JP5585514B2 - 負荷駆動装置 - Google Patents

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本発明は、負荷への電力供給を制御するスイッチングデバイス(半導体スイッチング素子)を有し、このスイッチングデバイスを駆動することで負荷への電力供給を制御する負荷駆動装置に関するものである。
従来より、IGBTやパワーMOSFETなどのスイッチングデバイスを用いて負荷の駆動を行う負荷駆動装置がある。この種の負荷駆動装置では、IGBTをオンする際に、IGBTを通じる負荷への電源供給ラインがどこかで短絡していると、過電流が流れてしまい、素子自身の急激な温度上昇によってIGBTが破壊されてしまう。このため、短絡検出が重要となる。
図8は、短絡検出回路を備えた従来の負荷駆動装置の回路ブロック構成図を示した図である。この図に示すように、従来の負荷駆動装置は、スイッチングデバイスとしてのIGBT101、ゲートドライブ回路102、クランプ回路103、クランプ解除回路104、短絡検出回路105、短絡検出フィルタ106および遮断回路107を有した構成とされており、図示しない負荷が接続されたIGBT101をオンすることにより負荷への電力供給を制御する。
このような負荷駆動装置では、IGBT101のコストダウンのために、IGBT101のサイズ縮小が図られており、そのために構造的にIGBT101の短絡耐量が下がる傾向にある。短絡耐量とは、短絡事故などでIGBT101に過電流が流れ続けると素子自身に急激な温度上昇が起こって破壊に繋がるが、この過電流の流れ始めから破壊に至るまでの時間(またはエネルギー)のことを言い、短絡耐量の低下は破壊に至るまでに時間が短いことを意味している。この低い短絡耐量のために、短絡を検知した後保護する構成では短絡を検知してから保護するまでに時間が掛かってしまい、十分な保護が図れない可能性がある。
このため、ゲートドライブ回路102からのゲート電圧印加時に、クランプ回路103にてゲート電圧をクランプ電圧にクランプすることで、短絡時に大電流が流れることによるIGBT101の破壊を防止している。クランプ電圧は、IGBT101のミラー効果によるゲート電圧(ミラー電圧)よりも高く、IGBT101がフルオンされるときのゲート電圧よりも低い電圧に設定されている。
クランプ解除については、クランプ解除回路104にて行われている。クランプ解除回路104では、IGBT101のゲート電圧が所定電圧V1を超えると、クランプ解除回路104に含まれるクランプ解除フィルタにてクランプ解除フィルタ時間が計測され、クランプ解除フィルタ時間の経過に伴ってクランプ解除信号Xを出力することで、クランプ回路103に対してクランプ解除を指示する。これにより、IGBT101のゲート電圧がクランプ電圧よりも高くなり、フルオン状態となるようにできる。
一方、IGBT101に電流が流れると、センス端子から流されるセンス電流が短絡検出回路104に入力され、短絡検出回路104で短絡検出が行われる。具体的には、IGBT101に過電流が流れた状態になっていると、短絡検出回路104にてセンス電流(もしくはそれを電圧変換した値)が短絡閾値を超える。この状態が短絡検出フィルタ106の短絡検出フィルタ時間を超えると短絡が検出され、短絡信号Yがクランプ回路103および遮断回路107に伝えられることで、クランプ回路103ではクランプ動作が続けられ、遮断回路107ではゲート電圧の印加を遮断する動作を行う。これにより、短絡時にIGBT101に過電流が流れることが防止され、IGBT101が破壊に至ることが防止されるようにしている。
特開平5−218836号公報
しかしながら、各種回路を構成する素子のバラツキにより、各種フィルタ時間の長さが変わることから、短絡時にクランプ解除が為されてしまい、IGBT101に過電流が流れてしまう可能性がある。この現象について、図9を参照して説明する。
図9は、図8に示す従来の負荷駆動装置の短絡時の動作を示したタイミングチャートである。IGBT101を駆動する際に駆動信号としてIN信号が入力(ハイレベルからローレベルへの切替)されると、クランプ回路103がオンすると共に、ゲートドライブ回路102からの電圧印加に伴ってIGBT101のゲート電圧が徐々に高くなっていく。そして、ゲート電圧が所定電圧V1を超えると、クランプ解除回路104でクランプ解除フィルタ時間の経過が計測される。一方、短絡時には、短絡検出回路105でセンス電流が短絡閾値を超えることから、短絡検出フィルタ106で短絡検出フィルタ時間の経過が計測される。このとき、クランプ解除フィルタ時間の経過の方が短絡検出フィルタ時間の経過よりも早いタイミングになると、短絡しているにもかかわらずクランプ解除が為されてしまう。このため、IGBT101のゲート電圧を上昇させ、コレクタ電流が増加して過電流状態となり、IGBT101をオフする際にコレクタ−エミッタ間の電圧が増加することで、IGBT101の破壊を引き起こす恐れがある。
本発明は上記点に鑑みて、短絡時にクランプ解除が為されてしまうことでスイッチングデバイスに過電流が流れることを防止できる負荷駆動装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、負荷への電流供給を制御するスイッチングデバイス(1)と、スイッチングデバイス(1)のゲート電圧を制御することで、スイッチングデバイス(1)をオンさせ、負荷に対する電流供給を行うゲートドライブ回路(2)と、スイッチングデバイス(1)のゲート電圧をフルオン状態の際のゲート電圧よりも低いクランプ電圧にクランプするクランプ回路(3)と、ゲート電圧が所定電圧(V1)に至った時から所定のクランプ解除フィルタ時間経過したことを計測し、該クランプ解除フィルタ時間経過するとクランプ回路(3)にクランプ解除信号(X)を送ることでクランプ回路(3)によるクランプを解除するクランプ解除回路(4)と、スイッチングデバイス(1)が短絡状態になったことを検出する短絡検出回路(5)と、短絡検出回路(5)にて短絡状態が検出されたときに、該短絡状態が所定の短絡検出フィルタ時間継続していることを計測する短絡検出フィルタ(6)と、短絡検出フィルタ(6)にて、短絡状態が短絡検出フィルタ時間継続していることが計測されると、スイッチングデバイス(1)へのゲート電圧印加を遮断することでスイッチングデバイス(1)をオフする遮断回路(7)と、を備え、短絡検出回路(5)にて短絡状態が検出されると、短絡状態が検出されたことを示す短絡信号(Y)が短絡検出フィルタ(6)を介することなくクランプ回路(3)に直接入力されることでクランプ動作が行われる構成とされていることを特徴としている。
このように、短絡状態が検出されたことを示す短絡信号(Y)が短絡検出フィルタ(6)を介することなくクランプ回路(3)に直接入力されるようにしている。このような負荷駆動装置によれば、短絡時動作として、クランプ解除フィルタ時間の経過が短絡検出フィルタ時間の経過よりも先であった場合にも、クランプ回路(3)によるクランプ動作を継続することが可能となる。したがって、短絡時にクランプ解除が為されてしまうことでスイッチングデバイス(1)に過電流が流れることを防止することができる。
請求項2に記載の発明では、短絡検出回路(5)の出力が短絡検出フィルタ時間よりも短い時間継続したときに短絡信号(Y)を出力する簡易ノイズフィルタ(8)を備え、該簡易ノイズフィルタ(8)が出力する短絡信号(Y)がクランプ回路(3)に直接入力されるように構成されていることを特徴としている。
このように、簡易ノイズフィルタ(8)を備え、簡易ノイズフィルタ(8)を通じて短絡信号Yが出力されるようにすることで、チャタリングを防止することも可能となる。
例えば、請求項3に記載したように、短絡検出回路(5)は、スイッチングデバイス(1)のセンス端子を通じて流れるセンス電流に基づいてスイッチングデバイス(1)の出力電流を検出しており、センス電流が短絡検出閾値を超えると、短絡状態と検出することができる。この場合、請求項4に記載したように、センス端子と該センス端子に接続された抵抗(R)との間の電位が短絡検出閾値に対応する電圧を超えると、短絡状態と検出することができる。
また、請求項5に記載したように、定電流を発生させる定電流源(9)と、定電流源(9)からの定電流が流される抵抗(R)と、定電流源(9)と抵抗(R)との間とスイッチングデバイス(1)の第1電極との間において接続されたダイオード(10)と、を有した回路を備え、短絡検出回路(5)は、定電流源(9)と抵抗(R)との間の電位を入力し、短絡状態でないときには定電流源(9)からの定電流が抵抗(R)に流されることで入力電位がハイレベルとなり、短絡状態のときには定電流源(9)からの定電流がダイオード(10)を通じてスイッチングデバイス(1)の第1電極側に流されて入力電位がローレベルになることに基づき、短絡状態の検出を行うようにすることもできる。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
本発明の第1実施形態にかかる負荷駆動装置の回路ブロック構成を示した図である。 負荷駆動装置の通常動作を示したタイミングチャートである。 負荷駆動装置の短絡時の動作を示したタイミングチャートである。 図2、図3および図9に示した従来の負荷駆動装置の通常動作と短絡時動作における各領域(1)〜(7)でのクランプ解除信号Xと短絡信号Yとクランプ回路3の状態の関係を示した図表である。 本発明の第2実施形態にかかる負荷駆動装置の回路ブロック構成を示した図である。 本発明の第3実施形態にかかる負荷駆動装置の回路ブロック構成を示した図である。 本発明の第4実施形態にかかる負荷駆動装置の回路ブロック構成を示した図である。 従来の負荷駆動装置の回路ブロック構成を示した図である。 図8に示す従来の負荷駆動装置の短絡時の動作を示したタイミングチャートである。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態について図を参照して説明する。図1は、本実施形態にかかる負荷駆動装置の回路ブロック構成を示した図である。この図を参照して、本実施形態の負荷駆動装置について説明する。
図1に示す負荷駆動装置は、スイッチングデバイスとしてのIGBT1、ゲートドライブ回路2、クランプ回路3、クランプ解除回路4、短絡検出回路5、短絡検出フィルタ6および遮断回路7を有した構成とされており、図示しない負荷が接続されたIGBT1をオンすることにより負荷への電力供給を制御する。
IGBT1は、ゲートドライブ回路2によって駆動されるもので、負荷への電源ラインに備えられる。具体的には、IGBT1のコレクタは電源側に接続されると共に、エミッタは所定の電位とされる基準点とされ、IGBT1のコレクタ側もしくはエミッタ側のいずれかに負荷が接続される。負荷は、電力供給のオンオフによって駆動される装置であればどのようなものであってもよく、例えば、IGBT1を複数個備えることでインバータを構成すれば、三相モータなどを負荷とすることもできる。その場合、三相それぞれの上アームもしくは下アームとして図1に示す負荷駆動装置を適用することができる。図1に示す負荷駆動装置が上アームとして適用されるものであれば、IGBT1のコレクタが電源に接続され、エミッタが三相モータに接続される。また、図1に示す負荷駆動装置が下アームとして適用されるものであれば、IGBT1のコレクタが三相モータに接続され、エミッタがGNDに接続される。
IGBT1にはセンス端子が備えられており、センス端子にはIGBT1のメインセルに流れる出力電流を所定の比で減少させたセンス電流が流されるようになっている。このセンス端子が短絡検出回路5に接続されている。
ゲートドライブ回路2は、IGBT1をオンすることにより負荷への電力供給を制御する。具体的には、ゲートドライブ回路2は、図示しないマイコンなどの制御手段からIGBT1を駆動するための駆動信号であるIN信号を受け取り、このIN信号に基づいてIGBT1を制御することで負荷への電流供給を制御する。このゲートドライブ回路2を通じてIGBT1に対してゲート電圧を印加することで、IGBT1をフルオンさせられるようになっている。
クランプ回路3は、IGBT1をオフからオンに切り替える際に、一時的にIGBT1のゲート電圧をクランプ電圧、つまりIGBT1のミラー電圧よりも高く、かつ、IGBT1がフルオンされるときのゲート電圧よりも低い電圧にクランプするものである。このクランプ回路3によりIGBT1のゲート電圧をクランプ電圧にクランプすることで、短絡時に大電流が流れることによるIGBT1の破壊を防止している。クランプ回路3には、図示しないマイコンなどの制御手段からIGBT1を駆動するための駆動信号であるIN信号を受け取り、本実施形態の場合にはIN信号がローレベルになったときにクランプ動作を行う。具体的には、IGBT1のゲート電圧がクランプ閾値を超えるとゲート電圧をクランプ電圧にクランプするという動作を行う。
クランプ解除回路4は、クランプ回路3によるクランプ動作を解除する役割を果たす。具体的には、クランプ解除回路4には、クランプ解除フィルタが備えられており、IGBT1のゲート電圧が所定電圧V1に達してからクランプ解除フィルタ時間が経過するまでの時間が計測され、その時間が経過したと同時にクランプ解除信号Xをクランプ回路3に出力する。このクランプ解除信号Xを受けて、クランプ回路3によるクランプ動作が解除され、IGBT1のゲート電圧がクランプ電圧よりも高くなり、IGBT1がフルオン状態となる。クランプ解除フィルタは、クランプ解除回路4の入力と出力のいずれに配置されていても良い。
短絡検出回路5は、IGBT1のセンス端子から流されるセンス電流に基づいて、短絡によりIGBT1のメインセルに流れる出力電流が過電流になっている状態を検出する。例えば、短絡検出回路5は、センス電流と過電流に対応する短絡検出閾値を比較し、センス電流が短絡検出閾値を超えるとクランプ回路3に短絡信号Yを出力する。これにより、クランプ回路3によるクランプ動作が行われ、IGBT1のゲート電圧がクランプ電圧にクランプされて、過電流の発生が抑制されるようになっている。本実施形態の場合、短絡検出回路5から出力される短絡信号Yが短絡検出フィルタ6を介さずに直接クランプ回路3に入力されるようにしている。このため、短絡検出フィルタ6で短絡検出フィルタ時間が経過するのを待つことなく、短絡が検出されると直ぐに短絡信号Yがクランプ回路3に伝えられるようにすることができる。
短絡検出フィルタ6は、ノイズ除去用のフィルタであり、短絡信号Yが入力されたとき、例えば本実施形態の場合には短絡信号Yがハイレベルになったときに、それが短絡検出フィルタ時間継続するかを計測し、短絡検出フィルタ時間継続したら短絡が発生したことを示す信号を遮断回路7に出力する。上記したように、短絡検出回路5では、センス電流が短絡検出閾値を超えることで短絡を検出しているが、ノイズによってセンス電流が大きくなることで短絡が検出されてしまう可能性がある。このため、短絡検出回路5で短絡が検出された状態(短絡信号Yがハイレベルの状態)が短絡検出フィルタ時間継続した場合に、真に短絡が発生したとして、短絡検出フィルタ6から遮断回路7に短絡したことを示す信号が出力されるようにしている。
遮断回路7は、短絡検出フィルタ6から短絡が発生したことを示す信号が入力されると、IGBT1のゲート電圧を低下させてIGBT1をオフするものである。例えば、遮断回路7はIGBT1のゲートと基準点と同電位の部位との間をオンオフするスイッチ等によって構成される。
以上のようにして、本実施形態にかかる負荷駆動装置が構成されている。続いて、このように構成された負荷駆動装置の作動について説明する。図2は、負荷駆動装置の通常動作を示したタイミングチャートであり、図3は、負荷駆動装置の短絡時の動作(短絡時動作)を示したタイミングチャートである。また、図4は図2、図3および図9に示した従来の負荷駆動装置の通常動作と短絡時動作における各領域(1)〜(7)でのクランプ解除信号Xと短絡信号Yとクランプ回路3の状態の関係を示した図表である。なお、図4において、クランプ解除信号Xと短絡信号Yの「1」と「0」は、それぞれ、「ハイレベル」と「ローレベル」を示している。
まず、通常動作について説明する。図2中の領域(1)に示すように、短絡が発生していない通常動作では、IGBT1を駆動する際に駆動信号としてIN信号が入力されると、クランプ回路3がオンすると共に、ゲートドライブ回路2からの電圧印加に伴ってIGBT1のゲート電圧が徐々に高くなっていく。そして、ゲート電圧が所定電圧V1を超えると、クランプ解除回路4でクランプ解除フィルタ時間の経過が計測される。さらに、ゲート電圧が閾値電圧Vthを超えると、IGBT1がオンしてコレクタ電流が流れ、センス端子にセンス電流が流れる。それから、ミラー領域に至ってゲート電圧がミラー電圧となったのち、再び徐々に上昇してクランプ閾値を超えるとクランプ電圧にクランプされる。
一方、短絡検出回路5でセンス電流が短絡検出閾値を超えるか否かが判定されるが、短絡が発生していないため、基本的にはセンス電流が短絡検出閾値を超えることはなく、一時的にセンス電流が短絡検出閾値を超えても、短絡検出フィルタ時間よりも短いため、短絡が検出されることはない。このため、短絡信号Yは基本的にはローレベルとなる。
そして、クランプ解除フィルタ時間内に短絡が検出されなければ、クランプ解除フィルタ時間の経過と同時にクランプ解除回路4からクランプ解除信号Xがハイレベルからローレベルに切り替わることでクランプ解除が指示される。これにより、クランプ回路3がオフとなり、クランプ解除となる。したがって、図2中の領域(2)に示すように、IGBT1のゲート電圧が徐々に上昇し、IGBT1がフルオン状態となる。このようにして通常動作が行われる。このような通常動作については、図4中にも示したように、従来の負荷駆動装置でも同様である。
ここで、本実施形態の場合、短絡検出回路5から出力される短絡信号Yが直接クランプ回路3に入力される構成とされていることから、ノイズ的に短絡信号YがハイレベルになったときにもIGBT1のゲート電圧がクランプ電圧にクランプされることになる。しかしながら、領域(1)の状態ではゲート電圧がクランプ電圧よりも小さいため、あまり影響はなく、領域(2)の状態でもゲート電圧がクランプ電圧にクランプされようとしても、短時間であるため、あまりゲート電圧に変化は無い。このため、短絡信号Yが直接クランプ回路3に入力されるようにしても、クランプによる影響はほとんど無い。
続いて、短絡時動作について説明する。図3中の領域(3)に示すように、短絡が発生しているときの短絡時動作でも、IGBT1を駆動する際に駆動信号としてIN信号が入力されると、クランプ回路3がオンすると共に、ゲートドライブ回路2からの電圧印加に伴ってIGBT1のゲート電圧が徐々に高くなっていく。そして、ゲート電圧が所定電圧V1を超えると、クランプ解除回路4でクランプ解除フィルタ時間の経過が計測される。さらに、ゲート電圧が閾値電圧Vthを超えると、IGBT1がオンしてコレクタ電流が流れ、センス端子にセンス電流が流れる。それから、さらにゲート電圧が上昇してクランプ閾値を超えるとクランプ電圧にクランプされる。
一方、短絡検出回路5でセンス電流が短絡検出閾値を超えるか否かが判定され、短絡が発生しているため、図3中の領域(4)に示すように、センス電流が短絡検出閾値を超える。これにより、短絡検出回路5から短絡信号Yとしてハイレベルが出力され、この短絡信号Yがクランプ回路3に直接入力されて、クランプ回路3によるクランプ動作が行われる。このとき、短絡検出フィルタ6では、センス電流が短絡検出閾値を超えている時間が短絡検出フィルタ時間に達するまで遮断回路7に短絡したことを示す信号を出力しないが、短絡検出回路5からその期間中にも短絡信号Yとしてハイレベルが出力されるため、クランプ回路3でのクランプ動作が継続される。
したがって、図3中の領域(5)に示すように、クランプ解除フィルタ時間の経過の方が短絡検出フィルタ時間の経過よりも早かったとしても、クランプ回路3によるクランプ動作を継続することが可能となる。つまり、このような場合には、短絡検出フィルタ6から遮断回路7に短絡したことを示す信号が出力される前にクランプ解除回路4からクランプ解除信号Xとしてローレベルが出力されることになるが、この場合でも、クランプ回路3によるクランプ動作を継続することができる。
そして、図3中の領域(6)に示すように、短絡信号Yがハイレベルの状態で短絡検出フィルタ時間が経過すると、短絡検出フィルタ6から遮断回路7に短絡したことを示す信号が出力され、遮断回路7がIGBT1のゲート電圧を低下させてIGBT1をオフする。これにより、短絡時に大電流が流れることによるIGBT1の破壊を防止することが可能となる。
このように、本実施形態の負荷駆動装置と従来の負荷駆動装置とでは、短絡時動作が異なっている。
具体的には、本実施形態の負荷駆動装置の場合には、次のようになる。図4に示すように、図3の領域(3)の短絡検出前のときにはクランプ解除信号Xはハイレベル、短絡信号Yはローレベルとなる。また、図3の領域(4)においてクランプ動作中において短絡検出回路5で短絡が検出されて短絡信号Yがハイレベルになると、短絡信号Yがハイレベルとなっている期間中はクランプ状態が維持される。また、図3の領域(5)において短絡検出フィルタ時間の経過前にクランプ解除フィルタ時間が経過して、クランプ解除信号Xがローレベルになっても、短絡時であれば短絡検出回路5から短絡信号Yとしてハイレベルが出力されていることから、クランプ状態が維持される。そして、図3の領域(6)において短絡検出フィルタ時間が経過すると、クランプ状態が維持されている状態でIGBT1がオフされる。つまり、領域(4)〜(6)の期間中、クランプ回路3によるクランプ動作を継続することができる。
一方、従来の負荷駆動装置の場合には、次のようになる。図4に示すように、図9の領域(7)では、クランプ解除フィルタ時間内であることから、クランプ解除信号Xはハイレベルであり、まだ短絡が検出されていないため短絡信号Yはローレベルとなる。また、図9の領域(8)においてクランプ解除フィルタ時間が終了すると、クランプ解除信号Xがローレベルになるが、短絡しているにもかかわらず短絡検出フィルタ時間が経過していないため、短絡信号Yはローレベルとなる。このため、短絡しているにもかかわらずクランプ回路3がオフされてしまう。そして、図9の領域(9)において短絡検出フィルタ時間が経過すると、短絡信号Yがハイレベルとなり、フルオン状態となっているIGBT1をオフする。
このように、本実施形態の負荷駆動装置によれば、短絡時動作として、クランプ解除フィルタ時間の経過が短絡検出フィルタ時間の経過よりも先であった場合にも、クランプ回路3によるクランプ動作を継続することが可能となる。したがって、短絡時にクランプ解除が為されてしまうことでIGBT1に過電流が流れることを防止することができる負荷駆動装置とすることが可能となる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態の負荷駆動装置は、第1実施形態に対してノイズ対策を強化したものであり、その他に関しては第1実施形態と同様であるため、第1実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
図5は、本実施形態にかかる負荷駆動装置の回路ブロック構成を示した図である。この図に示すように、本実施形態の負荷駆動装置は、短絡検出回路5と短絡検出フィルタ6との間に、簡易ノイズフィルタ8を備えた構成とされている。簡易ノイズフィルタ8は、短絡検出フィルタ6よりも微小なノイズを除去するために用いられる。すなわち、センス電流が短絡検出閾値の付近で変化すると、短絡検出回路5の短絡信号Yのレベルが細かく変化してしまう。この場合、クランプ回路3にクランプ動作をオフさせることを示す信号とクランプ動作を許可することを示す信号が短時間に切り替わりながら入力されることになり、チャタリングが生じる。このような現象が発生することを防止すべく、簡易ノイズフィルタ8を備え、短絡信号Yの瞬間的な切り替わりが抑制されるようにしている。
このように、簡易ノイズフィルタ8を備え、簡易ノイズフィルタ8を通じて短絡信号Yが出力されるようにすることで、チャタリングを防止することも可能となる。
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態について説明する。本実施形態は、第1実施形態に対して短絡検出回路5による短絡検出の一例を示したものであり、その他に関しては第1実施形態と同様であるため、第1実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
図6は、本実施形態にかかる負荷駆動装置の回路ブロック構成を示した図である。この図に示すように、本実施形態の負荷駆動装置は、IGBT1のセンス端子に抵抗Rを接続し、この抵抗Rのハイサイド電位、つまりIGBT1のエミッタ電位が短絡検出回路5に入力されるようにしている。このような構成とすることで、短絡検出回路5はエミッタ電位に基づいて短絡検出を行うことができる。
このように、抵抗Rを用いてセンス電流を電圧変換し、短絡検出回路5にて、この電圧変換した値を短絡検出閾値に相当する電圧と比較することにより、短絡検出を行うようにしても良い。
(第4実施形態)
本発明の第4実施形態について説明する。本実施形態も、第1実施形態に対して短絡検出回路5による短絡検出の一例を示したものであり、その他に関しては第1実施形態と同様であるため、第1実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
図7は、本実施形態にかかる負荷駆動装置の回路ブロック構成を示した図である。この図に示すように、本実施形態の負荷駆動装置は、短絡検出回路5に対して、定電流源9と抵抗Rとの間の電位が入力されるようにしていると共に、ダイオード10を介してIGBT1のコレクタが接続されるようにしている。
このような構成では、通常時には定電流源9から流される定電流に基づいて抵抗Rのハイサイド電位が短絡検出回路5に入力される。このときには、ダイオード10のアノードの方がカソードよりも電位が低いため、定電流がすべて抵抗Rに流れることになり、抵抗Rのハイサイド電位がハイレベルとなる。
また、短絡時には、IGBT1のコレクタ電位が低くなるため、ダイオード10のアノードよりもカソードの方の電位が低くなり、ダイオード10を介して順方向電流が流れる。このため、定電流源9から抵抗Rに流れる電流は微小となり、抵抗Rのハイサイド側電位がローレベルとなる。
したがって、短絡検出回路5に入力される電位がハイレベルであれば短絡検知を行わず、ローレベルであれば短絡検知が行われるようにすることができる。このように、IGBT1のコレクタ電位に基づいて短絡検出回路5による短絡検出が行われるようにすることもできる。
(他の実施形態)
上記各実施形態では、スイッチングデバイスとしてIGBT1を例に挙げているが、IGBT1以外のもパワーMOSFETなどの半導体スイッチング素子であっても良い。IGBT1の場合には、コレクタを第1電極、エミッタを第2電極として、ゲート電圧を制御することで第1電極と第2電極の間のオンオフを制御しているが、パワーMOSFETの場合には、ドレインを第1電極、ソースを第2電極として、ゲート電圧を制御することで第1電極と第2電極の間のオンオフを制御することになる。
また、上記第2実施形態では、第1実施形態に対して簡易ノイズフィルタ8を備えた構成を適用する場合について説明したが、第3、第4実施形態に対して簡易ノイズフィルタ8を適用することもできる。
1 IGBT
2 ゲートドライブ回路
3 クランプ回路
4 クランプ解除回路
5 短絡検出回路
6 短絡検出フィルタ
7 遮断回路
8 簡易ノイズフィルタ
9 定電流源
10 ダイオード

Claims (5)

  1. 負荷への電流供給を行う電源ラインに備えられ、ゲートへのゲート電圧の印加に伴って前記電源ラインの電源側に接続される第1電極と基準点側に接続される第2電極との間のオンオフを制御することで前記負荷への電流供給を制御するスイッチングデバイス(1)と、
    前記スイッチングデバイス(1)のゲート電圧を該スイッチングデバイス(1)がフルオン状態で作動させられるように制御することで、前記スイッチングデバイス(1)をオンさせ、前記負荷に対する電流供給を行うゲートドライブ回路(2)と、
    前記スイッチングデバイス(1)のゲート電圧を前記フルオン状態の際のゲート電圧よりも低いクランプ電圧にクランプするクランプ回路(3)と、
    前記ゲート電圧が所定電圧(V1)に至った時から所定のクランプ解除フィルタ時間経過したことを計測し、該クランプ解除フィルタ時間経過すると前記クランプ回路(3)にクランプ解除信号(X)を送ることで前記クランプ回路(3)によるクランプを解除するクランプ解除回路(4)と、
    前記スイッチングデバイス(1)が短絡状態になったことを検出する短絡検出回路(5)と、
    前記短絡検出回路(5)にて短絡状態が検出されたときに、該短絡状態が所定の短絡検出フィルタ時間継続していることを計測する短絡検出フィルタ(6)と、
    前記短絡検出フィルタ(6)にて、前記短絡状態が前記短絡検出フィルタ時間継続していることが計測されると、前記スイッチングデバイス(1)へのゲート電圧印加を遮断することで前記スイッチングデバイス(1)をオフする遮断回路(7)と、を備え、
    前記短絡検出回路(5)にて短絡状態が検出されると、短絡状態が検出されたことを示す短絡信号(Y)が前記短絡検出フィルタ(6)を介することなく前記クランプ回路(3)に直接入力されることで前記クランプ動作が行われる構成とされていることを特徴とする負荷駆動装置。
  2. 前記短絡検出回路(5)の出力が前記短絡検出フィルタ時間よりも短い時間継続したときに前記短絡信号(Y)を出力する簡易ノイズフィルタ(8)を備え、該簡易ノイズフィルタ(8)が出力する前記短絡信号(Y)が前記クランプ回路(3)に直接入力されるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の負荷駆動装置。
  3. 前記短絡検出回路(5)は、前記スイッチングデバイス(1)のセンス端子を通じて流れるセンス電流に基づいて前記スイッチングデバイス(1)の出力電流を検出しており、前記センス電流が短絡検出閾値を超えると、前記短絡状態と検出することを特徴とする請求項1または2に記載の負荷駆動装置。
  4. 前記センス端子と該センス端子に接続された抵抗(R)との間の電位が前記短絡検出閾値に対応する電圧を超えると、前記短絡状態と検出することを特徴とする請求項3に記載の負荷駆動装置。
  5. 定電流を発生させる定電流源(9)と、
    前記定電流源(9)からの前記定電流が流される抵抗(R)と、
    前記定電流源(9)と前記抵抗(R)との間と前記スイッチングデバイス(1)の前記第1電極との間において接続されたダイオード(10)と、を有し、
    前記短絡検出回路(5)は、前記定電流源(9)と前記抵抗(R)との間の電位を入力し、前記短絡状態でないときには前記定電流源(9)からの前記定電流が前記抵抗(R)に流されることで入力電位がハイレベルとなり、前記短絡状態のときには前記定電流源(9)からの前記定電流が前記ダイオード(10)を通じて前記スイッチングデバイス(1)の前記第1電極側に流されて入力電位がローレベルになることに基づき、前記短絡状態の検出を行うことを特徴とする請求項1または2に記載の負荷駆動装置。
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