JP2012125574A - ボールのバリを取る方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ボールのバリを取る方法を提供する。
【解決手段】 制御装置が研磨器の位置を制御する。研磨器をボールと隣接した所望の第1位置に移動する。研磨器と接触した状態でボールを回転する。研磨器がボールの外面及び外面上のバリを研磨し、バリを除去する。センサを使用してバリの位置及び大きさを感知してもよい。
【選択図】 図14

Description

本開示は、全体として、ボールのバリを取る方法に関する。更に詳細には、本開示は、制御装置が研磨器をボール上の一つ又は複数の所望の位置に移動させ、ボールを回転させ、表面を研磨し、バリを除去する、ボールのバリを取る方法に関する。
多くのゴルフボールは、多数の層で形成されている。これらのゴルフボールの多くは、射出成形技術を使用して製造されている。代表的なゴルフボール金型の内面の大部分は滑らかであるけれども、一般的な成形技術では、様々な不連続部分が表面に形成される。
多くの場合、ゴルフボールは射出成形を使用して型成形される。射出成形金型を使用する場合、様々な特徴が共通する。第1に、代表的には、注入ノズルを金型キャビティに挿入するための開口部が設けられている。次に、多くの場合、金型を樹脂又は他の材料で充填するときに空気を逃がすための一つ又はそれ以上のベント穴が設けられている。最後に、中間層を別の材料で取り囲む際に中間層を安定させるために挿入されるピン用の穴が設けられている。金型のこれらの開口部の各々は、金型の表面に不連続部分を形成する。各不連続領域は、成形されたボール上に不連続部分を形成する。
ボール上の不連続部分は、一般的には、望ましくない。ゴルファーにとって、代表的には、ボールの空力学的特性が重要である。不連続領域があると、ボールの空力学的特性が変わり、満足すべき弾道が得られない。従って、成形後にボールのバリ取りを行うシステム及び構造が使用されてきた。
幾つかの従来のシステムでは、成形されたボールは、恐らくは他のボールとともにビンに入れられ、サンドペーパー、軽石、等の研磨物によって取り囲まれる。次いでビンを震盪させ、ボールを取り出す。こうしたシステムでは、ボールに作用する研磨の程度を正確に制御できず、ボールの表面の研磨は一貫しておらず、別の不連続部分を形成する。
他の従来のシステムでは、ボールをグラインダーに入れ、回転又は震盪させ、研磨面がボールの表面全体を均等に研磨する。このようなシステムは、研磨を加える必要がないボールの表面も研磨してしまう。従って、こうしたシステムはバリを除去するけれども、ボールの表面の他の領域に損傷を加えがちである。
他のシステムは、ボールの表面上を回転的に又は直線的に移動するヘッドを制御した。これらのシステムの幾つかは、バリが完全に除去されたかどうかを確認するため、ボールと研磨器との間の圧力を計測することによって研磨のレベルを制御しようと試みた。しかしながら、圧力の計測は厳密でなく、圧力の上昇が計測される前にボールの最外カバーの幾分かが除去される。
これに代わり、ボールの表面に加わる損傷を最少にしてボール上の特定の場所からバリを除去する方法が望ましい。詳細には、研磨ヘッドの所望の位置を計算し、ヘッドをバリと隣接した所望の位置に位置決めする方法を組み込むのが望ましい。次いで、ボールを回転させ、表面を研磨し、バリを除去する。
一実施例では、ボールのバリを取る方法が開示される。第1研磨器を提供する。ヘッドは、バリを研磨し、ボールの外面からバリを除去できる材料で形成されている。第1研磨器及びボールの相対的位置を制御できる調節構造体に第1研磨器を連結する。第1研磨器の適当な位置を計算する。適当な位置まで第1研磨器を移動させる。
一実施例では、更に、ボールホルダが提供される。ボールホルダを回転する時間の適当な長さを計算する。バリがあるボールをボールホルダに配置する。
別の実施例では、ボールのバリを取る方法が開示される。第1研磨器を提供する。第1研磨面の所望の第1位置を計算できるプログラム可能な論理回路を提供する。プログラム可能な論理回路及び第1研磨面にアタッチメント構造を連結する。調節構造体は、1研磨面を所望の第1位置に移動できる。所望の第1位置を計算する。第1研磨ヘッドを所望の第1位置に移動させる。
回転自在のボールホルダは、更に、プログラム可能な論理回路に連結されていてもよい。プログラム可能な論理回路は、更に、回転自在のボールホルダの回転の所望の長さ及び速度を計算してもよい。ホルダは、所望の長さの時間に亘って所望の速度で回転されてもよい。
この他のシステム、方法、特徴、及び実施例の利点は、添付図面及び詳細な説明を検討することにより当業者に明らかになる。このような追加のシステム、方法、特徴、及び利点は、この説明及びこの概要に含まれており、開示の範囲内にあり、添付の特許請求の範囲によって保護される。
本発明は、添付図面及び以下の説明を参照することにより更によく理解できる。添付図面における構成要素は、必ずしも等縮尺ではなく、その代わり、本発明の原理を例示するにあたり、強調がなされている。更に、添付図面では、様々な図に亘り、同様の参照番号が対応する部品に付してある。
図1は、射出成形金型の一実施例内で成形されているボールの断面図である。 図2は、図1の金型を使用して製造されたボールの概略側面図である。 図3は、ボールホルダに挿入した図2のボールの側面図である。 図4は、選択的バリ取り構造の部分断面図である。 図5は、指定期間後の研磨深さのサンプルを示す詳細断面図である。 図6は、第1の所望の位置で調節構造体に連結された第1研磨ヘッドの一実施例を示す詳細図である。 図7は、第2の所望の位置での図6の研磨ヘッドを示す詳細図である。 図8は、第3の所望の位置での図6の研磨ヘッドを示す詳細図である。 図9は、第4の所望の位置での図6の研磨ヘッドを示す詳細図である。 図10は、本明細書中に開示した実施例のうちの一つの実施例を使用した場合の例示の研磨パターンを示す側面図である。 図11は、図10のボールの平面図である。 図12は、調節構造体に連結された研磨ヘッドの変形例の詳細図である。 図13は、調節構造体に連結された第1及び第2の研磨ヘッドを示す詳細図である。 図14は、研磨器を位置決めするための変形例の構造の斜視図である。 図15は、研磨器を移動するための構造の部分断面平面図である。
本発明は、ゴルフボールのバリ取りに使用される構造に関する。ゴルフボールの成形で代表的に使用される方法においては、ゴルフボールのバリ取りを行う必要がある。ゴルフボールの製造は、多くの場合、射出成形プロセスによって行われる。射出成形プロセスは、代表的には、様々な不連続部分を含む金型を使用する。各不連続部分により、ボールの外面にバリが形成されてしまう。
図1は、ゴルフボールに最終層を付ける成形工程を示す。この最終成形工程は、カバー層即ちトップコートを追加する工程であってもよく、又は設計者が望むどのような最終成形工程であってもよい。最終的に成形された層の内側にあるボールの残りの層を、集合的に内部層と呼び、ここに参照番号102を付した。幾つかの実施例では、層102は単一の層即ちコアである。他の実施例では、層102には、コア、中間層、マントル層、他の中間層又は挿入体が、単独で又は他の層との組み合わせで含まれていてもよい。幾つかの実施例では、別の層を付ける前にボールの内部層のバリ取りを行ってもよい。従って、本明細書中では最外層を説明するけれども、本明細書中に開示した方法によってボールの全ての層のバリ取りを行ってもよいということは当業者には理解されよう。
図1は、最外層を形成するための金型130の使用を示す。金型130は、その内部で成形される材料に応じて、様々な種類の金型のうちの一つであってもよい。図1では、金型130は、標準的な射出成形金型として示してある。金型130は、第1金型部分132及び第2金型部分134を含んでいてもよい。第1金型部分132及び第2金型部分134は、成形を行う前に金型130内に物品を配置するため、又は成形後に成形した材料を取り出すため、互いから分離できる。第1金型部分132及び第2金型部分134は、その内部にキャビティ136を形成する。注入ポート138は、例えば、成形キャビティ136の頂部に設けられていてもよい。注入ポート138は、材料101を収容した容器140と流体連通していてもよい。幾つかの実施例では、材料101は、SURLYN(登録商標)等の熱可塑性ウレタンであってもよい。材料101は、容器140から注入ポート138を介してキャビティ136に導入される。
材料101を成形キャビティ136に注入するとき、成形キャビティ136から空気を抜かなければならない。従って、空気を逃がすことができるベント穴が金型130に組み込まれていてもよい。図1の実施例では、四つのベント穴が示してある。詳細には、成形キャビティ136と金型130の外部との間の様々な場所で延びる、第1ベント穴122、第2ベント穴124、第3ベント穴126、及び第4ベント穴128が示してある。ベント穴の位置及び数は例示であって、当業者の所望のように変更してもよい。
図1に示すように、成形キャビティ136内に内部層102を適正に位置決めするための一つの選択肢は、内部層102を複数のピンで支持することである。図1は、第1ピン146、第2ピン148、第3ピン150、及び第4ピン152の使用を示す。第1ピン146、第2ピン148、第3ピン150、及び第4ピン152は、成形キャビティ136内で格納できるように設計されている。材料101を成形キャビティ136に注入すると、この材料が成形キャビティ136を充填する。材料が硬化を開始したとき、材料は成形キャビティ136内で内部層102を支持できるようになる。材料101が硬化を開始したとき、第1ピン146及び第4ピン152を引っ込めることができる。材料101が成形キャビティ136の更なる充填を開始したとき、第2ピン148及び第3ピン150を引っ込めることができる。このように材料101の一部が硬化した後にピンを引っ込めることにより、内部層102を成形キャビティ136内の中央に置いたまま、材料101で成形キャビティ136を均等に充填できる。ここに特定的に図示も説明もなされていないけれども、ボール内部層102の成形に同様の方法を使用できる。
四本のピン146、148、150、152が示してあり、これらのピンが成形キャビティ136の側部からしか突出していないけれども、これらの特徴は、限定であると考えられるべきではない。幾つかの実施例では、成形キャビティ136にこれ以上多くの又はこれよりも少数のピンを配置してもよい。他の実施例では、ピンは、成形キャビティ136に亘り更に均等に間隔が隔てられていてもよい。最後に、ピンを成形キャビティ136の頂側又は底側に配置してもよい。当業者は、選択された材料及び所望の設計特性に基づき、適当な成形環境を提供するように金型の設計を変えることができる。
図1では、ピンは、後退して成形キャビティ136の内壁と実質的に面一になっているのでなく、内部層102と接触した状態で示してある。これらのピンは、それらの前進した位置がわかるようにするため、図1にそのように位置決めされているのである。商業的実施例では、材料101が成形キャビティ136をこの程度まで完全に充填したときには、キャビティ136を材料101で完全に充填できるようにするため、ピンの一部または全部が格納されているはずである。
金型130は、注入されて最外層を形成する材料に応じて、加熱されてもよいし、室温であってもよい。金型130が加熱された場合には、金型を冷却させる。金型130が室温に達した後、又は層を適切な時間に亘って硬化させた後、例えば第1金型部分132を第2金型部分134から分離することによって、形成されたボールを金型130から取り出してもよい。
金型内壁145の構造は、ボールの外面を型成形するように設計されていてもよい。従って、内壁145には、ボールのカバーに成形されるべきディンプル及びランド、及び他の所望のマークを提供するようにパターンが付けてあってもよい。ボール外面の正確な形体は、ボールの所望の特性で決まる。当業者は、所望の特性を持つ内壁145を、ボールの所望の特性に従って、過度の実験を行うことなく、容易に設計できる。ボールの外側に付けたディンプルのパターンは、ボールの内壁の特性とは別個に設計されてもよい。本開示では、選択されたディンプルパターンは開示の構造にそれ程大きな影響は及ぼさない。従って、添付図面に示す内壁145は、パターンの詳細を示すのではなく、平滑であるように示してある。
図2は、図1に示すプロセスで製造した例示のボール200を示す。図2は、ボール200の外面220に9個のバリがあることを示す。添付図面の多くにおいて、外面220は平滑な表面として簡単な形態で示してある。商業的実施例では、ボール200は、様々なディンプル及びこれらのディンプルを取り囲むランドを含む。ディンプルの正確なパターンは、本実施例の機能にとって重要ではなく、従って、本明細書中に記載した実施例を更によく理解するため、添付図面の多くではディンプルパターンはなくしてある。
図2に示す9個のバリの各々は、図1を参照して説明した金型130のエレメントと位置がほぼ一致する。第1バリ246、第2バリ248、第3バリ250、及び第4バリ252は、第1ピン146、第2ピン148、第3ピン150、及び第4ピン152の各々と位置が一致する。夫々のピンが成形キャビティの壁145と出会う位置の各々についての基本的許容差の積み重ね、内部層102及び成形キャビティの壁145の形状の相違、及びその他の考慮すべき事項のため、ボール200の外面220に対応するバリが形成され易い。
第5バリ222、第6バリ224、第7バリ226、及び第8バリ228は、第1ベント穴122、第2ベント穴124、第3ベント穴126、及び第4ベント穴128の各々と位置がほぼ一致する。これらのベント穴は、成形キャビティ136から空気を逃がすことができる開口部として設けられている。しかしながら、これらのベント穴では、材料が成形プロセス中に各ベント穴に或る程度侵入してしまう。こうした侵入及び他の要因により、各ベント穴と隣接した場所で、ボール200の外面220にバリが形成され易い。
第9バリ238は、注入ノズル即ち注入ポート138と位置がほぼ一致する。金型内壁145がノズル138の領域で不連続であるため、及び場合によっては、ノズル138から完全には分離しなかった材料101の特性のため第9バリ238は、ボール200の外面220のこの領域に形成され易い。
添付図面及び本説明において、様々な成形エレメント及び対応するバリの位置を簡単に示した。商業的実施例では、全てのピン、ベント穴、及び注入ポートが金型130の単一の平面に沿って整列する必要はなく、望ましくないかもしれない。当業者は、ピン、ベント穴、及びポートが金型130に亘って互いから間隔が隔てられた金型を設計しがちである。しかしながら、これらのエレメントの各々の特定の位置に関わらず、バリは、金型の各不連続領域で形成され易い。金型のこの他のエレメントもまた不連続領域を形成するが、これらはここには示してない。これらのエレメント及び対応するバリが単一の平面上で整列しているように示してあるが、これは単なる例示であって、本実施例は、バリがそのように整列した場合に限定されると考えられるべきではないということは理解されよう。
次に図3及び図4を参照すると、本実施例と関連して使用できる構造の詳細の一例は、本願と同時に出願された「ゴルフボールバリ取り装置」という表題の米国特許出願第______号(代理人事件番号第72−1144号)である、米国特許第______号に開示されている。出典を明示することにより、この出願に開示された全ての内容は本明細書の開示の一部とされる。
しかしながら、必ずしもこの出願に開示された構造を使用しなくてもよい。上記出願に開示された構造は、様々なカム及び液圧構造を含む。本明細書中に開示された方法の実施例では、こうしたカム及び液圧構造を使用できる。別の態様では、様々なエレメントを移動し、位置決めするのに電気モータ又は他の構造を使用できるが、本明細書中に開示したのと同じ方法を使用する。
図3は、ボールホルダ310に配置された即ち位置決めされたボール200を示す。ボールホルダ310は、ボールを特定の位置に配置できるどのような種類のホルダであってもよい。望ましくは、ボールホルダ310の第1面314には凹所312が形成されている。凹所312は、そこに配置される任意のボール200と形状及び大きさがほぼ一致するように設計されていてもよい。USGAの規則によれば、規則に適ったボールは、現在の規則によれば、直径が1.68インチ(約42mm)よりも小さくてはならず、球形であり且つ球形対称でなければならない。特定の成形構造及び方法でボールの表面上に形成されたバリの位置に応じて、当業者は、所望の成形構造及び方法で形成されたボール200を受け入れるのに必要な凹所312の直径及び深さを決定できる。この好ましい実施例と関連して様々な直径のボールを使用できる場合には、ボールの各直径について特定的に設計されたいずれのボールホルダを選択してもよく、又はキャビティ312が様々な直径を持つことができるように調節できるようにボールホルダ310の中央領域316を変更してもよい。凹所312は、図3に示すように、ボール200の外面220に近い表面313を持つように設計されていてもよいが、キャビティ312の表面313は、ボール200を支持しない場合には、ボール200の外面220に近い必要はない。
凹所312には、ボールグリップ318が設けられていてもよい。ボールグリップ318は、以下に更に詳細に説明するように、特にボール200に圧力が加えられた場合にボール200がボールホルダ310に対して移動しないようにするのに役立つ様々な材料のうちの任意の材料で形成されていてもよい。多くの実施例において、グリップ318は、滑り止め靴底に共通したゴム引き材料等の、スリップを最少にする最適な粘着性を持つゴム引きストリップであってもよい。他の場合には、グリップ318は、ボール200を凹所312内に保持するのに適しており、バリ取りプロセスの完了後にボール200を取り外すことができる接着剤であってもよい。別の実施例では、グリップ318は、ボール200と噛み合い、移動を阻止する機械式クランプであってもよい。多くの実施例において、ボール200とホルダ310との間の唯一の接触は、グリップ318を通してなされる。
幾つかの実施例では、ボール200を特定の配向で位置決めするのが望ましい。例えば、図2に示す実施例では、9個のバリ238を、単一のバリとその周囲の鏡像対称のその他のバリと考えてもよい。即ち、例えば、第6バリ224及び第7バリ226は第9バリ238からほぼ同じ距離のところにある。このような例では、第9バリ238がホルダ表面313から直径方向反対側に位置決めされるようにボール200を配向するのが望ましい。このような場合、ホルダ310でのボール200の配置をこの位置に案内するため、センサ(図示せず)が設けられていてもよい。使用者がボール200を手作業でホルダ310に配置する場合のような他の実施例では、第9バリ238が真上に差し向けられた場合に第9バリ238が位置決めされるべき場所を光らせるために、レーザービーム等のガイド(図示せず)が位置決めされていてもよい。
幾つかの実施例では、ボールホルダ310が回転するのが望ましい。従って、回転器304がボールホルダ310の部品として組み込まれていてもよい。回転器304は、ボールホルダ表面314を回転させることができる様々な構造のうちの任意の構造であってもよい。多くの実施例において、回転器304は、モータ306及びシャフト308を含む。モータ306は、望ましくは、標準的なAC電気モータであってもよい。シャフト308は、モータ306の出力シャフトに直接的に連結されていてもよいし、トランスミッションを介して連結されていてもよい。この他の形態を使用してもよい。回転器304は、その最も簡単な形態において、出力シャフトがボールホルダ表面314に連結された簡単な手回しクランクであってもよい。他の実施例では、AC電気モータの代わりに、エンジン、DCモータ、又は他の直接駆動システム又は間接駆動システムを使用してもよい。
本明細書中に開示した方法では、ボールホルダ310の回転を電気制御装置307によって制御してもよい。幾つかの実施例では、電気制御装置307は、プログラム可能な論理回路であってもよい。電気制御装置307は、様々な特徴を備えていてもよい。制御装置307は、ボールホルダ表面314及びボール200を回転するための所望の又は適当な時間の長さ及び所望の速度を計算する性能を持つように構成されていてもよい。所望の速度及び時間の長さは、例えば、バリ201が形成される材料、回転器304の速度制限、キャビティ312内に位置決めされたボールの量等と関連する。本開示では、ボール200上に位置決めされた任意のバリを説明する場合、上文中で図2に関して説明した特定の配置の特定のバリでなく、参照番号201及びバリ201という言い方を使用する。幾つかの実施例では、重要なことは、ホルダ310及びボール200の回転数である。このような場合、所望の回転数を発生するため、回転器304の性能の範囲内で回転速度及び回転時間の長さを変化させてもよい。回転数の計算は、速度及び回転時間の計算と等価である。以下に更に詳細に説明するように、方法及び構造のこの他のエレメントに関するファクタを、ボールホルダの回転速度及び回転時間の長さの計算に組み込んでもよい。
幾つかの実施例では、回転器304は、電気制御装置307の信号を受けることができ、かつ電気制御装置307によって指令されるように構成された回転器であるのが望ましい。電気制御装置307は、例えば、モータ306がオンであろうとオフであろうと、及びシャフト308及びボールホルダ表面314の回転速度に関わらず、遠隔制御可能であってもよい。シャフト308のいずれかの端部でトランスミッションを使用する場合には、電気制御装置307は、多数の歯車が設けられている場合、使用される歯車減速比を制御できる。このようにして、制御装置307は、回転器304及びボール200の回転を制御してもよい。
次に、図4を参照すると、この図には、ボール200のバリ取りで使用される様々なエレメントの全体形体が示してある。上述のように、構造エレメントの全体の構成は、設計者が最も可能性がある、又は望ましいと考える特徴に従って変化させてもよい。幾つかの実施例では、幾つかの部品又は全ての部品を液圧システムで制御してもよい。他の実施例では、幾つかの部品又は全ての部品を電気モータで制御してもよい。別の実施例では、幾つかの部品又は全ての部品を機械的カム装置で制御してもよい。更に別の実施例では、使用者が研磨ヘッド等の特定の部品を手作業で配置してもよい。しかしながら、多くの実施例において、部品を電気制御装置307によって制御するのが望ましい。
電気制御装置307は、様々なエレメントに電気的に接続されていてもよい。この電気的接続は、設計者の所望に応じて有線接続又は無線接続の形態をとってもよい。幾つかの実施例では、例えば、部品の位置が電気モータ又は他の電気的に制御される位置決め装置によって制御される場合には、標準的配線システムにより電気的接続が形成され、所望の部品を適正に位置決めする又は移動するためにモータを制御してもよい。他の実施例では、電気制御装置307及び制御又は移動されるべき部品の各々に接続された無線トランスミッター、受信機、トランシーバーを用いて同じ接続を行ってもよい。他の実施例では、所望の位置を示すデータ又はシステムの制御と関連したその他のデータを制御装置307が発生させ、使用者がこれらのデータを使用してシステムの様々な部品を適正に位置決めし又は移動させてもよい。これらの変形例及びエレメントを移動するための他の変形例は、全て、移動されるべき又は位置決めされるべきエレメントに制御装置307を直接的に又は間接的に連結することと等価であると考えられる。
図4は、本明細書中に開示した方法と関連して使用される様々なエレメントの概略図を示す。図4は、アーム460及び研磨器462の使用を示す。
研磨器462はアーム460に連結されている。研磨器462を図4に簡単な形態で示す。研磨器462は、アーム460の自由端464の近くに位置決めされた状態で示してある。しかしながら、研磨器462は、必ずしもそのように位置決めされていなくてもよい。研磨器462は、下文で言及する図面でわかるように、アーム460に沿った任意の所望の位置に位置決めされていてもよい。アーム460は、幾つかの実施例では自由端を備えておらず、しかし、その代わり、ボール200の周囲で閉じた曲線をなして延びていてもよい。研磨器462は研磨面466を含む。研磨面466は、様々な材料で形成されていてもよいが、ボール200上の一つ又はそれ以上のバリ201を形成する材料と関連して選択されてもよい。例えば、研磨面466の所望の硬度は、バリを形成する材料によって異なる。研磨面466は薄くてもよく、例えば、研磨面466は、支持体に被せたサンドペーパーで形成されていてもよい。別の態様では、研磨器462及び研磨面466は、材料の単一のピースで形成されていてもよく、例えば軽石でできたピースを研磨面466として使用してもよい。幾つかの実施例では、研磨面466の劣化を監視し、研磨器462の交換が望ましい時期を決定するため、センサ473が研磨器462に組み込まれていてもよいし、研磨器462と隣接して設けられていてもよい。研磨面466は、研磨ヘッドと考えられてもよい。
研磨器462は、調節構造体470でその位置を調節することによって、ボール200と隣接して位置決めされてもよい。調節構造体470は、様々な形態をとってもよい。図4に示す実施例では、調節構造体470は、研磨器462に連結されたアーム460を含む。アーム460は、様々な形態をとってもよい。図4に示す実施例では、アーム460は、湾曲したアームの形態をとってもよい。幾つかの実施例では、アームは連続的であり且つ湾曲しており、半径がボール200の半径よりも少なくとも僅かに大きい。他の実施例では、アーム460は、直線状であってもよいし曲がっていてもよい。アーム460の正確な形体は重要でなく、設計者が望む形態をとってもよい。
研磨器462は、アーム460に固定式または可動式に連結され得る。研磨器ムーバ468は、調節構造体470の一部を形成してもよく、コネクタ472で研磨器462に連結されていてもよく、制御装置307に接続されていてもよい。制御装置307は、アーム460上での研磨器462の適切な位置を計算できる。制御装置307は、次いで、研磨器ムーバ468に指令を伝達してもよい。研磨器ムーバ468は、制御装置307から指令を受け取り、研磨器462を様々な方法で位置決めしてもよい。例えば、一実施例では、研磨器ムーバ468は、研磨器462をアーム460及びボール200に向かって及びこれから遠ざかるように移動するポンプ及び液圧装置又は他の構造を含んでいてもよい。別の例示の実施例では、研磨器ムーバ468は、ボール200及びアーム460に対する研磨器462の角度位置を変えることができる回転器を含んでいてもよい。別の例示の実施例では、研磨器ムーバ468は、研磨器462をアーム460に沿って及びボール200に対して移動できるモータ及び歯車構造を含んでいてもよい。これらは、制御装置307で、研磨器462を、アーム460又は研磨器462が連結されてもよい他のジグに対して移動できる方法の単なる例である。
上述のように、多くの実施例において、ボール200に対して研磨器462を位置決めする可動アーム460を含むのが望ましい。可動アーム460は、アーム位置決め器474によって位置決めされてもよい。アーム位置決め器474は制御装置307に接続され、これによって制御されてもよい。アーム位置決め器474は、例えば、アーム460の有効長さ、ボール200上でのアーム460の円弧、及びアーム460が研磨器462及びボール200に加える圧力を制御できる様々なエレメントを含んでいてもよい。アーム位置決め器474は、アーム460のこれらの特徴を制御できる様々な構造を含んでいてもよい。例えば、一実施例では、アーム位置決め器474は、ポンプ及び液圧装置、又はボール200上でのアーム460の円弧の有効長さを変化させる他の構造を含んでいてもよい。別の例示の実施例では、アーム位置決め器474は、ボール200に対するアーム460の角度位置を変化できる回転器を含んでいてもよい。別の例示の実施例では、アーム位置決め器474は、ボール200に対してアーム460を動かすことができるモータ及び歯車構造を含んでいてもよい。これらは、制御装置307でアーム460を動かすことができる方法の単なる例である。
調節構造体470は、ボール200と研磨面466の相対的な位置を制御できる構造体である。従って、調節構造体470は、アーム位置決め器474、アーム460、及び研磨器ムーバ468を含んでいてもよい。これらの部品は、互いに直接的に連結されていてもよいし間接的に連結されていてもよい。幾つかの実施例では、これらの部品のうちの一つ又はそれ以上がなくてもよい。幾つかの実施例では、アーム位置決め器474及び研磨器ムーバ468の移動及び位置決めを、制御装置307と位置決め器474及びムーバ468の各々との間の電気的接続を必要とするのでなく、制御装置307からの出力又は他の指令を読み取った使用者が手動で行ってもよい。
幾つかの実施例では、制御装置307はセンサ480に接続されている。センサ480は、ボール200が位置決めされた領域に、ボールホルダ310と隣接して位置決めされていてもよい。センサ480は、ボール200上のバリ201の位置を検出できる任意の種類のセンサであってもよい。多くの実施例において、ボール200上のバリ201の位置は、上述したように、周知である。しかしながら、ボール200がホルダ310上に正しく位置決めされていない場合には、センサはこれを検出でき、正しく位置決めされていないことを使用者に警告する。センサ480は、更に、一つ又はそれ以上がバリ201がない場合、又はこれが普通の大きさよりも大きい場合にこれを検出できる。制御装置307は、センサ480から受けたデータに基づいて所望の計算を行うことができる。
ボール200のバリ取りを行う方法においては、これらの構造体を全て考慮する。第1に、バリ201があるボール200をボールホルダ310に配置する。制御装置307は、ボール200上のバリ201の位置を測定するために、センサ480を選択的に作動させる。別の態様では、制御装置307は、ボール及びバリの周知の輪郭からのデータを使用してもよい。制御装置307は、その場合、バリ取り構造体自体に関するデータを考慮する。例えば、制御装置307は、回転器304の回転速度、研磨器ムーバ468、アーム460、アーム位置決め器474、及び調節構造体470のその他のエレメントの制限を考慮してもよい。制御装置307は、更に、研磨器462を形成する材料に関するデータ、センサ473からのデータを含む研磨器462に及ぼされた経時変化及び磨耗に関するデータ、ボール200及びバリ201を形成する材料に関するデータ、及びボール200を適切にバリ取りするための計算を行うことと関連したこの他の任意のデータに関するデータを考慮してもよい。
制御装置307は、データが有効であると判断すると、ボールのバリ取りに必要な計算を行う。制御装置307は、まず最初に、研磨器462についての第1の適当な位置即ち所望の位置を(参照番号490で概ね示されている)計算する。第1の適当な即ち所望の位置は、図4に示すように、第3バリ250及び第8バリ228と隣接した位置であってもよい(図2も参照されたい)。
第1の所望の位置490の計算には、様々なエレメントが含まれてもよい。この計算には、アーム460の適当な有効長さの計算が含まれていてもよい。アーム460の適当な円弧もまた形成されてもよい。研磨器462が研磨器としてのその使用と関連して経時的に劣化し、場合によっては長さが変化するため、例えば、第1の所望の位置の計算には、更に、第1研磨面466の位置の計算が含まれていてもよい。
次いで、制御装置307は、調節構造体470の一つ又は複数の動きを決定し、研磨器462を第1の所望の位置490まで動かす。制御装置307は、調節構造体470の所望のエレメントを作動させ、研磨器462を第1の所望の位置490まで動かす。例えば、制御装置307はアーム位置決め器474の電気モータを作動させ、アーム460を動かして、研磨器462を第1の所望の位置490の近くに位置決めする。アーム位置決め器474の電気モータの作動により、アーム460が適当な有効長さを持ち且つボール200上で適当な円弧をなすように、順次又は同時に位置決めしてもよい。次いで、制御装置307は研磨器ムーバ468の液圧システムを作動させ研磨器462を第3バリ250及び第8バリ228に向かって延ばす。作動は、第1研磨面466の適当な位置を精密に計算することによって行われる。別の態様では、制御装置307は、先ず最初に研磨器ムーバ468のシステムを作動させ、次にアーム位置決め器474のシステムを作動できる。更に別の態様では、両システムをほぼ同時に作動してもよい。
所望であれば、センサ480を作動させ、研磨器462が第1の適当な位置490に適切に配置されていることを確認する。研磨器462が正しく位置決めされていない場合には、制御装置307は、第1の所望の位置490について補正計算を実行し、又は故障信号を発生する。
ボール200のバリ取りは、研磨器462をバリ201及びボール200の外面220に押し付けて擦り取ることによって行われる。研磨は、回転自在のボールホルダ310でボール200を回転させているときに研磨器462を定置に保持し、これをバリ201及びボール200の外面220に押し付けることによって行われる。制御装置307は、ボール200のバリ取りを行う上で望ましい適当な即ち所望の回転速度及び適当な即ち所望の回転時間及び/又は適当な即ち所望の回転数を計算する。ボール200が回転されているとき、第1位置490にある研磨器462は、第3バリ250及び第8バリ228と同じ経路上の第2バリ248及び第5バリ222を研磨して除去するのに有効であるということに着目されたい。
センサ480からのデータは、この計算で有用である。バリ201は、一般に、金型の凹凸で形成されるためにボール200の外面220にあるため、外面220に形成されたバリ201の大きさ及び形状は或る程度異なっている。センサ480は、中程度の大きさのバリについて行われた標準的な計算から更に精密に計算を行うため、ボール200に形成されたバリ201の大きさ及び形状を感知してもよい。
制御装置307で回転器304を作動する多くの実施例では、制御装置307が全ての計算を完了し、研磨器462を第1の適当な位置490まで移動させた後、ボールホルダ310を回転器304によって回転させる。研磨器462は、ボール200と接触し、このボールが回転されている限り、各バリ201及びボール200の外面220を研磨する。ボール200が、制御装置307が計算した適当な即ち所望の長さの時間に亘って又は適当な即ち所望の回転数だけ回転した後、ボールホルダ310は回転を停止させる。例示の実施例では、ボールホルダ310は、制御装置307に電気的に接続された回転器304に制御装置307から電気信号が送られると、回転を停止する。
図5は、ボール200の上側の二つの層を示す断面図であり、異なる回転時期に行われる研磨のレベルを示す。ボールの上側の二つの層は、カバー及び中間層であってもよく、トップコート及びカバーであってもよく、カバー及びマントル層であってもよく、又は任意の他の望ましい形体であってもよい。バリが最も問題になるのは、プレイヤーがゴルフ中に使用する最外層であるが、設計者が望ましいと考える場合には、本明細書中に開示したプロセスを使用して他の層のバリを除去してもよい。制御装置307は、使用された正確な材料又はバリ取りが行われるべきボールの層に関わらず、任意のバリについての研磨器462の適当な配置即ち位置及び適当な長さ、速度、又はボールホルダの回転数を計算できる。
研磨器(図5には示さず)をボール200に当てて配置したとき、研磨器は、表面220及び存在する任意のバリを研磨する。研磨は続行され、トップ層503の一部を削り取る。トップ層503から除去される材料の量は、ボールホルダ(図5には示さず)を回転し、ボール200を研磨器と接触する時間で決まる。第1期間後、トップ層503が僅かに削り取られ、外面は参照番号505を付した線に達する。それよりも長い時間が経過した後、トップ層503は更に大きく削り取られ、外面は参照番号507を付した線に達する。更に長い時間が経過した後、トップ層503は更に大きく削り取られ、外面は線509に達する。多くの実施例において、線509に達するまで研磨した後にトップ層503の研磨を続行するのは望ましくない。これは、線509によって示す時間の後、トップ層503は完全に削り取られてしまい、次の内部層511が露出してしまうためである。次の内部層511が露出してしまうことは、多くの実施例において望ましくない。特に、次の内部層511の材料又は色が異なり、次の内部層511が露出されると、ボール200の外観、空力学的特性、又は他の性能品質に悪影響が及ぼされる場合、望ましくない。トップ層503の厚さに或る程度の公差があるため、この厚さ及び公差に関するデータを制御装置307に入力するのが望ましい。多くの実施例において、トップ層503を次の内部層511まで研磨するのでなく、非常に僅かのバリをボール200に残す方が有利である。
図6乃至図9は、ボール200の四つの異なる領域のバリを除去するため、一つの研磨器を四つの異なる所望の位置に位置決めする方法の概略図である。図6は、アーム560に連結され、所望の第1位置690に位置決めした研磨器562を示す。研磨器562をボール200付近に移動させて、ボール200を回転させたとき、全体に第1研磨パターン692として示す研磨パターンがボール200の外面220に形成される。
次いで、アーム560又は研磨器562又はこれらの両方を所望の第2位置まで移動させてもよい。図7は、アーム560に連結され、所望の第2位置790に位置決めした研磨器562を示す。研磨器562をボール200付近に移動させて、ボール200を回転させたとき、全体に第2研磨パターン792として示す研磨パターンがボール200の外面220に形成される。
次いで、アーム560又は研磨器562又はこれらの両方を所望の第3位置まで移動させてもよい。図8は、アーム560に連結され、所望の第3位置890に位置決めした研磨器562を示す。研磨器562をボール200付近に移動させて、ボール200を回転させたとき、全体に第3研磨パターン892として示す研磨パターンがボール200の外面220に形成される。
次いで、アーム560又は研磨器562又はこれらの両方を所望の第4位置まで移動してもよい。図9は、アーム560に連結され、所望の第4位置890に位置決めした研磨器562を示す。研磨器562をボール200付近に移動させて、ボール200を回転させたとき、全体に第4研磨パターン992として示す研磨パターンがボール200の外面220に形成される。
制御装置307は、ボール200に残るバリ201の位置に応じて、研磨器562を、様々な円弧及び長さ及び距離に位置決めしてもよい。制御装置307は、研磨器562を、選択及び設計上の制限に基づいて望ましいと考えられる別個の領域又は重なった領域に位置決めしてもよい。制御装置307は、各バリ201についての研磨器562の必要な経路を個々に計算した後、これらの計算を相関し、残るバリを除去するための研磨器の配置をできるだけ少なくしてもよい。図4に示すように、幾つかの実施例では、一つの研磨器で多数のバリを一つの適切な位置で研磨することができる。研磨器が各回転時にボール200の外面220も研磨してしまうため、ボール毎に使用される所望の位置の数を少なくするのが望ましい。従って、四つの所望の位置692、792、892、及び992はバリ201の位置が必要とする場合にのみ、適当である。
次に図10及び図11を参照すると、これらの図には、研磨パターンが更に詳細に示してある。図11は、ボール200の外面220の例示のディンプルパターンを示す、ボール200の平面図である。ボール200は、第1の例示の研磨パターン1092及び第2の例示の研磨パターン1192を示す。同様のパターンを僅かに簡略化した図10に斜視図で示す。例示の研磨パターン1092は、研磨器(この図には示さず)を図9の第4位置990と同様の所望の位置に配置することによって形成されてもよい。例示の研磨パターン1192は、研磨器を図8の第3位置890と同様の所望のパターンで配置することによって形成されてもよい。多くの実施例において図10及び図11に示すように、研磨器はディンプル即ち凹所1094に入り込まず、ディンプル1094を取り囲むランド領域1096にとどまる。他の実施例では、研磨器は、幾つかの又は全てのディンプル1094に入り込み、ディンプル1094の内面を研磨することができるように、所定の寸法および形状に設計されているとともに弾性力を備えていてもよい。
次に図12を参照すると、この図には、一つの研磨器がボール200上の所望の位置に位置決めされた別の概略図が示してある。幾つかの実施例では、ボール200のバリは不規則に配置されていてもよい。このような場合には、研磨器を一連の位置で使用するのは望ましくない。例えば、研磨器を一連の位置で使用すると、研磨パターンが重なってしまう。重なりが大き過ぎる場合には、外面220の同じ部分に行われた第2の研磨により、図5と関連して上述したように、過度に深く研磨されてしまう。このような実施例では、比較的大きな研磨パターンを形成する比較的大きな研磨器1262を指定された位置1290に組み込むのが望ましい。
使用される研磨器は様々な形体を備えていてもよいということは当業者に明らかであろう。研磨器は、その品質に応じ、長さ及び厚さを含む様々な大きさを備えていてもよい。様々な研磨器には、壊れ易くなる前にどれ程薄い又は厚いピースを使用してもよいのかについて制限がある。例えば、軽石を使用する場合、軽石は脆性であるため、ピースが薄過ぎると、大きなバリと接触したとき、これを研磨して除去するのでなく、壊れてしまう。しかしながら、鋼製プレートに設置したダイヤモンドサンドペーパーは、同じ薄さでも有効である。これらの特徴は当業者に周知である。特にセンサのデータを使用して研磨パターンを生じさせる場合、これらのデータが制御装置に入力され、制御装置が、オペレータに、いずれの研磨器をどの大きさで使用すべきであるのかを表示できる。幾つかの実施例では、制御装置は、所望の大きさの研磨器をアームに配置できるデバイスを作動し得る。一つの例示の実施例では、サンドペーパーを使用した場合、制御装置は、アームに連結された二枚のプレートを拡げて離し、ボールと接触するサンドペーパーの有効幅を変えることができる。この他の自動式の実施例が当該技術分野で周知であり、本開示で容易に使用できる。
次に図13を参照すると、多数の研磨器を同時に使用するのが望ましい。図13の実施例では、第1研磨器1362がアーム560に連結されており、適当な第1位置1390に位置決めされている。第2研磨器1462がアーム560に連結されており、適当な第2位置1490に位置決めされている。第1研磨器1362及び第2研磨器1462は、ボール200の外面220とほぼ同時に接触し、研磨パターンをほぼ同時に形成する。第1研磨器1362は、第1研磨パターン1392を形成し、第2研磨器1462は、第2研磨パターン1492を形成する。図13では、第1研磨器1362及び第2研磨器1462は同じアーム560に連結されている状態で示してあるが、第1研磨器1362及び第2研磨器1462の各々を、制御装置(図13には示さず)によって独立して制御できる二つの異なるアタッチメント構造に連結することもできる。確かに、幾つかの実施例では、二つ以上の研磨器を使用し、これらの研磨器を同じアーム又は独立したアームに位置決めしてもよい。
図6乃至図9、図12、及び図13は、全て、研磨器、アーム、及びボールの簡単な態様を示す。図3及び図4の詳細な例示の特徴は、図6乃至図9、図12、及び図13に特定的には示してないけれども、これらの特徴のうちの任意の特徴又は全ての特徴は、図6乃至図9、図12、及び図13に含まれるべきであるということは当業者には明らかであろう。更に、図3及び図4と関連して説明した詳細なプロセス及び方法は、残りの図の説明では繰り返してないけれども、これらの詳細なプロセス及び方法のうちの任意の又は全てのプロセス及び方法を簡単な態様と関連して使用してもよいということは理解されるべきである。これらの簡単な例示は、当業者の理解を容易にするために簡単にしてあるのである。
これらの変形例に加え、ここに説明した方法で、更に別の変形例の構造を使用してもよい。図14は、変形例を示す。図14に示すように、ボールホルダプレート1400は、このプレートにボール(図示せず)を保持するような形状及び大きさを持つように形成されていてもよい。ボールホルダ凹所1402は、更に、ゴム、接着剤、又はその他の摩擦を高める材料で形成された、ボールをボールホルダ凹所1402に保持するためのストリップ1404を含んでいてもよい。ボールホルダプレート1400は円形であってもよく、複数のボールホルダ凹所1402を含んでいてもよい。各ボールホルダ凹所1402は、回転器1406によって回転されてもよい。回転器1406は、ボールホルダ凹所1402を回転できる任意の構造であってもよい。回転器1406は、手動式であってもよいし、電子式制御ユニット307に接続されていてもよい。
図15に更に明らかに示す第1研磨器1500がボールホルダ凹所1402と隣接して配置されている。第1研磨器1500は、多数の構成要素を含んでいてもよい。第1研磨器1500は、第1研磨面1502を含んでいてもよい。第1研磨面1502は、幾つかの実施例では、シート状研磨材で形成されていてもよい。幾つかの実施例では、第1研磨面1502は、サンドペーパーのシートであってもよい。第1研磨面1502は、研磨材の連続ループ1504であってもよい。連続ループ1504は、一連の回転自在のプーリの周囲を延びるのに十分な長さを備えていてもよい。図15に示す実施例では、回転自在のプーリは、回転自在の第1プーリ1506、回転自在の第2プーリ1508、回転自在の第3プーリ1510、及び回転自在の第4プーリ1512を含む。4個の回転自在のプーリを示すが、当業者が回転自在のプーリの数を変えるのが望ましいと考える場合もある。図15において4個の回転自在のプーリを使用するのは単なる例示である。幾つかの実施例では、これらの回転自在のプーリの一つが駆動プーリであってもよく、残りのプーリは単に軸線を中心として回転するだけであってもよい。他の実施例では、各プーリは、駆動プーリであってもよい。
図15では、回転自在の第1プーリ1506は、駆動モータ1514又はプレート1506を回転するための他の従来の構造によって駆動される駆動プーリであってもよい。駆動モータ1514は手動式であってもよいし、駆動モータ1514を制御装置307によって制御してもよい。
ケース1518がプーリ−ループ構造の大部分を取り囲んでいてもよい。多くの実施例では、ケース1518は、一つの側部1522に沿って少なくとも一つの穴1520を含んでいてもよい。穴1520の目的は、ループ1504がケース1518の外に突出できるようにすることである。図15に示すように、往復動フィンガ1524がケース1518内に往復動自在に取り位置決めされていてもよい。往復動フィンガ1524は、往復動駆動装置1526に連結されていてもよい。往復動駆動装置1526は、穴1520を通して往復動フィンガ1524をケース1518内に又はその外に移動できる任意のシステムであってもよい。往復動駆動装置1526は、手動式であってもよいし電子式制御装置307に接続されていてもよい。電子式制御装置307は、その移動を制御する。
往復動フィンガ1524をケース1518の外に(図15で下方に)動かすと、往復動フィンガ1524はループ1504と係合する。往復動フィンガ1524を外方に動かすことにより、ループ1504を第1プーリ1506、第2プーリ1508、第3プーリ1510、及び第4プーリ1512の周囲でピンと張る。第1駆動プーリ1506と係合したとき、ループ1504は、第1プーリ1506、第2プーリ1508、第3プーリ1510、及び第4プーリ1512の周囲で回転され、往復動フィンガ1524の係合面1528に押し付けられる。係合面1528は任意の所望の大きさ及び形状であってもよく、図15に示す係合面1528の大きさ及び形状は単なる例である。
ケース1518を動かすことによって、研磨器1500をボールホルダ凹所1402に対して位置決めする。ケース1518は、ケース1518に設けられたカム面及びタワー1408に設けられたカム面を使用して動かされてもよい。図14に示すように、タワー1408は、C字形状チャンネル又は突出部1410を含む。このC字形状カム面1410は、ケース1518の対応するカム面と噛み合う。ケース1518が動かされると、ケース1518は、タワー1408に設けられたC字形状カム面1410に従って、ボールホルダ凹所1402に対する角度位置を変える。ケース1518の位置は、液圧位置決め器1412によって制御されてもよい。液圧位置決め器1412は、タワー1408及びケース1518に固定されていてもよい。液圧位置決め器1412は、手動で制御されてもよいし、電子式制御装置307に接続されていてもよい。液圧位置決め器の下アーム1414の有効長さは、液圧ポンプによって周知の方法で制御されてもよい。液圧位置決め器1412は、当業者に周知の任意の種類の機械式位置決め器であってもよい。
制御装置307を上文中に説明したのと同じ方法で使用し、研磨器1500をボールホルダ凹所1402内のボールに対して所望の位置に位置決めしてもよい。有効角度位置及び有効長さ即ちタワー1408のカム面1410の一端1416からの距離を変更するために制御装置307は、位置決め器1412を使用してケース1518を動かすことができる。制御装置307は、更に、往復動フィンガ1524を使用し、研磨器1500をボールホルダ凹所1402内のボールに向かって延ばしてもよい。このようにして、図14及び図15に示す実施例を同様に使用してもよく、上文中に開示されたのと同じ方法で使用してもよい。
添付図面及び本発明の実施例の説明は、全体として、ゴルフボールに関する。本明細書中に開示した方法は、他の種類のボール又は他の構造に使用してもよいということは当業者には明らかであろう。本発明の方法は、ボールに限定されない。従って、本明細書中及び特許請求の範囲において、例示の実施例の詳細な説明を分かりやすくするためにボールに関して説明したが、ボール以外のどのような物品のバリ取りも行うことができるということは理解されよう。
本発明の様々な実施例を説明したが、以上の説明は例示であって限定を意図したものではなく、本開示の範疇のこの他の多くの実施例及び実施態様が可能であるということは、当業者には明らかであろう。従って、本開示は、添付の特許請求の範囲及びその等価物の記載を除き、限定されない。更に、添付の特許請求の範囲の範囲内で様々な変形及び変更を行ってもよい。
101 材料
102 内部層
130 金型
132 第1金型部分
134 第2金型部分
136 成形キャビティ
138 注入ポート
140 容器
122、124、126、128 ベント穴
145 金型内壁
146、148、150、152 ピン

Claims (20)

  1. ボールのバリを取る方法において、
    バリを研磨してこれをボールの外面から除去できる材料で形成された第1研磨器を提供する工程と、
    前記第1研磨器及び前記ボールの相対的位置を制御できる調節構造体に前記第1研磨器を連結させる工程と、
    前記第1研磨器の適当な位置を計算する工程と、
    前記第1研磨器を前記適当な位置まで動かす工程と、
    を含む、方法。
  2. 前記第1研磨器を前記適当な位置に置いておく時間の適当な長さを計算する工程をさらに含む、請求項1に記載のボールのバリを取る方法。
  3. ボールホルダを提供する工程をさらに含む、請求項1に記載のボールのバリを取る方法。
  4. 前記ボールホルダは回転自在であり、
    前記ボールホルダを回転させる時間の適当な長さを計算する工程をさらに含む、請求項3に記載のボールのバリを取る方法。
  5. バリがあるボールを前記ボールホルダに配置する工程をさらに含む、請求項3に記載のボールのバリを取る方法。
  6. 前記ボールホルダを回転させる工程をさらに含む、請求項3に記載のボールのバリを取る方法。
  7. 第2研磨器を提供する工程と、前記第2研磨器を前記調節構造体に連結させる工程とをさらに含む、請求項1に記載のボールのバリを取る方法。
  8. 前記計算工程は、前記アームの適当な円弧を決定する工程を含む、請求項1に記載のボールのバリを取る方法。
  9. 前記計算工程は、研磨面の適当な所望の位置を決定する工程をさらに含む、請求項8に記載のボールのバリを取る方法。
  10. 前記動かす工程は、前記研磨器を前記円弧計算工程に従って位置決めするために、前記調節構造体の第1部分を動かす工程と、
    前記研磨面を前記研磨面位置計算工程に従って位置決めするために、前記調節構造体の第2部分を動かす工程と、
    を含む、請求項9に記載のボールのバリを取る方法。
  11. ボールのバリを取る方法において、
    第1研磨面を提供する工程と、
    前記第1研磨面の所望の第1位置を計算できるプログラム可能な論理回路を提供する工程と、
    前記第1研磨面を前記所望の第1位置に動かすことができる調節構造体を、前記プログラム可能な論理回路及び前記第1研磨面の両方に連結させる工程と、
    前記所望の第1位置を計算する工程と、
    前記第1研磨面を前記所望の第1位置に動かす工程と、
    を含む、方法。
  12. 前記プログラム可能な論理回路は、前記第1研磨面を前記所望の第1位置に配置する所望の時間の長さを計算でき、前記方法は、更に、前記第1研磨面を前記所望の第1位置に前記所望の時間の長さに亘って配置する工程を含む、請求項11に記載のボールのバリを取る方法。
  13. 回転自在のボールホルダを前記プログラム可能な論理回路に連結させる工程をさらに含む、請求項11に記載のボールのバリを取る方法。
  14. 前記プログラム可能な論理回路は、前記回転自在のボールホルダの回転の所望の長さ及び速度を計算でき、前記方法は、前記回転自在のボールホルダの回転の所望の長さ及び速度を計算する工程をさらに含む、請求項13に記載のボールのバリを取る方法。
  15. 前記回転自在のボールホルダを前記所望の時間の長さに亘って前記所望の速度で回転させる工程をさらに含む、請求項14に記載のボールのバリを取る方法。
  16. ボールを前記回転自在のボールホルダに配置する工程をさらに含む、請求項15に記載のボールのバリを取る方法。
  17. 第2研磨面を提供する工程をさらに含む、請求項11に記載のボールのバリを取る方法。
  18. 前記第2研磨面についての所望の第2位置を計算する工程をさらに含む、請求項17に記載のボールのバリを取る方法。
  19. 前記第1研磨面を前記所望の第1位置に動かすのとほぼ同時に前記第2研磨面を前記所望の第2位置に動かす工程をさらに含む、請求項18に記載のボールのバリを取る方法。
  20. 前記ボールのバリの位置、形状、及び大きさを感知する工程をさらに含む、請求項16に記載のボールのバリを取る方法。
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