JP7332367B2 - 画像処理装置、及び画像処理方法 - Google Patents

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Description

本発明は画像処理装置、及び画像処理方法に関し、特に、例えば、高速印刷と高画質印刷の両方に対応可能な画像処理装置、及び画像処理方法に関する。
コンピュータなどで処理された種々の情報を印刷出力する装置として、複数色のインクを記録ヘッドから吐出してカラー印刷を行うインクジェット記録装置(以下、記録装置)が普及している。このような記録装置では、より高画質印刷が求められるものがある。これを満たす装置として、色材であるシアンインクやマゼンタインクについて、これらに加えて染料等の色材の濃度がより薄い、いわゆる淡インクを用いるものが知られている。これにより、例えば、印刷画像のハイライト部分など比較的濃度が薄い部分におけるインクドットの粒状感を低減し、画質を向上を図っている。
一方、印刷する画像によっては、淡インクが必要な高画質が求められない高速印刷対応の記録装置が好ましい場合もある。例えば、テキストなどを印刷する場合や試し印刷等に係わるドラフト印刷の場合には、ある程度画質が満たされれば、印刷速度の方を優先する場合が多い。また、記録装置によっては、ホスト装置からのデータ転送の高速化やプリンタエンジンの高速化に対応できるものがあり、このような場合には色変換処理を含めた画像処理についてもそれに応じて処理速度が向上することが望ましい。
高画質印刷を行う際には、出力に淡インクなどを含むため出力色数が多くなるので、その色数に応じた色変換処理を行う必要があり、画像処理に必要な回路の規模が大きくなる。一方で、上記のような高速印刷を行う際には、出力の色数はCMYKの4色でよいが、画像処理回路全体の処理性能は高画質印刷時より高くする必要がある。
そのため、同じ回路構成で、高速印刷と高画質印刷の両方に対応するには、そのうちの片方のみに対応する場合に比べて、全体の回路規模か処理性能のどちらかを増やさなくてはいけないといった問題がある。言い換えると、これら2つを両立させると、高画質印刷のみに対応する場合に比べると処理性能が過剰であり、高速印刷のみに対応する場合には高画質処理のみに必要な機能が過剰になってしまう。
ここでいう「高画質印刷」と「高速印刷」とは、次の2つのいずれかを指す。1つは、同じ装置における「高画質モード」と「高速モード」の使い分けである。そして、もう1つは、量産効果によるコストダウンを目的として同じ集積回路を高画質対応機と高速対応機に搭載した場合のそれぞれの機種におけるその集積回路内の動作の使い分けである。
特許文献1は、入力色数Lに対し、出力色数がNである通常画質モードと、出力色数がM(ただしM>N)である高画質モードの両方を備える画像処理装置に、次の構成を備えることを開示している。即ち、画像処理装置は、L色夫々の画像データを取得された処理速度情報に応じてM又はN色(M>N)夫々の画像データに変換して出力する際に、MとNとの差に応じた処理時間の差をもってM又はN色の画像データに変換して出力する第1の変換手段を備える。さらに、その画像処理装置は、その手段が出力したM又はN色の画像データをM色の画像データに変換して出力する第2の変換手段を備える。
特許文献1によれば、CMYKcm(cは淡シアン、mは淡マゼンタ)の6色の出力を行う記録装置では、出力色数に比例した回数だけ同じ回路を用いて色変換を行うため、6色出力時には4色出力時の6/4倍の色変換処理時間がかかる。このため、高速モードでは、RGBデータを色変換LUTを4回用いて一旦、CMYKデータを生成後、C及びMデータからγ補正テーブルを用いてcデータとmデータを生成することで計6色のデータの出力を行うこととする。一方、高画質モードでは、色変換LUTを6回用いてRGBデータからCMYKcmデータの6色を直接生成することのできる構成とする。
特開2003-230020号公報
しかしながら上記特許文献1では、色変換のLUT回路を、出力色数に応じて複数回用いているが、この方法ではシステム全体を高速化することが難しい。このため、いくつかの装置では、入力色数のデータから出力色数のデータへのLUT変換を同時並列に行うことで色変換処理全体の高速化を図っている。従って、特許文献1で開示された概念をこれらの製品に適用することはできない。さらに、特許文献1に開示された方法によれば、Cデータのみからcデータを、Mデータのみからmデータを生成しているので、RGBデータから直接cデータやmデータを生成する場合に比べて画質が劣るという点も特許文献1で指摘されている。
上述のように、同じ構成の回路を用いて高速印刷と高画質印刷の両方に対応させる場合、高画質印刷のみに対応する場合に比べると処理性能が過剰であり、高速印刷のみに対応する場合には高画質処理のみに必要な機能が過剰になるという課題がある。従って、このような課題を解決するには、新しいアプローチが求められている。
本発明は上記従来例に鑑みてなされたもので、画像データの高速処理と高画質処理を適切に両立させることが可能な画像処理装置、及び画像処理方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明の画像処理装置は次のような構成からなる。
即ち、画像データに第1の処理を行う第1のモードと、画像データに前記第1の処理より高速な第2の処理を行う第2のモードを含む複数のモードで動作する画像処理装置であって、画像データを格納するメモリと、前記メモリから画像データを読出す第1のメモリアクセスコントローラと、前記第1のメモリアクセスコントローラにより読出された画像データを画像処理する画像処理手段と、前記画像処理手段により画像処理された画像データを前記メモリに書込む第2のメモリアクセスコントローラと、前記第1のメモリアクセスコントローラと前記画像処理手段と前記第2のメモリアクセスコントローラとに接続し、画像データを転送する共通バスと、動作するモードに従って、前記第1のメモリアクセスコントローラから前記共通バスへの画像データの出力の動作と、前記共通バスから前記画像処理手段への画像データの入力の動作と、前記画像処理手段の動作と、前記画像処理手段から前記共通バスへの画像データの出力の動作と、前記共通バスから前記第2のメモリアクセスコントローラへの画像データの出力の動作それぞれの設定を行う設定手段とを有し、前記共通バスは複数のデータチャネルを備え、前記複数のデータチャネルは、前記複数のデータチャネルのうちの一部分の第1の群のチャネルと、前記複数のデータチャネルのうちの残りの部分の第2の群のチャネルとに分割使用が可能であり、前記画像処理手段は、画像データに変換処理を行う複数のLUTモジュールと、量子化処理モジュールとを含み、前記複数のLUTモジュールそれぞれは、前記共通バスから画像データを入力し、前記共通バスに対して前記変換処理された画像データを出力し、前記量子化処理モジュールは、前記変換処理された画像データに対して二値化処理を行い、前記複数のLUTモジュールそれぞれは、前記第1の群のチャネルからのデータと前記第2の群のチャネルからのデータのいずれかを選択する第1のセレクタと、前記第1のセレクタにより選択されたデータを変換処理するLUTと、該LUTから出力されたデータと前記第1の群のチャネルからのデータのいずれかを選択する第2のセレクタと、前記LUTから出力されたデータと前記第2の群のチャネルからのデータのいずれかを選択する第3のセレクタとを含むことを特徴とする。
本発明によれば、画像データの高画質処理を行う第1のモードと画像データの高速処理を行う第2のモードに従った、第1のDMACと、画像処理手段と、共通バスと、第2のDMACとの間での画像データの入出力の動作設定を行うことができる。これにより、同じ構成の回路を用いても、適切な高画質処理と高速処理とを両立させることができる。
本発明の代表的な実施形態である画像処理装置の構成を示すブロック図である。 図1に示した画像処理装置が内蔵する比較例としての一般的なプリント画像処理部の構成を示す図である。 本発明の第1の実施形態に従うプリント画像処理部の内部構成を示すブロック図である。 図3に示したLUTモジュール各々の内部構造を示す図である。 高速印刷時の入力DMACの動作を示す図である。 高品質印刷時の入力DMACの動作を示す図である。 量子化処理部における各チャネルの閾値テーブル設定を説明する図である。 本発明の第3の実施形態に従う、入力DMACと出力DMACとメモリの動作を示す図である。
以下添付図面を参照して本発明の好適な実施例について、さらに具体的かつ詳細に説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。実施形態には、複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられても良い。さらに添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
なお、この明細書において、「記録」(「プリント」「印刷」という場合もある)とは、文字、図形等有意の情報を形成する場合のみならず、有意無意を問わない。また人間が視覚で知覚し得るように顕在化したものであるか否かを問わず、広く記録媒体上に画像、模様、パターン等を形成する、または媒体の加工を行う場合も表すものとする。
また、「記録媒体」(「シート」という場合もある)とは、一般的な記録装置で用いられる紙のみならず、広く、布、プラスチック・フィルム、金属板、ガラス、セラミックス、木材、皮革等、インクを受容可能なものも表すものとする。
さらに、「インク」(「液体」と言う場合もある)とは、上記「記録(プリント)」の定義と同様広く解釈されるべきものである。従って、記録媒体上に付与されることによって、画像、模様、パターン等の形成または記録媒体の加工、或いはインクの処理(例えば記録媒体に付与されるインク中の色剤の凝固または不溶化)に供され得る液体を表すものとする。
図1は本発明の代表的な実施形態である画像処理装置の構成を示すブロック図である。図1に示されるように、画像処理装置300の代表的な実施形態としては一般的なプリンタ装置がある。
図1によれば、画像処理装置300は、外部から画像データを供給する外部i/f301、記録媒体に画像を印刷するプリンタエンジン303、装置全体を制御するCPU304、CPU304が実行するプログラムやデータを格納するメモリ305を備える。外部i/f301の具体的な構成としては、有線/無線LAN、USBインタフェース、SDカードインタフェースなどがある。メモリ305の具体的な構成としては、DRAM、SRAMなどの揮発性メモリと、EEPROM、FeRAMなどの不揮発性メモリがある。
なお、以下の説明では、インタフェースの具体的な構成に係らず、外部i/f301を介してビットマップ形式のRGB成分の多値画像データが入力され、メモリ305に格納されるものとする。プリンタエンジン303は、この実施形態は、インクジェット方式に従う記録ヘッドを用いて、記録媒体にインクを吐出して画像を印刷する。
プリンタエンジンの代表的な例としては、記録ヘッドを搭載したキャリッジを所定の方向(主走査方向)に走査しながら記録ヘッドからインクを記録媒体に吐出し、各走査毎に記録媒体を主走査方向とは直交する方向(副走査方向)に搬送する構成がある。また、記録媒体の幅に相当する記録幅をもつフルライン記録ヘッドを用い、その記録素子列の方向(主走査方向)に直交する方向(副走査方向)に記録媒体を搬送する構成のプリンタエンジンを用いても良い。
また、画像処理装置300はさらに、RGB多値画像データを入力して、これをバンド単位で出力γ補正、量子化の一連の処理を施し、プリンタエンジン303が処理可能な二値データに変換するプリント画像処理部302を備える。プリント画像処理部302から出力される二値データはプリンタエンジン303に出力される。なお、プリンタエンジン303の記録ヘッドが、例えば、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロ(Y)、ブラック(K)の4色インクを吐出してカラー記録を行う構成であれば、RGB成分の画像データはYMCK成分の濃度画像データに変換される。また、高画質対応の8色インクの記録ヘッドを用いる構成であれば、CMYKインクに加えて、例えば、淡シアン(c)、淡マゼンタ(m)、淡イエロ(y)、グレイ(Gy)インクを用いるので、8成分の濃度画像データに変換される。
そして、外部i/f301、プリント画像処理部302、プリンタエンジン303、CPU304、メモリ305の各処理部は、共通バス310によって互いに接続される。
なお、図1に示した例では、画像処理装置300はプリンタエンジン303を内蔵する構成としているが、画像処理装置300がプリンタエンジン303を内蔵せず、外部に配置する構成としても良い。
<第1の実施形態>
図2は図1に示した画像処理装置300が内蔵する比較例としての一般的なプリント画像処理部の構成を示す図である。
図2に示されるように、プリント画像処理部302は、入出力部として、共通バス310を介してメモリ305から画像データを読出す入力DMAC401と、共通バス310を介してメモリ305へ各出力色の量子化結果を出力する出力DMAC409を含む。プリント画像処理部302はさらに、入力された3種類の値(例えば、1画素のRGB値)を入力とし、その組み合わせから3~8種類の値の出力を行う3D-LUT402、404を含む。
プリント画像処理部302はさらに、入力された複数の値夫々に対して異なる1D-LUTを用いた変換処理を行う1D-LUT406、入力された複数の値夫々に対して異なる閾値テーブルを用いて、ディザ処理により量子化する量子化処理部408を含む。
そして、プリント画像処理部302の内部で、入力DMAC401から出力DMAC409まで画像データを1つ以上の色プレーンで構成される1画素ずつ転送する共通バス410により各部は接続される。
プリンタエンジン303の記録ヘッドが、高画質を想定しないCMYKの4色のインクを吐出する構成である場合、プリント画像処理部302の上述した各モジュールの仕様は次のようになる。
・共通バス410はデータチャネルが4チャネル(ch)構成であり、各チャネル(ch)のデータ幅が16ビットとすると、共通バス410のバス幅は16×4=64ビットである。
・入力DMAC401は、メモリ305からRGB画像データを読み込み、RGB各色成分の画素値を、1画素ずつ共通バスのch0/1/2に入力して3D-LUT402に転送する。ここではch3は使わない。
・3D-LUT402は、共通バス410のch0/1/2のRGBデータを入力し、3D-LUT402を用いた変換処理を行い、その結果得られるRGBデータを共通バス410のch0/1/2に入力して、次モジュールの3D-LUT404へ転送する。ここではch3は使わない。
・3D-LUT404は、共通バス410のch0/1/2のRGBデータを入力し、3D-LUT404を用いた変換処理を行い、その結果得られるCMYKデータを共通バス410のch0/1/2/3に入力する。そして、共通バス410を介して次モジュールの1D-LUT406へ転送する。
・1D-LUT406は、共通バス410のch0/1/2/3のCMYKデータの各色成分の値を入力し、1D-LUT406を用いたγ補正処理を行い、その結果得られるCMYKデータを共通バス410のch0/1/2/3に入力する。そして、共通バス410を介して次モジュールの量子化処理部(量子化処理モジュール)408へ転送する。
・量子化処理部408は、共通バス410の各色プレーンの値を入力し、各色プレーンに対応した閾値テーブルを用いてディザ処理による量子化処理を実行し、その結果を共通バス410に入力して次モジュールの出力DMAC409に転送する。
・出力DMAC409は、共通バス410の各色プレーンの量子化済みデータを、メモリ305へ書込む。
このように、記録ヘッドが4色インクを用いる場合、プリント画像処理部302に含まれる各処理部の仕様は、図2(a)に示すように、
・3D-LUT402は、3ch入力、3ch出力であり、
・3D-LUT404は、3ch入力、4ch出力であり、
・1D-LUT406は、4ch入力、4ch出力であり、
・量子化処理部408は、4ch入力、4ch分の閾値テーブルを備え、量子化処理(ディザ処理)を行う。
次に、プリンタエンジン303の記録ヘッドが高画質対応であり、CMYKの他に淡シアン(c)、淡マゼンタ(m)、淡イエロ(y)、グレー(Gy)のインクを吐出する構成である場合、プリント画像処理部302の各モジュールの仕様は以下のようになる。
・共通バス410はデータチャネルが8チャネル(ch)構成であり、各チャネル(ch)のデータ幅が16ビットとすると、共通バス410のバス幅は16×8=128ビットである。
・入力DMAC401と3D-LUT402は、4色インクを吐出する記録ヘッドを用いる場合の仕様及び動作と同じである。
・3D-LUT404は共通バス410のch0/1/2のRGBデータを入力し、3D-LUT404を用いた変換処理を行い、その結果得られるC/M/Y/K/c/m/y/Gyデータを共通バス410のch0/1/2/3/4/5/6/7に入力する。そして、共通バス410を介して次モジュールの1D-LUT406へ転送する。
・1D-LUT406は、共通バスch0~7にあるCMYKcmyGyデータの各成分の値を入力し、1D-LUT406を用いたγ補正処理を実行する。その結果得られるCMYKcmyGyデータを共通バス410のch0~7に入力し、次モジュールの量子化処理部408へ転送する。
・量子化処理部408は、共通バス410の各色プレーンの値を入力し、ディザ処理による量子化処理を実行し、その結果を共通バス410に入力し、次モジュールの出力DMAC409に転送する。
このように、記録ヘッドが8色インクを用いる場合、プリント画像処理部302に含まれる各処理部の仕様は、図2(b)に示すように、
・3D-LUT402は、3ch入力、3ch出力である。
・3D-LUT404は、3ch入力、8ch出力であり、
・1D-LUT406は、8ch入力、8ch出力であり、
・量子化処理部408は、8ch入力、8ch分の閾値テーブルを備え、量子化処理(ディザ処理)を行う。
ここで、3D/1D-LUT402、404、406のテーブルデータ、及び量子化処理部408の閾値テーブルデータを各モジュールに備えられたSRAMに保持するとすれば、各モジュールで必要となるSRAMのサイズは出力ch数に比例する。図2(a)と図2(b)とを比較すると、高画質プリンタに対応したプリント画像処理部302には、4色プリンタの同モジュールに対して、2倍の内部バス幅と、LUT404、406及び量子化処理部408には2倍のSRAMサイズが必要となる。
このため、同じ回路構成で上記仕様のプリンタの高速印刷と高画質印刷の両方に対応するには、各モジュールの仕様は高画質印刷に対応した回路規模である必要があり、かつ、各モジュールの1画素あたりの処理性能は高速印刷に対応したものである必要がある。言い換えると、高速印刷(高速処理)動作時はCMYK4色以外の出力色数に対応した回路やSRAMは無駄であり、高画質印刷の動作時は各モジュールの性能が過剰仕様になるという問題がある。以上のことを踏まえ、この実施形態では、高速印刷と高画質印刷において、内部モジュールのデータパスを使い分けることにより、この問題を解決し、高速処理と高画質処理とを実行可能なプリント画像処理部について説明する。
図3は、第1の実施形態に従うプリント画像処理部302の内部構成を示すブロック図である。図3において、図2に示したのと同じ構成要素(モジュール)には同じ参照番号を付し、その説明は省略する。図3と図2とを比較すると分かるように、図2に示したモジュールに対して、3D-LUT403、405と、1D-LUT407とを追加する。
図3と図2とを比較すると分かるように、図2に示したモジュール401/402/404/406も、図3に示したプリント画像処理部302に備えられる。これらモジュールの処理機能は図2に示したものそれぞれと同じである。
量子化処理部408’は、N×N画素のサイズの閾値テーブルを8チャネル(ch)分備える。量子化処理部408’は、第(NJ+Y)ラスタの第(NI+X)回目の入力(但し、0≦X<N、0≦Y<N、IとJは自然数)に対して、各chの閾値テーブルの(X,Y)座標の値を用いて二値化処理を実行する。そして、共通バス410’のバス幅を8chとし、そのうちの一部分であるch0~3をA群、残りの部分であるch4~7をB群とする。以下に具体的に説明するように共通バス410’は分割使用が可能である。
図4は図3に示したLUTモジュール402~407各々の内部構造を示す図である。LUTモジュール402~407は基本的に同じ内部構造をしている。
図4(a)に示すように、各LUTモジュールは、次の3つのセレクタ(SEL)を含む。即ち、1つ目は、共通バス410’のA群とB群の各4chのいずれかを選択するセレクタ5020である。2つ目は、セレクタ5020で選択された方の入力群と、その入力群に対してLUT処理が施された結果の出力データのいずれかを選択し、A群のチャネルに出力するセレクタ5021である。3つ目は、セレクタ5020で選択された方の入力群に対してLUT処理が施された結果の出力データと、共通バス410’のB群のどちらかを選択して、出力のB群のチャネルに出力するセレクタ5022である。
各LUTモジュールはさらに、セレクタ5020で選択された側の入力群を入力として、既知の1D又は3DのLUT処理を行うLUTモジュール5023である。ただし、各LUTの出力チャネル数は最大4である。LUTのテーブル値は、パス(不図示)により処理内容に応じてCPU304から書換え可能であるとする。
つまり、セレクタ5020~5022の設定値により、LUTモジュール402~407各々は、共通バス410’の入力群A、Bに対して、セレクタ設定と入出力の関係を表す表1に示すような出力を行うことが可能である。例えば、設定値が“0”であると、セレクタ(SEL)5020~5022の入力の上側を、設定値が“1”であると、セレクタ(SEL)5020~5022の入力の下側を選択する。このような場合に、LUTモジュール全体の出力OUT_A(共通バス410’の出力ch0~3)とOUT_B(共通バス410’の出力ch4~7)の出力値を、表1の右端の出力値として示す。
表1において、出力のAおよびBは入力群AおよびBの値をそのままスルー出力したものを示し、[A]および[B]は、A群およびB群の入力値に対して、このモジュールの1Dまたは3D-LUT処理を施した結果を出力したものを示す。
Figure 0007332367000001
表1によれば、例えば、セレクタ5020~5022に対する設定値入力を夫々0、0、1とすると、出力は[A]Bとなる。つまり、出力のA群(ch0~3)には入力のA群(ch0~3)に対してLUT処理を施した結果が出力され、出力のB群(ch4~7)には入力のB群(ch4~7)の値がそのまま出力される。同様に、セレクタ5020~5022に対する設定値入力を夫々1、1、0とすると、出力はA[B]となる。つまり、出力のA群(ch0~3)には入力A群の値がそのまま、出力のB群(ch4~7)には入力のB群(ch4~7)に対してLUT処理を施した結果が出力される。
図4(b)は、3D-LUT402、403が備えるLUT5023の内部構造を示す図である。この場合のLUT5023は、出力3ch分の3D-LUTテーブルを格納するSRAMを備え、入力ch0~2を用いて3D-LUT処理を実行し、出力ch0~2へ処理結果を出力する。入力ch3は出力ch3にスルー出力される。
図4(c)は、3D-LUT404、405が備えるLUT5023の内部構造を示す図である。この場合のLUT5023は、出力4ch分の3D-LUTテーブルを格納するSRAMを備え、入力ch0~2を用いて3D-LUT処理を実行し、出力ch0~3へ出力する。入力ch3は無視される。
図4(d)は、1D-LUT406、407が備えるLUT5023の内部構造を示す図である。この場合のLUT5023は、4ch分の1D-LUTテーブルを格納するSRAMを備え、入力ch0~3のそれぞれで1D-LUT処理を実行し、その結果を出力ch0~3へ出力する。これは、γ補正処理を想定した構成である。
図5は入力DMAC401の動作を示す図である。
カラー印刷では、各画素xi(i=0、1、2、…)のRGBデータがメモリ305に図5(a)又は図5(b)に示すような形式で配置されている。図5(a)にはデータが点順次である配置である場合を、そして、図5(b)にはデータが線順次である配置である場合が示されている。モノクロ印刷では、各画素xi(i=0、1、2、…)のモノクロデータがメモリに図5(c)に示すような形式で配置されている。
入力DMAC401は、カラー印刷では、メモリ305に図5(a)又は図5(b)に示したように配置されているカラー画像データを読出す。そして、入力DMAC401は次の2つのいずれかを選択して共通バス410’に出力する。1つは、図5(d)に示すように、共通バス410’のch0/1/2に同じ1画素のRGB各色成分値を出力し、ch3~7へは0を出力する。もう1つは、図5(e)に示すように、ch0/1/2に偶数番目の画素(x0、x2、x4…)のRGB値を、ch4/5/6に奇数番目の画素(x1、x3、x5…)のRGB値、ch3/7には0を出力する。これにより、以降の処理モジュールにおいて同時に2画素を処理可能にする。
モノクロ印刷では、入力DMAC401は、図5(c)に示したように配置されているモノクロ画像データを読出し、次の2つのいずれかを選択して共通バス410’に出力する。1つは、図5(f)に示すように、1画素の同じグレー画素値をch0/1/2にそれぞれ出力する。これにより、以降のモジュールでの処理をカラー画像データと同様に扱えることができる。もう1つは、図5(g)に示すように、8つの異なる画素のグレー画素値をch0~7にそれぞれ出力する。
なお、図5(h)に示すように異なる2画素のグレー画素値を3chずつに入力することが可能な構成であってもよい。こうすることで、以降のグレーとカラーの処理を区別せず統一できる。
同様に、出力DMAC409も、共通バス410’から1または複数画素分の量子化結果を受信して、メモリ305のそれぞれの画素に対応したアドレスへ出力することが可能な構成とする。
図6は出力DMAC409の動作を示す図である。
例えば、図6(a)に示すように、共通バス410’のch0~7に1画素の出力8色分の量子化結果が出力された状態で受信したとすると、図6(b)に示すように、出力色毎に線順次で各画素の量子化値を出力先のメモリ305へ書込む。また、図6(c)に示すように、共通バス410’のch0~3とch4~7に2画素分の各4色分の量子化結果が出力された状態で受信したとすると、図6(d)に示すように、出力色毎に線順次で各画素の量子化値を出力先のメモリ305へ書き込む。
同様に、図6(e)に示すように、共通バス410’のch0~7に8画素分のモノクロ画像データの量子化結果が出力された状態で受信したとすると、図6(f)に示すように、8画素分のデータを連続アドレスで出力先のメモリ305へ書込む。
次に、図3に示したプリント画像処理部302が高画質印刷モードである時のセレクタ設定と各モジュールの処理内容と入出力の関係を示す表2を参照して説明する。
Figure 0007332367000002
入力DMAC401は、カラー画像データをメモリ305からラスタ順に読み出し、図5(d)に示すように、共通バス410’の入力A群のch0/1/2に、RGB色成分各画素値を1画素ずつラスタ順に入力する。なお、共通バス410’のch3~7へは便宜上0(表2ではZrと表記)を入力する。
3D-LUT402は、前処理としての変換処理を実行する。3D-LUT402のテーブル値として前処理の値(RGB→R’G’B’)を設定し、セレクタ5020~5022それぞれへの設定値を0、0、1とする。その結果、ch0/1/2へRGBデータを入力とした前処理が行われ、R’、G’、B’データが共通バス410’のch0/1/2に出力される。ch3への入力の0がスルー出力される。ch4~7には、3つのセレクタによる選択の結果として、ch4~7に入力された0がそのままch4~7へ出力される。
同様に、3D-LUT403では、セレクタ5020~5022それぞれへの設定値を0、1、1として、全chをスルー処理する。このとき、LUTのテーブル値は無視される。
3D-LUT404では、濃インク(CMYK)の後処理を行う。3D-LUTのテーブル値として濃インクの後処理の値(R’G’B’→CMYK)を設定し、セレクタ5020~5022それぞれへの設定値を0、1、0とする。その結果、入力ch0/1/2/3にあるR’G’B’Zr値はそのまま出力ch0/1/2/3へ出力され、入力R’G’B’に対応した後処理結果のCMYK値が出力ch4/5/6/7へ出力される。
3D-LUT405では、淡インク(cmyGy)の後処理を行う。3D-LUTのテーブル値として淡インクの後処理の値(R’G’B’→cmyGy)を設定し、セレクタ5020~5022それぞれへの設定値を0、0、1とする。その結果、入力ch0/1/2のR’G’B’に対応した後処理の結果のcmyGy値が出力ch0/1/2/3へ出力され、入力ch4/5/6/7に入力されたCMYK値はそのまま出力ch4/5/6/7へ出力される。
1D-LUT406では、濃インクの出力γ補正処理を行う。1D-LUTのテーブル値として濃インクの出力γ補正の値(C→C’、M→M’、Y→Y’、K→K’)を設定し、セレクタ5020~5022それぞれへの設定値を1、1、0とする。その結果、入力ch4/5/6/7のCMYK値に対応した出力γ補正処理の結果のC’M’Y’K’値が出力ch0/1/2/3へ出力され、入力ch4/5/6/7に入力されたcmyGy値はそのまま出力ch4/5/6/7へ出力される。
1D-LUT407では、淡インクの出力γ補正処理を行う。1D-LUTのテーブル値として淡インクの出力γ補正の値(c→c’、m→m’、y→y’、Gy→Gy’)を設定し、セレクタ5020~5022それぞれへの設定値を0、0、1とする。その結果、入力ch4/5/6/7のcmyGy値に対応した出力γ補正処理の結果のc’m’y’Gy’値が出力ch0/1/2/3へ出力され、入力ch0/1/2/3に入力されたC’M’Y’K’値はそのまま出力ch4/5/6/7へ出力される。
この時点で、用いられるインク全色に対して全ての色変換処理が行われ、その結果がch0~7に入力された状態になっている。
量子化処理部408’では、入力ch0~7各々に入力されるデータに対して、ディザによる量子化処理が行われ、各入力chの量子化結果が同じ出力chへ出力される。入力値Xの量子化結果を[X]と表現することとすると、1画素の出力8色分が出力ch0~7夫々に[c’][m’][y’][Gy’][C’][M’][Y’][K’]の値として出力される。
ここでは、各chにおいて、入力画像の座標が(NI+X,NJ+Y)である場合に、各chにそれぞれ設定された閾値テーブルの(X,Y)座標の値を閾値として二値化処理を実行する。最後に、出力DMAC409は、1画素8色分の量子化結果をメモリ305へ書込む。
さらに、図3に示したプリント画像処理部302が高速印刷モードである時のセレクタ設定と各モジュールの処理内容と入出力の関係を示す表3を参照して説明する。
Figure 0007332367000003
入力DMAC401は、画像データをメモリ305からラスタ順に2画素ずつ読出し、図5(e)に示すように、共通バス410’の入力A群のch0/1/2およびch4/5/6に2画素分のR/G/B画素値を入力する。つまり、座標(NI+2X,NJ+Y)にある画素X0と、座標(NI+2X+1,NJ+Y)にある画素Y0をメモリ305から読出し、それぞれのRGB値をそれぞれR0、G0、B0、R1、G1、B1として各chへ入力する。なお、ch3/7へは便宜上0(表3ではZrと表記)を入力する。
各LUTモジュールにおけるセレクタの設定値と処理内容は表3に示すとおりである。
3D-LUT402では、画素X0の前処理を行う。3D-LUTのテーブル値として前処理の値(RGB→R’G’B’)を設定し、セレクタ5020~5022それぞれへの設定値を0、0、1とする。
3D-LUT403では、画素X1の前処理を行う。3D-LUTのテーブル値として前処理の値(RGB→R’G’B’)を設定し、セレクタ5020~5022それぞれへの設定値を1、1、0とする。
3D-LUT404では、画素X0の後処理を行う。3D-LUTのテーブル値として後処理の値(R’G’B’→CMYK)を設定し、セレクタ5020~5022それぞれへの設定値を0、0、1とする。
3D-LUT405では、画素X1の後処理を行う。3D-LUTのテーブル値として後処理の値(R’G’B’→CMYK)を設定し、セレクタ5020~5022それぞれへの設定値を1、1、0とする。
1D-LUT406では、画素X0の出力γ補正処理を行う。1D-LUTのテーブル値として出力γ補正処理の値(C→C’、M→M’、Y→Y’、K→K’)を設定し、セレクタ5020~5022それぞれへの設定値を0、0、1とする。
1D-LUT407では、画素X1の出力γ補正処理を行う。1D-LUTのテーブル値として出力γ補正処理の値(C→C’、M→M’、Y→Y’、K→K’)を設定し、セレクタ5020~5022それぞれへの設定値を1、1、0とする。
ここまでの処理の結果、モジュール401~407夫々の出力は表3に示すようになり、2画素の入力に対して全ての色変換処理が行われ、その結果がch0~7に入力された状態になっている。
次に、量子化処理部408’では、入力ch0~3の画素X0と入力ch4~7の画素X1各々に対して、ディザによる量子化処理を行う。その結果、2画素分のCMYK各色成分の量子化結果が出力される。ただし、ここでは、量子化処理部408’に、座標(NI+2X,NJ+Y)の画素と(NI+2X+1,NJ+Y)の画素とが同時に、第(NJ+Y)ラスタのX番目に入力されることになる。このため、各chの閾値テーブル設定に工夫が必要である。
図7は量子化処理部における各チャネルの閾値テーブル設定を説明する図である。
例えば、N=8として、入力画像の座標(NI+X,NJ+Y)に適用すべき閾値テーブルが図7(a)に示すようであれば、この実施形態では、ch0~3については、図7(b)に示すように、図7(a)のうちX座標値が偶数のものを抽出して設定する。同様に、ch4~7については、図7(c)に示すように、X座標値が奇数のものを抽出して設定する。このように閾値テーブルを設定することで、量子化処理部408’の回路構成を変更せずに、座標の異なる2画素の量子化処理を同時に実行できる。この結果、量子化処理部408’の出力ch0~3には画素X0の量子化結果が、出力ch4~7には画素X1の量子化結果が出力される。
出力DMAC409は、4色×2画素分の量子化結果を、図6(c)に示すように連続してメモリ305へ書込む。
従って以上説明した実施形態に従えば、処理が高画質印刷か高速印刷であるかに従って、プリンタ画像処理部の入力DMAC、出力DMACの動作と、各LUTのセレクタ設定、量子化処理部における閾値テーブルデータ又は閾値アクセスアドレスを切替える。これにより、同じ回路を用い、8色のインクを用いる高画質印刷の動作モード時には各色の1画素の処理と、4色のインクを用いる高速印刷の動作モード時には各色の2画素の処理を同じ時間で行うことができる。
従って、1画素あたりの処理性能は、高速印刷時は高画質印刷時の倍になるので、従来のように、高画質印刷における1画素あたりの処理性能を高速印刷に対応できるよう高くする必要もなくなるため、高速印刷と高画質印刷を同一の回路で実現できる。これにより高性能実現とリーズナブルなコスト実現とを同時に達成できる。
<第2の実施形態>
ここでは、プリント画像処理部でカラー画像でなくモノクロ画像の画素(輝度値Y→濃度値K)を処理する場合、プリント画像処理としては、1D-LUTによる輝度濃度変換(出力γ補正も含む)と量子化処理のみを用いた例について説明する。
この実施形態では、入力DMAC401は、図5(c)に示すようにメモリ305に配置されている主走査方向に連続したグレー画素値のうち8画素分を読出し、図5(g)に示すように各画素値を共通バス410’のch0~ch7に出力する。ここで、3D-LUT402~405の処理はすべてスルーする。
そして、1D-LUT406でch0~3の4画素分、1D-LUT407でch4~7の4画素分の輝度濃度変換処理を実行する。さらに、量子化処理部408’で各chの量子化処理をそれぞれ行い、その結果、共通バス410’のch0~7に格納される8画素分の量子化結果を出力DMAC409がメモリ305へ書込む。このようにして、8画素分の処理を同時に行うことができる。つまり、モノクロ画素の処理出力時は、第1の実施形態における高画質印刷時の8倍、高速印刷時の4倍の処理性能を、同じ構成で達成することができる。
ただし、量子化処理部408’では、第1の実施形態における高速印刷時の場合と同様に、8画素夫々の主走査方向の画素位置に応じた閾値テーブルを各chに設定する必要がある。つまり、図7(d)~図7(e)に示すように、入力画像の座標(NI+8X+K,NJ+Y)(0≦K<8)に対応する閾値テーブル値を、chKの閾値テーブルに設定する必要がある。
なお、この実施形態のように、カラー印刷では1画素の複数色(n色)成分を並列に転送するデータバスを、モノクロ印刷では同時に複数画素(最大n画素)のグレー値も転送するように使い分けることが、特許第4646436号公報において開示されている。特許第4646436号公報には、モノクロ処理時にはカラー処理時に比べてデータバスの転送性能を上げる方法が開示されている。但し、特許第4646436号公報は、レンダリングシステムにおける実描画部に画素データ転送時の性能向上を目的とし、描画部の描画処理はデータバス経由で受信した画素毎に逐次的に行う必要があるためレンダリング処理全体の高速化にはあまり寄与しない。
これに対して、この実施形態に従えば、カラー印刷時の各色成分に対応した輝度濃度変換部とディザ量子化処理部をそのまま使うことで、モノクロ印刷時の複数画素の輝度濃度変換とディザ量子化処理を並列に高速に実行できる。このため、カラー印刷時に比べ、モノクロ印刷時でのプリント画像処理部全体の動作を格段に高速化することができる。
<第3の実施形態>
ここでは、高速印刷時にプリンタ画像処理部302の主走査方向又は副走査方向の出力解像度が入力解像度の2倍となる場合、量子化処理を行うので量子化処理部408’の前段において画像データが多値状態で解像度変換を行う場合について説明する。
図8は入力DMACと出力DMACとメモリの動作を示す図である。
入力DMAC401は第1の実施形態と同様に、図8(a)に示すように点順次にメモリ305に並んでいる1画素分の画素値を、図8(b)に示すように共通バス410’に出力する。さらに、3D-LUT403のセレクタ5020~5022それぞれへの設定値を0、0、0とした上で、LUTテーブルには入力がスルーされる値を設定する。
これにより、3D-LUT403は、入力ch0~2への入力値を、出力ch0~2と出力ch4~6のそれぞれへ出力する。ch3とch7には0を入力する。この処理は、同じ1画素の入力を、多値状態でch0~2の1画素とch4~6の1画素との2画素分に拡大する処理に相当する。この時のセレクタ設定と各モジュールの処理内容と入出力の関係は表4に示す。
Figure 0007332367000004
この結果、出力DMAC409は、図8(c)に示すように、同じ入力1画素xi(i=0,1,2…)に対して、それを2倍拡大した結果の2画素xia、xibの出力chの量子化結果(xia-C/M/Y/Kとxib-C/M/Y/K)を入力する。具体的には、出力DMAC409は、量子化結果(xia-C/M/Y/Kとxib-C/M/Y/K)がch0~3とch4~7に入力された状態で受信する。
この入力に対して、主走査方向に2倍拡大を行う場合、出力DMAC409は、図8(d)に示すように、色成分毎に異なるアドレスにxiaとxibの量子化結果を色成分毎にメモリ305に連続出力する。また、副走査方向に2倍拡大を行う場合は、出力DMAC409は、図8(e)に示すように、各色成分の量子化結果を色成分毎に、xia(i=0,1,2…)とxib(0、1、2…)を連続に、それぞれ1ライン分離れたアドレスにメモリ305に出力する。
従って以上説明した実施形態に従えば、出力DMACが上記のように動作することで、入力画像データに対し、主走査方向または副走査方向に2倍拡大された量子化結果の画像を得ることができる。
また、本発明は単機能のインクジェット記録装置のほか、インクジェット記録装置を記録部として用いたファクシミリ、複写機、ワードプロセッサ、また複合機にも適用することができる。
本発明は上記実施形態に制限されるものではなく、発明の精神及び範囲から逸脱することなく、様々な変更及び変形が可能である。従って、発明の範囲を公にするために請求項を添付する。
300 画像処理装置、301 外部i/f、302 プリント画像処理部、
303 プリンタエンジン、304 CPU、305 メモリ、401 入力DMAC、
402~405 3D-LUT、406~407 1D-LUT、
408、408’ 量子化処理部、409 出力DMAC、
410、410’ 共通バス、5020~5022 セレクタ、5023 LUT

Claims (19)

  1. 画像データに第1の処理を行う第1のモードと、画像データに前記第1の処理より高速な第2の処理を行う第2のモードを含む複数のモードで動作する画像処理装置であって、
    画像データを格納するメモリと、
    前記メモリから画像データを読出す第1のメモリアクセスコントローラと、
    前記第1のメモリアクセスコントローラにより読出された画像データを画像処理する画像処理手段と、
    前記画像処理手段により画像処理された画像データを前記メモリに書込む第2のメモリアクセスコントローラと、
    前記第1のメモリアクセスコントローラと前記画像処理手段と前記第2のメモリアクセスコントローラとに接続し、画像データを転送する共通バスと、
    動作するモードに従って、前記第1のメモリアクセスコントローラから前記共通バスへの画像データの出力の動作と、前記共通バスから前記画像処理手段への画像データの入力の動作と、前記画像処理手段の動作と、前記画像処理手段から前記共通バスへの画像データの出力の動作と、前記共通バスから前記第2のメモリアクセスコントローラへの画像データの出力の動作それぞれの設定を行う設定手段とを有し、
    前記共通バスは複数のデータチャネルを備え、
    前記複数のデータチャネルは、前記複数のデータチャネルのうちの一部分の第1の群のチャネルと、前記複数のデータチャネルのうちの残りの部分の第2の群のチャネルとに分割使用が可能であり、
    前記画像処理手段は、
    画像データに変換処理を行う複数のLUTモジュールと、
    量子化処理モジュールとを含み、
    前記複数のLUTモジュールそれぞれは、前記共通バスから画像データを入力し、前記共通バスに対して前記変換処理された画像データを出力し、
    前記量子化処理モジュールは、前記変換処理された画像データに対して二値化処理を行い、
    前記複数のLUTモジュールそれぞれは、
    前記第1の群のチャネルからのデータと前記第2の群のチャネルからのデータのいずれかを選択する第1のセレクタと、
    前記第1のセレクタにより選択されたデータを変換処理するLUTと、
    該LUTから出力されたデータと前記第1の群のチャネルからのデータのいずれかを選択する第2のセレクタと、
    前記LUTから出力されたデータと前記第2の群のチャネルからのデータのいずれかを選択する第3のセレクタとを含むことを特徴とする画像処理装置。
  2. 画像データに第1の処理を行う第1のモードと、画像データに前記第1の処理より高速な第2の処理を行う第2のモードを含む複数のモードで動作する画像処理装置であって、
    画像データを格納するメモリと、
    前記メモリから画像データを読出す第1のメモリアクセスコントローラと、
    前記第1のメモリアクセスコントローラにより読出された画像データを画像処理する画像処理手段と、
    前記画像処理手段により画像処理された画像データを前記メモリに書込む第2のメモリアクセスコントローラと、
    前記第1のメモリアクセスコントローラと前記画像処理手段と前記第2のメモリアクセスコントローラとに接続し、画像データを転送する共通バスと、
    動作するモードに従って、前記第1のメモリアクセスコントローラから前記共通バスへの画像データの出力の動作と、前記共通バスから前記画像処理手段への画像データの入力の動作と、前記画像処理手段の動作と、前記画像処理手段から前記共通バスへの画像データの出力の動作と、前記共通バスから前記第2のメモリアクセスコントローラへの画像データの出力の動作それぞれの設定を行う設定手段とを有し、
    前記共通バスは複数のデータチャネルを備え、
    前記複数のデータチャネルは、前記複数のデータチャネルのうちの一部分の第1の群のチャネルと、前記複数のデータチャネルのうちの残りの部分の第2の群のチャネルとに分割使用が可能であり、
    前記画像処理手段は、
    画像データに変換処理を行う複数のLUTモジュールと、
    量子化処理モジュールとを含み、
    前記複数のLUTモジュールそれぞれは、前記共通バスから画像データを入力し、前記共通バスに対して前記変換処理された画像データを出力し、
    前記量子化処理モジュールは、前記変換処理された画像データに対して二値化処理を行い、
    前記画像データがカラー画像データである場合、
    前記第1のモードでの動作時には、前記複数のLUTモジュールにより変換処理された各画素あたり第1の数の成分からなる画像データを、前記第1の群のチャネルと前記第2の群のチャネルとにより転送し、
    前記第2のモードでの動作時には、前記複数のLUTモジュールにより変換処理された各画素あたり前記第1の数より少ない第2の数の成分からなる画像データを2画素ずつ、前記第1の群のチャネルにより1つの画素の画像データを、前記第2の群のチャネルによりもう1つの画素の画像データを転送することを特徴とする画像処理装置。
  3. 画像データに第1の処理を行う第1のモードと、画像データに前記第1の処理より高速な第2の処理を行う第2のモードを含む複数のモードで動作する画像処理装置であって、
    画像データを格納するメモリと、
    前記メモリから画像データを読出す第1のメモリアクセスコントローラと、
    前記第1のメモリアクセスコントローラにより読出された画像データを画像処理する画像処理手段と、
    前記画像処理手段により画像処理された画像データを前記メモリに書込む第2のメモリアクセスコントローラと、
    前記第1のメモリアクセスコントローラと前記画像処理手段と前記第2のメモリアクセスコントローラとに接続し、画像データを転送する共通バスと、
    動作するモードに従って、前記第1のメモリアクセスコントローラから前記共通バスへの画像データの出力の動作と、前記共通バスから前記画像処理手段への画像データの入力の動作と、前記画像処理手段の動作と、前記画像処理手段から前記共通バスへの画像データの出力の動作と、前記共通バスから前記第2のメモリアクセスコントローラへの画像データの出力の動作それぞれの設定を行う設定手段とを有し、
    前記共通バスは複数のデータチャネルを備え、
    前記複数のデータチャネルは、前記複数のデータチャネルのうちの一部分の第1の群のチャネルと、前記複数のデータチャネルのうちの残りの部分の第2の群のチャネルとに分割使用が可能であり、
    前記画像処理手段は、
    画像データに変換処理を行う複数のLUTモジュールと、
    量子化処理モジュールとを含み、
    前記複数のLUTモジュールそれぞれは、前記共通バスから画像データを入力し、前記共通バスに対して前記変換処理された画像データを出力し、
    前記量子化処理モジュールは、前記変換処理された画像データに対して二値化処理を行い、
    前記画像データがモノクロ画像データである場合、
    前記複数のLUTモジュールにより変換処理された、各画素あたり1の成分からなる画像データを、前記複数のデータチャネルの全てを用い、前記複数のデータチャネルの数と同じ画素の数、同時に転送することを特徴とする画像処理装置。
  4. 画像データに第1の処理を行う第1のモードと、画像データに前記第1の処理より高速な第2の処理を行う第2のモードを含む複数のモードで動作する画像処理装置であって、
    画像データを格納するメモリと、
    前記メモリから画像データを読出す第1のメモリアクセスコントローラと、
    前記第1のメモリアクセスコントローラにより読出された画像データを画像処理する画像処理手段と、
    前記画像処理手段により画像処理された画像データを前記メモリに書込む第2のメモリアクセスコントローラと、
    前記第1のメモリアクセスコントローラと前記画像処理手段と前記第2のメモリアクセスコントローラとに接続し、画像データを転送する共通バスと、
    動作するモードに従って、前記第1のメモリアクセスコントローラから前記共通バスへの画像データの出力の動作と、前記共通バスから前記画像処理手段への画像データの入力の動作と、前記画像処理手段の動作と、前記画像処理手段から前記共通バスへの画像データの出力の動作と、前記共通バスから前記第2のメモリアクセスコントローラへの画像データの出力の動作それぞれの設定を行う設定手段とを有し、
    前記共通バスは複数のデータチャネルを備え、
    前記複数のデータチャネルは、前記複数のデータチャネルのうちの一部分の第1の群のチャネルと、前記複数のデータチャネルのうちの残りの部分の第2の群のチャネルとに分割使用が可能であり、
    前記画像処理手段は、
    画像データに変換処理を行う複数のLUTモジュールと、
    量子化処理モジュールとを含み、
    前記複数のLUTモジュールそれぞれは、前記共通バスから画像データを入力し、前記共通バスに対して前記変換処理された画像データを出力し、
    前記量子化処理モジュールは、前記変換処理された画像データに対して二値化処理を行い、
    前記画像データがモノクロ画像データである場合、前記複数のLUTモジュールにより変換処理された各画素あたり1の成分からなる画像データを2画素ずつ、前記第1の群のチャネルにより1つの画素の画像データを、前記第2の群のチャネルによりもう1つの画素の画像データを転送することを特徴とする画像処理装置。
  5. 前記設定手段は、動作するモードに従って、前記第1のセレクタと前記第2のセレクタと前記第3のセレクタのそれぞれにおける選択を行うことを特徴とする請求項に記載の画像処理装置。
  6. 前記第2のメモリアクセスコントローラにより前記メモリに書込まれた画像データはプリンタエンジンに出力されることを特徴とする請求項1又は5に記載の画像処理装置。
  7. 前記プリンタエンジンは、インクジェット方式に従う記録ヘッドを用いて、記録媒体にインクを吐出して画像を印刷することを特徴とする請求項に記載の画像処理装置。
  8. 前記プリンタエンジンは、前記画像処理装置に内蔵されることを特徴とする請求項又はに記載の画像処理装置。
  9. 前記プリンタエンジンは、前記画像処理装置の外部に備えられることを特徴とする請求項又はに記載の画像処理装置。
  10. 前記第2のメモリアクセスコントローラにより前記メモリに書込まれた画像データはプリンタエンジンに出力されることを特徴とする請求項2乃至4のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  11. 前記プリンタエンジンは、インクジェット方式に従う記録ヘッドを用いて、記録媒体にインクを吐出して画像を印刷することを特徴とする請求項10に記載の画像処理装置。
  12. 前記プリンタエンジンは、前記画像処理装置に内蔵されることを特徴とする請求項10又は11に記載の画像処理装置。
  13. 前記プリンタエンジンは、前記画像処理装置の外部に備えられることを特徴とする請求項10又は11に記載の画像処理装置。
  14. 前記共通バスは8つのデータチャネルを備え、
    前記第1の群のチャネルは4つのデータチャネルであり、
    前記第2の群のチャネルは4つのデータチャネルであることを特徴とする請求項2乃至4、10乃至13のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  15. 前記第1のメモリアクセスコントローラが前記メモリから読出す画像データはRGBデータであり、
    前記第1のモードでの動作時には、前記複数のLUTモジュールにより前記RGBデータをCMYKcmyGyデータに変換して各画素毎、色成分毎に前記8つのデータチャネルに出力し、
    前記第2のモードでの動作時には、前記複数のLUTモジュールにより前記RGBデータをCMYKデータに変換して2画素ずつ、1画素は前記第1の群のチャネルの4つのデータチャネルに出力し、もう1画素は前記第2の群のチャネルの4つのデータチャネルに出力し、
    Cはシアン(C)インクにより記録を行わせるデータであり、
    cは淡シアン(c)インクにより記録を行わせるデータであり、
    Mはマゼンタ(M)インクにより記録を行わせるデータであり、
    mは淡マゼンタ(m)インクにより記録を行わせるデータであり、
    Yはイエロ(Y)インクにより記録を行わせるデータであり、
    yは淡いイエロ(y)インクにより記録を行わせるデータであり、
    Kはブラック(K)インクにより記録を行わせるデータであり、
    Gyはグレイ(Gy)インクにより記録を行わせるデータであることを特徴とする請求項14に記載の画像処理装置。
  16. 前記第2のメモリアクセスコントローラが前記メモリに書込む画像データは前記第1のモードでの動作時には、CMYKcmyGyデータであり、
    前記第2のメモリアクセスコントローラが前記メモリに書込む画像データは前記第2のモードでの動作時には、CMYKデータであることを特徴とする請求項15に記載の画像処理装置。
  17. 前記複数のLUTモジュールそれぞれに実行される変換処理は、輝度濃度変換、γ補正処理、解像度変換を含むことを特徴とする請求項乃至16のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  18. 前記量子化処理モジュールは、ディザ処理による二値化処理を行うことを特徴とする請求項乃至17のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  19. 画像データに第1の処理を行う第1のモードと、画像データに前記第1の処理より高速な第2の処理を行う第2のモードを含む複数のモードで動作し、画像データを格納するメモリと、前記メモリから画像データを読出す第1のメモリアクセスコントローラと、前記第1のメモリアクセスコントローラにより読出された画像データを画像処理する画像処理手段と、前記画像処理手段により画像処理された画像データを前記メモリに書込む第2のメモリアクセスコントローラと、前記第1のメモリアクセスコントローラと前記画像処理手段と前記第2のメモリアクセスコントローラとを接続し、画像データを転送する共通バスとを備える画像処理装置の画像処理方法であって、
    動作するモードに従って、前記第1のメモリアクセスコントローラから前記共通バスへの画像データの出力の動作と、前記共通バスから前記画像処理手段への画像データの入力の動作と、前記画像処理手段の動作と、前記画像処理手段から前記共通バスへの画像データの出力の動作と、前記共通バスから前記第2のメモリアクセスコントローラへの画像データの出力の動作それぞれの設定を行い、
    前記共通バスは複数のデータチャネルを備え、
    前記複数のデータチャネルは、前記複数のデータチャネルのうちの一部分の第1の群のチャネルと、前記複数のデータチャネルのうちの残りの部分の第2の群のチャネルとに分割使用が可能であり、
    前記画像処理手段は、
    画像データに変換処理を行う複数のLUTモジュールと、
    量子化処理モジュールとを含み、
    前記複数のLUTモジュールそれぞれは、前記共通バスから画像データを入力し、前記共通バスに対して前記変換処理された画像データを出力し、
    前記量子化処理モジュールは、前記変換処理された画像データに対して二値化処理を行い、
    前記複数のLUTモジュールそれぞれは、
    前記第1の群のチャネルからのデータと前記第2の群のチャネルからのデータのいずれかを選択する第1のセレクタと、
    前記第1のセレクタにより選択されたデータを変換処理するLUTと、
    該LUTから出力されたデータと前記第1の群のチャネルからのデータのいずれかを選択する第2のセレクタと、
    前記LUTから出力されたデータと前記第2の群のチャネルからのデータのいずれかを選択する第3のセレクタとを含む、
    ことを特徴とする画像処理方法。
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