JP4664809B2 - カラー画像処理装置及びカラープリンタシステム - Google Patents

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Description

この発明は、カラー画像処理装置及びカラープリンタシステムに関し、特にレッド(R)、グリーン(G)、ブルー(B)の画像信号からシアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の4色の画像信号を生成するカラー画像処理装置及びカラープリンタシステムに関する。
カラー印刷における基本原色は、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の3色であるが、多用される黒色フォントの品質や印刷コスト、或いは、自然画に対するメリハリの利点から、これにブラック(K)を加え、CMYKの4色を基本原色とする印刷装置が多く利用されている。
一方、オフィスで使用されるビジネスプリンタなどの入力画像データは、レッド(R)、グリーン(G)、ブルー(B)の3色のデータで提供される場合が一般的であるため、RGBデータからCMYKデータを生成するプロセスである4色分解が必要となる。
通常この4色分解は、非特許文献1の476頁に開示されているように、RGBのデータ(r,g,b)の補数を算出してCMYデータ(c,m,y)を生成し、CMYの共通要素min{c,m,y}を部分的にK成分のデータ(k)に置き換える処理として実現される。ここにmin{c,m,y}はCMYデータ(c,m,y)の最小値である。
上記のような処理により生成されるK成分をBG(Black Generation)と呼び、Kに置換されることにより除かれるCMY成分をUCR(Under Color Removal)と呼んでいる。
このようなBG処理及びUCR処理の大きなメリットとして、単位印画面積当たりの最大色材量を低減する効果が挙げられる。本明細書では以下、単位印画面積当たりの最大色材量を、単に最大色材量或いはレーザプリンタであれば最大トナー量と呼ぶことにする。
例えば、最大色材量を最も低減できる方法としては、100%UCRと呼ばれる方法がある。これは、k=min{c,m,y}で求めたkを、(1)式のように各CMYデータ(c,m,y)から減算してUCR処理後のCMYデータ(c´,m´,y´)を得る方法である。
Figure 0004664809
この100%UCRにおけるCMYKの4色印刷の最大色材量は、1色当たりの最大色材量の200%となる。UCR処理を行わないで,CMYKの4色で印刷を行う場合の最大色材量は、400%であるから、BG処理及びUCR処理を行うことにより最大色材量を200%〜400%の範囲で調整が可能であることが分かる。
一方、多色印刷をするプリンタ一般に言えることとして、最大色材量が過剰であるほど、装置負荷が大きくなり、重ねられる色の再現性が不安定になる傾向にあることが知られている。
例えば、レーザプリンタでは、トナー層厚が厚いほど転写性能が不安定になりやすく、インクジェットプリンタでは、インキ量が多いほど紙へのインキの滲みが発生しやすくなる傾向にある。また、トナーを溶融定着するレーザプリンタでは、より多くの最大トナー量に対応しようとすると、単位時間に投入すべき熱エネルギーが大きくなるため、定着装置の大型化や、定着器寿命の低下という問題を招来する。
このため、プリンタエンジンの開発においては、画質が許す限り、最大色材量を少なく押さえようとする要求が生じる。しかし、画質の観点からは、100%UCRのような極端なUCR処理を行った場合には、全体に彩度が低く、極端に硬調で、墨っぽい画像になることや、色材量が少ないことにより、コントラストが低下するという問題が生じる。
これらの相反する要請から、最大色材量の制限は、商用印刷であれば1色当たりの300%〜350%程度の範囲、普及型のレーザプリンタなどでは200%〜300%程度の範囲で、エンジン性能と画質が最もバランスのとれる値を選定して設計されることになる。
一方、プリンタに濃度センサを取り付け、このセンサからの検出信号を用いて階調補正を行うことにより、色材量を制御することもすでに知られている。
例えば特許文献1には、環境変動に対して階調特性を一定に保つために、第1の階調制御により、各階調毎の濃度データを出力信号に変換するためのルックアップテーブル(以下LUTと略す)を最適化すると共に、第2の階調制御により、トナー補給量を制御して画像濃度を安定化することが開示されている。但し、この例は、単色の階調特性の安定化に関するものであり、先に述べたようなカラー印刷おけるトナー総量過多による画像不安定性を回避する手段にはなっていない。
また、特許文献2には、ユーザが階調特性を調整しても、出力画像全体の濃度が変化しないようにトナー付着量を管理して濃度を一定に調整することが開示されている。
更に特許文献3には、階調補正された階調データと、温湿度センサの測定データに基づき、画像のトナー付着量を演算し、その計算結果が定着器の定着性能より決定されるトナー付着量の上限値以上であるときに、告知手段によって、ユーザに警告を発するという提案がなされている。
これら、特許文献2や3の場合は、ユーザの調整に対応して、ハードウエア的なフィードバックをかけることが前提となっている。このため、複数のコンピュータにより共有されたプリンタでは、印刷要求毎にフィードバックのためのシーケンスが発生し、装置に対する余分な負荷や運用コストの増加を招くことになる。
特許文献4では、多次元LUTを用いて、各色成分の総和を直接制限する方法が開示されている。しかし、この様な方法の場合、CMYKの4次元入出力に対応するLUTでは、格子点数を5点としても、5×4=2500個ものデータが必要となる。
このように大規模の多次元LUTを使用することは、ハードウエアに実装する場合に、多くのメモリ空間を消費するために、コストアップにつながる。また、印刷ページ間などで画像処理モードを切り替えるような場合などのように、LUTを設定し直す必要がある場合には、LUTデータの転送に要する時間が多くなるため高速化の障害となる。特許文献5,6も多次元LUTを利用するため、同様の課題を生じる。
また、多次元LUTの利用では、この他に補間計算による計算(或いは信号処理)の負荷も発生する。例えば、これを比較的単純な多重線形補完による補完計算で求めた場合には、特許文献6の図3のような8個の周辺グリッドの頂点から補完値を計算する場合、
(入力チャンネル個数)×(頂点数)×(出力チャンネル数)個の乗算が必要となる。
この場合、入力チャンネル数=4(CMYK分)、頂点数=8(特許文献6の図3の黒点11の周辺頂点が8点を使って補完)、出力チャンネル数=4(CMYK)、であるから、必要となる乗算数は、128回にもなる。このため、ハードウエア実装では、論理規模が増大し、ソフトウエア実装の場合には、この演算量が高速化の障害となる。
特許文献7では、各色信号の入力毎に総量が規定値以下になるようフィードバックをかける方法が開示されている。この方法では、画素毎にフィードバックによる処理の反復が発生するため、リアルタイム画像処理の高速化に不利となる。また、逆に総量が規定値を超えない範囲であれば、逆に総量を増加させる処理により画像の彩度やコントラスト感を向上させることが可能であるが、特許文献7の方法は、そのままでは総量を増加させる処理に適用することはできない。
特許文献8は、このような意味で、グレー色で100%UCRを行うような特殊な条件下において、規定値の範囲内でトナー総量を増加させ、画質の向上を図る方法を開示したものである。このような処理には、C,M,Yの階調特性に微妙なバランスの変化が生じても、グレーバランスが変化しない利点がある。
しかし、特許文献8では図7に見られるように、補正係数f(k)を、f(k)>1のレンジで使用するため、f(k)<1の範囲を主に使用するような通常の4色分解におけるトナー総量の制限にも使用する場合には、f(k)のレンジと分解能の両立と、メモリ及び回路規模の節約の両立が困難となる問題があった。
また、特許文献8では図1に見られるような、4色分解の後段に設けられた階調補正(γ補正)の場合、これを直接濃度(或いは明度)調整パラメータとしてユーザに解放した場合には、トナー総量の規制値に対して、エンジンの変動分に加えて、ユーザ調整による変化分もマージンとして設ける必要が生じる。このため、プリンタエンジンの本来能力よりは、このマージン分だけ少ない色材しか使用することができず、製品の色再現範囲を狭めることになる。
特開平10−39555号公報 特開平5−328131号公報 特開2001−255711号公報 特開2003−312061号公報 特開2000−25274号公報 特開2000−343761号公報 特開2003−125225号公報 特開2005−33348号公報 PostScript Language Reference third edition (Adobe Systems Incorporated)
本発明が解決しようとする課題は、CMYK色材の混色により印刷を行うカラープリンタシステム或いは、同カラープリンタシステム等に用いられる画像処理装置において、CMYK混色による総色材量を規定値以下に押さえる総量規制を実現する手段であって、
(1)各画素毎の出力信号値のフィードバックを必要とせず、(2)消費メモリ量と演算量を節約することで、ハード実装コストや演算処理時間及びデータ転送時間を軽減し、(3)総色材量の規制範囲での色材量増加処理も可能とする手段を提供することである。特に、グレー色で100%UCRを行う場合のように、下色除去量の多い処理における彩度低下防止のための下色追加と、通常の4色分解におけるトナー総量規制を両立可能な処理を、少ないメモリ量と演算量により実現し、(4)更に望ましくは、ユーザ調整からのフィードバックも必要としない手段を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明のカラー画像処理装置は、入力値(c1,m1,y1)の最小値k0を選択する最小値選択手段と、該最小値k0に基づいてブラック(k)の生成量を算出する第1の算出手段と、該最小値k0に関連する値の下色除去量u(k0)を算出する第2の算出手段と、該最小値k0に関連する値の補正係数値f(k0)を出力する第3の算出手段と、前記入力値(c1,m1,y1)から前記下色除去量u(k0)をそれぞれ減算して出力(c2,m2,y2)を生成する減算手段と、該減算手段の出力(c2,m2,y2)に前記補正係数値f(k0)を乗算する乗算手段と、該乗算手段の乗算結果の有効ビット選択手段と、前記ブラック(k)の生成量k3及び前記乗算手段の出力(c3,m3,y3)に対し階調補正を行い、出力階調値(c4,m4,y4,k4)を得る階調補正手段により構成されることに一つの特徴を有する。
本発明の他の特徴は、第1の算出手段と、第2の算出手段と、第3の算出手段のうちの幾つか、或いは全ての入出力対応関係と、有効ビット選択手段とを、連動して切り替わるようにしたことにある。
本発明の他の特徴は、前記第3の算出手段を、LUTと補間演算手段により構成したことにある。
本発明の他の特徴は、前記第3の算出手段の入力値(k0)のレンジを8ビット、出力値(f(k0))のレンジを10ビット以上とし、前記階調補正手段の入力となる前記乗算結果の有効ビット選択手段の出力レンジを8ビットとしたことにある。
本発明の他の特徴は、入力階調値(c1,m1,y1)の前段の処理として、シアン(c)、マゼンタ(m)、イエロー(y)の3色のそれぞれの入力階調値(c,m,y)に対して、それぞれの階調補正を行う階調補正手段、該階調補正手段の出力値(c0,m0,y0)に対して色補正を行い(c1,m1,y1)を出力する色補正手段を備えると共に、ユーザに対して、CMYKそれぞれの濃度階調調整パラメータの入力を促すユーザインタフェースを備え、前記濃度調整パラメータの内、CMYの濃度調整パラメータに従って、前記階調補正手段の入出力対応関係を切り替え、kの濃度調整パラメータに従って、前記第1の算出手段の入出力対応関係を切り替えるようにしたことにある。
本発明にかかるシステム(画像の編集や作成を行うホストコンピュータ(PC)及び、画像記録部であるプリンタを含めたカラープリンタシステム)は、前記画像処理部の全体をPC側のソフトウエアとして実装する方法と、前記画像処理部の全体をプリンタ側コントローラに実装する方法の他に、前記画像処理部の前記ユーザインタフェース及び前記階調補正手段を含む一部は、PC上のソフトウエア(ドライバ部)として実現することができる。この場合、前記ユーザインタフェースは、CMYKそれぞれの濃度調整を直接促す方式の他に、RGBの明度を調整(これはRGBの補数であるCMYの濃度を調整することと等価)する方式、或いは、RGB値に対応する明度信号を調整する方式(算術的に明度信号をRGB信号の調整に変換)として提供される。また、Kに関する濃度調整パラメータは、必要に応じて、PC側ドライバ部から画像データに付加されて、プリンタ側画像処理部(コントローラ部)に送られる。
本発明の他の特徴は、以下の説明により明瞭に理解することができる。
本発明によれば、色材の総量規制は、減算手段の出力(c2,m2,y2)に対して、補正係数f(k0)を乗じることによって実現される。このとき、補正係数f(k0)は、CMY入力値(c1,m1,y1)の最小値であるk0にのみ依存して決定されるため、CMYKへの分解結果(c4,m4,y4,k4)や、プリンタエンジンからのフィードバックが不要であり、論理規模も節約され、処理の高速化も容易となる。
また、補正係数f(k0)は、ユーザによる濃度調整からも、独立して定義できるため、複数のコンピュータにより共有されたプリンタシステムにおいても、印刷要求毎のフィードバックのためのシーケンスが発生せず、装置に対する余分な負荷や運用コストの増加が防止される。
また、補正係数f(k0)は、CMY入力値(c1,m1,y1)の最小値k0に関する関数或いは、1次元のLUTとして定義されるため、多次元LUTによる総量規制方式に比べて、少ないメモリ消費量で実装することが可能となる。
更に、f(k0)をk0の代表値に対する1次元のLUTと、その補間演算手段により実装することで、より一層LUTの消費メモリ量を節約できる他、LUTを書き換える場合にも、データ書き込み時間が短縮され、より高速な処理に対応することが可能となる。
また、本発明においては、乗算手段の出力結果から有効ビット(bit)を選択する選択手段を切り替え可能としていることにより、補正係数f(k0)を減算手段出力値(c2,m2,y2)のそれぞれに対するf(k0)の作用レンジをf(k0)≦1を主に作用させることと、f(k0)>1を主に作用するよう切り替えることが可能となる。これにより、階調補正手段としては狭い入力レンジで、双方の作用レンジがカバーされる。
これにより、通常の4色分解におけるトナー総量規制と、総量規制の範囲内でグレー色で100%UCRを行うような下色除去量の多い処理における彩度低下防止のための下色追加の切り替えが、少ないメモリと演算量で両立可能となる。
特に、有効ビット選択手段出力を8ビットとすることで、階調補正手段として、一般的な画像処理手段の階調補正手段を共用することが可能となり、装置開発負担を軽減することができる。
以下、本発明の実施例について図面を参照して説明する。
図1は、本発明にかかるカラーレーザプリンタシステムの全体の構成を示すもので、主としてコンピュータ10、カラー画像処理装置11、記録部(プリンタエンジン)13から構成される。本システムの画像処理部12は、コンピュータ10上のソフトウエアとして実現されるドライバ処理部18及びユーザインタフェース19とプリンタ側のコントローラ上にハードウエアとして搭載されるカラー画像処理装置11とから構成される。カラー画像処理装置11は画像入力部11A、カラー画像処理部11Bからなる。本発明は上記画像処理部12に特徴を有するものであるが以下、各部の構成、機能について順に説明する。
(1)コンピュータ10
カラーレーザプリンタシステムにおけるコンピュータ10は、例えばパーソナルコンピュータ(PC)であり、ユーザインタフェース19により、CMYKの各色に対する濃度調整を指示するための情報が入力される。
カラー画像処理装置11に対する印刷命令は、PC10のアプリケーション17からプリンタドライバ18を介して実行される。このとき印画すべき画像データは、ユーザインタフェース19を介して入力されるユーザ指示を含む付加情報と共に、圧縮されてカラー画像処理装置11に転送される。
図8はPC10に設けられた濃度調整ユーザインタフェース19の一例を示す。ユーザインタフェース19には、CMYKそれぞれ毎に、濃度調整スライダ81が設けられ、スライダのマーカ82の位置で、ユーザが、濃度調整パラメータを−10〜+10の範囲で21段階の指定ができるようになっている。プリンタドライバ18は、CMYKにそれぞれの濃度調整パラメータ値を付加情報15に追加し、画像データと共に画像処理装置11に送信する。
(2)入力部11A
カラー画像処理装置11の入力部11Aは、画像展開手段1と入力バッファ2を有する。画像展開手段1は、ドライバ18から送られた画像情報を入力バッファ2に展開すると共に、画像情報に添付された付加情報15をパラメータ管理手段14に送出する。画像展開手段1により展開された画像データは、1ページ分のRGBデータとして、入力バッファ2に蓄えられる。
そして入力バッファ2に蓄えられた画像データは逐次読み出されてカラー画像処理部11Bに送出され、色補正、階調補正などの処理が施された後、記録部13に送られる。
(3)記録部13
次に、記録部13の概略について説明する。
図7は記録部13の一実施例を示す構成略図で、感光体64と中間転写体66を用い、感光体64上に順次1色ずつ形成した異なる4色のトナー画像を、中間転写体66の一回転毎に1色ずつ転写し、中間転写体66の4回転で1枚のカラー画像を形成する中間転写体方式を採用している。図7において、ベルト形状の感光体64は、記録部13の中央部に配置され、その一方の面に感光体ベルト64と接触させて中間転写ドラム66が配置されている。縦に長く張った感光体ベルト64の中間転写ドラム66と反対側の面には、それぞれ異なる色のトナーを格納する4つの現像器、即ちイエロー(Y)現像器63Y、マゼンタ(M)現像器63M、シアン(C)現像器63C、ブラック(K)現像器63K、が縦に積層して配置されている。
感光体ベルト64の周囲には回転方向に沿って、感光体ベルト64上にトナー画像を形成するために必要なプロセス部品である、帯電器60、露光器62、現像器63等が配置されている。
一方、中間転写ドラム66の周囲にはトナー画像形成、用紙の搬送を行うために必要なプロセス部品である、転写ローラ67が配置されている。
用紙を搬送する搬送経路は、本体下部に配置している用紙カセット69から中間転写ドラム66の外側を通って本体上面に排出する構成としており、その搬送経路に沿って、転写ローラ67、用紙除電器(図示せず)、定着器59が配置されている。
次に本実施例の動作について説明する。
感光体ベルト64、中間転写ドラム66を所定の方向に回転させると共に、感光体ベルト64表面を帯電器60により所定電位に帯電する。帯電した感光体ベルト64表面を、画像データに対応したレーザ光を発生する露光器62で露光する。露光する場合、最初は4色の中の1色の画像、例えばイエロー(Y)について露光し、感光体ベルト64表面にイエロー(Y)成分に相当する静電潜像を形成する。その後、感光体ベルト64上の静電潜像に対応するイエロー(Y)のトナーを格納している現像器63Yを接触させて、トナー画像を形成し、感光体ベルト64上に形成した画像を中間転写ドラム66へ転写する。
次に感光体ベルト64上に2色目のトナー画像、例えばマゼンタ(M)の画像を形成し、中間転写ベルト66を1回転した後、感光体ベルト64との接触部に達した第1色目のYトナー画像に重ねてM画像を転写する。以後、この工程を第3色目、例えばシアン(C)、第4色目、例えばブラック(K)と繰り返して行い、中間転写ドラム66上に4色のトナーが重なった画像を形成する。
最後に、中間転写ドラム66上に形成したトナー画像を、用紙カセット69から給紙し、用紙68に転写ローラ67で転写する。そして、用紙除電器(図示せず)で除電剥離したのち定着器59を通して本体外部に出力する。
本実施例では、エンジン起動時などの特定のタイミングで、感光体ベルト64上に基準パッチを形成し、形成されたパッチの濃度を光学センサ65で検知する。検知された信号はセンサ信号16として後述のカラー画像処理部11Bに送られる。
図9及び10は本発明装置における記録部13の他の実施例を示す。この装置は、中間記録媒体93の近傍に、4つの画像形成ユニット95Y,95M,95C,95Kが縦積みで配置されている。それぞれの画像形成ユニットは図10に示すように、感光体ドラム85、帯電器86、露光装置87、現像器88、第1転写装置89、クリーニング装置90を備えている。
アルミシリンダ等の外周面に、光導電体を塗布して構成される感光体ドラム85は矢印方向に駆動され、その表面が帯電器86により所定電位に均一に帯電される。
制御部91より、画像書き込み信号が露光装置87に入力されると、信号に応じてレーザが発光し、画像信号に対応した光情報が感光体ドラム85表面に照射され、静電潜像が形成される。更に感光体ドラム85が矢印方向に進むと、この静電潜像は現像器88によって現像され、トナー可視像が形成される。現像されたトナー可視像は所定のバイアス電圧が印可された第1の転写装置89により中間記録媒体93上に転写される。次に、トナー像が転写された中間記録媒体93は搬送手段により搬送されて、第2の転写装置96により記録紙98に転写された後、定着装置97によって固着されて永久像となる。
本実施例においても、中間記録媒体93の近傍に光学センサ92が配置されており、エンジン起動時などに中間記録媒体93上に基準パッチを形成し、形成されたパッチの濃度を光学センサ92で検知する。検知された信号は、センサ信号16として制御部91に送出される。
(4)カラー画像処理部11B
カラー画像処理装置11におけるカラー画像処理部11Bは、色補正手段3、4色分解手段5、階調補正手段7、階調処理手段9及びパラメータ管理手段14を有する。以下各手段について説明する。
(4.1)色補正手段3
色補正手段3は、入力バッファ2から送られてくるRGBデータ(r,g,b)に対して色補正を行う。例えばパラメータ管理手段14に予め色補正用多次元LUT(ルックアップテーブル)が用意されており、色補正手段3はこのLUT(ルックアップテーブル)をロードしてRGBデータ(r,g,b)を補正する。この補正の方式自体は公知であるのでここでは詳細は述べない。
(4.2)4色分解手段5
4色分解手段5は、RGBデータ(r,g,b)からCMYKの4色のデータ(c,m,y,k)を生成する手段であり、図2に示すように主として補数演算手段21、第1の階調補正手段72,73,74,75,UCR算出手段70、BG算出手段71、補正係数生成手段31、等より構成される。
(a)補数演算手段21
補数演算手段12は、色補正されたRGBデータ(r,g,b)から、CMY(c0,m0,y0)を生成する手段である。本実施例ではRGBデータ(r,g,b)はそれぞれ8ビットで構成されている。上記データ(c0,m0,y0)は次式(2)によって求められる。
Figure 0004664809
但しImaxは8ビットで表される最大値、つまり255を示す。(2)式の演算は単純なビット反転により実行することができる。つまり、RGBデータとCMYデータとは論理の正負の違いだけの等価なデータであり、0,1信号の解釈を逆転させるだけで明示的な補数演算手段21を省略することは可能である。本明細書では、説明を簡潔にするために、以下でも一貫して正論理で説明する。
なおImax=255は単なる例示であって、高度な色彩演算のためRGBデータ(r,g,b)をそれぞれ16ビットとする場合は、Imax=65535となる。もちろん本発明はImaxの値に限定されるものではない。
(b)第1の階調補正手段72,73,74
第1の階調補正手段72,73,74は、それぞれ、LUT(γc,γm,γy)に従って、入力画像データに対してテーブルを参照しながら、いわゆるγ補正と呼ばれる階調補正処理を行う。
LUT(γc,γm,γy)は、1ページ分の処理に先だって、予め画像データに付加される付加情報15に従って、パラメータ管理手段14によって設定される。
ここで、付加情報15は、ユーザインタフェース19を介して、プリンタドライバ18によって画像データに付加されるパラメータであって、本実施例では、各色毎0〜20の21段階(デフォルト11)の整数値(ic,im,iy,ik)で与えられる。
パラメータ管理手段14は、これらの整数値に従って、
Figure 0004664809
の関係により、それぞれのLUT(γc,γm,γy)の値を生成する。
ただし、iは、ic,im,iy,ikの対応する値で、x=0〜255がテーブルを参照する入力値、yが出力値であるテーブルエントリである。これらのLUTの生成方法としては、他に予め外部メモリ上に21種類のテーブルデータを用意しておき、付加情報15に従って、これらのデータから選択して、LUT(γc,γm,γy)に値を設定する方法もある。
ここで3色のCMYデータ(c0,m0,y0)がそれぞれγ補正されて、第1の階調補正手段72,73,74の出力に現れるデータを(c1,m1,y1)で表すものとする。この補正後のデータ(c1,m1,y1)は最小値演算手段22に加えられ、これらの最小値k0が求められる。k0は次式で表される。
Figure 0004664809
(c)UCR演算手段70、BG算出手段71、補正係数生成手段31
UCR算出手段70は、上記最小値k0をインデックスとしてUCRテーブル(以下UCRテーブルをUCRと表記する)を参照してUCR値を出力する。ここでk0をインデックスとし、テーブルUCRを参照することにより得られた値をu(k0)と表記する。
また、k0は前記階調補正手段72,73,74と同様に第1階調補正手段75によりγ補正された後、BG算出手段71に加えられる。γ補正された後の出力をγk(k0)とすると、BG算出手段71はγk(k0)をインデックスとしてBGテーブル(以下BGテーブルをBGと表記する)を参照してBG値(k3)を出力する。
ここでは、機能を分けて説明を簡便にする都合上、第1の階調補正手段75とBG算出手段71を分けて説明しているが、これらのテーブルを予め合成することで、BG算出手段で第1の階調補正手段75の機能を兼ねることは容易である。
補正係数生成手段31は、最小値演算手段22の出力値k0(8ビット)に対して、10ビットの補正係数値f(k0)を生成する。
補正係数生成手段31の実現方法としては、入力値k0の0〜255の全ての値に直接対応する10ビット値のLUTを用いる方法でも良いし、図11または図12に示すように代表値と補間演算によってf(k0)を生成する方法でも良い。後者の場合は、LUT用のメモリを節約する上で有効となる。また、LUTの規模が小さければ、テーブルの内容を書き換える場合の書き換え時間も短縮されるため、処理の高速化に有効となる。
図11は、補正係数生成手段31の構成例を示すもので、入力値k0の上位5ビットをkh、下位3ビットをkLとすると、khがLUT(ルックアップテーブル)130と131に加えられる。そしてkhをインデックスとしてLUT130、131を参照する。LUT130のkhに対応するエントリには、f(kh)の値、LUT131のkhに対応するエントリには、f(kh+1)の値を予め設定する。なお図の[7:3]は0〜8ビットの中の3〜7ビットの5ビットを示し、[2:0]は0〜2の3ビットを示す。
乗算手段132は、LUT130の出力値f(kh)と、kLの値を反転させた値(2−kL)を入力として、これらの積である13ビット値を出力する。
一方、乗算手段133は、LUT131の出力値f(kh+1)と、kLを入力として、これらの積である13ビット値を出力する。加算手段134は、これら乗算手段132、133の和を出力し、この13ビットの出力結果の上位10ビットを補正係数生成手段31の出力値とする。図11の補正係数生成手段31の出力値は、次式で与えられる値yに相当する。
Figure 0004664809
(少数以下切り捨て)
図12は補正係数生成手段31の別の構成例を示すもので、入力値k0の上位3ビットkhはルックアップテーブル135,136に加えられる。khに対応するエントリとして、LUT135は、f(kh)を対応させ、LUT136は、f(kh+1)−f(kh)の値を対応させる。
乗算手段137は、LUT136の出力値にkLを乗じた13ビット値を出力し、この出力結果の上位10ビットが、加算手段138の入力となる。加算手段138は、この値に先のLUT135の出力値を加算し、補正係数生成手段31の出力値とする。
図12の補正係数生成手段31の出力値は、次式で与えられる値yに相当する。
Figure 0004664809
(少数以下切り捨て)
また、この場合には、LUT136の値は負値を取ることになるが、差分値、g(kh)=f(kh+1)−f(kh)は、fが十分に滑らかなであれば、あまり絶対値の大きな値にはならないので、LUT136を符号付きの整数として扱って特に問題の無い範囲で、保持する値のビット数を減らしてメモリを更に節約することも可能である。
図11、図12のように補正係数生成手段31を構成したものを、8ビット入力、10ビット出力のLUTを直接実装した場合と比較すると、直接実装の場合は、10ビット出力を8ビット境界に合わせてデータを保持すると16ビット(2バイト)が実質的に必要となるため、512バイトが必要となるのに対して、図11、図12の方式では、二つのLUTを対にして20ビットのデータとし、25ビット=3バイト単位で扱うことで、3×2=96バイトで実装することが可能となる。
これらのテーブルに実装するf(k0)の値の構成方法については後述する。
(d)減算手段25,26,27及び乗算手段28,29,30
減算手段25,26,27の一方の入力として第1の階調補正手段72,73,74の出力データ(c1,m1,y1)がそれぞれ加えられ、他方の入力としてUCR算出手段70の出力u(k0)が加えられる。従って各減算手段25,26,27の出力データ(c2,m2,y2)は次式(7)で表される。
Figure 0004664809
乗算手段28,29,30には、一方の入力として減算手段25,26,27の出力(c2,m2,y2)が加えられ、他方の入力として補正係数生成手段31の10ビットの出力f(k0)が加えられる。従って乗算手段28,29,30の出力データ(c3,m3,y3)は次式(8)で表される。
Figure 0004664809
(e)有効ビット選択手段
本実施例では、減算手段25,26,27の出力を8ビット、補正係数生成手段31の出力を10ビットとしている。このとき、(8)式の演算結果は16ビットとなるが、第2の階調補正手段7を1次元のLUTで実装する場合、入力レンジが1ビット増える毎に、必要なテーブルエントリが倍になるため、メモリを節約するためには、ここは必要最小限のビット数とすることが必要となる。
一般に、階調補正による解像度の損失がなければ、連続階調表現には8ビットが必要十分と考えられているので、後述するように、印刷濃度を線形化する(より正確には、印刷する色材量(トナー量)に関し線形化する)目的の第2の階調補正手段7の入力レンジは8ビットとすることが最適と考えられる。
このために、有効ビット選択手段32,33,34は選択信号35に従って、選択信号35が0であれば、乗算手段28,29,30の18ビットの乗算結果の内、下位ビットから見て下位8ビットと上位2ビットを捨てた中間の8ビット(図2では[15:8]で選択された信号範囲を示す)を選択し、選択信号35が1の場合、下位7ビットと上位3ビットを捨てた中間の8ビット([14:7])を選択する。
この様な切り替えにより、選択信号35で0が指定された場合、(8)式における補正係数f(k0)は、小数点以上2ビット、少数点以下8ビットの分解能の固定小数点数(0〜3+254/255)として減算手段25,26,27の出力値(c2,m2,y2)に作用し、選択信号35で1が指定された場合には、小数点以上3ビット、小数点以下7ビットの分解能の固定小数点数(0〜7+127/128)として(c2,m2,y2)に作用することになる。
ただし、有効ビット選択手段32,33,34では上位ビットの切り捨ても行われるために、これらの出力は0〜255の8ビットレンジにクリップされることになるが、この点については、f(k0)の構成方法として後述するように、f(k0)の値のレンジに制限を設けることにより、乗算結果が255を超えないように制限するので問題にはならない。
これにより、f(k0)の実装として、同じ(10ビットの)ビット幅で、解像度を優先して狭いレンジの補正を精密に行う処理と、解像度をやや犠牲にして、より広いレンジに適応可能な補正を行う処理を、選択信号35の切り替えにより両立可能とし、論理規模を節約しつつ、目的に応じたf(k0)のレンジ範囲の拡大を可能としている。
特に、(c2,m2,y2)の値を縮小させる目的を主として補正係数f(k0)を作用させる(f(k0)<1が主)場合には、選択信号35で0の値を指定し、拡大する目的(f(k0)>1が主)の場合には、選択信号35で1の値を指定することにより、最適な補正が行えることになる。
(f)選択手段23
選択手段23には、乗算手段28,29,30の出力データ(c3,m3,y3)と、BG算出手段71の出力データk3が加えられる。選択手段23は制御部(図示せず)から送られてくる選択信号24に応じて4つの入力データの1つを選択して後段の第2の階調補正手段7に送出する。選択信号24はプリンタの垂直同期信号に同期して切り換えられる信号であり、4色のデータ(k3,c3,m3,y3)からそのときの出力色に応じた色信号を出力として選択する。
(4.3)第2の階調補正手段7及び階調処理手段9
第2の階調補正手段7は、例えば図3のaに示すような、記録部13の特性と階調処理部9の階調処理方法により決まる非線形な階調特性を、図3のbの様な概ね線形な特性として校正するものであり、特に、入力される画像データ(k3,c3,m3,y3)と出力される画像のトナー付着量の関係がほぼ直線関係になるように補正を行う。
第2の階調補正手段7の出力値は、通常8ビットであるが、図3のaの特性のように非線形性の強い特性に対しては、補正によって損なわれる階調性を補うために、8ビットを超える出力値を対応づける構成にすることも有効である。
第2の階調補正手段7は、選択手段23によって切り替えられるCMYKの各色面に対応するため、パラメータ管理手段14に予め補正用のルークアップテーブルγc´,γm´,γy´,γk´を用意し、選択信号24に従って、これらのテーブルを予めロードした後、入力データに対してテーブルを参照しながら補正を行う。
階調処理手段9は、第2の階調補正手段7の出力値を、記録部13で出力可能なON/OFFパルスに対応づける処理を行って、その出力信号を記録部13の制御装置91に送出する。
次に、補正係数生成手段31の補正係数f(k0)の生成方法について詳しく述べる。
(4.4)補正係数f(k0)の生成方法
先に説明したように、10ビットの補正係数値f(k0)は、図2における選択信号35として、「0」が選択されている場合は、1/256刻みの0〜3+255/256≒3.996から選択される値として生成され、各減算手段25,26,27の出力値(c2,m2,y2)に作用する。また、図2における選択信号35として、「1」が選択されている場合f(k0)は、1/128刻みの0〜7+127/128≒7.99から選択される値として生成され、各減算手段25,26,27の出力値(c2,m2,y2)に作用する。
以下では、f(k0)のレンジとしては、上記の何れかが選択されているものとし、また、f(k0)による乗算結果は、先に述べた中間の8ビットの抽出により、0〜Imax=255の出力レンジに納められる。以下、入出力レンジが0〜Imaxに統一されているものとして説明する。
このとき、補正係数f(k0)に要求される条件は、(c3,m3,y3,k3)に対する次の3条件となる。
条件1:f(k0)が倍率上限値Amaxを超えない。
条件2:(c3,m3,y3)の出力レンジが最大値Imaxを超えない。
条件3:(c3,m3,y3,k3)の合計が総トナー制限値Tmaxを超えない。
ここで、条件1の倍率上限Amaxは、先のf(k0)の解釈に関する仮定から、Amax≦1023/128≒7.99であるような定数である。
また、条件2は、例えばc3に対して
Figure 0004664809
であるから、
Figure 0004664809
で表される。
同様に条件3は、第2の階調補正手段7における階調補正テーブルγにより、4色分解手段5の出力データ(c3,m3,y3,k3)がトナー量に比例するよう校正されているとして、c1,m1,y1の内の2色がImaxの場合を考えることで、総トナー制限量Tmaxは次式(11)で表される。
Figure 0004664809
となる。
従って、
Figure 0004664809
が条件3と同値になる。
以上から、
Figure 0004664809
と置くとき、条件3は式(16)となる。また、条件1は式(14)、条件2は式(15)のように表される。
Figure 0004664809
Figure 0004664809
Figure 0004664809
以下、式(14)を最大倍率条件、式(15)を出力レンジ条件、式(16)を最大トナー量条件と称する。
ここで、最大倍率条件(14)は、下色除去率u(k0)/Imaxが、およそ90%以上にもなる極端な下色除去を行う場合に必要となる条件であって、通常は出力レンジ条件(15)が最大倍率条件(14)の十分条件となる。
実際、条件(14)と条件(15)の右辺の関係が
Figure 0004664809
となるのは、下色除去率が
Figure 0004664809
の場合で、例えばAmax=15としても、上式(18)の右辺は0.93程度であることから、下色除去率が93%を超えなければ、出力レンジ条件(15)により最大倍率条件(14)は自動的に満たされることになる。
f(k0)は、最大倍率条件(14)、出力レンジ条件(15)、最大トナー量条件(16)を全部満足する必要があるから、f(k0)は次式(19)によって求められる。
Figure 0004664809
(k0=0,1,2…,Imax)
次に、具体的なBGテーブル値BG(k0)、UCRテーブル値u(k0)、及び補正係数テーブル値f(k0)の例を示す。
図4は、BGテーブル値BG(k0)(=k3)及びUCRテーブル値u(k0)の例をグラフで示したものである。横軸が入力階調値k0、縦軸が出力階調値yであり、それぞれ曲線40がy=BG(k0)、曲線41がy=u(k0)に対応する。これらのBGテーブル値BG(k0)及びUCRテーブル値u(k0)に対して、先の(19)式で得られる補正係数テーブル値f(k0)の例を図5に示す。
図5の曲線群42は、最大トナー量制限Tmaxを、Imaxに対する比率Tmax/Imaxとして1.0から4.0まで0.5刻みに振った場合のy=f(k0)のグラフである。特に、曲線44が、最大トナー量制限をImaxの250%、即ちTmax/Imax=2.5とした場合のy=f(k0)のグラフを表している。曲線43はy=Imax/(Imax−u(k0))のグラフである。
従って、曲線43と曲線44の下側の共通領域46が、図4のBG/UCR設定において、最大トナー量250%の制限下で条件(14)〜(16)を満たす領域となる。また、共通領域46の上限の太線45が、このときの(19)式で得られる曲線y=f(k0)を表している。
この例の場合、最大トナー量の制限Tmaxが多少変化したとしても、f(k0)は概ねf(k0)≦1の値として作用するので、図2の選択信号35としては、「0」を指定し、f(k0)を1/256刻みの03+255/256≒3.996から選択される値として、各減算手段25,26,27の出力値(c2,m2,y2)に作用させるのが、f(k0)のレンジと解像度を両立する上で最適な設定となる。
もちろん、先の条件(14)〜(16)は、曲線45よりも下側の斜線領域46であれば満たされるので、g(k0)≦f(k0)であるようなg(k0)を補正係数生成手段31の補正係数テーブルの値としても良い。しかし、f(k0)は、領域46の最大値を与える意味で、最も幅広い色再現を可能とする最良の解となっている。
次に、図6は、BGテーブル値BG(k0)及びUCRテーブル値u(k0)を共に、BG(k0)=u(k0)=k0とした場合の例である。図6の曲線群47がTmax/Imaxを1.0から4.0まで0.5刻みに振った場合のy=f(k0)のグラフであり、曲線48が特にTmax/Imax=2.5の場合のy=f(k0)のグラフを表している。また、直線49は倍率上限を Amax=8とした場合のy=Amaxであり、曲線50は、出力レンジ制限
Figure 0004664809
を表している。
従って、これら3つの曲線48,49,50の下側の斜線で示した共通領域52が、倍率上限8倍、最大トナー量制限250%の条件下で100%UCRにおける条件(14)〜(16)を満たす領域を表している。特に、共通領域52の上限の太線51が(19)式によるy=f(k0)に対応する。
この例の場合、f(k0)は概ね1〜8の値として作用するので、図2の選択信号35としては、「1」を指定し、f(k0)を1/128刻みの0〜7+127/128≒7.99から選択される値として、各減算手段25,26,27の出力値(c2,m2,y2)に作用させるのが、f(k0)のレンジと解像度を両立する上で適している(f(k0)=8は、7+127/128で代用)。
以上説明したように、BGテーブル値BG(k0)及び、UCRテーブル値u(k0)に対応して補正係数テーブル値f(k0)を(19)式にて生成することにより、最大トナー量Tmaxを超えない4色分解が可能となる。ただし、BGテーブル値BG(k0)は、第1の階調補正手段の一部を構成する75の階調補正テーブルγkに依存するため、付加情報15でブラックに対する濃度調整指示値が変更される毎に、パラメータ管理手段14は補正係数テーブル値f(k0)を再生成し、補正係数生成手段31の補正係数テーブルにロードし直す必要が生じる。
このことは、複数のコンピュータにより共有されたプリンタシステムにおいては、各ユーザの好みで調整される第1の階調補正手段による調整が、ユーザに共用される記録部13に近い側(プリンタ側)の設定となるため、複数ユーザによる印刷ジョブが交錯すると、BG算出手段71、UCR算出手段70、補正係数生成手段31等のLUTの再構築によるテーブル計算と再ロードの負荷が大きくなる問題につながる。
図13に示す本発明の他の実施例は、この問題を回避するために、色補正手段3と第1の階調補正手段72,73,74を、プリンタ側のカラー画像処理部11Bから除いて、ソフトウエア処理として、プリンタドライバ18側に実装した例である。
本実施例では、第1の階調補正手段72,73,74が、色補正手段3の前段に設けられている。RGB入力値r,g,bはユーザインターフェース19により設定される値に応じて階調補正される。この場合、入力RGB値に対する階調補正としてのユーザインタフェースと組み合わせることにより、Kに対する濃度調整を廃止することに対して違和感の無いユーザインタフェースを構築している。また、ユーザインタフェース19側のKに対する濃度調整を廃止した場合には、Kに関する第1の階調補正手段75も廃止することができる。
また、この場合には、BGテーブル値BG(k0)及び、UCRテーブル値u(k0)、補正係数テーブル値f(k0)は、ユーザインタフェース19に対するユーザ設定とは無関係に予め決定しておくことができるため、先に述べた問題を回避することが可能となる。
図14は、図13の例に対応したユーザインタフェース19の例である。ユーザによる濃度調整は、濃度調整スライダ140で代表して対応する。濃度調整スライダ140のマーカ144で、−10〜10の21段階の整数値の内のひとつが設定値iとして選択されると、第1の階調補正手段72,73,74は、
Figure 0004664809
の関係により、各LUTを生成し、RGB入力値(r,g,b)の全値を一斉に変換することで、画像全体の濃淡が変換される。また、R用の濃度調整スライダ141を設定した場合には、濃度スライダ140設定による入出力関係の式に、更にマーカ145による設定値に対する(21)式の変換を第1の階調補正手段72のLUTに施すことにより、Rに関するカラーバランスが修正される。この場合、マーカ145を「+」側に設定すると赤みが増し、マーカ145を「−」側に設定すると、赤みが減少することにより補色であるシアンの濃度感が強くなることになる。その他の色に関する濃度調整スライダ142,143とマーカ146,146の動作に関しても同様である。
また、図14のユーザインタフェース19の例では、墨置換量の切り替えを指定するラジオボタン148を備え、「標準」または「最大」の何れかが、排他的に選択可能になっている。
また、図13の実施例においては、パラメータ管理手段14に、BGテーブル値、UCRテーブル値、補正係数テーブル値の組として、図4に示したBG及びUCRテーブル値、図5の曲線45で示した補正係数テーブル値からなる「標準設定」の組と、BG(k0)=u(k0)=k0とし、図6の曲線51で示した補正係数テーブルから成る「100%UCR設定」の組を予め保持している。
ユーザインタフェース19のラジオボタン148で「標準」が選択された場合には、「標準設定」の各テーブル値を、図13のBG算出手段71、UCR算出手段70、補正係数算出手段71の各LUTに設定すると共に、選択信号35’の値に0を設定する。
同様に、ユーザインタフェース19のラジオボタン148で「最大」が選択された場合には、「100%UCR設定」の各テーブル値を、図13のBG算出手段71、UCR算出手段70、補正係数算出手段71の各LUTに設定するとともに、選択信号35’の値に1を設定する。これらの設定は、ユーザインタフェース19により画像データに付加される付加情報15に基づいて、パラメータ管理手段14によって一斉に変更される。
図14のユーザインタフェースとして、墨置換量の切り替えを指示するユーザインタフェース(いまの場合ラジオボタン148)を設けない場合には、各ユーザの好みで調整される第1の階調補正手段による調整は、各ユーザの手元のコンピュータ側の調整で完全に閉じるので、ユーザ調整によるテーブル再生成の負荷の発生は完全に防止される。
しかし、上述の様に、墨置換量の切り替えを指示するユーザインタフェースを設ける程度であれば、予め必要となるテーブルの組を全て用意しておくことにより、ユーザ調整毎のテーブル生成計算を不要とすることができる。
特に、上述の「100%UCR設定」の場合には、UCR生成手段70とBG生成手段71に対して、処理をスルーする切り替え手段を実装することで、テーブルロードそのものをパスできるため、切り替えによるテーブルロードの負担は、実質的に補正係数生成手段31用のテーブル設定だけとなる。
更に、前述の様に、補正係数生成手段31の実装は、テーブルデータ量を節約可能な補間方法によっているので、墨置換量の切り替えが無い場合に近いテーブル切り替え負荷の低減効果を得ることができる。
(5)画像処理方法
次に、本発明の画像処理方法の一実施例を図15のフローチャートを用いて説明する。まず、ステップ100にて、画像データに付加されている付加情報15を読み込み、これに基づいてステップ101で第1の階調補正手段72,73,74,75における階調補正テーブルγc,γm,γy,γkを初期化する。同様にステップ102でプリンタエンジン13からのトナー付着量に関するセンサ情報16を読み込み、これに基づいてステップ103で、第2の階調補正手段7における階調補正テーブルγc´,γm´,γy´,γk´を初期化する。
これらの第1階調補正手段72〜75及び第2階調補正手段7の階調補正テーブルの初期化は、予めパラメータ管理手段14に設けられた複数の階調補正テーブルから、付加情報15或いはセンサ情報16に従って選択し、ロードするようになっている。
次に、ステップ104において、UCR算出手段70におけるテーブルUCR、BG算出手段71におけるテーブルBG、及び補正係数生成手段31のテーブルfを初期化する。
更に、ステップ105で、最初の画素データ(r,g,b)を入力する。そして、ステップ106において、データ(r,g,b)それぞれの補数データ(c0,m0,y0)を(3)式により算出した後、(c0,m0,y0)をインデックスとして第1階調補正手段72,73,74の階調補正テーブルγc,γm,γyを参照することにより階調補正したデータ(c1,m1,y1)を得る。c1,m1,y1は式22で表わされる。
Figure 0004664809
また、最小値演算手段22によりc1,m1,y1の最小値k0=min{c1,m1,y1}を算出する。
ステップ107では、このk0をインデックスとして、UCR算出手段70のテーブルUCRを参照してu(k0)を得る。また、BG算出手段71のテーブルBGを参照してBG(k0)を得る。また、補正係数生成手段31のテーブルfを参照することによりf(k0)を得る。
続くステップ108で、(7)式及び(8)式よりc3,m3,y3を算出する。ステップ109で、(c3,m3,k3)をインデックスとして、第2の階調補正手段7における階調補正テーブルγc´,γm´,γy´,γk´を参照することにより、(c4,m4,y4,k4)を取得し、ステップ110でこれを出力する。ステップ111で1ページ分の全画素に対する処理が終了したか否かを判定し、終了していない場合は、ステップ105に戻り処理を繰り返す。
図16は、図15のステップ104の詳細を示す。まず、ステップ120でUCR算出手段70のテーブルUCRと、BG算出手段71のテーブルBGを初期化する。これらのテーブルUCR及びBGの初期化は、予め固定値としてパラメータ管理手段14に用意されているルックアップテーブルからロードすることにより行う。
ステップ121ではインデックスk0をk0=0に初期化する。ステップ122では、k0をインデックスとしてテーブルUCR,BGを参照し、UCR算出手段70及びBG算出手段71よりそれぞれu(k0),BG(k0)を得る。但し説明の便宜上γk(k0)=k0、BG(k0)=k3としてある。
ステップ123でu(k0)とImaxを比較し、u(k0)≠Imaxの場合には、ステップ124に進む。ステップ124では式(17)により補正係数値f(k0)を算出する。
一方、ステップ123で、u(k0)=Imaxの場合には、ステップ125に進み、f(k0)=0とする。
ステップ126においては、k0>Imaxか否かを判定し、否の場合はステップ127に進み、k0を+1インクリメントして、ステップ122に戻り、上記処理を反復し、k0>Imaxとなった時点で終了する。
以上、本発明の一実施例について説明したが、基本的な考え方を変更しない範囲で種々の変形をすることは容易であり、これらの変形も本発明に含まれることは勿論である。
また、記録部13として図9に示す構成のものを用いた場合には、図2の選択手段23は不要となり、乗算手段28,29,30及びBG算出手段71の出力データ(c3,m3,y3,k3)が第2の階調手段に加えられ、その出力データ(c4,m4,y4,k4)がそれぞれ図9のCユニット95C、Mユニット95M、Yユニット95Y、Kユニット95Kに加えられる。
また、図13における第1の階調補正手段72,73,74と色補正手段3を、この処理の順のまま、プリンタドライバ18の処理としてではなく、図2の場合同様に、4色分解手段5における補数演算手段21の前段に実装することも可能である。
この場合、ユーザインタフェース19として、図14のものが利用できる他、色補正手段3をソフトウエアでなくハードウエアで高速に処理できる利点があるが、ユーザ調整に対応する処理をコンピュータ側で閉じることはできなくなる。
本発明にかかるカラーレーザプリンタの一実施例を示す全体構成略図である。 本発明における4色分解手段の一実施例を示す構成略図である。 本発明における階調補正の説明図である。 本発明における入力階調レベルk0対BG値、UCR値の特性図である。 本発明における入力階調レベルk0対補正係数f(k0)の特性図である。 本発明における入力階調レベルk0対補正係数f(k0)の特性図である。 本発明における記録部の第1の実施例を示す構成略図である。 本発明における濃度調整ユーザインタフェースの説明図である。 本発明における記録部の第2の実施例を示す構成略図である。 図9の画像形成ユニットの説明図である。 補正係数生成手段の構成例を示す説明図である。 補正係数生成手段の構成例を示す説明図である。 本発明のプリンタシステムにおける画像処理部の一実施例を示す構成略図である。 図13のシステムに対応する濃度調整ユーザインタフェースの説明図である。 本発明にかかるカラー画像処理方法を示すフローチャートである。 図15の一部ステップの詳細を示すフローチャートである。
符号の説明
1:画像展開手段、 2:入力バッファ、 3:色補正手段、
5:4色分解手段、 7:第2の階調補正手段、 9:階調処理手段、
10:コンピュータ、 11:カラー画像処理装置、 11A:入力部、
11B:装置11の画像処理部、 12:システムの画像処理部、
13:記録部(プリンタエンジン)、 14:パラメータ管理手段、
15:付加情報、 16:センサ情報、 17:アプリケーション、
18:ドライバ、 19:ユーザインタフェース、 21:補数演算手段、
22:最小値演算手段、 23:選択手段、 24:選択信号、
25,26,27:減算手段、 28,29,30:乗算手段、
31:補正係数生成手段、 59:定着器、 60:帯電器、
62:レーザ、 63:現像器、 64:感光体ベルト、
65:光学センサ、 66:中間転写体ドラム、
67:転写ローラ、 68:用紙、 69:用紙カセット
70:UCR算出手段、 71:BG算出手段、
72,73,74,75:第1の階調補正手段、
81:濃度調整スライダ、 82:マーカ、 85:感光体ドラム、
86:帯電器、 87:露光装置、 88:現像器、
89:転写装置、 90:クリーニング装置、 91:制御装置、
92:光学センサ、 93:中間記録媒体、 95:画像形成ユニット、
96:転写装置、 97:定着装置、 98:記録紙
130,131,135,136:LUT、
132,133,137:乗算器、 134,138:加算器
c0,m0,y0:補正演算手段21の出力
c1,m1,y1:第1の階調補正手段72,73,74の出力
c2,m2,y2:減算手段25,26,27の出力
c3,m3,y3:乗算手段28,29,30の出力
c4,m4,y4:第2の階調補正手段7の出力
γc,γm,γy,γk:第1の階調補正手段72,73,74,75の補正テーブル
UCR:UCR算出手段70のテーブル U(k0):UCRテーブル値
BG:BG算出手段71のテーブル BG(k0):BGテーブル値
f:補正係数生成手段31の補正テーブル f(k0):fテーブル値
γc´,γm´,γy´,γk´:第2の階調補正手段7の補正テーブル

Claims (17)

  1. シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の3色のそれぞれの入力階調値(c1,m1,y1)から、ブラック(K)を加えたCMYK4色の出力階調値(c4,m4,y4,k4)を生成するカラー画像処理装置であって、
    前記入力階調値(c1,m1,y1)の最小値k0を選択する最小値選択手段と、
    該最小値k0に基づいてブラック()の生成量k3を算出する第1の算出手段と、
    該最小値k0に関連する値の下色除去量u(k0)を算出する第2の算出手段と、
    該最小値k0に関連する値の補正係数値f(k0)を出力する第3の算出手段と、
    前記入力階調値(c1,m1,y1)から前記下色除去量u(k0)をそれぞれ減算して出力(c2,m2,y2)を生成する減算手段と、
    該減算手段の出力(c2,m2,y2)に前記補正係数値f(k0)を乗算し、出力(c3,m3,y3)を得る乗算手段と、
    該乗算手段の乗算結果の有効ビットを選択する有効ビット選択手段と、
    前記ブラック()の生成量k3及び前記乗算手段の出力(c3,m3,y3)に対し階調補正を行い、出力階調値(c4,m4,y4,k4)を得る階調補正手段とを備え、
    前記補正係数値f(k0)は、前記ブラック(K)の生成量k3と下色除去量u(k0)とに対応して生成される値であると共に、前記有効ビット選択手段の値に応じて、前記生成量k3、前記下色除去量u(k0)及び前記補正係数値f(k0)が連動して切り替えられることを特徴とするカラー画像処理装置。
  2. 請求項1において、前記補正係数値f(k0)は、
    f(k0)=min{Amax,Imax/(Imax−u(k0)),T(k0)}
    (但し、k0=0,1,2,・・・Imaxとし、T(k0)は、T(k0)=(Tmax−k3)/{2(Imax−u(k0))+k0−u(k0)}で与えられ、f(k0)の倍率上限値をAmax、最大トナー制限値をTmax、出力レンジの最大値をImaxとする)により与えられることを特徴とするカラー画像処理装置。
  3. 請求項2において、更に、パラメータ管理手段を備え、
    該パラメータ管理手段は、前記第1の算出手段、前記第2の算出手段、前記第3の算出手段、に対する通常UCRと、それに伴う総量規制を目的とした標準設定パラメータの組と、
    100%UCRに対して、下色追加(総量規制内での総量増加)を目的とした100%UCR設定パラメータの組とを保持し、
    これらのテーブル値の組を、上位装置から受信した画像データに含まれる付加情報により入れ替えることを特徴とするカラー画像処理装置。
  4. 請求項1記載のカラー画像処理装置において、
    前記第1、第2及び第3の算出手段のうちの幾つか、或いは全ての入出力対応関係と、前記有効ビット選択手段を、連動して切り替わるようにしたことを特徴とするカラー画像処理装置。
  5. 請求項1のカラー画像処理装置において、
    前記第3の算出手段は、ルックアップテーブルと補間演算手段により構成されていることを特徴とするカラー画像処理装置。
  6. 請求項5のカラー画像処理装置において、
    前記第3の算出手段の入力値(k0)のレンジは8ビット、出力値(f(k0))のレンジは10ビット以上、前記階調補正手段の入力となる前記乗算結果の有効ビット選択手段の出力レンジは8ビットであることを特徴とするカラー画像処理装置。
  7. シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の3色のそれぞれの入力階調値(c,m,y)から、ブラック()を加えたCMYK4色の出力階調値(c4,m4,y4,k4)を生成するカラー画像処理装置と、該カラー画像処理装置に対し画像データを送信するコンピュータと、からなるカラープリンタシステムであって、
    前記コンピュータは、
    ユーザに対して、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)のそれぞれの濃度・階調調整パラメータの入力を促すユーザインターフェースを備え、
    前記画像データと共に、前記ユーザインターフェースから入力されたCMYK4色それぞれの濃度・階調調整パラメータを前記カラー画像処理装置へ送信し、
    前記カラー画像処理装置は、
    入力階調値(c,m,y)に対して、それぞれの階調補正を行う第1の階調補正手段と、該第1の階調補正手段の出力値(c0,m0,y0)に対して色補正を行いその出力(c1,m1,y1)を得る色補正手段と、
    前記出力(c1,m1,y1)の最小値k0を選択する最小値選択手段と、
    該最小値k0に基づいてブラック()の生成量k3を算出する第1の算出手段と、
    該最小値k0に関連する値の下色除去量u(k0)を算出する第2の算出手段と、
    該最小値k0に関連する値の補正係数値f(k0)を出力する第3の算出手段と、
    前記出力(c1,m1,y1)から前記下色除去量u(k0)をそれぞれ減算して出力(c2,m2,y2)を生成する減算手段と、
    該減算手段の出力(c2,m2,y2)に前記補正係数値f(k0)を乗算する乗算手段と、
    該乗算手段の乗算結果の有効ビットを選択する有効ビット選択手段と、
    前記ブラック()の生成量k3及び前記乗算手段の出力(c3,m3,y3)に対し階調補正を行い、出力階調値(c4,m4,y4,k4)を得る第2の階調補正手段と
    前記濃度・階調調整パラメータから前記第1の階調補正手段の階調補正に用いるルックアップテーブルの値を決定するパラメータ管理手段とを備え、
    該パラメータ管理手段は、前記濃度・階調調整パラメータの内、CMYの濃度調整パラメータに従って、前記第1の階調補正手段の入出力対応関係を切り替え、
    Kの濃度調整パラメータに従って、前記第1の算出手段の入出力対応関係を切り替えることを特徴とするカラープリンタシステム
  8. 前記ユーザインターフェースには、墨(K)置換量として標準、又は最大、をユーザにて選択するメニューを有し、
    前記パラメータ管理手段は、前記第1の算出手段、前記第2の算出手段、前記第3の算出手段、に対する通常UCRと、それに伴う総量規制の標準設定パラメータの組と、
    100%UCRに対して、下色追加用の100%UCR設定パラメータの組とを保持し、
    これらのテーブル値の組を、前記画像データに含まれる付加情報により入れ替えることを特徴とする請求項7記載のカラープリンタシステム
  9. レッド(R)、グリーン(G)、ブルー(B)の3原色により記述されたRGB画像データの作成・編集を行うコンピュータと、
    RGB画像データを処理する画像処理部と、
    画像処理部により処理されたデータに基づき記録媒体にカラー画像を記録する記録部からなるカラープリンタシステムであって、
    前記画像処理部は、前記RGB画像データの補数データ(c1,m1,y1)の最小値k0を選択する最小値選択手段と、
    該最小値k0に基づいてブラック()の生成量k3を算出する第1の算出手段と、
    該最小値k0に関連する値の下色除去量u(k0)を算出する第2の算出手段と、
    該最小値k0に関連する値の補正係数値f(k0)を出力する第3の算出手段と、
    前記補数データ(c1,m1,y1)から前記下色除去量u(k0)をそれぞれ減算して出力(c2,m2,y2)を生成する減算手段と、
    該減算手段の出力(c2,m2,y2)に前記補正係数値f(k0)を乗算する乗算手段と、
    該乗算手段の乗算結果の有効ビットを選択する有効ビット選択手段と、
    前記ブラック()の生成量k3及び前記乗算手段の出力(c3,m3,y3)に対し階調補正を行い、出力階調値(c4,m4,y4,k4)を得る階調補正手段Aとを備え、
    前記補正係数値f(k0)は、
    前記ブラック(K)の生成量k3と下色除去量u(k0)とに対応して生成される値であると共に、前記有効ビット選択手段の値に応じて、前記生成量k3、前記下色除去量u(k0)及び前記補正係数値f(k0)が連動して切り替えられることを特徴とするカラー画像処理装置。
  10. 請求項9において、前記補正係数値f(k0)は、
    f(k0)=min{Amax,Imax/(Imax−u(k0)),T(k0)}
    (但し、k0=0,1,2,・・・Imaxとし、T(k0)は、T(k0)=(Tmax−k3)/{2(Imax−u(k0))+k0−u(k0)}で与えられ、f(k0)の倍率上限値をAmax、最大トナー制限値をTmax、出力レンジの最大値をImaxとする)により与えられることを特徴とするカラープリンタシステム。
  11. 請求項10において、更に、パラメータ管理手段を備え、
    該パラメータ管理手段は、前記第1の算出手段、前記第2の算出手段、前記第3の算出手段、に対する通常UCRと、それに伴う総量規制を目的とした標準設定パラメータの組と、
    100%UCRに対して、下色追加(総量規制内での総量増加)を目的とした100%UCR設定パラメータの組とを保持し、
    これらのテーブル値の組を、選択信号により入れ替えることを特徴とするカラープリンタシステム
  12. 請求項のカラープリンタシステムにおいて、
    前記第1、第2及び第3の算出手段のうちの幾つか、或いは全ての入出力対応関係と、前記有効ビット選択手段を、連動して切り替わるようにしたことを特徴とするカラープリンタシステム。
  13. 請求項のカラープリンタシステムにおいて、前記補正係数f(k0)を出力する前記第3の算出手段は、ルックアップテーブルと補間演算手段により構成されていることを特徴とするカラープリンタシステム。
  14. 請求項13のカラープリンタシステムにおいて、第3の算出手段の入力値(k0)のレンジは8ビット、出力値(f(k0))のレンジは10ビット以上、前記階調補正手段Aの入力となる前記乗算結果の有効ビット選択手段の出力レンジは8ビットであることを特徴とするカラープリンタシステム。
  15. 請求項のカラープリンタシステムであって、前記RGB画像データの階調補正を行う階調補正手段Bと、ユーザに対して、入力画像の濃度或いは明度を調整する濃度調整パラメータの入力を促す濃度調整ユーザインターフェースを備え、前記濃度調整パラメータに従って、前記階調補正手段Bの入出力対応関係を切り替えることを特徴とするカラープリンタシステム。
  16. 請求項15のカラープリンタシステムにおいて、前記画像処理部は、前記コンピュータ上のソフトウエアにより実現されるドライバ部と、前記記録部に近接して実装されるハードウエアであるコントローラ部からなり、前記濃度調整ユーザインターフェース及び前記階調補正手段Bは、ドライバ部に属し、前記階調補正手段Aは、コントローラ部に属することを特徴とするカラープリンタシステム。
  17. 請求項16のカラープリンタシステムにおいて、前記画像処理のドライバ部からコントローラ部に送信される画像データには、Kに関する濃度調整パラメータが付加されることを特徴とするカラープリンタシステム。
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