JP2008177853A - 電力用半導体素子の駆動回路 - Google Patents

電力用半導体素子の駆動回路 Download PDF

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Abstract

【課題】電力用半導体素子のスイッチング時のサージ電圧を抑制し、スイッチング損失を低減する。
【解決手段】IGBT等の素子10と対の素子20を接続し、素子10をドライバ22で駆動するとともに制御回路24でゲート電圧を制御する。ターンオフ時には素子20の電圧Vakが所定の電圧になったことを比較器26で検出し、制御回路24がゲート抵抗を小さな抵抗から大きな抵抗に切り替えてサージ電圧を抑制しスイッチング損失を低減する。ターンオン時にはVakの立ち上がりを検出して一定時間後に制御回路24がゲート抵抗を大きな抵抗から小さな抵抗に切り替えてサージ電圧を抑制しスイッチング損失を低減する。
【選択図】図4

Description

本発明は半導体素子の駆動回路に関し、特に電力用半導体素子のサージ電圧、スイッチング損失の低減に関する。
電力回路では半導体スイッチング素子が用いられているが、スイッチング時のサージ電圧及びスイッチング損失の低減が重要な課題となっている。従来においては、半導体スイッチング素子のスイッチング時のゲート電圧をアクティブに制御することで、サージ電圧を低く抑えたままで、スイッチング損失を低減する方法が提案されている。何れも、駆動対象スイッチング素子の素子電圧、素子電流、ゲート電圧を検出し、検出信号を単一で、あるいはこれらを組み合わせてロジック処理を行い、ゲート電圧を制御している。ゲート電圧は、ゲート回路の電圧を変化させる、あるいはゲート抵抗の値を変える等により制御される。
特許第3141613号 特開2001−197724号公報
しかしながら、素子電流を検出する場合、磁束収束型の磁気式電流センサはコストが高く、センササイズも大型となる問題がある。ホール磁気センサや磁気抵抗素子単体では精度が悪く、コストも高い問題がある。また、制御に用いる電流値はスイッチング直前の値が必要であるため高速検出が必要となるが、精度と高速検出を両立させることは困難である。
また、ゲート電圧を検出する場合、ゲート電圧はスイッチング時に駆動素子の寄生容量から帰還がかかるため複雑な挙動を示すことや、電源が15V程度のため同じ接地線に接続された他の回路からのスイッチングノイズが混入しやすい問題がある。また、ゲート電圧の変化点が回路動作上の分岐となるため回路動作モニタ信号は電圧微分による検出となるが、電圧微分信号は値が小さいため他のノイズにより大きな制御誤差が生じるのでスイッチング中の制御信号としては不向きである。
一方、素子電圧は値が大きいため検出は比較的容易であるが、ゲート電圧の制御点を最適化する必要がある。上記の特許文献1、2においても素子電圧が用いられているが、特許文献1では検出点については何ら開示されておらず、特許文献2では素子電圧が低い点を検出点としており素子のバラツキに対応できない問題がある。
本発明の目的は、電力用半導体素子のスイッチング時のサージ電圧及びスイッチング損失を低減することにある。
本発明は、モータ駆動インバータの各アーム毎の構成要素であり駆動対象となる第1半導体素子に直列接続された対となる第2半導体素子を有し、前記第1半導体素子及び第2半導体素子に電源電圧Vbを供給して駆動する電力用半導体素子の駆動回路であって、前記第1半導体素子のオフ動作時に前記第1半導体素子のゲート抵抗、ゲート印加電圧、あるいはゲート入力容量の少なくともいずれかを切替制御する制御回路と、前記第2半導体素子の電圧Vakを検出する検出回路とを有し、前記制御回路は、前記検出回路により検出された前記電圧Vakが第1所定電圧ΔV1となった時点から第1所定時間だけ経過した時点において前記ゲート抵抗、ゲート印加電圧、あるいはゲート入力容量の少なくともいずれかを切替制御することを特徴とする。
また、本発明は、駆動対象となる第1半導体素子に直列接続された対となる第2半導体素子を有し、前記第1半導体素子及び第2半導体素子に電源電圧Vbを供給して駆動する電力用半導体素子の駆動回路であって、前記第1半導体素子のオン動作時に前記第1半導体素子のゲート抵抗、ゲート印加電圧、あるいはゲート入力容量の少なくともいずれかを切替制御する制御回路と、前記第2半導体素子の電圧Vakを検出する検出回路とを有し、前記制御回路は、前記検出回路により検出された前記電圧Vakが第2所定電圧ΔV2となった時点から第2所定時間経過した時点において前記ゲート抵抗、ゲート印加電圧、あるいはゲート入力容量の少なくともいずれかを切替制御することを特徴とする。
また、本発明は、駆動対象となる第1半導体素子に直列接続された対となる第2半導体素子を有し、前記第1半導体素子及び第2半導体素子に電源電圧Vbを供給して駆動する電力用半導体素子の駆動回路であって、前記第1半導体素子のオン動作時に前記第1半導体素子のゲート抵抗、ゲート印加電圧、あるいはゲート入力容量の少なくともいずれかを切替制御する制御回路と、前記第1半導体素子のオン動作時のゲート電圧を検出する検出回路とを有し、前記制御回路は、検出された前記ゲート電圧が閾値電圧以下の第3所定電圧ΔV3以上となる時点から第3所定時間経過後において前記ゲート抵抗、ゲート印加電圧、あるいはゲート入力容量の少なくともいずれかを切替制御することを特徴とする。
また、本発明は、駆動対象となる第1半導体素子に直列接続された対となる第2半導体素子を有し、前記第1半導体素子及び第2半導体素子に電源電圧Vbを供給して駆動する電力用半導体素子の駆動回路であって、前記第1半導体素子のオフ動作時及びオン動作時に前記第1半導体素子のゲート抵抗、ゲート印加電圧、あるいはゲート入力容量の少なくともいずれかを切替制御する制御回路と、前記第2半導体素子の電圧Vakを検出する検出回路とを有し、前記制御回路は、オフ動作時において前記検出回路により検出された前記電圧Vakが第1所定電圧ΔV1となった時点から第1所定時間だけ経過した時点において前記ゲート抵抗、ゲート印加電圧、あるいはゲート入力容量の少なくともいずれかを切替制御し、オン動作時において前記検出回路により検出された前記電圧Vakが第2所定電圧ΔV2となった時点から第2所定時間経過した時点において前記ゲート抵抗、ゲート印加電圧、あるいはゲート入力容量の少なくともいずれかを切替制御することを特徴とする。
本発明によれば、簡易な構成でありながら高精度にターンオフ時あるいはターンオン時においてサージ電圧を抑制するとともにスイッチング損失を低減することができる。
以下、図面に基づき本発明の実施形態について説明する。
<ターンオフ>
まず、電力用半導体素子(パワー半導体)としてのMOSFETあるいはIGBTを用いたインダクタンス(L)負荷駆動時のターンオフについて説明する。図1に、回路構成を示す。駆動対象素子10とダイオード18が電源12に直列に接続される。駆動対象素子10とダイオード18との間の接続点と電源12との間にインダクタンス(L)負荷14が接続される。大きなL負荷の場合、図1(a)のステップ1に示すように駆動対象素子10のゲート電圧Vgをオフレベルにしても同じ素子電流Iceが流れ続ける。駆動対象素子10の素子電圧が電源12の電源電圧(図では500V)を上回ると、図1(b)のステップ2に示すように直列に接続されたダイオード18に電流が流れ始め、素子電流Iceが減少し始めるが、ダイオード18に直列に存在する寄生インダクタンス16にも電流が流れるため、電流変化に対応したサージ電圧が寄生インダクタンス16に発生する。
図1(a)のステップ1と図1(b)のステップ2は基本的に独立であるため、ステップ1ではステップ1に最適となるゲート電圧Vgに制御し、ステップ2ではステップ2に最適となるゲート電圧Vgに制御すればよい。したがって、ゲート電圧Vgは、ステップ1とステップ2の境界で切替制御するのがよい。ステップ1とステップ2の境界は、素子電圧Vceが電源電圧Vbに等しくなったときであり、Vce=Vbとなるタイミングである。但し、このタイミングで切替制御するためには、Vce=Vbとなるタイミングより制御応答時間だけ早いタイミングで検出点を設定する必要がある。
この検出点を素子電圧Vceを用いて設定する場合、低電圧側で検出する場合には素子温度電流などそのときの状況及び素子毎の特性バラツキにより、検出点(例えば低電圧側の50V)からゲート電圧制御切替点(Vce=Vb)までの時間は大きくばらつくことになる。このため、低電圧側に検出点を設定し、一定時間後にゲート電圧制御切替を行うように設定すると、Vce=Vbとなる最適切替点から大きくずれた時点で制御切替が生じてしまい、スイッチング損失の低減を図ることができないだけでなく、制御目標とおりにサージ電圧を低減できず、素子の特性劣化あるいは素子破壊を生じるおそれもある。これに対し、素子電圧Vceの高圧側で検出する場合には、検出点から制御切替点までの時間誤差が小さくなるためバラツキを許容範囲内に抑えることが可能となる。高圧側の検出点は、ゲート電圧制御回路の制御応答時間を考慮して設定すればよく、
Vce=Vb−ΔV1 ・・・(1)
となる電圧に検出点を設定すればよい。ここで、ΔV1は回路により定まる値であってゲート電圧制御回路の遅延時間(ディレイ)により定まる値であり、例えばΔV1=150Vに設定される。VceがVce=Vb−ΔV1となったことを検出し、この時点でゲート電圧制御の切替を開始することで、制御応答時間経過後にVce=Vbに達しているので最適なタイミングでゲート電圧の切替制御が実現する。
図2及び図3に、ターンオフ時のVceの時間変化を示す。時刻t1で素子をターンオフすると素子電圧Vceは時刻t1〜t3まで増大し続け、時刻t3で電源電圧Vbに等しくなる(図1(a)のステップ1に対応)。時刻t3以後は寄生インダクタンス16によりサージ電圧が生じる(図1(b)のステップ2に対応)。VceがVb(図ではVb=650V)に達した時点でゲート電圧制御を切り替えればよい。Vceが低圧側の例えば50Vに達した時点で切替制御を開始すると、図3に示すように素子特性のバラツキによりVceの立ち上がり特性にバラツキがあると、たとえVceが50Vに達した時点で制御切替を行っても、ある素子では立ち上がりが早いためサージ電圧を抑制できず、別の素子では立ち上がりが遅いためスイッチング損失が増大してしまう。そこで、図2に示すように高圧側でVbよりも所定電圧ΔV1だけ低いVb−ΔV1(例えばVb=650V、ΔV1=150VではVb−ΔV1=500V)を検出点に設定し、この時点においてゲート電圧制御の切替を開始する。すると、図3に示すように、たとえ素子特性のばらつきが存在し、Vceの立ち上がり時間が異なっていても(Vceの時間変化の傾きが異なっていても)、Vce=500VからVce=650Vに達するまでの時間のバラツキは小さく抑えることができる。例えば、検出点を50Vに設定した場合、検出点から切替点(Vce=Vbとなるタイミング)までの時間ばらつきは86ns〜275ns程度にもなるところ、検出点を500Vに設定した場合、検出点から切替点までの時間ばらつきは17ns〜55ns程度に抑制することができる。
しかしながら、Vce=Vb−ΔV1により検出点を設定すると、検出点が電源電圧(バッテリ電圧)Vbの変動に応じて変化してしまうことになる。特に、ハイブリッド車両のバッテリ電圧は大きく変動するため、VceをモニタしてVceがVb−ΔV1に一致する点を検出点とするのでは最適点を設定できない。
一方、図4に示すように、駆動対象素子10と直列に、駆動対象素子10と対となる素子20を接続し、素子10のゲート電圧をドライバ22及び制御回路24で制御し、素子20のゲート電圧を制御回路28で制御し、素子10及び素子20に電源電圧Vbを印加して素子20の素子電圧Vakを比較器26で検出する構成とすると、
Vb=Vce+Vak ・・・(2)
であり、Vce=Vb−ΔV1を(2)式を用いて変形すると、
Vak=Vb−Vce=ΔV1 ・・・(3)
となる。このことは、図4のような構成において、駆動対象素子10と対となる素子20の素子電圧Vakを検出する場合には、電源電圧Vbがたとえ変動しても常にVak=ΔV1として検出点であるVb−ΔV1のタイミングを検出できることを意味し、VakがΔV1となるタイミングを検出することで、Vbの変動によらない基準検出点を設定できることを意味する。このように、本実施形態では、検出点としてVceの高圧側のVb−ΔV1を設定し、かつ、Vce自体を検出対象とするのではなく、駆動対象素子10と対となる素子20の素子電圧Vakを検出対象とし、VakがΔV1となるタイミングを検出点に設定することで、素子ばらつきによらず、かつ、Vbの変動によらずに確実にVce=Vbとなる時点でゲート電圧制御を切り替えることができる。
ゲート電圧制御の切替は、例えばゲート抵抗を切り替えて行うことができ、図1(a)のステップ1、つまりVceが立ち上がってVce=Vbに達するまでの期間では短時間に立ち上げてスイッチング損失を低減すべくゲート抵抗を小さく設定する。そして、図1(b)のステップ2、つまりVce=Vbに達した後でサージ電圧が生じる期間ではサージ電圧を低減すべくゲート抵抗を大きく設定する。
図5に、駆動対象素子10のゲート抵抗を相対的に大きな抵抗と相対的に小さな抵抗に固定した場合の、ターンオフ時の素子電圧Vceの時間変化を示す。ゲート抵抗が小さい場合、ターンオフ時に素子電圧Vceは急峻に立ち上がり、サージ電圧が発生する。一方、ゲート抵抗が大きい場合、ターンオフ時にサージ電圧は抑制されるが素子電圧Vceの立ち上がりは遅く、スイッチング損失を招く。一方、図6に、本実施形態のように駆動対象素子10と対となった素子20の素子電圧VakがΔV1となった時点でゲート抵抗を切り替えるアクティブゲートとした場合の素子電圧Vceの時間変化を示す。図5におけるゲート抵抗が相対的に大の場合と小の場合を組み合わせた時間変化を示す。すなわち、ターンオフしてVakがΔV1に達するまでは相対的にゲート抵抗が小さいため素子電圧Vceは急峻に立ち上がる。そして、VakがΔV1に達すると相対的にゲート抵抗が増大するためサージ電圧が抑制される。以上により、素子電圧Vceではなく、駆動対象素子10と対となった素子20の素子電圧Vakをモニタし、素子電圧VakがΔV1に達したことをトリガとしてゲート抵抗を切り替える制御を行うことで、サージ電圧を抑制しつつスイッチング損失の低減を図ることができる。
図4に即して、ターンオフ時の制御をより具体的に説明する。図4の構成では、上側素子駆動回路と下側素子駆動回路で別構成となっており、上側素子駆動回路において下側素子のVakを検出する場合に、コンデンサと抵抗の分圧回路で簡易に検出することができる。
分圧された素子電圧Vakは比較器26で基準電圧ΔV1と比較される。HV車において650V駆動の場合はΔV1は150V程度である。比較器26でVakが150Vに達したことを検出すると、検出信号を制御回路24に供給する。制御回路24は、検出後30ns〜50ns後にゲート抵抗を相対的に小さな抵抗から相対的に大きな抵抗に切り替える。ゲート抵抗は、相対的に抵抗値の大きな抵抗R1と相対的に抵抗値の小さい抵抗R2から構成され、Vak=ΔV1となるまでは抵抗R1及び抵抗R2でゲート抵抗を構成し、Vak=ΔV1となった場合に抵抗R2を回路から切り離してオフとし、ゲート抵抗を増大させる。30ns〜50nsのタイミングは、Vce=Vb−150Vとなった時点からVce=Vbとなるまでの時間間隔に対応しており、従ってゲート抵抗の切替は最適点であるVce=Vbの時点で実行される。この制御により、IGBTターンオフ時の早いVceの立ち上がりとサージ電圧の抑制を同時に実現できる。スイッチング損失低減効果はサージ電圧の設定に依存するが、従来方式に比べて20%〜50%低減することができる。IGBTの場合、高速型の場合に特に改善効果が大きく、低速型のテール電流が大きい素子の場合には比較的改善効果は小さい。また、MOS型素子の場合には基本的に高速型であるため大きな改善効果が期待できる。
なお、サージ発生部を過ぎた後は誤動作を防止するためゲート電圧を下げることが好ましく、ゲート抵抗を相対的に大きな抵抗に切り替えた後、再びゲート抵抗を相対的に小さな抵抗に切り替えて急速にゲート電圧を下げることが好ましい。ゲート抵抗の時系列変化を示すと、抵抗小→抵抗大→抵抗小である。
<ターンオン>
次に、電力用半導体素子(パワー半導体)としてのMOSFETあるいはIGBTを用いたインダクタンス(L)負荷駆動時のターンオンについて説明する。図7に、ターンオン時の波形を示す。図7(a)は素子電流(リカバリ電流)Iceの時間変化であり、図7(b)は素子電圧Vceの時間変化である。図4の構成において、駆動対象素子10のターンオン時は電流が流れ始めると、回路の寄生インダクタンスに電流が流れる影響のため初期はVce+Vakは減少する。初期ではVakは低電圧に留まるため図7(b)のアのようにVce電圧の減少として現れる。次に、リカバリ電流Iceの増加が変曲点aを通過すると、回路の寄生インダクタンスによるVce+Vakの減少はやみ、増加に転じる。その後、リカバリ電流Iceが減少に転じるとVce+Vak>Vbとなる。この間、Vakが低電圧から急激に立ち上がるため、Vceは図7(b)のウのように減少に転じ、やがて図7(b)のエのようにゼロとなる。リカバリ電流Iceの減少率が大きい場合、及びエでのVceの減少率が大きい場合には、図7(b)のオのようにVakに大きなサージ電圧が生じることになる。
リカバリ電流IceのうちILを超える部分については、図7のa点直前において素子に逆バイアスが印加されることで流れ始めるため、逆バイアス電圧Vakの立ち上がりとリカバリ電流の立ち上がりは連動しており、いずれもa点の直前である。そこで、Vakの立ち上がりをVak=ΔV2で検出することでa点を検出し、リカバリ電流の減少時間を過ぎた時点でサージ電圧の大きさにかかわらず制御を切り替えることで、サージ部位でのサージ電圧を抑制し、その後の残留Vceによるスイッチング損失も低減できる。リカバリ電流Iceは温度依存性が高いが、一定の時間内で減衰する。従って、Vakの立ち上がりから素子特性に合わせたリカバリ時間を予め定めて制御を切り替えてもよい。Vceを用いて検出点を設定する場合、図7(b)に示すようにVceは時間に対して複数の同一電圧点が存在し得るため、一意に検出点を設定することができない場合が生じる。これに対し、Vakを用いて検出点を設定する場合、Vakはターンオン後に単調に増加していくため、その立ち上がり点を検出点として一意に設定することができる。具体的には、リカバリ電流Iceが減少時間を過ぎるまでは大きなゲート抵抗を用いてサージ電圧の発生を抑制し、その後は小さなゲート抵抗に切り替えて素子の残留Vceを速やかに減少させ、スイッチング損失を低減する。
なお、このように制御を切り替える場合、サージ電圧の大きさにかかわらずゲート抵抗を大きくしてサージ電圧抑制制御となるため、実際にサージ電圧が発生していない場合にはスイッチング損失低減が最適化されないことになる。IGBTの場合、素子電流が小さい場合に大きなサージ電圧が発生し、素子電流が大きい場合にはサージ電圧が発生しないことが知られている。このため、素子電流が大きい場合には、サージ電圧が発生しないものとみなし、サージ電圧抑制よりもスイッチング損失の低減を優先させる制御を行うことが好適である。IGBTに大きな素子電流を流す場合、必要なゲート電圧が大きくなるので、ゲート電圧印加からVakの立ち上がりまでの時間が長くなる。従って、このようなゲート電圧印加からVakの立ち上がりまでの時間の素子電流依存性を利用して、ゲート電圧印加からVakの立ち上がりまでの時間がしきい値以上と長い場合には素子電流が大きくサージ電圧は発生しないものとみなしてゲート抵抗を相対的に小さな抵抗に早めに切り替えることで、素子電流が大きい場合にサージ電圧を抑制する制御を早めに解除することができる。
素子電流の大小に基づくサージ電圧を抑制する制御の動作/解除について、より詳細に説明する。図8に、ターンオン時のゲート電圧Vgeの印加からVakの立ち上がりまでの時間変化を素子電流の大小をパラメータとして示す。ゲート電圧Vgeが一定の電圧ΔV3となった時点(ゲート電圧Vgeの印加時点)t0を起点として、検出したVakの立ち上がり時間と、予め設定したある素子電流でのVakの立ち上がりまでの一定時間とを比較する。そして、検出した時間が予め設定した一定時間よりも短い場合には、素子電流が小さくサージ電圧が発生するものとみなし、検出した時間が予め設定した一定時間よりも長い場合には、素子電流が大きくサージ電圧が発生しないものとみなす。そして、素子電流が小さくサージ電圧が発生するものとみなした場合にはサージ電圧の抑制制御を動作させ、素子電流が大きくサージ電圧が発生しないものとみなした場合にはサージ電圧の抑制制御を解除する。
以上、Vak=ΔV2を検出点として設定してVakが立ち上がった時点から素子特性に応じたリカバリ時間を予め定めてリカバリ電流が減少時間を過ぎる時点で制御を切り替える方法と、Vgeの立ち上がりからVakの立ち上がりまでの時間の長短に応じて制御を切り替える方法について説明したが、両方法は並行して実行できる。この場合、Vgeの立ち上がりからVakの立ち上がりまでの時間が短く素子電流が小さい場合にはVak=ΔV2に基づく制御に従ってゲート抵抗の切替制御が行われ、サージ電圧の抑制制御が動作する。一方、Vgeの立ち上がりからVakの立ち上がりまでの時間が長く素子電流が大きい場合にはサージ電圧の抑制制御は解除されスイッチング損失低減の制御が早めに実行される。素子電流が大きいことが予め分かっている場合には、Vgeの立ち上がりから一定時間経過後にVakの立ち上がりを待つことなくサージ電圧の抑制制御を解除してスイッチング損失低減制御に移行してもよい。
図4に即して、ターンオン時の制御を具体的に説明する。図4の構成では、上側素子駆動回路と下側素子駆動回路で別構成となっており、上側素子駆動回路において下側素子のVakを検出する場合に、コンデンサと抵抗の分圧回路で簡易に検出することができる。
分圧された素子電圧Vakは比較器26で基準電圧ΔV2と比較される。HV車において650V駆動の場合はΔV2=100V〜150Vであり、Vak=100V〜150V程度で立ち上がりを検出する。比較器26は検出信号を制御回路24に供給する。制御回路24は、立ち上がりから素子特性に応じて設定される所定時間である100ns〜150ns程度後に制御を切り替える。すなわち、ゲート抵抗を大きなものから小さなものに切り替える。駆動対象素子10のゲートには相対的に大きな抵抗R1及び相対的に小さな抵抗R2が接続されており、当初は抵抗R1のみを接続し、その後に抵抗R1及び抵抗R2をともにゲートに接続して相対的に小さな抵抗とする。IGBTのターンオン時にゲート抵抗が大きいと、サージ電圧は小さくターンオン損失が大きい。このためIGBTターンオン後からリカバリ終了までの損失は増大するもののサージ電圧を抑制できる。その後は小さなゲート抵抗で急速にIGBTのVceを減少させるため、ターンオン時のスイッチング損失が低減される。
図9〜図12に、ターンオン時の波形変化を示す。図9及び図11はそれぞれゲート抵抗を相対的に小さな抵抗に固定した場合と相対的に大きな抵抗に固定した場合のVak及びVceの時間変化であり、図10及び図12はそれぞれ本実施形態のようにゲート抵抗を相対的に大きな抵抗から相対的に小さな抵抗に切り替えるアクティブゲートとした場合のVak及びVceの時間変化である。図9において、ゲート抵抗が小さいとサージ電圧が発生して素子の劣化あるいは破壊を招く。また、図11においてゲート抵抗が大きいとサージ電圧は抑制できるもののスイッチング時間が増大してスイッチング損失が大きくなる。一方、図10及び図12のようにアクティブゲートとすることで、サージ電圧を抑制しつつスイッチング損失も低減できる。
また、制御回路24は、駆動対象素子10のゲート電圧Vgeの立ち上がりを予め設定した所定電圧値ΔV3と比較して立ち上がりタイミングを検出する。ΔV3は例えば4V〜6V程度である。そして、Vgeの立ち上がりタイミングから一定時間経過後に、たとえVakの立ち上がりが検出されていなくてもゲート抵抗を相対的に大きな抵抗から相対的に小さな抵抗に切り替える。一定時間は例えば400ns〜1μsの範囲である。これにより、Vakの立ち上がりが遅い、素子電流が大きな場合には、Vakの立ち上がり以前に小さなゲート抵抗で駆動されることになり、スイッチング損失の低減が図られる。スイッチング損失の低減効果は、サージ電圧等の設定条件にもよるが、従来方式で駆動した場合に比べ、オン損失を20%〜50%程度低減することが可能である。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれに限らず他の形態も可能である。
例えば、本実施形態では図4に示すように上側素子駆動回路と下側素子駆動回路を備える回路において上側の素子を駆動対象素子10として駆動しているが、図13に示すように下側の素子を駆動対象素子10として駆動してもよい。この場合、下側のグランドラインがゲート駆動回路のグランドラインと共通のため、上側素子のVakを検出するために、駆動電圧Vbと素子電圧Vceを両方とも同一分圧比で最大で5V以下となるように分圧する。IGBTターンオンの場合には、VbとVceの分圧信号の差分と基準電圧とを比較器26で比較し、Vak=Vb−Vce=150Vを検出する。ターンオフの場合には、Vak=150Vを検出し、その後、30ns〜50nsでVce=Vbとなった時点でゲート抵抗を切り替える。
また、本実施形態ではパワー半導体としてSiのIGBTを用いているが、MOSFETでもよく、またSiC、GaN等の材料を用いたIGBT、MOSFET、HEMT等でもよい。
また、本実施形態ではVakの検出回路としてコンデンサと抵抗からなる分圧回路を用いているが、高耐圧ICを用いてVakを検出し、検出信号を制御回路24に供給してもよい。
さらに、本実施形態ではゲート抵抗を切り替えることでアクティブゲートを実現しているが、半導体素子をゲート抵抗の代わりに用いても良く、半導体素子のゲート電圧を切り替える、あるいは半導体素子の抵抗を切り替えることでゲート抵抗を切り替えてもよい。また、ゲート駆動回路の電圧を変え、ゲート抵抗に加わる電圧を変えても同一電圧でゲート抵抗を切り替えるのと同じ効果がある。さらに、ゲート抵抗とゲートの入力容量の関係によりゲート電圧が決まるため、ゲート抵抗を切り替える代わりに外部容量を付加するように切り替える構成でもよい。要するに、ゲート抵抗、ゲート電圧、ゲート入力容量の少なくともいずれかを切替制御すればよく、これらを組み合わせて、ゲート抵抗を切り替えるとともにゲート電圧を切り替える、あるいはゲート電圧を切り替えると共に入力容量を切り替える等も可能である。
ターンオフ時のサージ電圧発生説明図である。 ターンオフ時の検出点説明図である。 ターンオフ時の素子バラツキ説明図である。 上側素子を駆動する場合の回路構成図である。 固定ゲート抵抗のターンオフ時のVce時間変化説明図である。 アクティブゲートのターンオフ時のVce時間変化説明図である。 ターンオン時のVce時間変化説明図である。 素子電流毎のゲート電圧とVakの時間変化説明図である。 固定ゲート抵抗のターンオン時のVak時間変化説明図である。 アクティブゲートのターンオン時のVak時間変化説明図である。 固定ゲート抵抗のターンオン時のVce時間変化説明図である。 アクティブゲートのターンオン時のVce時間変化説明図である。 下側素子を駆動する場合の回路構成図である。
符号の説明
10 駆動対象素子、20 対となる素子、22 ドライバ、24 制御回路(駆動対象素子用)、26 比較器、28 制御回路(対となる素子用)。

Claims (10)

  1. 駆動対象となる第1半導体素子に直列接続された対となる第2半導体素子を有し、前記第1半導体素子及び第2半導体素子に電源電圧Vbを供給して駆動する電力用半導体素子の駆動回路であって、
    前記第1半導体素子のオフ動作時に前記第1半導体素子のゲート抵抗、ゲート印加電圧、あるいはゲート入力容量の少なくともいずれかを切替制御する制御回路と、
    前記第2半導体素子の電圧Vakを検出する検出回路と、
    を有し、
    前記制御回路は、前記検出回路により検出された前記電圧Vakが第1所定電圧ΔV1となった時点から第1所定時間だけ経過した時点において前記ゲート抵抗、ゲート印加電圧、あるいはゲート入力容量の少なくともいずれかを切替制御する
    ことを特徴とする電力用半導体素子駆動回路。
  2. 請求項1記載の回路において、
    前記第1所定時間は、前記第1半導体素子の素子電圧Vceが前記電圧Vbとなるまでの時間であり、
    前記制御回路は、前記電圧Vceが前記電圧Vbとなる時点で前記ゲート抵抗、ゲート印加電圧、あるいはゲート入力容量の少なくともいずれかを切替制御する
    ことを特徴とする電力用半導体素子駆動回路。
  3. 請求項1、2のいずれかに記載の回路において、
    前記制御回路は、前記検出回路により検出された前記電圧Vakが前記第1所定電圧ΔV1となった時点から前記第1所定時間経過した時点において前記ゲート抵抗を相対的に小さな抵抗から相対的に大きな抵抗に切替制御することを特徴とする電力用半導体素子駆動回路。
  4. 駆動対象となる第1半導体素子に直列接続された対となる第2半導体素子を有し、前記第1半導体素子及び第2半導体素子に電源電圧Vbを供給して駆動する電力用半導体素子の駆動回路であって、
    前記第1半導体素子のオン動作時に前記第1半導体素子のゲート抵抗、ゲート印加電圧、あるいはゲート入力容量の少なくともいずれかを切替制御する制御回路と、
    前記第2半導体素子の電圧Vakを検出する検出回路と、
    を有し、
    前記制御回路は、前記検出回路により検出された前記電圧Vakが第2所定電圧ΔV2となった時点から第2所定時間経過した時点において前記ゲート抵抗、ゲート印加電圧、あるいはゲート入力容量の少なくともいずれかを切替制御する
    ことを特徴とする電力用半導体素子駆動回路。
  5. 請求項4記載の回路において、
    前記第2所定時間は、前記第2半導体素子のリカバリ電流がピークを過ぎるまでの時間であり、
    前記制御回路は、前記リカバリ電流がピークを過ぎた時点で前記ゲート抵抗、ゲート印加電圧、あるいはゲート入力容量の少なくともいずれかを切替制御する
    ことを特徴とする電力用半導体素子駆動回路。
  6. 請求項4、5のいずれかに記載の回路において、
    前記制御回路は、前記検出回路により検出された前記電圧Vakが前記第2所定電圧ΔV2となった時点から前記第2所定時間経過した時点において前記ゲート抵抗を相対的に大きな抵抗から相対的に小さな抵抗に切替制御することを特徴とする電力用半導体素子駆動回路。
  7. 請求項4〜6のいずれかに記載の回路において、
    前記第1半導体素子のオン動作時のゲート電圧を検出する第2検出回路
    を有し、
    前記制御回路は、検出された前記ゲート電圧が閾値電圧以下の第3所定電圧ΔV3以上となる時点から第3所定時間経過後において前記ゲート抵抗、ゲート印加電圧、あるいはゲート入力容量の少なくともいずれかを切替制御する
    ことを特徴とする電力用半導体素子駆動回路。
  8. 請求項4〜6のいずれかに記載の回路において、
    前記制御回路は、前記第1半導体素子の素子電流が基準電流値より小さい場合に前記第2所定時間経過した時点において切替制御し、前記第1半導体素子の素子電流が前記基準電流値よりも大きい場合に前記第2所定時間経過する以前において切替制御する
    ことを特徴とする電力用半導体素子駆動回路。
  9. 駆動対象となる第1半導体素子に直列接続された対となる第2半導体素子を有し、前記第1半導体素子及び第2半導体素子に電源電圧Vbを供給して駆動する電力用半導体素子の駆動回路であって、
    前記第1半導体素子のオン動作時に前記第1半導体素子のゲート抵抗、ゲート印加電圧、あるいはゲート入力容量の少なくともいずれかを切替制御する制御回路と、
    前記第1半導体素子のオン動作時のゲート電圧を検出する検出回路と、
    を有し、
    前記制御回路は、検出された前記ゲート電圧が閾値電圧以下の第3所定電圧ΔV3以上となる時点から第3所定時間経過後において前記ゲート抵抗、ゲート印加電圧、あるいはゲート入力容量の少なくともいずれかを切替制御する
    ことを特徴とする電力用半導体素子駆動回路。
  10. 駆動対象となる第1半導体素子に直列接続された対となる第2半導体素子を有し、前記第1半導体素子及び第2半導体素子に電源電圧Vbを供給して駆動する電力用半導体素子の駆動回路であって、
    前記第1半導体素子のオフ動作時及びオン動作時に前記第1半導体素子のゲート抵抗、ゲート印加電圧、あるいはゲート入力容量の少なくともいずれかを切替制御する制御回路と、
    前記第2半導体素子の電圧Vakを検出する検出回路と、
    を有し、
    前記制御回路は、オフ動作時において前記検出回路により検出された前記電圧Vakが第1所定電圧ΔV1となった時点から第1所定時間だけ経過した時点において前記ゲート抵抗、ゲート印加電圧、あるいはゲート入力容量の少なくともいずれかを切替制御し、オン動作時において前記検出回路により検出された前記電圧Vakが第2所定電圧ΔV2となった時点から第2所定時間経過した時点において前記ゲート抵抗、ゲート印加電圧、あるいはゲート入力容量の少なくともいずれかを切替制御する
    ことを特徴とする電力用半導体素子駆動回路。
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