JP5259487B2 - 超電導コイル - Google Patents

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Description

本発明は、超電導コイルに係り、更に詳しくは、巻芯に多層構造の薄膜超電導線材を巻き回してなる超電導コイルにおいて、超電導コイル内部に発生する剥離力を小さくし、超電導コイルの安定性を向上させた超電導コイルに関するものである。
超電導技術の向上に伴い、例えば、磁気共鳴画像診断装置(MRI)、超電導磁気エネルギー貯蔵装置(SMES)、単結晶引き上げ装置等が実用化されている。これらの機器には、複数の部材を貼合せた超電導テープ線を巻き回して超電導コイルとしたものを使用しており、冷却および取り扱いを考慮して樹脂含浸された含浸コイルとするのが一般的である。
しかしながら、含浸コイルは、冷却時に各部材の線膨張率の異方性により超電導テープ線の長手方向に対して垂直な方向(剥離方向)に力が生じる。
超電導テープ線は、長手方向の力に対しては高い機械特性を有するが、剥離方向の力に対しては弱いため、超電導テープ線を使用した含浸コイルは、冷却時に超電導特性が低下する問題が生じる。
このため、巻芯と超電導テープ線の線膨張率の違いに伴う歪みを防止すべく、巻芯の外周面とコイル最内周ターンを接着せずに巻き付ける方法が考えられている(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−140905号公報
しかしながら、超電導コイルが大型化してくるとその内外径比(=外径/内径)が大きくなり、コイル内部に発生する剥離力が大きくなる。よって、かかる剥離力が超電導テープ線の許容応力を超えてしまうと、超電導特性が低下する可能性が生じる。
そこで、本発明は、この課題を解消することを目的とし、超電導コイル内部に発生する剥離力を小さくすることにより、超電導コイルの超電導特性が低下することを防止し、超電導コイルの安定性を向上させることを目的とする。
上述の目的を達成するため、本発明の超電導コイルは、多層構造の薄膜超電導線材と絶縁材とを巻き回して形成される超電導コイル部が同心円状の複数の部分からなり、前記同心円状の部分同士が隣接する境界部分の接着力が予め他の部分の接着力よりも低く設定されていて、かつ、前記複数の部分の内外径比がいずれも3.1未満であること、を特徴とする。
本発明によれば、超電導コイル内部に発生する剥離力を小さくできるため、超電導コイルの超電導特性が低下することを防止でき、超電導コイルの安定性を向上させることができる。
本発明の実施の形態に係る超電導コイルに用いられる超電導テープ線の一例を示す構成図。 図1に示す超電導テープ線の許容剥離力を示す棒グラフ。 本発明の実施の形態に係る超電導コイルに用いられる複合テープを示す概略図。 複合テープを用いて製造した超電導コイルを示す概略図。 超電導コイル内部に発生する最大応力(剥離力)と内外径比(=外径/内径)の関係を示すグラフ。 本発明の第1の実施の形態に係る超電導コイルを示す概略図であり、(a)は平面図、(b)は縦断面図。 本発明の第2の実施の形態に係る超電導コイルを示す概略図。 本発明の第3の実施の形態に係る超電導コイルを示す概略図。 本発明の第3の実施の形態に係る超電導コイルに使用した冷却・絶縁テープを示す斜視図。 本発明の第4の実施の形態に係る超電導コイルを示す概略図であり、(a)は平面図、(b)は縦断面図。 本発明の第5の実施の形態に係る超電導コイルを示す概略図であり、(a)は平面図、(b)は一部断面斜視図。 本発明の第6の実施の形態に係る超電導コイルを示す概略図。 本発明の第7の実施の形態に係る超電導コイルを示す一部断面斜視図。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
(超電導テープ線)
図1は、本発明の実施の形態に係る超電導コイルに用いられる超電導テープ線の一例を示す構成図である。
この超電導テープ線1は、少なくとも、テープ基板2と、中間層3と、超電導層4とを有し、その両面が安定化層5、5で被覆されている。
また、必要に応じて、テープ基板2と中間層3との間に配向層6を、超電導層4と安定化層5との間に保護層7を設けることもできる。
テープ基板1は、例えば、ステンレス鋼、ハステロイ等のニッケル合金、銀合金等の材質で形成される。
中間層2は拡散防止層であり、例えば、酸化セリウム、YSZ、酸化マグネシウム、酸化イットリウム、酸化イッテルビウム、バリウムジルコニアなどの材質からなり、テープ基板1上に形成される。
超電導層4は、例えば、RE123系の組成(RE等)を有する超電導体薄膜からなる。なお、「RE1237」の「RE」は希土類元素(例えば、ネオジム(Nd)、ガドリニウム(Gd)、ホルミニウム(Ho)、サマリウム(Sm)等)及びイットリウム元素の少なくともいずれかを、「B」はバリウム(Ba)を、「C」は銅(Cu)を、「O」は酸素(O)を意味している。
安定化層5は、超電導層4に過剰に電気が流れた場合に超電導層4が燃焼するのを防止する目的で設けられ、導電性の銀等から形成される。
配向層6は、テープ基板2上に中間層3を配向させて形成する目的で設けられ、酸化マグネシウム(MgO)等から形成される。なお、配向した基板を用いる場合には省略することができる。
保護層7は、超電導層4が空気中の水分に触れて劣化するのを防止する等の目的で設けられ、銀等から形成される。なお、保護層7も超電導層4に過剰に電気が流れた場合に超電導層4が燃焼するのを防止する役割も果たす。
このような多層からなる超電導テープ線1の寸法は、例えば、幅10mm、厚さ0.1mmとされる。
また、超電導テープ線1は、線材長手方向に対しては高い機械強度を有するが、長手方向に対して垂直方向の力である剥離方向の力に対しては弱いことが知られている。
図2は、図1に示す超電導テープ線1の5つのサンプルについて、剥離方向の横引張強度を測定した結果について示したものである。
この結果より、超電導テープ線1が剥離する時の応力は28〜40MPaとばらつきがあるものの、少なくとも28MPaを超える剥離力により劣化する可能性があるため、この超電導テープ線1の許容剥離力は28MPaであることが分かる。
(超電導コイル)
超電導テープ線1は、図3に示すように、樹脂を塗布した絶縁テープ8と重ね合わせて複合テープ11とされ、FRP製の巻芯9に渦巻状に巻回し、図4に示すようにパンケーキ型の超電導コイル12とされる。
この超電導コイル12を加熱処理して一体的に硬化させたコイルは、超電導コイルの使用時における薄膜超電導線材の機械的動きを抑制し、コイル強度を保持すると共に、薄膜超電導線材相互の絶縁保護を行い、超電導コイルの超電導状態が壊れる状態である「クエンチ」を防止するために有効であるとされている。
しかしながら、室温から液体窒素温度まで超電導コイル12を冷却すると、超電導テープ線1中の個々の部材の線膨張率の異方性により、超電導テープ線1に剥離力が発生する。この剥離力は、超電導コイル3の内外径比(=外径/内径)に依存する。
図5に、超電導コイル12内に発生する最大応力と外径/内径との関係を示す。
この結果より、超電導コイル12の内外径比が大きくなるに従って、最大応力は増大していることが分かる。
また、超電導テープ線1の許容剥離力である28MPaとなる超電導コイル12の内外径比は、3.1であることが判明した。
以下、この超電導テープ線1を用いた超電導コイルの実施の形態について説明する。
(第1の実施の形態)
本発明の第1の実施の形態に係る超電導コイルについて、図6を参照して説明する。
図6において、超電導コイル10は、外径100mmで内径90mmのFRP巻芯19の外面に、外径400mm、内径100mmの超電導コイル部14を設けて形成されている。
また、超電導コイル部14は、同心円状に、外径150mmで内径100mmのコイル内側部14a、外径250mmで内径150mmのコイル中側部14b、及び、外径400mmで内径250mmのコイル外側部14cの3つの部分からなっている。
更に、コイル内側部14aとコイル中側部14bとの間、及び、コイル中側部14bとコイル外側部14cとの間に非接着または接着力が予め他の部分のそれよりも低く設定されている離形部17が設けられている。
この超電導コイル10は、内径90mm、外径100mmのFRP巻芯19に、幅10mm、厚み0.1mmの超電導テープ線1と幅10mm、厚み0.1mmの絶縁テープ8とを重ね合わせた複合テープ11を750ターン巻き回して形成される。
ここで、125ターン目の複合テープ11の外周面と126ターン目の複合テープ11の内周面、及び375ターン目の複合テープ11の外周面と376ターン目の複合テープ11の内周面に離形材を塗布して離形部17を形成する。
離形材を塗布して離形部17を形成したことにより、125ターン目と126ターン目の複合テープ11、及び375ターン目と376ターン目の複合テープ11において、隣り合う超電導テープ線1と絶縁テープ8とが非接着または接着力が相対的に他の部分のそれよりも低くなる。
このため、超電導コイル10の超電導コイル部14は、コイル内側部14a、コイル中側部14b及びコイル外側部14cの3つの部分に分かれ、これらの内外径比は、それぞれ、150/100=1.5、250/150=1.7及び400/250=1.6となる。
よって、本実施の形態に係る超電導コイル10は、内外径比を3.1未満とできるため、図5のグラフから明らかなように、超電導コイル10に剥離力が発生しても離形部17で剥離するので超電導テープ線1に発生する剥離力を許容値28MPa未満とすることができる。
このため、超電導コイル10の超電導特性の低下を防ぐことができ、安定性を向上させることができる。
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態に係る超電導コイルについて、図7を用いて説明する。なお、第1の実施の形態と同一の構成には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
本実施形態に係る超電導コイル20は、図6に示す超電導コイル10の125ターン目の複合テープ11の外周面と126ターン目の複合テープ11の内周面、及び375ターン目の複合テープ11の外周面と376ターン目の複合テープ11の内周面の間にFRPテープ23を挿入した以外は、第1の実施の形態に係る超電導コイル10と同様に形成されている。
FRPテープ23を挿入したことにより、125ターン目と126ターン目の複合テープ11、及び375ターン目と376ターン目の複合テープ11において、隣り合う超電導テープ線1と絶縁テープ8とが非接着となる。
このため、超電導コイル10の超電導コイル部14は、コイル内側部14a、コイル中側部14b及びコイル外側部14cの3つの部分に分かれ、これらの内外径比は、それぞれ、150/100=1.5、250/150=1.7及び400/250=1.6となる。
よって、本実施の形態に係る超電導コイル20は、内外径比を3.1未満とできるため、図5のグラフから明らかなように、超電導テープ線1に発生する剥離力を許容値28MPa未満とすることができる。
このため、超電導コイル20の超電導特性の低下を防ぐことができ、安定性を向上させることができる。
(第3の実施の形態)
次に、本発明の第3の実施の形態に係る超電導コイルについて、図8を用いて説明する。なお、第1の実施の形態および第2の実施の形態と同一の構成には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
本実施形態に係る超電導コイル30は、図6に示す超電導コイル10の125ターン目の複合テープ11の外周面と126ターン目の複合テープ11の内周面、及び375ターン目の複合テープ11の外周面と376ターン目の複合テープ11の内周面の間に冷却・絶縁テープ33を挿入した以外は、第1の実施の形態に係る超電導コイル10と同様に形成されている。
冷却・絶縁テープ33は、図9に示すように、例えばアルミニウム製の冷却板35に絶縁テープ37を取り付けて形成される。
冷却・絶縁テープ33を挿入したことにより、125ターン目と126ターン目の複合テープ11、及び375ターン目と376ターン目の複合テープ11において、隣り合う超電導テープ線1と絶縁テープ8とが非接着となる。
このため、超電導コイル10の超電導コイル部14は、コイル内側部14a、コイル中側部14b及びコイル外側部14cの3つの部分に分かれ、これらの内外径比は、それぞれ、150/100=1.5、250/150=1.7及び400/250=1.6となる。
よって、本実施の形態に係る超電導コイル30は、内外径比を3.1未満とできるため、図5のグラフから明らかなように、超電導テープ線1に発生する剥離力を許容値28MPa未満とすることができる。
このため、超電導コイル30の超電導特性の低下を防ぐことができ、安定性を向上させることができる。
更に、本実施の形態では、冷却・絶縁テープ33を超電導コイル30の内部に挿入することにより、超電導コイル30の外側からだけではなく、超電導コイル30の内部からも冷却することが可能となる。
よって、超電導コイル30を効率的に冷却することが可能となるため、安定性が向上する。
(第4の実施の形態)
次に、本発明の第4の実施の形態に係る超電導コイルについて、図10を用いて説明する。なお、第1の実施の形態から第3の実施の形態と同一の構成には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図10において、超電導コイル40は、外径100mmで内径90mmのFRP巻芯19の外面に、外径410mm、内径100mmの超電導コイル部43を設けて形成されている。
また、超電導コイル部43は、同心円状に、外径150mmで内径100mmのコイル内側部43a、外径255mmで内径155mmのコイル中側部43b、及び、外径410mmで内径260mmのコイル外側部43cの3つの部分からなっている。
更に、コイル内側部43aとコイル中側部43bとの間、及び、コイル中側部43bとコイル外側部43cとの間にそれぞれ隙間45が設けられている。
ここで、コイル内側部43aの最外周ターンとコイル中側部43bの最内周ターン、及び、コイル中側部43bの最外周ターンとコイル外側部43cの最内周ターンを超電導テープ線1同士で接着力が相対的に他の部分のそれよりも低くなるような離形部となるハンダ接続とすることができる。
この超電導コイル40は、内径90mm、外径100mmのFRP巻芯19に、幅10mm、厚み0.1mmの超電導テープ線1と幅10mm、厚み0.1mmの樹脂を塗布した絶縁テープ8とを重ね合わせた複合テープ11を750ターン巻き回して形成されるが、125ターン目の複合テープ11の外周面と126ターン目の複合テープ11の内周面とに2.5mmの隙間を設け、更に375ターン目の複合テープ11の外周面と376ターン目の複合テープ11の内周面にも2.5mmの隙間を設ける。
本実施の形態の超電導コイル40の超電導コイル部43は、コイル内側部43a、コイル中側部43b及びコイル外側部43cの3つの部分に分かれ、これらの内外径比は、それぞれ、150/100=1.5、255/155=1.6および410/260=1.6となる。
よって、本実施の形態に係る超電導コイル40は、内外径比を3.1未満とできるため、図5のグラフから明らかなように、超電導テープ線1に発生する剥離力を許容値28MPa未満とすることができる。
このため、超電導コイル40の超電導特性の低下を防ぐことができ、安定性を向上させることができる。
(第5の実施の形態)
次に、本発明の第5の実施の形態に係る超電導コイルについて、図11を用いて説明する。なお、第4の実施の形態と同一の構成には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
本実施の形態の超電導コイル50は、図11(a)、(b)に示すように、超電導コイル部43におけるコイル内側部43aの最外周ターン、コイル中側部43bの最内周ターンと最外周ターン、及びコイル外側部43cの最内周ターンに、超電導コイル50の高さより長い銅電極51をハンダ接続し、隣接する銅電極51間で超電導テープ線1を介してハンダ接続した以外は、第4の実施の形態の超電導コイル40と同様に形成されている。
即ち、コイル内側部43aとコイル中側部43bが銅電極51及び超電導テープ線1を介して電気的に接続され、コイル中側部43bとコイル外側部43cが銅電極51及び超電導テープ線1を介して電気的に接続されている。
本実施の形態においても、コイル内側部43a、コイル中側部43b及びコイル外側部43cの3つに分かれ、これらの内外径比は、それぞれ、150/100=1.5、255/155=1.6および410/260=1.6となる。
よって、本実施の形態に係る超電導コイル50も、内外径比を3.1未満とできるため、図5のグラフから明らかなように、超電導テープ線1に発生する剥離力を許容値28MPa未満とすることができる。
このため、超電導コイル50の超電導特性の低下を防ぐことができ、安定性を向上させることができる。
(第6の実施の形態)
次に、本発明の第6の実施の形態に係る超電導コイルについて、図12を用いて説明する。なお、第4の実施の形態及び第5の実施の形態と同一の構成には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
本実施の形態の超電導コイル60では、非接着または接着力が予め他の部分のそれよりも低く設定される離形処理を施した絶縁物65をコイル内側部43aとコイル中側部43bの間、及びコイル中側部43bとコイル外側部43cの間に挿入した以外は、第5の実施の形態の超電導コイル50と同様に形成されている。
離形処理を施した絶縁物65としては、フッ素樹脂テープ、パラフィン、グリース、シリコンオイルからなる群より選ばれた少なくとも一種を離形材として接着もしくは塗布した絶縁物を用いることができる。
本実施の形態の超電導コイル60では、第5の実施の形態の超電導コイル50と同様の作用効果に加え、コイル内側部43a、コイル中側部43b及びコイル外側部43cの間の隙間を小さくすることができるので、隙間を埋めることにより超電導コイル60の機械強度を高めることができる。
なお、接着力の低い材料としてテフロン(登録商標)系あるいはポリイミドアミド系樹脂、エポキシ樹脂を使用することも可能である。
(第7の実施の形態)
次に、本発明の第7の実施の形態に係る超電導コイルについて、図10及び図13を用いて説明する。なお、第4の実施の形態から第6の実施の形態と同一の構成には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
本実施の形態の超電導コイル70では、超電導コイルの上下面に円形の絶縁板76を取り付け、さらに絶縁板76に、例えばアルミニウム製の冷却板77を取り付けた以外は、第4の実施の形態の超電導コイル40と同様に形成されている。
本実施の形態の超電導コイル70では、冷却時に超電導コイル70が縮んで、コイル内側部43a、コイル中側部43b及びコイル外側部43cがずれることを防止できるとともに、Al冷却板77を介して超電導コイル70を冷却することができる。
従って、本実施の形態に係る超電導コイル70は、第4の実施の形態の超電導コイル40と同様の作用効果に加え、超電導コイルのずれを防止でき、かつ超電導コイルを冷却することにより、超電導コイルの安定性を高めることができる。
1:超電導テープ線(薄膜超電導線材)、2:テープ基板、3:中間層、4:超電導層、5:安定化層5、6:配向層、7:保護層、8:絶縁テープ(絶縁材)、9、19:巻芯、11:複合テープ、10、12、20、30、40、50、60、70:超電導コイル、14、43:超電導コイル部、14a、43a:コイル内側部、14b、43b:コイル中側部、14c、43c:コイル外側部、17:離形部、23:FRPテープ、33:冷却・絶縁テープ、35:冷却板、37:絶縁テープ、45:隙間、51:銅電極、65:離形処理を施した絶縁物、76:絶縁板、77:冷却板

Claims (12)

  1. 多層構造の薄膜超電導線材と絶縁材とを巻き回して形成される超電導コイル部が同心円状の複数の部分からなり、前記同心円状の部分同士が隣接する境界部分の接着力が予め他の部分の接着力よりも低く設定されていて、
    かつ、前記複数の部分の内外径比がいずれも3.1未満であること、を特徴とする超電導コイル。
  2. 前記同心円状の部分同士が隣接する境界部分において、前記超電導線材と前記絶縁材とが接着されていないことを特徴とする請求項1記載の超電導コイル。
  3. 前記同心円状の部分同士が隣接する境界部分において、前記超電導線材及び前記絶縁材の一方又は双方に離形処理が施されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の超電導コイル。
  4. 前記同心円状の部分同士が隣接する境界部分に、離形処理を施した絶縁物を挿入したことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の超電導コイル。
  5. 前記離形処理を施した絶縁物として、フッ素樹脂テープ、パラフィン、グリース、シリコンオイルからなる群より選ばれた少なくとも一種を離形材として接着もしくは塗布した絶縁物を用いたことを特徴とする請求項4記載の超電導コイル。
  6. 前記同心円状の部分同士が隣接する境界部分に冷却手段を設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項記載の超電導コイル。
  7. 前記冷却手段として、前記絶縁材よりも熱伝導率の高い材質の冷却板を使用したことを特徴とする請求項6記載の超電導コイル。
  8. 前記冷却手段に更に絶縁処理が施されていることを特徴とする請求項6又は7記載の超電導コイル。
  9. 隣接する前記同心円状の部分同士が電気的に接続されていることを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれか1項記載の超電導コイル。
  10. 前記同心円状の部分同士が隣接する境界部分において、内側部分の外周面及び外側部分の内周面に電極を設け、これらの電極同士を電気的に接続したことを特徴とする請求項9記載の超電導コイル。
  11. 前記超電導コイル部の上面及び下面のうちの一方又は双方に絶縁物を配置したことを特徴とする請求項1乃至請求項10のいずれか1項記載の超電導コイル。
  12. 前記絶縁物に、前記絶縁物よりも熱伝導率の高い材質の冷却板を更に取り付けたことを特徴とする請求項11記載の超電導コイル。
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