータ。
  12. 前記傾斜部と前記筐体本体部との間には、前記傾斜部に連続するように前記傾斜部の下方に設けられる第2溝部が設けられている、請求項11に記載のインバータ一体型モータ。
  13. 前記筐体の前記開口部の外側には、前記蓋部側に突出し、前記蓋部に接触する部分が略平坦な複数の第2凸部が設けられており、
    締結部材が前記蓋部を介して前記第2凸部に締結することにより、前記蓋部が前記筐体に固定されている、請求項1〜12のいずれか1項に記載のインバータ一体型モータ。
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