JP2012114586A - 負荷駆動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】オン時にパワー素子の立ち上がりが遅くなることを抑制し、負荷への電力供給のバラツキを抑制する。
【解決手段】スイッチ部13およびインピーダンス制御回路14とにより構成されたクランプ動作オフ固定回路を備える。このクランプ動作オフ固定回路により、駆動電圧がクランプオフ制御基準電圧に相当する参照電圧REF2以下のときには、インピーダンス制御回路14にてスイッチ部13を導通させることで、クランプ制御回路8によるクランプ動作をオフさせる。これにより、スイッチング時の基準電圧の変動などによって過渡的にノイズが発生しても、パワー素子5がオン動作を開始するときにクランプ制御回路8が誤動作することを防止することが可能となる。
【選択図】図1

Description

本発明は、負荷への電力供給を制御する半導体スイッチング素子からなるパワー素子を有すると共に、このパワー素子の駆動電圧を一定電圧にクランプするクランプ回路を有した負荷駆動装置に関するものである。
従来、負荷への電力供給を制御するためのパワー素子(半導体スイッチング素子)に過電流が流れることを防ぐために、パワー素子に流れる電流をセンスし、そのセンス結果に基づいてパワー素子への駆動電圧を一定電圧にクランプしている(例えば、特許文献1参照)。
図11は、従来のクランプ回路を備えた負荷駆動装置の回路構成例を示した図である。この図に示されるように、スイッチング指令端子J1からバイアス回路J2に対して図示しないマイコンからオン指令信号が入力されると、電源端子J3を通じて駆動電圧がパワー素子制御端子J4に印加され、パワー素子J5がオンされる。これにより、パワー素子J5に接続された負荷J6への電力供給が行われる。
このパワー素子J5のドライブ時において、オン動作のときに電源とGNDとが短絡した状態になると過電流状態になり、その過電流が素子耐量を超える安全動作領域外の大きさに達すると素子破壊に至る可能性がある。このため、パワー素子J5をハーフオン状態を作り出し、過電流が流れることによる素子破壊を防止している。なお、ハーフオン状態とは、IGBTが能動領域の増幅動作を行っている状態のことであり、ハーフオン状態の際にはパワー素子J5のオン抵抗が上昇させられるが、パワー素子J5は順方向電圧Vfを超える前の状態で、負荷に駆動電流が流れない状態となる。
ただし、パワー素子J5はオンオフの過渡状態においてミラー領域に入るため、その際の瞬間的な過渡電流を過電流と誤判定しない回路構成も必要とされる。このため、パワー素子J5のパワー素子制御端子J4とGND接続される基準電圧端子J7との間にクランプ制御回路J8を接続し、このクランプ制御回路J8によってパワー素子J5のパワー素子制御端子J4の電圧を一定電圧にクランプしている。具体的には、クランプ制御回路J8は、パワー素子J5のパワー素子制御端子J4に対して電流供給端子J8aが接続されると共に、GND接続される基準電圧端子J7に対して接地端子J8bが接続され、図示しないマイコンからのオン指令信号に基づいてクランプ動作制御部J9からの制御電圧が制御端子J8cに入力されることで駆動される。クランプ動作制御部J9は、例えばスイッチにて構成されており、マイコンからのオン指令信号などと連動するクランプ指令信号がクランプ指令端子J10を通じて入力されることで、クランプ制御回路J8の制御端子J8cに制御電圧を印加している。
クランプ指令信号は、オン指令信号がパワー素子J5をオフさせることを示すオフ指令からオンさせることを示すオン指令に切り替わったときにクランプ動作制御部J9からクランプ制御回路J8に対して制御電圧を所定時間印加させることを指示する信号である。このクランプ指令信号は、パワー素子J5のセンス結果も反映されており、過電流が検出されなければオン指令が出されてから所定期間経過後にクランプ動作制御部J9からクランプ制御回路J8への制御電圧の印加を終了し、過電流が検出されるとクランプ動作制御部J9からクランプ制御回路J8への制御電圧の印加を実行する。制御電圧は、差動増幅回路J11にて形成されている。パワー素子制御端子J4に印加される駆動電圧の変化に応じてクランプ電圧回路J12から差動増幅回路J11に供給される電流が変位することで差動増幅回路J11が形成する制御電圧が変化し、クランプ制御回路J8にてパワー素子制御端子J4に印加される駆動電圧が一定値となるようにクランプしている。
したがって、過電流が所定時間検出されずクランプ指令信号が解除されてクランプ動作制御部J9によるクランプ制御回路J8への制御電圧の印加が解除されると、パワー素子J5を通常通りフルオン状態で動作させ、過電流が検出されてクランプ指令信号が解除されないと、クランプ動作制御部J9によるクランプ制御回路J8への制御電圧の印加が継続されて、パワー素子J5に過電流が流れることが防止される。
さらに、クランプ制御回路J8を普段使用しないときに制御端子J8cにノイズが印加されると、クランプ制御回路J8が誤動作してしまう。このため、クランプ制御回路J8の制御端子J8cと接地端子J8bとの間にインピーダンス回路J13が備えられている。したがって、クランプ制御回路J8の制御端子J8cと接地端子J8bとの間のインピーダンスがインピーダンス回路J13によって高くなるようにできるため、ノイズによってクランプ制御回路J8が誤動作することを防止できる。
特開平10−032476号公報
しかしながら、上記した図11に示すような回路構成であっても、スイッチング時の基準電圧の変動などによって過渡的にノイズが発生し、パワー素子J5がオン動作を開始するときにクランプ制御回路J8が誤動作することがある。このような場合、クランプ制御回路J8がバイアス回路J2を通じて電源端子J3から供給される電流を吸い込み、オン時のパワー素子J5の動作波形の立ち上がりが遅くなり、負荷J6への電力供給の立ち上がりにバラツキが生じるという問題が発生する。
本発明は上記点に鑑みて、オン時にパワー素子の立ち上がりが遅くなることを抑制し、負荷への電力供給のバラツキを抑制することができるクランプ回路を備えた負荷駆動装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、パワー素子制御端子(4)への駆動電圧の印加に基づいて駆動される半導体スイッチング素子にて構成されたパワー素子(5)と、オン指令信号としてパワー素子(5)をオンすることを指示するオン指令が出されると、電源端子(3)を通じて印加される電源電圧に基づいて、パワー素子制御端子(4)に駆動電圧を印加するバイアス回路(2)とを有し、負荷(6)に対して電力供給を行う負荷駆動回路を備えていると共に、制御端子(8c)に印加される制御電圧に基づいて、パワー素子制御端子(4)に印加される駆動電圧がクランプ基準電圧(REF1)に近づくようにクランプ動作を行うクランプ制御回路(8)と、駆動電圧に対応する制御電圧を形成し、該制御電圧をクランプ制御回路(8)の制御端子(8c)に対して印加するクランプ電圧回路(11)と、クランプ制御回路(8)の制御端子(8c)と接地端子(8b)との間の間のインピーダンスを設定するインピーダンス回路(12)とを有するクランプ回路を備え、クランプ回路には、クランプ制御回路(8)の制御端子(8c)と接地端子(8b)との間の導通状態を制御するスイッチ部(13)と、パワー素子制御端子(4)に印加される駆動電圧がクランプ基準電圧(REF1)よりも低いクランプオフ制御基準電圧(REF2)以下のときに、スイッチ部(13)にて制御端子(8c)と接地端子(8b)との間を導通させることで、これらの間のインピーダンスをインピーダンス回路(12)が設定するインピーダンスよりも低くするインピーダンス制御回路(14)とを有するクランプ動作オフ固定回路が備えられていることを特徴としている。
このように、スイッチ部(13)およびインピーダンス制御回路(14)とにより構成されたクランプ動作オフ固定回路を備えるようにしている。このように構成される負荷駆動装置では、このクランプ動作オフ固定回路により、駆動電圧がクランプオフ制御基準電圧(REF2)以下のときに、インピーダンス制御回路(14)にてスイッチ部(13)を導通させることで、請求項2に記載したようにクランプ制御回路(8)によるクランプ動作をオフさせることができる。
これにより、スイッチング時の基準電圧の変動などによって過渡的にノイズが発生しても、パワー素子(5)がオン動作を開始するときにクランプ制御回路(8)が誤動作することを防止することが可能となり、負荷(6)への電力供給のバラツキを抑制することができる。
例えば、請求項3に記載したように、スイッチ部(13)としてMOSFETを用い、インピーダンス制御回路(14)として、パワー素子制御端子(4)に印加される駆動電圧とクランプオフ制御基準電圧(REF2)とを比較し、駆動電圧がクランプオフ制御基準電圧(REF2)以下のときにはMOSFETをオンさせ、駆動電圧がクランプオフ制御基準電圧(REF2)を超えるとMOSFETをオフするコンパレータを用いることができる。
また、請求項4に記載したように、スイッチ部(13)としてPch型のMOSFETを用い、インピーダンス制御回路(14)として、カレントミラー接続された2つのMOSFET(14a、14b)と2つのMOSFET(14a、14b)のうちの一方のMOSFET(14a)に接続された定電流回路(14c)および他方のMOSFET(14b)に接続された抵抗(14d)とを有した構成を用いることができる。この場合、駆動電圧がクランプオフ制御基準電圧(REF2)以下のときには一方のMOSFET(14a)側に電流が流れ、駆動電圧がクランプオフ制御基準電圧(REF2)を超えると他方のMOSFET(14b)側に電流が流れるように構成され、他方のMOSFET(14b)と抵抗(14d)との間の電位に基づいてPch型のMOSFETがオンオフ制御され、駆動電圧がクランプオフ制御基準電圧(REF2)以下のときにはPch型のMOSFETがオン、駆動電圧がクランプオフ制御基準電圧(REF2)を超えるとPch型のMOSFETがオフされるようにすることができる。
また、請求項5に記載したように、スイッチ部(13)としてPch型のMOSFETを用い、インピーダンス制御回路(14)として、カレントミラー接続された2つのバイポーラトランジスタ(14e、14f)と2つのバイポーラトランジスタ(14e、14f)のうちの一方のバイポーラトランジスタ(14e)に接続された定電流回路(14g)および他方のバイポーラトランジスタ(14f)に接続された抵抗(14h)とを有した構成を用いることができる。この場合、駆動電圧がクランプオフ制御基準電圧(REF2)以下のときには一方のバイポーラトランジスタ(14e)側に電流が流れ、駆動電圧がクランプオフ制御基準電圧(REF2)を超えると他方のバイポーラトランジスタ(14f)側に電流が流れるように構成され、他方のバイポーラトランジスタ(14e)と抵抗(14h)との間の電位に基づいてPch型のMOSFETがオンオフ制御され、駆動電圧がクランプオフ制御基準電圧(REF2)以下のときにはPch型のMOSFETがオン、駆動電圧がクランプオフ制御基準電圧(REF2)を超えるとPch型のMOSFETがオフされるようにすることができる。
また、請求項6に記載したように、スイッチ部(13)としてPch型のMOSFETを用い、インピーダンス制御回路(14)として、定電流回路(14i)と、定電流回路(14i)に対して互いのドレイン同士が接続された2つのNch型のMOSFET(14j、14k)と、2つのNch型のMOSFET(14j、14k)のうちの一方のMOSFET(14k)に接続された抵抗(14m)とを有してなるコンパレータ回路を用いることができる。この場合、一方のMOSFET(14k)のゲートに対してパワー素子制御端子(4)に印加される駆動電圧が印加され、他方のMOSFET(14j)のゲートに対してクランプオフ基準電圧(REF2)が印加されるようにしており、駆動電圧がクランプオフ制御基準電圧(REF2)以下のときには他方のMOSFET(14j)側に電流が流れ、駆動電圧がクランプオフ制御基準電圧(REF2)を超えると一方のMOSFET(14k)側に電流が流れるように構成され、一方のMOSFET(14k)と抵抗(14m)との間の電位に基づいてPch型のMOSFETがオンオフ制御され、駆動電圧がクランプオフ制御基準電圧(REF2)以下のときにはPch型のMOSFETがオン、駆動電圧がクランプオフ制御基準電圧(REF2)を超えるとPch型のMOSFETがオフされるようにすることができる。
さらに、請求項7に記載したように、スイッチ部(13)としてPch型のMOSFETを用い、インピーダンス制御回路(14)として、定電流回路(14n)と、定電流回路(14n)に対して互いのコレクタ同士が接続された2つのNPNトランジスタ(14o、14p)と、2つのNPNトランジスタ(14o、14p)のうちの一方のNPNトランジスタ(14p)に接続された抵抗(14q)とを有してなるコンパレータ回路を用いることもできる。この場合、一方のNPNトランジスタ(14p)のベースに対してパワー素子制御端子(4)に印加される駆動電圧が印加され、他方のNPNトランジスタ(14o)のベースに対してクランプオフ基準電圧(REF2)が印加されるようにしており、駆動電圧がクランプオフ制御基準電圧(REF2)以下のときには他方のNPNトランジスタ(14o)側に電流が流れ、駆動電圧がクランプオフ制御基準電圧(REF2)を超えると一方のNPNトランジスタ(14p)側に電流が流れるように構成され、一方のNPNトランジスタ(14p)と抵抗(14q)との間の電位に基づいてPch型のMOSFETがオンオフ制御され、駆動電圧がクランプオフ制御基準電圧(REF2)以下のときにはPch型のMOSFETがオン、駆動電圧がクランプオフ制御基準電圧(REF2)を超えるとPch型のMOSFETがオフされるようにすることができる。
また、請求項8に記載したように、クランプ電圧回路(11)については、パワー素子制御端子(4)とクランプ制御回路(8)の制御端子(8c)との間に接続された抵抗(11n)によって構成することもできる。この場合、インピーダンス回路(12)も抵抗によって構成されるようにすれば、クランプ制御回路(8)の制御端子(8c)に、クランプ電圧回路(11)を構成する抵抗(11n)とインピーダンス回路(12)を構成する抵抗とにより駆動電圧が分圧された電圧が印加されるようにすることができる。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
本発明の第1実施形態にかかるクランプ回路を備えた負荷駆動装置のブロック構成例を示した図である。 図1に示すクランプ回路を備えた負荷駆動装置の具体的な回路構成例を示した図である。 負荷駆動装置の動作時のタイミングチャートである。 本発明の第2実施形態にかかる負荷駆動装置におけるクランプ回路のみを示した回路図である。 本発明の第3実施形態にかかる負荷駆動装置におけるクランプ回路のみを示した回路図である。 本発明の第4実施形態にかかる負荷駆動装置におけるクランプ回路のみを示した回路図である。 本発明の第5実施形態にかかる負荷駆動装置におけるクランプ回路のみを示した回路図である。 本発明の第6実施形態にかかる負荷駆動装置におけるクランプ回路のみを示した回路図である。 本発明の第7実施形態にかかる負荷駆動装置におけるクランプ回路のみを示した回路図である。 他の実施形態で説明する負荷6をハイサイド駆動する場合のクランプ回路を備えた負荷駆動装置のブロック構成例を示した図である。 従来のクランプ回路を備えた負荷駆動装置の回路構成例を示した図である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態について説明する。図1は、本実施形態にかかるクランプ回路を備えた負荷駆動装置のブロック構成例を示した図である。また、図2は、このクランプ回路を備えた負荷駆動装置の具体的な回路構成例を示した図である。これらの図を参照して、本実施形態のクランプ回路を備えた負荷駆動装置について説明する。
図1に示す負荷駆動装置は、負荷駆動回路とクランプ回路を備えた構成とされている。負荷駆動回路は、スイッチング指令端子1からのオン指令信号に基づいて駆動されるバイアス回路2と、電源端子3から印加される電源電圧に基づいてバイアス回路2からパワー素子制御端子4に駆動電圧が入力されるとオンされるパワー素子5とを有し、パワー素子5をオンさせることでパワー素子5に対して接続された負荷6への電力供給を行う。クランプ回路は、パワー素子制御端子4とパワー素子5のGND端子となる基準電圧端子7との間に接続されたクランプ制御回路8と、クランプ制御回路8への制御電圧の印加を制御するクランプ動作制御部9とを備え、クランプ指令端子10を介して入力されるクランプ指令信号に基づいて、クランプ制御回路8への制御電圧の印加を制御し、パワー素子J5に印加される駆動電圧をクランプする。また、クランプ回路には、クランプ電圧回路11およびインピーダンス回路12が備えられ、クランプ電圧回路11にて駆動電圧の変位に応じた制御電圧を形成しつつ、インピーダンス回路12にてインピーダンス調整を行い、ノイズによってクランプ制御回路8が誤動作することを防止できるようにしている。
具体的には、図1に示す負荷駆動装置における負荷駆動回路では、スイッチング指令端子1からバイアス回路2に対して図示しないマイコンからオン指令信号が入力されると、電源端子3を通じて駆動電圧がパワー素子制御端子4に印加され、パワー素子5がオンされる。これにより、パワー素子5をオンさせ、パワー素子5に接続された負荷6への電力供給が行われる。
図2に示すように、バイアス回路2は、例えばMOSFETにて構成され、パワー素子制御端子4を介してパワー素子5をオンオフすることで負荷6へのエネルギー供給のオンオフを制御する。具体的には、オン指令信号がパワー素子5をオフさせることを示すオフ指令からオンさせることを示すオン指令に切り替わったときに電源電圧から順方向電圧Vfだけ電圧降下した電圧を駆動電圧としてパワー素子制御端子4に入力する。オン指令信号は、負荷6の駆動を開始もしくは停止する際にオン指令とオフ指令とが切替わる信号で、外部から入力される。
パワー素子5は、例えば絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ(以下、IGBTという)で構成される。パワー素子5がIGBTで構成される場合には、例えば駆動電圧が15V程度とされる。ただし、パワー素子5のドライブ時において、オン動作のときに電源とGNDとが短絡した状態になると過電流状態になり、その過電流が素子耐量を超える安全動作領域外の大きさに達すると素子破壊に至る可能性がある。このため、パワー素子5をフルオン状態にする前にハーフオン状態を作り出し、過電流が流れることによる素子破壊を防止している。例えば、パワー素子5がIGBTで構成される場合、ハーフオン状態の際には駆動電圧が8V程度とされる。
負荷6は、電力供給のオンオフによって駆動される装置であればどのようなものであっても構わないが、例えばパワー素子5を複数個備えることでインバータを構成すれば、三相モータなどとすることもできる。
また、図1に示す負荷駆動装置に備えられたクランプ回路では、クランプ制御回路8やクランプ動作制御部9、クランプ電圧回路11およびインピーダンス回路12により、パワー素子5のパワー素子制御端子4の電圧を一定電圧にするクランプ動作を行う。
クランプ制御回路8は、パワー素子5のパワー素子制御端子4に対して電流供給端子8aが接続されると共に、GNDなどの基準電圧ラインに接続される基準電圧端子7に対して接地端子8bが接続され、図示しないマイコンからのオン指令信号に基づいてクランプ動作制御部9からの制御電圧が制御端子8cに入力されることで駆動される。例えば、図2に示すように、クランプ制御回路8は、MOSFETにて構成され、電流供給端子8aがドレイン端子、接地端子8bがソース端子、制御端子8cがゲート端子とされる。このクランプ制御回路8により、パワー素子制御端子4側に供給されようとするエネルギーを吸い取り、GND側に流すことで、パワー素子制御端子4がクランプ電圧にクランプされるようにする。
クランプ動作制御部9は、例えばスイッチにて構成されており、マイコンからのオン指令信号などと連動するクランプ指令信号がクランプ指令端子10を通じて入力されることで、クランプ制御回路8の制御端子8cに制御電圧を印加している。
クランプ指令信号は、オン指令信号がパワー素子5をオフさせることを示すオフ指令からオンさせることを示すオン指令に切り替わったときにクランプ動作制御部9からクランプ制御回路8に対して制御電圧を所定時間印加させることを指示する信号である。このクランプ指令信号は、パワー素子5に流れる電流が過電流になっているか否かのセンス結果も反映されており、過電流が検出されなければオン指令が出されてから所定期間経過後にクランプ動作制御部9からクランプ制御回路8への制御電圧の印加を終了し、過電流が検出されるとクランプ動作制御部9からクランプ制御回路8への制御電圧の印加を実行する。
なお、過電流の検出については、従来より公知となっている過電流検出回路などを用いることができる。この過電流検出回路については図示していないが、例えば、パワー素子5を構成するIGBTをメインIGBTとセンスIGBTとに分け、メインIGBTに流れる電流を所定比で減少させたセンス電流をセンスIGBTに流させ、そのセンス電流をセンス抵抗の両端電圧として検出することができる。このセンス電流の検出結果に基づいて過電流の検出を行うことができる。
クランプ電圧回路11は、クランプ制御回路8に印加する制御電圧を形成しており、パワー素子制御端子4に印加される駆動電圧の変化に応じた制御電圧を形成することでクランプ制御回路8を制御し、パワー素子制御端子4に印加される駆動電圧をクランプ電圧にクランプする。例えば、図2に示したように、クランプ電圧回路11は、定電流回路11aと差動増幅回路11bとを有した構成とされる。定電流回路11aは、パワー素子制御端子4に印加される駆動電圧に基づいて定電流を形成しており、駆動電圧の変化に応じて定電流の大きさを変化させる。差動増幅回路11bは、駆動電圧がクランプ基準電圧に相当する参照電圧REF1に近づくようにクランプ制御回路8に対して電流を供給する。具体的には、駆動電圧の変化に応じて定電流回路11aが形成する定電流の大きさが変化すると、それに対応して差動増幅回路11bの出力する電流が変化し、クランプ制御回路8の電流供給端子8aと接地端子8bとの間のインピーダンスが調整される。これにより、クランプ制御回路8がパワー素子制御端子4側に供給されようとするエネルギーを吸い取る量が制御され、パワー素子制御端子4がクランプ基準電圧にクランプされる。
したがって、過電流が所定時間検出されずクランプ指令信号が解除されてクランプ動作制御部9によるクランプ制御回路8への制御電圧の印加が解除されると、パワー素子5を通常通りフルオン状態で動作させる。そして、過電流が検出されてクランプ指令信号が解除されないと、クランプ動作制御部9によるクランプ制御回路8への制御電圧の印加が継続されて、パワー素子5に過電流が流れることが防止される。
このように、クランプ指令信号により所定時間中はパワー素子制御端子4に入力される駆動電圧をクランプできるため、パワー素子5がオンオフの過渡状態においてミラー領域に入っても、その際の瞬間的な過渡電流を過電流と誤判定しない回路構成とすることができる。
インピーダンス回路12は、クランプ制御回路8の制御端子8cと接地端子8bとの間に備えられ、これらの間のインピーダンスを高くするために用いられる。このインピーダンス回路12によってクランプ制御回路8の制御端子8cと接地端子8bとの間のインピーダンスを高くすることで、クランプ制御回路8をオンするときの制御端子8cと接地端子8bとの間の電位差を形成している。
さらに、図1に示す負荷駆動装置に備えられたクランプ回路には、スイッチ部13およびインピーダンス制御回路14とにより構成されたクランプ動作オフ固定回路が備えられている。
スイッチ部13は、制御端子8cと接地端子8bとの間の導通状態を制御し、これらの間をインピーダンス回路12のみの場合よりも低インピーダンスとするためのものである。例えば、図2に示すように、スイッチ部13をMOSFETによって構成することができる。このスイッチ部13は、必要時には制御端子8cと接地端子8bとの間を導通させることで、これらの間を低インピーダンスとする。
インピーダンス制御回路14は、スイッチ部13を制御するために用いられる。ここでは、インピーダンス制御回路14をコンパレータによって構成しており、パワー素子制御端子4に印加される駆動電圧をクランプオフ制御基準電圧に相当する参照電圧REF(図2では参照電圧REF2)と比較し、駆動電圧が参照電圧REF(REF2)以下のときにはスイッチ部13を導通させる信号を出力し、駆動電圧が参照電圧REF(REF2)を超えるとスイッチ部13を遮断させる信号を出力する。これにより、駆動電圧が参照電圧REF(REF2)以下のときには、スイッチ部13が導通状態となり、制御端子8cと接地端子8bとの間が低インピーダンスとなる。このため、スイッチング時の基準電圧の変動などによって過渡的にノイズが発生しても、パワー素子5がオン動作を開始するときにクランプ制御回路8が誤動作することが防止される。
したがって、クランプ制御回路8の誤動作によってクランプ制御回路8がバイアス回路2を通じて電源端子3から供給される電流を吸い込み、オン時のパワー素子5の動作波形の立ち上がりが遅くなることを抑制できる。このため、負荷6への電力供給の立ち上がりにバラツキが生じることを抑制することが可能となる。
以上のようにして、本実施形態にかかるクランプ回路を備えた負荷駆動装置が構成されている。このように構成された負荷駆動装置は、以下のように動作する。これについて、図3に負荷駆動装置の動作時のタイミングチャートを示して説明する。なお、図3は、図2に示す回路構成例が適用された場合のタイミングチャートを表している。
時点T1に示すように、図示しないマイコンからのオン指令信号がオフ指令からオン指令に切り替わると、同時にクランプ指令端子10にクランプ指令信号が入力される。これにより、バイアス回路2を通じてパワー素子制御端子4に駆動電圧が印加され、その駆動電圧が徐々に増加していく。このとき、駆動電圧がクランプオフ制御基準電圧に相当する参照電圧REF2以下の状態では、インピーダンス制御回路14にてスイッチ部13が導通するように制御される。
このため、クランプ制御回路8の制御端子8cと接地端子8bとの間のインピーダンスがインピーダンス回路12よりも低くなる。したがって、クランプ制御回路8の制御端子8cと接地端子8bとの間の電位差が小さくなり、制御端子8cに印加される制御電圧が小さくなるため、クランプ動作制御部9がクランプ制御回路8をオンしようとしていても、クランプ制御回路8がオンしないようにできる。これにより、クランプ動作がオフされ、スイッチング時の基準電圧の変動などによって過渡的にノイズが発生しても、パワー素子5がオン動作を開始するときにクランプ制御回路8が誤動作することが防止される。
この後、時点T2に示すように、駆動電圧がクランプオフ制御基準電圧に相当する参照電圧REF2を超えると、インピーダンス制御回路14にてスイッチ部13が遮断するように制御される。これにより、クランプ制御回路8の制御端子8cと接地端子8bとの間がインピーダンス回路12により設定されたインピーダンスになると共に、パワー素子5がオンする。
そして、時点T3において、駆動電圧がクランプ基準電圧に相当する参照電圧REF1に至ると、駆動電圧が参照電圧REF1に近づくようにクランプ制御回路8が制御され、クランプ動作が行われる。これにより、ハーフオン状態となり、過電流が流れることによる素子破壊が防止される。
この後、オン指令が出されてから所定時間が経過しても過電流が検出されないと、時点T4においてクランプ指令端子10からのクランプ制御信号が解除され、クランプ動作制御部9がオフされる。これにより、パワー素子制御端子4に印加される駆動電圧がさらに上昇し、パワー素子5がハーフオン状態からフルオン状態に移行する。
一方、時点T5において、図示しないマイコンからのオン指令信号がオン指令からオフ指令に切り替わると、パワー素子制御端子4に印加される駆動電圧が低下し始める。そして、時点T6において、駆動電圧がクランプオフ制御基準電圧に相当する参照電圧REF2以下の状態になると、インピーダンス制御回路14にてスイッチ部13が再び導通するように制御される。
このため、クランプ制御回路8の制御端子8cと接地端子8bとの間のインピーダンスがインピーダンス回路12よりも低くなり、再度オン指令が出された時にも、クランプ制御回路8がオンしないようにできる。
以上説明したように、本実施形態にかかるクランプ回路を備えた負荷駆動装置では、スイッチ部13およびインピーダンス制御回路14とにより構成されたクランプ動作オフ固定回路を備えるようにしている。そして、このクランプ動作オフ固定回路により、駆動電圧がクランプオフ制御基準電圧に相当する参照電圧REF2以下のときには、インピーダンス制御回路14にてスイッチ部13を導通させることで、クランプ制御回路8によるクランプ動作をオフさせるようにしている。
これにより、スイッチング時の基準電圧の変動などによって過渡的にノイズが発生しても、パワー素子5がオン動作を開始するときにクランプ制御回路8が誤動作することを防止することが可能となり、負荷6への電力供給のバラツキを抑制することができる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態は、第1実施形態に対してインピーダンス制御回路14等の構成を変更したものであり、その他に関しては第1実施形態と同様であるため、第1実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
図4は、負荷駆動装置におけるクランプ回路のみを示した回路図である。この回路では、負荷駆動装置におけるクランプ回路のみを示してあるが、負荷駆動回路については第1実施形態と同様である。
図4に示すように、本実施形態では、インピーダンス制御回路14をカレントミラー回路によって構成している。
インピーダンス制御回路14は、カレントミラー接続された2つのMOSFET14a、14bと、一方のMOSFET14aに接続された定電流回路14cおよび他方のMOSFET14bに接続された抵抗14dを有した構成とされている。このような構成では、Pch型のMOSFETにて構成されたスイッチ部13が通常時にはオンさせられており、パワー素子制御端子4に印加される駆動電圧が参照電圧REF2より高くなると、MOSFET14b側に電流が流れ、MOSFET14bと抵抗14dとの間の電位が上昇してスイッチ部13をオフさせる。このような構成により、インピーダンス制御回路14を構成することもできる。
同様に、本実施形態では、クランプ電圧回路11についても、カレントミラー回路によって構成している。
クランプ電圧回路11は、カレントミラー接続された2つのMOSFET11a、11bおよび定電流回路11cを有した構成とされている。このような構成では、パワー素子制御端子4に印加される駆動電圧が参照電圧REF1より高くなると、MOSFET11b側に電流が流れ、クランプ制御回路8に対して電流が供給されるようにできる。このような構成により、クランプ電圧回路11を構成することもできる。
このように、カレントミラー回路によってインピーダンス制御回路14を構成するようにしても、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。この場合、クランプ電圧回路11についても、インピーダンス制御回路14と同様にカレントミラー回路で構成しても良い。
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態について説明する。本実施形態も、第1実施形態に対してインピーダンス制御回路14等の構成を変更したものであり、その他に関しては第1実施形態と同様であるため、第1実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
図5は、負荷駆動装置におけるクランプ回路のみを示した回路図である。この回路では、負荷駆動装置におけるクランプ回路のみを示してあるが、負荷駆動回路については第1実施形態と同様である。
図5に示すように、本実施形態では、インピーダンス制御回路14をバイポーラトランジスタによるカレントミラー回路によって構成している。
インピーダンス制御回路14は、カレントミラー接続された2つのPNPトランジスタ14e、14f、定電流回路14gおよび抵抗14hを有した構成とされている。このような構成でも、Pch型のMOSFETにて構成されたスイッチ部13が通常時にはオンさせられており、パワー素子制御端子4に印加される駆動電圧が参照電圧REF2より高くなると、PNPトランジスタ14f側に電流が流れ、PNPトランジスタ14fと抵抗14hとの間の電位が上昇してスイッチ部13をオフさせる。このような構成により、インピーダンス制御回路14を構成することもできる。
同様に、本実施形態では、クランプ電圧回路11についても、バイポーラトランジスタによるカレントミラー回路によって構成している。
クランプ電圧回路11は、カレントミラー接続された2つのPNPトランジスタ11d、11eおよび定電流回路11fを有した構成とされている。このような構成では、パワー素子制御端子4に印加される駆動電圧が参照電圧REF1より高くなると、PNPトランジスタ11e側に電流が流れ、クランプ制御回路8に対して電流が供給されるようにできる。このような構成により、クランプ電圧回路11を構成することもできる。
このように、バイポーラトランジスタによるカレントミラー回路によってインピーダンス制御回路14を構成するようにしても、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。この場合、クランプ電圧回路11についても、インピーダンス制御回路14と同様にカレントミラー回路で構成しても良い。
(第4実施形態)
本発明の第4実施形態について説明する。本実施形態も、第1実施形態に対してインピーダンス制御回路14等の構成を変更したものであり、その他に関しては第1実施形態と同様であるため、第1実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
図6は、負荷駆動装置におけるクランプ回路のみを示した回路図である。この回路では、負荷駆動装置におけるクランプ回路のみを示してあるが、負荷駆動回路については第1実施形態と同様である。
図6に示すように、本実施形態では、インピーダンス制御回路14をコンパレータ回路によって構成している。
インピーダンス制御回路14は、定電流回路14i、互いのドレイン同士が定電流回路14iに接続された2つのNch型のMOSFET14j、14kおよび抵抗14mを有した構成とされている。そして、一方のMOSFET14jのゲートに参照電圧REF2が印加され、他方のMOSFET14kのゲートにパワー素子制御端子4に印加される駆動電圧が印加されるようにしている。このような構成では、パワー素子制御端子4に印加される駆動電圧が参照電圧REF2より低いときには定電流回路14iからの電流がMOSFET14j側に流れるため、Pch型のMOSFETにて構成されたスイッチ部13がオンした状態となる。そして、パワー素子制御端子4に印加される駆動電圧が参照電圧REF2より高くなると、MOSFET14k側に電流が流れ、MOSFET14kと抵抗14mとの間の電位が上昇してスイッチ部13をオフさせる。このような構成により、インピーダンス制御回路14を構成することもできる。
同様に、本実施形態では、クランプ電圧回路11についても、バイポーラトランジスタによるカレントミラー回路によって構成している。
クランプ電圧回路11は、定電流回路11g、互いのドレイン同士が定電流回路11gに接続されたNch型のMOSFET11h、11iを有した構成とされている。このような構成では、パワー素子制御端子4に印加される駆動電圧が参照電圧REF1より高くなると、MOSFET11h側に電流が流れ、クランプ制御回路8に対して電流が供給されるようにできる。このような構成により、クランプ電圧回路11を構成することもできる。
このように、MOSFET14j、14kのゲート電圧同士を比較してスイッチ部13のオンオフを制御するコンパレータ回路によってインピーダンス制御回路14を構成するようにしても、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。この場合、クランプ電圧回路11についても、インピーダンス制御回路14と同様にコンパレータ回路で構成しても良い。
(第5実施形態)
本発明の第5実施形態について説明する。本実施形態も、第1実施形態に対してインピーダンス制御回路14等の構成を変更したものであり、その他に関しては第1実施形態と同様であるため、第1実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
図7は、負荷駆動装置におけるクランプ回路のみを示した回路図である。この回路では、負荷駆動装置におけるクランプ回路のみを示してあるが、負荷駆動回路については第1実施形態と同様である。
図7に示すように、本実施形態では、インピーダンス制御回路14をバイポーラトランジスタによるコンパレータ回路によって構成している。
インピーダンス制御回路14は、定電流回路14n、互いのコレクタ同士が定電流回路14nに接続されたNPNトランジスタ14o、14pおよび抵抗14qを有した構成とされている。そして、一方のNPNトランジスタ14oのベースに参照電圧REF2が印加され、他方のNPNトランジスタ14pのベースにパワー素子制御端子4に印加される駆動電圧が印加されるようにしている。このような構成では、パワー素子制御端子4に印加される駆動電圧が参照電圧REF2より低いときには定電流回路14nからの電流がトランジスタ14o側に流れるため、Pch型のMOSFETにて構成されたスイッチ部13がオンした状態となる。そして、パワー素子制御端子4に印加される駆動電圧が参照電圧REF2より高くなると、NPNトランジスタ14p側に電流が流れ、NPNトランジスタ14pと抵抗14qとの間の電位が上昇してスイッチ部13をオフさせる。このような構成により、インピーダンス制御回路14を構成することもできる。
同様に、本実施形態では、クランプ電圧回路11についても、バイポーラトランジスタによるコンパレータ回路によって構成している。
クランプ電圧回路11は、定電流回路11j、互いのドレイン同士が定電流回路11jに接続されたNPNトランジスタ11k、11mを有した構成とされている。このような構成では、パワー素子制御端子4に印加される駆動電圧が参照電圧REF1より高くなると、NPNトランジスタ11m側に電流が流れ、クランプ制御回路8に対して電流が供給されるようにできる。このような構成により、クランプ電圧回路11を構成することもできる。
このように、NPNトランジスタ14o、14pのベース電圧同士を比較してスイッチ部13のオンオフを制御するコンパレータ回路によってインピーダンス制御回路14を構成するようにしても、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。この場合、クランプ電圧回路11についても、インピーダンス制御回路14と同様にコンパレータ回路で構成しても良い。
(第6実施形態)
本発明の第6実施形態について説明する。本実施形態は、第1実施形態に対してクランプ電圧回路11等の構成を変更したものであり、その他に関しては第1実施形態と同様であるため、第1実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
図8は、負荷駆動装置におけるクランプ回路のみを示した回路図である。この回路では、負荷駆動装置におけるクランプ回路のみを示してあるが、負荷駆動回路については第1実施形態と同様である。
図8に示すように、本実施形態では、クランプ電圧回路11をクランプ制御回路8における電流供給端子8aと制御端子8cの間に接続した抵抗11nによって構成し、この抵抗11nとインピーダンス回路12を構成する抵抗とによって分圧抵抗を構成している。また、クランプ制御回路8をNPNトランジスタによって構成している。このような構成では、抵抗11nおよびインピーダンス回路12を構成する抵抗とにより分圧された駆動電圧が参照電圧REF2より高くなると、NPNトランジスタで構成されたクランプ制御回路8がオンするようにできる。このように、クランプ電圧回路11を抵抗により構成し、インピーダンス回路12を構成する抵抗と共に分圧抵抗を構成するようにしても良い。
なお、このような構成とする場合、図8に示したようにインピーダンス制御回路14を構成するコンパレータの参照電圧REFと比較される駆動電圧に対応する電圧を分圧抵抗15a、15bによる分圧部15にて分圧する構造としても良い。
(第7実施形態)
本発明の第7実施形態について説明する。本実施形態も、第1実施形態に対してクランプ電圧回路11等の構成を変更したものであり、その他に関しては第1実施形態と同様であるため、第1実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
図9は、負荷駆動装置におけるクランプ回路のみを示した回路図である。この回路では、負荷駆動装置におけるクランプ回路のみを示してあるが、負荷駆動回路については第1実施形態と同様である。
図9に示すように、本実施形態では、第7実施形態と同様にクランプ電圧回路11をクランプ制御回路8における電流供給端子8aと制御端子8cの間に接続した抵抗11nによって構成する場合において、クランプ制御回路8をNch型のMOSFETによって構成している。このように、第7実施形態に対して、クランプ制御回路8をMOSFETによって構成することもできる。
(他の実施形態)
上記各実施形態では、クランプ制御回路8やクランプ電圧回路11およびスイッチ部13などをMOSFETやバイポーラトランジスタによって構成する例を挙げたが、各実施形態それぞれにおいてMOSFETとバイポーラトランジスタとを組み合わせて使用しても良い。例えば、第6実施形態において、クランプ制御回路8をバイポーラトランジスタとし、スイッチ部13をMOSFETで構成する場合について説明したが、第1〜第5実施形態についても、クランプ制御回路8をバイポーラトランジスタとし、スイッチ部13をMOSFETとしても良い。また、第6、第7実施形態では、クランプ電圧回路11を抵抗11nによって構成する場合について説明したが、第1〜第5実施形態についても、同様の構成を適用することもできる。
また、上記実施形態では、負荷6のローサイド側にパワー素子5が配置されることで負荷6をローサイド駆動する形態に本発明を適用した場合について説明したが、本発明をハイサイド駆動する形態に対して適用することもできる。図10は、負荷6をハイサイド駆動する場合のクランプ回路を備えた負荷駆動装置のブロック構成例を示した図である。この図に示すように、電源にパワー素子5が接続されることで、パワー素子5が負荷6のハイサイド側に配置されるようにしている。このように、負荷6のハイサイド側にパワー素子5が配置されることで負荷6をハイサイド駆動する形態に本発明を適用しても良い。
1 スイッチング指令端子
2 バイアス回路
3 電源端子
4 パワー素子制御端子
5 パワー素子
6 負荷
7 基準電圧端子
8 クランプ制御回路
8a 電流供給端子
8b 接地端子
8c 制御端子
9 クランプ動作制御部
10 クランプ指令端子
11 クランプ電圧回路
12 インピーダンス回路
13 スイッチ部
14 インピーダンス制御回路

Claims (8)

  1. パワー素子制御端子(4)への駆動電圧の印加に基づいて駆動される半導体スイッチング素子にて構成されたパワー素子(5)と、
    オン指令信号として前記パワー素子(5)をオンすることを指示するオン指令が出されると、電源端子(3)を通じて印加される電源電圧に基づいて、前記パワー素子制御端子(4)に前記駆動電圧を印加するバイアス回路(2)とを有し、
    前記パワー素子制御端子(4)に前記駆動電圧を印加することで、前記パワー素子(5)をオンさせ、該パワー素子(5)に接続された負荷(6)に対して電力供給を行う負荷駆動回路を備えていると共に、
    前記パワー素子制御端子(4)に接続される電流供給端子(8a)と接地端子(8b)および制御端子(8c)を有し、前記制御端子(8c)に印加される制御電圧に基づいて、前記パワー素子制御端子(4)に印加される前記駆動電圧がクランプ基準電圧(REF1)に近づくようにクランプ動作を行うクランプ制御回路(8)と、
    前記パワー素子制御端子(4)に印加される前記駆動電圧に対応する前記制御電圧を形成し、該制御電圧を前記クランプ制御回路(8)の前記制御端子(8c)に対して印加するクランプ電圧回路(11)と、
    前記クランプ制御回路(8)の前記制御端子(8c)と前記接地端子(8b)との間に備えられ、これらの間のインピーダンスを設定するインピーダンス回路(12)とを有するクランプ回路を備え、
    前記クランプ回路には、
    前記クランプ制御回路(8)の前記制御端子(8c)と前記接地端子(8b)との間に備えられ、前記制御端子(8c)と前記接地端子(8b)との間の導通状態を制御するスイッチ部(13)と、
    前記パワー素子制御端子(4)に印加される前記駆動電圧が前記クランプ基準電圧(REF1)よりも低いクランプオフ制御基準電圧(REF2)以下のときに、前記スイッチ部(13)にて前記制御端子(8c)と前記接地端子(8b)との間を導通させることで、これらの間のインピーダンスを前記インピーダンス回路(12)が設定するインピーダンスよりも低くするインピーダンス制御回路(14)とを有するクランプ回路とを有するクランプ動作オフ固定回路が備えられていることを特徴とする負荷駆動装置。
  2. 前記インピーダンス制御回路(14)により前記スイッチ部(13)を導通させると、前記クランプ制御回路(8)によるクランプ動作がオフさせられることを特徴とする請求項1に記載の負荷駆動装置。
  3. 前記スイッチ部(13)はMOSFETであり、
    前記インピーダンス制御回路(14)は前記パワー素子制御端子(4)に印加される前記駆動電圧と前記クランプオフ制御基準電圧(REF2)とを比較し、前記駆動電圧が前記クランプオフ制御基準電圧(REF2)以下のときには前記MOSFETをオンさせ、駆動電圧が前記クランプオフ制御基準電圧(REF2)を超えると前記MOSFETをオフするコンパレータであることを特徴とする請求項1または2に記載の負荷駆動装置。
  4. 前記スイッチ部(13)はPch型のMOSFETであり、
    前記インピーダンス制御回路(14)は、カレントミラー接続された2つのMOSFET(14a、14b)と前記2つのMOSFET(14a、14b)のうちの一方のMOSFET(14a)に接続された定電流回路(14c)および前記2つのMOSFET(14a、14b)のうちの他方のMOSFET(14b)に接続された抵抗(14d)とを有し、前記駆動電圧が前記クランプオフ制御基準電圧(REF2)以下のときには前記一方のMOSFET(14a)側に電流が流れ、前記駆動電圧が前記クランプオフ制御基準電圧(REF2)を超えると前記他方のMOSFET(14b)側に電流が流れるように構成され、
    前記他方のMOSFET(14b)と前記抵抗(14d)との間の電位に基づいて前記Pch型のMOSFETがオンオフ制御され、前記駆動電圧が前記クランプオフ制御基準電圧(REF2)以下のときには前記Pch型のMOSFETがオン、前記駆動電圧が前記クランプオフ制御基準電圧(REF2)を超えると前記Pch型のMOSFETがオフされることを特徴とする請求項1または2に記載の負荷駆動装置。
  5. 前記スイッチ部(13)はPch型のMOSFETであり、
    前記インピーダンス制御回路(14)は、カレントミラー接続された2つのバイポーラトランジスタ(14e、14f)と前記2つのバイポーラトランジスタ(14e、14f)のうちの一方のバイポーラトランジスタ(14e)に接続された定電流回路(14g)および前記2つのバイポーラトランジスタ(14e、14f)のうちの他方のバイポーラトランジスタ(14f)に接続された抵抗(14h)とを有し、前記駆動電圧が前記クランプオフ制御基準電圧(REF2)以下のときには前記一方のバイポーラトランジスタ(14e)側に電流が流れ、前記駆動電圧が前記クランプオフ制御基準電圧(REF2)を超えると前記他方のバイポーラトランジスタ(14f)側に電流が流れるように構成され、
    前記他方のバイポーラトランジスタ(14e)と前記抵抗(14h)との間の電位に基づいて前記Pch型のMOSFETがオンオフ制御され、前記駆動電圧が前記クランプオフ制御基準電圧(REF2)以下のときには前記Pch型のMOSFETがオン、前記駆動電圧が前記クランプオフ制御基準電圧(REF2)を超えると前記Pch型のMOSFETがオフされることを特徴とする請求項1または2に記載の負荷駆動装置。
  6. 前記スイッチ部(13)はPch型のMOSFETであり、
    前記インピーダンス制御回路(14)は、定電流回路(14i)と、前記定電流回路(14i)に対して互いのドレイン同士が接続された2つのNch型のMOSFET(14j、14k)と、前記2つのNch型のMOSFET(14j、14k)のうちの一方のMOSFET(14k)に接続された抵抗(14m)とを有してなるコンパレータ回路であり、
    前記一方のMOSFET(14k)のゲートに対して前記パワー素子制御端子(4)に印加される前記駆動電圧が印加され、前記2つのNch型のMOSFET(14j、14k)のうちの他方のMOSFET(14j)のゲートに対してクランプオフ基準電圧(REF2)が印加されるようにしており、前記駆動電圧が前記クランプオフ制御基準電圧(REF2)以下のときには前記他方のMOSFET(14j)側に電流が流れ、前記駆動電圧が前記クランプオフ制御基準電圧(REF2)を超えると前記一方のMOSFET(14k)側に電流が流れるように構成され、
    前記一方のMOSFET(14k)と前記抵抗(14m)との間の電位に基づいて前記Pch型のMOSFETがオンオフ制御され、前記駆動電圧が前記クランプオフ制御基準電圧(REF2)以下のときには前記Pch型のMOSFETがオン、前記駆動電圧が前記クランプオフ制御基準電圧(REF2)を超えると前記Pch型のMOSFETがオフされることを特徴とする請求項1または2に記載の負荷駆動装置。
  7. 前記スイッチ部(13)はPch型のMOSFETであり、
    前記インピーダンス制御回路(14)は、定電流回路(14n)と、前記定電流回路(14n)に対して互いのコレクタ同士が接続された2つのNPNトランジスタ(14o、14p)と、前記2つのNPNトランジスタ(14o、14p)のうちの一方のNPNトランジスタ(14p)に接続された抵抗(14q)とを有してなるコンパレータ回路であり、
    前記一方のNPNトランジスタ(14p)のベースに対して前記パワー素子制御端子(4)に印加される前記駆動電圧が印加され、前記2つのNPNトランジスタ(14o、14p)のうちの他方のNPNトランジスタ(14o)のベースに対してクランプオフ基準電圧(REF2)が印加されるようにしており、前記駆動電圧が前記クランプオフ制御基準電圧(REF2)以下のときには前記他方のNPNトランジスタ(14o)側に電流が流れ、前記駆動電圧が前記クランプオフ制御基準電圧(REF2)を超えると前記一方のNPNトランジスタ(14p)側に電流が流れるように構成され、
    前記一方のNPNトランジスタ(14p)と前記抵抗(14q)との間の電位に基づいて前記Pch型のMOSFETがオンオフ制御され、前記駆動電圧が前記クランプオフ制御基準電圧(REF2)以下のときには前記Pch型のMOSFETがオン、前記駆動電圧が前記クランプオフ制御基準電圧(REF2)を超えると前記Pch型のMOSFETがオフされることを特徴とする請求項1または2に記載の負荷駆動装置。
  8. 前記クランプ電圧回路(11)は、前記パワー素子制御端子(4)と前記クランプ制御回路(8)の前記制御端子(8c)との間に接続された抵抗(11n)によって構成されており、
    前記インピーダンス回路(12)も抵抗によって構成されており、
    前記クランプ制御回路(8)の前記制御端子(8c)には、前記クランプ電圧回路(11)を構成する前記抵抗(11n)と前記インピーダンス回路(12)を構成する前記抵抗とにより前記駆動電圧が分圧された電圧が印加されることを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1つに記載の負荷駆動装置。
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