JP2012116787A - 水面浮遊性除草製剤 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、農薬活性成分を田面水中に速やかにかつ均一に拡散させることで、雑草などに高い防除効果を有する水面浮遊性除草製剤を提供することを目的とする。
【解決手段】(a)除草活性成分、(b)下記一般式(1)
【化1】
Figure 2012116787

[式中、RはC〜C10のアルキル基を示し、nは3〜6の整数を示す。]で表されるポリオキシエチレンアルキルエーテル、(c)特定のアルキルナフタレンスルホン酸ナトリウム、(d)蒸留点が277℃〜353℃であるイソパラフィンおよび(e)水面浮遊性中空体を併用する水面浮遊性除草製剤が、前記課題を解決し得る。
【選択図】なし

Description

本発明は、高い除草効果を安定して発揮する水面浮遊性除草製剤に関する。
水田に施用する農薬製剤の剤型としては、粒剤、水和剤、フロアブル剤、乳剤などが一般的に使用されている。近年においては、農薬散布の省力化として水田に入らずに畦畔から投入するだけで散布可能な農薬製剤が開発され使用されている。
しかし、このような農薬製剤は農薬活性成分を局所的に高濃度の状態で散布するため、農薬活性成分が田面水中に均一に拡散するまでに長時間を要することや、農薬活性成分の局所的な土壌残留などの発生が問題となっている。これらの問題を解決する手段として、農薬製剤を田水面へ投入後は、農薬活性成分が速やかにかつ均一に分散することが要求されている。
上記の要求に対し、様々な方法が提案されており、例えば以下のもの等があげられる。
(1)農薬活性成分を糊状物質、樹脂等を用いて水面浮遊性担体へ担持させ、粒剤を田水面に浮遊させる方法(特許文献1、2および3)。しかしこれらの方法は、農薬活性成分を含んだ粒剤が水面上に長時間浮遊しており、農薬活性成分の拡散性も乏しいため、局所的に農薬活性成分が偏り易い。その結果、作物への薬害の発生や、農薬活性効果が十分でないという欠点があった。
(2)特定の界面活性剤および/または有機溶剤を用いることで水面浮遊性の粒剤に拡散性を付与する方法(特許文献4、5、6、7、8、9、および10)。これらの中で、本発明に係るアルキルナフタレンスルホン酸塩やパラフィン系炭化水素を用いた方法も提案されており、例えば油状物質としてパラフィン、空気・水界面張力を変化させる物質としてアルキルナフタレンスルホン酸塩を併用する方法(特許文献7)並びに特定の界面活性剤と水面浮遊性中空体、およびパラフィン系炭化水素を併用する方法(特許文献9および10)、が報告されている。しかし、これらの方法も、農薬活性成分の拡散性の向上はあるものの、まだ十分な拡散性を得られないという問題があった。
特公昭48−1179号公報 特公昭48−1181号公報 特開昭53−99327号公報 特開平6−336403号公報 特開平6−345603号公報 特開平7−082102号公報 特開平9−183701号公報 特開2000−351701号公報 特開2002−128605号公報 特開2004−123623号公報
本発明は、農薬活性成分を田面水中に速やかにかつ均一に拡散させることで、雑草などに高い防除効果を有する水面浮遊性除草製剤を提供することを目的としている。
本発明者らは、上記目的を解決するべく鋭意研究した。その結果、(a)除草活性成分、(b)下記一般式(1)
Figure 2012116787
[式中、RはC〜C10のアルキル基を示し、nは3〜6の整数を示す。]で表されるポリオキシエチレンアルキルエーテル、(c)特定のアルキルナフタレンスルホン酸ナトリウム、(d)蒸留点が277℃〜353℃であるイソパラフィンおよび(e)水面浮遊性中空体を併用することにより、水面浮遊性除草製剤の拡散性を飛躍的に向上させることを見出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明は、
〔1〕(a)除草活性成分、(b)上記の一般式(1)で表されるポリオキシエチレンアルキルエーテル、(c)イソプロピルナフタレンスルホン酸ナトリウム、ジイソプロピルナフタレンスルホン酸ナトリウム、トリイソプロピルナフタレンスルホン酸ナトリウムより選ばれた1種または2種以上からなるアルキルナフタレンスルホン酸ナトリウム、(d)蒸留点が277℃〜353℃の範囲であるイソパラフィン、(e)水面浮遊性中空体を含有し、形状が粉状、粒状、または錠剤であることを特徴とする、水面浮遊性除草製剤、
〔2〕製剤が水溶性高分子フィルムで包装してなることを特徴とする、〔1〕に記載の水面浮遊性除草製剤、
を提供する。
本発明の水面浮遊性除草製剤を用いることにより、以下のような効果がもたらされる。すなわち、水面浮遊性除草製剤を田水面に散布すると除草活性成分が直ちに溶出し、速やかにかつ均一に拡散する等、優れた拡散性を示すと同時に、優れた除草効果を発揮する省力的な散布を可能とした製剤である。さらに水溶性高分子フィルムで包装された本発明の製剤は、作業の安全性に寄与し、取り扱いが簡便となるため、省力性にも寄与する。
<除草活性成分について>
本発明の除草活性成分として、通常水田に使用されるものであれば何れも使用できる。そのような除草活性成分の例としては、MCPA、クロメプロップ、シハロホップブチル、フルジアホップ、ベンチオカーブ、エスプロカルブ、モリネート、ピリブチカルブ、DCPA、プレチラクロール、ブタクロール、テニルクロール、ブロモブチド、エトベンザニド、メフェナセット、カフェンストロール、アニロホス、ダイムロン、クミルロン、ベンスルフロンメチル、エトキシスルフロン、ピラゾスルフロンエチル、アジムスルフロン、イマゾスルフロン、シクロスルファムロン、ピリミノバックメチル、ビスピリバックナトリム塩、シメトリン、プロメトリン、ジメタメトリン、ベンタゾン、ピラゾレート、ピラゾキシフェン、ベンゾフェナップ、オキサジアゾン、パラコート、フェントラザミド、ACN、ブタミホス、インダノファン、ベンフレセート、イプフェンカルバゾン、ペントキサゾン、オキサジクロメホン、ベンゾビシクロンなどがあげられる。
そして、これらの除草活性成分は、1種または2種以上を併用しても何ら問題ない。
除草活性成分の製剤中への添加量は特に限定されないが、効果および経済性の面から製剤100重量部中に通常0.1〜70重量部、好ましくは0.3〜60重量部である。
なお、上記除草活性成分の具体例は、それぞれ単剤、2種以上の混合剤ともに「農薬ハンドブック2005年度版」(社団法人日本植物防疫協会発行)に記載(p.475−674参照)されている。また、これらに記載のない除草活性成分でも、本発明の目的を達成しうるものであれば使用することができる。
<一般式(1)のポリオキシエチレンアルキルエーテルについて>
本発明で使用される下記一般式(1)
Figure 2012116787
[式中、RはC〜C10のアルキル基を示し、nは3〜6の整数を示す。]で表されるポリオキシエチレンアルキルエーテルは、除草活性成分の拡散性に寄与しており、C〜C10のアルキル基は炭素数が6〜10の直鎖または分枝鎖であり、例えばヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基、ノニル基、デカニル基、メチルヘキシル基、エチルヘキシル基、メチルヘプチル基などがあげられ、それらの中でも拡散性の面から炭素数6〜8の範囲、例えばヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基、メチルペンチル基、エチルペンチル基、メチルヘキシル基、エチルヘキシル基またはメチルヘプチル基が好ましい。特にエチルヘキシル基が好ましい。また、nについても拡散性の面から3〜6の範囲が好ましく、特に4が好ましい。
また、本発明では、一般式(1)で表されるポリオキシエチレンアルキルエーテルは、1種または2種以上を併用しても何ら問題ない。
本発明の一般式(1)で表されるポリオキシエチレンアルキルエーテルは、市販のものをそのまま使用することができる。
用いられる一般式(1)で表されるポリオキシエチレンアルキルエーテルの製剤中への添加量は特に限定されないが、通常、製剤100重量部中に通常0.5〜20重量部、好ましくは1〜10重量部の範囲である。
<アルキルナフタレンスルホン酸ナトリウムについて>
本発明で使用されるアルキルナフタレンスルホン酸ナトリウムは、アルキルナフタレンスルホン酸ナトリウムのうち、アルキル基の部分がイソプロピル基であるモノイソプロピルナフタレンスルホン酸ナトリウム、ジイソプロピルナフタレンスルホン酸ナトリウム、トリイソプロピルナフタレンスルホン酸ナトリウムの事を指し、前記の一般式(1)のポリオキシエチレンアルキルエーテルとともに除草活性成分の拡散性に寄与している。また、本発明ではこれらを1種または2種以上併用しても何ら問題ない。
本発明で使用されるアルキルナフタレンスルホン酸ナトリウムは、市販のものをそのまま使用することができ、製剤中への添加量は特に限定されないが、通常、製剤100重量部中に通常0.1〜10重量部、好ましくは0.3〜5重量部である。
<イソパラフィンについて>
本発明で使用されるイソパラフィンは、除草活性成分の拡散性に寄与しており、蒸留点277℃〜353℃の範囲内であるイソパラフィンを指す。イソパラフィンの蒸留点がこの範囲になく、蒸留点が低ければ、本発明の水面浮遊性除草製剤において拡散性が弱くなるといった問題が生じる。
本発明で使用されるイソパラフィンは、市販のものをそのまま使用することができ、製剤中への添加量は特に限定されないが、製剤100重量部中に通常0.5〜30重量部、好ましくは1〜20重量部である。
<水面浮遊性中空体について>
本発明に使用される水面浮遊性中空体は、中空体を有することで浮力が生じるため、水面に浮かぶことができ、農薬製剤を水面に浮遊させて拡散性に寄与する。例としてはガラス質中空体、セラミック中空体、合成樹脂中空体など中空体を有するものがあげられる。
本発明に使用されるガラス質中空体の具体例としては、黒曜石、真珠岩、松脂岩などの天然ガラス質の岩石を加熱して発泡させたパーライト、シラスを同様に加工したシラスバルーンおよびタイセツバルーン(商品名:登録商標、以下同じ)などがあげられる。セラミック中空体の例としては、イースフィアーズ(商品名)、マイクロセルズ(商品名)など、合成樹脂中空体の例としては、フェノール樹脂よりなるフェノールマイクロバルーン、ポリアクリロニトリルよりなるマイクロスフェアーなどがあげられるが、これらの例示のみに限定されるものではない。
上記の水面浮遊性中空体は1種または2種以上併用しても何ら問題ない。
水面浮遊性中空体は、市販のものをそのまま使用することができ、製剤中への添加量は特に限定されないが、農薬製剤を水面に浮かせるのに十分な量であればよく、通常、製剤100重量部中に通常2.0〜80重量部、好ましくは5.0〜70重量部である。
<その他の成分について>
本発明の水面浮遊性除草製剤(粉状物、粒状物、錠剤成型物)中には、必要に応じて分散剤、湿潤剤、崩壊・造粒性向上を目的としたその他の界面活性剤、水面浮遊性中空体以外の浮遊性担体、水面浮遊性を有しない固体担体、結合剤、防菌・防かび剤および安定化剤などの助剤を添加することができる。
その他の界面活性剤としては、非イオン界面活性剤、陰イオン界面活性剤、陽イオン界面活性剤および両性界面活性剤などがあげられ、これらの界面活性剤を1種または2種以上併用しても何ら問題ない。
このような非イオン界面活性剤の例としては、ポリオキシエチレンアルキルアリールエーテル、ポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルエステル、ポリオキシエチレンソルビタンアルキレート、ポリオキシエチレンアルキレングリコールエーテル、およびポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックポリマーなどがあげられるが、これらの例示のみに限定されるものではない。
また、陰イオン界面活性剤の例としては、ポリカルボン酸型界面活性剤(アルキルマレイン酸共重合体など)、リグニンスルホン酸塩、アルキルアリールスルホン酸塩、ジアルキルスルホサクシネート、ポリオキシエチレンアルキルアリールサルフェート、アルキルベンゼンスルホン酸塩、およびアルキルスルホン酸塩などがあげられるが、これらの例示のみに限定されるものではない。
また、陽イオン界面活性剤および両性界面活性剤の例としては、アルキルアミン塩、第四級アンモニウム塩、アルキルベタインおよびアミンオキサイドなどがあげられるが、これらの例示のみに限定されるものではない。
本発明では、担体として水面浮遊性中空体を必須として使用するが、水面浮遊性中空体以外の浮遊性担体を併用してもかまわない。例として、木紛、オガクズ、ケナフ、籾殻、籾殻粉末およびコルクなど植物質担体があげられるが、これらの例示のみに限定されるものではない。
また、水面浮遊性担体でない担体でも、水面浮遊性中空体と混合するなどして、製剤全体が水面浮遊性を有するならば添加してもかまわない。このような固体担体の例として、クレー、タルク、炭酸カルシウム、ベントナイト、ジークライト、セリサイト、酸性白土、珪石、珪藻土、ゼオライト、カオリン、ホワイトカーボン、塩化カルシウム、鋸鉄、パルプ、グルコース、フルクトース、マルトース、シュークロース、ラクトースなどの単糖類、二糖類および多糖類などがあげられるが、これらの例示のみに限定されるものではない。
また、結合剤の例として、ポリビニルアルコール、デンプン、デキストリン、アクリル酸ナトリウム、カルボキシメチルセルロース、結晶セルロースなどがあげられるが、これらの例示のみに限定されるものではない。
また、防菌・防かび剤の例としては、ソルビン酸カリウム、およびパラクロロメタキシレノールなどがあげられるが、これらの例示のみに限定されるものではない。
除草活性成分の安定化剤の例として、酸化防止剤、紫外線防止剤、結晶析出防止剤および効果増強剤などがあげられるが、これらの例示のみに限定されるものではない。
本発明の水面浮遊性除草製剤は、粉状物、粒状物、錠剤成型物に調製することができ、また、これらは直接水田に散布してもよいし、作業者への安全性を考慮することや、投入のしやすさという省力化の面から、水面へ投入した場合に速やかに水面で分散する水溶性高分子フィルムにより1個当たり5〜100gに包装して散布してもよい。またその場合、水田中へは3〜40個程度投入するのが好ましい。ここでの包装形状は特に限定されるものではなく、例えば球状、円柱状、角状、箱状、不定形のいずれでもよい。
<水溶性高分子フィルムについて>
また、水溶性高分子フィルムは、水の中で溶解または分解するような性質を有するフィルムである。水溶性高分子フィルムの原料の例としては、ポリビニルアルコール、カルボキシメチルセルロースなどの水溶性高分子化合物が挙げられ、当該水溶性高分子フィルムは、それら原料にグリセリンなどの可塑剤を配合して得られた水溶性の薄膜状フィルムであるが、これらに限定されるものではない。
<除草製剤の調製方法>
本発明の水面浮遊性除草製剤の調製方法は特に限定されないが、例えば次の方法によって調製できる。除草活性成分、前記一般式(1)で表されるポリオキシエチレンアルキルエーテル、アルキルナフタレンスルホン酸ナトリウム、パラフィン系炭化水素、水面浮遊性中空体および必要であればその他補助剤を添加し、よく混合して粉状物が得られる。また、それら粉状物に対し、押出し造粒機、転動造粒機、噴霧乾燥造粒機にて粒状成型物を製造するか、または錠剤成型機等で成型して錠剤成型物を製造してもよく、製造工程において水や溶剤を使用したり、乾燥してもよい。また、予め粒状成型物や錠剤成型物を製造後、それらの成型物に一般式(1)で表されるポリオキシエチレンアルキルエーテル、パラフィン系炭化水素をスプレーにて含浸させて調製してもかまわない。また、溶剤にて除草活性成分を溶解または分散させてスプレーにて含浸させてもよい。本発明の水面浮遊性除草製剤では、粒剤および錠剤の大きさ、重量、形については特に制限はなく、目的を達成しうる範囲内で適宜変更して実施できる。
上記の方法により製剤化した本発明の水面浮遊性除草製剤は、水田に処理すると田水面に浮遊し、田水面上を速やかに拡散する。その間に除草活性成分を田水中に広く均一に拡散させることができる。
以下に実施例で本発明をさらに具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。また、部とあるのはすべて重量部を示す。
なお、以下に示した除草活性成分を前述した各種の水田施用除草活性成分の1種または2種以上の混合除草活性成分に置換して製剤化することによって、除草活性成分の異なる種々の本発明の水面浮遊性除草製剤を得ることができる。
〔実施例1〕
イプフェンカルバゾン6.0部、ジイソプロピルナフタレンスルホン酸ナトリウム0.1部、シラスバルーン50.0部、リグニンスルホン酸ナトリウム5.0部、アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム5.0部、クレー22.9部をハンマーミル(不二パウダル株式会社製)で混合後、この混合物100部に対し水13.0部を添加し、双腕ニーダー(不二パウダル株式会社製)で混練混合する。次に、1.5mm径のスクリーンを取り付けた押出し造粒機(日本薬業株式会社製)で造粒し、さらに流動層乾燥機(不二パウダル株式会社製)で乾燥し、目開き1.7mmと1.18mmの篩を用いて篩別した粒状物に前記一般式(1)の炭素数が8、n=4であるポリオキシエチレンアルキルエーテル(商品名 ニューコール1004 日本乳化剤株式会社製)3.0部および蒸留点が277℃〜353℃であるイソパラフィン8.0部をスプレーにて含浸させ、ポリビニルアルコールからなる水溶性高分子フィルム(厚さ40μm)で1個当たり50gに包装して、本発明の水面浮遊性除草製剤(粒剤)を得た。
〔実施例2〕
イプフェンカルバゾン6.0部、一般式(1)の炭素数が8、n=4であるポリオキシエチレンアルキルエーテル5.0部、モノイソプロピルナフタレンスルホン酸ナトリウム3.0部、蒸留点が277℃〜353℃であるイソパラフィン5.0部、タイセツバルーンK60.0部、カルボキシメチルセルロース3.0部、ベントナイト15.0部、ラウリル硫酸ナトリウム3.0部を実施例1に準じて調製し、包装した本発明の水面浮遊性除草製剤(粒剤)を得た。
〔実施例3〕
イプフェンカルバゾン6.0部、一般式(1)の炭素数が8、n=4であるポリオキシエチレンアルキルエーテル5.0部、トリイソプロピルナフタレンスルホン酸ナトリウム2.0部、蒸留点が277℃〜353℃であるイソパラフィン5.0部、タイセツバルーンK40.0部、カルボキシメチルセルロース3.0部、クレー12.0部、ラウリル硫酸ナトリウム2.0部、珪藻土25.0部を実施例1に準じて調製し、包装した本発明の水面浮遊性除草製剤(粒剤)を得た。
〔実施例4〕
イプフェンカルバゾン6.0部、一般式(1)の炭素数が8、n=4であるポリオキシエチレンアルキルエーテル7.0部、トリイソプロピルナフタレンスルホン酸ナトリウム1.0部、モノイソプロピルナフタレンスルホン酸ナトリウム1.0部、蒸留点が277℃〜353℃であるイソパラフィン5.0部、タイセツバルーンK45.0部、デキストリン5.0部、クレー27.0部、ラウリル硫酸ナトリウム3.0部を実施例1に準じて調製し、包装した本発明の水面浮遊性除草製剤(粒剤)を得た。
〔実施例5〕
イプフェンカルバゾン6.0部、一般式(1)の炭素数が8、n=4であるポリオキシエチレンアルキルエーテル20.0部、トリイソプロピルナフタレンスルホン酸ナトリウム1.0部、ジイソプロピルナフタレンスルホン酸ナトリウム1.0部、蒸留点が277℃〜353℃であるイソパラフィン0.5部、シラスバルーン42.0部、カルボキシメチルセルロース10.0部、珪藻土19.5部を実施例1に準じて調製し、本発明の水面浮遊性除草製剤(粒剤)を得た。
〔実施例6〕
イプフェンカルバゾン6.0部、一般式(1)の炭素数が8、n=4であるポリオキシエチレンアルキルエーテル0.5部、ジイソプロピルナフタレンスルホン酸ナトリウム2.5部、モノイソプロピルナフタレンスルホン酸ナトリウム2.5部、蒸留点が277℃〜353℃であるイソパラフィン30.0部、シラスバルーン35.0部、デキストリン3.0部、ベントナイト5.0部、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム2.0部、珪藻土13.5部を実施例1に準じて調製し、包装した本発明の水面浮遊性除草製剤(粒剤)を得た。
〔実施例7〕
イプフェンカルバゾン6.0部、一般式(1)の炭素数が8、n=4であるポリオキシエチレンアルキルエーテル5.0部、トリイソプロピルナフタレンスルホン酸ナトリウム2.0部、蒸留点が277℃〜353℃であるイソパラフィン5.0部、シラスバルーン40.0部、デキストリン3.0部、クレー10.0部、ラウリル硫酸ナトリウム2.0部、珪藻土27.0部を実施例1に準じて調製し、本発明の水面浮遊性除草製剤(粒剤)を得た。
〔実施例8〕
シメトリン8.0部、一般式(1)の炭素数が6、n=4であるポリオキシエチレンアルキルエーテル8.0部、トリイソプロピルナフタレンスルホン酸ナトリウム4.0部、蒸留点が277℃〜353℃であるイソパラフィン3.0部、タイセツバルーンK70.0部、デキストリン2.0部、ベントナイト5.0部を実施例1に準じて調製し、包装した本発明の水面浮遊性除草製剤(粒剤)を得た。
〔実施例9〕
シメトリン8.0部、一般式(1)の炭素数が10、n=4のポリオキシエチレンアルキルエーテル5.0部、トリイソプロピルナフタレンスルホン酸ナトリウム2.0部、蒸留点が277℃〜353℃であるイソパラフィン5.0部、マイクロスフェアー2.0部、カルボキシメチルセルロース3.0部、クレー10.0部、ラウリル硫酸ナトリウム2.0部、珪藻土63.0部を実施例1に準じて調製し、包装した本発明の水面浮遊性除草製剤(粒剤)を得た。
〔実施例10〕
シメトリン8.0部、一般式(1)の炭素数が8、n=3であるポリオキシエチレンアルキルエーテル2.0部、トリイソプロピルナフタレンスルホン酸ナトリウム3.0部、蒸留点が277℃〜353℃であるイソパラフィン15.0部、マイクロスフェアー2.0部、カルボキシメチルセルロース5.0部、リグニンスルホン酸ナトリウム5.0部、ラクトース60.0部を実施例1に準じて調製し、包装した本発明の水面浮遊性除草製剤(粒剤)を得た。
〔実施例11〕
シメトリン8.0部、一般式(1)の炭素数が8、n=6であるポリオキシエチレンアルキルエーテル5.0部、トリイソプロピルナフタレンスルホン酸ナトリウム3.0部、蒸留点が277℃〜353℃であるイソパラフィン5.0部、タイセツバルーンK70.0部、カルボキシメチルセルロース4.0部、ベントナイト5.0部を実施例1に準じて調製し、包装した本発明の水面浮遊性除草製剤(粒剤)を得た。
〔実施例12〕
シメトリン8.0部、一般式(1)の炭素数が8、n=4であるポリオキシエチレンアルキルエーテル2.0部、トリイソプロピルナフタレンスルホン酸ナトリウム10.0部、蒸留点が277℃〜353℃であるイソパラフィン10.0部、タイセツバルーンK55.0部、リグニンスルホン酸ナトリウム5.0部、クレー10.0部をハンマーミルで混合した粉状物をポリビニルアルコールからなる水溶性高分子フィルム(厚さ40μm)で1個当たり50gに包装し、本発明の水面浮遊性除草製剤(粉剤)を得た。
〔実施例13〕
シメトリン8.0部、一般式(1)の炭素数が8、n=4であるポリオキシエチレンアルキルエーテル10.0部、トリイソプロピルナフタレンスルホン酸ナトリウム5.0部、蒸留点が277℃〜353℃であるイソパラフィン1.0部、シラスバルーン50.0部、ラウリル硫酸ナトリウム5.0部、クレー10.0部、ホワイトカーボン11.0部を実施例12に準じて調製し、包装した本発明の水面浮遊性除草製剤(粉剤)を得た。
〔実施例14〕
シメトリン8.0部、一般式(1)の炭素数が8、n=4であるポリオキシエチレンアルキルエーテル7.0部、トリイソプロピルナフタレンスルホン酸ナトリウム3.0部、蒸留点が277℃〜353℃であるイソパラフィン5.0部、タイセツバルーンK30.0部、結晶セルロース5.0部、ステアリン酸マグネシウム5.0部、ラクトース37.0部をハンマーミルで混合後、打錠機にて厚さ3mm、直径5mmの円柱状に250kg/cmの圧力で成型した錠剤をポリビニルアルコールからなる水溶性高分子フィルム(厚さ40μm)で1個当たり50gに包装し、本発明の水面浮遊性除草製剤(錠剤)を得た。
〔実施例15〕
MCPAチオエチル6.5部、一般式(1)の炭素数が8、n=4であるポリオキシエチレンアルキルエーテル8.0部、トリイソプロピルナフタレンスルホン酸ナトリウム5.0部、蒸留点が277℃〜353℃であるイソパラフィン10.0部、タイセツバルーンK50.0部、ホワイトカーボン20.5部をハンマーミルで混合した粉状物をカルボキシメチルセルロースからなる水溶性高分子フィルム(厚さ50μm)で1個当たり50gに包装し、本発明の水面浮遊性除草製剤(粉剤)を得た。
〔実施例16〕
MCPAチオエチル6.5部、一般式(1)の炭素数が8、n=4であるポリオキシエチレンアルキルエーテル5.0部、トリイソプロピルナフタレンスルホン酸ナトリウム3.0部、蒸留点が277℃〜353℃であるイソパラフィン5.0部、タイセツバルーンK50.0部、ラウリル硫酸ナトリウム2.0部、クレー3.5部、珪藻土25.0部を実施例1に準じて調製し、包装した本発明の水面浮遊性除草製剤(粒剤)を得た。
次に、比較例を具体的に以下に示す。また、部とあるのはすべて重量部を示す。
〔比較例1〕
イプフェンカルバゾン6.0部、一般式(1)の炭素数が18、n=4であるポリオキシエチレンアルキルエーテル5.0部、トリイソプロピルナフタレンスルホン酸ナトリウム2.0部、蒸留点が277℃〜353℃であるイソパラフィン5.0部、タイセツバルーンK40.0部、カルボキシメチルセルロース3.0部、クレー10.0部、ラウリル硫酸ナトリウム2.0部、珪藻土27.0部を実施例1に準じて調製し、水面浮遊性除草製剤(粒剤)を得た。
〔比較例2〕
シメトリン8.0部、一般式(1)の炭素数が4、n=4であるポリオキシエチレンアルキルエーテル5.0部、トリイソプロピルナフタレンスルホン酸ナトリウム1.5部、モノイソプロピルナフタレンスルホン酸ナトリウム1.5部、蒸留点が277℃〜353℃であるイソパラフィン5.0部、タイセツバルーンK70.0部、カルボキシメチルセルロース4.0部、ベントナイト5.0部を実施例1に準じて調製し、水面浮遊性除草製剤(粒剤)を得た。
〔比較例3〕
イプフェンカルバゾン6.0部、一般式(1)の炭素数が8、n=2であるポリオキシエチレンアルキルエーテル7.0部、モノイソプロピルナフタレンスルホン酸ナトリウム2.0部、蒸留点が277℃〜353℃であるイソパラフィン5.0部、タイセツバルーンK45.0部、デキストリン5.0部、クレー27.0部、ラウリル硫酸ナトリウム3.0部を実施例1に準じて調製し、包装した水面浮遊性除草製剤(粒剤)を得た。
〔比較例4〕
イプフェンカルバゾン6.0部、一般式(1)の炭素数が8、n=8であるポリオキシエチレンアルキルエーテル5.0部、モノイソプロピルナフタレンスルホン酸ナトリウム3.0部、蒸留点が277℃〜353℃であるイソパラフィン5.0部、タイセツバルーンK60.0部、カルボキシメチルセルロース3.0部、ベントナイト15.0部、ラウリル硫酸ナトリウム3.0部を実施例1に準じて調製し、包装した水面浮遊性除草製剤(粒剤)を得た。
〔比較例5〕
シメトリン8.0部、一般式(1)の炭素数が6、n=4のポリオキシエチレンアルキルエーテル8.0部、ジブチルナフタレンスルホン酸ナトリウム4.0部、蒸留点が277℃〜353℃のイソパラフィン3.0部、シラスバルーン70.0部、デキストリン2.0部、炭酸カルシウム5.0部を実施例1に準じて調製し、水面浮遊性除草製剤(粒剤)を得た。
〔比較例6〕
シメトリン8.0部、一般式(1)の炭素数が6、n=4であるポリオキシエチレンアルキルエーテル8.0部、ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物ナトリウム4.0部、蒸留点が277℃〜353℃であるイソパラフィン3.0部、シラスバルーン70.0部、デキストリン2.0部、炭酸カルシウム5.0部を実施例1に準じて調製し、水面浮遊性除草製剤(粒剤)を得た。
〔比較例7〕
シメトリン8.0部、一般式(1)の炭素数が10、n=4であるポリオキシエチレンアルキルエーテル5.0部、トリイソプロピルナフタレンスルホン酸ナトリウム2.0部、蒸留点が213℃〜262℃であるイソパラフィン5.0部、マイクロスフェアー2.0部、カルボキシメチルセルロース3.0部、クレー10.0部、ラウリル硫酸ナトリウム2.0部、珪藻土63.0部を実施例1に準じて調製し、包装した水面浮遊性除草製剤(粒剤)を得た。
〔比較例8〕
イプフェンカルバゾン6.0部、トリイソプロピルナフタレンスルホン酸ナトリウム2.0部、蒸留点が277℃〜353℃であるイソパラフィン5.0部、タイセツバルーンK45.0部、カルボキシメチルセルロース3.0部、クレー12.0部、ラウリル硫酸ナトリウム2.0部、珪藻土25.0部を実施例1に準じて調製し、水面浮遊性除草製剤(粒剤)を得た。
〔比較例9〕
イプフェンカルバゾン6.0部、一般式(1)の炭素数が8、n=4であるポリオキシエチレンアルキルエーテル5.0部、蒸留点が277℃〜353℃であるイソパラフィン5.0部、タイセツバルーンK44.0部、カルボキシメチルセルロース3.0部、クレー10.0部、ラウリル硫酸ナトリウム2.0部、珪藻土25.0部を実施例1に準じて調製し、水面浮遊性除草製剤(粒剤)を得た。
〔比較例10〕
イプフェンカルバゾン6.0部、一般式(1)の炭素数が8、n=4であるポリオキシエチレンアルキルエーテル5.0部、トリイソプロピルナフタレンスルホン酸ナトリウム2.0部、タイセツバルーンK45.0部、カルボキシメチルセルロース3.0部、クレー10.0部、ラウリル硫酸ナトリウム2.0部、珪藻土27.0部を実施例1に準じて調製し、包装した水面浮遊性除草製剤(粒剤)を得た。
〔比較例11〕
イプフェンカルバゾン6.0部、一般式(1)の炭素数が8、n=4であるポリオキシエチレンアルキルエーテル5.0部、トリイソプロピルナフタレンスルホン酸ナトリウム2.0部、蒸留点が277℃〜353℃であるイソパラフィン5.0部、カルボキシメチルセルロース3.0部、クレー10.0部、ラウリル硫酸ナトリウム2.0部、珪藻土67.0部を実施例1に準じて調製し、水面浮遊性除草製剤(粒剤)を得た。
〔比較例12〕
シメトリン8.0部、蒸留点が277℃〜353℃であるイソパラフィン10.0部、シラスバルーン45.0部、カルボキシメチルセルロース2.0部、クレー5.0部、珪藻土30.0部を実施例1に準じて調製し、水面浮遊性除草製剤(粒剤)を得た。
〔比較例13〕
シメトリン8.0部、シラスバルーン67.0部、アルキルナフタレンスルホン酸アンモニウム1.0部、ジアルキルスルホサクシネートナトリウム4.0部、リグニンスルホン酸ナトリウム6.0部を実施例1に準じて調製して得られた粒状物に、スピンドルオイル14.0部を含浸させ、包装した水面浮遊性除草製剤(粒剤)を得た。
〔比較例14〕
MCPAチオエチル6.5部、タルク2.5部、ホワイトカーボン3.0部をハンマーミルにて混合し、MCPAチオエチルプレミックスを得た。また、一般式(1)の炭素数が6、n=2であるポリオキシエチレンアルキルエーテル2.0部と流動パラフィンを1:1の割合で混合し、50%水面拡展剤プレミックスを得た。次に焼成バーミキュライト53.0部を転動造粒機に入れ、流動パラフィン31.0部を加えながら粒表面に含浸させ、次いで上記のMCPAチオエチルプレミックス12.0部を加え混合して粒表面に被覆し、その後更に上記50%水面拡展剤プレミックス4.0部を被覆し、包装した水面浮遊性除草製剤(粒剤)を得た。
〔比較例15〕
MCPAチオエチル6.5部、蒸留点が277℃〜353℃であるイソパラフィン10.0部、タイセツバルーンK25.0部、プロピレングリコールモノオクタン酸エステル10.0部、クレー5.0部、結晶セルロース5.0部、ラクトース38.5部を実施例14に準じて調製し、水面浮遊性除草製剤(錠剤)を得た。
次に、本発明の拡散性試験、ならびに除草効果試験例を示す。
<試験例1> 拡散性試験
1区画の面積が100平方メートル(5m×20m)の試験区(湛水深3cm)を作り、その中央(1か所)に実施例、比較例に準じて調製した試料50gを処理した。処理5時間後および24時間後に試験区の中央(A区)および四隅(B区〜E区)より水面下1.5cmの5か所にて水を各50ml採水し、除草活性成分の濃度を「厚生労働省残留農薬試験方法」に準じてガスクロマトグラフィーにより分析し、下記の式にて計算して拡散率を求めた。結果は表1(実施例)、表2(比較例)に示す。
Figure 2012116787
<試験例2> 除草効果試験
1区画の面積が100平方メートル(5m×20m)の試験区(湛水深3cm)を作り、コナギの種子50gを土壌表面に播種した。コナギ4.0葉時期にその中央(1か所)に実施例、比較例に準じて調製した試料50gを処理した。薬剤散布40日後に試験区内に残存する雑草を抜き取り、その乾燥重量(g)を測定し、下記式にて除草効果(%)を求めた。結果は表1(実施例)、表2(比較例)に示す。
Figure 2012116787
Figure 2012116787
Figure 2012116787
<表の説明>
表1に記載された結果から明らかなように本願発明を構成する水面浮遊性除草製剤である実施例1〜16の製剤は、拡散性試験および除草効果はいずれも高い数値を示し、二つの効果は両立されていた。これに対し、表2に記載された比較例1〜15の製剤は、拡散性および除草効果が、両立されておらず、顕著な差が認められた。
詳細に検討を行うと、一般式(1)で表されるポリオキシエチレンアルキルエーテルとアルキル基およびオキシエチレンの付加モル数の異なるポリオキシエチレンアルキルエーテルからなる比較例1〜4の製剤は、それぞれ実施例3、11、4、2と比べて拡散性が弱くなり、結果として優れた除草効果が得られていない。またモノ、ジおよびトリイソプロピルナフタレンスルホン酸ナトリウムの代わりに別の陰イオン界面活性剤を使用した比較例5、6の製剤は、実施例8ほどの拡散性および除草効果が得られていない。同様に低沸点のイソパラフィンを使用した比較例7においても実施例9ほどの効果は得られていない。
ついで、本発明の構成要件を一つずつ欠如した比較例8〜11の製剤において、比較例11の製剤は水面浮遊性中空体を欠いたため、浮遊性に欠け、製剤の散布地点に薬剤がそのまま、沈降してしまっていることがわかる。そして拡散性試験をみると一般式(1)で表されるポリオキシエチレンアルキルエーテルとモノ、ジおよびトリイソプロピルナフタレンスルホン酸ナトリウムをそれぞれ欠いた場合である比較例8、9の製剤の拡散性は、実施例3と比較して大きく劣っている。このことから、本願発明の製剤構成のうち、一般式(1)で表されるポリオキシエチレンアルキルエーテルとモノ、ジおよびトリイソプロピルナフタレンスルホン酸ナトリウムを同時に含有することが必要であることがわかる。
また、特公昭48−1181号公報(特許文献2)、特開平9−183701号公報(特許文献7)、特開2000−351701号公報(特許文献8)および特開2004−123623号公報(特許文献10)に従い調製した比較例12〜15の製剤は、いずれもモノ、ジおよびトリイソプロピルナフタレンスルホン酸ナトリウムを含まず、本願発明の構成とは少しずつ構成が異なり、本発明の実施例の製剤より、拡散性および除草効果が劣る結果であった。

Claims (2)

  1. (a)除草活性成分、(b)下記の一般式(1)
    Figure 2012116787
    [式中、RはC〜C10のアルキル基を示し、nは3〜6の整数を示す。]で表されるポリオキシエチレンアルキルエーテル、(c)イソプロピルナフタレンスルホン酸ナトリウム、ジイソプロピルナフタレンスルホン酸ナトリウム、トリイソプロピルナフタレンスルホン酸ナトリウムより選ばれた1種または2種以上からなるアルキルナフタレンスルホン酸ナトリウム、(d)蒸留点が277℃〜353℃の範囲であるイソパラフィン、(e)水面浮遊性中空体を含有し、形状が粉状、粒状、または錠剤であることを特徴とする、水面浮遊性除草製剤。
  2. 製剤が水溶性高分子フィルムで包装してなることを特徴とする、請求項1に記載の水面浮遊性除草製剤。
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