JP2012116787A - 水面浮遊性除草製剤 - Google Patents
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Abstract
Description
(1)農薬活性成分を糊状物質、樹脂等を用いて水面浮遊性担体へ担持させ、粒剤を田水面に浮遊させる方法(特許文献1、2および3)。しかしこれらの方法は、農薬活性成分を含んだ粒剤が水面上に長時間浮遊しており、農薬活性成分の拡散性も乏しいため、局所的に農薬活性成分が偏り易い。その結果、作物への薬害の発生や、農薬活性効果が十分でないという欠点があった。
(2)特定の界面活性剤および/または有機溶剤を用いることで水面浮遊性の粒剤に拡散性を付与する方法(特許文献4、5、6、7、8、9、および10)。これらの中で、本発明に係るアルキルナフタレンスルホン酸塩やパラフィン系炭化水素を用いた方法も提案されており、例えば油状物質としてパラフィン、空気・水界面張力を変化させる物質としてアルキルナフタレンスルホン酸塩を併用する方法(特許文献7)並びに特定の界面活性剤と水面浮遊性中空体、およびパラフィン系炭化水素を併用する方法(特許文献9および10)、が報告されている。しかし、これらの方法も、農薬活性成分の拡散性の向上はあるものの、まだ十分な拡散性を得られないという問題があった。
〔1〕(a)除草活性成分、(b)上記の一般式(1)で表されるポリオキシエチレンアルキルエーテル、(c)イソプロピルナフタレンスルホン酸ナトリウム、ジイソプロピルナフタレンスルホン酸ナトリウム、トリイソプロピルナフタレンスルホン酸ナトリウムより選ばれた1種または2種以上からなるアルキルナフタレンスルホン酸ナトリウム、(d)蒸留点が277℃〜353℃の範囲であるイソパラフィン、(e)水面浮遊性中空体を含有し、形状が粉状、粒状、または錠剤であることを特徴とする、水面浮遊性除草製剤、
〔2〕製剤が水溶性高分子フィルムで包装してなることを特徴とする、〔1〕に記載の水面浮遊性除草製剤、
を提供する。
本発明の除草活性成分として、通常水田に使用されるものであれば何れも使用できる。そのような除草活性成分の例としては、MCPA、クロメプロップ、シハロホップブチル、フルジアホップ、ベンチオカーブ、エスプロカルブ、モリネート、ピリブチカルブ、DCPA、プレチラクロール、ブタクロール、テニルクロール、ブロモブチド、エトベンザニド、メフェナセット、カフェンストロール、アニロホス、ダイムロン、クミルロン、ベンスルフロンメチル、エトキシスルフロン、ピラゾスルフロンエチル、アジムスルフロン、イマゾスルフロン、シクロスルファムロン、ピリミノバックメチル、ビスピリバックナトリム塩、シメトリン、プロメトリン、ジメタメトリン、ベンタゾン、ピラゾレート、ピラゾキシフェン、ベンゾフェナップ、オキサジアゾン、パラコート、フェントラザミド、ACN、ブタミホス、インダノファン、ベンフレセート、イプフェンカルバゾン、ペントキサゾン、オキサジクロメホン、ベンゾビシクロンなどがあげられる。
そして、これらの除草活性成分は、1種または2種以上を併用しても何ら問題ない。
なお、上記除草活性成分の具体例は、それぞれ単剤、2種以上の混合剤ともに「農薬ハンドブック2005年度版」(社団法人日本植物防疫協会発行)に記載(p.475−674参照)されている。また、これらに記載のない除草活性成分でも、本発明の目的を達成しうるものであれば使用することができる。
本発明で使用される下記一般式(1)
本発明の一般式(1)で表されるポリオキシエチレンアルキルエーテルは、市販のものをそのまま使用することができる。
本発明で使用されるアルキルナフタレンスルホン酸ナトリウムは、アルキルナフタレンスルホン酸ナトリウムのうち、アルキル基の部分がイソプロピル基であるモノイソプロピルナフタレンスルホン酸ナトリウム、ジイソプロピルナフタレンスルホン酸ナトリウム、トリイソプロピルナフタレンスルホン酸ナトリウムの事を指し、前記の一般式(1)のポリオキシエチレンアルキルエーテルとともに除草活性成分の拡散性に寄与している。また、本発明ではこれらを1種または2種以上併用しても何ら問題ない。
本発明で使用されるイソパラフィンは、除草活性成分の拡散性に寄与しており、蒸留点277℃〜353℃の範囲内であるイソパラフィンを指す。イソパラフィンの蒸留点がこの範囲になく、蒸留点が低ければ、本発明の水面浮遊性除草製剤において拡散性が弱くなるといった問題が生じる。
本発明に使用される水面浮遊性中空体は、中空体を有することで浮力が生じるため、水面に浮かぶことができ、農薬製剤を水面に浮遊させて拡散性に寄与する。例としてはガラス質中空体、セラミック中空体、合成樹脂中空体など中空体を有するものがあげられる。
水面浮遊性中空体は、市販のものをそのまま使用することができ、製剤中への添加量は特に限定されないが、農薬製剤を水面に浮かせるのに十分な量であればよく、通常、製剤100重量部中に通常2.0〜80重量部、好ましくは5.0〜70重量部である。
本発明の水面浮遊性除草製剤(粉状物、粒状物、錠剤成型物)中には、必要に応じて分散剤、湿潤剤、崩壊・造粒性向上を目的としたその他の界面活性剤、水面浮遊性中空体以外の浮遊性担体、水面浮遊性を有しない固体担体、結合剤、防菌・防かび剤および安定化剤などの助剤を添加することができる。
また、水溶性高分子フィルムは、水の中で溶解または分解するような性質を有するフィルムである。水溶性高分子フィルムの原料の例としては、ポリビニルアルコール、カルボキシメチルセルロースなどの水溶性高分子化合物が挙げられ、当該水溶性高分子フィルムは、それら原料にグリセリンなどの可塑剤を配合して得られた水溶性の薄膜状フィルムであるが、これらに限定されるものではない。
本発明の水面浮遊性除草製剤の調製方法は特に限定されないが、例えば次の方法によって調製できる。除草活性成分、前記一般式(1)で表されるポリオキシエチレンアルキルエーテル、アルキルナフタレンスルホン酸ナトリウム、パラフィン系炭化水素、水面浮遊性中空体および必要であればその他補助剤を添加し、よく混合して粉状物が得られる。また、それら粉状物に対し、押出し造粒機、転動造粒機、噴霧乾燥造粒機にて粒状成型物を製造するか、または錠剤成型機等で成型して錠剤成型物を製造してもよく、製造工程において水や溶剤を使用したり、乾燥してもよい。また、予め粒状成型物や錠剤成型物を製造後、それらの成型物に一般式(1)で表されるポリオキシエチレンアルキルエーテル、パラフィン系炭化水素をスプレーにて含浸させて調製してもかまわない。また、溶剤にて除草活性成分を溶解または分散させてスプレーにて含浸させてもよい。本発明の水面浮遊性除草製剤では、粒剤および錠剤の大きさ、重量、形については特に制限はなく、目的を達成しうる範囲内で適宜変更して実施できる。
イプフェンカルバゾン6.0部、ジイソプロピルナフタレンスルホン酸ナトリウム0.1部、シラスバルーン50.0部、リグニンスルホン酸ナトリウム5.0部、アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム5.0部、クレー22.9部をハンマーミル(不二パウダル株式会社製)で混合後、この混合物100部に対し水13.0部を添加し、双腕ニーダー(不二パウダル株式会社製)で混練混合する。次に、1.5mm径のスクリーンを取り付けた押出し造粒機(日本薬業株式会社製)で造粒し、さらに流動層乾燥機(不二パウダル株式会社製)で乾燥し、目開き1.7mmと1.18mmの篩を用いて篩別した粒状物に前記一般式(1)の炭素数が8、n=4であるポリオキシエチレンアルキルエーテル(商品名 ニューコール1004 日本乳化剤株式会社製)3.0部および蒸留点が277℃〜353℃であるイソパラフィン8.0部をスプレーにて含浸させ、ポリビニルアルコールからなる水溶性高分子フィルム(厚さ40μm)で1個当たり50gに包装して、本発明の水面浮遊性除草製剤(粒剤)を得た。
イプフェンカルバゾン6.0部、一般式(1)の炭素数が8、n=4であるポリオキシエチレンアルキルエーテル5.0部、モノイソプロピルナフタレンスルホン酸ナトリウム3.0部、蒸留点が277℃〜353℃であるイソパラフィン5.0部、タイセツバルーンK60.0部、カルボキシメチルセルロース3.0部、ベントナイト15.0部、ラウリル硫酸ナトリウム3.0部を実施例1に準じて調製し、包装した本発明の水面浮遊性除草製剤(粒剤)を得た。
イプフェンカルバゾン6.0部、一般式(1)の炭素数が8、n=4であるポリオキシエチレンアルキルエーテル5.0部、トリイソプロピルナフタレンスルホン酸ナトリウム2.0部、蒸留点が277℃〜353℃であるイソパラフィン5.0部、タイセツバルーンK40.0部、カルボキシメチルセルロース3.0部、クレー12.0部、ラウリル硫酸ナトリウム2.0部、珪藻土25.0部を実施例1に準じて調製し、包装した本発明の水面浮遊性除草製剤(粒剤)を得た。
イプフェンカルバゾン6.0部、一般式(1)の炭素数が8、n=4であるポリオキシエチレンアルキルエーテル7.0部、トリイソプロピルナフタレンスルホン酸ナトリウム1.0部、モノイソプロピルナフタレンスルホン酸ナトリウム1.0部、蒸留点が277℃〜353℃であるイソパラフィン5.0部、タイセツバルーンK45.0部、デキストリン5.0部、クレー27.0部、ラウリル硫酸ナトリウム3.0部を実施例1に準じて調製し、包装した本発明の水面浮遊性除草製剤(粒剤)を得た。
イプフェンカルバゾン6.0部、一般式(1)の炭素数が8、n=4であるポリオキシエチレンアルキルエーテル20.0部、トリイソプロピルナフタレンスルホン酸ナトリウム1.0部、ジイソプロピルナフタレンスルホン酸ナトリウム1.0部、蒸留点が277℃〜353℃であるイソパラフィン0.5部、シラスバルーン42.0部、カルボキシメチルセルロース10.0部、珪藻土19.5部を実施例1に準じて調製し、本発明の水面浮遊性除草製剤(粒剤)を得た。
イプフェンカルバゾン6.0部、一般式(1)の炭素数が8、n=4であるポリオキシエチレンアルキルエーテル0.5部、ジイソプロピルナフタレンスルホン酸ナトリウム2.5部、モノイソプロピルナフタレンスルホン酸ナトリウム2.5部、蒸留点が277℃〜353℃であるイソパラフィン30.0部、シラスバルーン35.0部、デキストリン3.0部、ベントナイト5.0部、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム2.0部、珪藻土13.5部を実施例1に準じて調製し、包装した本発明の水面浮遊性除草製剤(粒剤)を得た。
イプフェンカルバゾン6.0部、一般式(1)の炭素数が8、n=4であるポリオキシエチレンアルキルエーテル5.0部、トリイソプロピルナフタレンスルホン酸ナトリウム2.0部、蒸留点が277℃〜353℃であるイソパラフィン5.0部、シラスバルーン40.0部、デキストリン3.0部、クレー10.0部、ラウリル硫酸ナトリウム2.0部、珪藻土27.0部を実施例1に準じて調製し、本発明の水面浮遊性除草製剤(粒剤)を得た。
シメトリン8.0部、一般式(1)の炭素数が6、n=4であるポリオキシエチレンアルキルエーテル8.0部、トリイソプロピルナフタレンスルホン酸ナトリウム4.0部、蒸留点が277℃〜353℃であるイソパラフィン3.0部、タイセツバルーンK70.0部、デキストリン2.0部、ベントナイト5.0部を実施例1に準じて調製し、包装した本発明の水面浮遊性除草製剤(粒剤)を得た。
シメトリン8.0部、一般式(1)の炭素数が10、n=4のポリオキシエチレンアルキルエーテル5.0部、トリイソプロピルナフタレンスルホン酸ナトリウム2.0部、蒸留点が277℃〜353℃であるイソパラフィン5.0部、マイクロスフェアー2.0部、カルボキシメチルセルロース3.0部、クレー10.0部、ラウリル硫酸ナトリウム2.0部、珪藻土63.0部を実施例1に準じて調製し、包装した本発明の水面浮遊性除草製剤(粒剤)を得た。
シメトリン8.0部、一般式(1)の炭素数が8、n=3であるポリオキシエチレンアルキルエーテル2.0部、トリイソプロピルナフタレンスルホン酸ナトリウム3.0部、蒸留点が277℃〜353℃であるイソパラフィン15.0部、マイクロスフェアー2.0部、カルボキシメチルセルロース5.0部、リグニンスルホン酸ナトリウム5.0部、ラクトース60.0部を実施例1に準じて調製し、包装した本発明の水面浮遊性除草製剤(粒剤)を得た。
シメトリン8.0部、一般式(1)の炭素数が8、n=6であるポリオキシエチレンアルキルエーテル5.0部、トリイソプロピルナフタレンスルホン酸ナトリウム3.0部、蒸留点が277℃〜353℃であるイソパラフィン5.0部、タイセツバルーンK70.0部、カルボキシメチルセルロース4.0部、ベントナイト5.0部を実施例1に準じて調製し、包装した本発明の水面浮遊性除草製剤(粒剤)を得た。
シメトリン8.0部、一般式(1)の炭素数が8、n=4であるポリオキシエチレンアルキルエーテル2.0部、トリイソプロピルナフタレンスルホン酸ナトリウム10.0部、蒸留点が277℃〜353℃であるイソパラフィン10.0部、タイセツバルーンK55.0部、リグニンスルホン酸ナトリウム5.0部、クレー10.0部をハンマーミルで混合した粉状物をポリビニルアルコールからなる水溶性高分子フィルム(厚さ40μm)で1個当たり50gに包装し、本発明の水面浮遊性除草製剤(粉剤)を得た。
シメトリン8.0部、一般式(1)の炭素数が8、n=4であるポリオキシエチレンアルキルエーテル10.0部、トリイソプロピルナフタレンスルホン酸ナトリウム5.0部、蒸留点が277℃〜353℃であるイソパラフィン1.0部、シラスバルーン50.0部、ラウリル硫酸ナトリウム5.0部、クレー10.0部、ホワイトカーボン11.0部を実施例12に準じて調製し、包装した本発明の水面浮遊性除草製剤(粉剤)を得た。
シメトリン8.0部、一般式(1)の炭素数が8、n=4であるポリオキシエチレンアルキルエーテル7.0部、トリイソプロピルナフタレンスルホン酸ナトリウム3.0部、蒸留点が277℃〜353℃であるイソパラフィン5.0部、タイセツバルーンK30.0部、結晶セルロース5.0部、ステアリン酸マグネシウム5.0部、ラクトース37.0部をハンマーミルで混合後、打錠機にて厚さ3mm、直径5mmの円柱状に250kg/cm2の圧力で成型した錠剤をポリビニルアルコールからなる水溶性高分子フィルム(厚さ40μm)で1個当たり50gに包装し、本発明の水面浮遊性除草製剤(錠剤)を得た。
MCPAチオエチル6.5部、一般式(1)の炭素数が8、n=4であるポリオキシエチレンアルキルエーテル8.0部、トリイソプロピルナフタレンスルホン酸ナトリウム5.0部、蒸留点が277℃〜353℃であるイソパラフィン10.0部、タイセツバルーンK50.0部、ホワイトカーボン20.5部をハンマーミルで混合した粉状物をカルボキシメチルセルロースからなる水溶性高分子フィルム(厚さ50μm)で1個当たり50gに包装し、本発明の水面浮遊性除草製剤(粉剤)を得た。
MCPAチオエチル6.5部、一般式(1)の炭素数が8、n=4であるポリオキシエチレンアルキルエーテル5.0部、トリイソプロピルナフタレンスルホン酸ナトリウム3.0部、蒸留点が277℃〜353℃であるイソパラフィン5.0部、タイセツバルーンK50.0部、ラウリル硫酸ナトリウム2.0部、クレー3.5部、珪藻土25.0部を実施例1に準じて調製し、包装した本発明の水面浮遊性除草製剤(粒剤)を得た。
イプフェンカルバゾン6.0部、一般式(1)の炭素数が18、n=4であるポリオキシエチレンアルキルエーテル5.0部、トリイソプロピルナフタレンスルホン酸ナトリウム2.0部、蒸留点が277℃〜353℃であるイソパラフィン5.0部、タイセツバルーンK40.0部、カルボキシメチルセルロース3.0部、クレー10.0部、ラウリル硫酸ナトリウム2.0部、珪藻土27.0部を実施例1に準じて調製し、水面浮遊性除草製剤(粒剤)を得た。
シメトリン8.0部、一般式(1)の炭素数が4、n=4であるポリオキシエチレンアルキルエーテル5.0部、トリイソプロピルナフタレンスルホン酸ナトリウム1.5部、モノイソプロピルナフタレンスルホン酸ナトリウム1.5部、蒸留点が277℃〜353℃であるイソパラフィン5.0部、タイセツバルーンK70.0部、カルボキシメチルセルロース4.0部、ベントナイト5.0部を実施例1に準じて調製し、水面浮遊性除草製剤(粒剤)を得た。
イプフェンカルバゾン6.0部、一般式(1)の炭素数が8、n=2であるポリオキシエチレンアルキルエーテル7.0部、モノイソプロピルナフタレンスルホン酸ナトリウム2.0部、蒸留点が277℃〜353℃であるイソパラフィン5.0部、タイセツバルーンK45.0部、デキストリン5.0部、クレー27.0部、ラウリル硫酸ナトリウム3.0部を実施例1に準じて調製し、包装した水面浮遊性除草製剤(粒剤)を得た。
イプフェンカルバゾン6.0部、一般式(1)の炭素数が8、n=8であるポリオキシエチレンアルキルエーテル5.0部、モノイソプロピルナフタレンスルホン酸ナトリウム3.0部、蒸留点が277℃〜353℃であるイソパラフィン5.0部、タイセツバルーンK60.0部、カルボキシメチルセルロース3.0部、ベントナイト15.0部、ラウリル硫酸ナトリウム3.0部を実施例1に準じて調製し、包装した水面浮遊性除草製剤(粒剤)を得た。
シメトリン8.0部、一般式(1)の炭素数が6、n=4のポリオキシエチレンアルキルエーテル8.0部、ジブチルナフタレンスルホン酸ナトリウム4.0部、蒸留点が277℃〜353℃のイソパラフィン3.0部、シラスバルーン70.0部、デキストリン2.0部、炭酸カルシウム5.0部を実施例1に準じて調製し、水面浮遊性除草製剤(粒剤)を得た。
シメトリン8.0部、一般式(1)の炭素数が6、n=4であるポリオキシエチレンアルキルエーテル8.0部、ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物ナトリウム4.0部、蒸留点が277℃〜353℃であるイソパラフィン3.0部、シラスバルーン70.0部、デキストリン2.0部、炭酸カルシウム5.0部を実施例1に準じて調製し、水面浮遊性除草製剤(粒剤)を得た。
シメトリン8.0部、一般式(1)の炭素数が10、n=4であるポリオキシエチレンアルキルエーテル5.0部、トリイソプロピルナフタレンスルホン酸ナトリウム2.0部、蒸留点が213℃〜262℃であるイソパラフィン5.0部、マイクロスフェアー2.0部、カルボキシメチルセルロース3.0部、クレー10.0部、ラウリル硫酸ナトリウム2.0部、珪藻土63.0部を実施例1に準じて調製し、包装した水面浮遊性除草製剤(粒剤)を得た。
イプフェンカルバゾン6.0部、トリイソプロピルナフタレンスルホン酸ナトリウム2.0部、蒸留点が277℃〜353℃であるイソパラフィン5.0部、タイセツバルーンK45.0部、カルボキシメチルセルロース3.0部、クレー12.0部、ラウリル硫酸ナトリウム2.0部、珪藻土25.0部を実施例1に準じて調製し、水面浮遊性除草製剤(粒剤)を得た。
イプフェンカルバゾン6.0部、一般式(1)の炭素数が8、n=4であるポリオキシエチレンアルキルエーテル5.0部、蒸留点が277℃〜353℃であるイソパラフィン5.0部、タイセツバルーンK44.0部、カルボキシメチルセルロース3.0部、クレー10.0部、ラウリル硫酸ナトリウム2.0部、珪藻土25.0部を実施例1に準じて調製し、水面浮遊性除草製剤(粒剤)を得た。
イプフェンカルバゾン6.0部、一般式(1)の炭素数が8、n=4であるポリオキシエチレンアルキルエーテル5.0部、トリイソプロピルナフタレンスルホン酸ナトリウム2.0部、タイセツバルーンK45.0部、カルボキシメチルセルロース3.0部、クレー10.0部、ラウリル硫酸ナトリウム2.0部、珪藻土27.0部を実施例1に準じて調製し、包装した水面浮遊性除草製剤(粒剤)を得た。
イプフェンカルバゾン6.0部、一般式(1)の炭素数が8、n=4であるポリオキシエチレンアルキルエーテル5.0部、トリイソプロピルナフタレンスルホン酸ナトリウム2.0部、蒸留点が277℃〜353℃であるイソパラフィン5.0部、カルボキシメチルセルロース3.0部、クレー10.0部、ラウリル硫酸ナトリウム2.0部、珪藻土67.0部を実施例1に準じて調製し、水面浮遊性除草製剤(粒剤)を得た。
シメトリン8.0部、蒸留点が277℃〜353℃であるイソパラフィン10.0部、シラスバルーン45.0部、カルボキシメチルセルロース2.0部、クレー5.0部、珪藻土30.0部を実施例1に準じて調製し、水面浮遊性除草製剤(粒剤)を得た。
シメトリン8.0部、シラスバルーン67.0部、アルキルナフタレンスルホン酸アンモニウム1.0部、ジアルキルスルホサクシネートナトリウム4.0部、リグニンスルホン酸ナトリウム6.0部を実施例1に準じて調製して得られた粒状物に、スピンドルオイル14.0部を含浸させ、包装した水面浮遊性除草製剤(粒剤)を得た。
MCPAチオエチル6.5部、タルク2.5部、ホワイトカーボン3.0部をハンマーミルにて混合し、MCPAチオエチルプレミックスを得た。また、一般式(1)の炭素数が6、n=2であるポリオキシエチレンアルキルエーテル2.0部と流動パラフィンを1:1の割合で混合し、50%水面拡展剤プレミックスを得た。次に焼成バーミキュライト53.0部を転動造粒機に入れ、流動パラフィン31.0部を加えながら粒表面に含浸させ、次いで上記のMCPAチオエチルプレミックス12.0部を加え混合して粒表面に被覆し、その後更に上記50%水面拡展剤プレミックス4.0部を被覆し、包装した水面浮遊性除草製剤(粒剤)を得た。
MCPAチオエチル6.5部、蒸留点が277℃〜353℃であるイソパラフィン10.0部、タイセツバルーンK25.0部、プロピレングリコールモノオクタン酸エステル10.0部、クレー5.0部、結晶セルロース5.0部、ラクトース38.5部を実施例14に準じて調製し、水面浮遊性除草製剤(錠剤)を得た。
1区画の面積が100平方メートル(5m×20m)の試験区(湛水深3cm)を作り、その中央(1か所)に実施例、比較例に準じて調製した試料50gを処理した。処理5時間後および24時間後に試験区の中央(A区)および四隅(B区〜E区)より水面下1.5cmの5か所にて水を各50ml採水し、除草活性成分の濃度を「厚生労働省残留農薬試験方法」に準じてガスクロマトグラフィーにより分析し、下記の式にて計算して拡散率を求めた。結果は表1(実施例)、表2(比較例)に示す。
1区画の面積が100平方メートル(5m×20m)の試験区(湛水深3cm)を作り、コナギの種子50gを土壌表面に播種した。コナギ4.0葉時期にその中央(1か所)に実施例、比較例に準じて調製した試料50gを処理した。薬剤散布40日後に試験区内に残存する雑草を抜き取り、その乾燥重量(g)を測定し、下記式にて除草効果(%)を求めた。結果は表1(実施例)、表2(比較例)に示す。
表1に記載された結果から明らかなように本願発明を構成する水面浮遊性除草製剤である実施例1〜16の製剤は、拡散性試験および除草効果はいずれも高い数値を示し、二つの効果は両立されていた。これに対し、表2に記載された比較例1〜15の製剤は、拡散性および除草効果が、両立されておらず、顕著な差が認められた。
Claims (2)
- 製剤が水溶性高分子フィルムで包装してなることを特徴とする、請求項1に記載の水面浮遊性除草製剤。
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