JP2001151751A - 環状アミド化合物及びその製造法 - Google Patents

環状アミド化合物及びその製造法

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JP2001151751A
JP2001151751A JP33341699A JP33341699A JP2001151751A JP 2001151751 A JP2001151751 A JP 2001151751A JP 33341699 A JP33341699 A JP 33341699A JP 33341699 A JP33341699 A JP 33341699A JP 2001151751 A JP2001151751 A JP 2001151751A
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JP
Japan
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carbonyl
alkyl
carbonyl group
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JP33341699A
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English (en)
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Takafumi Fusaka
隆文 符阪
Yasushi Tanaka
易 田中
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Takeda Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Takeda Chemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】優れた殺草活性を有し、しかも作物に薬害のな
い、選択性除草剤の提供。 【解決手段】一般式 [式中、R1は炭化水素基または複素環基を示し、R2
びR3はそれぞれ水素原子または炭化水素基を示すか、
またはR2及びR3は隣接する炭素原子と一緒になって3
ないし8員の環状炭化水素基を形成してもよく、R4
アリール基、複素環基または式−CONR56(式中、
5及びR6はそれぞれ水素原子、炭化水素基または複素
環基を示す。)で表される基を示し、Zはヒドロキシ
基、式−W17(式中、W1は酸素原子または酸化され
ていてもよい硫黄原子を、R7は炭化水素基を示す。)
で表される基または式−O−COR8(式中、R8は炭化
水素基を示す。)で表される基を示す。]で表される化
合物またはその塩。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は優れた選択的除草活
性を示す新規な環状アミド化合物及びその製造法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】現在、除草作用を有する種々の3−ピロ
リン−2−オン型化合物が報告されている(例えば特開
平3−204855号公報、同5−221972号公
報、同5−221973号公報、同6−25160号公
報、同6−172306号公報、同7−179420号
公報、同7−291926号公報、同7−300456
号公報、同7−330722号公報、同8−15136
4号公報、同8−311026号公報、同9−1245
96号公報等)。しかしこれらの3−ピロリン−2−オ
ン型化合物の中で4位に酸素原子または硫黄原子(モノ
またはジオキシド化されていてもよい)を介して結合す
る基で置換されたアルキル基を有する化合物は記載され
ていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これらの従来技術の3
−ピロリン−2−オン型化合物は、雑草に対する殺草効
果、栽培作物に対する薬害、哺乳動物や魚介類に対する
毒性、環境汚染の面などでまだ十分な性能を有している
とは言えず、これらの点につき、さらに改良された選択
的除草剤の開発が切望されている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、優れた殺
草活性を有し、しかも作物に薬害のない、選択性除草剤
の開発をめざし、鋭意研究を重ねた結果、一般式(I)
で表される化合物またはその塩が種々の水田雑草、畑地
雑草などに対して強力な殺草活性を有し、しかもイネ、
コムギ、オオムギ、ダイズ、トウモロコシ、ワタ等の栽
培作物に対し、薬害が顕著に軽減され、高い選択性除草
作用を示すことを知見し、さらにこれらの知見に基づい
て種々検討を重ねた結果、本発明を完成するに至った。
【0005】即ち、本発明は、〔1〕一般式
【化14】 [式中、R1は置換されていてもよい炭化水素基または置
換されていてもよい複素環基を示し、R2及びR3はそれ
ぞれ水素原子または置換されていてもよい炭化水素基を
示すか、またはR2及びR3は隣接する炭素原子と一緒に
なって置換されていてもよい3ないし8員の環状炭化水
素基を形成してもよく、R4は置換されていてもよいア
リール基、置換されていてもよい複素環基または式 −CONR56 (式中、R5及びR6はそれぞれ水素原子、置換されてい
てもよい炭化水素基または置換されていてもよい複素環
基を示す。)で表される基を示し、Zはヒドロキシ基、
式 −W17 (式中、W1は酸素原子または酸化されていてもよい硫
黄原子を、R7は置換されていてもよい炭化水素基を示
す。)で表される基または式 −O−COR8 (式中、R8は置換されていてもよい炭化水素基を示
す。)で表される基を示す。]で表される化合物(以
下、化合物(I)と略称することがある。)またはその
塩、〔2〕R1は[1]C1-6アルキル基、C3-6シクロア
ルキル基、C2-6アルケニル基、C3-6シクロアルケニル
基、C2-6アルキニル基、C6-14アリール基、C7-19
ラルキル基、C8-20アリールアルケニル基およびC8-20
アリールアルキニル基から選ばれる炭化水素基(該炭化
水素基がアルキル基、アルケニル基またはアルキニル基
の場合、該炭化水素基は、(1)ヒドロキシ基、(2)アミノ
基、(3)シアノ基、(4)スルファモイル基、(5)スルファ
モイルオキシ基、(6)メルカプト基、(7)ニトロ基、(8)
ハロゲン原子、(9)ハロゲンで1〜3個置換されていて
もよいC1-6アルキル基、C3-6シクロアルキル基、C
2-6アルケニル基、C3-6シクロアルケニル基、C2-6
ルキニル基、C6-14アリール基、C7-19アラルキル基、
ハロゲンで1〜3個置換されていてもよいC1-6アルコ
キシ基、C2-6アルケニルオキシ基、C2-6アルキニルオ
キシ基、C6-14アリールオキシ基、C7-19アラルキルオ
キシ基、ホルミル基、C1-6アルキル−カルボニル基、
2-6アルケニル−カルボニル基、C2-6アルキニル−カ
ルボニル基、C3-6シクロアルキル−カルボニル基、C
6-14アリール−カルボニル基、 C7-19アラルキル−カ
ルボニル基、C1-6アルコキシ−カルボニル基、C2-6
ルケニルオキシ−カルボニル基、C2-6アルキニルオキ
シ−カルボニル基、C3-6シクロアルキルオキシ−カル
ボニル基、C6-14アリールオキシ−カルボニル基、C
7-19アラルキルオキシ−カルボニル基、ハロゲンで1〜
3個置換されていてもよいC1-6アルキルチオ基、C2-6
アルケニルチオ基、C2-6アルキニルチオ基、C6-14
リールチオ基、ハロゲンで1〜3個置換されていてもよ
いC1-6アルキルスルフィニル基、C2-6アルケニルスル
フィニル基、C2-6アルキニルスルフィニル基、C6-14
アリールスルフィニル基、ハロゲンで1〜3個置換され
ていてもよいC1-6アルキルスルホニル基、C2-6アルケ
ニルスルホニル基、C2-6アルキニルスルホニル基、C
6-14アリールスルホニル基、ヒドロキシ基、アミノ基、
モノもしくはジC1-6アルキルアミノ基、シアノ基、ス
ルファモイル基、メルカプト基、ニトロ基、ハロゲン原
子、ホルムアミド基、C1-6アルキル−カルボニルアミ
ノ基およびC1-6アルキルスルホニルオキシ基からなる
群から選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよ
く、または隣接する2つの置換基が一緒になってメチレ
ンジオキシ基を形成してもよい窒素原子(オキシド化さ
れていてもよい)、酸素原子および硫黄原子(モノまた
はジオキシド化されていてもよい)から選ばれるヘテロ
原子を1ないし4個含む3〜8員複素環基または該3〜
8員複素環基とベンゼン環もしくは窒素原子(オキシド
化されていてもよい)、酸素原子および硫黄原子(モノ
またはジオキシド化されていてもよい)から選ばれるヘ
テロ原子を1ないし4個含む3〜8員複素環との縮合環
基、(10)ホルミル基、C1-6アルキル−カルボニル基、
2-6アルケニル−カルボニル基、C2-6アルキニル−カ
ルボニル基、C3-6シクロアルキル−カルボニル基、C
6-14アリール−カルボニル基、C7-19アラルキル−カル
ボニル基、C1-6アルコキシ−カルボニル基、C2-6アル
ケニルオキシ−カルボニル基、C2-6アルキニルオキシ
−カルボニル基、C3-6シクロアルキルオキシ−カルボ
ニル基、C6-14アリールオキシ−カルボニル基、C7-19
アラルキルオキシ−カルボニル基、5〜6員複素環カル
ボニル基、縮合複素環カルボニル基および5〜6員複素
環アセチル基から選ばれるアシル基(該アシル基がアル
キルカルボニル基、アルケニルカルボニル基、アルキニ
ルカルボニル基、アルコキシカルボニル基、アルケニル
オキシカルボニル基またはアルキニルオキシカルボニル
基の場合、ヒドロキシ基、アミノ基、モノ又はジC1-6
アルキルアミノ基、シアノ基、スルファモイル基、メル
カプト基、ニトロ基、ハロゲン原子、カルボキシル基、
1-6アルコキシ基、C1-6アルコキシ−カルボニル
基、C1-6アルキルチオ基、C1-6アルコキシイミノ基お
よびヒドロキシイミノ基から選ばれる置換基で1〜3個
置換されていてもよく、該アシル基がシクロアルキルカ
ルボニル基、アリールカルボニル基、アラルキルカルボ
ニル基、シクロアルキルオキシカルボニル基、アリ−ル
オキシカルボニル基、アラルキルオキシカルボニル基、
5〜6員複素環カルボニル基、縮合複素環カルボニル基
または5〜6員複素環アセチル基の場合、ハロゲンで1
〜3個置換されていてもよいC1-6アルキル基、C3-6
クロアルキル基、C2-6アルケニル基、C3-6シクロアル
ケニル基、C2-6アルキニル基、ハロゲンで1〜3個置
換されていてもよいC1-6アルコキシ基、ホルミル基、
1-6アルキル−カルボニル基、C2-6アルケニル−カル
ボニル基、C2-6アルキニル−カルボニル基、C3-6シク
ロアルキル−カルボニル基、C6-14アリール−カルボニ
ル基、C7-19アラルキル−カルボニル基、C1-6アルコ
キシ−カルボニル基、C2-6アルケニルオキシ−カルボ
ニル基、C2-6アルキニルオキシ−カルボニル基、C3-6
シクロアルキルオキシ−カルボニル基、C6-14アリール
オキシ−カルボニル基、C7-19アラルキルオキシ−カル
ボニル基、C1-6アルキルチオ基、ヒドロキシ基、アミ
ノ基、シアノ基,スルファモイル基、メルカプト基、ニ
トロ基およびハロゲン原子から選ばれる置換基で1〜5
個置換されていてもよい。)(11)式−T−Q0〔式中、
0は(a)それぞれハロゲンで1〜5個置換されていても
よい(i)C1-6アルキル基、(ii)C3-6シクロアルキル
基、(iii)C2-6アルケニル基、(iv)C3-6シクロアルケ
ニル基、(v)C2-6アルキニル基、(vi)C6-14アリール
基、(vii)C7-19アラルキル基、(viii)C8-20アリール
アルケニル基および(ix)C8-20アリールアルキニル基か
ら選ばれる炭化水素基、(b)ハロゲンで1〜3個置換さ
れていてもよいC1-6アルキル基、C3-6シクロアルキル
基、C2-6アルケニル基、C3-6シクロアルケニル基、C
2-6アルキニル基、C6-14アリール基、C7-19アラルキ
ル基、ハロゲンで1〜3個置換されていてもよいC1-6
アルコキシ基、C2-6アルケニルオキシ基、C2-6アルキ
ニルオキシ基、C6-14アリールオキシ基、C7-19アラル
キルオキシ基、ホルミル基、C1-6アルキル−カルボニ
ル基、C2-6アルケニル−カルボニル基、C2-6アルキニ
ル−カルボニル基、C3-6シクロアルキル−カルボニル
基、C6-14アリール−カルボニル基、C7-19アラルキル
−カルボニル基、C1-6アルコキシ−カルボニル基、C
2-6アルケニルオキシ−カルボニル基、C2-6アルキニル
オキシ−カルボニル基、C3-6シクロアルキルオキシ−
カルボニル基、C6-14アリールオキシ−カルボニル基、
7-19アラルキルオキシ−カルボニル基、ハロゲンで1
〜3個置換されていてもよいC1-6アルキルチオ基、C
2-6アルケニルチオ基、C2-6アルキニルチオ基、C6-14
アリールチオ基、ハロゲンで1〜3個置換されていても
よいC1-6アルキルスルフィニル基、C2-6アルケニルス
ルフィニル基、C2-6アルキニルスルフィニル基、C
6-14アリールスルフィニル基、ハロゲンで1〜3個置換
されていてもよいC1-6アルキルスルホニル基、C2-6
ルケニルスルホニル基、C2-6アルキニルスルホニル
基、C6-14アリールスルホニル基、ヒドロキシ基、アミ
ノ基、モノもしくはジC1-6アルキルアミノ基、シアノ
基、スルファモイル基、メルカプト基、ニトロ基、ハロ
ゲン原子、ホルムアミド基、C1-6アルキル−カルボニ
ルアミノ基およびC1-6アルキルスルホニルオキシ基か
らなる群から選ばれる1〜3個の置換基で置換されてい
てもよく、または隣接する2つの置換基が一緒になって
メチレンジオキシ基を形成してもよい窒素原子(オキシ
ド化されていてもよい)、酸素原子および硫黄原子(モ
ノまたはジオキシド化されていてもよい)から選ばれる
ヘテロ原子を1ないし4個含む3〜8員複素環基または
該3〜8員複素環基とベンゼン環もしくは窒素原子(オ
キシド化されていてもよい)、酸素原子および硫黄原子
(モノまたはジオキシド化されていてもよい)から選ば
れるヘテロ原子を1ないし4個含む3〜8員複素環との
縮合環基、または(c)ホルミル基、C1-6アルキル−カル
ボニル基、C2-6アルケニル−カルボニル基、C2-6アル
キニル−カルボニル基、C3-6シクロアルキル−カルボ
ニル基、C6-14アリール−カルボニル基、C7-19アラル
キル−カルボニル基、C1-6アルコキシ−カルボニル
基、C2-6アルケニルオキシ−カルボニル基、C2-6アル
キニルオキシ−カルボニル基、C3-6シクロアルキルオ
キシ−カルボニル基、C6-14アリールオキシ−カルボニ
ル基、C7-19アラルキルオキシ−カルボニル基、5〜6
員複素環カルボニル基、縮合複素環カルボニル基および
5〜6員複素環アセチル基から選ばれるアシル基(該ア
シル基がアルキルカルボニル基、アルケニルカルボニル
基、アルキニルカルボニル基、アルコキシカルボニル
基、アルケニルオキシカルボニル基またはアルキニルオ
キシカルボニル基の場合、ヒドロキシ基、アミノ基、モ
ノ又はジC1-6アルキルアミノ基、シアノ基、スルファ
モイル基、メルカプト基、ニトロ基、ハロゲン原子、カ
ルボキシル基、C1-6アルコキシ基、C1-6アルコキシ−
カルボニル基、C1-6アルキルチオ基、C1-6アルコキシ
イミノ基およびヒドロキシイミノ基から選ばれる置換基
で1〜3個置換されていてもよく、該アシル基がシクロ
アルキルカルボニル基、アリールカルボニル基、アラル
キルカルボニル基、シクロアルキルオキシカルボニル
基、アリ−ルオキシカルボニル基、アラルキルオキシカ
ルボニル基、5〜6員複素環カルボニル基、縮合複素環
カルボニル基または5〜6員複素環アセチル基の場合、
ハロゲンで1〜3個置換されていてもよいC1-6アルキ
ル基、C3-6シクロアルキル基、C2-6アルケニル基、C
3-6シクロアルケニル基、C2-6アルキニル基、ハロゲン
で1〜3個置換されていてもよいC1-6アルコキシ基、
ホルミル基、C1-6アルキル−カルボニル基、C2-6アル
ケニル−カルボニル基、C2-6アルキニル−カルボニル
基、C3-6シクロアルキル−カルボニル基、C6-14アリ
ール−カルボニル基、C7-19アラルキル−カルボニル
基、C1-6アルコキシ−カルボニル基、C2-6アルケニル
オキシ−カルボニル基、C2-6アルキニルオキシ−カル
ボニル基、C3-6シクロアルキルオキシ−カルボニル
基、C6-14アリールオキシ−カルボニル基、C7-19アラ
ルキルオキシ−カルボニル基、C1-6アルキルチオ基、
ヒドロキシ基、アミノ基、シアノ基,スルファモイル
基、メルカプト基、ニトロ基およびハロゲン原子から選
ばれる置換基で1〜5個置換されていてもよい。)を、
TはO、−S(O)k−(kは0,1または2を示す)
またはS−Sを示す〕で表される基、(12)式
【化15】 〔式中、Q1は(a)水素原子、(b)それぞれハロゲンで1
〜5個置換されていてもよい(i)C1-6アルキル基、(ii)
3-6シクロアルキル基、(iii)C2-6アルケニル基、(i
v)C3-6シクロアルケニル基、(v)C2-6アルキニル基、
(vi)C6-14アリール基、(vii)C7-19アラルキル基、(vi
ii)C8-20アリールアルケニル基および(ix)C8-20アリ
ールアルキニル基から選ばれる炭化水素基または(c)ホ
ルミル基、C1-6アルキル−カルボニル基、C2-6アルケ
ニル−カルボニル基、C2-6アルキニル−カルボニル
基、C3-6シクロアルキル−カルボニル基、C6-14アリ
ール−カルボニル基、C7-19アラルキル−カルボニル
基、C1-6アルコキシ−カルボニル基、C2-6アルケニル
オキシ−カルボニル基、C2-6アルキニルオキシ−カル
ボニル基、C3-6シクロアルキルオキシ−カルボニル
基、C6-14アリールオキシ−カルボニル基、C7-19アラ
ルキルオキシ−カルボニル基、5〜6員複素環カルボニ
ル基、縮合複素環カルボニル基および5〜6員複素環ア
セチル基から選ばれるアシル基(該アシル基がアルキル
カルボニル基、アルケニルカルボニル基、アルキニルカ
ルボニル基、アルコキシカルボニル基、アルケニルオキ
シカルボニル基またはアルキニルオキシカルボニル基の
場合、ヒドロキシ基、アミノ基、モノ又はジC1-6アル
キルアミノ基、シアノ基、スルファモイル基、メルカプ
ト基、ニトロ基、ハロゲン原子、カルボキシル基、C
1-6アルコキシ基、C1-6アルコキシ−カルボニル基、C
1-6アルキルチオ基、C1-6アルコキシイミノ基およびヒ
ドロキシイミノ基から選ばれる置換基で1〜3個置換さ
れていてもよく、該アシル基がシクロアルキルカルボニ
ル基、アリールカルボニル基、アラルキルカルボニル
基、シクロアルキルオキシカルボニル基、アリ−ルオキ
シカルボニル基、アラルキルオキシカルボニル基、5〜
6員複素環カルボニル基、縮合複素環カルボニル基また
は5〜6員複素環アセチル基の場合、ハロゲンで1〜3
個置換されていてもよいC1-6アルキル基、C3-6シクロ
アルキル基、C2-6アルケニル基、C3-6シクロアルケニ
ル基、C2-6アルキニル基、ハロゲンで1〜3個置換さ
れていてもよいC1-6アルコキシ基、ホルミル基、C1-6
アルキル−カルボニル基、C2-6アルケニル−カルボニ
ル基、C2-6アルキニル−カルボニル基、C3-6シクロア
ルキル−カルボニル基、C6-14アリール−カルボニル
基、C7-19アラルキル−カルボニル基、C1-6アルコキ
シ−カルボニル基、C2-6アルケニルオキシ−カルボニ
ル基、C2-6アルキニルオキシ−カルボニル基、C3-6
クロアルキルオキシ−カルボニル基、C6-14アリールオ
キシ−カルボニル基、C7-19アラルキルオキシ−カルボ
ニル基、C1-6アルキルチオ基、ヒドロキシ基、アミノ
基、シアノ基、スルファモイル基、メルカプト基、ニト
ロ基およびハロゲン原子から選ばれる置換基で1〜5個
置換されていてもよい。)を、Q2は(a)それぞれハロゲ
ンで1〜5個置換されていてもよい(i)C1-6アルキル
基、(ii)C3-6シクロアルキル基、(iii)C2-6アルケニ
ル基、(iv)C3-6シクロアルケニル基、(v)C2-6アルキ
ニル基、(vi)C6-14アリール基、(vii)C7-19アラルキ
ル基、(viii)C8-20アリールアルケニル基および(ix)C
8-20アリールアルキニル基から選ばれる炭化水素基また
は(b)ホルミル基、C1-6アルキル−カルボニル基、C
2-6アルケニル−カルボニル基、C2-6アルキニル−カル
ボニル基、C3-6シクロアルキル−カルボニル基、C
6-14アリール−カルボニル基、C7-19アラルキル−カル
ボニル基、C1-6アルコキシ−カルボニル基、C2-6アル
ケニルオキシ−カルボニル基、C2-6アルキニルオキシ
−カルボニル基、C3-6シクロアルキルオキシ−カルボ
ニル基、C6-14アリールオキシ−カルボニル基、C7-19
アラルキルオキシ−カルボニル基、5〜6員複素環カル
ボニル基、縮合複素環カルボニル基および5〜6員複素
環アセチル基から選ばれるアシル基(該アシル基がアル
キルカルボニル基、アルケニルカルボニル基、アルキニ
ルカルボニル基、アルコキシカルボニル基、アルケニル
オキシカルボニル基またはアルキニルオキシカルボニル
基の場合、ヒドロキシ基、アミノ基、モノ又はジC1-6
アルキルアミノ基、シアノ基、スルファモイル基、メル
カプト基、ニトロ基、ハロゲン原子、カルボキシル基、
1-6アルコキシ基、C1-6アルコキシ−カルボニル基、
1-6アルキルチオ基、C1-6アルコキシイミノ基および
ヒドロキシイミノ基から選ばれる置換基で1〜3個置換
されていてもよく、該アシル基がシクロアルキルカルボ
ニル基、アリールカルボニル基、アラルキルカルボニル
基、シクロアルキルオキシカルボニル基、アリ−ルオキ
シカルボニル基、アラルキルオキシカルボニル基、5〜
6員複素環カルボニル基、縮合複素環カルボニル基また
は5〜6員複素環アセチル基の場合、ハロゲンで1〜3
個置換されていてもよいC1-6アルキル基、C3-6シクロ
アルキル基、C2-6アルケニル基、C3-6シクロアルケニ
ル基、C2-6アルキニル基、ハロゲンで1〜3個置換さ
れていてもよいC1-6アルコキシ基、ホルミル基、C1-6
アルキル−カルボニル基、C2-6アルケニル−カルボニ
ル基、C2-6アルキニル−カルボニル基、C3-6シクロア
ルキル−カルボニル基、C6-14アリール−カルボニル
基、C7 -19アラルキル−カルボニル基、C1-6アルコキ
シ−カルボニル基、C2-6アルケニルオキシ−カルボニ
ル基、C2-6アルキニルオキシ−カルボニル基、C3-6
クロアルキルオキシ−カルボニル基、C6-14アリールオ
キシ−カルボニル基、C7-19アラルキルオキシ−カルボ
ニル基、C1-6アルキルチオ基、ヒドロキシ基、アミノ
基、シアノ基、スルファモイル基、メルカプト基、ニト
ロ基およびハロゲン原子から選ばれる置換基で1〜5個
置換されていてもよい。)を示すか、またはQ1および
2は隣接する窒素原子とともに3ないし7員環を形成
してもよい。〕で表される基、(13)式
【化16】 〔式中の記号は前記と同意義を示す。〕で表される基、
(14)(a)(i)C1-6アルキル基、(ii)C3-6シクロアルキル
基、(iii)C2-6アルケニル基、(iv)C3-6シクロアルケ
ニル基、(v)C2-6アルキニル基、(vi)C6-14アリール
基、(vii)C7-19アラルキル基、(viii)C8-20アリール
アルケニル基および(ix)C8-20アリールアルキニル基か
ら選ばれる炭化水素基、(b)ハロゲンで1〜3個置換さ
れていてもよいC1-6アルキル基、C3-6シクロアルキル
基、C2-6アルケニル基、C3-6シクロアルケニル基、C
2-6アルキニル基、C6-14アリール基、C7-19アラルキ
ル基、ハロゲンで1〜3個置換されていてもよいC1-6
アルコキシ基、C2-6アルケニルオキシ基、C2-6アルキ
ニルオキシ基、C6-14アリールオキシ基、C7-19アラル
キルオキシ基、ホルミル基、C1-6アルキル−カルボニ
ル基、C2-6アルケニル−カルボニル基、C2-6アルキニ
ル−カルボニル基、C3-6シクロアルキル−カルボニル
基、C6-14アリール−カルボニル基、C7-19アラルキル
−カルボニル基、C1-6アルコキシ−カルボニル基、C
2-6アルケニルオキシ−カルボニル基、C2-6アルキニル
オキシ−カルボニル基、C3-6シクロアルキルオキシ−
カルボニル基、C6-14アリールオキシ−カルボニル基、
7-19アラルキルオキシ−カルボニル基、ハロゲンで1
〜3個置換されていてもよいC1-6アルキルチオ基、C
2-6アルケニルチオ基、C2-6アルキニルチオ基、C6-14
アリールチオ基、ハロゲンで1〜3個置換されていても
よいC1-6アルキルスルフィニル基、C2-6アルケニルス
ルフィニル基、C2-6アルキニルスルフィニル基、C
6-14アリールスルフィニル基、ハロゲンで1〜3個置換
されていてもよいC1-6アルキルスルホニル基、C2-6
ルケニルスルホニル基、C2-6アルキニルスルホニル
基、C6-14アリールスルホニル基、ヒドロキシ基、アミ
ノ基、モノもしくはジC1-6アルキルアミノ基、シアノ
基、スルファモイル基、メルカプト基、ニトロ基、ハロ
ゲン原子、ホルムアミド基、C1-6アルキル−カルボニ
ルアミノ基およびC1-6アルキルスルホニルオキシ基か
らなる群から選ばれる1〜3個の置換基で置換されてい
てもよく、または隣接する2つの置換基が一緒になって
メチレンジオキシ基を形成してもよい窒素原子(オキシ
ド化されていてもよい)、酸素原子および硫黄原子(モ
ノまたはジオキシド化されていてもよい)から選ばれる
ヘテロ原子を1ないし4個含む3〜8員複素環基または
該3〜8員複素環基とベンゼン環もしくは窒素原子(オ
キシド化されていてもよい)、酸素原子および硫黄原子
(モノまたはジオキシド化されていてもよい)から選ば
れるヘテロ原子を1ないし4個含む3〜8員複素環との
縮合環基または(c)ホルミル基、C1-6アルキル−カルボ
ニル基、C2-6アルケニル−カルボニル基、C2-6アルキ
ニル−カルボニル基、C3-6シクロアルキル−カルボニ
ル基、C6-14アリール−カルボニル基、C7-19アラルキ
ル−カルボニル基、C1-6アルコキシ−カルボニル基、
2-6アルケニルオキシ−カルボニル基、C2-6アルキニ
ルオキシ−カルボニル基、C3-6シクロアルキルオキシ
−カルボニル基、C6-14アリールオキシ−カルボニル
基、C7-19アラルキルオキシ−カルボニル基、5〜6員
複素環カルボニル基、縮合複素環カルボニル基および5
〜6員複素環アセチル基から選ばれるアシル基(該アシ
ル基がアルキルカルボニル基、アルケニルカルボニル
基、アルキニルカルボニル基、アルコキシカルボニル
基、アルケニルオキシカルボニル基またはアルキニルオ
キシカルボニル基の場合、ヒドロキシ基、アミノ基、モ
ノ又はジC1-6アルキルアミノ基、シアノ基、スルファ
モイル基、メルカプト基、ニトロ基、ハロゲン原子、カ
ルボキシル基、C1-6アルコキシ基、C1-6アルコキシ−
カルボニル基、C1-6アルキルチオ基、C1-6アルコキシ
イミノ基およびヒドロキシイミノ基から選ばれる置換基
で1〜3個置換されていてもよく、該アシル基がシクロ
アルキルカルボニル基、アリールカルボニル基、アラル
キルカルボニル基、シクロアルキルオキシカルボニル
基、アリ−ルオキシカルボニル基、アラルキルオキシカ
ルボニル基、5〜6員複素環カルボニル基、縮合複素環
カルボニル基または5〜6員複素環アセチル基の場合、
ハロゲンで1〜3個置換されていてもよいC1-6アルキ
ル基、C3-6シクロアルキル基、C2-6アルケニル基、C
3-6シクロアルケニル基、C2-6アルキニル基、ハロゲン
で1〜3個置換されていてもよいC1-6アルコキシ基、
ホルミル基、C1-6アルキル−カルボニル基、C2-6アル
ケニル−カルボニル基、C2-6アルキニル−カルボニル
基、C3-6シクロアルキル−カルボニル基、C6-14アリ
ール−カルボニル基、C7-19アラルキル−カルボニル
基、C1-6アルコキシ−カルボニル基、C2-6アルケニル
オキシ−カルボニル基、C2-6アルキニルオキシ−カル
ボニル基、C3-6シクロアルキルオキシ−カルボニル
基、C6-14アリールオキシ−カルボニル基、C7-19アラ
ルキルオキシ−カルボニル基、C1-6アルキルチオ基、
ヒドロキシ基、アミノ基、シアノ基、スルファモイル
基、メルカプト基、ニトロ基およびハロゲン原子から選
ばれる置換基で1〜5個置換されていてもよい。)で1
ないし2個置換されていてもよいカルバモイル基、(15)
(a)(i)C1-6アルキル基、(ii)C3-6シクロアルキル基、
(iii)C2-6アルケニル基、(iv)C3-6シクロアルケニル
基、(v)C2-6アルキニル基、(vi)C6-14アリール基、(v
ii)C7-19アラルキル基、(viii)C8-20アリールアルケ
ニル基および(ix)C8-20アリールアルキニル基から選ば
れる炭化水素基、(b)ハロゲンで1〜3個置換されてい
てもよいC1-6アルキル基、C3-6シクロアルキル基、C
2-6アルケニル基、C3-6シクロアルケニル基、C2-6
ルキニル基、C6-14アリール基、C7-19アラルキル基、
ハロゲンで1〜3個置換されていてもよいC1-6アルコ
キシ基、C2-6アルケニルオキシ基、C2-6アルキニルオ
キシ基、C6-14アリールオキシ基、C7-19アラルキルオ
キシ基、ホルミル基、C1-6アルキル−カルボニル基、
2-6アルケニル−カルボニル基、C2-6アルキニル−カ
ルボニル基、C3-6シクロアルキル−カルボニル基、C
6-14アリール−カルボニル基、C7-19アラルキル−カル
ボニル基、C1-6アルコキシ−カルボニル基、C2-6アル
ケニルオキシ−カルボニル基、C2- 6アルキニルオキシ
−カルボニル基、C3-6シクロアルキルオキシ−カルボ
ニル基、C6-14アリールオキシ−カルボニル基、C7-19
アラルキルオキシ−カルボニル基、ハロゲンで1〜3個
置換されていてもよいC1-6アルキルチオ基、C2-6アル
ケニルチオ基、C2-6アルキニルチオ基、C6-14アリー
ルチオ基、ハロゲンで1〜3個置換されていてもよいC
1-6アルキルスルフィニル基、C2-6アルケニルスルフィ
ニル基、C2-6アルキニルスルフィニル基、C6-14アリ
ールスルフィニル基、ハロゲンで1〜3個置換されてい
てもよいC1-6アルキルスルホニル基、C2-6アルケニル
スルホニル基、C2-6アルキニルスルホニル基、C6-14
アリールスルホニル基、ヒドロキシ基、アミノ基、モノ
もしくはジC1-6アルキルアミノ基、シアノ基、スルフ
ァモイル基、メルカプト基、ニトロ基、ハロゲン原子、
ホルムアミド基、C1-6アルキル−カルボニルアミノ基
およびC1-6アルキルスルホニルオキシ基からなる群か
ら選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよく、
または隣接する2つの置換基が一緒になってメチレンジ
オキシ基を形成してもよい窒素原子(オキシド化されて
いてもよい)、酸素原子および硫黄原子(モノまたはジ
オキシド化されていてもよい)から選ばれるヘテロ原子
を1ないし4個含む3〜8員複素環基または該3〜8員
複素環基とベンゼン環もしくは窒素原子(オキシド化さ
れていてもよい)、酸素原子および硫黄原子(モノまた
はジオキシド化されていてもよい)から選ばれるヘテロ
原子を1ないし4個含む3〜8員複素環との縮合環基ま
たは(c)ホルミル基、C1-6アルキル−カルボニル基、C
2-6アルケニル−カルボニル基、C2-6アルキニル−カル
ボニル基、C3-6シクロアルキル−カルボニル基、C
6-14アリール−カルボニル基、C7-19アラルキル−カル
ボニル基、C1-6アルコキシ−カルボニル基、C2-6アル
ケニルオキシ−カルボニル基、C2-6アルキニルオキシ
−カルボニル基、C3-6シクロアルキルオキシ−カルボ
ニル基、C6-14アリールオキシ−カルボニル基、C7-19
アラルキルオキシ−カルボニル基、5〜6員複素環カル
ボニル基、縮合複素環カルボニル基および5〜6員複素
環アセチル基から選ばれるアシル基(該アシル基がアル
キルカルボニル基、アルケニルカルボニル基、アルキニ
ルカルボニル基、アルコキシカルボニル基、アルケニル
オキシカルボニル基またはアルキニルオキシカルボニル
基の場合、ヒドロキシ基、アミノ基、モノ又はジC1-6
アルキルアミノ基、シアノ基、スルファモイル基、メル
カプト基、ニトロ基、ハロゲン原子、カルボキシル基、
1-6アルコキシ基、C1-6アルコキシ−カルボニル基、
1-6アルキルチオ基、C1-6アルコキシイミノ基および
ヒドロキシイミノ基から選ばれる置換基で1〜3個置換
されていてもよく、該アシル基がシクロアルキルカルボ
ニル基、アリールカルボニル基、アラルキルカルボニル
基、シクロアルキルオキシカルボニル基、アリ−ルオキ
シカルボニル基、アラルキルオキシカルボニル基、5〜
6員複素環カルボニル基、縮合複素環カルボニル基また
は5〜6員複素環アセチル基の場合、ハロゲンで1〜3
個置換されていてもよいC1-6アルキル基、C3-6シクロ
アルキル基、C2-6アルケニル基、C3-6シクロアルケニ
ル基、C2-6アルキニル基、ハロゲンで1〜3個置換さ
れていてもよいC1-6アルコキシ基、ホルミル基、C1-6
アルキル−カルボニル基、C2-6アルケニル−カルボニ
ル基、C2-6アルキニル−カルボニル基、C3-6シクロア
ルキル−カルボニル基、C6-14アリール−カルボニル
基、C7 -19アラルキル−カルボニル基、C1-6アルコキ
シ−カルボニル基、C2-6アルケニルオキシ−カルボニ
ル基、C2-6アルキニルオキシ−カルボニル基、C3-6
クロアルキルオキシ−カルボニル基、C6-14アリールオ
キシ−カルボニル基、C7-19アラルキルオキシ−カルボ
ニル基、C1-6アルキルチオ基、ヒドロキシ基、アミノ
基、シアノ基、スルファモイル基、メルカプト基、ニト
ロ基およびハロゲン原子から選ばれる置換基で1〜5個
置換されていてもよい。)で1ないし2個置換されてい
てもよいカルバモイルオキシ基、(16)(a)(i)C1-6アル
キル基、(ii)C3-6シクロアルキル基、(iii)C2-6アル
ケニル基、(iv)C3-6シクロアルケニル基、(v)C2-6
ルキニル基、(vi)C6-14アリール基、(vii)C7-19アラ
ルキル基、(viii)C8-20アリールアルケニル基および(i
x)C8-20アリールアルキニル基から選ばれる炭化水素
基、(b)ハロゲンで1〜3個置換されていてもよいC1-6
アルキル基、C3-6シクロアルキル基、C2-6アルケニル
基、C3-6シクロアルケニル基、C2-6アルキニル基、C
6-14アリール基、C7-19アラルキル基、ハロゲンで1〜
3個置換されていてもよいC1-6アルコキシ基、C2-6
ルケニルオキシ基、C2-6アルキニルオキシ基、C6-14
アリールオキシ基、C7-19アラルキルオキシ基、ホルミ
ル基、C1-6アルキル−カルボニル基、C2-6アルケニル
−カルボニル基、C2-6アルキニル−カルボニル基、C
3-6シクロアルキル−カルボニル基、C6-14アリール−
カルボニル基、C7-19アラルキル−カルボニル基、C
1-6アルコキシ−カルボニル基、C2-6アルケニルオキシ
−カルボニル基、C2-6アルキニルオキシ−カルボニル
基、C3-6シクロアルキルオキシ−カルボニル基、C
6-14アリールオキシ−カルボニル基、C7-19アラルキル
オキシ−カルボニル基、ハロゲンで1〜3個置換されて
いてもよいC1-6アルキルチオ基、C2-6アルケニルチオ
基、C2-6アルキニルチオ基、C6-14アリールチオ基、
ハロゲンで1〜3個置換されていてもよいC1-6アルキ
ルスルフィニル基、C2-6アルケニルスルフィニル基、
2-6アルキニルスルフィニル基、C6-14アリールスル
フィニル基、ハロゲンで1〜3個置換されていてもよい
1-6アルキルスルホニル基、C2-6アルケニルスルホニ
ル基、C2-6アルキニルスルホニル基、C6-14アリール
スルホニル基、ヒドロキシ基、アミノ基、モノもしくは
ジC1-6アルキルアミノ基、シアノ基、スルファモイル
基、メルカプト基、ニトロ基、ハロゲン原子、ホルムア
ミド基、C1-6アルキル−カルボニルアミノ基およびC
1-6アルキルスルホニルオキシ基からなる群から選ばれ
る1〜3個の置換基で置換されていてもよく、または隣
接する2つの置換基が一緒になってメチレンジオキシ基
を形成してもよい窒素原子(オキシド化されていてもよ
い)、酸素原子および硫黄原子(モノまたはジオキシド
化されていてもよい)から選ばれるヘテロ原子を1ない
し4個含む3〜8員複素環基または該3〜8員複素環基
とベンゼン環もしくは窒素原子(オキシド化されていて
もよい)、酸素原子および硫黄原子(モノまたはジオキ
シド化されていてもよい)から選ばれるヘテロ原子を1
ないし4個含む3〜8員複素環との縮合環基または(c)
ホルミル基、C1-6アルキル−カルボニル基、C2-6アル
ケニル−カルボニル基、C2-6アルキニル−カルボニル
基、C3-6シクロアルキル−カルボニル基、C6-14アリ
ール−カルボニル基、C7-19アラルキル−カルボニル
基、C1-6アルコキシ−カルボニル基、C2-6アルケニル
オキシ−カルボニル基、C2-6アルキニルオキシ−カル
ボニル基、C3-6シクロアルキルオキシ−カルボニル
基、C6-14アリールオキシ−カルボニル基、C7-19アラ
ルキルオキシ−カルボニル基、5〜6員複素環カルボニ
ル基、縮合複素環カルボニル基および5〜6員複素環ア
セチル基から選ばれるアシル基(該アシル基がアルキル
カルボニル基、アルケニルカルボニル基、アルキニルカ
ルボニル基、アルコキシカルボニル基、アルケニルオキ
シカルボニル基またはアルキニルオキシカルボニル基の
場合、ヒドロキシ基、アミノ基、モノ又はジC1-6アル
キルアミノ基、シアノ基、スルファモイル基、メルカプ
ト基、ニトロ基、ハロゲン原子、カルボキシル基、C
1-6アルコキシ基、C1-6アルコキシ−カルボニル基、C
1-6アルキルチオ基、C1-6アルコキシイミノ基およびヒ
ドロキシイミノ基から選ばれる置換基で1〜3個置換さ
れていてもよく、該アシル基がシクロアルキルカルボニ
ル基、アリールカルボニル基、アラルキルカルボニル
基、シクロアルキルオキシカルボニル基、アリ−ルオキ
シカルボニル基、アラルキルオキシカルボニル基、5〜
6員複素環カルボニル基、縮合複素環カルボニル基また
は5〜6員複素環アセチル基の場合、ハロゲンで1〜3
個置換されていてもよいC1-6アルキル基、C3-6シクロ
アルキル基、C2-6アルケニル基、C3-6シクロアルケニ
ル基、C2-6アルキニル基、ハロゲンで1〜3個置換さ
れていてもよいC1-6アルコキシ基、ホルミル基、C1-6
アルキル−カルボニル基、C2-6アルケニル−カルボニ
ル基、C2-6アルキニル−カルボニル基、C3-6シクロア
ルキル−カルボニル基、C6-14アリール−カルボニル
基、C7-19アラルキル−カルボニル基、C1-6アルコキ
シ−カルボニル基、C2-6アルケニルオキシ−カルボニ
ル基、C2-6アルキニルオキシ−カルボニル基、C3-6
クロアルキルオキシ−カルボニル基、C6-14アリールオ
キシ−カルボニル基、C7-19アラルキルオキシ−カルボ
ニル基、C1-6アルキルチオ基、ヒドロキシ基、アミノ
基、シアノ基、スルファモイル基、メルカプト基、ニト
ロ基およびハロゲン原子から選ばれる置換基で1〜5個
置換されていてもよい。)で1ないし2個置換されてい
てもよいウレイド基、(17)(a)(i)C1-6アルキル基、(i
i)C3-6シクロアルキル基、(iii)C2-6アルケニル基、
(iv)C3-6シクロアルケニル基、(v)C2-6アルキニル
基、(vi)C6-14アリール基、(vii)C7-19アラルキル
基、(viii)C8-20アリールアルケニル基および(ix)C
8-20アリールアルキニル基から選ばれる炭化水素基、
(b)ハロゲンで1〜3個置換されていてもよいC1-6アル
キル基、C3-6シクロアルキル基、C2-6アルケニル基、
3-6シクロアルケニル基、C2-6アルキニル基、C6-14
アリール基、C7-19アラルキル基、ハロゲンで1〜3個
置換されていてもよいC1-6アルコキシ基、C2-6アルケ
ニルオキシ基、C2-6アルキニルオキシ基、C6-14アリ
ールオキシ基、C7-19アラルキルオキシ基、ホルミル
基、C1-6アルキル−カルボニル基、C2-6アルケニル−
カルボニル基、C2-6アルキニル−カルボニル基、C3-6
シクロアルキル−カルボニル基、C6-14アリール−カル
ボニル基、C7-19アラルキル−カルボニル基、C1-6
ルコキシ−カルボニル基、C2-6アルケニルオキシ−カ
ルボニル基、C2-6アルキニルオキシ−カルボニル基、
3-6シクロアルキルオキシ−カルボニル基、C6-14
リールオキシ−カルボニル基、C7-19アラルキルオキシ
−カルボニル基、ハロゲンで1〜3個置換されていても
よいC1-6アルキルチオ基、C2-6アルケニルチオ基、C
2-6アルキニルチオ基、C6-14アリールチオ基、ハロゲ
ンで1〜3個置換されていてもよいC1-6アルキルスル
フィニル基、C2-6アルケニルスルフィニル基、C2-6
ルキニルスルフィニル基、C6-14アリールスルフィニル
基、ハロゲンで1〜3個置換されていてもよいC1-6
ルキルスルホニル基、C2-6アルケニルスルホニル基、
2-6アルキニルスルホニル基、C6-14アリールスルホ
ニル基、ヒドロキシ基、アミノ基、モノもしくはジC
1-6アルキルアミノ基、シアノ基、スルファモイル基、
メルカプト基、ニトロ基、ハロゲン原子、ホルムアミド
基、C1-6アルキル−カルボニルアミノ基およびC1-6
ルキルスルホニルオキシ基からなる群から選ばれる1〜
3個の置換基で置換されていてもよく、または隣接する
2つの置換基が一緒になってメチレンジオキシ基を形成
してもよい窒素原子(オキシド化されていてもよい)、
酸素原子および硫黄原子(モノまたはジオキシド化され
ていてもよい)から選ばれるヘテロ原子を1ないし4個
含む3〜8員複素環基または該3〜8員複素環基とベン
ゼン環もしくは窒素原子(オキシド化されていてもよ
い)、酸素原子および硫黄原子(モノまたはジオキシド
化されていてもよい)から選ばれるヘテロ原子を1ない
し4個含む3〜8員複素環との縮合環基または(c)ホル
ミル基、C1-6アルキル−カルボニル基、C2-6アルケニ
ル−カルボニル基、C2-6アルキニル−カルボニル基、
3-6シクロアルキル−カルボニル基、C6-14アリール
−カルボニル基、C7-19アラルキル−カルボニル基、C
1-6アルコキシ−カルボニル基、C2-6アルケニルオキシ
−カルボニル基、C2-6アルキニルオキシ−カルボニル
基、C3-6シクロアルキルオキシ−カルボニル基、C
6-14アリールオキシ−カルボニル基、C7-19アラルキル
オキシ−カルボニル基、5〜6員複素環カルボニル基、
縮合複素環カルボニル基および5〜6員複素環アセチル
基から選ばれるアシル基(該アシル基がアルキルカルボ
ニル基、アルケニルカルボニル基、アルキニルカルボニ
ル基、アルコキシカルボニル基、アルケニルオキシカル
ボニル基またはアルキニルオキシカルボニル基の場合、
ヒドロキシ基、アミノ基、モノ又はジC1-6アルキルア
ミノ基、シアノ基、スルファモイル基、メルカプト基、
ニトロ基、ハロゲン原子、カルボキシル基、C1-6アル
コキシ基、C1-6アルコキシ−カルボニル基、C1-6アル
キルチオ基、C1-6アルコキシイミノ基およびヒドロキ
シイミノ基から選ばれる置換基で1〜3個置換されてい
てもよく、該アシル基がシクロアルキルカルボニル基、
アリールカルボニル基、アラルキルカルボニル基、シク
ロアルキルオキシカルボニル基、アリ−ルオキシカルボ
ニル基、アラルキルオキシカルボニル基、5〜6員複素
環カルボニル基、縮合複素環カルボニル基または5〜6
員複素環アセチル基の場合、ハロゲンで1〜3個置換さ
れていてもよいC1-6アルキル基、C3-6シクロアルキル
基、C2-6アルケニル基、C3-6シクロアルケニル基、C
2-6アルキニル基、ハロゲンで1〜3個置換されていて
もよいC1-6アルコキシ基、ホルミル基、C1-6アルキル
−カルボニル基、C2-6アルケニル−カルボニル基、C
2-6アルキニル−カルボニル基、C3-6シクロアルキル−
カルボニル基、C6-14アリール−カルボニル基、C7-19
アラルキル−カルボニル基、C1-6アルコキシ−カルボ
ニル基、C2-6アルケニルオキシ−カルボニル基、C2-6
アルキニルオキシ−カルボニル基、C3-6シクロアルキ
ルオキシ−カルボニル基、C6-14アリールオキシ−カル
ボニル基、C7-19アラルキルオキシ−カルボニル基、C
1-6アルキルチオ基、ヒドロキシ基、アミノ基、シアノ
基、スルファモイル基、メルカプト基、ニトロ基および
ハロゲン原子から選ばれる置換基で1〜5個置換されて
いてもよい。)で1ないし2個置換されていてもよいチ
オカルバモイル基、(18)カルボキシル基、(19)式−O−
SO2−Q2〔式中、Q2は前記と同意義を示す。〕で表
される基、(20)スルホ基、(21)式=N−OR9〔式中、
9は水素原子、C1-6アルキル基またはハロゲンで1〜
3個置換されていてもよいC1-6アルキル−カルボニル
基を示す。〕で表される基および(22)C3-6シクロアル
キル基からなる群(以下、置換基群(A)と呼称す
る。)から選ばれる1〜4個の置換基で置換されていて
もよい。上記炭化水素基がシクロアルキル基、シクロア
ルケニル基、アリール基、アラルキル基、アリールアル
ケニル基またはアリールアルキニル基の場合、該炭化水
素基は上記置換基群(A)から選ばれる置換基、ハロゲ
ンで1〜5個置換されていてもよいC1-6アルキル基、
2-6アルケニル基、C3-6シクロアルケニル基、C2-6
アルキニル基、C6-14アリール基およびC7-19アラルキ
ル基から選ばれる置換基で1〜5個置換されていてもよ
く、隣接する2つの置換基が一緒になってメチレンジオ
キシ基を形成してもよい。)または[2]ハロゲンで1〜
3個置換されていてもよいC1-6アルキル基、C3-6シク
ロアルキル基、C2-6アルケニル基、C3-6シクロアルケ
ニル基、C2-6アルキニル基、C6-14アリール基、C
7-19アラルキル基、ハロゲンで1〜3個置換されていて
もよいC1-6アルコキシ基、C2-6アルケニルオキシ基、
2-6アルキニルオキシ基、C6-14アリールオキシ基、
7-19アラルキルオキシ基、ホルミル基、C1-6アルキ
ル−カルボニル基、C2-6アルケニル−カルボニル基、
2-6アルキニル−カルボニル基、C3-6シクロアルキル
−カルボニル基、C6-14アリール−カルボニル基、C
7-19アラルキル−カルボニル基、C1-6アルコキシ−カ
ルボニル基、C2-6アルケニルオキシ−カルボニル基、
2-6アルキニルオキシ−カルボニル基、C3-6シクロア
ルキルオキシ−カルボニル基、C6-14アリールオキシ−
カルボニル基、C7-19アラルキルオキシ−カルボニル
基、ハロゲンで1〜3個置換されていてもよいC1-6
ルキルチオ基、C2-6アルケニルチオ基、C2-6アルキニ
ルチオ基、C6-14アリールチオ基、ハロゲンで1〜3個
置換されていてもよいC1-6アルキルスルフィニル基、
2-6アルケニルスルフィニル基、C2-6アルキニルスル
フィニル基、C6-14アリールスルフィニル基、ハロゲン
で1〜3個置換されていてもよいC1-6アルキルスルホ
ニル基、C2-6アルケニルスルホニル基、C2-6アルキニ
ルスルホニル基、C6-14アリールスルホニル基、ヒドロ
キシ基、アミノ基、モノもしくはジC1-6アルキルアミ
ノ基、シアノ基、スルファモイル基、メルカプト基、ニ
トロ基、ハロゲン原子、ホルムアミド基、C1-6アルキ
ル−カルボニルアミノ基およびC1-6アルキルスルホニ
ルオキシ基からなる群から選ばれる1〜3個の置換基で
置換されていてもよく、または隣接する2つの置換基が
一緒になってメチレンジオキシ基を形成してもよい窒素
原子(オキシド化されていてもよい)、酸素原子および
硫黄原子(モノまたはジオキシド化されていてもよい)
から選ばれるヘテロ原子を1ないし4個含む3〜8員複
素環基または該3〜8員複素環基とベンゼン環もしくは
窒素原子(オキシド化されていてもよい)、酸素原子お
よび硫黄原子(モノまたはジオキシド化されていてもよ
い)から選ばれるヘテロ原子を1ないし4個含む3〜8
員複素環との縮合環基を示し、R2及びR3はそれぞれ水
素原子またはC1-6アルキル基、C3-6シクロアルキル
基、C2-6アルケニル基、C3-6シクロアルケニル基、C
2-6アルキニル基、C6-14アリール基、C7-19アラルキ
ル基、C8-20アリールアルケニル基およびC8-20アリー
ルアルキニル基から選ばれる炭化水素基(該炭化水素基
がアルキル基、アルケニル基またはアルキニル基の場
合、該炭化水素基は、上記置換基群(A)から選ばれる
1〜4個の置換基で置換されていてもよい。該炭化水素
基がシクロアルキル基、シクロアルケニル基、アリール
基、アラルキル基、アリールアルケニル基またはアリー
ルアルキニル基の場合、該炭化水素基は上記置換基群
(A)から選ばれる置換基、ハロゲンで1〜5個置換さ
れていてもよいC1-6アルキル基、C2-6アルケニル基、
3-6シクロアルケニル基、C2-6アルキニル基、C6-14
アリール基およびC7-19アラルキル基から選ばれる置換
基で1〜5個置換されていてもよく、隣接する2つの置
換基が一緒になってメチレンジオキシ基を形成してもよ
い。)を示すか、またはR2及びR3は隣接する炭素原子
と一緒になって、ハロゲンで1〜3個置換されていても
よいC1-6アルキル基、C3-6シクロアルキル基、C2-6
アルケニル基、C3-6シクロアルケニル基、C2-6アルキ
ニル基、C6-14アリール基、C7-19アラルキル基、ハロ
ゲンで1〜3個置換されていてもよいC1-6アルコキシ
基、C2-6アルケニルオキシ基、C2-6アルキニルオキシ
基、C6-14アリールオキシ基、C7-19アラルキルオキシ
基、ホルミル基、C1-6アルキル−カルボニル基、C2-6
アルケニル−カルボニル基、C2-6アルキニル−カルボ
ニル基、C3-6シクロアルキル−カルボニル基、C6-14
アリール−カルボニル基、C7-19アラルキル−カルボニ
ル基、C1-6アルコキシ−カルボニル基、C2-6アルケニ
ルオキシ−カルボニル基、C2-6アルキニルオキシ−カ
ルボニル基、C3-6シクロアルキルオキシ−カルボニル
基、C6-14アリールオキシ−カルボニル基、C7-19アラ
ルキルオキシ−カルボニル基、ハロゲンで1〜3個置換
されていてもよいC1-6アルキルチオ基、C2-6アルケニ
ルチオ基、C2-6アルキニルチオ基、C6-14アリールチ
オ基、ハロゲンで1〜3個置換されていてもよいC1-6
アルキルスルフィニル基、C2-6アルケニルスルフィニ
ル基、C2-6アルキニルスルフィニル基、C6-14アリー
ルスルフィニル基、ハロゲンで1〜3個置換されていて
もよいC1-6アルキルスルホニル基、C2-6アルケニルス
ルホニル基、C2-6アルキニルスルホニル基、C6-14
リールスルホニル基、ヒドロキシ基、アミノ基、モノも
しくはジC1-6アルキルアミノ基、シアノ基、スルファ
モイル基、メルカプト基、ニトロ基、ハロゲン原子、ホ
ルムアミド基、C1-6アルキル−カルボニルアミノ基お
よびC1-6アルキルスルホニルオキシ基からなる群から
選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよく、ま
たは隣接する2つの置換基が一緒になってメチレンジオ
キシ基を形成してもよい、3ないし8員の環状炭化水素
基を形成してもよく、R4は(1) C6-14アリール基(該
アリール基は上記置換基群(A)から選ばれる置換基、
ハロゲンで1〜5個置換されていてもよいC1-6アルキ
ル基、C2-6アルケニル基、C3-6シクロアルケニル基、
2-6アルキニル基、C6-14アリール基およびC7-19
ラルキル基から選ばれる置換基で1〜5個置換されてい
てもよく、隣接する2つの置換基が一緒になってメチレ
ンジオキシ基を形成してもよい。)、(2)ハロゲンで1
〜3個置換されていてもよいC1-6アルキル基、C3-6
クロアルキル基、C2-6アルケニル基、C3-6シクロアル
ケニル基、C2-6アルキニル基、C6-14アリール基、C
7-19アラルキル基、ハロゲンで1〜3個置換されていて
もよいC1-6アルコキシ基、C2-6アルケニルオキシ基、
2-6アルキニルオキシ基、C6-14アリールオキシ基、
7-19アラルキルオキシ基、ホルミル基、C1-6アルキ
ル−カルボニル基、C2-6アルケニル−カルボニル基、
2-6アルキニル−カルボニル基、C3-6シクロアルキル
−カルボニル基、C6-14アリール−カルボニル基、C
7-19アラルキル−カルボニル基、C1-6アルコキシ−カ
ルボニル基、C2-6アルケニルオキシ−カルボニル基、
2-6アルキニルオキシ−カルボニル基、C3-6シクロア
ルキルオキシ−カルボニル基、C6-14アリールオキシ−
カルボニル基、C7-19アラルキルオキシ−カルボニル
基、ハロゲンで1〜3個置換されていてもよいC1-6
ルキルチオ基、C2-6アルケニルチオ基、C2-6アルキニ
ルチオ基、C6-14アリールチオ基、ハロゲンで1〜3個
置換されていてもよいC1-6アルキルスルフィニル基、
2-6アルケニルスルフィニル基、C2-6アルキニルスル
フィニル基、C6-14アリールスルフィニル基、ハロゲン
で1〜3個置換されていてもよいC1-6アルキルスルホ
ニル基、C2-6アルケニルスルホニル基、C2-6アルキニ
ルスルホニル基、C6-14アリールスルホニル基、ヒドロ
キシ基、アミノ基、モノもしくはジC1-6アルキルアミ
ノ基、シアノ基、スルファモイル基、メルカプト基、ニ
トロ基、ハロゲン原子、ホルムアミド基、C1-6アルキ
ル−カルボニルアミノ基およびC1-6アルキルスルホニ
ルオキシ基からなる群から選ばれる1〜3個の置換基で
置換されていてもよく、または隣接する2つの置換基が
一緒になってメチレンジオキシ基を形成してもよい窒素
原子(オキシド化されていてもよい)、酸素原子および
硫黄原子(モノまたはジオキシド化されていてもよい)
から選ばれるヘテロ原子を1ないし4個含む3〜8員複
素環基または該3〜8員複素環基とベンゼン環もしくは
窒素原子(オキシド化されていてもよい)、酸素原子お
よび硫黄原子(モノまたはジオキシド化されていてもよ
い)から選ばれるヘテロ原子を1ないし4個含む3〜8
員複素環との縮合環基または(3)式 −CONR56 (式中、R5及びR6はそれぞれ(1)水素原子、(2)C1-6
アルキル基、C3-6シクロアルキル基、C2-6アルケニル
基、C3-6シクロアルケニル基、C2-6アルキニル基、C
6-14アリール基、C7-19アラルキル基、C8-20アリール
アルケニル基およびC8-20アリールアルキニル基から選
ばれる炭化水素基(該炭化水素基がアルキル基、アルケ
ニル基またはアルキニル基の場合、該炭化水素基は、上
記置換基群(A)から選ばれる1〜4個の置換基で置換
されていてもよい。該炭化水素基がシクロアルキル基、
シクロアルケニル基、アリール基、アラルキル基、アリ
ールアルケニル基またはアリールアルキニル基の場合、
該炭化水素基は上記置換基群(A)から選ばれる置換
基、ハロゲンで1〜5個置換されていてもよいC1-6
ルキル基、C2-6アルケニル基、C3-6シクロアルケニル
基、C2-6アルキニル基、C6-14アリール基およびC
7-19アラルキル基から選ばれる置換基で1〜5個置換さ
れていてもよく、隣接する2つの置換基が一緒になって
メチレンジオキシ基を形成してもよい。)または(3)ハ
ロゲンで1〜3個置換されていてもよいC1-6アルキル
基、C3-6シクロアルキル基、C2-6アルケニル基、C
3-6シクロアルケニル基、C2-6アルキニル基、C6-14
リール基、C7-19アラルキル基、ハロゲンで1〜3個置
換されていてもよいC1-6アルコキシ基、C2-6アルケニ
ルオキシ基、C2-6アルキニルオキシ基、C6-14アリー
ルオキシ基、C7-19アラルキルオキシ基、ホルミル基、
1-6アルキル−カルボニル基、C2-6アルケニル−カル
ボニル基、C2-6アルキニル−カルボニル基、C3-6シク
ロアルキル−カルボニル基、C6-14アリール−カルボニ
ル基、C7-19アラルキル−カルボニル基、C1-6アルコ
キシ−カルボニル基、C2-6アルケニルオキシ−カルボ
ニル基、C2-6アルキニルオキシ−カルボニル基、C3-6
シクロアルキルオキシ−カルボニル基、C6-14アリール
オキシ−カルボニル基、C7-19アラルキルオキシ−カル
ボニル基、ハロゲンで1〜3個置換されていてもよいC
1-6アルキルチオ基、C2-6アルケニルチオ基、C2-6
ルキニルチオ基、C6-14アリールチオ基、ハロゲンで1
〜3個置換されていてもよいC1-6アルキルスルフィニ
ル基、C2-6アルケニルスルフィニル基、C2-6アルキニ
ルスルフィニル基、C6-14アリールスルフィニル基、ハ
ロゲンで1〜3個置換されていてもよいC1-6アルキル
スルホニル基、C2-6アルケニルスルホニル基、C2-6
ルキニルスルホニル基、C6-14アリールスルホニル基、
ヒドロキシ基、アミノ基、モノもしくはジC1-6アルキ
ルアミノ基、シアノ基、スルファモイル基、メルカプト
基、ニトロ基、ハロゲン原子、ホルムアミド基、C1-6
アルキル−カルボニルアミノ基およびC1-6アルキルス
ルホニルオキシ基からなる群から選ばれる1〜3個の置
換基で置換されていてもよく、または隣接する2つの置
換基が一緒になってメチレンジオキシ基を形成してもよ
い窒素原子(オキシド化されていてもよい)、酸素原子
および硫黄原子(モノまたはジオキシド化されていても
よい)から選ばれるヘテロ原子を1ないし4個含む3〜
8員複素環基または該3〜8員複素環基とベンゼン環も
しくは窒素原子(オキシド化されていてもよい)、酸素
原子および硫黄原子(モノまたはジオキシド化されてい
てもよい)から選ばれるヘテロ原子を1ないし4個含む
3〜8員複素環との縮合環基を示す。)で表される基を
示し、Zはヒドロキシ基、式 −W17 (式中、W1は酸素原子またはモノもしくはジオキシド
化されていてもよい硫黄原子を、R7はC1-6アルキル
基、C3-6シクロアルキル基、C2-6アルケニル基、C
3-6シクロアルケニル基、C2-6アルキニル基、C6-14
リール基、C7-19アラルキル基、C8-20アリールアルケ
ニル基およびC8-20アリールアルキニル基から選ばれる
炭化水素基(該炭化水素基がアルキル基、アルケニル基
またはアルキニル基の場合、該炭化水素基は、上記置換
基群(A)から選ばれる1〜4個の置換基で置換されて
いてもよい。該炭化水素基がシクロアルキル基、シクロ
アルケニル基、アリール基、アラルキル基、アリールア
ルケニル基またはアリールアルキニル基の場合、該炭化
水素基は上記置換基群(A)から選ばれる置換基、ハロ
ゲンで1〜5個置換されていてもよいC1-6アルキル
基、C2-6アルケニル基、C3-6シクロアルケニル基、C
2-6アルキニル基、C6-14アリール基およびC7-19アラ
ルキル基から選ばれる置換基で1〜5個置換されていて
もよく、隣接する2つの置換基が一緒になってメチレン
ジオキシ基を形成してもよい。)を示す。)で表される
基または式 −O−COR8 (式中、R8はC1-6アルキル基、C3-6シクロアルキル
基、C2-6アルケニル基、C3-6シクロアルケニル基、C
2-6アルキニル基、C6-14アリール基、C7-19アラルキ
ル基、C8-20アリールアルケニル基およびC8-20アリー
ルアルキニル基から選ばれる炭化水素基(該炭化水素基
がアルキル基、アルケニル基またはアルキニル基の場
合、該炭化水素基は、上記置換基群(A)から選ばれる
1〜4個の置換基で置換されていてもよい。該炭化水素
基がシクロアルキル基、シクロアルケニル基、アリール
基、アラルキル基、アリールアルケニル基またはアリー
ルアルキニル基の場合、該炭化水素基は上記置換基群
(A)から選ばれる置換基、ハロゲンで1〜5個置換さ
れていてもよいC1-6アルキル基、C2-6アルケニル基、
3-6シクロアルケニル基、C2-6アルキニル基、C6-14
アリール基およびC7-19アラルキル基から選ばれる置換
基で1〜5個置換されていてもよく、隣接する2つの置
換基が一緒になってメチレンジオキシ基を形成してもよ
い。)を示す。)で表される基を示す上記〔1〕項記載
の化合物またはその塩、〔3〕R1がそれぞれハロゲン
原子、ハロゲンで1〜3個置換されていてもよいC1-6
アルキル基およびハロゲンで1〜3個置換されていても
よいC1-6アルコキシ基から選ばれる1〜3個の置換基
で置換されていてもよい(i)フェニル基、(ii)ナフチル
基または(iii)チエニル基である上記〔1〕項記載の化
合物またはその塩、〔4〕R2及びR3がそれぞれハロゲ
ンで1〜3個置換されていてもよいC1-6アルキル基で
ある上記〔1〕項記載の化合物またはその塩、〔5〕R
4が式
【化17】 [式中、X1は同一または異なってハロゲン原子、ハロゲ
ンで1〜3個置換されていてもよいC1-6アルキル基、
2-6アルケニル基、C2-6アルキニル基、ハロゲンで1
〜3個置換されていてもよいC1-6アルコキシ基、C2-6
アルケニルオキシ基、C2-6アルキニルオキシ基、ハロ
ゲンで1〜3個置換されていてもよいC1-6アルキルチ
オ基、C2-6アルケニルチオ基、C2-6アルキニルチオ
基、ハロゲンで1〜3個置換されていてもよいC1-6
ルキルスルフィニル基、C2-6アルケニルスルフィニル
基、C2-6アルキニルスルフィニル基、ハロゲンで1〜
3個置換されていてもよいC1-6アルキルスルホニル
基、C2-6アルケニルスルホニル基、C2-6アルキニルス
ルホニル基、フェニル基、フェノキシ基、フェニルチオ
基、フェニルスルフィニル基、フェニルスルホニル基、
アミノ基、C1-6アルキルアミノ基、ジ(C1-6アルキ
ル)アミノ基、シアノ基、ニトロ基、ヒドロキシ基、ベ
ンジル基、ベンジルオキシ基、C1-6アルキル−カルボ
ニル基、またはC1-6アルコキシ−カルボニル基を示す
か、隣接する2つのX1が一緒になってメチレンジオキ
シ基を形成してもよく、mは0〜3の整数を示し、 D1
は酸素原子、硫黄原子、または式NRd1(式中、Rd1
水素原子、またはC1-6アルキル基を示す。)で表され
る基を示す。]で表される基、または式
【化18】 [式中、X3は同一または異なってハロゲン原子、ハロゲ
ンで1〜3個置換されていてもよいC1-6アルキル基、
2-6アルケニル基、C2-6アルキニル基、ハロゲンで1
〜3個置換されていてもよいC1-6アルコキシ基、ハロ
ゲンで1〜3個置換されていてもよいC1-6アルキルチ
オ基、C1-6アルキルスルフィニル基、C1-6アルキルス
ルホニル基、C1-6アルキル−カルボニル基、C1-6アル
コキシ−カルボニル基、フェノキシ基、ホルムアミド
基、C1-6アルキル−カルボニルアミノ基、C1-6アルキ
ルスルホニルオキシ基、シアノ基、またはニトロ基を、
nは0〜3の整数を、D2は酸素原子、硫黄原子、また
は式NRd2(式中、Rd2は水素原子、またはC1-6アル
キル基を示す。)で表される基を示す。]で表される基
である上記〔1〕項記載の化合物またはその塩、〔6〕
Zが(1)ヒドロキシ基または(2)それぞれハロゲンで1〜
3個置換されていてもよい(i)C1-6アルコキシ基、(ii)
1-6アルキルチオ基、(iii)C1-6アルキルスルフィニ
ル基、(iv)C1-6アルキルスルホニル基もしくは(v)C
1-6アルキルカルボニルオキシ基である上記〔1〕項記
載の化合物またはその塩、〔7〕R1はハロゲンで1〜
3個置換されていてもよいフェニル基を、R2及びR3
それぞれC1-6アルキル基を、R4は(1)ハロゲン、ハロ
ゲンで1〜3個置換されていてもよいC1-6アルキル
基、C1-6アルコキシ基もしくはC1-6アルキルチオ基で
1〜3個置換されていてもよいフェニル基または(2)ハ
ロゲンもしくはハロゲンで1〜3個置換されていてもよ
いC1-6アルキル基で1〜3個置換されていてもよいフ
ェニル基で置換されたカルバモイル基を、Zはヒドロキ
シ基、ハロゲンで1〜3個置換されていてもよいC1-6
アルコキシ基、C1-6アルキルチオ基、C1-6アルキルス
ルフィニル基、C1-6アルキルスルホニル基またはハロ
ゲンで1〜3個置換されていてもよいC1-6アルキル−
カルボニルオキシ基を示す上記〔1〕項記載の化合物ま
たはその塩、〔8〕1−(1−(3,5−ジクロロフェ
ニル)−1−メチルエチル)−4−メトキシメチル−3
−フェニル−3−ピロリン−2−オン、1−(1−
(3,5−ジクロロフェニル)−1−メチルエチル)−
4−エトキシメチル−3−フェニル−3−ピロリン−2
−オン、1−(1−(3,5−ジクロロフェニル)−1
−メチルエチル)−3−(2−フルオロフェニル) −4
−メトキシメチル−3−ピロリン−2−オンもしくは1
−(1−(3,5−ジクロロフェニル)−1−メチルエ
チル)−4−メチルチオメチル−3−フェニル−3−ピ
ロリン−2−オンまたはその塩、
〔9〕(1)式
【化19】 (式中、Z1は式R7O−(式中、R7は上記〔1〕項記
載と同意義を示す。)で表される基または式R7S−
(式中、R7は上記〔1〕項記載と同意義を示す。)で
表される基を、他の記号は上記〔1〕項記載と同意義を
示す。)で表される化合物またはその塩を閉環反応に付
し、式
【化20】 (式中、Z1は前記と同意義を、他の記号は上記〔1〕
項記載と同意義を示す。)で表される化合物またはその
塩を製造し、所望により上記式(I-a)で表される化合物
のうち基Z1が式R7S−(式中、R7は上記〔1〕項記
載と同意義を示す。)で表される基を示す場合に該当す
る化合物またはその塩と酸化剤とを反応させ、式
【化21】 (式中、pは1または2を、他の記号は上記〔1〕項記
載と同意義を示す。)で表される化合物またはその塩を
製造するか、(2)式
【化22】 (式中、R11は(i)ハロゲンで1〜3個置換されていて
もよいC1-6アルキル基または(ii)ハロゲン原子、ハロ
ゲンで1〜3個置換されていてもよいC1-6アルキル基
またはハロゲンで1〜3個置換されていてもよいC1-6
アルコキシ基で1〜3個置換されていてもよいベンジル
基を、Z1は前記と同意義を、他の記号は上記〔1〕項
記載と同意義を示す。)で表される化合物またはその塩
と金属水酸化物とを反応させて上記式(I-a)で表される
化合物またはその塩を製造するか、(3)式
【化23】 (式中、R11は前記と同意義を、他の記号は上記〔1〕
項記載と同意義を示す。)で表される化合物またはその
塩と金属水酸化物とを反応させて式
【化24】 (式中の記号は上記〔1〕項記載と同意義を示す。)で
表される化合物またはその塩を製造するかまたは(4)
上記式(I-c)で表される化合物またはその塩とアシル化
反応剤とを反応させて式
【化25】 (式中の記号は上記〔1〕項記載と同意義を示す。)で
表される化合物またはその塩を製造することを特徴とす
る上記〔1〕項記載の化合物またはその塩の製造法、
〔10〕式
【化26】 (式中、Z1は上記
〔9〕項記載と同意義を、他の記号
は上記〔1〕項記載と同意義を示す。)で表される化合
物またはその塩、〔11〕上記〔1〕項記載の化合物ま
たはその塩を含有することを特徴とする除草剤、〔1
2〕水田用除草剤である上記〔11〕項記載の除草剤、
〔13〕上記〔1〕項記載の化合物またはその塩の除草
剤を製造するための使用、および〔14〕上記〔1〕項
記載の化合物またはその塩を水田に施用することを特徴
とする水田雑草の除草方法に関する。
【0006】なお上記一般式(I)で表される化合物が
1個以上の不斉中心を有する場合、一般式(I)で表さ
れる化合物には2個以上の立体異性体(例えば、エナン
チオマー、ジアステレオマー等)が存在するが、一般式
(I)にはこれらの立体異性体のすべて及びそれらのう
ちの任意の2個以上からなる混合物が包含される。また
上記一般式(I)で表される化合物が二重結合等に関す
る幾何異性を有する場合、一般式(I)で表される化合
物には2個以上の幾何異性体(例えば、E/Zまたはト
ランス/シスの各異性体、S−トランス/S−シスの各異
性体等)が存在するが、一般式(I)にはこれらの幾何
異性体のすべて及びそれらのうちの任意の2個以上から
なる混合物が包含される。
【0007】R1で示される置換されていてもよい炭化
水素基における炭化水素基としては、直鎖,分枝状また
は環状の二重結合もしくは三重結合を有することもでき
る脂肪族炭化水素基、アリール基またはアラルキル基な
どが挙げられる。具体的には、アルキル基,シクロアル
キル基,アルケニル基,シクロアルケニル基,アルキニ
ル基,アリール基,アラルキル基,アリール−アルケニ
ル基,アリール−アルキニル基などが挙げられる。該ア
ルキル基としては、好ましくは炭素数1から6の直鎖も
しくは分枝状アルキル基が挙げられ、例えばメチル,エ
チル,n−プロピル,イソプロピル,n−ブチル,イソブ
チル,sec−ブチル,tert−ブチル,n−ペンチル,sec
−ペンチル,イソペンチル,ネオペンチル,n−ヘキシ
ル,イソヘキシル等のC1-6アルキル基等が用いられ
る。該シクロアルキル基としては、好ましくは炭素数3
から6のシクロアルキル基が挙げられ、例えばシクロプ
ロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシ
ル等が用いられる。該アルケニル基としては、好ましく
は炭素数2から6の直鎖もしくは分枝状のアルケニル基
が挙げられ、例えばアリル,イソプロペニル,イソブテ
ニル,1−メチルアリル,2−ペンテニル,2−ヘキセ
ニルなどのC2-6アルケニル等が用いられる。該シクロ
アルケニル基としては、好ましくは炭素数3から6のシ
クロアルケニル基が挙げられ、例えば1−もしくは2−
シクロプロペニル、1−もしくは2−シクロブテニル、
1−,2−もしくは3−シクロペンテニル、1−,2−
もしくは3−シクロヘキセニルなどのC3-6シクロアル
ケニル等が用いられる。該アルキニル基としては、好ま
しくは炭素数2から6のアルキニル基が挙げられ、例え
ばプロパルギル,2−ブチニル,3−ブチニル,3−ペ
ンチニル,3−ヘキシニル等のC2-6アルキニル基等が
用いられる。該アリール基としては、好ましくは炭素数
6から14のアリール基が挙げられ、例えばフェニル,
ナフチル,アンスリル等が用いられる。該アラルキル基
としては、好ましくは炭素数7から19のアラルキル基
が挙げられ、例えばベンジル,フェネチル,フェニルプ
ロピルなどのフェニル−C1-4アルキル,ベンズヒドリ
ル,トリチル等が用いられる。該アリール−アルケニル
基としては、好ましくは炭素数8から20のアリール−
アルケニル基が挙げられ、例えば、スチリル,シンナミ
ルなどのC6-14アリール−C2-6アルケニル等が用いら
れる。該アリール−アルキニル基としては、好ましくは
炭素数8から20のアリール−アルキニル基が挙げら
れ、例えば、フェニルエチニルなどのC6-14アリール−
2-6アルキニル等が用いられる。
【0008】該炭化水素基がアルキル基,アルケニル基
またはアルキニル基の場合、該炭化水素基は、例えば、
ヒドロキシ基、アミノ基、シアノ基、スルファモイル
基,スルファモイルオキシ基,メルカプト基、ニトロ
基、ハロゲン原子(例、フッ素,塩素,臭素,ヨウ
素)、置換されていてもよい複素環基、置換されていて
もよいアシル基、式−T−Q0〔式中、Q0は置換されて
いてもよい炭化水素基,置換されていてもよい複素環基
または置換されていてもよいアシル基を、TはO,−S
(O)k−(kは0,1または2を示す)またはS−S
を示す。〕で表される基、式
【化27】 〔式中、Q1は水素原子,置換されていてもよい炭化水
素基または置換されていてもよいアシル基を、Q2は置
換されていてもよい炭化水素基または置換されていても
よいアシル基を示すか、またはQ1およびQ2は隣接する
窒素原子とともに環を形成してもよい。〕で表される
基、式
【化28】 〔式中の記号は前記と同意義を示す。〕で表される基、
置換されていてもよいカルバモイル基、置換されていて
もよいカルバモイルオキシ基、置換されていてもよいウ
レイド基、置換されていてもよいチオカルバモイル基、
カルボキシル基、式−O−SO2−Q2〔式中、Q2は前
記と同意義を示す。〕で表される基、スルホ基、式=N
−OR9〔式中、R9は水素原子、C1-6アルキル基
(例、メチル、エチル、n-プロピル、イソプロピル等)
またはハロゲン(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素)で
1〜3個置換されていてもよいC1-6アルキル−カルボ
ニル基(例、アセチル、プロピオニル、ブチリル、イソ
ブチリル等)を示す。〕で表される基およびC3-6シク
ロアルキル基(例、シクロプロピル、シクロブチル、シ
クロペンチル、シクロヘキシル等)等からなる群(以
下、置換基群(A')と呼称する。)(好ましくは上記
置換基群(A)である。)から選ばれる同一または異な
る1〜4個の置換基で置換されていてもよい。
【0009】上記炭化水素基がシクロアルキル基,シク
ロアルケニル基,アリール基,アラルキル基,アリール
−アルケニル基またはアリール−アルキニル基の場合、
該炭化水素基は上記置換基群(A')から選ばれる置換
基、ハロゲンで1〜5個(好ましくは1〜3個)置換さ
れていてもよいアルキル基(例、メチル,エチル,n−
プロピル,イソプロピル,n−ブチル,イソブチル,sec
−ブチル,tert−ブチル,n−ペンチル,sec−ペンチ
ル,イソペンチル,ネオペンチル,n−ヘキシル,イソ
ヘキシル,トリフルオロメチル等のC1-6アルキル基や
ハロC1-6アルキル基)、アルケニル基(例、アリル,
イソプロペニル,イソブテニル,1−メチルアリル,2
−ペンテニル,2−ヘキセニルなどのC2-6アルケニル
基)、シクロアルケニル基(例、1−もしくは2−シク
ロプロペニル、1−もしくは2−シクロブテニル、1
−,2−もしくは3−シクロペンテニル、1−,2−も
しくは3−シクロヘキセニルなどのC3-6シクロアルケ
ニル基)、アルキニル基(例、プロパルギル,2−ブチ
ニル,3−ブチニル,3−ペンチニル,3−ヘキシニル
等のC2-6アルキニル基),アリール基(例、フェニ
ル、ナフチル等のC6-14アリール基),アラルキル基
(例、ベンジル、フェネチル等のフェニル−C1-4アル
キルなどのC7-19アラルキル基など)などで1〜5個
(好ましくは1〜3個)置換されていてもよく、隣接す
る2つの置換基が一緒になってメチレンジオキシ基を形
成してもよい。
【0010】上記置換基群(A')における置換されて
いてもよい複素環基、置換されていてもよいアシル基、
0で示される置換されていてもよい複素環基,置換さ
れていてもよいアシル基およびQ1またはQ2で示される
置換されていてもよいアシル基は下記で詳しく説明され
る。Q0,Q1,Q2で示される炭化水素基としては上記
1で示される置換されていてもよい炭化水素基におけ
る炭化水素基と同様のものが挙げられる。Q0,Q1,Q
2で示される炭化水素基は置換基として1〜5個(好ま
しくは1〜3個)のハロゲン原子(例、フッ素,塩素,
臭素,ヨウ素)を有していてもよい。上記置換基群
(A')におけるカルバモイル基,カルバモイルオキシ
基,ウレイド基またはチオカルバモイル基は、炭化水素
基,置換されていてもよい複素環基または置換されてい
てもよいアシル基で1ないし2個同一または異なって置
換されていてもよい。該炭化水素基としては上記R1
示される置換されていてもよい炭化水素基における炭化
水素基と同様のものが挙げられる。該置換されていても
よい複素環基および置換されていてもよいアシル基は以
下に詳しく説明される。
【0011】本願明細書において置換されていてもよい
複素環基における複素環基としては、例えば、窒素原子
(オキシド化されていてもよい),酸素原子,硫黄原子
(モノまたはジオキシド化されていてもよい)などのヘ
テロ原子を1ないし4個含む3〜8員複素環基(好まし
くは5〜6員複素環基)または該3〜8員複素環基とベ
ンゼン環もしくは窒素原子(オキシド化されていてもよ
い),酸素原子,硫黄原子(モノまたはジオキシド化さ
れていてもよい)などのヘテロ原子を1ないし4個含む
3〜8員複素環(好ましくは5〜6員複素環)とが縮合
して形成する基を示す。具体的には、アジリジニル
(例、1−または2−アジリジニル),アジリニル
(例、1−または2−アジリニル),アゼチル(例、2
−,3−または4−アゼチル),アゼチジニル(例、1
−,2−または3−アゼチジニル),パーヒドロアゼピ
ニル(例、1−,2−,3−または4−パーヒドロアゼ
ピニル),パーヒドロアゾシニル(例、1−,2−,3
−,4−または5−パーヒドロアゾシニル),ピロリル
(例、1−,2−または3−ピロリル),ピラゾリル
(例、1−,3−,4−または5−ピラゾリル),イミ
ダゾリル(例、1−,2−,4−または5−イミダゾリ
ル),トリアゾリル(例、1,2,3−トリアゾール−
1−,4−または5−イル,1,2,4−トリアゾール
−1−,3−,4−または5−イル),テトラゾリル
(例、テトラゾール−1−,2−または5−イル),フ
リル(例、2−または3−フリル),チエニル(例、2
−または3−チエニル),硫黄原子が酸化されたチエニ
ル(例、2−または3−チエニル−1,1−ジオキシ
ド),オキサゾリル(例、2−,4−または5−オキサ
ゾリル),イソキサゾリル(例、3−,4−または5−
イソキサゾリル),オキサジアゾリル(例、1,2,3
−オキサジアゾール−4−または5−イル,1,2,4
−オキサジアゾール−3−または5−イル,1,2,5
−オキサジアゾール−3−イル,1,3,4−オキサジ
アゾール−2−イル),チアゾリル(例、2−,4−ま
たは5−チアゾリル),イソチアゾリル(例、3−,4
−または5−イソチアゾリル),チアジアゾリル(例、
1,2,3−チアジアゾール−4−または5−イル,
1,2,4−チアジアゾール−3−または5−イル,
1,2,5−チアジアゾール−3−イル,1,3,4−
チアジアゾール−2−イル),ピロリジニル(例、1
−,2−または3−ピロリジニル),ピリジル(例、2
−,3−または4−ピリジル),窒素原子が酸化された
ピリジル(例、2−,3−または4−ピリジル−N−オ
キシド),ピリダジニル(例、3−または4−ピリダジ
ニル),窒素原子の一方または両方が酸化されたピリダ
ジニル(例、3−,4−,5−または6−ピリダジニル
−N−オキシド),ピリミジニル(例、2−,4−また
は5−ピリミジニル),窒素原子の一方または両方が酸
化されたピリミジニル(例、2−,4−,5−または6
−ピリミジニル−N−オキシド),ピラジニル,ピペリ
ジニル(例、1−,2−,3−または4−ピペリジニ
ル),ピペラジニル(例、1−または2−ピペラジニ
ル),インドリル(例、3H−インドール−2−,3
−,4−,5−,6−または7−イル),ピラニル
(例、2−,3−または4−ピラニル),チオピラニル
(例、2−,3−または4−チオピラニル),硫黄原子
が酸化されたチオピラニル(例、2−,3−または4−
チオピラニル−1,1−ジオキシド),モルホリニル
(例、2−,3−または4−モルホリニル)、チオモル
ホリニル,キノリル(例、2−,3−,4−,5−,6
−,7−または8−キノリル),イソキノリル(例、1
−,3−,4−,5−,6−,7−または8−イソキノ
リル)、ピリド〔2,3−d〕ピリミジニル(例、ピリ
ド〔2,3−d〕ピリミジン−2−イル),1,5−,
1,6−,1,7−,1,8−,2,6−または2,7
−ナフチリジニルなどのナフチリジニル(例、1,5−
ナフチリジン−2−または3−イル),チエノ〔2,3
−d〕ピリジル(例、チエノ〔2,3−d〕ピリジン−
3−イル),ピラジノキノリル(例、ピラジノ〔2,3
−b〕キノリン−2−イル),クロメニル(例、2H−
クロメン−2−または3−イル)、イミダゾ[1,2−
a]ピリジル(例、イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6
−イル)、キナゾリニル(例、キナゾリン−2−イ
ル)、1,4−ジオキシニル、1,4−ベンゾジオキシ
ニル(例、1,4−ベンゾジオキシン−2−または6−
イル)、2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシニ
ル(例、2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシン
−6−イル)、ベンゾフラニル(例、3−または5−ベ
ンゾフラニル)、ベンゾチエニル(例、3−または5−
ベンゾチエニル)などが用いられる。
【0012】該複素環基は、ハロゲン(例、フッ素、塩
素、臭素、ヨウ素)で1〜3個置換されていてもよいア
ルキル基(例、メチル,エチル,n−プロピル,イソプ
ロピル,n−ブチル,イソブチル,sec−ブチル,tert−
ブチル,n−ペンチル,sec−ペンチル,イソペンチル,
ネオペンチル,n−ヘキシル,イソヘキシル等のC1-6
ルキル),シクロアルキル基(例、シクロプロピル、シ
クロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル等のC
3-6シクロアルキル)、アルケニル基(例、アリル,イ
ソプロペニル,イソブテニル,1−メチルアリル,2−
ペンテニル,2−ヘキセニルなどのC2-6アルケニ
ル),シクロアルケニル基(例、1−もしくは2−シク
ロプロペニル、1−もしくは2−シクロブテニル、1
−、2−もしくは3−シクロペンテニル、1−、2−も
しくは3−シクロヘキセニルなどのC3-6シクロアルケ
ニル),アルキニル基(例、プロパルギル,2−ブチニ
ル,3−ブチニル,3−ペンチニル,3−ヘキシニル等
のC2-6アルキニル),アリール基(例、フェニル、ナ
フチル等のC6-14アリール),アラルキル基(例、ベン
ジル等のフェニル−C1-4アルキルなどのC7-19アラル
キル),ハロゲン(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素)
で1〜3個置換されていてもよいアルコキシ基(例、メ
トキシ,エトキシ,n−プロポキシ,tert−ブトキシ,n
−ヘキシルオキシ等のC1-6アルコキシ),アルケニル
オキシ基(例、アリルオキシ,イソプロペニルオキシ,
イソブテニルオキシ,1−メチルアリルオキシ,2−ペ
ンテニルオキシ,2−ヘキセニルオキシなどのC2-6
ルケニルオキシ),アルキニルオキシ基(例、プロパル
ギルオキシ,2−ブチニルオキシ,3−ブチニルオキ
シ,3−ペンチニルオキシ,3−ヘキシニルオキシ等の
2-6アルキニルオキシ),アリールオキシ(例、フェ
ノキシ等のC6-14アリールオキシ),アラルキルオキシ
基(例、ベンジルオキシ等のフェニル−C1-4アルキル
オキシなどのC7-19アラルキルオキシ),アシル基
〔例、ホルミル、C1-6アルキル−カルボニル(例、ア
セチル、プロピオニル、ブチリル、イソブチリル、ペン
タノイル、ヘキサノイル、ヘプタノイル等)、C2-6
ルケニル−カルボニル(例、アリルカルボニル,イソプ
ロペニルカルボニル,イソブテニルカルボニル,1−メ
チルアリルカルボニル,2−ペンテニルカルボニル,2
−ヘキセニルカルボニル等)、C2-6アルキニル−カル
ボニル基(例、プロパルギルカルボニル,2−ブチニル
カルボニル,3−ブチニルカルボニル,3−ペンチニル
カルボニル,3−ヘキシニルカルボニル等)、C3-6
クロアルキル−カルボニル基(例、シクロプロピルカル
ボニル、シクロブチルカルボニル、シクロペンチルカル
ボニル、シクロヘキシルカルボニル等)、C6-14アリー
ル−カルボニル(例、ベンゾイル、ナフタレンカルボニ
ル等)、C7-19アラルキル−カルボニル(例、ベンジル
カルボニル、フェネチルカルボニル、フェニルプロピル
カルボニルなどのフェニル−C1-4アルキルカルボニル
等)、C1-6アルコキシ−カルボニル(例、メトキシカ
ルボニル、エトキシカルボニル、プロポキシカルボニ
ル、イソプロポキシカルボニル、ブトキシカルボニル、
イソブトキシカルボニル、sec-ブトキシカルボニル、te
rt-ブトキシカルボニル等)、C2-6アルケニルオキシ−
カルボニル基(例、アリルオキシカルボニル,イソプロ
ペニルオキシカルボニル,イソブテニルオキシカルボニ
ル,1−メチルアリルオキシカルボニル,2−ペンテニ
ルオキシカルボニル,2−ヘキセニルオキシカルボニル
等)、C2-6アルキニルオキシ−カルボニル基(例、プ
ロパルギルオキシカルボニル,2−ブチニルオキシカル
ボニル,3−ブチニルオキシカルボニル,3−ペンチニ
ルオキシカルボニル,3−ヘキシニルオキシカルボニル
等)、C3-6シクロアルキルオキシ−カルボニル基
(例、シクロプロピルオキシカルボニル、シクロブチル
オキシカルボニル、シクロペンチルオキシカルボニル、
シクロヘキシルオキシカルボニル等)、C6-14アリール
オキシ−カルボニル(例、フェノキシカルボニル等)、
7-19アラルキルオキシ−カルボニル(例、ベンジルオ
キシカルボニルなどのフェニル−C1-4アルキルオキシ
カルボニル等)等〕、ハロゲン(例、フッ素,塩素,臭
素,ヨウ素)で1〜3個置換されていてもよいアルキル
チオ基(例、メチルチオ,エチルチオ,n−プロピルチ
オ,イソブチルチオ等のC1-6アルキルチオ),アルケ
ニルチオ基(例、アリルチオ,イソプロペニルチオ,イ
ソブテニルチオ等のC2-6アルケニルチオ),アルキニ
ルチオ基(例、プロパルギルチオ,2−ブチニルチオ,
3−ブチニルチオ等のC2-6アルキニルチオ)、アリー
ルチオ基(例、フェニルチオ等のC6-14アリールチ
オ)、ハロゲン(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素)で
1〜3個置換されていてもよいアルキルスルフィニル基
(例、メチルスルフィニル、エチルスルフィニル等のC
1-6アルキルスルフィニル),アルケニルスルフィニル
基(例、アリルスルフィニル,イソプロペニルスルフィ
ニル,イソブテニルスルフィニル等のC2-6アルケニル
スルフィニル),アルキニルスルフィニル基(例、プロ
パルギルスルフィニル,2−ブチニルスルフィニル,3
−ブチニルスルフィニル等のC2-6アルキニルスルフィ
ニル),アリールスルフィニル基(例、フェニルスルフ
ィニル等のC6-14アリールスルフィニル),ハロゲン
(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素)で1〜3個置換さ
れていてもよいアルキルスルホニル基(例、メチルスル
ホニル、エチルスルホニル等のC1-6アルキルスルホニ
ル),アルケニルスルホニル基(例、アリルスルホニ
ル,イソプロペニルスルホニル,イソブテニルスルホニ
ル等のC2-6アルケニルスルホニル),アルキニルスル
ホニル基(例、プロパルギルスルホニル,2−ブチニル
スルホニル,3−ブチニルスルホニル等のC2-6アルキ
ニルスルホニル),アリールスルホニル基(例、フェニ
ルスルホニル等のC6-14アリールスルホニル)、ヒドロ
キシ基、アミノ基、モノもしくはジC1-6アルキルアミ
ノ基(例、メチルアミノ、ジメチルアミノ、メチルエチ
ルアミノ等),シアノ基,スルファモイル基、メルカプ
ト基、ニトロ基、ハロゲン原子(例、フッ素,塩素,臭
素,ヨウ素),ホルムアミド基、C1-6アルキル−カル
ボニルアミノ基(例、アセチルアミノ、プロピオニルア
ミノ、ブチリルアミノ、イソブチリルアミノ、ペンタノ
イルアミノ、ヘキサノイルアミノ、ヘプタノイルアミノ
等)およびC1-6アルキルスルホニルオキシ基(例、メ
チルスルホニルオキシ、エチルスルホニルオキシ等)か
らなる群から選ばれる同一または異なる1〜3個の置換
基で置換されていてもよく、または隣接する2つの置換
基が一緒になってメチレンジオキシ基を形成してもよ
い。
【0013】本願明細書において置換されていてもよい
アシル基におけるアシル基とは、有機カルボン酸から誘
導される炭素数1から20のアシル基を示す。例えば、
アルカノイル基,好ましくは炭素数1から7のアルカノ
イル基(例、ホルミルまたはアセチル,プロピオニル,
ブチリル,イソブチリル,ペンタノイル,ヘキサノイ
ル,ヘプタノイル等のC1-6アルキル−カルボニル基
等),アルケニルカルボニル基,好ましくは炭素数2か
ら6のアルケニル−カルボニル基(例、アリルカルボニ
ル,イソプロペニルカルボニル,イソブテニルカルボニ
ル,1−メチルアリルカルボニル,2−ペンテニルカル
ボニル,2−ヘキセニルカルボニル等),アルキニルカ
ルボニル基,好ましくは炭素数2から6のアルキニル−
カルボニル基(例、プロパルギルカルボニル,2−ブチ
ニルカルボニル,3−ブチニルカルボニル,3−ペンチ
ニルカルボニル,3−ヘキシニルカルボニル等),シク
ロアルキルカルボニル基,好ましくは炭素数3から6の
シクロアルキル−カルボニル基(例、シクロプロピルカ
ルボニル、シクロブチルカルボニル、シクロペンチルカ
ルボニル、シクロヘキシルカルボニル等),アリールカ
ルボニル基,好ましくは炭素数6から14のアリール−
カルボニル基(例、ベンゾイル,ナフタレンカルボニル
等)、アラルキルカルボニル基,好ましくは炭素数7か
ら19のアラルキル−カルボニル基(例、ベンジルカル
ボニル,フェネチルカルボニル,フェニルプロピルカル
ボニルなどのフェニル−C1-4アルキルカルボニル,ベ
ンズヒドリルカルボニル,ナフチルエチルカルボニルな
どのナフチル−C1-4アルキルカルボニル等)、アルコ
キシカルボニル基,好ましくは炭素数1から6のアルコ
キシ−カルボニル基(例、メトキシカルボニル,エトキ
シカルボニル,プロポキシカルボニル,イソプロポキシ
カルボニル,ブトキシカルボニル,イソブトキシカルボ
ニル,sec−ブトキシカルボニル,tert−ブトキシカル
ボニル等),アルケニルオキシカルボニル基,好ましく
は炭素数2から6のアルケニルオキシ−カルボニル基
(例、アリルオキシカルボニル,イソプロペニルオキシ
カルボニル,イソブテニルオキシカルボニル,1−メチ
ルアリルオキシカルボニル,2−ペンテニルオキシカル
ボニル,2−ヘキセニルオキシカルボニル等)、アルキ
ニルオキシカルボニル基,好ましくは炭素数2から6の
アルキニルオキシ−カルボニル基(例、プロパルギルオ
キシカルボニル,2−ブチニルオキシカルボニル,3−
ブチニルオキシカルボニル,3−ペンチニルオキシカル
ボニル,3−ヘキシニルオキシカルボニル等)、シクロ
アルキルオキシカルボニル基,好ましくは炭素数3から
6のシクロアルキルオキシ−カルボニル基(例、シクロ
プロピルオキシカルボニル、シクロブチルオキシカルボ
ニル、シクロペンチルオキシカルボニル、シクロヘキシ
ルオキシカルボニル等),アリールオキシカルボニル
基,好ましくは炭素数6から14のアリールオキシ−カ
ルボニル基(例、フェノキシカルボニル基)、アラルキ
ルオキシカルボニル基,好ましくは炭素数7から19の
アラルキルオキシ−カルボニル基(例、ベンジルオキシ
カルボニル、フェネチルオキシカルボニル、フェニルプ
ロピルオキシカルボニルなどのフェニル−C1-4アルキ
ルオキシカルボニル),5〜6員複素環カルボニル基ま
たは縮合複素環カルボニル基(例、2−または3−ピロ
リルカルボニルなどのピロリルカルボニル,3−,4−
または5−ピラゾリルカルボニルなどのピラゾリルカル
ボニル,2−,4−または5−イミダゾリルカルボニル
などのイミダゾリルカルボニル,1,2,3−トリアゾ
ール−4−イルカルボニル,1,2,4−トリアゾール
−3−イルカルボニルなどのトリアゾリルカルボニル,
1H−または2H−テトラゾール−5−イルカルボニル
などのテトラゾリルカルボニル,2−または3−フリル
カルボニルなどのフリルカルボニル,2−または3−チ
エニルカルボニルなどのチエニルカルボニル,2−,4
−または5−オキサゾリルカルボニルなどのオキサゾリ
ルカルボニル,3−,4−または5−イソキサゾリルカ
ルボニルなどのイソキサゾリルカルボニル,1,2,3
−オキサジアゾール−4−または5−イルカルボニル,
1,2,4−オキサジアゾール−3−または5−イルカ
ルボニル,1,2,5−オキサジアゾール−3−イルカ
ルボニル,1,3,4−オキサジアゾール−2−イルカ
ルボニルなどのオキサジアゾリルカルボニル,2−,4
−または5−チアゾリルカルボニルなどのチアゾリルカ
ルボニル,3−,4−または5−イソチアゾリルカルボ
ニルなどのイソチアゾリルカルボニル,1,2,3−チ
アジアゾール−4−または5−イルカルボニル,1,
2,4−チアジアゾール−3−または5−イルカルボニ
ル,1,2,5−チアジアゾール−3−イルカルボニ
ル,1,3,4−チアジアゾール−2−イルカルボニル
などのチアジアゾリルカルボニル,2−または3−ピロ
リジニルカルボニルなどのピロリジニルカルボニル,2
−,3−または4−ピリジルカルボニルなどのピリジル
カルボニル,2−,3−または4−ピリジル−N−オキ
シド−カルボニルなどの窒素原子が酸化されたピリジル
カルボニル,3−または4−ピリダジニルカルボニルな
どのピリダジニルカルボニル,3−,4−,5−または
6−ピリダジニル−N−オキシドカルボニルなどの窒素
原子の一方または両方が酸化されたピリダジニルカルボ
ニル,2−,4−または5−ピリミジニルカルボニルな
どのピリミジニルカルボニル,2−,4−,5−または
6−ピリミジニル−N−オキシドカルボニルなどの窒素
原子の一方または両方が酸化されたピリミジニルカルボ
ニル,ピラジニルカルボニル,2−,3−または4−ピ
ペリジニルカルボニルなどのピペリジニルカルボニル,
ピペラジニルカルボニル,3H−インドール−2−また
は3−イルカルボニルなどのインドリルカルボニル,2
−,3−または4−ピラニルカルボニルなどのピラニル
カルボニル,2−,3−または4−チオピラニルカルボ
ニルなどのチオピラニルカルボニル,3−,4−,5
−,6−,7−または8−キノリルカルボニルなどのキ
ノリルカルボニル,イソキノリルカルボニル,ピリド
〔2,3−d〕ピリミジニルカルボニル(例、ピリド
〔2,3−d〕ピリミジン−2−イルカルボニル),
1,5−,1,6−,1,7−,1,8−,2,6−ま
たは2,7−ナフチリジニルカルボニルなどのナフチリ
ジニルカルボニル(例、1,5−ナフチリジン−2−ま
たは3−イルカルボニル),チエノ〔2,3−d〕ピリ
ジルカルボニル(例、チエノ〔2,3−d〕ピリジン−
3−イルカルボニル),ピラジノキノリルカルボニル
(例、ピラジノ〔2,3−b〕キノリン−2−イルカル
ボニル),クロメニルカルボニル(例、2H−クロメン
−2−または3−イルカルボニル)等の窒素原子(オキ
シド化されていてもよい),酸素原子,硫黄原子(モノ
またはジオキシド化されていてもよい)などのヘテロ原
子を1ないし4個含む5〜6員複素環カルボニル基、ま
たは窒素原子(オキシド化されていてもよい),酸素原
子,硫黄原子(モノまたはジオキシド化されていてもよ
い)などのヘテロ原子を1ないし4個含む5〜6員複素
環とベンゼン環もしくは窒素原子(オキシド化されてい
てもよい),酸素原子,硫黄原子(モノまたはジオキシ
ド化されていてもよい)などのヘテロ原子を1ないし4
個含む5〜6員複素環とが縮合した縮合複素環カルボニ
ル基),5〜6員複素環アセチル基(例、2−ピロリル
アセチル,1−イミダゾリルアセチル,5−イソオキサ
ゾリルアセチル等の窒素原子(オキシド化されていても
よい),酸素原子,硫黄原子(モノまたはジオキシド化
されていてもよい)などのヘテロ原子を1ないし4個含
む5〜6員複素環アセチル基)等が用いられる。
【0014】該アシル基がアルキルカルボニル基,アル
ケニルカルボニル基,アルキニルカルボニル基,アルコ
キシカルボニル基,アルケニルオキシカルボニル基また
はアルキニルオキシカルボニル基の場合、置換基として
1〜3個のヒドロキシ基、アミノ基、アルキルアミノ基
(例、メチルアミノ,エチルアミノ,n−プロピルアミ
ノ,n−ブチルアミノ,tert−ブチルアミノ,n−ペンチ
ルアミノ,n−ヘキシルアミノ,ジメチルアミノ,ジエ
チルアミノ,メチルエチルアミノ,ジ(n−プロピル)
アミノ,ジ(n−ブチル)アミノ等のモノ又はジC1-6
ルキルアミノ基)、シアノ基、スルファモイル基、メル
カプト基、ニトロ基、ハロゲン原子(例、フッ素,塩
素,臭素,ヨウ素)、カルボキシル基、アルコキシ基
(例、メトキシ,エトキシ,n−プロポキシ,tert−ブ
トキシ,n−ヘキシルオキシ等のC1-6アルコキシ基)、
アルコキシカルボニル基(例、メトキシカルボニル,エ
トキシカルボニル,n−プロポキシカルボニル,イソプ
ロポキシカルボニル,n−ブトキシカルボニル,イソブ
トキシカルボニル,sec−ブトキシカルボニル,tert−
ブトキシカルボニル等のC1-6アルコキシ−カルボニル
基)、アルキルチオ基(例、メチルチオ,エチルチオ,
n−プロピルチオ,イソプロピルチオ,イソブチルチオ
等のC1-6アルキルチオ基),アルコキシイミノ基
(例、メトキシイミノ,エトキシイミノ,n−プロポキ
シイミノ,tert−ブトキシイミノ,n−ヘキシルオキシ
イミノ等のC1-6アルコキシイミノ基)、ヒドロキシイ
ミノ基などを有していてもよい。
【0015】該アシル基がシクロアルキルカルボニル
基、アリールカルボニル基、アラルキルカルボニル基、
シクロアルキルオキシカルボニル基、アリ−ルオキシカ
ルボニル基、アラルキルオキシカルボニル基、5〜6員
複素環カルボニル基、縮合複素環カルボニル基または5
〜6員複素環アセチル基の場合、ハロゲン(例、フッ
素、塩素、臭素、ヨウ素)で1〜3個置換されていても
よいアルキル基(例、メチル,エチル,n−プロピル,
イソプロピル,n−ブチル,イソブチル,sec−ブチル,
tert−ブチル,n−ペンチル,sec−ペンチル,イソペン
チル,ネオペンチル,n−ヘキシル,イソヘキシル等の
1-6アルキル),シクロアルキル基(例、シクロプロ
ピル,シクロブチル,シクロペンチル,シクロヘキシル
等のC3-6シクロアルキル)、アルケニル基(例、アリ
ル,イソプロペニル,イソブテニル,1−メチルアリ
ル,2−ペンテニル,2−ヘキセニルなどのC2-6アル
ケニル),シクロアルケニル基(例、1−もしくは2−
シクロプロペニル、1−もしくは2−シクロブテニル、
1−、2−もしくは3−シクロペンテニル、1−、2−
もしくは3−シクロヘキセニルなどのC3-6シクロアル
ケニル),アルキニル基(例、プロパルギル,2−ブチ
ニル,3−ブチニル,3−ペンチニル,3−ヘキシニル
等のC2-6アルキニル),ハロゲン(例、フッ素、塩
素、臭素、ヨウ素)で1〜3個置換されていてもよいア
ルコキシ基(例、メトキシ,エトキシ,n−プロポキ
シ,tert−ブトキシ,n−ヘキシルオキシ等のC1-6アル
コキシ),アシル基[例、ホルミル、C1-6アルキル−
カルボニル(例、アセチル、プロピオニル、ブチリル、
イソブチリル、ペンタノイル、ヘキサノイル、ヘプタノ
イル等)、C2-6アルケニル−カルボニル(例、アリル
カルボニル,イソプロペニルカルボニル,イソブテニル
カルボニル,1−メチルアリルカルボニル,2−ペンテ
ニルカルボニル,2−ヘキセニルカルボニル等),C
2-6アルキニル−カルボニル(例、プロパルギルカルボ
ニル,2−ブチニルカルボニル,3−ブチニルカルボニ
ル,3−ペンチニルカルボニル,3−ヘキシニルカルボ
ニル等),C3-6シクロアルキル−カルボニル(例、シ
クロプロピルカルボニル、シクロブチルカルボニル、シ
クロペンチルカルボニル、シクロヘキシルカルボニル
等),C6-14アリール−カルボニル(例、ベンゾイル、
ナフタレンカルボニル等)、C7-19アラルキル−カルボ
ニル(例、ベンジルカルボニル、フェネチルカルボニ
ル、フェニルプロピルカルボニルなどのフェニル−C
1-4アルキルカルボニル等)、C1-6アルコキシ−カルボ
ニル(例、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、
プロポキシカルボニル、イソプロポキシカルボニル、ブ
トキシカルボニル、イソブトキシカルボニル、sec-ブト
キシカルボニル、tert-ブトキシカルボニル等)、C2-6
アルケニルオキシ−カルボニル(例、アリルオキシカル
ボニル,イソプロペニルオキシカルボニル,イソブテニ
ルオキシカルボニル,1−メチルアリルオキシカルボニ
ル,2−ペンテニルオキシカルボニル,2−ヘキセニル
オキシカルボニル等)、C2-6アルキニルオキシ−カル
ボニル(例、プロパルギルオキシカルボニル,2−ブチ
ニルオキシカルボニル,3−ブチニルオキシカルボニ
ル,3−ペンチニルオキシカルボニル,3−ヘキシニル
オキシカルボニル等)、C3-6シクロアルキルオキシ−
カルボニル(例、シクロプロピルオキシカルボニル、シ
クロブチルオキシカルボニル、シクロペンチルオキシカ
ルボニル、シクロヘキシルオキシカルボニル等)、C
6-14アリールオキシ−カルボニル(例、フェノキシカル
ボニル等)、C7-19アラルキルオキシ−カルボニル
(例、ベンジルオキシカルボニル等のフェニル−C1-4
アルキルオキシカルボニルなど)等]、アルキルチオ基
(例、メチルチオ,エチルチオ,n−プロピルチオ,イ
ソブチルチオ等のC1-6アルキルチオ等)、ヒドロキシ
基、アミノ基、シアノ基、スルファモイル基、メルカプ
ト基、ニトロ基、ハロゲン原子(例、フッ素,塩素,臭
素,ヨウ素)などの置換基を1〜5個(好ましくは1〜
3個)有していてもよい。
【0016】式−T−Q0で表される基は、具体的に
は、例えばアルキルオキシ基,シクロアルキルオキシ
基,アルケニルオキシ基,シクロアルケニルオキシ基,
アルキニルオキシ基,アリールオキシ基,アラルキルオ
キシ基,アリールアルケニルオキシ基,アリールアルキ
ニルオキシ基,複素環オキシ基,アシルオキシ基,アル
キルチオ基,シクロアルキルチオ基,アルケニルチオ
基,シクロアルケニルチオ基,アルキニルチオ基,アリ
ールチオ基,アラルキルチオ基,アリールアルケニルチ
オ基,アリールアルキニルチオ基,複素環チオ基,アシ
ルチオ基,アルキルジチオ基,アリールジチオ基,アラ
ルキルジチオ基,アルキルスルフィニル基,アルケニル
スルフィニル基,アリールスルフィニル基,アラルキル
スルフィニル基,複素環スルフィニル基,アルキルスル
ホニル基,アルケニルスルホニル基,アリールスルホニ
ル基,アラルキルスルホニル基,複素環スルホニル基等
を示す。該アルキルオキシ基としては、好ましくは炭素
数1から6の直鎖または分枝状のアルキルオキシ基が挙
げられ、例えばメトキシ,エトキシ,n−プロポキシ,
イソプロポキシ,n−ブトキシ,イソブトキシ,sec−ブ
トキシ,tert−ブトキシ,n−ペンチルオキシ,sec−ペ
ンチルオキシ,イソペンチルオキシ,ネオペンチルオキ
シ,n−ヘキシルオキシ,イソヘキシルオキシ等が用い
られる。該シクロアルキルオキシ基としては、好ましく
は炭素数3から6のシクロアルキルオキシ基が挙げら
れ、例えばシクロプロピルオキシ、シクロブチルオキ
シ、シクロペンチルオキシ、シクロヘキシルオキシ等が
用いられる。該アルケニルオキシ基としては、好ましく
は炭素数2から6の直鎖または分枝状のアルケニルオキ
シ基が挙げられ、例えばアリルオキシ,イソプロペニル
オキシ,1−ブテニルオキシ,2−ペンテニルオキシ,
2−ヘキセニルオキシ等が用いられる。該シクロアルケ
ニルオキシ基としては、好ましくは炭素数3から6のシ
クロアルケニルオキシ基が挙げられ、例えば1−シクロ
プロペニルオキシ、1−シクロブテニルオキシ、2−シ
クロペンテニルオキシ、2−シクロヘキセニルオキシな
どが用いられる。該アルキニルオキシ基としては、好ま
しくは炭素数2から6のアルキニルオキシ基が挙げら
れ、例えばプロパルギルオキシ等が用いられる。該アリ
ールオキシ基としては、好ましくは炭素数6から14の
アリールオキシ基が挙げられ、例えばフェノキシ,ナフ
チルオキシ等が用いられる。該アラルキルオキシ基とし
ては、好ましくは炭素数7から19のアラルキルオキシ
基が挙げられ、例えばベンジルオキシ,フェネチルオキ
シ,フェニルプロピルオキシ等のフェニル−C1-4アル
キルオキシ基が用いられる。該アリールアルケニルオキ
シ基としては、好ましくは炭素数8から20のアリール
アルケニルオキシ基が挙げられ、例えばスチリルオキシ
などのC6-14アリール−C2-6アルケニルオキシ基が用
いられる。該アリールアルキニルオキシ基としては、好
ましくは炭素数8から20のアリールアルキニルオキシ
基が挙げられ、例えばフェニルエチニルオキシなどのC
6-14アリール−C2-6アルキニルオキシ基が用いられ
る。これらの基はいずれも1〜5個(好ましくは1〜3
個)のハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ
素)で置換されていてもよい。該複素環オキシ基として
は、式 T’−O−(T’は上記した置換基群(A')
に包含される置換されていてもよい複素環基と同意義を
示す。)で表される基が挙げられ、具体的にはピロリル
オキシ(例、2−または3−ピロリルオキシ),ピラゾ
リルオキシ(例、3−,4−または5−ピラゾリルオキ
シ),イミダゾリルオキシ(例、2−,4−または5−
イミダゾリルオキシ),トリアゾリルオキシ(例、1,
2,3−トリアゾール−4−イルオキシ,1,2,4−
トリアゾール−3−イルオキシ),テトラゾリルオキシ
(例、1H−または2H−テトラゾール−5−イルオキ
シ),フリルオキシ(例、2−または3−フリルオキ
シ),チエニルオキシ(例、2−または3−チエニルオ
キシ),硫黄原子が酸化されたチエニルオキシ(例、2
−または3−チエニル−1,1−ジオキシド−オキ
シ),オキサゾリルオキシ(例、2−,4−または5−
オキサゾリルオキシ)等が用いられる。該アシルオキシ
基としては、式 T''−O−(T''は上記した置換基群
(A')に包含される置換されていてもよいアシル基と
同意義を示す。)で表される基が挙げられ、具体的には
アセトキシ,プロピオニルオキシ,ブチリルオキシ,ペ
ンタノイルオキシ,ヘキサノイルオキシなどのC1-6
ルキル−カルボニルオキシ,フェニル−C1-4アルキル
カルボニルオキシなどのC7-19アラルキルカルボニルオ
キシ(例、ベンジルカルボニルオキシ,フェネチルカル
ボニルオキシ),ベンゾイルオキシ,ナフトイルオキシ
などのC6-14アリールカルボニルオキシ,チエニルカル
ボニルオキシ,ベンゾチエニルカルボニルオキシなどの
複素環−カルボニルオキシ等が用いられる。該アルキル
チオ基としては、好ましくは炭素数1から6の直鎖また
は分枝状のアルキルチオ基が挙げられ、例えばメチルチ
オ,エチルチオ,n−プロピルチオ,イソプロピルチ
オ,n−ブチルチオ,イソブチルチオ,sec−ブチルチ
オ,tert−ブチルチオ,n−ペンチルチオ,sec−ペンチ
ルチオ,イソペンチルチオ,ネオペンチルチオ,n−ヘ
キシルチオ,イソヘキシルチオ等が用いられる。該シク
ロアルキルチオ基としては、好ましくは炭素数3から6
のシクロアルキルチオ基が挙げられ、例えばシクロプロ
ピルチオ,シクロブチルチオ,シクロペンチルチオ,シ
クロヘキシルチオ等が用いられる。該アルケニルチオ基
としては、好ましくは炭素数2から6の直鎖または分枝
状のアルケニルチオ基が挙げられ、例えばアリルチオ,
イソプロペニルチオ,1−ブテニルチオ,2−ペンテニ
ルチオ,2−ヘキセニルチオ等が用いられる。該シクロ
アルケニルチオ基としては、好ましくは炭素数3から6
のシクロアルケニルチオ基が挙げられ、例えば1−シク
ロプロペニルチオ、1−シクロブテニルチオ、2−シク
ロペンテニルチオ、2−シクロヘキセニルチオなどが用
いられる。該アルキニルチオ基としては、好ましくは炭
素数2から6のアルキニルチオ基が挙げられ、例えばプ
ロパルギルチオ等が用いられる。該アリールチオ基とし
ては、好ましくは炭素数6から14のアリールチオ基が
挙げられ、例えばフェニルチオ,ナフチルチオ等が用い
られる。該アラルキルチオ基としては、好ましくは炭素
数7から19のアラルキルチオ基が挙げられ、例えばベ
ンジルチオ,フェネチルチオ,フェニルプロピルチオ等
のフェニル−C1-4アルキルチオ基等が用いられる。該
アリールアルケニルチオ基としては、好ましくは炭素数
8から20のアリールアルケニルチオ基が挙げられ、例
えばスチリルチオなどのC6-14アリール−C2-6アルケ
ニルチオ基が用いられる。該アリールアルキニルチオ基
としては、好ましくは炭素数8から20のアリールアル
キニルチオ基が挙げられ、例えばフェニルエチニルチオ
などのC6-14アリール−C2-6アルキニルチオ基が用い
られる。これらの基(アルキルチオ基,シクロアルキル
チオ基,アルケニルチオ基,シクロアルケニルチオ基,
アルキニルチオ基,アリールチオ基,アラルキルチオ
基,アリールアルケニルチオ基,アリールアルキニルチ
オ基)はいずれも1〜5個(好ましくは1〜3個)のハ
ロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素)で置換
されていてもよい。該複素環チオ基としては、式 T’
−S−(T’は上記と同意義を示す。)で表される基が
挙げられ、具体的にはピロリルチオ(例、2−または3
−ピロリルチオ),ピラゾリルチオ(例、3−,4−ま
たは5−ピラゾリルチオ),イミダゾリルチオ(例、2
−,4−または5−イミダゾリルチオ),トリアゾリル
チオ(例、1,2,3−トリアゾール−4−イルチオ,
1,2,4−トリアゾール−5−イルチオ),テトラゾ
リルチオ(例、1H−または2H−テトラゾール−5−
イルチオ),フリルチオ(例、2−または3−フリルチ
オ),チエニルチオ(例、2−または3−チエニルチ
オ),チエニル基の硫黄原子が酸化されたチエニルチオ
(例、2−または3−チエニル−1,1−ジオキシド−
チオ),オキサゾリルチオ(例、2−,4−または5−
オキサゾリルチオ)等が用いられる。該アシルチオ基と
しては、式 T''−S−(T''は上記と同意義を示
す。)で表される基が挙げられ、具体的にはアセチルチ
オ,プロピオニルチオ,ブチリルチオ,ペンタノイルチ
オ,ヘキサノイルチオなどのC1-6アルキル−カルボニ
ルチオ,ベンジルカルボニルチオ,フェネチルカルボニ
ルチオなどのフェニル−C1-4アルキルカルボニルチ
オ,ベンゾイルチオ,ナフトイルチオなどのC6-14アリ
ールカルボニルチオ,チエニルカルボニルチオ,ベンゾ
チエニルカルボニルチオなどの複素環−カルボニルチオ
等が用いられる。該アルキルジチオ基としては、好まし
くは炭素数1から6の直鎖または分枝状のアルキルジチ
オ基が挙げられ、例えばメチルジチオ,エチルジチオ,
n−プロピルジチオ等が用いられる。該アリールジチオ
基としては、好ましくは炭素数6から14のアリールジ
チオ基が挙げられ、例えばフェニルジチオ,ナフチルジ
チオ等が用いられる。該アラルキルジチオ基としては、
好ましくは炭素数7から19のアラルキルジチオ基が挙
げられ、例えばベンジルジチオ,フェネチルジチオ等の
フェニル−C1-4アルキルジチオ基等が用いられる。該
アルキルスルフィニル基としては、好ましくは炭素数1
から6の直鎖または分枝状のアルキルスルフィニル基が
挙げられ、例えばメチルスルフィニル,エチルスルフィ
ニル,n−プロピルスルフィニル,イソプロピルスルフ
ィニル,n−ヘキシルスルフィニル等が用いられる。該
アルケニルスルフィニル基としては、好ましくは炭素数
2から6の直鎖または分枝状のアルケニルスルフィニル
基が挙げられ、例えばアリルスルフィニル等が用いられ
る。該アリールスルフィニル基としては、好ましくは炭
素数6から14のアリールスルフィニル基が挙げられ、
例えばフェニルスルフィニル等が用いられる。該アラル
キルスルフィニル基としては、好ましくは炭素数7から
19のアラルキルスルフィニル基が挙げられ、例えばベ
ンジルスルフィニル等のフェニル−C1-4アルキルスル
フィニルが用いられる。これらの基(アルキルジチオ
基,アリールジチオ基,アラルキルジチオ基,アルキル
スルフィニル基,アルケニルスルフィニル基,アリール
スルフィニル基,アラルキルスルフィニル基)はいずれ
も1〜5個(好ましくは1〜3個)のハロゲン原子
(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素)で置換されていて
もよい。該複素環スルフィニル基としては、式 T'−
SO−(T'は上記と同意義を示す。)で表される基が
挙げられ、具体的にはピロリルスルフィニル(例、2−
または3−ピロリルスルフィニル),ピラゾリルスルフ
ィニル(例、3−,4−または5−ピラゾリルスルフィ
ニル)等が用いられる。該アルキルスルホニル基として
は、好ましくは炭素数1から6の直鎖または分枝状のア
ルキルスルホニル基が挙げられ、例えばメチルスルホニ
ル,エチルスルホニル,n−プロピルスルホニル,イソ
プロピルスルホニル等が用いられる。該アルケニルスル
ホニル基としては、好ましくは炭素数2から6の直鎖ま
たは分枝状のアルケニルスルホニル基が挙げられ、例え
ばアリルスルホニル等が用いられる。該アリールスルホ
ニル基としては、好ましくは炭素数6から14のアリー
ルスルホニル基が挙げられ、例えばフェニルスルホニ
ル,ナフチルスルホニル等が用いられる。該アラルキル
スルホニル基としては、好ましくは炭素数7から19の
アラルキルスルホニル基が挙げられ、例えばベンジルス
ルホニル,フェネチルスルホニル,フェニルプロピルス
ルホニル等のフェニル−C1-4アルキルスルホニル基が
用いられる。これらの基(アルキルスルホニル基,アル
ケニルスルホニル基,アリールスルホニル基,アラルキ
ルスルホニル基)はいずれも1〜5個(好ましくは1〜
3個)のハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ
素)で置換されていてもよい。該複素環スルホニル基と
しては、式 T'−SO2−(T'は上記と同意義を示
す。)で表される基が挙げられ、具体的にはピロリルス
ルホニル(例、2−または3−ピロリルスルホニル),
ピラゾリルスルホニル(例、3−,4−または5−ピラ
ゾリルスルホニル)等が用いられる。
【0017】式
【化29】 で表される基としては、具体的には、アルキルアミノ
基、好ましくはモノ又はジ(炭素数1から6のアルキ
ル)アミノ基(例えば、メチルアミノ,エチルアミノ,
n−プロピルアミノ,n−ブチルアミノ,tert−ブチルア
ミノ,n−ペンチルアミノ,n−ヘキシルアミノ,ジメチ
ルアミノ,ジエチルアミノ,メチルエチルアミノ,ジ
(n−プロピル)アミノ,ジ(n−ブチル)アミノ等)、
シクロアルキルアミノ基、好ましくはモノ又はジ(炭
素数3から6のシクロアルキル)アミノ基(例えば、シ
クロプロピルアミノ,シクロペンチルアミノ,シクロヘ
キシルアミノ,ジシクロヘキシルアミノ等)、アリー
ルアミノ基、好ましくは炭素数6から14のアリールア
ミノ基(例えば、アニリノ等),N−C1-6アルキル−
N−C6-14アリールアミノ(例、N−メチルアニリノ
等)、アラルキルアミノ基、好ましくは炭素数7から
19のアラルキルアミノ基(例えば、ベンジルアミノ,
1−フェニルエチルアミノなどのフェニル−C1-4アル
キルアミノ,ベンズヒドリルアミノ,トリチルアミノ
等)、アシルアミノ基、すなわち、式T'''T''''N
−(T'''は水素原子、炭化水素基(例、上記R1におけ
る置換されていてもよい炭化水素基における炭化水素基
等)またはアシル基(例、上記置換基群(A')に包含
される置換されていてもよいアシル基におけるアシル基
等)を、T''''はT'''で示されるアシル基と同意義を
示し、 T'''およびT''''は窒素原子と共に環を形成し
てもよい。)で表される基で、具体的にはホルムアミ
ド、アセトアミド,プロピオンアミド,ブチリルアミ
ノ,ペンタノイルアミノ,ヘキサノイルアミノ,ベンジ
ルカルボニルアミノ,フェネチルカルボニルアミノ,ベ
ンゾイルアミノ(ベンズアミド),ナフトイルアミノ,
チエニルカルボニルアミノ,ベンゾチエニルカルボニル
アミノ等のC1-6アルキル−カルボニルアミノ,C6-14
アリール−カルボニルアミノ,C7-19アラルキル−カル
ボニルアミノ,複素環カルボニルアミノ(該複素環カル
ボニルアミノにおける複素環基は上記置換基群(A')
に包含される置換されていてもよい複素環基における複
素環基と同意義を示す。)等が用いられる。T'''およ
びT''''が窒素原子と共に形成してもよい環としては、
2−オキソピロリジノ,スクシンイミド,フタルイミド
などの、オキソで1もしくは2個置換されていてもよい
5または6員複素環基、またはそのベンゼン環との縮合
環基などが挙げられる。〜の各基はいずれも1〜5
個(好ましくは1〜3個)のハロゲン原子(例、フッ
素、塩素、臭素、ヨウ素)で置換されていてもよい。ま
たのうち基T'''が炭化水素基を示す場合、この基は
1〜5個(好ましくは1〜3個)のハロゲン原子(例、
フッ素、塩素、臭素、ヨウ素)で置換されていてもよ
く、基T'''またはT''''がC1-6アルキル−カルボニル
基を示す場合、これらの基は1〜5個(好ましくは1〜
3個)のハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ
素)で置換されていてもよい。ここでQ1およびQ2は、
隣接する窒素原子とともに環を形成してもよく、好まし
くは3ないし7員環(例えば、ピロリジノ,ピペリジ
ノ,モルホリノ,チオモルホリノ、1−ピペラジニル,
アジリジノ,アゼチジノ等)を形成してもよい。
【0018】式
【化30】 で表される基としては、具体的には、モノまたはジア
ルキルスルファモイル基、好ましくはモノまたはジ(炭
素数1から6のアルキル)スルファモイル基(例えばメ
チルスルファモイル,エチルスルファモイル,n−プロ
ピルスルファモイル,n−ヘキシルスルファモイル,ジ
メチルスルファモイル,ジエチルスルファモイル,メチ
ルエチルスルファモイル,ジ(n−ブチル)スルファモ
イル等)、シクロアルキルスルファモイル基、好まし
くは炭素数3から6のシクロアルキルスルファモイル基
(例えば、シクロプロピルスルファモイル,シクロヘキ
シルスルファモイル等)、アリールスルファモイル
基、好ましくは炭素数6から14のアリールスルファモ
イル基(例えば、フェニルスルファモイル等)、アラ
ルキルスルファモイル基、好ましくは炭素数7から19
のアラルキルスルファモイル基(例えば、ベンジルスル
ファモイル,フェニルエチルスルファモイルなどのフェ
ニル−C1-4アルキルスルファモイル,ベンズヒドリル
スルファモイル,トリチルスルファモイル等)、アシ
ルスルファモイル基、すなわち、式 T'''T''''NS
2−(各記号は前記と同意義を示す。)で表される基
(例えば、アセチルスルファモイルなどのC1-6アルキ
ル−カルボニルスルファモイル,ベンジルカルボニルス
ルファモイルなどのフェニル−C1-4アルキルカルボニ
ルスルファモイル,チエニルカルボニルスルファモイル
などの複素環−カルボニルスルファモイル等)が用いら
れる。〜の各基はいずれも1〜5個(好ましくは1
〜3個)のハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭素、ヨ
ウ素)で置換されていてもよい。またのうち基T'''
が炭化水素基を示す場合、この基は1〜5個(好ましく
は1〜3個)のハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭
素、ヨウ素)で置換されていてもよく、基T'''または
T''''がC1-6アルキル−カルボニル基を示す場合、こ
れらの基は1〜5個(好ましくは1〜3個)のハロゲン
原子(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素)で置換されて
いてもよい。ここでQ1およびQ2は、隣接する窒素原子
とともに環を形成してもよく、例えば、ピロリジノ,ピ
ペリジノ,モルホリノ,チオモルホリノ、1−ピペラジ
ニル,アジリジノ,アゼチジノ等を形成してもよい。
【0019】式 Q2−SO2−O−で表される基として
は、具体的には、アルキルスルホニルオキシ基、好ま
しくは炭素数1から6のアルキルスルホニルオキシ基
(例えば、メタンスルホニルオキシ,エタンスルホニル
オキシ等)、アリールスルホニルオキシ基、好ましく
は炭素数6から14のアリールスルホニルオキシ基(例
えば、ベンゼンスルホニルオキシ等)、アラルキルス
ルホニルオキシ基、好ましくは炭素数7から19のアラ
ルキルスルホニルオキシ基(例えば、ベンジルスルホニ
ルオキシ,フェネチルスルホニルオキシなどのフェニル
−C1-4アルキルスルホニルオキシ等),アシルスル
ホニルオキシ基(例えば、アセチルスルホニルオキシ,
ブチリルスルホニルオキシなどのC1-6アルキル−カル
ボニルスルホニルオキシ等)が用いられる。〜の各
基はいずれも1〜5個(好ましくは1〜3個)のハロゲ
ン原子(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素)で置換され
ていてもよい。またのうちC1-6アルキル−カルボニ
ルスルホニルオキシ基は1〜5個(好ましくは1〜3
個)のハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ
素)で置換されていてもよい。
【0020】R1で示される置換されていてもよい複素
環基としては、上記置換基群(A')に包含される置換
されていてもよい複素環基と同様のものが挙げられる。
1としてはそれぞれハロゲン原子、ハロゲンで1〜3
個置換されていてもよいC1-6アルキル基およびハロゲ
ンで1〜3個置換されていてもよいC1-6アルコキシ基
から選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい
(i)フェニル基、(ii)ナフチル基(例、1−ナフチル
基、2−ナフチル基)または(iii)チエニル基(例、2
−チエニル基、3−チエニル基)が好ましい。R1とし
ては特に式
【化31】 [式中、X5は水素原子、ハロゲン原子、ハロゲンで1〜
3個置換されていてもよいC1-6アルキル基またはハロ
ゲンで1〜3個置換されていてもよいC1-6アルコキシ
基を示す。]で表される基が好ましい。
【0021】R2及びR3で示される置換されていてもよ
い炭化水素基としては、前記R1における置換されてい
てもよい炭化水素基と同様のものが挙げられる。中で
も、置換されていてもよい炭素数1から6の直鎖もしく
は分枝状アルキル基(例、メチル,エチル,n−プロピ
ル,イソプロピル,n−ブチル,イソブチル,sec−ブチ
ル,tert−ブチル,n−ペンチル,sec−ペンチル,イソ
ペンチル,ネオペンチル,n−ヘキシル,イソヘキシル
等のC1-6アルキル基等)が好ましい。該アルキル基の
置換基としては、ハロゲン原子(例、フッ素,塩素,臭
素,ヨウ素)が好ましい。該置換基の数は1〜4個(好
ましくは1〜3個)である。R2及びR3が隣接する炭素
原子と一緒になって形成してもよい置換されていてもよ
い3ないし8員の環状炭化水素基としては、例えばシク
ロプロパン−1,1−ジイル、シクロブタン−1,1−
ジイル、シクロペンタン−1,1−ジイル、シクロヘキ
サン−1,1−ジイル、シクロヘプタン−1,1−ジイ
ル及びシクロオクタン−1,1−ジイルなどのC3-8
クロアルカンジイル基等が用いられる。R2及びR3が隣
接する炭素原子と一緒になって形成される3ないし8員
の環状炭化水素基の置換基としては上記R1で示される
複素環基の置換基と同様のものが挙げられ、好ましくは
ハロゲン原子が用いられる。置換基の数は1〜3個であ
る。R2およびR3はそれぞれハロゲンで1〜3個置換さ
れていてもよいC1-6アルキル基が好ましい。特に、R2
およびR3はそれぞれメチルもしくはエチルなどのC1-6
アルキル基が好ましい。
【0022】R4で示される置換されていてもよいアリ
ール基のアリール基としては上記R1の置換されていて
もよい炭化水素基で例示したアリール基と同様のものが
挙げられる。またR4で示される置換されていてもよい
アリール基の置換基としては上記R1の置換されていて
もよい炭化水素基で例示したアリール基が有していても
よい置換基と同様のものが挙げられる。R4で示される
置換されていてもよい複素環基としては上記R1におけ
る置換されていてもよい複素環基と同様のものが挙げら
れる。R5またはR6における置換されていてもよい炭化
水素基および置換されていてもよい複素環基は前記R1
で示される置換されていてもよい炭化水素基および置換
されていてもよい複素環基と同様のものが挙げられる。
【0023】R4は上記した中でも式
【化32】 [式中、X1は同一または異なってハロゲン原子、ハロゲ
ンで1〜3個置換されていてもよいC1-6アルキル基、
2-6アルケニル基、C2-6アルキニル基、ハロゲンで1
〜3個置換されていてもよいC1-6アルコキシ基、C2-6
アルケニルオキシ基、C2-6アルキニルオキシ基、ハロ
ゲンで1〜3個置換されていてもよいC1-6アルキルチ
オ基、C2-6アルケニルチオ基、C2-6アルキニルチオ
基、ハロゲンで1〜3個置換されていてもよいC1-6
ルキルスルフィニル基、C2-6アルケニルスルフィニル
基、C2-6アルキニルスルフィニル基、ハロゲンで1〜
3個置換されていてもよいC1-6アルキルスルホニル
基、C2-6アルケニルスルホニル基、C2-6アルキニルス
ルホニル基、フェニル基、フェノキシ基、フェニルチオ
基、フェニルスルフィニル基、フェニルスルホニル基、
アミノ基、C1-6アルキルアミノ基、ジ(C1-6アルキ
ル)アミノ基、シアノ基、ニトロ基、ヒドロキシ基、ベ
ンジル基、ベンジルオキシ基、C1-6アルキル−カルボ
ニル基、またはC1-6アルコキシ−カルボニル基を示す
か、隣接する2つのX1が一緒になってメチレンジオキ
シ基を形成してもよく、mは0〜3の整数を示し、 D1
は酸素原子、硫黄原子、または式NRd1(式中、Rd1
水素原子、またはC1-6アルキル基を示す。)で表され
る基を示す。]で表される基、または式
【化33】 [式中、X3は同一または異なってハロゲン原子、ハロゲ
ンで1〜3個置換されていてもよいC1-6アルキル基、
2-6アルケニル基、C2-6アルキニル基、ハロゲンで1
〜3個置換されていてもよいC1-6アルコキシ基、ハロ
ゲンで1〜3個置換されていてもよいC1-6アルキルチ
オ基、C1-6アルキルスルフィニル基、C1-6アルキルス
ルホニル基、C1-6アルキル−カルボニル基、C1-6アル
コキシ−カルボニル基、フェノキシ基、ホルムアミド
基、C1-6アルキル−カルボニルアミノ基、C1-6アルキ
ルスルホニルオキシ基、シアノ基、またはニトロ基を、
nは0〜3の整数を、D2は酸素原子、硫黄原子、また
は式NRd2(式中、Rd2は水素原子、またはC1-6アル
キル基を示す。)で表される基を示す。]で表される基
が好ましい。特に、R4は式
【化34】 [式中、X2は同一または異なってハロゲン原子、ハロゲ
ンで1〜3個置換されていてもよいC1-6アルキル基ま
たはC1-6アルコキシ基を、m'は0〜3の整数を示
す。]で表される基、または式
【化35】 [式中、X4は同一または異なってハロゲン原子、ハロゲ
ンで1〜3個置換されていてもよいC1-6アルキル基ま
たはC2-6アルキニル基を、n'は0〜3の整数を示
す。]で表される基が好ましく、式
【化36】 [式中、Y1はハロゲン原子、ハロゲンで1〜3個置換さ
れていてもよいC1-6アルキル基またはC1-6アルコキシ
基を、Y2およびY3はそれぞれ水素原子、ハロゲン原
子、ハロゲンで1〜3個置換されていてもよいC1-6
ルキル基またはC1-6アルコキシ基を示す。]で表される
基、または式
【化37】 [式中、Y4はハロゲン原子、ハロゲンで1〜3個置換さ
れていてもよいC1-6アルキル基またはC2-6アルキニル
基を、 Y5、Y6およびY7はそれぞれ水素原子、ハロゲ
ン原子またはハロゲンで1〜3個置換されていてもよい
1-6アルキル基を示す。]で表される基がより好まし
い。
【0024】R7における置換されていてもよい炭化水
素基としては上記R1における置換されていてもよい炭
化水素基と同様のものが挙げられる。R8における置換
されていてもよい炭化水素基としては前記R1における
置換されていてもよい炭化水素基と同様のものが挙げら
れる。Zとしてはヒドロキシ基、ハロゲン(例、フッ
素、塩素、臭素、ヨウ素)で1〜3個置換されていても
よいC1-6アルコキシ基(例、メトキシ、エトキシ、 n-
プロポキシ、イソプロポキシ等)、ハロゲン(例、フッ
素、塩素、臭素、ヨウ素)で1〜3個置換されていても
よいC1-6アルキルチオ基(例、メチルチオ、エチルチ
オ、n-プロピルチオ、イソプロピルチオ等)、ハロゲン
(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素)で1〜3個置換さ
れていてもよいC1-6アルキルスルフィニル基(例、メ
チルスルフィニル、エチルスルフィニル、n-プロピルス
ルフィニル、イソプロピルスルフィニル等)、ハロゲン
(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素)で1〜3個置換さ
れていてもよいC1-6アルキルスルホニル基(例、メチ
ルスルホニル、エチルスルホニル、n-プロピルスルホニ
ル、イソプロピルスルホニル等)または式 −O−COR8x [式中、R8xはハロゲン(例、フッ素、塩素、臭素、ヨ
ウ素)で1〜3個置換されていてもよいC1-6アルキル
基(例、メチル、エチル、n-プロピル、イソプロピル、
tert−ブチル等)を示す。]で表される基が好ましい。
なかでもヒドロキシ、メトキシ、エトキシなどのC1-6
アルコキシ、メチルチオなどのC1-6アルキルチオ、メ
チルスルフィニルなどのC1-6アルキルスルフィニル、
メチルスルホニルなどのC1-6アルキルスルホニル、ア
セチルオキシなどのC1-6アルキルカルボニルオキシ等
が好ましい。
【0025】一般式(I)で表される化合物のうち好ま
しい態様は以下に示される。 即ち、R1はハロゲンで1
〜3個置換されていてもよいフェニル基を、 R2及びR
3はそれぞれC1-6アルキル基を、R4は(1)ハロゲン、ハ
ロゲンで1〜3個置換されていてもよいC1-6アルキル
基、C1-6アルコキシ基もしくはC1-6アルキルチオ基で
1〜3個置換されていてもよいフェニル基または(2)ハ
ロゲンもしくはハロゲンで1〜3個置換されていてもよ
いC1-6アルキル基で1〜3個置換されていてもよいフ
ェニル基で置換されたカルバモイル基を、Zはヒドロキ
シ基、ハロゲンで1〜3個置換されていてもよいC1-6
アルコキシ基、C1-6アルキルチオ基、C1-6アルキルス
ルフィニル基、C1-6アルキルスルホニル基またはハロ
ゲンで1〜3個置換されていてもよいC1-6アルキル−
カルボニルオキシ基を示す化合物またはその塩。
【0026】本発明の化合物(I)は分子中の置換分中
のスルホ基、カルボキシル基等の酸性基が無機塩基、有
機塩基等と農芸化学的に許容され得る塩基塩を形成する
ことができ、また分子中の塩基性の窒素原子及び置換分
中のアミノ基等の塩基性基が無機酸、有機酸等と農芸化
学的に許容され得る酸付加塩を形成することができる。
化合物(I)の無機塩基塩としては例えば、アルカリ金
属(例えば、ナトリウム、カリウム等)、アルカリ土類
金属(例えば、カルシウム等)、アンモニア等との塩
が、また化合物(I)の有機塩基塩としては例えば、ジ
メチルアミン、トリエチルアミン、ピペラジン、ピロリ
ジン、ピペリジン、2−フェニルエチルアミン、ベンジ
ルアミン、エタノールアミン、ジエタノールアミン、ピ
リジン、コリジン等との塩等が用いられる。化合物
(I)の無機酸付加塩としては例えば、塩酸、臭化水素
酸、硫酸、硝酸、リン酸等との塩が、化合物(I)の有
機酸付加塩としては例えば、p−トルエンスルホン酸、
メタンスルホン酸、ギ酸、トリフルオロ酢酸等との塩が
用いられる。
【0027】本発明は式
【化38】 [式中、Z1は式R7O−(式中、R7は前記と同意義を示
す。)で表される基または式R7S−(式中、R7は前記
と同意義を示す。)で表される基を、他の記号は前記と
同意義を示す。]で表される化合物(以下、化合物(II)
と略称することがある。)またはその塩にも関する。化
合物(II)またはその塩は化合物(I)またはその塩の
うち、式
【化39】 [式中の記号は前記と同意義を示す。]で表される化合物
またはその塩、即ち式(I)で基Zが式R7O−(式
中、R7は前記と同意義を示す。)で表される基または
式R7S−(式中、R7は前記と同意義を示す。)で表さ
れる基を示す化合物またはその塩の合成中間体である。
化合物(II)の塩としては上記した化合物(I)の塩と
同様のものが用いられる。なお上記一般式(II)で表さ
れる化合物が1個以上の不斉中心を有する場合、一般式
(II)で表される化合物には2個以上の立体異性体(例
えば、エナンチオマー、ジアステレオマー等)が存在す
るが、一般式(II)にはこれらの立体異性体のすべて及
びそれらのうちの任意の2個以上からなる混合物が包含
される。また上記一般式(II)で表される化合物が二重
結合等に関する幾何異性を有する場合、一般式(II)で
表される化合物には2個以上の幾何異性体(例えば、E
/Zまたはトランス/シスの各異性体、S−トランス/S
−シスの各異性体等)が存在するが、一般式(II)には
これらの幾何異性体のすべて及びそれらのうちの任意の
2個以上からなる混合物が包含される。
【0028】本発明の化合物(I)またはその塩は、安
全性に優れた除草剤として有用であり、極めて低薬量で
広範囲の雑草、例えば、タイヌビエ、ヒメタイヌビエ、
タマガヤツリ、コゴメガヤツリ、ヒデリコ、マツバイ、
イヌホタルイ、タイワンヤマイ、ミズガヤツリ、クログ
ワイ、コウキヤガラ、シズイ、コナギ、アゼナ、アブノ
メ、キカシグサ、ヒメミソハギ、ミゾハコベ、チョウジ
タデ、ウリカワ、ヘラオモダカ、オモダカ、ヒルムシ
ロ、セリ、ミズハコベ、アゼトウガラシ、アメリカアゼ
ナ、タカサブロウ、イボクサ、キシュウスズメノヒエ、
エゾノサヤヌカグサ等の水田雑草、メヒシバ、エノコロ
グサ、ヒメイヌビエ、オオクサキビ、セイバンモロコ
シ、カラスムギ、ブラックグラス、ウマノチャヒキ、ハ
マスゲ、アオビユ、イチビ、アカザ、イヌタデ、スベリ
ヒユ、アメリカキンゴジカ、シロバナチョウセンアサガ
オ、マルバアサガオ、オナモミ、コハコベ、カラシナ
類、エビスグサ、カミツレ、ツユクサ等の畑地雑草に対
して優れた殺草力を有するのみならず、イネ、コムギ、
オオムギ、ダイズ、トウモロコシ、ワタ等の作物に対し
て薬害はほとんどなく、高い安全性を示す。化合物
(I)またはその塩は、作物と各種雑草との間に優れた
選択的除草効果を示し、哺乳動物や魚介類に対して低毒
性で、環境を汚染することもなく、水田、畑、芝生、果
樹園あるいは非農耕地用の除草剤として極めて安全に使
用することができる。なかでも水田で使用する除草剤と
して適している。
【0029】本発明の化合物(I)またはその塩を除草
剤として使用するにあたっては、一般の農薬のとりうる
形態、すなわち、化合物(I)またはその塩の1種また
は2種以上(好ましくは1〜3種)を使用目的によって
適当な液体担体に溶解するか分散させるか、または適当
な固体担体と混合するか吸着させ、乳剤、液剤、油剤、
粉剤、DL(ドリフトレス)型粉剤、粒剤、微粒剤、微
粒剤F、細粒剤F、水和剤、顆粒水和剤、水溶剤、フロ
アブル剤、錠剤、ジャンボ剤、噴霧剤、ペースト剤等の
製剤として使用する。これらの製剤は必要に応じ、乳化
剤、分散剤、展着剤、浸透剤、湿潤剤、結合剤、増粘剤
等を添加してもよく、自体公知の方法で調製することが
できる。
【0030】使用する液体担体(溶剤)としては、例え
ば、水、アルコール類(例、メタノール、エタノール、
1−プロパノール、2−プロパノール、エチレングリコ
ール等)、ケトン類(例、アセトン、メチルエチルケト
ン等)、エーテル類(例、ジオキサン、テトラヒドロフ
ラン、エチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチ
レングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコ
ールモノメチルエーテル等)、脂肪族炭化水素類(例、
ケロシン、灯油、燃料油、機械油等)、芳香族炭化水素
類(例、ベンゼン、トルエン、キシレン、ソルベントナ
フサ、メチルナフタレン等)、ハロゲン化炭化水素類
(例、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素
等)、酸アミド類(例、ジメチルホルムアミド、ジメチ
ルアセトアミド等)、エステル類(例、酢酸エチルエス
テル、酢酸ブチルエステル、脂肪酸グリセリンエステル
等)、ニトリル類(例、アセトニトリル、プロピオニト
リル等)等の溶媒が用いられる。これらは1種または2
種以上(好ましくは1〜3種)を適当な割合で混合して
使用する。
【0031】固体担体(希釈・増量剤)としては、例え
ば、植物性粉末(例、大豆粉、タバコ粉、小麦粉、木粉
等)、鉱物性粉末(例、カオリン、ベントナイト、酸性
白土、クレイ等のクレイ類、滑石粉、ロウ石粉等のタル
ク類、珪藻土、雲母粉等のシリカ類等)、アルミナ、硫
黄粉末、活性炭、糖類(例、乳糖、ブドウ糖等)、無機
塩類(例、炭酸カルシウム、重炭酸ナトリウム等)、ガ
ラス中空体(天然のガラス質を焼成加工してその中に気
泡を内包させたもの)等が用いられる。これらは1種ま
たは2種以上(好ましくは1〜3種)を適当な割合で混
合して使用する。該液体担体または固体担体は、製剤全
体に対して通常約1〜99重量%程度、好ましくは約1
0〜99重量%程度用いることができる。
【0032】乳化剤、分散剤、展着剤、浸透剤、湿潤剤
等としては必要に応じて界面活性剤が用いられる。これ
らの界面活性剤としては、例えば、ポリオキシエチレン
アルキルエーテル(例、三洋化成工業(株)製、エマル
ミン110等)、ポリオキシエチレンアルキルアリール
エーテル(例、三洋化成工業(株)製、ノニポール8
5、ノニポール100、ノニポール160等)、ポリオ
キシエチレンラノリンアルコール、ポリオキシエチレン
アルキルフェノールホルマリン縮合物、ポリオキシエチ
レンソルビタン脂肪酸エステル(例、花王(株)製、ト
ゥイーン20、トゥイーン80、第一工業製薬(株)
製、ソルゲンTW−20、ソルゲンTW−80等)、ポ
リオキシエチレングリセリルモノ脂肪酸エステル、ポリ
オキシプロピレングリコールモノ脂肪酸エステル、ポリ
オキシエチレンソルビトール脂肪酸エステル、ポリオキ
シエチレンヒマシ油誘導体、ポリオキシエチレン脂肪酸
エステル、高級脂肪酸グリセリンエステル、ソルビタン
脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、ポリオキシエ
チレンポリオキシプロピレンブロックポリマー、ポリオ
キシエチレン脂肪酸アミド、アルキロールアミド、ポリ
オキシエチレンアルキルアミン等の非イオン性界面活性
剤、アルキルアミン塩酸塩(例、ドデシルアミン塩酸塩
等)、アルキル四級アンモニウム塩、アルキルトリメチ
ル四級アンモニウム塩(例、ドデシルトリメチルアンモ
ニウム塩等)、アルキルジメチルベンジルアンモニウム
塩、アルキルピリジニウム塩、アルキルイソキノリニウ
ム塩、ジアルキルモルホリニウム塩、塩化ベンゼトニウ
ム、ポリアルキルビニルピリジニウム塩等のカチオン性
界面活性剤、高級脂肪酸ナトリウム塩(例、パルミチン
酸ナトリウム等)、エーテルカルボン酸ナトリウム塩
(例、ポリオキシエチレンラウリルエーテルカルボン酸
ナトリウム等)、高級脂肪酸のアミノ酸縮合物(例、ラ
ウロイルサルコシンナトリウム、N−ラウロイルグルタ
ミン酸ナトリウム等)、高級アルキルスルホン酸塩、高
級脂肪酸エステルスルホン酸塩(例、ラウリン酸エステ
ルスルホン酸塩等)、リグニンスルホン酸塩(例、リグ
ニンスルホン酸ナトリウム等)、アルキルスルホサクシ
ネート(例、ジヘプチルスルホコハク酸ナトリウム、ジ
オクチルスルホコハク酸ナトリウム、ジノニルスルホコ
ハク酸ナトリウム等)、高級脂肪酸アミドスルホン酸塩
(例、オレイン酸アミドスルホン酸塩等)、ドデシルベ
ンゼンスルホン酸塩、ジイソプロピルナフタレンスルホ
ン酸塩、アルキルアリールスルホン酸塩ホルマリン縮合
物、高級アルコール硫酸エステル塩(例、ペンタデカン
−2−イルスルフェート等)、ポリオキシエチレンアル
キルエーテル硫酸エステル塩(例、ポリオキシエチレン
ドデシルエーテル硫酸ナトリウム等)、ポリオキシエチ
レンアルキルリン酸エステル(例、ジポリオキシエチレ
ンドデシルエーテルリン酸エステル等)、ポリオキシエ
チレンアルキルアリールリン酸エステル塩、スチレン−
マレイン酸共重合体、アルキルビニルエーテル−マレイ
ン酸共重合体等のアニオン性界面活性剤、N−ラウリル
アラニン、N,N,N−トリメチルアミノプロピオン
酸、N,N,N−トリヒドロキシエチルアミノプロピオ
ン酸、N−ヘキシル−N,N−ジメチルアミノ酢酸、1
−(2−カルボキシエチル)ピリジニウムベタイン等の
両性界面活性剤等があげられる。これらのうち1種また
は2種以上(好ましくは1〜5種)が用いられる。該界
面活性剤は、製剤全体に対して通常約0.1〜50重量
%程度、好ましくは約0.1〜25重量%程度用いるこ
とができる。
【0033】結合剤としては、例えば、デキストリン
(例、日澱化学(株)製、デキストリンND−S等)、
カルボキシメチルセルロースのナトリウム塩(例、第一
工業製薬(株)製、セロゲン5A、セロゲン6A、セロ
ゲン7A、セロゲンPR等)、ポリカルボン酸系高分子
化合物(例、三洋化成工業(株)製、トキサノンGR−
30、トキサノンGR−31A、トキサノンGR−50
L、トキサノンGR−60L;花王(株)製、ポイズ5
30、ポイズ532A等)、ポリビニルピロリドン、ポ
リビニルアルコール、リグニンスルホン酸ナトリウム、
リグニンスルホン酸カルシウム、ポリアクリル酸ナトリ
ウム、アラビアガム、アルギン酸ナトリウム、グルコー
ス、ショ糖、マンニトール、ソルビトール等が用いられ
る。該結合剤は、製剤全体に対して通常約0〜20重量
%程度用いることができる。
【0034】増粘剤としては、例えば、ベントナイト鉱
物質(例、高純度ソジウムモンモリロナイト等)、ポリ
アクリル酸とその誘導体、カルボキシメチルセルロース
のナトリウム塩(例、第一工業製薬(株)製、セロゲン
5A、セロゲン6A、セロゲン7A、セロゲンPR
等)、ホワイトカーボン類、天然の糖類誘導体(例、キ
サンタンガム、グアーガム等)等が用いられる。該増粘
剤は製剤全体に対して通常約0.01〜10重量%程度
用いられる。
【0035】本発明の化合物(I)またはその塩の製剤
中の含有割合は乳剤、水和剤、顆粒水和剤、液剤、水溶
剤、フロアブル剤等では約1〜90重量%程度が適当で
あり、油剤、粉剤、DL型粉剤等では約0.01〜10
重量%程度が適当であり、微粒剤、微粒剤F、細粒剤
F、粒剤等では約0.05〜10重量%程度が適当であ
るが、使用目的によってはこれらの濃度を適宜変更して
もよい。乳剤、水和剤、顆粒水和剤、液剤、水溶剤、フ
ロアブル剤等では使用に際して水等で適宜希釈増量(例
えば、約100〜100,000倍)して散布すること
もできる。
【0036】施用方法は通常の農薬の施用方法と同様の
方法を用いることができ、例えば、空中散布、土壌散
布、茎葉散布、育苗箱散布、側条施用、種子処理等があ
げられる。例えば水田に施用する場合には自体公知の方
法(例、手撒き、動力散布等)により施用される。本発
明の化合物(I)またはその塩を除草剤として用いる場
合の使用量は、適用場面、適用時期、施用方法、対象草
種、栽培作物等により差異はあるが、一般に有効成分
(化合物(I)またはその塩)として水田1アールあた
り0.05〜50g程度、好ましくは0.1〜10g程
度、畑地1アールあたり0.05〜50g程度、好まし
くは0.1〜10g程度である。本発明の化合物(I)
またはその塩は水田雑草用としては、出芽前土壌処理あ
るいは茎葉兼土壌処理剤として使用するのが適当であ
る。例えば、本発明の化合物(I)またはその塩を含有
する除草剤は田植え直後あるいは田植え1〜3週間後で
も薬害を発現することなく安全に使用でき、長期にわた
って効果が持続する。
【0037】本発明の化合物(I)またはその塩を含有
する除草剤は、必要に応じて、1種または2種以上(好
ましくは1〜3種)の他の除草剤、植物生長調節剤、殺
菌剤、殺虫剤、殺ダニ剤、殺線虫剤等と同時に施用する
ことができる。また該1種または2種以上(好ましくは
1〜3種)の他の除草剤、植物生長調節剤、殺菌剤、殺
虫剤、殺ダニ剤、殺線虫剤等を配合し、混合使用するこ
ともできる。他の除草剤(除草活性成分)としては、例
えば、(1)スルホニル尿素系除草剤[ベンスルフロン
メチル(bensulfuron-methyl)、ピラゾスルフロンエチル
(pyrazosulfuron-ethyl)、イマゾスルフロン(imazosulf
uron)、スルホスルフロン(sulfosulfuron)、シノスルフ
ロン(cinosulfuron)、アジムスルフロン(azimsulfuro
n)、メトスルフロンメチル(metsulfuron-methyl)、ハロ
スルフロンメチル(halosulfuron-methyl)、エトキシス
ルフロン(ethoxysulfuron)、シクロスルファムロン(cyc
losulfamuron)等]、(2)ピラゾール系除草剤[ピラゾ
レート(pyrazolate)、ピラゾキシフェン(pyrazoxyfe
n)、ベンゾフェナップ(benzofenap)等]、(3)カーバ
メート系除草剤[ベンチオカーブ(benthiocarb)、モリネ
ート(molinate)、エスプロカルブ(esprocarb)、ピリブ
チカルブ(pyributicarb)、ジメピペレート(dimepiperat
e)、スエップ(swep)等]、(4)クロロアセトアニリド
系除草剤[ブタクロール(butachlor)、プレチラクロール
(pretilachlor)、テニルクロール(thenylchlor)等]、
(5)ジフェニルエーテル系除草剤[クロメトキシニル
(chlomethoxynil)、ビフェノックス(bifenox)、CNP
等]、(6)トリアジン系除草剤[シメトリン(simetry
n)、ジメタメトリン(dimethametryn)、プロメトリン(pr
ometryn)等]、(7)フェノキシ酸系除草剤[2,4−P
A、MCP、MCPB、フェノチオール(phenothiol)
等]、(8)酸アミド系または尿素系除草剤[プロパニル
(propanil)、メフェナセット(mefenacet)、クロメプロ
ップ(clomeprop)、ナプロアニリド(naproanilide)、ブ
ロモブチド(bromobutide)、ダイムロン(daimuron)、ク
ミルロン(cumyluron)、エトベンザニド(etobenzanid)、
3−(1−(3,5−ジクロロフェニル)−1−メチル
エチル)−2,3−ジヒドロ−6−メチル−5−フェニ
ル−4H−1,3−オキサジン−4−オン(3-(1-(3,5-d
ichlorophenyl)-1-methylethyl)-2,3-dihydro-6-methyl
-5-phenyl-4H-1,3-oxazin-4-one)等]、(9)有機リン
系除草剤[ベンスリド(bensulide)、ピペロホス(piperop
hos)、ブタミホス(butamifos)、アニロホス(anilofos)
等]、(10)ジニトロアニリン系除草剤[トリフルラリ
ン(trifluralin)、プロジアミン(prodiamine)等]、(1
1)その他の系統の除草剤[ベンタゾン(bentazon)、ベ
ンフレセート(benfuresate)、オキサジアゾン(oxadiazo
n)、オキサジアルギル(oxadiargyl)、ペントキサゾン(p
entoxazone)、シハロホップブチル(cyhalofop-butyl)、
カフェンストロール(cafenstrole)、ピリミノバックメ
チル(pyriminobac-methyl)、ビスピリバックナトリウム
(bispyribac-sodium)、ピリベンゾキシム(pyribenzoxi
m)、7−(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イルチ
オ)−3−メチルフタリド(7-(4,6-dimethoxypyrimidin
-2-ylthio)-3-methylphthalide)、1−(2−クロロフ
ェニル)−4−(N−シクロヘキシル−N−エチルカル
バモイル)−5(4H)−テトラゾリノン(1-(2-chloro
phenyl)-4-(N-cyclohexyl-N-ethylcarbamoyl)-5(4H)-te
trazolinone)、2−(2−(3−クロロフェニル)−
2,3−エポキシプロピル)−2−エチルインダン−
1,3−ジオン(2-(2-(3-chlorophenyl)-2,3-epoxyprop
yl)-2-ethylindane-1,3-dione)、ACN、3−(2−ク
ロロ−4−メチルスルホニルベンゾイル)−4−フェニ
ルチオビシクロ[3.2.1]オクト−3−エン−2−オ
ン(3-(2-chloro-4-methylsulfonylbenzoyl)-4-phenylth
iobicyclo[3.2.1]oct-3-en-2-one)、ジチオピル(dithio
pyr)、ダラポン(dalapon)、クロルチアミド(chlorthiam
id)等]等があげられる。植物生長調節剤(植物生長調節
活性成分)としては、例えば、ヒメキサゾール(hymexaz
ol)、パクロブトラゾール(paclobutrazol)、ウニコナゾ
ール−P(uniconazole-P)、イナベンフィド(inabenfid
e)、プロヘキサジオンカルシウム(prohexadione-calciu
m)等があげられる。殺菌剤(殺菌活性成分)としては、
例えば、(1)ポリハロアルキルチオ系殺菌剤[キャプ
タン(captan)等]、(2)有機リン系殺菌剤[IBP、E
DDP、トルクロフォスメチル(tolclofos-methyl)
等]、(3)ベンズイミダゾール系殺菌剤[ベノミル(ben
omyl)、カルベンダジム(carbendazim)、チオファネート
メチル(thiophanate-methyl)等]、(4)カルボキシア
ミド系殺菌剤[メプロニル(mepronil)、フルトラニル(fl
utolanil)、チフルザミド(thifluzamid)、フラメトピル
(furametpyr)、テクロフタラム(teclofthalam)、ペンシ
クロン(pencycuron)、カルプロパミド(carpropamid)、
ジクロシメット(diclocymet)等]、(5)アシルアラニ
ン系殺菌剤[メタラキシル(metalaxyl)等]、(6)アゾ
ール系殺菌剤[トリフルミゾール(triflumizole)、イプ
コナゾール(ipconazole)、ペフラゾエート(pefurazoat
e)、プロクロラズ(prochloraz)等]、(7)メトキシア
クリル酸系殺菌剤[アゾキシストロビン(azoxystrobi
n)、メトミノストロビン(metominostrobin)等]、(8)
抗生物質系殺菌剤[バリダマイシンA(validamycin A)、
ブラストサイジンS(blasticidin S)、カスガマイシン
(kasugamycin)、ポリオキシン(polyoxin)等]、(9)そ
の他の殺菌剤[フサライド(fthalide)、プロベナゾール
(probenazole)、イソプロチオラン(isoprothiolane)、
トリシクラゾール(tricyclazole)、ピロキロン(pyroqui
lon)、フェリムゾン(ferimzone)、アシベンゾラルSメ
チル(acibenzolar S-methyl)、ジクロメジン(diclomezi
ne)、オキソリニック酸(oxolinic acid)、フェナジンオ
キシド(phenazine oxide)、TPN、イプロジオン(ipro
dione)等]等があげられる。殺虫剤(殺虫活性成分)と
しては、例えば、(1)有機リン系殺虫剤[フェンチオ
ン(fenthion)、フェニトロチオン(fenitrothion)、ピリ
ミホスメチル(pirimiphos-methyl)、ダイアジノン(diaz
inon)、キナルホス(quinalphos)、イソキサチオン(isox
athion)、ピリダフェンチオン(pyridafenthion)、クロ
ルピリホスメチル(chlorpyrifos-methyl)、バミドチオ
ン(vamidothion)、マラチオン(malathion)、フェントエ
ート(phenthoate)、ジメトエート(dimethoate)、ジスル
ホトン(disulfoton)、モノクロトホス(monocrotopho
s)、テトラクロルビンホス(tetrachlorvinphos)、クロ
ルフェンビンホス(chlorfenvinphos)、プロパホス(prop
aphos)、アセフェート(acephate)、トリクロルホン(tri
chlorphon)、EPN、ピラクロホス(pyraclofos)等]、
(2)カルバメート系殺虫剤[カルバリル(carbaryl)、
メトルカルブ(metolcarb)、イソプロカルブ(isoprocar
b)、BPMC、プロポキスル(propoxur)、XMC、カル
ボフラン(carbofuran)、カルボスルファン(carbosulfa
n)、ベンフラカルブ(benfuracarb)、フラチオカルブ(fu
rathiocarb)、メソミル(methomyl)、チオジカルブ(thio
dicarb)等]、(3)合成ピレスロイド系殺虫剤[シクロ
プロトリン(cycloprothrin)、エトフェンプロックス(et
hofenprox)等]、(4)ネライストキシン系殺虫剤[カル
タップ(cartap)、ベンスルタップ(bensultap)、チオシ
クラム(thiocyclam)等]、(5)ネオニコチノイド系殺
虫剤[イミダクロプリド(imidacloprid)、ニテンピラム
(nitenpyram)、アセタミプリド(acetamiprid)、チアメ
トキサム(thiamethoxam)、3−(6−クロロ−3−ピリ
ジルメチル)−1,3−チアゾリジン−2−イリデンシ
アナミド(3-(6-chloro-3-pyridylmethyl)-1,3-thiazoli
din-2-ylidenecyanamide)、1−メチル−2−ニトロ−
3−(テトラヒドロフラン−3−イルメチル)グアニジ
ン(1-methyl-2-nitro-3-(tetrahydrofuran-3-ylmethyl)
guanidine)、(E)−1−(2−クロロ−1,3−チア
ゾール−5−イルメチル)−3−メチル−2−ニトログ
アニジン((E)-1-(2-chloro-1,3-thiazol-5-ylmethyl)-3
-methyl-2-nitroguanidine)等]、(6)その他の殺虫剤
[ブプロフェジン(buprofezin)、テブフェノジド(tebufe
nozide)、フィプロニル(fipronil)等]等があげられる。
殺ダニ剤(殺ダニ活性成分)としては、例えば、ヘキシ
チアゾクス(hexythiazox)、ピリダベン(pyridaben)、フ
ェンピロキシメート(fenpyroximate)、テブフェンピラ
ド(tebufenpyrad)、クロルフェナピル(chlorfenapyr)、
エトキサゾール(etoxazole)、ピリミジフェン(pyrimidi
fen)等があげられる。殺線虫剤(殺線虫活性成分)とし
ては、例えば、フォスチアゼート(fosthiazate)等があ
げられる。このような他の農薬活性成分(例、除草活性
成分、植物生長調節活性成分、殺菌活性成分、殺虫活性
成分、殺ダニ活性成分、殺線虫活性成分など)は製剤全
体に対して通常約0.1〜20重量%程度、好ましくは
約0.1〜10重量%程度用いることができる。
【0038】本発明の化合物(I)またはその塩を含有
する農薬組成物を、上記したような他の農薬活性成分と
組み合わせて用いる場合、他の農薬活性成分を化合物
(I)またはその塩を含有する製剤と同一の製剤に混
合、配合し、使用することができ、またそれぞれの活性
成分を別個に製剤化したものを同時に、もしくは時間差
をおいて別々に使用してもよい。このような他の除草活
性成分としてはとりわけイマゾスルフロンが好ましく用
いられる。
【0039】本発明の化合物(I)またはその塩を含有
する除草剤には、更に共力剤(例、ピペロニルブトキシ
ド(piperonyl butoxide)等)、誘引剤(例、オイゲノー
ル(eugenol)等)、忌避剤(例、クレオソート(creosot
e)等)、色素(例、食用青色1号等)、肥料(例、尿素
等)等を適宜混合してもよい。
【0040】本発明の化合物(I)またはその塩は新規
な化合物であるが、自体公知の方法あるいはそれに準じ
る方法に従って製造することができる。詳しくは化合物
(I)またはその塩のうち、基Zが基Z1を示す場合、
即ち、式R7O−(式中、R7は前記と同意義を示す。)
で表される基または式R7S−(式中、R7は前記と同意
義を示す。)で表される基を示す場合に該当する化合物
(I-a)またはその塩は以下の反応図式1に従って製造
することができる。 反応図式1
【化40】 [式中の記号は前記と同意義を示す。]本反応においては
化合物(II)またはその塩と塩基とを反応させ、分子内
脱水縮合により閉環反応を行う。本反応は反応に悪影響
を与えない溶媒中で行うことができ、適当な溶媒として
は例えば、メタノール、エタノール、イソプロピルアル
コール等のアルコール類、テトラヒドロフラン(以下、
THFと略記する場合もある。)、ジオキサン、1,2
−ジメトキシエタン等のエーテル類、ベンゼン、トルエ
ン等の芳香族炭化水素類、ジクロロメタン、クロロホル
ム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタン、クロロベン
ゼン、o-ジクロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素類、
アセトニトリル等のニトリル類、アセトン、メチルエチ
ルケトン等のケトン類、酢酸エチル等のエステル類、
N,N−ジメチルホルムアミド(以下、DMFと略記す
る場合もある。)、N,N−ジメチルアセトアミド(以
下、DMAと略記する場合もある。)、ジメチルスルホ
キシド(以下、DMSOと略記する場合もある。)等の
非プロトン性極性溶媒類、またはこれらの混合溶媒が用
いられる。本反応に用いられる塩基としては例えば、ト
リエチルアミン、トリプロピルアミン、エチルジイソプ
ロピルアミン、ピリジン、コリジン、ルチジン、1,8
−ジアザビシクロ[5.4.0]−7−ウンデセン(以
下、DBUと略記する場合もある。)、1,4−ジアザ
ビシクロ[2.2.2]オクタン、1,5−ジアザビシク
ロ[4.3.0]ノン−5−エン等の有機塩基類、水素化
ナトリウム、水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸
化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等の無機塩
基類、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、
カリウムtert-ブトキシド等の金属アルコキシド類等が
用いられる。塩基は化合物(II)に対して通常1〜5モ
ル当量用いられる。またピリジン等の有機塩基を溶媒と
して用いることも可能である。本反応の反応温度は通常
約−20〜150℃、好ましくは約0〜100℃であ
る。本反応は10分〜30時間程度で完結し、その終了
は薄層クロマトグラフィ、高速液体クロマトグラフィ等
により確認できる。
【0041】反応図式1の原料化合物である化合物(I
I)またはその塩は新規な化合物であり、このものは以
下の反応図式2に従って製造することができる。なお下
記に示す化合物(III)及び(IV)の塩としては上記し
た化合物(I)の塩と同様のものが用いられる。 反応図式2
【化41】 [式中、L1は脱離基を示し、他の記号は前記と同意義を
示す。]L1で示される脱離基としては例えば、ハロゲン
原子(例えばフッ素、塩素、臭素、ヨウ素等)または式 −O−CO−Q3 もしくは −O−CO−OQ3 [式中、Q3はハロゲン(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ
素)で1〜5個置換されていてもよいC1-6アルキル基
(例、メチル、エチル、n-プロピル、イソプロピル、n-
ブチル、イソブチル、sec-ブチル、tert-ブチル等)ま
たはそれぞれハロゲン(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ
素)もしくはC1-6アルキル基(例、メチル、エチル、n
-プロピル、イソプロピル、n-ブチル、イソブチル、sec
-ブチル、tert-ブチル等)で1〜5個置換されていても
よい(i)C6-14アリール基(例、フェニル)もしくは
(ii)C7-19アラルキル基(例、ベンジルなどのフェニ
ル−C1-4アルキル等)を示す。]で表される基(例え
ば、アセチルオキシ、イソブチルオキシカルボニルオキ
シ等)等が用いられる。なかでもハロゲン原子が好まし
く、特に塩素が好適である。本反応においては化合物
(III)またはその塩と通常1モル当量以上(好ましく
は1〜5モル当量)の化合物(IV)またはその塩とを反
応させる。本反応は反応に悪影響を与えない溶媒中で行
うことができ、適当な溶媒としては例えば、ベンゼン、
トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、ジクロロメ
タン、クロロホルム、1,2−ジクロロエタン等のハロ
ゲン化炭化水素類、THF、ジオキサン等のエーテル
類、アセトニトリル等のニトリル類、アセトン、メチル
エチルケトン等のケトン類、酢酸エチル等のエステル
類、DMF、DMSO等の非プロトン性極性溶媒類、ま
たはこれらの混合溶媒が用いられる。本反応は一般に塩
基の存在下に行うのが好ましく、このような塩基として
は例えば、トリエチルアミン、トリプロピルアミン、エ
チルジイソプロピルアミン、DBU、ピリジン等の有機
塩基類、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等の無機塩基類
が用いられる。これらの塩基の使用量としては化合物
(III)に対して通常1モル当量以上(好ましくは1〜
5モル当量)である。本反応の反応温度は通常約−20
〜150℃、好ましくは約0〜100℃である。本反応
は30分〜数日程度で完結し、その終了は薄層クロマト
グラフィ、高速液体クロマトグラフィ等により確認でき
る。
【0042】反応図式2の原料化合物である化合物(I
V)またはその塩は式
【化42】 [式中、R10は水素原子またはC1-6アルキル基を示し、
他の記号は前記と同意義を示す。]で表される化合物か
ら公知の方法またはそれに準じる方法により容易に製造
することができる。R10で示されるC1-6アルキル基と
しては例えば、メチル、エチル、イソプロピル等が用い
られる。また化合物(IV')は公知の化合物であるか、あ
るいは公知の化合物から容易に製造することができる。
【0043】反応図式2の原料化合物である化合物(II
I)またはその塩は以下の反応図式3に従って製造する
ことができる。なお下記に示す化合物(V)の塩として
は上記した化合物(I)の塩と同様のものが用いられ
る。 反応図式3
【化43】 [式中の記号は前記と同意義を示す。]本反応においては
化合物(V)またはその塩と酸化剤とを反応させ、2級
アルコール部分をケトンに変換する。本反応に用いられ
る酸化剤としては例えば、酸化クロム−硫酸の組み合
わせ、酸化クロム−ピリジン錯体、二クロム酸ナトリウ
ム−硫酸の組み合わせ、クロロクロム酸ピリジニウム、
二クロム酸ピリジニウム等の通常「クロム酸酸化」と呼
ばれる反応に用いられる酸化剤、またはDMSOとそ
の活性化剤(例えば、塩化オキサリル、トリフルオロ酢
酸無水物、無水酢酸、塩素ガス等)の組み合わせ等があ
げられる。本反応にの酸化剤を用いる場合には本反応
は反応に悪影響を与えない溶媒中で行うことができ、適
当な溶媒としては例えば、ベンゼン等の芳香族炭化水素
類、ジクロロメタン等のハロゲン化炭化水素類、アセト
ン等のケトン類、ジエチルエーテル等のエーテル類、酢
酸等のカルボン酸類、ピリジン、水、またはこれらの混
合溶媒が用いられる。の酸化剤の使用量としては化合
物(V)に対して通常1モル当量以上(好ましくは1〜
10モル当量)である。本反応にの酸化剤を用いる場
合、本反応の反応温度は通常約−30〜100℃、好ま
しくは約0〜50℃である。本反応は30分〜30時間
程度で完結し、その終了は薄層クロマトグラフィ、高速
液体クロマトグラフィ等により確認できる。本反応に
の酸化剤を用いる場合には本反応は反応に悪影響を与え
ない溶媒中で行うことができ、適当な溶媒としては例え
ば、ジクロロメタン等のハロゲン化炭化水素類等が用い
られる。DMSOの活性化剤として無水酢酸を用いる場
合には無水酢酸を溶媒として用いることもできる。また
DMSOを溶媒の一部として用いることも可能である。
本反応にの酸化剤を用いる場合にはDMSOの使用量
としては化合物(V)に対して通常1モル当量以上(好
ましくは1〜10モル当量)である。また活性化剤の使
用量としては化合物(V)に対して通常1モル当量以上
(好ましくは1〜10モル当量)である。本反応にの
酸化剤を用いる場合、DMSOの活性化剤として塩化オ
キサリル、トリフルオロ酢酸無水物または塩素ガスを用
いる方法では反応を完結させるために塩基を添加するの
が好ましく、このような塩基としてはトリエチルアミ
ン、エチルジイソプロピルアミン等の有機塩基類が用い
られる。これらの塩基は化合物(V)に対して通常2〜
10モル当量用いられる。本反応にの酸化剤を用いる
場合、本反応の反応温度は通常約−80〜50℃、好ま
しくは約−75〜30℃である。本反応は30分〜7日
程度で完結し、その終了は薄層クロマトグラフィ、高速
液体クロマトグラフィ等により確認できる。
【0044】反応図式3の原料化合物である化合物
(V)またはその塩は以下の反応図式4に従って製造す
ることができる。なお下記に示す化合物(VI)及び(VI
I)の塩としては上記した化合物(I)の塩と同様のも
のが用いられる。 反応図式4
【化44】 [式中の記号は前記と同意義を示す。]本反応においては
化合物(VI)またはその塩と通常1モル当量以上(好ま
しくは1〜3モル当量)の化合物(VII)またはその塩
とを反応させる。本反応は反応に悪影響を与えない溶媒
中で行うことができ、適当な溶媒としては例えば、メタ
ノール、エタノール、イソプロピルアルコール等のアル
コール類、THF、ジオキサン等のエーテル類、DM
F、DMA、DMSO等の非プロトン性極性溶媒類、
水、またはこれらの混合溶媒が用いられる。本反応に用
いられる化合物(VII)としては例えば、メタノール、
エタノール等のアルコール類、メチルメルカプタン、エ
チルメルカプタン等のメルカプタン類、またはそれらの
ナトリウム塩、カリウム塩等があげられる。本反応の反
応温度は通常約−20〜150℃、好ましくは約0〜8
0℃である。本反応は30分〜30時間程度で完結し、
その終了は薄層クロマトグラフィ、高速液体クロマトグ
ラフィ等により確認できる。反応図式4の原料化合物で
ある化合物(VII)またはその塩は通常のアルコール
類、メルカプタン類等であり、公知の化合物であるか、
あるいは公知の化合物から容易に製造することができ
る。
【0045】反応図式4の原料化合物である化合物(V
I)またはそれらの塩は以下の反応図式5に従って製造
することができる。なお下記に示す化合物(VIII)の塩
としては上記した化合物(I)の塩と同様のものが用い
られる。 反応図式5
【化45】 [式中、L2はハロゲン原子を示し、他の記号は前記と同
意義を示す。]L2で示されるハロゲン原子としては例え
ば、塩素、臭素、ヨウ素等が用いられる。本反応におい
ては化合物(VIII)またはその塩と通常1モル当量以上
(好ましくは1〜3モル当量)の化合物(IX)とを反応
させる。本反応は反応に悪影響を与えない溶媒中で行う
ことができ、適当な溶媒としては例えば、アセトニトリ
ル等のニトリル類、アセトン、メチルエチルケトン等の
ケトン類、酢酸エチル等のエステル類、DMF、DM
A、DMSO等の非プロトン性極性溶媒類、またはこれ
らの混合溶媒が用いられる。本反応は一般に塩基の存在
下に行うのが好ましく、このような塩基としては反応図
式1で示される反応と同様の有機塩基類、無機塩基類、
金属アルコキシド類が用いられる。これらの塩基の使用
量としては化合物(VIII)に対して通常1〜5モル当量
である。また反応を加速させるためにヨウ化ナトリウ
ム、ヨウ化カリウム等のヨウ化物を添加してもよい。こ
こで用いられるヨウ化物は化合物(VIII)に対して通常
触媒量〜1モル当量程度用いられる。本反応の反応温度
は通常約0〜150℃、好ましくは約10〜100℃で
ある。本反応は30分〜数日程度で完結し、その終了は
薄層クロマトグラフィ、高速液体クロマトグラフィ等に
より確認できる。
【0046】反応図式5の原料化合物である化合物(VI
II)またはその塩は公知の化合物であるか、あるいは公
知の化合物から容易に製造することができる。例えば、
ジャーナル・オブ・ザ・アメリカン・ケミカル・ソサエ
ティ[Journal of the AmericanChemical Society]第7
1巻、3929頁(1949年)、へミッシェ・ベリヒ
テ[Chemische Berichte])第106巻、1083頁(1
973年)、ザ・ジャーナル・オブ・オーガニック・ケ
ミストリー[The Journal of Organic Chemistry]第46
巻、2082頁(1981年)、同第57巻、4521
頁(1992年)、特開昭60−115552号公報等
に記載されている方法またはそれらに準じる方法により
製造できる。反応図式5の原料化合物である化合物(I
X)は通常のエピハロヒドリン化合物(例、エピブロモ
ヒドリン等)であり、公知の化合物であるか、あるいは
公知の化合物から容易に製造することができる。
【0047】化合物(V)のうち基Z1が式R7O−(式
中、R7は前記と同意義を示す。)で表される基を示す
場合に該当する化合物(V-a)またはその塩は以下の反
応図式6に従って製造することもできる。なお下記に示
す化合物(IX')の塩としては上記した化合物(I)の
塩と同様のものが用いられる。 反応図式6
【化46】 [式中の記号は前記と同意義を示す。]本反応においては
化合物(VIII)またはその塩と通常1モル当量以上(好
ましくは1〜3モル当量)の化合物(IX')またはその
塩とを酸素原子に対して配位能を有する金属塩の存在下
反応させる。本反応は反応に悪影響を与えない溶媒中で
行うことができ、適当な溶媒としては例えば、ベンゼ
ン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、アセト
ニトリル等のニトリル類、ジクロロメタン等のハロゲン
化炭化水素類、またはこれらの混合溶媒が用いられる。
本反応において用いられる酸素原子に対して配位能を有
する金属塩としては過塩素酸リチウム、トリフルオロメ
タンスルホン酸イッテルビウム等があげられる。該金属
塩の使用量は化合物(VIII)に対して通常触媒量〜1モル
当量程度である。本反応の反応温度は通常約0〜150
℃、好ましくは約10〜100℃である。本反応は30
分〜7日程度で完結し、その終了は薄層クロマトグラフ
ィ、高速液体クロマトグラフィ等により確認できる。
【0048】反応図式6の原料化合物である化合物(I
X')またはその塩は例えば、グリシジルエーテル化合物
(例、グリシジルメチルエーテル等)である。これらは公
知の化合物であるか、あるいは公知の化合物から容易に
製造することができる。
【0049】本発明の化合物(I)またはその塩のうち
基Zが式 R7S(O)p− (式中、pは1または2を、他の記号は前記と同意義を
示す。)で表される基を示す場合に該当する化合物(I-
b)またはその塩は以下の反応図式7に従って製造する
ことができる。 反応図式7
【化47】 [式中の記号は前記と同意義を示す。]本反応においては
化合物(I-a)またはその塩のうち基Z1が式R7S−
(式中、R7は前記と同意義を示す。)で表される基を
示す化合物(I-a-1)またはその塩と酸化剤等とを反応
させて酸化し、化合物(I-b)またはその塩を製造す
る。本反応は反応に悪影響を与えない溶媒中で行うこと
ができ、適当な溶媒としては例えば、水、メタノール、
エタノール、1-プロパノール、イソプロピルアルコー
ル、1-ブタノール、tert-ブチルアルコール等のアルコ
ール類、ベンゼン、トルエン、キシレン、ニトロベンゼ
ン等の芳香族炭化水素類、ジクロロメタン、1,2−ジ
クロロエタン、クロロホルム、四塩化炭素等のハロゲン
化炭化水素類、アセトン等のケトン類、アセトニトリル
等のニトリル類、酢酸、トリフルオロ酢酸等のカルボン
酸類、DMF等の非プロトン性極性溶媒類、またはこれ
らの混合溶媒が用いられる。酸化剤としては例えば、過
酸化水素、過マンガン酸カリウム、過酢酸、メタクロロ
過安息香酸、過炭酸ナトリウム等が用いられる。本反応
に用いる酸化剤の量は反応を完結させるために必要な量
を適宜用いればよいが、通常は化合物(I-b)またはそ
の塩のうちpが1を示すものの製造には原料化合物(I-
a-1)またはその塩1モルに対して1当量程度の活性な
酸素を発生する量を、また化合物(I-b)またはその塩
のうちpが2を示すものの製造には原料化合物(I-a-
1)またはその塩1モルに対して2当量程度の活性な酸
素を発生する量を用いればよい。本反応の反応温度は通
常約−60〜100℃、好ましくは約−20〜60℃で
ある。本反応は30分〜30時間程度で完結し、その終
了は薄層クロマトグラフィ、高速液体クロマトグラフィ
等により確認できる。
【0050】本発明の化合物(I)またはその塩のう
ち、化合物(I-a)またはその塩は以下の反応図式8に
従って製造することもできる。また本発明の化合物
(I)またはその塩のうち、基Zがヒドロキシ基を示す
場合に該当する化合物(I-c)またはその塩は以下の反
応図式8に従って製造することができる。なお下記に示
す化合物(X-a)及び(X-c)の塩としては上記した化合
物(I)の塩と同様のものが用いられる。 反応図式8
【化48】 [式中、R11は(i)ハロゲンで1〜3個置換されていても
よいC1-6アルキル基または(ii)ハロゲン原子、ハロゲ
ンで1〜3個置換されていてもよいC1-6アルキル基ま
たはハロゲンで1〜3個置換されていてもよいC1-6
ルコキシ基で1〜3個置換されていてもよいベンジル基
を示し、他の記号は前記と同意義を示す。]上記(i)のハ
ロゲンで1〜3個置換されていてもよいC1-6アルキル
基におけるハロゲンとしてはフッ素、塩素、臭素、ヨウ
素が挙げられる。C1-6アルキル基としては、例えば、
メチル、エチル、n-プロピル、イソプロピル等が挙げら
れる。上記(ii)におけるハロゲン原子、ハロゲンで1〜
3個置換されていてもよいC1-6アルキル基またはハロ
ゲンで1〜3個置換されていてもよいC1-6アルコキシ
基におけるハロゲンとしてはフッ素、塩素、臭素、ヨウ
素が挙げられる。ハロゲンで1〜3個置換されていても
よいC1-6アルキル基におけるC1-6アルキル基として
は、例えば、メチル、エチル、イソプロピル等が挙げら
れる。ハロゲンで1〜3個置換されていてもよいC1-6
アルコキシ基におけるC1-6アルコキシ基としては、例
えば、メトキシ、エトキシ、イソプロポキシ等が挙げら
れる。本反応においては化合物(X-a)もしくはその塩
または化合物(X-c)もしくはその塩と金属水酸化物と
を反応させて化合物(X-a)または(X-c)の基R11O−
CO−部分を加水分解及び脱炭酸により脱離させるとと
もにピロリノン環部分の二重結合の移動を起こさせ、3
−ピロリン−2−オン型化合物である化合物(I-a)も
しくはその塩または化合物(I-c)もしくはその塩を製
造する。本反応は反応に悪影響を与えない溶媒中で行う
ことができ、適当な溶媒としては例えば、メタノール、
エタノール、1-プロパノール、イソプロピルアルコー
ル、1-ブタノール、tert-ブチルアルコール等のアルコ
ール類、 THF、ジオキサン等のエーテル類、水また
はこれらの混合溶媒が用いられる。本反応に用いられる
金属水酸化物としては例えば、水酸化ナトリウム、水酸
化カリウム、水酸化リチウム等のアルカリ金属水酸化物
または水酸化カルシウム、水酸化バリウム等のアルカリ
土類金属水酸化物等が用いられる。これらの金属水酸化
物の使用量としては化合物(X-a)または(X-c)に対し
て通常1モル当量以上(好ましくは1〜3モル当量)で
ある。本反応の反応温度は通常約−30〜100℃、好
ましくは約0〜60℃である。本反応は30分〜30時
間程度で完結し、その終了は薄層クロマトグラフィ、高
速液体クロマトグラフィ等により確認できる。
【0051】本発明の化合物(I)またはその塩のう
ち、化合物(I-c)またはその塩は以下の反応図式9に
従って製造することもできる。なお下記に示す化合物
(X-b)の塩としては上記した化合物(I)の塩と同様
のものが用いられる。 反応図式9
【化49】 [式中の記号は前記と同意義を示す。]本反応においては
化合物(X-b)またはその塩をまず還元剤と反応させて
化合物(X-b)のホルミル基を選択的に還元し、反応混
合物中に化合物(X-c)またはその塩を生成させる。つ
いでこれを単離することなく、反応混合物中へ金属水酸
化物を添加して反応図式8で示される反応と同様の反応
を行い、化合物(I-c)またはその塩を製造する。本反
応は反応に悪影響を与えない溶媒中で行うことができ、
適当な溶媒としては例えば、メタノール、エタノール、
イソプロピルアルコール等のアルコール類、THF、ジ
オキサン等のエーテル類、水、またはこれらの混合溶媒
が用いられる。本反応において用いられる還元剤として
は例えば、水素化ホウ素ナトリウム等があげられる。還
元剤の使用量は化合物(X-b)1モルに対して通常1〜
5モル程度である。また還元剤として水素化ホウ素ナト
リウムを用いる場合には塩化セリウム(またはその水和
物)を添加することが好適である。塩化セリウムの使用
量は水素化ホウ素ナトリウム1モルに対して通常1〜3
モル程度である。本反応において用いられる金属水酸化
物としては反応図式8で示される反応と同様の金属水酸
化物があげられる。これらの金属水酸化物の使用量とし
ては化合物(X-b)に対して通常1モル当量以上(好ま
しくは1〜5モル当量)である。本反応の反応温度は通
常約−20〜150℃、好ましくは約0〜100℃であ
る。本反応は30分〜30時間程度で完結し、その終了
は薄層クロマトグラフィ、高速液体クロマトグラフィ等
により確認できる。
【0052】本発明の化合物(I)またはその塩のう
ち、基Zが式 R8CO−O− (式中の記号は前記と同意義を示す。)で表される基を
示す場合に該当する化合物(I-d)またはその塩は以下
の反応図式10に従って製造することができる。なお下
記に示す化合物(XI)の塩としては上記した化合物
(I)の塩と同様のものが用いられる。反応図式10
【化50】 [式中の記号は前記と同意義を示す。]本反応においては
化合物(I)またはその塩のうち基Zがヒドロキシ基を
示す場合に該当する化合物(I-c)またはその塩と通常
1モル当量以上(好ましくは1〜3モル当量)の化合物
(XI)またはその塩(アシル化反応剤)とを反応させて
O−アシル化を行い、化合物(I-d)またはその塩を製
造する。本反応は反応に悪影響を与えない溶媒中で行う
ことができ、適当な溶媒としては反応図式2で示される
反応と同様の溶媒が用いられる。本反応においては反応
を加速させるために塩基を添加することもできる。この
ような塩基としては例えば、トリエチルアミン、DB
U、ピリジン等の有機塩基類、炭酸ナトリウム、炭酸カ
リウム、水素化ナトリウム等の無機塩基類、カリウムte
rt-ブトキシド等の金属アルコキシド類等が用いられ
る。これらの塩基の使用量としては化合物(I-c)に対
して通常1モル当量以上(好ましくは1〜3モル当量)
である。また本反応においては4−ジメチルアミノピリ
ジン等のアシル化を促進する反応剤を添加することによ
って本反応を加速することができる。該反応剤の使用量
は化合物(I-c)に対して通常触媒量〜1モル当量程度
である。本反応の反応温度は通常約0〜150℃、好ま
しくは約10〜100℃である。本反応は30分〜7日
程度で完結し、その終了は薄層クロマトグラフィ、高速
液体クロマトグラフィ等により確認できる。反応図式1
0の原料化合物である化合物(XI)またはその塩は例え
ば、カルボン酸ハロゲン化物(例、塩化アセチル等)、
カルボン酸無水物(例、無水酢酸等)等である。これら
は公知の化合物であるか、あるいは公知の化合物から容
易に製造することができる。
【0053】反応図式8の原料化合物である化合物(X-
a)またはその塩は本発明者らが既に報告した方法によ
り製造することができる(例えば、特願平11−226
535号等)。例えば、以下の反応図式11に従って製
造することができる。なお下記に示す化合物(XII)及
び(XIII)の塩としては上記した化合物(I)の塩と同
様のものが用いられる。 反応図式11
【化51】 [式中の記号は前記と同意義を示す。]本反応においては
化合物(XII)またはその塩を脱離反応に付し、2−オ
キソピロリジン環の4位のヒドロキシ基及び隣接する炭
素原子上の水素原子を脱離させる。本脱離反応では化合
物(XII)から2−オキソピロリジン環の5位の炭素原
子上の水素原子及びヒドロキシ基が脱離して生成する化
合物(X-a)が通常得られるが、基Z1が結合する炭素原
子上の水素原子及びヒドロキシ基が脱離して生成する化
合物(XIII)も得られることがある。本反応は反応に悪
影響を与えない溶媒中で行うことができ、適当な溶媒と
しては例えば、ベンゼン、トルエン等の芳香族炭化水素
類、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,
2−ジクロロエタン、クロロベンゼン、o-ジクロロベン
ゼン等のハロゲン化炭化水素類、THF、ジオキサン等
のエーテル類、アセトニトリル等のニトリル類、アセト
ン、メチルエチルケトン等のケトン類、酢酸エチル等の
エステル類、メタノール、エタノール等のアルコール
類、DMF、DMA、DMSO等の非プロトン性極性溶
媒類、またはこれらの混合溶媒が用いられる。本反応に
おいては化合物(XII)またはその塩と塩化チオニル、
オキシ塩化リン、トリフェニルホスフィン−四塩化炭素
の組み合わせ、トリフルオロメタンスルホン酸無水物等
の反応剤とを反応させる。これらの反応剤の使用量は化
合物(XII)に対して通常1モル当量以上(好ましくは
1〜35モル当量)である。本反応においては反応を加
速させるために塩基を添加することもできる。本反応に
用いられる塩基としては例えば、トリエチルアミン、ト
リプロピルアミン、エチルジイソプロピルアミン、ピリ
ジン、コリジン、ルチジン、DBU、1,4−ジアザビ
シクロ[2.2.2]オクタン、1,5−ジアザビシクロ
[4.3.0]ノン−5−エン等の有機塩基類、水素化ナ
トリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナ
トリウム、炭酸カリウム等の無機塩基類、ナトリウムメ
トキシド、ナトリウムエトキシド、カリウムtert-ブト
キシド等の金属アルコキシド類等が用いられる。塩基は
化合物(XII)に対して通常1〜20モル当量用いられ
る。またピリジン等の有機塩基を溶媒として用いること
も可能である。本反応の反応温度は通常約−20〜15
0℃、好ましくは約0〜100℃である。本反応は30
分〜30時間程度で完結し、その終了は薄層クロマトグ
ラフィ、高速液体クロマトグラフィ等により確認でき
る。
【0054】反応図式11の原料化合物である化合物
(XII)またはその塩は以下の反応図式12に従って製
造することができる。なお下記に示す化合物(XIV)及
び(XV)の塩としては上記した化合物(I)の塩と同様
のものが用いられる。 反応図式12
【化52】 [式中の記号は前記と同意義を示す。]本反応においては
第1段階として化合物(III)またはその塩と通常1モ
ル当量以上(好ましくは1〜2モル当量)の化合物(XI
V)またはその塩とを反応させて化合物(XV)またはそ
の塩を生成させ、ついで第2段階として化合物(XV)ま
たはその塩と塩基とを反応させ、閉環反応を行う。本反
応は2段階の反応であり、第1段階の、化合物(III)
またはその塩と化合物(XIV)またはその塩との反応で
生成する化合物(XV)またはその塩を単離した後、塩基
を作用させて閉環反応を行うことが可能である。また第
1段階の反応で生成する化合物(XV)またはその塩を単
離することなく、その反応混合物中に塩基を添加するこ
とにより引き続き第2段階の反応を行うことも可能であ
る。本反応は反応に悪影響を与えない溶媒中で行うこと
ができ、第1段階の反応に適当な溶媒としては例えば、
ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、
ジクロロメタン、クロロホルム、1,2−ジクロロエタ
ン等のハロゲン化炭化水素類、THF、ジオキサン等の
エーテル類、アセトニトリル等のニトリル類、アセト
ン、メチルエチルケトン等のケトン類、酢酸エチル等の
エステル類、DMF、DMSO等の非プロトン性極性溶
媒類、またはこれらの混合溶媒が用いられる。また第2
段階の反応に適当な溶媒としては第1段階の反応で用い
られる溶媒と同様の溶媒が用いられる。第1段階の反応
は一般に塩基の存在下に行うのが好ましく、このような
塩基としては例えば、トリエチルアミン、トリプロピル
アミン、エチルジイソプロピルアミン、DBU、ピリジ
ン等の有機塩基類、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等の
無機塩基類が用いられる。これらの塩基の使用量として
は化合物(III)に対して通常1モル当量以上(好まし
くは1〜2モル当量)である。第1段階の反応の反応温
度は通常約−20〜150℃、好ましくは約0〜100
℃である。本反応は30分〜数日程度で完結し、その終
了は薄層クロマトグラフィ、高速液体クロマトグラフィ
等により確認できる。第2段階の反応で用いられる塩基
としては第1段階の反応で用いられる塩基と同様の塩基
が用いられる。これらの塩基の使用量としては化合物
(XV)に対して通常触媒量〜10モル当量程度である。
また第1段階の反応で生成する化合物(XV)またはその
塩を単離することなく、引き続き第2段階の反応を行う
場合には第2段階の反応に必要な塩基を第1段階の反応
の開始時に添加しておくことが可能であり、このような
塩基としては第1段階で必要とされる塩基と同一のもの
を使用することもできる。第2段階の反応においては反
応を加速させるためにルイス酸を添加することもでき
る。このようなルイス酸としては例えば、四塩化チタ
ン、塩化亜鉛、四塩化スズ、塩化アルミニウム、三フッ
化ホウ素・ジエチルエーテル錯体等が用いられる。これ
らのルイス酸の使用量としては化合物(XV)に対して触
媒量〜1モル当量程度である。第2段階の反応の反応温
度は通常約−20〜150℃、好ましくは約0〜100
℃である。本反応は30分〜7日程度で完結し、その終
了は薄層クロマトグラフィ、高速液体クロマトグラフィ
等により確認できる。
【0055】反応図式12の原料化合物である化合物
(XIV)またはその塩は一般式
【化53】 [式中の記号は前記と同意義を示す。]で表される化合物
から公知の方法またはそれに準じる方法により容易に製
造することができる。化合物(XIV')は公知の化合物であ
るか、あるいは公知の化合物から容易に製造することが
できる。例えば、ジャーナル・オブ・メディシナル・ケ
ミストリー[Journal of Medicinal Chemistry]第18
巻、172頁(1975年)、テトラヘドロン・レター
ズ[Tetrahedron Letters]第12巻、3001頁(19
71年)等に記載されている方法またはそれらに準じる
方法により製造できる。
【0056】反応図式9の原料化合物である化合物(X-
b)またはその塩は本発明者らが既に報告した方法によ
り製造することができる(例えば、特願平11−226
535号等)。例えば、以下の反応図式13に従って製
造することができる。なお下記に示す化合物(XVI)の
塩としては上記した化合物(I)の塩と同様のものが用
いられる。 反応図式13
【化54】 [式中の記号は前記と同意義を示す。]本反応においては
化合物(XVI)またはその塩と酸化剤とを反応させて化
合物(X-b)またはその塩を製造する。本反応は反応に
悪影響を与えない溶媒中で行うことができ、適当な溶媒
としては例えば、エタノール、tert-ブチルアルコール
等のアルコール類、ジオキサン等のエーテル類、酢酸等
のカルボン酸類、無水酢酸等の酸無水物類、ジクロロメ
タン、1,2−ジクロロエタン等のハロゲン化炭化水素
類、水、またはこれらの混合溶媒が用いられる。本反応
に用いられる酸化剤としては例えば、二酸化セレン、酸
化クロム、酸化クロム−ピリジン錯体等が用いられる。
これらの酸化剤は化合物(XVI)に対して通常1〜10
モル当量用いられる。本反応の反応温度は通常約−20
〜150℃、好ましくは約0〜100℃である。本反応
は30分〜30時間程度で完結し、その終了は薄層クロ
マトグラフィ、高速液体クロマトグラフィ等により確認
できる。
【0057】反応図式13の原料化合物である化合物
(XVI)またはその塩は以下の反応図式14に従って製
造することができる。なお下記に示す化合物(III')、
(XV')、(XII')及び(XVII)の塩としては上記した化合
物(I)の塩と同様のものが用いられる。 反応図式14
【化55】 [式中の記号は前記と同意義を示す。]本反応図式に示さ
れる反応工程は出発化合物として化合物(III')または
その塩及び化合物(XIV)またはその塩を用いて上記反
応図式12に示される反応と同様の反応により化合物
(XII')またはその塩を製造する第1の工程及び化合物
(XII')またはその塩から上記反応図式11に示される
反応と同様の反応により化合物(XVI)またはその塩を
製造する第2の工程からなる。第1の工程においては化
合物(III')またはその塩と通常1モル当量以上(好ま
しくは1〜2モル当量)の化合物(XIV)またはその塩
とを反応させる。該第1の工程で用いられる溶媒、塩基
及びその使用量、ルイス酸及びその使用量、反応温度、
反応の完結に要する時間、反応の終了の確認法等は反応
図式12に示される反応と同様である。第2の工程にお
いては化合物(XII')またはその塩を脱離反応に付し、
2−オキソピロリジン環の4位のヒドロキシ基及び隣接
する炭素原子上の水素原子を脱離させる。本脱離反応で
は化合物(XII')から2−オキソピロリジン環の5位の
炭素原子上の水素原子及びヒドロキシ基が脱離して生成
する化合物(XVI)が通常得られるが、2−オキソピロ
リジン環の4位のメチル基の水素原子及びヒドロキシ基
が脱離して生成する化合物(XVII)も得られることがあ
る。該第2の工程で用いられる溶媒、反応剤(塩化チオ
ニル等)及びその使用量、塩基及びその使用量、反応温
度、反応の完結に要する時間、反応の終了の確認法等は
反応図式11に示される反応と同様である。
【0058】反応図式14の原料化合物である化合物
(III')またはその塩は以下の反応図式15に従って製
造することができる。なお下記に示す化合物(XVIII)
の塩としては上記した化合物(I)の塩と同様のものが
用いられる。 反応図式15
【化56】 [式中、L3は脱離基を示し、他の記号は前記と同意義を
示す。]L3で示される脱離基としては例えば、ハロゲン
原子(例えばフッ素、塩素、臭素、ヨウ素等)、式 −S(O)k3 または −OS(O)23 [式中の記号は前記と同意義を示す。]で表される基(例
えば、メチルスルホニルオキシ、トリフルオロメチルス
ルホニルオキシ、p−トルエンスルホニルオキシ、ベン
ゼンスルホニルオキシ等)等が用いられる。なかでもハ
ロゲン原子、例えば塩素、臭素、ヨウ素が好ましい。本
反応においては化合物(VIII)またはその塩と通常1モ
ル当量以上(好ましくは1〜10モル当量)の化合物
(XVIII)またはその塩とを反応させる。本反応は反応
に悪影響を与えない溶媒中で行うことができ、適当な溶
媒としては例えば、アセトニトリル等のニトリル類、ア
セトン、メチルエチルケトン等のケトン類、酢酸エチル
等のエステル類、DMF、DMA、DMSO等の非プロ
トン性極性溶媒類、またはこれらの混合溶媒が用いられ
る。本反応は一般に塩基の存在下に行うのが好ましく、
このような塩基としては反応図式11で示される反応と
同様の有機塩基類、無機塩基類、金属アルコキシド類等
が用いられる。塩基は化合物(VIII)に対して通常1〜5
モル当量用いられる。また反応を加速させるためにヨウ
化ナトリウム、ヨウ化カリウム等のヨウ化物または18
−クラウン−6、15−クラウン−5等の相間移動触媒
を添加してもよい。ここで用いられるヨウ化物または相
間移動触媒は化合物(VIII)に対して通常触媒量〜1モル
当量程度用いられる。本反応の反応温度は通常約0〜1
50℃、好ましくは約10〜100℃である。本反応は
30分〜7日程度で完結し、その終了は薄層クロマトグ
ラフィ、高速液体クロマトグラフィ等により確認でき
る。反応図式15の原料化合物である化合物(XVIII)
またはその塩は例えば、α−ハロアセトン化合物(例、
クロロアセトン等)等である。これらは公知の化合物で
あるか、あるいは公知の化合物から容易に製造すること
ができる。
【0059】反応図式8の原料化合物である化合物(X-
c)またはその塩は本発明者らが既に報告した方法によ
り製造することができる(例えば、特願平11−226
535号等)。例えば、以下の反応図式16に従って製
造することができる。 反応図式16
【化57】 [式中の記号は前記と同意義を示す。]本反応においては
化合物(X-b)またはその塩と還元剤とを反応させて化
合物(X-c)またはその塩を製造する。本反応は反応に
悪影響を与えない溶媒中で行うことができ、適当な溶媒
としては例えば、メタノール、エタノール、イソプロピ
ルアルコール等のアルコール類、THF、ジオキサン等
のエーテル類、水、またはこれらの混合溶媒が用いられ
る。本反応において用いられる還元剤としては例えば、
水素化ホウ素ナトリウム等があげられる。還元剤の使用
量は化合物(X-b)1モルに対して通常1〜5モル程度
である。また還元剤として水素化ホウ素ナトリウムを用
いる場合には塩化セリウム(またはその水和物)を添加
することが好適である。塩化セリウムの使用量は水素化
ホウ素ナトリウム1モルに対して通常1〜3モル程度で
ある。本反応の反応温度は通常約−20〜150℃、好
ましくは約0〜100℃である。本反応は30分〜30
時間程度で完結し、その終了は薄層クロマトグラフィ、
高速液体クロマトグラフィ等により確認できる。
【0060】上記の反応図式1〜16に従って製造され
る各化合物は分子中にスルホ基、カルボキシル基等の酸
性基を有する場合、反応において塩基を用いた場合には
塩基との塩として得られることもある。このような場合
には必要に応じて例えば、塩酸、硫酸、リン酸、硝酸等
の無機酸、ギ酸、酢酸、トリフルオロ酢酸、p−トルエ
ンスルホン酸等の有機酸を添加することにより遊離型に
導くことができ、当該化合物が遊離型で得られる場合に
は水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウ
ム、炭酸水素ナトリウム、アンモニア等の無機塩基、ト
リエチルアミン、ピリジン等の有機塩基を加えて塩基塩
とすることができる。また上記の反応図式1〜16に従
って製造される各化合物は分子中に塩基性の窒素原子ま
たはアミノ基等の塩基性基を有する場合、上記した無機
酸または有機酸との酸付加塩とすることができる。当該
化合物が遊離型で得られる場合には上記した無機酸また
は有機酸を加えて酸付加塩とすることができ、当該化合
物が酸付加塩として得られる場合には上記した塩基を加
えて遊離型に導くことができる。上記の反応図式1〜1
6に従って製造される各化合物またはその塩は自体公知
の手段、例えば濃縮、減圧濃縮、抽出、転溶、結晶化、
再結晶化、クロマトグラフィ等により単離・精製するこ
とができる。
【0061】
【発明の実施の形態】以下に参考例、実施例、製剤例及
び試験例を示し、本発明を具体的に説明するが、本発明
はこれらの例により制限されるべきものではない。参考
例及び実施例中、室温とは通常約10〜30℃を示す。
1H−NMRとはプロトン核磁気共鳴スペクトルを示
し、内部標準としてテトラメチルシランを用いてブルカ
ーAC200P型スペクトロメーター(200MHz)
で測定し、ケミカルシフト(δ)をppmで示した。ま
たIRとは赤外吸収スペクトルを示し、パーキンエルマ
ーパラゴン1000型FT−IRスペクトロメーターで
測定し、吸収帯位置(ν)を波数(cm-1)で示した。
参考例及び実施例中のその他の記号は次のような意味を
有するものである。 CDCl3:重クロロホルム;s:シングレット;d:
ダブレット;t:トリプレット;q:クワルテット;d
d:ダブレットダブレット;m:マルチプレット;b
r.:ブロード(幅広い);J:カップリング定数;
%:重量パーセント;v/v:体積対体積比;Me:メ
チル;Et:エチル;n−Pr:ノルマルプロピル;P
h:フェニル;2−F−Ph:2−フルオロフェニル;
Ac:アセチル本発明の化合物(I)、(II)またはそ
れらの塩の製造原料となる化合物(例えば、化合物(II
I)、(V)、(VI)等)またはその塩の代表的な製造法
を以下の参考例1〜2に示す。
【0062】参考例1 1−(1−(3,5−ジクロロ
フェニル)−1−メチルエチルアミノ)−3−メチルチ
オ−2−プロパノン(化合物番号III−2−1) (1)N−(1−(3,5−ジクロロフェニル)−1−
メチルエチル)−2,3−エポキシプロピルアミン(化
合物番号VI−1−1) 1−(3,5−ジクロロフェニル)−1−メチルエチル
アミン6.0g(0.029mol)、炭酸カリウム
8.1g(0.059mol)及びDMF30mlの混
合物にエピブロモヒドリン4.8ml(0.059mo
l)を加え、外温80℃で3時間加熱撹拌した。冷後、
反応混合物に氷水50mlを加え、ジエチルエーテルで
抽出した(30ml×2)。抽出液を合し、飽和食塩水
で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下濃縮し
た。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
(クロロホルム−アセトン、12:1、v/v)により
精製し、標記化合物(化合物番号VI−1−1)4.7g
を無色油状物として得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.42(6H,s),
2.37(1H,dd,J=12.5,5.9Hz),
2.60〜2.66(1H,m),2.75(1H,d
d,J=5.0,4.0Hz),3.02〜3.12
(1H,m),4.32〜4.64(1H,m),7.
22(1H,t,J=1.9Hz),7.34(2H,
d,J=1.9Hz) IR(neat)ν:3331,1585,1563,
1480,1413,1385,1258,1227,
1179,1093,1068,856,797,69
【0063】(2)N−(1−(3,5−ジクロロフェ
ニル)−1−メチルエチル)−2−ヒドロキシ−3−メ
チルチオプロピルアミン(化合物番号V−2−1) 参考例1の(1)で調製した化合物(VI−1−1)4.
7g(0.018mol)のジオキサン15ml溶液を
氷冷下撹拌し、これに15%ナトリウムチオメトキシド
水溶液9.5ml(0.020mol)を15分で滴下
した。反応混合物を室温下2時間撹拌した後、減圧下濃
縮した。得られた残渣を酢酸エチル50mlと混合し
た。このものを飽和食塩水で洗浄し(30ml×2)、
硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下濃縮した。得られた
残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ(ヘキサン−
酢酸エチル、2:3、v/v)により精製し、標記化合
物(化合物番号V−2−1)3.9gを淡黄色油状物と
して得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.44(6H,s),
2.11(3H,s),2.33(1H,dd,J=1
1.7,7.5Hz),2.45〜2.55(3H,
m),3.65〜3.80(1H,m),7.22(1
H,t,J=1.9Hz),7.33(2H,d,J=
1.9Hz) IR(neat)ν:3600〜3000,1585,
1563,1413,1384,1232,1183,
1097,858,798,693
【0064】(3)1−(1−(3,5−ジクロロフェ
ニル)−1−メチルエチルアミノ)−3−メチルチオ−
2−プロパノン(化合物番号III−2−1) DMSO3.6ml(0.051mol)のジクロロメ
タン35ml溶液を内温−60℃に冷却下撹拌し、これ
に塩化オキサリル2.2ml(0.026mol)のジ
クロロメタン2ml溶液を10分で滴下した。反応混合
物を内温−60℃で20分撹拌した後、これに参考例1
の(2)で調製した化合物( V−2−1)3.9g
(0.013mol)のジクロロメタン10ml中溶液
を10分で滴下した。反応混合物を内温−60℃で20
分撹拌した後、これにトリエチルアミン14ml(0.
10mol)を10分で滴下した。反応混合物を撹拌し
ながら徐々に室温まで昇温させた。反応混合物に水50
mlを加え、有機層を分離し、水層をクロロホルム10
mlで抽出した。抽出液及び先の有機層を合し、水洗
し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下濃縮した。得ら
れた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ(ヘキサ
ン−酢酸エチル、2:1、v/v)により精製し、標記
化合物(化合物番号III−2−1)2.0gを黄色油状
物として得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.44(6H,s),
2.06(3H,s),3.14(2H,s),3.4
9(2H,s),7.23(1H,t,J=1.9H
z),7.29(2H,d,J=1.9Hz)IR(n
eat)ν:3330,1711,1585,156
3,1414,1384,1364,1228,118
5,1076,858,798,693
【0065】参考例2 1−(1−(3,5−ジクロロ
フェニル)−1−メチルエチルアミノ)−3−メトキシ
−2−プロパノン(化合物番号III−1−1) (1) N−(1−(3,5−ジクロロフェニル)−1
−メチルエチル)−2−ヒドロキシ−3−メトキシプロ
ピルアミン(化合物番号V−1−1) 1−(3,5−ジクロロフェニル)−1−メチルエチル
アミン10g(0.049mol)及びグリシジルメチ
ルエーテル6.5g(0.074mol)のトルエン1
00ml中溶液を室温下攪拌し、これにトリフルオロメ
タンスルホン酸イッテルビウム2.5g(4.0mmo
l)を加え、室温下一夜攪拌した。反応液に酢酸エチル
50mlを加え、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(10
0ml)ついで飽和食塩水(100ml)で洗浄し、硫
酸マグネシウムで乾燥後、減圧下濃縮した。得られた残
渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ(クロロホルム
−アセトン、2:1、v/v)により精製し、標記化合
物(化合物番号V−1−1)11gを無色油状物として
得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.43(6H,s),
2.37(1H,dd,J=11.7,7.1Hz),
2.45(1H,dd,J=11.7,4.2Hz),
3.32〜3.42(5H,m),3.70〜3.85
(1H,m),7.22(1H,t,J=1.8H
z),7.32(2H,d,J=1.8Hz) IR(neat)ν:3632〜3051,1585,
1563,1413,1384,1226,1196,
1129,857,693 同様にして N−(1−(3,5−ジクロロフェニル)
−1−メチルエチル)−3−エトキシ−2−ヒドロキシ
プロピルアミン(化合物番号V−1−2)及びN−(1
−(3,5−ジクロロフェニル)−1−メチルエチル)
−2−ヒドロキシ−3−プロポキシプロピルアミン(化
合物番号V−1−3)を製造した。 化合物番号V−1−2:1 H−NMR(CDCl3)δ:1.20(3H,t,J
=7.0Hz),1.43(6H,s),2.36(1
H,dd,J=6.9,11.7Hz),2.47(1
H,dd,J=4.4,11.7Hz),3.30〜
3.50(2H,m),3.51(2H,q,J=7.
0Hz),3.70〜3.88(1H,m),7.22
(1H,t,J=1.9Hz),7.32(2H,d,
J=1.8Hz) IR(neat)ν:3550〜3150,1585,
1563,1413,1383,1110,857,7
98,693 化合物番号V−1−3:1H−NMR(CDCl3)δ:
0.91(3H,t,J=7.4Hz),1.43(6H,
s),1.50〜1.68(2H,m),2.33〜
2.51(2H,m),3.34〜3.46(4H,
m),3.73〜3.82(1H,m),7.21(1
H,t,J=1.9Hz),7.32(2H,d,J=
1.8Hz)IR(neat)ν:3423,333
4,1585,1563,1413,1103,85
7,798,693
【0066】(2)1−(1−(3,5−ジクロロフェ
ニル)−1−メチルエチルアミノ)−3−メトキシ−2
−プロパノン(化合物番号III−1−1) DMSO12.4g(0.16mol)のジクロロメタ
ン150ml溶液を内温−60℃に冷却下撹拌し、これ
に塩化オキサリル10g(0.079mol)のジクロ
ロメタン10ml溶液を30分で滴下した。反応混合物
を内温−60℃で30分撹拌した後、これに参考例2の
(1)で調製した化合物( V−1−1)11g(0.0
38mol)のジクロロメタン20ml中溶液を15分
で滴下した。反応混合物を内温−60℃で45分撹拌し
た後、これにトリエチルアミン32g(0.32mo
l)を15分で滴下した。反応混合物を撹拌しながら徐
々に内温0℃まで昇温させた。反応混合物に水100m
lを加え、有機層を分離し、水層をクロロホルム100
mlで抽出した。抽出液及び先の有機層を合し、水洗し
(100ml)、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下濃
縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィ(ヘキサン−酢酸エチル、1:1、v/v)により
精製し、標記化合物(化合物番号III−1−1)6.4
gを淡黄色油状物として得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.43(6H,s),
3.37(3H,s),3.39(2H,s),4.0
0(2H,s),7.22(1H,t,J=1.8H
z),7.29(2H,d,J=1.8Hz) IR(neat)ν:3331,1725,1585,
1563,1414,1385,1198,1105,
858,693 同様にして1−(1−(3,5−ジクロロフェニル)−
1−メチルエチルアミノ)−3−エトキシ−2−プロパ
ノン(化合物番号III−1−2)及び1−(1−(3,
5−ジクロロフェニル)−1−メチルエチルアミノ)−
3−プロポキシ−2−プロパノン(化合物番号III−1
−3)を製造した。 化合物番号III−1−2:1 H−NMR(CDCl3)δ:1.20(3H,t,J
=7.0Hz),1.43(6H,s),3.40(2
H,s),3.50(2H,q,J=7.0Hz),
4.03(2H,s),7.23(1H,t,J=1.
9Hz),7.29(2H,d,J=1.9Hz) IR(neat)ν:3312,1725,1585,
1564,1414,1385,1244,1179,
1114,858,798,692 化合物番号III−1−3:1 H−NMR(CDCl3)δ:0.89(3H,t,J
=7.2Hz),1.43(6H,s),1.50〜
1.65(2H,m),2.04(1H,br.s),
3.39(2H,t,J=7.2Hz),3.42(2
H,s),4.02(2H,s),7.21(1H,
t,J=1.8Hz),7.29(2H,d,J=1.
8Hz) IR(neat)ν:3332,1726,1585,
1563,1414,1246,1107,858,7
98,693
【0067】本発明の化合物(I)、(II)またはそれ
らの塩の代表的な製造法を以下の実施例1〜6に示す。
【0068】実施例1 1−(1−(3,5−ジクロロ
フェニル)−1−メチルエチル)−4−メトキシメチル
−3−フェニル−3−ピロリン−2−オン(化合物番号
I−1−3) (1)N−(1−(3,5−ジクロロフェニル)−1−
メチルエチル)−N−(3−メトキシ−2−オキソプロ
ピル)フェニルアセトアミド(化合物番号II−1−1) 参考例2で調製した化合物( III−1−1)6.4g
(0.022mol)、炭酸カリウム4.6g(0.0
33mol)及びアセトン150mlの混合物を氷冷下
攪拌し、これに塩化フェニルアセチル5.4g(0.0
33mol)のアセトン10ml中溶液を30分で滴下
した。反応混合物を室温下一夜撹拌した。反応混合物に
更に炭酸カリウム4.6g(0.033mol)及び
塩化フェニルアセチル5.4g(0.033mol)を
加え、室温下3時間撹拌した。反応混合物を減圧下濃縮
し、残渣に水150mlを加え、酢酸エチルで抽出した
(150ml×3)。 抽出液を合し、飽和食塩水で洗
浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下濃縮した。得
られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ(クロ
ロホルム−酢酸エチル、9:1、v/v)により精製
し、標記化合物(化合物番号II−1−1)4.1gを淡
黄色油状物として得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.60(6H,br.
s),3.43(2H,br.s),3.53(3H,
s),4.07(2H,s),4.56(2H,s),
6.95〜7.50(8H,m) IR(neat)ν:1740,1652,1587,
1566,1417,1386,1170,910,7
97 同様にしてN−(1−(3,5−ジクロロフェニル)−
1−メチルエチル)−N−(3−エトキシ−2−オキソ
プロピル)フェニルアセトアミド(化合物番号II−1−
2)、N−(1−(3,5−ジクロロフェニル)−1−
メチルエチル)−2−(2−フルオロフェニル)−N−
(3−メトキシ−2−オキソプロピル)アセトアミド
(化合物番号II−1−3)、N−(1−(3,5−ジク
ロロフェニル)−1−メチルエチル)−N−(3−エト
キシ−2−オキソプロピル)−2−(2−フルオロフェ
ニル)アセトアミド(化合物番号II−1−4)及びN−
(1−(3,5−ジクロロフェニル)−1−メチルエチ
ル)−N−(2−オキソ−3−プロポキシプロピル)フ
ェニルアセトアミド(化合物番号II−1−5)を製造し
た。 化合物番号II−1−2:1 H−NMR(CDCl3)δ:1.2〜1.3(3H,
m),1.5〜1.6(6H,m),3.41(2H,
br.s),3.59(2H,q,J=7.0Hz),
4.07(2H,br.s),4.57(2H,s),
7.0〜7.4(8H,m) IR(neat)ν:1736,1655,1586,
1566,1496,1454,1416,1385,
1245,1170,1108,1045,855,7
96,754,724,694 化合物番号II−1−3: mp112〜113℃1 H−NMR(CDCl3)δ:1.30〜1.90(6
H,m),3.47(3H,s),3.20〜3.70
(2H,m),4.12(2H,s),4.59(2
H,s),6.85〜7.60(7H,m) IR(nujol)ν:1743,1644,158
9,1568,1495,1462,1403,123
8,1204,1045,800,778,766 化合物番号II−1−4:mp122〜125℃1 H−NMR(CDCl3)δ:1.28(3H,t,J
=7.0Hz),1.35〜1.80(6H,m),
3.05〜3.70(2H,m),3.60(2H,
q,J=7.0Hz),4.15(2H,s),4.6
0(2H,s),6.80〜7.55(7H,m) IR(nujol)ν:1748,1655,158
8,1568,1495,1463,1419,140
1,1236,1170,1128,1070,85
0,798,768 化合物番号II−1−5:1 H−NMR(CDCl3)δ:0.96(3H,t,J
=7.4Hz),1.55(6H,s),1.55〜
1.71(2H,m),3.43(2H,br.s),
3.49(2H,t,J=6.6Hz),4.10(2
H,s),4.58(2H,s),7.09〜7.40
(8H,m)
【0069】(2)1−(1−(3,5−ジクロロフェ
ニル)−1−メチルエチル)−4−メトキシメチル−3
−フェニル−3−ピロリン−2−オン(化合物番号I−
1−3) 水酸化カリウム1.65g(0.025mol)のエタ
ノール30ml溶液を室温下撹拌し、これに実施例1の
(1)で調製した化合物( II−1−1)4.1g
(0.010mol)を加え、室温下30分ついで60
℃で30分攪拌した。冷後、反応液を減圧下濃縮し、残
渣に水100mlを加え、ついで希塩酸を加えてpHを
6とした後、酢酸エチルで抽出した(50ml×2)。
抽出液を合し、飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウ
ムで乾燥後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィ(ヘキサン−クロロホルム−
酢酸エチル、12:7:1、v/v)により精製し、標
記化合物(化合物番号I−1−3)1.5gを白色結晶
として得た。 mp122〜124℃1 H−NMR(CDCl3)δ:1.78(6H,s),
3.41(3H,s),4.22(2H,s),4.4
4(2H,s),7.20(3H,s),7.3〜7.
5(5H,m) IR(nujol)ν:1680,1670,158
5,1562,1417,1392,1255,110
8,943,864,795
【0070】実施例2 1−(1−(3,5−ジクロロ
フェニル)−1−メチルエチル)−4−メチルチオメチ
ル−3−フェニル−3−ピロリン−2−オン(化合物番
号I−1−6) (1)N−(1−(3,5−ジクロロフェニル)−1−
メチルエチル)−N−(3−メチルチオ−2−オキソプ
ロピル)フェニルアセトアミド(化合物番号II−2−
1) 参考例1で調製した化合物( III−2−1)2.0g
(6.4mmol)及びピリジン1.0ml(0.01
2mol)の1,2−ジクロロエタン10ml中溶液を
氷冷下攪拌し、これに塩化フェニルアセチル1.2g
(7.8mmol)の1,2−ジクロロエタン2ml中
溶液を10分で滴下した。反応混合物を室温下1時間撹
拌した。反応混合物に水30mlを加え、有機層を分離
した。水層をクロロホルムで抽出した(10ml)。
抽出液及び先の有機層を合し、硫酸マグネシウムで乾燥
後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラム
クロマトグラフィ(ヘキサン−酢酸エチル、3:2、v
/v)により精製し、標記化合物(化合物番号II−2−
1)2.1gを黄色油状物として得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.60(6H,br.
s),2.17(3H,s),3.21(2H,br.
s),3.45(2H,br.s),4.61(2H,
s),7.00〜7.50(8H,m) IR(neat)ν:1721,1655,1587,
1567,1417,1386,1218,1168,
855,797,756,695
【0071】(2)1−(1−(3,5−ジクロロフェ
ニル)−1−メチルエチル)−4−メチルチオメチル−
3−フェニル−3−ピロリン−2−オン(化合物番号I
−1−6) 実施例2の(1)で調製した化合物( II−2−1)
1.0g(2.4mmol)のエタノール4ml溶液を
室温下撹拌し、これに水酸化カリウム0.24g(3.
6mmol)のエタノール2ml溶液を加え、室温下一
夜攪拌した。反応液に水20mlを加え、ついで1N塩
酸を加えてpHを7とした後、クロロホルムで抽出した
(15ml×2)。 抽出液を合し、硫酸マグネシウム
で乾燥後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲル
カラムクロマトグラフィ(ヘキサン−酢酸エチル、3:
1、v/v)により精製した。得られた固体をヘキサン
で洗浄し、ろ取し、風乾して標記化合物(化合物番号I
−1−6)0.5gを淡黄色結晶として得た。 mp126〜128℃1 H−NMR(CDCl3)δ:1.79(6H,s),
2.03(3H,s),3.63(2H,s),4.2
5(2H,s),7.10〜7.50(8H,m) IR(nujol)ν:1666,1562,145
8,1416,1377,1267,864,795
【0072】実施例3 1−(1−(3,5−ジクロロ
フェニル)−1−メチルエチル)−4−メチルスルフィ
ニルメチル−3−フェニル−3−ピロリン−2−オン
(化合物番号I−1−7) 実施例2で調製した化合物( I−1−6)0.30g
(0.74mmol)のクロロホルム6ml溶液を氷冷
下攪拌し、これにメタクロロ過安息香酸0.17g
(0.69mmol)を徐々に加えた。反応混合物を氷
冷下1時間ついで室温下1時間攪拌した。反応混合物を
減圧下濃縮し、残渣に酢酸エチル30mlを加えた。こ
のものを飽和炭酸水素ナトリウム水溶液ついで飽和食塩
水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下濃縮し
た。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
(クロロホルム−アセトン、7:1、v/v)により精
製した。得られた固体をジイソプロピルエーテルで洗浄
し、ろ取し、風乾して標記化合物0.28gを白色結晶
として得た。 mp183〜185℃1 H−NMR(CDCl3)δ:1.79(6H,s),
2.53(3H,s),3.81(1H,d,J=1
3.2Hz),3.92(1H,d,J=13.2H
z),4.37(2H,s),7.16〜7.53(8
H,m) IR(nujol)ν:1680,1566,146
5,1440,1415,1379,1263,121
0,1052,854,797,785,698
【0073】実施例4 N−(2,5−ジクロロフェニ
ル)−2−(4−ヒドロキシメチル−2−オキソ−3−フ
ェニル−3−ピロリン−1−イル)−2−メチルプロパ
ンアミド(化合物番号I−2−1) メチル 1−(1−(N−(2,5−ジクロロフェニ
ル)カルバモイル)−1−メチルエチル)−4−ホルミ
ル−1,3−ジヒドロ−2−オキソ−3−フェニル−2
H−ピロール−3−カルボキシレート0.48g(1.
0mmol)、塩化セリウム7水和物0.41g(1.
1mmol)、ジオキサン2ml及びメタノール6ml
の混合物を室温下攪拌し、これに水素化ホウ素ナトリウ
ム0.046g(1.1mmol)を加え、室温下30
分攪拌した。反応混合物に水酸化カリウム0.3g
(4.5mmol)の水10ml溶液を加え、室温下1
時間攪拌した。反応混合物を水20mlにあけ、酢酸エ
チルで抽出した(20ml×2)。抽出液を合し、硫酸
マグネシウムで乾燥後、減圧下濃縮した。得られた残渣
をシリカゲルカラムクロマトグラフィ(クロロホルム−
酢酸エチル、1:1、v/v)により精製して標記化合
物0.28gを無色樹脂状物として得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.76(6H,s),
4.34(2H,s),4.73(2H,s),6.9
9(1H,dd,J=8.5,2.5Hz),7.24
(1H,d,J=8.5Hz),7.3〜7.5(5
H,m),8.48(1H,d,J=2.5Hz),
8.77(1H,br.s) IR(neat)ν:3388,1667,1582,
1511
【0074】実施例5 (1−(1−(N−(2,5−
ジクロロフェニル)カルバモイル)−1−メチルエチ
ル)−2−オキソ−3−フェニル−3−ピロリン−4−
イル)メチル アセテート(化合物番号I−2−5) 実施例4で調製した化合物( I−2−1)0.1g
(0.24mmol)及び触媒量の4−ジメチルアミノ
ピリジンの1,2−ジクロロエタン5ml溶液を室温下
攪拌し、これに無水酢酸0.05g(0.48mmo
l)を加えた。反応混合物を室温下5日間攪拌した。反
応混合物を減圧下濃縮し、残渣に水20mlを加え、酢
酸エチルで抽出した(20ml)。抽出液を硫酸マグネ
シウムで乾燥し、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィ(ヘキサン−酢酸エチ
ル、2:1、v/v)により精製して標記化合物0.0
9gを白色結晶として得た。 mp100〜101℃1 H−NMR(CDCl3)δ:1.78(6H,s),
2.13(3H,s),4.25(2H,s),5.0
8(2H,s),7.00(1H,dd,J=8.5,
2.5Hz),7.25(1H,d,J=8.5H
z),7.3〜7.4(5H,m),8.47(1H,
d,J=2.4Hz),8.79(1H,br.s) IR(nujol)ν:3403,1743,170
2,1681,1579,1505,1222
【0075】実施例6 (1−(1−(3,5−ジクロ
ロフェニル)−1−メチルエチル)−2−オキソ−3−
フェニル−3−ピロリン−4−イル)メチル アセテー
ト(化合物番号I−1−2) 実施例4と同様にして製造した1−(1−(3,5−ジ
クロロフェニル)−1−メチルエチル)−4−ヒドロキ
シメチル−3−フェニル−3−ピロリン−2−オン(化
合物番号I−1−1)0.15g(0.40mmol)
及び4−ジメチルアミノピリジン9.6mg(0.07
9mmol)のジクロロメタン2ml溶液を室温下撹拌
し、これに無水酢酸0.04ml(0.43mmol)
を加えた。反応混合物を室温下一夜攪拌した。反応混合
物を減圧下濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィ(ヘキサン−酢酸エチル、3:2、v/
v)により精製した。得られた固体をヘキサンで洗浄
し、ろ取し、風乾して標記化合物0.11gを白色結晶
として得た。 mp130〜131℃1 H−NMR(CDCl3)δ:1.79(6H,s),
2.14(3H,s),4.19(2H,s),5.0
8(2H,s),7.18〜7.50(8H,m) IR(nujol)ν:1751,1682,158
7,1566,1442,1415,1231,103
8,951,856
【0076】実施例1〜6と同様にして製造できる本発
明の化合物(I)を以下の表1〜表2に実施例1〜6で
製造される化合物とともに示す。なお表中のmp(融
点)の欄に記した記号は次のような意味を示す。 *1:油状物、樹脂状物またはロウ状固体である化合
物。
【0077】
【表1】
【0078】
【表2】
【0079】以上の表1〜表2に示した化合物のうちm
pの欄に*1を付した化合物は油状物、樹脂状物または
ロウ状固体である。これらの化合物の1H−NMRスペ
クトルデータを以下に示す。
【0080】化合物番号I−1−101 H−NMR(CDCl3)δ:0.94(3H,t,J
=7.3Hz),1.55〜1.68(2H,m),
1.78(6H,s),3.45(2H,t,J=6.
6Hz),4.24(2H,s),4.48(2H,
s),7.19〜7.21(3H,m),7.32〜
7.42(5H,m)
【0081】化合物番号I−2−1 実施例4参照
【0082】化合物番号I−2−21 H−NMR(CDCl3)δ:1.77(6H,s),
1.85(1H,br.s),4.35(2H,s),
4.72(2H,s),7.25〜7.47(7H,
m),8.75(1H,br.s),8.95(1H,
br.s)
【0083】化合物番号I−2−81 H−NMR(CDCl3)δ:1.82(6H,s),
2.11(3H,s),4.23(2H,s),5.0
4(2H,s),7.30〜7.55(7H,m),
7.60〜7.70(1H,m),7.95(1H,
s),9.70(1H,s)
【0084】 製剤例1 乳剤 化合物I−1−3 20重量% エマルミン110 5重量% ジメチルホルムアミド 18重量% キシレン 57重量% を混合して乳剤を得る。(水に適宜希釈して使用)
【0085】 製剤例2 水和剤 化合物I−1−6 50重量% リグニンスルホン酸ナトリウム 5重量% エマルミン110 5重量% ホワイトカーボン 5重量% クレイ 35重量% を混合粉砕して水和剤を得る。(水に適宜希釈して使
用)
【0086】 製剤例3 粒剤 化合物I−2−1 1.5重量% リグニンスルホン酸ナトリウム 2重量% タルク 40重量% ベントナイト 56.5重量% を混合し、水を加えて練り合わせ造粒して粒剤を得る。
【0087】 製剤例4 粒剤 化合物I−2−5 1.5重量% リグニンスルホン酸ナトリウム 5重量% ベントナイト 93.5重量% を混合し、水を加えて練り合わせ造粒して粒剤を得る。
【0088】 製剤例5 粒剤 化合物I−1−3 3重量% リグニンスルホン酸ナトリウム 5重量% ベントナイト 30重量% クレイ 62重量% を混合し、水を加えて練り合わせ造粒して粒剤を得る。
【0089】試験例1 水田出芽後処理試験 150cm2の角型プラスチック製ポットに水田土壌を
つめて水を加え、代かき後、タイヌビエ、タマガヤツ
リ、イヌホタルイ及びキカシグサの種子をまき、湛水2
cmで所定の期間栽培した。単子葉雑草が1葉期まで、
キカシグサが2葉期まで生育したとき、湛水を3cmと
し、化合物(I)を含む薬剤希釈液を所定の薬量(g/
a)となるようにポットの水面に滴下処理した。なお薬
剤希釈液は化合物(I)3.0mgをトゥイーン(Tw
een)20を2%含むアセトン1mlに溶解し、純水
で全量を10mlとした後、これを更に純水で希釈して
所定濃度に調製した。薬剤処理後の植物は温室内で栽培
し、処理3週間後に各雑草に対する除草効果を表3に示
した基準によって評価した。結果は表4に示した。表4
において供試植物の名称は以下の略号で示した。ECH
OR:タイヌビエ;CYPDI:タマガヤツリ;SCP
JO:イヌホタルイ;ROTIN:キカシグサ。
【0090】
【表3】
【0091】
【表4】
【0092】表4より本発明の化合物は優れた除草活性
を有することがわかる。
【0093】試験例2 水田出芽前処理試験 150cm2の角型プラスチック製ポットに水田土壌を
つめて水を加え、代かき後、タイヌビエ及びイヌホタル
イの種子をまいた。湛水を3cmとし、化合物(I)を
含む薬剤希釈液を所定の薬量(g/a)となるようにポ
ットの水面に滴下処理した。なお薬剤希釈液は試験例1
と同様の方法により調製した。薬剤処理後の植物は温室
内で栽培し、処理3週間後に各雑草に対する除草効果を
表3に示した基準によって評価した。結果は表5に示し
た。表5において供試植物の名称は以下の略号で示し
た。ECHOR:タイヌビエ;SCPJO:イヌホタル
イ。
【0094】
【表5】
【0095】表5より本発明の化合物は優れた除草活性
を有することがわかる。
【0096】試験例3 水田出芽後処理試験 1/10000aのプラスチック製ポットに水田土壌を
つめて水を加え、代かき後、タイヌビエの種子をまき、
湛水4cmで所定の期間栽培した。タイヌビエが1.5
葉期または2.5葉期まで生育した時、化合物(I)を
含む薬剤希釈液を所定の薬量(g/a)となるようにポ
ットの水面に滴下処理した。また1/10000aのプ
ラスチック製ポットに水田土壌をつめ、入水、代かき
後、イネ稚苗1株を2cmの深さに移植し、湛水を4c
mとして化合物(I)を含む薬剤希釈液を所定の薬量
(g/a)となるようにポットの水面に滴下処理した。
なお薬剤希釈液は試験例1と同様の方法により調製し
た。薬剤処理後の植物は温室内で栽培し、処理3週間後
にタイヌビエに対する除草効果及び移植イネに対する薬
害を表3に示した基準によって評価した。結果は表6に
示した。表6において供試植物の名称は以下の略号で示
した。ECHOR1:1.5葉期のタイヌビエ;ECH
OR2:2.5葉期のタイヌビエ;ORYSA:イネ。
【0097】
【表6】
【0098】表6より本発明の化合物はイネに薬害がな
く、タイヌビエに対して優れた除草活性を有することが
わかる。
【0099】
【発明の効果】本発明の化合物(I)またはその塩は低
薬量で広範囲の雑草、例えば水田雑草、畑地雑草等に対
して優れた殺草作用を有する。しかも栽培植物、例えば
イネ、コムギ、オオムギ、ダイズ、トウモロコシ、ワタ
等に対して薬害が少なく、優れた選択的除草効果を示
す。また選択的除草効果は長期間持続する。哺乳動物や
魚貝類に対して低毒性で、環境を汚染することもなく、
水田、畑、果樹園あるいは非農耕地用等の除草剤として
きわめて安全に使用することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4C069 AC17 BB02 BB15 BB16 BB17 BB25 BB28 CC02 4H006 AA01 BV80 TA04 TB53 4H011 AB02 BA05 BB09 BC07 BC20 DA02 DA15 DA16 DC05 DC06 DD01

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式 【化1】 [式中、R1は置換されていてもよい炭化水素基または置
    換されていてもよい複素環基を示し、R2及びR3はそれ
    ぞれ水素原子または置換されていてもよい炭化水素基を
    示すか、またはR2及びR3は隣接する炭素原子と一緒に
    なって置換されていてもよい3ないし8員の環状炭化水
    素基を形成してもよく、R4は置換されていてもよいア
    リール基、置換されていてもよい複素環基または式 −CONR56 (式中、R5及びR6はそれぞれ水素原子、置換されてい
    てもよい炭化水素基または置換されていてもよい複素環
    基を示す。)で表される基を示し、Zはヒドロキシ基、
    式 −W17 (式中、W1は酸素原子または酸化されていてもよい硫
    黄原子を、R7は置換されていてもよい炭化水素基を示
    す。)で表される基または式 −O−COR8 (式中、R8は置換されていてもよい炭化水素基を示
    す。)で表される基を示す。]で表される化合物または
    その塩。
  2. 【請求項2】R1は[1]C1-6アルキル基、C3-6シクロ
    アルキル基、C2-6アルケニル基、C3-6シクロアルケニ
    ル基、C2-6アルキニル基、C6-14アリール基、C7-19
    アラルキル基、C8-20アリールアルケニル基およびC
    8-20アリールアルキニル基から選ばれる炭化水素基(該
    炭化水素基がアルキル基、アルケニル基またはアルキニ
    ル基の場合、該炭化水素基は、(1)ヒドロキシ基、(2)ア
    ミノ基、(3)シアノ基、(4)スルファモイル基、(5)スル
    ファモイルオキシ基、(6)メルカプト基、(7)ニトロ基、
    (8)ハロゲン原子、(9)ハロゲンで1〜3個置換されてい
    てもよいC1-6アルキル基、C3-6シクロアルキル基、C
    2-6アルケニル基、C3-6シクロアルケニル基、C2-6
    ルキニル基、C6-14アリール基、C7-19アラルキル基、
    ハロゲンで1〜3個置換されていてもよいC1-6アルコ
    キシ基、C2-6アルケニルオキシ基、C2-6アルキニルオ
    キシ基、C6-14アリールオキシ基、C7-19アラルキルオ
    キシ基、ホルミル基、C1-6アルキル−カルボニル基、
    2-6アルケニル−カルボニル基、C2-6アルキニル−カ
    ルボニル基、C3-6シクロアルキル−カルボニル基、C
    6-14アリール−カルボニル基、 C7-19アラルキル−カ
    ルボニル基、C1-6アルコキシ−カルボニル基、C2-6
    ルケニルオキシ−カルボニル基、C2-6アルキニルオキ
    シ−カルボニル基、C3-6シクロアルキルオキシ−カル
    ボニル基、C6-14アリールオキシ−カルボニル基、C
    7-19アラルキルオキシ−カルボニル基、ハロゲンで1〜
    3個置換されていてもよいC1-6アルキルチオ基、C2-6
    アルケニルチオ基、C2-6アルキニルチオ基、C6-14
    リールチオ基、ハロゲンで1〜3個置換されていてもよ
    いC1-6アルキルスルフィニル基、C2-6アルケニルスル
    フィニル基、C2-6アルキニルスルフィニル基、C6-14
    アリールスルフィニル基、ハロゲンで1〜3個置換され
    ていてもよいC1-6アルキルスルホニル基、C2-6アルケ
    ニルスルホニル基、C2-6アルキニルスルホニル基、C
    6-14アリールスルホニル基、ヒドロキシ基、アミノ基、
    モノもしくはジC1-6アルキルアミノ基、シアノ基、ス
    ルファモイル基、メルカプト基、ニトロ基、ハロゲン原
    子、ホルムアミド基、C1-6アルキル−カルボニルアミ
    ノ基およびC1-6アルキルスルホニルオキシ基からなる
    群から選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよ
    く、または隣接する2つの置換基が一緒になってメチレ
    ンジオキシ基を形成してもよい窒素原子(オキシド化さ
    れていてもよい)、酸素原子および硫黄原子(モノまた
    はジオキシド化されていてもよい)から選ばれるヘテロ
    原子を1ないし4個含む3〜8員複素環基または該3〜
    8員複素環基とベンゼン環もしくは窒素原子(オキシド
    化されていてもよい)、酸素原子および硫黄原子(モノ
    またはジオキシド化されていてもよい)から選ばれるヘ
    テロ原子を1ないし4個含む3〜8員複素環との縮合環
    基、(10)ホルミル基、C1-6アルキル−カルボニル基、
    2-6アルケニル−カルボニル基、C2-6アルキニル−カ
    ルボニル基、C3-6シクロアルキル−カルボニル基、C
    6-14アリール−カルボニル基、C7-19アラルキル−カル
    ボニル基、C1-6アルコキシ−カルボニル基、C2-6アル
    ケニルオキシ−カルボニル基、C2-6アルキニルオキシ
    −カルボニル基、C3-6シクロアルキルオキシ−カルボ
    ニル基、C6-14アリールオキシ−カルボニル基、C7-19
    アラルキルオキシ−カルボニル基、5〜6員複素環カル
    ボニル基、縮合複素環カルボニル基および5〜6員複素
    環アセチル基から選ばれるアシル基(該アシル基がアル
    キルカルボニル基、アルケニルカルボニル基、アルキニ
    ルカルボニル基、アルコキシカルボニル基、アルケニル
    オキシカルボニル基またはアルキニルオキシカルボニル
    基の場合、ヒドロキシ基、アミノ基、モノ又はジC1-6
    アルキルアミノ基、シアノ基、スルファモイル基、メル
    カプト基、ニトロ基、ハロゲン原子、カルボキシル基、
    1-6アルコキシ基、C1-6アルコキシ−カルボニル
    基、C1-6アルキルチオ基、C1-6アルコキシイミノ基お
    よびヒドロキシイミノ基から選ばれる置換基で1〜3個
    置換されていてもよく、該アシル基がシクロアルキルカ
    ルボニル基、アリールカルボニル基、アラルキルカルボ
    ニル基、シクロアルキルオキシカルボニル基、アリ−ル
    オキシカルボニル基、アラルキルオキシカルボニル基、
    5〜6員複素環カルボニル基、縮合複素環カルボニル基
    または5〜6員複素環アセチル基の場合、ハロゲンで1
    〜3個置換されていてもよいC1-6アルキル基、C3-6
    クロアルキル基、C2-6アルケニル基、C3-6シクロアル
    ケニル基、C2-6アルキニル基、ハロゲンで1〜3個置
    換されていてもよいC1-6アルコキシ基、ホルミル基、
    1-6アルキル−カルボニル基、C2-6アルケニル−カル
    ボニル基、C2-6アルキニル−カルボニル基、C3-6シク
    ロアルキル−カルボニル基、C6-14アリール−カルボニ
    ル基、C7-19アラルキル−カルボニル基、C1-6アルコ
    キシ−カルボニル基、C2-6アルケニルオキシ−カルボ
    ニル基、C2-6アルキニルオキシ−カルボニル基、C3-6
    シクロアルキルオキシ−カルボニル基、C6-14アリール
    オキシ−カルボニル基、C7-19アラルキルオキシ−カル
    ボニル基、C1-6アルキルチオ基、ヒドロキシ基、アミ
    ノ基、シアノ基,スルファモイル基、メルカプト基、ニ
    トロ基およびハロゲン原子から選ばれる置換基で1〜5
    個置換されていてもよい。) (11)式−T−Q0〔式中、Q0は(a)それぞれハロゲンで
    1〜5個置換されていてもよい(i)C1-6アルキル基、(i
    i)C3-6シクロアルキル基、(iii)C2-6アルケニル基、
    (iv)C3-6シクロアルケニル基、(v)C2-6アルキニル
    基、(vi)C6-14アリール基、(vii)C7-19アラルキル
    基、(viii)C8-20アリールアルケニル基および(ix)C
    8-20アリールアルキニル基から選ばれる炭化水素基、
    (b)ハロゲンで1〜3個置換されていてもよいC1-6アル
    キル基、C3-6シクロアルキル基、C2-6アルケニル基、
    3-6シクロアルケニル基、C2-6アルキニル基、C6-14
    アリール基、C7-19アラルキル基、ハロゲンで1〜3個
    置換されていてもよいC1-6アルコキシ基、C2-6アルケ
    ニルオキシ基、C2-6アルキニルオキシ基、C6-14アリ
    ールオキシ基、C7-19アラルキルオキシ基、ホルミル
    基、C1-6アルキル−カルボニル基、C2-6アルケニル−
    カルボニル基、C2-6アルキニル−カルボニル基、C3-6
    シクロアルキル−カルボニル基、C6-14アリール−カル
    ボニル基、C7-19アラルキル−カルボニル基、C1-6
    ルコキシ−カルボニル基、C2-6アルケニルオキシ−カ
    ルボニル基、C2-6アルキニルオキシ−カルボニル基、
    3-6シクロアルキルオキシ−カルボニル基、C6-14
    リールオキシ−カルボニル基、C7-19アラルキルオキシ
    −カルボニル基、ハロゲンで1〜3個置換されていても
    よいC1-6アルキルチオ基、C2-6アルケニルチオ基、C
    2-6アルキニルチオ基、C6-14アリールチオ基、ハロゲ
    ンで1〜3個置換されていてもよいC1-6アルキルスル
    フィニル基、C2-6アルケニルスルフィニル基、C2-6
    ルキニルスルフィニル基、C6-14アリールスルフィニル
    基、ハロゲンで1〜3個置換されていてもよいC1-6
    ルキルスルホニル基、C2-6アルケニルスルホニル基、
    2-6アルキニルスルホニル基、C6-14アリールスルホ
    ニル基、ヒドロキシ基、アミノ基、モノもしくはジC
    1-6アルキルアミノ基、シアノ基、スルファモイル基、
    メルカプト基、ニトロ基、ハロゲン原子、ホルムアミド
    基、C1-6アルキル−カルボニルアミノ基およびC1-6
    ルキルスルホニルオキシ基からなる群から選ばれる1〜
    3個の置換基で置換されていてもよく、または隣接する
    2つの置換基が一緒になってメチレンジオキシ基を形成
    してもよい窒素原子(オキシド化されていてもよい)、
    酸素原子および硫黄原子(モノまたはジオキシド化され
    ていてもよい)から選ばれるヘテロ原子を1ないし4個
    含む3〜8員複素環基または該3〜8員複素環基とベン
    ゼン環もしくは窒素原子(オキシド化されていてもよ
    い)、酸素原子および硫黄原子(モノまたはジオキシド
    化されていてもよい)から選ばれるヘテロ原子を1ない
    し4個含む3〜8員複素環との縮合環基、または(c)ホ
    ルミル基、C1-6アルキル−カルボニル基、C2-6アルケ
    ニル−カルボニル基、C2-6アルキニル−カルボニル
    基、C3-6シクロアルキル−カルボニル基、C6-14アリ
    ール−カルボニル基、C7-19アラルキル−カルボニル
    基、C1-6アルコキシ−カルボニル基、C2-6アルケニル
    オキシ−カルボニル基、C2-6アルキニルオキシ−カル
    ボニル基、C3-6シクロアルキルオキシ−カルボニル
    基、C6-14アリールオキシ−カルボニル基、C7-19アラ
    ルキルオキシ−カルボニル基、5〜6員複素環カルボニ
    ル基、縮合複素環カルボニル基および5〜6員複素環ア
    セチル基から選ばれるアシル基(該アシル基がアルキル
    カルボニル基、アルケニルカルボニル基、アルキニルカ
    ルボニル基、アルコキシカルボニル基、アルケニルオキ
    シカルボニル基またはアルキニルオキシカルボニル基の
    場合、ヒドロキシ基、アミノ基、モノ又はジC1-6アル
    キルアミノ基、シアノ基、スルファモイル基、メルカプ
    ト基、ニトロ基、ハロゲン原子、カルボキシル基、C
    1-6アルコキシ基、C1-6アルコキシ−カルボニル基、C
    1-6アルキルチオ基、C1-6アルコキシイミノ基およびヒ
    ドロキシイミノ基から選ばれる置換基で1〜3個置換さ
    れていてもよく、 該アシル基がシクロアルキルカルボニル基、アリールカ
    ルボニル基、アラルキルカルボニル基、シクロアルキル
    オキシカルボニル基、アリ−ルオキシカルボニル基、ア
    ラルキルオキシカルボニル基、5〜6員複素環カルボニ
    ル基、縮合複素環カルボニル基または5〜6員複素環ア
    セチル基の場合、ハロゲンで1〜3個置換されていても
    よいC1-6アルキル基、C3-6シクロアルキル基、C2-6
    アルケニル基、C3-6シクロアルケニル基、C2-6アルキ
    ニル基、ハロゲンで1〜3個置換されていてもよいC
    1-6アルコキシ基、ホルミル基、C1-6アルキル−カルボ
    ニル基、C2-6アルケニル−カルボニル基、C2-6アルキ
    ニル−カルボニル基、C3-6シクロアルキル−カルボニ
    ル基、C6-14アリール−カルボニル基、C7-19アラルキ
    ル−カルボニル基、C1-6アルコキシ−カルボニル基、
    2-6アルケニルオキシ−カルボニル基、C2-6アルキニ
    ルオキシ−カルボニル基、C3-6シクロアルキルオキシ
    −カルボニル基、C6-14アリールオキシ−カルボニル
    基、C7-19アラルキルオキシ−カルボニル基、C1-6
    ルキルチオ基、ヒドロキシ基、アミノ基、シアノ基,ス
    ルファモイル基、メルカプト基、ニトロ基およびハロゲ
    ン原子から選ばれる置換基で1〜5個置換されていても
    よい。)を、TはO、−S(O)k−(kは0,1また
    は2を示す)またはS−Sを示す〕で表される基、(12)
    式 【化2】 〔式中、Q1は(a)水素原子、(b)それぞれハロゲンで1
    〜5個置換されていてもよい(i)C1-6アルキル基、(ii)
    3-6シクロアルキル基、(iii)C2-6アルケニル基、(i
    v)C3-6シクロアルケニル基、(v)C2-6アルキニル基、
    (vi)C6-14アリール基、(vii)C7-19アラルキル基、(vi
    ii)C8-20アリールアルケニル基および(ix)C8-20アリ
    ールアルキニル基から選ばれる炭化水素基または(c)ホ
    ルミル基、C1-6アルキル−カルボニル基、C2-6アルケ
    ニル−カルボニル基、C2-6アルキニル−カルボニル
    基、C3-6シクロアルキル−カルボニル基、C6-14アリ
    ール−カルボニル基、C7-19アラルキル−カルボニル
    基、C1-6アルコキシ−カルボニル基、C2-6アルケニル
    オキシ−カルボニル基、C2-6アルキニルオキシ−カル
    ボニル基、C3-6シクロアルキルオキシ−カルボニル
    基、C6-14アリールオキシ−カルボニル基、C7-19アラ
    ルキルオキシ−カルボニル基、5〜6員複素環カルボニ
    ル基、縮合複素環カルボニル基および5〜6員複素環ア
    セチル基から選ばれるアシル基(該アシル基がアルキル
    カルボニル基、アルケニルカルボニル基、アルキニルカ
    ルボニル基、アルコキシカルボニル基、アルケニルオキ
    シカルボニル基またはアルキニルオキシカルボニル基の
    場合、ヒドロキシ基、アミノ基、モノ又はジC1-6アル
    キルアミノ基、シアノ基、スルファモイル基、メルカプ
    ト基、ニトロ基、ハロゲン原子、カルボキシル基、C
    1-6アルコキシ基、C1-6アルコキシ−カルボニル基、C
    1-6アルキルチオ基、C1-6アルコキシイミノ基およびヒ
    ドロキシイミノ基から選ばれる置換基で1〜3個置換さ
    れていてもよく、該アシル基がシクロアルキルカルボニ
    ル基、アリールカルボニル基、アラルキルカルボニル
    基、シクロアルキルオキシカルボニル基、アリ−ルオキ
    シカルボニル基、アラルキルオキシカルボニル基、5〜
    6員複素環カルボニル基、縮合複素環カルボニル基また
    は5〜6員複素環アセチル基の場合、ハロゲンで1〜3
    個置換されていてもよいC1-6アルキル基、C3-6シクロ
    アルキル基、C2-6アルケニル基、C3-6シクロアルケニ
    ル基、C2-6アルキニル基、ハロゲンで1〜3個置換さ
    れていてもよいC1-6アルコキシ基、ホルミル基、C1-6
    アルキル−カルボニル基、C2-6アルケニル−カルボニ
    ル基、C2-6アルキニル−カルボニル基、C3-6シクロア
    ルキル−カルボニル基、C6-14アリール−カルボニル
    基、C7-19アラルキル−カルボニル基、C1-6アルコキ
    シ−カルボニル基、C2-6アルケニルオキシ−カルボニ
    ル基、C2-6アルキニルオキシ−カルボニル基、C3-6
    クロアルキルオキシ−カルボニル基、C6-14アリールオ
    キシ−カルボニル基、C7-19アラルキルオキシ−カルボ
    ニル基、C1-6アルキルチオ基、ヒドロキシ基、アミノ
    基、シアノ基、スルファモイル基、メルカプト基、ニト
    ロ基およびハロゲン原子から選ばれる置換基で1〜5個
    置換されていてもよい。)を、Q2は(a)それぞれハロゲ
    ンで1〜5個置換されていてもよい(i)C1-6アルキル
    基、(ii)C3-6シクロアルキル基、(iii)C2-6アルケニ
    ル基、(iv)C3-6シクロアルケニル基、(v)C2-6アルキ
    ニル基、(vi)C6-14アリール基、(vii)C7-19アラルキ
    ル基、(viii)C8-20アリールアルケニル基および(ix)C
    8-20アリールアルキニル基から選ばれる炭化水素基また
    は(b)ホルミル基、C1-6アルキル−カルボニル基、C
    2-6アルケニル−カルボニル基、C2-6アルキニル−カル
    ボニル基、C3-6シクロアルキル−カルボニル基、C
    6-14アリール−カルボニル基、C7-19アラルキル−カル
    ボニル基、C1-6アルコキシ−カルボニル基、C2-6アル
    ケニルオキシ−カルボニル基、C2-6アルキニルオキシ
    −カルボニル基、C3-6シクロアルキルオキシ−カルボ
    ニル基、C6-14アリールオキシ−カルボニル基、C7-19
    アラルキルオキシ−カルボニル基、5〜6員複素環カル
    ボニル基、縮合複素環カルボニル基および5〜6員複素
    環アセチル基から選ばれるアシル基(該アシル基がアル
    キルカルボニル基、アルケニルカルボニル基、アルキニ
    ルカルボニル基、アルコキシカルボニル基、アルケニル
    オキシカルボニル基またはアルキニルオキシカルボニル
    基の場合、ヒドロキシ基、アミノ基、モノ又はジC1-6
    アルキルアミノ基、シアノ基、スルファモイル基、メル
    カプト基、ニトロ基、ハロゲン原子、カルボキシル基、
    1-6アルコキシ基、C1-6アルコキシ−カルボニル基、
    1-6アルキルチオ基、C1-6アルコキシイミノ基および
    ヒドロキシイミノ基から選ばれる置換基で1〜3個置換
    されていてもよく、該アシル基がシクロアルキルカルボ
    ニル基、アリールカルボニル基、アラルキルカルボニル
    基、シクロアルキルオキシカルボニル基、アリ−ルオキ
    シカルボニル基、アラルキルオキシカルボニル基、5〜
    6員複素環カルボニル基、縮合複素環カルボニル基また
    は5〜6員複素環アセチル基の場合、ハロゲンで1〜3
    個置換されていてもよいC1-6アルキル基、C3-6シクロ
    アルキル基、C2-6アルケニル基、C3-6シクロアルケニ
    ル基、C2-6アルキニル基、ハロゲンで1〜3個置換さ
    れていてもよいC1-6アルコキシ基、ホルミル基、C1-6
    アルキル−カルボニル基、C2-6アルケニル−カルボニ
    ル基、C2-6アルキニル−カルボニル基、C3-6シクロア
    ルキル−カルボニル基、C6-14アリール−カルボニル
    基、C7-19アラルキル−カルボニル基、C1-6アルコキ
    シ−カルボニル基、C2-6アルケニルオキシ−カルボニ
    ル基、C2-6アルキニルオキシ−カルボニル基、C3-6
    クロアルキルオキシ−カルボニル基、C6-14アリールオ
    キシ−カルボニル基、C7-19アラルキルオキシ−カルボ
    ニル基、C1-6アルキルチオ基、ヒドロキシ基、アミノ
    基、シアノ基、スルファモイル基、メルカプト基、ニト
    ロ基およびハロゲン原子から選ばれる置換基で1〜5個
    置換されていてもよい。)を示すか、またはQ1および
    2は隣接する窒素原子とともに3ないし7員環を形成
    してもよい。〕で表される基、(13)式 【化3】 〔式中の記号は前記と同意義を示す。〕で表される基、
    (14)(a)(i)C1-6アルキル基、(ii)C3-6シクロアルキル
    基、(iii)C2-6アルケニル基、(iv)C3-6シクロアルケ
    ニル基、(v)C2-6アルキニル基、(vi)C6-14アリール
    基、(vii)C7-19アラルキル基、(viii)C8-20アリール
    アルケニル基および(ix)C8-20アリールアルキニル基か
    ら選ばれる炭化水素基、(b)ハロゲンで1〜3個置換さ
    れていてもよいC1-6アルキル基、C3-6シクロアルキル
    基、C2-6アルケニル基、C3-6シクロアルケニル基、C
    2-6アルキニル基、C6-14アリール基、C7-19アラルキ
    ル基、ハロゲンで1〜3個置換されていてもよいC1-6
    アルコキシ基、C2-6アルケニルオキシ基、C2-6アルキ
    ニルオキシ基、C6-14アリールオキシ基、C7-19アラル
    キルオキシ基、ホルミル基、C1-6アルキル−カルボニ
    ル基、C2-6アルケニル−カルボニル基、C2-6アルキニ
    ル−カルボニル基、C3-6シクロアルキル−カルボニル
    基、C6-14アリール−カルボニル基、C7-19アラルキル
    −カルボニル基、C1-6アルコキシ−カルボニル基、C
    2-6アルケニルオキシ−カルボニル基、C2-6アルキニル
    オキシ−カルボニル基、C3-6シクロアルキルオキシ−
    カルボニル基、C6-14アリールオキシ−カルボニル基、
    7-19アラルキルオキシ−カルボニル基、ハロゲンで1
    〜3個置換されていてもよいC1-6アルキルチオ基、C
    2-6アルケニルチオ基、C2-6アルキニルチオ基、C6-14
    アリールチオ基、ハロゲンで1〜3個置換されていても
    よいC1-6アルキルスルフィニル基、C2-6アルケニルス
    ルフィニル基、C2-6アルキニルスルフィニル基、C
    6-14アリールスルフィニル基、ハロゲンで1〜3個置換
    されていてもよいC1-6アルキルスルホニル基、C2-6
    ルケニルスルホニル基、C2-6アルキニルスルホニル
    基、C6-14アリールスルホニル基、ヒドロキシ基、アミ
    ノ基、モノもしくはジC1-6アルキルアミノ基、シアノ
    基、スルファモイル基、メルカプト基、ニトロ基、ハロ
    ゲン原子、ホルムアミド基、C1-6アルキル−カルボニ
    ルアミノ基およびC1-6アルキルスルホニルオキシ基か
    らなる群から選ばれる1〜3個の置換基で置換されてい
    てもよく、または隣接する2つの置換基が一緒になって
    メチレンジオキシ基を形成してもよい窒素原子(オキシ
    ド化されていてもよい)、酸素原子および硫黄原子(モ
    ノまたはジオキシド化されていてもよい)から選ばれる
    ヘテロ原子を1ないし4個含む3〜8員複素環基または
    該3〜8員複素環基とベンゼン環もしくは窒素原子(オ
    キシド化されていてもよい)、酸素原子および硫黄原子
    (モノまたはジオキシド化されていてもよい)から選ば
    れるヘテロ原子を1ないし4個含む3〜8員複素環との
    縮合環基または(c)ホルミル基、C1-6アルキル−カルボ
    ニル基、C2-6アルケニル−カルボニル基、C2-6アルキ
    ニル−カルボニル基、C3-6シクロアルキル−カルボニ
    ル基、C6-14アリール−カルボニル基、C7-19アラルキ
    ル−カルボニル基、C1-6アルコキシ−カルボニル基、
    2-6アルケニルオキシ−カルボニル基、C2-6アルキニ
    ルオキシ−カルボニル基、C3-6シクロアルキルオキシ
    −カルボニル基、C6-14アリールオキシ−カルボニル
    基、C7-19アラルキルオキシ−カルボニル基、5〜6員
    複素環カルボニル基、縮合複素環カルボニル基および5
    〜6員複素環アセチル基から選ばれるアシル基(該アシ
    ル基がアルキルカルボニル基、アルケニルカルボニル
    基、アルキニルカルボニル基、アルコキシカルボニル
    基、アルケニルオキシカルボニル基またはアルキニルオ
    キシカルボニル基の場合、ヒドロキシ基、アミノ基、モ
    ノ又はジC1-6アルキルアミノ基、シアノ基、スルファ
    モイル基、メルカプト基、ニトロ基、ハロゲン原子、カ
    ルボキシル基、C1-6アルコキシ基、C1-6アルコキシ−
    カルボニル基、C1-6アルキルチオ基、C1-6アルコキシ
    イミノ基およびヒドロキシイミノ基から選ばれる置換基
    で1〜3個置換されていてもよく、該アシル基がシクロ
    アルキルカルボニル基、アリールカルボニル基、アラル
    キルカルボニル基、シクロアルキルオキシカルボニル
    基、アリ−ルオキシカルボニル基、アラルキルオキシカ
    ルボニル基、5〜6員複素環カルボニル基、縮合複素環
    カルボニル基または5〜6員複素環アセチル基の場合、
    ハロゲンで1〜3個置換されていてもよいC1-6アルキ
    ル基、C3-6シクロアルキル基、C2-6アルケニル基、C
    3-6シクロアルケニル基、C2-6アルキニル基、ハロゲン
    で1〜3個置換されていてもよいC1-6アルコキシ基、
    ホルミル基、C1-6アルキル−カルボニル基、C2-6アル
    ケニル−カルボニル基、C2-6アルキニル−カルボニル
    基、C3-6シクロアルキル−カルボニル基、C6-14アリ
    ール−カルボニル基、C7-19アラルキル−カルボニル
    基、C1-6アルコキシ−カルボニル基、C2-6アルケニル
    オキシ−カルボニル基、C2-6アルキニルオキシ−カル
    ボニル基、C3-6シクロアルキルオキシ−カルボニル
    基、C6-14アリールオキシ−カルボニル基、C7-19アラ
    ルキルオキシ−カルボニル基、C1-6アルキルチオ基、
    ヒドロキシ基、アミノ基、シアノ基、スルファモイル
    基、メルカプト基、ニトロ基およびハロゲン原子から選
    ばれる置換基で1〜5個置換されていてもよい。)で1
    ないし2個置換されていてもよいカルバモイル基、(15)
    (a)(i)C1-6アルキル基、(ii)C3-6シクロアルキル基、
    (iii)C2-6アルケニル基、(iv)C3-6シクロアルケニル
    基、(v)C2-6アルキニル基、(vi)C6-14アリール基、(v
    ii)C7- 19アラルキル基、(viii)C8-20アリールアルケ
    ニル基および(ix)C8-20アリールアルキニル基から選ば
    れる炭化水素基、(b)ハロゲンで1〜3個置換されてい
    てもよいC1-6アルキル基、C3-6シクロアルキル基、C
    2-6アルケニル基、C3-6シクロアルケニル基、C2-6
    ルキニル基、C6-14アリール基、C7-19アラルキル基、
    ハロゲンで1〜3個置換されていてもよいC1-6アルコ
    キシ基、C2-6アルケニルオキシ基、C2-6アルキニルオ
    キシ基、C6-14アリールオキシ基、C7-19アラルキルオ
    キシ基、ホルミル基、C1-6アルキル−カルボニル基、
    2-6アルケニル−カルボニル基、C2-6アルキニル−カ
    ルボニル基、C3-6シクロアルキル−カルボニル基、C
    6-14アリール−カルボニル基、C7-19アラルキル−カル
    ボニル基、C1-6アルコキシ−カルボニル基、C2-6アル
    ケニルオキシ−カルボニル基、C2-6アルキニルオキシ
    −カルボニル基、C3-6シクロアルキルオキシ−カルボ
    ニル基、C6-14アリールオキシ−カルボニル基、C7-19
    アラルキルオキシ−カルボニル基、ハロゲンで1〜3個
    置換されていてもよいC1-6アルキルチオ基、C2-6アル
    ケニルチオ基、C2-6アルキニルチオ基、C6-14アリー
    ルチオ基、ハロゲンで1〜3個置換されていてもよいC
    1-6アルキルスルフィニル基、C2-6アルケニルスルフィ
    ニル基、C2-6アルキニルスルフィニル基、C6-14アリ
    ールスルフィニル基、ハロゲンで1〜3個置換されてい
    てもよいC1-6アルキルスルホニル基、C2-6アルケニル
    スルホニル基、C2-6アルキニルスルホニル基、C6-14
    アリールスルホニル基、ヒドロキシ基、アミノ基、モノ
    もしくはジC1-6アルキルアミノ基、シアノ基、スルフ
    ァモイル基、メルカプト基、ニトロ基、ハロゲン原子、
    ホルムアミド基、C1-6アルキル−カルボニルアミノ基
    およびC1-6アルキルスルホニルオキシ基からなる群か
    ら選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよく、
    または隣接する2つの置換基が一緒になってメチレンジ
    オキシ基を形成してもよい窒素原子(オキシド化されて
    いてもよい)、酸素原子および硫黄原子(モノまたはジ
    オキシド化されていてもよい)から選ばれるヘテロ原子
    を1ないし4個含む3〜8員複素環基または該3〜8員
    複素環基とベンゼン環もしくは窒素原子(オキシド化さ
    れていてもよい)、酸素原子および硫黄原子(モノまた
    はジオキシド化されていてもよい)から選ばれるヘテロ
    原子を1ないし4個含む3〜8員複素環との縮合環基ま
    たは(c)ホルミル基、C1-6アルキル−カルボニル基、C
    2-6アルケニル−カルボニル基、C2-6アルキニル−カル
    ボニル基、C3-6シクロアルキル−カルボニル基、C
    6-14アリール−カルボニル基、C7-19アラルキル−カル
    ボニル基、C1-6アルコキシ−カルボニル基、C2-6アル
    ケニルオキシ−カルボニル基、C2-6アルキニルオキシ
    −カルボニル基、C3-6シクロアルキルオキシ−カルボ
    ニル基、C6-14アリールオキシ−カルボニル基、C7-19
    アラルキルオキシ−カルボニル基、5〜6員複素環カル
    ボニル基、縮合複素環カルボニル基および5〜6員複素
    環アセチル基から選ばれるアシル基(該アシル基がアル
    キルカルボニル基、アルケニルカルボニル基、アルキニ
    ルカルボニル基、アルコキシカルボニル基、アルケニル
    オキシカルボニル基またはアルキニルオキシカルボニル
    基の場合、ヒドロキシ基、アミノ基、モノ又はジC1-6
    アルキルアミノ基、シアノ基、スルファモイル基、メル
    カプト基、ニトロ基、ハロゲン原子、カルボキシル基、
    1-6アルコキシ基、C1-6アルコキシ−カルボニル基、
    1-6アルキルチオ基、C1-6アルコキシイミノ基および
    ヒドロキシイミノ基から選ばれる置換基で1〜3個置換
    されていてもよく、該アシル基がシクロアルキルカルボ
    ニル基、アリールカルボニル基、アラルキルカルボニル
    基、シクロアルキルオキシカルボニル基、アリ−ルオキ
    シカルボニル基、アラルキルオキシカルボニル基、5〜
    6員複素環カルボニル基、縮合複素環カルボニル基また
    は5〜6員複素環アセチル基の場合、ハロゲンで1〜3
    個置換されていてもよいC1-6アルキル基、C3-6シクロ
    アルキル基、C2-6アルケニル基、C3-6シクロアルケニ
    ル基、C2-6アルキニル基、ハロゲンで1〜3個置換さ
    れていてもよいC1-6アルコキシ基、ホルミル基、C1-6
    アルキル−カルボニル基、C2-6アルケニル−カルボニ
    ル基、C2-6アルキニル−カルボニル基、C3-6シクロア
    ルキル−カルボニル基、C6-14アリール−カルボニル
    基、C7-19アラルキル−カルボニル基、C1-6アルコキ
    シ−カルボニル基、C2-6アルケニルオキシ−カルボニ
    ル基、C2-6アルキニルオキシ−カルボニル基、C3-6
    クロアルキルオキシ−カルボニル基、C6-14アリールオ
    キシ−カルボニル基、C7-19アラルキルオキシ−カルボ
    ニル基、C1-6アルキルチオ基、ヒドロキシ基、アミノ
    基、シアノ基、スルファモイル基、メルカプト基、ニト
    ロ基およびハロゲン原子から選ばれる置換基で1〜5個
    置換されていてもよい。)で1ないし2個置換されてい
    てもよいカルバモイルオキシ基、(16)(a)(i)C1-6アル
    キル基、(ii)C3-6シクロアルキル基、(iii)C2-6アル
    ケニル基、(iv)C3-6シクロアルケニル基、(v)C2-6
    ルキニル基、(vi)C6-14アリール基、(vii)C7-19アラ
    ルキル基、(viii)C8-20アリールアルケニル基および(i
    x)C8-20アリールアルキニル基から選ばれる炭化水素
    基、(b)ハロゲンで1〜3個置換されていてもよいC1-6
    アルキル基、C3-6シクロアルキル基、C2-6アルケニル
    基、C3-6シクロアルケニル基、C2-6アルキニル基、C
    6-14アリール基、C7-19アラルキル基、ハロゲンで1〜
    3個置換されていてもよいC1-6アルコキシ基、C2-6
    ルケニルオキシ基、C2-6アルキニルオキシ基、C6-14
    アリールオキシ基、C7-19アラルキルオキシ基、ホルミ
    ル基、C1-6アルキル−カルボニル基、C2-6アルケニル
    −カルボニル基、C2-6アルキニル−カルボニル基、C
    3-6シクロアルキル−カルボニル基、C6-14アリール−
    カルボニル基、C7-19アラルキル−カルボニル基、C
    1-6アルコキシ−カルボニル基、C2-6アルケニルオキシ
    −カルボニル基、C2-6アルキニルオキシ−カルボニル
    基、C3-6シクロアルキルオキシ−カルボニル基、C
    6-14アリールオキシ−カルボニル基、C7-19アラルキル
    オキシ−カルボニル基、ハロゲンで1〜3個置換されて
    いてもよいC1-6アルキルチオ基、C2-6アルケニルチオ
    基、C2-6アルキニルチオ基、C6-14アリールチオ基、
    ハロゲンで1〜3個置換されていてもよいC1-6アルキ
    ルスルフィニル基、C2-6アルケニルスルフィニル基、
    2-6アルキニルスルフィニル基、C6-14アリールスル
    フィニル基、ハロゲンで1〜3個置換されていてもよい
    1-6アルキルスルホニル基、C2-6アルケニルスルホニ
    ル基、C2-6アルキニルスルホニル基、C6-14アリール
    スルホニル基、ヒドロキシ基、アミノ基、モノもしくは
    ジC1-6アルキルアミノ基、シアノ基、スルファモイル
    基、メルカプト基、ニトロ基、ハロゲン原子、ホルムア
    ミド基、C1-6アルキル−カルボニルアミノ基およびC
    1-6アルキルスルホニルオキシ基からなる群から選ばれ
    る1〜3個の置換基で置換されていてもよく、または隣
    接する2つの置換基が一緒になってメチレンジオキシ基
    を形成してもよい窒素原子(オキシド化されていてもよ
    い)、酸素原子および硫黄原子(モノまたはジオキシド
    化されていてもよい)から選ばれるヘテロ原子を1ない
    し4個含む3〜8員複素環基または該3〜8員複素環基
    とベンゼン環もしくは窒素原子(オキシド化されていて
    もよい)、酸素原子および硫黄原子(モノまたはジオキ
    シド化されていてもよい)から選ばれるヘテロ原子を1
    ないし4個含む3〜8員複素環との縮合環基または(c)
    ホルミル基、C1-6アルキル−カルボニル基、C2-6アル
    ケニル−カルボニル基、C2-6アルキニル−カルボニル
    基、C3-6シクロアルキル−カルボニル基、C6-14アリ
    ール−カルボニル基、C7-19アラルキル−カルボニル
    基、C1-6アルコキシ−カルボニル基、C2-6アルケニル
    オキシ−カルボニル基、C2-6アルキニルオキシ−カル
    ボニル基、C3-6シクロアルキルオキシ−カルボニル
    基、C6-14アリールオキシ−カルボニル基、C7-19アラ
    ルキルオキシ−カルボニル基、5〜6員複素環カルボニ
    ル基、縮合複素環カルボニル基および5〜6員複素環ア
    セチル基から選ばれるアシル基(該アシル基がアルキル
    カルボニル基、アルケニルカルボニル基、アルキニルカ
    ルボニル基、アルコキシカルボニル基、アルケニルオキ
    シカルボニル基またはアルキニルオキシカルボニル基の
    場合、ヒドロキシ基、アミノ基、モノ又はジC1-6アル
    キルアミノ基、シアノ基、スルファモイル基、メルカプ
    ト基、ニトロ基、ハロゲン原子、カルボキシル基、C
    1-6アルコキシ基、C1-6アルコキシ−カルボニル基、C
    1-6アルキルチオ基、C1-6アルコキシイミノ基およびヒ
    ドロキシイミノ基から選ばれる置換基で1〜3個置換さ
    れていてもよく、該アシル基がシクロアルキルカルボニ
    ル基、アリールカルボニル基、アラルキルカルボニル
    基、シクロアルキルオキシカルボニル基、アリ−ルオキ
    シカルボニル基、アラルキルオキシカルボニル基、5〜
    6員複素環カルボニル基、縮合複素環カルボニル基また
    は5〜6員複素環アセチル基の場合、ハロゲンで1〜3
    個置換されていてもよいC1-6アルキル基、C3-6シクロ
    アルキル基、C2-6アルケニル基、C3-6シクロアルケニ
    ル基、C2-6アルキニル基、ハロゲンで1〜3個置換さ
    れていてもよいC1-6アルコキシ基、ホルミル基、C1-6
    アルキル−カルボニル基、C2-6アルケニル−カルボニ
    ル基、C2-6アルキニル−カルボニル基、C3-6シクロア
    ルキル−カルボニル基、C6-14アリール−カルボニル
    基、C7-19アラルキル−カルボニル基、C1-6アルコキ
    シ−カルボニル基、C2-6アルケニルオキシ−カルボニ
    ル基、C2-6アルキニルオキシ−カルボニル基、C3-6
    クロアルキルオキシ−カルボニル基、C6-14アリールオ
    キシ−カルボニル基、C7-19アラルキルオキシ−カルボ
    ニル基、C1-6アルキルチオ基、ヒドロキシ基、アミノ
    基、シアノ基、スルファモイル基、メルカプト基、ニト
    ロ基およびハロゲン原子から選ばれる置換基で1〜5個
    置換されていてもよい。)で1ないし2個置換されてい
    てもよいウレイド基、(17)(a)(i)C1-6アルキル基、(i
    i)C3-6シクロアルキル基、(iii)C2-6アルケニル基、
    (iv)C3-6シクロアルケニル基、(v)C2-6アルキニル
    基、(vi)C6-14アリール基、(vii)C7-19アラルキル
    基、(viii)C8-20アリールアルケニル基および(ix)C
    8-20アリールアルキニル基から選ばれる炭化水素基、
    (b)ハロゲンで1〜3個置換されていてもよいC1-6アル
    キル基、C3-6シクロアルキル基、C2-6アルケニル基、
    3-6シクロアルケニル基、C2-6アルキニル基、C6-14
    アリール基、C7-19アラルキル基、ハロゲンで1〜3個
    置換されていてもよいC1-6アルコキシ基、C2-6アルケ
    ニルオキシ基、C2-6アルキニルオキシ基、C6-14アリ
    ールオキシ基、C7-19アラルキルオキシ基、ホルミル
    基、C1-6アルキル−カルボニル基、C2-6アルケニル−
    カルボニル基、C2-6アルキニル−カルボニル基、C3-6
    シクロアルキル−カルボニル基、C6-14アリール−カル
    ボニル基、C7-19アラルキル−カルボニル基、C1-6
    ルコキシ−カルボニル基、C2-6アルケニルオキシ−カ
    ルボニル基、C2-6アルキニルオキシ−カルボニル基、
    3-6シクロアルキルオキシ−カルボニル基、C6-14
    リールオキシ−カルボニル基、C7-19アラルキルオキシ
    −カルボニル基、ハロゲンで1〜3個置換されていても
    よいC1-6アルキルチオ基、C2-6アルケニルチオ基、C
    2-6アルキニルチオ基、C6-14アリールチオ基、ハロゲ
    ンで1〜3個置換されていてもよいC1-6アルキルスル
    フィニル基、C2-6アルケニルスルフィニル基、C2-6
    ルキニルスルフィニル基、C6-14アリールスルフィニル
    基、ハロゲンで1〜3個置換されていてもよいC1-6
    ルキルスルホニル基、C2-6アルケニルスルホニル基、
    2-6アルキニルスルホニル基、C6-14アリールスルホ
    ニル基、ヒドロキシ基、アミノ基、モノもしくはジC
    1-6アルキルアミノ基、シアノ基、スルファモイル基、
    メルカプト基、ニトロ基、ハロゲン原子、ホルムアミド
    基、C1-6アルキル−カルボニルアミノ基およびC1-6
    ルキルスルホニルオキシ基からなる群から選ばれる1〜
    3個の置換基で置換されていてもよく、または隣接する
    2つの置換基が一緒になってメチレンジオキシ基を形成
    してもよい窒素原子(オキシド化されていてもよい)、
    酸素原子および硫黄原子(モノまたはジオキシド化され
    ていてもよい)から選ばれるヘテロ原子を1ないし4個
    含む3〜8員複素環基または該3〜8員複素環基とベン
    ゼン環もしくは窒素原子(オキシド化されていてもよ
    い)、酸素原子および硫黄原子(モノまたはジオキシド
    化されていてもよい)から選ばれるヘテロ原子を1ない
    し4個含む3〜8員複素環との縮合環基または(c)ホル
    ミル基、C1-6アルキル−カルボニル基、C2-6アルケニ
    ル−カルボニル基、C2-6アルキニル−カルボニル基、
    3-6シクロアルキル−カルボニル基、C6-14アリール
    −カルボニル基、C7-19アラルキル−カルボニル基、C
    1-6アルコキシ−カルボニル基、C2-6アルケニルオキシ
    −カルボニル基、C2-6アルキニルオキシ−カルボニル
    基、C3-6シクロアルキルオキシ−カルボニル基、C
    6-14アリールオキシ−カルボニル基、C7-19アラルキル
    オキシ−カルボニル基、5〜6員複素環カルボニル基、
    縮合複素環カルボニル基および5〜6員複素環アセチル
    基から選ばれるアシル基(該アシル基がアルキルカルボ
    ニル基、アルケニルカルボニル基、アルキニルカルボニ
    ル基、アルコキシカルボニル基、アルケニルオキシカル
    ボニル基またはアルキニルオキシカルボニル基の場合、
    ヒドロキシ基、アミノ基、モノ又はジC1-6アルキルア
    ミノ基、シアノ基、スルファモイル基、メルカプト基、
    ニトロ基、ハロゲン原子、カルボキシル基、C1-6アル
    コキシ基、C1-6アルコキシ−カルボニル基、C1-6アル
    キルチオ基、C1-6アルコキシイミノ基およびヒドロキ
    シイミノ基から選ばれる置換基で1〜3個置換されてい
    てもよく、該アシル基がシクロアルキルカルボニル基、
    アリールカルボニル基、アラルキルカルボニル基、シク
    ロアルキルオキシカルボニル基、アリ−ルオキシカルボ
    ニル基、アラルキルオキシカルボニル基、5〜6員複素
    環カルボニル基、縮合複素環カルボニル基または5〜6
    員複素環アセチル基の場合、ハロゲンで1〜3個置換さ
    れていてもよいC1-6アルキル基、C3-6シクロアルキル
    基、C2-6アルケニル基、C3-6シクロアルケニル基、C
    2-6アルキニル基、ハロゲンで1〜3個置換されていて
    もよいC1-6アルコキシ基、ホルミル基、C1-6アルキル
    −カルボニル基、C2-6アルケニル−カルボニル基、C
    2-6アルキニル−カルボニル基、C3-6シクロアルキル−
    カルボニル基、C6-14アリール−カルボニル基、C7-19
    アラルキル−カルボニル基、C1-6アルコキシ−カルボ
    ニル基、C2-6アルケニルオキシ−カルボニル基、C2-6
    アルキニルオキシ−カルボニル基、C3-6シクロアルキ
    ルオキシ−カルボニル基、C6-14アリールオキシ−カル
    ボニル基、C7-19アラルキルオキシ−カルボニル基、C
    1-6アルキルチオ基、ヒドロキシ基、アミノ基、シアノ
    基、スルファモイル基、メルカプト基、ニトロ基および
    ハロゲン原子から選ばれる置換基で1〜5個置換されて
    いてもよい。)で1ないし2個置換されていてもよいチ
    オカルバモイル基、(18)カルボキシル基、(19)式−O−
    SO2−Q2〔式中、Q2は前記と同意義を示す。〕で表
    される基、(20)スルホ基、(21)式=N−OR9〔式中、
    9は水素原子、C1-6アルキル基またはハロゲンで1〜
    3個置換されていてもよいC1-6アルキル−カルボニル
    基を示す。〕で表される基および(22)C3-6シクロアル
    キル基からなる群(以下、置換基群(A)と呼称す
    る。)から選ばれる1〜4個の置換基で置換されていて
    もよい。上記炭化水素基がシクロアルキル基、シクロア
    ルケニル基、アリール基、アラルキル基、アリールアル
    ケニル基またはアリールアルキニル基の場合、該炭化水
    素基は上記置換基群(A)から選ばれる置換基、ハロゲ
    ンで1〜5個置換されていてもよいC1-6アルキル基、
    2-6アルケニル基、C3-6シクロアルケニル基、C2-6
    アルキニル基、C6-14アリール基およびC7-19アラルキ
    ル基から選ばれる置換基で1〜5個置換されていてもよ
    く、隣接する2つの置換基が一緒になってメチレンジオ
    キシ基を形成してもよい。)または[2]ハロゲンで1〜
    3個置換されていてもよいC1-6アルキル基、C3-6シク
    ロアルキル基、C2-6アルケニル基、C3-6シクロアルケ
    ニル基、C2-6アルキニル基、C6-14アリール基、C
    7-19アラルキル基、ハロゲンで1〜3個置換されていて
    もよいC1-6アルコキシ基、C2-6アルケニルオキシ基、
    2-6アルキニルオキシ基、C6-14アリールオキシ基、
    7-19アラルキルオキシ基、ホルミル基、C1-6アルキ
    ル−カルボニル基、C2-6アルケニル−カルボニル基、
    2-6アルキニル−カルボニル基、C3-6シクロアルキル
    −カルボニル基、C6-14アリール−カルボニル基、C
    7-19アラルキル−カルボニル基、C1-6アルコキシ−カ
    ルボニル基、C2-6アルケニルオキシ−カルボニル基、
    2-6アルキニルオキシ−カルボニル基、C3-6シクロア
    ルキルオキシ−カルボニル基、C6-14アリールオキシ−
    カルボニル基、C7-19アラルキルオキシ−カルボニル
    基、ハロゲンで1〜3個置換されていてもよいC1-6
    ルキルチオ基、C2-6アルケニルチオ基、C2-6アルキニ
    ルチオ基、C6-14アリールチオ基、ハロゲンで1〜3個
    置換されていてもよいC1-6アルキルスルフィニル基、
    2-6アルケニルスルフィニル基、C2-6アルキニルスル
    フィニル基、C6-14アリールスルフィニル基、ハロゲン
    で1〜3個置換されていてもよいC1-6アルキルスルホ
    ニル基、C2-6アルケニルスルホニル基、C2-6アルキニ
    ルスルホニル基、C6-14アリールスルホニル基、ヒドロ
    キシ基、アミノ基、モノもしくはジC1-6アルキルアミ
    ノ基、シアノ基、スルファモイル基、メルカプト基、ニ
    トロ基、ハロゲン原子、ホルムアミド基、C1-6アルキ
    ル−カルボニルアミノ基およびC1-6アルキルスルホニ
    ルオキシ基からなる群から選ばれる1〜3個の置換基で
    置換されていてもよく、または隣接する2つの置換基が
    一緒になってメチレンジオキシ基を形成してもよい窒素
    原子(オキシド化されていてもよい)、酸素原子および
    硫黄原子(モノまたはジオキシド化されていてもよい)
    から選ばれるヘテロ原子を1ないし4個含む3〜8員複
    素環基または該3〜8員複素環基とベンゼン環もしくは
    窒素原子(オキシド化されていてもよい)、酸素原子お
    よび硫黄原子(モノまたはジオキシド化されていてもよ
    い)から選ばれるヘテロ原子を1ないし4個含む3〜8
    員複素環との縮合環基を示し、R2及びR3はそれぞれ水
    素原子またはC1-6アルキル基、C3-6シクロアルキル
    基、C2-6アルケニル基、C3-6シクロアルケニル基、C
    2-6アルキニル基、C6-14アリール基、C7-19アラルキ
    ル基、C8-20アリールアルケニル基およびC8-20アリー
    ルアルキニル基から選ばれる炭化水素基(該炭化水素基
    がアルキル基、アルケニル基またはアルキニル基の場
    合、該炭化水素基は、上記置換基群(A)から選ばれる
    1〜4個の置換基で置換されていてもよい。該炭化水素
    基がシクロアルキル基、シクロアルケニル基、アリール
    基、アラルキル基、アリールアルケニル基またはアリー
    ルアルキニル基の場合、該炭化水素基は上記置換基群
    (A)から選ばれる置換基、ハロゲンで1〜5個置換さ
    れていてもよいC1-6アルキル基、C2-6アルケニル基、
    3-6シクロアルケニル基、C2-6アルキニル基、C6-14
    アリール基およびC7-19アラルキル基から選ばれる置換
    基で1〜5個置換されていてもよく、隣接する2つの置
    換基が一緒になってメチレンジオキシ基を形成してもよ
    い。)を示すか、またはR2及びR3は隣接する炭素原子
    と一緒になって、ハロゲンで1〜3個置換されていても
    よいC1-6アルキル基、C3-6シクロアルキル基、C2-6
    アルケニル基、C3-6シクロアルケニル基、C2-6アルキ
    ニル基、C6-14アリール基、C7-19アラルキル基、ハロ
    ゲンで1〜3個置換されていてもよいC1-6アルコキシ
    基、C2-6アルケニルオキシ基、C2-6アルキニルオキシ
    基、C6-14アリールオキシ基、C7-19アラルキルオキシ
    基、ホルミル基、C1-6アルキル−カルボニル基、C2-6
    アルケニル−カルボニル基、C2-6アルキニル−カルボ
    ニル基、C3-6シクロアルキル−カルボニル基、C6-14
    アリール−カルボニル基、C7-19アラルキル−カルボニ
    ル基、C1-6アルコキシ−カルボニル基、C2-6アルケニ
    ルオキシ−カルボニル基、C2-6アルキニルオキシ−カ
    ルボニル基、C3-6シクロアルキルオキシ−カルボニル
    基、C6-14アリールオキシ−カルボニル基、C7-19アラ
    ルキルオキシ−カルボニル基、ハロゲンで1〜3個置換
    されていてもよいC1-6アルキルチオ基、C2-6アルケニ
    ルチオ基、C2-6アルキニルチオ基、C6-14アリールチ
    オ基、ハロゲンで1〜3個置換されていてもよいC1-6
    アルキルスルフィニル基、C2-6アルケニルスルフィニ
    ル基、C2-6アルキニルスルフィニル基、C6-14アリー
    ルスルフィニル基、ハロゲンで1〜3個置換されていて
    もよいC1-6アルキルスルホニル基、C2-6アルケニルス
    ルホニル基、C2-6アルキニルスルホニル基、C6-14
    リールスルホニル基、ヒドロキシ基、アミノ基、モノも
    しくはジC1-6アルキルアミノ基、シアノ基、スルファ
    モイル基、メルカプト基、ニトロ基、ハロゲン原子、ホ
    ルムアミド基、C1-6アルキル−カルボニルアミノ基お
    よびC1-6アルキルスルホニルオキシ基からなる群から
    選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよく、ま
    たは隣接する2つの置換基が一緒になってメチレンジオ
    キシ基を形成してもよい、3ないし8員の環状炭化水素
    基を形成してもよく、R4は(1) C6-14アリール基(該
    アリール基は上記置換基群(A)から選ばれる置換基、
    ハロゲンで1〜5個置換されていてもよいC1-6アルキ
    ル基、C2-6アルケニル基、C3-6シクロアルケニル基、
    2-6アルキニル基、C6-14アリール基およびC7-19
    ラルキル基から選ばれる置換基で1〜5個置換されてい
    てもよく、隣接する2つの置換基が一緒になってメチレ
    ンジオキシ基を形成してもよい。)、(2)ハロゲンで1
    〜3個置換されていてもよいC1-6アルキル基、C3-6
    クロアルキル基、C2-6アルケニル基、C3-6シクロアル
    ケニル基、C2-6アルキニル基、C6-14アリール基、C
    7-19アラルキル基、ハロゲンで1〜3個置換されていて
    もよいC1-6アルコキシ基、C2-6アルケニルオキシ基、
    2-6アルキニルオキシ基、C6-14アリールオキシ基、
    7-19アラルキルオキシ基、ホルミル基、C1-6アルキ
    ル−カルボニル基、C2-6アルケニル−カルボニル基、
    2-6アルキニル−カルボニル基、C3-6シクロアルキル
    −カルボニル基、C6-14アリール−カルボニル基、C
    7-19アラルキル−カルボニル基、C1-6アルコキシ−カ
    ルボニル基、C2-6アルケニルオキシ−カルボニル基、
    2-6アルキニルオキシ−カルボニル基、C3-6シクロア
    ルキルオキシ−カルボニル基、C6-14アリールオキシ−
    カルボニル基、C7-19アラルキルオキシ−カルボニル
    基、ハロゲンで1〜3個置換されていてもよいC1-6
    ルキルチオ基、C2-6アルケニルチオ基、C2-6アルキニ
    ルチオ基、C6-14アリールチオ基、ハロゲンで1〜3個
    置換されていてもよいC1-6アルキルスルフィニル基、
    2-6アルケニルスルフィニル基、C2-6アルキニルスル
    フィニル基、C6-14アリールスルフィニル基、ハロゲン
    で1〜3個置換されていてもよいC1-6アルキルスルホ
    ニル基、C2-6アルケニルスルホニル基、C2-6アルキニ
    ルスルホニル基、C6-14アリールスルホニル基、ヒドロ
    キシ基、アミノ基、モノもしくはジC1-6アルキルアミ
    ノ基、シアノ基、スルファモイル基、メルカプト基、ニ
    トロ基、ハロゲン原子、ホルムアミド基、C1-6アルキ
    ル−カルボニルアミノ基およびC1-6アルキルスルホニ
    ルオキシ基からなる群から選ばれる1〜3個の置換基で
    置換されていてもよく、または隣接する2つの置換基が
    一緒になってメチレンジオキシ基を形成してもよい窒素
    原子(オキシド化されていてもよい)、酸素原子および
    硫黄原子(モノまたはジオキシド化されていてもよい)
    から選ばれるヘテロ原子を1ないし4個含む3〜8員複
    素環基または該3〜8員複素環基とベンゼン環もしくは
    窒素原子(オキシド化されていてもよい)、酸素原子お
    よび硫黄原子(モノまたはジオキシド化されていてもよ
    い)から選ばれるヘテロ原子を1ないし4個含む3〜8
    員複素環との縮合環基または(3)式 −CONR56 (式中、R5及びR6はそれぞれ(1)水素原子、(2)C1-6
    アルキル基、C3-6シクロアルキル基、C2-6アルケニル
    基、C3-6シクロアルケニル基、C2-6アルキニル基、C
    6-14アリール基、C7-19アラルキル基、C8-20アリール
    アルケニル基およびC8-20アリールアルキニル基から選
    ばれる炭化水素基(該炭化水素基がアルキル基、アルケ
    ニル基またはアルキニル基の場合、該炭化水素基は、上
    記置換基群(A)から選ばれる1〜4個の置換基で置換
    されていてもよい。該炭化水素基がシクロアルキル基、
    シクロアルケニル基、アリール基、アラルキル基、アリ
    ールアルケニル基またはアリールアルキニル基の場合、
    該炭化水素基は上記置換基群(A)から選ばれる置換
    基、ハロゲンで1〜5個置換されていてもよいC1-6
    ルキル基、C2-6アルケニル基、C3-6シクロアルケニル
    基、C2-6アルキニル基、C6-14アリール基およびC
    7-19アラルキル基から選ばれる置換基で1〜5個置換さ
    れていてもよく、隣接する2つの置換基が一緒になって
    メチレンジオキシ基を形成してもよい。)または(3)ハ
    ロゲンで1〜3個置換されていてもよいC1-6アルキル
    基、C3-6シクロアルキル基、C2-6アルケニル基、C
    3-6シクロアルケニル基、C2-6アルキニル基、C6-14
    リール基、C7-19アラルキル基、ハロゲンで1〜3個置
    換されていてもよいC1-6アルコキシ基、C2-6アルケニ
    ルオキシ基、C2-6アルキニルオキシ基、C6-14アリー
    ルオキシ基、C7-19アラルキルオキシ基、ホルミル基、
    1-6アルキル−カルボニル基、C2-6アルケニル−カル
    ボニル基、C2-6アルキニル−カルボニル基、C3-6シク
    ロアルキル−カルボニル基、C6-14アリール−カルボニ
    ル基、C7-19アラルキル−カルボニル基、C1-6アルコ
    キシ−カルボニル基、C2-6アルケニルオキシ−カルボ
    ニル基、C2-6アルキニルオキシ−カルボニル基、C3-6
    シクロアルキルオキシ−カルボニル基、C6-14アリール
    オキシ−カルボニル基、C7-19アラルキルオキシ−カル
    ボニル基、ハロゲンで1〜3個置換されていてもよいC
    1-6アルキルチオ基、C2-6アルケニルチオ基、C2-6
    ルキニルチオ基、C6-14アリールチオ基、ハロゲンで1
    〜3個置換されていてもよいC1-6アルキルスルフィニ
    ル基、C2-6アルケニルスルフィニル基、C2-6アルキニ
    ルスルフィニル基、C6-14アリールスルフィニル基、ハ
    ロゲンで1〜3個置換されていてもよいC1-6アルキル
    スルホニル基、C2-6アルケニルスルホニル基、C2-6
    ルキニルスルホニル基、C6-14アリールスルホニル基、
    ヒドロキシ基、アミノ基、モノもしくはジC1-6アルキ
    ルアミノ基、シアノ基、スルファモイル基、メルカプト
    基、ニトロ基、ハロゲン原子、ホルムアミド基、C1-6
    アルキル−カルボニルアミノ基およびC1-6アルキルス
    ルホニルオキシ基からなる群から選ばれる1〜3個の置
    換基で置換されていてもよく、または隣接する2つの置
    換基が一緒になってメチレンジオキシ基を形成してもよ
    い窒素原子(オキシド化されていてもよい)、酸素原子
    および硫黄原子(モノまたはジオキシド化されていても
    よい)から選ばれるヘテロ原子を1ないし4個含む3〜
    8員複素環基または該3〜8員複素環基とベンゼン環も
    しくは窒素原子(オキシド化されていてもよい)、酸素
    原子および硫黄原子(モノまたはジオキシド化されてい
    てもよい)から選ばれるヘテロ原子を1ないし4個含む
    3〜8員複素環との縮合環基を示す。)で表される基を
    示し、Zはヒドロキシ基、式 −W17 (式中、W1は酸素原子またはモノもしくはジオキシド
    化されていてもよい硫黄原子を、R7はC1-6アルキル
    基、C3-6シクロアルキル基、C2-6アルケニル基、C
    3-6シクロアルケニル基、C2-6アルキニル基、C6-14
    リール基、C7-19アラルキル基、C8-20アリールアルケ
    ニル基およびC8-20アリールアルキニル基から選ばれる
    炭化水素基(該炭化水素基がアルキル基、アルケニル基
    またはアルキニル基の場合、該炭化水素基は、上記置換
    基群(A)から選ばれる1〜4個の置換基で置換されて
    いてもよい。該炭化水素基がシクロアルキル基、シクロ
    アルケニル基、アリール基、アラルキル基、アリールア
    ルケニル基またはアリールアルキニル基の場合、該炭化
    水素基は上記置換基群(A)から選ばれる置換基、ハロ
    ゲンで1〜5個置換されていてもよいC1-6アルキル
    基、C2-6アルケニル基、C3-6シクロアルケニル基、C
    2-6アルキニル基、C6-14アリール基およびC7-19アラ
    ルキル基から選ばれる置換基で1〜5個置換されていて
    もよく、隣接する2つの置換基が一緒になってメチレン
    ジオキシ基を形成してもよい。)を示す。)で表される
    基または式 −O−COR8 (式中、R8はC1-6アルキル基、C3-6シクロアルキル
    基、C2-6アルケニル基、C3-6シクロアルケニル基、C
    2-6アルキニル基、C6-14アリール基、C7-19アラルキ
    ル基、C8-20アリールアルケニル基およびC8-20アリー
    ルアルキニル基から選ばれる炭化水素基(該炭化水素基
    がアルキル基、アルケニル基またはアルキニル基の場
    合、該炭化水素基は、上記置換基群(A)から選ばれる
    1〜4個の置換基で置換されていてもよい。該炭化水素
    基がシクロアルキル基、シクロアルケニル基、アリール
    基、アラルキル基、アリールアルケニル基またはアリー
    ルアルキニル基の場合、該炭化水素基は上記置換基群
    (A)から選ばれる置換基、ハロゲンで1〜5個置換さ
    れていてもよいC1-6アルキル基、C2-6アルケニル基、
    3-6シクロアルケニル基、C2-6アルキニル基、C6-14
    アリール基およびC7-19アラルキル基から選ばれる置換
    基で1〜5個置換されていてもよく、隣接する2つの置
    換基が一緒になってメチレンジオキシ基を形成してもよ
    い。)を示す。)で表される基を示す請求項1記載の化
    合物またはその塩。
  3. 【請求項3】R1がそれぞれハロゲン原子、ハロゲンで
    1〜3個置換されていてもよいC1-6アルキル基および
    ハロゲンで1〜3個置換されていてもよいC1-6アルコ
    キシ基から選ばれる1〜3個の置換基で置換されていて
    もよい(i)フェニル基、(ii)ナフチル基または(iii)チエ
    ニル基である請求項1記載の化合物またはその塩。
  4. 【請求項4】R2及びR3がそれぞれハロゲンで1〜3個
    置換されていてもよいC1-6アルキル基である請求項1
    記載の化合物またはその塩。
  5. 【請求項5】R4が式 【化4】 [式中、X1は同一または異なってハロゲン原子、ハロゲ
    ンで1〜3個置換されていてもよいC1-6アルキル基、
    2-6アルケニル基、C2-6アルキニル基、ハロゲンで1
    〜3個置換されていてもよいC1-6アルコキシ基、C2-6
    アルケニルオキシ基、C2-6アルキニルオキシ基、ハロ
    ゲンで1〜3個置換されていてもよいC1-6アルキルチ
    オ基、C2-6アルケニルチオ基、C2-6アルキニルチオ
    基、ハロゲンで1〜3個置換されていてもよいC1-6
    ルキルスルフィニル基、C2-6アルケニルスルフィニル
    基、C2-6アルキニルスルフィニル基、ハロゲンで1〜
    3個置換されていてもよいC1-6アルキルスルホニル
    基、C2-6アルケニルスルホニル基、C2-6アルキニルス
    ルホニル基、フェニル基、フェノキシ基、フェニルチオ
    基、フェニルスルフィニル基、フェニルスルホニル基、
    アミノ基、C1-6アルキルアミノ基、ジ(C1-6アルキ
    ル)アミノ基、シアノ基、ニトロ基、ヒドロキシ基、ベ
    ンジル基、ベンジルオキシ基、C1-6アルキル−カルボ
    ニル基、またはC1-6アルコキシ−カルボニル基を示す
    か、隣接する2つのX1が一緒になってメチレンジオキ
    シ基を形成してもよく、mは0〜3の整数を示し、 D1
    は酸素原子、硫黄原子、または式NRd1(式中、Rd1
    水素原子、またはC1-6アルキル基を示す。)で表され
    る基を示す。]で表される基、または式 【化5】 [式中、X3は同一または異なってハロゲン原子、ハロゲ
    ンで1〜3個置換されていてもよいC1-6アルキル基、
    2-6アルケニル基、C2-6アルキニル基、ハロゲンで1
    〜3個置換されていてもよいC1-6アルコキシ基、ハロ
    ゲンで1〜3個置換されていてもよいC1-6アルキルチ
    オ基、C1-6アルキルスルフィニル基、C1-6アルキルス
    ルホニル基、C1-6アルキル−カルボニル基、C1-6アル
    コキシ−カルボニル基、フェノキシ基、ホルムアミド
    基、C1-6アルキル−カルボニルアミノ基、C1-6アルキ
    ルスルホニルオキシ基、シアノ基、またはニトロ基を、
    nは0〜3の整数を、D2は酸素原子、硫黄原子、また
    は式NRd2(式中、Rd2は水素原子、またはC1-6アル
    キル基を示す。)で表される基を示す。]で表される基
    である請求項1記載の化合物またはその塩。
  6. 【請求項6】Zが(1)ヒドロキシ基または(2)それぞれハ
    ロゲンで1〜3個置換されていてもよい(i)C1-6アルコ
    キシ基、(ii)C1-6アルキルチオ基、(iii)C1-6アルキ
    ルスルフィニル基、(iv)C1-6アルキルスルホニル基も
    しくは(v)C1-6アルキルカルボニルオキシ基である請求
    項1記載の化合物またはその塩。
  7. 【請求項7】R1はハロゲンで1〜3個置換されていて
    もよいフェニル基を、 R2及びR3はそれぞれC1-6アル
    キル基を、R4は(1)ハロゲン、ハロゲンで1〜3個置換
    されていてもよいC1-6アルキル基、C1-6アルコキシ基
    もしくはC1-6アルキルチオ基で1〜3個置換されてい
    てもよいフェニル基または(2)ハロゲンもしくはハロゲ
    ンで1〜3個置換されていてもよいC1-6アルキル基で
    1〜3個置換されていてもよいフェニル基で置換された
    カルバモイル基を、Zはヒドロキシ基、ハロゲンで1〜
    3個置換されていてもよいC1-6アルコキシ基、C1-6
    ルキルチオ基、C1-6アルキルスルフィニル基、C1-6
    ルキルスルホニル基またはハロゲンで1〜3個置換され
    ていてもよいC1-6アルキル−カルボニルオキシ基を示
    す請求項1記載の化合物またはその塩。
  8. 【請求項8】1−(1−(3,5−ジクロロフェニル)
    −1−メチルエチル)−4−メトキシメチル−3−フェ
    ニル−3−ピロリン−2−オン、1−(1−(3,5−
    ジクロロフェニル)−1−メチルエチル)−4−エトキ
    シメチル−3−フェニル−3−ピロリン−2−オン、1
    −(1−(3,5−ジクロロフェニル)−1−メチルエ
    チル)−3−(2−フルオロフェニル) −4−メトキシ
    メチル−3−ピロリン−2−オンもしくは1−(1−
    (3,5−ジクロロフェニル)−1−メチルエチル)−
    4−メチルチオメチル−3−フェニル−3−ピロリン−
    2−オンまたはその塩。
  9. 【請求項9】(1)式 【化6】 (式中、Z1は式R7O−(式中、R7は請求項1記載と
    同意義を示す。)で表される基または式R7S−(式
    中、R7は請求項1記載と同意義を示す。)で表される
    基を、他の記号は請求項1記載と同意義を示す。)で表
    される化合物またはその塩を閉環反応に付し、式 【化7】 (式中、Z1は前記と同意義を、他の記号は請求項1記
    載と同意義を示す。)で表される化合物またはその塩を
    製造し、所望により上記式(I-a)で表される化合物のう
    ち基Z1が式R7S−(式中、R7は請求項1記載と同意
    義を示す。)で表される基を示す場合に該当する化合物
    またはその塩と酸化剤とを反応させ、式 【化8】 (式中、pは1または2を、他の記号は請求項1記載と
    同意義を示す。)で表される化合物またはその塩を製造
    するか、(2)式 【化9】 (式中、R11は(i)ハロゲンで1〜3個置換されていて
    もよいC1-6アルキル基または(ii)ハロゲン原子、ハロ
    ゲンで1〜3個置換されていてもよいC1-6アルキル基
    またはハロゲンで1〜3個置換されていてもよいC1-6
    アルコキシ基で1〜3個置換されていてもよいベンジル
    基を、Z1は前記と同意義を、他の記号は請求項1記載
    と同意義を示す。)で表される化合物またはその塩と金
    属水酸化物とを反応させて上記式(I-a)で表される化合
    物またはその塩を製造するか、(3)式 【化10】 (式中、R11は前記と同意義を、他の記号は請求項1記
    載と同意義を示す。)で表される化合物またはその塩と
    金属水酸化物とを反応させて式 【化11】 (式中の記号は請求項1記載と同意義を示す。)で表さ
    れる化合物またはその塩を製造するかまたは(4)上記
    式(I-c)で表される化合物またはその塩とアシル化反応
    剤とを反応させて式 【化12】 (式中の記号は請求項1記載と同意義を示す。)で表さ
    れる化合物またはその塩を製造することを特徴とする請
    求項1記載の化合物またはその塩の製造法。
  10. 【請求項10】式 【化13】 (式中、Z1は請求項9記載と同意義を、他の記号は請
    求項1記載と同意義を示す。)で表される化合物または
    その塩。
  11. 【請求項11】請求項1記載の化合物またはその塩を含
    有することを特徴とする除草剤。
  12. 【請求項12】水田用除草剤である請求項11記載の除
    草剤。
  13. 【請求項13】請求項1記載の化合物またはその塩の除
    草剤を製造するための使用。
  14. 【請求項14】請求項1記載の化合物またはその塩を水
    田に施用することを特徴とする水田雑草の除草方法。
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