JPH09155744A - ゴルフボール研削用砥石 - Google Patents

ゴルフボール研削用砥石

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Publication number
JPH09155744A
JPH09155744A JP32181795A JP32181795A JPH09155744A JP H09155744 A JPH09155744 A JP H09155744A JP 32181795 A JP32181795 A JP 32181795A JP 32181795 A JP32181795 A JP 32181795A JP H09155744 A JPH09155744 A JP H09155744A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
grinding
golf ball
grinding wheel
grindstone
ground
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP32181795A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Baba
健次 馬場
Shunji Osumi
俊二 大隅
Hiroyuki Naito
裕之 内藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KIYASUKO KK
Original Assignee
KIYASUKO KK
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Filing date
Publication date
Application filed by KIYASUKO KK filed Critical KIYASUKO KK
Priority to JP32181795A priority Critical patent/JPH09155744A/ja
Publication of JPH09155744A publication Critical patent/JPH09155744A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)
  • Polishing Bodies And Polishing Tools (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】目詰まりを生じさせることなく、ゴルフボール
の表面のバリを効率的に研削除去することができ、しか
も、極めて良好な研削面を得ることができ、後行程とし
ての修正作業を不要とすることのできるゴルフボール研
削用砥石を提供することを目的とする。 【解決手段】研削砥石28の外周面に、回転軸方向に延
在する複数の溝部34を一定間隔で形成するとともに、
前記各溝部34間に平面部36を形成し、且つ、これら
にダイヤモンド砥粒を付着させた構成とし、前記ダイヤ
モンド砥粒によってゴルフボール24のパーティング部
分22におけるバリを研削除去する一方、除去された前
記バリを前記溝部34を介して好適に外部に排出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ゴルフボール表面
のバリを研削除去するゴルフボール研削用砥石に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ゴルフボールは、半球状のキャビティが
形成された2つの金型を合わせ、その間に材料を充填し
て成形されており、従って、成形されたゴルフボールの
表面の中、金型の合わせ面には、前記金型間よりはみ出
した材料によってバリが発生してしまう。
【0003】このようなバリのない真球のゴルフボール
を得るため、図6に示すように、外周面2に砥粒層4を
電着によって形成した研削砥石6を用いて、ゴルフボー
ル8の表面の合わせ面であるパーティング部分10に発
生したバリの研削除去を行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記研削砥
石6を用いてバリの除去を行った場合、除去されたバリ
が砥粒層4の隙間に入り込み、目詰まりが生じてしまう
という問題があった。特に、軟質な材料を用いたゴルフ
ボール8においては、目詰まりの発生頻度が極めて高
く、前記砥粒層4の目直しや研削砥石6の頻繁な交換を
必要としていた。従って、生産性を著しく阻害する不具
合が指摘されていた。
【0005】一方、前記の不具合を解消するために、砥
粒層4に使用する砥粒を大きく設定することで、目詰ま
りを防止するようにしたものがある。しかしながら、こ
の方法では、目詰まりは解消されるものの、研削された
ゴルフボール8の表面状態が粗くなってしまうため、後
行程で修正研磨する工程が必要となり、その分、手間が
増えてしまう不具合があった。
【0006】本発明は、前記の不具合を解消するもので
あって、目詰まりを生じさせることなく、ゴルフボール
の表面のバリを効率的に研削除去することができ、しか
も、極めて良好な研削面を得ることができ、後行程とし
ての修正作業を不要とすることのできるゴルフボール研
削用砥石を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明は、ゴルフボール表面のバリを研削除去す
る研削用砥石であって、略円盤状に形成される砥石の外
周面に、当該砥石の回転軸方向に沿って、あるいは、前
記回転軸方向に対して所定の範囲内で傾斜して、相互に
交差することのない複数の溝部を形成し、且つ、前記外
周面に砥粒層を形成することを特徴とする。
【0008】この場合、前記バリは、前記砥粒層によっ
て良好に研削除去されるとともに、研削されたバリが前
記溝部より外部に好適に排出されることになる。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は、本実施形態のゴルフボー
ル研削用砥石が適用される研削装置20の概略構成図で
ある。
【0010】この研削装置20は、バリのあるパーティ
ング部分22を有したゴルフボール24を保持して回転
させる保持部材26a、26bと、モータMにより外周
面を前記パーティング部分22に当接させた状態で回転
する研削砥石28と、前記研削砥石28のぶれを押さえ
るため、当該研削砥石28の上下に近接し且つゴルフボ
ール24に当接するならい部材30a、30bとから基
本的に構成される。なお、前記ならい部材30a、30
bは、軸32a、32bによって支持されており、前記
ゴルフボール24とともに回転する。
【0011】前記研削砥石28は、図2および図3に示
すように、外周面にその回転軸方向に延在するV字状の
溝部34が形成される。前記溝部34は、外周面に沿っ
て一定間隔で複数形成され、各溝部34間には、平面部
36が形成される。なお、この平面部36は、外周面に
沿った曲面であってもよい。そして、前記溝部34およ
び前記平面部36には、砥粒層を構成するダイヤモンド
砥粒38が電着等によって付着される。
【0012】次に、本実施形態の研削装置20を用いた
ゴルフボール24の研削処理について説明する。
【0013】研削の対象となるゴルフボール24は、半
球状のキャビティが形成された2つの金型を合わせ、そ
の間に材料を充填することにより成形される。成形され
たゴルフボール24の外周面には、前記金型の合わせ面
にバリを有したパーティング部分22が形成される。
【0014】そこで、前記バリを除去するため、パーテ
ィング部分22を水平状態とし、上下に保持部材26
a、26bを当接させることにより、ゴルフボール24
を図1に示すように保持させる。次いで、前記パーティ
ング部分22に研削砥石28の外周面を当接させるとと
もに、パーティング部分22の上下の部分にならい部材
30a、30bを当接させてバリの研削除去作業を行
う。
【0015】すなわち、保持部材26a、26bを回転
させてゴルフボール24を回転させるとともに、研削砥
石28をモータMによってゴルフボール24よりも高速
度で且つゴルフボール24とは反対方向に回転させる。
この場合、ゴルフボール24に当接するならい部材30
a、30bは、ゴルフボール24の回転に伴って研削砥
石28と同方向に回転する。なお、研削砥石28は、な
らい部材30a、30bによって研削範囲が制限されて
いるため、バリ除去処理を必要としない他の部位まで研
削するようなことはない。
【0016】研削が開始されると、パーティング部分2
2のバリは、主として、研削砥石28の外周部に形成さ
れた平面部36、および、V字状の溝部34と前記平面
部36との間の段部に夫々付着されたダイヤモンド砥粒
38によって研削除去される。この場合、除去されたバ
リは、当該外周面に殆ど残存することなく、溝部34を
介して好適に外部に排出される。
【0017】一方、研削の進行に伴い、当初、比較的大
きなものであったバリが除去されることにより、パーテ
ィング部分22がV字状の溝部34と前記平面部36と
の間の段部に当接することがなくなり、主として平面部
36による研削作業が遂行されることになる。この結
果、前記パーティング部分22の研削後の修正処理が不
要となる高精度な研削面を得ることができる。
【0018】以上のようにして、ゴルフボール24の研
削作業の終了した研削砥石28は、除去されたバリが溝
部34を介して好適に外部に排出されているため、特別
な清掃処理や交換等を行うことなく、速やかに次のゴル
フボール24の研削作業に使用することができる。
【0019】なお、図4に示すように、複数の溝部40
を軸線方向に対して約75゜以下の角度で傾斜させた研
削砥石42を用いた場合においても、同様の効果を得る
ことができる。また、上述した実施形態では、研削効率
を高めるためにダイヤモンド砥粒38を溝部34にも付
着させているが、平面部36のみであっても初期の目的
を達成することができる。
【0020】以下に示す表1は、ショアーD硬度が約5
5であるカバー部材からなるワンピースゴルフボールの
バリを、図2に示す本実施形態の研削砥石28(「実施
例」という)と、図6に示す研削砥石6(「比較例1」
という)と、図5に示す交差する溝部44が形成された
研削砥石46(「比較例2」という)とを用いて夫々研
削した場合の比較結果を示したものである。この場合、
実施例の研削砥石28は、直径を約150mm、溝部3
4のピッチaを約2.0mm、平面部36の幅bを0.
5mm、溝部34の深さcを0.5mmとした。なお、
表1において、○は良好、×は不良の状態を表すものと
する。
【0021】
【表1】
【0022】前記の比較結果において、比較例1では、
ゴルフボールの研削面の状態は良好であったが、研削砥
石6の砥粒層4の目詰まりがひどく、続けて研削可能な
ゴルフボールの個数は10個であった。これに対して、
実施例では、5000個のゴルフボールを続けて研削す
ることができ、さらに、研削を継続することが可能であ
った。また、比較例2では、目詰まりの影響は少ないも
のの、ゴルフボールの研削面の状態が悪く、研削後の修
正処理が必要であった。これは、研削砥石46の外周面
における溝部44の割合が多く、研削が相当に粗くなっ
ているものと考えられる。
【0023】なお、本発明は、ワンピースゴルフボール
に限られるものではなく、ツーピース以上のソリッドゴ
ルフボール、糸巻きゴルフボール等にも適用でき、ま
た、ゴルフボールのコアのバリ除去にも適用できるもの
である。
【0024】
【発明の効果】以上のように、本発明では、研削砥石の
外周面に、当該砥石の回転軸方向に沿って、あるいは、
前記回転軸方向に対して所定の範囲内で傾斜し、相互に
交差することのない複数の溝部を形成することにより、
研削による外周面の目詰まりがなく、多数のゴルフボー
ルの研削作業を継続して行うことができる。また、前記
溝部間に仕上げ研削が可能な十分な研削面が確保されて
いるため、極めて良好な研削面を得ることができる。従
って、研削後のゴルフボールに対して修正処理作業を行
う必要がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の研削砥石が適用される研削装置の
概略構成図である。
【図2】本実施形態の研削砥石の構成斜視図である。
【図3】図2に示す研削砥石の詳細構成説明図である。
【図4】本発明の研削砥石の他の実施形態の構成説明図
である。
【図5】比較例としての研削砥石の構成説明図である。
【図6】従来例としての研削砥石およびそれを用いた研
削状態の説明図である。
【符号の説明】
20…研削装置 22…パーティ
ング部分 24ゴルフボール 28、42…研
削砥石 34、40…溝部 36…平面部 38…ダイヤモンド砥粒

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ゴルフボール表面のバリを研削除去する研
    削用砥石であって、 略円盤状に形成される砥石の外周面に、当該砥石の回転
    軸方向に沿って、あるいは、前記回転軸方向に対して所
    定の範囲内で傾斜して、相互に交差することのない複数
    の溝部を形成し、且つ、前記外周面に砥粒層を形成する
    ことを特徴とするゴルフボール研削用砥石。
  2. 【請求項2】請求項1記載の砥石において、 前記複数の溝部は、前記外周面に沿って一定間隔で形成
    されることを特徴とするゴルフボール研削用砥石。
JP32181795A 1995-12-11 1995-12-11 ゴルフボール研削用砥石 Pending JPH09155744A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32181795A JPH09155744A (ja) 1995-12-11 1995-12-11 ゴルフボール研削用砥石

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32181795A JPH09155744A (ja) 1995-12-11 1995-12-11 ゴルフボール研削用砥石

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Publication Number Publication Date
JPH09155744A true JPH09155744A (ja) 1997-06-17

Family

ID=18136756

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32181795A Pending JPH09155744A (ja) 1995-12-11 1995-12-11 ゴルフボール研削用砥石

Country Status (1)

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JP (1) JPH09155744A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8469773B2 (en) 2010-12-14 2013-06-25 Nike, Inc. Golf ball deburring apparatus
US8961264B2 (en) 2010-12-14 2015-02-24 Nike, Inc. Method of deburring a ball

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8469773B2 (en) 2010-12-14 2013-06-25 Nike, Inc. Golf ball deburring apparatus
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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040323