JP2000119250A - 環状アミド化合物、その製造法、中間体及び除草剤 - Google Patents

環状アミド化合物、その製造法、中間体及び除草剤

Info

Publication number
JP2000119250A
JP2000119250A JP11226535A JP22653599A JP2000119250A JP 2000119250 A JP2000119250 A JP 2000119250A JP 11226535 A JP11226535 A JP 11226535A JP 22653599 A JP22653599 A JP 22653599A JP 2000119250 A JP2000119250 A JP 2000119250A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
carbonyl
alkyl
alkenyl
substituted
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11226535A
Other languages
English (en)
Inventor
Takafumi Fusaka
隆文 符阪
Yasushi Tanaka
易 田中
Atsushi Kadowaki
敦 門脇
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takeda Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Takeda Chemical Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Takeda Chemical Industries Ltd filed Critical Takeda Chemical Industries Ltd
Priority to JP11226535A priority Critical patent/JP2000119250A/ja
Publication of JP2000119250A publication Critical patent/JP2000119250A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pyrrole Compounds (AREA)
  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
  • Hydrogenated Pyridines (AREA)
  • Plural Heterocyclic Compounds (AREA)
  • Nitrogen Condensed Heterocyclic Rings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】優れた殺草活性を有し、しかも作物に薬害のな
い、選択性除草剤の提供。 【解決手段】カルボニル基のα位の置換基として2個の
置換基を有する環状アミド化合物またはその塩。 【効果】低薬量で広範囲の雑草、例えば水田雑草、畑地
雑草等に対して優れた殺草作用を有する。しかも栽培植
物、例えばイネ、コムギ、オオムギ、ダイズ、トウモロ
コシ、ワタ等に対して薬害が少なく、優れた選択的除草
効果を示す。また選択的除草効果は長期間持続する。哺
乳動物や魚貝類に対して低毒性で、環境を汚染すること
もなく、水田、畑、果樹園あるいは非農耕地用等の除草
剤としてきわめて安全に使用することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は優れた選択的除草活
性を示す新規な環状アミド化合物またはその塩、その製
造法、その合成中間体、該環状アミド化合物を含有する
除草剤及び該環状アミド化合物を含有する水面浮遊性粒
剤または水性懸濁剤に関する。
【0002】
【従来の技術】本発明の一般式(I)で表される環状ア
ミド化合物はカルボニル基のα位に2つの置換基R4
びZを有する(即ち、カルボニル基のα位が4級炭素で
ある)新規な化合物であり、種々の水田雑草、畑地雑草
に対して優れた殺草作用を有し、しかもイネ、コムギ、
オオムギ、ダイズ、トウモロコシ、ワタ等の栽培作物に
対して実質的な薬害はなく、水田や畑地等において優れ
た選択的除草剤として用いられる。現在、除草作用を有
する種々の環状アミド化合物が報告されている(例えば
特開平3−204855、5−221972、5−22
1973、6−25160、6−172306、7−1
79420、7−291926、7−300456、7
−330722、8−119937、8−15136
4、8−311026、8−325230、9−124
596号公報等)。しかしこれらの環状アミド化合物の
中でカルボニル基のα位の置換基として2個の置換基を
有する(即ち、カルボニル基のα位が4級炭素である)
化合物は記載されていない。従ってこれらの化合物は本
発明中の環状アミド化合物とは構造が全く異なってい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これらの従来技術の環
状アミド化合物は、雑草に対する殺草効果、栽培作物に
対する薬害、哺乳動物や魚介類に対する毒性、環境汚染
の面などでまだ十分な性能を有しているとは言えず、こ
れらの点につき、さらに改良された選択的除草剤の開発
が切望されている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、優れた殺
草活性を有し、しかも作物に薬害のない、選択性除草剤
の開発をめざし、鋭意研究を重ねた結果、一般式(I)
で表される化合物またはその塩が強力な殺草活性を有
し、しかもイネ、コムギ、オオムギ、ダイズ、トウモロ
コシ、ワタ等の栽培作物に対し、薬害が顕著に軽減さ
れ、高い選択性除草作用を示すことを知見し、さらにこ
れらの知見に基づいて種々検討を重ねた結果、本発明を
完成するに至った。
【0005】即ち、本発明は、〔1〕一般式
【化48】 [式中、R1は置換されていてもよい炭化水素基、置換さ
れていてもよい複素環基または式 −CONR56 (式中、R5及びR6はそれぞれ水素原子、置換されてい
てもよい炭化水素基または置換されていてもよい複素環
基を示す。)で表される基を示し、R2及びR3はそれぞ
れ水素原子または置換されていてもよい炭化水素基を示
すか、またはR2及びR3は隣接する炭素原子と一緒にな
って置換されていてもよい3ないし8員の環状炭化水素
基を形成してもよく、R4は置換されていてもよい炭化
水素基、置換されていてもよい複素環基または式 −W17 (式中、W1は酸素原子または酸化されていてもよい硫
黄原子を、R7は置換されていてもよい炭化水素基また
は置換されていてもよい複素環基を示す。)で表される
基を示し、−A−は式
【化49】 (式中、R8は水素原子または置換されていてもよい炭
化水素基を示し、R9は水素原子、シアノ基、置換され
ていてもよい炭化水素基、置換されていてもよい複素環
基、置換されていてもよいアシル基または式 −OR15 (式中、R15は水素原子、置換されていてもよい炭化水
素基または置換されていてもよい複素環基を示す。)で
表される基を示し、R10は水素原子または置換されてい
てもよい炭化水素基を示し、R11は水素原子、ハロゲン
原子、置換されていてもよい炭化水素基、置換されてい
てもよい複素環基または式 −W216 (式中、W2は酸素原子または酸化されていてもよい硫
黄原子を、R16は水素原子、置換されていてもよい炭化
水素基、置換されていてもよい複素環基または置換され
ていてもよいアシル基を示す。)で表される基を示し、
12は水素原子、ハロゲン原子または置換されていても
よい炭化水素基を示し、ここで、R8が結合する炭素原
子はアミドの窒素原子と結合し、R9または=CR11
12が結合する炭素原子はZが結合する炭素原子と結合す
る。)で表される基を示し、Zはハロゲン原子、シアノ
基、置換されていてもよい炭化水素基、置換されていて
もよいアシル基または式 −CONR5a6a (式中、R5a及びR6aはそれぞれ水素原子または置換さ
れていてもよい炭化水素基を示す。)で表される基を示
す。]で表される化合物(以下、化合物(I)と略称す
る場合がある。)またはその塩、〔2〕R1は[1]C1-6
アルキル基,C3-6シクロアルキル基、C2-6アルケニル
基,C3-6シクロアルケニル基,C2-6アルキニル基,C
6-14アリール基,C7-19アラルキル基,C8-20アリール
アルケニル基およびC8-20アリールアルキニル基から選
ばれる炭化水素基(該炭化水素基がアルキル基,アルケ
ニル基またはアルキニル基の場合、該炭化水素基は、
(1)ヒドロキシ基、(2)アミノ基、(3)シアノ基、(4)スル
ファモイル基,(5)スルファモイルオキシ基,(6)メルカ
プト基、(7)ニトロ基、(8)ハロゲン原子、(9)ハロゲン
で1〜3個置換されていてもよいC1-6アルキル基、C
3-6シクロアルキル基、C2-6アルケニル基、C3-6シク
ロアルケニル基、C2-6アルキニル基、C6-14アリール
基、C7-19アラルキル基、ハロゲンで1〜3個置換され
ていてもよいC1-6アルコキシ基、C2 -6アルケニルオキ
シ基、C2-6アルキニルオキシ基、C6-14アリールオキ
シ基、C7-19アラルキルオキシ基、ホルミル基、C1-6
アルキル−カルボニル基、C2-6アルケニル−カルボニ
ル基、C2-6アルキニル−カルボニル基、C3-6シクロア
ルキル−カルボニル基、C6-14アリール−カルボニル
基、C1-6アルコキシ−カルボニル基、C2-6アルケニル
オキシ−カルボニル基、C2-6アルキニルオキシ−カル
ボニル基、C3-6シクロアルキルオキシ−カルボニル
基、C6-14アリールオキシ−カルボニル基、C7-19アラ
ルキル−カルボニル基、C7-19アラルキルオキシ−カル
ボニル基、ハロゲンで1〜3個置換されていてもよいC
1-6アルキルスルフィニル基、C2-6アルケニルスルフィ
ニル基、C2-6アルキニルスルフィニル基、C6-14アリ
ールスルフィニル基、ハロゲンで1〜3個置換されてい
てもよいC1-6アルキルスルホニル基、C2-6アルケニル
スルホニル基、C2-6アルキニルスルホニル基、C6-14
アリールスルホニル基、ニトロ基、アミノ基、モノもし
くはジC1-6アルキルアミノ基、ヒドロキシ基、シアノ
基、スルファモイル基、メルカプト基、ハロゲン原子、
ホルムアミド基、C1-6アルキル−カルボニルアミノ
基、C1-6アルキルスルホニルオキシ基、ハロゲンで1
〜3個置換されていてもよいC1-6アルキルチオ基、C
2-6アルケニルチオ基、C2-6アルキニルチオ基およびC
6-14アリールチオ基からなる群から選ばれる1〜3個の
置換基で置換されていてもよく、または隣接する2つの
置換基が一緒になってメチレンジオキシ基を形成しても
よい窒素原子(オキシド化されていてもよい)、酸素原
子および硫黄原子(モノまたはジオキシド化されていて
もよい)から選ばれるヘテロ原子を1ないし4個含む3
〜8員複素環基または該3〜8員複素環基とベンゼン環
もしくは窒素原子(オキシド化されていてもよい)、酸
素原子および硫黄原子(モノまたはジオキシド化されて
いてもよい)から選ばれるヘテロ原子を1ないし4個含
む3〜8員複素環との縮合環基、(10)ホルミル基,C
1-6アルキル−カルボニル基,C2-6アルケニル−カルボ
ニル基,C2-6アルキニル−カルボニル基,C3-6シクロ
アルキル−カルボニル基,C6-14アリール−カルボニル
基,C1-6アルコキシ−カルボニル基,C2-6アルケニル
オキシ−カルボニル基,C2-6アルキニルオキシ−カル
ボニル基,C3-6シクロアルキルオキシ−カルボニル
基,C6-14アリールオキシ−カルボニル基,C7-19アラ
ルキル−カルボニル基,C7-19アラルキルオキシ−カル
ボニル基,5〜6員複素環カルボニル基,縮合複素環カ
ルボニル基および5〜6員複素環アセチル基から選ばれ
るアシル基(該アシル基がアルキルカルボニル基,アル
ケニルカルボニル基,アルキニルカルボニル基,アルコ
キシカルボニル基,アルケニルオキシカルボニル基また
はアルキニルオキシカルボニル基の場合、ヒドロキシ,
シアノ,スルファモイル,メルカプト,カルボキシ,C
1-6アルキルチオ基,ハロゲン原子,C1-6アルコキシ
基,ニトロ基,C1-6アルコキシ−カルボニル基,アミ
ノ,モノ又はジC1-6アルキルアミノ基、C1-6アルコキ
シイミノ基およびヒドロキシイミノ基から選ばれる置換
基で1〜3個置換されていてもよく、該アシル基がシク
ロアルキルカルボニル基,アリールカルボニル基,シク
ロアルキルオキシカルボニル基,アリ−ルオキシカルボ
ニル基、アラルキルカルボニル基、アラルキルオキシカ
ルボニル基、5〜6員複素環カルボニル基、縮合複素環
カルボニル基または5〜6員複素環アセチル基の場合、
ハロゲンで1〜3個置換されていてもよいC1-6アルキ
ル基、C3-6シクロアルキル基,C2-6アルケニル基,C
3-6シクロアルケニル基,C2-6アルキニル基,ハロゲン
で1〜3個置換されていてもよいC1-6アルコキシ基,
ホルミル基,C1-6アルキル−カルボニル基,C2-6アル
ケニル−カルボニル基、C2-6アルキニル−カルボニル
基、C3-6シクロアルキル−カルボニル基、C6-14アリ
ール−カルボニル基、C1-6アルコキシ−カルボニル
基、C2-6アルケニルオキシ−カルボニル基、C2-6アル
キニルオキシ−カルボニル基、C3-6シクロアルキルオ
キシ−カルボニル基、C6-14アリールオキシ−カルボニ
ル基、C7-19アラルキル−カルボニル基、C7-19アラル
キルオキシ−カルボニル基,ニトロ基,アミノ基、ヒド
ロキシ基、シアノ基,スルファモイル基、メルカプト
基、ハロゲン原子およびC1-6アルキルチオ基から選ば
れる置換基で1〜5個置換されていてもよい。) (11)式−T−Q0〔式中、Q0は(a)それぞれハロゲンで
1〜5個置換されていてもよい(i)C1-6アルキル基,(i
i)C3-6シクロアルキル基、(iii)C2-6アルケニル基,
(iv)C3-6シクロアルケニル基、(v)C2-6アルキニル
基,(vi)C6-14アリール基,(vii)C7-19アラルキル
基,(viii)C8-20アリールアルケニル基および(ix)C
8-20アリールアルキニル基から選ばれる炭化水素基,
(b)ハロゲンで1〜3個置換されていてもよいC1-6アル
キル基、C3-6シクロアルキル基、C2-6アルケニル基、
3-6シクロアルケニル基、C2-6アルキニル基、C6-14
アリール基、C7-19アラルキル基、ハロゲンで1〜3個
置換されていてもよいC1-6アルコキシ基、C2-6アルケ
ニルオキシ基、C2-6アルキニルオキシ基、C6-14アリ
ールオキシ基、C7-19アラルキルオキシ基、ホルミル
基、C1-6アルキル−カルボニル基、C2-6アルケニル−
カルボニル基、C2-6アルキニル−カルボニル基、C3-6
シクロアルキル−カルボニル基、C6-14アリール−カル
ボニル基、C1-6アルコキシ−カルボニル基、C2-6アル
ケニルオキシ−カルボニル基、C2-6アルキニルオキシ
−カルボニル基、C3-6シクロアルキルオキシ−カルボ
ニル基、C6-14アリールオキシ−カルボニル基、C7-19
アラルキル−カルボニル基、C7-19アラルキルオキシ−
カルボニル基、ハロゲンで1〜3個置換されていてもよ
いC1-6アルキルスルフィニル基、C2-6アルケニルスル
フィニル基、C2-6アルキニルスルフィニル基、C6-14
アリールスルフィニル基、ハロゲンで1〜3個置換され
ていてもよいC1-6アルキルスルホニル基、C2-6アルケ
ニルスルホニル基、C2-6アルキニルスルホニル基、C
6-14アリールスルホニル基、ニトロ基、アミノ基、モノ
もしくはジC1-6アルキルアミノ基、ヒドロキシ基、シ
アノ基、スルファモイル基、メルカプト基、ハロゲン原
子、ホルムアミド基、C1-6アルキル−カルボニルアミ
ノ基、C1-6アルキルスルホニルオキシ基、ハロゲンで
1〜3個置換されていてもよいC1-6アルキルチオ基、
2-6アルケニルチオ基、C2-6アルキニルチオ基および
6-14アリールチオ基からなる群から選ばれる1〜3個
の置換基で置換されていてもよく、または隣接する2つ
の置換基が一緒になってメチレンジオキシ基を形成して
もよい窒素原子(オキシド化されていてもよい)、酸素
原子および硫黄原子(モノまたはジオキシド化されてい
てもよい)から選ばれるヘテロ原子を1ないし4個含む
3〜8員複素環基または該3〜8員複素環基とベンゼン
環もしくは窒素原子(オキシド化されていてもよい)、
酸素原子および硫黄原子(モノまたはジオキシド化され
ていてもよい)から選ばれるヘテロ原子を1ないし4個
含む3〜8員複素環との縮合環基、または(c)ホルミル
基,C1-6アルキル−カルボニル基,C2-6アルケニル−
カルボニル基,C2-6アルキニル−カルボニル基,C3-6
シクロアルキル−カルボニル基,C6-14アリール−カル
ボニル基,C1-6アルコキシ−カルボニル基,C2-6アル
ケニルオキシ−カルボニル基,C2-6アルキニルオキシ
−カルボニル基,C3-6シクロアルキルオキシ−カルボ
ニル基,C6-14アリールオキシ−カルボニル基,C7-19
アラルキル−カルボニル基,C7-19アラルキルオキシ−
カルボニル基,5〜6員複素環カルボニル基,縮合複素
環カルボニル基および5〜6員複素環アセチル基から選
ばれるアシル基(該アシル基がアルキルカルボニル基,
アルケニルカルボニル基,アルキニルカルボニル基,ア
ルコキシカルボニル基,アルケニルオキシカルボニル基
またはアルキニルオキシカルボニル基の場合、ヒドロキ
シ,シアノ,スルファモイル,メルカプト,カルボキ
シ,C1-6アルキルチオ基,ハロゲン原子,C1-6アルコ
キシ基,ニトロ基,C1-6アルコキシ−カルボニル基,
アミノ,モノ又はジC1-6アルキルアミノ基、C1-6アル
コキシイミノ基およびヒドロキシイミノ基から選ばれる
置換基で1〜3個置換されていてもよく、該アシル基が
シクロアルキルカルボニル基,アリールカルボニル基,
シクロアルキルオキシカルボニル基,アリ−ルオキシカ
ルボニル基、アラルキルカルボニル基、アラルキルオキ
シカルボニル基、5〜6員複素環カルボニル基、縮合複
素環カルボニル基または5〜6員複素環アセチル基の場
合、ハロゲンで1〜3個置換されていてもよいC1-6
ルキル基、C3-6シクロアルキル基,C2-6アルケニル
基,C3-6シクロアルケニル基,C2-6アルキニル基,ハ
ロゲンで1〜3個置換されていてもよいC1-6アルコキ
シ基,ホルミル基,C1-6アルキル−カルボニル基,C
2-6アルケニル−カルボニル基、C2-6アルキニル−カル
ボニル基、C3-6シクロアルキル−カルボニル基、C
6-14アリール−カルボニル基、C1-6アルコキシ−カル
ボニル基、C2-6アルケニルオキシ−カルボニル基、C
2-6アルキニルオキシ−カルボニル基、C3-6シクロアル
キルオキシ−カルボニル基、C6-14アリールオキシ−カ
ルボニル基、C7-19アラルキル−カルボニル基、C7-19
アラルキルオキシ−カルボニル基,ニトロ基,アミノ
基、ヒドロキシ基、シアノ基,スルファモイル基、メル
カプト基、ハロゲン原子およびC1-6アルキルチオ基か
ら選ばれる置換基で1〜5個置換されていてもよい。)
を、TはO,−S(O)k−(kは0,1または2を示
す)またはS−Sを示す〕で表される基、(12)式
【化50】 〔式中、Q1は(a)水素原子,(b)それぞれハロゲンで1
〜5個置換されていてもよい(i)C1-6アルキル基,(ii)
3-6シクロアルキル基、(iii)C2-6アルケニル基,(i
v)C3-6シクロアルケニル基,(v)C2-6アルキニル基,
(vi)C6-14アリール基,(vii)C7-19アラルキル基,(vi
ii)C8-20アリールアルケニル基および(ix)C8-20アリ
ールアルキニル基から選ばれる炭化水素基または(c)ホ
ルミル基,C1-6アルキル−カルボニル基,C2-6アルケ
ニル−カルボニル基,C2-6アルキニル−カルボニル
基,C3-6シクロアルキル−カルボニル基,C6-14アリ
ール−カルボニル基,C1-6アルコキシ−カルボニル
基,C2-6アルケニルオキシ−カルボニル基,C2-6アル
キニルオキシ−カルボニル基,C3-6シクロアルキルオ
キシ−カルボニル基,C6-14アリールオキシ−カルボニ
ル基,C7-19アラルキル−カルボニル基,C7-19アラル
キルオキシ−カルボニル基,5〜6員複素環カルボニル
基,縮合複素環カルボニル基および5〜6員複素環アセ
チル基から選ばれるアシル基(該アシル基がアルキルカ
ルボニル基,アルケニルカルボニル基,アルキニルカル
ボニル基,アルコキシカルボニル基,アルケニルオキシ
カルボニル基またはアルキニルオキシカルボニル基の場
合、ヒドロキシ,シアノ,スルファモイル,メルカプ
ト,カルボキシ,C1-6アルキルチオ基,ハロゲン原
子,C1-6アルコキシ基,ニトロ基,C1-6アルコキシ−
カルボニル基,アミノ,モノ又はジC1-6アルキルアミ
ノ基、C1-6アルコキシイミノ基およびヒドロキシイミ
ノ基から選ばれる置換基で1〜3個置換されていてもよ
く、該アシル基がシクロアルキルカルボニル基,アリー
ルカルボニル基,シクロアルキルオキシカルボニル基,
アリ−ルオキシカルボニル基、アラルキルカルボニル
基、アラルキルオキシカルボニル基、5〜6員複素環カ
ルボニル基、縮合複素環カルボニル基または5〜6員複
素環アセチル基の場合、ハロゲンで1〜3個置換されて
いてもよいC1-6アルキル基、C3-6シクロアルキル基,
2-6アルケニル基,C3-6シクロアルケニル基,C2-6
アルキニル基,ハロゲンで1〜3個置換されていてもよ
いC1-6アルコキシ基,ホルミル基,C1-6アルキル−カ
ルボニル基,C2-6アルケニル−カルボニル基、C2-6
ルキニル−カルボニル基、C3-6シクロアルキル−カル
ボニル基、C6-14アリール−カルボニル基、C1-6アル
コキシ−カルボニル基、C2-6アルケニルオキシ−カル
ボニル基、C2-6アルキニルオキシ−カルボニル基、C
3-6シクロアルキルオキシ−カルボニル基、C6-14アリ
ールオキシ−カルボニル基、C7-19アラルキル−カルボ
ニル基、C7-19アラルキルオキシ−カルボニル基,ニト
ロ基,アミノ基、ヒドロキシ基、シアノ基,スルファモ
イル基、メルカプト基、ハロゲン原子およびC1-6アル
キルチオ基から選ばれる置換基で1〜5個置換されてい
てもよい。)を、Q2は(a)それぞれハロゲンで1〜5個
置換されていてもよい(i)C1-6アルキル基,(ii)C3-6
シクロアルキル基、(iii)C2-6アルケニル基,(iv)C
3-6シクロアルケニル基,(v)C2-6アルキニル基,(vi)
6-14アリール基,(vii)C7-19アラルキル基,(viii)
8-20アリールアルケニル基および(ix)C8-20アリール
アルキニル基から選ばれる炭化水素基または(b)ホルミ
ル基,C1-6アルキル−カルボニル基,C2-6アルケニル
−カルボニル基,C2-6アルキニル−カルボニル基,C
3-6シクロアルキル−カルボニル基,C6-14アリール−
カルボニル基,C1-6アルコキシ−カルボニル基,C2-6
アルケニルオキシ−カルボニル基,C2-6アルキニルオ
キシ−カルボニル基,C3-6シクロアルキルオキシ−カ
ルボニル基,C6-14アリールオキシ−カルボニル基,C
7-19アラルキル−カルボニル基,C7-19アラルキルオキ
シ−カルボニル基,5〜6員複素環カルボニル基,縮合
複素環カルボニル基および5〜6員複素環アセチル基か
ら選ばれるアシル基(該アシル基がアルキルカルボニル
基,アルケニルカルボニル基,アルキニルカルボニル
基,アルコキシカルボニル基,アルケニルオキシカルボ
ニル基またはアルキニルオキシカルボニル基の場合、ヒ
ドロキシ,シアノ,スルファモイル,メルカプト,カル
ボキシ,C1-6アルキルチオ基,ハロゲン原子,C1-6
ルコキシ基,ニトロ基,C1-6アルコキシ−カルボニル
基,アミノ,モノ又はジC1-6アルキルアミノ基、C1-6
アルコキシイミノ基およびヒドロキシイミノ基から選ば
れる置換基で1〜3個置換されていてもよく、該アシル
基がシクロアルキルカルボニル基,アリールカルボニル
基,シクロアルキルオキシカルボニル基,アリ−ルオキ
シカルボニル基、アラルキルカルボニル基、アラルキル
オキシカルボニル基、5〜6員複素環カルボニル基、縮
合複素環カルボニル基または5〜6員複素環アセチル基
の場合、ハロゲンで1〜3個置換されていてもよいC
1-6アルキル基、C3-6シクロアルキル基,C2-6アルケ
ニル基,C3-6シクロアルケニル基,C2-6アルキニル
基,ハロゲンで1〜3個置換されていてもよいC1-6
ルコキシ基,ホルミル基,C1-6アルキル−カルボニル
基,C2-6アルケニル−カルボニル基、C2-6アルキニル
−カルボニル基、C3-6シクロアルキル−カルボニル
基、C6-14アリール−カルボニル基、C1-6アルコキシ
−カルボニル基、C2-6アルケニルオキシ−カルボニル
基、C2-6アルキニルオキシ−カルボニル基、C3-6シク
ロアルキルオキシ−カルボニル基、C6-14アリールオキ
シ−カルボニル基、C7-19アラルキル−カルボニル基、
7-19アラルキルオキシ−カルボニル基,ニトロ基,ア
ミノ基、ヒドロキシ基、シアノ基,スルファモイル基、
メルカプト基、ハロゲン原子およびC1-6アルキルチオ
基から選ばれる置換基で1〜5個置換されていてもよ
い。)を示すか、またはQ1およびQ2は隣接する窒素原
子とともに3ないし7員環を形成してもよい。〕で表さ
れる基、(13)式
【化51】 〔式中の記号は前記と同意義を示す〕で表される基、(1
4)(a)(i)C1-6アルキル基,(ii)C3-6シクロアルキル
基、(iii)C2-6アルケニル基,(iv)C3-6シクロアルケ
ニル基,(v)C2-6アルキニル基,(vi)C6-14アリール
基,(vii)C7-19アラルキル基,(viii)C8-20アリール
アルケニル基および(ix)C8-20アリールアルキニル基か
ら選ばれる炭化水素基,(b)ハロゲンで1〜3個置換さ
れていてもよいC1-6アルキル基、C3-6シクロアルキル
基、C2-6アルケニル基、C3-6シクロアルケニル基、C
2-6アルキニル基、C6-14アリール基、C7-19アラルキ
ル基、ハロゲンで1〜3個置換されていてもよいC1-6
アルコキシ基、C2-6アルケニルオキシ基、C2-6アルキ
ニルオキシ基、C6-14アリールオキシ基、C7-19アラル
キルオキシ基、ホルミル基、C1-6アルキル−カルボニ
ル基、C2-6アルケニル−カルボニル基、C2-6アルキニ
ル−カルボニル基、C3-6シクロアルキル−カルボニル
基、C6-14アリール−カルボニル基、C1-6アルコキシ
−カルボニル基、C2-6アルケニルオキシ−カルボニル
基、C2-6アルキニルオキシ−カルボニル基、C3-6シク
ロアルキルオキシ−カルボニル基、C6-14アリールオキ
シ−カルボニル基、C7-19アラルキル−カルボニル基、
7-19アラルキルオキシ−カルボニル基、ハロゲンで1
〜3個置換されていてもよいC1-6アルキルスルフィニ
ル基、C2-6アルケニルスルフィニル基、C2-6アルキニ
ルスルフィニル基、C6-14アリールスルフィニル基、ハ
ロゲンで1〜3個置換されていてもよいC1-6アルキル
スルホニル基、C2-6アルケニルスルホニル基、C2-6
ルキニルスルホニル基、C6-14アリールスルホニル基、
ニトロ基、アミノ基、モノもしくはジC1-6アルキルア
ミノ基、ヒドロキシ基、シアノ基、スルファモイル基、
メルカプト基、ハロゲン原子、ホルムアミド基、C1-6
アルキル−カルボニルアミノ基、C1 -6アルキルスルホ
ニルオキシ基、ハロゲンで1〜3個置換されていてもよ
いC1-6アルキルチオ基、C2-6アルケニルチオ基、C
2-6アルキニルチオ基およびC6-14アリールチオ基から
なる群から選ばれる1〜3個の置換基で置換されていて
もよく、または隣接する2つの置換基が一緒になってメ
チレンジオキシ基を形成してもよい窒素原子(オキシド
化されていてもよい)、酸素原子および硫黄原子(モノ
またはジオキシド化されていてもよい)から選ばれるヘ
テロ原子を1ないし4個含む3〜8員複素環基または該
3〜8員複素環基とベンゼン環もしくは窒素原子(オキ
シド化されていてもよい)、酸素原子および硫黄原子
(モノまたはジオキシド化されていてもよい)から選ば
れるヘテロ原子を1ないし4個含む3〜8員複素環との
縮合環基または(c)ホルミル基,C1-6アルキル−カルボ
ニル基,C2-6アルケニル−カルボニル基,C2-6アルキ
ニル−カルボニル基,C3-6シクロアルキル−カルボニ
ル基,C6-14アリール−カルボニル基,C1-6アルコキ
シ−カルボニル基,C2-6アルケニルオキシ−カルボニ
ル基,C2-6アルキニルオキシ−カルボニル基,C3-6
クロアルキルオキシ−カルボニル基,C6-14アリールオ
キシ−カルボニル基,C7-19アラルキル−カルボニル
基,C7-19アラルキルオキシ−カルボニル基,5〜6員
複素環カルボニル基,縮合複素環カルボニル基および5
〜6員複素環アセチル基から選ばれるアシル基(該アシ
ル基がアルキルカルボニル基,アルケニルカルボニル
基,アルキニルカルボニル基,アルコキシカルボニル
基,アルケニルオキシカルボニル基またはアルキニルオ
キシカルボニル基の場合、ヒドロキシ,シアノ,スルフ
ァモイル,メルカプト,カルボキシ,C1-6アルキルチ
オ基,ハロゲン原子,C1-6アルコキシ基,ニトロ基,
1-6アルコキシ−カルボニル基,アミノ,モノ又はジ
1-6アルキルアミノ基、C1-6アルコキシイミノ基およ
びヒドロキシイミノ基から選ばれる置換基で1〜3個置
換されていてもよく、 該アシル基がシクロアルキルカルボニル基,アリールカ
ルボニル基,シクロアルキルオキシカルボニル基,アリ
−ルオキシカルボニル基、アラルキルカルボニル基、ア
ラルキルオキシカルボニル基、5〜6員複素環カルボニ
ル基、縮合複素環カルボニル基または5〜6員複素環ア
セチル基の場合、ハロゲンで1〜3個置換されていても
よいC1-6アルキル基、C3-6シクロアルキル基,C2-6
アルケニル基,C3-6シクロアルケニル基,C2-6アルキ
ニル基,ハロゲンで1〜3個置換されていてもよいC
1-6アルコキシ基,ホルミル基,C1-6アルキル−カルボ
ニル基,C2-6アルケニル−カルボニル基、C2-6アルキ
ニル−カルボニル基、C3-6シクロアルキル−カルボニ
ル基、C6-14アリール−カルボニル基、C1-6アルコキ
シ−カルボニル基、C2-6アルケニルオキシ−カルボニ
ル基、C2-6アルキニルオキシ−カルボニル基、C3-6
クロアルキルオキシ−カルボニル基、C6-14アリールオ
キシ−カルボニル基、C7-19アラルキル−カルボニル
基、C7-19アラルキルオキシ−カルボニル基,ニトロ
基,アミノ基、ヒドロキシ基、シアノ基,スルファモイ
ル基、メルカプト基、ハロゲン原子およびC1-6アルキ
ルチオ基から選ばれる置換基で1〜5個置換されていて
もよい。)で1ないし2個置換されていてもよいカルバ
モイル基、(15)(a)(i)C1-6アルキル基,(ii)C3-6シク
ロアルキル基、(iii)C2-6アルケニル基,(iv)C3-6
クロアルケニル基,(v)C2-6アルキニル基,(vi)C6-14
アリール基,(vii)C7-19アラルキル基,(viii)C8-20
アリールアルケニル基および(ix)C8-20アリールアルキ
ニル基から選ばれる炭化水素基,(b)ハロゲンで1〜3
個置換されていてもよいC1-6アルキル基、C3-6シクロ
アルキル基、C2-6アルケニル基、C3-6シクロアルケニ
ル基、C2-6アルキニル基、C6-14アリール基、C7-19
アラルキル基、ハロゲンで1〜3個置換されていてもよ
いC1-6アルコキシ基、C2-6アルケニルオキシ基、C
2-6アルキニルオキシ基、C6-14アリールオキシ基、C
7-19アラルキルオキシ基、ホルミル基、C1-6アルキル
−カルボニル基、C2-6アルケニル−カルボニル基、C
2-6アルキニル−カルボニル基、C3-6シクロアルキル−
カルボニル基、C6-14アリール−カルボニル基、C1-6
アルコキシ−カルボニル基、C2-6アルケニルオキシ−
カルボニル基、C2-6アルキニルオキシ−カルボニル
基、C3-6シクロアルキルオキシ−カルボニル基、C
6-14アリールオキシ−カルボニル基、C7-19アラルキル
−カルボニル基、C7-19アラルキルオキシ−カルボニル
基、ハロゲンで1〜3個置換されていてもよいC1-6
ルキルスルフィニル基、C2-6アルケニルスルフィニル
基、C2-6アルキニルスルフィニル基、C6-14アリール
スルフィニル基、ハロゲンで1〜3個置換されていても
よいC1-6アルキルスルホニル基、C2-6アルケニルスル
ホニル基、C2-6アルキニルスルホニル基、C6-14アリ
ールスルホニル基、ニトロ基、アミノ基、モノもしくは
ジC1-6アルキルアミノ基、ヒドロキシ基、シアノ基、
スルファモイル基、メルカプト基、ハロゲン原子、ホル
ムアミド基、C1-6アルキル−カルボニルアミノ基、C
1-6アルキルスルホニルオキシ基、ハロゲンで1〜3個
置換されていてもよいC1-6アルキルチオ基、C2-6アル
ケニルチオ基、C2-6アルキニルチオ基およびC6-14
リールチオ基からなる群から選ばれる1〜3個の置換基
で置換されていてもよく、または隣接する2つの置換基
が一緒になってメチレンジオキシ基を形成してもよい窒
素原子(オキシド化されていてもよい)、酸素原子およ
び硫黄原子(モノまたはジオキシド化されていてもよ
い)から選ばれるヘテロ原子を1ないし4個含む3〜8
員複素環基または該3〜8員複素環基とベンゼン環もし
くは窒素原子(オキシド化されていてもよい)、酸素原
子および硫黄原子(モノまたはジオキシド化されていて
もよい)から選ばれるヘテロ原子を1ないし4個含む3
〜8員複素環との縮合環基または(c)ホルミル基,C1-6
アルキル−カルボニル基,C2-6アルケニル−カルボニ
ル基,C2-6アルキニル−カルボニル基,C3-6シクロア
ルキル−カルボニル基,C6-14アリール−カルボニル
基,C1-6アルコキシ−カルボニル基,C2-6アルケニル
オキシ−カルボニル基,C2-6アルキニルオキシ−カル
ボニル基,C3-6シクロアルキルオキシ−カルボニル
基,C6-14アリールオキシ−カルボニル基,C7-19アラ
ルキル−カルボニル基,C7-19アラルキルオキシ−カル
ボニル基,5〜6員複素環カルボニル基,縮合複素環カ
ルボニル基および5〜6員複素環アセチル基から選ばれ
るアシル基(該アシル基がアルキルカルボニル基,アル
ケニルカルボニル基,アルキニルカルボニル基,アルコ
キシカルボニル基,アルケニルオキシカルボニル基また
はアルキニルオキシカルボニル基の場合、ヒドロキシ,
シアノ,スルファモイル,メルカプト,カルボキシ,C
1-6アルキルチオ基,ハロゲン原子,C1-6アルコキシ
基,ニトロ基,C1-6アルコキシ−カルボニル基,アミ
ノ,モノ又はジC1-6アルキルアミノ基、C1-6アルコキ
シイミノ基およびヒドロキシイミノ基から選ばれる置換
基で1〜3個置換されていてもよく、該アシル基がシク
ロアルキルカルボニル基,アリールカルボニル基,シク
ロアルキルオキシカルボニル基,アリ−ルオキシカルボ
ニル基、アラルキルカルボニル基、アラルキルオキシカ
ルボニル基、5〜6員複素環カルボニル基、縮合複素環
カルボニル基または5〜6員複素環アセチル基の場合、
ハロゲンで1〜3個置換されていてもよいC1-6アルキ
ル基、C3-6シクロアルキル基,C2-6アルケニル基,C
3-6シクロアルケニル基,C2-6アルキニル基,ハロゲン
で1〜3個置換されていてもよいC1-6アルコキシ基,
ホルミル基,C1-6アルキル−カルボニル基,C2-6アル
ケニル−カルボニル基、C2-6アルキニル−カルボニル
基、C3-6シクロアルキル−カルボニル基、C6-14アリ
ール−カルボニル基、C1-6アルコキシ−カルボニル
基、C2-6アルケニルオキシ−カルボニル基、C2-6アル
キニルオキシ−カルボニル基、C3-6シクロアルキルオ
キシ−カルボニル基、C6-14アリールオキシ−カルボニ
ル基、C7-19アラルキル−カルボニル基、C7-19アラル
キルオキシ−カルボニル基,ニトロ基,アミノ基、ヒド
ロキシ基、シアノ基,スルファモイル基、メルカプト
基、ハロゲン原子およびC1-6アルキルチオ基から選ば
れる置換基で1〜5個置換されていてもよい。)で1な
いし2個置換されていてもよいカルバモイルオキシ基、
(16)(a)(i)C1-6アルキル基,(ii)C3-6シクロアルキル
基,(iii)C2-6アルケニル基,(iv)C3-6シクロアルケニ
ル基,(v)C2-6アルキニル基,(vi)C6-14アリール基,
(vii)C7-19アラルキル基,(viii)C8-20アリールアル
ケニル基および(ix)C8-20アリールアルキニル基から選
ばれる炭化水素基,(b)ハロゲンで1〜3個置換されて
いてもよいC1-6アルキル基、C3-6シクロアルキル基、
2-6アルケニル基、C3-6シクロアルケニル基、C2-6
アルキニル基、C6-14アリール基、C7-19アラルキル
基、ハロゲンで1〜3個置換されていてもよいC1-6
ルコキシ基、C2-6アルケニルオキシ基、C2-6アルキニ
ルオキシ基、C6-14アリールオキシ基、C7-19アラルキ
ルオキシ基、ホルミル基、C1-6アルキル−カルボニル
基、C2-6アルケニル−カルボニル基、C2-6アルキニル
−カルボニル基、C3-6シクロアルキル−カルボニル
基、C6-14アリール−カルボニル基、C1-6アルコキシ
−カルボニル基、C2-6アルケニルオキシ−カルボニル
基、C2-6アルキニルオキシ−カルボニル基、C3-6シク
ロアルキルオキシ−カルボニル基、C6-14アリールオキ
シ−カルボニル基、C7-19アラルキル−カルボニル基、
7-19アラルキルオキシ−カルボニル基、ハロゲンで1
〜3個置換されていてもよいC1-6アルキルスルフィニ
ル基、C2-6アルケニルスルフィニル基、C2-6アルキニ
ルスルフィニル基、C6-14アリールスルフィニル基、ハ
ロゲンで1〜3個置換されていてもよいC1-6アルキル
スルホニル基、C2-6アルケニルスルホニル基、C2-6
ルキニルスルホニル基、C6-14アリールスルホニル基、
ニトロ基、アミノ基、モノもしくはジC1-6アルキルア
ミノ基、ヒドロキシ基、シアノ基、スルファモイル基、
メルカプト基、ハロゲン原子、ホルムアミド基、C1-6
アルキル−カルボニルアミノ基、C1-6アルキルスルホ
ニルオキシ基、ハロゲンで1〜3個置換されていてもよ
いC1-6アルキルチオ基、C2-6アルケニルチオ基、C
2-6アルキニルチオ基およびC6-14アリールチオ基から
なる群から選ばれる1〜3個の置換基で置換されていて
もよく、または隣接する2つの置換基が一緒になってメ
チレンジオキシ基を形成してもよい窒素原子(オキシド
化されていてもよい)、酸素原子および硫黄原子(モノ
またはジオキシド化されていてもよい)から選ばれるヘ
テロ原子を1ないし4個含む3〜8員複素環基または該
3〜8員複素環基とベンゼン環もしくは窒素原子(オキ
シド化されていてもよい)、酸素原子および硫黄原子
(モノまたはジオキシド化されていてもよい)から選ば
れるヘテロ原子を1ないし4個含む3〜8員複素環との
縮合環基または(c)ホルミル基,C1-6アルキル−カルボ
ニル基,C2-6アルケニル−カルボニル基,C2-6アルキ
ニル−カルボニル基,C3-6シクロアルキル−カルボニ
ル基,C6-14アリール−カルボニル基,C1-6アルコキ
シ−カルボニル基,C2-6アルケニルオキシ−カルボニ
ル基,C2-6アルキニルオキシ−カルボニル基,C3-6
クロアルキルオキシ−カルボニル基,C6-14アリールオ
キシ−カルボニル基,C7-19アラルキル−カルボニル
基,C7-19アラルキルオキシ−カルボニル基,5〜6員
複素環カルボニル基,縮合複素環カルボニル基および5
〜6員複素環アセチル基から選ばれるアシル基(該アシ
ル基がアルキルカルボニル基,アルケニルカルボニル
基,アルキニルカルボニル基,アルコキシカルボニル
基,アルケニルオキシカルボニル基またはアルキニルオ
キシカルボニル基の場合、ヒドロキシ,シアノ,スルフ
ァモイル,メルカプト,カルボキシ,C1-6アルキルチ
オ基,ハロゲン原子,C1-6アルコキシ基,ニトロ基,
1-6アルコキシ−カルボニル基,アミノ,モノ又はジ
1-6アルキルアミノ基、C1-6アルコキシイミノ基およ
びヒドロキシイミノ基から選ばれる置換基で1〜3個置
換されていてもよく、該アシル基がシクロアルキルカル
ボニル基,アリールカルボニル基,シクロアルキルオキ
シカルボニル基,アリ−ルオキシカルボニル基、アラル
キルカルボニル基、アラルキルオキシカルボニル基、5
〜6員複素環カルボニル基、縮合複素環カルボニル基ま
たは5〜6員複素環アセチル基の場合、ハロゲンで1〜
3個置換されていてもよいC1-6アルキル基、C3-6シク
ロアルキル基,C2-6アルケニル基,C3-6シクロアルケ
ニル基,C2-6アルキニル基,ハロゲンで1〜3個置換
されていてもよいC1-6アルコキシ基,ホルミル基,C
1-6アルキル−カルボニル基,C2-6アルケニル−カルボ
ニル基、C2-6アルキニル−カルボニル基、C3-6シクロ
アルキル−カルボニル基、C6-14アリール−カルボニル
基、C1-6アルコキシ−カルボニル基、C2-6アルケニル
オキシ−カルボニル基、C2-6アルキニルオキシ−カル
ボニル基、C3-6シクロアルキルオキシ−カルボニル
基、C6-14アリールオキシ−カルボニル基、C7-19アラ
ルキル−カルボニル基、C7-19アラルキルオキシ−カル
ボニル基,ニトロ基,アミノ基、ヒドロキシ基、シアノ
基,スルファモイル基、メルカプト基、ハロゲン原子お
よびC1-6アルキルチオ基から選ばれる置換基で1〜5
個置換されていてもよい。)で1ないし2個置換されて
いてもよいウレイド基、(17)(a)(i)C1-6アルキル基,
(ii)C3-6シクロアルキル基,(iii)C2-6アルケニル基,
(iv)C3-6シクロアルケニル基,(v)C2-6アルキニル
基,(vi)C6-14アリール基,(vii)C7-19アラルキル
基,(viii)C8-20アリールアルケニル基および(ix)C
8-20アリールアルキニル基から選ばれる炭化水素基,
(b)ハロゲンで1〜3個置換されていてもよいC1-6アル
キル基、C3-6シクロアルキル基、C2-6アルケニル基、
3-6シクロアルケニル基、C2-6アルキニル基、C6-14
アリール基、C7-19アラルキル基、ハロゲンで1〜3個
置換されていてもよいC1-6アルコキシ基、C2-6アルケ
ニルオキシ基、C2-6アルキニルオキシ基、C6-14アリ
ールオキシ基、C7-19アラルキルオキシ基、ホルミル
基、C1-6アルキル−カルボニル基、C2-6アルケニル−
カルボニル基、C2-6アルキニル−カルボニル基、C
3−6シクロアルキル−カルボニル基、C6−14アリ
ール−カルボニル基、C1-6アルコキシ−カルボニル
基、C2-6アルケニルオキシ−カルボニル基、C2-6アル
キニルオキシ−カルボニル基、C3-6シクロアルキルオ
キシ−カルボニル基、C6-14アリールオキシ−カルボニ
ル基、C7-19アラルキル−カルボニル基、C7-19アラル
キルオキシ−カルボニル基、ハロゲンで1〜3個置換さ
れていてもよいC1-6アルキルスルフィニル基、C2-6
ルケニルスルフィニル基、C2-6アルキニルスルフィニ
ル基、C6-14アリールスルフィニル基、ハロゲンで1〜
3個置換されていてもよいC1-6アルキルスルホニル
基、C2-6アルケニルスルホニル基、C2-6アルキニルス
ルホニル基、C6-14アリールスルホニル基、ニトロ基、
アミノ基、モノもしくはジC1-6アルキルアミノ基、ヒ
ドロキシ基、シアノ基、スルファモイル基、メルカプト
基、ハロゲン原子、ホルムアミド基、C1-6アルキル−
カルボニルアミノ基、C1-6アルキルスルホニルオキシ
基、ハロゲンで1〜3個置換されていてもよいC1-6
ルキルチオ基、C2-6アルケニルチオ基、C2-6アルキニ
ルチオ基およびC6-14アリールチオ基からなる群から選
ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよく、また
は隣接する2つの置換基が一緒になってメチレンジオキ
シ基を形成してもよい窒素原子(オキシド化されていて
もよい)、酸素原子および硫黄原子(モノまたはジオキ
シド化されていてもよい)から選ばれるヘテロ原子を1
ないし4個含む3〜8員複素環基または該3〜8員複素
環基とベンゼン環もしくは窒素原子(オキシド化されて
いてもよい)、酸素原子および硫黄原子(モノまたはジ
オキシド化されていてもよい)から選ばれるヘテロ原子
を1ないし4個含む3〜8員複素環との縮合環基または
(c)ホルミル基,C1-6アルキル−カルボニル基,C2-6
アルケニル−カルボニル基,C2-6アルキニル−カルボ
ニル基,C3-6シクロアルキル−カルボニル基,C6-14
アリール−カルボニル基,C1-6アルコキシ−カルボニ
ル基,C2-6アルケニルオキシ−カルボニル基,C2-6
ルキニルオキシ−カルボニル基,C3-6シクロアルキル
オキシ−カルボニル基,C6-14アリールオキシ−カルボ
ニル基,C7-19アラルキル−カルボニル基,C7-19アラ
ルキルオキシ−カルボニル基,5〜6員複素環カルボニ
ル基,縮合複素環カルボニル基および5〜6員複素環ア
セチル基から選ばれるアシル基(該アシル基がアルキル
カルボニル基,アルケニルカルボニル基,アルキニルカ
ルボニル基,アルコキシカルボニル基,アルケニルオキ
シカルボニル基またはアルキニルオキシカルボニル基の
場合、ヒドロキシ,シアノ,スルファモイル,メルカプ
ト,カルボキシ,C1-6アルキルチオ基,ハロゲン原
子,C1-6アルコキシ基,ニトロ基,C1-6アルコキシ−
カルボニル基,アミノ,モノ又はジC1-6アルキルアミ
ノ基、C1-6アルコキシイミノ基およびヒドロキシイミ
ノ基から選ばれる置換基で1〜3個置換されていてもよ
く、該アシル基がシクロアルキルカルボニル基,アリー
ルカルボニル基,シクロアルキルオキシカルボニル基,
アリ−ルオキシカルボニル基、アラルキルカルボニル
基、アラルキルオキシカルボニル基、5〜6員複素環カ
ルボニル基、縮合複素環カルボニル基または5〜6員複
素環アセチル基の場合、ハロゲンで1〜3個置換されて
いてもよいC1-6アルキル基、C3-6シクロアルキル基,
2-6アルケニル基,C3-6シクロアルケニル基,C2-6
アルキニル基,ハロゲンで1〜3個置換されていてもよ
いC1-6アルコキシ基,ホルミル基,C1-6アルキル−カ
ルボニル基,C2-6アルケニル−カルボニル基、C2-6
ルキニル−カルボニル基、C3-6シクロアルキル−カル
ボニル基、C6-14アリール−カルボニル基、C1-6アル
コキシ−カルボニル基、C2-6アルケニルオキシ−カル
ボニル基、C2-6アルキニルオキシ−カルボニル基、C
3-6シクロアルキルオキシ−カルボニル基、C6-14アリ
ールオキシ−カルボニル基、C7-19アラルキル−カルボ
ニル基、C7-19アラルキルオキシ−カルボニル基,ニト
ロ基,アミノ基、ヒドロキシ基、シアノ基,スルファモ
イル基、メルカプト基、ハロゲン原子およびC1-6アル
キルチオ基から選ばれる置換基で1〜5個置換されてい
てもよい。)で1ないし2個置換されていてもよいチオ
カルバモイル基、(18)カルボキシル基、(19)式−O−S
2−Q2〔式中、Q2は前記と同意義を示す〕で表され
る基、(20)スルホ基、(21)式=N−OR14〔式中、R14
は水素原子、C1-6アルキル基またはハロゲンで1〜3
個置換されていてもよいC1-6アルキル−カルボニル基
を示す〕で表される基および(22)C3-6シクロアルキル
基からなる群(以下、置換基群(A))から選ばれる1
〜4個の置換基で置換されていてもよい。上記炭化水素
基がシクロアルキル基,シクロアルケニル基,アリール
基,アラルキル基,アリールアルケニル基またはアリー
ルアルキニル基の場合、該炭化水素基は上記置換基群
(A)から選ばれる置換基、ハロゲンで1〜5個置換さ
れていてもよいC1-6アルキル基、C3-6シクロアルキル
基、C2-6アルケニル基、C3-6シクロアルケニル基,C
2-6アルキニル基,C6-14アリール基およびC7-19アラ
ルキル基から選ばれる置換基で1〜5個置換されていて
もよく、隣接する2つの置換基が一緒になってメチレン
ジオキシ基を形成してもよい。)、[2]ハロゲンで1〜
3個置換されていてもよいC1-6アルキル基、C3-6シク
ロアルキル基、C2-6アルケニル基、C3-6シクロアルケ
ニル基、C2-6アルキニル基、C6-14アリール基、C
7-19アラルキル基、ハロゲンで1〜3個置換されていて
もよいC1-6アルコキシ基、C2-6アルケニルオキシ基、
2-6アルキニルオキシ基、C6-14アリールオキシ基、
7-19アラルキルオキシ基、ホルミル基、C1-6アルキ
ル−カルボニル基、C2-6アルケニル−カルボニル基、
2-6アルキニル−カルボニル基、C3-6シクロアルキル
−カルボニル基、C6-14アリール−カルボニル基、C
1-6アルコキシ−カルボニル基、C2-6アルケニルオキシ
−カルボニル基、C2-6アルキニルオキシ−カルボニル
基、C3-6シクロアルキルオキシ−カルボニル基、C
6-14アリールオキシ−カルボニル基、C7-19アラルキル
−カルボニル基、C7-19アラルキルオキシ−カルボニル
基、ハロゲンで1〜3個置換されていてもよいC1-6
ルキルスルフィニル基、C2-6アルケニルスルフィニル
基、C2-6アルキニルスルフィニル基、C6-14アリール
スルフィニル基、ハロゲンで1〜3個置換されていても
よいC1-6アルキルスルホニル基、C2-6アルケニルスル
ホニル基、C2-6アルキニルスルホニル基、C6-14アリ
ールスルホニル基、ニトロ基、アミノ基、モノもしくは
ジC1-6アルキルアミノ基、ヒドロキシ基、シアノ基、
スルファモイル基、メルカプト基、ハロゲン原子、ホル
ムアミド基、C1-6アルキル−カルボニルアミノ基、C
1-6アルキルスルホニルオキシ基、ハロゲンで1〜3個
置換されていてもよいC1-6アルキルチオ基、C2-6アル
ケニルチオ基、C2-6アルキニルチオ基およびC6-14
リールチオ基からなる群から選ばれる1〜3個の置換基
で置換されていてもよく、または隣接する2つの置換基
が一緒になってメチレンジオキシ基を形成してもよい窒
素原子(オキシド化されていてもよい)、酸素原子およ
び硫黄原子(モノまたはジオキシド化されていてもよ
い)から選ばれるヘテロ原子を1ないし4個含む3〜8
員複素環基または該3〜8員複素環基とベンゼン環もし
くは窒素原子(オキシド化されていてもよい)、酸素原
子および硫黄原子(モノまたはジオキシド化されていて
もよい)から選ばれるヘテロ原子を1ないし4個含む3
〜8員複素環との縮合環基または[3]式 −CONR56 (式中、R5及びR6はそれぞれ(1)水素原子、(2)C1-6
アルキル基,C3-6シクロアルキル基、C2-6アルケニル
基,C3-6シクロアルケニル基,C2-6アルキニル基,C
6-14アリール基,C7-19アラルキル基,C8-20アリール
アルケニル基およびC8-20アリールアルキニル基から選
ばれる炭化水素基(該炭化水素基がアルキル基,アルケ
ニル基またはアルキニル基の場合、該炭化水素基は、上
記置換基群(A)から選ばれる1〜4個の置換基で置換
されていてもよい。該炭化水素基がシクロアルキル基,
シクロアルケニル基,アリール基,アラルキル基,アリ
ールアルケニル基またはアリールアルキニル基の場合、
該炭化水素基は上記置換基群(A)から選ばれる置換
基、ハロゲンで1〜5個置換されていてもよいC1-6
ルキル基、C3-6シクロアルキル基、C2-6アルケニル
基、C3-6シクロアルケニル基,C2-6アルキニル基,C
6-14アリール基およびC7-19アラルキル基から選ばれる
置換基で1〜5個置換されていてもよく、隣接する2つ
の置換基が一緒になってメチレンジオキシ基を形成して
もよい。)または(3)ハロゲンで1〜3個置換されてい
てもよいC1-6アルキル基、C3-6シクロアルキル基、C
2-6アルケニル基、C3-6シクロアルケニル基,C2-6
ルキニル基、C6-14アリール基、C7-19アラルキル基、
ハロゲンで1〜3個置換されていてもよいC1-6アルコ
キシ基、C2-6アルケニルオキシ基、C2-6アルキニルオ
キシ基、C6-14アリールオキシ基、C7-19アラルキルオ
キシ基、ホルミル基、C1-6アルキル−カルボニル基、
2-6アルケニル−カルボニル基、C2-6アルキニル−カ
ルボニル基、C3-6シクロアルキル−カルボニル基、C
6-14アリール−カルボニル基、C1-6アルコキシ−カル
ボニル基、C2-6アルケニルオキシ−カルボニル基、C
2-6アルキニルオキシ−カルボニル基、C3-6シクロアル
キルオキシ−カルボニル基、C6-14アリールオキシ−カ
ルボニル基、C7-19アラルキル−カルボニル基、C7-19
アラルキルオキシ−カルボニル基、ハロゲンで1〜3個
置換されていてもよいC1-6アルキルスルフィニル基、
2-6アルケニルスルフィニル基、C2-6アルキニルスル
フィニル基、C6-14アリールスルフィニル基、ハロゲン
で1〜3個置換されていてもよいC1-6アルキルスルホ
ニル基、C2-6アルケニルスルホニル基、C2-6アルキニ
ルスルホニル基、C6-14アリールスルホニル基、ニトロ
基、アミノ基、モノもしくはジC1-6アルキルアミノ
基、ヒドロキシ基、シアノ基、スルファモイル基、メル
カプト基、ハロゲン原子、ホルムアミド基、C1-6アル
キル−カルボニルアミノ基、C1-6アルキルスルホニル
オキシ基、ハロゲンで1〜3個置換されていてもよいC
1-6アルキルチオ基、C2-6アルケニルチオ基、C2-6
ルキニルチオ基およびC6-14アリールチオ基からなる群
から選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよ
く、または隣接する2つの置換基が一緒になってメチレ
ンジオキシ基を形成してもよい窒素原子(オキシド化さ
れていてもよい)、酸素原子および硫黄原子(モノまた
はジオキシド化されていてもよい)から選ばれるヘテロ
原子を1ないし4個含む3〜8員複素環基または該3〜
8員複素環基とベンゼン環もしくは窒素原子(オキシド
化されていてもよい)、酸素原子および硫黄原子(モノ
またはジオキシド化されていてもよい)から選ばれるヘ
テロ原子を1ないし4個含む3〜8員複素環との縮合環
基を示す。)で表される基を示し、R2及びR3はそれぞ
れ水素原子またはC1-6アルキル基,C3-6シクロアルキ
ル基、C2-6アルケニル基,C3-6シクロアルケニル基,
2-6アルキニル基,C6-14アリール基,C7-19アラル
キル基,C8-20アリールアルケニル基およびC8-20アリ
ールアルキニル基から選ばれる炭化水素基(該炭化水素
基がアルキル基,アルケニル基またはアルキニル基の場
合、該炭化水素基は、上記置換基群(A)から選ばれる
1〜4個の置換基で置換されていてもよい。該炭化水素
基がシクロアルキル基,シクロアルケニル基,アリール
基,アラルキル基,アリールアルケニル基またはアリー
ルアルキニル基の場合、該炭化水素基は上記置換基群
(A)から選ばれる置換基、ハロゲンで1〜5個置換さ
れていてもよいC1-6アルキル基、C3-6シクロアルキル
基、C2-6アルケニル基、C3-6シクロアルケニル基,C
2−6アルキニル基,C6−14アリール基およびC
7-19アラルキル基から選ばれる置換基で1〜5個置換さ
れていてもよく、隣接する2つの置換基が一緒になって
メチレンジオキシ基を形成してもよい。)を示すか、ま
たはR2及びR3は隣接する炭素原子と一緒になって、ハ
ロゲンで1〜3個置換されていてもよいC1-6アルキル
基、C3-6シクロアルキル基、C2-6アルケニル基、C
3-6シクロアルケニル基、C2-6アルキニル基、C6-14
リール基、C7-19アラルキル基、ハロゲンで1〜3個置
換されていてもよいC1-6アルコキシ基、C2-6アルケニ
ルオキシ基、C2-6アルキニルオキシ基、C6-14アリー
ルオキシ基、C7-19アラルキルオキシ基、ホルミル基、
1-6アルキル−カルボニル基、C2-6アルケニル−カル
ボニル基、C2-6アルキニル−カルボニル基、C3-6シク
ロアルキル−カルボニル基、C6-14アリール−カルボニ
ル基、C1-6アルコキシ−カルボニル基、C2-6アルケニ
ルオキシ−カルボニル基、C2-6アルキニルオキシ−カ
ルボニル基、C3-6シクロアルキルオキシ−カルボニル
基、C6-14アリールオキシ−カルボニル基、C7-19アラ
ルキル−カルボニル基、C7-19アラルキルオキシ−カル
ボニル基、ハロゲンで1〜3個置換されていてもよいC
1-6アルキルスルフィニル基、C2-6アルケニルスルフィ
ニル基、C2-6アルキニルスルフィニル基、C6-14アリ
ールスルフィニル基、ハロゲンで1〜3個置換されてい
てもよいC1-6アルキルスルホニル基、C2-6アルケニル
スルホニル基、C2-6アルキニルスルホニル基、C6-14
アリールスルホニル基、ニトロ基、アミノ基、モノもし
くはジC1-6アルキルアミノ基、ヒドロキシ基、シアノ
基、スルファモイル基、メルカプト基、ハロゲン原子、
ホルムアミド基、C1-6アルキル−カルボニルアミノ
基、C1-6アルキルスルホニルオキシ基、ハロゲンで1
〜3個置換されていてもよいC1-6アルキルチオ基、C
2-6アルケニルチオ基、C2-6アルキニルチオ基およびC
6-14アリールチオ基からなる群から選ばれる1〜3個の
置換基で置換されていてもよく、または隣接する2つの
置換基が一緒になってメチレンジオキシ基を形成しても
よい、3ないし8員の環状炭化水素基を形成してもよ
く、R4は(1)C1-6アルキル基,C3-6シクロアルキル
基、C2-6アルケニル基,C3-6シクロアルケニル基,C
2-6アルキニル基,C6-14アリール基,C7-19アラルキ
ル基,C8-20アリールアルケニル基およびC8-20アリー
ルアルキニル基から選ばれる炭化水素基(該炭化水素基
がアルキル基,アルケニル基またはアルキニル基の場
合、該炭化水素基は、上記置換基群(A)から選ばれる
1〜4個の置換基で置換されていてもよい。該炭化水素
基がシクロアルキル基,シクロアルケニル基,アリール
基,アラルキル基,アリールアルケニル基またはアリー
ルアルキニル基の場合、該炭化水素基は上記置換基群
(A)から選ばれる置換基、ハロゲンで1〜5個置換さ
れていてもよいC1-6アルキル基、C3-6シクロアルキル
基、C2-6アルケニル基、C3-6シクロアルケニル基,C
2-6アルキニル基,C6-14アリール基およびC7-19アラ
ルキル基から選ばれる置換基で1〜5個置換されていて
もよく、隣接する2つの置換基が一緒になってメチレン
ジオキシ基を形成してもよい。)、(2)ハロゲンで1〜
3個置換されていてもよいC1-6アルキル基、C3-6シク
ロアルキル基、C2-6アルケニル基、C3-6シクロアルケ
ニル基、C2-6アルキニル基、C6-14アリール基、C
7-19アラルキル基、ハロゲンで1〜3個置換されていて
もよいC1-6アルコキシ基、C2-6アルケニルオキシ基、
2-6アルキニルオキシ基、C6-14アリールオキシ基、
7-19アラルキルオキシ基、ホルミル基、C1-6アルキ
ル−カルボニル基、C2-6アルケニル−カルボニル基、
2-6アルキニル−カルボニル基、C3-6シクロアルキル
−カルボニル基、C6-14アリール−カルボニル基、C
1-6アルコキシ−カルボニル基、C2-6アルケニルオキシ
−カルボニル基、C2-6アルキニルオキシ−カルボニル
基、C3-6シクロアルキルオキシ−カルボニル基、C
6-14アリールオキシ−カルボニル基、C7-19アラルキル
−カルボニル基、C7-19アラルキルオキシ−カルボニル
基、ハロゲンで1〜3個置換されていてもよいC1-6
ルキルスルフィニル基、C2-6アルケニルスルフィニル
基、C2-6アルキニルスルフィニル基、C6-14アリール
スルフィニル基、ハロゲンで1〜3個置換されていても
よいC1-6アルキルスルホニル基、C2-6アルケニルスル
ホニル基、C2-6アルキニルスルホニル基、C6-14アリ
ールスルホニル基、ニトロ基、アミノ基、モノもしくは
ジC1-6アルキルアミノ基、ヒドロキシ基、シアノ基、
スルファモイル基、メルカプト基、ハロゲン原子、ホル
ムアミド基、C1-6アルキル−カルボニルアミノ基、C
1-6アルキルスルホニルオキシ基、ハロゲンで1〜3個
置換されていてもよいC1-6アルキルチオ基、C2-6アル
ケニルチオ基、C2-6アルキニルチオ基およびC6-14
リールチオ基からなる群から選ばれる1〜3個の置換基
で置換されていてもよく、または隣接する2つの置換基
が一緒になってメチレンジオキシ基を形成してもよい窒
素原子(オキシド化されていてもよい)、酸素原子およ
び硫黄原子(モノまたはジオキシド化されていてもよ
い)から選ばれるヘテロ原子を1ないし4個含む3〜8
員複素環基または該3〜8員複素環基とベンゼン環もし
くは窒素原子(オキシド化されていてもよい)、酸素原
子および硫黄原子(モノまたはジオキシド化されていて
もよい)から選ばれるヘテロ原子を1ないし4個含む3
〜8員複素環との縮合環基または(3)式 −W17 (式中、W1は酸素原子またはモノもしくはジオキシド
化されていてもよい硫黄原子を、R7は(1)C1-6アルキ
ル基,C3-6シクロアルキル基、C2-6アルケニル基,C
3-6シクロアルケニル基,C2-6アルキニル基,C6-14
リール基,C7-19アラルキル基,C8-20アリールアルケ
ニル基およびC8-20アリールアルキニル基から選ばれる
炭化水素基(該炭化水素基がアルキル基,アルケニル基
またはアルキニル基の場合、該炭化水素基は、上記置換
基群(A)から選ばれる1〜4個の置換基で置換されて
いてもよい。該炭化水素基がシクロアルキル基,シクロ
アルケニル基,アリール基,アラルキル基,アリールア
ルケニル基またはアリールアルキニル基の場合、該炭化
水素基は上記置換基群(A)から選ばれる置換基、ハロ
ゲンで1〜5個置換されていてもよいC1-6アルキル
基、C3-6シクロアルキル基、C2-6アルケニル基、C
3-6シクロアルケニル基,C2-6アルキニル基,C6-14
リール基およびC7-19アラルキル基から選ばれる置換基
で1〜5個置換されていてもよく、隣接する2つの置換
基が一緒になってメチレンジオキシ基を形成してもよ
い。)または(2)ハロゲンで1〜3個置換されていても
よいC1-6アルキル基、C3-6シクロアルキル基、C2-6
アルケニル基、C3-6シクロアルケニル基,C2-6アルキ
ニル基、C6-14アリール基、C7-19アラルキル基、ハロ
ゲンで1〜3個置換されていてもよいC1-6アルコキシ
基、C2-6アルケニルオキシ基、C2-6アルキニルオキシ
基、C6-14アリールオキシ基、C7-19アラルキルオキシ
基、ホルミル基、C1-6アルキル−カルボニル基、C2-6
アルケニル−カルボニル基、C2-6アルキニル−カルボ
ニル基、C3-6シクロアルキル−カルボニル基、C6- 14
アリール−カルボニル基、C1-6アルコキシ−カルボニ
ル基、C2-6アルケニルオキシ−カルボニル基、C2-6
ルキニルオキシ−カルボニル基、C3-6シクロアルキル
オキシ−カルボニル基、C6-14アリールオキシ−カルボ
ニル基、C7-19アラルキル−カルボニル基、C7-19アラ
ルキルオキシ−カルボニル基、ハロゲンで1〜3個置換
されていてもよいC1-6アルキルスルフィニル基、C2-6
アルケニルスルフィニル基、C2-6アルキニルスルフィ
ニル基、C6-14アリールスルフィニル基、ハロゲンで1
〜3個置換されていてもよいC1-6アルキルスルホニル
基、C2-6アルケニルスルホニル基、C2-6アルキニルス
ルホニル基、C6-14アリールスルホニル基、ニトロ基、
アミノ基、モノもしくはジC1-6アルキルアミノ基、ヒ
ドロキシ基、シアノ基、スルファモイル基、メルカプト
基、ハロゲン原子、ホルムアミド基、C1-6アルキル−
カルボニルアミノ基、C1-6アルキルスルホニルオキシ
基、ハロゲンで1〜3個置換されていてもよいC1-6
ルキルチオ基、C2-6アルケニルチオ基、C2-6アルキニ
ルチオ基およびC6-14アリールチオ基からなる群から選
ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよく、また
は隣接する2つの置換基が一緒になってメチレンジオキ
シ基を形成してもよい窒素原子(オキシド化されていて
もよい)、酸素原子および硫黄原子(モノまたはジオキ
シド化されていてもよい)から選ばれるヘテロ原子を1
ないし4個含む3〜8員複素環基または該3〜8員複素
環基とベンゼン環もしくは窒素原子(オキシド化されて
いてもよい)、酸素原子および硫黄原子(モノまたはジ
オキシド化されていてもよい)から選ばれるヘテロ原子
を1ないし4個含む3〜8員複素環との縮合環基を示
す。)で表される基を示し、−A−は式
【化52】 (式中、R8は水素原子またはC1-6アルキル基,C3-6
シクロアルキル基、C2-6アルケニル基,C3-6シクロア
ルケニル基,C2-6アルキニル基,C6-14アリール基,
7-19アラルキル基,C8-20アリールアルケニル基およ
びC8-20アリールアルキニル基から選ばれる炭化水素基
(該炭化水素基がアルキル基,アルケニル基またはアル
キニル基の場合、該炭化水素基は、上記置換基群(A)
から選ばれる1〜4個の置換基で置換されていてもよ
い。該炭化水素基がシクロアルキル基,シクロアルケニ
ル基,アリール基,アラルキル基,アリールアルケニル
基またはアリールアルキニル基の場合、該炭化水素基は
上記置換基群(A)から選ばれる置換基、ハロゲンで1
〜5個置換されていてもよいC1-6アルキル基、C3-6
クロアルキル基、C2-6アルケニル基、C3-6シクロアル
ケニル基,C2-6アルキニル基,C6-14アリール基およ
びC7-19アラルキル基から選ばれる置換基で1〜5個置
換されていてもよく、隣接する2つの置換基が一緒にな
ってメチレンジオキシ基を形成してもよい。)を示し、
9は(1)水素原子、(2)シアノ基、(3)C1-6アルキル
基,C3-6シクロアルキル基、C2-6アルケニル基,C
3-6シクロアルケニル基,C2-6アルキニル基,C6-14
リール基,C7-19アラルキル基,C8-20アリールアルケ
ニル基およびC8-20アリールアルキニル基から選ばれる
炭化水素基(該炭化水素基がアルキル基,アルケニル基
またはアルキニル基の場合、該炭化水素基は、上記置換
基群(A)から選ばれる1〜4個の置換基で置換されて
いてもよい。該炭化水素基がシクロアルキル基,シクロ
アルケニル基,アリール基,アラルキル基,アリールア
ルケニル基またはアリールアルキニル基の場合、該炭化
水素基は上記置換基群(A)から選ばれる置換基、ハロ
ゲンで1〜5個置換されていてもよいC1-6アルキル
基、C3-6シクロアルキル基、C2-6アルケニル基、C
3-6シクロアルケニル基,C2-6アルキニル基,C6-14
リール基およびC7-19アラルキル基から選ばれる置換基
で1〜5個置換されていてもよく、隣接する2つの置換
基が一緒になってメチレンジオキシ基を形成してもよ
い。)、(4)ハロゲンで1〜3個置換されていてもよい
1-6アルキル基、C3-6シクロアルキル基、C2-6アル
ケニル基、C3-6シクロアルケニル基,C2-6アルキニル
基、C6-14アリール基、C7-19アラルキル基、ハロゲン
で1〜3個置換されていてもよいC1-6アルコキシ基、
2-6アルケニルオキシ基、C2-6アルキニルオキシ基、
6-14アリールオキシ基、C7-19アラルキルオキシ基、
ホルミル基、C1-6アルキル−カルボニル基、C2-6アル
ケニル−カルボニル基、C2-6アルキニル−カルボニル
基、C3-6シクロアルキル−カルボニル基、C6-14アリ
ール−カルボニル基、C1-6アルコキシ−カルボニル
基、C2-6アルケニルオキシ−カルボニル基、C2-6アル
キニルオキシ−カルボニル基、C3-6シクロアルキルオ
キシ−カルボニル基、C6-14アリールオキシ−カルボニ
ル基、C7-19アラルキル−カルボニル基、C7-19アラル
キルオキシ−カルボニル基、ハロゲンで1〜3個置換さ
れていてもよいC1-6アルキルスルフィニル基、C2-6
ルケニルスルフィニル基、C2-6アルキニルスルフィニ
ル基、C6-14アリールスルフィニル基、ハロゲンで1〜
3個置換されていてもよいC1-6アルキルスルホニル
基、C2-6アルケニルスルホニル基、C2-6アルキニルス
ルホニル基、C6-14アリールスルホニル基、ニトロ基、
アミノ基、モノもしくはジC1-6アルキルアミノ基、ヒ
ドロキシ基、シアノ基、スルファモイル基、メルカプト
基、ハロゲン原子、ホルムアミド基、C1-6アルキル−
カルボニルアミノ基、C1-6アルキルスルホニルオキシ
基、ハロゲンで1〜3個置換されていてもよいC1-6
ルキルチオ基、C2-6アルケニルチオ基、C2-6アルキニ
ルチオ基およびC6-14アリールチオ基からなる群から選
ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよく、また
は隣接する2つの置換基が一緒になってメチレンジオキ
シ基を形成してもよい窒素原子(オキシド化されていて
もよい)、酸素原子および硫黄原子(モノまたはジオキ
シド化されていてもよい)から選ばれるヘテロ原子を1
ないし4個含む3〜8員複素環基または該3〜8員複素
環基とベンゼン環もしくは窒素原子(オキシド化されて
いてもよい)、酸素原子および硫黄原子(モノまたはジ
オキシド化されていてもよい)から選ばれるヘテロ原子
を1ないし4個含む3〜8員複素環との縮合環基、(5)
ホルミル基,C1-6アルキル−カルボニル基,C2-6アル
ケニル−カルボニル基,C2-6アルキニル−カルボニル
基,C3-6シクロアルキル−カルボニル基,C6-14アリ
ール−カルボニル基,C1-6アルコキシ−カルボニル
基,C2-6アルケニルオキシ−カルボニル基,C2-6アル
キニルオキシ−カルボニル基,C3-6シクロアルキルオ
キシ−カルボニル基,C6-14アリールオキシ−カルボニ
ル基,C7-19アラルキル−カルボニル基,C7-19アラル
キルオキシ−カルボニル基,5〜6員複素環カルボニル
基,縮合複素環カルボニル基および5〜6員複素環アセ
チル基から選ばれるアシル基(該アシル基がアルキルカ
ルボニル基,アルケニルカルボニル基,アルキニルカル
ボニル基,アルコキシカルボニル基,アルケニルオキシ
カルボニル基またはアルキニルオキシカルボニル基の場
合、ヒドロキシ,シアノ,スルファモイル,メルカプ
ト,カルボキシ,C1-6アルキルチオ基,ハロゲン原
子,C1-6アルコキシ基,ニトロ基,C1-6アルコキシ−
カルボニル基,アミノ,モノ又はジC1-6アルキルアミ
ノ基、C1-6アルコキシイミノ基およびヒドロキシイミ
ノ基から選ばれる置換基で1〜3個置換されていてもよ
く、該アシル基がシクロアルキルカルボニル基,アリー
ルカルボニル基,シクロアルキルオキシカルボニル基,
アリ−ルオキシカルボニル基、アラルキルカルボニル
基、アラルキルオキシカルボニル基、5〜6員複素環カ
ルボニル基、縮合複素環カルボニル基または5〜6員複
素環アセチル基の場合、ハロゲンで1〜3個置換されて
いてもよいC1-6アルキル基、C3-6シクロアルキル基,
2-6アルケニル基,C3-6シクロアルケニル基,C2-6
アルキニル基,ハロゲンで1〜3個置換されていてもよ
いC1-6アルコキシ基,ホルミル基,C1-6アルキル−カ
ルボニル基,C2-6アルケニル−カルボニル基、C2-6
ルキニル−カルボニル基、C3-6シクロアルキル−カル
ボニル基、C6-14アリール−カルボニル基、C1-6アル
コキシ−カルボニル基、C2-6アルケニルオキシ−カル
ボニル基、C2-6アルキニルオキシ−カルボニル基、C
3-6シクロアルキルオキシ−カルボニル基、C6-14アリ
ールオキシ−カルボニル基、C7-19アラルキル−カルボ
ニル基、C7-19アラルキルオキシ−カルボニル基,ニト
ロ基,アミノ基、ヒドロキシ基、シアノ基,スルファモ
イル基、メルカプト基、ハロゲン原子およびC1-6アル
キルチオ基から選ばれる置換基で1〜5個置換されてい
てもよい。)、または(6)式 −OR15 (式中、R15は(i)水素原子、(ii)C1-6アルキル基,C
3-6シクロアルキル基、C2-6アルケニル基,C3-6シク
ロアルケニル基,C2-6アルキニル基,C6-14アリール
基,C7-19アラルキル基,C8-20アリールアルケニル基
およびC8-20アリールアルキニル基から選ばれる炭化水
素基(該炭化水素基がアルキル基,アルケニル基または
アルキニル基の場合、該炭化水素基は、上記置換基群
(A)から選ばれる1〜4個の置換基で置換されていて
もよい。該炭化水素基がシクロアルキル基,シクロアル
ケニル基,アリール基,アラルキル基,アリールアルケ
ニル基またはアリールアルキニル基の場合、該炭化水素
基は上記置換基群(A)から選ばれる置換基、ハロゲン
で1〜5個置換されていてもよいC1-6アルキル基、C
3-6シクロアルキル基、C2-6アルケニル基、C3-6シク
ロアルケニル基,C2-6アルキニル基,C6-14アリール
基およびC7-19アラルキル基から選ばれる置換基で1〜
5個置換されていてもよく、隣接する2つの置換基が一
緒になってメチレンジオキシ基を形成してもよい。)、
または(iii)ハロゲンで1〜3個置換されていてもよい
1-6アルキル基、C3-6シクロアルキル基、C2-6アル
ケニル基、C3-6シクロアルケニル基,C2-6アルキニル
基、C6-14アリール基、C7-19アラルキル基、ハロゲン
で1〜3個置換されていてもよいC1-6アルコキシ基、
2-6アルケニルオキシ基、C2-6アルキニルオキシ基、
6-14アリールオキシ基、C7-19アラルキルオキシ基、
ホルミル基、C1-6アルキル−カルボニル基、C2-6アル
ケニル−カルボニル基、C2-6アルキニル−カルボニル
基、C3-6シクロアルキル−カルボニル基、C6-14アリ
ール−カルボニル基、C1-6アルコキシ−カルボニル
基、C2-6アルケニルオキシ−カルボニル基、C2-6アル
キニルオキシ−カルボニル基、C3-6シクロアルキルオ
キシ−カルボニル基、C6-14アリールオキシ−カルボニ
ル基、C7-19アラルキル−カルボニル基、C7-19アラル
キルオキシ−カルボニル基、ハロゲンで1〜3個置換さ
れていてもよいC1-6アルキルスルフィニル基、C2-6
ルケニルスルフィニル基、C2-6アルキニルスルフィニ
ル基、C6-14アリールスルフィニル基、ハロゲンで1〜
3個置換されていてもよいC1-6アルキルスルホニル
基、C2-6アルケニルスルホニル基、C2-6アルキニルス
ルホニル基、C6-14アリールスルホニル基、ニトロ基、
アミノ基、モノもしくはジC1-6アルキルアミノ基、ヒ
ドロキシ基、シアノ基、スルファモイル基、メルカプト
基、ハロゲン原子、ホルムアミド基、C1-6アルキル−
カルボニルアミノ基、C1-6アルキルスルホニルオキシ
基、ハロゲンで1〜3個置換されていてもよいC1-6
ルキルチオ基、C2-6アルケニルチオ基、C2-6アルキニ
ルチオ基およびC6-14アリールチオ基からなる群から選
ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよく、また
は隣接する2つの置換基が一緒になってメチレンジオキ
シ基を形成してもよい窒素原子(オキシド化されていて
もよい)、酸素原子および硫黄原子(モノまたはジオキ
シド化されていてもよい)から選ばれるヘテロ原子を1
ないし4個含む3〜8員複素環基または該3〜8員複素
環基とベンゼン環もしくは窒素原子(オキシド化されて
いてもよい)、酸素原子および硫黄原子(モノまたはジ
オキシド化されていてもよい)から選ばれるヘテロ原子
を1ないし4個含む3〜8員複素環との縮合環基を示
す。)で表される基を示し、R10は水素原子またはC
1-6アルキル基,C3-6シクロアルキル基、C2-6アルケ
ニル基,C3-6シクロアルケニル基,C2-6アルキニル
基,C6-14アリール基,C7-19アラルキル基,C8-20
リールアルケニル基およびC8-20アリールアルキニル基
から選ばれる炭化水素基(該炭化水素基がアルキル基,
アルケニル基またはアルキニル基の場合、該炭化水素基
は、上記置換基群(A)から選ばれる1〜4個の置換基
で置換されていてもよい。該炭化水素基がシクロアルキ
ル基,シクロアルケニル基,アリール基,アラルキル
基,アリールアルケニル基またはアリールアルキニル基
の場合、該炭化水素基は上記置換基群(A)から選ばれ
る置換基、ハロゲンで1〜5個置換されていてもよいC
1-6アルキル基、C3-6シクロアルキル基、C2-6アルケ
ニル基、C3-6シクロアルケニル基,C2-6アルキニル
基,C6-14アリール基およびC7-19アラルキル基から選
ばれる置換基で1〜5個置換されていてもよく、隣接す
る2つの置換基が一緒になってメチレンジオキシ基を形
成してもよい。)を示し、R11は(1)水素原子、(2)ハロ
ゲン原子、(3)C1-6アルキル基,C3-6シクロアルキル
基、C2-6アルケニル基,C3-6シクロアルケニル基,C
2-6アルキニル基,C6-14アリール基,C7-19アラルキ
ル基,C8-20アリールアルケニル基およびC8-20アリー
ルアルキニル基から選ばれる炭化水素基(該炭化水素基
がアルキル基,アルケニル基またはアルキニル基の場
合、該炭化水素基は、上記置換基群(A)から選ばれる
1〜4個の置換基で置換されていてもよい。該炭化水素
基がシクロアルキル基,シクロアルケニル基,アリール
基,アラルキル基,アリールアルケニル基またはアリー
ルアルキニル基の場合、該炭化水素基は上記置換基群
(A)から選ばれる置換基、ハロゲンで1〜5個置換さ
れていてもよいC1-6アルキル基、C3-6シクロアルキル
基、C2-6アルケニル基、C3-6シクロアルケニル基,C
2-6アルキニル基,C6-14アリール基およびC7-19アラ
ルキル基から選ばれる置換基で1〜5個置換されていて
もよく、隣接する2つの置換基が一緒になってメチレン
ジオキシ基を形成してもよい。)、(4)ハロゲンで1〜
3個置換されていてもよいC1-6アルキル基、C3-6シク
ロアルキル基、C2-6アルケニル基、C3-6シクロアルケ
ニル基、C2-6アルキニル基、C6-14アリール基、C
7-19アラルキル基、ハロゲンで1〜3個置換されていて
もよいC1-6アルコキシ基、C2-6アルケニルオキシ基、
2-6アルキニルオキシ基、C6-14アリールオキシ基、
7-19アラルキルオキシ基、ホルミル基、C1-6アルキ
ル−カルボニル基、C2-6アルケニル−カルボニル基、
2-6アルキニル−カルボニル基、C3-6シクロアルキル
−カルボニル基、C6-14アリール−カルボニル基、C
1-6アルコキシ−カルボニル基、C2-6アルケニルオキシ
−カルボニル基、C2-6アルキニルオキシ−カルボニル
基、C3-6シクロアルキルオキシ−カルボニル基、C
6-14アリールオキシ−カルボニル基、C7-19アラルキル
−カルボニル基、C7-19アラルキルオキシ−カルボニル
基、ハロゲンで1〜3個置換されていてもよいC1-6
ルキルスルフィニル基、C2-6アルケニルスルフィニル
基、C2-6アルキニルスルフィニル基、C6-14アリール
スルフィニル基、ハロゲンで1〜3個置換されていても
よいC1-6アルキルスルホニル基、C2-6アルケニルスル
ホニル基、C2-6アルキニルスルホニル基、C6-14アリ
ールスルホニル基、ニトロ基、アミノ基、モノもしくは
ジC1-6アルキルアミノ基、ヒドロキシ基、シアノ基、
スルファモイル基、メルカプト基、ハロゲン原子、ホル
ムアミド基、C1-6アルキル−カルボニルアミノ基、C
1-6アルキルスルホニルオキシ基、ハロゲンで1〜3個
置換されていてもよいC1-6アルキルチオ基、C2-6アル
ケニルチオ基、C2-6アルキニルチオ基およびC6-14
リールチオ基からなる群から選ばれる1〜3個の置換基
で置換されていてもよく、または隣接する2つの置換基
が一緒になってメチレンジオキシ基を形成してもよい窒
素原子(オキシド化されていてもよい)、酸素原子およ
び硫黄原子(モノまたはジオキシド化されていてもよ
い)から選ばれるヘテロ原子を1ないし4個含む3〜8
員複素環基または該3〜8員複素環基とベンゼン環もし
くは窒素原子(オキシド化されていてもよい)、酸素原
子および硫黄原子(モノまたはジオキシド化されていて
もよい)から選ばれるヘテロ原子を1ないし4個含む3
〜8員複素環との縮合環基、または(5)式 −W216 (式中、W2は酸素原子またはモノもしくはジオキシド
化されていてもよい硫黄原子を、R16は(i)水素原子、
(ii)C1-6アルキル基,C3-6シクロアルキル基、C2-6
アルケニル基,C3-6シクロアルケニル基,C2-6アルキ
ニル基,C6-14アリール基,C7-19アラルキル基,C
8-20アリールアルケニル基およびC8-20アリールアルキ
ニル基から選ばれる炭化水素基(該炭化水素基がアルキ
ル基,アルケニル基またはアルキニル基の場合、該炭化
水素基は、上記置換基群(A)から選ばれる1〜4個の
置換基で置換されていてもよい。該炭化水素基がシクロ
アルキル基,シクロアルケニル基,アリール基,アラル
キル基,アリールアルケニル基またはアリールアルキニ
ル基の場合、該炭化水素基は上記置換基群(A)から選
ばれる置換基、ハロゲンで1〜5個置換されていてもよ
いC1-6アルキル基、C3-6シクロアルキル基、C2-6
ルケニル基、C3-6シクロアルケニル基,C2-6アルキニ
ル基,C6-14アリール基およびC7-19アラルキル基から
選ばれる置換基で1〜5個置換されていてもよく、隣接
する2つの置換基が一緒になってメチレンジオキシ基を
形成してもよい。)、(iii)ハロゲンで1〜3個置換さ
れていてもよいC1-6アルキル基、C3-6シクロアルキル
基、C2-6アルケニル基、C3-6シクロアルケニル基,C
2-6アルキニル基、C6-14アリール基、C7-19アラルキ
ル基、ハロゲンで1〜3個置換されていてもよいC1-6
アルコキシ基、C2-6アルケニルオキシ基、C2-6アルキ
ニルオキシ基、C6-14アリールオキシ基、C7-19アラル
キルオキシ基、ホルミル基、C1-6アルキル−カルボニ
ル基、C2-6アルケニル−カルボニル基、C2-6アルキニ
ル−カルボニル基、C3-6シクロアルキル−カルボニル
基、C6-14アリール−カルボニル基、C1-6アルコキシ
−カルボニル基、C2-6アルケニルオキシ−カルボニル
基、C2-6アルキニルオキシ−カルボニル基、C3-6シク
ロアルキルオキシ−カルボニル基、C6-14アリールオキ
シ−カルボニル基、C7-19アラルキル−カルボニル基、
7-19アラルキルオキシ−カルボニル基、ハロゲンで1
〜3個置換されていてもよいC1-6アルキルスルフィニ
ル基、C2-6アルケニルスルフィニル基、C2-6アルキニ
ルスルフィニル基、C6-14アリールスルフィニル基、ハ
ロゲンで1〜3個置換されていてもよいC1-6アルキル
スルホニル基、C2-6アルケニルスルホニル基、C2-6
ルキニルスルホニル基、C6-14アリールスルホニル基、
ニトロ基、アミノ基、モノもしくはジC1-6アルキルア
ミノ基、ヒドロキシ基、シアノ基、スルファモイル基、
メルカプト基、ハロゲン原子、ホルムアミド基、C1-6
アルキル−カルボニルアミノ基、C1-6アルキルスルホ
ニルオキシ基、ハロゲンで1〜3個置換されていてもよ
いC1-6アルキルチオ基、C2-6アルケニルチオ基、C
2-6アルキニルチオ基およびC6-14アリールチオ基から
なる群から選ばれる1〜3個の置換基で置換されていて
もよく、または隣接する2つの置換基が一緒になってメ
チレンジオキシ基を形成してもよい窒素原子(オキシド
化されていてもよい)、酸素原子および硫黄原子(モノ
またはジオキシド化されていてもよい)から選ばれるヘ
テロ原子を1ないし4個含む3〜8員複素環基または該
3〜8員複素環基とベンゼン環もしくは窒素原子(オキ
シド化されていてもよい)、酸素原子および硫黄原子
(モノまたはジオキシド化されていてもよい)から選ば
れるヘテロ原子を1ないし4個含む3〜8員複素環との
縮合環基、または(iv)ホルミル基,C1-6アルキル−カ
ルボニル基,C2-6アルケニル−カルボニル基,C2-6
ルキニル−カルボニル基,C3-6シクロアルキル−カル
ボニル基,C6-14アリール−カルボニル基,C1-6アル
コキシ−カルボニル基,C2-6アルケニルオキシ−カル
ボニル基,C2-6アルキニルオキシ−カルボニル基,C
3-6シクロアルキルオキシ−カルボニル基,C6-14アリ
ールオキシ−カルボニル基,C7-19アラルキル−カルボ
ニル基,C7-19アラルキルオキシ−カルボニル基,5〜
6員複素環カルボニル基,縮合複素環カルボニル基およ
び5〜6員複素環アセチル基から選ばれるアシル基(該
アシル基がアルキルカルボニル基,アルケニルカルボニ
ル基,アルキニルカルボニル基,アルコキシカルボニル
基,アルケニルオキシカルボニル基またはアルキニルオ
キシカルボニル基の場合、ヒドロキシ,シアノ,スルフ
ァモイル,メルカプト,カルボキシ,C1-6アルキルチ
オ基,ハロゲン原子,C1-6アルコキシ基,ニトロ基,
1-6アルコキシ−カルボニル基,アミノ,モノ又はジ
1-6アルキルアミノ基、C1-6アルコキシイミノ基およ
びヒドロキシイミノ基から選ばれる置換基で1〜3個置
換されていてもよく、該アシル基がシクロアルキルカル
ボニル基,アリールカルボニル基,シクロアルキルオキ
シカルボニル基,アリ−ルオキシカルボニル基、アラル
キルカルボニル基、アラルキルオキシカルボニル基、5
〜6員複素環カルボニル基、縮合複素環カルボニル基ま
たは5〜6員複素環アセチル基の場合、ハロゲンで1〜
3個置換されていてもよいC1-6アルキル基、C3-6シク
ロアルキル基,C2-6アルケニル基,C3-6シクロアルケ
ニル基,C2-6アルキニル基,ハロゲンで1〜3個置換
されていてもよいC1-6アルコキシ基,ホルミル基,C
1-6アルキル−カルボニル基,C2-6アルケニル−カルボ
ニル基、C2-6アルキニル−カルボニル基、C3-6シクロ
アルキル−カルボニル基、C6-14アリール−カルボニル
基、C1-6アルコキシ−カルボニル基、C2-6アルケニル
オキシ−カルボニル基、C2-6アルキニルオキシ−カル
ボニル基、C3-6シクロアルキルオキシ−カルボニル
基、C6-14アリールオキシ−カルボニル基、C7-19アラ
ルキル−カルボニル基、C7-19アラルキルオキシ−カル
ボニル基,ニトロ基,アミノ基、ヒドロキシ基、シアノ
基,スルファモイル基、メルカプト基、ハロゲン原子お
よびC1-6アルキルチオ基から選ばれる置換基で1〜5
個置換されていてもよい。)を示す。)で表される基を
示し、R12は水素原子、ハロゲン原子またはC1-6アル
キル基,C3-6シクロアルキル基、C2-6アルケニル基,
3-6シクロアルケニル基,C2-6アルキニル基,C6-14
アリール基,C7- 19アラルキル基,C8-20アリールアル
ケニル基およびC8-20アリールアルキニル基から選ばれ
る炭化水素基(該炭化水素基がアルキル基,アルケニル
基またはアルキニル基の場合、該炭化水素基は、上記置
換基群(A)から選ばれる1〜4個の置換基で置換され
ていてもよい。該炭化水素基がシクロアルキル基,シク
ロアルケニル基,アリール基,アラルキル基,アリール
アルケニル基またはアリールアルキニル基の場合、該炭
化水素基は上記置換基群(A)から選ばれる置換基、ハ
ロゲンで1〜5個置換されていてもよいC1-6アルキル
基、C3-6シクロアルキル基、C2-6アルケニル基、C
3-6シクロアルケニル基,C2-6アルキニル基,C6-14
リール基およびC7-19アラルキル基から選ばれる置換基
で1〜5個置換されていてもよく、隣接する2つの置換
基が一緒になってメチレンジオキシ基を形成してもよ
い。)を示し、ここで、R8が結合する炭素原子はアミ
ドの窒素原子と結合し、R9または=CR1112が結合
する炭素原子はZが結合する炭素原子と結合する。)で
表される基を示し、Zは(1)ハロゲン原子、(2)シアノ
基、(3)C1-6アルキル基,C3-6シクロアルキル基、C
2-6アルケニル基,C3-6シクロアルケニル基,C2-6
ルキニル基,C6-14アリール基,C7-19アラルキル基,
8-20アリールアルケニル基およびC8-20アリールアル
キニル基から選ばれる炭化水素基(該炭化水素基がアル
キル基,アルケニル基またはアルキニル基の場合、該炭
化水素基は、上記置換基群(A)から選ばれる1〜4個
の置換基で置換されていてもよい。該炭化水素基がシク
ロアルキル基,シクロアルケニル基,アリール基,アラ
ルキル基,アリールアルケニル基またはアリールアルキ
ニル基の場合、該炭化水素基は上記置換基群(A)から
選ばれる置換基、ハロゲンで1〜5個置換されていても
よいC1-6アルキル基、C3-6シクロアルキル基、C2-6
アルケニル基、C3-6シクロアルケニル基,C2-6アルキ
ニル基,C6-14アリール基およびC7-19アラルキル基か
ら選ばれる置換基で1〜5個置換されていてもよく、隣
接する2つの置換基が一緒になってメチレンジオキシ基
を形成してもよい。)、(4)ホルミル基,C1-6アルキル
−カルボニル基,C2-6アルケニル−カルボニル基,C
2-6アルキニル−カルボニル基,C3-6シクロアルキル−
カルボニル基,C6-14アリール−カルボニル基,C1-6
アルコキシ−カルボニル基,C2-6アルケニルオキシ−
カルボニル基,C2-6アルキニルオキシ−カルボニル
基,C3-6シクロアルキルオキシ−カルボニル基,C
6-14アリールオキシ−カルボニル基,C7-19アラルキル
−カルボニル基,C7-19アラルキルオキシ−カルボニル
基,5〜6員複素環カルボニル基,縮合複素環カルボニ
ル基および5〜6員複素環アセチル基から選ばれるアシ
ル基(該アシル基がアルキルカルボニル基,アルケニル
カルボニル基,アルキニルカルボニル基,アルコキシカ
ルボニル基,アルケニルオキシカルボニル基またはアル
キニルオキシカルボニル基の場合、ヒドロキシ,シア
ノ,スルファモイル,メルカプト,カルボキシ,C1-6
アルキルチオ基,ハロゲン原子,C1-6アルコキシ基,
ニトロ基,C1-6アルコキシ−カルボニル基,アミノ,
モノ又はジC1-6アルキルアミノ基、C1-6アルコキシイ
ミノ基およびヒドロキシイミノ基から選ばれる置換基で
1〜3個置換されていてもよく、該アシル基がシクロア
ルキルカルボニル基,アリールカルボニル基,シクロア
ルキルオキシカルボニル基,アリ−ルオキシカルボニル
基、アラルキルカルボニル基、アラルキルオキシカルボ
ニル基、5〜6員複素環カルボニル基、縮合複素環カル
ボニル基または5〜6員複素環アセチル基の場合、ハロ
ゲンで1〜3個置換されていてもよいC1-6アルキル
基、C3-6シクロアルキル基,C2-6アルケニル基,C
3-6シクロアルケニル基,C2-6アルキニル基,ハロゲン
で1〜3個置換されていてもよいC1-6アルコキシ基,
ホルミル基,C1-6アルキル−カルボニル基,C2-6アル
ケニル−カルボニル基、C2-6アルキニル−カルボニル
基、C3-6シクロアルキル−カルボニル基、C6-14アリ
ール−カルボニル基、C1-6アルコキシ−カルボニル
基、C2-6アルケニルオキシ−カルボニル基、C2-6アル
キニルオキシ−カルボニル基、C3-6シクロアルキルオ
キシ−カルボニル基、C6-14アリールオキシ−カルボニ
ル基、C7-19アラルキル−カルボニル基、C7-19アラル
キルオキシ−カルボニル基,ニトロ基,アミノ基、ヒド
ロキシ基、シアノ基,スルファモイル基、メルカプト
基、ハロゲン原子およびC1-6アルキルチオ基から選ば
れる置換基で1〜5個置換されていてもよい。)または
(5)式 −CONR5a6a (式中、R5a及びR6aはそれぞれ水素原子またはC1-6
アルキル基,C3-6シクロアルキル基、C2-6アルケニル
基,C3-6シクロアルケニル基,C2-6アルキニル基,C
6-14アリール基,C7-19アラルキル基,C8-20アリール
アルケニル基およびC8-20アリールアルキニル基から選
ばれる炭化水素基(該炭化水素基がアルキル基,アルケ
ニル基またはアルキニル基の場合、該炭化水素基は、上
記置換基群(A)から選ばれる1〜4個の置換基で置換
されていてもよい。該炭化水素基がシクロアルキル基,
シクロアルケニル基,アリール基,アラルキル基,アリ
ールアルケニル基またはアリールアルキニル基の場合、
該炭化水素基は上記置換基群(A)から選ばれる置換
基、ハロゲンで1〜5個置換されていてもよいC1-6
ルキル基、C3-6シクロアルキル基、C2-6アルケニル
基、C3-6シクロアルケニル基,C2-6アルキニル基,C
6-14アリール基およびC7-19アラルキル基から選ばれる
置換基で1〜5個置換されていてもよく、隣接する2つ
の置換基が一緒になってメチレンジオキシ基を形成して
もよい。)を示す。)で表される基を示す上記〔1〕項
記載の化合物またはその塩、〔3〕R1が式
【化53】 [式中、X1は同一または異なってハロゲン原子、ハロゲ
ンで1〜3個置換されていてもよいC1-6アルキル基、
2-6アルケニル基、C2-6アルキニル基、ハロゲンで1
〜3個置換されていてもよいC1-6アルコキシ基、C2-6
アルケニルオキシ基、C2-6アルキニルオキシ基、ハロ
ゲンで1〜3個置換されていてもよいC1-6アルキルチ
オ基、C2-6アルケニルチオ基、C2-6アルキニルチオ
基、ハロゲンで1〜3個置換されていてもよいC1-6
ルキルスルフィニル基、C2-6アルケニルスルフィニル
基、C2-6アルキニルスルフィニル基、ハロゲンで1〜
3個置換されていてもよいC1-6アルキルスルホニル
基、C2-6アルケニルスルホニル基、C 2-6アルキニルス
ルホニル基、フェニル基、フェノキシ基、フェニルチオ
基、フェニルスルフィニル基、フェニルスルホニル基、
アミノ基、C1-6アルキルアミノ基、ジ(C1-6アルキ
ル)アミノ基、シアノ基、ニトロ基、ヒドロキシ基、ベ
ンジル基、ベンジルオキシ基、C1-6アルキル−カルボ
ニル基、またはC1-6アルコキシ−カルボニル基を示す
か、隣接する2つのX1が一緒になってメチレンジオキ
シ基を形成してもよく、mは0〜3の整数を示し、D1
は酸素原子、硫黄原子、または式NRd1(式中、Rd1
水素原子、またはC1-6アルキル基を示す。)で表され
る基を示す。]で表される基、または式
【化54】 [式中、X3は同一または異なってハロゲン原子、ハロゲ
ンで1〜3個置換されていてもよいC1-6アルキル基、
2-6アルケニル基、C2-6アルキニル基、ハロゲンで1
〜3個置換されていてもよいC1-6アルコキシ基、ハロ
ゲンで1〜3個置換されていてもよいC1-6アルキルチ
オ基、C1-6アルキルスルフィニル基、C1-6アルキルス
ルホニル基、C1-6アルキル−カルボニル基、C1-6アル
コキシ−カルボニル基、フェノキシ基、ホルムアミド
基、C1-6アルキル−カルボニルアミノ基、C1-6アルキ
ルスルホニルオキシ基、シアノ基、またはニトロ基を、
nは0〜3の整数を、D2は酸素原子、硫黄原子、また
は式NRd2(式中、Rd2は水素原子、またはC1-6アル
キル基を示す。)で表される基を示す。]で表される基
である上記〔1〕項記載の化合物またはその塩、〔4〕
2及びR3がそれぞれハロゲンで1〜3個置換されてい
てもよいC1-6アルキル基である上記〔1〕項記載の化
合物またはその塩、〔5〕R4が(1)それぞれハロゲン原
子、ハロゲンで1〜3個置換されていてもよいC1-6
ルキル基およびハロゲンで1〜3個置換されていてもよ
いC1-6アルコキシ基から選ばれる1〜3個の置換基で
置換されていてもよい(i)フェニル基、(ii)ナフチル基
または(iii)チエニル基、(2)ハロゲンで1〜3個置換さ
れていてもよいC1-6アルコキシ基、(3)ハロゲンで1〜
3個置換されていてもよいC2-6アルケニルオキシ基、
(4)ハロゲンで1〜3個置換されていてもよいC2-6アル
キニルオキシ基、または(5)ハロゲンで1〜3個置換さ
れていてもよいフェノキシ基である上記〔1〕項記載の
化合物またはその塩、〔6〕−A−が式
【化55】 (式中の記号は上記〔1〕項記載と同意義を示す。)で
表される基である上記〔1〕項記載の化合物またはその
塩、〔7〕Zがハロゲン原子、シアノ基、ハロゲンで1
〜3個置換されていてもよいC1-6アルキル基、式 −CO217 [式中、R17は(1)ハロゲンで1〜3個置換されていても
よいC1-6アルキル基または(2)(i)ハロゲン原子、(ii)
ハロゲンで1〜3個置換されていてもよいC1-6アルキ
ル基または(iii)ハロゲンで1〜3個置換されていても
よいC1-6アルコキシ基で1〜3個置換されていてもよ
いC7-19アラルキル基を示す。]で表される基、式 −COR17X [式中、R17Xは水素原子またはハロゲンで1〜3個置換
されていてもよいC1-6アルキル基を示す。]で表される
基、または式 −CONR5b6b [式中、R5b及びR6bはそれぞれ水素原子またはハロゲ
ンで1〜3個置換されていてもよいC1-6アルキル基を
示す。]で表される基である上記〔1〕項記載の化合物
またはその塩、〔8〕R8が水素原子またはC1-6アルキ
ル基である上記〔1〕項記載の化合物またはその塩、
〔9〕R9が(1)水素原子、(2)(i)ハロゲン、(ii)ヒドロ
キシ基、(iii)C1-6アルコキシ基、(iv)C1-6アルキル
チオ基、(v)C1-6アルキルスルフィニル基、(vi)C1-6
アルキルスルホニル基、(vii)C1-6アルキル−カルボニ
ルオキシ基または(viii)式=N−OR14[式中、R14
上記〔2〕項記載と同意義を示す。]で表される基で1
〜3個置換されていてもよいC1-6アルキル基、(3)C
3-6シクロアルキル基、(4)C2-6アルケニル基、(5)C
1-6アルコキシで1〜3個置換されていてもよいC1-6
ルコキシ基、(6)シアノ基、(7)ホルミル基または(8)ヒ
ドロキシ基である上記〔1〕項記載の化合物またはその
塩、〔10〕R10が水素原子またはC1-6アルキル基で
ある上記〔1〕項記載の化合物またはその塩、〔11〕
11が水素原子、ハロゲン原子、ハロゲンで1〜3個置
換されていてもよいC1-6アルキル基、C1-6アルコキシ
基、C1-6アルキルチオ基、C1-6アルキルスルフィニル
基またはC1-6アルキルスルホニル基であり、R12が水
素原子、ハロゲン原子またはハロゲンで1〜3個置換さ
れていてもよいC1-6アルキル基である上記〔1〕項記
載の化合物またはその塩、〔12〕R1は(1)ハロゲン、
1-6アルキル基、C1-6アルコキシ基、C1-6アルキル
チオ基、C1-6アルキルスルフィニル基もしくはC1-6
ルキルスルホニル基で1〜3個置換されていてもよいフ
ェニル基、(2)ナフチル基、(3)ハロゲンで1〜3個置換
されていてもよいピリジル基、(4)キノリル基、(5)イソ
キノリル基、(6)C1-4アルキルで1〜3個置換されてい
てもよいキナゾリニル基、(7)ハロゲンで1〜3個置換
されていてもよいイミダゾ〔1,2−a〕ピリジル基、
(8)ハロゲンで1〜3個置換されていてもよい1,4−
ベンゾジオキシニル基、(9)ハロゲンで1〜3個置換さ
れていてもよい2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオ
キシニル基、(10)ベンゾフラニル基または(11)(i)ハロ
ゲン、ハロゲンで1〜3個置換されていてもよいC1-6
アルキル基、C2-6アルケニル基、C2-6アルキニル基、
1-6アルコキシ基、ハロゲンで1〜3個置換されてい
てもよいC1-6アルキルチオ基、C1-6アルキルスルホニ
ルオキシ基、ホルムアミド基、C1-6アルキル−カルボ
ニルアミノ基およびシアノ基から選ばれる1〜3個の置
換基で置換されていてもよいフェニル基または(ii)C
1-6アルキルで1〜2個置換されていてもよいチアゾリ
ル基で置換されたカルバモイル基を、R2及びR3はそれ
ぞれC1- 6アルキル基を、R4は(1)ハロゲンもしくはC
1-6アルキル基で1〜3個置換されていてもよいフェニ
ル基または(2)C1-6アルコキシ基を、−A−は式
【化56】 (式中、R8は水素原子またはC1-6アルキル基を、R9
は(1)水素原子、(2)ハロゲン、ヒドロキシ基、C1-6
ルコキシ基、C1-6アルキルチオ基、C1-6アルキルスル
フィニル基、C1-6アルキルスルホニル基、C1-6アルキ
ル−カルボニルオキシ基、ヒドロキシイミノ基、C1-6
アルコキシイミノ基もしくはC1-6アルキル−カルボニ
ルオキシイミノ基で1〜3個置換されていてもよいC
1-6アルキル基、(3)C3-6シクロアルキル基、(4)C2-6
アルケニル基、(5)C1-6アルコキシ基で1〜3個置換さ
れていてもよいC1-6アルコキシ基、(6)ホルミル基、
(7)シアノ基または(8)ヒドロキシ基を、R10は水素原子
またはC1-6アルキル基を、R11は水素原子、C1-6アル
キル基、C1-6アルキルチオ基、C1-6アルキルスルフィ
ニル基またはC1-6アルキルスルホニル基を、R12は水
素原子を示す。)で表される基を、Zは(1)ハロゲンで
1〜3個置換されていてもよいC1-6アルコキシ−カル
ボニル基、(2)ハロゲンで1〜3個置換されていてもよ
いC7-19アラルキルオキシ−カルボニル基、(3)C1-6
ルキル−カルボニル基または(4)モノもしくはジ(C1-6
アルキル)カルバモイル基を示す上記〔1〕項記載の化
合物またはその塩、〔13〕メチル 1−(1−(3,
5−ジクロロフェニル)−1−メチルエチル)−1,3
−ジヒドロ−4−メチル−2−オキソ−3−フェニル−
2H−ピロール−3−カルボキシレートまたはその塩、
〔14〕メチル 1−(1−(3,5−ジクロロフェニ
ル)−1−メチルエチル)−4−メチレン−2−オキソ
−3−フェニルピロリジン−3−カルボキシレートまた
はその塩、〔15〕メチル 1−(1−(N−(2,5
−ジクロロフェニル)カルバモイル)−1−メチルエチ
ル)−1,3−ジヒドロ−4−メチル−2−オキソ−3
−フェニル−2H−ピロール−3−カルボキシレートま
たはその塩、〔16〕メチル 1−(1−(3,5−ジ
クロロフェニル)−1−メチルエチル)−1,3−ジヒ
ドロ−3−(2−フルオロフェニル)−4−メチル−2
−オキソ−2H−ピロール−3−カルボキシレートまた
はその塩、〔17〕メチル 1−(1−(3,5−ジク
ロロフェニル)−1−メチルエチル)−3−(2−フル
オロフェニル)−4−メチレン−2−オキソピロリジン
−3−カルボキシレートまたはその塩、〔18〕メチル
1−(1−(N−(3,5−ジクロロフェニル)カル
バモイル)−1−メチルエチル)−4−メチレン−2−
オキソ−3−フェニルピロリジン−3−カルボキシレー
トまたはその塩、〔19〕(1)式
【化57】 (式中、R9pは水素原子、置換されていてもよい炭化水
素基または置換されていてもよい複素環基を、Lは脱離
基を、その他の記号は上記〔1〕項記載と同意義を示
す。)で表される化合物またはその塩を脱離反応に付
し、式
【化58】 (式中、R9pは前記と同意義を、その他の記号は上記
〔1〕項記載と同意義を示す。)で表される化合物また
はその塩を製造し、所望により上記式(I-a-1)で表され
る化合物またはその塩を酸化剤と反応させ、式
【化59】 (式中、R9qは置換されていてもよいアシル基を、その
他の記号は上記〔1〕項記載と同意義を示す。)で表さ
れる化合物またはその塩を製造するか、(2)式
【化60】 (式中、R9pおよびLは前記と同意義を、その他の記号
は上記〔1〕項記載と同意義を示す。)で表される化合
物またはその塩を脱離反応に付し、式
【化61】 (式中、R9pは前記と同意義を、その他の記号は上記
〔1〕項記載と同意義を示す。)で表される化合物また
はその塩を製造し、所望により上記式(I-b-1)で表され
る化合物またはその塩を酸化剤と反応させ、式
【化62】 (式中、R9qは前記と同意義を、その他の記号は上記
〔1〕項記載と同意義を示す。)で表される化合物また
はその塩を製造するか、(3)式
【化63】 (式中、各記号は上記〔1〕項記載と同意義を示す。)
で表される化合物またはその塩を脱水反応に付し、式
【化64】 (式中、各記号は上記〔1〕項記載と同意義を示す。)
で表される化合物またはその塩を製造するか、(4)式
【化65】 (式中、Y7はハロゲン原子を、その他の記号は上記
〔1〕項記載と同意義を示す。)で表される化合物また
はその塩を閉環反応に付し、式
【化66】 (式中、各記号は上記〔1〕項記載と同意義を示す。)
で表される化合物またはその塩を製造するか、(5)式
【化67】 (式中、各記号は上記〔1〕項記載と同意義を示す。)
で表される化合物またはその塩を式 R15−L4 (式中、L4は脱離基を、R15は上記〔1〕項記載と同
意義を示す。)で表される化合物またはその塩と反応さ
せて、式
【化68】 (式中、各記号は上記〔1〕項記載と同意義を示す。)
で表される化合物またはその塩を製造するか、(6)式
【化69】 (式中、R13は水素原子、またはそれぞれハロゲンで1
〜3個置換されていてもよい(i)C1-6アルキル基、
(ii)C6-14アリール基もしくは(iii)C7-19アラル
キル基を、その他の記号は上記〔1〕項記載と同意義を
示す。)で表される化合物またはその塩を式 R14xONH2 (式中、R14xは水素原子またはC1-6アルキル基を示
す。)で表される化合物またはその塩と反応させて、式
【化70】 (式中、R13及びR14xは前記と同意義を、その他の記
号は上記〔1〕項記載と同意義を示す。)で表される化
合物またはその塩を製造するか、(7)式
【化71】 (式中、R13は前記と同意義を、その他の記号は上記
〔1〕項記載と同意義を示す。)で表される化合物また
はその塩を式 R14y−L2 (式中、R14yはハロゲンで1〜3個置換されていても
よいC1-6アルキル−カルボニル基を、L2は脱離基を示
す。)で表される化合物またはその塩と反応させて、式
【化72】 (式中、R13及びR14yは前記と同意義を、その他の記
号は上記〔1〕項記載と同意義を示す。)で表される化
合物またはその塩を製造するか、(8)上記(6)に記
載の式(I-a-2a)または(I-b-2a)で表される化合物ま
たはその塩を還元剤と反応させて、式
【化73】 (式中、R13は前記と同意義を、その他の記号は上記
〔1〕項記載と同意義を示す。)で表される化合物また
はその塩を製造し、所望により上記式(I-a-1c)または
(I-b-1c)で表される化合物またはその塩を式 R22−L6 (式中、R22はそれぞれハロゲンで1〜3個置換されて
いてもよい(i)C1-6アルキル基または(ii)C1-6
ルキル−カルボニル基を、L6は脱離基を示す。)で表
される化合物またはその塩と反応させて、式
【化74】 (式中、R13及びR22は前記と同意義を、その他の記号
は上記〔1〕項記載と同意義を示す。)で表される化合
物またはその塩を製造するか、(9)上記(6)に記載
の式(I-a-2a)または(I-b-2a)で表される化合物また
はその塩を式
【化75】 (式中、R23及びR24はそれぞれ水素原子、ハロゲン原
子、C1-6アルキル基またはC1-6アルコキシ基を、Ph
はフェニル基を示す。)で表される化合物またはその塩
と反応させて、式
【化76】 (式中、R13、R23及びR24は前記と同意義を、その他
の記号は上記〔1〕項記載と同意義を示す。)で表され
る化合物またはその塩を製造するか、(10)上記
(6)に記載の式(I-a-2a)または(I-b-2a)で表され
る化合物またはその塩をフッ素化剤と反応させて、式
【化77】 (式中、R13は前記と同意義を、その他の記号は上記
〔1〕項記載と同意義を示す。)で表される化合物また
はその塩を製造するか、(11)式
【化78】 (式中、R25はハロゲンで1〜3個置換されていてもよ
いC1-6アルキル基、C2 -6アルケニル基、C2-6アルキ
ニル基またはフェニル基を、qは0〜2の整数を、X1a
は同一または異なってハロゲン原子またはハロゲンで1
〜3個置換されていてもよいC1-6アルキル基を、その
他の記号は上記〔1〕項記載と同意義を示す。)で表さ
れる化合物またはその塩を酸化剤と反応させて、式
【化79】 (式中、pは1または2を、R25、X1a及びqは前記と
同意義を、その他の記号は上記〔1〕項記載と同意義を
示す。)で表される化合物またはその塩を製造するか、
(12)式
【化80】 (式中、R26はC1-6アルキル基を、その他の記号は上
記〔1〕項記載と同意義を示す。)で表される化合物ま
たはその塩を酸化剤と反応させて、式
【化81】 (式中、R26及びpは前記と同意義を、その他の記号は
上記〔1〕項記載と同意義を示す。)で表される化合物
またはその塩を製造するか、(13)式
【化82】 (式中、R26は前記と同意義を、その他の記号は上記
〔1〕項記載と同意義を示す。)で表される化合物また
はその塩を酸化剤と反応させて、式
【化83】 (式中、R26及びpは前記と同意義を、その他の記号は
上記〔1〕項記載と同意義を示す。)で表される化合物
またはその塩を製造するか、(14)式
【化84】 (式中、各記号は上記〔1〕項記載と同意義を示す。)
で表される化合物またはその塩を有機ロジウム錯体と反
応させて、式
【化85】 (式中、各記号は上記〔1〕項記載と同意義を示す。)
で表される化合物またはその塩を製造するか、(15)
【化86】 (式中、R9pは前記と同意義を、その他の記号は上記
〔1〕項記載と同意義を示す。)で表される化合物また
はその塩をハロゲン化剤と反応させた後、式 HNR56 (式中、各記号は上記〔1〕項記載と同意義を示す。)
で表される化合物またはその塩と反応させて、式
【化87】 (式中、R9pは前記と同意義を、その他の記号は上記
〔1〕項記載と同意義を示す。)で表される化合物また
はその塩を製造するか、(16)式
【化88】 (式中、R9pは前記と同意義を、その他の記号は上記
〔1〕項記載と同意義を示す。)で表される化合物また
はその塩をハロゲン化剤と反応させた後、式 HNR56 (式中、各記号は上記〔1〕項記載と同意義を示す。)
で表される化合物またはその塩と反応させて、式
【化89】 (式中、R9pは前記と同意義を、その他の記号は上記
〔1〕項記載と同意義を示す。)で表される化合物また
はその塩を製造するか、(17)式
【化90】 (式中、R9pは前記と同意義を、その他の記号は上記
〔1〕項記載と同意義を示す。)で表される化合物また
はその塩をハロゲン化剤と反応させた後、得られる酸ハ
ロゲン化物と、式 HNR56 (式中、各記号は上記〔1〕項記載と同意義を示す。)
で表される化合物またはその塩とを反応させて、上記
(15)に記載の式(I-a-1r)または(I-c-r)で表さ
れる化合物またはその塩を製造するか、または(18)
【化91】 (式中、R9pは前記と同意義を、その他の記号は上記
〔1〕項記載と同意義を示す。)で表される化合物また
はその塩をハロゲン化剤と反応させた後、得られる酸ハ
ロゲン化物と、式 HNR56 (式中、各記号は上記〔1〕項記載と同意義を示す。)
で表される化合物またはその塩とを反応させて、上記
(16)に記載の式(I-b-1r)または(I-d-r)で表さ
れる化合物またはその塩を製造することを特徴とする上
記〔1〕項記載の化合物またはその塩の製造法、〔2
0〕式
【化92】 (式中、R9pは上記〔19〕項記載と同意義を、L1
ハロゲン原子、ヒドロキシ基、−OS(O)Clまたは
式 −OS(O)218 (式中、R18は置換されていてもよい炭化水素基を示
す。)で表される基を、その他の記号は上記〔1〕項記
載と同意義を示す。)で表される化合物またはその塩、
〔21〕式
【化93】 (式中、各記号は上記〔1〕項記載と同意義を示す。)
で表される化合物またはその塩、〔22〕式
【化94】 (式中、R1xは水素原子、ベンジル基またはtert-ブチ
ル基を、R9pは上記〔19〕項記載と同意義を、その他
の記号は上記〔1〕項記載と同意義を示す。)で表され
る化合物またはその塩、〔23〕上記〔1〕項記載の化
合物またはその塩を含有することを特徴とする除草剤、
〔24〕水田用除草剤である上記〔23〕項記載の除草
剤、〔25〕上記〔1〕項記載の化合物の除草剤として
の使用、〔26〕上記〔1〕項記載の化合物またはその
塩を水田に施用することを特徴とする水田雑草の除草方
法、〔27〕上記〔1〕項記載の化合物またはその塩を
含有することを特徴とする水面浮遊性粒剤、〔28〕さ
らに結合剤、界面活性剤及び比重が1以下の粉末基剤を
含有することを特徴とする上記〔27〕項記載の水面浮
遊性粒剤、〔29〕結合剤が、カルボキシメチルセルロ
ースまたはその塩及びポリカルボン酸系高分子化合物ま
たはその塩から選ばれる1種以上である上記〔28〕項
記載の水面浮遊性粒剤、〔30〕界面活性剤が、アルキ
ルスルホサクシネートまたはアセチレングリコール系界
面活性剤より選ばれる1種以上である上記〔28〕項記
載の水面浮遊性粒剤、〔31〕比重が1以下の粉末基剤
が、パーライトである上記〔28〕項記載の水面浮遊性
粒剤、〔32〕さらに有機溶剤を含有することを特徴と
する上記〔27〕項記載の水面浮遊性粒剤、〔33〕有
機溶剤が、メチルナフタレンである上記〔32〕項記載
の水面浮遊性粒剤、〔34〕さらに他の除草活性成分を
含有することを特徴とする上記〔27〕項記載の水面浮
遊性粒剤、〔35〕他の除草活性成分がイマゾスルフロ
ンである上記〔34〕項記載の水面浮遊性粒剤、〔3
6〕20ないし200g単位で水溶性フィルムで包装し
た上記〔27〕項記載の水面浮遊性粒剤、〔37〕上記
〔1〕項記載の化合物またはその塩を含有することを特
徴とする水性懸濁剤、〔38〕さらに界面活性剤を含有
することを特徴とする上記〔37〕項記載の水性懸濁
剤、〔39〕界面活性剤が、アルキルスルホサクシネー
ト及びポリオキシエチレンアルキルアリールリン酸エス
テル塩から選ばれる1種以上である上記〔38〕項記載
の水性懸濁剤、〔40〕さらに他の除草活性成分を含有
することを特徴とする上記〔37〕項記載の水性懸濁剤
および〔41〕他の除草活性成分がイマゾスルフロンで
ある上記〔40〕項記載の水性懸濁剤に関する。
【0006】さらに、別の態様として本発明は〔42〕
一般式
【化95】 [式中、R1は置換されていてもよい炭化水素基、置換さ
れていてもよい複素環基または式 −CONR56 (式中、R5及びR6はそれぞれ水素原子、置換されてい
てもよい炭化水素基または置換されていてもよい複素環
基を示す。)で表される基を示し、R2及びR3はそれぞ
れ水素原子または置換されていてもよい炭化水素基を示
すか、またはR2及びR3は隣接する炭素原子と一緒にな
って置換されていてもよい3ないし8員の環状炭化水素
基を形成してもよく、R4は置換されていてもよい炭化
水素基、置換されていてもよい複素環基または式 −W17 (式中、W1は酸素原子または酸化されていてもよい硫
黄原子を、R7は置換されていてもよい炭化水素基また
は置換されていてもよい複素環基を示す。)で表される
基を示し、−A−は式
【化96】 (式中、R8は水素原子または置換されていてもよい炭
化水素基を示し、R9は水素原子、シアノ基、置換され
ていてもよい炭化水素基、置換されていてもよい複素環
基、置換されていてもよいアシル基または式 −OR15 (式中、R15は水素原子、置換されていてもよい炭化水
素基または置換されていてもよい複素環基を示す。)で
表される基を示し、R10は水素原子または置換されてい
てもよい炭化水素基を示し、R11は水素原子、ハロゲン
原子、置換されていてもよい炭化水素基、置換されてい
てもよい複素環基または式 −W216 (式中、W2は酸素原子または酸化されていてもよい硫
黄原子を、R16は水素原子、置換されていてもよい炭化
水素基、置換されていてもよい複素環基または置換され
ていてもよいアシル基を示す。)で表される基を示し、
12は水素原子、ハロゲン原子または置換されていても
よい炭化水素基を示し、ここで、R8が結合する炭素原
子はアミドの窒素原子と結合し、R9または=CR11
12が結合する炭素原子はZが結合する炭素原子と結合す
る。)で表される基を示し、Zはハロゲン原子、シアノ
基、置換されていてもよい炭化水素基または置換されて
いてもよいアシル基を示す。]で表される化合物または
その塩、〔43〕R1は[1]C1-6アルキル基,C3-6
クロアルキル基、C2-6アルケニル基,C2-6アルキニル
基,C6-14アリール基,C7-19アラルキル基,C8-20
リールアルケニル基およびC8-20アリールアルキニル基
から選ばれる炭化水素基(該炭化水素基がアルキル基,
アルケニル基またはアルキニル基の場合、該炭化水素基
は、(1)ヒドロキシ基、(2)アミノ基、(3)シアノ基、(4)
スルファモイル基,(5)スルファモイルオキシ基,(6)メ
ルカプト基、(7)ニトロ基、(8)ハロゲン原子、(9)ハロ
ゲンで1〜3個置換されていてもよいC1-6アルキル
基、C3-6シクロアルキル基、C2-6アルケニル基、C
2-6アルキニル基、C6-14アリール基、C7-19アラルキ
ル基、ハロゲンで1〜3個置換されていてもよいC1-6
アルコキシ基、C2-6アルケニルオキシ基、C2-6アルキ
ニルオキシ基、C6-14アリールオキシ基、C7-19アラル
キルオキシ基、ホルミル基、C1-6アルキル−カルボニ
ル基、C6-14アリール−カルボニル基、C1-6アルコキ
シ−カルボニル基、C6-14アリールオキシ−カルボニル
基、C7-19アラルキル−カルボニル基、C7-19アラルキ
ルオキシ−カルボニル基、ハロゲンで1〜3個置換され
ていてもよいC1-6アルキルスルフィニル基、C2-6アル
ケニルスルフィニル基、C2-6アルキニルスルフィニル
基、C6-14アリールスルフィニル基、ハロゲンで1〜3
個置換されていてもよいC1-6アルキルスルホニル基、
2-6アルケニルスルホニル基、C2-6アルキニルスルホ
ニル基、C6-14アリールスルホニル基、ニトロ基、アミ
ノ基、モノもしくはジC1-6アルキルアミノ基、ヒドロ
キシ基、シアノ基、スルファモイル基、メルカプト基、
ハロゲン原子、ハロゲンで1〜3個置換されていてもよ
いC1-6アルキルチオ基、C2-6アルケニルチオ基、C
2-6アルキニルチオ基およびC6−14アリールチオ基
からなる群から選ばれる1〜3個の置換基で置換されて
いてもよく、または隣接する2つの置換基が一緒になっ
てメチレンジオキシ基を形成してもよい窒素原子(オキ
シド化されていてもよい)、酸素原子および硫黄原子
(モノまたはジオキシド化されていてもよい)から選ば
れるヘテロ原子を1ないし4個含む3〜8員複素環基ま
たは該3〜8員複素環基とベンゼン環もしくは窒素原子
(オキシド化されていてもよい)、酸素原子および硫黄
原子(モノまたはジオキシド化されていてもよい)から
選ばれるヘテロ原子を1ないし4個含む3〜8員複素環
との縮合環基、(10)ホルミル基,C1-6アルキル−
カルボニル基,C6-14アリール−カルボニル基,C1-6
アルコキシ−カルボニル基,C6-14アリールオキシ−カ
ルボニル基,C7-19アラルキル−カルボニル基,C7-19
アラルキルオキシ−カルボニル基,5〜6員複素環カル
ボニル基,縮合複素環カルボニル基および5〜6員複素
環アセチル基から選ばれるアシル基(該アシル基がアル
キルカルボニル基またはアルコキシカルボニル基の場
合、ヒドロキシ,シアノ,スルファモイル,メルカプ
ト,カルボキシ,C1-6アルキルチオ基,ハロゲン原
子,C1-6アルコキシ基,ニトロ基,C1-6アルコキシ−
カルボニル基,アミノ,モノ又はジC1-6アルキルアミ
ノ基、C1-6アルコキシイミノ基およびヒドロキシイミ
ノ基から選ばれる置換基で1〜3個置換されていてもよ
く、該アシル基がアリールカルボニル基,アリ−ルオキ
シカルボニル基、アラルキルカルボニル基、アラルキル
オキシカルボニル基、5〜6員複素環カルボニル基、縮
合複素環カルボニル基または5〜6員複素環アセチル基
の場合、ハロゲンで1〜3個置換されていてもよいC
1-6アルキル基、C3-6シクロアルキル基,C2-6アルケ
ニル基,C2-6アルキニル基,ハロゲンで1〜3個置換
されていてもよいC1-6アルコキシ基,ホルミル基,C
1-6アルキル−カルボニル基,C6-14アリール−カルボ
ニル基、C1-6アルコキシ−カルボニル基、C6-14アリ
ールオキシ−カルボニル基、C7-19アラルキル−カルボ
ニル基、C7-19アラルキルオキシ−カルボニル基,ニト
ロ基,アミノ基、ヒドロキシ基、シアノ基,スルファモ
イル基、メルカプト基、ハロゲン原子およびC1-6アル
キルチオ基から選ばれる置換基で1〜5個置換されてい
てもよい。) (11)式−T−Q0〔式中、Q0は(a)ハロゲンで1〜5個
置換されていてもよい(i)C1-6アルキル基,(ii)C3-6
シクロアルキル基、(iii)C2-6アルケニル基,(iv)C
2-6アルキニル基,(v)C6-14アリール基,(vi)C7-19
ラルキル基,(vii)C8-20アリールアルケニル基および
(viii)C8-20アリールアルキニル基から選ばれる炭化水
素基,(b)ハロゲンで1〜3個置換されていてもよいC
1-6アルキル基、C3-6シクロアルキル基、C2-6アルケ
ニル基、C2-6アルキニル基、C6-14アリール基、C
7-19アラルキル基、ハロゲンで1〜3個置換されていて
もよいC1-6アルコキシ基、C2-6アルケニルオキシ基、
2-6アルキニルオキシ基、C6-14アリールオキシ基、
7-19アラルキルオキシ基、ホルミル基、C1-6アルキ
ル−カルボニル基、C6-14アリール−カルボニル基、C
1-6アルコキシ−カルボニル基、C6-14アリールオキシ
−カルボニル基、C7-19アラルキル−カルボニル基、C
7-19アラルキルオキシ−カルボニル基、ハロゲンで1〜
3個置換されていてもよいC1-6アルキルスルフィニル
基、C2-6アルケニルスルフィニル基、C2-6アルキニル
スルフィニル基、C6-14アリールスルフィニル基、ハロ
ゲンで1〜3個置換されていてもよいC1-6アルキルス
ルホニル基、C2-6アルケニルスルホニル基、C2-6アル
キニルスルホニル基、C6-14アリールスルホニル基、ニ
トロ基、アミノ基、モノもしくはジC1-6アルキルアミ
ノ基、ヒドロキシ基、シアノ基、スルファモイル基、メ
ルカプト基、ハロゲン原子、ハロゲンで1〜3個置換さ
れていてもよいC1-6アルキルチオ基、C2-6アルケニル
チオ基、C2-6アルキニルチオ基およびC6-14アリール
チオ基からなる群から選ばれる1〜3個の置換基で置換
されていてもよく、または隣接する2つの置換基が一緒
になってメチレンジオキシ基を形成してもよい窒素原子
(オキシド化されていてもよい)、酸素原子および硫黄
原子(モノまたはジオキシド化されていてもよい)から
選ばれるヘテロ原子を1ないし4個含む3〜8員複素環
基または該3〜8員複素環基とベンゼン環もしくは窒素
原子(オキシド化されていてもよい)、酸素原子および
硫黄原子(モノまたはジオキシド化されていてもよい)
から選ばれるヘテロ原子を1ないし4個含む3〜8員複
素環との縮合環基、または(c)ホルミル基,C1-6アルキ
ル−カルボニル基,C6-14アリール−カルボニル基,C
1-6アルコキシ−カルボニル基,C6-14アリールオキシ
−カルボニル基,C7-19アラルキル−カルボニル基,C
7-19アラルキルオキシ−カルボニル基,5〜6員複素環
カルボニル基,縮合複素環カルボニル基および5〜6員
複素環アセチル基から選ばれるアシル基(該アシル基が
アルキル−カルボニル基またはアルコキシ−カルボニル
基の場合、ヒドロキシ,シアノ,スルファモイル,メル
カプト,カルボキシ,C1-6アルキルチオ基,ハロゲン
原子,C1-6アルコキシ基,ニトロ基,C1-6アルコキシ
−カルボニル基,アミノ,モノ又はジC1-6アルキルア
ミノ基、C1-6アルコキシイミノ基およびヒドロキシイ
ミノ基から選ばれる置換基で1〜3個置換されていても
よく、該アシル基がアリールカルボニル基,アリ−ルオ
キシカルボニル基、アラルキルカルボニル基、アラルキ
ルオキシカルボニル基、5〜6員複素環カルボニル基、
縮合複素環カルボニル基または5〜6員複素環アセチル
基の場合、C1-6アルキル基、C3-6シクロアルキル基,
2-6アルケニル基,C2-6アルキニル基,C1-6アルコ
キシ基,ホルミル基,C1-6アルキル−カルボニル基,
6-14アリール−カルボニル基、C1-6アルコキシ−カ
ルボニル基、C6-14アリールオキシ−カルボニル基、C
7-19アラルキル−カルボニル基、C7-19アラルキルオキ
シ−カルボニル基,ニトロ基,アミノ基、ヒドロキシ
基、シアノ基,スルファモイル基、メルカプト基、ハロ
ゲン原子およびC1-6アルキルチオ基から選ばれる置換
基で1〜5個置換されていてもよい。)を、TはO,−
S(O)k−(kは0,1または2を示す)またはS−
Sを示す〕で表される基、(12)式
【化97】 〔式中、Q1は(a)水素原子,(b)ハロゲンで1〜5個置
換されていてもよい(i)C1-6アルキル基,(ii)C3-6
クロアルキル基、(iii)C2-6アルケニル基,(iv)C2-6
アルキニル基,(v)C6-14アリール基,(vi)C7-19アラ
ルキル基,(vii)C8-20アリールアルケニル基および(vi
ii)C8-20アリールアルキニル基から選ばれる炭化水素
基または(c)ホルミル,ハロゲンで1〜5個置換されて
いてもよいC1-6アルキル−カルボニル基,C6-14アリ
ール−カルボニル基,C1-6アルコキシ−カルボニル
基,C6-14アリールオキシ−カルボニル基,C7-19アラ
ルキル−カルボニル基,C7-19アラルキルオキシ−カル
ボニル基,5〜6員複素環カルボニル基,縮合複素環カ
ルボニル基および5〜6員複素環アセチル基から選ばれ
るアシル基を、Q2は(a)ハロゲンで1〜5個置換されて
いてもよい(i)C1-6アルキル基,(ii)C3-6シクロアル
キル基、(iii)C2-6アルケニル基,(iv)C2-6アルキニ
ル基,(v)C6-14アリール基,(vi)C7-19アラルキル
基,(vii)C8-20アリールアルケニル基および(viii)C
8-20アリールアルキニル基から選ばれる炭化水素基また
は(b)ホルミル,ハロゲンで1〜5個置換されていても
よいC1-6アルキル−カルボニル基,C6-14アリール−
カルボニル基,C1-6アルコキシ−カルボニル基,C
6-14アリールオキシ−カルボニル基,C7-19アラルキル
−カルボニル基,C7-19アラルキルオキシ−カルボニル
基,5〜6員複素環カルボニル基,縮合複素環カルボニ
ル基および5〜6員複素環アセチル基から選ばれるアシ
ル基を示すか、またはQ1およびQ2は隣接する窒素原子
とともに3ないし7員環を形成してもよい。〕で表され
る基、(13)式
【化98】 〔式中の記号は前記と同意義を示す〕で表される基、(1
4)(a)(i)C1-6アルキル基,(ii)C3-6シクロアルキル
基、(iii)C2-6アルケニル基,(iv)C2-6アルキニル
基,(v)C6-14アリール基,(vi)C7-19アラルキル基,
(vii)C8-20アリールアルケニル基および(viii)C8-20
アリールアルキニル基から選ばれる炭化水素基,(b)ハ
ロゲンで1〜3個置換されていてもよいC1-6アルキル
基、C3-6シクロアルキル基、C2-6アルケニル基、C
2-6アルキニル基、C6-14アリール基、C7-19アラルキ
ル基、ハロゲンで1〜3個置換されていてもよいC1-6
アルコキシ基、C2-6アルケニルオキシ基、C2-6アルキ
ニルオキシ基、C6-14アリールオキシ基、C7-19アラル
キルオキシ基、ホルミル基、C1-6アルキル−カルボニ
ル基、C6-14アリール−カルボニル基、C1-6アルコキ
シ−カルボニル基、C6-14アリールオキシ−カルボニル
基、C7-19アラルキル−カルボニル基、C7-19アラルキ
ルオキシ−カルボニル基、ハロゲンで1〜3個置換され
ていてもよいC1-6アルキルスルフィニル基、C2-6アル
ケニルスルフィニル基、C2-6アルキニルスルフィニル
基、C6-14アリールスルフィニル基、ハロゲンで1〜3
個置換されていてもよいC1-6アルキルスルホニル基、
2-6アルケニルスルホニル基、C2-6アルキニルスルホ
ニル基、C6-14アリールスルホニル基、ニトロ基、アミ
ノ基、モノもしくはジC1-6アルキルアミノ基、ヒドロ
キシ基、シアノ基、スルファモイル基、メルカプト基、
ハロゲン原子、ハロゲンで1〜3個置換されていてもよ
いC1-6アルキルチオ基、C2-6アルケニルチオ基、C
2-6アルキニルチオ基およびC6-14アリールチオ基から
なる群から選ばれる1〜3個の置換基で置換されていて
もよく、または隣接する2つの置換基が一緒になってメ
チレンジオキシ基を形成してもよい窒素原子(オキシド
化されていてもよい)、酸素原子および硫黄原子(モノ
またはジオキシド化されていてもよい)から選ばれるヘ
テロ原子を1ないし4個含む3〜8員複素環基または該
3〜8員複素環基とベンゼン環もしくは窒素原子(オキ
シド化されていてもよい)、酸素原子および硫黄原子
(モノまたはジオキシド化されていてもよい)から選ば
れるヘテロ原子を1ないし4個含む3〜8員複素環との
縮合環基または(c)ホルミル基,C1-6アルキル−カルボ
ニル基,C6-14アリール−カルボニル基,C1-6アルコ
キシ−カルボニル基,C6-14アリールオキシ−カルボニ
ル基,C7-19アラルキル−カルボニル基,C7-19アラル
キルオキシ−カルボニル基,5〜6員複素環カルボニル
基,縮合複素環カルボニル基および5〜6員複素環アセ
チル基から選ばれるアシル基(該アシル基がアルキルカ
ルボニル基またはアルコキシカルボニル基の場合、ヒド
ロキシ,シアノ,スルファモイル,メルカプト,カルボ
キシ,C1-6アルキルチオ基,ハロゲン原子,C1-6アル
コキシ基,ニトロ基,C1-6アルコキシ−カルボニル
基,アミノ,モノ又はジC1-6アルキルアミノ基、C1-6
アルコキシイミノ基およびヒドロキシイミノ基から選ば
れる置換基で1〜3個置換されていてもよく、該アシル
基がアリールカルボニル基,アリ−ルオキシカルボニル
基、アラルキルカルボニル基、アラルキルオキシカルボ
ニル基、5〜6員複素環カルボニル基、縮合複素環カル
ボニル基または5〜6員複素環アセチル基の場合、C
1-6アルキル基、C3-6シクロアルキル基,C2-6アルケ
ニル基,C2-6アルキニル基,C1-6アルコキシ基,ホル
ミル基,C1-6アルキル−カルボニル基,C6-14アリー
ル−カルボニル基、C1-6アルコキシ−カルボニル基、
6-14アリールオキシ−カルボニル基、C7-19アラルキ
ル−カルボニル基、C7-19アラルキルオキシ−カルボニ
ル基,ニトロ基,アミノ基、ヒドロキシ基、シアノ基,
スルファモイル基、メルカプト基、ハロゲン原子および
1-6アルキルチオ基から選ばれる置換基で1〜5個置
換されていてもよい。)で1ないし2個置換されていて
もよいカルバモイル基、(15)(a)(i)C1-6アルキル基,
(ii)C3-6シクロアルキル基、(iii)C2-6アルケニル
基,(iv)C2-6アルキニル基,(v)C6-14アリール基,(v
i)C7-19アラルキル基,(vii)C8-20アリールアルケニ
ル基および(viii)C8-20アリールアルキニル基から選ば
れる炭化水素基,(b)ハロゲンで1〜3個置換されてい
てもよいC1-6アルキル基、C3-6シクロアルキル基、C
2-6アルケニル基、C2-6アルキニル基、C6-14アリール
基、C7-19アラルキル基、ハロゲンで1〜3個置換され
ていてもよいC1-6アルコキシ基、C2-6アルケニルオキ
シ基、C2-6アルキニルオキシ基、C6-14アリールオキ
シ基、C7-19アラルキルオキシ基、ホルミル基、C1-6
アルキル−カルボニル基、C6-14アリール−カルボニル
基、C1-6アルコキシ−カルボニル基、C6-14アリール
オキシ−カルボニル基、C7-19アラルキル−カルボニル
基、C7-19アラルキルオキシ−カルボニル基、ハロゲン
で1〜3個置換されていてもよいC1-6アルキルスルフ
ィニル基、C2-6アルケニルスルフィニル基、C2-6アル
キニルスルフィニル基、C6-14アリールスルフィニル
基、ハロゲンで1〜3個置換されていてもよいC1-6
ルキルスルホニル基、C2-6アルケニルスルホニル基、
2-6アルキニルスルホニル基、C6-14アリールスルホ
ニル基、ニトロ基、アミノ基、モノもしくはジC1-6
ルキルアミノ基、ヒドロキシ基、シアノ基、スルファモ
イル基、メルカプト基、ハロゲン原子、ハロゲンで1〜
3個置換されていてもよいC1-6アルキルチオ基、C2-6
アルケニルチオ基、C2-6アルキニルチオ基およびC
6-14アリールチオ基からなる群から選ばれる1〜3個の
置換基で置換されていてもよく、または隣接する2つの
置換基が一緒になってメチレンジオキシ基を形成しても
よい窒素原子(オキシド化されていてもよい)、酸素原
子および硫黄原子(モノまたはジオキシド化されていて
もよい)から選ばれるヘテロ原子を1ないし4個含む3
〜8員複素環基または該3〜8員複素環基とベンゼン環
もしくは窒素原子(オキシド化されていてもよい)、酸
素原子および硫黄原子(モノまたはジオキシド化されて
いてもよい)から選ばれるヘテロ原子を1ないし4個含
む3〜8員複素環との縮合環基または(c)ホルミル基,
1-6アルキル−カルボニル基,C6-14アリール−カル
ボニル基,C1-6アルコキシ−カルボニル基,C6-14
リールオキシ−カルボニル基,C7-19アラルキル−カル
ボニル基,C7-19アラルキルオキシ−カルボニル基,5
〜6員複素環カルボニル基,縮合複素環カルボニル基お
よび5〜6員複素環アセチル基から選ばれるアシル基
(該アシル基がアルキルカルボニル基またはアルコキシ
カルボニル基の場合、ヒドロキシ,シアノ,スルファモ
イル,メルカプト,カルボキシ,C1-6アルキルチオ
基,ハロゲン原子,C1-6アルコキシ基,ニトロ基,C
1-6アルコキシ−カルボニル基,アミノ,モノ又はジC
1-6アルキルアミノ基、C1-6アルコキシイミノ基および
ヒドロキシイミノ基から選ばれる置換基で1〜3個置換
されていてもよく、該アシル基がアリールカルボニル
基,アリ−ルオキシカルボニル基、アラルキルカルボニ
ル基、アラルキルオキシカルボニル基、5〜6員複素環
カルボニル基、縮合複素環カルボニル基または5〜6員
複素環アセチル基の場合、C1-6アルキル基、C3-6シク
ロアルキル基,C2-6アルケニル基,C2-6アルキニル
基,C1-6アルコキシ基,ホルミル基,C1-6アルキル−
カルボニル基,C6-14アリール−カルボニル基、C1-6
アルコキシ−カルボニル基、C6-14アリールオキシ−カ
ルボニル基、C7-19アラルキル−カルボニル基、C7-19
アラルキルオキシ−カルボニル基,ニトロ基,アミノ
基、ヒドロキシ基、シアノ基,スルファモイル基、メル
カプト基、ハロゲン原子およびC1-6アルキルチオ基か
ら選ばれる置換基で1〜5個置換されていてもよい。)
で1ないし2個置換されていてもよいカルバモイルオキ
シ基、(16)(a)(i)C1-6アルキル基,(ii)C3-6シクロア
ルキル基、(iii)C2-6アルケニル基,(iv)C2-6アルキ
ニル基,(v)C6-14アリール基,(vi)C7-19アラルキル
基,(vii)C8-20アリールアルケニル基および(viii)C
8-20アリールアルキニル基から選ばれる炭化水素基,
(b)ハロゲンで1〜3個置換されていてもよいC1-6アル
キル基、C3-6シクロアルキル基、C2-6アルケニル基、
2-6アルキニル基、C6-14アリール基、C7-19アラル
キル基、ハロゲンで1〜3個置換されていてもよいC
1-6アルコキシ基、C2-6アルケニルオキシ基、C2-6
ルキニルオキシ基、C6-14アリールオキシ基、C7-19
ラルキルオキシ基、ホルミル基、C1-6アルキル−カル
ボニル基、C6-14アリール−カルボニル基、C1-6アル
コキシ−カルボニル基、C6-14アリールオキシ−カルボ
ニル基、C7-19アラルキル−カルボニル基、C7-19アラ
ルキルオキシ−カルボニル基、ハロゲンで1〜3個置換
されていてもよいC1-6アルキルスルフィニル基、C2-6
アルケニルスルフィニル基、C2-6アルキニルスルフィ
ニル基、C6-14アリールスルフィニル基、ハロゲンで1
〜3個置換されていてもよいC1-6アルキルスルホニル
基、C2-6アルケニルスルホニル基、C2-6アルキニルス
ルホニル基、C6-14アリールスルホニル基、ニトロ基、
アミノ基、モノもしくはジC1-6アルキルアミノ基、ヒ
ドロキシ基、シアノ基、スルファモイル基、メルカプト
基、ハロゲン原子、ハロゲンで1〜3個置換されていて
もよいC1-6アルキルチオ基、C2-6アルケニルチオ基、
2-6アルキニルチオ基およびC6-14アリールチオ基か
らなる群から選ばれる1〜3個の置換基で置換されてい
てもよく、または隣接する2つの置換基が一緒になって
メチレンジオキシ基を形成してもよい窒素原子(オキシ
ド化されていてもよい)、酸素原子および硫黄原子(モ
ノまたはジオキシド化されていてもよい)から選ばれる
ヘテロ原子を1ないし4個含む3〜8員複素環基または
該3〜8員複素環基とベンゼン環もしくは窒素原子(オ
キシド化されていてもよい)、酸素原子および硫黄原子
(モノまたはジオキシド化されていてもよい)から選ば
れるヘテロ原子を1ないし4個含む3〜8員複素環との
縮合環基または(c)ホルミル基,C1-6アルキル−カルボ
ニル基,C6-14アリール−カルボニル基,C1-6アルコ
キシ−カルボニル基,C6-14アリールオキシ−カルボニ
ル基,C7-19アラルキル−カルボニル基,C7-19アラル
キルオキシ−カルボニル基,5〜6員複素環カルボニル
基,縮合複素環カルボニル基および5〜6員複素環アセ
チル基から選ばれるアシル基(該アシル基がアルキルカ
ルボニル基またはアルコキシカルボニル基の場合、ヒド
ロキシ,シアノ,スルファモイル,メルカプト,カルボ
キシ,C1-6アルキルチオ基,ハロゲン原子,C1-6アル
コキシ基,ニトロ基,C1-6アルコキシ−カルボニル
基,アミノ,モノ又はジC1-6アルキルアミノ基、C1-6
アルコキシイミノ基およびヒドロキシイミノ基から選ば
れる置換基で1〜3個置換されていてもよく、該アシル
基がアリールカルボニル基,アリ−ルオキシカルボニル
基、アラルキルカルボニル基、アラルキルオキシカルボ
ニル基、5〜6員複素環カルボニル基、縮合複素環カル
ボニル基または5〜6員複素環アセチル基の場合、C
1-6アルキル基、C3-6シクロアルキル基,C2-6アルケ
ニル基,C2-6アルキニル基,C1-6アルコキシ基,ホル
ミル基,C1-6アルキル−カルボニル基,C6-14アリー
ル−カルボニル基、C1-6アルコキシ−カルボニル基、
6-14アリールオキシ−カルボニル基、C7-19アラルキ
ル−カルボニル基、C7-19アラルキルオキシ−カルボニ
ル基,ニトロ基,アミノ基、ヒドロキシ基、シアノ基,
スルファモイル基、メルカプト基、ハロゲン原子および
1-6アルキルチオ基から選ばれる置換基で1〜5個置
換されていてもよい。)で1ないし2個置換されていて
もよいウレイド基、(17)(a)(i)C1-6アルキル基,(ii)
3-6シクロアルキル基、(iii)C2-6アルケニル基,(i
v)C2-6アルキニル基,(v)C6-14アリール基,(vi)C
7-19アラルキル基,(vii)C8-20アリールアルケニル基
および(viii)C8-20アリールアルキニル基から選ばれる
炭化水素基,(b)ハロゲンで1〜3個置換されていても
よいC1-6アルキル基、C3-6シクロアルキル基、C2-6
アルケニル基、C2-6アルキニル基、C6-14アリール
基、C7-19アラルキル基、ハロゲンで1〜3個置換され
ていてもよいC1-6アルコキシ基、C2-6アルケニルオキ
シ基、C2-6アルキニルオキシ基、C6-14アリールオキ
シ基、C7-19アラルキルオキシ基、ホルミル基、C1-6
アルキル−カルボニル基、C6-14アリール−カルボニル
基、C1-6アルコキシ−カルボニル基、C6-14アリール
オキシ−カルボニル基、C7-19アラルキル−カルボニル
基、C7-19アラルキルオキシ−カルボニル基、ハロゲン
で1〜3個置換されていてもよいC1-6アルキルスルフ
ィニル基、C2-6アルケニルスルフィニル基、C2-6アル
キニルスルフィニル基、C6-14アリールスルフィニル
基、ハロゲンで1〜3個置換されていてもよいC1-6
ルキルスルホニル基、C2-6アルケニルスルホニル基、
2-6アルキニルスルホニル基、C6-14アリールスルホ
ニル基、ニトロ基、アミノ基、モノもしくはジC1-6
ルキルアミノ基、ヒドロキシ基、シアノ基、スルファモ
イル基、メルカプト基、ハロゲン原子、ハロゲンで1〜
3個置換されていてもよいC1-6アルキルチオ基、C2-6
アルケニルチオ基、C2-6アルキニルチオ基およびC
6-14アリールチオ基からなる群から選ばれる1〜3個の
置換基で置換されていてもよく、または隣接する2つの
置換基が一緒になってメチレンジオキシ基を形成しても
よい窒素原子(オキシド化されていてもよい)、酸素原
子および硫黄原子(モノまたはジオキシド化されていて
もよい)から選ばれるヘテロ原子を1ないし4個含む3
〜8員複素環基または該3〜8員複素環基とベンゼン環
もしくは窒素原子(オキシド化されていてもよい)、酸
素原子および硫黄原子(モノまたはジオキシド化されて
いてもよい)から選ばれるヘテロ原子を1ないし4個含
む3〜8員複素環との縮合環基または(c)ホルミル基,
1-6アルキル−カルボニル基,C6-14アリール−カル
ボニル基,C1-6アルコキシ−カルボニル基,C6-14
リールオキシ−カルボニル基,C7-19アラルキル−カル
ボニル基,C7-19アラルキルオキシ−カルボニル基,5
〜6員複素環カルボニル基,縮合複素環カルボニル基お
よび5〜6員複素環アセチル基から選ばれるアシル基
(該アシル基がアルキルカルボニル基またはアルコキシ
カルボニル基の場合、ヒドロキシ,シアノ,スルファモ
イル,メルカプト,カルボキシ,C1-6アルキルチオ
基,ハロゲン原子,C1-6アルコキシ基,ニトロ基,C
1-6アルコキシ−カルボニル基,アミノ,モノ又はジC
1-6アルキルアミノ基、C1-6アルコキシイミノ基および
ヒドロキシイミノ基から選ばれる置換基で1〜3個置換
されていてもよく、該アシル基がアリールカルボニル
基,アリ−ルオキシカルボニル基、アラルキルカルボニ
ル基、アラルキルオキシカルボニル基、5〜6員複素環
カルボニル基、縮合複素環カルボニル基または5〜6員
複素環アセチル基の場合、C1-6アルキル基、C3-6シク
ロアルキル基,C2-6アルケニル基,C2-6アルキニル
基,C1-6アルコキシ基,ホルミル基,C1-6アルキル−
カルボニル基,C6-14アリール−カルボニル基、C1-6
アルコキシ−カルボニル基、C6-14アリールオキシ−カ
ルボニル基、C7-19アラルキル−カルボニル基、C7-19
アラルキルオキシ−カルボニル基,ニトロ基,アミノ
基、ヒドロキシ基、シアノ基,スルファモイル基、メル
カプト基、ハロゲン原子およびC1-6アルキルチオ基か
ら選ばれる置換基で1〜5個置換されていてもよい。)
で1ないし2個置換されていてもよいチオカルバモイル
基、(18)カルボキシル基、(19)式−O−SO2−Q2〔式
中、Q2は前記と同意義を示す〕で表される基、(20)ス
ルホ基および(21)式=N−OR14〔式中、R14は水素原
子、C1-6アルキル基またはハロゲンで1〜3個置換さ
れていてもよいC1-6アルキル−カルボニル基を示す〕
で表される基からなる群(以下、置換基群(A))から
選ばれる1〜4個の置換基で置換されていてもよい。上
記炭化水素基がシクロアルキル基,アリール基,アラル
キル基,アリールアルケニル基またはアリールアルキニ
ル基の場合、該炭化水素基は上記置換基群(A)から選
ばれる置換基、ハロゲンで1〜5個置換されていてもよ
いC1-6アルキル基、C3-6シクロアルキル基、C2-6
ルケニル基、C2-6アルキニル基,C6-14アリール基お
よびC7-19アラルキル基から選ばれる置換基で1〜5個
置換されていてもよく、隣接する2つの置換基が一緒に
なってメチレンジオキシ基を形成してもよい。)、[2]
ハロゲンで1〜3個置換されていてもよいC1-6アルキ
ル基、C3-6シクロアルキル基、C2-6アルケニル基、C
2-6アルキニル基、C6-14アリール基、C7-19アラルキ
ル基、ハロゲンで1〜3個置換されていてもよいC1-6
アルコキシ基、C2-6アルケニルオキシ基、C2-6アルキ
ニルオキシ基、C6-14アリールオキシ基、C7-19アラル
キルオキシ基、ホルミル基、C1-6アルキル−カルボニ
ル基、C6-14アリール−カルボニル基、C1-6アルコキ
シ−カルボニル基、C6-14アリールオキシ−カルボニル
基、C7-19アラルキル−カルボニル基、C7-19アラルキ
ルオキシ−カルボニル基、ハロゲンで1〜3個置換され
ていてもよいC1-6アルキルスルフィニル基、C2-6アル
ケニルスルフィニル基、C2-6アルキニルスルフィニル
基、C6-14アリールスルフィニル基、ハロゲンで1〜3
個置換されていてもよいC1-6アルキルスルホニル基、
2-6アルケニルスルホニル基、C2-6アルキニルスルホ
ニル基、C6-14アリールスルホニル基、ニトロ基、アミ
ノ基、モノもしくはジC1-6アルキルアミノ基、ヒドロ
キシ基、シアノ基、スルファモイル基、メルカプト基、
ハロゲン原子、ハロゲンで1〜3個置換されていてもよ
いC1-6アルキルチオ基、C2-6アルケニルチオ基、C
2-6アルキニルチオ基およびC6-14アリールチオ基から
なる群から選ばれる1〜3個の置換基で置換されていて
もよく、または隣接する2つの置換基が一緒になってメ
チレンジオキシ基を形成してもよい窒素原子(オキシド
化されていてもよい)、酸素原子および硫黄原子(モノ
またはジオキシド化されていてもよい)から選ばれるヘ
テロ原子を1ないし4個含む3〜8員複素環基または該
3〜8員複素環基とベンゼン環もしくは窒素原子(オキ
シド化されていてもよい)、酸素原子および硫黄原子
(モノまたはジオキシド化されていてもよい)から選ば
れるヘテロ原子を1ないし4個含む3〜8員複素環との
縮合環基または[3]式 −CONR56 (式中、R5及びR6はそれぞれ水素原子、置換されてい
てもよい炭化水素基(上記[1]と同意義を示す。)また
は置換されていてもよい複素環基(上記[2]と同意義を
示す。)を示す。)で表される基を示し、R2及びR3
それぞれ水素原子または上記置換基群(A)から選ばれ
る置換基で1〜4個置換されていてもよいC1-6アルキ
ル基を示すか、またはR2及びR3は隣接する炭素原子と
一緒になってハロゲンで1〜3個置換されていてもよい
3ないし8員の環状炭化水素基を形成してもよく、R4
は置換されていてもよい炭化水素基(上記[1]と同意義
を示す。)、置換されていてもよい複素環基(上記[2]
と同意義を示す。)または式 −W17 (式中、W1は酸素原子またはモノもしくはジオキシド
化されていてもよい硫黄原子を、R7は置換されていて
もよい炭化水素基(上記[1]と同意義を示す。)または
置換されていてもよい複素環基(上記[2]と同意義を示
す。)を示す。)で表される基を示し、−A−は式
【化99】 (式中、R8は水素原子または上記置換基群(A)から
選ばれる置換基で1〜4個置換されていてもよいC1-6
アルキル基を示し、R9は水素原子、シアノ基、置換さ
れていてもよい炭化水素基(上記[1]と同意義を示
す。)、置換されていてもよい複素環基(上記[2]と同
意義を示す。)、置換されていてもよいアシル基(上記
[1]の(10)と同意義を示す。)、または式 −OR15 (式中、R15は水素原子、置換されていてもよい炭化水
素基(上記[1]と同意義を示す。)または置換されてい
てもよい複素環基(上記[2]と同意義を示す。)を示
す。)で表される基を示し、R10は水素原子または上記
置換基群(A)から選ばれる1〜4個の置換基で置換さ
れていてもよいC1-6アルキル基を示し、R11は水素原
子、ハロゲン原子、置換されていてもよい炭化水素基
(上記[1]と同意義を示す。)、置換されていてもよい
複素環基(上記[2]と同意義を示す。)または式 −W216 (式中、W2は酸素原子またはモノもしくはジオキシド
化されていてもよい硫黄原子を、R16は水素原子、置換
されていてもよい炭化水素基(上記[1]と同意義を示
す。)、置換されていてもよい複素環基(上記[2]と同
意義を示す。)または置換されていてもよいアシル基
(上記[1]の(10)と同意義を示す。)を示す。)で表さ
れる基を示し、R12は水素原子、ハロゲン原子または上
記置換基群(A)から選ばれる1〜4個の置換基で置換
されていてもよいC1-6アルキル基を示し、ここで、R8
が結合する炭素原子はアミドの窒素原子と結合し、R9
または=CR1112が結合する炭素原子はZが結合する
炭素原子と結合する。)で表される基を示し、Zはハロ
ゲン原子、シアノ基、上記置換基群(A)から選ばれる
1〜4個の置換基で置換されていてもよいC1-6アルキ
ル基または置換されていてもよいアシル基(上記[1]の
(10)と同意義を示す。)を示す上記〔42〕項記載の化
合物またはその塩、〔44〕R1が式
【化100】 [式中、X1は同一または異なってハロゲン原子、ハロゲ
ンで1〜3個置換されていてもよいC1-6アルキル基、
2-6アルケニル基、C2-6アルキニル基、ハロゲンで1
〜3個置換されていてもよいC1-6アルコキシ基、C2-6
アルケニルオキシ基、C2-6アルキニルオキシ基、ハロ
ゲンで1〜3個置換されていてもよいC1-6アルキルチ
オ基、C2-6アルケニルチオ基、C2-6アルキニルチオ
基、ハロゲンで1〜3個置換されていてもよいC1-6
ルキルスルフィニル基、C2-6アルケニルスルフィニル
基、C2-6アルキニルスルフィニル基、ハロゲンで1〜
3個置換されていてもよいC1-6アルキルスルホニル
基、C2-6アルケニルスルホニル基、C2-6アルキニルス
ルホニル基、フェニル基、フェノキシ基、フェニルチオ
基、フェニルスルフィニル基、フェニルスルホニル基、
アミノ基、C1-6アルキルアミノ基、ジ(C1-6アルキ
ル)アミノ基、シアノ基、ニトロ基、ヒドロキシ基、ベ
ンジル基、ベンジルオキシ基、C1-6アルキル−カルボ
ニル基、またはC1-6アルコキシ−カルボニル基を示す
か、隣接する2つのX1が一緒になってメチレンジオキ
シ基を形成してもよく、mは0〜3の整数を示し、D1
は酸素原子、硫黄原子、または式NRd1(式中、Rd1
水素原子、またはC1-6アルキル基を示す。)で表され
る基を示す。]で表される基、または式
【化101】 [式中、X3は同一または異なってハロゲン原子、ハロゲ
ンで1〜3個置換されていてもよいC1-6アルキル基、
ハロゲンで1〜3個置換されていてもよいC1-6アルコ
キシ基、ハロゲンで1〜3個置換されていてもよいC
1-6アルキルチオ基、C1-6アルキルスルフィニル基、C
1-6アルキルスルホニル基、C1-6アルキル−カルボニル
基、C1-6アルコキシ−カルボニル基、フェノキシ基、
シアノ基、またはニトロ基を、nは0〜3の整数を、D
2は酸素原子、硫黄原子、または式NRd2(式中、Rd2
は水素原子、またはC1-6アルキル基を示す。)で表さ
れる基を示す。]で表される基である上記〔42〕項記
載の化合物またはその塩、〔45〕R2及びR3がそれぞ
れハロゲンで1〜3個置換されていてもよいC1-6アル
キル基である上記〔42〕項記載の化合物またはその
塩、〔46〕R4が(1)ハロゲン原子、ハロゲンで1〜3
個置換されていてもよいC1-6アルキル基およびハロゲ
ンで1〜3個置換されていてもよいC1-6アルコキシ基
から選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい
(i)フェニル基、(ii)ナフチル基または(iii)チエニル
基、(2)ハロゲンで1〜3個置換されていてもよいC1-6
アルコキシ基、(3)ハロゲンで1〜3個置換されていて
もよいC2-6アルケニルオキシ基、(4)ハロゲンで1〜3
個置換されていてもよいC2-6アルキニルオキシ基、ま
たは(5)ハロゲンで1〜3個置換されていてもよいフェ
ノキシ基である上記〔42〕項記載の化合物またはその
塩、〔47〕Zがハロゲン原子、シアノ基、または式 −CO217 [式中、R17は(1)ハロゲンで1〜3個置換されていても
よいC1-6アルキル基または(2)(i)ハロゲン原子、(ii)
ハロゲンで1〜3個置換されていてもよいC1-6アルキ
ル基または(iii)ハロゲンで1〜3個置換されていても
よいC1-6アルコキシ基で1〜3個置換されていてもよ
いC7-19アラルキル基を示す。]で表される基である上
記〔42〕項記載の化合物またはその塩、〔48〕R8
が水素原子またはC1-6アルキル基である上記〔42〕
項記載の化合物またはその塩、〔49〕R9が(1)水素原
子、(2)(i)ハロゲン、(ii)ヒドロキシ基、(iii)C1-6
ルコキシ基、(iv)C1-6アルキルチオ基、(v)C1-6アル
キルスルフィニル基、(vi)C1-6アルキルスルホニル
基、(vii)C1-6アルキル−カルボニルオキシ基または(v
iii)式=N−OR14[式中、R14は上記〔43〕項記載
と同意義を示す。]で表される基で1〜3個置換されて
いてもよいC1-6アルキル基、(3)C3-6シクロアルキル
基、(4)C2-6アルケニル基、(5)C1-6アルコキシで1〜
3個置換されていてもよいC1-6アルコキシ基、(6)シア
ノ基、(7)ホルミル基または(8)ヒドロキシ基である上記
〔42〕項記載の化合物またはその塩、〔50〕R10
水素原子またはC1-6アルキル基である上記〔42〕項
記載の化合物またはその塩、〔51〕R11およびR12
それぞれ水素原子、ハロゲン原子またはハロゲンで1〜
3個置換されていてもよいC1-6アルキル基である上記
〔42〕項記載の化合物またはその塩、および〔52〕
1は(1)ハロゲン、C1-6アルキル基、C1-6アルコキシ
基、C1-6アルキルチオ基、C1-6アルキルスルフィニル
基もしくはC1-6アルキルスルホニル基で1〜3個置換
されていてもよい(i)フェニル基もしくは(ii)ナフチル
基または(2)ハロゲンもしくはハロゲンで1〜3個置換
されていてもよいC1-6アルキル基で1〜3個置換され
ていてもよいフェニルで1もしくは2個置換されていて
もよいカルバモイル基を、R2及びR3はそれぞれC1-6
アルキル基を、R4はハロゲンで1〜3個置換されてい
てもよいフェニル基またはC1-6アルコキシ基を、−A
−は式
【化102】 (式中、R8は(i)水素原子または(ii)C1-6アルキル基
を、R9は(i)ハロゲン、ヒドロキシ、C1-6アルコキ
シ、C1-6アルキル−カルボニルオキシ、ヒドロキシイ
ミノ、C1-6アルコキシイミノもしくはアセトキシイミ
ノで1〜3個置換されていてもよいC1-6アルキル基、
(ii)C3-6シクロアルキル基、(iii)C2-6アルケニル
基、(iv)C1-6アルコキシで1〜3個置換されていても
よいC1-6アルコキシ基、(v)ホルミル基、(vi)シアノ基
または(vii)ヒドロキシ基を、R10は水素原子またはC
1-6アルキル基を、R11およびR12はそれぞれ水素原子
を示す。)で表される基を、Zは(1)ハロゲンで1〜3
個置換されていてもよいC1-6アルコキシ−カルボニル
基または(2)ハロゲンで1〜3個置換されていてもよい
7-19アラルキルオキシ−カルボニル基を示す上記〔4
2〕項記載の化合物またはその塩に関する。
【0007】なお上記一般式(I)で表される化合物が
1個以上の不斉中心を有する場合、一般式(I)で表さ
れる化合物には2個以上の立体異性体(例えば、エナン
チオマー、ジアステレオマー等)が存在するが、一般式
(I)にはこれらの立体異性体のすべて及びそれらのう
ちの任意の2個以上からなる混合物が包含されている。
また上記一般式(I)で表される化合物が二重結合等に
関する幾何異性を有する場合、一般式(I)で表される
化合物には2個以上の幾何異性体(例えば、E/Zまた
はトランス/シスの各異性体、S−トランス/S−シスの
各異性体等)が存在するが、一般式(I)にはこれらの
幾何異性体のすべて及びそれらのうちの任意の2個以上
からなる混合物が包含されている。
【0008】R1で示される置換されていてもよい炭化
水素基における炭化水素基としては、直鎖,分枝状また
は環状の二重結合もしくは三重結合を有することもでき
る脂肪族基、アリール基またはアラルキル基などが挙げ
られる。具体的には、アルキル基,シクロアルキル基,
アルケニル基,シクロアルケニル基,アルキニル基,ア
リール基,アラルキル基,アリール−アルケニル基,ア
リール−アルキニル基などが挙げられる。該アルキル基
としては、好ましくは炭素数1から6の直鎖もしくは分
枝状アルキル基が挙げられ、例えばメチル,エチル,n
−プロピル,イソプロピル,n−ブチル,イソブチル,s
ec−ブチル,tert−ブチル,n−ペンチル,sec−ペンチ
ル,イソペンチル,ネオペンチル,n−ヘキシル,イソ
ヘキシル等のC1-6アルキル基等が用いられる。該シク
ロアルキル基としては、好ましくは炭素数3から6のシ
クロアルキル基が挙げられ、例えばシクロプロピル、シ
クロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル等が用い
られる。該アルケニル基としては、好ましくは炭素数2
から6の直鎖もしくは分枝状のアルケニル基が挙げら
れ、例えばアリル,イソプロペニル,イソブテニル,1
−メチルアリル,2−ペンテニル,2−ヘキセニルなど
のC2-6アルケニル等が用いられる。該シクロアルケニ
ル基としては、好ましくは炭素数3から6のシクロアル
ケニル基が挙げられ、例えば1−もしくは2−シクロプ
ロペニル、1−もしくは2−シクロブテニル、1−,2
−もしくは3−シクロペンテニル、1−,2−もしくは
3−シクロヘキセニルなどのC3-6シクロアルケニル等
が用いられる。該アルキニル基としては、好ましくは炭
素数2から6のアルキニル基が挙げられ、例えばプロパ
ルギル,2−ブチニル,3−ブチニル,3−ペンチニ
ル,3−ヘキシニル等のC2-6アルキニル基等が用いら
れる。該アリール基としては、好ましくは炭素数6から
14のアリール基が挙げられ、例えばフェニル,ナフチ
ル,アンスリル等が用いられる。該アラルキル基として
は、好ましくは炭素数7から19のアラルキル基が挙げ
られ、例えばベンジル,フェネチル,フェニルプロピル
などのフェニル−C1-4アルキル,ベンズヒドリル,ト
リチル等が用いられる。該アリール−アルケニル基とし
ては、好ましくは炭素数8から20のアリール−アルケ
ニル基が挙げられ、例えば、スチリル,シンナミルなど
のC6-14アリール−C2-6アルケニル等が用いられる。
該アリール−アルキニル基としては、好ましくは炭素数
8から20のアリール−アルキニル基が挙げられ、例え
ば、フェニルエチニルなどのC6-14アリール−C2-6
ルキニル等が用いられる。
【0009】該炭化水素基がアルキル基,アルケニル基
またはアルキニル基の場合、該炭化水素基は、例えば、
ヒドロキシ基、アミノ基、シアノ基、スルファモイル
基,スルファモイルオキシ基,メルカプト基、ニトロ
基、ハロゲン原子(例、フッ素,塩素,臭素,ヨウ
素)、置換されていてもよい複素環基、置換されていて
もよいアシル基、式−T−Q0〔式中、Q0は置換されて
いてもよい炭化水素基,置換されていてもよい複素環基
または置換されていてもよいアシル基を、TはO,−S
(O)k−(kは0,1または2を示す)またはS−S
を示す〕で表される基、式
【化103】 〔式中、Q1は水素原子,置換されていてもよい炭化水
素基または置換されていてもよいアシル基を、Q2は置
換されていてもよい炭化水素基または置換されていても
よいアシル基を示すか、またはQ1およびQ2は隣接する
窒素原子とともに環を形成してもよい。〕で表される
基、式
【化104】 〔式中の記号は前記と同意義を示す〕で表される基、置
換されていてもよいカルバモイル基、置換されていても
よいカルバモイルオキシ基、置換されていてもよいウレ
イド基、置換されていてもよいチオカルバモイル基、カ
ルボキシル基、式−O−SO2−Q2〔式中、Q2は前記
と同意義を示す〕で表される基、スルホ基、式=N−O
14〔式中、R14は水素原子、C1-6アルキル基(例、
メチル、エチル、n-プロピル、イソプロピル等)または
ハロゲン(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素)で1〜3
個置換されていてもよいC1-6アルキル−カルボニル基
(例、アセチル、プロピオニル、ブチリル、イソブチリ
ル等)を示す〕で表される基、C3-6シクロアルキル基
(例、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチ
ル、シクロヘキシル等)等からなる群(以下、置換基群
(A'))(好ましくは上記置換基群(A))から選ば
れる同一または異なる1〜4個の置換基で置換されてい
てもよい。
【0010】上記炭化水素基がシクロアルキル基,シク
ロアルケニル基,アリール基,アラルキル基,アリール
−アルケニル基またはアリール−アルキニル基の場合、
該炭化水素基は上記置換基群(A')から選ばれる置換
基、ハロゲンで1〜5個(好ましくは1〜3個)置換さ
れていてもよいアルキル基(例、メチル,エチル,n−
プロピル,イソプロピル,n−ブチル,イソブチル,sec
−ブチル,tert−ブチル,n−ペンチル,sec−ペンチ
ル,イソペンチル,ネオペンチル,n−ヘキシル,イソ
ヘキシル,トリフルオロメチル等のC1-6アルキル基や
ハロC1-6アルキル基)、シクロアルキル基(例、シク
ロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘ
キシル等のC3-6シクロアルキル基)、アルケニル基
(例、アリル,イソプロペニル,イソブテニル,1−メ
チルアリル,2−ペンテニル,2−ヘキセニルなどのC
2-6アルケニル基)、シクロアルケニル基(例、1−も
しくは2−シクロプロペニル、1−もしくは2−シクロ
ブテニル、1−,2−もしくは3−シクロペンテニル、
1−,2−もしくは3−シクロヘキセニルなどのC3-6
シクロアルケニル基)、アルキニル基(例、プロパルギ
ル,2−ブチニル,3−ブチニル,3−ペンチニル,3
−ヘキシニル等のC2-6アルキニル基),アリール基
(例、フェニル、ナフチル等のC6-14アリール基),ア
ラルキル基(例、ベンジル、フェネチル等のフェニル−
1-4アルキルなどのC7-19アラルキル基など)などで
1〜5個(好ましくは1〜3個)置換されていてもよ
く、隣接する2つの置換基が一緒になってメチレンジオ
キシ基を形成してもよい。
【0011】上記置換基群(A')における置換されて
いてもよい複素環基、置換されていてもよいアシル基、
0で示される置換されていてもよい複素環基,置換さ
れていてもよいアシル基およびQ1またはQ2で示される
置換されていてもよいアシル基は下記で詳しく説明され
る。Q0,Q1,Q2で示される炭化水素基としては上記
1で示される置換されていてもよい炭化水素基におけ
る炭化水素基と同様のものが挙げられる。Q0,Q1,Q
2で示される炭化水素基は置換基として1〜5個(好ま
しくは1〜3個)のハロゲン原子(例、フッ素,塩素,
臭素,ヨウ素)を有していてもよい。上記置換基群
(A')におけるカルバモイル基,カルバモイルオキシ
基,ウレイド基またはチオカルバモイル基は、炭化水素
基,置換されていてもよい複素環基または置換されてい
てもよいアシル基で1ないし2個同一または異なって置
換されていてもよい。該炭化水素基としては上記R1
示される置換されていてもよい炭化水素基における炭化
水素基と同様のものが挙げられる。該置換されていても
よい複素環基および置換されていてもよいアシル基は以
下に詳しく説明される。
【0012】本願明細書において置換されていてもよい
複素環基における複素環基としては、例えば、窒素原子
(オキシド化されていてもよい),酸素原子,硫黄原子
(モノまたはジオキシド化されていてもよい)などのヘ
テロ原子を1ないし4個含む3〜8員複素環基(好まし
くは5〜6員複素環基)または該3〜8員複素環基とベ
ンゼン環もしくは窒素原子(オキシド化されていてもよ
い),酸素原子,硫黄原子(モノまたはジオキシド化さ
れていてもよい)などのヘテロ原子を1ないし4個含む
3〜8員複素環(好ましくは5〜6員複素環)とが縮合
して形成する基を示す。具体的には、アジリジニル
(例、1−または2−アジリジニル),アジリニル
(例、1−または2−アジリニル),アゼチル(例、2
−,3−または4−アゼチル),アゼチジニル(例、1
−,2−または3−アゼチジニル),パーヒドロアゼピ
ニル(例、1−,2−,3−または4−パーヒドロアゼ
ピニル),パーヒドロアゾシニル(例、1−,2−,3
−,4−または5−パーヒドロアゾシニル),ピロリル
(例、1−,2−または3−ピロリル),ピラゾリル
(例、1−,3−,4−または5−ピラゾリル),イミ
ダゾリル(例、1−,2−,4−または5−イミダゾリ
ル),トリアゾリル(例、1,2,3−トリアゾール−
1−,4−または5−イル,1,2,4−トリアゾール
−1−,3−,4−または5−イル),テトラゾリル
(例、テトラゾール−1−,2−または5−イル),フ
リル(例、2−または3−フリル),チエニル(例、2
−または3−チエニル),硫黄原子が酸化されたチエニ
ル(例、2−または3−チエニル−1,1−ジオキシ
ド),オキサゾリル(例、2−,4−または5−オキサ
ゾリル),イソキサゾリル(例、3−,4−または5−
イソキサゾリル),オキサジアゾリル(例、1,2,3
−オキサジアゾール−4−または5−イル,1,2,4
−オキサジアゾール−3−または5−イル,1,2,5
−オキサジアゾール−3−イル,1,3,4−オキサジ
アゾール−2−イル),チアゾリル(例、2−,4−ま
たは5−チアゾリル),イソチアゾリル(例、3−,4
−または5−イソチアゾリル),チアジアゾリル(例、
1,2,3−チアジアゾール−4−または5−イル,
1,2,4−チアジアゾール−3−または5−イル,
1,2,5−チアジアゾール−3−イル,1,3,4−
チアジアゾール−2−イル),ピロリジニル(例、1
−,2−または3−ピロリジニル),ピリジル(例、2
−,3−または4−ピリジル),窒素原子が酸化された
ピリジル(例、2−,3−または4−ピリジル−N−オ
キシド),ピリダジニル(例、3−または4−ピリダジ
ニル),窒素原子の一方または両方が酸化されたピリダ
ジニル(例、3−,4−,5−または6−ピリダジニル
−N−オキシド),ピリミジニル(例、2−,4−また
は5−ピリミジニル),窒素原子の一方または両方が酸
化されたピリミジニル(例、2−,4−,5−または6
−ピリミジニル−N−オキシド),ピラジニル,ピペリ
ジニル(例、1−,2−,3−または4−ピペリジニ
ル),ピペラジニル(例、1−または2−ピペラジニ
ル),インドリル(例、3H−インドール−2−,3
−,4−,5−,6−または7−イル),ピラニル
(例、2−,3−または4−ピラニル),チオピラニル
(例、2−,3−または4−チオピラニル),硫黄原子
が酸化されたチオピラニル(例、2−,3−または4−
チオピラニル−1,1−ジオキシド),モルホリニル
(例、2−,3−または4−モルホリニル)、チオモル
ホリニル,キノリル(例、2−,3−,4−,5−,6
−,7−または8−キノリル),イソキノリル(例、1
−,3−,4−,5−,6−,7−または8−イソキノ
リル)、ピリド〔2,3−d〕ピリミジニル(例、ピリ
ド〔2,3−d〕ピリミジン−2−イル),1,5−,
1,6−,1,7−,1,8−,2,6−または2,7
−ナフチリジニルなどのナフチリジニル(例、1,5−
ナフチリジン−2−または3−イル),チエノ〔2,3
−d〕ピリジル(例、チエノ〔2,3−d〕ピリジン−
3−イル),ピラジノキノリル(例、ピラジノ〔2,3
−b〕キノリン−2−イル),クロメニル(例、2H−
クロメン−2−または3−イル)、イミダゾ[1,2−
a]ピリジル(例、イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6
−イル)、キナゾリニル(例、キナゾリン−2−イ
ル)、1,4−ジオキシニル、1,4−ベンゾジオキシ
ニル(例、1,4−ベンゾジオキシン−2−または6−
イル)、2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシニ
ル(例、2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシン
−6−イル)、ベンゾフラニル(例、3−または5−ベ
ンゾフラニル)、ベンゾチエニル(例、3−または5−
ベンゾチエニル)などが用いられる。
【0013】該複素環基は、ハロゲン(例、フッ素、塩
素、臭素、ヨウ素)で1〜3個置換されていてもよいア
ルキル基(例、メチル,エチル,n−プロピル,イソプ
ロピル,n−ブチル,イソブチル,sec−ブチル,tert−
ブチル,n−ペンチル,sec−ペンチル,イソペンチル,
ネオペンチル,n−ヘキシル,イソヘキシル等のC1-6
ルキル),シクロアルキル基(例、シクロプロピル、シ
クロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル等のC
3-6シクロアルキル)、アルケニル基(例、アリル,イ
ソプロペニル,イソブテニル,1−メチルアリル,2−
ペンテニル,2−ヘキセニルなどのC2-6アルケニ
ル),シクロアルケニル基(例、シクロプロペニル、シ
クロブテニル、シクロペンテニル、シクロヘキセニルな
どのC3-6シクロアルケニル),アルキニル基(例、プ
ロパルギル,2−ブチニル,3−ブチニル,3−ペンチ
ニル,3−ヘキシニル等のC2-6アルキニル),アリー
ル基(例、フェニル、ナフチル等のC6-14アリール),
アラルキル基(例、ベンジル等のフェニル−C1-4アル
キルなどのC7-19アラルキル),ハロゲン(例、フッ
素、塩素、臭素、ヨウ素)で1〜3個置換されていても
よいアルコキシ基(例、メトキシ,エトキシ,n−プロ
ポキシ,tert−ブトキシ,n−ヘキシルオキシ等のC1-6
アルコキシ),アルケニルオキシ基(例、アリルオキ
シ,イソプロペニルオキシ,イソブテニルオキシ,1−
メチルアリルオキシ,2−ペンテニルオキシ,2−ヘキ
セニルオキシなどのC2-6アルケニルオキシ),アルキ
ニルオキシ基(例、プロパルギルオキシ,2−ブチニル
オキシ,3−ブチニルオキシ,3−ペンチニルオキシ,
3−ヘキシニルオキシ等のC2-6アルキニルオキシ),
アリールオキシ(例、フェノキシ等のC6-14アリールオ
キシ),アラルキルオキシ基(例、ベンジルオキシ等の
フェニル−C1-4アルキルオキシなどのC7-19アラルキ
ルオキシ),アシル基〔例、ホルミル、C1-6アルキル
−カルボニル(例、アセチル、プロピオニル、ブチリ
ル、イソブチリル、ペンタノイル、ヘキサノイル、ヘプ
タノイル等)、C2-6アルケニル−カルボニル(例、ア
リルカルボニル,イソプロペニルカルボニル,イソブテ
ニルカルボニル,1−メチルアリルカルボニル,2−ペ
ンテニルカルボニル,2−ヘキセニルカルボニル等)、
2-6アルキニル−カルボニル基(例、プロパルギルカ
ルボニル,2−ブチニルカルボニル,3−ブチニルカル
ボニル,3−ペンチニルカルボニル,3−ヘキシニルカ
ルボニル等)、C3-6シクロアルキル−カルボニル基
(例、シクロプロピルカルボニル、シクロブチルカルボ
ニル、シクロペンチルカルボニル、シクロヘキシルカル
ボニル等)、C6-14アリール−カルボニル(例、ベンゾ
イル、ナフタレンカルボニル等)、C1-6アルコキシ−
カルボニル(例、メトキシカルボニル、エトキシカルボ
ニル、プロポキシカルボニル、イソプロポキシカルボニ
ル、ブトキシカルボニル、イソブトキシカルボニル、se
c-ブトキシカルボニル、tert-ブトキシカルボニル
等)、C2-6アルケニルオキシ−カルボニル基(例、ア
リルオキシカルボニル,イソプロペニルオキシカルボニ
ル,イソブテニルオキシカルボニル,1−メチルアリル
オキシカルボニル,2−ペンテニルオキシカルボニル,
2−ヘキセニルオキシカルボニル等)、C2-6アルキニ
ルオキシ−カルボニル基(例、プロパルギルオキシカル
ボニル,2−ブチニルオキシカルボニル,3−ブチニル
オキシカルボニル,3−ペンチニルオキシカルボニル,
3−ヘキシニルオキシカルボニル等)、C3-6シクロア
ルキルオキシ−カルボニル基(例、シクロプロピルオキ
シカルボニル、シクロブチルオキシカルボニル、シクロ
ペンチルオキシカルボニル、シクロヘキシルオキシカル
ボニル等)、C6-14アリールオキシ−カルボニル(例、
フェノキシカルボニル等)、C7-19アラルキル−カルボ
ニル(例、ベンジルカルボニル、フェネチルカルボニ
ル、フェニルプロピルカルボニルなどのフェニル−C
1-4アルキルカルボニル等)、C7-19アラルキルオキシ
−カルボニル(例、ベンジルオキシカルボニルなどのフ
ェニル−C1-4アルキルオキシカルボニル等)等〕,ハ
ロゲン(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素)で1〜3個
置換されていてもよいアルキルスルフィニル基(例、メ
チルスルフィニル、エチルスルフィニル等のC1-6アル
キルスルフィニル),アルケニルスルフィニル基(例、
アリルスルフィニル,イソプロペニルスルフィニル,イ
ソブテニルスルフィニル等のC2-6アルケニルスルフィ
ニル),アルキニルスルフィニル(例、プロパルギルス
ルフィニル,2−ブチニルスルフィニル,3−ブチニル
スルフィニル等のC2-6アルキニルスルフィニル),ア
リールスルフィニル基(例、フェニルスルフィニル等の
6-14アリールスルフィニル),ハロゲン(例、フッ
素、塩素、臭素、ヨウ素)で1〜3個置換されていても
よいアルキルスルホニル基(例、メチルスルホニル、エ
チルスルホニル等のC1-6アルキルスルホニル),アル
ケニルスルホニル基(例、アリルスルホニル,イソプロ
ペニルスルホニル,イソブテニルスルホニル等のC2-6
アルケニルスルホニル),アルキニルスルホニル(例、
プロパルギルスルホニル,2−ブチニルスルホニル,3
−ブチニルスルホニル等のC2-6アルキニルスルホニ
ル),アリールスルホニル基(例、フェニルスルホニル
等のC6-14アリールスルホニル),ニトロ基,アミノ
基、モノもしくはジC1-6アルキルアミノ基(例、メチ
ルアミノ、ジメチルアミノ、メチルエチルアミノ等),
ヒドロキシ基、シアノ基,スルファモイル基、メルカプ
ト基、ハロゲン原子(例、フッ素,塩素,臭素,ヨウ
素),ホルムアミド基、C1-6アルキル−カルボニルア
ミノ基(例、アセチルアミノ、プロピオニルアミノ、ブ
チリルアミノ、イソブチリルアミノ、ペンタノイルアミ
ノ、ヘキサノイルアミノ、ヘプタノイルアミノ等),C
1-6アルキルスルホニルオキシ基(例、メチルスルホニ
ルオキシ、エチルスルホニルオキシ等),ハロゲン
(例、フッ素,塩素,臭素,ヨウ素)で1〜3個置換さ
れていてもよいアルキルチオ基(例、メチルチオ,エチ
ルチオ,n−プロピルチオ,イソブチルチオ等のC1-6
ルキルチオ),アルケニルチオ基(例、アリルチオ,イ
ソプロペニルチオ,イソブテニルチオ等のC2-6アルケ
ニルチオ),アルキニルチオ基(例、プロパルギルチ
オ,2−ブチニルチオ,3−ブチニルチオ等のC2-6
ルキニルチオ)およびアリールチオ基(例、フェニルチ
オ等のC6-14アリールチオ)からなる群から選ばれる同
一または異なる1〜3個の置換基で置換されていてもよ
く、または隣接する2つの置換基が一緒になってメチレ
ンジオキシ基を形成してもよい。
【0014】本願明細書において置換されていてもよい
アシル基におけるアシル基とは、有機カルボン酸から誘
導される炭素数1から20のアシル基を示す。例えば、
アルカノイル基,好ましくは炭素数1から7のアルカノ
イル基(例、ホルミルまたはアセチル,プロピオニル,
ブチリル,イソブチリル,ペンタノイル,ヘキサノイ
ル,ヘプタノイル等のC1-6アルキル−カルボニル基
等),アルケニルカルボニル基,好ましくは炭素数2か
ら6のアルケニル−カルボニル基(例、アリルカルボニ
ル,イソプロペニルカルボニル,イソブテニルカルボニ
ル,1−メチルアリルカルボニル,2−ペンテニルカル
ボニル,2−ヘキセニルカルボニル等),アルキニルカ
ルボニル基,好ましくは炭素数2から6のアルキニル−
カルボニル基(例、プロパルギルカルボニル,2−ブチ
ニルカルボニル,3−ブチニルカルボニル,3−ペンチ
ニルカルボニル,3−ヘキシニルカルボニル等),シク
ロアルキルカルボニル基,好ましくは炭素数3から6の
シクロアルキル−カルボニル基(例、シクロプロピルカ
ルボニル、シクロブチルカルボニル、シクロペンチルカ
ルボニル、シクロヘキシルカルボニル等),アリールカ
ルボニル基,好ましくは炭素数6から14のアリール−
カルボニル基(例、ベンゾイル,ナフタレンカルボニル
等),アルコキシカルボニル基,好ましくは炭素数1か
ら6のアルコキシ−カルボニル基(例、メトキシカルボ
ニル,エトキシカルボニル,プロポキシカルボニル,イ
ソプロポキシカルボニル,ブトキシカルボニル,イソブ
トキシカルボニル,sec−ブトキシカルボニル,tert−
ブトキシカルボニル等),アルケニルオキシカルボニル
基,好ましくは炭素数2から6のアルケニルオキシ−カ
ルボニル基(例、アリルオキシカルボニル,イソプロペ
ニルオキシカルボニル,イソブテニルオキシカルボニ
ル,1−メチルアリルオキシカルボニル,2−ペンテニ
ルオキシカルボニル,2−ヘキセニルオキシカルボニル
等)、アルキニルオキシカルボニル基,好ましくは炭素
数2から6のアルキニルオキシ−カルボニル基(例、プ
ロパルギルオキシカルボニル,2−ブチニルオキシカル
ボニル,3−ブチニルオキシカルボニル,3−ペンチニ
ルオキシカルボニル,3−ヘキシニルオキシカルボニル
等)、シクロアルキルオキシカルボニル基,好ましくは
炭素数3から6のシクロアルキルオキシ−カルボニル基
(例、シクロプロピルオキシカルボニル、シクロブチル
オキシカルボニル、シクロペンチルオキシカルボニル、
シクロヘキシルオキシカルボニル等),アリールオキシ
カルボニル基,好ましくは炭素数6から14のアリール
オキシ−カルボニル基(例、フェノキシカルボニル
基),アラルキルカルボニル基,好ましくは炭素数7か
ら19のアラルキル−カルボニル基(例、ベンジルカル
ボニル,フェネチルカルボニル,フェニルプロピルカル
ボニルなどのフェニル−C1-4アルキルカルボニル,ベ
ンズヒドリルカルボニル,ナフチルエチルカルボニルな
どのナフチル−C1-4アルキルカルボニル等),アラル
キルオキシカルボニル基,好ましくは炭素数7から19
のアラルキルオキシ−カルボニル基(例、ベンジルオキ
シカルボニル、フェネチルオキシカルボニル、フェニル
プロピルオキシカルボニルなどのフェニル−C1-4アル
キルオキシカルボニル),5〜6員複素環カルボニル基
または縮合複素環カルボニル基(例、2−または3−ピ
ロリルカルボニルなどのピロリルカルボニル,3−,4
−または5−ピラゾリルカルボニルなどのピラゾリルカ
ルボニル,2−,4−または5−イミダゾリルカルボニ
ルなどのイミダゾリルカルボニル,1,2,3−トリア
ゾール−4−イルカルボニル,1,2,4−トリアゾー
ル−3−イルカルボニルなどのトリアゾリルカルボニ
ル,1H−または2H−テトラゾール−5−イルカルボ
ニルなどのテトラゾリルカルボニル,2−または3−フ
リルカルボニルなどのフリルカルボニル,2−または3
−チエニルカルボニルなどのチエニルカルボニル,2
−,4−または5−オキサゾリルカルボニルなどのオキ
サゾリルカルボニル,3−,4−または5−イソキサゾ
リルカルボニルなどのイソキサゾリルカルボニル,1,
2,3−オキサジアゾール−4−または5−イルカルボ
ニル,1,2,4−オキサジアゾール−3−または5−
イルカルボニル,1,2,5−オキサジアゾール−3−
イルカルボニル,1,3,4−オキサジアゾール−2−
イルカルボニルなどのオキサジアゾリルカルボニル,2
−,4−または5−チアゾリルカルボニルなどのチアゾ
リルカルボニル,3−,4−または5−イソチアゾリル
カルボニルなどのイソチアゾリルカルボニル,1,2,
3−チアジアゾール−4−または5−イルカルボニル,
1,2,4−チアジアゾール−3−または5−イルカル
ボニル,1,2,5−チアジアゾール−3−イルカルボ
ニル,1,3,4−チアジアゾール−2−イルカルボニ
ルなどのチアジアゾリルカルボニル,2−または3−ピ
ロリジニルカルボニルなどのピロリジニルカルボニル,
2−,3−または4−ピリジルカルボニルなどのピリジ
ルカルボニル,2−,3−または4−ピリジル−N−オ
キシド−カルボニルなどの窒素原子が酸化されたピリジ
ルカルボニル,3−または4−ピリダジニルカルボニル
などのピリダジニルカルボニル,3−,4−,5−また
は6−ピリダジニル−N−オキシドカルボニルなどの窒
素原子の一方または両方が酸化されたピリダジニルカル
ボニル,2−,4−または5−ピリミジニルカルボニル
などのピリミジニルカルボニル,2−,4−,5−また
は6−ピリミジニル−N−オキシドカルボニルなどの窒
素原子の一方または両方が酸化されたピリミジニルカル
ボニル,ピラジニルカルボニル,2−,3−または4−
ピペリジニルカルボニルなどのピペリジニルカルボニ
ル,ピペラジニルカルボニル,3H−インドール−2−
または3−イルカルボニルなどのインドリルカルボニ
ル,2−,3−または4−ピラニルカルボニルなどのピ
ラニルカルボニル,2−,3−または4−チオピラニル
カルボニルなどのチオピラニルカルボニル,3−,4
−,5−,6−,7−または8−キノリルカルボニルな
どのキノリルカルボニル,イソキノリルカルボニル,ピ
リド〔2,3−d〕ピリミジニルカルボニル(例、ピリ
ド〔2,3−d〕ピリミジン−2−イルカルボニル),
1,5−,1,6−,1,7−,1,8−,2,6−ま
たは2,7−ナフチリジニルカルボニルなどのナフチリ
ジニルカルボニル(例、1,5−ナフチリジン−2−ま
たは3−イルカルボニル),チエノ〔2,3−d〕ピリ
ジルカルボニル(例、チエノ〔2,3−d〕ピリジン−
3−イルカルボニル),ピラジノキノリルカルボニル
(例、ピラジノ〔2,3−b〕キノリン−2−イルカル
ボニル),クロメニルカルボニル(例、2H−クロメン
−2−または3−イルカルボニル)等の窒素原子(オキ
シド化されていてもよい),酸素原子,硫黄原子(モノ
またはジオキシド化されていてもよい)などのヘテロ原
子を1ないし4個含む5〜6員複素環カルボニル基、ま
たは窒素原子(オキシド化されていてもよい),酸素原
子,硫黄原子(モノまたはジオキシド化されていてもよ
い)などのヘテロ原子を1ないし4個含む5〜6員複素
環とベンゼン環もしくは窒素原子(オキシド化されてい
てもよい),酸素原子,硫黄原子(モノまたはジオキシ
ド化されていてもよい)などのヘテロ原子を1ないし4
個含む5〜6員複素環とが縮合した縮合複素環カルボニ
ル基),5〜6員複素環アセチル基(例、2−ピロリル
アセチル,1−イミダゾリルアセチル,5−イソオキサ
ゾリルアセチル等の窒素原子(オキシド化されていても
よい),酸素原子,硫黄原子(モノまたはジオキシド化
されていてもよい)などのヘテロ原子を1ないし4個含
む5〜6員複素環アセチル基)等が用いられる。
【0015】該アシル基がアルキルカルボニル基,アル
ケニルカルボニル基,アルキニルカルボニル基,アルコ
キシカルボニル基,アルケニルオキシカルボニル基また
はアルキニルオキシカルボニル基の場合、置換基として
1〜3個のヒドロキシ,シアノ,スルファモイル,メル
カプト,カルボキシ,アルキルチオ基(例、メチルチ
オ,エチルチオ,n−プロピルチオ,イソプロピルチ
オ,イソブチルチオ等のC1-6アルキルチオ基),ハロ
ゲン原子(例、フッ素,塩素,臭素,ヨウ素),アルコ
キシ基(例、メトキシ,エトキシ,n−プロポキシ,ter
t−ブトキシ,n−ヘキシルオキシ等のC1-6アルコキシ
基),ニトロ基,アルコキシカルボニル基(例、メトキ
シカルボニル,エトキシカルボニル,n−プロポキシカ
ルボニル,イソプロポキシカルボニル,n−ブトキシカ
ルボニル,イソブトキシカルボニル,sec−ブトキシカ
ルボニル,tert−ブトキシカルボニル等のC1-6アルコ
キシ−カルボニル基),アミノ,アルキルアミノ基
(例、メチルアミノ,エチルアミノ,n−プロピルアミ
ノ,n−ブチルアミノ,tert−ブチルアミノ,n−ペンチ
ルアミノ,n−ヘキシルアミノ,ジメチルアミノ,ジエ
チルアミノ,メチルエチルアミノ,ジ−(n−プロピ
ル)アミノ,ジ−(n−ブチル)アミノ等のモノ又はジ
1-6アルキルアミノ基)、アルコキシイミノ基(例、
メトキシイミノ,エトキシイミノ,n−プロポキシイミ
ノ,tert−ブトキシイミノ,n−ヘキシルオキシ−イミ
ノ等のC1-6アルコキシイミノ基)、ヒドロキシイミノ
基などを有していてもよい。
【0016】該アシル基がシクロアルキルカルボニル
基,アリールカルボニル基,シクロアルキルオキシカル
ボニル基,アリ−ルオキシカルボニル基、アラルキルカ
ルボニル基、アラルキルオキシカルボニル基、5〜6員
複素環カルボニル基、縮合複素環カルボニル基または5
〜6員複素環アセチル基の場合、ハロゲン(例、フッ
素、塩素、臭素、ヨウ素)で1〜3個置換されていても
よいアルキル基(例、メチル,エチル,n−プロピル,
イソプロピル,n−ブチル,イソブチル,sec−ブチル,
tert−ブチル,n−ペンチル,sec−ペンチル,イソペン
チル,ネオペンチル,n−ヘキシル,イソヘキシル等の
1-6アルキル),シクロアルキル基(例、シクロプロ
ピル,シクロブチル,シクロペンチル,シクロヘキシル
等のC3-6シクロアルキル)、アルケニル基(例、アリ
ル,イソプロペニル,イソブテニル,1−メチルアリ
ル,2−ペンテニル,2−ヘキセニルなどのC2-6アル
ケニル),シクロアルケニル基(例、シクロプロペニ
ル、シクロブテニル、シクロペンテニル、シクロヘキセ
ニルなどのC3-6シクロアルケニル),アルキニル基
(例、プロパルギル,2−ブチニル,3−ブチニル,3
−ペンチニル,3−ヘキシニル等のC2-6アルキニ
ル),ハロゲン(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素)で
1〜3個置換されていてもよいアルコキシ基(例、メト
キシ,エトキシ,n−プロポキシ,tert−ブトキシ,n−
ヘキシルオキシ等のC1-6アルコキシ),アシル基
[例、ホルミル、C1-6アルキル−カルボニル(例、ア
セチル、プロピオニル、ブチリル、イソブチリル、ペン
タノイル、ヘキサノイル、ヘプタノイル等)、C2-6
ルケニル−カルボニル(例、アリルカルボニル,イソプ
ロペニルカルボニル,イソブテニルカルボニル,1−メ
チルアリルカルボニル,2−ペンテニルカルボニル,2
−ヘキセニルカルボニル等),C2-6アルキニル−カル
ボニル(例、プロパルギルカルボニル,2−ブチニルカ
ルボニル,3−ブチニルカルボニル,3−ペンチニルカ
ルボニル,3−ヘキシニルカルボニル等),C3-6シク
ロアルキル−カルボニル(例、シクロプロピルカルボニ
ル、シクロブチルカルボニル、シクロペンチルカルボニ
ル、シクロヘキシルカルボニル等),C6-14アリール−
カルボニル(例、ベンゾイル、ナフタレンカルボニル
等)、C1-6アルコキシ−カルボニル(例、メトキシカ
ルボニル、エトキシカルボニル、プロポキシカルボニ
ル、イソプロポキシカルボニル、ブトキシカルボニル、
イソブトキシカルボニル、sec-ブトキシカルボニル、te
rt-ブトキシカルボニル等)、C2-6アルケニルオキシ−
カルボニル(例、アリルオキシカルボニル,イソプロペ
ニルオキシカルボニル,イソブテニルオキシカルボニ
ル,1−メチルアリルオキシカルボニル,2−ペンテニ
ルオキシカルボニル,2−ヘキセニルオキシカルボニル
等)、C2-6アルキニルオキシ−カルボニル(例、プロ
パルギルオキシカルボニル,2−ブチニルオキシカルボ
ニル,3−ブチニルオキシカルボニル,3−ペンチニル
オキシカルボニル,3−ヘキシニルオキシカルボニル
等)、C3-6シクロアルキルオキシ−カルボニル(例、
シクロプロピルオキシカルボニル、シクロブチルオキシ
カルボニル、シクロペンチルオキシカルボニル、シクロ
ヘキシルオキシカルボニル等),C6-14アリールオキシ
−カルボニル(例、フェノキシカルボニル等)、C7-19
アラルキル−カルボニル(例、ベンジルカルボニル、フ
ェネチルカルボニル、フェニルプロピルカルボニルなど
のフェニル−C1-4アルキルカルボニル等)、C7-19
ラルキルオキシ−カルボニル(例、ベンジルオキシカル
ボニル等のフェニル−C1-4アルキルオキシカルボニル
など)等],ニトロ基,アミノ基、ヒドロキシ基、シア
ノ基,スルファモイル基、メルカプト基、ハロゲン原子
(例、フッ素,塩素,臭素,ヨウ素),アルキルチオ基
(例、メチルチオ,エチルチオ,n−プロピルチオ,イ
ソブチルチオ等のC1-6アルキルチオ等)などの置換基
を1〜5個(好ましくは1〜3個)有していてもよい。
【0017】式−T−Q0で表される基は、具体的に
は、例えばアルキルオキシ基,シクロアルキルオキシ
基,アルケニルオキシ基,シクロアルケニルオキシ基,
アルキニルオキシ基,アリールオキシ基,アラルキルオ
キシ基,アリールアルケニルオキシ基,アリールアルキ
ニルオキシ基,複素環オキシ基,アシルオキシ基,アル
キルチオ基,シクロアルキルチオ基,アルケニルチオ
基,シクロアルケニルチオ基,アルキニルチオ基,アリ
ールチオ基,アラルキルチオ基,アリールアルケニルチ
オ基,アリールアルキニルチオ基,複素環チオ基,アシ
ルチオ基,アルキルジチオ基,アリールジチオ基,アラ
ルキルジチオ基,アルキルスルフィニル基,アルケニル
スルフィニル基,アリールスルフィニル基,アラルキル
スルフィニル基,複素環スルフィニル基,アルキルスル
ホニル基,アルケニルスルホニル基,アリールスルホニ
ル基,アラルキルスルホニル基,複素環スルホニル基等
を示す。該アルキルオキシ基としては、好ましくは炭素
数1から6の直鎖または分枝状のアルキルオキシ基が挙
げられ、例えばメトキシ,エトキシ,n−プロポキシ,
イソプロポキシ,n−ブトキシ,イソブトキシ,sec−ブ
トキシ,tert−ブトキシ,n−ペンチルオキシ,sec−ペ
ンチルオキシ,イソペンチルオキシ,ネオペンチルオキ
シ,n−ヘキシルオキシ,イソヘキシルオキシ等が用い
られる。該シクロアルキルオキシ基としては、好ましく
は炭素数3から6のシクロアルキルオキシ基が挙げら
れ、例えばシクロプロピルオキシ、シクロブチルオキ
シ、シクロペンチルオキシ、シクロヘキシルオキシ等が
用いられる。該アルケニルオキシ基としては、好ましく
は炭素数2から6の直鎖または分枝状のアルケニルオキ
シ基が挙げられ、例えばアリルオキシ,イソプロペニル
オキシ,1−ブテニルオキシ,2−ペンテニルオキシ,
2−ヘキセニルオキシ等が用いられる。該シクロアルケ
ニルオキシ基としては、好ましくは炭素数3から6のシ
クロアルケニルオキシ基が挙げられ、例えばシクロプロ
ペニルオキシ、シクロブテニルオキシ、シクロペンテニ
ルオキシ、シクロヘキセニルオキシなどが用いられる。
該アルキニルオキシ基としては、好ましくは炭素数2か
ら6のアルキニルオキシ基が挙げられ、例えばプロパル
ギルオキシ等が用いられる。該アリールオキシ基として
は、好ましくは炭素数6から14のアリールオキシ基が
挙げられ、例えばフェノキシ,ナフチルオキシ等が用い
られる。該アラルキルオキシ基としては、好ましくは炭
素数7から19のアラルキルオキシ基が挙げられ、例え
ばベンジルオキシ,フェネチルオキシ,フェニルプロピ
ルオキシ等のフェニル−C1-4アルキルオキシ基が用い
られる。該アリールアルケニルオキシ基としては、好ま
しくは炭素数8から20のアリールアルケニルオキシ基
が挙げられ、例えばスチリルオキシなどのC6-14アリー
ル−C2-6アルケニルオキシ基が用いられる。該アリー
ルアルキニルオキシ基としては、好ましくは炭素数8か
ら20のアリールアルキニルオキシ基が挙げられ、例え
ばフェニルエチニルオキシなどのC6-14アリール−C2-
6アルキニルオキシ基が用いられる。これらの基はいず
れも1〜5個(好ましくは1〜3個)のハロゲン原子
(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素)で置換されていて
もよい。該複素環オキシ基としては、式 T’−O−
(T’は上記した置換基群(A')に包含される置換さ
れていてもよい複素環基と同意義を示す)で表される基
が挙げられ、具体的にはピロリルオキシ(例、2−また
は3−ピロリルオキシ),ピラゾリルオキシ(例、3
−,4−または5−ピラゾリルオキシ),イミダゾリル
オキシ(例、2−,4−または5−イミダゾリルオキ
シ),トリアゾリルオキシ(例、1,2,3−トリアゾ
ール−4−イルオキシ,1,2,4−トリアゾール−3
−イルオキシ),テトラゾリルオキシ(例、1H−また
は2H−テトラゾール−5−イルオキシ),フリルオキ
シ(例、2−または3−フリルオキシ),チエニルオキ
シ(例、2−または3−チエニルオキシ),硫黄原子が
酸化されたチエニルオキシ(例、2−または3−チエニ
ル−1,1−ジオキシド−オキシ),オキサゾリルオキ
シ(例、2−,4−または5−オキサゾリルオキシ)等
が用いられる。該アシルオキシ基としては、式 T''−
O−(T''は上記した置換基群(A')に包含される置
換されていてもよいアシル基と同意義を示す)で表され
る基が挙げられ、具体的にはアセトキシ,プロピオニル
オキシ,ブチリルオキシ,ペンタノイルオキシ,ヘキサ
ノイルオキシなどのC1-6アルキル−カルボニルオキ
シ,フェニル−C1-4アルキルカルボニルオキシなどの
7-19アラルキルカルボニルオキシ(例、ベンジルカル
ボニルオキシ,フェネチルカルボニルオキシ),ベンゾ
イルオキシ,ナフトイルオキシなどのC6-14アリールカ
ルボニルオキシ,チエニルカルボニルオキシ,ベンゾチ
エニルカルボニルオキシなどの複素環−カルボニルオキ
シ等が用いられる。該アルキルチオ基としては、好まし
くは炭素数1から6の直鎖または分枝状のアルキルチオ
基が挙げられ、例えばメチルチオ,エチルチオ,n−プ
ロピルチオ,イソプロピルチオ,n−ブチルチオ,イソ
ブチルチオ,sec−ブチルチオ,tert−ブチルチオ,n−
ペンチルチオ,sec−ペンチルチオ,イソペンチルチ
オ,ネオペンチルチオ,n−ヘキシルチオ,イソヘキシ
ルチオ等が用いられる。該シクロアルキルチオ基として
は、好ましくは炭素数3から6のシクロアルキルチオ基
が挙げられ、例えばシクロプロピルチオ,シクロブチル
チオ,シクロペンチルチオ,シクロヘキシルチオ等が用
いられる。該アルケニルチオ基としては、好ましくは炭
素数2から6の直鎖または分枝状のアルケニルチオ基が
挙げられ、例えばアリルチオ,イソプロペニルチオ,1
−ブテニルチオ,2−ペンテニルチオ,2−ヘキセニル
チオ等が用いられる。該シクロアルケニルチオ基として
は、好ましくは炭素数3から6のシクロアルケニルチオ
基が挙げられ、例えばシクロプロペニルチオ、シクロブ
テニルチオ、シクロペンテニルチオ、シクロヘキセニル
チオなどが用いられる。該アルキニルチオ基としては、
好ましくは炭素数2から6のアルキニルチオ基が挙げら
れ、例えばプロパルギルチオ等が用いられる。該アリー
ルチオ基としては、好ましくは炭素数6から14のアリ
ールチオ基が挙げられ、例えばフェニルチオ,ナフチル
チオ等が用いられる。該アラルキルチオ基としては、好
ましくは炭素数7から19のアラルキルチオ基が挙げら
れ、例えばベンジルチオ,フェネチルチオ,フェニルプ
ロピルチオ等のフェニル−C1-4アルキルチオ基等が用
いられる。該アリールアルケニルチオ基としては、好ま
しくは炭素数8から20のアリールアルケニルチオ基が
挙げられ、例えばスチリルチオなどのC6-14アリール−
2-6アルケニルチオ基が用いられる。該アリールアル
キニルチオ基としては、好ましくは炭素数8から20の
アリールアルキニルチオ基が挙げられ、例えばフェニル
エチニルチオなどのC6-14アリール−C2-6アルキニル
チオ基が用いられる。これらの基(アルキルチオ基,シ
クロアルキルチオ基,アルケニルチオ基,シクロアルケ
ニルチオ基,アルキニルチオ基,アリールチオ基,アラ
ルキルチオ基,アリールアルケニルチオ基,アリールア
ルキニルチオ基)はいずれも1〜5個(好ましくは1〜
3個)のハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ
素)で置換されていてもよい。該複素環チオ基として
は、式 T’−S−(T’は上記と同意義を示す)で表
される基が挙げられ、具体的にはピロリルチオ(例、2
−または3−ピロリルチオ),ピラゾリルチオ(例、3
−,4−または5−ピラゾリルチオ),イミダゾリルチ
オ(例、2−,4−または5−イミダゾリルチオ),ト
リアゾリルチオ(例、1,2,3−トリアゾール−4−
イルチオ,1,2,4−トリアゾール−5−イルチ
オ),テトラゾリルチオ(例、1H−または2H−テト
ラゾール−5−イルチオ),フリルチオ(例、2−また
は3−フリルチオ),チエニルチオ(例、2−または3
−チエニルチオ),チエニル基の硫黄原子が酸化された
チエニルチオ(例、2−または3−チエニル−1,1−
ジオキシド−チオ),オキサゾリルチオ(例、2−,4
−または5−オキサゾリルチオ)等が用いられる。該ア
シルチオ基としては、式 T''−S−(T''は上記と同
意義を示す)で表される基が挙げられ、具体的にはアセ
チルチオ,プロピオニルチオ,ブチリルチオ,ペンタノ
イルチオ,ヘキサノイルチオなどのC1-6アルキル−カ
ルボニルチオ,ベンジルカルボニルチオ,フェネチルカ
ルボニルチオなどのフェニル−C1-4アルキルカルボニ
ルチオ,ベンゾイルチオ,ナフトイルチオなどのC6-14
アリールカルボニルチオ,チエニルカルボニルチオ,ベ
ンゾチエニルカルボニルチオなどの複素環−カルボニル
チオ等が用いられる。該アルキルジチオ基としては、好
ましくは炭素数1から6の直鎖または分枝状のアルキル
ジチオ基が挙げられ、例えばメチルジチオ,エチルジチ
オ,n−プロピルジチオ等が用いられる。該アリールジ
チオ基としては、好ましくは炭素数6から14のアリー
ルジチオ基が挙げられ、例えばフェニルジチオ,ナフチ
ルジチオ等が用いられる。該アラルキルジチオ基として
は、好ましくは炭素数7から19のアラルキルジチオ基
が挙げられ、例えばベンジルジチオ,フェネチルジチオ
等のフェニル−C1-4アルキルジチオ基等が用いられ
る。該アルキルスルフィニル基としては、好ましくは炭
素数1から6の直鎖または分枝状のアルキルスルフィニ
ル基が挙げられ、例えばメチルスルフィニル,エチルス
ルフィニル,n−プロピルスルフィニル,イソプロピル
スルフィニル,n−ヘキシルスルフィニル等が用いられ
る。該アルケニルスルフィニル基としては、好ましくは
炭素数2から6の直鎖または分枝状のアルケニルスルフ
ィニル基が挙げられ、例えばアリルスルフィニル等が用
いられる。該アリールスルフィニル基としては、好まし
くは炭素数6から14のアリールスルフィニル基が挙げ
られ、例えばフェニルスルフィニル等が用いられる。該
アラルキルスルフィニル基としては、好ましくは炭素数
7から19のアラルキルスルフィニル基が挙げられ、例
えばベンジルスルフィニル等のフェニル−C1-4アルキ
ルスルフィニルが用いられる。これらの基(アルキルジ
チオ基,アリールジチオ基,アラルキルジチオ基,アル
キルスルフィニル基,アルケニルスルフィニル基,アリ
ールスルフィニル基,アラルキルスルフィニル基)はい
ずれも1〜5個(好ましくは1〜3個)のハロゲン原子
(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素)で置換されていて
もよい。該複素環スルフィニル基としては、式 T'−
SO−(T'は上記と同意義を示す)で表される基が挙
げられ、具体的にはピロリルスルフィニル(例、2−ま
たは3−ピロリルスルフィニル),ピラゾリルスルフィ
ニル(例、3−,4−または5−ピラゾリルスルフィニ
ル)等が用いられる。該アルキルスルホニル基として
は、好ましくは炭素数1から6の直鎖または分枝状のア
ルキルスルホニル基が挙げられ、例えばメチルスルホニ
ル,エチルスルホニル,n−プロピルスルホニル,イソ
プロピルスルホニル等が用いられる。該アルケニルスル
ホニル基としては、好ましくは炭素数2から6の直鎖ま
たは分枝状のアルケニルスルホニル基が挙げられ、例え
ばアリルスルホニル等が用いられる。該アリールスルホ
ニル基としては、好ましくは炭素数6から14のアリー
ルスルホニル基が挙げられ、例えばフェニルスルホニ
ル,ナフチルスルホニル等が用いられる。該アラルキル
スルホニル基としては、好ましくは炭素数7から19の
アラルキルスルホニル基が挙げられ、例えばベンジルス
ルホニル,フェネチルスルホニル,フェニルプロピルス
ルホニル等のフェニル−C1-4アルキルスルホニル基が
用いられる。これらの基(アルキルスルホニル基,アル
ケニルスルホニル基,アリールスルホニル基,アラルキ
ルスルホニル基)はいずれも1〜5個(好ましくは1〜
3個)のハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ
素)で置換されていてもよい。該複素環スルホニル基と
しては、式 T'−SO2−(T'は上記と同意義を示
す)で表される基が挙げられ、具体的にはピロリルスル
ホニル(例、2−または3−ピロリルスルホニル),ピ
ラゾリルスルホニル(例、3−,4−または5−ピラゾ
リルスルホニル)等が用いられる。
【0018】式
【化105】 で表される基としては、具体的には、アルキルアミノ
基、好ましくはモノ又はジ(炭素数1から6のアルキ
ル)アミノ基(例えば、メチルアミノ,エチルアミノ,
n−プロピルアミノ,n−ブチルアミノ,tert−ブチルア
ミノ,n−ペンチルアミノ,n−ヘキシルアミノ,ジメチ
ルアミノ,ジエチルアミノ,メチルエチルアミノ,ジ−
(n−プロピル)アミノ,ジ−(n−ブチル)アミノ
等)、シクロアルキルアミノ基、好ましくはモノ又は
ジ(炭素数3から6のシクロアルキル)アミノ基(例え
ば、シクロプロピルアミノ,シクロペンチルアミノ,シ
クロヘキシルアミノ,ジシクロヘキシルアミノ等)、
アリールアミノ基、好ましくは炭素数6から14のアリ
ールアミノ基(例えば、アニリノ等),N−C1-6アル
キル−N−C6-14アリールアミノ(例、N−メチルアニ
リノ等)、アラルキルアミノ基、好ましくは炭素数7
から19のアラルキルアミノ基(例えば、ベンジルアミ
ノ,1−フェニルエチルアミノなどのフェニル−C1-4
アルキルアミノ,ベンズヒドリルアミノ,トリチルアミ
ノ等)、アシルアミノ基、すなわち、式T'''T''''
N−(T'''は水素原子、上記した炭化水素基または上
記アシル基(置換基群(A')に包含される置換されて
いてもよいアシル基におけるアシル基)を、T''''は
T'''で示されるアシル基と同意義を示し、 T'''およ
びT''''は窒素原子と共に環を形成してもよい)で表さ
れる基で、具体的にはホルムアミド、アセトアミド,プ
ロピオンアミド,ブチリルアミノ,ペンタノイルアミ
ノ,ヘキサノイルアミノ,2−オキソピロリジノ,スク
シンイミド,ベンジルカルボニルアミノ,フェネチルカ
ルボニルアミノ,ベンゾイルアミノ(ベンズアミド),
ナフトイルアミノ,フタルイミド,チエニルカルボニル
アミノ,ベンゾチエニルカルボニルアミノ等のC1-6
ルキルカルボニルアミノ,C6-14アリールカルボニルア
ミノ,C7-19アラルキルカルボニルアミノ,複素環カル
ボニルアミノ(該複素環カルボニルアミノにおける複素
環基は上記置換基群(A')に包含される置換されてい
てもよい複素環基における複素環基を示す。)等が用い
られる。〜の各基はいずれも1〜5個(好ましくは
1〜3個)のハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭素、
ヨウ素)で置換されていてもよい。またのうち基
T'''が炭化水素基を示す場合、この基は1〜5個(好
ましくは1〜3個)のハロゲン原子(例、フッ素、塩
素、臭素、ヨウ素)で置換されていてもよく、基T'''
またはT''''がC1-6アルキルカルボニル基を示す場
合、これらの基は1〜5個(好ましくは1〜3個)のハ
ロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素)で置換
されていてもよい。ここでQ1およびQ2は、隣接する窒
素原子とともに環を形成してもよく、好ましくは3ない
し7員環(例えば、ピロリジノ,ピペリジノ,モルホリ
ノ,チオモルホリノ、1−ピペラジニル,アジリジノ,
アゼチジノ等)を形成してもよい。
【0019】式
【化106】 で表される基としては、具体的には、モノまたはジア
ルキルスルファモイル基、好ましくはモノまたはジ(炭
素数1から6のアルキル)スルファモイル基(例えばメ
チルスルファモイル,エチルスルファモイル,n−プロ
ピルスルファモイル,n−ヘキシルスルファモイル,ジ
メチルスルファモイル,ジエチルスルファモイル,メチ
ルエチルスルファモイル,ジ−(n−ブチル)スルファ
モイル等)、シクロアルキルスルファモイル基、好ま
しくは炭素数3から6のシクロアルキルスルファモイル
基(例えば、シクロプロピルスルファモイル,シクロヘ
キシルスルファモイル等)、アリールスルファモイル
基、好ましくは炭素数6から14のアリールスルファモ
イル基(例えば、フェニルスルファモイル等)、アラ
ルキルスルファモイル基、好ましくは炭素数7から19
のアラルキルスルファモイル基(例えば、ベンジルスル
ファモイル,フェニルエチルスルファモイルなどのフェ
ニル−C1-4アルキルスルファモイル,ベンズヒドリル
スルファモイル,トリチルスルファモイル等)、アシ
ルスルファモイル基、すなわち、式 T'''T''''NS
2−(各記号は前記と同意義を示す)で表される基
(例えば、アセチルスルファモイルなどのC1-6アルキ
ルカルボニルスルファモイル,ベンジルカルボニルスル
ファモイルなどのフェニル−C1-4アルキルカルボニル
スルファモイル,チエニルカルボニルスルファモイルな
どの複素環−カルボニルスルファモイル等)が用いられ
る。〜の各基はいずれも1〜5個(好ましくは1〜
3個)のハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ
素)で置換されていてもよい。またのうち基T'''が
炭化水素基を示す場合、この基は1〜5個(好ましくは
1〜3個)のハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭素、
ヨウ素)で置換されていてもよく、基T'''または
T''''がC1-6アルキルカルボニル基を示す場合、これ
らの基は1〜5個(好ましくは1〜3個)のハロゲン原
子(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素)で置換されてい
てもよい。ここでQ1およびQ2は、隣接する窒素原子と
ともに環を形成してもよく、例えば、ピロリジノ,ピペ
リジノ,モルホリノ,チオモルホリノ、1−ピペラジニ
ル,アジリジノ,アゼチジノ等を形成してもよい。
【0020】式 Q2−SO2−O−で表される基として
は、具体的には、アルキルスルホニルオキシ基、好ま
しくは炭素数1から6のアルキルスルホニルオキシ基
(例えば、メタンスルホニルオキシ,エタンスルホニル
オキシ等)、アリールスルホニルオキシ基、好ましく
は炭素数6から14のアリールスルホニルオキシ基(例
えば、ベンゼンスルホニルオキシ等)、アラルキルス
ルホニルオキシ基、好ましくは炭素数7から19のアラ
ルキルスルホニルオキシ基(例えば、ベンジルスルホニ
ルオキシ,フェネチルスルホニルオキシなどのフェニル
−C1-4アルキルスルホニルオキシ等),アシルスル
ホニルオキシ基(例えば、アセチルスルホニルオキシ,
ブチリルスルホニルオキシなどのC1-6アルキルカルボ
ニルスルホニルオキシ等)が用いられる。〜の各基
はいずれも1〜5個(好ましくは1〜3個)のハロゲン
原子(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素)で置換されて
いてもよい。またのうちC1-6アルキルカルボニルス
ルホニルオキシ基は1〜5個(好ましくは1〜3個)の
ハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素)で置
換されていてもよい。
【0021】R1で示される置換されていてもよい複素
環基としては、上記置換基群(A')に包含される置換
されていてもよい複素環基と同様のものが挙げられる。
1で示されるカルバモイル基(−CONR56)にお
けるR5またはR6としては、水素原子、置換されていて
もよい炭化水素基、置換されていてもよい複素環基が挙
げられる。該置換されていてもよい炭化水素基および置
換されていてもよい複素環基は前記R1で示される置換
されていてもよい炭化水素基および置換されていてもよ
い複素環基と同様のものが挙げられる。
【0022】R1は上記した中でも式
【化107】 [式中、X1は同一または異なってハロゲン原子、ハロゲ
ンで1〜3個置換されていてもよいC1-6アルキル基、
2-6アルケニル基、C2-6アルキニル基、ハロゲンで1
〜3個置換されていてもよいC1-6アルコキシ基、C2-6
アルケニルオキシ基、C2-6アルキニルオキシ基、ハロ
ゲンで1〜3個置換されていてもよいC1-6アルキルチ
オ基、C2-6アルケニルチオ基、C2-6アルキニルチオ
基、ハロゲンで1〜3個置換されていてもよいC1-6
ルキルスルフィニル基、C2-6アルケニルスルフィニル
基、C2-6アルキニルスルフィニル基、ハロゲンで1〜
3個置換されていてもよいC1-6アルキルスルホニル
基、C2-6アルケニルスルホニル基、C 2-6アルキニルス
ルホニル基、フェニル基、フェノキシ基、フェニルチオ
基、フェニルスルフィニル基、フェニルスルホニル基、
アミノ基、C1-6アルキルアミノ基、ジ(C1-6アルキ
ル)アミノ基、シアノ基、ニトロ基、ヒドロキシ基、ベ
ンジル基、ベンジルオキシ基、C1-6アルキル−カルボ
ニル基、またはC1-6アルコキシ−カルボニル基を示す
か、隣接する2つのX1が一緒になってメチレンジオキ
シ基を形成してもよく、mは0〜3の整数を示し、D1
は酸素原子、硫黄原子、または式NRd1(式中、Rd1
水素原子、またはC1-6アルキル基を示す。)で表され
る基を示す。]で表される基、または式
【化108】 [式中、X3は同一または異なってハロゲン原子、ハロゲ
ンで1〜3個置換されていてもよいC1-6アルキル基、
2-6アルケニル基、C2-6アルキニル基、ハロゲンで1
〜3個置換されていてもよいC1-6アルコキシ基、ハロ
ゲンで1〜3個置換されていてもよいC1-6アルキルチ
オ基、C1-6アルキルスルフィニル基、C1-6アルキルス
ルホニル基、C1-6アルキル−カルボニル基、C1-6アル
コキシ−カルボニル基、フェノキシ基、ホルムアミド
基、C1-6アルキル−カルボニルアミノ基、C1-6アルキ
ルスルホニルオキシ基、シアノ基、またはニトロ基を、
nは0〜3の整数を、D2は酸素原子、硫黄原子、また
は式NRd2(式中、Rd2は水素原子、またはC1-6アル
キル基を示す。)で表される基を示す。]で表される基
が好ましい。特に、R1は式
【化109】 [式中、X2は同一または異なってハロゲン原子、ハロゲ
ンで1〜3個置換されていてもよいC1-6アルキル基ま
たはC1-6アルコキシ基を、m'は0〜3の整数を示
す。]で表される基、または式
【化110】 [式中、X4は同一または異なってハロゲン原子、ハロゲ
ンで1〜3個置換されていてもよいC1-6アルキル基ま
たはC2-6アルキニル基を、n'は0〜3の整数を示
す。]で表される基が好ましく、式
【化111】 [式中、Y1はハロゲン原子、ハロゲンで1〜3個置換さ
れていてもよいC1-6アルキル基またはC1-6アルコキシ
基を、Y2およびY3はそれぞれ水素原子、ハロゲン原
子、ハロゲンで1〜3個置換されていてもよいC1-6
ルキル基またはC1-6アルコキシ基を示す。]で表される
基、または式
【化112】 [式中、Y4はハロゲン原子、ハロゲンで1〜3個置換さ
れていてもよいC1-6アルキル基またはC2-6アルキニル
基を、Y5およびY6はそれぞれ水素原子、ハロゲン原子
またはハロゲンで1〜3個置換されていてもよいC1-6
アルキル基を示す。]で表される基がより好ましい。
【0023】R2及びR3で示される置換されていてもよ
い炭化水素基としては、前記R1における置換されてい
てもよい炭化水素基と同様のものが挙げられる。中で
も、置換されていてもよい炭素数1から6の直鎖もしく
は分枝状アルキル基(例、メチル,エチル,n−プロピ
ル,イソプロピル,n−ブチル,イソブチル,sec−ブチ
ル,tert−ブチル,n−ペンチル,sec−ペンチル,イソ
ペンチル,ネオペンチル,n−ヘキシル,イソヘキシル
等のC1-6アルキル基等)が好ましい。該アルキル基の
置換基としては、ハロゲン原子(例、フッ素,塩素,臭
素,ヨウ素)が好ましい。該置換基の数は1〜4個(好
ましくは1〜3個)である。R2及びR3が隣接する炭素
原子と一緒になって形成してもよい置換されていてもよ
い3ないし8員の環状炭化水素基としては、例えばシク
ロプロパン−1,1−ジイル、シクロブタン−1,1−
ジイル、シクロペンタン−1,1−ジイル、シクロヘキ
サン−1,1−ジイル、シクロヘプタン−1,1−ジイ
ル及びシクロオクタン−1,1−ジイルなどのC3-8
クロアルカンジイル基等が用いられる。R2及びR3が隣
接する炭素原子と一緒になって形成される3ないし8員
の環状炭化水素基の置換基としては上記R1で示される
複素環基の置換基と同様のものが挙げられ、好ましくは
ハロゲン原子が用いられる。置換基の数は1〜3個であ
る。R2およびR3はそれぞれハロゲンで1〜3個置換さ
れていてもよいC1-6アルキル基が好ましい。特に、R2
およびR3はそれぞれメチルもしくはエチルなどのC1-6
アルキル基が好ましい。
【0024】R4で示される置換されていてもよい炭化
水素基及び置換されていてもよい複素環基としては上記
1における置換されていてもよい炭化水素基及び置換
されていてもよい複素環基と同様のものが挙げられる。
7で示される置換されていてもよい炭化水素基及び置
換されていてもよい複素環基としては上記R1における
置換されていてもよい炭化水素基及び置換されていても
よい複素環基と同様のものが挙げられる。R4としては
(1)それぞれハロゲン原子、ハロゲンで1〜3個置換さ
れていてもよいC1-6アルキル基およびハロゲンで1〜
3個置換されていてもよいC1-6アルコキシ基から選ば
れる1〜3個の置換基で置換されていてもよい(i)フェ
ニル基、(ii)ナフチル基(例、1−ナフチル基、2−ナ
フチル基)または(iii)チエニル基(例、2−チエニル
基、3−チエニル基)、(2)ハロゲンで1〜3個置換さ
れていてもよいC1-6アルコキシ基、(3)ハロゲンで1〜
3個置換されていてもよいC2-6アルケニルオキシ基、
(4)ハロゲンで1〜3個置換されていてもよいC2-6アル
キニルオキシ基、または(5)ハロゲンで1〜3個置換さ
れていてもよいフェノキシ基が好ましい。R4としては
特に式
【化113】 [式中、X5は水素原子、ハロゲン原子、ハロゲンで1〜
3個置換されていてもよいC1-6アルキル基またはハロ
ゲンで1〜3個置換されていてもよいC1-6アルコキシ
基を示す。]で表される基、ハロゲンで1〜3個置換さ
れていてもよいC1-6アルコキシ基、ハロゲンで1〜3
個置換されていてもよいC2-6アルケニルオキシ基、ハ
ロゲンで1〜3個置換されていてもよいC2-6アルキニ
ルオキシ基またはハロゲンで1〜3個置換されていても
よいフェノキシ基が好ましい。
【0025】R8における置換されていてもよい炭化水
素基としては前記R1における置換されていてもよい炭
化水素基と同様のものが挙げられる。R8としては水素
原子、C1-6アルキル基(例、メチル、エチル、n-プロ
ピル、イソプロピル等)が好ましい。R9における置換
されていてもよい炭化水素基および置換されていてもよ
い複素環基としては前記R1における置換されていても
よい炭化水素基および置換されていてもよい複素環基と
同様のものが挙げられる。R9における置換されていて
もよいアシル基としては前記置換基群(A')における
置換されていてもよいアシル基と同様のものが挙げられ
る。R15における置換されていてもよい炭化水素基およ
び置換されていてもよい複素環基としては前記R1にお
ける置換されていてもよい炭化水素基および置換されて
いてもよい複素環基と同様のものが挙げられる。R9
しては(1)水素原子、(2)(i)ハロゲン、(ii)ヒドロキシ
基、(iii)C1-6アルコキシ基、(iv)C1-6アルキルチオ
基、(v)C1-6アルキルスルフィニル基、(vi)C1-6アル
キルスルホニル基、(vii)C1-6アルキル−カルボニルオ
キシ基または(viii)式=N−OR14[式中、R14は前記
と同意義を示す。]で表される基で1〜3個置換されて
いてもよいC1-6アルキル基、(3)C3-6シクロアルキル
基、(4)C2-6アルケニル基、(5)C1-6アルコキシで1〜
3個置換されていてもよいC1-6アルコキシ基、(6)シア
ノ基、(7)ホルミル基または(8)ヒドロキシ基が好まし
い。特に水素原子、またはヒドロキシ基、C1-6アルコ
キシ基もしくはC1-6アルキル−カルボニルオキシ基で
1〜3個置換されていてもよいC1-6アルキル基が好ま
しい。
【0026】−A−は式
【化114】 (式中、各記号は前記と同意義を示す。)で表される基
を示すが、特に
【化115】 (式中、各記号は前記と同意義を示す。)で表される基
が好ましい。
【0027】R10における置換されていてもよい炭化水
素基としては前記R1における置換されていてもよい炭
化水素基と同様のものが挙げられる。R10としては水素
原子、C1-6アルキル基(例、メチル、エチル、n-プロ
ピル、イソプロピル等)が好ましい。R11におけるハロ
ゲン原子としてはフッ素、塩素、臭素、ヨウ素が挙げら
れる。R11における置換されていてもよい炭化水素基,
置換されていてもよい複素環基としては前記R1におけ
る置換されていてもよい炭化水素基および置換されてい
てもよい複素環基と同様のものが挙げられる。R16にお
ける置換されていてもよい炭化水素基,置換されていて
もよい複素環基としては前記R1における置換されてい
てもよい炭化水素基および置換されていてもよい複素環
基と同様のものが挙げられる。R16における置換されて
いてもよいアシル基としては前記置換基群(A')にお
ける置換されていてもよいアシル基と同様のものが挙げ
られる。R11としてはとりわけ水素原子、ハロゲン原
子、ハロゲンで1〜3個置換されていてもよいC1-6
ルキル基、C1-6アルコキシ基、C1-6アルキルチオ基、
1-6アルキルスルフィニル基、C1-6アルキルスルホニ
ル基が好ましい。R12におけるハロゲン原子としてはフ
ッ素、塩素、臭素、ヨウ素が挙げられる。R12における
置換されていてもよい炭化水素基としては前記R1にお
ける置換されていてもよい炭化水素基と同様のものが挙
げられる。R12としてはとりわけ水素原子、ハロゲン原
子、ハロゲンで1〜3個置換されていてもよいC1-6
ルキル基が好ましい。
【0028】Zにおけるハロゲン原子としてはフッ素、
塩素、臭素、ヨウ素が挙げられる。Zにおける置換され
ていてもよい炭化水素基としては前記R1における置換
されていてもよい炭化水素基と同様のものが挙げられ
る。Zにおける置換されていてもよいアシル基としては
前記置換基群(A')における置換されていてもよいア
シル基と同様のものが挙げられる。R5a及びR6aにおけ
る置換されていてもよい炭化水素基としては前記R1
おける置換されていてもよい炭化水素基と同様のものが
挙げられる。Zとしてはハロゲン原子、シアノ基、ハロ
ゲンで1〜3個置換されていてもよいC1-6アルキル
基、式 −CO217 [式中、R17は(1)ハロゲン(例、フッ素、塩素、臭素、
ヨウ素)で1〜3個置換されていてもよいC1-6アルキ
ル基(例、メチル、エチル、n-プロピル、イソプロピル
等)または(2)(i)ハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭
素、ヨウ素)、(ii)ハロゲン(例、フッ素、塩素、臭
素、ヨウ素)で1〜3個置換されていてもよいC1-6
ルキル基(例、メチル、エチル、n-プロピル、イソプロ
ピル等)または(iii)ハロゲン(例、フッ素、塩素、臭
素、ヨウ素)で1〜3個置換されていてもよいC1-6
ルコキシ基(例、メトキシ、エトキシ、n-プロポキシ、
イソプロポキシ等)で1〜3個置換されていてもよいC
7-19アラルキル基(例、ベンジル、フェネチル等のフェ
ニル−C1-4アルキル)を示す。]で表される基、式 −COR17x [式中、R17xは水素原子またはハロゲン(例、フッ素、
塩素、臭素、ヨウ素)で1〜3個置換されていてもよい
1-6アルキル基(例、メチル、エチル、n-プロピル、
イソプロピル等)を示す。]で表される基、または式 −CONR5b6b [式中、R5b及びR6bは各々水素原子またはハロゲン
(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素)で1〜3個置換さ
れていてもよいC1-6アルキル基(例、メチル、エチ
ル、n-プロピル、イソプロピル、n-ブチル、tert-ブチ
ル等)を示す。]で表される基が好ましい。なかでもメ
トキシカルボニル、エトキシカルボニルなどのC1-6
ルコキシ−カルボニル、アセチルなどのC1-6アルキル
カルボニル、N−(tert-ブチル)カルバモイルなどの
N−(C1-6アルキル)カルバモイル等が好ましい。
【0029】一般式(I)で表される化合物のうち好ま
しい態様は以下のおよびで示される。 R1は(1)それぞれハロゲン、C1-6アルキル基、C
1-6アルコキシ基、C1-6アルキルチオ基、C1-6アルキ
ルスルフィニル基もしくはC1-6アルキルスルホニル基
で1〜3個置換されていてもよい(i)フェニル基、(i
i)ナフチル基または(iii)ピリジル基または(2)ハ
ロゲン、ハロゲンで1〜3個置換されていてもよいC
1-6アルキル基もしくはC2-6アルキニル基で1〜3個置
換されていてもよいフェニル基で置換されたカルバモイ
ル基を、R2及びR3はそれぞれC1-6アルキル基を、R4
は(1)ハロゲンもしくはC1-6アルキル基で1〜3個
置換されていてもよいフェニル基または(2)C1-6
ルコキシ基を、−A−は式
【化116】 (式中、R8は水素原子またはC1-6アルキル基を、R9
は(i)水素原子、(ii)ハロゲン、ヒドロキシ基、C
1-6アルコキシ基、C1-6アルキルチオ基、C1-6アルキ
ルスルフィニル基、C1-6アルキルスルホニル基、C1-6
アルキル−カルボニルオキシ基、ヒドロキシイミノ基、
1-6アルコキシイミノ基もしくはC1-6アルキル−カル
ボニルオキシイミノ基で1〜3個置換されていてもよい
1-6アルキル基、(iii)C3-6シクロアルキル基、(i
v)C2-6アルケニル基、(v)C1-6アルコキシ基で1〜
3個置換されていてもよいC1-6アルコキシ基、(vi)
ホルミル基、(vii)シアノ基または(viii)ヒドロキ
シ基を、R10は水素原子またはC1-6アルキル基を、R
11は水素原子、C1-6アルキル基、C1-6アルコキシ基、
1-6アルキルチオ基、C1-6アルキルスルフィニル基ま
たはC1-6アルキルスルホニル基を、R12は水素原子を
示す。)で表される基を、Zは(1)ハロゲンで1〜3
個置換されていてもよいC1-6アルコキシ−カルボニル
基、(2)ハロゲンで1〜3個置換されていてもよいC
7-19アラルキルオキシ−カルボニル基、(3)C1-6
ルキル−カルボニル基または(4)モノもしくはジ(C
1-6アルキル)カルバモイル基を示す化合物またはその
塩。
【0030】R1は(1)ハロゲン、C1-6アルキル基、
1-6アルコキシ基、C1-6アルキルチオ基、C1-6アル
キルスルフィニル基もしくはC1-6アルキルスルホニル
基で1〜3個置換されていてもよいフェニル基、(2)ナ
フチル基、(3)ハロゲンで1〜3個置換されていてもよ
いピリジル基、(4)キノリル基、(5)イソキノリル基、
(6)C1-4アルキルで1〜3個置換されていてもよいキナ
ゾリニル基、(7)ハロゲンで1〜3個置換されていても
よいイミダゾ〔1,2−a〕ピリジル基、(8)ハロゲン
で1〜3個置換されていてもよい1,4−ベンゾジオキ
シニル基、(9)ハロゲンで1〜3個置換されていてもよ
い2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシニル基、
(10)ベンゾフラニル基または(11)(i)ハロゲン、ハロゲ
ンで1〜3個置換されていてもよいC1-6アルキル基、
2-6アルケニル基、C2-6アルキニル基、C1-6アルコ
キシ基、ハロゲンで1〜3個置換されていてもよいC
1-6アルキルチオ基、C1-6アルキルスルホニルオキシ
基、ホルムアミド基、C1-6アルキル−カルボニルアミ
ノ基およびシアノ基から選ばれる1〜3個の置換基で置
換されていてもよいフェニル基または(ii)C1-6アルキ
ルで1〜2個置換されていてもよいチアゾリル基で置換
されたカルバモイル基を、R2及びR3はそれぞれC1-6
アルキル基を、R4は(1)ハロゲンもしくはC1-6アルキ
ル基で1〜3個置換されていてもよいフェニル基または
(2)C1-6アルコキシ基を、−A−は式
【化117】 (式中、R8は水素原子またはC1-6アルキル基を、R9
は(1)水素原子、(2)ハロゲン、ヒドロキシ基、C1-6
ルコキシ基、C1-6アルキルチオ基、C1-6アルキルスル
フィニル基、C1-6アルキルスルホニル基、C1-6アルキ
ル−カルボニルオキシ基、ヒドロキシイミノ基、C1-6
アルコキシイミノ基もしくはC1-6アルキル−カルボニ
ルオキシイミノ基で1〜3個置換されていてもよいC
1-6アルキル基、(3)C3-6シクロアルキル基、(4)C2-6
アルケニル基、(5)C1-6アルコキシ基で1〜3個置換さ
れていてもよいC1-6アルコキシ基、(6)ホルミル基、
(7)シアノ基または(8)ヒドロキシ基を、R10は水素原子
またはC1-6アルキル基を、R11は水素原子、C1-6アル
キル基、C1-6アルキルチオ基、C1-6アルキルスルフィ
ニル基またはC1-6アルキルスルホニル基を、R12は水
素原子を示す。)で表される基を、Zは(1)ハロゲンで
1〜3個置換されていてもよいC1-6アルコキシ−カル
ボニル基、(2)ハロゲンで1〜3個置換されていてもよ
いC7-19アラルキルオキシ−カルボニル基、(3)C1-6
ルキル−カルボニル基または(4)モノもしくはジ(C1-6
アルキル)カルバモイル基を示す化合物またはその塩。
【0031】上記一般式(I)で表される化合物は−A
−で示される基により下記式(I-a)、(I-b)、(I-c)及
び(I-d)に分けて示すことができる。
【化118】 (式中の各記号は前記と同意義を示す。)
【0032】上記一般式(I-a)で表される化合物の中
で好ましいものとして一般式
【化119】 [式中、R1aは式
【化120】 (式中、X2aは同一または異なってハロゲン原子、ハロ
ゲンで1〜3個置換されていてもよいC1-6アルキル基
またはC1-6アルコキシ基を、m''は0〜3の整数を示
す。)で表される基または式
【化121】 (式中、X4aは同一または異なってハロゲン原子、ハロ
ゲンで1〜3個置換されていてもよいC1-6アルキル基
またはC2-6アルキニル基を、n''は0〜3の整数を示
す。)で表される基を、R4aは1〜3個の同一もしくは
異なる、ハロゲン原子、ハロゲンで1〜3個置換されて
いてもよいC1-6アルキル基またはハロゲンで1〜3個
置換されていてもよいC1-6アルコキシ基で置換されて
いてもよい(i)フェニル基、(ii)ナフチル基(例、1−
ナフチル基、2−ナフチル基)もしくは(iii)チエニル
基(例、2−チエニル基、3−チエニル基)または式 −OR7a (式中、R7aはハロゲンで1〜3個置換されていてもよ
いC1-6アルキル基、ハロゲンで1〜3個置換されてい
てもよいC2-6アルケニル基、ハロゲンで1〜3個置換
されていてもよいC2-6アルキニル基、または同一もし
くは異なるハロゲン原子で1〜3個置換されていてもよ
いフェニル基を示す。)で表される基を、R8aは水素原
子またはC1-6アルキル基を、R9aは水素原子またはヒ
ドロキシ基、C1-6アルコキシ基もしくはC1-6アルキル
−カルボニルオキシ基で1〜3個置換されていてもよい
1-6アルキル基を、R17aは(i)ハロゲンで1〜3個置
換されていてもよいC1-6アルキル基または(ii)ハロゲ
ン原子、ハロゲンで1〜3個置換されていてもよいC
1-6アルキル基またはハロゲンで1〜3個置換されてい
てもよいC1-6アルコキシ基で1〜3個置換されていて
もよいベンジル基を示す。]で表される化合物が挙げら
れる。
【0033】上記一般式(I-b)で表される化合物の中
で好ましいものとして一般式
【化122】 [式中、R10aは水素原子またはC1-6アルキル基を示
し、他の記号は前記と同意義を示す。]で表される化合
物が挙げられる。
【0034】上記一般式(I-c)で表される化合物の中
で好ましいものとして一般式
【化123】 [式中、R11aは水素原子、ハロゲンで1〜3個置換され
ていてもよいC1-6アルキル基、C1-6アルコキシ基、C
1-6アルキルチオ基、C1-6アルキルスルフィニル基また
はC1-6アルキルスルホニル基を、他の記号は前記と同
意義を示す。]で表される化合物が挙げられる。
【0035】上記一般式(I-d)で表される化合物の中
で好ましいものとして一般式
【化124】 [式中の記号は前記と同意義を示す。]で表される化合物
が挙げられる。
【0036】本発明の化合物(I)は分子中の置換分中
のスルホ基、カルボキシル基等の酸性基が無機塩基、有
機塩基等と農芸化学的に許容され得る塩基塩を形成する
ことができ、また分子中の塩基性の窒素原子及び置換分
中のアミノ基等の塩基性基が無機酸、有機酸等と農芸化
学的に許容され得る酸付加塩を形成することができる。
化合物(I)の無機塩基塩としては例えば、アルカリ金
属(例えば、ナトリウム、カリウム等)、アルカリ土類
金属(例えば、カルシウム等)、アンモニア等との塩
が、また化合物(I)の有機塩基塩としては例えば、ジ
メチルアミン、トリエチルアミン、ピペラジン、ピロリ
ジン、ピペリジン、2−フェニルエチルアミン、ベンジ
ルアミン、エタノールアミン、ジエタノールアミン、ピ
リジン、コリジン等との塩等が用いられる。化合物
(I)の無機酸付加塩としては例えば、塩酸、臭化水素
酸、硫酸、硝酸、リン酸等との塩が、化合物(I)の有
機酸付加塩としては例えば、p−トルエンスルホン酸、
メタンスルホン酸、ギ酸、トリフルオロ酢酸等との塩が
用いられる。
【0037】本発明は式
【化125】 [式中、R9pは水素原子、置換されていてもよい炭化水
素基または置換されていてもよい複素環基を、Lは脱離
基を、他の記号は前記と同意義を示す。]で表される化
合物またはその塩、および式
【化126】 [式中の記号は前記と同意義を示す。]で表される化合物
またはその塩にも関する。 R9pにおける置換されてい
てもよい炭化水素基および置換されていてもよい複素環
基としては前記R9における置換されていてもよい炭化
水素基および置換されていてもよい複素環基と同様のも
のが挙げられる。R9pとしては(1)水素原子、(2)(i)ハ
ロゲン、(ii)ヒドロキシ基、(iii)C1-6アルコキシ基、
(iv)C1-6アルキルチオ基、(v)C1-6アルキルスルフィ
ニル基、(vi)C1-6アルキルスルホニル基、(vii)C1-6
アルキル−カルボニルオキシ基または(viii)式=N−O
14[式中、R14は前記と同意義を示す。]で表される基
で1〜3個置換されていてもよいC1-6アルキル基、(3)
3-6シクロアルキル基または(4)C2-6アルケニル基が
好ましい。特に(1)水素原子、(2)ハロゲン、ヒドロキシ
基、C1-6アルコキシ基もしくはC1-6アルキルチオ基で
1〜3個置換されていてもよいC1-6アルキル基または
(3)C3-6シクロアルキル基が好ましい。Lで表される脱
離基としてはハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭素、
ヨウ素)、ヒドロキシ基、−OS(O)Clまたは式−
OS(O)218(式中、R18は置換されていてもよい
炭化水素基を示す。)で表される基等が挙げられる。R
18における置換されていてもよい炭化水素基としては前
記R1における置換されていてもよい炭化水素基と同様
のものが挙げられ、好ましくはメチル、トリフルオロメ
チル、4−メチルフェニル等である。Lとしては特にハ
ロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素)、ヒド
ロキシ基、−OS(O)Clまたはトリフルオロメチル
スルホニルオキシ基が好ましい。式(II-a-1)および
(II-b-1)で表される化合物のうち、脱離基Lとしてハ
ロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素)、ヒド
ロキシ基、−OS(O)Clまたは式−OS(O)2
18(式中、R18は前記と同意義を示す。)で表される基
を示す化合物は各々式
【化127】 [式中、L1はハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭素、
ヨウ素)、ヒドロキシ基、−OS(O)Clまたは式−
OS(O)218(式中、R18は前記と同意義を示
す。)で表される基を、他の記号は前記と同意義を示
す。]および式
【化128】 [式中の記号は前記と同意義を示す。]で表される。化合
物(II-a-1)またはその塩は化合物(I)またはその塩
のうち、式
【化129】 [式中の記号は前記と同意義を示す。]で表される化合物
もしくはその塩、または式(I-c)で表される化合物も
しくはその塩の合成中間体であり、化合物(II-b-1)ま
たはその塩は化合物(I)またはその塩のうち、式
【化130】 [式中の記号は前記と同意義を示す。]で表される化合物
もしくはその塩、または式(I-d)で表される化合物も
しくはその塩の合成中間体である。化合物(II-a-1)、
(II-b-1)、(II-a-1x)および(II-b-1x)の塩として
は上記した化合物(I)の塩と同様のものが用いられ
る。
【0038】本発明は式
【化131】 [式中の記号は前記と同意義を示す。]で表される化合物
またはその塩、および式
【化132】 [式中の記号は前記と同意義を示す。]で表される化合物
またはその塩にも関する。化合物(II-a-3)またはその
塩は化合物(I)またはその塩のうち、式
【化133】 [式中の記号は前記と同意義を示す。]で表される化合物
またはその塩の合成中間体であり、化合物(II-b-3)ま
たはその塩は化合物(I)またはその塩のうち、式
【化134】 [式中の記号は前記と同意義を示す。]で表される化合物
またはその塩の合成中間体である。化合物(II-a-3)及
び(II-b-3)はともにケト−エノール互変異性のケト互
変異性体を示しているが、これらの化合物はそれぞれ化
合物(I-a-3)及び(I-b-3)で基R15が水素原子を示す
化合物(I-a-3a)及び(I-b-3a)で表されるエノール互
変異性体として存在することもできる。またそれぞれ該
ケト及びエノール互変異性体の混合物として存在するこ
ともできる。化合物(II-a-3)および(II-b-3)の塩と
しては上記した化合物(I)の塩と同様のものが用いら
れる。本願明細書の以下の部分において上記した本発明
の化合物(II-a-1)、(II-b-1)、(II-a-3)および
(II-b-3)を総称して本発明化合物(II)と呼称するこ
とがある。
【0039】本発明は式
【化135】 [式中、R1xは水素原子、ベンジル基またはtert-ブチル
基を、他の記号は前記と同意義を示す。]で表される化
合物またはその塩、および式
【化136】 [式中の記号は前記と同意義を示す。]で表される化合物
またはその塩にも関する。化合物(II'-a)またはその
塩のうち、基R1xが水素原子を示す化合物(II'-a-1)
またはその塩は、化合物(I-a-1)もしくはその塩のう
ち、基R1が式CONR56(式中の記号は前記と同意
義を示す。)で表される基を示す化合物、即ち式
【化137】 [式中の記号は前記と同意義を示す。]で表される化合物
もしくはその塩、または化合物(I-c)もしくはその塩
のうち、基R1が式CONR56(式中の記号は前記と
同意義を示す。)で表される基を示す化合物、即ち式
【化138】 [式中の記号は前記と同意義を示す。]で表される化合物
もしくはその塩の合成中間体である。化合物(II'-b)
またはその塩のうち、基R1xが水素原子を示す化合物
(II'-b-1)またはその塩は、化合物(I-b-1)もしくは
その塩のうち、基R1が式CONR56(式中の記号は
前記と同意義を示す。)で表される基を示す化合物、即
ち式
【化139】 [式中の記号は前記と同意義を示す。]で表される化合物
もしくはその塩、または化合物(I-d)もしくはその塩
のうち、基R1が式CONR56(式中の記号は前記と
同意義を示す。)で表される基を示す化合物、即ち式
【化140】 [式中の記号は前記と同意義を示す。]で表される化合物
もしくはその塩の合成中間体である。化合物(II'-a)
またはその塩のうち、基R1xがベンジル基を示す化合物
(II'-a-2)またはその塩は、化合物(II'-a-1)または
その塩の合成中間体であり、化合物(II'-b)またはそ
の塩のうち、基R1xがベンジル基を示す化合物(II'-b-
2)またはその塩は、化合物(II'-b-1)またはその塩の
合成中間体である。また化合物(II'-a)またはその塩
のうち、基R1xがtert-ブチル基を示す化合物(II'-a-
3)またはその塩は、化合物(I-a-1r)もしくはその塩
または化合物(I-c-r)もしくはその塩の合成中間体で
あり、化合物(II'-b)またはその塩のうち、基R1xがt
ert-ブチル基を示す化合物(II'-b-3)またはその塩
は、化合物(I-b-1r)もしくはその塩または化合物(I-
d-r)もしくはその塩の合成中間体である。化合物(II'
-a-1)、(II'-a-2)、(II'-a-3)、(II'-b-1)、(I
I'-b-2)及び(II'-b-3)の塩としては、上記した化合
物(I)の塩と同様のものが用いられる。本願明細書の
以下の部分において上記した本発明の化合物(II'-a-
1)、(II'-a-2)、(II'-a-3)、(II'-b-1)、(II'-
b-2)及び(II'-b-3)を総称して本発明化合物(II')
と呼称することがある。なお上記一般式(II)または
(II')で表される化合物が1個以上の不斉中心を有す
る場合、一般式(II)または(II')で表される化合物
には2個以上の立体異性体(例えば、エナンチオマー、
ジアステレオマー等)が存在するが、一般式(II)また
は(II')にはこれらの立体異性体のすべて及びそれら
のうちの任意の2個以上からなる混合物が包含されてい
る。また上記一般式(II)または(II')で表される化
合物が二重結合等に関する幾何異性を有する場合、一般
式(II)または(II')で表される化合物には2個以上
の幾何異性体(例えば、E/Zまたはトランス/シスの各
異性体、S−トランス/S−シスの各異性体等)が存在
するが、一般式(II)または(II')にはこれらの幾何
異性体のすべて及びそれらのうちの任意の2個以上から
なる混合物が包含されている。
【0040】本発明の化合物(I)またはその塩は、安
全性に優れた除草剤として有用であり、極めて低薬量で
広範囲の雑草、例えば、タイヌビエ、ヒメタイヌビエ、
タマガヤツリ、コゴメガヤツリ、ヒデリコ、マツバイ、
イヌホタルイ、タイワンヤマイ、ミズガヤツリ、クログ
ワイ、コウキヤガラ、シズイ、コナギ、アゼナ、アブノ
メ、キカシグサ、ヒメミソハギ、ミゾハコベ、チョウジ
タデ、ウリカワ、ヘラオモダカ、オモダカ、ヒルムシ
ロ、セリ、ミズハコベ、アゼトウガラシ、タカサブロ
ウ、イボクサ、キシュウスズメノヒエ、エゾノサヤヌカ
グサ等の水田雑草、メヒシバ、エノコログサ、ヒメイヌ
ビエ、オオクサキビ、セイバンモロコシ、カラスムギ、
ブラックグラス、ウマノチャヒキ、ハマスゲ、アオビ
ユ、イチビ、アカザ、イヌタデ、スベリヒユ、アメリカ
キンゴジカ、シロバナチョウセンアサガオ、マルバアサ
ガオ、オナモミ、コハコベ、カラシナ類、エビスグサ、
カミツレ、ツユクサ等の畑地雑草に対して優れた殺草力
を有するのみならず、イネ、コムギ、オオムギ、ダイ
ズ、トウモロコシ、ワタ等の作物に対して薬害はほとん
どなく、高い安全性を示す。化合物(I)またはその塩
は、作物と各種雑草との間に優れた選択的除草効果を示
し、哺乳動物や魚介類に対して低毒性で、環境を汚染す
ることもなく、水田、畑、芝生、果樹園あるいは非農耕
地用の除草剤として極めて安全に使用することができ
る。なかでも水田で使用する除草剤として適している。
【0041】本発明の化合物(I)またはその塩を除草
剤として使用するにあたっては、一般の農薬のとりうる
形態、すなわち、化合物(I)またはその塩の1種また
は2種以上(好ましくは1〜3種)を使用目的によって
適当な液体担体に溶解するか分散させるか、または適当
な固体担体と混合するか吸着させ、乳剤、液剤、油剤、
粉剤、DL(ドリフトレス)型粉剤、粒剤、微粒剤、微
粒剤F、細粒剤F、水和剤、顆粒水和剤、水溶剤、フロ
アブル剤、錠剤、ジャンボ剤、噴霧剤、ペースト剤等の
製剤として使用する。これらの製剤は必要に応じ、乳化
剤、分散剤、展着剤、浸透剤、湿潤剤、結合剤、増粘剤
等を添加してもよく、自体公知の方法で調製することが
できる。
【0042】使用する液体担体(溶剤)としては、例え
ば、水、アルコール類(例、メタノール、エタノール、
1−プロパノール、2−プロパノール、エチレングリコ
ール等)、ケトン類(例、アセトン、メチルエチルケト
ン等)、エーテル類(例、ジオキサン、テトラヒドロフ
ラン、エチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチ
レングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコ
ールモノメチルエーテル等)、脂肪族炭化水素類(例、
ケロシン、灯油、燃料油、機械油等)、芳香族炭化水素
類(例、ベンゼン、トルエン、キシレン、ソルベントナ
フサ、メチルナフタレン等)、ハロゲン化炭化水素類
(例、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素
等)、酸アミド類(例、ジメチルホルムアミド、ジメチ
ルアセトアミド等)、エステル類(例、酢酸エチルエス
テル、酢酸ブチルエステル、脂肪酸グリセリンエステル
等)、ニトリル類(例、アセトニトリル、プロピオニト
リル等)等の溶媒が用いられる。これらは1種または2
種以上(好ましくは1〜3種)を適当な割合で混合して
使用する。
【0043】固体担体(希釈・増量剤)としては、例え
ば、植物性粉末(例、大豆粉、タバコ粉、小麦粉、木粉
等)、鉱物性粉末(例、カオリン、ベントナイト、酸性
白土、クレイ等のクレイ類、滑石粉、ロウ石粉等のタル
ク類、珪藻土、雲母粉等のシリカ類等)、アルミナ、硫
黄粉末、活性炭、糖類(例、乳糖、ブドウ糖等)、無機
塩類(例、炭酸カルシウム、重炭酸ナトリウム等)、ガ
ラス中空体(天然のガラス質を焼成加工してその中に気
泡を内包させたもの)等が用いられる。これらは1種ま
たは2種以上(好ましくは1〜3種)を適当な割合で混
合して使用する。該液体担体または固体担体は、製剤全
体に対して通常約1〜99重量%程度、好ましくは約1
0〜99重量%程度用いることができる。
【0044】乳化剤、分散剤、展着剤、浸透剤、湿潤剤
等としては必要に応じて界面活性剤が用いられる。これ
らの界面活性剤としては、例えば、ポリオキシエチレン
アルキルエーテル(例、三洋化成工業(株)製、エマル
ミン110等)、ポリオキシエチレンアルキルアリール
エーテル(例、三洋化成(株)製、ノニポール85、ノ
ニポール100、ノニポール160等)、ポリオキシエ
チレンラノリンアルコール、ポリオキシエチレンアルキ
ルフェノールホルマリン縮合物、ポリオキシエチレンソ
ルビタン脂肪酸エステル(例、花王(株)製、トゥイー
ン20、トゥイーン80、第一工業製薬(株)製、ソル
ゲンTW−20、ソルゲンTW−80等)、ポリオキシ
エチレングリセリルモノ脂肪酸エステル、ポリオキシプ
ロピレングリコールモノ脂肪酸エステル、ポリオキシエ
チレンソルビトール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレ
ンヒマシ油誘導体、ポリオキシエチレン脂肪酸エステ
ル、高級脂肪酸グリセリンエステル、ソルビタン脂肪酸
エステル、ショ糖脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン
ポリオキシプロピレンブロックポリマー、ポリオキシエ
チレン脂肪酸アミド、アルキロールアミド、ポリオキシ
エチレンアルキルアミン等の非イオン性界面活性剤、ア
ルキルアミン塩酸塩(例、ドデシルアミン塩酸塩等)、
アルキル四級アンモニウム塩、アルキルトリメチル四級
アンモニウム塩(例、ドデシルトリメチルアンモニウム
塩等)、アルキルジメチルベンジルアンモニウム塩、ア
ルキルピリジニウム塩、アルキルイソキノリニウム塩、
ジアルキルモルホリニウム塩、塩化ベンゼトニウム、ポ
リアルキルビニルピリジニウム塩等のカチオン性界面活
性剤、高級脂肪酸ナトリウム塩(例、パルミチン酸ナト
リウム等)、エーテルカルボン酸ナトリウム塩(例、ポ
リオキシエチレンラウリルエーテルカルボン酸ナトリウ
ム等)、高級脂肪酸のアミノ酸縮合物(例、ラウロイル
サルコシンナトリウム、N−ラウロイルグルタミン酸ナ
トリウム等)、高級アルキルスルホン酸塩、高級脂肪酸
エステルスルホン酸塩(例、ラウリン酸エステルスルホ
ン酸塩等)、リグニンスルホン酸塩(例、リグニンスル
ホン酸ナトリウム等)、アルキルスルホサクシネート
(例、ジヘプチルスルホコハク酸ナトリウム、ジオクチ
ルスルホコハク酸ナトリウム、ジノニルスルホコハク酸
ナトリウム等)、高級脂肪酸アミドスルホン酸塩(例、
オレイン酸アミドスルホン酸塩等)、ドデシルベンゼン
スルホン酸塩、ジイソプロピルナフタレンスルホン酸
塩、アルキルアリールスルホン酸塩ホルマリン縮合物、
高級アルコール硫酸エステル塩(例、ペンタデカン−2
−イルスルフェート等)、ポリオキシエチレンアルキル
エーテル硫酸エステル塩(例、ポリオキシエチレンドデ
シルエーテル硫酸ナトリウム等)、ポリオキシエチレン
アルキルリン酸エステル(例、ジポリオキシエチレンド
デシルエーテルリン酸エステル等)、ポリオキシエチレ
ンアルキルアリールリン酸エステル塩、スチレン−マレ
イン酸共重合体、アルキルビニルエーテル−マレイン酸
共重合体等のアニオン性界面活性剤、N−ラウリルアラ
ニン、N,N,N−トリメチルアミノプロピオン酸、
N,N,N−トリヒドロキシエチルアミノプロピオン
酸、N−ヘキシル−N,N−ジメチルアミノ酢酸、1−
(2−カルボキシエチル)ピリジニウムベタイン等の両
性界面活性剤等があげられる。これらのうち1種または
2種以上(好ましくは1〜5種)が用いられる。該界面
活性剤は、製剤全体に対して通常約0.1〜50重量%
程度、好ましくは約0.1〜25重量%程度用いること
ができる。
【0045】結合剤としては、例えば、デキストリン
(例、日澱化学(株)製、デキストリンND−S等)、
カルボキシメチルセルロースのナトリウム塩(例、第一
工業製薬(株)製、セロゲン5A、セロゲン6A、セロ
ゲン7A、セロゲンPR等)、ポリカルボン酸系高分子
化合物(例、三洋化成工業(株)製、トキサノンGR−
30、トキサノンGR−31A、トキサノンGR−50
L、トキサノンGR−60L;花王(株)製、ポイズ5
30、ポイズ532A等)、ポリビニルピロリドン、ポ
リビニルアルコール、リグニンスルホン酸ナトリウム、
リグニンスルホン酸カルシウム、ポリアクリル酸ナトリ
ウム、アラビアガム、アルギン酸ナトリウム、グルコー
ス、ショ糖、マンニトール、ソルビトール等が用いられ
る。該結合剤は、製剤全体に対して通常約0〜20重量
%程度用いることができる。増粘剤としては、例えば、
ベントナイト鉱物質(例、高純度ソジウムモンモリロナ
イト等)、ポリアクリル酸とその誘導体、カルボキシメ
チルセルロースのナトリウム塩(例、第一工業製薬
(株)製、セロゲン5A、セロゲン6A、セロゲン7
A、セロゲンPR等)、ホワイトカーボン類、天然の糖
類誘導体(例、キサンタンガム、グアーガム等)等が用
いられる。該増粘剤は製剤全体に対して通常約0.01
〜10重量%程度用いられる。
【0046】本発明の化合物(I)またはその塩を除草
剤として使用するための製剤形態としては粒剤、フロア
ブル剤が好ましく、粒剤の中では水面浮遊性粒剤、フロ
アブル剤の中では水性懸濁剤が特に好ましい。本発明は
本発明の化合物(I)またはその塩を含有する水面浮遊
性粒剤及び水性懸濁剤にも関する。本発明の水面浮遊性
粒剤においては、通常、担体として比重が1以下の粉末
基剤が用いられる。これらの粉末基剤としては、その粒
子径が600μm以下、好ましくは300μm以下であ
るものがよく、無機物では、上記に示したガラス中空
体、即ち天然のガラス質を焼成加工することによりその
中に独立した1個または複数個の気泡を有するものであ
り、例えば、真珠岩や黒曜石からなるパーライト、シラ
スよりなるシラスバルーン、蛭石よりなるバーミキュラ
イト等や、アルミノシリケート系で同じく焼成加工する
ことにより得られる微小中空球体のフィライト等があげ
られる。また有機物では、一般にロウ状物質と呼ばれる
常温で固体の高級脂肪酸(例、ステアリン酸、パルミチ
ン酸等)、高級アルコール(例、ステアリルアルコール
等)、パラフィンワックス、ポリエチレン粉末(例、三
洋化成工業(株)製、サンワックス131−P、サンワ
ックス151−P、サンワックス161−P、サンワッ
クス171−P等)、ポリプロピレン粉末(例、三洋化
成工業(株)製、ビスコール330−P、ビスコール5
50−P、ビスコール660−P等)等があげられる。
好ましくはガラス中空体であり、特に好ましくはパーラ
イトである。該比重が1以下の粉末基剤は製剤全体に対
して通常約10〜90重量%程度、好ましくは約30〜
90重量%程度用いることができる。
【0047】本発明の水面浮遊性粒剤においては、通
常、界面張力低下能の大きい界面活性剤が用いられる。
これらの界面活性剤としては、水の表面張力を25℃で
35dyne/cm以下に低下させることができるもの
が用いられ、例えば、アルキルベンゼンスルホネート、
ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチ
レンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンア
ルキルフェニルエーテルサルフェート、アルキルスルホ
サクシネート(例、第一工業製薬(株)製、ネオコール
YS−K、ネオコールSW−CE;竹本油脂(株)製、
ニューカルゲンEP−70G;東邦化学(株)製、エア
ロールCT−1;三洋化成工業(株)製、サンモリンO
T−70等)、アセチレングリコール(例、エア・プロ
ダクツ社製、サーフィノール104、サーフィノール1
04A、サーフィノール104E、サーフィノール10
4H、サーフィノールTG、サーフィノールTG−E、
サーフィノールPC、サーフィノール61、サーフィノ
ール82、サーフィノール40、サーフィノール46
5;日信化学(株)製、オルフィンE1010等)等が
あげられるが、これらに限定されるものではなく、単独
で、あるいは必要に応じて2種以上を任意の割合で混合
してもよい。これらのうち、特にアルキルスルホサクシ
ネート及びアセチレングリコール系界面活性剤が好まし
い。該界面張力低下能の大きい界面活性剤は製剤全体に
対して通常約0.1〜20重量%程度、好ましくは約1
〜10重量%程度用いることができる。
【0048】本発明の水面浮遊性粒剤においては、通
常、結合剤が用いられる。これらの結合剤としては、上
記の結合剤があげられ、これらのうち1種または2種以
上(好ましくは1〜3種)を用いる。好ましくはカルボ
キシメチルセルロースまたはその塩(例、ナトリウム
塩)及びポリカルボン酸系高分子化合物である。該結合
剤は製剤全体に対して通常約0.1〜20重量%程度、
好ましくは約1〜20重量%程度用いることができる。
【0049】本発明の水面浮遊性粒剤においては、必要
に応じて有機溶剤を含有せしめることができる。これら
の有機溶剤としては、例えば、フタル酸エステル(例、
フタル酸ジメチル、フタル酸ジオクチル、フタル酸ジト
リデシル等のフタル酸ジC1-20アルキルエステル等)、
脂肪族モノカルボン酸エステル(例、パルミチン酸エチ
ル、ラウリン酸メチル等)、脂肪族ジカルボン酸エステ
ル(例、コハク酸ジオクチル等)等のエステル類、キシ
レン、エチルベンゼン、オクタデシルベンゼン、ソルベ
ッソシリーズ(例、エクソン化学製、ソルベッソ10
0、ソルベッソ150、ソルベッソ200等)、メチル
ナフタレン(例、川崎化成工業(株)製、カワカゾール
等)、ドデシルナフタレン、トリデシルナフタレン、S
AS−310(日本石油化学(株)製)等の芳香族炭化
水素、オレイン酸、デカン酸、ヘプタン酸等の脂肪酸、
オリーブ油、大豆油、菜種油、アマニ油、綿実油、パー
ム油、アボガド油、サメ肝油等の動植物油、マシン油等
の鉱物油等の高沸点有機溶剤等があげられ、これらのう
ち1種または2種以上(好ましくは5種以下)を組み合
わせて使用する。なかでもカワカゾールが好ましい。該
有機溶剤は製剤全体に対して通常約0.1〜30重量%
程度、好ましくは約1〜30重量%程度用いることがで
きる。
【0050】本発明の水面浮遊性粒剤においては、更に
湿潤剤、乳化剤または分散剤として界面活性剤を添加し
てもよい。これらの界面活性剤としては、上記の界面活
性剤があげられ、好ましくはポリオキシエチレンポリオ
キシプロピレンブロックポリマー(例、三洋化成工業
(株)製、ニューポールPE−68、ニューポールPE
−64等)等が用いられる。該界面活性剤は製剤全体に
対して通常約0.1〜30重量%程度、好ましくは約
0.1〜20重量%程度用いることができる。
【0051】本発明の水面浮遊性粒剤においては所望に
より粒剤としての見かけ比重が1以下になる範囲で増量
剤を適量加えてもよい。この増量剤としては、有効成分
の水中への分散を促進するかもしくは妨げないものが好
ましく、水溶性あるいは水分散性であるものが望まし
い。例えば、水溶性肥料(例、尿素、硫酸アンモニウ
ム、塩化アンモニウム、塩化カリウム等)、水可溶性の
糖(例、乳糖、ブドウ糖等)、無機塩(例、炭酸カルシ
ウム、重炭酸ナトリウム等)、鉱物質微粉(例、ベント
ナイト、ジークライト、酸性白土、珪藻土等)等をあげ
ることができるが、これらに限定されるものではない。
増量剤の配合量は製剤全体に対して通常50重量%以下
である。
【0052】本発明の水面浮遊性粒剤は、まず、本発明
の化合物(I)またはその塩、必要により、比重が1以
下の粉末基剤、界面活性剤、結合剤、有機溶剤、他の除
草活性成分、さらに所望により、他の農薬活性成分、増
量剤などを混合し、練合して製造する。例えば、通常の
湿式法と同様に上記の構成成分を、通常よく使用される
混合機、例えばリボンブレンダーやV型混合機に投入
し、よく混合した後、ニーダーに移し水を加え練合して
から押しだし造粒機により造粒し、粒径0.5〜5mm
の粒剤を得る。このようにして製造される本発明の水面
浮遊性粒剤は、水面での拡散性が良好であり、水田等に
散布した場合は、水面全体に均一に農薬活性成分が分散
するため、イネ等の栽培作物に対して薬害が実質的にな
く、また、動物や魚介類に対しても施用時または施用後
に害は実質的にはなく、安全に使用できる。
【0053】また本発明の水面浮遊性粒剤は散布に際し
て簡便なように、20〜200gの単位で水溶性フィル
ムに包装してもよい。該水溶性フィルムとしては、例え
ば、ポリビニルアルコール、カルボキシメチルセルロー
ス、デンプン、ゼラチン、ポリビニルピロリドン、ポリ
アクリル酸及びその塩、デンプン系多糖類(例、林原商
事、プルラン等)、熱可塑性水溶性ポリマー(例、第一
工業製薬(株)製、パオゲン等)等があげられ、これら
のうちの1種または2種以上の混合物が用いられる。さ
らに木材パルプを混合したものでもよい。いずれの場合
においても水に対する溶解または分散の速いフィルムを
選ぶのがよい。
【0054】本発明による水面浮遊性粒剤は水面に投下
したとき、その見掛け比重が1以下のために沈まない
が、界面張力低下能の大きい界面活性剤を含んでいるの
で、粒剤中にすばやく水が侵入すると同時に、界面活性
剤が溶けだし、粒のまわりの水の表面張力は低下し、粒
は水面上を投下地点より外側に引っ張られ、粒同士の間
隔はみるみる広がると同時に、崩壊し始めるが、本発明
の水面浮遊性粒剤の内部に均一に界面活性剤が含まれて
いるので、一次粒子(凝集していない粒を構成する最小
単位)になるまで、水面で拡展と崩壊を続け、比重が1
以上の農薬活性成分等は水中に分散してゆき、最後には
比重が1以下の粉末基剤のみが水面に残る。この際、水
面浮遊性粒剤は表面張力の差により崩壊する程度の崩壊
性を有するように、その硬度を調整することが望まし
い。かくして、農薬活性成分は水田全体にむらなく行き
渡ることになる。このような水面浮遊性粒剤の拡展、崩
壊、分散は、極めて瞬時に起こるので、散布時の風の影
響による農薬活性成分の水田での偏りや、薬害の心配も
ない。
【0055】本発明の水性懸濁剤には湿潤剤または分散
剤として界面活性剤を添加してもよい。これらの界面活
性剤としては、上記の界面活性剤があげられ、好ましく
はアルキルスルホサクシネート(例、ジオクチルスルホ
コハク酸ナトリウム(例えば、第一工業製薬(株)製、
ネオコールYS−K等)等)、ポリオキシエチレンアル
キルアリールリン酸エステル塩(例、花王(株)製、ア
グリゾールFL−2017等)等が用いられる。該界面
活性剤は製剤全体に対して通常約0.1〜20重量%程
度、好ましくは約0.1〜10重量%程度用いることが
できる。
【0056】本発明の水性懸濁剤には必要に応じて凍結
防止剤、消泡剤、防腐剤、増粘剤を添加してもよい。凍
結防止剤としては、例えば、エチレングリコール、プロ
ピレングリコール等があげられ、製剤全体に対して通常
約1〜20重量%程度用いることができる。消泡剤とし
ては、例えば、アンチフォームE−20(花王(株)
製)等があげられ、製剤全体に対して通常約0.05〜
0.5重量%程度用いることができる。防腐剤として
は、例えば、p−ヒドロキシ安息香酸ブチル、ソルビン
酸、ソルビン酸カリウム等があげられ、製剤全体に対し
て通常約0.05〜3重量%程度用いることができる。
増粘剤としては上記の増粘剤があげられ、好ましくは高
純度ソジウムモンモリロナイト(例、クニミネ工業
(株)製、クニピアF等)が用いられる。該増粘剤は製
剤全体に対して通常約0.01〜10重量%程度用いる
ことができる。
【0057】本発明の水性懸濁剤は、自体公知の方法あ
るいはそれに準ずる方法に従い、本発明の化合物(I)
またはその塩、必要により、界面活性剤、他の除草活性
成分、さらに所望により、他の農薬活性成分、凍結防止
剤、消泡剤、防腐剤、増粘剤などを、水に溶解、あるい
は懸濁させることによって製造できる。例えば、使用す
る全成分を攪拌機により撹拌混合した後、ダイノミルま
たはマイクロフルイダイザー等の湿式粉砕機で微粉砕お
よび分散する方法(製法1)か、または有効成分の除草
剤等の原末等をジェットマイザーのような乾式粉砕機に
より粉砕し、他の成分を高速攪拌機により混合して分散
させる方法(製法2)が挙げられる。本発明の水性懸濁
剤の有効成分は、製剤中微粒子の形となり、水中に分散
することになる。他の粉末成分が用いられるときも同様
に水中に分散する。微粒子の平均粒径は約10μm以
下、好ましくは0.1〜5μmである。このようにして
製造される本発明の水性懸濁剤は、水中での拡散性が良
好であり、水中に均一に農薬活性成分が分散するため、
イネ等の栽培作物に対して薬害が実質的になく、また、
動物や魚介類に対しても施用時または施用後に害は実質
的にはなく、安全に使用できる。
【0058】本発明の化合物(I)またはその塩の製剤
中の含有割合は乳剤、水和剤、顆粒水和剤、液剤、水溶
剤、フロアブル剤等では約1〜90重量%程度が適当で
あり、油剤、粉剤、DL型粉剤等では約0.01〜10
重量%程度が適当であり、微粒剤、微粒剤F、細粒剤
F、粒剤等では約0.05〜10重量%程度が適当であ
るが、使用目的によってはこれらの濃度を適宜変更して
もよい。乳剤、水和剤、顆粒水和剤、液剤、水溶剤、フ
ロアブル剤等では使用に際して水等で適宜希釈増量(例
えば、約100〜100,000倍)して散布すること
もできる。
【0059】施用方法は通常の農薬の施用方法と同様の
方法を用いることができ、例えば、空中散布、土壌散
布、茎葉散布、育苗箱散布、側条施用、種子処理等があ
げられる。例えば水田に施用する場合には自体公知の方
法(例、手撒き、動力散布等)により施用される。本発
明の化合物(I)またはその塩を除草剤として用いる場
合の使用量は、適用場面、適用時期、施用方法、対象草
種、栽培作物等により差異はあるが、一般に有効成分
(化合物(I)またはその塩)として水田1アールあた
り0.05〜50g程度、好ましくは0.1〜10g程
度、畑地1アールあたり0.05〜50g程度、好まし
くは0.1〜10g程度である。本発明の化合物(I)
またはその塩は水田雑草用としては、出芽前土壌処理あ
るいは茎葉兼土壌処理剤として使用するのが適当であ
る。例えば、本発明の化合物(I)またはその塩を含有
する除草剤は田植え直後あるいは田植え1〜3週間後で
も薬害を発現することなく安全に使用でき、長期にわた
って効果が持続する。
【0060】本発明の化合物(I)またはその塩を含有
する除草剤は、必要に応じて、1種または2種以上(好
ましくは1〜3種)の他の除草剤、植物生長調節剤、殺
菌剤、殺虫剤、殺ダニ剤、殺線虫剤等と同時に施用する
ことができる。また該1種または2種以上(好ましくは
1〜3種)の他の除草剤、植物生長調節剤、殺菌剤、殺
虫剤、殺ダニ剤、殺線虫剤等を配合し、混合使用するこ
ともできる。他の除草剤(除草活性成分)としては、例
えば、(1)スルホニル尿素系除草剤[ベンスルフロン
メチル(bensulfuron-methyl)、ピラゾスルフロンエチル
(pyrazosulfuron-ethyl)、イマゾスルフロン(imazosulf
uron)、スルホスルフロン(sulfosulfuron)、シノスルフ
ロン(cinosulfuron)、アジムスルフロン(azimsulfuro
n)、メトスルフロンメチル(metsulfuron-methyl)、ハロ
スルフロンメチル(halosulfuron-methyl)、エトキシス
ルフロン(ethoxysulfuron)、シクロスルファムロン(cyc
losulfamuron)等]、(2)ピラゾール系除草剤[ピラゾ
レート(pyrazolate)、ピラゾキシフェン(pyrazoxyfe
n)、ベンゾフェナップ(benzofenap)等]、(3)カーバ
メート系除草剤[ベンチオカーブ(benthiocarb)、モリネ
ート(molinate)、エスプロカルブ(esprocarb)、ピリブ
チカルブ(pyributicarb)、ジメピペレート(dimepiperat
e)、スエップ(swep)等]、(4)クロロアセトアニリド
系除草剤[ブタクロール(butachlor)、プレチラクロール
(pretilachlor)、テニルクロール(thenylchlor)等]、
(5)ジフェニルエーテル系除草剤[クロメトキシニル
(chlomethoxynil)、ビフェノックス(bifenox)、CNP
等]、(6)トリアジン系除草剤[シメトリン(simetry
n)、ジメタメトリン(dimethametryn)、プロメトリン(pr
ometryn)等]、(7)フェノキシ酸系除草剤[2,4−P
A、MCP、MCPB、フェノチオール(phenothiol)
等]、(8)酸アミド系または尿素系除草剤[プロパニル
(propanil)、メフェナセット(mefenacet)、クロメプロ
ップ(clomeprop)、ナプロアニリド(naproanilide)、ブ
ロモブチド(bromobutide)、ダイムロン(daimuron)、ク
ミルロン(cumyluron)、エトベンザニド(etobenzanid)、
3−(1−(3,5−ジクロロフェニル)−1−メチル
エチル)−2,3−ジヒドロ−6−メチル−5−フェニ
ル−4H−1,3−オキサジン−4−オン(3-(1-(3,5-d
ichlorophenyl)-1-methylethyl)-2,3-dihydro-6-methyl
-5-phenyl-4H-1,3-oxazin-4-one)等]、(9)有機リン
系除草剤[ベンスリド(bensulide)、ピペロホス(piperop
hos)、ブタミホス(butamifos)、アニロホス(anilofos)
等]、(10)ジニトロアニリン系除草剤[トリフルラリ
ン(trifluralin)、プロジアミン(prodiamine)等]、(1
1)その他の系統の除草剤[ベンタゾン(bentazon)、ベ
ンフレセート(benfuresate)、オキサジアゾン(oxadiazo
n)、オキサジアルギル(oxadiargyl)、ペントキサゾン(p
entoxazone)、シハロホップブチル(cyhalofop-butyl)、
カフェンストロール(cafenstrole)、ピリミノバックメ
チル(pyriminobac-methyl)、ビスピリバックナトリウム
(bispyribac-sodium)、ピリベンゾキシム(pyribenzoxi
m)、7−(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イルチ
オ)−3−メチルフタリド(7-(4,6-dimethoxypyrimidin
-2-ylthio)-3-methylphthalide)、1−(2−クロロフ
ェニル)−4−(N−シクロヘキシル−N−エチルカル
バモイル)−5(4H)−テトラゾリノン(1-(2-chloro
phenyl)-4-(N-cyclohexyl-N-ethylcarbamoyl)-5(4H)-te
trazolinone)、2−(2−(3−クロロフェニル)−
2,3−エポキシプロピル)−2−エチルインダン−
1,3−ジオン(2-(2-(3-chlorophenyl)-2,3-epoxyprop
yl)-2-ethylindane-1,3-dione)、ACN、3−(2−ク
ロロ−4−メチルスルホニルベンゾイル)−4−フェニ
ルチオビシクロ[3.2.1]オクト−3−エン−2−オ
ン(3-(2-chloro-4-methylsulfonylbenzoyl)-4-phenylth
iobicyclo[3.2.1]oct-3-en-2-one)、ジチオピル(dithio
pyr)、ダラポン(dalapon)、クロルチアミド(chlorthiam
id)等]等があげられる。植物生長調節剤(植物生長調節
活性成分)としては、例えば、ヒメキサゾール(hymexaz
ol)、パクロブトラゾール(paclobutrazol)、ウニコナゾ
ール−P(uniconazole-P)、イナベンフィド(inabenfid
e)、プロヘキサジオンカルシウム(prohexadione-calciu
m)等があげられる。殺菌剤(殺菌活性成分)としては、
例えば、(1)ポリハロアルキルチオ系殺菌剤[キャプ
タン(captan)等]、(2)有機リン系殺菌剤[IBP、E
DDP、トルクロフォスメチル(tolclofos-methyl)
等]、(3)ベンズイミダゾール系殺菌剤[ベノミル(ben
omyl)、カルベンダジム(carbendazim)、チオファネート
メチル(thiophanate-methyl)等]、(4)カルボキシア
ミド系殺菌剤[メプロニル(mepronil)、フルトラニル(fl
utolanil)、チフルザミド(thifluzamid)、フラメトピル
(furametpyr)、テクロフタラム(teclofthalam)、ペンシ
クロン(pencycuron)、カルプロパミド(carpropamid)、
ジクロシメット(diclocymet)等]、(5)アシルアラニ
ン系殺菌剤[メタラキシル(metalaxyl)等]、(6)アゾ
ール系殺菌剤[トリフルミゾール(triflumizole)、イプ
コナゾール(ipconazole)、ペフラゾエート(pefurazoat
e)、プロクロラズ(prochloraz)等]、(7)メトキシア
クリル酸系殺菌剤[アゾキシストロビン(azoxystrobi
n)、メトミノストロビン(metominostrobin)等]、(8)
抗生物質系殺菌剤[バリダマイシンA(validamycin A)、
ブラストサイジンS(blasticidin S)、カスガマイシン
(kasugamycin)、ポリオキシン(polyoxin)等]、(9)そ
の他の殺菌剤[フサライド(fthalide)、プロベナゾール
(probenazole)、イソプロチオラン(isoprothiolane)、
トリシクラゾール(tricyclazole)、ピロキロン(pyroqui
lon)、フェリムゾン(ferimzone)、アシベンゾラルSメ
チル(acibenzolar S-methyl)、ジクロメジン(diclomezi
ne)、オキソリニック酸(oxolinic acid)、フェナジンオ
キシド(phenazine oxide)、TPN、イプロジオン(ipro
dione)等]等があげられる。殺虫剤(殺虫活性成分)と
しては、例えば、(1)有機リン系殺虫剤[フェンチオ
ン(fenthion)、フェニトロチオン(fenitrothion)、ピリ
ミホスメチル(pirimiphos-methyl)、ダイアジノン(diaz
inon)、キナルホス(quinalphos)、イソキサチオン(isox
athion)、ピリダフェンチオン(pyridafenthion)、クロ
ルピリホスメチル(chlorpyrifos-methyl)、バミドチオ
ン(vamidothion)、マラチオン(malathion)、フェントエ
ート(phenthoate)、ジメトエート(dimethoate)、ジスル
ホトン(disulfoton)、モノクロトホス(monocrotopho
s)、テトラクロルビンホス(tetrachlorvinphos)、クロ
ルフェンビンホス(chlorfenvinphos)、プロパホス(prop
aphos)、アセフェート(acephate)、トリクロルホン(tri
chlorphon)、EPN、ピラクロホス(pyraclofos)等]、
(2)カルバメート系殺虫剤[カルバリル(carbaryl)、
メトルカルブ(metolcarb)、イソプロカルブ(isoprocar
b)、BPMC、プロポキスル(propoxur)、XMC、カル
ボフラン(carbofuran)、カルボスルファン(carbosulfa
n)、ベンフラカルブ(benfuracarb)、フラチオカルブ(fu
rathiocarb)、メソミル(methomyl)、チオジカルブ(thio
dicarb)等]、(3)合成ピレスロイド系殺虫剤[シクロ
プロトリン(cycloprothrin)、エトフェンプロックス(et
hofenprox)等]、(4)ネライストキシン系殺虫剤[カル
タップ(cartap)、ベンスルタップ(bensultap)、チオシ
クラム(thiocyclam)等]、(5)ネオニコチノイド系殺
虫剤[イミダクロプリド(imidacloprid)、ニテンピラム
(nitenpyram)、アセタミプリド(acetamiprid)、チアメ
トキサム(thiamethoxam)、3−(6−クロロ−3−ピリ
ジルメチル)−1,3−チアゾリジン−2−イリデンシ
アナミド(3-(6-chloro-3-pyridylmethyl)-1,3-thiazoli
din-2-ylidenecyanamide)、1−メチル−2−ニトロ−
3−(テトラヒドロフラン−3−イルメチル)グアニジ
ン(1-methyl-2-nitro-3-(tetrahydrofuran-3-ylmethyl)
guanidine)、(E)−1−(2−クロロ−1,3−チア
ゾール−5−イルメチル)−3−メチル−2−ニトログ
アニジン((E)-1-(2-chloro-1,3-thiazol-5-ylmethyl)-3
-methyl-2-nitroguanidine)等]、(6)その他の殺虫剤
[ブプロフェジン(buprofezin)、テブフェノジド(tebufe
nozide)、フィプロニル(fipronil)等]等があげられる。
殺ダニ剤(殺ダニ活性成分)としては、例えば、ヘキシ
チアゾクス(hexythiazox)、ピリダベン(pyridaben)、フ
ェンピロキシメート(fenpyroximate)、テブフェンピラ
ド(tebufenpyrad)、クロルフェナピル(chlorfenapyr)、
エトキサゾール(etoxazole)、ピリミジフェン(pyrimidi
fen)等があげられる。殺線虫剤(殺線虫活性成分)とし
ては、例えば、フォスチアゼート(fosthiazate)等があ
げられる。このような他の農薬活性成分(例、除草活性
成分、植物生長調節活性成分、殺菌活性成分、殺虫活性
成分、殺ダニ活性成分、殺線虫活性成分など)は製剤全
体に対して通常約0.1〜20重量%程度、好ましくは
約0.1〜10重量%程度用いることができる。
【0061】本発明の化合物(I)またはその塩を含有
する農薬組成物を、上記したような他の農薬活性成分と
組み合わせて用いる場合、他の農薬活性成分を化合物
(I)またはその塩を含有する製剤と同一の製剤に混
合、配合し、使用することができ、またそれぞれの活性
成分を別個に製剤化したものを同時に、もしくは時間差
をおいて別々に使用してもよい。例えば、化合物(I)
またはその塩および他の除草活性成分を含有する農薬組
成物としては上記したような水面浮遊性粒剤、水性懸濁
剤とするのが好ましい。このような他の除草活性成分と
してはとりわけイマゾスルフロンが好ましく用いられ
る。
【0062】本発明の化合物(I)またはその塩を含有
する除草剤には、更に共力剤(例、ピペロニルブトキシ
ド(piperonyl butoxide)等)、誘引剤(例、オイゲノー
ル(eugenol)等)、忌避剤(例、クレオソート(creosot
e)等)、色素(例、食用青色1号等)、肥料(例、尿素
等)等を適宜混合してもよい。
【0063】本発明の化合物(I)またはその塩は新規
な化合物であるが、自体公知の方法あるいはそれに準じ
る方法に従って製造することができる。詳しくは化合物
(I)またはその塩のうち、化合物(I-a-1)、(I-
c)、(I-b-1)、(I-d)またはそれらの塩は以下の反
応図式1に従って製造することができる。
【0064】反応図式1
【化141】 [式中の記号は前記と同意義を示す。] 本反応においては化合物(II-a-1)、(II-b-1)または
それらの塩を脱離反応に付し、脱離基L及び隣接する炭
素原子上の水素原子を脱離させる。本脱離反応では原料
化合物である化合物(II-a-1)から基R8が結合した炭
素原子上の水素原子及び基Lが脱離して生成する化合物
(I-a-1)が通常得られるが、基R9pが脱離反応に関与
する水素原子を有する場合、即ち基R1112CHに該当
する場合にはこの水素原子及び基Lが脱離して生成する
化合物(I-c)も得られることがある。化合物(II-b-
1)を原料化合物とする場合も同様に基R10が結合した
炭素原子上の水素原子及び基Lが脱離して生成する化合
物(I-b-1)が通常得られるが、基R9pが基R1112
Hに該当する場合にはこの基の上の水素原子及び基Lが
脱離して生成する化合物(I-d)も得られることがあ
る。本反応は反応に悪影響を与えない溶媒中で行うこと
ができ、適当な溶媒としては例えば、ベンゼン、トルエ
ン等の芳香族炭化水素類、ジクロロメタン、クロロホル
ム、四塩化炭素、1、2−ジクロロエタン、クロロベン
ゼン、o-ジクロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素類、
テトラヒドロフラン(以下、THFと略記する)、ジオ
キサン等のエーテル類、アセトニトリル等のニトリル
類、アセトン、メチルエチルケトン等のケトン類、酢酸
エチル等のエステル類、メタノール、エタノール等のア
ルコール類、N,N−ジメチルホルムアミド(以下、D
MFと略記する)、N,N−ジメチルアセトアミド(以
下、DMAと略記する)、ジメチルスルホキシド(以
下、DMSOと略記する)等の非プロトン性極性溶媒
類、またはこれらの混合溶媒が用いられる。本反応にお
いては反応を加速させるために塩基を添加することもで
きる。本反応に用いられる塩基としては例えば、トリエ
チルアミン、トリプロピルアミン、エチルジイソプロピ
ルアミン、ピリジン、コリジン、ルチジン、1,8−ジ
アザビシクロ[5.4.0]−7−ウンデセン(以下、D
BUと略記する)、1,4−ジアザビシクロ[2.2.
2]オクタン、1,5−ジアザビシクロ[4.3.0]ノ
ン−5−エン等の有機塩基類、水素化ナトリウム、水酸
化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸
カリウム等の無機塩基類、ナトリウムメトキシド、ナト
リウムエトキシド、カリウムtert-ブトキシド等の金属
アルコキシド類等が用いられる。塩基は化合物(II-a-
1)または(II-b-1)に対して通常1〜20モル当量用
いられる。またピリジン等の有機塩基を溶媒として用い
ることも可能である。本反応の原料化合物である化合物
(II-a-1)または(II-b-1)のうち、脱離基となる基L
としてヒドロキシ基を有する化合物(II-a-1')または
(II-b-1')を用いる場合には、塩化チオニル、オキシ
塩化リン、トリフェニルホスフィン−四塩化炭素の組み
合わせ、トリフルオロメタンスルホン酸無水物等の反応
剤を通常1モル当量以上(好ましくは1〜35モル当
量)の量で添加し、反応混合物中に基Lとしてハロゲン
原子、−OS(O)Cl基、式−OS(O)218(R
18は前記と同意義を示す。)で表される基等のより脱離
性の高い置換基を有する化合物を生成させて本脱離反応
を行うことができる。本反応の反応温度は通常約−20
〜150℃、好ましくは約0〜100℃である。本反応
は30分〜30時間程度で完結し、その終了は薄層クロ
マトグラフィ、高速液体クロマトグラフィ等により確認
できる。反応図式1の原料化合物である化合物(II-a-
1)、(II-b-1)またはそれらの塩のうち、脱離基Lと
してハロゲン原子、または式−OS(O)218(R18
は前記と同意義を示す。)で表される基を有する化合物
またはそれらの塩は、基Lとしてヒドロキシ基を有する
化合物(II-a-1')、(II-b-1')またはそれらの塩から
公知の方法またはそれに準じる方法に従って容易に製造
することができる。化合物(II-a-1')、(II-b-1')ま
たはそれらの塩から得られる、基Lとしてハロゲン原
子、または式−OS(O)218(R18は前記と同意義
を示す。)で表される基を有する化合物またはそれらの
塩は一旦単離した後反応図式1の反応に付すことが可能
であるが、単離せずにこれらが生成している反応混合物
中で引き続き反応図式1の反応に付すことも可能であ
る。
【0065】化合物(II-a-1')、(II-b-1')またはそ
れらの塩は以下の反応図式2に従って製造することがで
きる。なお下記に示す化合物(III-a-1)、(III-b-
1)、(IV-a-1)、(IV-b-1)及び(V)の塩としては上
記した化合物(I)の塩と同様のものが用いられる。 反応図式2
【化142】 [式中、L2は脱離基を示し、他の記号は前記と同意義を
示す。] L2で示される脱離基としては例えば、ハロゲン原子
(例えばフッ素、塩素、臭素、ヨウ素等)または一般式 −O−CO−Q4 もしくは −O−CO−OQ4 [式中、Q4はハロゲン(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ
素)で1〜5個置換されていてもよいC1-6アルキル基
(例、メチル、エチル、n-プロピル、イソプロピル、n-
ブチル、イソブチル、sec-ブチル、tert-ブチル等)ま
たはそれぞれハロゲン(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ
素)もしくはC1-6アルキル基(例、メチル、エチル、n
-プロピル、イソプロピル、n-ブチル、イソブチル、sec
-ブチル、tert-ブチル等)で1〜5個置換されていても
よい(i)C6-14アリール基(例、フェニル)もしくは
(ii)C7-19アラルキル基(例、ベンジルなどのフェニ
ル−C1-4アルキル等)を示す。]で表される基(例え
ば、アセチルオキシ、イソブチルオキシカルボニルオキ
シ等)等が用いられる。なかでもハロゲン原子が好まし
く、特に塩素が好適である。本反応においては第1段階
として化合物(IV-a-1)、(IV-b-1)またはそれらの塩
を通常1モル当量以上(好ましくは1〜2モル当量)の
化合物(V)またはその塩と反応させて化合物(III-a-
1)、(III-b-1)またはそれらの塩を生成させ、ついで
第2段階として化合物(III-a-1)、(III-b-1)または
それらの塩を塩基と反応させ、閉環反応を行う。化合物
(III-a-1)、(III-b-1)またはそれらの塩は新規な化
合物である。本反応は2段階の反応であり、第1段階
の、化合物(IV-a-1)、(IV-b-1)またはそれらの塩と
化合物(V)またはその塩との反応で生成する化合物(I
II-a-1)、(III-b-1)またはそれらの塩を単離した
後、塩基を作用させて閉環反応を行うことが可能であ
る。また第1段階の反応で生成する化合物(III-a-
1)、(III-b-1)またはそれらの塩を単離することな
く、その反応混合物中に塩基を添加することにより引き
続き第2段階の反応を行うことも可能である。本反応は
反応に悪影響を与えない溶媒中で行うことができ、第1
段階の反応に適当な溶媒としては例えば、ベンゼン、ト
ルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、ジクロロメタ
ン、クロロホルム、1、2−ジクロロエタン等のハロゲ
ン化炭化水素類、THF、ジオキサン等のエーテル類、
アセトニトリル等のニトリル類、アセトン、メチルエチ
ルケトン等のケトン類、酢酸エチル等のエステル類、D
MF、DMSO等の非プロトン性極性溶媒類、またはこ
れらの混合溶媒が用いられる。また第2段階の反応に適
当な溶媒としては第1段階の反応で用いられる溶媒と同
様の溶媒が用いられる。第1段階の反応は一般に塩基の
存在下に行うのが好ましく、このような塩基としては例
えば、トリエチルアミン、トリプロピルアミン、エチル
ジイソプロピルアミン、DBU、ピリジン等の有機塩基
類、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等の無機塩基類が用
いられる。これらの塩基の使用量としては化合物(IV-a
-1)または(IV-b-1)に対して通常1モル当量以上(好
ましくは1〜2モル当量)である。第1段階の反応の反
応温度は通常約−20〜150℃、好ましくは約0〜1
00℃である。本反応は30分〜数日程度で完結し、そ
の終了は薄層クロマトグラフィ、高速液体クロマトグラ
フィ等により確認できる。第2段階の反応で用いられる
塩基としては第1段階の反応で用いられる塩基と同様の
塩基が用いられる。これらの塩基の使用量としては化合
物(III-a-1)または(III-b-1)に対して通常触媒量〜
10モル当量程度である。また第1段階の反応で生成す
る化合物(III-a-1)、(III-b-1)またはそれらの塩を
単離することなく、引き続き第2段階の反応を行う場合
には第2段階の反応に必要な塩基を第1段階の反応の開
始時に添加しておくことが可能であり、このような塩基
としては第1段階で必要とされる塩基と同一のものを使
用することもできる。第2段階の反応においては反応を
加速させるためにルイス酸を添加することもできる。こ
のようなルイス酸としては例えば、四塩化チタン、塩化
亜鉛、四塩化スズ、塩化アルミニウム、三フッ化ホウ素
・ジエチルエーテル錯体等が用いられる。これらのルイ
ス酸の使用量としては化合物(III-a-1)または(III-b
-1)に対して触媒量〜1モル当量程度である。第2段階
の反応の反応温度は通常約−20〜150℃、好ましく
は約0〜100℃である。本反応は30分〜数日程度で
完結し、その終了は薄層クロマトグラフィ、高速液体ク
ロマトグラフィ等により確認できる。
【0066】反応図式2の原料化合物である化合物
(V)またはその塩は一般式
【化143】 [式中、R20は水素原子またはC1-6アルキル基を示し、
他の記号は前記と同意義を示す。]で表される化合物か
ら公知の方法またはそれに準じる方法により容易に製造
することができる。R20で示されるC1-6アルキル基と
しては例えば、メチル、エチル、イソプロピル等が用い
られる。また化合物(V')は公知の化合物であるか、ある
いは公知の化合物から容易に製造することができる。例
えば、ジャーナル・オブ・メディシナル・ケミストリー
[Journal of Medicinal Chemistry]第18巻、172頁
(1975年)、テトラヘドロン・レターズ[Tetrahedr
on Letters]第12巻、3001頁(1971年)、ケ
ミカル・アブストラクツ[Chemical Abstracts]第55
巻、25865b(1961年)、ケミカル・アブスト
ラクツ[Chemical Abstracts]第52巻、5353a(1
958年)、オーガニック・シンセシーズ・コレクティ
ブ・ボリュム(ジョン・ウイリー・アンド・サンズ・イ
ンク・ニューヨーク)[Organic Syntheses Collective
Volume (John Wiley and Sons, Inc., New York)]第4
巻、461頁(1963年)、ジャーナル・オブ・ザ・
ケミカル・ソサエティ、パーキン・トランサクションズ
・1[Journal of the Chemical Society, Perkin Trans
actions 1]2483頁(1976年)等に記載されてい
る方法またはそれらに準じる方法により製造できる。
【0067】反応図式2の原料化合物である化合物(IV
-a-1)、(IV-b-1)またはそれらの塩は以下の反応図式
3に従って製造することができる。なお下記に示す化合
物(VI-a-1)、(VI-b-1)、(VI-b-1')及び(VII)の
塩としては上記した化合物(I)の塩と同様のものが用
いられる。 反応図式3
【化144】 [式中、L3は脱離基を示し、他の記号は前記と同意義を
示す。]L3で示される脱離基としては例えば、ハロゲン
原子(例えばフッ素、塩素、臭素、ヨウ素等)、式 −S(O)k4 または −OS(O)24 [式中の記号は前記と同意義を示す。]で表される基(例
えば、メチルスルホニルオキシ、トリフルオロメチルス
ルホニルオキシ、p−トルエンスルホニルオキシ、ベン
ゼンスルホニルオキシ等)等が用いられる。なかでもハ
ロゲン原子、例えば塩素、臭素、ヨウ素が好ましい。本
反応においては化合物(VII)またはその塩を通常1モ
ル当量以上(好ましくは1〜10モル当量)の化合物
(VI-a-1)、(VI-b-1)、(VI-b-1')またはそれらの
塩と反応させる。本反応は反応に悪影響を与えない溶媒
中で行うことができ、適当な溶媒としては例えば、アセ
トニトリル等のニトリル類、アセトン、メチルエチルケ
トン等のケトン類、酢酸エチル等のエステル類、DM
F、DMA、DMSO等の非プロトン性極性溶媒類、ま
たはこれらの混合溶媒が用いられる。本反応のうち化合
物(VI-a-1)、(VI-b-1)またはそれらの塩を用いる反
応は一般に塩基の存在下に行うのが好ましく、このよう
な塩基としては反応図式1で示される反応と同様の有機
塩基類、無機塩基類、金属アルコキシド類等が用いられ
る。塩基は化合物(VII)に対して通常1〜5モル当量用
いられる。また反応を加速させるためにヨウ化ナトリウ
ム、ヨウ化カリウム等のヨウ化物または18−クラウン
−6、15−クラウン−5等の相間移動触媒を添加して
もよい。ここで用いられるヨウ化物または相間移動触媒
は化合物(VII)に対して通常触媒量〜1モル当量程度用
いられる。本反応のうち化合物(VI-b-1')またはその
塩を用いる反応においては反応を加速させるためにピリ
ジン、4−ジメチルアミノピリジン等のピリジン化合物
を添加することができる。ここで用いられるピリジン化
合物の量は化合物(VII)に対して通常触媒量〜1モル当
量程度である。また化合物(VI-b-1')が液体の場合に
は本反応を溶媒を用いずに行うことが好適である。本反
応の反応温度は通常約0〜150℃、好ましくは約10
〜100℃である。本反応は30分〜数日程度で完結
し、その終了は薄層クロマトグラフィ、高速液体クロマ
トグラフィ等により確認できる。
【0068】反応図式3の原料化合物である化合物(VI
I)またはその塩は公知の化合物であるか、あるいは公
知の化合物から容易に製造することができる。例えば、
ジャーナル・オブ・ザ・アメリカン・ケミカル・ソサエ
ティ[Journal of the American Chemical Society]第7
1巻、3929頁(1949年)、へミッシェ・ベリヒ
テ[Chemische Berichte])第106巻、1083頁(1
973年)、ザ・ジャーナル・オブ・オーガニック・ケ
ミストリー[the Journal of Organic Chemistry]第46
巻、2082頁(1981年)、同第57巻、4521
頁(1992年)、特開昭60−115552号公報等
に記載されている方法またはそれらに準じる方法により
製造できる。反応図式3の原料化合物である化合物(VI
-a-1)、(VI-b-1)、(VI-b-1')またはそれらの塩は
例えば、α−ハロケトン(あるいはアルデヒド)化合物
(例、クロロアセトン等)、β−ハロケトン(あるいは
アルデヒド)化合物(例、β−クロロプロピオフェノン
等)またはα,β−不飽和ケトン(あるいはアルデヒ
ド)化合物(例、メチルビニルケトン等)である。これ
らは公知の化合物であるか、あるいは公知の化合物から
容易に製造することができる。
【0069】本発明の化合物(I)またはその塩のう
ち、化合物(I-a-3)、(I-b-3)またはそれらの塩は以
下の反応図式4に従って製造できる。なお下記に示す化
合物(VIII)の塩としては上記した化合物(I)の塩と
同様のものが用いられる。 反応図式4
【化145】 [式中、L4は脱離基を示し、他の記号は前記と同意義を
示す。] L4で示される脱離基としては例えば、ハロゲン原子
(例えばフッ素、塩素、臭素、ヨウ素等)または式 −OS(O)24 もしくは −OS(O)2OQ4 [式中の記号は前記と同意義を示す。]で表される基(例
えば、メチルスルホニルオキシ、トリフルオロメチルス
ルホニルオキシ、p−トルエンスルホニルオキシ、メト
キシスルホニルオキシ等)等が用いられる。なかでも塩
素、トリフルオロメチルスルホニルオキシ、p−トルエ
ンスルホニルオキシ等が好ましい。本反応においては化
合物(II-a-3)、(II-b-3)またはそれらの塩を通常1
モル当量以上(好ましくは1〜2モル当量)の化合物
(VIII)またはその塩と反応させる。本反応は反応に悪
影響を与えない溶媒中で行うことができ、適当な溶媒と
しては例えば、アセトニトリル等のニトリル類、アセト
ン、メチルエチルケトン等のケトン類、DMF、DM
A、DMSO等の非プロトン性極性溶媒類、メタノー
ル、エタノール等のアルコール類、水、またはこれらの
混合溶媒が用いられる。本反応は一般に塩基の存在下に
行うのが好ましく、このような塩基としては反応図式1
で示される反応と同様の有機塩基類、無機塩基類、金属
アルコキシド類等が用いられる。これらの塩基は化合物
(II-a-3)または(II-b-3)に対して通常1〜5モル当
量用いられる。本反応の反応温度は通常約0〜150
℃、好ましくは約10〜100℃である。本反応は30
分〜30時間程度で完結し、その終了は薄層クロマトグ
ラフィ、高速液体クロマトグラフィ等により確認でき
る。反応図式4の原料化合物である化合物(VIII)また
はその塩は通常のハロゲン化合物(例、クロロメチルメ
チルエーテル等)、スルホン酸エステル化合物(例、p
−トルエンスルホン酸メチル等)、硫酸エステル化合物
(例、ジメチル硫酸等)等であり、公知の化合物である
か、あるいは公知の化合物から容易に製造することがで
きる。
【0070】反応図式4の原料化合物である化合物(II
-a-3)、(II-b-3)またはそれらの塩は以下の反応図式
5に従って製造できる。なお下記に示す化合物(III-a-
3)及び(III-b-3)の塩としては上記した化合物(I)
の塩と同様のものが用いられる。 反応図式5
【化146】 [式中、R21はC1-6アルキル基を示し、他の記号は前記
と同意義を示す。] R21で示されるC1-6アルキル基としては例えば、メチ
ル、エチル、イソプロピル等があげられる。本反応にお
いては化合物(III-a-3)、(III-b-3)またはそれらの
塩を塩基と反応させて分子内クライゼン縮合反応を行
う。本反応は反応に悪影響を与えない溶媒中で行うこと
ができ、適当な溶媒としては例えば、メタノール、エタ
ノール、イソプロピルアルコール等のアルコール類、T
HF、ジエチルエーテル、1,2−ジメトキシエタン等
のエーテル類、DMF、DMSO等の非プロトン性極性
溶媒類、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化
水素類、またはこれらの混合溶媒が用いられる。本反応
に用いられる塩基としては例えば、ナトリウムメトキシ
ド、ナトリウムエトキシド、カリウムtert-ブトキシド
等の金属アルコキシド類、水素化ナトリウム等の無機塩
基類等が用いられる。塩基の使用量は化合物(III-a-
3)または(III-b-3)1モルに対して触媒量〜5モル程
度である。本反応の反応温度は通常約−20〜150
℃、好ましくは約0〜100℃である。本反応は30分
〜30時間程度で完結し、その終了は薄層クロマトグラ
フィ、高速液体クロマトグラフィ等により確認できる。
【0071】反応図式5の原料化合物である化合物(II
I-a-3)、(III-b-3)またはそれらの塩は新規な化合物
であり、これらは以下の反応図式6に従って製造するこ
とができる。なお下記に示す化合物(IV-a-3)及び(IV
-b-3)の塩としては上記した化合物(I)の塩と同様の
ものが用いられる。 反応図式6
【化147】 [式中の記号は前記と同意義を示す。] 本反応においては化合物(IV-a-3)、(IV-b-3)または
それらの塩を通常1モル当量以上(好ましくは1〜2モ
ル当量)の化合物(V)またはその塩と反応させる。本
反応は反応に悪影響を与えない溶媒中で行うことがで
き、適当な溶媒としては反応図式2に示される反応のう
ち第1段階の反応と同様の溶媒が用いられる。本反応は
一般に塩基の存在下に行うのが好ましく、このような塩
基としては反応図式2に示される反応のうち第1段階の
反応と同様の塩基が用いられる。塩基の使用量は化合物
(IV-a-3)または(IV-b-3)に対して通常1モル当量以
上(好ましくは1〜2モル当量)である。本反応の反応
温度、反応の完結に要する時間、反応の終了の確認法等
は反応図式2で示される反応のうち第1段階の反応と同
様である。
【0072】反応図式6の原料化合物である化合物(IV
-a-3)、(IV-b-3)またはそれらの塩は以下の反応図式
7に従って製造することができる。なお下記に示す化合
物(VI-a-3)、(VI-b-3)及び(VI-b-3')の塩として
は上記した化合物(I)の塩と同様のものが用いられ
る。 反応図式7
【化148】 [式中の記号は前記と同意義を示す。] 本反応においては化合物(VII)またはその塩を通常1
モル当量以上(好ましくは1〜10モル当量)の化合物
(VI-a-3)、(VI-b-3)、(VI-b-3')またはそれらの
塩と反応させる。本反応は反応に悪影響を与えない溶媒
中で行うことができ、適当な溶媒としては反応図式3で
示される反応と同様の溶媒が用いられる。本反応のうち
化合物(VI-a-3)、(VI-b-3)またはそれらの塩を用い
る反応は一般に塩基の存在下に行うのが好ましく、この
ような塩基としては反応図式3で示される反応と同様の
塩基が用いられる。塩基の使用量は化合物(VII)に対し
て通常1〜5モル当量である。また反応を加速させるた
めにヨウ化ナトリウム、ヨウ化カリウム等のヨウ化物を
添加してもよい。ここで用いられるヨウ化物は化合物(V
II)に対して通常触媒量〜1モル当量程度用いられる。
本反応のうち化合物(VI-b-3')またはその塩を用いる
反応においては反応を加速させるためにピリジン、4−
ジメチルアミノピリジン等のピリジン化合物を添加する
ことができる。ここで用いられるピリジン化合物の量は
化合物(VII)に対して通常触媒量〜1モル当量程度であ
る。また化合物(VI-b-3')が液体の場合には本反応を
溶媒を用いずに行うことが好適である。また本反応を更
に加速するためには封管中で加圧下に反応を行うことも
可能である。本反応の反応温度は通常約0〜200℃、
好ましくは約20〜170℃である。本反応は30分〜
数日程度で完結し、その終了は薄層クロマトグラフィ、
高速液体クロマトグラフィ等により確認できる。反応図
式7の原料化合物である化合物(VI-a-3)、(VI-b-
3)、(VI-b-3')またはそれらの塩は例えば、α−ハロ
カルボン酸エステル化合物(例、ブロモ酢酸エチル
等)、β−ハロカルボン酸エステル化合物(例、3−ク
ロロプロピオン酸エチル等)またはα,β−不飽和カル
ボン酸エステル化合物(例、アクリル酸メチル等)であ
る。これらは公知の化合物であるか、あるいは公知の化
合物から容易に製造することができる。
【0073】本発明の化合物(I-c)、(I-d)またはそ
れらの塩のうち基R12が水素原子を示す化合物(I-c-
1)、(I-d-1)またはそれらの塩は以下の反応図式8に
従って製造することもできる。なお下記に示す化合物
(III-c-1)及び(III-d-1)の塩としては上記した化合
物(I)の塩と同様のものが用いられる。 反応図式8
【化149】 [式中、Y7はハロゲン原子を示し、他の記号は前記と同
意義を示す。] Y7で示されるハロゲン原子としては例えば、フッ素、
塩素、臭素、ヨウ素等が用いられ,特に臭素及び塩素が
好適である。本反応においては化合物(III-c-1)、(I
II-d-1)またはそれらの塩をラジカル開始剤の存在下に
水素化トリブチルスズ等のラジカル水素化剤と反応させ
て閉環反応を行う。本反応は反応に悪影響を与えない溶
媒中で行うことができ、適当な溶媒としては例えば、ベ
ンゼン、トルエン等の芳香族炭化水素類等が用いられ
る。本反応に用いられるラジカル開始剤としては例え
ば、2,2’−アゾビスイソブチロニトリル(以下、A
IBNと略記する)、過酸化ベンゾイル、トリエチルボ
ラン等が用いられる。これらのラジカル開始剤の使用量
は化合物(III-c-1)または(III-d-1)1モルに対して
通常触媒量用いられる。ラジカル水素化剤の使用量は化
合物(III-c-1)または(III-d-1)に対して通常1〜5
モル当量である。本反応の反応温度は通常約0〜150
℃、好ましくは約50〜100℃である。本反応は30
分〜30時間程度で完結し、その終了は薄層クロマトグ
ラフィ、高速液体クロマトグラフィ等により確認でき
る。
【0074】反応図式8の原料化合物である化合物(II
I-c-1)、(III-d-1)またはそれらの塩は新規な化合物
であり、これらは以下の反応図式9に従って製造するこ
とができる。なお下記に示す化合物(IX)、(IV-c-1)
及び(IV-d-1)の塩としては上記した化合物(I)の塩
と同様のものが用いられる。 反応図式9
【化150】 [式中の記号は前記と同意義を示す。] 本反応においては化合物(IV-c-1)、(IV-d-1)または
それらの塩を通常1モル当量以上(好ましくは1〜2モ
ル当量)の化合物(IX)またはその塩と反応させる。本
反応は反応に悪影響を与えない溶媒中で行うことがで
き、適当な溶媒としては反応図式2で示される反応のう
ち第1段階の反応と同様の溶媒が用いられる。本反応は
一般に塩基の存在下に行うのが好ましく、このような塩
基としては反応図式2で示される反応のうち第1段階の
反応と同様の塩基が用いられる。これらの塩基の使用量
としては化合物(IV-c-1)または(IV-d-1)に対して通
常1モル当量以上(好ましくは1〜2モル当量)であ
る。本反応の反応温度、反応の完結に要する時間、反応
の終了の確認法等は反応図式2で示される反応のうち第
1段階の反応と同様である。
【0075】反応図式9の原料化合物である化合物(I
X)またはその塩は一般式
【化151】 [式中の記号は前記と同意義を示す。]で表される化合
物、または化合物(V)から公知の方法またはそれに準
じる方法により容易に製造することができる。また化合
物(IX')は例えば、化合物(V')から公知の方法または
それに準じる方法により容易に製造することができる。
【0076】反応図式9の原料化合物である化合物(IV
-c-1)、(IV-d-1)またはそれらの塩は以下の反応図式
10に従って製造することができる。なお下記に示す化
合物(X-c-1)及び(X-d-1)の塩としては上記した化合
物(I)の塩と同様のものが用いられる。 反応図式10
【化152】 [式中、L5は脱離基を示し、他の記号は前記と同意義を
示す。] L5で示される脱離基としては反応図式3で示される脱
離基L3と同様のものが用いられる。なかでもハロゲン
原子、例えば塩素、臭素、ヨウ素が好ましい。本反応に
おいては化合物(VII)またはその塩を通常1モル当量
以上(好ましくは1〜3モル当量)の化合物(X-c-
1)、(X-d-1)またはそれらの塩と反応させる。本反応
は反応に悪影響を与えない溶媒中で行うことができ、適
当な溶媒としては反応図式3で示される反応と同様の溶
媒が用いられる。本反応は一般に塩基の存在下に行うの
が好ましく、このような塩基としては反応図式3で示さ
れる反応と同様の塩基が用いられる。塩基の使用量は化
合物(VII)に対して通常1〜5モル当量である。また反
応を加速させるためにヨウ化ナトリウム、ヨウ化カリウ
ム等のヨウ化物を添加してもよい。ここで用いられるヨ
ウ化物は化合物(VII)に対して通常触媒量〜1モル当量
程度用いられる。本反応の反応温度、反応の完結に要す
る時間、反応の終了の確認法等は反応図式3で示される
反応と同様である。反応図式10の原料化合物である化
合物(X-c-1)、(X-d-1)またはそれらの塩は通常のハ
ロアルキン化合物(例、臭化プロパルギル等)等であ
り、公知の化合物であるか、あるいは公知の化合物から
容易に製造することができる。本発明の化合物(I-a-
2)または(I-b-2)は各々化合物(I-a)または(I-b)
において基R9が基R9qを示す場合、即ち置換されてい
てもよいアシル基を示す場合に該当する。このような化
合物(I-a-2)および (I-b-2)は反応図式1で得られる化
合物(I-a-1)及び (I-b-1)を各々酸化剤と反応させるこ
とにより得られる。酸化剤としては例えば、二酸化セレ
ン、酸化クロム、酸化クロム−ピリジン錯体等が用いら
れる。これらの酸化剤は化合物(I-a-1)または (I-b-1)
に対して通常1〜10モル当量用いられる。
【0077】上記化合物(I-a-2)、(I-b-2)またはそ
れらの塩のうち特に基R9qとして式R13CO−(式中、
13は水素原子、またはそれぞれハロゲンで1〜3個置
換されていてもよい(i)C1-6アルキル基、(ii)C
6-14アリール基もしくは(iii)C7-19アラルキル基を
示す。)で表される基を示す化合物(I-a-2a)、(I-b-
2a)またはそれらの塩は以下の反応図式11に従って製
造することができる。 反応図式11
【化153】 [式中の記号は前記と同意義を示す。] R13で示されるハロゲン(例えばフッ素、塩素、臭素、
ヨウ素等)で1〜3個置換されていてもよいC1-6アル
キル基としては例えば、メチル、エチル、イソプロピ
ル、トリフルオロメチル等があげられ、ハロゲン(例え
ばフッ素、塩素、臭素、ヨウ素等)で1〜3個置換され
ていてもよいC6-14アリール基としては例えば、フェニ
ル、ナフチル、4−クロロフェニル等があげられ、ハロ
ゲン(例えばフッ素、塩素、臭素、ヨウ素等)で1〜3
個置換されていてもよいC7-19アラルキル基としては例
えば、ベンジル、4−クロロベンジル等があげられる。
本反応においては化合物(I-a-1)のうち基R9pが基R
13CH2に該当する化合物である化合物(I-a-1')もし
くはその塩、または化合物(I-b-1)のうち基R9pが基
13CH2に該当する化合物である化合物(I-b-1')も
しくはその塩を原料化合物とし、これらを酸化剤と反応
させて各々化合物(I-a-2a)もしくはその塩、または化
合物(I-b-2a)もしくはその塩を製造する。本反応は反
応に悪影響を与えない溶媒中で行うことができ、適当な
溶媒としては例えば、エタノール、tert-ブチルアルコ
ール等のアルコール類、ジオキサン等のエーテル類、酢
酸等のカルボン酸類、無水酢酸等の酸無水物類、ジクロ
ロメタン、1、2−ジクロロエタン等のハロゲン化炭化
水素類、水、またはこれらの混合溶媒が用いられる。本
反応に用いられる酸化剤としては例えば、二酸化セレ
ン、酸化クロム、酸化クロム−ピリジン錯体等が用いら
れる。これらの酸化剤は化合物(I-a-1')または(I-b-
1')に対して通常1〜10モル当量用いられる。本反応
の反応温度は通常約−20〜150℃、好ましくは約0
〜100℃である。本反応は30分〜30時間程度で完
結し、その終了は薄層クロマトグラフィ、高速液体クロ
マトグラフィ等により確認できる。
【0078】本発明の化合物(I-a-1)、(I-b-1)また
はそれらの塩のうち基R9pが式−CR13=NOR
14x(式中、R14xは水素原子またはC1-6アルキル基を
示し、他の記号は前記と同意義を示す。)で表される基
を示す場合に該当する化合物(I-a-1a)、(I-b-1a)ま
たはそれらの塩は以下の反応図式12に従って製造する
こともできる。なお下記に示す化合物(XI)の塩として
は上記した化合物(I)の塩と同様のものが用いられ
る。 反応図式12
【化154】 [式中の記号は前記と同意義を示す。] R14xで示されるC1-6アルキル基としてはR14で示され
るC1-6アルキル基と同様のものが用いられ、例えば、
メチル、エチル等が用いられる。本反応においては化合
物(I-a-2a)、(I-b-2a)またはそれらの塩を通常1モ
ル当量以上(好ましくは1〜3モル当量)の化合物(X
I)またはその塩と反応させて化合物(I-a-1a)、(I-b
-1a)またはそれらの塩を製造する。本反応は反応に悪
影響を与えない溶媒中で行うことができ、適当な溶媒と
しては例えば、メタノール、エタノール等のアルコール
類、DMF、DMA等の非プロトン性極性溶媒類等が用
いられる。本反応の反応温度は通常約−20〜150
℃、好ましくは約0〜100℃である。本反応は30分
〜30時間程度で完結し、その終了は薄層クロマトグラ
フィ、高速液体クロマトグラフィ等により確認できる。
反応図式12の原料化合物である化合物(XI)またはそ
の塩は通常のヒドロキシルアミン、O−アルキルヒドロ
キシルアミン化合物(例、O−メチルヒドロキシルアミ
ン等)等であり、公知の化合物であるか、あるいは公知
の化合物から容易に製造することができる。
【0079】本発明の化合物(I-a-1)、(I-b-1)また
はそれらの塩のうち基R9pが式−CR13=NOR
14y(式中、R14yはハロゲンで1〜3個置換されていて
もよいC1-6アルキル−カルボニル基を示し、他の記号
は前記と同意義を示す。)で表される基を示す場合に該
当する化合物(I-a-1b)、(I-b-1b)またはそれらの塩
は以下の反応図式13に従って製造することもできる。
なお下記に示す化合物(XII)の塩としては上記した化
合物(I)の塩と同様のものが用いられる。 反応図式13
【化155】 [式中の記号は前記と同意義を示す。] R14yで示されるハロゲン(例えばフッ素、塩素、臭
素、ヨウ素等)で1〜3個置換されていてもよいC1-6
アルキル−カルボニル基としてはR14で示されるハロゲ
ンで1〜3個置換されていてもよいC1-6アルキル−カ
ルボニル基と同様のものが用いられ、例えば、アセチ
ル、プロピオニル、トリフルオロアセチル等が用いられ
る。本反応においては化合物(I-a-1a)のうち基R14x
が水素原子を示す化合物(I-a-1a')もしくはその塩、
または化合物(I-b-1a)のうち基R14xが水素原子を示
す化合物(I-b-1a')もしくはその塩を原料化合物と
し、これらを通常1モル当量以上(好ましくは1〜3モ
ル当量)の化合物(XII)またはその塩と反応させて各々
化合物(I-a-1b)もしくはその塩、または化合物(I-b-
1b)もしくはその塩を製造する。本反応は反応に悪影響
を与えない溶媒中で行うことができ、適当な溶媒として
は例えば、THF、ジオキサン等のエーテル類、ジクロ
ロメタン、1、2−ジクロロエタン等のハロゲン化炭化
水素類等が用いられる。また本反応においては反応を加
速させるために塩基を添加することもできる。このよう
な塩基としては例えば、ピリジン、トリエチルアミン等
があげられる。塩基の使用量は化合物(I-a-1a')また
は(I-b-1a')に対して通常1〜5モル当量である。本
反応の反応温度は通常約−20〜150℃、好ましくは
約0〜100℃である。本反応は30分〜30時間程度
で完結し、その終了は薄層クロマトグラフィ、高速液体
クロマトグラフィ等により確認できる。反応図式13の
原料化合物である化合物(XII)またはその塩は通常の
カルボン酸ハロゲン化物(例、塩化アセチル等)、カル
ボン酸無水物(例、無水酢酸等)等であり、公知の化合
物であるか、あるいは公知の化合物から容易に製造する
ことができる。
【0080】本発明の化合物(I-a)、(I-b)またはそ
れらの塩のうち基R9がシアノ基を示す場合に該当する
化合物(I-a-4)、(I-b-4)またはそれらの塩は以下の
反応図式14に従って製造することができる。 反応図式14
【化156】 [式中の記号は前記と同意義を示す。] 本反応においては化合物(I-a-1a)のうち基R13及びR
14xが共に水素原子を示す化合物(I-a-1a'')もしくは
その塩、または化合物(I-b-1a)のうち基R13及びR
14xが共に水素原子を示す化合物(I-b-1a'')もしくは
その塩を脱水反応に付して各々化合物(I-a-4)もしく
はその塩、または化合物(I-b-4)もしくはその塩を製
造する。本反応は反応に悪影響を与えない溶媒中で行う
ことができ、適当な溶媒としては例えば、THF、DM
F等が用いられる。本反応に用いられる脱水反応剤とし
ては例えば、オキシ塩化リンとDMFから調製されるヴ
ィルスマイヤー[Vilsmeyer]反応剤等が用いられる。ま
た本反応においては反応を加速させるために塩基を添加
することもできる。このような塩基としては例えば、ピ
リジン、トリエチルアミン等があげられる。脱水反応剤
及び塩基の使用量は化合物(I-a-1a'')または(I-b-1
a'')に対して通常1〜5モル当量である。本反応の反
応温度は通常約−20〜150℃、好ましくは約0〜1
00℃である。本反応は30分〜30時間程度で完結
し、その終了は薄層クロマトグラフィ、高速液体クロマ
トグラフィ等により確認できる。
【0081】また化合物(I-a-4)、(I-b-4)またはそ
れらの塩は化合物(I-a-2a)のうち、基R13が水素原子
を示す、下記に示した化合物(I-a-2a')もしくはその
塩、または化合物(I-b-2a)のうち、基R13が水素原子
を示す、下記に示した化合物(I-b-2a')もしくはその
塩を原料化合物とし、これらを反応図式12に示される
反応の条件下でヒドロキシルアミンまたはその塩と反応
させて反応混合物中に化合物(I-a-1a'')もしくはその
塩、または化合物(I-b-1a'')もしくはその塩を発生さ
せた後、これを単離することなく反応混合物中に反応図
式14で示される反応で用いられる脱水反応剤を加えて
反応図式14で示される反応の条件下反応を行うことに
より製造することもできる。
【化157】 [式中の記号は前記と同意義を示す。]
【0082】本発明の化合物(I-a-1)、(I-b-1)、ま
たはそれらの塩のうち、基R9pが式 R13CH(OH)− (式中、R13は前記と同意義を示す。)で表される基を
示す化合物(I-a-1c)、(I-b-1c)またはそれらの塩は
以下の反応図式15に従って製造することもできる。 反応図式15
【化158】 [式中の記号は前記と同意義を示す。] 本反応においては化合物(I-a-2a)、(I-b-2a)または
それらの塩を還元剤と反応させて化合物(I-a-1c)、
(I-b-1c)またはそれらの塩を製造する。本反応は反応
に悪影響を与えない溶媒中で行うことができ、適当な溶
媒としては例えば、メタノール、エタノール、イソプロ
ピルアルコール等のアルコール類、THF、ジオキサン
等のエーテル類、水、またはこれらの混合溶媒が用いら
れる。本反応において用いられる還元剤としては例え
ば、水素化ホウ素ナトリウム等があげられる。還元剤の
使用量は化合物(I-a-2a)または(I-b-2a)1モルに対
して通常1〜5モル程度である。また還元剤として水素
化ホウ素ナトリウムを用いる場合には塩化セリウム(ま
たはその水和物)を添加することが好適である。塩化セ
リウムの使用量は水素化ホウ素ナトリウム1モルに対し
て通常1〜3モル程度である。本反応の反応温度は通常
約−20〜150℃、好ましくは約0〜100℃であ
る。本反応は30分〜30時間程度で完結し、その終了
は薄層クロマトグラフィ、高速液体クロマトグラフィ等
により確認できる。
【0083】本発明の化合物(I-a-1)、(I-b-1)、ま
たはそれらの塩のうち、基R9pが式 R13CH(OR22)− (式中、R22はそれぞれハロゲンで1〜3個置換されて
いてもよい(i)C1-6アルキル基または(ii)C1-6
ルキル−カルボニル基を示し、他の記号は前記と同意義
を示す。)で表される基を示す場合に該当する化合物
(I-a-1d)、(I-b-1d)またはそれらの塩は以下の反応
図式16に従って製造することもできる。なお下記に示
す化合物(XIII)の塩としては上記した化合物(I)の
塩と同様のものが用いられる。 反応図式16
【化159】 [式中、L6は脱離基を示し、他の記号は前記と同意義を
示す。] R22で示されるハロゲン(例えばフッ素、塩素、臭素、
ヨウ素等)で1〜3個置換されていてもよいC1-6アル
キル基としては例えば、メチル、エチル等が用いられ
る。またR22で示されるハロゲン(例えばフッ素、塩
素、臭素、ヨウ素等)で1〜3個置換されていてもよい
1-6アルキル−カルボニル基としては例えば、アセチ
ル、プロピオニル、トリフルオロアセチル等が用いられ
る。L6で示される脱離基としては反応図式2で示され
る脱離基L2または反応図式3で示される脱離基L3と同
様のものが用いられる。なかでもハロゲン原子(例え
ば、塩素、臭素、ヨウ素等)、C1-6アルキル−カルボ
ニルオキシ基(例えば、アセトキシ基等)等が好まし
い。本反応においては化合物(I-a-1c)、(I-b-1c)ま
たはそれらの塩を通常1モル当量以上の化合物(XIII)
またはその塩と反応させて化合物(I-a-1d)、(I-b-1
d)またはそれらの塩を製造する。本反応は反応に悪影
響を与えない溶媒中で行うことができ、適当な溶媒とし
ては反応図式2で示される反応のうち第1段階の反応と
同様の溶媒が用いられる。本反応は一般に塩基の存在下
に行うのが好ましく、このような塩基としては例えば、
トリエチルアミン、DBU、ピリジン等の有機塩基類、
炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、水素化ナトリウム等の
無機塩基類、カリウムtert-ブトキシド等の金属アルコ
キシド類等が用いられる。これらの塩基の使用量として
は化合物(I-a-1c)、(I-b-1c)に対して通常1モル当
量以上である(好ましくは1〜3モル当量)。また化合
物(XIII)としてハロゲン化アルキル等を用いる場合に
は銀塩(例えば、酸化銀等)を添加することによって本
反応を加速することができる。銀塩の使用量は化合物
(I-a-1c)または(I-b-1c)に対して通常1モル当量以
上(好ましくは1〜2モル当量)である。一方、化合物
(XIII)としてカルボン酸無水物またはカルボン酸ハロ
ゲン化物等を用いる場合には4−ジメチルアミノピリジ
ン等のアシル化を促進する反応剤を添加することによっ
て本反応を加速することができる。本反応剤の使用量は
化合物(I-a-1c)または(I-b-1c)に対して通常触媒量
〜1モル当量程度である。本反応の反応温度は通常約0
〜150℃、好ましくは約10〜100℃である。本反
応は30分〜数日程度で完結し、その終了は薄層クロマ
トグラフィ、高速液体クロマトグラフィ等により確認で
きる。反応図式16の原料化合物である化合物(XIII)
またはその塩は例えば、ハロゲン化炭化水素化合物
(例、ヨウ化メチル等)、カルボン酸ハロゲン化物
(例、塩化アセチル等)、カルボン酸無水物(例、無水
酢酸等)等である。これらは公知の化合物であるか、あ
るいは公知の化合物から容易に製造することができる。
【0084】本発明の化合物(I-a-1)、(I-b-1)、ま
たはそれらの塩のうち、基R9pが式 R2324C=CR13− (式中、R23及びR24は各々水素原子、ハロゲン原子、
1-6アルキル基、またはC1-6アルコキシ基を示し、他
の記号は前記と同意義を示す。)で表される基を示す場
合に該当する化合物(I-a-1e)、(I-b-1e)またはそれ
らの塩は以下の反応図式17に従って製造することもで
きる。なお下記に示す化合物(XIV)の塩としては上記
した化合物(I)の塩と同様のものが用いられる。 反応図式17
【化160】 [式中、Phはフェニル基を示し、他の記号は前記と同
意義を示す。] R23またはR24で示されるハロゲン原子としては例え
ば、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素等が用いられる。R23
またはR24で示されるC1-6アルキル基としては例え
ば、メチル、エチル等が用いられる。またR23またはR
24で示されるC1-6アルコキシ基としては例えば、メト
キシ、エトキシ等が用いられる。本反応においては化合
物(I-a-2a)、(I-b-2a)またはそれらの塩を通常1モ
ル当量以上(好ましくは1〜2モル当量)のイリド化合
物(XIV)またはその塩と反応させて化合物(I-a-1
e)、(I-b-1e)またはそれらの塩を製造する。本反応
は反応に悪影響を与えない溶媒中で行うことができ、適
当な溶媒としては例えば、ヘキサン、シクロヘキサン等
の脂肪族炭化水素類、ベンゼン等の芳香族炭化水素類、
ジエチルエーテル、THF等のエーテル類、DMSO等
の非プロトン性極性溶媒類またはこれらの混合溶媒が用
いられる。本反応の反応温度は通常約−80〜100
℃、好ましくは約−70〜50℃である。本反応は30
分〜数日程度で完結し、その終了は薄層クロマトグラフ
ィ、高速液体クロマトグラフィ等により確認できる。
【0085】反応図式17の原料化合物である化合物
(XIV)またはその塩は公知の化合物であるか、あるい
は公知の化合物から容易に製造することができる。例え
ば、一般式
【化161】 [式中、Y8はハロゲン原子を示し、他の記号は前記と同
意義を示す。]で表されるホスホニウム塩化合物を通常
1モル当量以上の塩基(例えば、水素化ナトリウム等の
無機塩基類、カリウムtert-ブトキシド等の金属アルコ
キシド類、ブチルリチウム、フェニルリチウム等の有機
金属化合物類等)と反応させることにより製造すること
ができる。化合物(XIV)またはその塩を化合物(XI
V')から生成させた後、単離せず、その反応系へ化合物
(I-a-2a)、(I-b-2a)またはそれらの塩を加えること
によって反応図式17で示される反応を行うことも可能
である。Y8で示されるハロゲン原子としては例えば、
塩素、臭素等が用いられる。化合物(XIV')は公知の化
合物であるか、あるいは公知の化合物から容易に製造す
ることができる。
【0086】本発明の化合物(I)、(II-a-1)、(II
-b-1)またはそれらの塩のうち、基R1が式S(O)p
25(式中、R25はハロゲンで1〜3個置換されていても
よいC1-6アルキル基、C2-6アルケニル基、C2-6アル
キニル基またはフェニル基を示し、pは1または2を示
す。)で表される基で置換され、かつ他の置換基X
1a(X1aは同一または異なってハロゲン原子またはハロ
ゲンで1〜3個置換されていてもよいC1-6アルキル基
を示す。)で1〜2個置換されていてもよいフェニル基
を示す場合に該当する化合物(I-e')、(II-a-1e')、
(II-b-1e')またはそれらの塩は以下の反応図式18に
従って製造することもできる。 反応図式18
【化162】 [式中、qは0〜2の整数を示し、他の記号は前記と同
意義を示す。] R25で示されるハロゲン(例えばフッ素、塩素、臭素、
ヨウ素等)で1〜3個置換されていてもよいC1-6アル
キル基としては例えば、メチル、エチル、イソプロピ
ル、トリフルオロメチル、2,2,2−トリフルオロエ
チル等があげられる。R25で示されるC2-6アルケニル
基としては例えば、アリル等があげられる。R25で示さ
れるC2-6アルキニル基としては例えば、プロパルギル
等があげられる。X1aで示されるハロゲン原子としては
例えば、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素等が用いられる。
1aで示されるハロゲン(例えばフッ素、塩素、臭素、
ヨウ素等)で1〜3個置換されていてもよいC1-6アル
キル基としては例えば、メチル、エチル、トリフルオロ
メチル等があげられる。本反応においては化合物
(I)、(II-a-1)、(II-b-1)またはそれらの塩のう
ち、基R1が式SR25(式中、R25は前記と同意義を示
す。)で表される基で置換され、かつ他の置換基X
1a(X1aは前記と同意義を示す。)で1〜2個置換され
ていてもよいフェニル基を示す化合物(I-e)、(II-a-
1e)、(II-b-1e)またはそれらの塩を酸化剤等と反応
させて酸化し、化合物(I-e')、(II-a-1e')、(II-b
-1e')またはそれらの塩を製造する。本反応は反応に悪
影響を与えない溶媒中で行うことができ、適当な溶媒と
しては例えば、水、メタノール、エタノール、1-プロパ
ノール、イソプロピルアルコール、1-ブタノール、tert
-ブチルアルコール等のアルコール類、ベンゼン、トル
エン、キシレン、ニトロベンゼン等の芳香族炭化水素
類、ジクロロメタン、1,2−ジクロロエタン、クロロ
ホルム、四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素類、アセト
ン等のケトン類、アセトニトリル等のニトリル類、酢
酸、トリフルオロ酢酸等のカルボン酸類、DMF等の非
プロトン性極性溶媒類、またはこれらの混合溶媒が用い
られる。酸化剤としては例えば、過酸化水素、過マンガ
ン酸カリウム、過酢酸、メタクロロ過安息香酸、過炭酸
ナトリウム等が用いられる。本反応に用いる酸化剤の量
は反応を完結させるために必要な量を適宜用いればよい
が、理論的には化合物(I-e')、(II-a-1e')、(II-b
-1e')またはそれらの塩のうちpが1を示すものの製造
には原料化合物(I-e)、(II-a-1e)、(II-b-1e)ま
たはそれらの塩1モルに対して1当量の活性な酸素を発
生する量を、また化合物(I-e')、(II-a-1e')、(II
-b-1e')またはそれらの塩のうちpが2を示すものの製
造には原料化合物(I-e)、(II-a-1e)、(II-b-1e)
またはそれらの塩1モルに対して2当量の活性な酸素を
発生する量を用いればよい。本反応の反応温度は通常約
−60〜100℃、好ましくは約−20〜60℃であ
る。本反応は30分〜30時間程度で完結し、その終了
は薄層クロマトグラフィ、高速液体クロマトグラフィ等
により確認できる。
【0087】本発明の化合物(I-a-1)、(I-b-1)また
はそれらの塩のうち基R9pが式 R26S(O)pCH2− (式中、R26はC1-6アルキル基を示し、pは前記と同
意義を示す。)で表される基を示す場合に該当する化合
物(I-a-1g)、(I-b-1g)またはそれらの塩は以下の反
応図式19に従って製造することもできる。また本発明
の化合物(I-c)、(I-d)またはそれらの塩のうち基R
11が式 R26S(O)p− (式中の記号は前記と同意義を示す。)で表される基を
示す場合に該当する化合物(I-c-3)、(I-d-3)または
それらの塩は以下の反応図式19に従って製造すること
もできる。 反応図式19
【化163】 [式中の記号は前記と同意義を示す。] R26で示されるC1-6アルキル基としては例えば、メチ
ル、エチル、イソプロピル等があげられる。本反応にお
いては化合物(I-a-1)、(I-b-1)またはそれらの塩の
うち基R9pが式R26SCH2−(式中、R26は前記と同
意義を示す。)で表される基を示す化合物(I-a-1f)、
(I-b-1f)もしくはそれらの塩、または化合物(I-
c)、(I-d)またはそれらの塩のうち基R11が式 R26S− (式中、R26は前記と同意義を示す。)で表される基を
示す化合物(I-c-2)、(I-d-2)もしくはそれらの塩を
酸化剤等と反応させて酸化し、化合物(I-a-1g)、(I-
b-1g)、(I-c-3)、(I-d-3)またはそれらの塩を製造
する。本反応は反応に悪影響を与えない溶媒中で行うこ
とができ、適当な溶媒としては反応図式18で示される
反応と同様の溶媒が用いられる。酸化剤としては反応図
式18で示される反応と同様の酸化剤が用いられる。本
反応に用いる酸化剤の量は反応を完結させるために必要
な量を適宜用いればよいが、理論的には化合物(I-a-1
g)、(I-b-1g)、(I-c-3)、(I-d-3)またはそれら
の塩のうちpが1を示すものの製造には原料化合物(I-a
-1f)、(I-b-1f)、(I-c-2)、(I-d-2)またはそれ
らの塩1モルに対して1当量の活性な酸素を発生する量
を、また化合物(I-a-1g)、(I-b-1g)、(I-c-3)、
(I-d-3)またはそれらの塩のうちpが2を示すものの製
造には原料化合物(I-a-1f)、(I-b-1f)、(I-c-
2)、(I-d-2)またはそれらの塩1モルに対して2当量
の活性な酸素を発生する量を用いればよい。本反応の反
応温度は通常約−60〜100℃、好ましくは約−20
〜60℃である。本反応は30分〜30時間程度で完結
し、その終了は薄層クロマトグラフィ、高速液体クロマ
トグラフィ等により確認できる。
【0088】本発明の化合物(I-a-1)、(I-b-1)また
はそれらの塩のうち基R9pが式 R13CF2− (式中、R13は前記と同意義を示す。)で表される基を
示す場合に該当する化合物(I-a-1h)、(I-b-1h)また
はそれらの塩は以下の反応図式20に従って製造するこ
ともできる。 反応図式20
【化164】 [式中の記号は前記と同意義を示す。] 本反応においては化合物(I-a-2a)、(I-b-2a)または
それらの塩を通常1モル当量以上(好ましくは1〜5モ
ル当量)のフッ素化剤と反応させて化合物(I-a-1h)、
(I-b-1h)またはそれらの塩を製造する。本反応は反応
に悪影響を与えない溶媒中で行うことができ、適当な溶
媒としては例えば、トルエン等の芳香族炭化水素類、ジ
クロロメタン、トリクロロフルオロメタン等のハロゲン
化炭化水素類、ジメトキシエタン等のエーテル類、また
はこれらの混合溶媒が用いられる。本反応に用いられる
フッ素化剤としては例えば、ジエチルアミノスルファー
トリフルオリド等があげられる。本反応の反応温度は通
常約−20〜150℃、好ましくは約0〜100℃であ
る。本反応は30分〜30時間程度で完結し、その終了
は薄層クロマトグラフィ、高速液体クロマトグラフィ等
により確認できる。
【0089】本発明の化合物(I-a-1)、(I-b-1)また
はそれらの塩のうち基R9pが水素原子を示す場合に該当
する化合物(I-a-1i)、(I-b-1i)またはそれらの塩は
以下の反応図式21に従って製造することもできる。 反応図式21
【化165】 [式中の記号は前記と同意義を示す。] 本反応においては化合物(I-a-2a')、(I-b-2a')また
はそれらの塩を通常1モル当量以上(好ましくは1〜2
モル当量)の有機ロジウム錯体と反応させて脱カルボニ
ル化反応を行い、化合物(I-a-1i)、(I-b-1i)または
それらの塩を製造する。本反応は反応に悪影響を与えな
い溶媒中で行うことができ、適当な溶媒としては例え
ば、ベンゼン、キシレン等の芳香族炭化水素類、アセト
ニトリル、ベンゾニトリル等のニトリル類等が用いられ
る。本反応に用いられる有機ロジウム錯体としては例え
ば、クロロトリス(トリフェニルホスフィン)ロジウム
等があげられる。本反応の反応温度は通常約0〜200
℃、好ましくは約50〜150℃である。本反応は30
分〜30時間程度で完結し、その終了は薄層クロマトグ
ラフィ、高速液体クロマトグラフィ等により確認でき
る。
【0090】本発明の化合物(I-a-1)、(I-c)、(I-
b-1)、(I-d)またはそれらの塩のうち基R1が一般式 CONR5 (式中の記号は前記と同意義を示す。)で表される基を
示す化合物(I−a−1r)、(I-c-r)、(I-b-1
r)、(I-d-r)またはそれらの塩は以下の反応図式22
に従って製造することもできる。なお下記に示す化合物
(XV)の塩としては上記した化合物(I)の塩と同様の
ものが用いられる。 反応図式22
【化166】 [式中の記号は前記と同意義を示す。] 本反応においては化合物(II'-a)のうち基R1xが水素
原子を示す化合物(II'-a-1)もしくはその塩、または
化合物(II'-b)のうち基R1xが水素原子を示す化合物
(II'-b-1)もしくはその塩をハロゲン化剤と反応させ
て基R9pが結合した炭素原子上のヒドロキシ基をハロゲ
ン原子などの脱離性の高い置換基に変換することにより
脱離反応させると同時にカルボン酸部分を酸ハロゲン化
物に変換し、これを通常1モル当量以上(好ましくは1
〜3モル当量)の化合物(XV)と反応させることにより
アミド形成反応を行う。本反応中の脱離反応については
反応図式1で示される反応と同様に原料化合物である化
合物(II'-a-1)から基R8が結合した炭素原子上の水素
原子及び該ヒドロキシ基が脱離して生成すると考えられ
る化合物(I-a-1r)が通常得られるが、基R9pが脱離反
応に関与する水素原子を有する場合、即ち基R1112
Hに該当する場合にはこの水素原子及び該ヒドロキシ基
が脱離して生成する化合物(I-c-r)も得られることが
ある。化合物(II'-b-1)を原料化合物とする場合も同
様の理由から化合物(I-b-1r)が通常得られるが、化合
物(I-d-r)も得られることがある。本反応は反応に悪
影響を与えない溶媒中で行うことができ、適当な溶媒と
しては例えば、ベンゼン、トルエン等の芳香族炭化水素
類、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1、
2−ジクロロエタン、クロロベンゼン、o-ジクロロベン
ゼン等のハロゲン化炭化水素類、THF、ジオキサン等
のエーテル類、アセトニトリル等のニトリル類、アセト
ン、メチルエチルケトン等のケトン類、酢酸エチル等の
エステル類、DMF、DMA、DMSO等の非プロトン
性極性溶媒類、またはこれらの混合溶媒が用いられる。
本反応に用いられるハロゲン化剤としては例えば、塩化
チオニル、トリフェニルホスフィン−四塩化炭素の組み
合わせ等の反応剤が用いられる。これらの反応剤の使用
量としては化合物(II'-a-1)または(II'-b-1)に対し
て通常2モル当量以上(好ましくは2〜10モル当量)
である。またトリフェニルホスフィン−四塩化炭素の組
み合わせを用いる場合には四塩化炭素を溶媒の一部とし
て用いることも可能である。本反応は一般に塩基の存在
下に行うのが好ましく、このような塩基としては例え
ば、トリエチルアミン、トリプロピルアミン、エチルジ
イソプロピルアミン、ピリジン、コリジン、ルチジン、
DBU等の有機塩基類、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム
等の無機塩基類等が用いられる。塩基は化合物(II'-a-
1)または(II'-b-1)に対して通常2〜10モル当量用
いられる。本反応の反応温度は通常約−20〜150
℃、好ましくは約0〜100℃である。本反応は30分
〜30時間程度で完結し、その終了は薄層クロマトグラ
フィ、高速液体クロマトグラフィ等により確認できる。
反応図式22の原料化合物である化合物(XV)またはそ
の塩は通常のアミン化合物であり、公知の化合物である
か、あるいは公知の化合物から容易に製造することがで
きる。
【0091】反応図式22の原料化合物である化合物
(II'-a-1)、(II'-b-1)またはそれらの塩は以下の反
応図式23に従って製造することができる。 反応図式23
【化167】 [式中の記号は前記と同意義を示す。] 本反応においては化合物(II'-a)のうち基R1xがベン
ジル基を示す化合物(II'-a-2)もしくはその塩、また
は化合物(II'-b)のうち基R1xがベンジル基を示す化
合物(II'-b-2)もしくはその塩を接触水素添加反応用
の遷移金属触媒の存在下、通常1モル当量以上の水素ガ
スと反応させて水素化分解を行う。本反応は反応に悪影
響を与えない溶媒中で行うことができ、適当な溶媒とし
ては例えば、メタノール、エタノール等のアルコール
類、THF、ジイソプロピルエーテル等のエーテル類、
酢酸エチル等のエステル類、水、またはこれらの混合溶
媒が用いられる。本反応に用いられる水素ガスの圧力は
1〜5気圧程度である。本反応に用いられる遷移金属触
媒としては例えば、パラジウム−活性炭等があげられ、
その使用量は化合物(II'-a-2)または(II'-b-2)に対
して触媒量である。本反応の反応温度は通常約0〜60
℃、好ましくは約10〜30℃である。本反応は30分
〜30時間程度で完結し、その終了は薄層クロマトグラ
フィ、高速液体クロマトグラフィ等により確認できる。
【0092】反応図式23の原料化合物である化合物
(II'-a-2)、(II'-b-2)またはそれらの塩は以下の反
応図式24に従って製造することができる。なお下記に
示す化合物(III'-a-2)、(III'-b-2)、(IV'-a-2)
及び(IV'-b-2)の塩としては上記した化合物(I)の塩
と同様のものが用いられる。 反応図式24
【化168】 [式中の記号は前記と同意義を示す。] 本反応においては第1段階として化合物(IV'-a-2)、
(IV'-b-2)またはそれらの塩を通常1モル当量以上の
化合物(V)またはその塩と反応させて化合物(III'-a-
2)、(III'-b-2)またはそれらの塩を生成させ、つい
で第2段階として化合物(III'-a-2)、(III'-b-2)ま
たはそれらの塩を塩基と反応させ、環形成反応を行う。
化合物(III'-a-2)、(III'-b-2)またはそれらの塩は
新規な化合物である。本反応は2段階の反応であり、第
1段階の、化合物(IV'-a-2)、(IV'-b-2)またはそれ
らの塩と化合物(V)またはその塩との反応で生成する
化合物(III'-a-2)、(III'-b-2)またはそれらの塩を
単離した後、塩基を作用させて環形成反応を行うことが
可能である。また第1段階の反応で生成する化合物(II
I'-a-2)、(III'-b-2)またはそれらの塩を単離するこ
となく、その反応混合物中に塩基を添加することにより
引き続き第2段階の反応を行うことも可能である。本反
応は反応に悪影響を与えない溶媒中で行うことができ、
第1段階の反応に適当な溶媒としては反応図式2で示さ
れる反応のうち第1段階の反応と同様の溶媒が用いられ
る。また第2段階の反応に適当な溶媒としては第1段階
の反応で用いられる溶媒と同様の溶媒が用いられる。第
1段階の反応は一般に塩基の存在下に行うのが好まし
く、このような塩基としては反応図式2で示される反応
のうち第1段階の反応と同様の塩基が用いられる。塩基
の使用量としては化合物(IV'-a-2)または(IV'-b-2)
に対して通常1モル当量以上である。第1段階の反応の
反応温度は通常約−70〜100℃、好ましくは約−5
0〜30℃である。本反応は30分〜数日程度で完結
し、その終了は薄層クロマトグラフィ、高速液体クロマ
トグラフィ等により確認できる。第2段階の反応で用い
られる塩基としては第1段階の反応で用いられる塩基と
同様の塩基が用いられる。塩基の使用量としては化合物
(III'-a-2)または(III'-b-2)に対して通常触媒量〜
10モル当量程度である。また第1段階の反応で生成す
る化合物(III'-a-2)、(III'-b-2)またはそれらの塩
を単離することなく、引き続き第2段階の反応を行う場
合には第2段階の反応に必要な塩基を第1段階の反応の
開始時に添加しておくことが可能であり、この塩基とし
て第1段階で必要とされる塩基と同一のものを使用する
こともできる。第2段階の反応においては反応を加速さ
せるためにルイス酸を添加することもできる。このよう
なルイス酸としては例えば、四塩化チタン、塩化亜鉛、
四塩化スズ、塩化アルミニウム、三フッ化ホウ素・ジエ
チルエーテル錯体等が用いられる。これらのルイス酸の
使用量としては化合物(III'-a-2)または(III'-b-2)
に対して触媒量〜1モル当量程度である。第2段階の反
応の反応温度は通常約−70〜100℃、好ましくは約
−50〜30℃である。本反応は30分〜数日程度で完
結し、その終了は薄層クロマトグラフィ、高速液体クロ
マトグラフィ等により確認できる。
【0093】反応図式24の原料化合物である化合物
(IV'-a-2)、(IV'-b-2)またはそれらの塩は以下の反
応図式25に従って製造することができる。なお下記に
示す化合物(VII'-2)の塩としては上記した化合物
(I)の塩と同様のものが用いられる。 反応図式25
【化169】 [式中の記号は前記と同意義を示す。] 本反応においては化合物(VII'-2)またはその塩を通常
1モル当量以上(好ましくは1〜10モル当量)の化合
物(VI-a-1)、(VI-b-1)、(VI-b-1')またはそれら
の塩と反応させる。本反応は反応に悪影響を与えない溶
媒中で行うことができ、適当な溶媒としては反応図式3
で示される反応と同様の溶媒が用いられる。本反応のう
ち化合物(VI-a-1)、(VI-b-1)またはそれらの塩を用
いる反応は一般に塩基の存在下に行うのが好ましく、こ
のような塩基としては反応図式1で示される反応と同様
の有機塩基類、無機塩基類、金属アルコキシド類等が用
いられる。塩基は化合物(VII'-2)に対して通常1〜5
モル当量用いられる。また反応を加速させるためにヨウ
化ナトリウム、ヨウ化カリウム等のヨウ化物または18
−クラウン−6、15−クラウン−5等の相間移動触媒
を添加してもよい。ここで用いられるヨウ化物または相
間移動触媒は化合物(VII'-2)に対して通常触媒量〜1
モル当量程度用いられる。本反応のうち化合物(VI-b-
1')またはその塩を用いる反応においては反応を加速さ
せるためにピリジン、4−ジメチルアミノピリジン等の
ピリジン化合物を添加することができる。ここで用いら
れるピリジン化合物の量は化合物(VII'-2)に対して通
常触媒量〜1モル当量程度である。また化合物(VI-b-
1')が液体の場合には本反応を溶媒を用いずに行うこと
が好適である。本反応の反応温度は通常約0〜150
℃、好ましくは約10〜100℃である。本反応は30
分〜数日程度で完結し、その終了は薄層クロマトグラフ
ィ、高速液体クロマトグラフィ等により確認できる。反
応図式25の原料化合物である化合物(VII'-2)または
その塩は公知の化合物であるか、あるいは公知の化合物
から容易に製造することができる。例えば、ジャーナル
・オブ・ザ・アメリカン・ケミカル・ソサエティ[Journ
al of the American Chemical Society]第103巻、6
127頁(1981年)等に記載されている方法または
それらに準じる方法により製造できる。
【0094】本発明の化合物(I-a-1r)、(I-c-r)、
(I-b-1r)、(I-d-r)またはそれらの塩は以下の反応
図式26に従って製造することもできる。なお下記に示
す化合物(I'-a-1)、(I'-c-1)、(I'-b-1)、(I'-d
-1)、(I'-a-2)、(I'-c-2)、(I'-b-2)及び(I'-d
-2)の塩としては上記した化合物(I)の塩と同様のも
のが用いられる。 反応図式26
【化170】 [式中、L7はハロゲン原子を示し、他の記号は前記と同
意義を示す。] L7で示されるハロゲン原子としては好ましくは塩素、
臭素等が用いられる。本反応においては第1段階として
化合物(I'-a-1)、(I'-c-1)、(I'-b-1)、(I'-d-
1)またはそれらの塩をハロゲン化剤(例、塩化チオニ
ル、トリフェニルホスフィン−四塩化炭素の組み合わせ
等の反応剤)と反応させ、各々対応する酸ハロゲン化物
である化合物(I'-a-2)、(I'-c-2)、(I'-b-2)、
(I'-d-2)またはそれらの塩とし、ついで第2段階とし
て該酸ハロゲン化物またはその塩を通常1モル当量以上
(好ましくは1〜3モル当量)の化合物(XV)またはそ
の塩と反応させる。本反応は2段階反応であり、第1段
階の反応で生成する化合物(I'-a-2)、(I'-c-2)、
(I'-b-2)、(I'-d-2)またはそれらの塩を単離した
後、これらを化合物(XV)またはその塩と反応させるこ
とが可能である。また第1段階の反応で生成する化合物
(I'-a-2)、(I'-c-2)、(I'-b-2)、(I'-d-2)また
はそれらの塩を単離することなく、その反応混合物中に
化合物(XV)またはその塩を添加することにより引き続
き第2段階の反応を行うことも可能である。本反応は反
応に悪影響を与えない溶媒中で行うことができる。第1
段階の反応で適当な溶媒としては例えば、ベンゼン、ト
ルエン等の芳香族炭化水素類、ジクロロメタン、1,2
−ジクロロエタン、クロロホルム、四塩化炭素等のハロ
ゲン化炭化水素類またはこれらの混合溶媒が用いられ
る。第2段階の反応で適当な溶媒としては例えば、第1
段階の反応で用いられる溶媒のほかTHF、ジオキサン
等のエーテル類等が用いられる。第1段階の反応におい
て化合物(I'-a-1)、(I'-c-1)、(I'-b-1)、(I'-d
-1)またはそれらの塩を対応する酸ハロゲン化物または
それらの塩に変えるための反応剤としては例えば、塩化
チオニル、塩化オキサリル、オキシ塩化リン、四塩化炭
素−トリフェニルホスフィンの組み合わせ等が用いられ
る。これらの反応剤は化合物(I'-a-1)、(I'-c-1)、
(I'-b-1)または(I'-d-1)に対して通常1〜5モル当
量程度用いられる。四塩化炭素−トリフェニルホスフィ
ンの組み合わせを用いる場合には四塩化炭素は反応溶媒
の一部として用いることもできる。第2段階の反応は一
般に塩基の存在下に行うのが好ましく、このような塩基
としては反応図式22で示される反応と同様な塩基が用
いられ、好ましくはピリジン、トリエチルアミン等が用
いられる。塩基の使用量は酸ハロゲン化物(I'-a-2)、
(I'-c-2)、(I'-b-2)または(I'-d-2)に対して通常
1モル当量以上(好ましくは1〜10モル当量)であ
る。第1段階の反応の反応温度は通常約−10〜150
℃、好ましくは約0〜100℃である。この反応は30
分〜30時間程度で完結し、その終了は薄層クロマトグ
ラフィ、高速液体クロマトグラフィ等により確認でき
る。第2段階の反応の反応温度は通常約−10〜150
℃、好ましくは約0〜100℃である。この反応は30
分〜数日程度で完結し、その終了は薄層クロマトグラフ
ィ、高速液体クロマトグラフィ等により確認できる。
【0095】反応図式26の原料化合物である化合物
(I'-a-1)、(I'-c-1)、(I'-b-1)、(I'-d-1)また
はそれらの塩は以下の反応図式27に従って製造するこ
とができる。なお下記に示す化合物(I'-a-3)、(I'-c
-3)、(I'-b-3)及び(I’−d−3)の塩としては上
記した化合物(I)の塩と同様のものが用いられる。 反応図式27
【化171】 [式中の記号は前記と同意義を示す。] 本反応においては化合物(I'-a-3)、(I'-c-3)、(I'
-b-3)、(I'-d-3)またはそれらの塩を酸と反応させて
tert-ブチルエステルからイソブテンを脱離させ、カル
ボン酸化合物(I'-a-1)、(I'-c-1)、(I'-b-1)、
(I'-d-1)またはそれらの塩を製造する。本反応は反応
に悪影響を与えない溶媒中で行うことができ、適当な溶
媒としては例えば、ジクロロメタン、クロロホルム、
1、2−ジクロロエタン等のハロゲン化炭化水素類等が
用いられる。本反応に用いられる酸としては例えば、塩
化水素等の無機酸、トリフルオロ酢酸等の有機酸等があ
げられる。これらの酸は化合物(I'-a-3)、(I'-c-
3)、(I'-b-3)及び(I'-d-3)に対して通常1モル当
量以上用いられる。またトリフルオロ酢酸等の有機酸を
用いる場合はこれを溶媒の一部または全部として用いる
ことも可能である。本反応の反応温度は通常約−20〜
150℃、好ましくは約0〜100℃である。本反応は
30分〜30時間程度で完結し、その終了は薄層クロマ
トグラフィ、高速液体クロマトグラフィ等により確認で
きる。
【0096】反応図式27の原料化合物である化合物
(I'-a-3)、(I'-c-3)、(I'-b-3)、(I'-d-3)また
はそれらの塩は以下の反応図式28に従って製造するこ
とができる。 反応図式28
【化172】 [式中の記号は前記と同意義を示す。] 本反応においては化合物(II'-a)のうち基R1xがtert-
ブチル基を示す化合物(II'-a-3)もしくはその塩、ま
たは化合物(II'-b)のうち基R1xがtert-ブチル基を示
す化合物(II'-b-3)もしくはその塩をハロゲン化剤と
反応させて基R9pが結合した炭素原子上のヒドロキシ基
をハロゲン原子などの脱離性の高い置換基に変換するこ
とにより脱離反応させる。本脱離反応では反応図式1で
示される反応と同様に原料化合物である化合物(II'-a-
3)から基R8が結合した炭素原子上の水素原子及び該ヒ
ドロキシ基が脱離して生成すると考えられる化合物(I'
-a-3)が通常得られるが、基R9pが脱離反応に関与する
水素原子を有する場合、即ち基R1112CHに該当する
場合にはこの水素原子及び該ヒドロキシ基が脱離して生
成する化合物(I'-c-3)も得られることがある。化合物
(II'-b-3)を原料化合物とする場合も同様の理由から
化合物(I'-b-3)が通常得られるが、化合物(I'-d-3)
も得られることがある。本反応は反応に悪影響を与えな
い溶媒中で行うことができ、適当な溶媒としては反応図
式22で示される反応と同様の溶媒が用いられる。本反
応に用いられるハロゲン化剤としては例えば、塩化チオ
ニル、トリフェニルホスフィン−四塩化炭素の組み合わ
せ等の反応剤が用いられる。これらの反応剤の使用量と
しては化合物(II'-a-3)または(II'-b-3)に対して通
常1モル当量以上(好ましくは1〜10モル当量)であ
る。またトリフェニルホスフィン−四塩化炭素の組み合
わせを用いる場合には四塩化炭素を溶媒の一部として用
いることも可能である。本反応においては反応を加速さ
せるために塩基を添加することもできる。このような塩
基としては反応図式22で示される反応と同様の塩基が
用いられる。塩基は化合物(II'-a-3)または(II'-b-
3)に対して通常1〜20モル当量用いられる。またピ
リジン等の有機塩基を溶媒として用いることも可能であ
る。本反応の反応温度は通常約−20〜150℃、好ま
しくは約0〜100℃である。本反応は30分〜30時
間程度で完結し、その終了は薄層クロマトグラフィ、高
速液体クロマトグラフィ等により確認できる。
【0097】反応図式28の原料化合物である化合物
(II'-a-3)、(II'-b-3)またはそれらの塩は以下の反
応図式29に従って製造することができる。なお下記に
示す化合物(III'-a-3)、(III'-b-3)、(IV'-a-3)
及び(IV'-b-3)の塩としては上記した化合物(I)の塩
と同様のものが用いられる。 反応図式29
【化173】 [式中の記号は前記と同意義を示す。] 本反応においては第1段階として化合物(IV'-a-3)、
(IV'-b-3)またはそれらの塩を通常1モル当量以上の
化合物(V)またはその塩と反応させて化合物(III'-a-
3)、(III'-b-3)またはそれらの塩を生成させ、つい
で第2段階として化合物(III'-a-3)、(III'-b-3)ま
たはそれらの塩を塩基と反応させ、環形成反応を行う。
化合物(III'-a-3)、(III'-b-3)またはそれらの塩は
新規な化合物である。本反応は2段階の反応であり、第
1段階の、化合物(IV'-a-3)、(IV'-b-3)またはそれ
らの塩と化合物(V)またはその塩との反応で生成する
化合物(III'-a-3)、(III'-b-3)またはそれらの塩を
単離した後、塩基を作用させて環形成反応を行うことが
可能である。また第1段階の反応で生成する化合物(II
I'-a-3)、(III'-b-3)またはそれらの塩を単離するこ
となく、その反応混合物中に塩基を添加することにより
引き続き第2段階の反応を行うことも可能である。本反
応は反応に悪影響を与えない溶媒中で行うことができ、
第1段階の反応に適当な溶媒としては反応図式24で示
される反応のうち第1段階の反応と同様の溶媒が用いら
れる。また第2段階の反応に適当な溶媒としては第1段
階の反応で用いられる溶媒と同様の溶媒が用いられる。
第1段階の反応は一般に塩基の存在下に行うのが好まし
く、このような塩基としては反応図式24で示される反
応のうち第1段階の反応と同様の塩基が用いられる。塩
基の使用量としては化合物(IV'-a-3)または(IV'-b-
3)に対して通常1モル当量以上である。第1段階の反
応の反応温度、反応の完結に要する時間、反応の終了の
確認法等は反応図式24で示される反応のうち第1段階
の反応と同様である。第2段階の反応で用いられる塩基
としては第1段階の反応で用いられる塩基と同様の塩基
が用いられる。塩基の使用量としては化合物(III'-a-
3)または(III'-b-3)に対して通常触媒量〜10モル
当量程度である。また第1段階の反応で生成する化合物
(III'-a-3)、(III'-b-3)またはそれらの塩を単離す
ることなく、引き続き第2段階の反応を行う場合には第
2段階の反応に必要な塩基を第1段階の反応の開始時に
添加しておくことが可能であり、この塩基として第1段
階で必要とされる塩基と同一のものを使用することもで
きる。第2段階の反応においては反応を加速させるため
にルイス酸を添加することもできる。このようなルイス
酸としては反応図式24で示される反応のうち第2段階
の反応と同様なルイス酸が用いられる。これらのルイス
酸の使用量としては化合物(III'-a-3)または(III'-b
-3)に対して触媒量〜1モル当量程度である。第2段階
の反応の反応温度、反応の完結に要する時間、反応の終
了の確認法等は反応図式24で示される反応のうち第2
段階の反応と同様である。
【0098】反応図式29の原料化合物である化合物
(IV'-a-3)、(IV'-b-3)またはそれらの塩は以下の反
応図式30に従って製造することができる。なお下記に
示す化合物(VII'-3)の塩としては上記した化合物
(I)の塩と同様のものが用いられる。 反応図式30
【化174】 [式中の記号は前記と同意義を示す。] 本反応においては化合物(VII'-3)またはその塩を通常
1モル当量以上(好ましくは1〜10モル当量)の化合
物(VI-a-1)、(VI-b-1)、(VI-b-1')またはそれら
の塩と反応させる。本反応は反応に悪影響を与えない溶
媒中で行うことができ、適当な溶媒としては反応図式2
5で示される反応と同様の溶媒が用いられる。本反応の
うち化合物(VI-a-1)、(VI-b-1)またはそれらの塩を
用いる反応は一般に塩基の存在下に行うのが好ましく、
このような塩基としては反応図式25で示される反応と
同様の塩基が用いられる。塩基は化合物(VII'-3)に対
して通常1〜5モル当量用いられる。また反応を加速さ
せるためにヨウ化ナトリウム、ヨウ化カリウム等のヨウ
化物または18−クラウン−6、15−クラウン−5等
の相間移動触媒を添加してもよい。ここで用いられるヨ
ウ化物または相間移動触媒は化合物(VII'-3)に対して
通常触媒量〜1モル当量程度用いられる。本反応のうち
化合物(VI-b-1')またはその塩を用いる反応において
は反応を加速させるためにピリジン、4−ジメチルアミ
ノピリジン等のピリジン化合物を添加することができ
る。ここで用いられるピリジン化合物の量は化合物(VI
I'-3)に対して通常触媒量〜1モル当量程度である。ま
た化合物(VI-b-1')が液体の場合には本反応を溶媒を
用いずに行うことが好適である。本反応の反応温度、反
応の完結に要する時間、反応の終了の確認法等は反応図
式25で示される反応と同様である。反応図式30の原
料化合物である化合物(VII'-3)またはその塩は公知の
化合物であるか、あるいは公知の化合物から容易に製造
することができる。例えば、ジャーナル・オブ・ザ・ケ
ミカル・ソサエティ[Journal of the Chemical Societ
y]6227頁(1965年)等に記載されている方法ま
たはそれらに準じる方法により製造できる。
【0099】反応図式2、29の原料化合物である化合
物(IV-a-1)、(IV'-a-3)またはそれらの塩のうち基
8が水素原子を示し、基R9pが式 Y9CH2− (式中、Y9はC1-6アルコキシ基またはC1-6アルキル
チオ基を示す。)で表される基を示す場合に該当する化
合物(IV-a-1a)、(IV'-a-3a)またはそれらの塩は新
規な化合物であり、これらは以下の反応図式31に従っ
て製造することもできる。なお下記に示す化合物(IV-a
-1b)及び(IV'-a-3b)の塩としては上記した化合物
(I)の塩と同様のものが用いられる。 反応図式31
【化175】 [式中の記号は前記と同意義を示す。] Y9で示されるC1-6アルコキシ基としては例えば、メト
キシ、エトキシ等が用いられる。またY9で示されるC
1-6アルキルチオ基としては例えば、メチルチオ、エチ
ルチオ等が用いられる。本反応においては化合物(IV-a
-1b)、(IV'-a-3b)またはそれらの塩を酸化剤と反応
させ、2級アルコール部分をケトンに変換する。本反応
に用いられる酸化剤としては例えば、酸化クロム−硫
酸の組み合わせ、酸化クロム−ピリジン錯体、二クロム
酸ナトリウム−硫酸の組み合わせ、クロロクロム酸ピリ
ジニウム、二クロム酸ピリジニウム等の通常「クロム酸
酸化」と呼ばれる反応に用いられる酸化剤、またはD
MSOとその活性化剤(例えば、塩化オキサリル、トリ
フルオロ酢酸無水物、無水酢酸、塩素ガス等)の組み合
わせ等があげられる。本反応にの酸化剤を用いる場合
には本反応は反応に悪影響を与えない溶媒中で行うこと
ができ、適当な溶媒としては例えば、ベンゼン等の芳香
族炭化水素類、ジクロロメタン等のハロゲン化炭化水素
類、アセトン等のケトン類、ジエチルエーテル等のエー
テル類、酢酸等のカルボン酸類、ピリジン、水、または
これらの混合溶媒が用いられる。の酸化剤の使用量と
しては化合物(IV-a-1b)または(IV'-a-3b)に対して
通常1モル当量以上(好ましくは1〜10モル当量)で
ある。本反応にの酸化剤を用いる場合、本反応の反応
温度は通常約−30〜100℃、好ましくは約0〜50
℃である。本反応は30分〜30時間程度で完結し、そ
の終了は薄層クロマトグラフィ、高速液体クロマトグラ
フィ等により確認できる。本反応にの酸化剤を用いる
場合には本反応は反応に悪影響を与えない溶媒中で行う
ことができ、適当な溶媒としては例えば、ジクロロメタ
ン等のハロゲン化炭化水素類等が用いられる。DMSO
の活性化剤として無水酢酸を用いる場合には無水酢酸を
溶媒として用いることもできる。またDMSOを溶媒の
一部として用いることも可能である。本反応にの酸化
剤を用いる場合にはDMSOの使用量としては化合物
(IV-a-1b)または(IV'-a-3b)に対して通常1モル当
量以上(好ましくは1〜10モル当量)である。また活
性化剤の使用量としては化合物(IV-a-1b)または(IV'
-a-3b)に対して通常1モル当量以上(好ましくは1〜
10モル当量)である。本反応にの酸化剤を用いる場
合、DMSOの活性化剤として塩化オキサリル、トリフ
ルオロ酢酸無水物または塩素ガスを用いる方法では反応
を完結させるために塩基を添加するのが好ましく、この
ような塩基としてはトリエチルアミン、エチルジイソプ
ロピルアミン等の有機塩基類が用いられる。これらの塩
基は化合物(IV-a-1b)または(IV'-a-3b)に対して通
常3〜10モル当量用いられる。本反応にの酸化剤を
用いる場合、本反応の反応温度は通常約−80〜50
℃、好ましくは約−75〜30℃である。本反応は30
分〜数日程度で完結し、その終了は薄層クロマトグラフ
ィ、高速液体クロマトグラフィ等により確認できる。
【0100】反応図式31の原料化合物である化合物
(IV-a-1b)、(IV'-a-3b)またはそれらの塩は以下の
反応図式32に従って製造することができる。なお下記
に示す化合物(IV-a-1c)、(IV'-a-3c)及び(XVI)の
塩としては上記した化合物(I)の塩と同様のものが用
いられる。 反応図式32
【化176】 [式中の記号は前記と同意義を示す。] 本反応においては化合物(IV-a-1c)、(IV'-a-3c)ま
たはそれらの塩を通常1モル当量以上(好ましくは1〜
3モル当量)の化合物(XVI)またはその塩と反応させ
る。本反応は反応に悪影響を与えない溶媒中で行うこと
ができ、適当な溶媒としては例えば、メタノール、エタ
ノール、イソプロピルアルコール等のアルコール類、T
HF、ジオキサン等のエーテル類、DMF、DMA、D
MSO等の非プロトン性極性溶媒類、水、またはこれら
の混合溶媒が用いられる。本反応に用いられる化合物
(XVI)としては例えば、メタノール、エタノール等の
アルコール類、メチルメルカプタン、エチルメルカプタ
ン等のメルカプタン類、またはそれらのナトリウム塩、
カリウム塩等があげられる。本反応の反応温度は通常約
−20〜150℃、好ましくは約0〜80℃である。本
反応は30分〜30時間程度で完結し、その終了は薄層
クロマトグラフィ、高速液体クロマトグラフィ等により
確認できる。反応図式32の原料化合物である化合物
(XVI)またはその塩は通常のアルコール類、メルカプ
タン類等であり、公知の化合物であるか、あるいは公知
の化合物から容易に製造することができる。
【0101】反応図式32の原料化合物である化合物
(IV-a-1c)、(IV'-a-3c)またはそれらの塩は以下の
反応図式33に従って製造することができる。 反応図式33
【化177】 [式中、L8はハロゲン原子を示し、他の記号は前記と同
意義を示す。] L8で示されるハロゲン原子としては例えば、塩素、臭
素、ヨウ素等が用いられる。本反応においては化合物
(VII)、(VII'-3)またはそれらの塩を通常1モル当
量以上(好ましくは1〜3モル当量)の化合物(XVII)
と反応させる。本反応は反応に悪影響を与えない溶媒中
で行うことができ、適当な溶媒としては反応図式3で示
される反応と同様の溶媒が用いられる。本反応は一般に
塩基の存在下に行うのが好ましく、このような塩基とし
ては反応図式3で示される反応と同様の塩基が用いられ
る。これらの塩基の使用量としては化合物(VII)また
は(VII'-3)に対して通常1〜5モル当量である。また
反応を加速させるためにヨウ化ナトリウム、ヨウ化カリ
ウム等のヨウ化物を添加してもよい。ここで用いられる
ヨウ化物は化合物(VII)または(VII'-3)に対して通
常触媒量〜1モル当量程度用いられる。本反応の反応温
度、反応の完結に要する時間、反応の終了の確認法等は
反応図式3で示される反応と同様である。反応図式33
の原料化合物である化合物(XVII)は通常のエピハロヒ
ドリン化合物(例、エピブロモヒドリン等)であり、公
知の化合物であるか、あるいは公知の化合物から容易に
製造することができる。
【0102】反応図式2で示される化合物(III-a-
1)、(III-b-1)またはそれらの塩は以下の反応図式3
4に従って製造することもできる。なお下記に示す化合
物(III-a-2)及び(III-b-2)の塩としては上記した化
合物(I)の塩と同様のものが用いられる。 反応図式34
【化178】 [式中、Y10及びY11はそれぞれC1-6アルコキシ基を示
すか、または一緒になってエチレンジオキシもしくはプ
ロピレンジオキシを示し、他の記号は前記と同意義を示
す。] Y10またはY11で示されるC1-6アルコキシ基としては
例えば、メトキシ、エトキシ等が用いられる。本反応に
おいては化合物(III-a-2)、(III-b-2)またはそれら
の塩を酸と反応させ、アセタール部分をカルボニル基に
変換する。本反応は反応に悪影響を与えない溶媒中で行
うことができ、適当な溶媒としては例えば、ベンゼン、
トルエン等の芳香族炭化水素類、ジクロロメタン、1,
2−ジクロロエタン等のハロゲン化炭化水素類、メタノ
ール、エタノール、イソプロピルアルコール等のアルコ
ール類、アセトン、メチルエチルケトン等のケトン類、
アセトニトリル等のニトリル類、ジエチルエーテル、T
HF、ジオキサン等のエーテル類、水またはこれらの混
合溶媒が用いられる。本反応に用いられる酸としては例
えば、p−トルエンスルホン酸、酢酸、トリフルオロ酢
酸、カンファースルホン酸等の有機酸、塩化水素、臭化
水素等の無機酸等があげられる。これらの酸の使用量と
しては化合物(III-a-2)または(III-b-2)に対して通
常触媒量〜1モル当量程度である。本反応の反応温度は
通常約−20〜150℃、好ましくは約0〜100℃で
ある。本反応は30分〜30時間程度で完結し、その終
了は薄層クロマトグラフィ、高速液体クロマトグラフィ
等により確認できる。
【0103】反応図式34の原料化合物である化合物
(III-a-2)、(III-b-2)またはそれらの塩は新規な化
合物であり、これらは以下の反応図式35に従って製造
することができる。なお下記に示す化合物(IV-a-2)及
び(IV-b-2)の塩としては上記した化合物(I)の塩と
同様のものが用いられる。 反応図式35
【化179】 [式中の記号は前記と同意義を示す。] 本反応においては化合物(IV-a-2)、(IV-b-2)または
それらの塩を通常1モル当量以上(好ましくは1〜2モ
ル当量)の化合物(V)またはその塩と反応させる。本
反応は反応に悪影響を与えない溶媒中で行うことがで
き、適当な溶媒としては反応図式2に示される反応のう
ち第1段階の反応と同様の溶媒が用いられる。本反応は
一般に塩基の存在下に行うのが好ましく、このような塩
基としては反応図式2に示される反応のうち第1段階の
反応と同様の塩基が用いられる。塩基の使用量は化合物
(IV-a-2)または(IV-b-2)に対して通常1モル当量以
上(好ましくは1〜2モル当量)である。本反応の反応
温度、反応の完結に要する時間、反応の終了の確認法等
は反応図式2に示される反応のうち第1段階の反応と同
様である。
【0104】反応図式35の原料化合物である化合物
(IV-a-2)、(IV-b-2)またはそれらの塩は以下の反応
図式36に従って製造することができる。なお下記に示
す化合物(VI-a-2)及び(VI-b-2)の塩としては上記し
た化合物(I)の塩と同様のものが用いられる。 反応図式36
【化180】 [式中の記号は前記と同意義を示す。] 本反応においては化合物(VII)またはその塩を通常1
モル当量以上(好ましくは1〜10モル当量)の化合物
(VI-a-2)、(VI-b-2)またはそれらの塩と反応させ
る。本反応は反応に悪影響を与えない溶媒中で行うこと
ができ、適当な溶媒としては反応図式3で示される反応
と同様の溶媒が用いられる。本反応は一般に塩基の存在
下に行うのが好ましく、このような塩基としては反応図
式3で示される反応と同様の塩基が用いられる。塩基は
化合物(VII)に対して通常1〜5モル当量用いられ
る。また反応を加速させるためにヨウ化ナトリウム、ヨ
ウ化カリウム等のヨウ化物または18−クラウン−6、
15−クラウン−5等の相間移動触媒を添加してもよ
い。ここで用いられるヨウ化物または相間移動触媒は化
合物(VII)に対して通常触媒量〜1モル当量程度用い
られる。本反応の反応温度、反応の完結に要する時間、
反応の終了の確認法等は反応図式3で示される反応と同
様である。反応図式36の原料化合物である化合物(VI
-a-2)、(VI-b-2)またはそれらの塩は例えば、α−ハ
ロケトン(あるいはアルデヒド)化合物のアセタール化
合物(例、ブロモアセトアルデヒドジエチルアセタール
等)またはβ−ハロケトン(あるいはアルデヒド)化合
物のアセタール化合物(例、3−ブロモプロピオンアル
デヒドジメチルアセタール等)であり、これらは公知の
化合物であるか、あるいは公知の化合物から容易に製造
することができる。
【0105】本発明の化合物(II-a-1')またはその塩
のうち、基Zが式 R17yCO− (式中、R17yはハロゲンで1〜3個置換されていても
よいC1-6アルキル基を示す。)で表される基を示す場
合に該当する化合物(II-a-1'a)またはその塩は以下の
反応図式37に従って製造することもできる。なお下記
に示す化合物(XVIII)の塩としては上記した化合物
(I)の塩と同様のものが用いられる。 反応図式37
【化181】 [式中、R26及びR27はそれぞれC1-6アルキル基を示す
か、またはR26及びR27は隣接する炭素原子と一緒にな
ってシクロペンタン−1,1−ジイルまたはシクロヘキ
サン−1,1−ジイルを形成してもよく、他の記号は前
記と同意義を示す。] R17yで示されるハロゲン(例えば、フッ素、塩素、臭
素、ヨウ素等)で1〜3個置換されていてもよいC1-6
アルキル基としては例えば、メチル、エチル、トリフル
オロメチル等が用いられる。R26またはR27で示される
1-6アルキル基としては例えば、メチル、エチル等が
用いられる。本反応においては化合物(IV-a-1)または
その塩を通常1モル当量以上(好ましくは1〜2モル当
量)の化合物(XVIII)またはその塩と反応させる。本
反応は反応に悪影響を与えない溶媒中で行うことがで
き、適当な溶媒としては例えば、ベンゼン、トルエン、
キシレン等の芳香族炭化水素類等が用いられる。本反応
の反応温度は通常約0〜200℃、好ましくは約70〜
150℃である。本反応は30分〜30時間程度で完結
し、その終了は薄層クロマトグラフィ、高速液体クロマ
トグラフィ等により確認できる。反応図式37の原料化
合物である化合物(XVIII)またはその塩は公知の化合
物であるか、あるいは公知の化合物から容易に製造する
ことができる。例えば、ケミカル・アンド・ファーマシ
ューティカル・ブレティン[Chemical and Pharmaceutic
al Bulletin]第31巻、1896頁(1983年)、テ
トラヘドロン[Tetrahedron]第51巻、2585頁(1
995年)等に記載されている方法またはそれに準じる
方法により製造できる。
【0106】上記の反応図式1〜37に従って製造され
る各化合物は分子中にスルホ基、カルボキシル基等の酸
性基を有する場合、反応において塩基を用いた場合には
塩基との塩として得られることもある。このような場合
には必要に応じて例えば、塩酸、硫酸、リン酸、硝酸等
の無機酸、ギ酸、酢酸、トリフルオロ酢酸、p−トルエ
ンスルホン酸等の有機酸を添加することにより遊離型に
導くことができ、当該化合物が遊離型で得られる場合に
は水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウ
ム、炭酸水素ナトリウム、アンモニア等の無機塩基、ト
リエチルアミン、ピリジン等の有機塩基を加えて塩基塩
とすることができる。また上記の反応図式1〜37に従
って製造される各化合物は分子中に塩基性の窒素原子ま
たはアミノ基等の塩基性基を有する場合、上記した無機
酸または有機酸との酸付加塩とすることができる。当該
化合物が遊離型で得られる場合には上記した無機酸また
は有機酸を加えて酸付加塩とすることができ、当該化合
物が酸付加塩として得られる場合には上記した塩基を加
えて遊離型に導くことができる。上記の反応図式1〜3
7に従って製造される各化合物またはその塩は自体公知
の手段、例えば濃縮、減圧濃縮、抽出、転溶、結晶化、
再結晶化、クロマトグラフィ等により単離・精製するこ
とができる。
【0107】以下に参考例、実施例、製剤例及び試験例
を示し、本発明を具体的に説明するが、本発明はこれら
の例により制限されるべきものではない。参考例及び実
施例中、室温とは通常約10〜30℃を示す。1H−N
MRとはプロトン核磁気共鳴スペクトルを示し、内部標
準としてテトラメチルシランを用いてブルカーAC20
0P型スペクトロメーター(200MHz)で測定し、
ケミカルシフト(δ)をppmで示した。またIRとは
赤外吸収スペクトルを示し、パーキンエルマーパラゴン
1000型FT−IRスペクトロメーターで測定し、吸
収帯位置を波数(cm-1)で示した。参考例及び実施例
中のその他の記号は次のような意味を有するものであ
る。DMSO−d6:重ジメチルスルホキシド;CDC
3:重クロロホルム;s:シングレット;d:ダブレ
ット;t:トリプレット;q:クワルテット;dd:ダ
ブレットダブレット;dt:ダブレットトリプレット;
td:トリプレットダブレット;ddd:ダブレットダ
ブレットダブレット;ABq:ABクワルテット;m:
マルチプレット;br.:ブロード(幅広い);J:カ
ップリング定数;%:重量パーセント;v/v:体積対
体積比;Me:メチル;Et:エチル;n-Pr:ノルマ
ルプロピル;iso-Pr:イソプロピル;tert−B
u:ターシャリーブチル;Ph:フェニル;2−F−P
h:2−フルオロフェニル;2−Me−Ph:2−メチ
ルフェニル;Ac:アセチル;dec.:分解;
【化182】
【0108】本発明の化合物(I)、(II)、(II')ま
たはそれらの塩の製造原料となる化合物(例えば、(IV
-a-1)、(IV-b-1)、(IV-c-1)、(IV'-a-2)、(IV'
-a-3)、(V')等)またはその塩のうち新規な化合物に
ついてその製造法を以下の参考例1〜10に示す。 参考例1 N−(1−(3,5−ジクロロフェニル)−
1−メチルエチル)プロパルギルアミン(化合物番号IV
−3−1) 1−(3,5−ジクロロフェニル)−1−メチルエチル
アミン2.0g(9.8mmol)、炭酸カリウム1.
5g(0.011mol)及びDMF10mlの混合物
を室温下撹拌し、これに臭化プロパルギル1.3g
(0.011mol)を加えた。反応混合物を外温70
℃で4時間加熱撹拌した。冷後、反応混合物を水にあ
け、ジエチルエーテルで抽出した。抽出液を硫酸マグネ
シウムで乾燥し、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィ(ヘキサン−酢酸エチ
ル、2:1、v/v)により精製し、標記化合物1.2
gを黄色油状物として得た。1 H−NMR(CDCl3)δ1.3〜1.5(7H,
m),2.19(1H,t,J=2.5Hz),3.1
3(2H,d,J=2.5Hz),7.23(1H,
t,J=1.9Hz),7.33(2H,d,J=1.
9Hz) IR(neat)3302,1584,1562,14
13,858,797
【0109】参考例2 2−(1−(3,5−ジクロロ
フェニル)−1−メチルエチルアミノ)−1−シクロプ
ロピル−1−エタノン(化合物番号IV−1−1) シクロプロピルメチルケトン5.0g(0.059mo
l)のメタノール60ml中溶液を冷却下撹拌し、これ
に臭素3.3ml(0.064mol)を10分で滴下
した(内温−3〜0℃)。反応混合物を室温下15分撹
拌した。反応混合物に飽和食塩水120mlを加え、ジ
エチルエーテルで抽出した(30ml×3)。抽出液を
合し、飽和食塩水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液つい
で飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減
圧下濃縮してブロモメチルシクロプロピルケトンの粗生
成物11.1gを無色油状物として得た。1−(3,5
−ジクロロフェニル)−1−メチルエチルアミン2.0
g(9.8mmol)、炭酸カリウム2.7g(0.0
20mol)、ヨウ化カリウム0.16g(0.96m
mol)及びDMF6mlの混合物を氷冷下撹拌し、こ
れにブロモメチルシクロプロピルケトンの粗生成物4.
3g(0.020mol)を加えた。反応混合物を室温
下一夜撹拌した。反応混合物に水15mlを加え、ジエ
チルエーテルで抽出した(15ml×3)。抽出液を合
し、飽和食塩水で洗浄後、1N塩酸で抽出した(5ml
×3)。この酸性抽出液を合し、ジエチルエーテルで洗
浄後、10%水酸化ナトリウム水溶液を加えてpHを1
1とした。このものをジエチルエーテルで抽出した(1
0ml×3)。抽出液を合し、飽和食塩水で洗浄し、硫
酸ナトリウムで乾燥後、減圧下濃縮した。得られた残渣
をシリカゲルカラムクロマトグラフィ(ヘキサン−酢酸
エチル、2:1、v/v)により精製し、標記化合物
1.35gを黄色油状物として得た。1 H−NMR(CDCl3)δ0.84〜1.11(4
H,m),1.43(6H,s),1.72〜1.89
(1H,m),2.16(1H,br.s),3.45
(2H,s),7.20〜7.34(3H,m) IR(neat)3329,1704,1585,15
63,1414,1383,1223,1194,10
70,858,797
【0110】参考例3 3−(1−(3,5−ジクロロ
フェニル)−1−メチルエチルアミノ)−2−ペンタノ
ン(化合物番号IV−1−2) 1−(3,5−ジクロロフェニル)−1−メチルエチル
アミン2.0g(9.8mmol)、炭酸カリウム2.
7g(0.020mol)、ヨウ化カリウム1.4g
(8.6mmol)、18−クラウン−6 0.50g
(1.9mmol)及びDMF10mlの混合物を室温
下撹拌し、これに3−クロロ−2−ペンタノン4.1g
(0.034mol)を加えた。反応混合物を外温50
℃で2時間ついで外温70℃で7時間加熱撹拌した。冷
後、反応混合物に氷水30mlを加え、ジエチルエーテ
ルで抽出した(20ml×2)。抽出液を合し、飽和食
塩水で洗浄後、1N塩酸で抽出した(5ml×4)。こ
の酸性抽出液を合し、ジエチルエーテルで洗浄後、10
%水酸化ナトリウム水溶液を加えてpHを10とした。
このものをジエチルエーテルで抽出した(20ml×
2)。抽出液を合し、飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリ
ウムで乾燥後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィ(ヘキサン−酢酸エチル、
3:1、v/v)により精製し、標記化合物0.48g
を黄色油状物として得た。1 H−NMR(CDCl3)δ0.85(3H,t,J=
7.4Hz),1.23〜1.61(8H,m),2.
06(3H,s),2.67(1H,br.s),2.
99(1H,dd,J=6.3,5.3Hz),7.2
1(1H,t,J=1.9Hz),7.35(2H,
d,J=1.9Hz) IR(neat)3318,1715,1586,15
63,1459,1414,1384,1362,12
47,1233,1183,1125,858,79
7,694
【0111】参考例4 1−(1−(3,5−ジクロロ
フェニル)−1−メチルエチルアミノ)−2−メチル−
3−ブタノン(化合物番号IV−2−1) 1−(3,5−ジクロロフェニル)−1−メチルエチル
アミン2.1g(0.010mol)及び3−メチル−
3−ブテン−2−オン1.3g(0.015mol)の
混合物を外温80℃で8時間加熱撹拌した。反応混合物
に更に3−メチル−3−ブテン−2−オン1.3g
(0.015mol)を加え、外温80℃で更に8時間
加熱撹拌した。冷後、反応混合物を減圧下濃縮し、得ら
れた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ(ヘキサ
ン−酢酸エチル、2:1、v/v)により精製し、標記
化合物1.3gを淡黄色油状物として得た。1 H−NMR(CDCl3)δ1.08(3H,d,J=
6.8Hz),1.3〜1.4(6H,m),1.46
(1H,br.s),2.14(3H,s),2.2〜
2.4(1H,m),2.5〜2.7(2H,m),
7.21(1H,t,J=1.9Hz),7.31(2
H,d,J=1.9Hz) IR(neat)3330,1710,1585,15
62,1413,1383,1360,857,796
【0112】参考例5 1−(1−(3,5−ジクロロ
フェニル)−1−メチルエチルアミノ)−3−メチルチ
オ−2−プロパノン(化合物番号IV−1−5) (1)N−(1−(3,5−ジクロロフェニル)−1−
メチルエチル)−2,3−エポキシプロピルアミン(化
合物番号IV−1−3) 1−(3,5−ジクロロフェニル)−1−メチルエチル
アミン6.0g(0.029mol)、炭酸カリウム
8.1g(0.059mol)及びDMF30mlの混
合物にエピブロモヒドリン4.8ml(0.059mo
l)を加え、外温80℃で3時間加熱撹拌した。冷後、
反応混合物に氷水50mlを加え、ジエチルエーテルで
抽出した(30ml×2)。抽出液を合し、飽和食塩水
で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下濃縮し
た。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
(クロロホルム−アセトン、12:1、v/v)により
精製し、標記化合物(化合物番号IV−1−3)4.7g
を無色油状物として得た。1 H−NMR(CDCl3)δ1.42(6H,s),
2.37(1H,dd,J=12.5,5.9Hz),
2.60〜2.66(1H,m),2.75(1H,d
d,J=5.0,4.0Hz),3.02〜3.12
(1H,m),4.32〜4.64(1H,m),7.
22(1H,t,J=1.9Hz),7.34(2H,
d,J=1.9Hz) IR(neat)3331,1585,1563,14
80,1413,1385,1258,1227,11
79,1093,1068,856,797,693
【0113】(2)N−(1−(3,5−ジクロロフェ
ニル)−1−メチルエチル)−2−ヒドロキシ−3−メ
チルチオプロピルアミン(化合物番号IV−1−4) 参考例5の(1)で調製した化合物(IV−1−3)4.
7g(0.018mol)のジオキサン15ml中溶液
を氷冷下撹拌し、これに15%ナトリウムチオメトキシ
ド水溶液9.5ml(0.020mol)を15分で滴
下した。反応混合物を室温下2時間撹拌した後、減圧下
濃縮した。得られた残渣を酢酸エチル50mlと混合し
た。このものを飽和食塩水で洗浄し(30ml×2)、
硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下濃縮した。得られた
残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ(ヘキサン−
酢酸エチル、2:3、v/v)により精製し、標記化合
物(化合物番号IV−1−4)3.9gを淡黄色油状物と
して得た。1 H−NMR(CDCl3)δ1.44(6H,s),
2.11(3H,s),2.33(1H,dd,J=1
1.7,7.5Hz),2.45〜2.55(3H,
m),3.65〜3.80(1H,m),7.22(1
H,t,J=1.9Hz),7.33(2H,d,J=
1.9Hz) IR(neat)3600〜3000,1585,15
63,1413,1384,1232,1183,10
97,858,798,693
【0114】(3)1−(1−(3,5−ジクロロフェ
ニル)−1−メチルエチルアミノ)−3−メチルチオ−
2−プロパノン(化合物番号IV−1−5) DMSO3.6ml(0.051mol)のジクロロメ
タン35ml中溶液を内温−60℃に冷却下撹拌し、こ
れに塩化オキサリル2.2ml(0.026mol)の
ジクロロメタン2ml中溶液を10分で滴下した。反応
混合物を内温−60℃で20分撹拌した後、これに参考
例5の(2)で調製した化合物(IV−1−4)3.9g
(0.013mol)のジクロロメタン10ml中溶液
を10分で滴下した。反応混合物を内温−60℃で20
分撹拌した後、これにトリエチルアミン14ml(0.
10mol)を10分で滴下した。反応混合物を撹拌し
ながら徐々に室温まで昇温させた。反応混合物に水50
mlを加え、有機層を分離し、水層をクロロホルム10
mlで抽出した。抽出液及び先の有機層を合し、水洗
し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下濃縮した。得ら
れた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ(ヘキサ
ン−酢酸エチル、2:1、v/v)により精製し、標記
化合物(化合物番号IV−1−5)2.0gを黄色油状物
として得た。1 H−NMR(CDCl3)δ1.44(6H,s),
2.06(3H,s),3.14(2H,s),3.4
9(2H,s),7.23(1H,t,J=1.9H
z),7.29(2H,d,J=1.9Hz) IR(neat)3330,1711,1585,15
63,1414,1384,1364,1228,11
85,1076,858,798,693 参考例5で示される実験をくりかえし行い、化合物(IV
−1−5)を更に1.0g得た。
【0115】参考例6 2−メチル−2−(2−オキソ
ブチルアミノ)プロパン酸ベンジル(化合物番号IV'−
2−1) 2−アミノイソ酪酸ベンジルのp−トルエンスルホン酸
塩15.0g(0.041mol)、トリエチルアミン
12.4g(0.123mol)及びDMF100ml
の混合物を室温下撹拌し、これに1−クロロ−2−ブタ
ノン9.0g(0.084mol)を加え、外温70℃
で4時間加熱撹拌した。冷後、反応混合物を水200m
lにあけ、酢酸エチルで抽出した(100ml×2)。
抽出液を合し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下濃縮
した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィ(ヘキサン−酢酸エチル、1:1、v/v)により精
製し、標記化合物7.7gを淡黄色油状物として得た。1 H−NMR(CDCl3)δ1.05(3H,t,J=
7.4Hz),1.35(6H,s),2.10(1
H,br.s),2.31(2H,q,J=7.4H
z),3.39(2H,s),5.11(2H,s),
7.33(5H,s) IR(neat)3331,1724,1457,12
59,1236,1142,751,698
【0116】参考例7 2−メチル−2−(3−メチル
チオ−2−オキソプロピルアミノ)プロパン酸tert-ブ
チル(化合物番号IV'−3−3) (1)2−(2,3−エポキシプロピルアミノ)−2−
メチルプロパン酸tert-ブチル(化合物番号IV'−3−
1) 2−アミノ−2−メチルプロパン酸tert-ブチル2.0
g(0.013mol)、炭酸カリウム3.5g(0.
025mol)及びDMF15mlの混合物にエピブロ
モヒドリン2.1ml(0.026mol)を加え、外
温80℃で2時間加熱撹拌した。冷後、反応混合物に氷
水30mlを加え、ジエチルエーテルで抽出した(20
ml×2)。抽出液を合し、飽和食塩水で洗浄し、硫酸
マグネシウムで乾燥後、減圧下濃縮した。得られた残渣
をシリカゲルカラムクロマトグラフィ(ヘキサン−酢酸
エチル、1:1、v/v)により精製し、標記化合物
(化合物番号IV'−3−1)1.5gを黄色油状物とし
て得た。1 H−NMR(CDCl3)δ1.26,1.28(6
H,each s),1.45(9H,s),1.79
(1H,br.s),2.51〜2.63(2H,
m),2.74〜2.83(2H,m),3.03〜
3.13(1H,m) IR(neat)3330,1721,1466,13
68,1276,1253,1140,850
【0117】(2)2−(2−ヒドロキシ−3−メチル
チオプロピルアミノ)−2−メチルプロパン酸tert-ブ
チル(化合物番号IV'−3−2) 参考例7の(1)で調製した化合物(IV'−3−1)
1.5g(7.1mmol)のジオキサン10ml中溶
液を氷冷下撹拌し、これに15%ナトリウムチオメトキ
シド水溶液4.0ml(8.6mmol)を加えた。反
応混合物を室温下2時間撹拌した後、減圧下濃縮した。
得られた残渣を酢酸エチル40mlと混合した。このも
のを飽和食塩水で洗浄し(2回)、硫酸マグネシウムで
乾燥後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィ(ヘキサン−アセトン、2:1、
v/v)により精製し、標記化合物(化合物番号IV'−
3−2)1.1gを無色油状物として得た。1 H−NMR(CDCl3)δ1.27(6H,s),
1.46(9H,s),2.14(3H,s),2.4
4〜2.78(4H,m),3.66〜3.80(1
H,m) IR(neat)3615〜3067,1724,14
63,1368,1278,1254,1140,85
0 参考例7の(1)及び(2)で示される実験をくりかえ
し行い、化合物(IV'−3−2)を更に8.7g得た。
【0118】(3)2−メチル−2−(3−メチルチオ
−2−オキソプロピルアミノ)プロパン酸tert-ブチル
(化合物番号IV'−3−3) DMSO11.1ml(0.157mol)のジクロロ
メタン130ml中溶液を内温−70〜−65℃に冷却
下撹拌し、これに塩化オキサリル6.7ml(0.07
8mol)を15分で滴下した。反応混合物を同温で2
0分撹拌した後、これに参考例7の(2)で調製した化
合物(IV'−3−2)9.8g(0.037mol)の
ジクロロメタン5ml中溶液を15分で滴下した(内温
−75〜−70℃)。反応混合物を同温で30分撹拌し
た後、これにトリエチルアミン28ml(0.20mo
l)を15分で滴下した(内温−50℃)。反応混合物
を撹拌しながら徐々に内温0℃まで昇温させた。反応混
合物に水150mlを加え、有機層を分離し、水層をジ
エチルエーテル100mlで抽出した。先の有機層を減
圧下濃縮し、得られた残渣をジエチルエーテル100m
lに溶解し、抽出液と合した。このものを水洗し(50
ml×2)、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下濃縮し
た。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
(ヘキサン−酢酸エチル、1:1、v/v)により精製
し、標記化合物(化合物番号IV'−3−3)1.4gを
黄褐色油状物として得た。1 H−NMR(CDCl3)δ1.30(6H,s),
1.44(9H,s),2.10(3H,s),3.2
0(2H,s),3.69(2H,s) IR(neat)3330,1719,1459,13
68,1275,1249,1140,850
【0119】参考例8 2−(2−フルオロフェニル)
マロン酸モノメチル(化合物番号V'−1−1) (1)2−(2−フルオロフェニル)マロン酸ジメチル
(化合物番号V'−2−1) ナトリウム2.0g(0.087mol)を乾燥メタノ
ール50mlに溶解した。この溶液を減圧下濃縮し、得
られた残渣にトルエン50ml、(2−フルオロフェニ
ル)アセトニトリル11.7g(0.084mol)つ
いで炭酸ジメチル37.0g(0.40mol)を加え
た。反応混合物を外温100℃で3時間加熱撹拌した。
この間に生成するメタノールを蒸留により除去した。冷
後、反応混合物を氷水50mlにあけ、このものに酢酸
8.5mlを加えてpHを5とした。有機層を分離し、
水層をジエチルエーテルで抽出した(20ml×2)。
抽出液を先の有機層と合し、水洗し(20ml×3)、
硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下濃縮して粗生成物
(暗褐色透明油状物)15.9gを得た。このものを蒸
留し、2−シアノ−2−(2−フルオロフェニル)酢酸
メチル10.5gを無色透明油状物として得た。1 H−NMR(CDCl3)δ3.83(3H,s),
5.04(1H,s),7.04〜7.32(2H,
m),7.32〜7.60(2H,m) IR(neat)2254,1755,1618,15
92,1496,1459,1437,1242,75
【0120】2−シアノ−2−(2−フルオロフェニ
ル)酢酸メチル10.5g(0.054mol)の乾燥
メタノール40ml中溶液を氷冷下撹拌し、これに塩化
水素ガスを飽和するまで吹き込んだ。反応混合物を室温
下一夜撹拌した後、減圧下濃縮した。残渣に水150m
lを加え、炭酸ナトリウムを加えてpHを10とし、酢
酸エチルで抽出した(2回)。抽出液を合し、約50m
lになるまで減圧下濃縮した。このものに10%硫酸1
00mlを加え、室温下1時間ついで外温50℃で3時
間撹拌した。有機層を分離し、水層を酢酸エチルで抽出
した。抽出液と先の有機層を合し、飽和食塩水で洗浄
し、硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下濃縮した。得られ
た残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ(ヘキサン
−酢酸エチル、4:1、v/v)により精製し、標記化
合物(化合物番号V'−2−1)5.4gを無色油状物と
して得た。1 H−NMR(CDCl3)δ3.78(6H,s),
5.02(1H,s),7.04〜7.21(2H,
m),7.26〜7.52(2H,m) IR(neat)1741,1495,1436,12
34,1152,756
【0121】(2)2−(2−フルオロフェニル)マロ
ン酸モノメチル(化合物番号V'−1−1) 参考例8の(1)で調製した化合物(V'−2−1)5.
4g(0.024mol)のメタノール40ml中溶液
を氷冷下撹拌し、これに水酸化カリウム1.6g(0.
024mol)の水20ml中溶液を30分で滴下し
た。反応液を室温下4時間撹拌した後、減圧下濃縮し
た。残渣を水と混合し、ジエチルエーテルで洗浄した
後、1N塩酸を加え、pHを2としてジエチルエーテル
で抽出した(3回)。抽出液を合し、飽和食塩水で洗浄
し、硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下濃縮して標記化合
物(化合物番号V'−1−1)3.3gを無色油状物とし
て得た。1 H−NMR(CDCl3)δ3.79(3H,s),
5.02(1H,s),7.04〜7.21(2H,
m),7.28〜7.50(2H,m) IR(neat)3600〜2500,1744,14
94,1297,1235,1161,1094,10
16,758
【0122】参考例8の(2)と同様の方法により2−
(2−メチルフェニル)マロン酸ジメチル5.4g
(0.024mol)から2−(2−メチルフェニル)
マロン酸モノメチル(化合物番号V'−1−2)3.3g
を白色結晶として得た。 mp75〜77℃1 H−NMR(CDCl3)δ2.36(3H,s),
3.78(3H,s),4.92(1H,s),7.1
8〜7.40(4H,m) IR(nujol)3300〜2854,1753,1
710,1460,1432,1418,1313,1
265,1240,1222,1203,1015,7
28
【0123】参考例9 N−(1−(3,5−ジクロロ
フェニル)−1−メチルエチル)−3,3−ジメトキシ
プロピルアミン(化合物番号IV−2−2) 1−(3,5−ジクロロフェニル)−1−メチルエチル
アミン1.0g(4.9mmol)、3−ブロモプロピ
オンアルデヒドジメチルアセタール(90%)1.0g
(4.9mmol)、炭酸カリウム0.83g(6.0
mmol)及びDMF7mlの混合物を外温90℃で2
3時間加熱撹拌した。冷後、不溶物をろ取し、ろ液を減
圧下濃縮した。残渣に水を加え、ジエチルエーテルで抽
出した。抽出液を水洗し(2回)、硫酸マグネシウムで
乾燥後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィ(クロロホルム−メタノール、1
0:1、v/v)により精製し、標記化合物(化合物番
号IV−2−2)1.0gを淡黄色油状物として得た。1 H−NMR(CDCl3)δ1.41(6H,s),
1.6〜1.8(2H,m),2.39(2H,t,J
=6.6Hz),3.32(6H,s),4.45(1
H,t,J=6.6Hz),7.21(1H,t,J=
1.9Hz),7.32(2H,d,J=1.9Hz)
【0124】参考例10 1−(1−(2,6−ジクロ
ロ−4−ピリジル)−1−メチルエチルアミノ)−2−
プロパノン(化合物番号IV−4−1) (1)1−(2,6−ジクロロ−4−ピリジル)−1−
メチルエチルアミン(化合物番号VII−1−1) 塩化セリウム7水和物9.4g(0.024mol)を
粉砕し、減圧下(0.2mmHg)、外温100℃で
0.5時間ついで外温140℃で3.5時間加熱乾燥し
た。冷後、乾燥窒素気流下このものに乾燥THF80m
lを加え、室温下1.5時間撹拌した。このものを内温
−70℃に冷却下撹拌し、これにメチルリチウムのジエ
チルエーテル溶液(1.02M)25ml(0.026
mol)を徐々に滴下し、同温で75分撹拌した。反応
混合物に2,6−ジクロロピリジン−4−カルボニトリ
ル1.4g(8.1mmol)の乾燥THF15ml中
溶液を内温−70℃で滴下し、同温で3時間撹拌した。
反応混合物に25%アンモニア水30mlを加え、室温
下一夜撹拌した。不溶の固体をろ取し、クロロホルムで
洗浄した。ろ液に飽和食塩水100mlを加え、有機層
を分離した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧
下濃縮した。残渣をクロロホルム80mlと混合し、1
N塩酸で抽出した(30ml×2)。抽出液を合し、1
0%水酸化ナトリウム水溶液を加えてpHを11とし、
クロロホルムで抽出した(50ml×3)。抽出液を合
し、飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、
減圧下濃縮して標記化合物(化合物番号VII−1−1)
1.1gを淡赤色結晶として得た。 mp94〜95℃1 H−NMR(CDCl3)δ1.46(6H,s),
1.55(2H,br.s),7.41(2H,s) IR(nujol)3372,1584,1537,1
365,1167,861,805
【0125】(2)1−(1−(2,6−ジクロロ−4
−ピリジル)−1−メチルエチルアミノ)−2−プロパ
ノン(化合物番号IV−4−1) 参考例10の(1)で調製した化合物(VII−1−1)
1.1g(5.3mmol)、炭酸カリウム0.89g
(6.4mmol)、ヨウ化カリウム0.090g
(0.54mmol)及びDMF10mlの混合物を氷
冷下撹拌し、これにクロロアセトン1.0g(0.01
2mol)のDMF5ml中溶液を滴下した。反応混合
物を外温45℃で3時間加熱撹拌した。冷後、反応混合
物に水50mlを加え、ジエチルエーテルで抽出した
(50ml×2)。抽出液を合し、飽和食塩水で洗浄
し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下濃縮した。得ら
れた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィにより2
回くりかえし精製し(1回目:ヘキサン−酢酸エチル、
1:1、v/v;2回目:ヘキサン−ジエチルエーテ
ル、1:2、v/v)、標記化合物(化合物番号IV−4
−1)0.51gを白色結晶として得た。 mp65〜66℃1 H−NMR(CDCl3)δ1.41(6H,s),
2.12(3H,s),3.30(2H,s),7.3
0(2H,s) IR(nujol)3327,1719,1579,1
532,1179,812
【0126】参考例10の(1)と同様の方法により以
下の化合物を合成した。これらの化合物のうち固体のも
のについてはmpを、油状物、樹脂状物またはロウ状固
体のものについては1H−NMRスペクトルデータを示
す。 1−(2−クロロ−4−ピリジル)−1−メチルエチル
アミン(化合物番号VII−1−2):1H−NMR(CD
Cl3)δ1.47(6H,s),1.63(2H,b
r.s),7.34(1H,dd,J=1.7,5.3
Hz),7.48(1H,dd,J=0.6,1.7H
z),8.32(1H,d,J=5.3Hz) 1−(6−クロロ−2−ピリジル)−1−メチルエチル
アミン(化合物番号VII−1−3):1H−NMR(CD
Cl3)δ1.49(6H,s),1.90(2H,
s),7.16(1H,dd,J=0.8,7.8H
z),7.36(1H,dd,J=0.8,7.8H
z),7.60(1H,t,J=7.8Hz) 1−メチル−1−(2−キノリル)エチルアミン(化合
物番号VII−1−4):1H−NMR(CDCl3)δ
1.59(6H,s),2.18(2H,br.s),
7.49(1H,ddd,J=8.1,7.0,1.2
Hz),7.58(1H,d,J=8.6Hz),7.
69(1H,ddd,J=8.1,7.0,1.6H
z),7.79(1H,dd,J=8.0,1.2H
z),8.00〜8.18(2H,m) 1−メチル−1−(3−キノリル)エチルアミン(化合
物番号VII−1−5):1H−NMR(CDCl3)δ
1.63(6H,s),1.80(2H,br.s),
7.53(1H,ddd,J=8.1,6.9,1.3
Hz),7.68(1H,ddd,J=8.4,6.
9,1.6Hz),7.81(1H,dd,J=8.
0,1.3Hz),8.02〜8.14(1H,m),
8.20〜8.27(1H,m),9.12(1H,
d,J=2.4Hz) 1−(3−イソキノリル)−1−メチルエチルアミン
(化合物番号VII−1−6):1H−NMR(CDCl
3)δ1.62(6H,s),7.40〜8.15(5
H,m),9.23(1H,s) 1−(3−クロロイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6
−イル)−1−メチルエチルアミン(化合物番号VII−
1−7):mp113〜114℃ 1−メチル−1−(4−メチル−2−キナゾリニル)エ
チルアミン(化合物番号VII−1−8):1H−NMR
(CDCl3)δ1.62(6H,s),2.93(3
H,s),7.57(1H,ddd,J=1.3,6.
8,8.2Hz),7.83(1H,ddd,J=1.
4,6.8,8.4Hz),7.92〜8.12(2
H,m) 1−(1,4−ベンゾジオキシン−2−イル)−1−メ
チルエチルアミン(化合物番号VII−1−9):1H−N
MR(CDCl3)δ1.28(6H,s),1.63
(2H,br.s),5.95(1H,s),6.57
〜6.92(4H,m) 1−メチル−1−(6−キノリル)エチルアミン(化合
物番号VII−1−10):1H−NMR(CDCl3)δ
1.60(6H,s),1.79(2H,br.s),
7.39(1H,dd,J=8.3,4.2Hz),
7.81〜7.97(2H,m),8.01〜8.09
(1H,m),8.09〜8.21(1H,m),8.
88(1H,dd,J=4.2,1.7Hz) 1−(1,4−ベンゾジオキシン−6−イル)−1−メ
チルエチルアミン(化合物番号VII−1−11):1H−
NMR(CDCl3)δ1.41(6H,s),1.5
9(2H,br.s),5.86(2H,s),6.5
6(1H,d,J=8.4Hz),6.77(1H,
d,J=2.3Hz),6.93(1H,dd,J=
8.4,2.3Hz) 1−(8−クロロ−1,4−ベンゾジオキシン−6−イ
ル)−1−メチルエチルアミン(化合物番号VII−1−
12):1H−NMR(CDCl3)δ1.40(6H,
s),1.55(2H,br.s),5.89(1H,
d,J=3.6Hz),5.97(1H,d,J=3.
6Hz),6.68(1H,d,J=2.2Hz),
7.03(1H,d,J=2.2Hz) 1−(2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシン−
6−イル)−1−メチルエチルアミン(化合物番号VII
−1−13):1H−NMR(CDCl3)δ1.45
(6H,s),1.60(2H,br.s),4.25
(4H,s),6.82(1H,d,J=8.5H
z),6.94〜7.01(2H,m) 1−(8−クロロ−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾ
ジオキシン−6−イル)−1−メチルエチルアミン(化
合物番号VII−1−14):1H−NMR(CDCl3
δ1.44(6H,s),1.66(2H,br.
s),4.26〜4.29(2H,m),4.33〜
4.35(2H,m),6.93(1H,d,J=2.
2Hz),7.09(1H,d,J=2.2Hz) 1−(ベンゾフラン−5−イル)−1−メチルエチルア
ミン(化合物番号VII−1−15):1H−NMR(CD
Cl3)δ1.57(6H,s),2.09(2H,b
r.s),6.74(1H,d,J=1.8Hz),
7.45〜7.53(2H,m),7.61(1H,
d,J=2.2Hz),7.75(1H,d,J=1.
5Hz)
【0127】参考例10の(2)と同様の方法により化
合物(VII−1−2)〜(VII−1−15)から以下の化
合物を合成した。これらの化合物の1H−NMRスペク
トルデータを示す。 1−(1−(2−クロロ−4−ピリジル)−1−メチル
エチルアミノ)−2−プロパノン(化合物番号IV−4−
2):1H−NMR(CDCl3)δ1.43(6H,
s),2.10(3H,s),3.29(2H,d,J
=0.6Hz),7.24(1H,dd,J=1.6,
5.3Hz),7.35(1H,dd,J=0.6,
1.6Hz),8.32(1H,dd,J=0.6,
5.3Hz) 1−(1−(6−クロロ−2−ピリジル)−1−メチル
エチルアミノ)−2−プロパノン(化合物番号IV−4−
3):1H−NMR(CDCl3)δ1.47(6H,
s),2.09(3H,s),3.34(2H,s),
7.16(1H,dd,J=7.8,0.8Hz),
7.33(1H,dd,J=7.8,0.8Hz),
7.60(1H,t,J=7.8Hz) 1−(1−メチル−1−(2−キノリル)エチルアミ
ノ)−2−プロパノン(化合物番号IV−4−4):1
−NMR(CDCl3)δ1.59(6H,s),2.
05(3H,s),3.39(2H,s),7.42〜
7.87(4H,m),7.95〜8.19(2H,
m) 1−(1−メチル−1−(3−キノリル)エチルアミ
ノ)−2−プロパノン(化合物番号IV−4−5):1
−NMR(CDCl3)δ1.59(6H,s),2.
06(3H,s),3.34(2H,d,J=0.5H
z),7.55(1H,ddd,J=8.1,6.9,
1.3Hz),7.70(1H,ddd,J=8.5,
6.9,1.6Hz),7.81(1H,dd,J=
8.1,1.4Hz),8.01〜8.14(2H,
m),9.05(1H,d,J=2.4Hz) 1−(1−(3−イソキノリル)−1−メチルエチルア
ミノ)−2−プロパノン(化合物番号IV−4−6):1
H−NMR(CDCl3)δ1.59(6H,s),
2.04(3H,s),3.31(2H,d,J=0.
5Hz),7.46〜7.85(4H,m),7.88
〜8.00(1H,m),9.22(1H,s) 1−(1−(3−クロロイミダゾ[1,2−a]ピリジ
ン−6−イル)−1−メチルエチルアミノ)−2−プロ
パノン(化合物番号IV−4−7):1H−NMR(CD
Cl3)δ1.52(6H,s),2.08(3H,
s),2.20(1H,br.s),3.33(2H,
s),7.35(1H,dd,J=1.3,9.6H
z),7.54〜7.59(2H,m),8.00(1
H,d,J=1.8Hz) 1−(1−メチル−1−(4−メチル−2−キナゾリニ
ル)エチルアミノ)−2−プロパノン(化合物番号IV−
4−8):1H−NMR(CDCl3)δ1.61(6
H,s),2.07(3H,s),2.91(3H,
s),3.41(2H,d,J=0.5Hz),7.5
8(1H,ddd,J=1.4,6.8,8.2H
z),7.83(1H,ddd,J=1.5,6.8,
8.3Hz),7.91〜8.13(2H,m) 1−(1−(1,4−ベンゾジオキシン−2−イル)−
1−メチルエチルアミノ)−2−プロパノン(化合物番
号IV−4−9):1H−NMR(CDCl3)δ1.24
(6H,s),1.97〜2.20(1H,br.
s),2.14(3H,s),3.50(2H,d,J
=0.5Hz),5.88(1H,s),6.56〜
6.73(2H,m),6.73〜6.91(2H,
m) 1−(1−メチル−1−(6−キノリル)エチルアミ
ノ)−2−プロパノン(化合物番号IV−4−10):1
H−NMR(CDCl3)δ1.57(6H,s),
2.05(3H,s),3.32(2H,s),7.4
0(1H,dd,J=8.3,4.2Hz),7.72
〜7.91(2H,m),8.01〜8.24(2H,
m),8.89(1H,dd,J=4.2,1.7H
z) 1−(1−(1,4−ベンゾジオキシン−6−イル)−
1−メチルエチルアミノ)−2−プロパノン(化合物番
号IV−4−11):1H−NMR(CDCl3)δ1.3
7(6H,s),1.97(1H,br.s),2.0
8(3H,s),3.29(2H,s),5.86(2
H,s),6.55(1H,d,J=8.4Hz),
6.66(1H,d,J=2.2Hz),6.81(1
H,dd,J=8.3,2.3Hz) 1−(1−(8−クロロ−1,4−ベンゾジオキシン−
6−イル)−1−メチルエチルアミノ)−2−プロパノ
ン(化合物番号IV−4−12):1H−NMR(CDC
3)δ1.35(6H,s),2.10(3H,
s),3.29(2H,s),5.89(1H,d,J
=3.6Hz),5.97(1H,d,J=3.6H
z),6.58(1H,d,J=2.2Hz),6.9
0(1H,d,J=2.2Hz) 1−(1−(2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキ
シン−6−イル)−1−メチルエチルアミノ)−2−プ
ロパノン(化合物番号IV−4−13):1H−NMR
(CDCl3)δ1.41(6H,s),1.85(1
H,br.s),2.06(3H,s),3.30(2
H,s),4.25(4H,s),6.82〜6.89
(3H,m) 1−(1−(8−クロロ−2,3−ジヒドロ−1,4−
ベンゾジオキシン−6−イル)−1−メチルエチルアミ
ノ)−2−プロパノン(化合物番号IV−4−14):1
H−NMR(CDCl3)δ1.39(6H,s),
2.08(3H,s),3.29(2H,s),4.2
5〜4.28(2H,m),4.33〜4.35(2
H,m),6.82(1H,d,J=2.2Hz),
6.96(1H,d,J=2.2Hz) 1−(1−(ベンゾフラン−5−イル)−1−メチルエ
チルアミノ)−2−プロパノン(化合物番号IV−4−1
5):1H−NMR(CDCl3)δ1.52(6H,
s),2.04(3H,s),2.17(1H,br.
s),3.31(2H,s),6.74(1H,d,J
=2.2Hz),7.35(1H,dd,J=1.9,
8.8Hz),7.45(1H,d,J=8.8H
z),7.60(1H,s),7.61(1H,d,J
=2.2Hz)
【0128】本発明の化合物(I)、(II)、(II')ま
たはそれらの塩の代表的な製造法を以下の実施例1〜3
7に示す。またここでは化合物(I)、(II)、(II')
またはそれらの塩を製造するための環形成反応の原料化
合物(例えば、化合物(III-c-1)、(III-a-3)、(II
I-b-1)、(III'-a-2)等)またはその塩についても代
表的な製造法をあわせて示す。
【0129】実施例1 メチル 1−(1−(3,5−
ジクロロフェニル)−1−メチルエチル)−4−ヒドロ
キシ−4−メチル−2−オキソ−3−フェニルピロリジ
ン−3−カルボキシレート(化合物番号II−1−1) (1)2−クロロホルミル−2−フェニル酢酸メチル フェニルマロン酸モノメチル4.3g(0.022mo
l)及び1,2−ジクロロエタン40mlの混合物に室
温下、塩化チオニル3.4g(0.029mol)を加
え、外温70〜80℃で1時間ついで外温100℃で1
時間加熱撹拌した。 冷後、反応混合物(溶液)を減圧
下濃縮し、2−クロロホルミル−2−フェニル酢酸メチ
ルの粗生成物4.9gを淡黄色透明油状物として得た。1 H−NMR(CDCl3)δ3.84(3H,s),
5.06(1H,s),7.43(5H,s) IR(neat)3067,3034,2956,17
90,1745,1498,1456,1436,13
02,1260,1206,1156,1033,10
08,973,799,725,566
【0130】(2)メチル 1−(1−(3,5−ジク
ロロフェニル)−1−メチルエチル)−4−ヒドロキシ
−4−メチル−2−オキソ−3−フェニルピロリジン−
3−カルボキシレート(化合物番号II−1−1) 1−(1−(3,5−ジクロロフェニル)−1−メチル
エチルアミノ)−2−プロパノン5.2g(0.020
mol)及びトリエチルアミン2.6g(0.026m
ol)の乾燥THF45ml中溶液を氷冷下撹拌し、こ
れに実施例1の(1)で調製した2−クロロホルミル−
2−フェニル酢酸メチルの粗生成物4.9g(0.02
2mol)の乾燥THF45ml中溶液を20分で滴下
した。反応混合物を氷冷下1時間ついで室温下65時間
撹拌した。 反応混合物を減圧下濃縮し、残渣に氷水5
0mlを加え、酢酸エチルで抽出した(30ml×
3)。 抽出液を合し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液
(20ml×1)ついで飽和食塩水(20ml×2)で
洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下濃縮して粗生
成物9.6g(淡黄褐色固体)を得た。 このものをジ
エチルエーテル20ml−酢酸エチル10mlの混合液
で洗浄し、粉砕した。 不溶の固体をろ取し、ジエチル
エーテルで洗浄(×2)、風乾して標記化合物(化合物
番号II−1−1)4.3gを白色粉末として得た。この
ものは2種類のジアステレオマーの混合物であった(異
性体比は1H−NMRから68:32)。 mp154〜156℃1 H−NMR(CDCl3)δ1.15〜1.27(1
H,m),1.53(3H,s),1.68(3H,
s),1.73(3H,s),3.57(1H,d,J
=9.7Hz),3.76(3H,s),3.92(1
H,dd,J=2.2,9.7Hz),7.17〜7.
50(8H,m)(以上、多い方の異性体);1.06
(3H,s),1.63(3H,s),1.84(3
H,s),3.36(1H,d,J=9.8Hz),
3.64(1H,d,J=9.8Hz),3.76(3
H,s),5.04(1H,s),7.17〜7.50
(8H,m)(以上、少ない方の異性体) IR(nujol)3435,1745,1727,1
681,1596,1571,1562,1418,1
265,1219,1174,1041,850,79
8,742,699 実施例1で示される実験を繰り返し行い、化合物(II−
1−1)を更に22.6g得た。
【0131】実施例2 メチル 1−(1−(3,5−
ジクロロフェニル)−1−メチルエチル)−1,3−ジ
ヒドロ−4−メチル−2−オキソ−3−フェニル−2H
−ピロール−3−カルボキシレート(化合物番号I−1
−1)及びメチル 1−(1−(3,5−ジクロロフェ
ニル)−1−メチルエチル)−4−メチレン−2−オキ
ソ−3−フェニルピロリジン−3−カルボキシレート
(化合物番号I−3−1) (1) メチル 1−(1−(3,5−ジクロロフェニ
ル)−1−メチルエチル)−1,3−ジヒドロ−4−メ
チル−2−オキソ−3−フェニル−2H−ピロール−3
−カルボキシレート(化合物番号I−1−1) 乾燥窒素気流下、実施例1で調製した化合物(II−1−
1)2.3g(5.3mmol)及びピリジン0.84
g(0.011mol)の1,2−ジクロロエタン50
ml中溶液を氷冷下撹拌し、これに塩化チオニル1.3
g(0.011mol)を6分で滴下した(内温3〜4
℃)。反応混合物を氷冷下(内温2〜4℃)1.5時間つ
いで室温下0.5時間撹拌した。反応混合物を減圧下濃
縮し、残渣を酢酸エチル50mlに溶解した。このもの
を氷水100mlに加え、有機層を分離した。水層(p
H〜3)を酢酸エチルで抽出した(30ml×2)。抽
出液及び先の有機層を合し、飽和炭酸水素ナトリウム水
溶液(20ml×1)ついで飽和食塩水(20ml×
1)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下濃縮し
て粗生成物2.4g(無色樹脂状物)を得た。このもの
をシリカゲルカラムクロマトグラフィ(ヘキサン−酢酸
エチル、8:1、v/v)により精製し、白色固体1.
0gを得た。 このものをヘキサン−トルエン混合液
(2:1、v/v)で洗浄し、ろ取し、減圧下乾燥して
標記化合物(化合物番号I−1−1)0.84gを白色
粉末として得た。 mp132〜133℃1 H−NMR(CDCl3)δ1.72,1.74(6
H,each s),1.82(3H,d,J=1.6
Hz),3.85(3H,s),6.57(1H,q,
J=1.6Hz),7.17(2H,d,J=1.8H
z),7.20〜7.43(6H,m) IR(nujol)1740,1704,1653,1
589,1564,1430,1363,1285,1
271,1244,1191,858,798,75
6,723,687,648
【0132】(2)メチル 1−(1−(3,5−ジク
ロロフェニル)−1−メチルエチル)−1,3−ジヒド
ロ−4−メチル−2−オキソ−3−フェニル−2H−ピ
ロール−3−カルボキシレート(化合物番号I−1−
1)及びメチル 1−(1−(3,5−ジクロロフェニ
ル)−1−メチルエチル)−4−メチレン−2−オキソ
−3−フェニルピロリジン−3−カルボキシレート(化
合物番号I−3−1) 乾燥窒素気流下、実施例1で調製した化合物(II−1−
1)11.8g(0.027mol)及びピリジン4.
2g(0.053mol)のDMF120ml中溶液を
氷冷下撹拌し、これに塩化チオニル5.3g(0.04
4mol)のDMF3ml中溶液を10分で滴下した
(内温3〜11℃)。反応混合物を室温下70分撹拌し
た。反応混合物を氷水300mlにあけ、酢酸エチルで
抽出した(120ml×3)。抽出液を合し、水(10
0ml×1)、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(80m
l×2)ついで飽和食塩水(100ml×1)で洗浄
し、硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下濃縮して粗生成物
13.1g(無色樹脂状物)を得た。このものをシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィ(ヘキサン−酢酸エチル、
8:1、v/v)により精製し、得られた白色固体をヘ
キサンで洗浄し、ろ取し、減圧下乾燥して標記化合物
(化合物番号I−1−1)8.4g及び(化合物番号I−
3−1)1.5gを共に白色粉末として得た。 化合物番号I−3−1: mp117〜119℃1 H−NMR(CDCl3)δ1.67(6H,s),
3.81(3H,s),4.2〜4.5(2H,m),
5.36(1H,m),5.52(1H,m),7.1
4(2H,d,J=1.8Hz),7.20(1H,
t,J=1.8Hz),7.2〜7.5(5H,m) IR(nujol)1749,1694,1660,1
567,1267,1247,1193,1026,8
00 実施例2で示される実験をくりかえし行い、化合物(I
−1−1)を更に6.3g得た。
【0133】実施例3 メチル 1−(1−(3,5−
ジクロロフェニル)−1−メチルエチル)−4−ヒドロ
キシ−4−メチル−3−(1−メチルエトキシ)−2−
オキソピロリジン−3−カルボキシレート(化合物番号
II−1−20) (1)2−(1−メチルエトキシ)マロン酸モノメチル 2−(1−メチルエトキシ)マロン酸ジメチル2.62
g(13.8mmol)のメタノール15ml中溶液を
氷冷下撹拌し、これに水酸化カリウム0.93g(1
4.1mmol)のメタノール4ml中溶液を加えた。
反応混合物を室温下一夜撹拌した。反応混合物を減圧下
濃縮し、得られた残渣に氷水30mlを加えた。このも
のをジエチルエーテルで洗浄し(20ml)、1N塩酸
を加え、pH3とした。このものを酢酸エチルで抽出し
た(30ml×3)。抽出液を合し、硫酸ナトリウムで
乾燥後、減圧下濃縮して2−(1−メチルエトキシ)マ
ロン酸モノメチル0.82gを無色油状物として得た。1 H−NMR(CDCl3)δ1.27(6H,d,J=
6.1Hz),3.75〜3.96(4H,m),4.
61(1H,s),7.24(1H,br.s) IR(neat)3208,1748,1439,13
86,1280,1207,1178,1116,10
17,931,839,690
【0134】(2)メチル 1−(1−(3,5−ジク
ロロフェニル)−1−メチルエチル)−4−ヒドロキシ
−4−メチル−3−(1−メチルエトキシ)−2−オキ
ソピロリジン−3−カルボキシレート(化合物番号II−
1−20) 実施例3の(1)で調製した2−(1−メチルエトキ
シ)マロン酸モノメチル0.82g(4.7mmol)
の1,2−ジクロロエタン6ml中溶液にDMF2滴を
加え、氷冷下撹拌し、これに塩化オキサリル0.44m
l(5.1mmol)を徐々に加えた。反応液を室温下
40分ついで外温60℃で0.5時間撹拌した。冷後、
反応液を減圧下濃縮し、2−クロロホルミル−2−(1
−メチルエトキシ)酢酸メチルの粗生成物0.94gを
油状物として得た。1−(1−(3,5−ジクロロフェ
ニル)−1−メチルエチルアミノ)−2−プロパノン
1.1g(4.2mmol)及びトリエチルアミン0.
77ml(5.5mmol)の乾燥THF6ml中溶液
を氷冷下撹拌し、これに2−クロロホルミル−2−(1
−メチルエトキシ)酢酸メチルの粗生成物0.94g
(4.7mmol)の乾燥THF1ml中溶液を5分で
滴下した。 反応混合物を室温下1時間撹拌した。 反応
混合物を減圧下濃縮し、残渣に酢酸エチル30mlを加
えた。このものを1N塩酸ついで飽和食塩水で洗浄し、
硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下濃縮して標記化合物
の粗生成物(化合物番号II−1−20)1.92gを油
状物として得た。このものは2種類のジアステレオマー
の混合物であった(異性体比は1H−NMRから2:
1)。1 H−NMR(CDCl3)δ1.08〜1.90(15
H,m),3.29〜3.58(2H,m),3.85
(3H,s),4.10〜4.36(1H,m),7.
12〜7.36(3H,m)(以上、多い方の異性
体);1.08〜1.90(15H,m),3.29〜
3.58(2H,m),3.83(3H,s),4.4
6〜4.66(1H,m),7.12〜7.36(3
H,m)(以上、少ない方の異性体)
【0135】実施例4 メチル 1−(1−(3,5−
ジクロロフェニル)−1−メチルエチル)−1,3−ジ
ヒドロ−4−メチル−3−(1−メチルエトキシ)−2
−オキソ−2H−ピロール−3−カルボキシレート(化
合物番号I−1−30)及びメチル 1−(1−(3,
5−ジクロロフェニル)−1−メチルエチル)−4−メ
チレン−3−(1−メチルエトキシ)−2−オキソピロ
リジン−3−カルボキシレート(化合物番号I−3−
6) 乾燥窒素気流下、実施例3で調製した化合物(II−1−
20)の粗生成物1.9g(4.2mmol)及びピリ
ジン1.0ml(0.012mol)の1,2−ジクロ
ロエタン12ml中溶液を氷冷下撹拌し、これに塩化チ
オニル0.45ml(6.3mmol)の1,2−ジク
ロロエタン1ml中溶液を10分で滴下した。反応混合
物を室温下一夜撹拌した。反応混合物を減圧下濃縮し、
残渣に酢酸エチル40ml加えた。このものを水ついで
飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧
下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマト
グラフィ(ヘキサン−酢酸エチル、3:1、v/v)に
より精製し、標記化合物(化合物番号I−1−30)
0.36g及び(化合物番号I−3−6)0.19gを
共に黄色樹脂状物として得た。 化合物番号I−1−30:1 H−NMR(CDCl3)δ1.20(3H,d,J=
6.1Hz),1.22(3H,d,J=6.1H
z),1.69(3H,s),1.73(3H,d,J
=1.7Hz),1.80(3H,s),3.73〜
3.94(4H,m),6.49(1H,q,J=1.
7Hz),7.21(2H,d,J=1.9Hz),
7.24(1H,t,J=1.9Hz) IR(CHCl3)1760,1715,1589,1
567,1434,1417,1385,1368,1
268,1238,1181,1110,858,79
8,757,690 化合物番号I−3−6:1 H−NMR(CDCl3)δ1.17(3H,d,J=
6.1Hz)1.26(3H,d,J=6.1Hz),
1.67(3H,s),1.76(3H,s),3.7
5〜3.91(4H,m),4.20〜4.28(2
H,m),5.38〜5.43(1H,m),5.54
〜5.60(1H,m),7.18〜7.26(3H,
m) IR(CHCl3)1762,1706,1588,1
566,1434,1417,1384,1250,1
182,1112,1062,921,857,79
8,756,690
【0136】実施例5 メチル 1−(1−(N−
(2,5−ジクロロフェニル)カルバモイル)−1−メ
チルエチル)−4−ヒドロキシ−4−メチル−2−オキ
ソ−3−フェニルピロリジン−3−カルボキシレート
(化合物番号II−2−1) (1)N−(2,5−ジクロロフェニル)−2−メチル
−2−(2−オキソプロピルアミノ)プロパンアミド 2−アミノ−N−(2,5−ジクロロフェニル)−2−
メチルプロパンアミド21.2g(0.086mo
l)、炭酸カリウム14.1g(0.10mol)、ヨ
ウ化カリウム1.0g(6.0mmol)及び乾燥DM
F85mlの混合物を氷冷下撹拌し、これにクロロアセ
トン33.4g(0.34mol)を13分で滴下し
た。反応混合物を室温下52時間撹拌した。反応混合物
を減圧下濃縮し、残渣に氷水100mlを加え、酢酸エ
チルで抽出した(50ml、30ml×2)。抽出液を
合し、飽和食塩水で洗浄し(30ml×2)、減圧下濃
縮した。得られた残渣を1N塩酸86ml(0.086
mol)と混合し(pH〜1)、ジエチルエーテルで洗
浄(20ml×3)後、水酸化ナトリウム水溶液(93
%水酸化ナトリウム3.7g(0.086mol)/水
20ml)で中和した(pH7〜8)。このものを酢酸
エチルで抽出した(50ml,30ml×2)。抽出液
を合し、飽和食塩水で洗浄(20ml×2)、硫酸ナト
リウムで乾燥後、減圧下濃縮して粗生成物15.9g
(赤褐色透明油状物)を得た。このものをシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィ(ヘキサン−酢酸エチル、8:1
→6:1→5:1、v/v)により精製し、N−(2,
5−ジクロロフェニル)−2−メチル−2−(2−オキ
ソプロピルアミノ)プロパンアミド6.8gを淡黄色透
明油状物として得た。1 H−NMR(CDCl3)δ1.40(6H,s),
2.18(3H,s),3.56(2H,s),7.0
0(1H,dd,J=8.6,2.5Hz),7.28
(1H,d,J=8.6Hz),8.52(1H,d,
J=2.5Hz),9.94〜10.25(1H,m) IR(neat)3282,3113,2977,29
33,1723,1699,1586,1574,15
11,1445,1409,1362,1171,11
45,1091,1046,804
【0137】(2)メチル 1−(1−(N−(2,5
−ジクロロフェニル)カルバモイル)−1−メチルエチ
ル)−4−ヒドロキシ−4−メチル−2−オキソ−3−
フェニルピロリジン−3−カルボキシレート(化合物番
号II−2−1) 実施例5の(1)で調製したN−(2,5−ジクロロフ
ェニル)−2−メチル−2−(2−オキソプロピルアミ
ノ)プロパンアミド2.5g(8.2mmol)及びト
リエチルアミン1.1g(0.011mol)の乾燥T
HF20ml中溶液を氷冷下撹拌し、これに実施例1と
同様にして調製した2−クロロホルミル−2−フェニル
酢酸メチルの粗生成物2.3g(0.010mol)の
乾燥THF20ml中溶液を6分で滴下した。反応混合
物を室温下46.5時間撹拌した。反応混合物を減圧下
濃縮し、残渣に氷水30mlを加え、酢酸エチルで抽出
した(30ml,20ml×2)。抽出液を合し、飽和
炭酸水素ナトリウム水溶液(20ml×1)ついで飽和
食塩水(20ml×1)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾
燥後、減圧下濃縮して粗生成物5.0g(淡黄色樹脂状
固体)を得た。このものをジエチルエーテルで洗浄し、
粉砕した。不溶の固体をろ取し、ジエチルエーテルで洗
浄(×2)、風乾して標記化合物(化合物番号II−2−
1)2.9gを白色粉末として得た。このものは2種類
のジアステレオマーの混合物であった(異性体比は1
−NMRから50:50)。 mp106〜120℃1 H−NMR(CDCl3)δ1.43(1H,d,J=
2.1Hz),1.55(3H,s),1.66(6
H,s),3.58(1H,d,J=9.5Hz),
3.71(3H,s),3.85(1H,dd,J=
2.3,9.5Hz),6.95〜7.10(1H,
m),7.19〜7.59(6H,m),8.53(1
H,d,J=2.4Hz),8.57(1H,br.
s)(以上一方の異性体);1.19(3H,s),
1.66(3H,s),1.81(3H,s),3.3
3(1H,dd,J=1.8,9.8Hz),3.54
(1H,d,J=9.7Hz),3.77(3H,
s),5.02(1H,d,J=1.7Hz),6.9
5〜7.10(1H,m),7.19〜7.59(6
H,m),8.39(1H,d,J=2.3Hz),
8.57(1H,br.s)(以上他方の異性体) IR(nujol)3373,1759,1746,1
707,1674,1585,1509,1464,1
407,1260,1214,1144
【0138】実施例6 メチル 1−(1−(N−
(2,5−ジクロロフェニル)カルバモイル)−1−メ
チルエチル)−1,3−ジヒドロ−4−メチル−2−オ
キソ−3−フェニル−2H−ピロール−3−カルボキシ
レート(化合物番号I−2−1)及びメチル 1−(1
−(N−(2,5−ジクロロフェニル)カルバモイル)
−1−メチルエチル)−4−メチレン−2−オキソ−3
−フェニルピロリジン−3−カルボキシレート(化合物
番号I−4−1) 乾燥窒素気流下、実施例5で調製した化合物(II−2−
1)2.9g(6.0mmol)のピリジン7ml
(0.087mol)中溶液を寒剤(氷水、食塩)で冷
却下撹拌し、これに塩化チオニル13ml(0.18m
ol)を25分で滴下した(内温−2〜0℃)。反応混
合物を内温−3〜0℃で1時間撹拌した。反応混合物を
氷150mlに徐々に滴下した。析出した固体をろ取
し、水洗(×2)後、酢酸エチル50mlに溶解した。
この溶液を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(20ml×
2)ついで飽和食塩水(20ml×2)で洗浄し、硫酸
ナトリウムで乾燥後、減圧下濃縮して粗生成物2.9g
(淡黄色樹脂状物)を得た。このものをシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィ(ヘキサン−酢酸エチル、3:1→
2:1、v/v)により精製し、淡褐色樹脂状物(A)
0.25g及び(B)0.30gを得た。(A)をジイ
ソプロピルエーテルと混合し、析出した固体をろ取し、
ジイソプロピルエーテルで洗浄(×3)、風乾して標記
化合物(化合物番号I−2−1)0.08gを白色粉末
として得た。一方、(B)を再度シリカゲルカラムクロ
マトグラフィ(ヘキサン−酢酸エチル、5:1、v/
v)により精製し、白色固体0.12gを得た。このも
のをジエチルエーテルで洗浄し、ろ取し、風乾して標記
化合物(化合物番号I−4−1)0.09gを白色粉末
として得た。 化合物番号I−2−1:mp157〜159℃1 H−NMR(CDCl3)δ1.67(3H,s),
1.74(3H,s),1.86(3H,d,J=1.
5Hz),3.76(3H,s),6.66(1H,
q,J=1.6Hz),6.99(1H,dd,J=
2.5,8.6Hz),7.16〜7.48(6H,
m),8.27(1H,br.s),8.37(1H,
d,J=2.4Hz) IR(nujol)3363,1724,1698,1
576,1511,1406,1362,1284,1
249,1142,1093 化合物番号I−4−1:mp164〜165℃1 H−NMR(CDCl3)δ1.59(3H,s),
1.68(3H,s),3.73(3H,s),4.2
8(1H,dt,J=13.4,2.2Hz),4.3
6(1H,dt,J=13.3,2.0Hz),5.4
2(1H,t,J=2.0Hz),5.59(1H,b
r.s),6.98(1H,dd,J=2.5,8.6
Hz),7.21(1H,d,J=8.6Hz),7.
27〜7.56(5H,m),8.33(1H,br.
s),8.40(1H,d,J=2.5Hz) IR(nujol)3352,1721,1697,1
660,1576,1511,1463,1407,1
259,1244,1148,1093,930,81
6,694
【0139】実施例7 メチル 1−(1−(3,5−
ジクロロフェニル)−1−メチルエチル)−4−ホルミ
ル−1,3−ジヒドロ−2−オキソ−3−フェニル−2
H−ピロール−3−カルボキシレート(化合物番号I−
1−13) 実施例2で調製した化合物(I−1−1)6.97g
(0.0166mol)のジオキサン280ml中溶液
に二酸化セレン4.51g(0.039mol)を加え
た。反応混合物を加熱還流下9時間、室温下14時間、
加熱還流下10時間ついで室温下14時間撹拌した。反
応混合物をろ過して不溶物をろ別し、ろ液を減圧下濃縮
した。得られた残渣に水80mlを加え、酢酸エチルで
抽出した(80ml×3)。抽出液を合し、飽和炭酸水
素ナトリウム水溶液(50ml×2)ついで飽和食塩水
で洗浄し(60ml)、硫酸マグネシウムで乾燥後、減
圧下濃縮して粗生成物8.10gを得た。このものをシ
リカゲルカラムクロマトグラフィ(ヘキサン−酢酸エチ
ル、2:1、v/v)により精製し、得られた固体をヘ
キサン−ジイソプロピルエーテル混合液(5:1、v/
v)で洗浄し、ろ取し、減圧下乾燥して標記化合物3.
91gを白色結晶として得た。 mp167〜169℃1 H−NMR(CDCl3)δ1.82(3H,s),
1.84(3H,s),3.79(3H,s),7.1
2(2H,d,J=1.8Hz),7.27〜7.37
(6H,m),7.91(1H,s),9.59(1
H,s) IR(nujol)1757,1730,1658,1
604,1257,1180,799 実施例7で示される実験を繰り返し行い、化合物(I−
1−13)を更に2.2g得た。
【0140】実施例8 メチル 1−(1−(3,5−
ジクロロフェニル)−1−メチルエチル)−1,3−ジ
ヒドロ−4−ヒドロキシイミノメチル−2−オキソ−3
−フェニル−2H−ピロール−3−カルボキシレート
(化合物番号I−1−14) 実施例7で調製した化合物(I−1−13)0.52g
(1.2mmol)のメタノール10ml中溶液にヒド
ロキシルアミン塩酸塩0.11g(1.6mmol)及
びピリジン0.12g(1.6mmol)を加え、室温
下2時間20分撹拌した。反応混合物に更にヒドロキシ
ルアミン塩酸塩0.035g(0.47mmol)及び
ピリジン0.036g(0.46mmol)を加え、室
温下2時間40分撹拌した。反応混合物を氷水にあけ、
析出した固体をろ取し、水ついでヘキサンで洗浄後、減
圧下乾燥して標記化合物0.53gを白色結晶として得
た。このものは2種類の幾何異性体の混合物であった
(異性体比は1H−NMRから71:29)。 mp85〜88℃1 H−NMR(DMSO−d6)δ1.68(6H,
s),3.69(3H,s),7.24〜7.46(8
H,m),7.79(1H,s),7.94(1H,
s),10.96(1H,s)(以上、多い方の異性
体);1.68(6H,s),3.74(3H,s),
6.84(1H,s),7.24〜7.46(8H,
m),8.28(1H,s),11.72(1H,s)
(以上、少ない方の異性体) IR(nujol)3385,1750,1718,1
589,1567,1274,1182
【0141】実施例9 メチル 4−アセトキシイミノ
メチル−1−(1−(3,5−ジクロロフェニル)−1
−メチルエチル)−1,3−ジヒドロ−2−オキソ−3
−フェニル−2H−ピロール−3−カルボキシレート
(化合物番号I−1−16) 実施例8で調製した化合物(I−1−14)0.40g
(0.90mmol)及びピリジン0.075g(1.
0mmol)の乾燥THF20ml中溶液を氷冷下撹拌
し、これに塩化アセチル0.092g(1.2mmo
l)の乾燥THF4ml中溶液を5分で滴下した。反応
混合物を室温下7時間20分撹拌した後、減圧下濃縮し
た。得られた残渣に水30mlを加え、酢酸エチルで抽
出した(30ml×3)。抽出液を合し、飽和炭酸水素
ナトリウム水溶液(30ml)、ついで飽和食塩水で洗
浄し(30ml)、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下
濃縮して粗生成物0.48gを得た。このものをシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィ(ヘキサン−酢酸エチル、
2:1、v/v)により精製した。得られた固体をヘキ
サンで洗浄し、ろ取し、減圧下乾燥して標記化合物0.
24gを白色結晶として得た。このものは1H−NMR
から単一の異性体であると考えられた。 mp136〜138℃1 H−NMR(CDCl3)δ1.77(6H,s),
2.11(3H,s),3.84(3H,s),7.1
1(2H,d,J=1.8Hz),7.23〜7.25
(1H,m),7.35(5H,s),7.69(1
H,s),8.00(1H,s) IR(nujol)1755,1725,1615,1
565,1266,1182,1001,943
【0142】実施例10 メチル 1−(1−(3,5
−ジクロロフェニル)−1−メチルエチル)−4−メチ
レン−2−オキソ−3−フェニルピロリジン−3−カル
ボキシレート(化合物番号I−3−1) (1)メチル 2−ブロモ−N−(1−(3,5−ジク
ロロフェニル)−1−メチルエチル)−2−フェニル−
N−(2−プロピニル)マロナメート(化合物番号III
−2−1) 実施例1と同様にして調製した2−クロロホルミル−2
−フェニル酢酸メチルの粗生成物1.1g(5.2mm
ol)の1,2−ジクロロエタン10ml中溶液を外温
70℃で加熱撹拌し、これに臭素0.87g(5.4m
mol)の1,2−ジクロロエタン5ml中溶液を10
分で滴下した。反応混合物を還流下3時間加熱撹拌し
た。冷後、反応混合物を減圧下濃縮し、2−ブロモ−2
−フェニルマロン酸モノメチルの酸ハロゲン化物の粗生
成物1.7gを黄色油状物として得た。参考例1で調製
した化合物(IV−3−1)1.2g(5.0mmol)
及びトリエチルアミン0.6g(6.0mmol)のジ
クロロメタン5ml中溶液を氷冷下撹拌し、これに2−
ブロモ−2−フェニルマロン酸モノメチルの酸ハロゲン
化物の粗生成物1.7gのジクロロメタン5ml中溶液
を0.5時間で滴下した。反応混合物を室温下6時間撹
拌した。反応混合物を水にあけ、ジクロロメタンで抽出
した。抽出液を硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下濃縮
した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィ(ヘキサン−酢酸エチル、9:1→2:1、v/v)
により精製し、標記化合物(化合物番号III−2−1)
0.2gを白色結晶として得た。 mp165〜166℃1 H−NMR(CDCl3)δ1.77,1.80(6
H,each s),2.30(1H,m),3.85
(3H,s),3.9〜4.3(2H,m),7.2〜
7.7(8H,m) IR(nujol)3242,2113,1753,1
672,1242,1199 参考例1及び実施例10の(1)で示される実験をくり
かえし行い、化合物(III−2−1)を更に0.2g得
た。
【0143】(2)メチル 1−(1−(3,5−ジク
ロロフェニル)−1−メチルエチル)−4−メチレン−
2−オキソ−3−フェニルピロリジン−3−カルボキシ
レート(化合物番号I−3−1) 実施例10の(1)で調製した化合物(III−2−1)
0.4g(0.8mmol)の乾燥ベンゼン10ml中
溶液を外温80℃で加熱撹拌し、これに水素化トリブチ
ルスズ0.3g(1.0mmol)及び触媒量のAIB
Nの乾燥ベンゼン5ml中溶液を2時間で滴下した。反
応混合物を同温で2時間撹拌した後、更に水素化トリブ
チルスズ0.3g(1.0mmol)及び触媒量のAI
BNの乾燥ベンゼン5ml中溶液を0.5時間で滴下し
た。反応混合物を更に同温で2時間撹拌した。冷後、反
応混合物を減圧下濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィ(ヘキサン−酢酸エチル、9:1
→2:1、v/v)により精製し、標記化合物(化合物
番号I−3−1)0.1gを白色結晶として得た。
【0144】実施例11 メチル 1−(1−(3,5
−ジクロロフェニル)−1−メチルエチル)−1,3−
ジヒドロ−4−ヒドロキシ−2−オキソ−3−フェニル
−2H−ピロール−3−カルボキシレート(化合物番号
I−1−31) (1)メチル N−(1−(3,5−ジクロロフェニ
ル)−1−メチルエチル)−N−(エトキシカルボニル
メチル)−2−フェニルマロナメート(化合物番号III
−3−1) エチル 2−(1−(3,5−ジクロロフェニル)−1
−メチルエチルアミノ)アセテート3.38g(11.
7mmol)及びトリエチルアミン2.1ml(15.
1mmol)のTHF20ml中溶液を氷冷下撹拌し、
これに実施例1と同様にして調製した2−クロロホルミ
ル−2−フェニル酢酸メチルの粗生成物3.06g(1
4.0mmol)のTHF4ml中溶液を0.5時間で
滴下した。反応混合物を室温下1時間撹拌した。反応混
合物に水20mlを加え、有機層を分離し、水層を酢酸
エチルで抽出した(20ml)。抽出液及び先の有機層
を合し、飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥
後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラム
クロマトグラフィ(ヘキサン−酢酸エチル、2:1、v
/v)により精製し、標記化合物(化合物番号III−3
−1)4.95gを淡黄色樹脂状物として得た。1 H−NMR(CDCl3)δ1.34(3H,t,J=
7.1Hz),1.38(3H,s),1.65(3
H,s),3.70(3H,s),4.10〜4.40
(4H,m),4.67(1H,s),7.10〜7.
53(8H,m) IR(CHCl3)1749,1662,1588,1
567,1434,1417,1389,1260,1
207,1167,1025,912,855,79
7,732
【0145】(2)メチル 1−(1−(3,5−ジク
ロロフェニル)−1−メチルエチル)−1,3−ジヒド
ロ−4−ヒドロキシ−2−オキソ−3−フェニル−2H
−ピロール−3−カルボキシレート(化合物番号I−1
−31) 実施例11の(1)で調製した化合物(III−3−1)
4.95g(10.6mmol)のメタノール10ml
中溶液を氷冷下撹拌し、これにナトリウムメトキシドの
28%メタノール溶液2.7g(ナトリウムメトキシド
14.0mmol)を加えた。反応混合物を室温下1時
間撹拌した。反応混合物を減圧下濃縮し、得られた残渣
に氷水80mlを加えた。このものをジエチルエーテル
で洗浄し(50ml×2)、塩酸を加えてpHを3とし
た。析出した固体をろ取し、水洗し、風乾して標記化合
物(化合物番号I−1−31)4.13gを無色結晶と
して得た。 mp176〜180℃1 H−NMR(CDCl3)δ1.64(6H,s),
3.88(3H,s),4.81(1H,s),7.0
5〜7.46(6H,m),7.60〜7.70(2
H,m) IR(nujol)1747,1634
【0146】実施例12 メチル 1−(1−(3,5
−ジクロロフェニル)−1−メチルエチル)−1,3−
ジヒドロ−4−メトキシ−2−オキソ−3−フェニル−
2H−ピロール−3−カルボキシレート(化合物番号I
−1−32) 実施例11で調製した化合物(I−1−31)1.0g
(2.4mmol)、炭酸カリウム0.49g(3.6
mmol)及びDMF6mlの混合物にp−トルエンス
ルホン酸メチル0.53g(2.9mmol)を加え、
外温50℃で一夜撹拌した。冷後、反応混合物に氷水2
0mlを加え、酢酸エチルで抽出した(20ml×
2)。抽出液を合し、飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネ
シウムで乾燥後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィにより2回くりかえし精
製した(1回目、ヘキサン−酢酸エチル、2:1、v/
v;2回目、ヘキサン−ジエチルエーテル、1:1、v
/v)。得られた樹脂状物にヘキサンを加えて結晶化さ
せ、ろ取し、風乾して標記化合物0.62gを白色結晶
として得た。 mp141〜143℃1 H−NMR(CDCl3)δ1.65(3H,s),
1.69(3H,s),3.78(3H,s),3.8
6(3H,s),4.92(1H,s),7.20(1
H,t,J=1.9Hz),7.27〜7.57(7
H,m) IR(nujol)1754,1698,1667,1
563,1455,1343,1268,1210,1
165,994,952,863,796,738
【0147】実施例13 メチル 1−(1−(3,5
−ジクロロフェニル)−1−メチルエチル)−1,3−
ジヒドロ−4−ヒドロキシメチル−2−オキソ−3−フ
ェニル−2H−ピロール−3−カルボキシレート(化合
物番号I−1−19) 実施例7で調製した化合物(I−1−13)0.48g
(1.1mmol)及び塩化セリウム・7水和物0.4
2g(1.1mmol)のメタノール10ml中溶液に
水素化ホウ素ナトリウム0.050g(1.1mmo
l)を5分で加え、室温下1時間撹拌した。反応混合物
を飽和塩化アンモニウム水溶液100mlにあけ、クロ
ロホルムで抽出した(60ml×3)。抽出液を合し、
飽和食塩水で洗浄し(60ml)、硫酸ナトリウムで乾
燥後、減圧下濃縮して粗生成物0.48gを得た。この
ものをシリカゲルカラムクロマトグラフィ(ヘキサン−
酢酸エチル、2:1、v/v)により精製し、標記化合
物0.17gを白色結晶として得た。 mp152〜154℃1 H−NMR(CDCl3)δ1.76(6H,s),
1.92〜2.08(1H,m),3.86(3H,
s),4.31(2H,s),6.92(1H,s),
7.17(2H,d,J=1.8Hz),7.22〜
7.26(3H,m),7.32〜7.38(3H,
m) IR(nujol)3455,1750,1693,1
568,1248,1176,1020,694 実施例13で示される実験をくりかえし行い、化合物
(I−1−19)を更に0.6g得た。
【0148】実施例14 メチル 1−(1−(3,5
−ジクロロフェニル)−1−メチルエチル)−1,3−
ジヒドロ−4−メトキシメチル−2−オキソ−3−フェ
ニル−2H−ピロール−3−カルボキシレート(化合物
番号I−1−20) 実施例13で調製した化合物(I−1−19)0.43
g(1.0mmol)のアセトニトリル4ml中溶液を
室温下撹拌し、これに酸化銀0.35g(1.5mmo
l)及びヨウ化メチル4.54g(0.032mol)
を加えた。反応混合物を還流下1.5時間加熱撹拌し
た。反応混合物に更にヨウ化メチル2.27g(0.0
16mol)を加え、更に5時間同温で加熱撹拌した。
冷後、不溶の固体をろ別し、ろ液を減圧下濃縮した。得
られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ(ヘキ
サン−酢酸エチル、2:1、v/v)、ついで分取シリ
カゲル薄層クロマトグラフィ(ヘキサン−酢酸エチル、
2:1、v/v)により精製した。得られた固体をヘキ
サン−ジエチルエーテル混合溶媒で洗浄し、ろ取し、減
圧下乾燥させて標記化合物0.11gを淡褐色結晶とし
て得た。 mp94〜97℃1 H−NMR(CDCl3)δ1.75(6H,s),
3.34(3H,s),3.83(3H,s),4.0
5(2H,d,J=1.3Hz),6.91(1H,b
r.s),7.17(2H,d,J=1.8Hz),
7.21〜7.34(6H,m) IR(nujol)1740,1713,1589,1
565,1178,1078,859,797
【0149】実施例15 メチル 4−アセトキシメチ
ル−1−(1−(3,5−ジクロロフェニル)−1−メ
チルエチル)−1,3−ジヒドロ−2−オキソ−3−フ
ェニル−2H−ピロール−3−カルボキシレート(化合
物番号I−1−21) 実施例13で調製した化合物(I−1−19)0.24
g(0.55mmol)及び4−ジメチルアミノピリジ
ン0.013g(0.10mmol)のジクロロメタン
5ml中溶液を氷冷下撹拌し、これに無水酢酸0.07
2g(0.70mmol)のジクロロメタン3ml中溶
液を3分で滴下した。反応混合物を室温下1時間撹拌し
た後、減圧下濃縮した。得られた残渣に水40mlを加
え、酢酸エチルで抽出した(40ml×3)。抽出液を
合し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(30ml×
2)、ついで飽和食塩水で洗浄し(50ml)、硫酸ナ
トリウムで乾燥後、減圧下濃縮して粗生成物0.30g
を得た。このものをシリカゲルカラムクロマトグラフィ
(ヘキサン−酢酸エチル、4:1、v/v)により精製
し、標記化合物0.21gを無色樹脂状物として得た。1 H−NMR(CDCl3)δ1.75,1.76(6
H,each s),2.01(3H,s),3.84
(3H,s),4.66(1H,d,J=13.2H
z),4.86(1H,d,J=13.2Hz),7.
02(1H,s),7.15(2H,d,J=1.8H
z),7.22〜7.28(3H,m),7.32〜
7.37(3H,m) IR(neat)1748〜1715,1652,15
88,1567,1235,1022,797
【0150】実施例16 メチル 1−(1−(3,5
−ジクロロフェニル)−1−メチルエチル)−4−エテ
ニル−1,3−ジヒドロ−2−オキソ−3−フェニル−
2H−ピロール−3−カルボキシレート(化合物番号I
−1−18) メチルトリフェニルホスホニウムブロミド0.31g
(0.87mmol)のTHF8ml中懸濁液を氷冷下
撹拌し、これにn-ブチルリチウムのヘキサン溶液(1.
55M)0.56ml(0.87mmol)を加え、室
温下0.5時間撹拌した。反応混合物を内温−65℃に
冷却下撹拌し、これに実施例7で調製した化合物(I−
1−13)0.30g(0.69mmol)を徐々に加
えた。反応混合物を同温で15分ついで室温下0.5時
間撹拌した後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィで2回精製し(1回目、ヘ
キサン−酢酸エチル、2:1、v/v、2回目、ヘキサ
ン−酢酸エチル、4:1、v/v)、得られた固体を冷
ヘキサンで洗浄し、ろ取し、風乾して標記化合物0.0
7gを無色結晶として得た。 mp88〜90℃1 H−NMR(CDCl3)δ1.72(6H,s),
3.83(3H,s),4.90〜5.05(2H,
m),6.40(1H,dd,J=17.3,11.6
Hz),6.92(1H,s),7.15(2H,d,
J=1.8Hz),7.22(1H,t,J=1.8H
z),7.29〜7.49(5H,m) IR(nujol)1759,1711,1458,1
265,1231,1192,1140,852,69
【0151】実施例17 メチル 1−(1−(3,5
−ジクロロフェニル)−1−メチルエチル)−4−ヒド
ロキシ−4−メチル−2−オキソ−3−フェニルピペリ
ジン−3−カルボキシレート(化合物番号II−3−1) (1)メチル N−(1−(3,5−ジクロロフェニ
ル)−1−メチルエチル)−N−(3−オキソブチル)
−2−フェニルマロナメート(化合物番号III−1−
1) 1−(1−(3,5−ジクロロフェニル)−1−メチル
エチルアミノ)−3−ブタノン1.4g(5.2mmo
l)及びトリエチルアミン0.55g(5.4mmo
l)の1,2−ジクロロエタン20ml中溶液を氷冷下
撹拌し、これに実施例1と同様にして調製した2−クロ
ロホルミル−2−フェニル酢酸メチルの粗生成物1.1
g(5.2mmol)の1,2−ジクロロエタン5ml
中溶液を滴下した。反応混合物を室温下一夜撹拌した。
反応混合物を水にあけ、1,2−ジクロロエタンで抽出
した。抽出液を硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下濃縮
した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィ(クロロホルム−酢酸エチル、2:1、v/v)によ
り精製し、標記化合物(化合物番号III−1−1)1.
1gを白色結晶として得た。 mp131〜132℃1 H−NMR(CDCl3)δ1.50,1.67(6
H,each s),2.15(3H,s),2.4〜
2.9(2H,m),3.67(3H,s),3.7〜
3.9(2H,m),4.79(1H,s),6.98
(2H,d,J=1.8Hz),7.17(1H,t,
J=1.8Hz),7.2〜7.5(5H,m) IR(nujol)1750,1711,1649,1
563,1208,1165,1155,1013,8
57,793,722
【0152】(2)メチル 1−(1−(3,5−ジク
ロロフェニル)−1−メチルエチル)−4−ヒドロキシ
−4−メチル−2−オキソ−3−フェニルピペリジン−
3−カルボキシレート(化合物番号II−3−1) 実施例17の(1)で調製した化合物(III−1−1)
1.0g(2.0mmol)及びトリプロピルアミン
1.7g(12.0mmol)の1,2−ジクロロエタ
ン30ml中溶液を室温下撹拌し、これに四塩化チタン
のジクロロメタン溶液(1.0M)2.0ml(2.0
mmol)を滴下した。反応混合物を室温下0.5時間
撹拌した後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、セ
ライトを用いてろ過した。ろ液を1,2−ジクロロエタ
ンで抽出し、抽出液を硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧
下濃縮した。得られた残渣(固体)をヘキサン−ジエチ
ルエーテル混合溶媒で洗浄し、ろ取し、風乾して標記化
合物(化合物番号II−3−1)0.45gを白色結晶と
して得た。このものは1H−NMRから単一のジアステ
レオマーであった。 mp160〜162℃1 H−NMR(CDCl3)δ1.34(3H,s),
1.64(3H,s),1.82(3H,s),1.7
〜2.0(2H,m),3.3〜3.6(2H,m),
3.74(3H,s),5.47(1H,s),7.1
〜7.3(8H,m) IR(nujol)3481,1702,1640
【0153】実施例18 メチル 1−(1−(3,5
−ジクロロフェニル)−1−メチルエチル)−1,2,
3,6−テトラヒドロ−4−メチル−2−オキソ−3−
フェニルピリジン−3−カルボキシレート(化合物番号
I−5−1)及びメチル 1−(1−(3,5−ジクロ
ロフェニル)−1−メチルエチル)−4−メチレン−2
−オキソ−3−フェニルピペリジン−3−カルボキシレ
ート(化合物番号I−6−1) 実施例17で調製した化合物(II−3−1)0.1g
(0.2mmol)及びピリジン0.033ml(0.
4mmol)の1,2−ジクロロエタン2ml中溶液を
室温下撹拌し、これに塩化チオニル0.036ml
(0.3mmol)を滴下した。反応混合物を室温下1
時間撹拌した後、水を加え、1,2−ジクロロエタンで
抽出した。抽出液を硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下
濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィ(ヘキサン−酢酸エチル、2:1、v/v)によ
り精製し、標記化合物0.04gを白色結晶として得
た。このものは1H−NMRから化合物(I−5−1)及
び(I−6−1)の5:1の混合物であった。 mp131〜153℃1 H−NMR(CDCl3)δ1.44(3H,s),
1.64(3H,s),1.73(3H,d,J=1.
5Hz),3.76(3H,s),4.0〜4.3(2
H,m),6.0〜6.1(1H,m),6.82(2
H,d,J=1.9Hz),7.07(1H,t,J=
1.9Hz),7.3〜7.4(5H,m)(以上化合
物(I−5−1));1.59(3H,s),1.66
(3H,s),2.6〜2.7(2H,m),3.4〜
3.6(2H,m),3.72(3H,s),4.93
(1H,br.s),5.32(1H,br.s),
7.1〜7.4(8H,m)(以上化合物(I−6−
1)) IR(nujol)1745,1649
【0154】実施例19 メチル 1−(1−(3,5
−ジクロロ−4−メチルスルフィニルフェニル)−1−
メチルエチル)−1,3−ジヒドロ−4−メチル−2−
オキソ−3−フェニル−2H−ピロール−3−カルボキ
シレート(化合物番号I−1−25) 実施例2と同様の方法により調製したメチル 1−(1
−(3,5−ジクロロ−4−メチルチオフェニル)−1
−メチルエチル)−1,3−ジヒドロ−4−メチル−2
−オキソ−3−フェニル−2H−ピロール−3−カルボ
キシレート(化合物番号I−1−24)0.12g
(0.26mmol)のクロロホルム30ml中溶液を
冷却下撹拌し(内温−10℃)、これにメタクロロ過安
息香酸(70%)0.064g(0.26mmol)を
加え、内温−11〜−4℃で1.5時間撹拌した。反応
混合物に亜硫酸水素ナトリウム0.06g及び水6ml
を加え、内温0℃で10分撹拌した。反応混合物に飽和
炭酸水素ナトリウム水溶液12ml及び水6mlを加え
た。有機層を分離し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧
下濃縮して粗生成物0.19gを得た。このものをシリ
カゲルカラムクロマトグラフィ(クロロホルム−ヘキサ
ン−アセトン、1:2:1、v/v)により精製し、標
記化合物0.10gを白色ロウ状固体として得た。この
ものは1H−NMRから2種類のジアステレオマーの混
合物であった。1 H−NMR(CDCl3)δ1.72(6H,s),
1.85(3H,d,J=1.6Hz),3.04,
3.05(3H,each s),3.85,3.86
(3H,each s),6.60〜6.70(1H,
m),7.21〜7.38(7H,m) IR(nujol)1741,1705,1582,1
239,1204,1078,796,722
【0155】実施例20 メチル 4−シアノ−1−
(1−(3,5−ジクロロフェニル)−1−メチルエチ
ル)−1,3−ジヒドロ−2−オキソ−3−フェニル−
2H−ピロール−3−カルボキシレート(化合物番号I
−1−17) 実施例7で調製した化合物(I−1−13)1.0g
(2.3mmol)のDMF7ml中溶液にヒドロキシ
ルアミン塩酸塩0.20g(2.9mmol)を加え、
外温80℃で5時間加熱撹拌した(反応混合物中に実施
例8で調製した化合物(I−1−14)を生成させ
た)。 冷後、反応混合物に氷冷下オキシ塩化リン0.
71g(4.6mmol)を加え、室温下1時間撹拌し
た。反応混合物を氷水にあけ、析出した結晶をろ取し、
水洗、風乾後、標記化合物0.73gを白色結晶として
得た。 mp152〜153℃1 H−NMR(CDCl3)δ1.79(6H,s),
3.87(3H,s),7.10(2H,d,J=1.
8Hz),7.28(1H,t,J=1.8Hz),
7.40(5H,s),7.69(1H,s) IR(nujol)2213,1758,1730,1
610,1464,1369,1270,1243,1
208,1179,1008,864,796,755
【0156】実施例21 メチル 1−(1−(3,5
−ジクロロフェニル)−1−メチルエチル)−4−ジフ
ルオロメチル−1,3−ジヒドロ−2−オキソ−3−フ
ェニル−2H−ピロール−3−カルボキシレート(化合
物番号I−1−28) 実施例7で調製した化合物(I−1−13)2.0g
(4.6mmol)、ジエチルアミノスルファートリフ
ルオリド2.3g(0.014mol)及びトルエン2
0mlの混合物を外温90℃で3時間加熱撹拌した。冷
後、反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出した(2
回)。抽出液を合し、硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下
濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィ(ヘキサン−酢酸エチル、4:1、v/v)によ
り精製し、標記化合物1.2gを白色結晶として得た。 mp119〜120℃1 H−NMR(CDCl3)δ1.77(6H,s),
3.85(3H,s),6.34(1H,ddd,J=
56.5,54.6,0.9Hz),7.13(2H,
d,J=1.8Hz),7.23〜7.39(7H,
m) IR(nujol)1752,1717,1651,1
463,1273,1239,1194,1076,1
046,1010,860,802,756,713
【0157】実施例22 メチル 1−(1−(3,5
−ジクロロフェニル)−1−メチルエチル)−4−ヒド
ロキシ−4−メチルチオメチル−2−オキソ−3−フェ
ニルピロリジン−3−カルボキシレート(化合物番号II
−1−22) 参考例5で調製した化合物(IV−1−5)3.0g
(9.8mmol)及びトリエチルアミン1.5g
(0.015mol)の乾燥THF40ml中溶液を氷
冷下撹拌し、これに実施例1と同様にして調製した2−
クロロホルミル−2−フェニル酢酸メチルの粗生成物
2.5g(0.012mol)の乾燥THF5ml中溶
液を滴下した。 反応混合物を室温下2時間撹拌した。
反応混合物を氷水にあけ、酢酸エチルで抽出した。 抽
出液を飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥後、
減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィ(ヘキサン−酢酸エチル、1:1、v/
v)により精製し、標記化合物2.8gを無色透明油状
物として得た。このものは2種類のジアステレオマーの
混合物であった(異性体比は1H−NMRから2:
1)。1 H−NMR(CDCl3)δ1.67(3H,s),
1.84(3H,s),2.12(3H,s),2.2
3(1H,d,J=13.8Hz),2.50(1H,
d,J=13.7Hz),3.60〜3.82(5H,
m),5.19(1H,s),7.20〜7.37(8
H,m)(以上、多い方の異性体);1.57(3H,
s),1.75(3H,s),2.17(3H,s),
2.90(1H,d,J=12.0Hz),3.43
(1H,d,J=12.5Hz),3.62〜3.80
(5H,m),5.16(1H,s),7.15〜7.
38(8H,m)(以上、少ない方の異性体)
【0158】実施例23 メチル 1−(1−(3,5
−ジクロロフェニル)−1−メチルエチル)−1,3−
ジヒドロ−4−メチルチオメチル−2−オキソ−3−フ
ェニル−2H−ピロール−3−カルボキシレート(化合
物番号I−1−35)及びメチル 1−(1−(3,5
−ジクロロフェニル)−1−メチルエチル)−4−メチ
ルチオメチレン−2−オキソ−3−フェニルピロリジン
−3−カルボキシレート(化合物番号I−3−7) 実施例22で調製した化合物(II−1−22)1.8g
(3.7mmol)、トリフェニルホスフィン3.6g
(0.014mol)及び四塩化炭素1.1ml(0.
011mol)のアセトニトリル35ml中溶液を還流
下1.5時間加熱撹拌した。反応混合物を氷水にあけ、
酢酸エチルで抽出した。 抽出液を飽和食塩水で洗浄
し、硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下濃縮した。得られ
た残渣にヘキサン−酢酸エチル混合液(1:1、v/
v)を加え、不溶の固体をろ取した。ろ液を減圧下濃縮
し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
(ヘキサン−酢酸エチル、2:1、v/v)により精製
し、油状物1.7gを得た。このものにヘキサン−酢酸
エチル混合液(1:1、v/v)を加え、析出した固体
をろ取し、風乾して標記化合物(化合物番号I−1−3
5)0.56gを白色結晶として得た。ろ液を減圧下濃
縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィ(ヘキサン−酢酸エチル、5:1、v/v)により精
製し、標記化合物(化合物番号I−3−7)0.54g
を白色結晶として得た。 化合物番号I−1−35:mp154〜156℃1 H−NMR(CDCl3)δ1.74,1.77(6
H,each s),2.08(3H,s),3.22
(1H,dd,J=15.2,1.6Hz),3.36
(1H,dd,J=15.2,1.2Hz),3.83
(3H,s),6.80(1H,t,J=1.3H
z),7.12〜7.45(8H,m) 化合物番号I−3−1:mp107〜109℃1 H−NMR(CDCl3)δ1.66,1.68(6
H,each s),2.38(3H,s),3.83
(3H,s),4.20〜4.27(2H,m),6.
24(1H,m),7.15〜7.45(8H,m)
(このものは二重結合に関する立体配置(E/Z)は不
明であるが、単一の異性体であると考えられる。)
【0159】実施例24 メチル 1−(1−(3,5
−ジクロロフェニル)−1−メチルエチル)−1,3−
ジヒドロ−4−メチルスルホニルメチル−2−オキソ−
3−フェニル−2H−ピロール−3−カルボキシレート
(化合物番号I−1−37) 実施例23で調製した化合物(I−1−35)0.1g
(0.21mmol)のジクロロメタン5ml中溶液を
氷冷下撹拌し、これにメタクロロ過安息香酸(70%)
0.11g(0.52mmol)を徐々に加えた。反応
混合物を室温下2時間撹拌した。反応混合物を5%亜硫
酸ナトリウム水溶液ついで飽和炭酸水素ナトリウム水溶
液で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下濃縮し
た。得られた残渣にヘキサン−ジエチルエーテル混合液
を加え、不溶の固体をろ取し、風乾して標記化合物0.
09gを白色結晶として得た。 mp185〜187℃1 H−NMR(CDCl3)δ1.78(6H,s),
2.78(3H,s),3.86(3H,s),3.9
0〜4.00(2H,m),7.10〜7.45(9
H,m) IR(nujol)1750,1718,1464,1
312,1121
【0160】実施例25 メチル 1−(1−(3,5
−ジクロロフェニル)−1−メチルエチル)−3−(2
−フルオロフェニル)−4−ヒドロキシ−4−メチル−
2−オキソピロリジン−3−カルボキシレート(化合物
番号II−1−24) 参考例8で調製した化合物(V'−1−1)3.3g
(0.016mol)の1,2−ジクロロエタン12m
l中溶液に氷冷下、塩化チオニル1.3ml(0.01
7mol)を加え、外温70℃で1時間ついで還流下2
時間加熱撹拌した。冷後、反応液を減圧下濃縮し、2−
クロロホルミル−2−(2−フルオロフェニル)酢酸メ
チルの粗生成物3.6gを得た。1−(1−(3,5−
ジクロロフェニル)−1−メチルエチルアミノ)−2−
プロパノン4.1g(0.016mol)及びトリエチ
ルアミン2.9ml(0.021mol)の乾燥THF
30ml中溶液を氷冷下撹拌し、これに上記の粗生成物
3.6g(0.016mol)を15分で滴下した。
反応混合物を室温下3日間撹拌した。 反応混合物を減
圧下濃縮し、得られた残渣に水を加え、酢酸エチルで抽
出した(3回)。 抽出液を合し、飽和食塩水で洗浄
し、硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下濃縮した。得られ
た残渣にジエチルエーテルを加え、析出した固体をろ取
し、ジエチルエーテルで洗浄、風乾して標記化合物3.
5gを白色結晶として得た。このものは2種類のジアス
テレオマーの混合物であった(異性体比は1H−NMR
から3:2)。mp200〜204℃(dec.)1 H−NMR(CDCl3)δ1.26(1H,br.
s),1.61〜1.62(3H,m),1.63(3
H,s),1.74(3H,s),3.53(1H,
d,J=9.6Hz),3.71(3H,s),4.1
7(1H,d,J=9.6Hz),7.03〜7.50
(7H,m)(以上、多い方の異性体);1.10〜
1.20(3H,m),1.65(3H,s),1.8
4(3H,s),3.35(1H,d,J=9.7H
z),3.72(1H,d,J=9.7Hz),3.7
7(3H,s),5.42(1H,br.s),7.0
3〜7.50(7H,m)(以上、少ない方の異性体) IR(nujol)3428,3402,1726,1
713,1697,1680,1376,1258,7
59
【0161】実施例26 メチル 1−(1−(3,5
−ジクロロフェニル)−1−メチルエチル)−1,3−
ジヒドロ−3−(2−フルオロフェニル)−4−メチル
−2−オキソ−2H−ピロール−3−カルボキシレート
(化合物番号I−1−39)及びメチル 1−(1−
(3,5−ジクロロフェニル)−1−メチルエチル)−
3−(2−フルオロフェニル)−4−メチレン−2−オ
キソピロリジン−3−カルボキシレート(化合物番号I
−3−10) 実施例25で調製した化合物(II−1−24)2.5g
(7.6mmol)及びピリジン1.2ml(0.01
5mol)のDMF32ml中溶液を氷冷下撹拌し、こ
れに塩化チオニル0.88ml(0.012mol)を
20分で滴下した。反応混合物を室温下3時間撹拌し
た。反応混合物を減圧下濃縮し、残渣に水を加え、酢酸
エチルで抽出した(3回)。抽出液を合し、飽和食塩水
で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下濃縮した。
得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ(ヘ
キサン−酢酸エチル、5:1または7:1、v/v)及
びシリカゲル薄層クロマトグラフィ(ヘキサン−酢酸エ
チル、5:1、v/v)により繰り返し精製し、標記化
合物(化合物番号I−1−39)2.0g及び(化合物
番号I−3−10)0.29gを共に白色結晶として得
た。 化合物番号I−1−39:mp117〜118℃1 H−NMR(CDCl3)δ1.74,1.76(6
H,each s),1.81(3H,d,J=1.6
Hz),3.85(3H,s),6.53(1H,b
r.q,J=1.6Hz),7.02〜7.36(7
H,m) IR(nujol)1759,1743,1721,1
702,1692,1588,1567,1492,1
455,1435,1417,1380,1366,1
272,1245,1220,1197,1182,1
114,1096,1000,858,799,76
1,749 化合物番号I−3−10:mp146〜147℃1 H−NMR(CDCl3)δ1.69,1.74(6
H,each s),3.85(3H,s),4.27
(1H,dt,J=13.5,2.2Hz),4.45
(1H,dt,J=13.5,2.2Hz),5.30
(1H,br.s),5.39(1H,br.s),
7.01〜7.41(7H,m) IR(nujol)1729,1700,1672,1
588,1567,1491,1459,1417,1
379,1251,1234,1216,1051,9
19,853,815,799,756
【0162】実施例27 2−(4−ヒドロキシ−3−
メトキシカルボニル−4−メチル−2−オキソ−3−フ
ェニルピロリジン−1−イル)−2−メチルプロパン酸
ベンジル(化合物番号II'−2−1) 2−メチル−2−(2−オキソプロピルアミノ)プロパ
ン酸ベンジル14.6g(0.059mol)及びトリ
エチルアミン9.0g(0.089mol)の乾燥TH
F280ml中溶液をドライアイス及びアセトンの混合
物にて冷却下撹拌し、これに実施例1と同様にして調製
した2−クロロホルミル−2−フェニル酢酸メチルの粗
生成物14.3g(0.064mol)の乾燥THF4
0ml中溶液を23分で滴下した(内温−44→−30
℃)。反応混合物を撹拌しながら徐々に室温まで昇温さ
せ、ついで室温下撹拌した(撹拌時間計66.5時
間)。反応混合物を減圧下濃縮し、残渣に氷水100m
lを加え、酢酸エチルで抽出した(50ml、30ml
×2)。抽出液を合し、0.3N塩酸(40ml)、飽
和炭酸水素ナトリウム水溶液(30ml)ついで飽和食
塩水(30ml)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥後、
減圧下濃縮して粗生成物(赤褐色透明油状物)25.7
gを得た。このものをジエチルエーテルと混合し、析出
した固体をろ取し、ジエチルエーテルで洗浄(2回)、
風乾して標記化合物の一方のジアステレオマー(化合物
番号II'−2−1a)6.8gを白色粉末として得た。
一方、ろ液を氷冷して析出した固体をろ取し、ジエチル
エーテルで洗浄(4回)、風乾して標記化合物のもう一
方のジアステレオマー(化合物番号II'−2−1b)
3.6gを白色粉末として得た。 化合物番号II'−2−1a:mp125〜127℃1 H−NMR(CDCl3)δ1.51,1.54,1.
58(9H,eachs),3.44(1H,d,J=
9.4Hz),3.58(3H,s),3.79(1
H,d,J=9.5Hz),5.11,5.29(2
H,ABq,J=12.6Hz),7.25〜7.48
(10H,m) IR(nujol)3408,1749,1733,1
676,1467,1236,1145,1130,1
047,746,698 化合物番号II'−2−1b:mp107〜109℃1 H−NMR(CDCl3)δ1.01(3H,s),
1.56(6H,s),3.31,3.50(2H,A
Bq,J=9.5Hz),3.69(3H,s),4.
98(1H,s),5.11〜5.33(2H,m),
7.11〜7.55(10H,m) IR(nujol)3405,1747,1670,1
374,1304,1295,1272,1207,1
160,743
【0163】実施例28 2−(4−ヒドロキシ−3−
メトキシカルボニル−4−メチル−2−オキソ−3−フ
ェニルピロリジン−1−イル)−2−メチルプロパン酸
(化合物番号II'−1−1) 実施例27で調製した化合物(II'−2−1a)6.8
g及び(II'−2−1b)3.6gを合した(10.4
g,0.024mol)。このもののエタノール200
ml中溶液を10%パラジウム−カーボン180mgと
混合し、常圧水素気流下、室温下で2時間振とうした。
反応混合物をろ過して不溶物を除去し、ろ液を減圧下濃
縮して白色固体8.7gを得た。このものを粉砕し、ジ
エチルエーテル30mlで洗浄し、ろ取し、ジエチルエ
ーテルで洗浄(1回)、風乾して標記化合物7.6gを
白色粉末として得た。このものは2種類のジアステレオ
マーの混合物であった(異性体比は1H−NMRから6
1:39)。 mp184〜189℃1 H−NMR(CDCl3)δ1.45〜1.67(9
H,m),3.43(1H,d,J=9.5Hz),
3.70(3H,s),3.76(1H,d,J=9.
7Hz),7.26〜7.56(5H,m)(以上多い
方の異性体);1.05(3H,s),1.45〜1.
67(6H,m),3.32,3.52(2H,AB
q,J=9.6Hz),3.75(3H,s),7.2
6〜7.56(5H,m)(以上少ない方の異性体) IR(nujol)3493,3354,3500〜2
500,1765,1744,1720,1668,1
465,1247,1209,1156,1019,9
46,740,702
【0164】実施例29 メチル 1−(1−(N−
(3,5−ジクロロフェニル)カルバモイル)−1−メ
チルエチル)−1,3−ジヒドロ−4−メチル−2−オ
キソ−3−フェニル−2H−ピロール−3−カルボキシ
レート(化合物番号I−2−23)及びメチル 1−
(1−(N−(3,5−ジクロロフェニル)カルバモイ
ル)−1−メチルエチル)−4−メチレン−2−オキソ
−3−フェニルピロリジン−3−カルボキシレート(化
合物番号I−4−17) 実施例28で調製した化合物(II'−1−1)2.5g
(7.5mmol)及びピリジン1.3g(0.016
mol)の1,2−ジクロロエタン25ml中溶液を氷
冷下撹拌し、これに塩化チオニル1.9g(0.016
mol)を徐々に加えた。反応混合物を室温下1時間撹
拌した。反応混合物を氷冷し、これに3,5−ジクロロ
アニリン1.6g(9.9mmol)の1,2−ジクロ
ロエタン3ml中溶液を徐々に加えた。反応混合物に更
に1,2−ジクロロエタン20mlを加え、室温下6.
5時間撹拌した。反応混合物を氷水80mlにあけ、有
機層を分離した。水層をクロロホルムで抽出した(20
ml×2)。抽出液を先の有機層と合し、1N塩酸(2
5ml)、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(25ml)
ついで飽和食塩水(50ml)で洗浄し、硫酸ナトリウ
ムで乾燥後、減圧下濃縮して粗生成物4.0g(黄褐色
樹脂状物)を得た。このものをシリカゲルカラムクロマ
トグラフィ(ヘキサン−酢酸エチル、3:1、v/v)
により精製し、白色固体(A)1.7g及び(B)0.
40gを得た。(A)をジエチルエーテルで洗浄し、ろ
取し、ジエチルエーテルで洗浄(2回)、風乾して標記
化合物(化合物番号I−2−23)1.4gを白色粉末
として得た。一方、(B)をジエチルエーテルで洗浄
し、ろ取し、ジエチルエーテルで洗浄(2回)、風乾し
て標記化合物(化合物番号I−4−17)0.3gを白
色粉末として得た。 化合物番号I−2−23:mp155〜156℃1 H−NMR(CDCl3)δ1.67,1.71(6
H,each s),1.87(3H,d,J=1.6
Hz),3.85(3H,s),6.65(1H,q,
J=1.7Hz),7.07(1H,t,J=1.8H
z),7.16〜7.31(2H,m),7.31〜
7.45(3H,m),7.48(2H,d,J=1.
8Hz),8.52(1H,br.s) IR(nujol)3366,1726,1696,1
655,1586,1525,1453,1439,1
249,1236,1155 化合物番号I−4−17:mp177〜179℃1 H−NMR(CDCl3)δ1.61,1.65(6
H,each s),3.80(3H,s),4.20
〜4.46(2H,m),5.48(1H,br.
s),5.61(1H,br.s),7.06(1H,
dd,J=1.3,1.8Hz),7.30〜7.57
(7H,m),8.66(1H,br.s)IR(nu
jol)3412,1745,1702,1662,1
582,1519,1450,1412,1250,1
237
【0165】実施例30 2−(4−ヒドロキシ−3−
メトキシカルボニル−4−メチル−3−(2−メチルフ
ェニル)−2−オキソピロリジン−1−イル)−2−メ
チルプロパン酸ベンジル(化合物番号II'−2−4) (1)メチル N−(1−ベンジルオキシカルボニル−
1−メチルエチル)−N−(2−オキソプロピル)−2
−(2−メチルフェニル)マロナメート(化合物番号II
I'−1−1) 参考例8と同様にして調製した化合物(V'−1−2)
3.3g(0.016mol)の1,2−ジクロロエタ
ン13ml中溶液に氷冷下、塩化チオニル1.4ml
(0.018mol)を加え、外温65℃で1時間つい
で還流下2時間加熱撹拌した。冷後、反応液を減圧下濃
縮し、2−クロロホルミル−2−(2−メチルフェニ
ル)酢酸メチルの粗生成物3.6gを黄色油状物として
得た。2−メチル−2−(2−オキソプロピルアミノ)
プロパン酸ベンジル4.0g(0.016mol)及び
トリエチルアミン2.7ml(0.019mol)の乾
燥THF15ml中溶液を氷冷下撹拌し、これに上記の
粗生成物3.6g(0.016mol)を徐々に加え
た。 反応混合物を室温下一夜撹拌した。 反応混合物を
減圧下濃縮し、得られた残渣に水を加え、酢酸エチルで
抽出した(3回)。 抽出液を合し、希塩酸、飽和食塩
水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液ついで飽和食塩水で
洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下濃縮した。得
られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ(ヘキ
サン−酢酸エチル、1:1、v/v)により精製し、標
記化合物(化合物番号III'−1−1)3.3gを白色結
晶として得た。 mp103〜105℃1 H−NMR(CDCl3)δ1.40(3H,s),
1.51(3H,s),2.03(3H,s),2.1
8(3H,s),3.71(3H,s),3.87(1
H,d,J=19.8Hz),3.99(1H,d,J
=19.8Hz),4.60(1H,s),5.15
(1H,d,J=12.7Hz),5.21(1H,
d,J=12.7Hz),6.96〜7.40(9H,
m) IR(nujol)1732,1648,1464,1
456,1384,1260,1212,1143,1
019,749,736,696
【0166】(2)2−(4−ヒドロキシ−3−メトキ
シカルボニル−4−メチル−3−(2−メチルフェニ
ル)−2−オキソピロリジン−1−イル)−2−メチル
プロパン酸ベンジル(化合物番号II'−2−4) 実施例30の(1)で調製した化合物(III'−1−1)
2.8g(6.4mmol)の乾燥THF28ml中溶
液にDBU0.6ml(4.0mmol)を加え、室温
下30分撹拌した。反応混合物を減圧下濃縮し、得られ
た残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ(ヘキサン
−酢酸エチル、1:1、v/v)により精製し、標記化
合物の一方のジアステレオマー(化合物番号II'−2−
4a)0.5gを白色結晶として、また標記化合物のも
う一方のジアステレオマー(化合物番号II'−2−4
b)1.9gを無色透明油状物として得た。 化合物番号II'−2−4a:mp152〜153℃1 H−NMR(CDCl3)δ1.51(3H,s),
1.57(3H,s),1.61(3H,s),2.2
2(3H,s),3.41(1H,d,J=9.3H
z),3.55(3H,s),3.97(1H,d,J
=9.3Hz),5.06(1H,d,J=12.6H
z),5.27(1H,d,J=12.6Hz),7.
10〜7.38(9H,m) IR(nujol)3393,1752,1730,1
676,1467,1374,1237,1225,1
210,1142,1131,1044,756,73
8,695 化合物番号II'−2−4b1 H−NMR(CDCl3)δ0.94(3H,s),
1.53(3H,s),1.57(3H,s),2.2
5(3H,s),3.37(1H,d,J=9.0H
z),3.66(1H,d,J=9.0Hz),3.6
8(3H,s),5.16(1H,d,J=12.6H
z),5.23(1H,d,J=12.5Hz),6.
94〜7.39(9H,m) IR(neat)3500,1744,1690,14
56,1406,1365,1248,1156,10
53,1004,977,749,699
【0167】実施例31 メチル 1−(1−(N−
(2,5−ジクロロフェニル)カルバモイル)−1−メ
チルエチル)−1,3−ジヒドロ−2−オキソ−3−フ
ェニル−2H−ピロール−3−カルボキシレート(化合
物番号I−2−37) 乾燥窒素気流下、実施例7と同様にして調製した化合物
(I−2−48)0.16g(0.34mmol)のア
セトニトリル15ml中溶液にトリス(トリフェニルホ
スフィン)ロジウム(I)クロリド0.33g(0.3
5mmol)を加え、外温100℃で6時間加熱撹拌し
た。冷後、反応混合物を減圧下濃縮し、残渣にエタノー
ル20mlを加えた。析出した黄色固体をろ取し、ろ液
を減圧下濃縮して樹脂状物0.4gを得た。このものを
シリカゲルカラムクロマトグラフィ(ヘキサン−酢酸エ
チル、4:1、v/v)により精製し、赤褐色樹脂状物
0.04gを得た。このものを一夜冷凍庫に放置するこ
とにより結晶化させ、ヘキサン−ジエチルエーテル混合
液で洗浄し、ろ取し、減圧下乾燥して標記化合物0.0
3gを白色結晶として得た。 mp72〜75℃1 H−NMR(CDCl3)δ1.69(3H,s),
1.75(3H,s),3.72(3H,s),5.8
8(1H,d,J=5.1Hz),6.96(1H,
d,J=5.3Hz),7.00(1H,dd,J=
8.6,2.5Hz),7.21(1H,d,J=8.
6Hz),7.30〜7.58(5H,m),8.22
(1H,br.s),8.38(1H,d,J=2.4
Hz) IR(nujol)3392,3114,1747,1
716,1697,1608,1577,1504,1
452,1402,1263,1253,1236,1
213,1147,1100
【0168】実施例32 3−アセチル−1−(1−
(3,5−ジクロロフェニル)−1−メチルエチル)−
4−ヒドロキシ−4−メチル−3−フェニル−2−ピロ
リジノン(化合物番号II−1−25) 1−(1−(3,5−ジクロロフェニル)−1−メチル
エチルアミノ)−2−プロパノン1.7g(6.7mm
ol)及び2,2,6−トリメチル−5−フェニル−4
H−1,3−ジオキシン−4−オン1.5g(6.7m
mol)のキシレン50ml中溶液を還流下2時間加熱
撹拌した。冷後、反応液を減圧下濃縮した。得られた残
渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ(ヘキサン−ク
ロロホルム、1:3→1:4、v/v)により精製し、
標記化合物(化合物番号II−1−25)1.5gを白色
結晶として得た。このものは単一のジアステレオマーと
して得られた。 mp153〜157℃1 H−NMR(CDCl3)δ1.03(3H,s),
1.63(3H,s),1.81(3H,s),2.0
8(3H,s),3.35(1H,d,J=9.6H
z),3.61(1H,d,J=9.6Hz),5.0
9(1H,s),7.20〜7.40(8H,m) IR(nujol)3444,1684,1586,1
568,1456,1387,855,760
【0169】実施例33 2−(4−ヒドロキシ−3−
メトキシカルボニル−4−メチルチオメチル−2−オキ
ソ−3−フェニルピロリジン−1−イル)−2−メチル
プロパン酸tert-ブチル(化合物番号II'−3−1) 参考例7で調製した化合物(IV'−3−3)1.4g
(5.2mmol)及びトリエチルアミン0.94ml
(6.7mmol)の乾燥THF8ml中溶液を内温−
10℃に冷却下撹拌し、これに実施例1と同様にして調
製した2−クロロホルミル−2−フェニル酢酸メチルの
粗生成物1.3g(5.7mmol)の乾燥THF4m
l中溶液を10分で滴下した。反応混合物を同温で30
分撹拌した。反応混合物に水15ml及び酢酸エチル2
5mlを加え、有機層を分離した。有機層を飽和食塩水
で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下濃縮し
た。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
(ヘキサン−酢酸エチル、3:2、v/v)により精製
し、標記化合物(化合物番号II'−3−1)1.9gを
淡黄色油状物として得た。このものは2種類のジアステ
レオマーの混合物であった(異性体比は1H−NMRか
ら72:28)。1 H−NMR(CDCl3)δ1.49(15H,s),
2.11(3H,s),2.21(1H,dd,J=1
3.8,1.2Hz),2.38(1H,d,J=1
3.8Hz),3.5〜3.7(2H,m),3.78
(3H,s),5.07(1H,s),7.3〜7.5
(5H,m)(以上、多い方の異性体);1.47(1
5H,s),2.07(3H,s),2.89(1H,
d,J=13.6Hz),3.43(1H,d,J=1
3.6Hz),3.5〜3.7(2H,m),3.73
(3H,s),5.07(1H,s),7.3〜7.5
(5H,m)(以上、少ない方の異性体) IR(neat)3463,1737,1706,14
35,1368,1298,1248,1148,91
2,848,732
【0170】実施例34 メチル 1−(1−(N−
(2,5−ジクロロフェニル)カルバモイル)−1−メ
チルエチル)−1,3−ジヒドロ−4−メチルチオメチ
ル−2−オキソ−3−フェニル−2H−ピロール−3−
カルボキシレート(化合物番号I−2−56)及びメチ
ル 1−(1−(N−(2,5−ジクロロフェニル)
カルバモイル)−1−メチルエチル)−4−メチルチオ
メチレン−2−オキソ−3−フェニルピロリジン−3−
カルボキシレート(化合物番号I−4−32) (1)2−(1,3−ジヒドロ−3−メトキシカルボニ
ル−4−メチルチオメチル−2−オキソ−3−フェニル
−2H−ピロール−1−イル)−2−メチルプロパン酸
tert-ブチル(化合物番号I'−3−1)及び2−(3−
メトキシカルボニル−4−メチルチオメチレン−2−オ
キソ−3−フェニルピロリジン−1−イル)−2−メチ
ルプロパン酸tert-ブチル(化合物番号I'−4−1) 実施例33で調製した化合物(II'−3−1)1.9g
(4.4mmol)、トリフェニルホスフィン6.4g
(0.024mol)及び四塩化炭素2.0ml(0.
021mol)のアセトニトリル20ml中溶液を外温
80℃で2時間加熱撹拌した。反応混合物を減圧下濃縮
し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
により2回くりかえし精製し(1回目:ヘキサン−酢酸
エチル、3:2、v/v;2回目:ヘキサン−酢酸エチ
ル、2:1、v/v)、標記化合物(化合物番号I'−3
−1)及び(化合物番号I'−4−1)の混合物1.2g
を黄色油状物として得た(1H−NMRから混合比は
1:2)。1 H−NMR(CDCl3)δ1.30(9H,s),
1.44(6H,s),2.37(3H,s),3.2
7(2H,s),3.78(3H,s),6.78(1
H,br.s),7.24〜7.53(5H,m)(以
上、化合物I'−3−1);1.20(9H,s),1.
53(6H,s),2.06(3H,s),3.77
(3H,s),4.04〜4.25(2H,m),6.
20(1H,t,J=2.4Hz),7.24〜7.5
3(5H,m)(以上、化合物I'−4−1) IR(neat)1738,1705,1471,14
47,1409,1368,1298,1245,11
49,1024,850,752,698
【0171】(2)メチル 1−(1−(N−(2,5
−ジクロロフェニル)カルバモイル)−1−メチルエチ
ル)−1,3−ジヒドロ−4−メチルチオメチル−2−
オキソ−3−フェニル−2H−ピロール−3−カルボキ
シレート(化合物番号I−2−56)及びメチル 1−
(1−(N−(2,5−ジクロロフェニル)カルバモイ
ル)−1−メチルエチル)−4−メチルチオメチレン−
2−オキソ−3−フェニルピロリジン−3−カルボキシ
レート(化合物番号I−4−32) 実施例34の(1)で調製した化合物(I'−3−1)及
び(I'−4−1)の混合物1.2g(2.7mmol)
のクロロホルム6ml中溶液にトリフルオロ酢酸6ml
(0.078mol)を加え、室温下3時間撹拌した。
反応混合物を減圧下濃縮し、残渣に水15mlを加え
た。このものに10%水酸化ナトリウム水溶液を加えて
pHを10とし、ジエチルエーテルで洗浄した。ついで
1N塩酸を加えてpHを2とし、酢酸エチルで抽出した
(15ml×2)。抽出液を合し、飽和食塩水で洗浄
し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下濃縮して2−
(1,3−ジヒドロ−3−メトキシカルボニル−4−メ
チルチオメチル−2−オキソ−3−フェニル−2H−ピ
ロール−1−イル)−2−メチルプロパン酸(化合物番
号I'−1−1)及び2−(3−メトキシカルボニル−4
−メチルチオメチレン−2−オキソ−3−フェニルピロ
リジン−1−イル)−2−メチルプロパン酸(化合物番
号I'−2−1)の混合物(粗生成物)0.75gを褐色
油状物として得た。参考例7、実施例33及び実施例3
4の上記で示される実験をくりかえし行い、化合物(I'
−1−1)及び(I'−2−1)の混合物を更に2.4g
得た。化合物(I'−1−1)及び(I'−2−1)の混合
物3.1g(8.6mmol)、トリフェニルホスフィ
ン3.4g(0.013mol)、四塩化炭素10ml
及びジクロロメタン10mlの混合物を還流下1時間加
熱撹拌した。冷後、反応混合物を氷冷下撹拌し、これに
2,5−ジクロロアニリン1.8g(0.011mo
l)及びトリエチルアミン2.0ml(0.014mo
l)のジクロロメタン5ml中溶液を15分で滴下し
た。反応混合物を室温下一夜撹拌した。反応混合物を減
圧下濃縮し、残渣を酢酸エチル30mlと混合した。こ
のものを水洗し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下濃
縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィにより2回くりかえし精製し(1回目、ヘキサン−
酢酸エチル、3:2、v/v;2回目、ヘキサン−酢酸
エチル−クロロホルム、8:1:7、v/v)、標記化
合物(化合物番号I−2−56)及び(化合物番号I−4
−32)の混合物0.29gを黄色樹脂状物として得た
1H−NMRから混合比は1:1)。1 H−NMR(CDCl3)δ1.70(3H,s),
1.76(3H,s),2.10(3H,s),3.2
0〜3.37(2H,m),3.74(3H,s),
6.91(1H,br.s),6.93〜7.08(1
H,m),7.15〜7.50(6H,m),8.25
(1H,br.s),8.34〜8.41(1H,m)
(以上、化合物I−2−56);1.61(3H,
s),1.70(3H,s),2.40(3H,s),
3.74(3H,s),4.14〜4.38(2H,
m),6.30(1H,t,J=2.4Hz),6.9
3〜7.08(1H,m),7.15〜7.50(6
H,m),8.25(1H,br.s),8.34〜
8.41(1H,m)(以上、化合物I−4−32) IR(CHCl3)3397,1742,1717,1
585,1512,1409,1238,911,69
【0172】実施例35 1−(1−(3,5−ジクロ
ロフェニル)−1−メチルエチル)−4−ヒドロキシ−
4−メチル−N,N−ジメチル−2−オキソ−3−フェ
ニルピロリジン−3−カルボキサミド(化合物番号II−
1−26) (1)N,N−ジメチル−2−フェニルマロナミン酸 N,N−ジメチル−2−フェニルマロナミン酸メチル
2.86g(0.013mol)のTHF30ml中溶
液に水酸化カリウム1.08g(0.019mol)の
水5ml中溶液を加え、室温下一夜撹拌した。反応混合
物を減圧下濃縮し、残渣に水100mlを加えた。この
混合物をジエチルエーテル50mlで洗浄後、塩酸を加
えてpHを2とし、クロロホルムで抽出した(30ml
×3)。抽出液を合し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減
圧下濃縮した。得られた残渣(固体)をジエチルエーテ
ル−ヘキサン混合液で洗浄し、ろ取し、風乾してN,N
−ジメチル−2−フェニルマロナミン酸1.72gを白
色結晶として得た。 mp122〜123.5℃1 H−NMR(CDCl3)δ2.92(3H,s),
3.06(3H,s),3.65(1H,br.s),
4.65(1H,s),7.30〜7.41(5H,
m) (2)1−(1−(3,5−ジクロロフェニル)−1−
メチルエチル)−4−ヒドロキシ−4−メチル−N,N
−ジメチル−2−オキソ−3−フェニルピロリジン−3
−カルボキサミド(化合物番号II−1−26) 実施例35の(1)で調製したN,N−ジメチル−2−
フェニルマロナミン酸0.70g(3.4mmol)及
び1,2−ジクロロエタン20mlの混合物に室温下、
塩化チオニル0.35ml(4.7mmol)を加え、
還流下1.5時間加熱撹拌した。 冷後、反応混合物を
減圧下濃縮し、2−クロロホルミル−N,N−ジメチル
−2−フェニルアセトアミドの粗生成物0.76gを淡
黄色油状物として得た。1−(1−(3,5−ジクロロ
フェニル)−1−メチルエチルアミノ)−2−プロパノ
ン0.75g(2.9mmol)及びトリエチルアミン
0.52ml(3.8mmol)の1,2−ジクロロエ
タン20ml中溶液を氷冷下撹拌し、これに上で調製し
た2−クロロホルミル−N,N−ジメチル−2−フェニ
ルアセトアミドの粗生成物0.76g(3.4mmo
l)の1,2−ジクロロエタン5ml中溶液を5分で滴
下した(内温5〜7℃)。 反応混合物を氷冷下1時間
ついで室温下一夜撹拌した。 反応混合物に水30ml
を加え、有機層を分離し、水層を1,2−ジクロロエタ
ンで抽出した(20ml×2)。抽出液を先の有機層と
合し、0.3N塩酸(20ml)、飽和炭酸水素ナトリ
ウム水溶液(20ml)ついで飽和食塩水(20ml)
で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下濃縮して
粗生成物1.50gを得た。このものをシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィ(ヘキサン−酢酸エチル、3:1、
v/v)により精製し、淡黄色固体0.80gを得た。
このものをジエチルエーテル−ヘキサン混合液で洗浄
し、ろ取し、風乾して標記化合物(化合物番号II−1−
26)0.67gを白色結晶として得た。このものは1
H−NMRから単一のジアステレオマーであった。 mp174〜175.5℃(dec.)1 H−NMR(CDCl3)δ0.93(3H,s),
1.26(3H,s),1.81(3H,s),2.5
0(3H,s),3.00(3H,s),3.37(1
H,d,J=9.3Hz),3.94(1H,d,J=
9.3Hz),7.07(1H,s),7.21(3
H,s),7.31(4H,s) IR(nujol)3246,1696,1690,8
54,719
【0173】実施例36 メチル 1−(1−(3,5
−ジクロロフェニル)−1−メチルエチル)−4−ヒド
ロキシ−2−オキソ−3−フェニルピペリジン−3−カ
ルボキシレート(化合物番号II−3−3) (1)メチル N−(1−(3,5−ジクロロフェニ
ル)−1−メチルエチル)−N−(3−オキソプロピ
ル)−2−フェニルマロナメート(化合物番号III−1
−3) 参考例9で調製した化合物(IV−2−2)1.0g
(3.3mmol)及びトリエチルアミン0.40g
(4.0mmol)の1,2−ジクロロエタン5ml中
溶液を氷冷下撹拌し、これに実施例1と同様にして調製
した2−クロロホルミル−2−フェニル酢酸メチルの粗
生成物0.70g(3.3mmol)の1,2−ジクロ
ロエタン3ml中溶液を滴下した。反応混合物を室温下
14時間撹拌した。反応混合物に水を加え、有機層を分
離した。有機層を水ついで飽和炭酸水素ナトリウム水溶
液で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下濃縮し
た。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
(クロロホルム−アセトン、25:1、v/v)により
精製し、メチル N−(1−(3,5−ジクロロフェニ
ル)−1−メチルエチル)−N−(3,3−ジメトキシ
プロピル)−2−フェニルマロナメート(化合物番号II
I−4−1)1.4gを淡黄色油状物として得た。1 H−NMR(CDCl3)δ1.49(3H,s),
1.72(3H,s),2.0〜2.2(2H,m),
3.43(6H,s),3.3〜3.8(2H,m),
3.68(3H,s),4.42(1H,t,J=4.
9Hz),4.93(1H,s),6.97(2H,
d,J=1.8Hz),7.15(1H,t,J=1.
8Hz),7.2〜7.5(5H,m)
【0174】化合物(III−4−1)0.33g(0.
68mmol)及びp−トルエンスルホン酸1水和物3
3mg(0.17mmol)のアセトン3ml中溶液を
室温下23時間撹拌した。反応液に飽和炭酸水素ナトリ
ウム水溶液を加え、アセトンを減圧下留去した。残留物
に水を加え、ジエチルエーテルで抽出した。抽出液を硫
酸マグネシウムで乾燥後、減圧下濃縮し、得られた残渣
をシリカゲルカラムクロマトグラフィ(クロロホルム−
アセトン、25:1、v/v)により精製し、標記化合
物(化合物番号III−1−3)0.09gを淡黄色油状
物として得た。1 H−NMR(CDCl3)δ1.52,1.68(6
H,each s),2.5〜3.0(2H,m),
3.65(3H,s),3.7〜4.0(2H,m),
4.76(1H,s),6.9〜7.4(8H,m),
9.75(1H,s)
【0175】(2)メチル 1−(1−(3,5−ジク
ロロフェニル)−1−メチルエチル)−4−ヒドロキシ
−2−オキソ−3−フェニルピペリジン−3−カルボキ
シレート(化合物番号II−3−3) 実施例36の(1)で調製した化合物(III−1−3)
0.09g(0.21mmol)及びトリエチルアミン
0.05g(0.49mmol)のベンゼン2ml中溶
液を室温下撹拌し、これに三フッ化ホウ素・ジエチルエ
ーテル錯体1滴を加え、室温下1時間撹拌した。反応混
合物に水を加え、有機層を分離した。有機層を硫酸マグ
ネシウムで乾燥後、減圧下濃縮した。得られた残渣をジ
エチルエーテルで洗浄し、不溶の固体をろ取し、風乾し
て標記化合物(化合物番号II−3−3)0.05gを白
色結晶として得た。このものは2種類のジアステレオマ
ーの混合物であった(異性体比は1H−NMRから2:
1)。 mp168〜178℃1 H−NMR(CDCl3)δ1.69(6H,s),
1.7〜2.2(2H,m),3.2〜3.4(1H,
m),3.65(3H,s),3.7〜3.9(1H,
m),4.78(1H,t,J=4.2Hz),7.0
〜7.4(8H,m)(以上、多い方の異性体);1.
62,1.74(6H,each s),1.7〜2.
2(1H,m),2.2〜2.4(1H,m),3.5
〜3.7(2H,m),3.75(3H,s),4.6
2(1H,t,J=4.0Hz),7.0〜7.4(8
H,m)(以上、少ない方の異性体) 実施例36で示される実験をくりかえし行い、化合物
(II−3−3)を更に0.16g得た。
【0176】実施例37 メチル 1−(1−(3,5
−ジクロロフェニル)−1−メチルエチル)−1,2,
3,6−テトラヒドロ−2−オキソ−3−フェニルピリ
ジン−3−カルボキシレート(化合物番号I−5−3) 乾燥窒素気流下、実施例36で調製した化合物(II−3
−3)0.2g(0.46mmol)、ピリジン0.1
1g(1.4mmol)及び1,2−ジクロロエタン
1.5mlの混合物を氷冷下撹拌し、これにトリフルオ
ロメタンスルホン酸無水物0.19g(0.69mmo
l)を5分で滴下した。反応混合物を室温下一夜撹拌し
た後、水及びクロロホルムを加え、有機層を分離した。
有機層を水洗し(5ml×2)、硫酸マグネシウムで乾
燥後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィにより2回くりかえし精製し(1回
目:ヘキサン−酢酸エチル、3:2、v/v;2回目:
クロロホルム−メタノール,200:1,v/v)、標
記化合物0.05gを白色結晶として得た。 mp145〜148℃1 H−NMR(CDCl3)δ1.44(3H,s),
1.56(3H,s),3.66(3H,s),4.0
〜4.2(2H,m),6.0〜6.2(2H,m),
6.8〜7.3(8H,m) IR(nujol)1750,1648
【0177】実施例1〜37と同様にして製造できる本
発明の化合物(I)、(II)及び(II')を以下の表1〜
表19に実施例1〜37で製造される化合物とともに示
す。また実施例17の(1)及び実施例36の(1)と
同様にして製造できる化合物(III-b-1)を以下の表2
0、21に実施例17の(1)及び実施例36の(1)
で製造される化合物とともに示す。なお表中のmpの欄
に記した記号は次のような意味を示す。 *1:油状物、樹脂状物またはロウ状固体である化合
物。 *2:製造後精製せず、次工程の脱離反応に付し、一般
式(I-a-1)、(I-b-1)、(I-c)または(I-d)で示さ
れる型の化合物に導いてから構造決定を行った化合物。 *3:化合物(I−3−3)との混合物として得られた
(樹脂状物)。 *4:化合物(I−1−10)との混合物として得られ
た(樹脂状物)。 *5:化合物(I−6−1)との混合物として得られた
(実施例18参照)。 *6:化合物(I−5−1)との混合物として得られた
(実施例18参照)。 *7:化合物(I−4−32)との混合物として得られ
た(実施例35参照)。 *8:化合物(I−2−56)との混合物として得られ
た(実施例35参照)。 #1:2個以上の不斉中心を有する化合物で2個以上の
ジアステレオマーの混合物として得られた化合物。 #2:2個以上の不斉中心を有する化合物で単一のジア
ステレオマーとして得られた化合物。 #3:幾何異性が考えられる化合物で2個以上の異性体
の混合物として得られた化合物。 #4:幾何異性が考えられる化合物で単一の異性体とし
て得られた化合物。
【0178】
【表1】
【0179】
【表2】
【0180】
【表3】
【0181】
【表4】
【0182】
【表5】
【0183】
【表6】
【0184】
【表7】
【0185】
【表8】
【0186】
【表9】
【0187】
【表10】
【0188】
【表11】
【0189】
【表12】
【0190】
【表13】
【0191】
【表14】
【0192】
【表15】
【0193】
【表16】
【0194】
【表17】
【0195】
【表18】
【0196】
【表19】
【0197】
【表20】
【0198】
【表21】 以上の表1〜表21に示した化合物のうちmpの欄に*
1を付した化合物は油状物、樹脂状物またはロウ状固体
である。これらの化合物の1H−NMRスペクトルデー
タを以下に示す。
【0199】化合物番号I−1−2 (CDCl3)δ1.30(3H,t,J=7.0H
z),1.73(6H,s),1.82(3H,d,J
=1.6Hz),4.22〜4.40(2H,m),
6.54(1H,q,J=1.6Hz),7.16〜
7.37(8H,m) 化合物番号I−1−3 (CDCl3)δ0.93(3H,t,J=7.4H
z),1.64〜1.79(2H,m),1.72,
1.74(6H,each s),1.82(3H,
d,J=1.6Hz),4.15〜4.28(2H,
m),6.54(1H,q,J=1.6Hz),7.1
5〜7.37(8H,m) 化合物番号I−1−4 (CDCl3)δ1.27,1.29(6H,each
d,J=6.3Hz),1.58,1.63(6H,
each s),1.82(3H,d,J=1.6H
z),5.08〜5.18(1H,m),6.50(1
H,q,J=1.6Hz),7.12〜7.36(8
H,m) 化合物番号I−1−5 (CDCl3)δ1.72,1.74(6H,each
s),1.84(3H,d,J=1.6Hz),3.
71(2H,dd,J=5.6,5.8Hz),4.4
1(1H,td,J=5.6,12Hz),4.57
(1H,td,J=5.8,12Hz),6.57(1
H,q,J=1.6Hz),7.15〜7.37(8
H,m) 化合物番号I−1−6 (CDCl3)δ1.70(9H,s),5.24(1
H,d,J=12Hz),5.33(1H,d,J=1
2Hz),6.51(1H,q,J=1.6Hz),
7.14〜7.35(13H,m) 化合物番号I−1−21 実施例15参照 化合物番号I−1−22 (CDCl3)δ1.71(6H,s),1.82(3
H,d,J=1.6Hz),2.40(3H,s),
3.84(3H,s),6.55(1H,q,J=1.
6Hz),7.19〜7.36(7H,m) 化合物番号I−1−25 実施例19参照 化合物番号I−1−30 実施例4参照 化合物番号I−1−40 (CDCl3)δ1.74(3H,s),1.79(3
H,d,J=1.6Hz),1.81(3H,s),
2.20(3H,s),6.56(1H,q,J=1.
6Hz),7.00〜7.45(8H,m) 化合物番号I−2−10 (CDCl3)δ1.70,1.73(6H,each
s),1.84(3H,d,J=1.7Hz),2.
31(3H,s),3.80(3H,s),6.65
(1H,q,J=1.7Hz),6.90(1H,b
r.d,J=7.2Hz),7.13〜7.45(8
H,m),8.26(1H,br.s) 化合物番号I−2−36 (CDCl3)δ1.65(3H,s),1.72(3
H,s),3.73(3H,s),5.85(1H,
d,J=5.2Hz),6.67〜6.77(1H,
m),7.00(1H,d,J=5.2Hz),7.0
0〜7.02(1H,m),7.32〜7.43(5
H,m),8.05〜8.15(1H,m),8.19
(1H,br.s) 化合物番号I−2−38 (CDCl3)δ1.67(3H,s),1.73(3
H,s),3.73(3H,s),5.86(1H,
d,J=5.0Hz),6.94(1H,d,J=5.
0Hz),6.97〜7.02(2H,m),7.33
〜7.43(5H,m),8.20(1H,br.
s),8.20〜8.34(1H,m) 化合物番号I−2−39 (CDCl3)δ1.66(3H,s),1.73(3
H,s),3.70(3H,s),5.87(1H,
d,J=5.0Hz),6.66〜6.76(1H,
m),6.96(1H,d,J=5.2Hz),7.1
7〜7.48(6H,m),8.15(1H,dd,J
=10.8,3.0Hz),8.20(1H,br.
s) 化合物番号I−2−53 (CDCl3)δ1.71(3H,s),1.76(3
H,s),3.82(3H,s),4.35(2H,b
r.s),6.99(1H,br.s),7.25〜
7.50(7H,m),7.72〜7.80(2H,
m),8.45(1H,br.s) 化合物番号I−2−58 (CDCl3)δ1.67(3H,s),1.72(3
H,s),1.86(3H,d,J=1.6Hz),
2.13(3H,s),3.82(3H,s),6.6
3〜6.69(1H,m),7.15〜7.40(9
H,m),7.66(1H,br.s),8.26(1
H,br.s) 化合物番号I−2−59 (CDCl3)δ1.64(3H,s),1.72(3
H,s),1.84(3H,d,J=1.7Hz),
2.12(3H,s),3.78(3H,s),6.6
4(1H,q,J=1.7Hz),6.96〜7.06
(1H,m),7.21〜8.02(8H,m),8.
12(1H,br.s) 化合物番号I−2−62 (CDCl3)δ1.70,1.73(6H,each
s),1.85(3H,d,J=1.6Hz),3.
80(3H,s),5.23(1H,d,J=11H
z),5.73(1H,d,J=18Hz),6.59
〜6.73(2H,m),7.11〜7.39(8H,
m),7.55〜7.61(1H,m),8.36(1
H,br.s) 化合物番号I−2−68 (CDCl3)δ1.70,1.74(6H,each
s),1.88(3H,d,J=1.6Hz),3.
83(3H,s),4.35(1H,d,J=11H
z),5.81(1H,d,J=17Hz),6.61
〜6.75(2H,m),7.23〜7.42(6H,
m),7.68(1H,br.s),7.83(1H,
br.s),8.59(1H,br.s) 化合物番号I−2−70 (CDCl3)δ1.67(3H,s),1.75(3
H,s),1.82(3H,d,J=1.6Hz),
2.28(6H,s),3.21(3H,s),3.7
3(3H,s),6.63(1H,d,J=1.6H
z),6.80(1H,s),7.22〜7.35(5
H,m),7.80(1H,s),8.41(1H,
s) 化合物番号I−2−71 (CDCl3)δ1.66(3H,s),1.70(3
H,s),1.85(3H,d,J=1.5Hz),
2.32(3H,s),3.98(3H,s),6.5
2(1H,s),6.61〜6.68(1H,m),
7.24〜7.40(5H,m),9.20〜9.50
(1H,br.s) 化合物番号I−3−2(単一のジアステレオマー) (CDCl3)δ1.43(3H,d,J=6.4H
z),1.62(3H,s),1.72(3H,s),
3.77(3H,s),4.73(1H,q,J=6.
4Hz),5.35(1H,s),5.53(1H,
s),7.10〜7.65(8H,m) 化合物番号I−3−4 (CDCl3)δ1.56(3H,s),1.62(3
H,s),4.19〜4.32(2H,m),5.14
(1H,d,J=12.4Hz),5.22(1H,b
r.s),5.39(1H,d,J=12.4Hz),
5.44(1H,br.s),7.10〜7.47(1
3H,m) 化合物番号I−3−5 (CDCl3)δ1.62(3H,s),1.66(3
H,s),3.31(3H,s),3.82(3H,
s),4.32〜4.49(2H,m),5.43(1
H,br.s),5.59(1H,br.s),7.3
3〜7.41(7H,m) 化合物番号I−3−6 実施例4参照 化合物番号I−3−11 (CDCl3)δ1.66,1.67(6H,each
s),2.65(3H,br.s),2.70(3
H,br.s),4.12(1H,dt,J=12.
5,1.6Hz),4.48(1H,dt,J=12.
5,2.0Hz),4.86(1H,t,J=1.8H
z),5.34(1H,d,J=1.6Hz),7.0
9(2H,d,J=1.8Hz),7.19〜7.40
(6H,m) 化合物番号I−3−12 (CDCl3)δ1.29(9H,s),1.70(3
H,s),1.77(3H,s),4.04(1H,
s),4.15(1H,d,J=11.8Hz),4.
28(1H,d,J=10.4Hz),5.45(1
H,d,J=1.6Hz),7.13〜7.47(8
H,m),8.11(1H,br.s) 化合物番号I−4−5 (CDCl3)δ1.65,1.67(6H,each
s),2.31(3H,s),3.76(3H,
s),4.25〜4.40(2H,m),5.42(1
H,br.s),5.57(1H,br.s),6.8
9(1H,br.d,J=7.2Hz),7.12〜
7.51(8H,m),8.43(1H,br.s) 化合物番号I−4−19 (CDCl3)δ1.64,1.68(6H,each
s),3.81(3H,s),4.28〜4.48
(2H,m),5.51(1H,br.s),5.64
(1H,br.s),7.35〜7.49(5H,
m),7.56(1H,br.s),8.11(2H,
br.s),9.05(1H,br.s) 化合物番号I−4−35 (CDCl3)δ1.66,1.68(6H,each
s),3.76(3H,s),4.31〜4.36
(2H,m),5.23(1H,d,J=12Hz),
5.40〜5.47(1H,m),5.54〜5.61
(1H,m),5.74(1H,dd,J=0.9,1
8Hz),6.66(1H,dd,J=11,18H
z),7.09〜7.56(9H,m),8.53(1
H,br.s) 化合物番号I−4−40 (CDCl3)δ1.65,1.68(6H,each
s),3.78(3H,s),4.33〜4.37
(2H,m),5.34(1H,d,J=11Hz),
5.40〜5.50(1H,m),5.60〜5.64
(1H,m),5.81(1H,d,J=17Hz),
6.68(1H,dd,J=11,17Hz),7.3
1〜7.50(6H,m),7.66(1H,br.
s),7.85(1H,br.s),8.76(1H,
br.s) 化合物番号I−4−42 (CDCl3)δ1.56(3H,s),1.65(3
H,s),2.27(3H,s),2.29(3H,
s),3.21(3H,s),3.71(3H,s),
4.21〜4.42(2H,m),5.37(1H,
s),5.54(1H,s),6.74(1H,s),
7.26〜7.51(5H,m),8.00(1H,
s),8.54(1H,s) 化合物番号I−9−1 (CDCl3)δ1.70(6H,s),1.85(3
H,d,J=1.8Hz),3.86(3H,s),
6.66(1H,q,J=1.8Hz),7.15(2
H,s),7.25〜7.34(5H,m) 化合物番号I−9−2 (CDCl3)δ1.73(6H,s),1.85(3
H,d,J=1.6Hz),3.85(3H,s),
6.62(1H,q,J=1.6Hz),7.11(1
H,dd,J=1.8,5.3Hz),7.18〜7.
51(6H,m),8.30(1H,d,J=5.3H
z) 化合物番号I−9−3 (CDCl3)δ1.75(3H,s),1.81(3
H,d,J=1.6Hz),1.82(3H,s),
3.80(3H,s),6.66(1H,q,J=1.
6Hz),7.13(1H,dd,J=0.8,7.8
Hz),7.18〜7.41(6H,m),7.54
(1H,t,J=7.8Hz) 化合物番号I−9−4 (CDCl3)δ1.81(3H,d,J=1.6H
z),1.89,1.92(6H,each s),
3.81(3H,s),6.57(1H,q,J=1.
6Hz),7.19〜7.56(7H,m),7.66
(1H,ddd,J=8.4,6.8,1.6Hz),
7.76(1H,dd,J=7.9,1.3Hz),
7.93〜8.17(2H,m) 化合物番号I−9−5 (CDCl3)δ1.82(3H,d,J=1.7H
z),1.91,1.92(6H,each s),
3.82(3H,s),6.57(1H,q,J=1.
7Hz),7.17〜7.28(2H,m),7.28
〜7.44(3H,m),7.46〜7.61(1H,
m),7.61〜7.82(2H,m),8.03(1
H,d,J=2.5Hz),8.08(1H,d,J=
8.8Hz),8.89(1H,d,J=2.5Hz) 化合物番号I−9−6 (CDCl3)δ1.82(3H,d,J=1.6H
z),1.89(3H,s),1.95(3H,s),
3.79(3H,s),6.69(1H,q,J=1.
6Hz),7.14〜7.42(5H,m),7.42
〜7.73(4H,m),7.88(1H,d,J=
8.0Hz),9.17(1H,s) 化合物番号I−9−7 (CDCl3)δ1.82(3H,d,J=1.6H
z),1.85,1.86(6H,each s),
3.80(3H,s),6.58(1H,q,J=1.
6Hz),7.13〜7.56(8H,m),7.97
(1H,br.s) 化合物番号I−9−8 (CDCl3)δ1.82(3H,s),1.84(3
H,d,J=1.6Hz),2.01(3H,s),
2.80(3H,s),3.79(3H,s),6.7
4(1H,q,J=1.6Hz),7.18〜7.40
(5H,m),7.41〜7.57(1H,m),7.
69〜8.03(3H,m) 化合物番号I−9−9 (CDCl3)δ1.62,1.63(6H,each
s),1.77(3H,d,J=1.7Hz),3.
76(3H,s),6.03(1H,s),6.52〜
6.72(3H,m),6.73〜6.90(2H,
m),7.15〜7.45(5H,m) 化合物番号I−9−11 (CDCl3)δ1.69,1.73(6H,each
s),1.77(3H,d,J=1.6Hz),3.
80(3H,s),5.84(2H,s),6.39
(1H,d,J=1.6Hz),6.54(1H,d,
J=8.4Hz),6.59(1H,d,J=2.3H
z),6.75(1H,dd,J=8.4,2.3H
z),7.21〜7.41(5H,m) 化合物番号I−9−13 (CDCl3)δ1.74(3H,s),1.75(3
H,d,J=1.6Hz),1.77(3H,s),
3.82(3H,s),4.25(4H,s),6.3
2(1H,d,J=1.6Hz),6.78〜6.86
(3H,m),7.23〜7.39(5H,m) 化合物番号I−9−14 (CDCl3)δ1.71,1.74(6H,each
s),1.79(3H,d,J=1.6Hz),3.
84(3H,s),4.25〜4.27(2H,m),
4.32〜4.34(2H,m),6.46(1H,
d,J=1.6Hz),6.77(1H,d,J=2.
3Hz),6.88(1H,d,J=2.3Hz),
7.22〜7.37(5H,m) 化合物番号I−9−15 (CDCl3)δ1.75(3H,d,J=1.4H
z),1.85,1.87(6H,each s),
3.81(3H,s),6.33(1H,q,J=1.
4Hz),6.72(1H,d,J=2.0Hz),
7.24〜7.46(7H,m),7.55(1H,
d,J=2.0Hz),7.61(1H,d,J=2.
2Hz) 化合物番号I−10−1 (CDCl3)δ1.60,1.63(6H,each
s),3.81(3H,s),4.29〜4.46
(2H,m),5.47〜5.51(1H,m),5.
54〜5.58(1H,m),7.11(2H,s),
7.31〜7.45(5H,m) 化合物番号I−10−2 (CDCl3)δ1.64,1.67(6H,each
s),3.80(3H,s),4.22〜4.36
(1H,m),4.36〜4.47(1H,m),5.
31〜5.44(1H,m),5.50〜5.60(1
H,m),7.06(1H,dd,J=1.7,5.3
Hz),7.19(1H,dd,J=0.5,1.7H
z),7.29〜7.52(5H,m),8.26(1
H,dd,J=0.5,5.3Hz) 化合物番号I−10−4 (CDCl3)δ1.80(3H,s),1.89(3
H,s),3.75(3H,s),4.30〜4.50
(2H,m),5.34(1H,br.s),5.50
(1H,br.s),7.27〜7.53(7H,
m),7.62(1H,dd,J=8.5,6.9H
z),7.74(1H,d,J=8.1Hz),7.8
6(1H,d,J=8.5Hz),8.02(1H,
d,J=8.6Hz) 化合物番号I−10−5 (CDCl3)δ1.83,1.86(6H,each
s),3.78(3H,s),4.31(1H,d
t,J=13.6,2.3Hz),4.38(1H,d
t,J=13.6,2.0Hz),5.28〜5.42
(1H,m),5.46〜5.56(1H,m),7.
28〜7.39(3H,m),7.39〜7.57(3
H,m),7.57〜7.73(2H,m),7.93
(1H,d,J=2.3Hz),8.07(1H,d
d,J=8.9,0.9Hz),8.88(1H,d,
J=2.3Hz) 化合物番号I−10−6 (CDCl3)δ1.83(3H,s),1.93(3
H,s),3.76(3H,s),4.28〜4.57
(2H,m),5.27〜5.39(1H,m),5.
42〜5.55(1H,m),7.20〜7.41(3
H,m),7.41〜7.69(6H,m),7.89
(1H,d,J=7.0Hz),9.11(1H,s) 化合物番号I−10−7 (CDCl3)δ1.59(6H,s),3.71(3
H,s),4.24(1H,dt,J=13.5,2.
2Hz),4.32(1H,dt,J=13.5,2.
0Hz),5.21〜5.32(1H,m),5.37
〜5.48(1H,m),5.99(1H,s),6.
41〜6.57(1H,m),6.57〜6.69(1
H,m),6.69〜6.88(2H,m),7.18
〜7.40(3H,m),7.40〜7.59(2H,
m) 化合物番号I−10−8 (CDCl3)δ1.81,1.85(6H,each
s),3.77(3H,s),4.24(1H,d
t,J=13.7,2.3Hz),4.32(1H,d
t,J=13.7,2.0Hz),5.28〜5.39
(1H,m),5.43〜5.56(1H,m),7.
17〜7.41(4H,m),7.41〜7.54(2
H,m),7.54〜7.68(2H,m),7.87
〜8.12(2H,m),8.84(1H,br.s) 化合物番号I−10−9 (CDCl3)δ1.62,1.63(6H,each
s),3.80(3H,s),4.21〜4.26
(2H,m),5.34(1H,t,J=2.1H
z),5.49(1H,br.s),5.85(1H,
d,J=3.6Hz),5.95(1H,d,J=3.
6Hz),6.48(1H,d,J=2.3Hz),
6.78(1H,d,J=2.3Hz) 化合物番号II−1−3(2個のジアステレオマーの混合
物、異性体比70:30) (CDCl3)δ0.86(3H,t,J=7.4H
z),1.53(3H,s),1.56〜1.67(2
H,m),1.69,1.72(6H,eachs),
3.56(1H,d,J=9.8Hz),3.91(1
H,dd,J=2.0,9.6Hz),4.07〜4.
18(2H,m),7.21〜7.44(8H,m)
(以上多い方の異性体);0.72(3H,t,J=
7.4Hz),1.05(3H,s),1.56〜1.
67(5H,m),1.83(3H,s),3.34
(1H,d,J=9.6Hz),3.64(1H,d,
J=9.6Hz),4.07〜4.18(2H,m),
5.13(1H,s),7.21〜7.44(8H,
m)(以上少ない方の異性体) 化合物番号II−1−10(4個のジアステレオマーの混
合物、異性体比A:B:C:D=57:27:8:8) (CDCl3)δ1.10(3H,d,J=6.4H
z),1.34〜1.97(9H,m),3.59〜
4.07(4H,m),7.15〜7.59(8H,
m)(以上異性体A);1.00(3H,d,J=6.
4Hz),1.34〜1.97(9H,m),3.59
〜4.07(4H,m),7.15〜7.59(8H,
m)(以上異性体B);0.93(3H,d,J=6.
4Hz),1.34〜1.97(9H,m),3.59
〜4.07(4H,m),7.15〜7.59(8H,
m)(以上異性体C);0.78(3H,d,J=6.
4Hz),1.34〜1.97(9H,m),3.59
〜4.07(4H,m),7.15〜7.59(8H,
m)(以上異性体D) 化合物番号II−1−17(2個のジアステレオマーの混
合物、異性体比6:4)(CDCl3)δ0.88(1
H,br.s),1.26(3H,s),1.68(3
H,s),1.70(3H,s),3.33(3H,
s),3.61(1H,d,J=9.7Hz),3.7
7(3H,s),3.96(1H,d,J=9.6H
z),7.26〜7.52(7H,m)(以上多い方の
異性体);1.12(3H,s),1.60(3H,
s),1.87(3H,s),3.32(3H,s),
3.39(1H,d,J=9.8Hz),3.67(1
H,d,J=9.8Hz),3.78(3H,s),
7.26〜7.52(7H,m)(以上少ない方の異性
体) 化合物番号II−1−18(2個のジアステレオマーの混
合物、異性体比6:4)(CDCl3)δ0.88(1
H,br.s),1.58(3H,br.s),1.7
4(3H,s),1.76(3H,s),3.49〜
3.68(1H,m),3.74(3H,s),3.8
5(1H,d,J=9.7Hz),7.20〜7.43
(9H,m)(以上多い方の異性体);1.04(3
H,s),1.70(3H,s),1.86(3H,
s),3.26(1H,d,J=11Hz),3.49
〜3.68(1H,m),3.75(3H,s),5.
03(1H,s),7.20〜7.43(9H,m)
(以上少ない方の異性体) 化合物番号II−1−19(2個のジアステレオマーの混
合物、異性体比3:2)(CDCl3)δ1.42(3
H,s),1.58〜1.76(6H,m),3.35
〜3.92(8H,m),7.18〜7.30(3H,
m)(以上多い方の異性体);1.26(3H,s),
1.58〜1.76(6H,m),3.35〜3.92
(8H,m),7.18〜7.30(3H,m)(以上
少ない方の異性体) 化合物番号II−1−20(2個のジアステレオマーの混
合物、異性体比2:1) 実施例3参照 化合物番号II−1−22(2個のジアステレオマーの混
合物、異性体比2:1) 実施例22参照 化合物番号II−3−4(単一のジアステレオマー) (CDCl3)δ1.29(3H,s),1.65(3
H,s),1.82(3H,s),1.70〜2.00
(2H,m),3.40〜3.60(1H,m),3.
70〜3.90(1H,m),4.98(1H,d,J
=12.4Hz),5.41(1H,br.s),5.
44(1H,d,J=12.4Hz),7.12〜7.
31(13H,m) 化合物番号II−4−1(単一のジアステレオマー) (CDCl3)δ1.40(3H,s),1.68(3
H,s),1.71(3H,s),1.70〜1.95
(2H,m),3.35〜3.55(1H,m),3.
65〜3.80(1H,m),3.73(3H,s),
5.42(1H,br.s),6.97(1H,dd,
J=2.5,8.6Hz),7.25(1H,d,J=
8.6Hz),7.20〜7.40(5H,m),8.
08(1H,br.s),8.44(1H,d,J=
2.5Hz) 化合物番号II−6−1(2個のジアステレオマーの混合
物、異性体比1:1) (CDCl3)δ1.10(3H,s),1.57(3
H,s),1.70(3H,s),3.49(1H,
d,J=9.8Hz),3.60(1H,d,J=9.
8Hz),3.76(3H,s),7.26〜7.39
(2H,m)(以上一方の異性体);1.55(3H,
s),1.66(3H,s),1.85(3H,s),
3.67(1H,d,J=9.8Hz),3.77(3
H,s),3.94(1H,d,J=9.8Hz),
7.26〜7.39(2H,m)(以上もう一方の異性
体) 化合物番号II−6−2(単一のジアステレオマー) (CDCl3)δ1.10(3H,s),1.62(3
H,s),1.87(3H,s),3.39(1H,
d,J=9.8Hz),3.66(1H,d,J=9.
8Hz),3.76(3H,s),5.02(1H,b
r.s),7.20〜7.46(7H,m),8.33
(1H,d,J=5.3Hz) 化合物番号II−6−3(2個のジアステレオマーの混合
物、異性体比4:3) (CDCl3)δ1.12(3H,s),1.77(6
H,s),3.49(1H,d,J=9.9Hz),
3.64(1H,d,J=9.9Hz),3.75(3
H,s),5.09(1H,br.s),7.09〜
7.45(7H,m),7.53〜7.71(1H,
m)(以上多い方の異性体);1.54(3H,s),
1.68(3H,s),1.87(3H,s),3.6
4(1H,d,J=9.9Hz),3.72(3H,
s),4.02(1H,d,J=9.9Hz),7.0
9〜7.45(7H,m),7.53〜7.71(1
H,m)(以上少ない方の異性体) 化合物番号II−6−6(2個のジアステレオマーの混合
物、異性体比3:2) (CDCl3)δ1.55(3H,s),1.73(3
H,s),2.05(3H,s),3.59〜3.83
(4H,m),4.05(1H,d,J=10.0H
z),7.23〜7.48(5H,m),7.48〜
7.73(2H,m),7.73〜7.87(2H,
m),7.87〜8.01(1H,m),9.10(1
H,s)(以上多い方の異性体);1.13(3H,
s),1.87(3H,s),1.98(3H,s),
3.49(1H,d,J=9.9Hz),3.59〜
3.83(4H,m),7.23〜7.48(5H,
m),7.48〜7.73(2H,m),7.73〜
7.87(2H,m),7.87〜8.01(1H,
m),9.19(1H,s)(以上少ない方の異性体) 化合物番号II−6−8(単一のジアステレオマー) (CDCl3)δ1.21(3H,s),1.85(3
H,s),1.93(3H,s),2.93(3H,
s),3.56(1H,d,J=9.9Hz),3.7
1(3H,s),3.74(1H,d,J=9.9H
z),7.19〜7.43(3H,m),7.48〜
7.67(3H,m),7.81(1H,ddd,J=
1.4,6.9,8.3Hz),7.90〜8.11
(2H,m) 化合物番号II−6−12(2個のジアステレオマーの混
合物) (CDCl3)δ1.04(3H,s),1.51(3
H,s),1.56(3H,s),1.18(1H,b
r.s),3.49(1H,d,J=10.1Hz),
3.75(3H,s),3.84(1H,dd,J=
9.8,2.1Hz),5.86(1H,d,J=3.
6Hz),5.95(1H,d,J=3.6Hz),
6.58(1H,d,J=2.3Hz),6.91(1
H,d,J=2.3Hz),7.31〜7.47(5
H,m)(以上多い方の異性体);1.65(3H,
s),1.68(3H,s),1.78(3H,s),
3.28(1H,d,J=9.9Hz),3.54(1
H,d,J=10.5Hz),3.76(3H,s),
5.02(1H,s),5.86(1H,d,J=3.
6Hz),5.95(1H,d,J=3.6Hz),
6.58(1H,d,J=2.3Hz),6.90(1
H,d,J=2.3Hz),7.31〜7.47(5
H,m)(以上少ない方の異性体) 化合物番号II−6−14(2個のジアステレオマーの混
合物、異性体比3:2) (CDCl3)δ1.51(3H,s),1.70(3
H,s),1.73(3H,s),3.48(1H,
d,J=9.8Hz),3.76(3H,s),3.8
3(1H,d,J=9.8Hz),4.24〜4.28
(2H,m),4.32〜4.35(2H,m),6.
85(1H,d,J=2.3Hz),6.97(1H,
d,J=2.3Hz),7.31〜7.49(5H,
m)(以上多い方の異性体);1.03(3H,s),
1.66(3H,s),1.82(3H,s),3.2
6(1H,d,J=9.9Hz),3.54(1H,
d,J=9.9Hz),3.76(3H,s),4.2
4〜4.28(2H,m),4.32〜4.35(2
H,m),6.85(1H,d,J=2.3Hz),
6.94(1H,d,J=2.3Hz),7.31〜
7.49(5H,m)(以上少ない方の異性体) 化合物番号II'−2−3b(単一のジアステレオマー) (CDCl3)δ1.0〜1.1(3H,m),1.5
〜1.6(6H,m),3.28(1H,d,J=9.
5Hz),3.54(1H,d,J=9.5Hz),
3.72(3H,s),5.21(2H,s),5.5
0(1H,s),6.8〜7.1(2H,m),7.2
〜7.6(7H,m) 化合物番号II'−2−4b(単一のジアステレオマー) 実施例30参照 化合物番号II'−3−1(2個のジアステレオマーの混
合物、異性体比72:28) 実施例33参照 化合物番号III−1−3 実施例36参照 化合物番号III−1−4 (CDCl3)δ1.51(3H,s),1.66(3
H,s),2.07(3H,s),2.3〜2.9(2
H,m),3.6〜3.9(2H,m),4.82(1
H,br.s),5.12(2H,s),6.99(2
H,d,J=1.9Hz),7.16(1H,t,J=
1.9Hz),7.23〜7.36(10H,m) 化合物番号III−5−1 (CDCl3)δ1.52(3H,s),1.59(3
H,s),2.10(3H,s),2.38〜2.56
(1H,m),2.70〜2.90(1H,m),3.
65(3H,s),3.55〜3.80(2H,m),
4.89(1H,s),7.00(1H,dd,J=
4.3,1.0Hz),7.26(1H,d,J=4.
3Hz),7.33(5H,s),7.90(1H,
s),8.50(1H,d,J=1.0Hz)
【0200】またmpの欄に*3を付した化合物(I−
1−10)及び*4を付した化合物(I−3−3)は分
離困難な混合物として得られた(異性体比(I−1−1
0):(I−3−3)=3:2)。これらの化合物の1
−NMRスペクトルデータを以下に示す。(CDC
3)δ0.92(3H,t,J=7.3Hz),1.
71(3H,s),1.81(3H,s),1.88
(3H,s),1.95〜2.17(2H,m),3.
88(3H,s),7.15〜7.70(8H,m)
(以上化合物(I−1−10));0.96(3H,
t,J=6.8Hz),1.05〜1.28(2H,
m),1.61(3H,s),1.77(3H,s),
3.75(3H,s),4.30〜4.40(1H,
m),5.37(1H,s),5.46(1H,s),
7.15〜7.70(8H,m)(以上化合物(I−3
−3)、単一のジアステレオマー)
【0201】 製剤例1 乳剤 化合物I−1−5 20重量% キシレン 57重量% ジメチルホルムアミド 18重量% ポリエチレングリコールエーテル(ノニポール85TM) 5重量% を混合して乳剤を得る。(水に適宜希釈して使用)
【0202】 製剤例2 水和剤 化合物I−3−2 50重量% リグニンスルホン酸ナトリウム 5重量% ポリエチレングリコールエーテル(ノニポール85TM) 5重量% クレイ 35重量% ホワイトカーボン 5重量% を混合粉砕して水和剤を得る。(水に適宜希釈して使
用)
【0203】 製剤例3 粒剤 化合物I−1−1 1.5重量% リグニンスルホン酸ナトリウム 2重量% ベントナイト 56.5重量% タルク 40重量% を混合し、水を加えて練り合わせ造粒して粒剤を得る。
【0204】 製剤例4 粒剤 化合物I−2−1 1.5重量% リグニンスルホン酸ナトリウム 5重量% ベントナイト 93.5重量% を混合し、水を加えて練り合わせ造粒して粒剤を得る。
【0205】 製剤例5 粒剤 化合物I−3−1 3重量% リグニンスルホン酸ナトリウム 5重量% ベントナイト 30重量% クレイ 62重量% を混合し、水を加えて練り合わせ造粒して粒剤を得る。
【0206】 製剤例6 乳剤 化合物I−3−10 20重量% キシレン 57重量% ジメチルホルムアミド 18重量% エマルミン110 5重量% を混合して乳剤を得る。(水に適宜希釈して使用)
【0207】 製剤例7 水和剤 化合物I−3−1 50重量% リグニンスルホン酸ナトリウム 5重量% エマルミン110 5重量% クレイ 35重量% ホワイトカーボン 5重量% を混合粉砕して水和剤を得る。(水に適宜希釈して使
用)
【0208】 製剤例8 粒剤 化合物I−1−39 3重量% リグニンスルホン酸ナトリウム 5重量% ベントナイト 30重量% クレイ 62重量% を混合し、水を加えて練り合わせ造粒して粒剤を得る。
【0209】 製剤例9 水面浮遊性粒剤 イマゾスルフロン 0.99重量% 化合物I−1−1 2.1重量% カワカゾール 20.0重量% ニューポールPE−68 10.0重量% セロゲン7A 5.0重量% トキサノンGR−50L 10.0重量% ネオコールYS−K 3.0重量% パーライト 48.91重量% を混合し、水を加えて練り合わせ造粒して水面浮遊性粒
剤を得た。
【0210】 製剤例10 水面浮遊性粒剤 イマゾスルフロン 0.99重量% 化合物I−1−1 2.1重量% カワカゾール 20.0重量% ニューポールPE−68 10.0重量% セロゲン7A 5.0重量% トキサノンGR−50L 10.0重量% ネオコールYS−K 5.0重量% パーライト 46.91重量% を混合し、水を加えて練り合わせ造粒して水面浮遊性粒
剤を得た。
【0211】 製剤例11 水面浮遊性粒剤 イマゾスルフロン 0.99重量% 化合物I−1−1 2.1重量% カワカゾール 20.0重量% ニューポールPE−68 10.0重量% セロゲン7A 5.0重量% トキサノンGR−50L 10.0重量% オルフィンE1010 3.0重量% パーライト 48.91重量% を混合し、水を加えて練り合わせ造粒して水面浮遊性粒
剤を得た。
【0212】 製剤例12 水面浮遊性粒剤 イマゾスルフロン 0.99重量% 化合物I−1−1 2.1重量% カワカゾール 20.0重量% ニューポールPE−68 10.0重量% セロゲン7A 5.0重量% トキサノンGR−50L 10.0重量% オルフィンE1010 5.0重量% パーライト 46.91重量% を混合し、水を加えて練り合わせ造粒して水面浮遊性粒
剤を得た。
【0213】 製剤例13 水面浮遊性粒剤 イマゾスルフロン 0.99重量% 化合物I−1−1 2.1重量% カワカゾール 20.0重量% ニューポールPE−64 10.0重量% セロゲン7A 5.0重量% トキサノンGR−50L 10.0重量% ネオコールYS−K 5.0重量% パーライト 46.91重量% を混合し、水を加えて練り合わせ造粒して水面浮遊性粒
剤を得た。
【0214】 製剤例14 水面浮遊性粒剤 イマゾスルフロン 0.99重量% 化合物I−1−1 2.1重量% セロゲン7A 5.0重量% トキサノンGR−50L 10.0重量% ネオコールYS−K 5.0重量% パーライト 76.91重量% を混合し、水を加えて練り合わせ造粒して水面浮遊性粒
剤を得た。
【0215】 製剤例15 水面浮遊性粒剤 イマゾスルフロン 0.99重量% 化合物I−1−1 2.1重量% カワカゾール 20.0重量% ニューポールPE−68 10.0重量% セロゲン7A 10.0重量% トキサノンGR−50L 10.0重量% オルフィンE1010 3.0重量% パーライト 43.91重量% を混合し、水を加えて練り合わせ造粒して水面浮遊性粒
剤を得た。
【0216】 製剤例16 水面浮遊性粒剤 イマゾスルフロン 0.99重量% 化合物I−1−1 2.1重量% カワカゾール 20.0重量% ニューポールPE−68 10.0重量% セロゲン7A 10.0重量% トキサノンGR−50L 5.0重量% オルフィンE1010 3.0重量% パーライト 48.91重量% を混合し、水を加えて練り合わせ造粒して水面浮遊性粒
剤を得た。
【0217】 製剤例17 水面浮遊性粒剤 イマゾスルフロン 0.99重量% 化合物I−1−1 2.1重量% カワカゾール 20.0重量% ニューポールPE−68 10.0重量% セロゲン7A 5.0重量% トキサノンGR−50L 5.0重量% オルフィンE1010 3.0重量% パーライト 53.91重量% を混合し、水を加えて練り合わせ造粒して水面浮遊性粒
剤を得た。
【0218】 製剤例18 水面浮遊性粒剤 イマゾスルフロン 0.99重量% 化合物I−1−39 2.1重量% カワカゾール 20.0重量% ニューポールPE−68 10.0重量% セロゲン7A 5.0重量% トキサノンGR−50L 10.0重量% ネオコールYS−K 5.0重量% パーライト 46.91重量% を混合し、水を加えて練り合わせ造粒して水面浮遊性粒
剤を得る。
【0219】 製剤例19 水面浮遊性粒剤 イマゾスルフロン 0.99重量% 化合物I−3−1 2.1重量% カワカゾール 20.0重量% ニューポールPE−68 10.0重量% セロゲン7A 5.0重量% トキサノンGR−50L 10.0重量% オルフィンE1010 3.0重量% パーライト 48.91重量% を混合し、水を加えて練り合わせ造粒して水面浮遊性粒
剤を得る。
【0220】 製剤例20 水面浮遊性粒剤 イマゾスルフロン 0.99重量% 化合物I−3−10 2.1重量% カワカゾール 20.0重量% ニューポールPE−68 10.0重量% セロゲン7A 5.0重量% トキサノンGR−50L 10.0重量% オルフィンE1010 5.0重量% パーライト 46.91重量% を混合し、水を加えて練り合わせ造粒して水面浮遊性粒
剤を得る。
【0221】 製剤例21 水面浮遊性粒剤 イマゾスルフロン 0.99重量% 化合物I−2−1 2.1重量% カワカゾール 20.0重量% ニューポールPE−64 10.0重量% セロゲン7A 5.0重量% トキサノンGR−50L 10.0重量% ネオコールYS−K 5.0重量% パーライト 46.91重量% を混合し、水を加えて練り合わせ造粒して水面浮遊性粒
剤を得る。
【0222】 製剤例22 水面浮遊性粒剤 イマゾスルフロン 0.99重量% 化合物I−2−14 2.1重量% セロゲン7A 5.0重量% トキサノンGR−50L 10.0重量% ネオコールYS−K 5.0重量% パーライト 76.91重量% を混合し、水を加えて練り合わせ造粒して水面浮遊性粒
剤を得る。
【0223】 製剤例23 水面浮遊性粒剤 イマゾスルフロン 0.99重量% 化合物I−2−16 2.1重量% カワカゾール 20.0重量% ニューポールPE−68 10.0重量% セロゲン7A 10.0重量% トキサノンGR−50L 10.0重量% オルフィンE1010 3.0重量% パーライト 43.91重量% を混合し、水を加えて練り合わせ造粒して水面浮遊性粒
剤を得る。
【0224】 製剤例24 水面浮遊性粒剤 イマゾスルフロン 0.99重量% 化合物I−4−17 2.1重量% カワカゾール 20.0重量% ニューポールPE−68 10.0重量% セロゲン7A 10.0重量% トキサノンGR−50L 5.0重量% オルフィンE1010 3.0重量% パーライト 48.91重量% を混合し、水を加えて練り合わせ造粒して水面浮遊性粒
剤を得る。
【0225】製剤例25〜40 水溶性フィルムで包装した水面浮遊性粒剤 製剤例9〜24の水面浮遊性粒剤(それぞれ25〜50
g)を、それぞれポリビニルアルコールのフィルムで包
装して得る。
【0226】 製剤例41 水性懸濁剤 イマゾスルフロン 1.98重量% 化合物I−1−1 4.2重量% アグリゾールFL−2017 1.0重量% ネオコールYS−K 1.0重量% クニピアF 1.5重量% セロゲン6A 0.5重量% エチレングリコール 15.0重量% アンチフォームE−20 0.2重量% ソルビン酸 0.05重量% ソルビン酸カリウム 0.15重量% 水 74.42重量% の混合物を撹拌し湿式粉砕して水性懸濁剤を得た。
【0227】試験例1 水田出芽後処理試験 150cm2の角型プラスチック製ポットに水田土壌を
つめ、入水、代かき後、タイヌビエ、タマガヤツリ、イ
ヌホタルイ及びキカシグサの種子をまき、湛水2cmで
所定の期間栽培した。単子葉雑草が1葉期まで、キカシ
グサが2葉期まで生育したとき、湛水を3cmとし、化
合物(I)を含む薬剤希釈液を所定の薬量(g/a)と
なるようにポットの水面に滴下処理した。なお薬剤希釈
液は化合物(I)3.0mgをトゥイーン(Twee
n)20を2%含むアセトン1mlに溶解し、純水で全
量を10mlとした後、これを更に純水で希釈して所定
濃度に調製した。薬剤処理後の植物は温室内で栽培し、
処理3週間後に各雑草に対する除草効果を表22に示し
た基準によって評価した。結果は表23〜24に示し
た。
【0228】
【表22】
【0229】
【表23】
【0230】
【表24】
【0231】表23〜24より本発明の化合物は優れた
除草活性を有することがわかる。
【0232】試験例2 水田出芽前処理試験 150cm2の角型プラスチック製ポットに水田土壌を
つめ、入水、代かき後、タイヌビエ及びイヌホタルイの
種子をまいた。湛水を3cmとし、化合物(I)を含む
薬剤希釈液を所定の薬量(g/a)となるようにポット
の水面に滴下処理した。なお薬剤希釈液は試験例1と同
様の方法により調製した。薬剤処理後の植物は温室内で
栽培し、処理3週間後に各雑草に対する除草効果を表2
2に示した基準によって評価した。結果は表25〜27
に示した。
【0233】
【表25】
【0234】
【表26】
【0235】
【表27】
【0236】表25〜27より本発明の化合物は優れた
除草活性を有することがわかる。
【0237】試験例3 水田出芽後処理試験 1/10000aのプラスチック製ポットに水田土壌を
つめ、入水、代かき後、タイヌビエの種子をまき、湛水
4cmで所定の期間栽培した。タイヌビエが1.5葉期
または2.5葉期まで生育した時、化合物(I)を含む
薬剤希釈液を所定の薬量(g/a)となるようにポット
の水面に滴下処理した。また1/10000aのプラス
チック製ポットに水田土壌をつめ、入水、代かき後、イ
ネ稚苗1株を2cmの深さに移植し、湛水を4cmとし
て化合物(I)を含む薬剤希釈液を所定の薬量(g/
a)となるようにポットの水面に滴下処理した。なお薬
剤希釈液は試験例1と同様の方法により調製した。薬剤
処理後の植物は温室内で栽培し、処理3週間後にタイヌ
ビエに対する除草効果及び移植イネに対する薬害を表2
2に示した基準によって評価した。結果は表28〜29
に示した。
【0238】
【表28】
【0239】
【表29】
【0240】表28〜29より本発明の化合物はイネに
薬害がなく、タイヌビエに対して優れた除草活性を有す
ることがわかる。
【0241】
【発明の効果】本発明の化合物(I)またはその塩は低
薬量で広範囲の雑草、例えば水田雑草、畑地雑草等に対
して優れた殺草作用を有する。しかも栽培植物、例えば
イネ、コムギ、オオムギ、ダイズ、トウモロコシ、ワタ
等に対して薬害が少なく、優れた選択的除草効果を示
す。また選択的除草効果は長期間持続する。哺乳動物や
魚貝類に対して低毒性で、環境を汚染することもなく、
水田、畑、果樹園あるいは非農耕地用等の除草剤として
きわめて安全に使用することができる。また、本発明の
化合物(I)またはその塩を含有する水面浮遊性粒剤お
よび水性懸濁剤は、短時間で水中に有効成分を行き渡ら
せることができるので、水田の広範囲の雑草防除が可能
となり、薬害の心配もない。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C07D 211/76 C07D 211/76 211/88 211/88 401/06 401/06 403/06 403/06 405/06 405/06 471/04 108 471/04 108A

Claims (41)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式 【化1】 [式中、R1は置換されていてもよい炭化水素基、置換さ
    れていてもよい複素環基または式 −CONR56 (式中、R5及びR6はそれぞれ水素原子、置換されてい
    てもよい炭化水素基または置換されていてもよい複素環
    基を示す。)で表される基を示し、R2及びR3はそれぞ
    れ水素原子または置換されていてもよい炭化水素基を示
    すか、またはR2及びR3は隣接する炭素原子と一緒にな
    って置換されていてもよい3ないし8員の環状炭化水素
    基を形成してもよく、R4は置換されていてもよい炭化
    水素基、置換されていてもよい複素環基または式 −W17 (式中、W1は酸素原子または酸化されていてもよい硫
    黄原子を、R7は置換されていてもよい炭化水素基また
    は置換されていてもよい複素環基を示す。)で表される
    基を示し、−A−は式 【化2】 (式中、R8は水素原子または置換されていてもよい炭
    化水素基を示し、R9は水素原子、シアノ基、置換され
    ていてもよい炭化水素基、置換されていてもよい複素環
    基、置換されていてもよいアシル基または式 −OR15 (式中、R15は水素原子、置換されていてもよい炭化水
    素基または置換されていてもよい複素環基を示す。)で
    表される基を示し、R10は水素原子または置換されてい
    てもよい炭化水素基を示し、R11は水素原子、ハロゲン
    原子、置換されていてもよい炭化水素基、置換されてい
    てもよい複素環基または式 −W216 (式中、W2は酸素原子または酸化されていてもよい硫
    黄原子を、R16は水素原子、置換されていてもよい炭化
    水素基、置換されていてもよい複素環基または置換され
    ていてもよいアシル基を示す。)で表される基を示し、
    12は水素原子、ハロゲン原子または置換されていても
    よい炭化水素基を示し、ここで、R8が結合する炭素原
    子はアミドの窒素原子と結合し、R9または=CR11
    12が結合する炭素原子はZが結合する炭素原子と結合す
    る。)で表される基を示し、Zはハロゲン原子、シアノ
    基、置換されていてもよい炭化水素基、置換されていて
    もよいアシル基または式 −CONR5a6a (式中、R5a及びR6aはそれぞれ水素原子または置換さ
    れていてもよい炭化水素基を示す。)で表される基を示
    す。]で表される化合物またはその塩。
  2. 【請求項2】R1は[1]C1-6アルキル基,C3-6シクロ
    アルキル基、C2-6アルケニル基,C3-6シクロアルケニ
    ル基,C2-6アルキニル基,C6-14アリール基,C7-19
    アラルキル基,C8-20アリールアルケニル基およびC
    8-20アリールアルキニル基から選ばれる炭化水素基(該
    炭化水素基がアルキル基,アルケニル基またはアルキニ
    ル基の場合、該炭化水素基は、(1)ヒドロキシ基、(2)ア
    ミノ基、(3)シアノ基、(4)スルファモイル基,(5)スル
    ファモイルオキシ基,(6)メルカプト基、(7)ニトロ基、
    (8)ハロゲン原子、(9)ハロゲンで1〜3個置換されてい
    てもよいC1-6アルキル基、C3-6シクロアルキル基、C
    2-6アルケニル基、C3-6シクロアルケニル基、C2-6
    ルキニル基、C6-14アリール基、C7-19アラルキル基、
    ハロゲンで1〜3個置換されていてもよいC1-6アルコ
    キシ基、C2-6アルケニルオキシ基、C2-6アルキニルオ
    キシ基、C6-14アリールオキシ基、C7-19アラルキルオ
    キシ基、ホルミル基、C1-6アルキル−カルボニル基、
    2-6アルケニル−カルボニル基、C2-6アルキニル−カ
    ルボニル基、C3-6シクロアルキル−カルボニル基、C
    6-14アリール−カルボニル基、C1-6アルコキシ−カル
    ボニル基、C2-6アルケニルオキシ−カルボニル基、C
    2-6アルキニルオキシ−カルボニル基、C3-6シクロアル
    キルオキシ−カルボニル基、C6-14アリールオキシ−カ
    ルボニル基、C7-19アラルキル−カルボニル基、C7-19
    アラルキルオキシ−カルボニル基、ハロゲンで1〜3個
    置換されていてもよいC1-6アルキルスルフィニル基、
    2-6アルケニルスルフィニル基、C2-6アルキニルスル
    フィニル基、C6-14アリールスルフィニル基、ハロゲン
    で1〜3個置換されていてもよいC1-6アルキルスルホ
    ニル基、C2-6アルケニルスルホニル基、C2-6アルキニ
    ルスルホニル基、C6-14アリールスルホニル基、ニトロ
    基、アミノ基、モノもしくはジC1-6アルキルアミノ
    基、ヒドロキシ基、シアノ基、スルファモイル基、メル
    カプト基、ハロゲン原子、ホルムアミド基、C1-6アル
    キル−カルボニルアミノ基、C1-6アルキルスルホニル
    オキシ基、ハロゲンで1〜3個置換されていてもよいC
    1-6アルキルチオ基、C2-6アルケニルチオ基、C2-6
    ルキニルチオ基およびC6-14アリールチオ基からなる群
    から選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよ
    く、または隣接する2つの置換基が一緒になってメチレ
    ンジオキシ基を形成してもよい窒素原子(オキシド化さ
    れていてもよい)、酸素原子および硫黄原子(モノまた
    はジオキシド化されていてもよい)から選ばれるヘテロ
    原子を1ないし4個含む3〜8員複素環基または該3〜
    8員複素環基とベンゼン環もしくは窒素原子(オキシド
    化されていてもよい)、酸素原子および硫黄原子(モノ
    またはジオキシド化されていてもよい)から選ばれるヘ
    テロ原子を1ないし4個含む3〜8員複素環との縮合環
    基、(10)ホルミル基,C1-6アルキル−カルボニル基,
    2-6アルケニル−カルボニル基,C2-6アルキニル−カ
    ルボニル基,C3-6シクロアルキル−カルボニル基,C
    6-14アリール−カルボニル基,C1-6アルコキシ−カル
    ボニル基,C2-6アルケニルオキシ−カルボニル基,C
    2-6アルキニルオキシ−カルボニル基,C3-6シクロアル
    キルオキシ−カルボニル基,C6-14アリールオキシ−カ
    ルボニル基,C7-19アラルキル−カルボニル基,C7-19
    アラルキルオキシ−カルボニル基,5〜6員複素環カル
    ボニル基,縮合複素環カルボニル基および5〜6員複素
    環アセチル基から選ばれるアシル基(該アシル基がアル
    キルカルボニル基,アルケニルカルボニル基,アルキニ
    ルカルボニル基,アルコキシカルボニル基,アルケニル
    オキシカルボニル基またはアルキニルオキシカルボニル
    基の場合、ヒドロキシ,シアノ,スルファモイル,メル
    カプト,カルボキシ,C1-6アルキルチオ基,ハロゲン
    原子,C1-6アルコキシ基,ニトロ基,C1-6アルコキシ
    −カルボニル基,アミノ,モノ又はジC1-6アルキルア
    ミノ基、C1-6アルコキシイミノ基およびヒドロキシイ
    ミノ基から選ばれる置換基で1〜3個置換されていても
    よく、 該アシル基がシクロアルキルカルボニル基,アリールカ
    ルボニル基,シクロアルキルオキシカルボニル基,アリ
    −ルオキシカルボニル基、アラルキルカルボニル基、ア
    ラルキルオキシカルボニル基、5〜6員複素環カルボニ
    ル基、縮合複素環カルボニル基または5〜6員複素環ア
    セチル基の場合、ハロゲンで1〜3個置換されていても
    よいC1-6アルキル基、C3-6シクロアルキル基,C2-6
    アルケニル基,C3-6シクロアルケニル基,C2-6アルキ
    ニル基,ハロゲンで1〜3個置換されていてもよいC
    1-6アルコキシ基,ホルミル基,C1-6アルキル−カルボ
    ニル基,C2-6アルケニル−カルボニル基、C2-6アルキ
    ニル−カルボニル基、C3-6シクロアルキル−カルボニ
    ル基、C6-14アリール−カルボニル基、C1-6アルコキ
    シ−カルボニル基、C2-6アルケニルオキシ−カルボニ
    ル基、C2-6アルキニルオキシ−カルボニル基、C3-6
    クロアルキルオキシ−カルボニル基、C6-14アリールオ
    キシ−カルボニル基、C7-19アラルキル−カルボニル
    基、C7-19アラルキルオキシ−カルボニル基,ニトロ
    基,アミノ基、ヒドロキシ基、シアノ基,スルファモイ
    ル基、メルカプト基、ハロゲン原子およびC1-6アルキ
    ルチオ基から選ばれる置換基で1〜5個置換されていて
    もよい。) (11)式−T−Q0〔式中、Q0は(a)それぞれハロゲンで
    1〜5個置換されていてもよい(i)C1-6アルキル基,(i
    i)C3-6シクロアルキル基、(iii)C2-6アルケニル基,
    (iv)C3-6シクロアルケニル基、(v)C2-6アルキニル
    基,(vi)C6-14アリール基,(vii)C7-19アラルキル
    基,(viii)C8-20アリールアルケニル基および(ix)C
    8-20アリールアルキニル基から選ばれる炭化水素基,
    (b)ハロゲンで1〜3個置換されていてもよいC1-6アル
    キル基、C3-6シクロアルキル基、C2-6アルケニル基、
    3-6シクロアルケニル基、C2-6アルキニル基、C6-14
    アリール基、C7-19アラルキル基、ハロゲンで1〜3個
    置換されていてもよいC1-6アルコキシ基、C2-6アルケ
    ニルオキシ基、C2-6アルキニルオキシ基、C6-14アリ
    ールオキシ基、C7-19アラルキルオキシ基、ホルミル
    基、C1-6アルキル−カルボニル基、C2-6アルケニル−
    カルボニル基、C2-6アルキニル−カルボニル基、C3-6
    シクロアルキル−カルボニル基、C6-14アリール−カル
    ボニル基、C1-6アルコキシ−カルボニル基、C2-6アル
    ケニルオキシ−カルボニル基、C2-6アルキニルオキシ
    −カルボニル基、C3-6シクロアルキルオキシ−カルボ
    ニル基、C6-14アリールオキシ−カルボニル基、C7-19
    アラルキル−カルボニル基、C7-19アラルキルオキシ−
    カルボニル基、ハロゲンで1〜3個置換されていてもよ
    いC1-6アルキルスルフィニル基、C2-6アルケニルスル
    フィニル基、C2-6アルキニルスルフィニル基、C6-14
    アリールスルフィニル基、ハロゲンで1〜3個置換され
    ていてもよいC1-6アルキルスルホニル基、C2-6アルケ
    ニルスルホニル基、C2-6アルキニルスルホニル基、C
    6-14アリールスルホニル基、ニトロ基、アミノ基、モノ
    もしくはジC1-6アルキルアミノ基、ヒドロキシ基、シ
    アノ基、スルファモイル基、メルカプト基、ハロゲン原
    子、ホルムアミド基、C1-6アルキル−カルボニルアミ
    ノ基、C1-6アルキルスルホニルオキシ基、ハロゲンで
    1〜3個置換されていてもよいC1-6アルキルチオ基、
    2-6アルケニルチオ基、C2-6アルキニルチオ基および
    6-14アリールチオ基からなる群から選ばれる1〜3個
    の置換基で置換されていてもよく、または隣接する2つ
    の置換基が一緒になってメチレンジオキシ基を形成して
    もよい窒素原子(オキシド化されていてもよい)、酸素
    原子および硫黄原子(モノまたはジオキシド化されてい
    てもよい)から選ばれるヘテロ原子を1ないし4個含む
    3〜8員複素環基または該3〜8員複素環基とベンゼン
    環もしくは窒素原子(オキシド化されていてもよい)、
    酸素原子および硫黄原子(モノまたはジオキシド化され
    ていてもよい)から選ばれるヘテロ原子を1ないし4個
    含む3〜8員複素環との縮合環基、または(c)ホルミル
    基,C1-6アルキル−カルボニル基,C2-6アルケニル−
    カルボニル基,C2-6アルキニル−カルボニル基,C3-6
    シクロアルキル−カルボニル基,C6-14アリール−カル
    ボニル基,C1-6アルコキシ−カルボニル基,C2-6アル
    ケニルオキシ−カルボニル基,C2-6アルキニルオキシ
    −カルボニル基,C3-6シクロアルキルオキシ−カルボ
    ニル基,C6-14アリールオキシ−カルボニル基,C7-19
    アラルキル−カルボニル基,C7-19アラルキルオキシ−
    カルボニル基,5〜6員複素環カルボニル基,縮合複素
    環カルボニル基および5〜6員複素環アセチル基から選
    ばれるアシル基(該アシル基がアルキルカルボニル基,
    アルケニルカルボニル基,アルキニルカルボニル基,ア
    ルコキシカルボニル基,アルケニルオキシカルボニル基
    またはアルキニルオキシカルボニル基の場合、ヒドロキ
    シ,シアノ,スルファモイル,メルカプト,カルボキ
    シ,C1-6アルキルチオ基,ハロゲン原子,C1-6アルコ
    キシ基,ニトロ基,C1-6アルコキシ−カルボニル基,
    アミノ,モノ又はジC1-6アルキルアミノ基、C1-6アル
    コキシイミノ基およびヒドロキシイミノ基から選ばれる
    置換基で1〜3個置換されていてもよく、 該アシル基がシクロアルキルカルボニル基,アリールカ
    ルボニル基,シクロアルキルオキシカルボニル基,アリ
    −ルオキシカルボニル基、アラルキルカルボニル基、ア
    ラルキルオキシカルボニル基、5〜6員複素環カルボニ
    ル基、縮合複素環カルボニル基または5〜6員複素環ア
    セチル基の場合、ハロゲンで1〜3個置換されていても
    よいC1-6アルキル基、C3-6シクロアルキル基,C2-6
    アルケニル基,C3-6シクロアルケニル基,C2-6アルキ
    ニル基,ハロゲンで1〜3個置換されていてもよいC
    1-6アルコキシ基,ホルミル基,C1-6アルキル−カルボ
    ニル基,C2-6アルケニル−カルボニル基、C2-6アルキ
    ニル−カルボニル基、C3−6シクロアルキル−カルボ
    ニル基、C6−14アリール−カルボニル基、C1 -6
    ルコキシ−カルボニル基、C2-6アルケニルオキシ−カ
    ルボニル基、C2-6アルキニルオキシ−カルボニル基、
    3-6シクロアルキルオキシ−カルボニル基、C6-14
    リールオキシ−カルボニル基、C7-19アラルキル−カル
    ボニル基、C7-19アラルキルオキシ−カルボニル基,ニ
    トロ基,アミノ基、ヒドロキシ基、シアノ基,スルファ
    モイル基、メルカプト基、ハロゲン原子およびC1-6
    ルキルチオ基から選ばれる置換基で1〜5個置換されて
    いてもよい。)を、TはO,−S(O)k−(kは0,
    1または2を示す)またはS−Sを示す〕で表される
    基、(12)式 【化3】 〔式中、Q1は(a)水素原子,(b)それぞれハロゲンで1
    〜5個置換されていてもよい(i)C1-6アルキル基,(ii)
    3-6シクロアルキル基、(iii)C2-6アルケニル基,(i
    v)C3-6シクロアルケニル基,(v)C2-6アルキニル基,
    (vi)C6-14アリール基,(vii)C7-19アラルキル基,(vi
    ii)C8-20アリールアルケニル基および(ix)C8-20アリ
    ールアルキニル基から選ばれる炭化水素基または(c)ホ
    ルミル基,C1-6アルキル−カルボニル基,C2-6アルケ
    ニル−カルボニル基,C2-6アルキニル−カルボニル
    基,C3-6シクロアルキル−カルボニル基,C6-14アリ
    ール−カルボニル基,C1-6アルコキシ−カルボニル
    基,C2-6アルケニルオキシ−カルボニル基,C2-6アル
    キニルオキシ−カルボニル基,C3-6シクロアルキルオ
    キシ−カルボニル基,C6-14アリールオキシ−カルボニ
    ル基,C7-19アラルキル−カルボニル基,C7-19アラル
    キルオキシ−カルボニル基,5〜6員複素環カルボニル
    基,縮合複素環カルボニル基および5〜6員複素環アセ
    チル基から選ばれるアシル基(該アシル基がアルキルカ
    ルボニル基,アルケニルカルボニル基,アルキニルカル
    ボニル基,アルコキシカルボニル基,アルケニルオキシ
    カルボニル基またはアルキニルオキシカルボニル基の場
    合、ヒドロキシ,シアノ,スルファモイル,メルカプ
    ト,カルボキシ,C1-6アルキルチオ基,ハロゲン原
    子,C1-6アルコキシ基,ニトロ基,C1-6アルコキシ−
    カルボニル基,アミノ,モノ又はジC1−6アルキルア
    ミノ基、C1−6アルコキシイミノ基およびヒドロキシ
    イミノ基から選ばれる置換基で1〜3個置換されていて
    もよく、 該アシル基がシクロアルキルカルボニル基,アリールカ
    ルボニル基,シクロアルキルオキシカルボニル基,アリ
    −ルオキシカルボニル基、アラルキルカルボニル基、ア
    ラルキルオキシカルボニル基、5〜6員複素環カルボニ
    ル基、縮合複素環カルボニル基または5〜6員複素環ア
    セチル基の場合、ハロゲンで1〜3個置換されていても
    よいC1-6アルキル基、C3-6シクロアルキル基,C2-6
    アルケニル基,C3-6シクロアルケニル基,C2-6アルキ
    ニル基,ハロゲンで1〜3個置換されていてもよいC
    1-6アルコキシ基,ホルミル基,C1-6アルキル−カルボ
    ニル基,C2-6アルケニル−カルボニル基、C2-6アルキ
    ニル−カルボニル基、C3-6シクロアルキル−カルボニ
    ル基、C6-14アリール−カルボニル基、C1-6アルコキ
    シ−カルボニル基、C2-6アルケニルオキシ−カルボニ
    ル基、C2-6アルキニルオキシ−カルボニル基、C3-6
    クロアルキルオキシ−カルボニル基、C6-14アリールオ
    キシ−カルボニル基、C7-19アラルキル−カルボニル
    基、C7-19アラルキルオキシ−カルボニル基,ニトロ
    基,アミノ基、ヒドロキシ基、シアノ基,スルファモイ
    ル基、メルカプト基、ハロゲン原子およびC1-6アルキ
    ルチオ基から選ばれる置換基で1〜5個置換されていて
    もよい。)を、Q2は(a)それぞれハロゲンで1〜5個置
    換されていてもよい(i)C1-6アルキル基,(ii)C3-6
    クロアルキル基、(iii)C2-6アルケニル基,(iv)C3-6
    シクロアルケニル基,(v)C2-6アルキニル基,(vi)C
    6-14アリール基,(vii)C7-19アラルキル基,(viii)C
    8-20アリールアルケニル基および(ix)C8-20アリールア
    ルキニル基から選ばれる炭化水素基または(b)ホルミル
    基,C1-6アルキル−カルボニル基,C2-6アルケニル−
    カルボニル基,C2-6アルキニル−カルボニル基,C3-6
    シクロアルキル−カルボニル基,C6-14アリール−カル
    ボニル基,C1-6アルコキシ−カルボニル基,C2-6アル
    ケニルオキシ−カルボニル基,C2-6アルキニルオキシ
    −カルボニル基,C3-6シクロアルキルオキシ−カルボ
    ニル基,C6-14アリールオキシ−カルボニル基,C7-19
    アラルキル−カルボニル基,C7-19アラルキルオキシ−
    カルボニル基,5〜6員複素環カルボニル基,縮合複素
    環カルボニル基および5〜6員複素環アセチル基から選
    ばれるアシル基(該アシル基がアルキルカルボニル基,
    アルケニルカルボニル基,アルキニルカルボニル基,ア
    ルコキシカルボニル基,アルケニルオキシカルボニル基
    またはアルキニルオキシカルボニル基の場合、ヒドロキ
    シ,シアノ,スルファモイル,メルカプト,カルボキ
    シ,C1-6アルキルチオ基,ハロゲン原子,C1-6アルコ
    キシ基,ニトロ基,C1-6アルコキシ−カルボニル基,
    アミノ,モノ又はジC1-6アルキルアミノ基、C1-6アル
    コキシイミノ基およびヒドロキシイミノ基から選ばれる
    置換基で1〜3個置換されていてもよく、 該アシル基がシクロアルキルカルボニル基,アリールカ
    ルボニル基,シクロアルキルオキシカルボニル基,アリ
    −ルオキシカルボニル基、アラルキルカルボニル基、ア
    ラルキルオキシカルボニル基、5〜6員複素環カルボニ
    ル基、縮合複素環カルボニル基または5〜6員複素環ア
    セチル基の場合、ハロゲンで1〜3個置換されていても
    よいC1-6アルキル基、C3-6シクロアルキル基,C2-6
    アルケニル基,C3-6シクロアルケニル基,C2-6アルキ
    ニル基,ハロゲンで1〜3個置換されていてもよいC
    1-6アルコキシ基,ホルミル基,C1-6アルキル−カルボ
    ニル基,C2-6アルケニル−カルボニル基、C2-6アルキ
    ニル−カルボニル基、C3-6シクロアルキル−カルボニ
    ル基、C6-14アリール−カルボニル基、C1-6アルコキ
    シ−カルボニル基、C2-6アルケニルオキシ−カルボニ
    ル基、C2-6アルキニルオキシ−カルボニル基、C3-6
    クロアルキルオキシ−カルボニル基、C6-14アリールオ
    キシ−カルボニル基、C7-19アラルキル−カルボニル
    基、C7-19アラルキルオキシ−カルボニル基,ニトロ
    基,アミノ基、ヒドロキシ基、シアノ基,スルファモイ
    ル基、メルカプト基、ハロゲン原子およびC1-6アルキ
    ルチオ基から選ばれる置換基で1〜5個置換されていて
    もよい。)を示すか、またはQ1およびQ2は隣接する窒
    素原子とともに3ないし7員環を形成してもよい。〕で
    表される基、(13)式 【化4】 〔式中の記号は前記と同意義を示す〕で表される基、(1
    4)(a)(i)C1-6アルキル基,(ii)C3-6シクロアルキル
    基、(iii)C2-6アルケニル基,(iv)C3-6シクロアルケ
    ニル基,(v)C2-6アルキニル基,(vi)C6-14アリール
    基,(vii)C7- 19アラルキル基,(viii)C8-20アリール
    アルケニル基および(ix)C8-20アリールアルキニル基か
    ら選ばれる炭化水素基,(b)ハロゲンで1〜3個置換さ
    れていてもよいC1-6アルキル基、C3-6シクロアルキル
    基、C2-6アルケニル基、C3-6シクロアルケニル基、C
    2-6アルキニル基、C6-14アリール基、C7-19アラルキ
    ル基、ハロゲンで1〜3個置換されていてもよいC1-6
    アルコキシ基、C2-6アルケニルオキシ基、C2-6アルキ
    ニルオキシ基、C6-14アリールオキシ基、C7-19アラル
    キルオキシ基、ホルミル基、C1-6アルキル−カルボニ
    ル基、C2-6アルケニル−カルボニル基、C2-6アルキニ
    ル−カルボニル基、C3-6シクロアルキル−カルボニル
    基、C6-14アリール−カルボニル基、C1-6アルコキシ
    −カルボニル基、C2-6アルケニルオキシ−カルボニル
    基、C2-6アルキニルオキシ−カルボニル基、C3-6シク
    ロアルキルオキシ−カルボニル基、C6-14アリールオキ
    シ−カルボニル基、C7-19アラルキル−カルボニル基、
    7-19アラルキルオキシ−カルボニル基、ハロゲンで1
    〜3個置換されていてもよいC1-6アルキルスルフィニ
    ル基、C2-6アルケニルスルフィニル基、C2-6アルキニ
    ルスルフィニル基、C6-14アリールスルフィニル基、ハ
    ロゲンで1〜3個置換されていてもよいC1-6アルキル
    スルホニル基、C2-6アルケニルスルホニル基、C2-6
    ルキニルスルホニル基、C6-14アリールスルホニル基、
    ニトロ基、アミノ基、モノもしくはジC1-6アルキルア
    ミノ基、ヒドロキシ基、シアノ基、スルファモイル基、
    メルカプト基、ハロゲン原子、ホルムアミド基、C1-6
    アルキル−カルボニルアミノ基、C1-6アルキルスルホ
    ニルオキシ基、ハロゲンで1〜3個置換されていてもよ
    いC1-6アルキルチオ基、C2-6アルケニルチオ基、C
    2-6アルキニルチオ基およびC6-14アリールチオ基から
    なる群から選ばれる1〜3個の置換基で置換されていて
    もよく、または隣接する2つの置換基が一緒になってメ
    チレンジオキシ基を形成してもよい窒素原子(オキシド
    化されていてもよい)、酸素原子および硫黄原子(モノ
    またはジオキシド化されていてもよい)から選ばれるヘ
    テロ原子を1ないし4個含む3〜8員複素環基または該
    3〜8員複素環基とベンゼン環もしくは窒素原子(オキ
    シド化されていてもよい)、酸素原子および硫黄原子
    (モノまたはジオキシド化されていてもよい)から選ば
    れるヘテロ原子を1ないし4個含む3〜8員複素環との
    縮合環基または(c)ホルミル基,C1-6アルキル−カルボ
    ニル基,C2-6アルケニル−カルボニル基,C2-6アルキ
    ニル−カルボニル基,C3-6シクロアルキル−カルボニ
    ル基,C6-14アリール−カルボニル基,C1-6アルコキ
    シ−カルボニル基,C2-6アルケニルオキシ−カルボニ
    ル基,C2-6アルキニルオキシ−カルボニル基,C3-6
    クロアルキルオキシ−カルボニル基,C6-14アリールオ
    キシ−カルボニル基,C7-19アラルキル−カルボニル
    基,C7-19アラルキルオキシ−カルボニル基,5〜6員
    複素環カルボニル基,縮合複素環カルボニル基および5
    〜6員複素環アセチル基から選ばれるアシル基(該アシ
    ル基がアルキルカルボニル基,アルケニルカルボニル
    基,アルキニルカルボニル基,アルコキシカルボニル
    基,アルケニルオキシカルボニル基またはアルキニルオ
    キシカルボニル基の場合、ヒドロキシ,シアノ,スルフ
    ァモイル,メルカプト,カルボキシ,C1-6アルキルチ
    オ基,ハロゲン原子,C1-6アルコキシ基,ニトロ基,
    1-6アルコキシ−カルボニル基,アミノ,モノ又はジ
    1-6アルキルアミノ基、C1-6アルコキシイミノ基およ
    びヒドロキシイミノ基から選ばれる置換基で1〜3個置
    換されていてもよく、 該アシル基がシクロアルキルカルボニル基,アリールカ
    ルボニル基,シクロアルキルオキシカルボニル基,アリ
    −ルオキシカルボニル基、アラルキルカルボニル基、ア
    ラルキルオキシカルボニル基、5〜6員複素環カルボニ
    ル基、縮合複素環カルボニル基または5〜6員複素環ア
    セチル基の場合、ハロゲンで1〜3個置換されていても
    よいC1-6アルキル基、C3-6シクロアルキル基,C2-6
    アルケニル基,C3-6シクロアルケニル基,C2-6アルキ
    ニル基,ハロゲンで1〜3個置換されていてもよいC
    1-6アルコキシ基,ホルミル基,C1-6アルキル−カルボ
    ニル基,C2-6アルケニル−カルボニル基、C2-6アルキ
    ニル−カルボニル基、C3-6シクロアルキル−カルボニ
    ル基、C6-14アリール−カルボニル基、C1-6アルコキ
    シ−カルボニル基、C2-6アルケニルオキシ−カルボニ
    ル基、C2-6アルキニルオキシ−カルボニル基、C3-6
    クロアルキルオキシ−カルボニル基、C6-14アリールオ
    キシ−カルボニル基、C7-19アラルキル−カルボニル
    基、C7-19アラルキルオキシ−カルボニル基,ニトロ
    基,アミノ基、ヒドロキシ基、シアノ基,スルファモイ
    ル基、メルカプト基、ハロゲン原子およびC1-6アルキ
    ルチオ基から選ばれる置換基で1〜5個置換されていて
    もよい。)で1ないし2個置換されていてもよいカルバ
    モイル基、(15)(a)(i)C1-6アルキル基,(ii)C3-6シク
    ロアルキル基、(iii)C2-6アルケニル基,(iv)C3-6
    クロアルケニル基,(v)C2-6アルキニル基,(vi)C6-14
    アリール基,(vii)C7-19アラルキル基,(viii)C8-20
    アリールアルケニル基および(ix)C8-20アリールアルキ
    ニル基から選ばれる炭化水素基,(b)ハロゲンで1〜3
    個置換されていてもよいC1-6アルキル基、C3-6シクロ
    アルキル基、C2-6アルケニル基、C3-6シクロアルケニ
    ル基、C2-6アルキニル基、C6-14アリール基、C7-19
    アラルキル基、ハロゲンで1〜3個置換されていてもよ
    いC1-6アルコキシ基、C2-6アルケニルオキシ基、C
    2-6アルキニルオキシ基、C6-14アリールオキシ基、C
    7-19アラルキルオキシ基、ホルミル基、C1-6アルキル
    −カルボニル基、C2-6アルケニル−カルボニル基、C
    2-6アルキニル−カルボニル基、C3-6シクロアルキル−
    カルボニル基、C6-14アリール−カルボニル基、C1-6
    アルコキシ−カルボニル基、C2-6アルケニルオキシ−
    カルボニル基、C2-6アルキニルオキシ−カルボニル
    基、C3-6シクロアルキルオキシ−カルボニル基、C
    6-14アリールオキシ−カルボニル基、C7-19アラルキル
    −カルボニル基、C7-19アラルキルオキシ−カルボニル
    基、ハロゲンで1〜3個置換されていてもよいC1-6
    ルキルスルフィニル基、C2-6アルケニルスルフィニル
    基、C2-6アルキニルスルフィニル基、C6-14アリール
    スルフィニル基、ハロゲンで1〜3個置換されていても
    よいC1-6アルキルスルホニル基、C2-6アルケニルスル
    ホニル基、C2-6アルキニルスルホニル基、C6-14アリ
    ールスルホニル基、ニトロ基、アミノ基、モノもしくは
    ジC1-6アルキルアミノ基、ヒドロキシ基、シアノ基、
    スルファモイル基、メルカプト基、ハロゲン原子、ホル
    ムアミド基、C1-6アルキル−カルボニルアミノ基、C
    1-6アルキルスルホニルオキシ基、ハロゲンで1〜3個
    置換されていてもよいC1-6アルキルチオ基、C2-6アル
    ケニルチオ基、C2-6アルキニルチオ基およびC6-14
    リールチオ基からなる群から選ばれる1〜3個の置換基
    で置換されていてもよく、または隣接する2つの置換基
    が一緒になってメチレンジオキシ基を形成してもよい窒
    素原子(オキシド化されていてもよい)、酸素原子およ
    び硫黄原子(モノまたはジオキシド化されていてもよ
    い)から選ばれるヘテロ原子を1ないし4個含む3〜8
    員複素環基または該3〜8員複素環基とベンゼン環もし
    くは窒素原子(オキシド化されていてもよい)、酸素原
    子および硫黄原子(モノまたはジオキシド化されていて
    もよい)から選ばれるヘテロ原子を1ないし4個含む3
    〜8員複素環との縮合環基または(c)ホルミル基,C1-6
    アルキル−カルボニル基,C2-6アルケニル−カルボニ
    ル基,C2-6アルキニル−カルボニル基,C3-6シクロア
    ルキル−カルボニル基,C6-14アリール−カルボニル
    基,C1-6アルコキシ−カルボニル基,C2-6アルケニル
    オキシ−カルボニル基,C2-6アルキニルオキシ−カル
    ボニル基,C3-6シクロアルキルオキシ−カルボニル
    基,C6-14アリールオキシ−カルボニル基,C7-19アラ
    ルキル−カルボニル基,C7-19アラルキルオキシ−カル
    ボニル基,5〜6員複素環カルボニル基,縮合複素環カ
    ルボニル基および5〜6員複素環アセチル基から選ばれ
    るアシル基(該アシル基がアルキルカルボニル基,アル
    ケニルカルボニル基,アルキニルカルボニル基,アルコ
    キシカルボニル基,アルケニルオキシカルボニル基また
    はアルキニルオキシカルボニル基の場合、ヒドロキシ,
    シアノ,スルファモイル,メルカプト,カルボキシ,C
    1-6アルキルチオ基,ハロゲン原子,C1-6アルコキシ
    基,ニトロ基,C1-6アルコキシ−カルボニル基,アミ
    ノ,モノ又はジC1-6アルキルアミノ基、C1-6アルコキ
    シイミノ基およびヒドロキシイミノ基から選ばれる置換
    基で1〜3個置換されていてもよく、 該アシル基がシクロアルキルカルボニル基,アリールカ
    ルボニル基,シクロアルキルオキシカルボニル基,アリ
    −ルオキシカルボニル基、アラルキルカルボニル基、ア
    ラルキルオキシカルボニル基、5〜6員複素環カルボニ
    ル基、縮合複素環カルボニル基または5〜6員複素環ア
    セチル基の場合、ハロゲンで1〜3個置換されていても
    よいC1-6アルキル基、C3-6シクロアルキル基,C2-6
    アルケニル基,C3-6シクロアルケニル基,C2-6アルキ
    ニル基,ハロゲンで1〜3個置換されていてもよいC
    1-6アルコキシ基,ホルミル基,C1-6アルキル−カルボ
    ニル基,C2-6アルケニル−カルボニル基、C2-6アルキ
    ニル−カルボニル基、C3-6シクロアルキル−カルボニ
    ル基、C6-14アリール−カルボニル基、C1-6アルコキ
    シ−カルボニル基、C2-6アルケニルオキシ−カルボニ
    ル基、C2-6アルキニルオキシ−カルボニル基、C3-6
    クロアルキルオキシ−カルボニル基、C6-14アリールオ
    キシ−カルボニル基、C7-19アラルキル−カルボニル
    基、C7-19アラルキルオキシ−カルボニル基,ニトロ
    基,アミノ基、ヒドロキシ基、シアノ基,スルファモイ
    ル基、メルカプト基、ハロゲン原子およびC1-6アルキ
    ルチオ基から選ばれる置換基で1〜5個置換されていて
    もよい。)で1ないし2個置換されていてもよいカルバ
    モイルオキシ基、(16)(a)(i)C1-6アルキル基,(ii)C
    3-6シクロアルキル基,(iii)C2-6アルケニル基,(iv)C
    3-6シクロアルケニル基,(v)C2-6アルキニル基,(vi)
    6-14アリール基,(vii)C7-19アラルキル基,(viii)
    8-20アリールアルケニル基および(ix)C8-20アリール
    アルキニル基から選ばれる炭化水素基,(b)ハロゲンで
    1〜3個置換されていてもよいC1-6アルキル基、C3-6
    シクロアルキル基、C2-6アルケニル基、C3-6シクロア
    ルケニル基、C2-6アルキニル基、C6-14アリール基、
    7-19アラルキル基、ハロゲンで1〜3個置換されてい
    てもよいC1-6アルコキシ基、C2-6アルケニルオキシ
    基、C2-6アルキニルオキシ基、C6-14アリールオキシ
    基、C7-19アラルキルオキシ基、ホルミル基、C1-6
    ルキル−カルボニル基、C2-6アルケニル−カルボニル
    基、C2-6アルキニル−カルボニル基、C3-6シクロアル
    キル−カルボニル基、C6-14アリール−カルボニル基、
    1-6アルコキシ−カルボニル基、C2-6アルケニルオキ
    シ−カルボニル基、C2-6アルキニルオキシ−カルボニ
    ル基、C3-6シクロアルキルオキシ−カルボニル基、C
    6-14アリールオキシ−カルボニル基、C7-19アラルキル
    −カルボニル基、C7-19アラルキルオキシ−カルボニル
    基、ハロゲンで1〜3個置換されていてもよいC1-6
    ルキルスルフィニル基、C2-6アルケニルスルフィニル
    基、C2-6アルキニルスルフィニル基、C6-14アリール
    スルフィニル基、ハロゲンで1〜3個置換されていても
    よいC1-6アルキルスルホニル基、C2-6アルケニルスル
    ホニル基、C2-6アルキニルスルホニル基、C6-14アリ
    ールスルホニル基、ニトロ基、アミノ基、モノもしくは
    ジC1-6アルキルアミノ基、ヒドロキシ基、シアノ基、
    スルファモイル基、メルカプト基、ハロゲン原子、ホル
    ムアミド基、C1-6アルキル−カルボニルアミノ基、C
    1-6アルキルスルホニルオキシ基、ハロゲンで1〜3個
    置換されていてもよいC1-6アルキルチオ基、C2-6アル
    ケニルチオ基、C2-6アルキニルチオ基およびC6-14
    リールチオ基からなる群から選ばれる1〜3個の置換基
    で置換されていてもよく、または隣接する2つの置換基
    が一緒になってメチレンジオキシ基を形成してもよい窒
    素原子(オキシド化されていてもよい)、酸素原子およ
    び硫黄原子(モノまたはジオキシド化されていてもよ
    い)から選ばれるヘテロ原子を1ないし4個含む3〜8
    員複素環基または該3〜8員複素環基とベンゼン環もし
    くは窒素原子(オキシド化されていてもよい)、酸素原
    子および硫黄原子(モノまたはジオキシド化されていて
    もよい)から選ばれるヘテロ原子を1ないし4個含む3
    〜8員複素環との縮合環基または(c)ホルミル基,C1-6
    アルキル−カルボニル基,C2-6アルケニル−カルボニ
    ル基,C2-6アルキニル−カルボニル基,C3-6シクロア
    ルキル−カルボニル基,C6-14アリール−カルボニル
    基,C1-6アルコキシ−カルボニル基,C2-6アルケニル
    オキシ−カルボニル基,C2-6アルキニルオキシ−カル
    ボニル基,C3-6シクロアルキルオキシ−カルボニル
    基,C6-14アリールオキシ−カルボニル基,C7-19アラ
    ルキル−カルボニル基,C7-19アラルキルオキシ−カル
    ボニル基,5〜6員複素環カルボニル基,縮合複素環カ
    ルボニル基および5〜6員複素環アセチル基から選ばれ
    るアシル基(該アシル基がアルキルカルボニル基,アル
    ケニルカルボニル基,アルキニルカルボニル基,アルコ
    キシカルボニル基,アルケニルオキシカルボニル基また
    はアルキニルオキシカルボニル基の場合、ヒドロキシ,
    シアノ,スルファモイル,メルカプト,カルボキシ,C
    1-6アルキルチオ基,ハロゲン原子,C1-6アルコキシ
    基,ニトロ基,C1-6アルコキシ−カルボニル基,アミ
    ノ,モノ又はジC1-6アルキルアミノ基、C1-6アルコキ
    シイミノ基およびヒドロキシイミノ基から選ばれる置換
    基で1〜3個置換されていてもよく、 該アシル基がシクロアルキルカルボニル基,アリールカ
    ルボニル基,シクロアルキルオキシカルボニル基,アリ
    −ルオキシカルボニル基、アラルキルカルボニル基、ア
    ラルキルオキシカルボニル基、5〜6員複素環カルボニ
    ル基、縮合複素環カルボニル基または5〜6員複素環ア
    セチル基の場合、ハロゲンで1〜3個置換されていても
    よいC1-6アルキル基、C3-6シクロアルキル基,C2-6
    アルケニル基,C3-6シクロアルケニル基,C2-6アルキ
    ニル基,ハロゲンで1〜3個置換されていてもよいC
    1-6アルコキシ基,ホルミル基,C1-6アルキル−カルボ
    ニル基,C2-6アルケニル−カルボニル基、C2-6アルキ
    ニル−カルボニル基、C3-6シクロアルキル−カルボニ
    ル基、C6-14アリール−カルボニル基、C1-6アルコキ
    シ−カルボニル基、C2-6アルケニルオキシ−カルボニ
    ル基、C2-6アルキニルオキシ−カルボニル基、C3-6
    クロアルキルオキシ−カルボニル基、C6-14アリールオ
    キシ−カルボニル基、C7-19アラルキル−カルボニル
    基、C7-19アラルキルオキシ−カルボニル基,ニトロ
    基,アミノ基、ヒドロキシ基、シアノ基,スルファモイ
    ル基、メルカプト基、ハロゲン原子およびC1-6アルキ
    ルチオ基から選ばれる置換基で1〜5個置換されていて
    もよい。)で1ないし2個置換されていてもよいウレイ
    ド基、(17)(a)(i)C1-6アルキル基,(ii)C3-6シクロア
    ルキル基,(iii)C2-6アルケニル基,(iv)C3-6シクロア
    ルケニル基,(v)C2-6アルキニル基,(vi)C6-14アリー
    ル基,(vii)C7-19アラルキル基,(viii)C8-20アリー
    ルアルケニル基および(ix)C8-20アリールアルキニル基
    から選ばれる炭化水素基,(b)ハロゲンで1〜3個置換
    されていてもよいC1-6アルキル基、C3-6シクロアルキ
    ル基、C2-6アルケニル基、C3-6シクロアルケニル基、
    2-6アルキニル基、C6-14アリール基、C7-19アラル
    キル基、ハロゲンで1〜3個置換されていてもよいC
    1-6アルコキシ基、C2-6アルケニルオキシ基、C2-6
    ルキニルオキシ基、C6-14アリールオキシ基、C7-19
    ラルキルオキシ基、ホルミル基、C1-6アルキル−カル
    ボニル基、C2-6アルケニル−カルボニル基、C2-6アル
    キニル−カルボニル基、C3-6シクロアルキル−カルボ
    ニル基、C6-14アリール−カルボニル基、C1-6アルコ
    キシ−カルボニル基、C2-6アルケニルオキシ−カルボ
    ニル基、C2-6アルキニルオキシ−カルボニル基、C3-6
    シクロアルキルオキシ−カルボニル基、C6-14アリール
    オキシ−カルボニル基、C7-19アラルキル−カルボニル
    基、C7-19アラルキルオキシ−カルボニル基、ハロゲン
    で1〜3個置換されていてもよいC1-6アルキルスルフ
    ィニル基、C2-6アルケニルスルフィニル基、C2-6アル
    キニルスルフィニル基、C6-14アリールスルフィニル
    基、ハロゲンで1〜3個置換されていてもよいC1-6
    ルキルスルホニル基、C2-6アルケニルスルホニル基、
    2-6アルキニルスルホニル基、C6-14アリールスルホ
    ニル基、ニトロ基、アミノ基、モノもしくはジC1-6
    ルキルアミノ基、ヒドロキシ基、シアノ基、スルファモ
    イル基、メルカプト基、ハロゲン原子、ホルムアミド
    基、C1-6アルキル−カルボニルアミノ基、C1-6アルキ
    ルスルホニルオキシ基、ハロゲンで1〜3個置換されて
    いてもよいC1-6アルキルチオ基、C2-6アルケニルチオ
    基、C2-6アルキニルチオ基およびC6-14アリールチオ
    基からなる群から選ばれる1〜3個の置換基で置換され
    ていてもよく、または隣接する2つの置換基が一緒にな
    ってメチレンジオキシ基を形成してもよい窒素原子(オ
    キシド化されていてもよい)、酸素原子および硫黄原子
    (モノまたはジオキシド化されていてもよい)から選ば
    れるヘテロ原子を1ないし4個含む3〜8員複素環基ま
    たは該3〜8員複素環基とベンゼン環もしくは窒素原子
    (オキシド化されていてもよい)、酸素原子および硫黄
    原子(モノまたはジオキシド化されていてもよい)から
    選ばれるヘテロ原子を1ないし4個含む3〜8員複素環
    との縮合環基または(c)ホルミル基,C1-6アルキル−カ
    ルボニル基,C2-6アルケニル−カルボニル基,C2-6
    ルキニル−カルボニル基,C3-6シクロアルキル−カル
    ボニル基,C6-14アリール−カルボニル基,C1-6アル
    コキシ−カルボニル基,C2-6アルケニルオキシ−カル
    ボニル基,C2-6アルキニルオキシ−カルボニル基,C
    3-6シクロアルキルオキシ−カルボニル基,C6-14アリ
    ールオキシ−カルボニル基,C7-19アラルキル−カルボ
    ニル基,C7-19アラルキルオキシ−カルボニル基,5〜
    6員複素環カルボニル基,縮合複素環カルボニル基およ
    び5〜6員複素環アセチル基から選ばれるアシル基(該
    アシル基がアルキルカルボニル基,アルケニルカルボニ
    ル基,アルキニルカルボニル基,アルコキシカルボニル
    基,アルケニルオキシカルボニル基またはアルキニルオ
    キシカルボニル基の場合、ヒドロキシ,シアノ,スルフ
    ァモイル,メルカプト,カルボキシ,C1-6アルキルチ
    オ基,ハロゲン原子,C1-6アルコキシ基,ニトロ基,
    1-6アルコキシ−カルボニル基,アミノ,モノ又はジ
    1-6アルキルアミノ基、C1-6アルコキシイミノ基およ
    びヒドロキシイミノ基から選ばれる置換基で1〜3個置
    換されていてもよく、 該アシル基がシクロアルキルカルボニル基,アリールカ
    ルボニル基,シクロアルキルオキシカルボニル基,アリ
    −ルオキシカルボニル基、アラルキルカルボニル基、ア
    ラルキルオキシカルボニル基、5〜6員複素環カルボニ
    ル基、縮合複素環カルボニル基または5〜6員複素環ア
    セチル基の場合、ハロゲンで1〜3個置換されていても
    よいC1-6アルキル基、C3-6シクロアルキル基,C2-6
    アルケニル基,C3-6シクロアルケニル基,C2-6アルキ
    ニル基,ハロゲンで1〜3個置換されていてもよいC
    1-6アルコキシ基,ホルミル基,C1-6アルキル−カルボ
    ニル基,C2-6アルケニル−カルボニル基、C2-6アルキ
    ニル−カルボニル基、C3-6シクロアルキル−カルボニ
    ル基、C6-14アリール−カルボニル基、C1-6アルコキ
    シ−カルボニル基、C2-6アルケニルオキシ−カルボニ
    ル基、C2-6アルキニルオキシ−カルボニル基、C3-6
    クロアルキルオキシ−カルボニル基、C6-14アリールオ
    キシ−カルボニル基、C7-19アラルキル−カルボニル
    基、C7-19アラルキルオキシ−カルボニル基,ニトロ
    基,アミノ基、ヒドロキシ基、シアノ基,スルファモイ
    ル基、メルカプト基、ハロゲン原子およびC1-6アルキ
    ルチオ基から選ばれる置換基で1〜5個置換されていて
    もよい。)で1ないし2個置換されていてもよいチオカ
    ルバモイル基、(18)カルボキシル基、(19)式−O−SO
    2−Q2〔式中、Q2は前記と同意義を示す〕で表される
    基、(20)スルホ基、(21)式=N−OR14〔式中、R14
    水素原子、C1-6アルキル基またはハロゲンで1〜3個
    置換されていてもよいC1-6アルキル−カルボニル基を
    示す〕で表される基および(22)C3-6シクロアルキル基
    からなる群(以下、置換基群(A))から選ばれる1〜
    4個の置換基で置換されていてもよい。上記炭化水素基
    がシクロアルキル基,シクロアルケニル基,アリール
    基,アラルキル基,アリールアルケニル基またはアリー
    ルアルキニル基の場合、該炭化水素基は上記置換基群
    (A)から選ばれる置換基、ハロゲンで1〜5個置換さ
    れていてもよいC1-6アルキル基、C3-6シクロアルキル
    基、C2-6アルケニル基、C3-6シクロアルケニル基,C
    2-6アルキニル基,C6-14アリール基およびC7-19アラ
    ルキル基から選ばれる置換基で1〜5個置換されていて
    もよく、隣接する2つの置換基が一緒になってメチレン
    ジオキシ基を形成してもよい。)、[2]ハロゲンで1〜
    3個置換されていてもよいC1-6アルキル基、C3-6シク
    ロアルキル基、C2-6アルケニル基、C3-6シクロアルケ
    ニル基、C2-6アルキニル基、C6-14アリール基、C
    7-19アラルキル基、ハロゲンで1〜3個置換されていて
    もよいC1-6アルコキシ基、C2-6アルケニルオキシ基、
    2-6アルキニルオキシ基、C6-14アリールオキシ基、
    7-19アラルキルオキシ基、ホルミル基、C1-6アルキ
    ル−カルボニル基、C2-6アルケニル−カルボニル基、
    2-6アルキニル−カルボニル基、C3-6シクロアルキル
    −カルボニル基、C6-14アリール−カルボニル基、C
    1-6アルコキシ−カルボニル基、C2-6アルケニルオキシ
    −カルボニル基、C2-6アルキニルオキシ−カルボニル
    基、C3-6シクロアルキルオキシ−カルボニル基、C
    6-14アリールオキシ−カルボニル基、C7-19アラルキル
    −カルボニル基、C7-19アラルキルオキシ−カルボニル
    基、ハロゲンで1〜3個置換されていてもよいC1-6
    ルキルスルフィニル基、C2-6アルケニルスルフィニル
    基、C2-6アルキニルスルフィニル基、C6-14アリール
    スルフィニル基、ハロゲンで1〜3個置換されていても
    よいC1-6アルキルスルホニル基、C2-6アルケニルスル
    ホニル基、C2-6アルキニルスルホニル基、C6-14アリ
    ールスルホニル基、ニトロ基、アミノ基、モノもしくは
    ジC1-6アルキルアミノ基、ヒドロキシ基、シアノ基、
    スルファモイル基、メルカプト基、ハロゲン原子、ホル
    ムアミド基、C1-6アルキル−カルボニルアミノ基、C
    1-6アルキルスルホニルオキシ基、ハロゲンで1〜3個
    置換されていてもよいC1-6アルキルチオ基、C2-6アル
    ケニルチオ基、C2-6アルキニルチオ基およびC6-14
    リールチオ基からなる群から選ばれる1〜3個の置換基
    で置換されていてもよく、または隣接する2つの置換基
    が一緒になってメチレンジオキシ基を形成してもよい窒
    素原子(オキシド化されていてもよい)、酸素原子およ
    び硫黄原子(モノまたはジオキシド化されていてもよ
    い)から選ばれるヘテロ原子を1ないし4個含む3〜8
    員複素環基または該3〜8員複素環基とベンゼン環もし
    くは窒素原子(オキシド化されていてもよい)、酸素原
    子および硫黄原子(モノまたはジオキシド化されていて
    もよい)から選ばれるヘテロ原子を1ないし4個含む3
    〜8員複素環との縮合環基または[3]式 −CONR56 (式中、R5及びR6はそれぞれ(1)水素原子、(2)C1-6
    アルキル基,C3-6シクロアルキル基、C2-6アルケニル
    基,C3-6シクロアルケニル基,C2-6アルキニル基,C
    6-14アリール基,C7-19アラルキル基,C8-20アリール
    アルケニル基およびC8-20アリールアルキニル基から選
    ばれる炭化水素基(該炭化水素基がアルキル基,アルケ
    ニル基またはアルキニル基の場合、該炭化水素基は、上
    記置換基群(A)から選ばれる1〜4個の置換基で置換
    されていてもよい。該炭化水素基がシクロアルキル基,
    シクロアルケニル基,アリール基,アラルキル基,アリ
    ールアルケニル基またはアリールアルキニル基の場合、
    該炭化水素基は上記置換基群(A)から選ばれる置換
    基、ハロゲンで1〜5個置換されていてもよいC1-6
    ルキル基、C3-6シクロアルキル基、C2-6アルケニル
    基、C3-6シクロアルケニル基,C2-6アルキニル基,C
    6-14アリール基およびC7-19アラルキル基から選ばれる
    置換基で1〜5個置換されていてもよく、隣接する2つ
    の置換基が一緒になってメチレンジオキシ基を形成して
    もよい。)または(3)ハロゲンで1〜3個置換されてい
    てもよいC1-6アルキル基、C3-6シクロアルキル基、C
    2-6アルケニル基、C3-6シクロアルケニル基,C2-6
    ルキニル基、C6-14アリール基、C7-19アラルキル基、
    ハロゲンで1〜3個置換されていてもよいC1-6アルコ
    キシ基、C2-6アルケニルオキシ基、C2-6アルキニルオ
    キシ基、C6-14アリールオキシ基、C7-19アラルキルオ
    キシ基、ホルミル基、C1-6アルキル−カルボニル基、
    2-6アルケニル−カルボニル基、C2-6アルキニル−カ
    ルボニル基、C3-6シクロアルキル−カルボニル基、C
    6-14アリール−カルボニル基、C1-6アルコキシ−カル
    ボニル基、C2-6アルケニルオキシ−カルボニル基、C
    2-6アルキニルオキシ−カルボニル基、C3-6シクロアル
    キルオキシ−カルボニル基、C6-14アリールオキシ−カ
    ルボニル基、C7-19アラルキル−カルボニル基、C7-19
    アラルキルオキシ−カルボニル基、ハロゲンで1〜3個
    置換されていてもよいC1-6アルキルスルフィニル基、
    2-6アルケニルスルフィニル基、C2-6アルキニルスル
    フィニル基、C6-14アリールスルフィニル基、ハロゲン
    で1〜3個置換されていてもよいC1-6アルキルスルホ
    ニル基、C2-6アルケニルスルホニル基、C2-6アルキニ
    ルスルホニル基、C6-14アリールスルホニル基、ニトロ
    基、アミノ基、モノもしくはジC1-6アルキルアミノ
    基、ヒドロキシ基、シアノ基、スルファモイル基、メル
    カプト基、ハロゲン原子、ホルムアミド基、C1-6アル
    キル−カルボニルアミノ基、C1-6アルキルスルホニル
    オキシ基、ハロゲンで1〜3個置換されていてもよいC
    1-6アルキルチオ基、C2-6アルケニルチオ基、C2-6
    ルキニルチオ基およびC6-14アリールチオ基からなる群
    から選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよ
    く、または隣接する2つの置換基が一緒になってメチレ
    ンジオキシ基を形成してもよい窒素原子(オキシド化さ
    れていてもよい)、酸素原子および硫黄原子(モノまた
    はジオキシド化されていてもよい)から選ばれるヘテロ
    原子を1ないし4個含む3〜8員複素環基または該3〜
    8員複素環基とベンゼン環もしくは窒素原子(オキシド
    化されていてもよい)、酸素原子および硫黄原子(モノ
    またはジオキシド化されていてもよい)から選ばれるヘ
    テロ原子を1ないし4個含む3〜8員複素環との縮合環
    基を示す。)で表される基を示し、R2及びR3はそれぞ
    れ水素原子またはC1-6アルキル基,C3-6シクロアルキ
    ル基、C2-6アルケニル基,C3-6シクロアルケニル基,
    2-6アルキニル基,C6-14アリール基,C7-19アラル
    キル基,C8-20アリールアルケニル基およびC8-20アリ
    ールアルキニル基から選ばれる炭化水素基(該炭化水素
    基がアルキル基,アルケニル基またはアルキニル基の場
    合、該炭化水素基は、上記置換基群(A)から選ばれる
    1〜4個の置換基で置換されていてもよい。該炭化水素
    基がシクロアルキル基,シクロアルケニル基,アリール
    基,アラルキル基,アリールアルケニル基またはアリー
    ルアルキニル基の場合、該炭化水素基は上記置換基群
    (A)から選ばれる置換基、ハロゲンで1〜5個置換さ
    れていてもよいC1-6アルキル基、C3-6シクロアルキル
    基、C2-6アルケニル基、C3-6シクロアルケニル基,C
    2-6アルキニル基,C6-14アリール基およびC7-19アラ
    ルキル基から選ばれる置換基で1〜5個置換されていて
    もよく、隣接する2つの置換基が一緒になってメチレン
    ジオキシ基を形成してもよい。)を示すか、またはR2
    及びR3は隣接する炭素原子と一緒になって、ハロゲン
    で1〜3個置換されていてもよいC1-6アルキル基、C
    3-6シクロアルキル基、C2-6アルケニル基、C3-6シク
    ロアルケニル基、C2-6アルキニル基、C6-14アリール
    基、C7-19アラルキル基、ハロゲンで1〜3個置換され
    ていてもよいC1-6アルコキシ基、C2-6アルケニルオキ
    シ基、C2-6アルキニルオキシ基、C6-14アリールオキ
    シ基、C7-19アラルキルオキシ基、ホルミル基、C1-6
    アルキル−カルボニル基、C2-6アルケニル−カルボニ
    ル基、C2-6アルキニル−カルボニル基、C3-6シクロア
    ルキル−カルボニル基、C6-14アリール−カルボニル
    基、C1-6アルコキシ−カルボニル基、C2-6アルケニル
    オキシ−カルボニル基、C2-6アルキニルオキシ−カル
    ボニル基、C3-6シクロアルキルオキシ−カルボニル
    基、C6-14アリールオキシ−カルボニル基、C7-19アラ
    ルキル−カルボニル基、C7-19アラルキルオキシ−カル
    ボニル基、ハロゲンで1〜3個置換されていてもよいC
    1-6アルキルスルフィニル基、C2-6アルケニルスルフィ
    ニル基、C2-6アルキニルスルフィニル基、C6-14アリ
    ールスルフィニル基、ハロゲンで1〜3個置換されてい
    てもよいC1-6アルキルスルホニル基、C2-6アルケニル
    スルホニル基、C2-6アルキニルスルホニル基、C6-14
    アリールスルホニル基、ニトロ基、アミノ基、モノもし
    くはジC1-6アルキルアミノ基、ヒドロキシ基、シアノ
    基、スルファモイル基、メルカプト基、ハロゲン原子、
    ホルムアミド基、C1-6アルキル−カルボニルアミノ
    基、C1-6アルキルスルホニルオキシ基、ハロゲンで1
    〜3個置換されていてもよいC1-6アルキルチオ基、C
    2-6アルケニルチオ基、C2-6アルキニルチオ基およびC
    6-14アリールチオ基からなる群から選ばれる1〜3個の
    置換基で置換されていてもよく、または隣接する2つの
    置換基が一緒になってメチレンジオキシ基を形成しても
    よい、3ないし8員の環状炭化水素基を形成してもよ
    く、R4は(1)C1-6アルキル基,C3-6シクロアルキル
    基、C2-6アルケニル基,C3-6シクロアルケニル基,C
    2-6アルキニル基,C6-14アリール基,C7-19アラルキ
    ル基,C8-20アリールアルケニル基およびC8-20アリー
    ルアルキニル基から選ばれる炭化水素基(該炭化水素基
    がアルキル基,アルケニル基またはアルキニル基の場
    合、該炭化水素基は、上記置換基群(A)から選ばれる
    1〜4個の置換基で置換されていてもよい。該炭化水素
    基がシクロアルキル基,シクロアルケニル基,アリール
    基,アラルキル基,アリールアルケニル基またはアリー
    ルアルキニル基の場合、該炭化水素基は上記置換基群
    (A)から選ばれる置換基、ハロゲンで1〜5個置換さ
    れていてもよいC1-6アルキル基、C3-6シクロアルキル
    基、C2-6アルケニル基、C3-6シクロアルケニル基,C
    2-6アルキニル基,C6-14アリール基およびC7-19アラ
    ルキル基から選ばれる置換基で1〜5個置換されていて
    もよく、隣接する2つの置換基が一緒になってメチレン
    ジオキシ基を形成してもよい。)、(2)ハロゲンで1〜
    3個置換されていてもよいC1-6アルキル基、C3-6シク
    ロアルキル基、C2-6アルケニル基、C3-6シクロアルケ
    ニル基、C2-6アルキニル基、C6-14アリール基、C
    7-19アラルキル基、ハロゲンで1〜3個置換されていて
    もよいC1-6アルコキシ基、C2-6アルケニルオキシ基、
    2-6アルキニルオキシ基、C6-14アリールオキシ基、
    7-19アラルキルオキシ基、ホルミル基、C1-6アルキ
    ル−カルボニル基、C2-6アルケニル−カルボニル基、
    2-6アルキニル−カルボニル基、C3-6シクロアルキル
    −カルボニル基、C6-14アリール−カルボニル基、C
    1-6アルコキシ−カルボニル基、C2-6アルケニルオキシ
    −カルボニル基、C2-6アルキニルオキシ−カルボニル
    基、C3-6シクロアルキルオキシ−カルボニル基、C
    6-14アリールオキシ−カルボニル基、C7-19アラルキル
    −カルボニル基、C7-19アラルキルオキシ−カルボニル
    基、ハロゲンで1〜3個置換されていてもよいC1-6
    ルキルスルフィニル基、C2-6アルケニルスルフィニル
    基、C2-6アルキニルスルフィニル基、C6-14アリール
    スルフィニル基、ハロゲンで1〜3個置換されていても
    よいC1-6アルキルスルホニル基、C2-6アルケニルスル
    ホニル基、C2-6アルキニルスルホニル基、C6-14アリ
    ールスルホニル基、ニトロ基、アミノ基、モノもしくは
    ジC1-6アルキルアミノ基、ヒドロキシ基、シアノ基、
    スルファモイル基、メルカプト基、ハロゲン原子、ホル
    ムアミド基、C1-6アルキル−カルボニルアミノ基、C
    1-6アルキルスルホニルオキシ基、ハロゲンで1〜3個
    置換されていてもよいC1-6アルキルチオ基、C2-6アル
    ケニルチオ基、C2-6アルキニルチオ基およびC6-14
    リールチオ基からなる群から選ばれる1〜3個の置換基
    で置換されていてもよく、または隣接する2つの置換基
    が一緒になってメチレンジオキシ基を形成してもよい窒
    素原子(オキシド化されていてもよい)、酸素原子およ
    び硫黄原子(モノまたはジオキシド化されていてもよ
    い)から選ばれるヘテロ原子を1ないし4個含む3〜8
    員複素環基または該3〜8員複素環基とベンゼン環もし
    くは窒素原子(オキシド化されていてもよい)、酸素原
    子および硫黄原子(モノまたはジオキシド化されていて
    もよい)から選ばれるヘテロ原子を1ないし4個含む3
    〜8員複素環との縮合環基または(3)式 −W17 (式中、W1は酸素原子またはモノもしくはジオキシド
    化されていてもよい硫黄原子を、R7は(1)C1-6アルキ
    ル基,C3-6シクロアルキル基、C2-6アルケニル基,C
    3-6シクロアルケニル基,C2-6アルキニル基,C6-14
    リール基,C7-19アラルキル基,C8-20アリールアルケ
    ニル基およびC8-20アリールアルキニル基から選ばれる
    炭化水素基(該炭化水素基がアルキル基,アルケニル基
    またはアルキニル基の場合、該炭化水素基は、上記置換
    基群(A)から選ばれる1〜4個の置換基で置換されて
    いてもよい。該炭化水素基がシクロアルキル基,シクロ
    アルケニル基,アリール基,アラルキル基,アリールア
    ルケニル基またはアリールアルキニル基の場合、該炭化
    水素基は上記置換基群(A)から選ばれる置換基、ハロ
    ゲンで1〜5個置換されていてもよいC1-6アルキル
    基、C3-6シクロアルキル基、C2-6アルケニル基、C
    3-6シクロアルケニル基,C2-6アルキニル基,C6-14
    リール基およびC7-19アラルキル基から選ばれる置換基
    で1〜5個置換されていてもよく、隣接する2つの置換
    基が一緒になってメチレンジオキシ基を形成してもよ
    い。)または(2)ハロゲンで1〜3個置換されていても
    よいC1-6アルキル基、C3-6シクロアルキル基、C2-6
    アルケニル基、C3-6シクロアルケニル基,C2-6アルキ
    ニル基、C6-14アリール基、C7-19アラルキル基、ハロ
    ゲンで1〜3個置換されていてもよいC1-6アルコキシ
    基、C2-6アルケニルオキシ基、C2-6アルキニルオキシ
    基、C6-14アリールオキシ基、C7-19アラルキルオキシ
    基、ホルミル基、C1-6アルキル−カルボニル基、C2-6
    アルケニル−カルボニル基、C2-6アルキニル−カルボ
    ニル基、C3-6シクロアルキル−カルボニル基、C6-14
    アリール−カルボニル基、C1-6アルコキシ−カルボニ
    ル基、C2-6アルケニルオキシ−カルボニル基、C2-6
    ルキニルオキシ−カルボニル基、C3-6シクロアルキル
    オキシ−カルボニル基、C6-14アリールオキシ−カルボ
    ニル基、C7-19アラルキル−カルボニル基、C7- 19アラ
    ルキルオキシ−カルボニル基、ハロゲンで1〜3個置換
    されていてもよいC1-6アルキルスルフィニル基、C2-6
    アルケニルスルフィニル基、C2-6アルキニルスルフィ
    ニル基、C6-14アリールスルフィニル基、ハロゲンで1
    〜3個置換されていてもよいC1-6アルキルスルホニル
    基、C2-6アルケニルスルホニル基、C2-6アルキニルス
    ルホニル基、C6-14アリールスルホニル基、ニトロ基、
    アミノ基、モノもしくはジC1-6アルキルアミノ基、ヒ
    ドロキシ基、シアノ基、スルファモイル基、メルカプト
    基、ハロゲン原子、ホルムアミド基、C1-6アルキル−
    カルボニルアミノ基、C1-6アルキルスルホニルオキシ
    基、ハロゲンで1〜3個置換されていてもよいC1-6
    ルキルチオ基、C2-6アルケニルチオ基、C2-6アルキニ
    ルチオ基およびC6-14アリールチオ基からなる群から選
    ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよく、また
    は隣接する2つの置換基が一緒になってメチレンジオキ
    シ基を形成してもよい窒素原子(オキシド化されていて
    もよい)、酸素原子および硫黄原子(モノまたはジオキ
    シド化されていてもよい)から選ばれるヘテロ原子を1
    ないし4個含む3〜8員複素環基または該3〜8員複素
    環基とベンゼン環もしくは窒素原子(オキシド化されて
    いてもよい)、酸素原子および硫黄原子(モノまたはジ
    オキシド化されていてもよい)から選ばれるヘテロ原子
    を1ないし4個含む3〜8員複素環との縮合環基を示
    す。)で表される基を示し、−A−は式 【化5】 (式中、R8は水素原子またはC1-6アルキル基,C3-6
    シクロアルキル基、C2-6アルケニル基,C3-6シクロア
    ルケニル基,C2-6アルキニル基,C6-14アリール基,
    7-19アラルキル基,C8-20アリールアルケニル基およ
    びC8-20アリールアルキニル基から選ばれる炭化水素基
    (該炭化水素基がアルキル基,アルケニル基またはアル
    キニル基の場合、該炭化水素基は、上記置換基群(A)
    から選ばれる1〜4個の置換基で置換されていてもよ
    い。該炭化水素基がシクロアルキル基,シクロアルケニ
    ル基,アリール基,アラルキル基,アリールアルケニル
    基またはアリールアルキニル基の場合、該炭化水素基は
    上記置換基群(A)から選ばれる置換基、ハロゲンで1
    〜5個置換されていてもよいC1-6アルキル基、C3-6
    クロアルキル基、C2-6アルケニル基、C3-6シクロアル
    ケニル基,C2-6アルキニル基,C6-14アリール基およ
    びC7-19アラルキル基から選ばれる置換基で1〜5個置
    換されていてもよく、隣接する2つの置換基が一緒にな
    ってメチレンジオキシ基を形成してもよい。)を示し、
    9は(1)水素原子、(2)シアノ基、(3)C1-6アルキル
    基,C3-6シクロアルキル基、C2-6アルケニル基,C
    3-6シクロアルケニル基,C2-6アルキニル基,C6-14
    リール基,C7-19アラルキル基,C8-20アリールアルケ
    ニル基およびC8-20アリールアルキニル基から選ばれる
    炭化水素基(該炭化水素基がアルキル基,アルケニル基
    またはアルキニル基の場合、該炭化水素基は、上記置換
    基群(A)から選ばれる1〜4個の置換基で置換されて
    いてもよい。該炭化水素基がシクロアルキル基,シクロ
    アルケニル基,アリール基,アラルキル基,アリールア
    ルケニル基またはアリールアルキニル基の場合、該炭化
    水素基は上記置換基群(A)から選ばれる置換基、ハロ
    ゲンで1〜5個置換されていてもよいC1-6アルキル
    基、C3-6シクロアルキル基、C2-6アルケニル基、C
    3-6シクロアルケニル基,C2-6アルキニル基,C6-14
    リール基およびC7-19アラルキル基から選ばれる置換基
    で1〜5個置換されていてもよく、隣接する2つの置換
    基が一緒になってメチレンジオキシ基を形成してもよ
    い。)、(4)ハロゲンで1〜3個置換されていてもよい
    1-6アルキル基、C3-6シクロアルキル基、C2-6アル
    ケニル基、C3-6シクロアルケニル基,C2-6アルキニル
    基、C6-14アリール基、C7-19アラルキル基、ハロゲン
    で1〜3個置換されていてもよいC1-6アルコキシ基、
    2-6アルケニルオキシ基、C2-6アルキニルオキシ基、
    6-14アリールオキシ基、C7-19アラルキルオキシ基、
    ホルミル基、C1-6アルキル−カルボニル基、C2-6アル
    ケニル−カルボニル基、C2-6アルキニル−カルボニル
    基、C3-6シクロアルキル−カルボニル基、C6-14アリ
    ール−カルボニル基、C1-6アルコキシ−カルボニル
    基、C2-6アルケニルオキシ−カルボニル基、C2-6アル
    キニルオキシ−カルボニル基、C3-6シクロアルキルオ
    キシ−カルボニル基、C6-14アリールオキシ−カルボニ
    ル基、C7-19アラルキル−カルボニル基、C7-19アラル
    キルオキシ−カルボニル基、ハロゲンで1〜3個置換さ
    れていてもよいC1-6アルキルスルフィニル基、C2-6
    ルケニルスルフィニル基、C2-6アルキニルスルフィニ
    ル基、C6-14アリールスルフィニル基、ハロゲンで1〜
    3個置換されていてもよいC1-6アルキルスルホニル
    基、C2-6アルケニルスルホニル基、C2-6アルキニルス
    ルホニル基、C6-14アリールスルホニル基、ニトロ基、
    アミノ基、モノもしくはジC1-6アルキルアミノ基、ヒ
    ドロキシ基、シアノ基、スルファモイル基、メルカプト
    基、ハロゲン原子、ホルムアミド基、C1-6アルキル−
    カルボニルアミノ基、C1-6アルキルスルホニルオキシ
    基、ハロゲンで1〜3個置換されていてもよいC1-6
    ルキルチオ基、C2-6アルケニルチオ基、C2-6アルキニ
    ルチオ基およびC6-14アリールチオ基からなる群から選
    ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよく、また
    は隣接する2つの置換基が一緒になってメチレンジオキ
    シ基を形成してもよい窒素原子(オキシド化されていて
    もよい)、酸素原子および硫黄原子(モノまたはジオキ
    シド化されていてもよい)から選ばれるヘテロ原子を1
    ないし4個含む3〜8員複素環基または該3〜8員複素
    環基とベンゼン環もしくは窒素原子(オキシド化されて
    いてもよい)、酸素原子および硫黄原子(モノまたはジ
    オキシド化されていてもよい)から選ばれるヘテロ原子
    を1ないし4個含む3〜8員複素環との縮合環基、(5)
    ホルミル基,C1-6アルキル−カルボニル基,C2-6アル
    ケニル−カルボニル基,C2-6アルキニル−カルボニル
    基,C3-6シクロアルキル−カルボニル基,C6-14アリ
    ール−カルボニル基,C1-6アルコキシ−カルボニル
    基,C2-6アルケニルオキシ−カルボニル基,C2-6アル
    キニルオキシ−カルボニル基,C3-6シクロアルキルオ
    キシ−カルボニル基,C6-14アリールオキシ−カルボニ
    ル基,C7-19アラルキル−カルボニル基,C7-19アラル
    キルオキシ−カルボニル基,5〜6員複素環カルボニル
    基,縮合複素環カルボニル基および5〜6員複素環アセ
    チル基から選ばれるアシル基(該アシル基がアルキルカ
    ルボニル基,アルケニルカルボニル基,アルキニルカル
    ボニル基,アルコキシカルボニル基,アルケニルオキシ
    カルボニル基またはアルキニルオキシカルボニル基の場
    合、ヒドロキシ,シアノ,スルファモイル,メルカプ
    ト,カルボキシ,C1-6アルキルチオ基,ハロゲン原
    子,C1-6アルコキシ基,ニトロ基,C1-6アルコキシ−
    カルボニル基,アミノ,モノ又はジC1 -6アルキルアミ
    ノ基、C1-6アルコキシイミノ基およびヒドロキシイミ
    ノ基から選ばれる置換基で1〜3個置換されていてもよ
    く、 該アシル基がシクロアルキルカルボニル基,アリールカ
    ルボニル基,シクロアルキルオキシカルボニル基,アリ
    −ルオキシカルボニル基、アラルキルカルボニル基、ア
    ラルキルオキシカルボニル基、5〜6員複素環カルボニ
    ル基、縮合複素環カルボニル基または5〜6員複素環ア
    セチル基の場合、ハロゲンで1〜3個置換されていても
    よいC1-6アルキル基、C3-6シクロアルキル基,C2-6
    アルケニル基,C3-6シクロアルケニル基,C2-6アルキ
    ニル基,ハロゲンで1〜3個置換されていてもよいC
    1-6アルコキシ基,ホルミル基,C1-6アルキル−カルボ
    ニル基,C2-6アルケニル−カルボニル基、C2-6アルキ
    ニル−カルボニル基、C3-6シクロアルキル−カルボニ
    ル基、C6-14アリール−カルボニル基、C1-6アルコキ
    シ−カルボニル基、C2-6アルケニルオキシ−カルボニ
    ル基、C2-6アルキニルオキシ−カルボニル基、C3-6
    クロアルキルオキシ−カルボニル基、C6-14アリールオ
    キシ−カルボニル基、C7-19アラルキル−カルボニル
    基、C7-19アラルキルオキシ−カルボニル基,ニトロ
    基,アミノ基、ヒドロキシ基、シアノ基,スルファモイ
    ル基、メルカプト基、ハロゲン原子およびC1-6アルキ
    ルチオ基から選ばれる置換基で1〜5個置換されていて
    もよい。)、または(6)式 −OR15 (式中、R15は(i)水素原子、(ii)C1-6アルキル基,C
    3-6シクロアルキル基、C2-6アルケニル基,C3-6シク
    ロアルケニル基,C2-6アルキニル基,C6-14アリール
    基,C7-19アラルキル基,C8-20アリールアルケニル基
    およびC8-20アリールアルキニル基から選ばれる炭化水
    素基(該炭化水素基がアルキル基,アルケニル基または
    アルキニル基の場合、該炭化水素基は、上記置換基群
    (A)から選ばれる1〜4個の置換基で置換されていて
    もよい。該炭化水素基がシクロアルキル基,シクロアル
    ケニル基,アリール基,アラルキル基,アリールアルケ
    ニル基またはアリールアルキニル基の場合、該炭化水素
    基は上記置換基群(A)から選ばれる置換基、ハロゲン
    で1〜5個置換されていてもよいC1-6アルキル基、C
    3-6シクロアルキル基、C2-6アルケニル基、C3-6シク
    ロアルケニル基,C2-6アルキニル基,C6-14アリール
    基およびC7-19アラルキル基から選ばれる置換基で1〜
    5個置換されていてもよく、隣接する2つの置換基が一
    緒になってメチレンジオキシ基を形成してもよい。)、
    または(iii)ハロゲンで1〜3個置換されていてもよい
    1-6アルキル基、C3-6シクロアルキル基、C2-6アル
    ケニル基、C3-6シクロアルケニル基,C2-6アルキニル
    基、C6-14アリール基、C7-19アラルキル基、ハロゲン
    で1〜3個置換されていてもよいC1-6アルコキシ基、
    2-6アルケニルオキシ基、C2-6アルキニルオキシ基、
    6-14アリールオキシ基、C7-19アラルキルオキシ基、
    ホルミル基、C1-6アルキル−カルボニル基、C2-6アル
    ケニル−カルボニル基、C2-6アルキニル−カルボニル
    基、C3-6シクロアルキル−カルボニル基、C6-14アリ
    ール−カルボニル基、C1-6アルコキシ−カルボニル
    基、C2-6アルケニルオキシ−カルボニル基、C2-6アル
    キニルオキシ−カルボニル基、C3-6シクロアルキルオ
    キシ−カルボニル基、C6-14アリールオキシ−カルボニ
    ル基、C7-19アラルキル−カルボニル基、C7-19アラル
    キルオキシ−カルボニル基、ハロゲンで1〜3個置換さ
    れていてもよいC1-6アルキルスルフィニル基、C2-6
    ルケニルスルフィニル基、C2-6アルキニルスルフィニ
    ル基、C6-14アリールスルフィニル基、ハロゲンで1〜
    3個置換されていてもよいC1-6アルキルスルホニル
    基、C2-6アルケニルスルホニル基、C2-6アルキニルス
    ルホニル基、C6-14アリールスルホニル基、ニトロ基、
    アミノ基、モノもしくはジC1-6アルキルアミノ基、ヒ
    ドロキシ基、シアノ基、スルファモイル基、メルカプト
    基、ハロゲン原子、ホルムアミド基、C1-6アルキル−
    カルボニルアミノ基、C1-6アルキルスルホニルオキシ
    基、ハロゲンで1〜3個置換されていてもよいC1-6
    ルキルチオ基、C2-6アルケニルチオ基、C2-6アルキニ
    ルチオ基およびC6-14アリールチオ基からなる群から選
    ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよく、また
    は隣接する2つの置換基が一緒になってメチレンジオキ
    シ基を形成してもよい窒素原子(オキシド化されていて
    もよい)、酸素原子および硫黄原子(モノまたはジオキ
    シド化されていてもよい)から選ばれるヘテロ原子を1
    ないし4個含む3〜8員複素環基または該3〜8員複素
    環基とベンゼン環もしくは窒素原子(オキシド化されて
    いてもよい)、酸素原子および硫黄原子(モノまたはジ
    オキシド化されていてもよい)から選ばれるヘテロ原子
    を1ないし4個含む3〜8員複素環との縮合環基を示
    す。)で表される基を示し、R10は水素原子またはC
    1-6アルキル基,C3-6シクロアルキル基、C2-6アルケ
    ニル基,C3-6シクロアルケニル基,C2-6アルキニル
    基,C6-14アリール基,C7-19アラルキル基,C8-20
    リールアルケニル基およびC8-20アリールアルキニル基
    から選ばれる炭化水素基(該炭化水素基がアルキル基,
    アルケニル基またはアルキニル基の場合、該炭化水素基
    は、上記置換基群(A)から選ばれる1〜4個の置換基
    で置換されていてもよい。該炭化水素基がシクロアルキ
    ル基,シクロアルケニル基,アリール基,アラルキル
    基,アリールアルケニル基またはアリールアルキニル基
    の場合、該炭化水素基は上記置換基群(A)から選ばれ
    る置換基、ハロゲンで1〜5個置換されていてもよいC
    1-6アルキル基、C3-6シクロアルキル基、C2-6アルケ
    ニル基、C3-6シクロアルケニル基,C2-6アルキニル
    基,C6-14アリール基およびC7-19アラルキル基から選
    ばれる置換基で1〜5個置換されていてもよく、隣接す
    る2つの置換基が一緒になってメチレンジオキシ基を形
    成してもよい。)を示し、R11は(1)水素原子、(2)ハロ
    ゲン原子、(3)C1-6アルキル基,C3-6シクロアルキル
    基、C2-6アルケニル基,C3-6シクロアルケニル基,C
    2-6アルキニル基,C6-14アリール基,C7-19アラルキ
    ル基,C8-20アリールアルケニル基およびC8-20アリー
    ルアルキニル基から選ばれる炭化水素基(該炭化水素基
    がアルキル基,アルケニル基またはアルキニル基の場
    合、該炭化水素基は、上記置換基群(A)から選ばれる
    1〜4個の置換基で置換されていてもよい。該炭化水素
    基がシクロアルキル基,シクロアルケニル基,アリール
    基,アラルキル基,アリールアルケニル基またはアリー
    ルアルキニル基の場合、該炭化水素基は上記置換基群
    (A)から選ばれる置換基、ハロゲンで1〜5個置換さ
    れていてもよいC1-6アルキル基、C3-6シクロアルキル
    基、C2-6アルケニル基、C3-6シクロアルケニル基,C
    2-6アルキニル基,C6-14アリール基およびC7-19アラ
    ルキル基から選ばれる置換基で1〜5個置換されていて
    もよく、隣接する2つの置換基が一緒になってメチレン
    ジオキシ基を形成してもよい。)、(4)ハロゲンで1〜
    3個置換されていてもよいC1-6アルキル基、C3-6シク
    ロアルキル基、C2-6アルケニル基、C3-6シクロアルケ
    ニル基、C2-6アルキニル基、C6-14アリール基、C
    7-19アラルキル基、ハロゲンで1〜3個置換されていて
    もよいC1-6アルコキシ基、C2−6アルケニルオキシ
    基、C2−6アルキニルオキシ基、C6-14アリールオキ
    シ基、C7-19アラルキルオキシ基、ホルミル基、C1-6
    アルキル−カルボニル基、C2-6アルケニル−カルボニ
    ル基、C2-6アルキニル−カルボニル基、C3-6シクロア
    ルキル−カルボニル基、C6-14アリール−カルボニル
    基、C1-6アルコキシ−カルボニル基、C2-6アルケニル
    オキシ−カルボニル基、C2-6アルキニルオキシ−カル
    ボニル基、C3-6シクロアルキルオキシ−カルボニル
    基、C6-14アリールオキシ−カルボニル基、C7-19アラ
    ルキル−カルボニル基、C7-19アラルキルオキシ−カル
    ボニル基、ハロゲンで1〜3個置換されていてもよいC
    1-6アルキルスルフィニル基、C2-6アルケニルスルフィ
    ニル基、C2-6アルキニルスルフィニル基、C6-14アリ
    ールスルフィニル基、ハロゲンで1〜3個置換されてい
    てもよいC1-6アルキルスルホニル基、C2-6アルケニル
    スルホニル基、C2-6アルキニルスルホニル基、C6-14
    アリールスルホニル基、ニトロ基、アミノ基、モノもし
    くはジC1-6アルキルアミノ基、ヒドロキシ基、シアノ
    基、スルファモイル基、メルカプト基、ハロゲン原子、
    ホルムアミド基、C1-6アルキル−カルボニルアミノ
    基、C1-6アルキルスルホニルオキシ基、ハロゲンで1
    〜3個置換されていてもよいC1-6アルキルチオ基、C
    2-6アルケニルチオ基、C2-6アルキニルチオ基およびC
    6-14アリールチオ基からなる群から選ばれる1〜3個の
    置換基で置換されていてもよく、または隣接する2つの
    置換基が一緒になってメチレンジオキシ基を形成しても
    よい窒素原子(オキシド化されていてもよい)、酸素原
    子および硫黄原子(モノまたはジオキシド化されていて
    もよい)から選ばれるヘテロ原子を1ないし4個含む3
    〜8員複素環基または該3〜8員複素環基とベンゼン環
    もしくは窒素原子(オキシド化されていてもよい)、酸
    素原子および硫黄原子(モノまたはジオキシド化されて
    いてもよい)から選ばれるヘテロ原子を1ないし4個含
    む3〜8員複素環との縮合環基、または(5)式 −W216 (式中、W2は酸素原子またはモノもしくはジオキシド
    化されていてもよい硫黄原子を、R16は(i)水素原子、
    (ii)C1-6アルキル基,C3-6シクロアルキル基、C2-6
    アルケニル基,C3-6シクロアルケニル基,C2-6アルキ
    ニル基,C6-14アリール基,C7-19アラルキル基,C
    8-20アリールアルケニル基およびC8-20アリールアルキ
    ニル基から選ばれる炭化水素基(該炭化水素基がアルキ
    ル基,アルケニル基またはアルキニル基の場合、該炭化
    水素基は、上記置換基群(A)から選ばれる1〜4個の
    置換基で置換されていてもよい。該炭化水素基がシクロ
    アルキル基,シクロアルケニル基,アリール基,アラル
    キル基,アリールアルケニル基またはアリールアルキニ
    ル基の場合、該炭化水素基は上記置換基群(A)から選
    ばれる置換基、ハロゲンで1〜5個置換されていてもよ
    いC1-6アルキル基、C3-6シクロアルキル基、C2-6
    ルケニル基、C3-6シクロアルケニル基,C2-6アルキニ
    ル基,C6-14アリール基およびC7-19アラルキル基から
    選ばれる置換基で1〜5個置換されていてもよく、隣接
    する2つの置換基が一緒になってメチレンジオキシ基を
    形成してもよい。)、(iii)ハロゲンで1〜3個置換さ
    れていてもよいC1-6アルキル基、C3-6シクロアルキル
    基、C2-6アルケニル基、C3-6シクロアルケニル基,C
    2-6アルキニル基、C6-14アリール基、C7-19アラルキ
    ル基、ハロゲンで1〜3個置換されていてもよいC1-6
    アルコキシ基、C2-6アルケニルオキシ基、C2-6アルキ
    ニルオキシ基、C6-14アリールオキシ基、C7-19アラル
    キルオキシ基、ホルミル基、C1-6アルキル−カルボニ
    ル基、C2-6アルケニル−カルボニル基、C2-6アルキニ
    ル−カルボニル基、C3-6シクロアルキル−カルボニル
    基、C6-14アリール−カルボニル基、C1-6アルコキシ
    −カルボニル基、C2-6アルケニルオキシ−カルボニル
    基、C2-6アルキニルオキシ−カルボニル基、C3-6シク
    ロアルキルオキシ−カルボニル基、C6-14アリールオキ
    シ−カルボニル基、C7-19アラルキル−カルボニル基、
    7-19アラルキルオキシ−カルボニル基、ハロゲンで1
    〜3個置換されていてもよいC1-6アルキルスルフィニ
    ル基、C2-6アルケニルスルフィニル基、C2-6アルキニ
    ルスルフィニル基、C6-14アリールスルフィニル基、ハ
    ロゲンで1〜3個置換されていてもよいC1-6アルキル
    スルホニル基、C2-6アルケニルスルホニル基、C2-6
    ルキニルスルホニル基、C6-14アリールスルホニル基、
    ニトロ基、アミノ基、モノもしくはジC1-6アルキルア
    ミノ基、ヒドロキシ基、シアノ基、スルファモイル基、
    メルカプト基、ハロゲン原子、ホルムアミド基、C1-6
    アルキル−カルボニルアミノ基、C1-6アルキルスルホ
    ニルオキシ基、ハロゲンで1〜3個置換されていてもよ
    いC1-6アルキルチオ基、C2-6アルケニルチオ基、C
    2-6アルキニルチオ基およびC6-14アリールチオ基から
    なる群から選ばれる1〜3個の置換基で置換されていて
    もよく、または隣接する2つの置換基が一緒になってメ
    チレンジオキシ基を形成してもよい窒素原子(オキシド
    化されていてもよい)、酸素原子および硫黄原子(モノ
    またはジオキシド化されていてもよい)から選ばれるヘ
    テロ原子を1ないし4個含む3〜8員複素環基または該
    3〜8員複素環基とベンゼン環もしくは窒素原子(オキ
    シド化されていてもよい)、酸素原子および硫黄原子
    (モノまたはジオキシド化されていてもよい)から選ば
    れるヘテロ原子を1ないし4個含む3〜8員複素環との
    縮合環基、または(iv)ホルミル基,C1-6アルキル−カ
    ルボニル基,C2-6アルケニル−カルボニル基,C2-6
    ルキニル−カルボニル基,C3-6シクロアルキル−カル
    ボニル基,C6-14アリール−カルボニル基,C1-6アル
    コキシ−カルボニル基,C2-6アルケニルオキシ−カル
    ボニル基,C2-6アルキニルオキシ−カルボニル基,C
    3-6シクロアルキルオキシ−カルボニル基,C6-14アリ
    ールオキシ−カルボニル基,C7-19アラルキル−カルボ
    ニル基,C7-19アラルキルオキシ−カルボニル基,5〜
    6員複素環カルボニル基,縮合複素環カルボニル基およ
    び5〜6員複素環アセチル基から選ばれるアシル基(該
    アシル基がアルキルカルボニル基,アルケニルカルボニ
    ル基,アルキニルカルボニル基,アルコキシカルボニル
    基,アルケニルオキシカルボニル基またはアルキニルオ
    キシカルボニル基の場合、ヒドロキシ,シアノ,スルフ
    ァモイル,メルカプト,カルボキシ,C1-6アルキルチ
    オ基,ハロゲン原子,C1-6アルコキシ基,ニトロ基,
    1-6アルコキシ−カルボニル基,アミノ,モノ又はジ
    1-6アルキルアミノ基、C1-6アルコキシイミノ基およ
    びヒドロキシイミノ基から選ばれる置換基で1〜3個置
    換されていてもよく、 該アシル基がシクロアルキルカルボニル基,アリールカ
    ルボニル基,シクロアルキルオキシカルボニル基,アリ
    −ルオキシカルボニル基、アラルキルカルボニル基、ア
    ラルキルオキシカルボニル基、5〜6員複素環カルボニ
    ル基、縮合複素環カルボニル基または5〜6員複素環ア
    セチル基の場合、ハロゲンで1〜3個置換されていても
    よいC1-6アルキル基、C3-6シクロアルキル基,C2-6
    アルケニル基,C3-6シクロアルケニル基,C2-6アルキ
    ニル基,ハロゲンで1〜3個置換されていてもよいC
    1-6アルコキシ基,ホルミル基,C1-6アルキル−カルボ
    ニル基,C2-6アルケニル−カルボニル基、C2-6アルキ
    ニル−カルボニル基、C3-6シクロアルキル−カルボニ
    ル基、C6-14アリール−カルボニル基、C1-6アルコキ
    シ−カルボニル基、C2-6アルケニルオキシ−カルボニ
    ル基、C2-6アルキニルオキシ−カルボニル基、C3-6
    クロアルキルオキシ−カルボニル基、C6-14アリールオ
    キシ−カルボニル基、C7-19アラルキル−カルボニル
    基、C7-19アラルキルオキシ−カルボニル基,ニトロ
    基,アミノ基、ヒドロキシ基、シアノ基,スルファモイ
    ル基、メルカプト基、ハロゲン原子およびC1-6アルキ
    ルチオ基から選ばれる置換基で1〜5個置換されていて
    もよい。)を示す。)で表される基を示し、R12は水素
    原子、ハロゲン原子またはC1-6アルキル基,C3-6シク
    ロアルキル基、C2-6アルケニル基,C3-6シクロアルケ
    ニル基,C2-6アルキニル基,C6-14アリール基,C
    7-19アラルキル基,C8-20アリールアルケニル基および
    8-20アリールアルキニル基から選ばれる炭化水素基
    (該炭化水素基がアルキル基,アルケニル基またはアル
    キニル基の場合、該炭化水素基は、上記置換基群(A)
    から選ばれる1〜4個の置換基で置換されていてもよ
    い。該炭化水素基がシクロアルキル基,シクロアルケニ
    ル基,アリール基,アラルキル基,アリールアルケニル
    基またはアリールアルキニル基の場合、該炭化水素基は
    上記置換基群(A)から選ばれる置換基、ハロゲンで1
    〜5個置換されていてもよいC1-6アルキル基、C3-6
    クロアルキル基、C2-6アルケニル基、C3-6シクロアル
    ケニル基,C2-6アルキニル基,C6-14アリール基およ
    びC7-19アラルキル基から選ばれる置換基で1〜5個置
    換されていてもよく、隣接する2つの置換基が一緒にな
    ってメチレンジオキシ基を形成してもよい。)を示し、
    ここで、R8が結合する炭素原子はアミドの窒素原子と
    結合し、R9または=CR1112が結合する炭素原子は
    Zが結合する炭素原子と結合する。)で表される基を示
    し、 Zは(1)ハロゲン原子、(2)シアノ基、(3)C1-6アルキル
    基,C3-6シクロアルキル基、C2-6アルケニル基,C
    3-6シクロアルケニル基,C2-6アルキニル基,C6-14
    リール基,C7-19アラルキル基,C8-20アリールアルケ
    ニル基およびC8-20アリールアルキニル基から選ばれる
    炭化水素基(該炭化水素基がアルキル基,アルケニル基
    またはアルキニル基の場合、該炭化水素基は、上記置換
    基群(A)から選ばれる1〜4個の置換基で置換されて
    いてもよい。該炭化水素基がシクロアルキル基,シクロ
    アルケニル基,アリール基,アラルキル基,アリールア
    ルケニル基またはアリールアルキニル基の場合、該炭化
    水素基は上記置換基群(A)から選ばれる置換基、ハロ
    ゲンで1〜5個置換されていてもよいC1-6アルキル
    基、C3-6シクロアルキル基、C2-6アルケニル基、C
    3-6シクロアルケニル基,C2-6アルキニル基,C6-14
    リール基およびC7-19アラルキル基から選ばれる置換基
    で1〜5個置換されていてもよく、隣接する2つの置換
    基が一緒になってメチレンジオキシ基を形成してもよ
    い。)、(4)ホルミル基,C1-6アルキル−カルボニル
    基,C2-6アルケニル−カルボニル基,C2-6アルキニル
    −カルボニル基,C3-6シクロアルキル−カルボニル
    基,C6-14アリール−カルボニル基,C1-6アルコキシ
    −カルボニル基,C2-6アルケニルオキシ−カルボニル
    基,C2-6アルキニルオキシ−カルボニル基,C3-6シク
    ロアルキルオキシ−カルボニル基,C6-14アリールオキ
    シ−カルボニル基,C7-19アラルキル−カルボニル基,
    7-19アラルキルオキシ−カルボニル基,5〜6員複素
    環カルボニル基,縮合複素環カルボニル基および5〜6
    員複素環アセチル基から選ばれるアシル基(該アシル基
    がアルキルカルボニル基,アルケニルカルボニル基,ア
    ルキニルカルボニル基,アルコキシカルボニル基,アル
    ケニルオキシカルボニル基またはアルキニルオキシカル
    ボニル基の場合、ヒドロキシ,シアノ,スルファモイ
    ル,メルカプト,カルボキシ,C1-6アルキルチオ基,
    ハロゲン原子,C1-6アルコキシ基,ニトロ基,C1-6
    ルコキシ−カルボニル基,アミノ,モノ又はジC1-6
    ルキルアミノ基、C1-6アルコキシイミノ基およびヒド
    ロキシイミノ基から選ばれる置換基で1〜3個置換され
    ていてもよく、 該アシル基がシクロアルキルカルボニル基,アリールカ
    ルボニル基,シクロアルキルオキシカルボニル基,アリ
    −ルオキシカルボニル基、アラルキルカルボニル基、ア
    ラルキルオキシカルボニル基、5〜6員複素環カルボニ
    ル基、縮合複素環カルボニル基または5〜6員複素環ア
    セチル基の場合、ハロゲンで1〜3個置換されていても
    よいC1-6アルキル基、C3-6シクロアルキル基,C2-6
    アルケニル基,C3-6シクロアルケニル基,C2-6アルキ
    ニル基,ハロゲンで1〜3個置換されていてもよいC
    1-6アルコキシ基,ホルミル基,C1-6アルキル−カルボ
    ニル基,C2-6アルケニル−カルボニル基、C2-6アルキ
    ニル−カルボニル基、C3-6シクロアルキル−カルボニ
    ル基、C6-14アリール−カルボニル基、C1-6アルコキ
    シ−カルボニル基、C2-6アルケニルオキシ−カルボニ
    ル基、C2-6アルキニルオキシ−カルボニル基、C3-6
    クロアルキルオキシ−カルボニル基、C6-14アリールオ
    キシ−カルボニル基、C7-19アラルキル−カルボニル
    基、C7-19アラルキルオキシ−カルボニル基,ニトロ
    基,アミノ基、ヒドロキシ基、シアノ基,スルファモイ
    ル基、メルカプト基、ハロゲン原子およびC1-6アルキ
    ルチオ基から選ばれる置換基で1〜5個置換されていて
    もよい。)または(5)式 −CONR5a6a (式中、R5a及びR6aはそれぞれ水素原子またはC1-6
    アルキル基,C3-6シクロアルキル基、C2-6アルケニル
    基,C3-6シクロアルケニル基,C2-6アルキニル基,C
    6-14アリール基,C7-19アラルキル基,C8-20アリール
    アルケニル基およびC8-20アリールアルキニル基から選
    ばれる炭化水素基(該炭化水素基がアルキル基,アルケ
    ニル基またはアルキニル基の場合、該炭化水素基は、上
    記置換基群(A)から選ばれる1〜4個の置換基で置換
    されていてもよい。該炭化水素基がシクロアルキル基,
    シクロアルケニル基,アリール基,アラルキル基,アリ
    ールアルケニル基またはアリールアルキニル基の場合、
    該炭化水素基は上記置換基群(A)から選ばれる置換
    基、ハロゲンで1〜5個置換されていてもよいC1-6
    ルキル基、C3-6シクロアルキル基、C2-6アルケニル
    基、C3-6シクロアルケニル基,C2-6アルキニル基,C
    6-14アリール基およびC7-19アラルキル基から選ばれる
    置換基で1〜5個置換されていてもよく、隣接する2つ
    の置換基が一緒になってメチレンジオキシ基を形成して
    もよい。)を示す。)で表される基を示す請求項1記載
    の化合物またはその塩。
  3. 【請求項3】R1が式 【化6】 [式中、X1は同一または異なってハロゲン原子、ハロゲ
    ンで1〜3個置換されていてもよいC1-6アルキル基、
    2-6アルケニル基、C2-6アルキニル基、ハロゲンで1
    〜3個置換されていてもよいC1-6アルコキシ基、C2-6
    アルケニルオキシ基、C2-6アルキニルオキシ基、ハロ
    ゲンで1〜3個置換されていてもよいC1-6アルキルチ
    オ基、C2-6アルケニルチオ基、C2-6アルキニルチオ
    基、ハロゲンで1〜3個置換されていてもよいC1-6
    ルキルスルフィニル基、C2-6アルケニルスルフィニル
    基、C2-6アルキニルスルフィニル基、ハロゲンで1〜
    3個置換されていてもよいC1-6アルキルスルホニル
    基、C2-6アルケニルスルホニル基、C2-6アルキニルス
    ルホニル基、フェニル基、フェノキシ基、フェニルチオ
    基、フェニルスルフィニル基、フェニルスルホニル基、
    アミノ基、C1-6アルキルアミノ基、ジ(C1-6アルキ
    ル)アミノ基、シアノ基、ニトロ基、ヒドロキシ基、ベ
    ンジル基、ベンジルオキシ基、C1-6アルキル−カルボ
    ニル基、またはC1-6アルコキシ−カルボニル基を示す
    か、隣接する2つのX1が一緒になってメチレンジオキ
    シ基を形成してもよく、mは0〜3の整数を示し、D1
    は酸素原子、硫黄原子、または式NRd1(式中、Rd1
    水素原子、またはC1-6アルキル基を示す。)で表され
    る基を示す。]で表される基、または式 【化7】 [式中、X3は同一または異なってハロゲン原子、ハロゲ
    ンで1〜3個置換されていてもよいC1-6アルキル基、
    2-6アルケニル基、C2-6アルキニル基、ハロゲンで1
    〜3個置換されていてもよいC1-6アルコキシ基、ハロ
    ゲンで1〜3個置換されていてもよいC1-6アルキルチ
    オ基、C1-6アルキルスルフィニル基、C1-6アルキルス
    ルホニル基、C1-6アルキル−カルボニル基、C1-6アル
    コキシ−カルボニル基、フェノキシ基、ホルムアミド
    基、C1-6アルキル−カルボニルアミノ基、C1-6アルキ
    ルスルホニルオキシ基、シアノ基、またはニトロ基を、
    nは0〜3の整数を、D2は酸素原子、硫黄原子、また
    は式NRd2(式中、Rd2は水素原子、またはC1-6アル
    キル基を示す。)で表される基を示す。]で表される基
    である請求項1記載の化合物またはその塩。
  4. 【請求項4】R2及びR3がそれぞれハロゲンで1〜3個
    置換されていてもよいC1-6アルキル基である請求項1
    記載の化合物またはその塩。
  5. 【請求項5】R4が(1)それぞれハロゲン原子、ハロゲン
    で1〜3個置換されていてもよいC1-6アルキル基およ
    びハロゲンで1〜3個置換されていてもよいC1-6アル
    コキシ基から選ばれる1〜3個の置換基で置換されてい
    てもよい(i)フェニル基、(ii)ナフチル基または(iii)チ
    エニル基、(2)ハロゲンで1〜3個置換されていてもよ
    いC1-6アルコキシ基、(3)ハロゲンで1〜3個置換され
    ていてもよいC2-6アルケニルオキシ基、(4)ハロゲンで
    1〜3個置換されていてもよいC2-6アルキニルオキシ
    基、または(5)ハロゲンで1〜3個置換されていてもよ
    いフェノキシ基である請求項1記載の化合物またはその
    塩。
  6. 【請求項6】−A−が式 【化8】 (式中の記号は請求項1記載と同意義を示す。)で表さ
    れる基である請求項1記載の化合物またはその塩。
  7. 【請求項7】Zがハロゲン原子、シアノ基、ハロゲンで
    1〜3個置換されていてもよいC1-6アルキル基、式 −CO217 [式中、R17は(1)ハロゲンで1〜3個置換されていても
    よいC1-6アルキル基または(2)(i)ハロゲン原子、(ii)
    ハロゲンで1〜3個置換されていてもよいC1-6アルキ
    ル基または(iii)ハロゲンで1〜3個置換されていても
    よいC1-6アルコキシ基で1〜3個置換されていてもよ
    いC7-19アラルキル基を示す。]で表される基、式 −COR17X [式中、R17Xは水素原子またはハロゲンで1〜3個置換
    されていてもよいC1-6アルキル基を示す。]で表される
    基、または式 −CONR5b6b [式中、R5b及びR6bはそれぞれ水素原子またはハロゲ
    ンで1〜3個置換されていてもよいC1-6アルキル基を
    示す。]で表される基である請求項1記載の化合物また
    はその塩。
  8. 【請求項8】R8が水素原子またはC1-6アルキル基であ
    る請求項1記載の化合物またはその塩。
  9. 【請求項9】R9が(1)水素原子、(2)(i)ハロゲン、(ii)
    ヒドロキシ基、(iii)C1-6アルコキシ基、(iv)C1-6
    ルキルチオ基、(v)C1-6アルキルスルフィニル基、(vi)
    1-6アルキルスルホニル基、(vii)C1-6アルキル−カ
    ルボニルオキシ基または(viii)式=N−OR14[式中、
    14は請求項2記載と同意義を示す。]で表される基で
    1〜3個置換されていてもよいC1-6アルキル基、(3)C
    3-6シクロアルキル基、(4)C2-6アルケニル基、(5)C
    1-6アルコキシで1〜3個置換されていてもよいC1-6
    ルコキシ基、(6)シアノ基、(7)ホルミル基または(8)ヒ
    ドロキシ基である請求項1記載の化合物またはその塩。
  10. 【請求項10】R10が水素原子またはC1-6アルキル基
    である請求項1記載の化合物またはその塩。
  11. 【請求項11】R11が水素原子、ハロゲン原子、ハロゲ
    ンで1〜3個置換されていてもよいC1-6アルキル基、
    1-6アルコキシ基、C1-6アルキルチオ基、C1-6アル
    キルスルフィニル基またはC1-6アルキルスルホニル基
    であり、R12が水素原子、ハロゲン原子またはハロゲン
    で1〜3個置換されていてもよいC1-6アルキル基であ
    る請求項1記載の化合物またはその塩。
  12. 【請求項12】R1は(1)ハロゲン、C1-6アルキル基、
    1-6アルコキシ基、C1-6アルキルチオ基、C1-6アル
    キルスルフィニル基もしくはC1-6アルキルスルホニル
    基で1〜3個置換されていてもよいフェニル基、(2)ナ
    フチル基、(3)ハロゲンで1〜3個置換されていてもよ
    いピリジル基、(4)キノリル基、(5)イソキノリル基、
    (6)C1-4アルキルで1〜3個置換されていてもよいキナ
    ゾリニル基、(7)ハロゲンで1〜3個置換されていても
    よいイミダゾ〔1,2−a〕ピリジル基、(8)ハロゲン
    で1〜3個置換されていてもよい1,4−ベンゾジオキ
    シニル基、(9)ハロゲンで1〜3個置換されていてもよ
    い2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシニル基、
    (10)ベンゾフラニル基または(11)(i)ハロゲン、ハロゲ
    ンで1〜3個置換されていてもよいC1-6アルキル基、
    2-6アルケニル基、C2-6アルキニル基、C1-6アルコ
    キシ基、ハロゲンで1〜3個置換されていてもよいC
    1-6アルキルチオ基、C1-6アルキルスルホニルオキシ
    基、ホルムアミド基、C1-6アルキル−カルボニルアミ
    ノ基およびシアノ基から選ばれる1〜3個の置換基で置
    換されていてもよいフェニル基または(ii)C1-6アルキ
    ルで1〜2個置換されていてもよいチアゾリル基で置換
    されたカルバモイル基を、R2及びR3はそれぞれC1-6
    アルキル基を、R4は(1)ハロゲンもしくはC1-6アルキ
    ル基で1〜3個置換されていてもよいフェニル基または
    (2)C1-6アルコキシ基を、−A−は式 【化9】 (式中、R8は水素原子またはC1-6アルキル基を、R9
    は(1)水素原子、(2)ハロゲン、ヒドロキシ基、C1-6
    ルコキシ基、C1-6アルキルチオ基、C1-6アルキルスル
    フィニル基、C1-6アルキルスルホニル基、C1-6アルキ
    ル−カルボニルオキシ基、ヒドロキシイミノ基、C1-6
    アルコキシイミノ基もしくはC1-6アルキル−カルボニ
    ルオキシイミノ基で1〜3個置換されていてもよいC
    1-6アルキル基、(3)C3-6シクロアルキル基、(4)C2-6
    アルケニル基、(5)C1-6アルコキシ基で1〜3個置換さ
    れていてもよいC1-6アルコキシ基、(6)ホルミル基、
    (7)シアノ基または(8)ヒドロキシ基を、R10は水素原子
    またはC1-6アルキル基を、R11は水素原子、C1-6アル
    キル基、C1-6アルキルチオ基、C1-6アルキルスルフィ
    ニル基またはC1-6アルキルスルホニル基を、R12は水
    素原子を示す。)で表される基を、Zは(1)ハロゲンで
    1〜3個置換されていてもよいC1-6アルコキシ−カル
    ボニル基、(2)ハロゲンで1〜3個置換されていてもよ
    いC7-19アラルキルオキシ−カルボニル基、(3)C1-6
    ルキル−カルボニル基または(4)モノもしくはジ(C1-6
    アルキル)カルバモイル基を示す請求項1記載の化合物
    またはその塩。
  13. 【請求項13】メチル 1−(1−(3,5−ジクロロ
    フェニル)−1−メチルエチル)−1,3−ジヒドロ−
    4−メチル−2−オキソ−3−フェニル−2H−ピロー
    ル−3−カルボキシレートまたはその塩。
  14. 【請求項14】メチル 1−(1−(3,5−ジクロロ
    フェニル)−1−メチルエチル)−4−メチレン−2−
    オキソ−3−フェニルピロリジン−3−カルボキシレー
    トまたはその塩。
  15. 【請求項15】メチル 1−(1−(N−(2,5−ジ
    クロロフェニル)カルバモイル)−1−メチルエチル)
    −1,3−ジヒドロ−4−メチル−2−オキソ−3−フ
    ェニル−2H−ピロール−3−カルボキシレートまたは
    その塩。
  16. 【請求項16】メチル 1−(1−(3,5−ジクロロ
    フェニル)−1−メチルエチル)−1,3−ジヒドロ−
    3−(2−フルオロフェニル)−4−メチル−2−オキ
    ソ−2H−ピロール−3−カルボキシレートまたはその
    塩。
  17. 【請求項17】メチル 1−(1−(3,5−ジクロロ
    フェニル)−1−メチルエチル)−3−(2−フルオロ
    フェニル)−4−メチレン−2−オキソピロリジン−3
    −カルボキシレートまたはその塩。
  18. 【請求項18】メチル 1−(1−(N−(3,5−ジ
    クロロフェニル)カルバモイル)−1−メチルエチル)
    −4−メチレン−2−オキソ−3−フェニルピロリジン
    −3−カルボキシレートまたはその塩。
  19. 【請求項19】(1)式 【化10】 (式中、R9pは水素原子、置換されていてもよい炭化水
    素基または置換されていてもよい複素環基を、Lは脱離
    基を、その他の記号は請求項1記載と同意義を示す。)
    で表される化合物またはその塩を脱離反応に付し、式 【化11】 (式中、R9pは前記と同意義を、その他の記号は請求項
    1記載と同意義を示す。)で表される化合物またはその
    塩を製造し、所望により上記式(I-a-1)で表される化合
    物またはその塩を酸化剤と反応させ、式 【化12】 (式中、R9qは置換されていてもよいアシル基を、その
    他の記号は請求項1記載と同意義を示す。)で表される
    化合物またはその塩を製造するか、(2)式 【化13】 (式中、R9pおよびLは前記と同意義を、その他の記号
    は請求項1記載と同意義を示す。)で表される化合物ま
    たはその塩を脱離反応に付し、式 【化14】 (式中、R9pは前記と同意義を、その他の記号は請求項
    1記載と同意義を示す。)で表される化合物またはその
    塩を製造し、所望により上記式(I-b-1)で表される化合
    物またはその塩を酸化剤と反応させ、式 【化15】 (式中、R9qは前記と同意義を、その他の記号は請求項
    1記載と同意義を示す。)で表される化合物またはその
    塩を製造するか、(3)式 【化16】 (式中、各記号は請求項1記載と同意義を示す。)で表
    される化合物またはその塩を脱水反応に付し、式 【化17】 (式中、各記号は請求項1記載と同意義を示す。)で表
    される化合物またはその塩を製造するか、(4)式 【化18】 (式中、Y7はハロゲン原子を、その他の記号は請求項
    1記載と同意義を示す。)で表される化合物またはその
    塩を閉環反応に付し、式 【化19】 (式中、各記号は請求項1記載と同意義を示す。)で表
    される化合物またはその塩を製造するか、(5)式 【化20】 (式中、各記号は請求項1記載と同意義を示す。)で表
    される化合物またはその塩を式 R15−L4 (式中、L4は脱離基を、R15は請求項1記載と同意義
    を示す。)で表される化合物またはその塩と反応させ
    て、式 【化21】 (式中、各記号は請求項1記載と同意義を示す。)で表
    される化合物またはその塩を製造するか、(6)式 【化22】 (式中、R13は水素原子、またはそれぞれハロゲンで1
    〜3個置換されていてもよい(i)C1-6アルキル基、
    (ii)C6-14アリール基もしくは(iii)C7-19アラル
    キル基を、その他の記号は請求項1記載と同意義を示
    す。)で表される化合物またはその塩を式 R14xONH2 (式中、R14xは水素原子またはC1-6アルキル基を示
    す。)で表される化合物またはその塩と反応させて、式 【化23】 (式中、R13及びR14xは前記と同意義を、その他の記
    号は請求項1記載と同意義を示す。)で表される化合物
    またはその塩を製造するか、(7)式 【化24】 (式中、R13は前記と同意義を、その他の記号は請求項
    1記載と同意義を示す。)で表される化合物またはその
    塩を式 R14y−L2 (式中、R14yはハロゲンで1〜3個置換されていても
    よいC1-6アルキル−カルボニル基を、L2は脱離基を示
    す。)で表される化合物またはその塩と反応させて、式 【化25】 (式中、R13及びR14yは前記と同意義を、その他の記
    号は請求項1記載と同意義を示す。)で表される化合物
    またはその塩を製造するか、(8)上記(6)に記載の
    式(I-a-2a)または(I-b-2a)で表される化合物または
    その塩を還元剤と反応させて、式 【化26】 (式中、R13は前記と同意義を、その他の記号は請求項
    1記載と同意義を示す。)で表される化合物またはその
    塩を製造し、所望により上記式(I-a-1c)または(I-b-
    1c)で表される化合物またはその塩を式 R22−L6 (式中、R22はそれぞれハロゲンで1〜3個置換されて
    いてもよい(i)C1-6アルキル基または(ii)C1-6
    ルキル−カルボニル基を、L6は脱離基を示す。)で表
    される化合物またはその塩と反応させて、式 【化27】 (式中、R13及びR22は前記と同意義を、その他の記号
    は請求項1記載と同意義を示す。)で表される化合物ま
    たはその塩を製造するか、(9)上記(6)に記載の式
    (I-a-2a)または(I-b-2a)で表される化合物またはそ
    の塩を式 【化28】 (式中、R23及びR24はそれぞれ水素原子、ハロゲン原
    子、C1-6アルキル基またはC1-6アルコキシ基を、Ph
    はフェニル基を示す。)で表される化合物またはその塩
    と反応させて、式 【化29】 (式中、R13、R23及びR24は前記と同意義を、その他
    の記号は請求項1記載と同意義を示す。)で表される化
    合物またはその塩を製造するか、(10)上記(6)に
    記載の式(I-a-2a)または(I-b-2a)で表される化合物
    またはその塩をフッ素化剤と反応させて、式 【化30】 (式中、R13は前記と同意義を、その他の記号は請求項
    1記載と同意義を示す。)で表される化合物またはその
    塩を製造するか、(11)式 【化31】 (式中、R25はハロゲンで1〜3個置換されていてもよ
    いC1-6アルキル基、C2 -6アルケニル基、C2-6アルキ
    ニル基またはフェニル基を、qは0〜2の整数を、X1a
    は同一または異なってハロゲン原子またはハロゲンで1
    〜3個置換されていてもよいC1-6アルキル基を、その
    他の記号は請求項1記載と同意義を示す。)で表される
    化合物またはその塩を酸化剤と反応させて、式 【化32】 (式中、pは1または2を、R25、X1a及びqは前記と
    同意義を、その他の記号は請求項1記載と同意義を示
    す。)で表される化合物またはその塩を製造するか、
    (12)式 【化33】 (式中、R26はC1-6アルキル基を、その他の記号は請
    求項1記載と同意義を示す。)で表される化合物または
    その塩を酸化剤と反応させて、式 【化34】 (式中、R26及びpは前記と同意義を、その他の記号は
    請求項1記載と同意義を示す。)で表される化合物また
    はその塩を製造するか、(13)式 【化35】 (式中、R26は前記と同意義を、その他の記号は請求項
    1記載と同意義を示す。)で表される化合物またはその
    塩を酸化剤と反応させて、式 【化36】 (式中、R26及びpは前記と同意義を、その他の記号は
    請求項1記載と同意義を示す。)で表される化合物また
    はその塩を製造するか、(14)式 【化37】 (式中、各記号は請求項1記載と同意義を示す。)で表
    される化合物またはその塩を有機ロジウム錯体と反応さ
    せて、式 【化38】 (式中、各記号は請求項1記載と同意義を示す。)で表
    される化合物またはその塩を製造するか、(15)式 【化39】 (式中、R9pは前記と同意義を、その他の記号は請求項
    1記載と同意義を示す。)で表される化合物またはその
    塩をハロゲン化剤と反応させた後、式 HNR56 (式中、各記号は請求項1記載と同意義を示す。)で表
    される化合物またはその塩と反応させて、式 【化40】 (式中、R9pは前記と同意義を、その他の記号は請求項
    1記載と同意義を示す。)で表される化合物またはその
    塩を製造するか、(16)式 【化41】 (式中、R9pは前記と同意義を、その他の記号は請求項
    1記載と同意義を示す。)で表される化合物またはその
    塩をハロゲン化剤と反応させた後、式 HNR56 (式中、各記号は請求項1記載と同意義を示す。)で表
    される化合物またはその塩と反応させて、式 【化42】 (式中、R9pは前記と同意義を、その他の記号は請求項
    1記載と同意義を示す。)で表される化合物またはその
    塩を製造するか、(17)式 【化43】 (式中、R9pは前記と同意義を、その他の記号は請求項
    1記載と同意義を示す。)で表される化合物またはその
    塩をハロゲン化剤と反応させた後、得られる酸ハロゲン
    化物と、式 HNR56 (式中、各記号は請求項1記載と同意義を示す。)で表
    される化合物またはその塩とを反応させて、上記(1
    5)に記載の式(I-a-1r)または(I-c-r)で表される
    化合物またはその塩を製造するか、または(18)式 【化44】 (式中、R9pは前記と同意義を、その他の記号は請求項
    1記載と同意義を示す。)で表される化合物またはその
    塩をハロゲン化剤と反応させた後、得られる酸ハロゲン
    化物と、式 HNR56 (式中、各記号は請求項1記載と同意義を示す。)で表
    される化合物またはその塩とを反応させて、上記(1
    6)に記載の式(I-b-1r)または(I-d-r)で表される
    化合物またはその塩を製造することを特徴とする請求項
    1記載の化合物またはその塩の製造法。
  20. 【請求項20】式 【化45】 (式中、R9pは請求項19記載と同意義を、L1はハロ
    ゲン原子、ヒドロキシ基、−OS(O)Clまたは式 −OS(O)218 (式中、R18は置換されていてもよい炭化水素基を示
    す。)で表される基を、その他の記号は請求項1記載と
    同意義を示す。)で表される化合物またはその塩。
  21. 【請求項21】式 【化46】 (式中、各記号は請求項1記載と同意義を示す。)で表
    される化合物またはその塩。
  22. 【請求項22】式 【化47】 (式中、R1xは水素原子、ベンジル基またはtert-ブチ
    ル基を、R9pは請求項19記載と同意義を、その他の記
    号は請求項1記載と同意義を示す。)で表される化合物
    またはその塩。
  23. 【請求項23】請求項1記載の化合物またはその塩を含
    有することを特徴とする除草剤。
  24. 【請求項24】水田用除草剤である請求項23記載の除
    草剤。
  25. 【請求項25】請求項1記載の化合物の除草剤としての
    使用。
  26. 【請求項26】請求項1記載の化合物またはその塩を水
    田に施用することを特徴とする水田雑草の除草方法。
  27. 【請求項27】請求項1記載の化合物またはその塩を含
    有することを特徴とする水面浮遊性粒剤。
  28. 【請求項28】さらに結合剤、界面活性剤及び比重が1
    以下の粉末基剤を含有することを特徴とする請求項27
    記載の水面浮遊性粒剤。
  29. 【請求項29】結合剤が、カルボキシメチルセルロース
    またはその塩及びポリカルボン酸系高分子化合物または
    その塩から選ばれる1種以上である請求項28記載の水
    面浮遊性粒剤。
  30. 【請求項30】界面活性剤が、アルキルスルホサクシネ
    ートまたはアセチレングリコール系界面活性剤より選ば
    れる1種以上である請求項28記載の水面浮遊性粒剤。
  31. 【請求項31】比重が1以下の粉末基剤が、パーライト
    である請求項28記載の水面浮遊性粒剤。
  32. 【請求項32】さらに有機溶剤を含有することを特徴と
    する請求項27記載の水面浮遊性粒剤。
  33. 【請求項33】有機溶剤が、メチルナフタレンである請
    求項32記載の水面浮遊性粒剤。
  34. 【請求項34】さらに他の除草活性成分を含有すること
    を特徴とする請求項27記載の水面浮遊性粒剤。
  35. 【請求項35】他の除草活性成分がイマゾスルフロンで
    ある請求項34記載の水面浮遊性粒剤。
  36. 【請求項36】20ないし200g単位で水溶性フィル
    ムで包装した請求項27記載の水面浮遊性粒剤。
  37. 【請求項37】請求項1記載の化合物またはその塩を含
    有することを特徴とする水性懸濁剤。
  38. 【請求項38】さらに界面活性剤を含有することを特徴
    とする請求項37記載の水性懸濁剤。
  39. 【請求項39】界面活性剤が、アルキルスルホサクシネ
    ート及びポリオキシエチレンアルキルアリールリン酸エ
    ステル塩から選ばれる1種以上である請求項38記載の
    水性懸濁剤。
  40. 【請求項40】さらに他の除草活性成分を含有すること
    を特徴とする請求項37記載の水性懸濁剤。
  41. 【請求項41】他の除草活性成分がイマゾスルフロンで
    ある請求項40記載の水性懸濁剤。
JP11226535A 1998-08-11 1999-08-10 環状アミド化合物、その製造法、中間体及び除草剤 Pending JP2000119250A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11226535A JP2000119250A (ja) 1998-08-11 1999-08-10 環状アミド化合物、その製造法、中間体及び除草剤

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22743198 1998-08-11
JP10-227431 1998-08-11
JP11226535A JP2000119250A (ja) 1998-08-11 1999-08-10 環状アミド化合物、その製造法、中間体及び除草剤

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000119250A true JP2000119250A (ja) 2000-04-25

Family

ID=26527212

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11226535A Pending JP2000119250A (ja) 1998-08-11 1999-08-10 環状アミド化合物、その製造法、中間体及び除草剤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000119250A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006516140A (ja) * 2002-12-20 2006-06-22 メルク エンド カムパニー インコーポレーテッド 有糸分裂キネシン阻害剤
JP2012116788A (ja) * 2010-11-30 2012-06-21 Hokko Chem Ind Co Ltd 水面浮遊性農薬製剤
JP2012116787A (ja) * 2010-11-30 2012-06-21 Hokko Chem Ind Co Ltd 水面浮遊性除草製剤
WO2016056565A1 (ja) * 2014-10-10 2016-04-14 石原産業株式会社 アリールスルホンアミド系化合物又はその塩、並びにそれらを含有する除草剤

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006516140A (ja) * 2002-12-20 2006-06-22 メルク エンド カムパニー インコーポレーテッド 有糸分裂キネシン阻害剤
JP2012116788A (ja) * 2010-11-30 2012-06-21 Hokko Chem Ind Co Ltd 水面浮遊性農薬製剤
JP2012116787A (ja) * 2010-11-30 2012-06-21 Hokko Chem Ind Co Ltd 水面浮遊性除草製剤
WO2016056565A1 (ja) * 2014-10-10 2016-04-14 石原産業株式会社 アリールスルホンアミド系化合物又はその塩、並びにそれらを含有する除草剤

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2000009481A1 (fr) Composes d'amide cyclique, procedes de production correspondants, intermediaires correspondants et herbicides
KR101278609B1 (ko) 이속사졸린 유도체 및 제초제로서의 그들의 용도
KR100630530B1 (ko) 술파모일 화합물 및 농원예용 살균제
JP2002114751A (ja) 殺菌性のフェニル(チオ)ウレア及びフェニル(チオ)カーバメートの誘導体
WO2002090335A1 (fr) Composes de type azole, methode de preparation et utilisation desdits composes
JP3365633B2 (ja) 新規フエニルスルホニル尿素、それらの製造およびそれらの除草剤および植物生長調整剤としての用途
ES2663708T3 (es) Derivados de pirrolona sustituidos con isoxazilo herbicidas
PL172588B1 (pl) 2-[(4-Heterocykliczno-podstawiony-3-chlorowcofenoksymetylo)fenoksy]alkanian PL PL PL PL PL PL PL
CA2097418A1 (en) Substituted 5-aminopyrazoles
DE60118748T2 (de) Benzoxazolverbindungen, verfahren zu ihrer herstellung und herbizide
CN115335364A (zh) 5-卤代烷氧基-嘧啶化合物作为除草剂
US10781177B2 (en) Pyridine compound and use thereof
DE4123525A1 (de) Substituierte pyrimidinderivate und ihre verwendung zur bekaempfung unerwuenschten pflanzenwuchses
JP4370107B2 (ja) 環状化合物、その製造法および有害生物防除剤
JP2000119250A (ja) 環状アミド化合物、その製造法、中間体及び除草剤
JP3464237B2 (ja) N−ヘテロアリール−n’−(ピリド−2−イル−スルホニル)尿素類、それらの製造方法およびそれらの除草剤および植物生長調整剤としての用途
JPH05194492A (ja) 除草剤及び植物成長制御剤としてのピリジルスルホニル尿素化合物の塩類、それらの製造及びそれらの利用方法
JP2001151751A (ja) 環状アミド化合物及びその製造法
JP3253289B2 (ja) (アミノスルホニル)ピリジンカルボキシアミドの新規な水和物の製造方法
CN112300092B (zh) 杂环基烷基取代的二氯苯甲酰类化合物及其应用
WO1998049150A1 (en) Triazine derivatives, their production and agrochemical composition
CN115362147A (zh) 除草化合物
JPS6128642B2 (ja)
DD282849A5 (de) Mittel zum schuetzen von kulturpflanzen vor der phytotoxischen wirkung von herbiziden
DE2801429A1 (de) Substituierte bicyclische triazole und diese enthaltende zusammensetzungen