JP2006229428A - 画像形成コントローラ装置、量子化方法、およびプリンタ装置 - Google Patents

画像形成コントローラ装置、量子化方法、およびプリンタ装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 画像品位の低下を抑制しつつ、誤差メモリ容量の削減と誤差メモリへのアクセスに係る処理速度の向上を可能にする画像形成コントローラ装置、量子化方法、およびプリンタ装置を提供する。
【解決手段】 量子化の際に生じる量子化誤差を後続のラインに拡散するかどうかを色要素ごとに決定し、さらにラインごとに後続のラインに誤差を拡散する色要素を選択的に切り替えることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、画像形成エンジンと接続して画像形成装置を構成可能な画像形成コントローラ装置、画像形成コントローラ装置において実行される量子化方法、および画像形成コントローラ装置と画像形成エンジンから構成されるプリンタ装置に関し、特にメモリ容量の低減および高速に処理を行うことが可能な画像形成コントローラ装置、量子化方法、およびプリンタ装置に関する。
情報通信技術の急速な発達に伴い、パーソナルコンピュータ装置等の情報機器がオフィス用途および家庭用途ともに広く普及している。また、こうした機器の普及によって、出力装置としてのプリンタ装置の需要もますます増大してきており、なかでも複数色のインク液滴によって画像を形成するインクジェットプリンタ装置がさまざまな産業分野で、また家庭用途として利用されている。特に近年は、インクジェットプリンタ技術の高度化が進み、カラー写真のような高精細なカラー画像を出力可能なプリンタ装置や、A0幅やB0幅の大型の記録媒体に出力可能なプリンタ装置が開発されている。
インクジェットプリンタ装置は、各色のインクを貯留するインクタンクからプリンタヘッドに供給されたインクを、プリンタヘッドに形成された多数の細孔(ノズル)から微小な液滴として吐出し、このプリンタヘッドを記録媒体に平行な一定方向(主走査方向)に往復運動させるとともに、記録媒体を、これを含む平面上で主走査方向と略直交する方向(副走査方向)へ移動させることにより、記録媒体上に画像を形成する。
インクジェットプリンタ装置で扱う画像データは、画素ごとにそれぞれの色要素のインク滴を吐出するかどうかを表す二値のデータとして表現される。一方、プリンタ装置に印刷を指示するコンピュータ装置等のホスト装置上で扱う画像データは、画素ごとに例えば各色8ビットや10ビット、すなわち256階調や1024階調で表現される高階調画像データとして構成される。従って、インクジェットプリンタ装置で印刷を行うためには、高階調画像データを二値画像データに変換する量子化処理(二値化処理)を行う必要がある。
量子化処理を行う方式として誤差拡散方式とディザ方式が広く知られている。誤差拡散方式は、各画素において画素値と閾値を比較して量子化を行うとともに、量子化処理により発生する量子化誤差を未処理の周辺画素に分配する量子化方式である。誤差拡散方式では、量子化処理によっても画像全体の濃度が保存されるため、良好な擬似階調表現が可能である。
インクジェットプリンタ装置において、画像データに誤差拡散方式による量子化処理を施す場合は、主走査方向に形成される1ラインに対して一方端の画素から他方端の画素に順次処理を行い、1ラインの処理が終了すると、副走査方向の隣接するラインに対して同様に量子化処理を行う。各画素の量子化処理により発生する量子化誤差を周辺画素へ拡散するには、例えば図に示すように処理画素Pと同一ライン上の未処理画素であるA、B、H、およびIの各画素、ならびに副走査方向に隣接するライン上の画素であるC、D、E、F、およびGの各画素、またはこれらの一部の画素に拡散する。このとき、同一ライン上の画素A、B、H、およびIに対して拡散する誤差は、誤差拡散回路内のバッファにそれぞれの画素を処理するまでの間一時的に保存される。また、隣接ライン上の画素C、D、E、F、およびGに対する拡散誤差は、1ライン分まとめて誤差メモリ上に格納され、当該ラインの量子化処理時に、画素ごとに対応する拡散誤差をメモリから読み出して量子化処理を行う。
ところで、プリンタ装置が扱う画像データのサイズは、印刷画像の高精細化や出力用紙サイズの大型化により、従前に比べて増大しており、誤差拡散処理により生じる誤差データを格納する誤差メモリもより大容量のものが要求されている。また、プリンタエンジンの高機能化により処理の高速化、すなわちメモリアクセスの高速化が必要になっている。
そこで、特許文献1においては、所定の演算的手続きに従い誤差データのビット数を削減してメモリに格納することで、誤差メモリの小容量化を容易に実現する画像処理装置が開示されている。
また、特許文献2においては、量子化方式として誤差拡散方式とディザ方式を選択的に切り替えられる構成とし、メモリ残量に応じて適切な量子化方式を適用できる画像処理装置が開示されている。
特開2001−285633号公報 特開2000−196883号公報
しかしながら、上述した従来例の画像処理装置では、拡散する誤差データのビット数を低減するものにあっては、演算手続きに処理時間を必要とし、誤差拡散処理の高速化が阻害されるという問題があった。ビット数低減の演算をハードウエアによって実現する場合には処理時間の問題は回避されるが、回路規模が増大するという問題が生じることになる。
また、ディザ方式によって量子化処理する場合は、誤差拡散方式に比べて処理が単純であるので高速な処理が可能であるが、誤差拡散方式に比べて画像品位が低下するという問題があった。
そこで、本発明は上記従来例の問題点に鑑みてなされたもので、画像品位の劣化を抑制しつつ、使用するメモリ容量を低減し、高速に処理を行うことのできる画像形成コントローラ装置、量子化方法、およびプリンタ装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明に係る画像形成コントローラ装置では、複数の色要素についてそれぞれ3以上の階調数によって階調化表現された画像データをラインごとに誤差拡散方式によって二値化画像データに量子化処理を行う画像形成コントローラ装置において、量子化する際に発生する量子化誤差を処理画素が含まれる処理ラインの処理方向に先行する未処理の画素および前記処理ラインに隣接する1または複数の未処理のラインの画素に拡散する第一の誤差拡散手段と、前記量子化誤差を前記処理ラインの処理方向に先行する未処理の画素にのみ拡散する第二の誤差拡散手段と、ラインごとに画像データを構成する複数の色要素のうちから一部の色要素を選択する色要素選択手段と、前記色要素選択手段により選択された色要素については前記第一の誤差拡散手段による量子化誤差の拡散を行い、前記画像データの他の色要素については前記第二の誤差拡散手段によって量子化誤差の拡散を行うように制御する色要素別誤差拡散制御手段を備えたことを特徴とする。
また、上記目的を達成するために、請求項2記載の発明に係る画像形成コントローラ装置では、請求項1記載の画像形成コントローラ装置において、ラインごとに行う量子化処理は、画像データの主走査方向に沿うラインごとに行うことを特徴とする。
また、上記目的を達成するために、請求項3記載の発明に係る画像形成コントローラ装置では、請求項2記載の画像形成コントローラ装置において、前記第一の誤差拡散手段において誤差を拡散する隣接する未処理のラインは、主走査方向に沿う処理ラインに対して副走査方向に隣接する未処理のラインであることを特徴とする。
また、上記目的を達成するために、請求項4記載の発明に係る画像形成コントローラ装置では、請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の画像形成コントローラ装置において、前記色要素選択手段は周期を有し、前記周期ごとに同じ色要素が選択されることを特徴とする。
また、上記目的を達成するために、請求項5記載の発明に係る画像形成コントローラ装置では、請求項4記載の画像形成コントローラ装置において、前記周期間に前記色要素選択手段によってそれぞれの色要素が選択される回数が等しいことを特徴とする。
また、上記目的を達成するために、請求項6記載の発明に係る画像形成コントローラ装置では、請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の画像形成コントローラ装置において、前記色要素選択手段は、ラインごとにランダムに色要素を選択することを特徴とする。
また、上記目的を達成するために、請求項7記載の発明に係る画像形成コントローラ装置では、請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載の画像形成コントローラ装置において、前記色要素選択手段は、少なくとも前ラインで選択されなかった色要素を選択することを特徴とする。
また、上記目的を達成するために、請求項8記載の発明に係る画像形成コントローラ装置では、複数の色要素についてそれぞれ3以上の第一の階調数によって階調化表現された画像データをラインごとに誤差拡散方式によって前記第一の階調数より小さく2以上の第二の階調数によって表現される階調化表現された画像データに量子化処理を行う画像形成コントローラ装置において、量子化する際に発生する量子化誤差を処理画素が含まれる処理ラインの処理方向に先行する未処理の画素および前記処理ラインに隣接する1または複数の未処理のラインの画素に拡散する第一の誤差拡散手段と、前記量子化誤差を前記処理ラインの処理方向に先行する未処理の画素にのみ拡散する第二の誤差拡散手段と、ラインごとに画像データを構成する複数の色要素のうちから一部の色要素を選択する色要素選択手段と、前記色要素選択手段により選択された色要素については前記第一の誤差拡散手段による量子化誤差の拡散を行い、前記画像データの他の色要素については前記第二の誤差拡散手段によって量子化誤差の拡散を行うように制御する色要素別誤差拡散制御手段を備えたことを特徴とする。
また、上記目的を達成するために、請求項9記載の発明に係る量子化方法では、複数の色要素についてそれぞれ3以上の階調数によって階調化表現された画像データをラインごとに誤差拡散方式によって二値化画像データに変換する量子化方法において、量子化する際に発生する量子化誤差を処理画素が含まれる処理ラインの処理方向に先行する未処理の画素および前記処理ラインに隣接する1または複数の未処理のラインの画素に拡散する第一の誤差拡散工程と、前記量子化誤差を前記処理ラインの処理方向に先行する未処理の画素にのみ拡散する第二の誤差拡散工程と、ラインごとに画像データを構成する複数の色要素のうちから一部の色要素を選択する色要素選択工程と、前記色要素選択工程により選択された色要素については前記第一の誤差拡散工程による量子化誤差の拡散を行い、前記画像データの他の色要素については前記第二の誤差拡散工程によって量子化誤差の拡散を行うように制御する色要素別誤差拡散制御工程を備えたことを特徴とする。
また、上記目的を達成するために、請求項10記載の発明に係る量子化方法では、請求項9記載の量子化方法において、ラインごとに行う変換処理は、画像データの主操作方向に沿うラインごとに行うことを特徴とする。
また、上記目的を達成するために、請求項11記載の発明に係る量子化方法では、請求項10記載の量子化方法において、前記第一の誤差拡散工程において誤差を拡散する隣接する未処理のラインは、主走査方向に沿う処理ラインに対して副走査方向に隣接する未処理のラインであることを特徴とする。
また、上記目的を達成するために、請求項12記載の発明に係る量子化方法では、請求項9乃至請求項11のいずれか一項に記載の量子化方法において、前記色要素選択工程は周期を有し、前記周期ごとに同じ色要素が選択されることを特徴とする。
また、上記目的を達成するために、請求項13記載の発明に係る量子化方法では、請求項12記載の量子化方法において、前記周期間に前記色要素選択工程によりそれぞれの色要素が選択される回数が等しいことを特徴とする。
また、上記目的を達成するために、請求項14記載の発明に係る量子化方法では、請求項9乃至請求項11のいずれか一項に記載の量子化方法において、前記色要素選択工程は、ラインごとにランダムに色要素を選択することを特徴とする。
また、上記目的を達成するために、請求項15記載の発明に係る量子化方法では、請求項9乃至請求項14のいずれか一項に記載の量子化方法において、前記色要素選択工程は、少なくとも前ラインで選択されなかった色要素を選択することを特徴とする。
また、上記目的を達成するために、請求項16記載の発明に係る量子化方法では、複数の色要素についてそれぞれ3以上の第一の階調数によって階調化表現された画像データをラインごとに誤差拡散方式によって前記第一の階調数より小さく2以上の第二の階調数によって表現される階調化表現された画像データに変換する量子化方法において、量子化する際に発生する量子化誤差を処理画素が含まれる処理ラインの処理方向に先行する未処理の画素および前記処理ラインに隣接する1または複数の未処理のラインの画素に拡散する第一の誤差拡散工程と、前記量子化誤差を前記処理ラインの処理方向に先行する未処理の画素にのみ拡散する第二の誤差拡散工程と、ラインごとに画像データを構成する複数の色要素のうちから一部の色要素を選択する色要素選択工程と、前記色要素選択工程により選択された色要素については前記第一の誤差拡散工程による量子化誤差の拡散を行い、前記画像データの他の色要素については前記第二の誤差拡散工程によって量子化誤差の拡散を行うように制御する色要素別誤差拡散制御工程を備えたことを特徴とする。
また、上記目的を達成するために、請求項17記載の発明に係るプリンタ装置では、画像形成コントローラ装置と、前記画像形成コントローラ装置が出力する画像形成データに基づき印刷を行う画像形成エンジンとを有するプリンタ装置において、前記画像形成コントローラ装置は、複数の色要素についてそれぞれ3以上の階調数によって階調化表現された画像データをラインごとに誤差拡散方式によって二値化画像データに量子化処理を行う機能を備え、量子化する際に発生する量子化誤差を処理画素が含まれる処理ラインの処理方向に先行する未処理の画素および前記処理ラインに隣接する1または複数の未処理のラインの画素に拡散する第一の誤差拡散手段と、前記量子化誤差を前記処理ラインの処理方向に先行する未処理の画素にのみ拡散する第二の誤差拡散手段と、ラインごとに画像データを構成する複数の色要素のうちから一部の色要素を選択する色要素選択手段と、前記色要素選択手段により選択された色要素については前記第一の誤差拡散手段による量子化誤差の拡散を行い、前記画像データの他の色要素のついては前記第二の誤差拡散手段によって量子化誤差の拡散を行うように制御する色要素別誤差拡散制御手段を備えてなることを特徴とする。
また、上記目的を達成するために、請求項18記載の発明に係るプリンタ装置では、画像形成コントローラ装置と、前記画像形成コントローラ装置が出力する画像形成データに基づき印刷を行う画像形成エンジンとを有するプリンタ装置において、前記画像形成コントローラ装置は、複数の色要素についてそれぞれ3以上の第一の階調数によって階調化表現された画像データをラインごとに誤差拡散方式によって前記第一の階調数より小さく2以上の第二の階調数によって表現される階調化表現された画像データに量子化処理を行う機能を備え、量子化する際に発生する量子化誤差を処理画素が含まれる処理ラインの処理方向に先行する未処理の画素および前記処理ラインに隣接する1または複数の未処理のラインの画素に拡散する第一の誤差拡散手段と、前記量子化誤差を前記処理ラインの処理方向に先行する未処理の画素にのみ拡散する第二の誤差拡散手段と、ラインごとに画像データを構成する複数の色要素のうちから一部の色要素を選択する色要素選択手段と、前記色要素選択手段により選択された色要素については前記第一の誤差拡散手段による量子化誤差の拡散を行い、前記画像データの他の色要素のついては前記第二の誤差拡散手段によって量子化誤差の拡散を行うように制御する色要素別誤差拡散制御手段を備えてなることを特徴とする。
本発明によれば、後続の未処理ラインに拡散する誤差データの色要素を処理ラインごとに選択する構成とすることで、誤差メモリに格納される誤差データのサイズを小さくするとともに誤差メモリへのアクセスを低減することができ、画像品位の低下を抑制しつつ量子化処理に必要なメモリ容量の削減と処理の高速化を可能にするという効果を奏する。
以下、本発明をプリンタ装置に適用した場合の好適な実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本実施の形態に係るプリンタ装置の構成を示すブロック図である。図中の符号100はプリンタ装置であり、画像形成コントローラ装置101とプリンタエンジン115で概略構成される。
画像形成コントローラ装置101は、パーソナルコンピュータ等のホスト装置から印刷指示および印刷用の画像データを受信し、受信した画像データをプリンタエンジン115で印刷可能な構成の二値化画像データに変換して出力する機能を提供する。画像形成コントローラ装置101は、CPU102、画像処理部103、プリンタエンジンインターフェース部104、通信インターフェース部105、拡張バス回路部106、およびメモリコントローラ107を備えており、これらの各ブロックはそれぞれバスライン109a〜109fを介してシステムバスブリッジ108に接続されている。本実施の形態では、これらのブロックはシステムLSIとして一つのパッケージに封止された画像形成コントローラASIC(Application Specific Integrated Circuit)110として実現されている。
また、画像形成コントローラ装置101は、機能拡張ユニットを装着する拡張スロット111およびRAM部113を備えるほか、図示しないROM部、操作部、表示部等から構成される。
CPU102は、画像形成コントローラ装置101全体の制御を司るもので、図示しないROM部またはRAM部113に格納された制御手順(プログラム)を順次読み出し実行することによって、ホスト装置と通信するための通信インターフェース部105の制御や通信プロトコルの解釈、ホスト装置から受信した画像データをプリンタエンジン115で印刷可能な画像形成データ(二値化データ)に変換するための画像処理部103の制御、画像処理部103で生成された画像形成データをプリンタエンジン115へ転送するためのプリンタエンジンインターフェース部104の制御等を行う。また、CPU102は、画像処理部103において高階調画像データを誤差拡散方式で量子化して二値化画像データを生成する際に、処理ラインごとに選択した色要素についてのみ後続の未処理ラインの画素に量子化誤差を拡散する制御を行う機能を備えている。
画像処理部103は、ホスト装置から受信した画像データをプリンタエンジン115で印刷可能な二値化画像データに変換する機能を備えている。なお、画像処理部103の詳細な構成については図を参照して後述する。
プリンタエンジンインターフェース部104は、画像形成コントローラ装置101とプリンタエンジン115との間でデータの送受信を行うブロックである。プリンタエンジンインターフェース部104は、DMAC(Dynamic Memory Access Controller;ダイナミックメモリアクセスコントローラ)を有し、画像処理部103で生成されRAM部113に格納されている二値化画像データを、メモリコントローラ107を介して順次読み出してプリンタエンジン115に転送する機能を備えている。
通信インターフェース部105は、パーソナルコンピュータやワークステーション等のホスト装置との間でデータの送受信を行う機能を備え、ホスト装置から受信した画像データを、メモリコントローラ107を介してRAM部113に格納する機能を備えている。通信インターフェース部105の通信方式としては、USB(Universal Serial Bus)やIEEE1394などの高速シリアル通信、IEEE1284などのパラレル通信、あるいは100BASE−TX等のネットワーク通信などいずれの方式であってもよく、またこれらの複数の通信方式を有していてもよい。さらには、有線による通信方式に限らず、無線による通信方式であっても本発明を構成する。
拡張バス回路部106は、拡張スロット111に装着した機能拡張ユニットを制御する機能を備え、拡張バス112を介して機能拡張ユニットにデータを送信する制御および機能拡張ユニットが出力するデータを受信する制御を行う。拡張スロット111に装着される機能拡張ユニットとしては、USBやIEEE1394、IEEE1284、あるいはネットワーク通信などホスト装置との通信機能を提供する通信ユニットや、大容量記憶機能を提供するハードディスクドライブユニットなどが装着可能である。
なお、画像処理部103、通信インターフェース部105、および拡張バス回路部106は、プリンタエンジンインターフェース部104と同様にDMACを有し、メモリアクセス要求を発行する機能を備えている。
メモリコントローラ107は、メモリバス114を介して画像形成コントローラASIC110に接続されたRAM部113の制御を行う機能を備えている。メモリコントローラ107はCPU102およびDMACを有する各ブロックからシステムバスブリッジ108を介して、RAM部113への書き込み要求やRAM部113からの読み出し要求に応じて必要な制御信号を生成してRAM部113へのデータの書き込みならびにRAM部113からのデータの読み出しを行い、CPU102および各ブロックとの間でデータの中継を行う。
システムバスブリッジ108は、画像形成コントローラASIC110を構成する各ブロック間を接続する機能を備えるほか、複数のブロックから同時にアクセス要求が発行された場合に、バス権を調停する機能を備えている。CPU102およびDMACを有する各ブロックがメモリコントローラ107を介してRAM部113へのアクセス要求をほぼ同時に発行する場合があり、システムバスブリッジ108は予め指定されたプライオリティーに従って適切に調停を行うことができる。
RAM部113は、同期DRAM等で構成され、CPU102が実行する制御手順の格納、画像処理部103において生成された画像形成データの一時的な記憶、通信インターフェース部105がホスト装置から受信した画像データの一時的なバッファリング、拡張バス112を介して接続された機能拡張ユニットとの間で受け渡しされるデータの一時保存、およびCPU102のワークメモリなどの機能を提供するメモリブロックである。
プリンタエンジン115は、画像形成コントローラ装置101から送出される二値化画像データに基づいて記録媒体上に画像を印刷する印刷機構である。本実施の形態では、プリンタエンジン115は、インクジェット方式であり、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、黒(K)、ライトシアン(LC)、およびライトマゼンタ(M)の6色のインクによって画像を記録するものである。
次に、本実施の形態に係るプリンタ装置の画像処理部について、図面を参照して説明する。図2は、画像処理部103の機能ブロックの構成および処理される画像データの形式を示したものである。
画像処理部103は、色変換処理部201、量子化処理部202、レジスタ部203、画像データリードDAMC204、画像データライトDMAC205、誤差データリードDMAC206、および誤差データライトDMAC207で概略構成される。
色変換処理部201は、ホスト装置から受信した入力画像データの色空間をプリンタエンジン115のインク色で表される色空間に変換するブロックである。本実施の形態では、ホスト装置上の画像データは、各画素が赤(R)、緑(G)、青(B)のそれぞれ8ビットで表現されており、色変換処理部201では、この入力画像データを、プリンタエンジン115のインク色であるC、M、Y、K、LC、LMのそれぞれ10ビットで表現される色空間に変換する機能を備えている。また、色変換処理部201では、プリンタエンジン115の出力特性に応じたガンマ補正もあわせて行われる。
量子化処理部202は、それぞれの色要素について誤差拡散方式による二値化処理を行う機能を備えている。量子化処理部202では、周辺画素から拡散される誤差を注目画素に加算し、閾値と比較することで量子化(二値化)処理を行う。このとき発生する量子化誤差は、周辺の未処理の画素へ拡散され、全体として画像データの濃度が保存される。
レジスタ部203は図3に示すように、画像処理の開始を指示する画像処理起動レジスタ301、実行する画像処理の内容およびパラメータを指定するコマンド・パラメータレジスタ302、前ラインから拡散される誤差の色要素を指定する前ライン拡散誤差レジスタ303、処理ラインから隣接ラインへ拡散する誤差の色要素を指定する次ライン拡散誤差レジスタ304、およびこのほかの図示しないレジスタ群から構成される。
画像データリードDMAC204は、RAM部113に格納された入力画像データをRAM部113から読み出すためのDMACであり、画像データライトDMAC205は、入力画像データに対して量子化処理を行って生成された二値化画像データをRAM部113に格納するためのDMACである。
誤差データリードDMAC206は、隣接ラインから拡散される誤差データをRAM部113から読み出すためのDMACであり、誤差データライトDMAC207は、隣接ラインに拡散する誤差データをRAM部113に格納するためのDMACである。なお、本実施の形態では、誤差メモリはRAM部113の一部として構成される。
以下、量子化処理部202の動作を詳細に説明する。量子化処理部202では、色変換処理部201から出力された注目画素の画像データに、前ラインからの拡散誤差データをRAM部113から読み出して加算する。前ラインで発生した誤差データは、図4に示すようにRAM部113に格納されており、誤差データリードDMAC206を介して注目画素への拡散誤差を読み出す。このとき、前ラインから拡散する誤差の色要素を指定することも可能である。例えば、図5に示すように前ラインからの拡散誤差として、C、M、Y、およびKの色要素の誤差がRAM部113に格納されているときは、前ライン拡散誤差レジスタ303にその色要素を指定することで誤差データリードDMAC206は必要な色要素の誤差データをRAM部113から読み出し、それぞれの色要素の画像データに加算される。また、注目画素には先行する同一ラインからの拡散誤差も加算される。同一ラインからの拡散誤差は、量子化処理部202内のバッファに一時的に記憶されている。
同一ラインおよび前ラインからの誤差を拡散した後、それぞれの色要素ごとに閾値と比較して量子化(二値化)を行い、量子化された出力データは、画像データライトDMAC205によってRAM部113に格納される。量子化処理によって発生する量子化誤差のうち、隣接ラインに拡散する誤差データは誤差データライトDMAC207を介して図4に示す形式でRAM部113に格納される。このとき後続のラインに拡散する誤差の色要素を指定することができ、例えばC、M、Y、およびKの四つの色要素について後続ラインに誤差を拡散する場合は次ライン拡散誤差レジスタ304にその色要素を指定することで、指定した色要素の誤差が誤差データライトDMAC207を介して図5に示す形式でRAM部113に格納される。
量子化誤差を周辺画素に拡散する際、後続ラインに誤差を拡散する色要素については、例えば図6(a)に示す拡散係数を使用し、後続ラインに誤差を拡散しない色要素については、図6(b)に示す拡散係数を使用することで、いずれの場合も画像全体としての濃度の保存が可能である。
画像処理部103は、CPU102から画像処理起動レジスタ301を介して画像処理の開始を指示されると、RAM部113に格納された画像データの主走査方向の1ラインについて、一方端の画素から他方端の画素まで画像データリードDMAC204によって順次画像データを読み出して、上述の色変換処理および量子化処理を行う。1ラインの処理が終了すると画像処理部103はCPU102に対して割り込みを発行して処理の完了を通知することができ、CPU102からの指示により副走査方向の隣接ラインについて同様に処理を行うことで画像データ全体の二値化処理が実現できる。
二値化された出力画像データは順次RAM部113に格納されていき、これをプリンタエンジンインターフェース部104によってプリンタエンジン115へ送出することで記録媒体への印刷が行われる。
以下、本発明の実施の形態に係るプリンタ装置の動作を、図を参照して説明する。図7は、本実施の形態のプリンタ装置が、ホスト装置から受信した画像データに対して量子化処理等の画像処理を実行する制御の動作手順を示すフローチャートである。
本フローチャートに示す処理は、プリンタ装置100のCPU102がRAM部113または図示しないROMに格納された制御手順に基づき実行する。
プリンタ装置100がホスト装置から印刷要求および画像データを受信しRAM部113に画像データが保存されると、CPU102は図7に示す処理手順を実行する。
すなわち、ステップS701でCPU102は、受信した画像データにまだ量子化処理を行っていないラインが存在するかどうか判定し、未処理のラインが残っている場合はステップS702へ進み、すべてのラインの処理が完了している場合は、本処理動作を終了して画像処理を終了する。
ステップS702では、RAM部113上に格納された画像データのうち処理対象となるラインが格納されているメモリアドレスやライン長などのDMAに関するパラメータをコマンド・パラメータレジスタ302に設定する。
次に、ステップS703でCPU102は、画像処理を行うラインに対して前ラインから拡散される誤差の色要素を前ライン拡散誤差レジスタ303に設定する。続くステップS704では、画像処理を行うラインから後続のラインに対して誤差を拡散する色要素を次ライン拡散誤差レジスタ304に設定する。
それぞれのパラメータ等の設定が完了するとステップS705へ進み、CPU102は画像処理起動レジスタ301に画像処理の開始を指示する。本ステップの処理により画像処理部103は1ライン分の画像データに対して色空間変換処理および量子化処理を実行する。
ステップS706では、CPU102は指定した1ライン分の画像処理が終了するまで待機する。画像処理部103によってライン処理の完了を示す割り込み信号が発行されると、再びステップS701へ戻って本処理を繰り返し、受信した画像データ全体に対して量子化処理が完了すると本処理動作を終了する。
本実施の形態では、図7に示したフローチャートのステップS704において、後続ラインに拡散する誤差の色要素を処理ラインごとに指定することが可能である。以下、図面を参照して拡散する誤差の色要素を指定する方法について説明する。
図8は、それぞれの処理ラインにおいて次ラインに拡散する誤差の色要素を示したものである。1ライン目はC、M、Y、Kを拡散し、2ライン目はC、Y、LC、LMを拡散する様子を表している。同様にして6ライン目まで進むと、7ライン目は再度1ライン目と同じ色要素を拡散し、以下同様に繰り返していく。
次に、同図に従った誤差データの拡散方法について図を参照して説明する。図9は、上述した図7に示すフローチャートのステップS703およびステップS704で前ライン拡散誤差レジスタ303および次ライン拡散誤差レジスタ304に設定する内容を表したものである。すなわち、画像データの1ライン目の処理では、図7のステップS704で次ライン拡散誤差レジスタ304にC、M、Y、Kを設定する。1ライン目は前ラインからの誤差の拡散がないため、ステップS703で前ライン拡散誤差レジスタ303に「色要素なし」を設定する。2ライン目の処理ではステップS703で前ラインから拡散される誤差の色要素として、1ライン目で拡散したC、M、Y、Kを前ライン拡散誤差レジスタ303に設定する。ステップS704では、次ライン拡散誤差レジスタ304にC、Y、LC、LMを設定して、次ラインに拡散する色要素を指定する。同様にして3ライン目の処理では、ステップS703で前ライン拡散誤差レジスタ303にC、Y、LC、LMを、ステップS704で次ライン拡散誤差レジスタ304にM、K、LC、LMを設定する。以下各処理ラインごとに図9に示すように前ライン拡散誤差レジスタ303および次ライン拡散誤差レジスタ304を設定して量子化処理を行う。
以上のように、図9に示したレジスタ設定および図7に示したフローチャートに従った処理を行うことにより、プリンタ装置100が誤差拡散方式による量子化処理を行う際に、処理するラインごとに後続のラインに拡散する誤差データの色要素を選択的に切り替えることができ、量子化処理に必要となるメモリ容量の削減が可能になり、量子化処理に伴うメモリアクセスが低減されるためプリンタ装置100全体の処理速度を向上することも可能になる。
なお、上述の実施の形態では、量子化処理により二値化する場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、誤差拡散方式により3以上の階調数に量子化する多値誤差拡散方式を採用したプリンタ装置であっても本発明を構成することはいうまでもない。
この場合、多値誤差拡散方式による量子化と濃度パターン法を組み合わせることで二値化画像データを生成することができる。
また、上述の実施の形態では、副走査方向に隣接する1ラインに誤差を拡散する場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、副走査方向に隣接する2以上の未処理ラインの画素に誤差を拡散するプリンタ装置であっても本発明を構成することはいうまでもない。
また、上述の実施の形態では、ラインごとに選択する色要素を周期的に決定する場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、ラインごとにランダムに色要素を選択するプリンタ装置であっても本発明を構成することはいうまでもない。
この場合、特定の色要素が2以上の相続くラインにおいて選択されないことがないように色要素を決定することで画像品位の低下を抑制することができる。
また、上述の実施の形態では、C、M、Y、K、LC、およびLMの6色のインクによって画像を形成するプリンタ装置の場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、C、M、Y、およびKの4色のインクを有するプリンタ装置や、C、M、およびYの3色のインクを有するプリンタ装置、さらには、ライトイエロー(LY)など他の淡色やレッド(R)などの特色のインクを備えたプリンタ装置であっても本発明を構成することはいうまでもなく、上記以外のインク色の組み合わせによって構成されるプリンタ装置であっても本発明を構成することはいうまでもない。
また、上述の実施の形態では、プリンタエンジンがインクジェット方式である場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、プリンタエンジンがレーザー方式や溶融型熱転写方式であっても本発明を構成することはいうまでもない。
本発明の実施の形態に係るプリンタ装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係るプリンタ装置の画像処理部の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係るプリンタ装置のレジスタ部の構成を示す図である。 本発明の実施の形態に係るプリンタ装置において6色の色要素の誤差データがRAMに格納される様子を示す図である。 本発明の実施の形態に係るプリンタ装置において4色の色要素の誤差データがRAMに格納される様子を示す図である。 本発明の実施の形態に係るプリンタ装置において量子化誤差を周辺画素に拡散する際の拡散係数を説明する図であり、(a)は同一ラインの未処理画素と隣接ラインに誤差を拡散する場合、(b)は同一ラインの未処理画素のみに誤差を拡散する場合である。 本発明の実施の形態に係るプリンタ装置の画像処理の動作の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係るプリンタ装置において隣接するラインに誤差を拡散する色要素を周期的に選択する場合の一選択例を説明する図である。 本発明の実施の形態に係るプリンタ装置において画像処理部のレジスタに設定する内容を説明する図である。 誤差拡散方式による量子化処理において未処理の周辺画素に誤差を拡散する様子を示す図である。
符号の説明
100 プリンタ装置
101 画像形成コントローラ装置
102 CPU
103 画像処理部
104 プリンタエンジンインターフェース部
105 通信インターフェース部
106 拡張バス回路部
107 メモリコントローラ
108 システムバスブリッジ
109 バスライン
110 画像形成コントローラASIC
111 拡張スロット
112 拡張バス
113 RAM部
114 メモリバス
115 プリンタエンジン
201 色変換処理部
202 量子化処理部
203 レジスタ部
204 画像データリードDMAC
205 画像データライトDMAC
206 誤差データリードDMAC
207 誤差データライトDMAC
301 画像処理起動レジスタ
302 コマンド・パラメータレジスタ
303 前ライン拡散誤差レジスタ
304 次ライン拡散誤差レジスタ

Claims (18)

  1. 複数の色要素についてそれぞれ3以上の階調数によって階調化表現された画像データをラインごとに誤差拡散方式によって二値化画像データに量子化処理を行う画像形成コントローラ装置において、
    量子化する際に発生する量子化誤差を処理画素が含まれる処理ラインの処理方向に先行する未処理の画素および前記処理ラインに隣接する1または複数の未処理のラインの画素に拡散する第一の誤差拡散手段と、
    前記量子化誤差を前記処理ラインの処理方向に先行する未処理の画素にのみ拡散する第二の誤差拡散手段と、
    ラインごとに画像データを構成する複数の色要素のうちから一部の色要素を選択する色要素選択手段と、
    前記色要素選択手段により選択された色要素については前記第一の誤差拡散手段による量子化誤差の拡散を行い、前記画像データの他の色要素については前記第二の誤差拡散手段によって量子化誤差の拡散を行うように制御する色要素別誤差拡散制御手段を備えたことを特徴とする画像形成コントローラ装置。
  2. ラインごとに行う量子化処理は、画像データの主走査方向に沿うラインごとに行うことを特徴とする請求項1記載の画像形成コントローラ装置。
  3. 前記第一の誤差拡散手段において誤差を拡散する隣接する未処理のラインは、主走査方向に沿う処理ラインに対して副走査方向に隣接する未処理のラインであることを特徴とする請求項2記載の画像形成コントローラ装置。
  4. 前記色要素選択手段は周期を有し、前記周期ごとに同じ色要素が選択されることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の画像形成コントローラ装置。
  5. 前記周期間に前記色要素選択手段によってそれぞれの色要素が選択される回数が等しいことを特徴とする請求項4記載の画像形成コントローラ装置。
  6. 前記色要素選択手段は、ラインごとにランダムに色要素を選択することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の画像形成コントローラ装置。
  7. 前記色要素選択手段は、少なくとも前ラインで選択されなかった色要素を選択することを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載の画像形成コントローラ装置。
  8. 複数の色要素についてそれぞれ3以上の第一の階調数によって階調化表現された画像データをラインごとに誤差拡散方式によって前記第一の階調数より小さく2以上の第二の階調数によって表現される階調化表現された画像データに量子化処理を行う画像形成コントローラ装置において、
    量子化する際に発生する量子化誤差を処理画素が含まれる処理ラインの処理方向に先行する未処理の画素および前記処理ラインに隣接する1または複数の未処理のラインの画素に拡散する第一の誤差拡散手段と、
    前記量子化誤差を前記処理ラインの処理方向に先行する未処理の画素にのみ拡散する第二の誤差拡散手段と、
    ラインごとに画像データを構成する複数の色要素のうちから一部の色要素を選択する色要素選択手段と、
    前記色要素選択手段により選択された色要素については前記第一の誤差拡散手段による量子化誤差の拡散を行い、前記画像データの他の色要素については前記第二の誤差拡散手段によって量子化誤差の拡散を行うように制御する色要素別誤差拡散制御手段を備えたことを特徴とする画像形成コントローラ装置。
  9. 複数の色要素についてそれぞれ3以上の階調数によって階調化表現された画像データをラインごとに誤差拡散方式によって二値化画像データに変換する量子化方法において、
    量子化する際に発生する量子化誤差を処理画素が含まれる処理ラインの処理方向に先行する未処理の画素および前記処理ラインに隣接する1または複数の未処理のラインの画素に拡散する第一の誤差拡散工程と、
    前記量子化誤差を前記処理ラインの処理方向に先行する未処理の画素にのみ拡散する第二の誤差拡散工程と、
    ラインごとに画像データを構成する複数の色要素のうちから一部の色要素を選択する色要素選択工程と、
    前記色要素選択工程により選択された色要素については前記第一の誤差拡散工程による量子化誤差の拡散を行い、前記画像データの他の色要素については前記第二の誤差拡散工程によって量子化誤差の拡散を行うように制御する色要素別誤差拡散制御工程を備えたことを特徴とする量子化方法。
  10. ラインごとに行う変換処理は、画像データの主操作方向に沿うラインごとに行うことを特徴とする請求項9記載の量子化方法。
  11. 前記第一の誤差拡散工程において誤差を拡散する隣接する未処理のラインは、主走査方向に沿う処理ラインに対して副走査方向に隣接する未処理のラインであることを特徴とする請求項10記載の量子化方法。
  12. 前記色要素選択工程は周期を有し、前記周期ごとに同じ色要素が選択されることを特徴とする請求項9乃至請求項11のいずれか一項に記載の量子化方法。
  13. 前記周期間に前記色要素選択工程によりそれぞれの色要素が選択される回数が等しいことを特徴とする請求項12記載の量子化方法。
  14. 前記色要素選択工程は、ラインごとにランダムに色要素を選択することを特徴とする請求項9乃至請求項11のいずれか一項に記載の量子化方法。
  15. 前記色要素選択工程は、少なくとも前ラインで選択されなかった色要素を選択することを特徴とする請求項9乃至請求項14のいずれか一項に記載の量子化方法。
  16. 複数の色要素についてそれぞれ3以上の第一の階調数によって階調化表現された画像データをラインごとに誤差拡散方式によって前記第一の階調数より小さく2以上の第二の階調数によって表現される階調化表現された画像データに変換する量子化方法において、
    量子化する際に発生する量子化誤差を処理画素が含まれる処理ラインの処理方向に先行する未処理の画素および前記処理ラインに隣接する1または複数の未処理のラインの画素に拡散する第一の誤差拡散工程と、
    前記量子化誤差を前記処理ラインの処理方向に先行する未処理の画素にのみ拡散する第二の誤差拡散工程と、
    ラインごとに画像データを構成する複数の色要素のうちから一部の色要素を選択する色要素選択工程と、
    前記色要素選択工程により選択された色要素については前記第一の誤差拡散工程による量子化誤差の拡散を行い、前記画像データの他の色要素については前記第二の誤差拡散工程によって量子化誤差の拡散を行うように制御する色要素別誤差拡散制御工程を備えたことを特徴とする量子化方法。
  17. 画像形成コントローラ装置と、前記画像形成コントローラ装置が出力する画像形成データに基づき印刷を行う画像形成エンジンとを有するプリンタ装置において、
    前記画像形成コントローラ装置は、複数の色要素についてそれぞれ3以上の階調数によって階調化表現された画像データをラインごとに誤差拡散方式によって二値化画像データに量子化処理を行う機能を備え、量子化する際に発生する量子化誤差を処理画素が含まれる処理ラインの処理方向に先行する未処理の画素および前記処理ラインに隣接する1または複数の未処理のラインの画素に拡散する第一の誤差拡散手段と、前記量子化誤差を前記処理ラインの処理方向に先行する未処理の画素にのみ拡散する第二の誤差拡散手段と、ラインごとに画像データを構成する複数の色要素のうちから一部の色要素を選択する色要素選択手段と、前記色要素選択手段により選択された色要素については前記第一の誤差拡散手段による量子化誤差の拡散を行い、前記画像データの他の色要素のついては前記第二の誤差拡散手段によって量子化誤差の拡散を行うように制御する色要素別誤差拡散制御手段を備えてなることを特徴とするプリンタ装置。
  18. 画像形成コントローラ装置と、前記画像形成コントローラ装置が出力する画像形成データに基づき印刷を行う画像形成エンジンとを有するプリンタ装置において、
    前記画像形成コントローラ装置は、複数の色要素についてそれぞれ3以上の第一の階調数によって階調化表現された画像データをラインごとに誤差拡散方式によって前記第一の階調数より小さく2以上の第二の階調数によって表現される階調化表現された画像データに量子化処理を行う機能を備え、量子化する際に発生する量子化誤差を処理画素が含まれる処理ラインの処理方向に先行する未処理の画素および前記処理ラインに隣接する1または複数の未処理のラインの画素に拡散する第一の誤差拡散手段と、前記量子化誤差を前記処理ラインの処理方向に先行する未処理の画素にのみ拡散する第二の誤差拡散手段と、ラインごとに画像データを構成する複数の色要素のうちから一部の色要素を選択する色要素選択手段と、前記色要素選択手段により選択された色要素については前記第一の誤差拡散手段による量子化誤差の拡散を行い、前記画像データの他の色要素のついては前記第二の誤差拡散手段によって量子化誤差の拡散を行うように制御する色要素別誤差拡散制御手段を備えてなることを特徴とするプリンタ装置。
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