JP2004136557A - プリントシステム及びプリンタ - Google Patents
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Abstract
【課題】プリンタがいかに高速な印刷エンジンを搭載しも、ホストコンピュータでの画像処理がボトルネックとなり、スループットがさほど向上しないという課題があった。
【解決手段】記憶部を有するホストにインストールされた画像処理プログラムと、印刷ヘッドを制御して該ヘッドに形成されたノズルからインクを吐出して画像を印刷対象物に印刷するプリンタとからなるプリントシステムにおいて、画像処理プログラムは、記憶部に画像データを格納した後、画像データからプリンタが印刷する際のノズルの階調データを所定のパターンとして抽出し、そのノズルの階調データをプリンタに送信し、プリンタが受信したノズルの階調データの色空間からノズルが吐出するインクの色空間に色変換した後、その階調データを二値化する。
【選択図】図1
【解決手段】記憶部を有するホストにインストールされた画像処理プログラムと、印刷ヘッドを制御して該ヘッドに形成されたノズルからインクを吐出して画像を印刷対象物に印刷するプリンタとからなるプリントシステムにおいて、画像処理プログラムは、記憶部に画像データを格納した後、画像データからプリンタが印刷する際のノズルの階調データを所定のパターンとして抽出し、そのノズルの階調データをプリンタに送信し、プリンタが受信したノズルの階調データの色空間からノズルが吐出するインクの色空間に色変換した後、その階調データを二値化する。
【選択図】図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、多階調の画像データをインターレス処理した後に、ハーフトーン処理するプリントシステムに関し、ハーフトーン処理されたデータに応じたドットを形成して画像を印刷するプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、コンピュータで処理された画像の出力装置として、インクジェットプリンタが広く普及している。インクジェットプリンタは、印刷ヘッドに備えられた複数のノズルから吐出されるインクにより印刷媒体上にドットを形成して画像を記録するプリンタである。特に、カラープリンタは、印刷ヘッドから数色のインクを吐出させることによって、多色多階調で印刷が可能である。
【0003】
シアン、マゼンタ、イエロー(CMY階調)の三色のインクによって、多色の画像を印刷する場合、多階調の画像を形成するにはいくつかの方法が考えられる。通常最も多く用いられている方法は、一度に吐出するインクにより用紙上に形成されるドットの大きさを一定として、印刷される画像の階調を、ドットの密度(単位面積当たりの出現頻度)によって表現する方法である。この方法は、いわゆるハーフトーン処理と呼ばれる方法であり、ディザ法や誤差拡散法などがある。ディザ法とは、予め設定されたディザマトリックスの各画素に記憶された閾値と、画像データの各画素の階調値との大小関係に基づいてドットのオン・オフを判定する方法である。この方法によって、原画像が有する多階調をドットの分布により表現することができる(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
一方で、用紙の送り方向に複数のノズルを有する印刷ヘッドを備えたインクジェットプリンタの場合、個々のノズルの特性ばらつき、あるいは複数のノズル間の配列ピッチのばらつきなどが原因で、印刷対象物上に印刷された画像の画質が低下するという不都合がある。この様な画質の低下を防止するため、従来から、隣接するドットを異なるノズルを用いて形成する印刷技術が知られている。これがインターレス方法である。この方法に基づいたインターレス処理では、ヘッドの一回の往復動で各ラスタのドットを全て形成せずに、ヘッドをオーバーラップさせるところに特徴がある。例えば、一回目のパスでは、各ラスタのドットを一つおきに形成し、二回目のパスで残りのドットを形成する方法である。この場合は、各ラスタを2回のパスで形成することになる(例えば、特許文献2参照。)。
【0005】
通常、ハーフトーン処理や、インターレス処理は、各々単独で用いられるより、むしろ一連の画像処理により併用されるのが一般的である。従来は、上記したハーフトーン処理とインターレス処理の双方を、例えばホストコンピュータ内部のプリンタドライバによって処理を行ってきた。つまり、印刷しようとする画像を出力する側が、ハーフトーン処理や、ドットの生成に関するインターレス処理まで行ってきた。その理由は、インターレス処理を行うためには、一旦画素データをメモリ上に展開し、そのメモリからプリンタヘッドのノズルとパスに応じて、所定の画素のデータを読み出す必要があり、大容量のメモリが必要になるので、プリンタ側で行うことはプリンタのコストアップを招くからである。そして、プリンタは、ホストコンピュータにより生成されたインターレス処理後の印刷データを受信し、プリンタヘッドからのインクの吐出を制御して、用紙上などにドットを形成する機構のみを有してきた。
【0006】
【特許文献1】特開平11−207947号公報
【0007】
【特許文献2】特開2001−144959号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ホストコンピュータ内部のプリンタドライバが、ハーフトーン処理からインターレス処理までの全ての処理を行うことは、ホストコンピュータがいかに高速であっても画像処理に時間がかかる。このため、プリンタがいかに高速な印刷エンジンを搭載しも、ホストコンピュータでの画像処理がボトルネックとなり、スループットがさほど向上しないという課題があった。
【0009】
そこで、本発明の目的は、プリンタ側の多大なコストアップを招くことなくホストコンピュータ側の画像処理の負担を軽減し、スループットの高い画像処理装置及びプリンタを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明の一つの側面は、ホストコンピュータのプリンタドライバにインターレス処理をさせ、ハードウエア化が容易な色変換部とディザ処理部をプリンタに搭載したことにある。
【0011】
例えば、記憶部を有するホストコンピュータにインストールされた画像処理プログラムと、印刷ヘッドを制御してそのヘッドに形成されたノズルからインクを吐出して画像を印刷対象物に印刷するプリンタとを有するプリントシステムにおいて、画像処理プログラムは、画像を画素ごとの画像データに展開して記憶部に格納し、該画像データからプリンタが印刷する際のノズルの階調データを所定のパターンとして抽出するインターレス処理を行い、インターレス処理された画像データをプリンタに送信し、 プリンタは、受信した前記画像データの色空間からノズルが吐出するインクの色空間に色変換する色変換部と、色変換部で色変換されたインクの階調データを二値化データにする二値化処理部とを有し、二値化データに基づいて印刷ヘッドを制御して前記印刷対象物に印刷すること、を特徴とするプリントシステムにある。
【0012】
この様な構成にしたことにより、プリンタドライバの処理を分散して、プリンタにも画像処理を行わせることができ、ホストコンピュータの負担を軽くして、スループットを向上させることができる。しかも、大容量メモリを必要とするインターレス処理をホストコンピュータに行わせて、プリンタの多大なコストアップを避けることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態例を説明する。しかしながら、かかる実施の形態例が、本発明の技術的範囲を限定するものではなく、特許請求の範囲に記載された発明とその均等物にまで及ぶものである。
【0014】
図1は、本発明の実施の形態例を示すブロック図である。ホストコンピュータ10には、プリンタドライバ11インストールされている。プリンタ3は、中央演算装置であるCPU1と、各種プログラムが格納されたROM2とによって、図中のプリンタ3内の各機能ブロックが制御される。
【0015】
まず、ホストコンピュータ10内では、各種のアプリケーションによって画像データが生成される。生成された画像データの印刷要求に応じて、まず従来と同様にホストコンピュータ内部のプリンタドライバ11が画像データを処理する。従来では、まず、アプリケーションにより生成された画像データをレンダリングして、画素ごとのRGBの階調データに変換される。そして、RGBの階調データを色変換処理してインクの色のデータ、例えばCMYK階調データ(シアン,マゼンタ,イエロー,ブラックからなるデータ)に変換していた。しかし、本実施の形態例では、レンダリング後に、まずインターレス処理が行われる。
【0016】
図2は、インターレス方法について説明する図である。図2では36画素からなる画像の各画素と、プリンタヘッドのパスとの対応が示される。この例では、プリンタヘッドは4つのノズルを有し、紙送り動作に従ってその相対位置を順次下げる。図2の左側に示した画像の升目が1つの画素を示している。各升目の内部に書かれた数字が、図2の右側に書かれたヘッドのパスNO.を表している。1回目のパスでは、1行目に1つおきにドットを形成し、2回目のパスで1行目の残りのドットを形成して1行分のドットを形成する。3回目のパスでは、1行とばして3行目に同じく1つおきにドットを形成し、4回目のパスで3行目の残りのドットを形成し、更にとばした2行目に1つおきにドットを形成する。以下、図示したとおりである。
【0017】
この様なインターレス方法では、隣接したドットを同じノズルで形成しないことに特徴がある。このため、偶数列にドットを形成するノズルは奇数列にはドットを形成せず、奇数列にドットを形成するノズルは偶数列にはドットを形成しない。図3は、図2と同様に36画素からなる画像の各画素と、プリンタヘッドのノズルを対応づけた図である。プリンタヘッドは図2と同様に4つのノズルを有する。図中A,B,C,Dは各ノズルに対応しており、数字はプリンタヘッドのパスに対応する。例えば、C−6はノズルCで6パス目に形成されたドットを意味する。ノズルA,Cは奇数列、ノズルB,Dは偶数列にのみドットを形成する。この様な方法により、図3の左側に示すとおり隣接する各画素は、上下左右ともに全て異なるノズルによりドットが形成されることがわかる。インターレス処理は、上記方法によって、プリンタヘッドの各パスに対応した画素のデータを順次パターンとして抜き出す処理のことである。
【0018】
図4は、ホストコンピュータ10内でのインターレス処理を説明するための図である。プリンタドライバ内の画像生成部200でレンダリングされた画像データは、1頁分のRGB階調のデータとしてプールバッファメモリ201に格納される。プリンタドライバ11内のインターレス処理部202は、上記したインターレス方法に則り、プリンタヘッドの各パスに対応した画素データをプールバッファメモリ201からパターンとして抜き出して読み出す。
【0019】
こうしてインターレス処理を施されたRGB階調のデータは、データ容量が大きい。例えば、RGB各色256階調(8ビット)であった場合、3色の合計で24ビット(3色×8ビット)にもなる。24ビットのデータではデータ容量が大きいため、プリンタドライバ内のデータ圧縮部203で、可逆性を持った圧縮処理を施される。この圧縮処理によってRGB階調の圧縮データが生成される。圧縮処理されたRGB階調の圧縮データは、容量が小さくなる。そして、圧縮処理の済んだRGB階調の圧縮データは、逐次プリンタへと送信される。送信されるRGB階調の圧縮データの先頭には、次の様な初期化情報が付加される。例えば、解像度、縦横比、用紙の種類、画像の種類等である。
【0020】
図1に戻り、プリンタは、ホストコンピュータ10内部のドライバ11からジョブを受付ける前に初期化動作を行う。次に、プリンタは、ホストコンピュータから送信された初期化情報とRGB階調の圧縮データを、インタフェイス20によって受信する。インタフェイス20は、ホストコンピュータのドライバから送られた初期化情報とRGB階調の圧縮データを、ラインバッファ30に蓄積しながら、逐次コマンド解析部40にデータを送信する。コマンド解析部40は、初期化情報とRGB階調の圧縮データを受信してコマンド解析を行う。このコマンド解析とは、受信した初期化情報を解析して印刷パラメータを生成するとともに、画素のデータとそれに付随しているヘッドのパスのデータ等を分離・識別する処理である。この処理が終了すると、コマンド解析部40は、生成された印刷パラメータと、解析済みのRGB階調の圧縮データをRAM50に書き込む。
【0021】
次に、解凍部60は解析済みのRGB階調の圧縮データを読み出して、圧縮されたRGB階調のデータを解凍して、圧縮前のRGB階調のデータに復元・伸張する。解凍されたRGB階調データは、順次色変換部70に送られる。
【0022】
色変換部70で、RGB階調データは、インクの色データ(例えば、上記したCMYK階調データ)に色変換されるが、その際、色変換部70はルックアップテーブル80を参照しながら色変換を行う。ルックアップテーブル80は、上記したプリンタの初期化時に、ホストコンピュータのプリンタドライバ11からダウンロードされる。
【0023】
色変換用のルックアップテーブルは、RGBの色空間からインクのCMYK階調の色空間に変換するための対応関係を集約したテーブルのことである。ルックアップテーブルは、上記した初期化情報、例えば、解像度(360dpi、720dpi、1440dpi等)、縦横比(1:1もしくは、1:2等)、用紙の種類(普通紙、専用紙等)、画像の種類(グラフィック、写真等)等の画像属性データに基づいて、プリンタドライバ11が適宜選択・生成する。
【0024】
プリンタドライバ11は、標準的なテーブルを多数保持しており、それらから一つを選択することもあるが、通常は初期化情報に基づいて、その都度テーブルを生成する。このため、プリンタが、ルックアップテーブルを、ROMに記録・格納するのは困難である。従って、ルックアップテーブルは、プリンタドライバ11により生成され、プリンタ内部の高速なSRAMや書き換え可能なROM等に印刷ジョブに先だって行われる初期化時にプリンタドライバ11からダウンロードされる。
【0025】
例えば、画像をCMYK階調のデータに色変換する際、参照したルックアップテーブルがYを強調する情報を保持していると、色変換後のCMYK階調データには、Y側にシフトしたバイアスがかかる。このため、印刷完了した画像は、Yの部分が強調される。この様に、上記例では、ルックアップテーブルは色変換の際に、CMYK階調のデータの各階調値に強弱を与える作用を有する。
【0026】
図5は、異なる2つのジョブを印刷する際に、ルックアップテーブル80が書き換えられる様子を説明するための図である。プリンタ3の内部は、説明を簡単にするため色変換部70とルックアップテーブル80のみが示されている。ジョブ1を実行する前に、プリンタは初期化動作を行い、この時ジョブ1のルックアップテーブルをダウンロードする。ルックアップテーブルを選択するための初期化情報は、図5に示すとおりである。また、ジョブ1が終了するとプリンタ3は再び初期化動作を行い、ジョブ2のルックアップテーブルをダウンロードする。
【0027】
上記したように、色変換部70は色変換を行う際に、ルックアップテーブル80を参照し、色変換を行う。色変換されたデータは、上記したCMYK階調データである。
【0028】
次に、色変換して得られたインクの色データ、例えばCMYK階調データは、ディザ処理部90で、ディザ処理を受ける。ディザ処理とは、従来の技術でも述べたとおり、各画素ごとに固有の閾値が設定されたディザマトリクスを用いて、画像データの各画素の階調値との大小を比較してドットのオン・オフを設定する処理のことである。
【0029】
図6は、ディザマトリクスとCMYK階調データとの階調値の大小を比較して二値化する例を示す図である。簡単のため、4×4の16画素からなるものとし、階調値は4とする。(a)はディザマトリクス(b)はインターレス処理されたCMYK階調データである。ここでは、インターレス処理によって、1行目から3行目までが1つおきに抽出されたCMYK階調データの例を示す。ブランクは、まだCMYK階調データを受信していないことを示している。(c)は二値化データである。(a)と(b)を、相対応する各画素ごとに大小を比較して、CMYK階調データの画素の階調値が大きい場合はドットを形成するものとする。
【0030】
図6(a)、(b)において、比較1によれば、ディザマトリクスの閾値が3で、CMYK階調値が2であるため、ドットは形成されないが、同様に比較2によれば、ディザマトリクスの閾値が1で、CMYK階調値が3であるため、ドットが形成される。その結果をまとめたのが図6(c)で、ドットを形成する画素は1、形成しない画素は0で表している。図6(b)同様ブランクは、まだ比較するデータを受信していないことを示している。
【0031】
この様に、画像データの所定の画素の階調値が、ディザマトリクスの対応する画素の閾値よりも大きい場合はそのドットを印刷し、小さい場合はそのドットを印刷しない。
【0032】
上記したディザ処理によって、例えばCMYK階調データを二値化することができる。即ち、ディザ処理部90は、マトリクステーブル100を参照して、マトリクステーブル100から一つのディザマトリクスを選択する。そして、そのディザマトリクスに設定された各画素の閾値と、CMYK階調データの各画素の階調値との大小関係に基づいてドットのオン・オフを設定する。この処理によって、ハーフトーン処理がなされる。つまりドットの分布によって、印刷された画像に多階調を表現することができる。本実施の形態例のマトリクステーブルは、例えば各種ディザマトリクスを格納したROMによって構成される。
【0033】
また、実際にディザ処理する場合は、二値化ではなく四値化する場合もある。プリンタヘッドのノズルの性能にも依存するが、四値化する場合は、ドットの大きさを大・中・小・無しの四階調で表現することができる。つまり、ドットの分布のみならずドット径によっても階調を表現することが可能になる。従って、高性能なプリンタヘッドを使用して、例えばCMYK階調データを四値化した場合は、印刷した画像の品質をより向上させることができるというメリットがある。
【0034】
ディザ処理の終了した二値(四値)化データは、プリンタヘッド1パス分のデータとして、順次エンジン部110に送られ、上記した印刷パラメータに基づいて実際の印刷が実行される。
【0035】
以上、詳細に説明したとおり本実施の形態例によれば、従来ホストコンピュータ10のプリンタドライバでのみ行ってきた画像処理のうち、色変換処理とディザ処理とを、ハードウエアとしてプリンタに分散させて、ホストコンピュータ10の負担を軽減させることができる。また、プリンタドライバと、プリンタのハードウエアとで上記した一連の画像処理を行うようにしたので、ホストコンピュータが生成した画像を高いスループットで印刷実行できる。また、大容量のメモリが必要とされるインターレス処理をホストコンピュータが行うため、プリンタのコストを削減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態例を示すブロック図である。
【図2】36画素からなる画像の各画素と、プリンタヘッドのパスとの対応を示す図である。
【図3】36画素からなる画像の各画素と、プリンタヘッドのノズルを対応づけた図である。
【図4】ホストコンピュータ10内でのインターレス処理を説明するための図である。
【図5】異なる2つのジョブを印刷する際に、ルックアップテーブル80が書き換えられる様子を説明するための図である
【図6】ディザマトリクスとCMYK階調データとの階調値の大小を比較して二値化する例を示す図である。
【符号の説明】
10 ホストコンピュータ(ドライバ) 20 インタフェイス
30 ラインバッファ 40 コマンド解析部 60 解凍部
70 色変換部 80 ルックアップテーブル 90 ディザ処理部
100 マトリクステーブル
【発明の属する技術分野】
本発明は、多階調の画像データをインターレス処理した後に、ハーフトーン処理するプリントシステムに関し、ハーフトーン処理されたデータに応じたドットを形成して画像を印刷するプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、コンピュータで処理された画像の出力装置として、インクジェットプリンタが広く普及している。インクジェットプリンタは、印刷ヘッドに備えられた複数のノズルから吐出されるインクにより印刷媒体上にドットを形成して画像を記録するプリンタである。特に、カラープリンタは、印刷ヘッドから数色のインクを吐出させることによって、多色多階調で印刷が可能である。
【0003】
シアン、マゼンタ、イエロー(CMY階調)の三色のインクによって、多色の画像を印刷する場合、多階調の画像を形成するにはいくつかの方法が考えられる。通常最も多く用いられている方法は、一度に吐出するインクにより用紙上に形成されるドットの大きさを一定として、印刷される画像の階調を、ドットの密度(単位面積当たりの出現頻度)によって表現する方法である。この方法は、いわゆるハーフトーン処理と呼ばれる方法であり、ディザ法や誤差拡散法などがある。ディザ法とは、予め設定されたディザマトリックスの各画素に記憶された閾値と、画像データの各画素の階調値との大小関係に基づいてドットのオン・オフを判定する方法である。この方法によって、原画像が有する多階調をドットの分布により表現することができる(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
一方で、用紙の送り方向に複数のノズルを有する印刷ヘッドを備えたインクジェットプリンタの場合、個々のノズルの特性ばらつき、あるいは複数のノズル間の配列ピッチのばらつきなどが原因で、印刷対象物上に印刷された画像の画質が低下するという不都合がある。この様な画質の低下を防止するため、従来から、隣接するドットを異なるノズルを用いて形成する印刷技術が知られている。これがインターレス方法である。この方法に基づいたインターレス処理では、ヘッドの一回の往復動で各ラスタのドットを全て形成せずに、ヘッドをオーバーラップさせるところに特徴がある。例えば、一回目のパスでは、各ラスタのドットを一つおきに形成し、二回目のパスで残りのドットを形成する方法である。この場合は、各ラスタを2回のパスで形成することになる(例えば、特許文献2参照。)。
【0005】
通常、ハーフトーン処理や、インターレス処理は、各々単独で用いられるより、むしろ一連の画像処理により併用されるのが一般的である。従来は、上記したハーフトーン処理とインターレス処理の双方を、例えばホストコンピュータ内部のプリンタドライバによって処理を行ってきた。つまり、印刷しようとする画像を出力する側が、ハーフトーン処理や、ドットの生成に関するインターレス処理まで行ってきた。その理由は、インターレス処理を行うためには、一旦画素データをメモリ上に展開し、そのメモリからプリンタヘッドのノズルとパスに応じて、所定の画素のデータを読み出す必要があり、大容量のメモリが必要になるので、プリンタ側で行うことはプリンタのコストアップを招くからである。そして、プリンタは、ホストコンピュータにより生成されたインターレス処理後の印刷データを受信し、プリンタヘッドからのインクの吐出を制御して、用紙上などにドットを形成する機構のみを有してきた。
【0006】
【特許文献1】特開平11−207947号公報
【0007】
【特許文献2】特開2001−144959号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ホストコンピュータ内部のプリンタドライバが、ハーフトーン処理からインターレス処理までの全ての処理を行うことは、ホストコンピュータがいかに高速であっても画像処理に時間がかかる。このため、プリンタがいかに高速な印刷エンジンを搭載しも、ホストコンピュータでの画像処理がボトルネックとなり、スループットがさほど向上しないという課題があった。
【0009】
そこで、本発明の目的は、プリンタ側の多大なコストアップを招くことなくホストコンピュータ側の画像処理の負担を軽減し、スループットの高い画像処理装置及びプリンタを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明の一つの側面は、ホストコンピュータのプリンタドライバにインターレス処理をさせ、ハードウエア化が容易な色変換部とディザ処理部をプリンタに搭載したことにある。
【0011】
例えば、記憶部を有するホストコンピュータにインストールされた画像処理プログラムと、印刷ヘッドを制御してそのヘッドに形成されたノズルからインクを吐出して画像を印刷対象物に印刷するプリンタとを有するプリントシステムにおいて、画像処理プログラムは、画像を画素ごとの画像データに展開して記憶部に格納し、該画像データからプリンタが印刷する際のノズルの階調データを所定のパターンとして抽出するインターレス処理を行い、インターレス処理された画像データをプリンタに送信し、 プリンタは、受信した前記画像データの色空間からノズルが吐出するインクの色空間に色変換する色変換部と、色変換部で色変換されたインクの階調データを二値化データにする二値化処理部とを有し、二値化データに基づいて印刷ヘッドを制御して前記印刷対象物に印刷すること、を特徴とするプリントシステムにある。
【0012】
この様な構成にしたことにより、プリンタドライバの処理を分散して、プリンタにも画像処理を行わせることができ、ホストコンピュータの負担を軽くして、スループットを向上させることができる。しかも、大容量メモリを必要とするインターレス処理をホストコンピュータに行わせて、プリンタの多大なコストアップを避けることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態例を説明する。しかしながら、かかる実施の形態例が、本発明の技術的範囲を限定するものではなく、特許請求の範囲に記載された発明とその均等物にまで及ぶものである。
【0014】
図1は、本発明の実施の形態例を示すブロック図である。ホストコンピュータ10には、プリンタドライバ11インストールされている。プリンタ3は、中央演算装置であるCPU1と、各種プログラムが格納されたROM2とによって、図中のプリンタ3内の各機能ブロックが制御される。
【0015】
まず、ホストコンピュータ10内では、各種のアプリケーションによって画像データが生成される。生成された画像データの印刷要求に応じて、まず従来と同様にホストコンピュータ内部のプリンタドライバ11が画像データを処理する。従来では、まず、アプリケーションにより生成された画像データをレンダリングして、画素ごとのRGBの階調データに変換される。そして、RGBの階調データを色変換処理してインクの色のデータ、例えばCMYK階調データ(シアン,マゼンタ,イエロー,ブラックからなるデータ)に変換していた。しかし、本実施の形態例では、レンダリング後に、まずインターレス処理が行われる。
【0016】
図2は、インターレス方法について説明する図である。図2では36画素からなる画像の各画素と、プリンタヘッドのパスとの対応が示される。この例では、プリンタヘッドは4つのノズルを有し、紙送り動作に従ってその相対位置を順次下げる。図2の左側に示した画像の升目が1つの画素を示している。各升目の内部に書かれた数字が、図2の右側に書かれたヘッドのパスNO.を表している。1回目のパスでは、1行目に1つおきにドットを形成し、2回目のパスで1行目の残りのドットを形成して1行分のドットを形成する。3回目のパスでは、1行とばして3行目に同じく1つおきにドットを形成し、4回目のパスで3行目の残りのドットを形成し、更にとばした2行目に1つおきにドットを形成する。以下、図示したとおりである。
【0017】
この様なインターレス方法では、隣接したドットを同じノズルで形成しないことに特徴がある。このため、偶数列にドットを形成するノズルは奇数列にはドットを形成せず、奇数列にドットを形成するノズルは偶数列にはドットを形成しない。図3は、図2と同様に36画素からなる画像の各画素と、プリンタヘッドのノズルを対応づけた図である。プリンタヘッドは図2と同様に4つのノズルを有する。図中A,B,C,Dは各ノズルに対応しており、数字はプリンタヘッドのパスに対応する。例えば、C−6はノズルCで6パス目に形成されたドットを意味する。ノズルA,Cは奇数列、ノズルB,Dは偶数列にのみドットを形成する。この様な方法により、図3の左側に示すとおり隣接する各画素は、上下左右ともに全て異なるノズルによりドットが形成されることがわかる。インターレス処理は、上記方法によって、プリンタヘッドの各パスに対応した画素のデータを順次パターンとして抜き出す処理のことである。
【0018】
図4は、ホストコンピュータ10内でのインターレス処理を説明するための図である。プリンタドライバ内の画像生成部200でレンダリングされた画像データは、1頁分のRGB階調のデータとしてプールバッファメモリ201に格納される。プリンタドライバ11内のインターレス処理部202は、上記したインターレス方法に則り、プリンタヘッドの各パスに対応した画素データをプールバッファメモリ201からパターンとして抜き出して読み出す。
【0019】
こうしてインターレス処理を施されたRGB階調のデータは、データ容量が大きい。例えば、RGB各色256階調(8ビット)であった場合、3色の合計で24ビット(3色×8ビット)にもなる。24ビットのデータではデータ容量が大きいため、プリンタドライバ内のデータ圧縮部203で、可逆性を持った圧縮処理を施される。この圧縮処理によってRGB階調の圧縮データが生成される。圧縮処理されたRGB階調の圧縮データは、容量が小さくなる。そして、圧縮処理の済んだRGB階調の圧縮データは、逐次プリンタへと送信される。送信されるRGB階調の圧縮データの先頭には、次の様な初期化情報が付加される。例えば、解像度、縦横比、用紙の種類、画像の種類等である。
【0020】
図1に戻り、プリンタは、ホストコンピュータ10内部のドライバ11からジョブを受付ける前に初期化動作を行う。次に、プリンタは、ホストコンピュータから送信された初期化情報とRGB階調の圧縮データを、インタフェイス20によって受信する。インタフェイス20は、ホストコンピュータのドライバから送られた初期化情報とRGB階調の圧縮データを、ラインバッファ30に蓄積しながら、逐次コマンド解析部40にデータを送信する。コマンド解析部40は、初期化情報とRGB階調の圧縮データを受信してコマンド解析を行う。このコマンド解析とは、受信した初期化情報を解析して印刷パラメータを生成するとともに、画素のデータとそれに付随しているヘッドのパスのデータ等を分離・識別する処理である。この処理が終了すると、コマンド解析部40は、生成された印刷パラメータと、解析済みのRGB階調の圧縮データをRAM50に書き込む。
【0021】
次に、解凍部60は解析済みのRGB階調の圧縮データを読み出して、圧縮されたRGB階調のデータを解凍して、圧縮前のRGB階調のデータに復元・伸張する。解凍されたRGB階調データは、順次色変換部70に送られる。
【0022】
色変換部70で、RGB階調データは、インクの色データ(例えば、上記したCMYK階調データ)に色変換されるが、その際、色変換部70はルックアップテーブル80を参照しながら色変換を行う。ルックアップテーブル80は、上記したプリンタの初期化時に、ホストコンピュータのプリンタドライバ11からダウンロードされる。
【0023】
色変換用のルックアップテーブルは、RGBの色空間からインクのCMYK階調の色空間に変換するための対応関係を集約したテーブルのことである。ルックアップテーブルは、上記した初期化情報、例えば、解像度(360dpi、720dpi、1440dpi等)、縦横比(1:1もしくは、1:2等)、用紙の種類(普通紙、専用紙等)、画像の種類(グラフィック、写真等)等の画像属性データに基づいて、プリンタドライバ11が適宜選択・生成する。
【0024】
プリンタドライバ11は、標準的なテーブルを多数保持しており、それらから一つを選択することもあるが、通常は初期化情報に基づいて、その都度テーブルを生成する。このため、プリンタが、ルックアップテーブルを、ROMに記録・格納するのは困難である。従って、ルックアップテーブルは、プリンタドライバ11により生成され、プリンタ内部の高速なSRAMや書き換え可能なROM等に印刷ジョブに先だって行われる初期化時にプリンタドライバ11からダウンロードされる。
【0025】
例えば、画像をCMYK階調のデータに色変換する際、参照したルックアップテーブルがYを強調する情報を保持していると、色変換後のCMYK階調データには、Y側にシフトしたバイアスがかかる。このため、印刷完了した画像は、Yの部分が強調される。この様に、上記例では、ルックアップテーブルは色変換の際に、CMYK階調のデータの各階調値に強弱を与える作用を有する。
【0026】
図5は、異なる2つのジョブを印刷する際に、ルックアップテーブル80が書き換えられる様子を説明するための図である。プリンタ3の内部は、説明を簡単にするため色変換部70とルックアップテーブル80のみが示されている。ジョブ1を実行する前に、プリンタは初期化動作を行い、この時ジョブ1のルックアップテーブルをダウンロードする。ルックアップテーブルを選択するための初期化情報は、図5に示すとおりである。また、ジョブ1が終了するとプリンタ3は再び初期化動作を行い、ジョブ2のルックアップテーブルをダウンロードする。
【0027】
上記したように、色変換部70は色変換を行う際に、ルックアップテーブル80を参照し、色変換を行う。色変換されたデータは、上記したCMYK階調データである。
【0028】
次に、色変換して得られたインクの色データ、例えばCMYK階調データは、ディザ処理部90で、ディザ処理を受ける。ディザ処理とは、従来の技術でも述べたとおり、各画素ごとに固有の閾値が設定されたディザマトリクスを用いて、画像データの各画素の階調値との大小を比較してドットのオン・オフを設定する処理のことである。
【0029】
図6は、ディザマトリクスとCMYK階調データとの階調値の大小を比較して二値化する例を示す図である。簡単のため、4×4の16画素からなるものとし、階調値は4とする。(a)はディザマトリクス(b)はインターレス処理されたCMYK階調データである。ここでは、インターレス処理によって、1行目から3行目までが1つおきに抽出されたCMYK階調データの例を示す。ブランクは、まだCMYK階調データを受信していないことを示している。(c)は二値化データである。(a)と(b)を、相対応する各画素ごとに大小を比較して、CMYK階調データの画素の階調値が大きい場合はドットを形成するものとする。
【0030】
図6(a)、(b)において、比較1によれば、ディザマトリクスの閾値が3で、CMYK階調値が2であるため、ドットは形成されないが、同様に比較2によれば、ディザマトリクスの閾値が1で、CMYK階調値が3であるため、ドットが形成される。その結果をまとめたのが図6(c)で、ドットを形成する画素は1、形成しない画素は0で表している。図6(b)同様ブランクは、まだ比較するデータを受信していないことを示している。
【0031】
この様に、画像データの所定の画素の階調値が、ディザマトリクスの対応する画素の閾値よりも大きい場合はそのドットを印刷し、小さい場合はそのドットを印刷しない。
【0032】
上記したディザ処理によって、例えばCMYK階調データを二値化することができる。即ち、ディザ処理部90は、マトリクステーブル100を参照して、マトリクステーブル100から一つのディザマトリクスを選択する。そして、そのディザマトリクスに設定された各画素の閾値と、CMYK階調データの各画素の階調値との大小関係に基づいてドットのオン・オフを設定する。この処理によって、ハーフトーン処理がなされる。つまりドットの分布によって、印刷された画像に多階調を表現することができる。本実施の形態例のマトリクステーブルは、例えば各種ディザマトリクスを格納したROMによって構成される。
【0033】
また、実際にディザ処理する場合は、二値化ではなく四値化する場合もある。プリンタヘッドのノズルの性能にも依存するが、四値化する場合は、ドットの大きさを大・中・小・無しの四階調で表現することができる。つまり、ドットの分布のみならずドット径によっても階調を表現することが可能になる。従って、高性能なプリンタヘッドを使用して、例えばCMYK階調データを四値化した場合は、印刷した画像の品質をより向上させることができるというメリットがある。
【0034】
ディザ処理の終了した二値(四値)化データは、プリンタヘッド1パス分のデータとして、順次エンジン部110に送られ、上記した印刷パラメータに基づいて実際の印刷が実行される。
【0035】
以上、詳細に説明したとおり本実施の形態例によれば、従来ホストコンピュータ10のプリンタドライバでのみ行ってきた画像処理のうち、色変換処理とディザ処理とを、ハードウエアとしてプリンタに分散させて、ホストコンピュータ10の負担を軽減させることができる。また、プリンタドライバと、プリンタのハードウエアとで上記した一連の画像処理を行うようにしたので、ホストコンピュータが生成した画像を高いスループットで印刷実行できる。また、大容量のメモリが必要とされるインターレス処理をホストコンピュータが行うため、プリンタのコストを削減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態例を示すブロック図である。
【図2】36画素からなる画像の各画素と、プリンタヘッドのパスとの対応を示す図である。
【図3】36画素からなる画像の各画素と、プリンタヘッドのノズルを対応づけた図である。
【図4】ホストコンピュータ10内でのインターレス処理を説明するための図である。
【図5】異なる2つのジョブを印刷する際に、ルックアップテーブル80が書き換えられる様子を説明するための図である
【図6】ディザマトリクスとCMYK階調データとの階調値の大小を比較して二値化する例を示す図である。
【符号の説明】
10 ホストコンピュータ(ドライバ) 20 インタフェイス
30 ラインバッファ 40 コマンド解析部 60 解凍部
70 色変換部 80 ルックアップテーブル 90 ディザ処理部
100 マトリクステーブル
Claims (4)
- 記憶部を有するホストコンピュータにインストールされた画像処理プログラムと、印刷ヘッドを制御して該ヘッドに形成されたノズルからインクを吐出して画像を印刷対象物に印刷するプリンタとを有するプリントシステムにおいて、
前記画像処理プログラムは、前記画像を画素ごとの画像データに展開して前記記憶部に格納し、該画像データから前記プリンタが印刷する際の前記ノズルの階調データを所定のパターンとして抽出するインターレス処理を行い、前記インターレス処理された画像データをプリンタに送信し、
前記プリンタは、前記受信した前記画像データの色空間から前記ノズルが吐出するインクの色空間に色変換する色変換部と、前記色変換部で色変換されたインクの階調データを二値化データにする二値化処理部とを有し、前記二値化データに基づいて前記印刷ヘッドを制御して前記印刷対象物に印刷すること、を特徴とするプリントシステム。 - 請求項1において、
前記画像処理プログラムが、前記パターンとして抽出された前記ノズルの階調データを圧縮処理した後にプリンタに送信し、
前記プリンタが、圧縮処理されたノズルの階調データを元のデータに復元する復元部を有することを特徴とするプリントシステム。 - 複数の画素からなる画像データから、プリンタの印刷ヘッドが有する所定のノズルに対応した階調データをパターンとして抽出するインターレス処理をされた画像データを、ホストコンピュータから受信するプリンタにおいて、
前記受信した前記画像データの色空間から前記ノズルが吐出するインクの色空間に色変換する色変換部と、前記色変換部で色変換されたインクの階調データを二値化データにする二値化処理部とを有し、前記二値化データに基づいて前記印刷ヘッドを制御して前記印刷対象物に印刷すること、を特徴とするプリンタ。 - 請求項3において、
前記色変換部が、色変換情報を格納した色変換テーブルを参照して、色変換を実行し、前記インターレス処理された画像データを受信する時に、前記色変換テーブルが前記ホストコンピュータからダウンロードされることを特徴とするプリンタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002303773A JP2004136557A (ja) | 2002-10-18 | 2002-10-18 | プリントシステム及びプリンタ |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2002303773A JP2004136557A (ja) | 2002-10-18 | 2002-10-18 | プリントシステム及びプリンタ |
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JP2004136557A true JP2004136557A (ja) | 2004-05-13 |
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ID=32451409
Family Applications (1)
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JP2002303773A Pending JP2004136557A (ja) | 2002-10-18 | 2002-10-18 | プリントシステム及びプリンタ |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2004136557A (ja) |
-
2002
- 2002-10-18 JP JP2002303773A patent/JP2004136557A/ja active Pending
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