JP2012109309A - 超電導コイル - Google Patents

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Abstract

【課題】超電導コイル内部に発生する剥離力を小さくすることにより、超電導コイルの超電導特性が低下することを防止し、超電導コイルの安定性を向上させる。
【解決手段】超電導コイル10は、多層構造の薄膜超電導線材と絶縁材とを巻芯19に巻き回して形成される超電導コイル部14が非円形状の複数のコイル層部分14a,14b,14cからなり、非円形状のコイル層部分14a,14b,14c同士が隣接する境界部分17,17の接着力が予め他の部分のそれよりも低く設定されている。
【選択図】 図6

Description

本発明は、超電導コイルに係り、更に詳しくは、巻芯に多層構造の薄膜超電導線材を巻き回してなるレーストラック、鞍型、楕円、長円、矩形等の円形ではない非円形の超電導コイルにおいて、超電導コイル内部に発生する剥離力を小さくし、超電導コイルの安定性を向上させた超電導コイルに関するものである。
超電導技術の向上に伴い、例えば、磁気共鳴画像診断装置(MRI)、超電導磁気エネルギ貯蔵装置(SMES)、単結晶引き上げ装置等が実用化されている。これらの機器には、複数の部材を貼合せた超電導テープ線を巻き回して超電導コイルとしたものを使用しており、冷却および取り扱いを考慮して樹脂含浸された含浸コイルとするのが一般的である。
しかしながら、含浸コイルは、冷却時に各部材の線膨張率の異方性により超電導テープ線の長手方向に対して垂直な方向(剥離方向)に力が生じる。
超電導テープ線は、長手方向の力に対しては高い機械特性(耐応力)を有するが、剥離方向の力に対しては弱いため、超電導テープ線を使用した含浸コイルは、冷却時に超電導特性が低下する問題が生じる。
このため、巻芯と超電導テープ線の線膨張率の違いに伴う歪みを防止すべく、巻芯の外周面とコイル最内周ターンを接着せずに巻き付ける方法が考えられている(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−140905号公報
超電導コイルが大型化してくるとその内外径比(=外径/内径)が大きくなり、コイル内部に発生する剥離力が大きくなる。よって、かかる剥離力が超電導テープ線の許容応力を超えてしまうと、超電導特性が低下する可能性が生じる。
そこで、本発明は、この課題を解消することを目的とし、超電導コイル内部に発生する剥離力を小さくすることにより、超電導コイルの超電導特性が低下することを防止し、超電導コイルの安定性を向上させることを目的とする。
上述の目的を達成するため、本発明の超電導コイルは、多層構造の薄膜超電導線材と絶縁材とを巻き回して形成される超電導コイル部が非円形状の複数のコイル層部分からなり、前記非円形状のコイル層部分同士が隣接する境界部分の接着力が予め他の部分のそれよりも低く設定されていることを特徴とする。
本発明によれば、超電導コイル内部に発生する剥離力を小さくできるため、超電導コイルの超電導特性が低下することを防止でき、超電導コイルの安定性を向上させることができる。
本発明の実施の形態に係る超電導コイルに用いられる超電導テープ線の一例を示す構成図。 図1に示す超電導テープ線の許容剥離力を示す棒グラフ。 本発明の実施の形態に係る超電導コイルに用いられる複合テープを示す概略図。 複合テープを用いて製造した超電導コイルを示す概略図。 超電導コイル内部に発生する最大応力(剥離力)と内外径比(=外径/内径)の関係を示すグラフ。 本発明の第1の実施の形態に係る超電導コイルを示す概略図であり、(a)は平面図、(b)は縦断面図。 本発明の第2の実施の形態に係る超電導コイルを示す概略図。 本発明の第3の実施の形態に係る超電導コイルを示す概略図。 本発明の第3の実施の形態に係る超電導コイルに使用した冷却・絶縁テープを拡大して示す斜視図。 本発明の第4の実施の形態に係る超電導コイルを示す概略図であり、(a)は平面図、(b)は縦断面図。 本発明の第5の実施の形態に係る超電導コイルを示す概略図であり、(a)は平面図、(b)は一部断面斜視図。 本発明の第6の実施の形態に係る超電導コイルを示す概略図。 本発明の第7の実施の形態に係る超電導コイルを示す一部断面斜視図。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
(超電導テープ線)
図1は、本発明の実施の形態に係る超電導コイルに用いられる超電導テープ線の一例を示す構成図である。
この超電導テープ線1は、酸化物超電導化合物材料の薄膜超電導線材からなる。この超電導テープ線1は、少なくとも、テープ基板2と、中間層3と、超電導層4とを有する。超電導テープ線1の両面が安定化層5、5で被覆されている。
また、必要に応じて、テープ基板2と中間層3との間に配向層6を、超電導層4と安定化層5との間に保護層7を設けることもできる。配向層6は、ステンレス鋼、ハステロイ等の無配向テープ基板2を配向させるために用いられる。
テープ基板2は、例えば、ステンレス鋼、ハステロイ等のニッケル合金、銀合金等の材質で形成される。
中間層3は拡散防止層であり、例えば、酸化セリウム、YSZ、酸化マグネシウム、酸化イットリウム、酸化イッテルビウム、バリウムジルコニアなどの材質からなり、テープ基板1上に形成される。
超電導層4は、例えば、RE系の組成REBCO(RE1B2C3O7等)を有する超電導体薄膜からなる。なお、「RE1B2C3O7」の「RE」は希土類元素(例えば、ネオジム(Nd)、ガドリニウム(Gd)、ホルミニウム(Ho)、サマリウム(Sm)等)及びイットリウム元素の少なくともいずれかを、「B」はバリウム(Ba)を、「C」は銅(Cu)を、「O」は酸素(O)を意味している。
安定化層5は、超電導層4に過剰に電気が流れた場合に超電導層4が燃焼するのを防止する目的で設けられ、導電性の銀、金等から形成される。
配向層6は、テープ基板2上に中間層3を配向させて形成する目的で設けられ、酸化マグネシウム(MgO)等から形成される。なお、配向した基板を用いる場合には省略することができる。
保護層7は、超電導層4が空気中の水分に触れて劣化するのを防止する等の目的で設けられ、銀、金、白金から形成される。なお、保護層7も超電導層4に過剰に電気が流れた場合に超電導層4が燃焼し、焼損するのを防止する役割も果たす。
このような多層からなる超電導テープ線1の寸法は、例えば、幅10mm、厚さ0.1mmとされる。超電導テープ線1は、MRI装置、超電導磁気エネルギ装置(SMES)、単結晶引上げ装置、リニアモータ等のように、種々の超電導技術に用いられる。超電導テープ線1の寸法は、幅2mm〜40mm、厚さ0.4mm〜0.5mmの範囲で使用可能である。
また、超電導テープ線1は、線材長手方向に対しては600MPaオーダの引張力に対しても熱電導特性が低下せず、高い機械的強度(耐応力)を有するが、長手方向に対して垂直方向の力である剥離方向の力に対しては長手方向より1桁以下の機械的強度しか有さず、弱いことが知られている。
図2は、図1に示す超電導テープ線1の5つのサンプルについて、剥離方向の横引張強度を測定した結果について示したものである。
この結果より、超電導テープ線1が剥離する時の応力は28〜40MPaとばらつきがあるものの、少なくとも28MPaを超える剥離力により劣化する可能性があるため、この超電導テープ線1の許容剥離力は28MPaであることが分かる。
ところで、超電導テープ線1は、超電導線の電流容量のことを臨界電流といい、一定の温度、磁界、電流値以下でないと超電導状態を維持できない。臨界電流は、超電導状態を維持できる最高の電流値をいうが、超電導テープ線1のコイル内部に発生する剥離力が大きくなって、この剥離力が超電導テープ線の許容応力を超えると、超電導コイル12の超電導状態が壊れ、超電導状態で維持することができなくなる。
超電導コイル12の超電導状態が壊れると、超電導特性が低下して超電導状態でなくなり、超電導コイル12は発熱して、焼損に至り、超電導コイル12の熱的安定性が損なわれる。
しかし、超電導テープ線1を許容剥離力(28MPa)以下の応力に維持すると、超電導コイル12は、超電導状態が壊れるのを防止し、超電導状態に維持することができる。
(超電導コイル)
超電導テープ線1は、図3に示すように、樹脂を塗布した絶縁テープ8と重ね合わせて複合テープ11とされ、FRP製の巻芯9に渦巻状に巻回し、図4に示すようにパンケーキ型の超電導コイル12とされる。
この超電導コイル12を一体的に硬化させたコイルは、超電導コイルの使用時における薄膜超電導線材の機械的動きを抑制し、コイル強度を保持すると共に、薄膜超電導線材相互の絶縁保護を行い、超電導コイルの超電導状態が壊れる状態である「クエンチ」を防止するために有効であるとされている。
しかしながら、室温から液体窒素温度まで超電導コイル12を冷却すると、超電導テープ線1中の個々の部材の線膨張率の異方性により、超電導テープ線1に剥離力が発生する。この剥離力は、超電導コイル12の内外径比(=外径/内径)に依存する。
図4に示す超電導コイル12はレーストラック形状の例を示したが円形でない非円形の形状であればよい。超電導コイル12は、楕円、長円、鞍型、矩形、多角形(五角形、六角形)等のように、種々の形状が考えられる。
図5に、超電導コイル12内に発生する最大応力と外径/内径の比との関係を示す。
この結果より、超電導コイル12の内外径比が大きくなるに従って、最大応力は増大していることが分かる。
また、超電導テープ線1の許容剥離力である28MPaとなる超電導コイル12の内外径比は、3.1であることが判明した。
以下、この超電導テープ線1を用いた超電導コイルの実施の形態について説明する。
(第1の実施の形態)
本発明の第1の実施の形態に係る超電導コイルについて、図6を参照して説明する。
図6において、例えば、超電導コイル10は、外径100mmで内径90mm、直線部の長さ150mm、のFRP巻芯19の外面に、外径400mm、内径100mmの超電導コイル部14を設けて形成されている。図6では、超電導コイル10の短径側寸法例を示したが、楕円形状の場合のように、長径側同士の寸法比較であってもよい。
また、超電導コイル部14は、同一平面状あるいは平板状に、外径150mmで内径100mmのコイル内側層部(内側層領域、第1層領域)14a、外径250mmで内径150mmのコイル中側層部(中側層領域、第2層領域)14b、及び、外径400mmで内径250mmのコイル外側層部(外側層領域、第3層領域)14cの3つのコイル層部分(領域)からなっている。超電導コイル10は、超電導コイル部14のコイル内側層部14a、コイル中側層部14bおよびコイル外側層部14cはほぼ相似の形状を有する。
更に、コイル内側層部14aとコイル中側層部14bとの間(境界部分17)、及び、コイル中側層部14bとコイル外側層部14cとの間(境界部分17)に、非接着または接着力が予め他の部分のそれよりも低く設定されている離形部17が設けられている。
この超電導コイル10は、内径90mm、外径100mmのFRP巻芯19に、幅10mm、厚み0.1mmの薄膜超電導線材である超電導テープ線1と幅10mm、厚み0.1mmの絶縁材である絶縁テープ8とを重ね合わせた複合テープ11を750ターン巻き回して形成される。複合テープ11のターン巻き数が、コイル内側層部14aから外側に向って順次大きくした例を示したが、ターン巻き数はこれに限定されない。
ここで、複合テープ11を750ターン巻き回した超電導コイル10の例をとると、125ターン目の複合テープ11の外周面と126ターン目の複合テープ11の内周面、及び375ターン目の複合テープ11の外周面と376ターン目の複合テープ11の内周面に離形剤を塗布して離形部17を形成する。離形剤には、フッ素樹脂、パラフィン、グリース、シレコンオイル等がある。
離形剤を塗布して離形部(境界部分)17を形成したことにより、超電導コイル10は、超電導コイル部14の125ターン目と126ターン目の複合テープ11、及び375ターン目と376ターン目の複合テープ11において、隣り合う超電導テープ線1と絶縁テープ8との非接着または接着力が相対的に他の部分のそれよりも低くなる。
このため、超電導コイル10の超電導コイル部14は、コイル内側層部14a、コイル中側層部14b及びコイル外側層部14cの3つの相似(形)のコイル層部分に分かれ、各コイル層部分の内外径比は、それぞれ、150/100=1.5、250/150=1.7及び400/250=1.6となる。超電導コイル部14の各コイル層部分の内外径比は、1.5,1.7,1.6で図5から最大応力が10MPa以下となり、剥離力を小さくすることができる。
よって、本実施形態に係る超電導コイル10は、各コイル層部分の内外径比を3.1未満とできるため、図5のグラフから明らかなように、超電導コイル10に剥離力が発生しても離形部17で剥離するので超電導テープ線1に発生する剥離力を許容値28MPa未満とすることができる。超電導コイル10の各コイル層部分の内外径比は、1.7以下とすることにより、最大応力を10MPaとすることができ、さらに、内外径比を1.5以下とすることにより、5MPa程度以下とすることができる。したがって、超電導コイル10の各コイル層部分の内外径比は1に近い値、例えば1.2,1.3をとることにより、最大応力をより小さくすることができる。
このため、超電導コイル10の超電導特性の低下を防ぐことができ、安定性を向上させることができる。
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態に係る超電導コイルについて、図7を用いて説明する。なお、第1の実施の形態と同一の構成には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
本実施形態に係る超電導コイル20は、図6に示す超電導コイル10と同様、複合テープ11を750ターン巻き回した例を示す。図7に示した超電導コイル20は、超電導コイル部14の125ターン目の複合テープ11の外周面と126ターン目の複合テープ11の内周面、及び375ターン目の複合テープ11の外周面と376ターン目の複合テープ11の内周面の間にFRPテープ23を挿入した以外は、図6に示す第1の実施の形態の超電導コイル10と同様に形成されている。
FRPテープ23を挿入し、介在させたことにより、125ターン目と126ターン目の複合テープ11間、及び375ターン目と376ターン目の複合テープ11間において、隣り合う超電導テープ線1と絶縁テープ8とが非接着(非接触)となる。
このため、超電導コイル20の超電導コイル部14は、コイル内側層部(内側層領域、第1層領域)14a、コイル中側層部(中側層領域、第2層領域)14b及びコイル外側層部(外側層領域、第3層領域)14cの3つの相似(形)のコイル層部分に分かれ、各コイル層部分の内外径比は、それぞれ、150/100=1.5、250/150=1.7及び400/250=1.6となる。超電導コイル20は、各コイル層部分の内外径比が1.5,1.7,1.6となり、最大応力を10MPa以下とすることができる。
よって、本実施形態に係る超電導コイル20は、各コイル層部分の内外径比を3.1未満とできるため、図5のグラフから明らかなように、超電導テープ線1に発生する剥離力を許容値28MPa未満とすることができる。
このため、超電導コイル20の超電導特性の低下を防ぐことができ、安定性を向上させることができる。
(第3の実施の形態)
次に、本発明の第3の実施の形態に係る超電導コイルについて、図8を用いて説明する。なお、第1の実施の形態および第2の実施の形態と同一の構成には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
本実施形態に係る超電導コイル30は、図6に示す超電導コイル10と同様、複合テープ11を750ターン巻き回した例を示す。図8に示された超電導コイル30は、超電導コイル部14の125ターン目の複合テープ11の外周面と126ターン目の複合テープ11の内周面の間、及び375ターン目の複合テープ11の外周面と376ターン目の複合テープ11の内周面の間に冷却・絶縁テープ33を挿入した以外は、第1の実施の形態の超電導コイル10と同様に形成されている。
冷却・絶縁テープ33は、図9に示すように、熱伝導率の高い材質、例えばアルミニウムまたは銅製の冷却板35に絶縁テープ37を取り付けて形成される。冷却・絶縁テープ33は、冷却板35と絶縁テープ37を組み合せて構成する代りに、冷却機能と絶縁機能に優れた窒化アルミ材のテープで一体形成されたものでもよい。
冷却・絶縁テープ33を挿入し、介在させたことにより、超電導コイル30は、超電導コイル部14の125ターン目と126ターン目の複合テープ11、及び375ターン目と376ターン目の複合テープ11において、隣り合う超電導テープ線1と絶縁テープ8とが非接着(非接触)となる。
このため、超電導コイル30の超電導コイル部14は、コイル内側層部(内側層領域、第1層領域)14a、コイル中側層部(中側層領域、第2層領域)14b及びコイル外側層部(外側層領域、第3層領域)14cの3つの相似(形)のコイル層部分に分かれ、各コイル層部分の内外径比は、それぞれ、150/100=1.5、250/150=1.7及び400/250=1.6となる。超電導コイル30の各コイル層部分の内外径比が1.5,1.7,1.6で最大応力を10MPa以下にすることができる。
よって、本実施形態に係る超電導コイル30は、各コイル層部分の内外径比を3.1未満とできるため、図5のグラフから明らかなように、超電導テープ線1に発生する剥離力を許容値28MPa未満とすることができる。
このため、超電導コイル30の超電導特性の低下を防ぐことができ、安定性を向上させることができる。
更に、本実施形態では、冷却・絶縁テープ33を超電導コイル30の内部に挿入し、介在させることにより、超電導コイル30の外側からだけではなく、超電導コイル30の内部からも冷却することが可能となる。
よって、超電導コイル30を効率的に冷却することが可能となるため、安定性が向上する。
(第4の実施の形態)
次に、本発明の第4の実施の形態に係る超電導コイルについて、図10を用いて説明する。なお、第1の実施の形態から第3の実施の形態と同一の構成には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
例えば、図10において、超電導コイル40は、外径100mmで内径90mm、直線部の長さ150mmのFRP巻芯19を有し、FRP巻芯19の外面に、外径410mm、内径100mm、直線部の長さ150mmの超電導コイル部43を設けて形成されている。
また、超電導コイル40は、複合テープ11を750ターン巻き回した例を示し、超電導コイル部43は、同一平面状に、外径150mmで内径100mmのコイル内側層部(内側層領域、第1層領域)43a、外径255mmで内径155mmのコイル中側層部(中側層領域、第2層領域)43b、及び、外径410mmで内径260mmのコイル外側層部(外側層領域、第3層領域)43cの3つの相似(形)のコイル層部分からなっている。
更に、コイル内側層部43aとコイル中側層部43bとの間、及び、コイル中側層部43bとコイル外側層部43cとの間にそれぞれ隙間45が設けられている。
ここで、コイル内側層部43aの最外周ターンとコイル中側層部43bの最内周ターン、及び、コイル中側層部43bの最外周ターンとコイル外側層部43cの最内周ターンを超電導テープ線1同士で接着力が相対的に他の部分のそれよりも低くなるような離形部となるハンダ接続とすることができる。
この超電導コイル40は、内径90mm、外径100mm、直線部の長さ150mmのFRP巻芯19に、幅10mm、厚み0.1mmの超電導テープ線1と幅10mm、厚み0.1mmの樹脂を塗布した絶縁テープ8とを重ね合わせた複合テープ11を750ターン巻き回して形成されるが、125ターン目の複合テープ11の外周面と126ターン目の複合テープ11の内周面とに、例えば2.5mmの隙間を設け、更に375ターン目の複合テープ11の外周面と376ターン目の複合テープ11の内周面にも、例えば2.5mmの隙間を設ける。
本実施形態の超電導コイル40の超電導コイル部43は、コイル内側層部43a、コイル中側層部43b及びコイル外側層部43cの3つのコイル層部分に分かれ、超電導コイル40の各コイル層部分43の内外径比は、それぞれ、150/100=1.5、255/155=1.6および410/260=1.6となる。超電導コイル40の各コイル部分が、1.5,1.6,1.6で最大応力が10MPa以下とすることができる。
よって、本実施形態に係る超電導コイル40は、内外径比を3.1未満とできるため、図5のグラフから明らかなように、超電導テープ線1に発生する剥離力を許容値28MPa未満とすることができる。
このため、超電導コイル40の超電導特性の低下を防ぐことができ、安定性を向上させることができる。
(第5の実施の形態)
次に、本発明の第5実施の形態に係る超電導コイルについて、図11を用いて説明する。なお、第4の実施の形態と同一の構成には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
本実施形態の超電導コイル50は、図11(a)、(b)に示すように、超電導コイル部43におけるコイル内側層部(内側層領域、第1層領域)43aの最外周ターン、コイル中側層部(中間層領域、第2層領域)43bの最内周ターンと最外周ターン、及びコイル外側層部(外側層領域、第3層領域)43cの最内周ターンに、超電導コイル50の高さより長い銅電極51をハンダ接続し、隣接する銅電極51間で超電導テープ線1を介してハンダ接続した以外は、第4の実施の形態の超電導コイル40と同様に形成されている。
即ち、コイル内側層部43aとコイル中側層部43bが銅電極51及び超電導テープ線1を介して電気的に接続され、コイル中側層部43bとコイル外側層部43cが銅電極51及び超電導テープ線1を介して電気的に接続されている。
本実施形態においても、コイル内側層部43a、コイル中側層部43b及びコイル外側層部43cの3つのコイル層部分に分かれ、超電導コイル50の各コイル層部分の内外径比は、それぞれ、150/100=1.5、255/155=1.6および410/260=1.6となる。各コイル層部分の内外径比を1.5,1.6,1.6とすることにより最大応力が10MPa以下となり、剥離力を小さくすることができる。
よって、本実施形態に係る超電導コイル50も、内外径比を3.1未満とできるため、図5のグラフから明らかなように、超電導テープ線1に発生する剥離力を許容値28MPa未満とすることができる。
このため、超電導コイル50の超電導特性の低下を防ぐことができ、安定性を向上させることができる。
(第6の実施の形態)
次に、本発明の第6の実施の形態に係る超電導コイルについて、図12を用いて説明する。なお、第4の実施の形態及び第5の実施の形態と同一の構成には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
本実施形態の超電導コイル60では、非接着または接着力が予め他の部分のそれよりも低く設定される離形処理を施した絶縁物65をコイル内側層部(内側層領域、第1層領域)43aとコイル中側層部43bの間、及びコイル中側層部(中間側層領域、第2層領域)43bとコイル外側層部(外側層領域、第3層領域)43cの間に挿入した以外は、第5の実施の形態の超電導コイル50と同様に形成されている。
本実施形態の超電導コイル60では、第5の実施の形態の超電導コイル50と同様の作用効果に加え、コイル内側層部43a、コイル中側層部43b及びコイル外側層部43cの間の隙間を小さくすることができるので、隙間を絶縁物65で埋めることにより超電導コイル60の機械強度を高めることができる。
なお、絶縁物65に用いられる接着力の低い材料としてテフロン(登録商標)系あるいはポリイミドアミド系樹脂、エポキシ樹脂を使用することも可能である。
(第7の実施の形態)
次に、本発明の第7の実施の形態に係る超電導コイルについて、図10及び図13を用いて説明する。なお、第4の実施の形態から第6の実施の形態と同一の構成には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
本実施形態の超電導コイル70では、超電導コイル70の上下面に非円形の絶縁板76を取り付け、さらに絶縁板76に、例えばアルミニウム製の冷却板77を取り付けた以外は、第4の実施の形態の超電導コイル40と同様に形成されている。
本実施形態の超電導コイル70では、冷却時に超電導コイル70が縮んで、コイル内側層部(内側層領域、第1層領域)43a、コイル中側層部(中間側層領域、第2層領域)43b及びコイル外側層部(外側層領域、第3層領域)43cがずれることを防止できるとともに、Al冷却板77を介して超電導コイル70を冷却することができる。
従って、本実施形態に係る超電導コイル70は、第4の実施の形態の超電導コイル40と同様の作用効果に加え、超電導コイルのずれを防止でき、かつ超電導コイルを冷却することにより、超電導コイルの安定性を高めることができる。
本発明の各実施の形態で示された超電導コイルにおいては、超電導コイル部を3つの相似(形)のコイル層部分から構成された例を示したが、超電導コイル部は、コイル内側層(内側層領域)とコイル外側層(外側層領域)の2つの相似(形)のコイル層部分から構成されたものであっても、また、超電導コイルの超電導コイル部を4つ以上の相似のコイル層部分から構成されたものでもよい。多数のコイル層部分は大型化した超電導コイルの場合に適する。
超電導コイル部を4つ以上のコイル層部分から構成された超電導コイルは、コイル最外側層部とコイル最内側層部との間に、2つ以上のコイル内側(中間)層部が構成される。超電導コイル部を複数のコイル層部分から構成することにより、超電導コイルは、大型化しても、各コイル層部分の内外径比を1.7以下、例えば1.2、1.3または1.5にすると、最大応力を小さくとることができ、熱電導特性の低下を未然にかつ確実に防ぐことができ、超電導コイルの熱的安定性を向上させ、維持することができる。
その場合、超電導コイル部の各コイル層部分の内外径比は、3.1未満であり、好ましくは内外径比が1.7以下、より好ましくは内外径比が1.5以下、例えば1.2や1.3に設定される。超電導コイル部が各コイル層部分の内外径比を1.7あるいは1.5以下とした場合には、超電導コイルの各コイル層部分の最大応力を10MPa以下あるいは5MPa程度以下とすることができ、超電導コイル内部に発生する剥離力を小さくすることができ、超電導コイルの超電導特性が低下することを防止でき、超電導コイルの熱的安定性を向上させることができる。
この超電導コイルは、1つの超電導コイル部を複数のコイル層部分で領域分けし、コイル層部分間に接着力の弱い境界部分を設けることで、境界部分で力を吸収し、力の伝達を防止することができる。
また、超電導コイルは、超電導テープ線1と絶縁テープ8を重ね合せた複合テープ11から構成される。複合テープ11のターン巻き数は、数十〜数千のターン巻きの中から適宜選択される。超電導テープ線1の幅および厚みは、3mm〜40mmおよび0.04mm〜0.5mmの中から選択して使用される。絶縁テープ8も超電導テープ数1と同様に選択して用いられる。
1…超電導テープ線(薄膜超電導線材)、2…テープ基板、3…中間層、4…超電導層、5…安定化層、6…配向層、7…保護層、8…絶縁テープ(絶縁材)、9、19…巻芯、11…複合テープ、10、12、20、30、40、50、60、70…超電導コイル、14、43…超電導コイル部、14a、43a…コイル内側層部、14b、43b…コイル中側層部、14c、43c…コイル外側層部、17…離形部(境界部分)、23…FRPテープ、33…冷却・絶縁テープ、35…冷却板、37…絶縁テープ、45…隙間、51…銅電極、65…離形処理を施した絶縁物、76…絶縁板、77…冷却板。

Claims (13)

  1. 多層構造の薄膜超電導線材と絶縁材とを巻き回して形成される超電導コイル部が非円形状の複数のコイル層部分からなり、前記非円形状のコイル層部分同士が隣接する境界部分の接着力が予め他の部分のそれよりも低く設定されていることを特徴とする超電導コイル。
  2. 前記複数のコイル層部分の内外径比がいずれも3.1未満であることを特徴とする請求項1に記載の超電導コイル。
  3. 前記非円形状のコイル層部分同士が隣接する境界部分において、前記超電導線材と前記絶縁材とが非接着状態であることを特徴とする請求項1又は2に記載の超電導コイル。
  4. 前記非円形状のコイル層部分同士が隣接する境界部分において、前記超電導線材及び前記絶縁材の一方又は双方に離形処理が施されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の超電導コイル。
  5. 前記非円形状のコイル層部分同士が隣接する境界部分に、離形処理を施した絶縁物を挿入したことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の超電導コイル。
  6. 前記離形処理を施した絶縁物として、フッ素樹脂テープ、パラフィン、グリース、シリコンオイルからなる群より選ばれた少なくとも一種を離形材として接着もしくは塗布した絶縁物を用いたことを特徴とする請求項5に記載の超電導コイル。
  7. 前記非円形状のコイル層部分同士が隣接する境界部分に冷却手段を設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の超電導コイル。
  8. 前記冷却手段として、前記絶縁材よりも熱伝導率の高い材質の冷却板を用いたことを特徴とする請求項7に記載の超電導コイル。
  9. 前記冷却手段に更に絶縁処理が施されていることを特徴とする請求項7又は8に記載の超電導コイル。
  10. 隣接する前記非円形状のコイル層部分同士が電気的に接続されていることを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれか1項に記載の超電導コイル。
  11. 前記非円形状のコイル層部分同士が隣接する境界部分において、内側層部分の外周面及び外側層部分の内周面に電極を設け、これらの電極同士を電気的に接続したことを特徴とする請求項10に記載の超電導コイル。
  12. 前記超電導コイル部の上面及び下面のうちの一方又は双方に絶縁物を配置したことを特徴とする請求項1乃至請求項11のいずれか1項に記載の超電導コイル。
  13. 前記絶縁物に、前記絶縁物よりも熱伝導率の高い材質の冷却板を更に取り付けたことを特徴とする請求項12に記載の超電導コイル。
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