JP2012119773A - 画像処理方法、画像処理装置、画像処理プログラム及び記録媒体 - Google Patents

画像処理方法、画像処理装置、画像処理プログラム及び記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】色剤の使用量を大きく低減しつつ、高画質な画像を形成することを可能にする画像処理技術を提供する。
【解決手段】黒色を含む複数の色の色剤を用いて印刷媒体に画像を形成するための画像処理を行う画像処理装置は、色剤低減モードが設定された場合、モノクロ変換ルートにおいて、画像を形成する対象の画像データを用いて、モノクロ変換及び色剤低減処理を行って、黒色の版の画像データを出力し、カラー変換ルートにおいて、当該対象の画像データを用いて、CMM変換及び色剤低減処理を行って、黒色を含む各色に対応する各版の画像データを出力し、モノクロ変換ルートで出力した黒色の版の画像データと、カラー変換ルートで出力した画像データのうち黒色を除く各色に対応する各版の画像データとを合成して、黒色を含む各色に対応する各版の画像データを出力する。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像処理方法、画像処理装置、画像処理プログラム及び記録媒体に関する。
近年の経済的状況や環境保護の観点から、オフィスやパーソナル用途の画像形成装置においても、低ランニングコストへの注目が高まっている。このような画像形成装置では、画像の形成(印刷)に用いる色剤の使用量(色剤使用量という)を低減するための色剤使用量低減モードとして、各社から様々な処理方法が提案されてきた(例えば特許文献1参照)。ここで言う色剤とは、画像形成装置の種類によって異なるが、電子写真記録装置ではトナーに相当し、インクジェット記録装置/孔版印刷装置/オフセット印刷装置等ではインクに相当し、熱転写記録装置ではインクリボンに相当する。この色剤使用量低減モードでは、その画像形成装置において画像を形成する標準的な画像形成モードよりも色剤使用量を低減し、1枚当たりの画像の形成に掛かるランニングコストを低減することを目的としている。従来から色剤使用量低減モードで画像を形成する方法は様々ある。第1の方法として、C(シアン)M(マゼンダ)Y(イエロー)K(ブラック)のそれぞれの色剤に対して、画像データによって表される画像を構成する画素毎の階調値に「0」以上「1」以下の係数を乗算し、画像全体の濃度を引き下げる方法がある。高濃度を表現する場合により多くの色剤が必要となるため、画像全体の濃度を引き下げることで、色剤使用量の低減を図っている。また、第2の方法としては、画像形成装置から出力する画像にマスキング処理を施し、当該画像を構成するためのドットを間引くことで色剤使用量を低減する方法もある。また、多値のドットを形成可能な画像形成装置では、ドットの間引きの応用として、ドットサイズを徐々に小さくしていく方法もある。
この色剤使用量低減モードでは、当然の事ながら、色剤の使用量を低減することが第一目的であり、画質は二の次となっているものが多い。しかし、昔と異なり、現在は単純なグラフだけでなく、イラストやデジタルカメラで撮影された写真等をふんだんに盛り込み、より訴求力を高めたカラフルな画像が印刷される機会も多くなった。このような画像を印刷する場合、色剤使用量低減モードで形成された画像は、標準的な画像形成モードで形成された画像と比較すると、画質が低下するという問題がある。これは、色剤使用量低減モードの宿命といえる課題であるが、この画質の低下を少しでも目立たなくする為、近年では、第3の方法として、BG/UCR処理における下色除去を積極的に行い、色重ね部分を可能な限りK版の画像データに置き換えることで、色剤使用量を低減する方法もある。
また、まったく逆の発想で、何が描かれているか最低限判別が付けば良いという思想から、第4の方法として、画像の輪郭部だけを残し、輪郭の内側に使用される色剤の使用量を低減する方法もある。この方法では、当然、形成される画像は元の画像データによって表される画像から大きくかけ離れたものとなるが、色剤使用量を大幅に低減することができる。更に、第5の方法として、画像のオブジェクト(文字、線画、グラフィックス、写真等)毎に、色剤使用量低減モードでの画像処理の適用の有無を切り替えることができるようにして、画質の低下が好まれないオブジェクトを保護する方法もある。
第3の方法や第5の方法では、第1の方法や第2の方法に比べて比較的高い画質で画像を形成することが可能であるが、色剤使用量の更なる低減を狙った場合、第3の方法を用いて画像を形成した場合であっても、画質の低下が無視できないレベルになってくる。具体的には、画像のコントラストが低下し、何が描かれているかが判別付かなくなる恐れがある。この傾向は写真等のオブジェクトで顕著に現れる。第4の方法でも、輪郭部を残すことで形状自体が情報となる文字やグラフィックのオブジェクトでは使用上問題は無いが、やはり写真の様に質感が重要な要素となるオブジェクトでは違和感が強調され、元の画像のイメージを推測するのは困難になってしまう。
第5の方法の様に、障害の発生しやすい写真等のオブジェクトを対象から外す、あるいは色材使用量の低減を緩和することで画質の低下を回避することは可能であるが、近年のデジタルカメラの普及、WEBページの印刷の増加に代表されるように、写真をふんだんに使った画像を出力するケースが非常に多くなってきており、結果的に色剤使用量の低減効果が低くなってしまう恐れがある。更に、オブジェクト毎に画像処理を切り替えるためには、オブジェクトを分離する処理が必要となる。コンピュータのOS(Operating System)が、オブジェクト毎に画像データを分けて出力する機能を提供可能である場合は個々に画像処理を行っていけば良いが、このような機能を提供できないOSの場合や、スキャナ等から読み取った画像の場合等では、像域分離処理を行ってどのオブジェクトであるか判別を逐一行う必要がある。この様な像域分離処理は演算負荷が非常に大きく、処理結果が出力されるまでのスループットが低下したり、高機能な処理回路を画像形成装置に搭載することによって本体価格の上昇を招いたりする恐れがある。また、像域分離処理を行ったとしても、画像に表れるオブジェクトを常に正しく認識できるとは限らず、誤認識の可能性も常に考慮しなければならず、必ずしも狙い通りの画質になるとは限らない。
このため、色剤使用量を大きく低減させても、画質の低下を抑制して、高品質な画像を形成することが望まれていた。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、色剤の使用量を大きく低減しつつ、高画質な画像を形成することを可能にする画像処理方法、画像処理装置、画像処理プログラム及び記録媒体を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、黒色を含む複数の色の色剤を用いて印刷媒体に画像を形成するための画像処理を行う画像処理装置において実現される画像処理方法であって、前記画像処理装置は、第1色変換手段、第2色変換手段、第1色剤低減手段、第2色剤低減手段及び合成手段を備え、前記色剤の使用量を低減する色剤低減モードが設定された場合、前記第1色変換手段が、画像を構成する画素毎に前記複数の色とは異なる表色系における色の階調値を各々示す画像データである第1の画像データに対して第1の色変換を行い、黒色の版における階調値を画素毎に示す第2の画像データを出力する第1色変換ステップと、前記第2色変換手段が、前記第1の画像データに対して第2の色変換を行い、黒色を含む各色に対応する各版のそれぞれについて階調値を画素毎に示す第3の画像データを出力する第2色変換ステップと、前記第1色剤低減手段が、前記第2の画像データに対して黒色の色剤を低減するための第1の色剤低減処理を行って、黒色の版における階調値を画素毎に示す第4の画像データを出力する第1色剤低減ステップと、前記第2色剤低減手段が、前記第3の画像データのうち、黒色を除く各色に対応する各版の前記第3の画像データに対して黒色を除く各色の色剤の使用量を低減するための第2の色剤低減処理を行って、黒色を除く各色に対応する各版のそれぞれについて階調値を画素毎に示す第5の画像データを出力する第2色剤低減ステップと、前記合成手段が、前記第4の画像データ及び前記第5の画像データを合成して、黒色を含む各色に対応する各版のそれぞれについて階調値を画素毎に示す第6の画像データを出力する合成ステップとを含むことを特徴とする。
また、本発明は、黒色を含む複数の色の色剤を用いて印刷媒体に画像を形成するための画像処理を行う画像処理装置において実現される画像処理方法であって、前記画像処理装置は、第1色剤低減手段、第2色剤低減手段、第1色変換手段、第2色変換手段及び合成手段を備え、前記色剤の使用量を低減する色剤低減モードが設定された場合、前記第1色剤低減手段が、画像を構成する画素毎に前記複数の色とは異なる表色系における色の階調値を各々示す画像データである第1の画像データに対して黒色の色剤の使用量を低減するための第1の色剤低減処理を行って、第2の画像データを出力する第1色剤低減ステップと、前記第2色剤低減手段が、前記第1の画像データに対して複数の色の色剤の使用量を低減するための第2の色剤低減処理を行って、第3の画像データを出力する第2色剤低減ステップと、前記第1色変換手段が、前記第2の画像データに対して第1の色変換を行い、黒色の版における階調値を画素毎に示す第4の画像データを出力する第1色変換ステップと、前記第2色変換手段が、前記第3の画像データに対して第2の色変換を行い、黒色を含む各色に対応する各版のそれぞれについて階調値を画素毎に示す第5の画像データを出力する第2色変換ステップと、前記合成手段が、前記第5の画像データ及び前記第5の画像データのうち黒色を除く各色に対応する各版の前記第5の画像データを合成して、黒色を除く各色に対応する各版のそれぞれについて階調値を画素毎に示す第6の画像データを出力する合成ステップとを含むことを特徴とする。
また、本発明は、黒色を含む複数の色の色剤を用いて印刷媒体に画像を形成するための画像処理を行う画像処理装置において実現される画像処理方法であって、前記画像処理装置は、第1色変換色剤低減手段、第2色変換色剤低減手段及び合成手段を備え、前記色剤の使用量を低減する色剤低減モードが設定された場合、前記第1色変換色剤低減手段が、画像を構成する画素毎に前記複数の色とは異なる表色系における色の階調値を各々示す画像データである第1の画像データに対して黒色の色剤を低減するための第1の色剤低減処理を含む第1の色変換を行って、黒色の版における階調値を画素毎に示す第2の画像データを出力する第1色変換色剤低減ステップと、前記第2色変換色剤低減手段が、前記第1の画像データに対して複数の色の色剤を低減するための第2の色剤低減処理を含む第2の色変換を行い、黒色を含む各色に対応する各版のそれぞれについて階調値を画素毎に示す第3の画像データを出力する第2色変換色剤低減ステップと、前記合成手段が、前記第2の画像データ及び前記第3の画像データのうち黒色を除く各色に対応する各版の前記第3の画像データを合成して、黒色を含む各色に対応する各版のそれぞれについて階調値を画素毎に示す第4の画像データを出力する合成ステップとを含むことを特徴とする。
また、本発明は、黒色を含む複数の色の色剤を用いて印刷媒体に画像を形成するための画像処理を行う画像処理装置において実現される画像処理方法であって、前記画像処理装置は、第1色変換手段、第2色変換手段、合成手段、中間調処理手段、第1色剤低減手段及び第2色剤低減手段を備え、前記色剤の使用量を低減する色剤低減モードが設定された場合、前記第1色変換手段が、画像を構成する画素毎に前記複数の色とは異なる表色系における色の階調値を各々示す画像データである第1の画像データに対して第1の色変換を行い、黒色の版における階調値を画素毎に示す第2の画像データを出力する第1色変換ステップと、前記第2色変換手段が、前記第1の画像データに対して第2の色変換を行い、黒色を含む各色に対応する各版のそれぞれについて階調値を画素毎に示す第3の画像データを出力する第2色変換ステップと、前記合成手段が、前記第2の画像データ及び前記第3の画像データのうち黒色を除く各色に対応する各版の前記第3の画像データを合成して、黒色を含む各色に対応する各版のそれぞれについて階調値を画素毎に示す第4の画像データを出力する合成ステップと、前記中間調処理手段が、前記合成ステップで出力された前記第4の画像データを用いて、黒色を含む各色に対応する各版のそれぞれについて、ドットを配置したドットパターンを示すドットパターンデータを生成する中間調処理ステップと、前記第1色剤低減手段が、前記中間調処理ステップで生成された前記ドットパターンデータのうち黒色の版の前記ドットパターンデータに対して黒色の色剤を低減するための第1の色剤低減処理を行って、黒色の版の第1のドットパターンデータを出力する第1色剤低減ステップと、前記第2色剤低減手段が、前記中間調処理ステップで生成された前記ドットパターンデータのうち黒色を除く各色に対応する各版の前記ドットパターンデータに対して黒色を除く各色の色剤の使用量を低減するための第2の色剤低減処理を行って、黒色を除く各色に対応する各版の第2のドットパターンデータを出力する第2色剤低減ステップとを含むことを特徴とする。
また、本発明は、色を含む複数の色の色剤を用いて印刷媒体に画像を形成するための画像処理を行う画像処理装置において、前記色剤の使用量を低減する色剤低減モードが設定された場合、画像を構成する画素毎に前記複数の色とは異なる表色系における色の階調値を各々示す画像データである第1の画像データに対して第1の色変換を行い、黒色の版における階調値を画素毎に示す第2の画像データを出力する第1色変換手段と、前記画像処理装置において前記色剤の使用量を低減する色剤低減モードが設定された場合、前記第1の画像データに対して第2の色変換を行い、黒色を含む各色に対応する各版のそれぞれについて階調値を画素毎に示す第3の画像データを出力する第2色変換手段と、前記第2の画像データに対して黒色の色剤を低減するための第1の色剤低減処理を行って、黒色の版における階調値を画素毎に示す第4の画像データを出力する第1色剤低減手段と、前記第3の画像データのうち、黒色を除く各色に対応する各版の前記第3の画像データに対して黒色を除く各色の色剤の使用量を低減するための第2の色剤低減処理を行って、黒色を除く各色に対応する各版のそれぞれについて階調値を画素毎に示す第5の画像データを出力する第1色剤低減手段と、前記第4の画像データ及び前記第5の画像データを合成して、黒色を含む各色に対応する各版のそれぞれについて階調値を画素毎に示す第6の画像データを出力する合成手段とを備えることを特徴とする。
また、本発明は、黒色を含む複数の色の色剤を用いて印刷媒体に画像を形成するための画像処理を行う画像処理装置において、前記色剤の使用量を低減する色剤低減モードが設定された場合、画像を構成する画素毎に前記複数の色とは異なる表色系における色の階調値を各々示す画像データである第1の画像データに対して黒色の色剤の使用量を低減するための第1の色剤低減処理を行って、第2の画像データを出力する第1色剤低減手段と、前記色剤の使用量を低減する色剤低減モードが設定された場合、前記第1の画像データに対して複数の色の色剤の使用量を低減するための第2の色剤低減処理を行って、第3の画像データを出力する第2色剤低減手段と、前記第2の画像データに対して第1の色変換を行い、黒色の版における階調値を画素毎に示す第4の画像データを出力する第1色変換手段と、前記第3の画像データに対して第2の色変換を行い、黒色を含む各色に対応する各版のそれぞれについて階調値を画素毎に示す第5の画像データを出力する第2色変換手段と、前記第5の画像データ及び前記第5の画像データのうち黒色を除く各色に対応する各版の前記第5の画像データを合成して、黒色を含む各色に対応する各版のそれぞれについて階調値を画素毎に示す第6の画像データを出力する合成手段とを備えることを特徴とする。
また、本発明は、黒色を含む複数の色の色剤を用いて印刷媒体に画像を形成するための画像処理を行う画像処理装置において、前記色剤の使用量を低減する色剤低減モードが設定された場合、画像を構成する画素毎に前記複数の色とは異なる表色系における色の階調値を各々示す画像データである第1の画像データに対して黒色の色剤を低減するための第1の色剤低減処理を含む第1の色変換を行って、黒色の版における階調値を画素毎に示す第2の画像データを出力する第1色変換色剤低減手段と、前記色剤の使用量を低減する色剤低減モードが設定された場合、前記第1の画像データに対して複数の色の色剤を低減するための第2の色剤低減処理を含む第2の色変換を行い、黒色を含む各色に対応する各版のそれぞれについて階調値を画素毎に示す第3の画像データを出力する第2色変換色剤低減手段と、前記第2の画像データ及び前記第3の画像データのうち黒色を除く各色に対応する各版の前記第3の画像データを合成して、黒色を含む各色に対応する各版のそれぞれについて階調値を画素毎に示す第4の画像データを出力する合成手段とを備えることを特徴とする。
また、本発明は、黒色を含む複数の色の色剤を用いて印刷媒体に画像を形成するための画像処理を行う画像処理装置において、前記色剤の使用量を低減する色剤低減モードが設定された場合、画像を構成する画素毎に前記複数の色とは異なる表色系における色の階調値を各々示す画像データである第1の画像データに対して第1の色変換を行い、黒色の版における階調値を画素毎に示す第2の画像データを出力する第1色変換手段と、前記色剤の使用量を低減する色剤低減モードが設定された場合、前記第1の画像データに対して第2の色変換を行い、黒色を含む各色に対応する各版のそれぞれについて階調値を画素毎に示す第3の画像データを出力する第2色変換手段と、前記第2の画像データ及び前記第3の画像データのうち黒色を除く各色に対応する各版の前記第3の画像データを合成して、黒色を含む各色に対応する各版のそれぞれについて階調値を画素毎に示す第4の画像データを出力する合成手段と、前記合成手段が出力した前記第4の画像データを用いて、黒色を含む各色に対応する各版のそれぞれについて、ドットを配置したドットパターンを示すドットパターンデータを生成する中間調処理手段と、前記中間調処理手段が生成した前記ドットパターンデータのうち黒色の版の前記ドットパターンデータに対して黒色の色剤を低減するための第1の色剤低減処理を行って、黒色の版の第1のドットパターンデータを出力する第1色剤低減手段と、前記中間調処理手段が生成した前記ドットパターンデータのうち黒色を除く各色に対応する各版の前記ドットパターンデータに対して黒色を除く各色の色剤の使用量を低減するための第2の色剤低減処理を行って、黒色を除く各色に対応する各版の第2のドットパターンデータを出力する第2色剤低減手段とを備えることを特徴とする。
また、本発明は、上記の画像処理方法をコンピュータに実行させるための画像処理プログラムである。
また、本発明は、上記の画像処理プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
本発明によれば、色剤の使用量を大きく低減しつつ、高画質な画像を形成することが可能になる。
図1は、第1の実施の形態に係る画像処理装置のハードウェア構成を例示する図である。 図2は、画像処理装置の画像処理部分の機能的構成を例示する図である。 図3は、各階調値に対して乗算する係数について説明するための図であり、(a)は、各階調値に対して係数を乗算しない場合を例示する図であり、(b)は、各階調値に対して「0.5」を乗算する場合を例示する図であり、(c)は、各階調値に対して「0.25」を乗算する場合を例示する図である。 図4は、画像処理装置の行う画像形成処理の手順を示すフローチャートである。 図5は、図4の画像形成処理の各ステップで形成され得る画像のイメージを例示する図である。 図6は、同実施の形態に係る方法による色剤使用量の低減効果と、従来の方法による色剤使用量の低減効果と比較するための図である。 図7は、従来の技術における第1の方法で色剤使用量が低減されて形成された画像を表す図である。 図8は、従来の技術における第3の方法でのBG/UCR処理が利用されて色剤使用量が低減されて形成された画像を表す図である。 図9は、第2の実施の形態に係る画像処理装置の画像処理部分の機能的構成を例示する図である。 図10は、画像処理装置の行う画像形成処理の手順を示すフローチャートである。 図11は、第3の実施の形態に係る画像処理装置の画像処理部分の機能的構成を例示する図である。 図12は、画像処理装置の行う画像形成処理の手順を示すフローチャートである。 図13は、第4の実施の形態に係る画像処理装置の画像処理部分の機能的構成を例示する図である。 図14は、ドットの間引きを例示する図であり、(a)は、ドットの間引きのない状態を例示する図であり、(b)は、間引き率が50%であるとして、ドットが間引かれている状態を例示する図である。 図15は、画像処理装置の行う画像形成処理の手順を示すフローチャートである。 図16は、一変形例に係る階調値に乗算する係数の設定例を示す図である。 図17は、一変形例に係る階調値に乗算する係数の設定例を示す図である。 図18は、一変形例に係る階調値に乗算する係数の設定例を示す図である。 図19は、一変形例に係る画像処理装置の画像処理部分の機能的構成を例示する図である。 図20は、一変形例に係る画像処理装置が、画像データによって表される画像に含まれるオブジェクトを解析する方法を説明するための図である。 図21は、一変形例に係るドットのサイズを縮小する例を示す図である。 図22は、中間調処理において、ドットを配置したドットパターンにおいてドットを配置する規則と、色剤低減処理において、当該ドットパターンに配置されたドットを間引く規則とが一致する場合を例示する図であり、(a)は、階調値を示す画像データを例示する図であり、(b)は、中間調処理において、ドットを配置したドットパターンを例示する図であり、(c)は、ドットパターンに配置されたドットを間引く規則を可視化した図であり、(d)は、色剤低減処理において、ドットパターンからドットが間引かれた状態を示す図である。 図23は、中間調処理において、ドットを配置したドットパターンにおいてドットを配置する規則と、色剤低減処理において、当該ドットパターンに配置されたドットを間引く規則とが一致しない場合を例示する図であり、(a)は、階調値を示す画像データを例示する図であり、(b)は、中間調処理において、ドットを配置したドットパターンを例示する図であり、(c´)は、ドットパターンに配置されたドットを間引く規則を可視化した図であり、(d´)は、色剤低減処理において、ドットパターンからドットが間引かれた状態を示す図である。 図24は、モノクロ変換ルートでの色剤変換処理において間引いた残りのドットを配置したドットパターンと、カラー変換ルートでの色剤変換処理においてにおいて間引いた残りのドットを配置したドットパターンとが干渉する例を示す図である。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる画像処理方法、画像処理装置、画像処理プログラム及び記録媒体の一実施の形態を詳細に説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、本実施の形態に係る画像処理装置のハードウェア構成を例示する図である。本実施の形態に係る画像処理装置には、C(シアン)M(マゼンダ)Y(イエロー)K(ブラック)の各色の色剤が搭載され、印刷媒体が収容される給紙トレイが配設され、画像処理装置は、当該給紙トレイから給紙された印刷媒体に対して各色の色剤を用いて画像を形成することにより、印刷を行うものとする。同図に示すように、この画像処理装置は、コントローラ10とエンジン部(Engine)60とをPCI(Peripheral Component Interconnect)バスで接続した構成となる。コントローラ10は、画像処理装置全体の制御と描画、通信、図示しない操作部からの入力を制御するコントローラである。エンジン部60は、PCIバスに接続可能なプリンタエンジンであり、例えば、Cの色剤によりC版の画像を形成するドラム、Mの色剤によりM版の画像を形成するドラム、Yの色剤によりY版の画像を形成するドラム及びKの色剤によりK版の画像を形成するドラムを備えた4ドラムカラープロッタである。なお、このエンジン部60には、いわゆるプロッタとして機能するエンジン部分に加えて、誤差拡散やガンマ変換などの画像処理部分が含まれる。このような4ドラムカラープロッタを備えたエンジン部60の構成は周知であるため、ここではその詳細な説明を省略する。
コントローラ10は、CPU11と、ノースブリッジ(NB)13と、システムメモリ(MEM−P)12と、サウスブリッジ(SB)14と、ローカルメモリ(MEM−C)17と、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)16と、ハードディスクドライブ(HDD)18とを有し、ノースブリッジ(NB)13とASIC16との間をAGP(Accelerated Graphics Port)バス15で接続した構成となる。また、MEM−P12は、ROM(Read Only Memory)12aと、RAM(Random Access Memory)12bとを更に有する。ROM12aは、プログラムやデータの格納用メモリとして用いる読み出し専用のメモリであり、各種プログラムや各種データを記憶する。RAM12bは、プログラムやデータの展開用メモリ、プリンタの描画用メモリなどとして用いる書き込みおよび読み出し可能なメモリであり、各種プログラムや各種データを記憶する。
CPU11は、画像処理装置の全体制御をおこなうものであり、NB13、MEM−P12およびSB14からなるチップセットを有し、このチップセットを介して他の機器と接続される。CPU11は、MEM−P12やHDD18に記憶された各種プログラムを実行することにより画像処理装置において各種機能を実現させる。
NB13は、CPU11とMEM−P12、SB14、AGP15とを接続するためのブリッジであり、MEM−P12に対する読み書きなどを制御するメモリコントローラと、PCIマスタおよびAGPターゲットとを有する。
SB14は、NB13とPCIデバイス、周辺デバイスとを接続するためのブリッジである。このSB14は、PCIバスを介してNB13と接続されており、このPCIバスには、ネットワークインターフェース(I/F)部なども接続される。
ASIC16は、画像処理用のハードウェア要素を有する画像処理用途向けのIC(Integrated Circuit)であり、AGP15、PCIバス、HDD18およびMEM−C17をそれぞれ接続するブリッジの役割を有する。このASIC16は、PCIターゲットおよびAGPマスタと、ASIC16の中核をなすアービタ(ARB)と、MEM−C17を制御するメモリコントローラと、ハードウェアロジックなどにより画像データの回転などをおこなう複数のDMAC(Direct Memory Access Controller)と、エンジン部60との間でPCIバスを介したデータ転送をおこなうPCIユニットとからなる。このASIC16には、操作入力部20、PCIバスを介してFCU(Fax Control Unit)30、USB(Universal Serial Bus)40、IEEE1394(the Institute of Electrical and Electronics Engineers 1394)インターフェース50が接続される。操作入力部20は、ユーザからの操作が入力されるキーボードや操作ボタンから構成される。
MEM−C17は、コピー用画像バッファ、符号バッファとして用いるローカルメモリである。HDD(Hard Disk Drive)18は、画像データの蓄積、プログラムの蓄積、フォントデータの蓄積、フォームの蓄積を行うためのストレージである。HDD18には、例えば後述のルックアップテーブルが記憶される。
AGP15は、グラフィック処理を高速化するために提案されたグラフィックスアクセラレーターカード用のバスインターフェースであり、MEM−P12に高スループットで直接アクセスすることにより、グラフィックスアクセラレーターカードを高速にするものである。
次に、このようなハードウェア構成において、画像処理装置の画像処理部分の機能的構成について図2を用いて説明する。画像処理装置は、モノクロ変換部100と、CMM変換部101と、第1色剤低減処理部102と、第2色剤低減処理部103と、フルカラー合成部104と、中間調処理部105とを有する。これらの各部の機能は、MEM−P12やHDD18に記憶された各種プログラムをCPU11が実行すること、ASIC16及びエンジン部60に含まれる画像処理部分のうち少なくとも一方により実現される。以下では、画像処理装置において、色剤使用量を低減する色剤低減モードが設定された場合に、各部が実現させる機能について各々説明する。色剤低減モードの設定は、例えば、操作入力部20を介したユーザの操作入力に応じて行われる。
ここで、画像処理装置が画像の形成に用いる画像データは、例えば、SB14に接続されるPCIバスに接続されるネットワークI/F部を介してPC(Personal Computer)から受信された、印刷条件と共に画像の印刷を指示する印刷指示データに基づいて取得されるものである。この印刷指示データは、例えば、PDL(Page Description Language)形式で記述されており、画像処理装置は、これを解釈することにより、形成する対象の画像を表す画像データを取得する。この画像データは、画素毎に、RGBの各版8ビットの階調値を示す。この画像データがモノクロ変換部100及びCMM変換部101に各々入力され、モノクロ変換ルートとカラー変換ルートとの双方で、RGB空間からCMYK空間への色変換が各々行われて色剤低減処理が各々行われる。モノクロ変換ルートでの色変換は、モノクロ変換部100で行われ、モノクロ変換ルートでの色剤低減処理は、第1色剤低減処理部102で行われ、カラー変換ルートでの色変換は、CMM変換部101で行われ、カラー変換ルートでの色剤低減処理は、第2色剤低減処理部103で行われる。以下でその詳細について説明する。
モノクロ変換部100は、RGBの各版8ビットの階調値を示す画像データをグレースケール形式の画像データに変換することによりモノクロ変換を行い、K版8ビットの階調値を示す画像データを出力する。モノクロ変換の方式としては例えばNTSC変換方式がある。この方式によれば、K版の階調値(K)は、R版の階調値(R)、G版の階調値(G)及びB版の階調値(B)を変数として以下の式1により計算することができる。
K=(R*306+G*601+B*117)/1024・・・(式1)
第1色剤低減処理部102は、モノクロ変換部100が出力した画像データに対して色剤低減処理を行う。具体的には例えば、第1色剤低減処理部102は、画像データによって示される各階調値に対して「0」以上「1」以下の係数を乗算して、当該係数を乗算した階調値を示す画像データを出力する。例えば、図3の(a)に示されるように、各階調値に対して係数を乗算しない場合に比べて、(b)に例示されるように、各階調値に「0.5」を乗算するようにしても良いし、(c)に例示されるように、各階調値に「0.25」を乗算するようにしても良い。
図2の説明に戻って、次に、カラー変換ルートについて説明する。CMM変換部101は、RGBの各版8ビットの階調値を示す画像データに対してCMM変換を行う。具体的には例えば、CMM変換部101は、RGBの各版の各階調値とCMKYの各版の各階調値との対応関係を示すルックアップテーブルを使用して、画像データによって示されるRGBの各版の階調値をCMYKの各版の階調値に変換することにより、CMYKの各版8ビットの階調値を示す画像データを出力する。このルックアップテーブルは例えばHDD18に予め記憶されている。
第2色剤低減処理部103は、CMM変換部101が出力したCMYKの各版の画像データのうちK版の画像データを除くCMY各版の画像データに対して色剤低減処理を行う。具体的には例えば、第2色剤低減処理部103は、第1色剤低減処理部102と同様に、図3(b),(c)に例示されるように、CMY各版についてそれぞれ、画像データによって示される各階調値に対して「0」以上「1」以下の係数を乗算して、当該係数を乗算した階調値を示す画像データを出力する。
但し、第2色剤低減処理部103が各階調値に対して乗算する係数は、第1色剤低減処理部102が各階調値に対して乗算する係数以下であることが望ましい。より望ましいのは、前者の係数が後者の係数より小さいことである。これは、形成される画像のコントラストを良くするためである。即ち、モノクロ変換ルートで出力された画像データに基づく画像の形成に用いる色剤使用量は、形成される画像のコントラストの再現性に影響するため、低減し過ぎると画像そのものが不鮮明になり、画質の大幅な低下につながってしまう可能性がある。一方、カラー変換ルートで出力された画像データに基づいて形成される画像においては、モノクロ変換ルートで出力された画像データに基づく画像がK版により下地となって補うため、カラー変換ルートで出力された画像データに基づく画像の形成に用いる色剤の使用量を大きく低減しても、当該画像によって提供される情報そのものが完全に消えてしまうことがないからである。このため、CMYの各版において色剤使用量を大幅に低減したとしても、高画質な画像を提供することができるのである。通常、色剤の価格は、Kの色剤が最も安価であり、K以外のカラーの色剤がその数倍することもあり、K以外のカラーの色剤の使用量を大幅に低減することによって、ランニングコストの低減を効果的に実現することができる。
図2の説明に戻る。フルカラー合成部104は、第1色剤低減処理部102が出力したK版の画像データ及び第2色剤低減処理部103が出力したCMY各版の画像データを合成して、CMYK各版8ビットの画像データを出力する。中間調処理部105は、フルカラー合成部104が出力したCMYK各版の画像データによって示される各階調値に応じて、ディザ処理により、ドットを配置したドットパターンを示すドットパターンデータを生成する中間調処理を行い、これを出力する。中間調処理部105から出力されたCMYK各版のドットパターンデータがエンジン部60で用いられて印刷が行われる。具体的には、CMYK各版のそれぞれについて、各色剤が用いられて、ドットパターンデータによって示されるドットパターンが各ドラム上に形成されることにより各版の画像が形成され、これらの画像が紙等の印刷媒体に転写されることで、印刷媒体に画像が形成される。このようにして、画像処理装置において印刷が行われる。
次に、本実施の形態にかかる画像処理装置の行う画像形成処理の手順について図4を用いて説明する。画像処理装置は、画像を形成する対象のRGB各版8ビットの画像データに対して、モノクロ変換部100の機能により、モノクロ変換を行って、K版8ビットの画像データを出力する(ステップS1)。また、画像処理装置は、画像を形成する対象のRGB各版8ビットの画像データに対して、CMM変換部101の機能により、CMM変換を行って、CMYKの各版8ビットの階調値を示す画像データを出力する(ステップS2)。
そして、画像処理装置は、ステップS1で出力したK版8ビットの画像データに対して、第1色剤低減処理部102の機能により、上述した色剤低減処理を行い、処理後のK版8ビットの画像データを出力する(ステップS3)。また、画像処理装置は、ステップS2で出力したCMYKの各版8ビットの画像データのうちK版の画像データを除くCMY各版の画像データに対して、第2色剤低減処理部103の機能により、上述した色剤低減処理を行い、処理後のCMYの各版8ビットの画像データを出力する(ステップS4)。そして、画像処理装置は、ステップS3で出力したK版8ビットの画像データ及びステップS4で出力したCMYの各版8ビットの画像データをフルカラー合成部104の機能により合成して、CMYK各版8ビットの画像データを出力する(ステップS5)。画像処理装置は、ステップS5で出力したCMYK各版の画像データを用いて中間調処理部105の機能によりディザ処理を行って、CMYK各版についてドットパターンデータを生成してこれを出力する(ステップS6)。そして、画像処理装置は、ステップS6で出力したCMYK各版のドットパターンデータを用いて、エンジン部60により、画像を形成してこれを印刷媒体に転写することにより、印刷を行う(ステップS7)。
図5は、図4の画像形成処理の各ステップで形成され得る画像のイメージを例示する図である。ステップS1では、画像G1を表す画像データに対してK版の画像データとして、画像G2を表す画像データが出力され、ステップS2では、画像G1を表す画像データに対してCMYKの各版の画像データとして画像G3〜G6を各々表す画像データが各々出力される。ステップS3では、K版の画像データとして、画像G2を表す画像データに対して画像G7を表す画像データが出力され、ステップS4では、C版の画像データとして、画像G3を表す画像データに対して画像G8を表す画像データが出力され、M版の画像データとして、画像G4を表す画像データに対して画像G9を表す画像データが出力され、Y版の画像データとして、画像G5を表す画像データに対して画像G10を表す画像データが出力される。ステップS4では、K版の画像データは出力されない。ステップS5では、画像G7を表す画像データ、画像G8を表す画像データ、画像G9を表す画像データ及び画像G10を表す画像データが合成され、ステップS6でディザ処理が行われて、ステップS7で画像G11が印刷媒体に転写されて、印刷が行われる。この結果、この印刷媒体では、色剤の使用量が大きく低減されつつ、コントラストや質感が確保され、ユーザがカラーの色味を感じられる画像を得ることができる。従って、色剤使用量を低減して画像を印刷した結果、当該画像から得られる情報が完全に消失してしまう恐れを回避することができる。
以上のように、本実施の形態においては、画像を形成する対象の画像データに対してCMM変換を行うだけではなく、モノクロ変換を行ってこれをK版の画像データとして取り扱い、CMM変換を行った画像データのうちK版の画像データを用いることなく、モノクロ変換を行った画像データをK版の画像データとして用いることで、カラーの画像として表現すべき下地に、モノクロで表現される画像を入れることになる。薄いカラーの部分もモノクロの画像として再現することができる。また、モノクロで表現される画像は、ブラックを除く各カラー単色の画像に比べてコントラストが強いため、ブラックを除くカラーの画像として表現すべき下地に、モノクロで表現される画像を入れることにより、色剤低減処理によって低下したカラーの濃度を底上げすることができる。このため、図6に例示されるように、本実施の形態の構成によれば、従来の技術として説明した第1の方法(図7参照)と比べると、K版の色剤を使用することになるものの、ブラックを除くカラーの色剤使用量が僅かであっても画像においてカラーの色味を少なくとも再現することができ、より高画質の画像を形成することができる。
また、本実施の形態によれば、写真等のオブジェクトについて従来の技術より優れた画質の画像を再現することができると共に、文字や線画などのオブジェクトについても、上述したようにモノクロの画像が下地となるために視認性の低下を抑制することが可能になる。このように、本実施の形態によれば、写真/文字/線画/グラフィックの何れのオブジェクトについても高い画質が得られるため、従来の技術で説明した第5の方法で行うように、オブジェクト毎に色剤使用量低減モードでの画像処理を行うか否かの切り替えを行わなくても良くなる。このため、スループットや画像処理装置本体を構成するために掛かるコストへの影響を最小限に抑えることが可能となる。また、本実施の形態に係る構成は、色剤使用量を低減するための処理負荷が小さいため、安価な画像形成装置にも適用可能である。
尚、従来の技術として説明した第3の方法におけるBG/UCR処理(図8参照)では、あくまでもCMYの各版が重なっている部分しかK版に反映できない為、形成される画像において薄い単色のカラーで表現される部分では、色剤使用量を低減する量を大きくした場合、情報が完全に消失してしまう可能性があった。しかし、本実施の形態においては、色剤使用量を低減する量を大きくしても、コントラストや質感が確保されるため、薄いカラーの部分であっても情報が完全に消失してしまうことを回避することができる。
[第2の実施の形態]
次に、画像処理方法、画像処理装置、画像処理プログラム及び記録媒体の第2の実施の形態について説明する。なお、上述の第1の実施の形態と共通する部分については、同一の符号を使用して説明したり、説明を省略したりする。
第1の実施の形態においては、画像を形成する対象の画像データに対して、モノクロ変換ルートにおいて、モノクロ変換部100がモノクロ変換を行った後に、第1色剤低減処理部102が色剤低減処理を行うと共に、当該画像データに対して、カラー変換ルートにおいて、CMM変換部101がCMM変換を行った後に、第2色剤低減処理部103が色剤低減処理を行うようにした。本実施の形態においては、当該画像データに対して、第1色剤低減処理部102が色剤低減処理を行った後に、モノクロ変換部100がモノクロ変換を行うと共に、当該画像データに対して、第2色剤低減処理部103が色剤低減処理を行った後に、CMM変換部101がCMM変換を行う。
図9は、本実施の形態に係る画像処理装置の画像処理部分の機能的構成を例示する図である。本実施の形態において、画像処理装置が有する各部は、図2に例示されたものと同様であるが、第1色剤低減処理部102、第2色剤低減処理部103、モノクロ変換部100、CMM変換部101及びフルカラー合成部104の各機能の一部が第1の実施の形態と異なる。
本実施の形態においては、画像を形成する対象のRGBの各版8ビットの画像データは第1色剤低減処理部102及び第2色剤低減処理部103に各々入力される。第1色剤低減処理部102は、入力されたRGBの各版8ビットの階調値を示す画像データに対して色剤低減処理を行う。具体的には、第1色剤低減処理部102は、RGBの各版のそれぞれについて、画像データによって示される各階調値に対して「0」以上「1」以下の係数を乗算して、係数を乗算した各階調値を示すRGBの各版8ビットの画像データを出力する。乗算する係数としては、第1の実施の形態で説明したように、図3(b),(c)を用いて説明したものであっても良い。
モノクロ変換部100は、第1色剤低減処理部102が出力したRGBの各版8ビットの階調値を示す画像データに対してモノクロ変換を行って、K版8ビットの階調値を示す画像データを出力する。モノクロ変換の方式としては第1の実施の形態と同様である。
次に、第2色剤低減処理部103は、入力されたRGBの各版8ビットの階調値を示す画像データに対して色剤低減処理を行う。具体的には例えば、第2色剤低減処理部103は、画像データによって示される各階調値に対して「0」以上「1」以下の係数を乗算して、当該係数を乗算した階調値を示すRGBの各版8ビットの画像データを出力する。乗算する係数としては、第1の実施の形態で説明したように、図3(b),(c)を用いて説明したものであっても良いが、第1の実施の形態と同様に、第2色剤低減処理部103が各階調値に対して乗算する係数は、第1色剤低減処理部102が各階調値に対して乗算する係数以下であることが望ましい。より望ましいのは、前者の係数が後者の係数より小さいことである。
図9の説明に戻る。CMM変換部101は、第1色剤低減処理部102が出力したRGBの各版8ビットの階調値を示す画像データに対してCMM変換を行って、CMYKの各版8ビットの階調値を示す画像データを出力する。CMM変換の方法は第1の実施の形態と同様である。
フルカラー合成部104は、モノクロ変換部100が出力したK版の画像データ及びCMM変換部101が出力したCMYKの各版の画像データのうちCMYの各版の画像データを合成して、CMYK各版8ビットの画像データを出力する。
次に、本実施の形態にかかる画像処理装置の行う画像形成処理の手順について図10を用いて説明する。画像処理装置は、画像を形成する対象のRGB各版8ビットの画像データに対して、第1色剤低減処理部102の機能により、上述した色剤低減処理を行い、処理後のRGB各版8ビットの画像データを出力する(ステップS10)。また、画像処理装置は、画像を形成する対象のRGB各版8ビットの画像データに対して、第2色剤低減処理部103の機能により、上述した色剤低減処理を行い、処理後のRGB各版8ビットの画像データを出力する(ステップS11)。
そして、画像処理装置は、ステップS10で出力したRGB各版8ビットの画像データに対して、モノクロ変換部100の機能により、モノクロ変換を行って、K版8ビットの画像データを出力する(ステップS12)。また、画像処理装置は、ステップS11で出力したRGB各版8ビットの画像データに対して、CMM変換部101の機能により、CMM変換を行って、CMYKの各版8ビットの階調値を示す画像データを出力する(ステップS13)。
その後、画像処理装置は、ステップS12で出力したK版8ビットの画像データ及びステップS13で出力したCMYKの各版8ビットの画像データのうちCMYの各版8ビットの画像データをフルカラー合成部104の機能により合成して、CMYK各版8ビットの画像データを出力する(ステップS14)。その後のステップS6〜S7は第1の実施の形態と同様である。
以上のように、モノクロ変換及びCMM変換の前に、色剤低減処理を行うようにしても、色剤使用量を大きく低減しつつ、高画質な画像を形成することが可能である。
[第3の実施の形態]
次に、画像処理方法、画像処理装置、画像処理プログラム及び記録媒体の第3の実施の形態について説明する。なお、上述の第1の実施の形態又は第2の実施の形態と共通する部分については、同一の符号を使用して説明したり、説明を省略したりする。
本実施の形態においては、画像処理装置は、画像を形成する対象の画像データに対して、上述したように、モノクロ変換ルートと、カラー変換ルートとの双方で色変換を行なうが、モノクロ変換を行う際に色剤低減処理を行うと共に、CMM変換を行う際に色剤低減処理を行う。
図11は、本実施の形態に係る画像処理装置の画像処理部分の機能的構成を例示する図である。本実施の形態に係る画像処理装置は、モノクロ変換色剤低減処理部110と、CMM変換色剤低減処理部111と、フルカラー合成部104と、中間調処理部105とを有する。モノクロ変換色剤低減処理部110と、CMM変換色剤低減処理部111との各機能は、MEM−P12やHDD18に記憶された各種プログラムをCPU11が実行すること、ASIC16及びエンジン部60に含まれる画像処理部分のうち少なくとも一方により実現される。本実施の形態においては、モノクロ変換ルートでの色変換及び色剤低減処理は、モノクロ変換色剤低減処理部110で行われ、カラー変換ルートでの色変換及び色剤低減処理は、CMM変換色剤低減処理部111で行われる。以下でその詳細について説明する。
本実施の形態においては、画像を形成する対象のRGBの各版8ビットの画像データはモノクロ変換色剤低減処理部110及びCMM変換色剤低減処理部111に各々入力される。モノクロ変換色剤低減処理部110は、入力されたRGBの各版8ビットの画像データに対して、モノクロ変換を行う際に、色剤使用量を低減するための計算式を用いて、K版8ビットの画像データを出力する。色剤使用量を低減するための計算式とは、各版の画像データのそれぞれについて当該画像データによって示される各階調値を変数とした1次式以上の多項式であり、例えば、式2,3に示される。
K=(R*306+G*601+B*117)/1024*n (0<n≦1)・・・(式2)

K=((R*306+G*601+B*117)/1024)−n (0≦n<255)・・・(式3)
CMM変換色剤低減処理部111は、入力されたRGBの各版8ビットの画像データに対して、CMM変換を行う際に、色剤低減用ルックアップテーブルを使用して、画像データによって示されるRGBの各版の階調値をCMYKの各版の階調値に変換することにより、CMYKの各版8ビットの階調値を示す画像データを出力する。色剤低減用ルックアップテーブルは、RGBの各版の各階調値に対して色剤使用量を低減するための係数が予め乗算されたCMKYの各版の各階調値を示すものであり、例えばHDD18に予め記憶される。
フルカラー合成部104は、モノクロ変換色剤低減処理部110が出力したK版8ビットの画像データ及びCMM変換色剤低減処理部111が出力したCMYKの各版の画像データのうちCMYの各版の画像データを合成して、CMYK各版8ビットの画像データを出力する。
次に、本実施の形態にかかる画像処理装置の行う画像形成処理の手順について図12を用いて説明する。画像処理装置は、画像を形成する対象のRGB各版8ビットの画像データに対して、モノクロ変換色剤低減処理部110の機能により、モノクロ変換を行う際に、色剤使用量を低減するための計算式(例えば式2,3参照)を用いて、K版8ビットの画像データを出力する(ステップS20)。また、画像処理装置は、画像を形成する対象のRGB各版8ビットの画像データに対して、CMM変換を行う際に、色剤低減用ルックアップテーブルを使用して、CMYKの各版8ビットの階調値を示す画像データを出力する(ステップS21)。その後、画像処理装置は、ステップS20で出力したK版8ビットの画像データ及びステップS21で出力したCMYKの各版8ビットの画像データのうちCMYの各版8ビットの画像データをフルカラー合成部104の機能により合成して、CMYK各版8ビットの画像データを出力する(ステップS22)。その後のステップS6〜S7は第1の実施の形態と同様である。
以上のような構成によれば、色剤使用量を大きく低減しつつ、高画質な画像を形成することが可能であり、モノクロ変換を行う際に色剤低減処理を行うと共に、CMM変換を行う際に色剤低減処理を行うことにより、高速且つより精密な色変換を実現することが可能になる。
[第4の実施の形態]
次に、画像処理方法、画像処理装置、画像処理プログラム及び記録媒体の第4の実施の形態について説明する。なお、上述の第1の実施の形態乃至第3の実施の形態と共通する部分については、同一の符号を使用して説明したり、説明を省略したりする。
本実施の形態においては、画像処理装置は、画像を形成する対象の画像データに対して、上述したように、モノクロ変換ルートと、カラー変換ルートとの双方で色変換を行なうが、中間処理の後に、色剤変換処理を行う。図13は、本実施の形態に係る画像処理装置の画像処理部分の機能的構成を例示する図である。本実施の形態において、画像処理装置が有する各部は、図2に例示されたものと同様であるが、フルカラー合成部104、第1色剤低減処理部102及び第2色剤低減処理部103の各機能の一部が第1の実施の形態と異なる。
フルカラー合成部104は、モノクロ変換部100が出力したK版の画像データ及びCMM変換部101が出力したCMYKの各版の画像データのうちCMYの各版の画像データを合成して、CMYK各版8ビットの画像データを出力する。
第1色剤低減処理部102は、中間調処理部105が出力したK版のドットパターンデータに対して色剤低減処理を行う。具体的には例えば、第1色剤低減処理部102は、K版のドットパターンデータによって示されるドットパターンに配置されたドットを「0%」以上「100%」以下の間引き率で間引き(削除)して、間引かれていないドットが配置されたドットパターンを示すドットパターンデータを出力する。図14は、ドットの間引きを例示する図である。同図の(b)では、(a)に示されるドットの間引きのない状態に対して、間引き率が50%であるとして、ドットが間引かれていることが示されている。
図13の説明に戻る。第2色剤低減処理部103は、中間調処理部105が出力したCMY版のドットパターンデータに対して色剤低減処理を行う。具体的には例えば、第2色剤低減処理部103は、第1色剤低減処理部102と同様に、CMY版のドットパターンデータのそれぞれについて、第1色剤低減処理部102と同様に、ドットパターンデータによって示されるドットパターンに配置されたドットを「0%」以上「100%」以下の間引き率で間引きして、間引かれていないドットが配置されたドットパターンを示すドットパターンデータを出力する。
第1色剤低減処理部102から出力されたK版のドットパターンデータ及び第2色剤低減処理部103から出力されたCMY各版のドットパターンデータがエンジン部60で用いられて印刷が行われる。この印刷の方法は第1の実施の形態と同様である。
次に、本実施の形態にかかる画像処理装置の行う画像形成処理の手順について図15を用いて説明する。ステップS1〜S2は第1の実施の形態と同様である。ステップS30では、画像処理装置は、ステップS1で出力したK版8ビットの画像データ及びステップS2で出力したCMYKの各版8ビットの画像データのうちCMYの各版8ビットの画像データをフルカラー合成部104の機能により合成して、CMYK各版8ビットの画像データを出力する。その後のステップS6は第1の実施の形態と同様である。ステップS31では、画像処理装置は、ステップS6で出力したCMYK各版のドットパターンデータのうち、K版のドットパターンデータに対して第1色剤低減処理部102の機能により色剤低減処理を行って、当該色剤低減処理後のK版のドットパターンデータを出力する。また、ステップS32では、ステップS6で出力したCMYK各版のドットパターンデータのうち、CMY各版のドットパターンデータに対して第2色剤低減処理部103の機能により色剤低減処理を行って、当該色剤低減処理後のCMY各版のドットパターンデータを出力する。その後のステップS7は第1の実施の形態と同様である。
以上のような構成によっても、色剤の使用量を大きく低減しつつ、高画質な画像を形成することが可能である。
[変形例]
なお、本発明は前記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、前記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。また、以下に例示するような種々の変形が可能である。
上述した各実施の形態において、画像処理装置で実行される各種プログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また当該各種プログラムを、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録してコンピュータプログラムプロダクトとして提供するように構成しても良い。
また、上述の各実施の形態においては、画像処理装置は、エンジン部60を有するようにしたが、エンジン部60を有さなくても良い。この場合、画像処理装置と、CMYKの各色剤が搭載されて給紙トレイが配設され、エンジン部60と同様に画像を形成する画像形成エンジンを有する画像形成装置とが接続されて画像形成システムが構成される。そして、画像処理装置が、上述の各実施の形態で説明したように生成したドットパターンデータを当該画像形成装置に送信して、当該画像形成装置が当該ドットパターンデータを用いて、印刷媒体に画像を形成するようにしても良い。
また、図2,9,11,13を用いて各実施の形態で説明した画像処理装置の画像処理部分の機能的構成は、プリンタドライバの一機能として組み込むようにしても良いし、アプリケーションプログラムのプラグイン機能として実現されるようにしても良いし、アプリケーションプログラムとプリンタドライバとの仲立ちをする単体のアプリケーションプログラムによって実現されるようにしても良い。
また、モノクロ変換やCMM変換自体は、従来の技術を利用できるため、図2,9,11,13を用いて各実施の形態で説明した画像処理装置の画像処理部分の機能的構成を、ASIC16のような画像処理チップとしてハードウェア化しても良い。
上述の各実施の形態においては、エンジン部60で画像の形成に用いる色剤は、CMYKであるとしたが、これに限らず、薄色(ライトシアン、ライトマゼンタ等)や特色(レッド、ブルー、グリーン等)等の色剤であっても良い。このような色剤を用いて画像を形成する場合に、上述の描く実施の形態の構成によれば、カラーとして薄色の各版や特色の各版の色剤使用量を低減する量を大きくしても、印刷される画像から得られる情報が完全に消失してしまうことを回避することができる。
上述の各実施の形態においては、画像を形成する対象の画像データとして入力される画像データは、RGBの表色系の画像データであるとしたが、これに限らず、XYZ表色系や様々な表色系の画像データを取り扱うようにしても良い。
上述の各実施の形態では、画像処理装置のエンジン部60は、4ドラムカラープロッタであるとしたが、これに限らない。画像処理装置は、スキャナを更に有し、複写機として機能するようにしても良い。スキャナにより読み取った画像では、文字も写真も区別されずに全て写真のオブジェクトとして含まれるものとして取り扱われるため、各オブジェクトの種類を判別する場合、通常、像域分離処理が必要とされる。しかし、上述の各実施の形態においては、画像処理装置は、スキャナにより読み取った画像を表す画像データを用いて、印刷を行う場合であっても、色剤の使用量を大きく低減しつつ、どのオブジェクトが含まれていても高画質な画像を形成することが可能である。
上述の各実施の形態においては、モノクロ変換を行ったK版の画像データに対して色剤低減処理を行うようにしたが、これに限らず、K版の画像データに対して色剤低減処理を行うか否かを切り替えるようにしても良い。この切り替えは例えば操作入力部20を介したユーザの操作入力に応じて行うようにする。例えば、K版の画像データに対して色剤低減処理を行なわないことを要求する操作入力をユーザが操作入力部20を介して行った場合、画像処理装置は、第1の実施の形態においては、図4のステップS1の後ステップS3を行うことなく、ステップS5では、ステップS1で出力したK版8ビットの画像データ及びステップS4で出力したCMYの各版8ビットの画像データを合成して、CMYK各版8ビットの画像データを出力すれば良い。第2の実施の形態においては、画像処理装置は、図10のステップS10を行うことなく、ステップS1を行うようにすれば良い。第3の実施の形態においては、画像処理装置は、図12のステップS20では、第1の実施の形態と同様にして、式1を用いて、モノクロ変換を行うようにすれば良い。第4の実施の形態においては、画像処理装置は、図15のステップS31を行わないようにすれば良い。尚、上述の各実施の形態においては、モノクロ変換を行ったK版の画像データに基づく画像の形成に対して色剤を一番多く使用するため、当該画像データに対して色剤低減処理を行うことが望ましい。しかし、例えば、色剤の残量が十分である場合には、ユーザの操作入力に応じて、モノクロ変換を行ったK版の画像データに対して色剤低減処理を行わないようにすることで、色剤使用量を低減しつつ、より高画質な画像を提供することが可能になり、ユーザの利便性を向上させることができる。
また、画像処理装置が、色剤の残量が所定量以上であるか否かを検出し、当該検出結果に応じて、モノクロ変換を行ったK版の画像データに対して色剤低減処理を行うか否かを切り替えるようにしても良い。
上述の各実施の形態においては、色剤使用量を低減する量が大きくなった場合に、特有の効果を奏するが、色剤使用量を低減する量が小さくても良い場合には、従来の技術で説明した方法により色剤使用量を低減しても、高画質な画像を形成することは可能である。従って、色剤の残量に応じて、上述の各実施の形態に係る色剤低減処理を適用するか、従来の技術における色剤低減処理を適用するかを選択的に切り替え可能であるようにしても良く、このような構成により、ユーザの利便性を向上させることができる。
上述の第1の実施の形態乃至第3の実施の形態においては、画像処理装置は、色剤低減処理において、階調値に所定の係数を乗算するようにしたが、階調値に係数を乗算する方法は限定されない。例えば、画像処理装置は、全ての階調値に一律に同じ係数を乗算するようにしても良い。また、図16に例示されるように、階調値を複数の区間に分類して、区間毎に異なる係数を予め設定して、当該区間及び係数の対応関係を示す係数テーブルを例えばHDD18に記憶させておき、画像処理装置は、色剤変換処理の際に、当該係数テーブルを参照して、画像データによって示される各階調値に対して当該階調値の区分に応じた係数を各々乗算するようにしても良い。また、図17に例示されるように、階調値と係数とを一対一対応させた対応関係を予め設定し、当該対応関係を示す係数テーブルを例えばHDD18に記憶させておき、画像処理装置は、色剤変換処理の際に、当該係数テーブルを参照して、画像データによって示される各階調値に対して当該階調値に対応する係数を各々乗算するようにしても良い。
また、画像処理装置は、色剤低減処理において、各階調値に乗算する全ての係数が「0」以上「1」以下でなくても良く、図18に例示されるように、少なくとも1つの階調値に乗算する係数が「1」を超えていても良い。画像処理装置の有するエンジン部60が、例えば、電子写真方式で画像を形成するエンジンである場合、画像のハイライトの部分で使用される微小なドットを形成することが困難であるため、階調値を引き上げる場合がある。色剤低減処理によって係数が乗算された階調値が、画像のハイライトを表現するために必要な階調値を下回ってしまうと、色剤使用量を低減したこと以外の要因で画質が低下してしまうことになる。このため、処理対象として入力された画像データにおける濃度よりも高い濃度で画像を形成することにより、画像の再現性が向上するよう、「1」より大きい係数を階調値に乗算するのが有効な場合がある。このように、「1」より大きい係数を階調値に乗算することが有効である場合があるか否かは画像処理装置の機種により異なる。従って、このような機種の画像処理装置においては、画像のハイライトの部分を構成する画素について、その階調値が所定値以下である場合、当該階調値に対して「1」より大きい係数を乗算するようにすれば良い。
上述の各実施の形態においては、カラー変換ルートにおいては、K版の画像データは最終的には使用しないため、カラー変換処理においてBG/UCR処理を省略しても良いが、カラーの各版の色剤使用量の低減効果を高めるために、画像処理装置は、図19に例示されるように、BG/UCR処理を行って、カラーの各版が重なり合う領域を積極的に削除してからK版の画像データを廃棄しても良い。
上述の各実施の形態においては、画像処理装置は、文字/線画/グラフィックス/写真などのオブジェクトの種類毎に色剤使用量を低減する量を切り替えるようにしても良い。例えば、Windows(登録商標)などのOSにおいて取り扱われる画像データには、当該画像データによって表される画像に含まれる各オブジェクトに関するオブジェクト情報も含まれる。画像処理装置は、このような画像データに含まれるオブジェクト情報を参照して、当該画像データによって示される画像に含まれる各オブジェクトに対して色剤低減処理を行うようにする。例えば、画像処理装置は、モノクロ変換を行うモノクロ変換ルートでの画像データによって表される画像に含まれる文字及び線画のオブジェクトに対しては、色剤使用量を低減する量を、他のオブジェクトに比べて小さくするようにする。具体的には例えば、第1の実施の形態乃至第3の実施の形態においては、画像処理装置は、モノクロ変換ルートでの色剤低減処理において、文字及び線画のオブジェクトを表現するための階調値に対して乗算する係数を、その他のオブジェクトを表現するための階調値に対して乗算する係数より大きくする。このような構成によれば、形成される画像において文字/線画の部分をよりくっきりと再現して、その可読性を高めることが可能である。
また、絵柄によっては、コントラストより色の忠実さの方が重視されるケースも存在する。模様や柄等、配色が重要視される平面的な画像に対しては、むしろ従来の技術で説明した第1の方法や第2の方法が、彩度が高く色相ズレの小さい画像を形成することができる。このため、色剤低減処理について、上述の各実施の形態に係る方法と従来の各方法とを切り替えることで、ユーザの所望の画質の画像を提供することが可能になる。この切り替えを可能にするためには、画像処理装置は、従来の方法による色剤低減処理を実現させるための構成を備える。また、この切り替えは、画像処理装置が、操作入力部20を介したユーザの操作入力に応じて行うようにしても良い。また、図20に例示されるように、画像データによって表される画像に含まれるオブジェクトを解析して、色剤低減処理によって形成される画像において消失する情報がある領域があるか否かを判定して、当該判定が肯定的である場合、従来の方法に従った色剤低減処理を行い、当該判定結果が否定的である場合、上述の各実施の形態に係る方法に従った色剤低減処理を行うようにしても良い。また、発色の状態は、画像が形成される印刷媒体と色剤との組合せでも変化するため、印刷媒体に、いずれの方法で色剤低減処理を行うのかを特定する情報を例えばバーコードや磁性データ等により印刷媒体に付加して、画像処理装置が、当該印刷媒体を用いて複写を行なう際に、印刷媒体に付加された当該情報を読み取り、当該情報によって特定される方法で、色剤低減処理を行うようにしても良い。又は、印刷媒体が収容される給紙トレイや印刷媒体の種類によって、画像処理装置は、色剤低減処理の方法を切り替えるようにしても良い。
また、色剤低減モード自体の設定は、操作入力部20を介したユーザの操作入力に応じて行うことに限らず、印刷媒体が収容される給紙トレイや印刷媒体の種類に応じて行うようにしても良い。
上述した各実施の形態においては、画像処理装置は、RGBの各版8ビットの画像データ又はCMYの各版の画像データに対して、各版の画像データのそれぞれについて当該画像データによって示される各階調値を変数とした1次式以上の多項式を用いて、色剤低減処理を行うようにしても良い。
上述の第4の実施の形態においては、色剤低減処理では、画像処理装置は、ドットパターンデータによって示されるドットパターンに配置されたドットを所定の間引き率で間引くようにしたが、これに限らず、例えば、図21に例示されるように、当該ドットのサイズを「0%」以上「100%」以下の縮小率で縮小するようにしても良い。また、この場合、画像処理装置は、縮小するドットの数を、色剤使用量を低減する量に応じて、変更するようにしても良い。また、色剤低減処理では、画像処理装置は、ドットの間引き及びドットのサイズの縮小を組み合わせて行うようにしても良い。
また、上述の第4の実施の形態においては、画像処理装置は、中間調処理において、ドットを配置したドットパターンにおいてドットを配置する規則と、色剤低減処理において、当該ドットパターンに配置されたドットを間引く規則とが可能な限り一致しないことが望ましい。具体的には例えば、図22の(a)に例示される階調値を示す画像データから、同図(b)に例示されるように左右上下に1つ置きにドット(図中「K」で示される)が配置されるという規則でドットを配置したドットパターンを示すドットパターンデータが出力された場合、同図(c)に例示されるように左右上下に1つ置きにドットを間引く規則(図中「抜」と示される部分のドットが間引かれ、「残」と示される部分のドットが残される)という規則でドットを間引いた結果、ドットが全て消失してしまう恐れがある。また、逆に、ドットを全て間引くことができない恐れもある。このため、図23の(c´)に例示されるように、色剤低減処理においてドットを間引く規則を、中間調処理においてドットを配置する規則と異ならせることで、中間調処理においてドットが配置される位置と、色剤低減処理においてドットが間引かれる位置とが確率的に一致した場合に、ドットが間引かれることになり、同図(d´)に例示されるように、色剤使用量を低減する量に応じたドットの間引きを実現することができる。
尚、色剤低減処理においてドットを間引く規則と、中間調処理においてドットを配置する規則とが一致しない場合であっても、所謂モアレ現象のような意図しない模様が発生する場合がある。そのため、色剤低減処理において用いる規則では、間引くドットを示すパターンとして、ブルーノイズパターンやグリーンノイズパターンのような不規則且つ均等に分散したパターンにするような規則であることが望ましい。
また、更に、図24に例示されるように、モノクロ変換ルートでの色剤変換処理において間引いた残りのドットを配置したドットパターンと、カラー変換ルートでの色剤変換処理においてにおいて間引いた残りのドットを配置したドットパターンとが重なり合うと、干渉が発生して、これらが重なり合わない場合に比べて、彩度が低くなる。このため、モノクロ変換ルートでの色剤変換処理においてドットを間引く位置と、カラー変換ルートでの色剤変換処理においてドットを間引く位置とが可能な限り重なり合わないよう、即ち、これらのドットの全部又は一部が重なり合わないよう、モノクロ変換ルートでの色剤変換処理においてドットを間引く規則と、カラー変換ルートでの色剤変換処理においてドットを間引く規則とを設定することが望ましい。このような規則が用いられることで、モノクロ変換ルートでの色剤変換処理において間引かれずに残るドットと、カラー変換ルートでの色剤変換処理において間引かれずに残るドットとが可能な限り互いに補完されて、色剤使用量が低減されつつ、干渉が発生することなく高画質な画像が提供され得る。
尚、上述した第4の実施の形態においては、画像処理装置は、中間調処理の後に、色剤低減処理としてドットを間引く処理を行ったが、これに限らず、この処理を、中間調処理の前、色変換の前及び色変換の後のいずれのタイミングで行っても良い。変形例で説明した、色剤低減処理としてドットのサイズを縮小する処理についても同様である。
10 コントローラ
20 操作入力部
60 エンジン部
100 モノクロ変換部
101 CMM変換部
102 第1色剤低減処理部
103 第2色剤低減処理部
104 フルカラー合成部
105 中間調処理部
110 モノクロ変換色剤低減処理部
111 CMM変換色剤低減処理部
特開2007−50708号公報

Claims (24)

  1. 黒色を含む複数の色の色剤を用いて印刷媒体に画像を形成するための画像処理を行う画像処理装置において実現される画像処理方法であって、
    前記画像処理装置は、第1色変換手段、第2色変換手段、第1色剤低減手段、第2色剤低減手段及び合成手段を備え、
    前記色剤の使用量を低減する色剤低減モードが設定された場合、
    前記第1色変換手段が、画像を構成する画素毎に前記複数の色とは異なる表色系における色の階調値を各々示す画像データである第1の画像データに対して第1の色変換を行い、黒色の版における階調値を画素毎に示す第2の画像データを出力する第1色変換ステップと、
    前記第2色変換手段が、前記第1の画像データに対して第2の色変換を行い、黒色を含む各色に対応する各版のそれぞれについて階調値を画素毎に示す第3の画像データを出力する第2色変換ステップと、
    前記第1色剤低減手段が、前記第2の画像データに対して黒色の色剤を低減するための第1の色剤低減処理を行って、黒色の版における階調値を画素毎に示す第4の画像データを出力する第1色剤低減ステップと、
    前記第2色剤低減手段が、前記第3の画像データのうち、黒色を除く各色に対応する各版の前記第3の画像データに対して黒色を除く各色の色剤の使用量を低減するための第2の色剤低減処理を行って、黒色を除く各色に対応する各版のそれぞれについて階調値を画素毎に示す第5の画像データを出力する第2色剤低減ステップと、
    前記合成手段が、前記第4の画像データ及び前記第5の画像データを合成して、黒色を含む各色に対応する各版のそれぞれについて階調値を画素毎に示す第6の画像データを出力する合成ステップとを含む
    ことを特徴とする画像処理方法。
  2. 前記第1色剤低減ステップでは、前記第2の画像データによって示される各階調値の全部又は一部に対して「0」以上「1」以下である第1の係数を乗算することにより、前記第1の色剤低減処理を行って、黒色の版において前記第1の係数が乗算された前記階調値を画素毎に示す前記第4の画像データを出力し、
    前記第2色剤低減ステップでは、前記第3の画像データのうち、黒色を除く各色に対応する各版の前記第3の画像データについて、当該第3の画像データによって示される各階調値の全部又は一部に対して「0」以上「1」以下である第2の係数を乗算することにより、前記第2の色剤低減処理を行って、黒色を除く各色に対応する各版のそれぞれについて、黒色を除く各色に対応する各版のそれぞれについて前記第2の係数が乗算された前記階調値を画素毎に示す前記第5の画像データを出力する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理方法。
  3. 前記第1色剤低減ステップでは、前記第2の画像データによって示される各階調値の全部又は一部に対して前記第1の係数を乗算することにより、前記第1の色剤低減処理を行って、前記第4の画像データを出力し、
    前記第2色剤低減ステップでは、前記第3の画像データのうち、黒色を除く各色に対応する各版の前記第3の画像データについて、当該第3の画像データによって示される各階調値の全部又は一部に対して前記第1の係数以下である前記第2の係数を乗算することにより、前記第2の色剤低減処理を行って、前記第5の画像データを出力する
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像処理方法。
  4. 前記第1色剤低減ステップでは、前記第2の画像データによって示される各階調値の全部又は一部に対して、各前記階調値に一対一で対応する前記第1の係数を乗算することにより、前記第1の色剤低減処理を行って、前記第4の画像データを出力し、
    前記第2色剤低減ステップでは、前記第3の画像データのうち、黒色を除く各色に対応する各版の前記第3の画像データについて、当該第3の画像データによって示される各階調値の全部又は一部に対して、各前記階調値に一対一で対応する前記第2の係数を乗算することにより、前記第2の色剤低減処理を行って、前記第5の画像データを出力する
    ことを特徴とする請求項2又は3に記載の画像処理方法。
  5. 前記第1色剤低減ステップでは、前記第2の画像データによって示される各階調値の全部又は一部に対して前記第1の係数を乗算することにより、前記第1の色剤低減処理を行って、前記第4の画像データを出力し、
    前記第2色剤低減ステップでは、前記第3の画像データのうち、黒色を除く各色に対応する各版の前記第3の画像データについて、当該第3の画像データによって示される各階調値の全部又は一部に対して前記第1の係数以下である前記第2の係数を乗算することにより、前記第2の色剤低減処理を行って、前記第5の画像データを出力する
    ことを特徴とする請求項4に記載の画像処理方法。
  6. 前記第1色剤低減ステップでは、前記第2の画像データによって示される各階調値のうち前記画像においてハイライトの部分を構成する画素の階調値に対して「1」より大きい第3の係数を乗算して、前記第1の色剤低減処理を行って、前記第4の画像データを出力し、
    前記第2色剤低減ステップでは、前記第3の画像データのうち、黒色を除く各色に対応する各版の前記第3の画像データについて、当該第3の画像データによって示される各階調値のうちによって示される前記画像においてハイライトの部分を構成する画素の階調値に対して「1」より大きい第4の係数を乗算して、前記第2の色剤低減処理を行って、前記第5の画像データを出力する
    ことを特徴とする請求項2乃至5のいずれか一項に記載の画像処理方法。
  7. 前記第1色剤低減ステップでは、前記第2の画像データによって示される各階調値の全部又は一部を変数とした1次式以上の多項式を用いて、前記第1の色剤低減処理を行って、前記第4の画像データを出力し、
    前記第2色剤低減ステップでは、前記第3の画像データのうち、黒色を除く各色に対応する各版の前記第3の画像データについて、当該第3の画像データによって示される各階調値の全部又は一部を変数とした1次式以上の多項式を用いて、前記第2の色剤低減処理を行って、前記第5の画像データを出力する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理方法。
  8. 前記画像処理装置は、中間調処理手段及び画像形成手段を更に備え、
    前記中間調処理手段が、前記合成ステップで出力された前記第6の画像データを用いて、黒色を含む各色に対応する各版のそれぞれについて、ドットを配置したドットパターンを示すドットパターンデータを生成する中間調処理ステップと、
    前記画像形成手段が、前記中間調処理ステップで生成された前記ドットパターンデータを用いて、印刷媒体に画像を形成する画像形成ステップとを更に含む
    ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の画像処理方法。
  9. 黒色を含む複数の色の色剤を用いて印刷媒体に画像を形成するための画像処理を行う画像処理装置において実現される画像処理方法であって、
    前記画像処理装置は、第1色剤低減手段、第2色剤低減手段、第1色変換手段、第2色変換手段及び合成手段を備え、
    前記色剤の使用量を低減する色剤低減モードが設定された場合、
    前記第1色剤低減手段が、画像を構成する画素毎に前記複数の色とは異なる表色系における色の階調値を各々示す画像データである第1の画像データに対して黒色の色剤の使用量を低減するための第1の色剤低減処理を行って、第2の画像データを出力する第1色剤低減ステップと、
    前記第2色剤低減手段が、前記第1の画像データに対して複数の色の色剤の使用量を低減するための第2の色剤低減処理を行って、第3の画像データを出力する第2色剤低減ステップと、
    前記第1色変換手段が、前記第2の画像データに対して第1の色変換を行い、黒色の版における階調値を画素毎に示す第4の画像データを出力する第1色変換ステップと、
    前記第2色変換手段が、前記第3の画像データに対して第2の色変換を行い、黒色を含む各色に対応する各版のそれぞれについて階調値を画素毎に示す第5の画像データを出力する第2色変換ステップと、
    前記合成手段が、前記第5の画像データ及び前記第5の画像データのうち黒色を除く各色に対応する各版の前記第5の画像データを合成して、黒色を除く各色に対応する各版のそれぞれについて階調値を画素毎に示す第6の画像データを出力する合成ステップとを含む
    ことを特徴とする画像処理方法。
  10. 黒色を含む複数の色の色剤を用いて印刷媒体に画像を形成するための画像処理を行う画像処理装置において実現される画像処理方法であって、
    前記画像処理装置は、第1色変換色剤低減手段、第2色変換色剤低減手段及び合成手段を備え、
    前記色剤の使用量を低減する色剤低減モードが設定された場合、
    前記第1色変換色剤低減手段が、画像を構成する画素毎に前記複数の色とは異なる表色系における色の階調値を各々示す画像データである第1の画像データに対して黒色の色剤を低減するための第1の色剤低減処理を含む第1の色変換を行って、黒色の版における階調値を画素毎に示す第2の画像データを出力する第1色変換色剤低減ステップと、
    前記第2色変換色剤低減手段が、前記第1の画像データに対して複数の色の色剤を低減するための第2の色剤低減処理を含む第2の色変換を行い、黒色を含む各色に対応する各版のそれぞれについて階調値を画素毎に示す第3の画像データを出力する第2色変換色剤低減ステップと、
    前記合成手段が、前記第2の画像データ及び前記第3の画像データのうち黒色を除く各色に対応する各版の前記第3の画像データを合成して、黒色を含む各色に対応する各版のそれぞれについて階調値を画素毎に示す第4の画像データを出力する合成ステップとを含む
    ことを特徴とする画像処理方法。
  11. 黒色を含む複数の色の色剤を用いて印刷媒体に画像を形成するための画像処理を行う画像処理装置において実現される画像処理方法であって、
    前記画像処理装置は、第1色変換手段、第2色変換手段、合成手段、中間調処理手段、第1色剤低減手段及び第2色剤低減手段を備え、
    前記色剤の使用量を低減する色剤低減モードが設定された場合、
    前記第1色変換手段が、画像を構成する画素毎に前記複数の色とは異なる表色系における色の階調値を各々示す画像データである第1の画像データに対して第1の色変換を行い、黒色の版における階調値を画素毎に示す第2の画像データを出力する第1色変換ステップと、
    前記第2色変換手段が、前記第1の画像データに対して第2の色変換を行い、黒色を含む各色に対応する各版のそれぞれについて階調値を画素毎に示す第3の画像データを出力する第2色変換ステップと、
    前記合成手段が、前記第2の画像データ及び前記第3の画像データのうち黒色を除く各色に対応する各版の前記第3の画像データを合成して、黒色を含む各色に対応する各版のそれぞれについて階調値を画素毎に示す第4の画像データを出力する合成ステップと、
    前記中間調処理手段が、前記合成ステップで出力された前記第4の画像データを用いて、黒色を含む各色に対応する各版のそれぞれについて、ドットを配置したドットパターンを示すドットパターンデータを生成する中間調処理ステップと、
    前記第1色剤低減手段が、前記中間調処理ステップで生成された前記ドットパターンデータのうち黒色の版の前記ドットパターンデータに対して黒色の色剤を低減するための第1の色剤低減処理を行って、黒色の版の第1のドットパターンデータを出力する第1色剤低減ステップと、
    前記第2色剤低減手段が、前記中間調処理ステップで生成された前記ドットパターンデータのうち黒色を除く各色に対応する各版の前記ドットパターンデータに対して黒色を除く各色の色剤の使用量を低減するための第2の色剤低減処理を行って、黒色を除く各色に対応する各版の第2のドットパターンデータを出力する第2色剤低減ステップとを含む
    ことを特徴とする画像処理方法。
  12. 前記第1色剤低減ステップでは、前記中間調処理ステップで出力された前記ドットパターンデータのうち黒色の版の前記ドットパターンデータによって示されるドットパターンに配置された前記ドットを間引くこと及び前記ドットのサイズを縮小することのうち少なくとも一方を行うことにより、前記第1の色剤低減処理を行って、前記第1のドットパターンデータを生成し、
    前記第2色剤低減ステップでは、前記中間調処理ステップで出力された前記ドットパターンデータのうち黒色を除く各色に対応する各版の前記ドットパターンデータのそれぞれについて、当該ドットパターンによって示されるドットパターンに配置された前記ドットを間引くこと及び前記ドットのサイズを縮小することのうち少なくとも一方を行うことにより、前記第2の色剤低減処理を行って、前記第2のドットパターンデータを生成する
    ことを特徴とする請求項11に記載の画像処理方法。
  13. 前記第1色剤低減ステップでは、前記中間調処理ステップで出力された前記ドットパターンデータのうち黒色の版の前記ドットパターンデータに対して、前記第1のドットパターンデータによって示される前記ドットパターンに配置されるドットと、前記第2のドットパターンデータによって示される前記ドットパターンに配置されるドットとの全部又は一部が重なり合わないよう、前記第1の色剤低減処理を行って、前記第1のドットパターンデータを生成し、
    前記第2色剤低減ステップでは、前記中間調処理ステップで出力された前記ドットパターンデータのうち黒色を除く各色に対応する各版の前記ドットパターンデータに対して、前記第1のドットパターンデータによって示される前記ドットパターンに配置されるドットと、前記第2のドットパターンデータによって示される前記ドットパターンに配置されるドットとの全部又は一部が重なり合わないよう、前記第2の色剤低減処理を行って、前記第2のドットパターンデータを生成する
    ことを特徴とする請求項12に記載の画像処理方法。
  14. 前記画像処理装置は、画像形成手段を更に備え、
    前記画像形成手段が、前記第1色剤低減ステップで出力された前記第1のドットパターンデータ及び前記第2色剤低減ステップで出力された前記第2のドットパターンデータを用いて、印刷媒体に画像を形成する画像形成ステップを更に含む
    ことを特徴とする請求項11乃至13のいずれか一項に記載の画像処理方法。
  15. 前記画像処理装置は、切替手段を更に備え、
    前記切替手段が、前記画像に含まれるオブジェクトに応じて、前記第1色剤低減ステップで行う前記第1の色剤低減処理の方法及び前記第2色剤低減ステップで行う前記第2の色剤低減処理の方法のうち少なくとも一方の方法を切り替える切替ステップを更に含む
    ことを特徴とする請求項1乃至14のいずれか一項に記載の画像処理方法。
  16. 前記画像処理装置は、解析手段を更に備え、
    前記解析手段が、前記画像に含まれる前記オブジェクトを解析する解析ステップを更に含み、
    前記切替ステップでは、前記解析ステップでの解析の結果に応じて、前記第1色剤低減ステップで行う前記第1の色剤低減処理の方法及び前記第2色剤低減ステップで行う前記第2の色剤低減処理の方法のうち少なくとも一方の方法を切り替える
    ことを特徴とする請求項15に記載の画像処理方法。
  17. 前記画像処理装置は、検出手段と、切替手段とを更に備え、
    前記検出手段が、前記色剤の残量を検出する検出ステップと、
    前記切替手段が、前記検出ステップで検出された前記残量に応じて、前記第1色剤低減ステップで行う前記第1色剤低減処理の方法及び前記第2色剤低減ステップで行う前記第2色剤低減処理の方法のうち少なくとも一方の方法を切り替える切替ステップを更に含む
    ことを特徴とする請求項1乃至16のいずれか一項に記載の画像処理方法。
  18. 前記画像処理装置は、設定手段を更に備え、
    前記設定手段が、給紙手段に収容された前記印刷媒体の種類及び操作入力手段を介したユーザからの操作入力のうち少なくとも一方に応じて、前記画像処理装置において前記色剤低減モードを設定する設定ステップを更に含む
    ことを特徴とする請求項1乃至17のいずれか一項に記載の画像処理方法。
  19. 黒色を含む複数の色の色剤を用いて印刷媒体に画像を形成するための画像処理を行う画像処理装置において、
    前記色剤の使用量を低減する色剤低減モードが設定された場合、画像を構成する画素毎に前記複数の色とは異なる表色系における色の階調値を各々示す画像データである第1の画像データに対して第1の色変換を行い、黒色の版における階調値を画素毎に示す第2の画像データを出力する第1色変換手段と、
    前記画像処理装置において前記色剤の使用量を低減する色剤低減モードが設定された場合、前記第1の画像データに対して第2の色変換を行い、黒色を含む各色に対応する各版のそれぞれについて階調値を画素毎に示す第3の画像データを出力する第2色変換手段と、
    前記第2の画像データに対して黒色の色剤を低減するための第1の色剤低減処理を行って、黒色の版における階調値を画素毎に示す第4の画像データを出力する第1色剤低減手段と、
    前記第3の画像データのうち、黒色を除く各色に対応する各版の前記第3の画像データに対して黒色を除く各色の色剤の使用量を低減するための第2の色剤低減処理を行って、黒色を除く各色に対応する各版のそれぞれについて階調値を画素毎に示す第5の画像データを出力する第1色剤低減手段と、
    前記第4の画像データ及び前記第5の画像データを合成して、黒色を含む各色に対応する各版のそれぞれについて階調値を画素毎に示す第6の画像データを出力する合成手段とを備える
    ことを特徴とする画像処理装置。
  20. 黒色を含む複数の色の色剤を用いて印刷媒体に画像を形成するための画像処理を行う画像処理装置において、
    前記色剤の使用量を低減する色剤低減モードが設定された場合、画像を構成する画素毎に前記複数の色とは異なる表色系における色の階調値を各々示す画像データである第1の画像データに対して黒色の色剤の使用量を低減するための第1の色剤低減処理を行って、第2の画像データを出力する第1色剤低減手段と、
    前記色剤の使用量を低減する色剤低減モードが設定された場合、前記第1の画像データに対して複数の色の色剤の使用量を低減するための第2の色剤低減処理を行って、第3の画像データを出力する第2色剤低減手段と、
    前記第2の画像データに対して第1の色変換を行い、黒色の版における階調値を画素毎に示す第4の画像データを出力する第1色変換手段と、
    前記第3の画像データに対して第2の色変換を行い、黒色を含む各色に対応する各版のそれぞれについて階調値を画素毎に示す第5の画像データを出力する第2色変換手段と、
    前記第5の画像データ及び前記第5の画像データのうち黒色を除く各色に対応する各版の前記第5の画像データを合成して、黒色を含む各色に対応する各版のそれぞれについて階調値を画素毎に示す第6の画像データを出力する合成手段とを備える
    ことを特徴とする画像処理装置。
  21. 黒色を含む複数の色の色剤を用いて印刷媒体に画像を形成するための画像処理を行う画像処理装置において、
    前記色剤の使用量を低減する色剤低減モードが設定された場合、画像を構成する画素毎に前記複数の色とは異なる表色系における色の階調値を各々示す画像データである第1の画像データに対して黒色の色剤を低減するための第1の色剤低減処理を含む第1の色変換を行って、黒色の版における階調値を画素毎に示す第2の画像データを出力する第1色変換色剤低減手段と、
    前記色剤の使用量を低減する色剤低減モードが設定された場合、前記第1の画像データに対して複数の色の色剤を低減するための第2の色剤低減処理を含む第2の色変換を行い、黒色を含む各色に対応する各版のそれぞれについて階調値を画素毎に示す第3の画像データを出力する第2色変換色剤低減手段と、
    前記第2の画像データ及び前記第3の画像データのうち黒色を除く各色に対応する各版の前記第3の画像データを合成して、黒色を含む各色に対応する各版のそれぞれについて階調値を画素毎に示す第4の画像データを出力する合成手段とを備える
    ことを特徴とする画像処理装置。
  22. 黒色を含む複数の色の色剤を用いて印刷媒体に画像を形成するための画像処理を行う画像処理装置において、
    前記色剤の使用量を低減する色剤低減モードが設定された場合、画像を構成する画素毎に前記複数の色とは異なる表色系における色の階調値を各々示す画像データである第1の画像データに対して第1の色変換を行い、黒色の版における階調値を画素毎に示す第2の画像データを出力する第1色変換手段と、
    前記色剤の使用量を低減する色剤低減モードが設定された場合、前記第1の画像データに対して第2の色変換を行い、黒色を含む各色に対応する各版のそれぞれについて階調値を画素毎に示す第3の画像データを出力する第2色変換手段と、
    前記第2の画像データ及び前記第3の画像データのうち黒色を除く各色に対応する各版の前記第3の画像データを合成して、黒色を含む各色に対応する各版のそれぞれについて階調値を画素毎に示す第4の画像データを出力する合成手段と、
    前記合成手段が出力した前記第4の画像データを用いて、黒色を含む各色に対応する各版のそれぞれについて、ドットを配置したドットパターンを示すドットパターンデータを生成する中間調処理手段と、
    前記中間調処理手段が生成した前記ドットパターンデータのうち黒色の版の前記ドットパターンデータに対して黒色の色剤を低減するための第1の色剤低減処理を行って、黒色の版の第1のドットパターンデータを出力する第1色剤低減手段と、
    前記中間調処理手段が生成した前記ドットパターンデータのうち黒色を除く各色に対応する各版の前記ドットパターンデータに対して黒色を除く各色の色剤の使用量を低減するための第2の色剤低減処理を行って、黒色を除く各色に対応する各版の第2のドットパターンデータを出力する第2色剤低減手段とを備える
    ことを特徴とする画像処理装置。
  23. 請求項1〜18に記載の画像処理方法をコンピュータに実行させるための画像処理プログラム。
  24. 請求項23に記載の画像処理プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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