JP2012101670A - インストルメントパネルのボックス支持構造 - Google Patents

インストルメントパネルのボックス支持構造 Download PDF

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Abstract

【課題】インストルメントパネルの開口の周縁部に設けられた軸部と、物品収納ボックスに設けられた嵌合部とから成る嵌合構造の耐久性を向上させることができ、嵌合構造を簡素化できて成形型のコストを低廉化でき、開口の周縁部をコンパクト化できるインストルメントパネルのボックス支持構造を提供する。
【解決手段】インストルメントパネル1の開口4の周縁部4Sに設けられた軸部7に、物品収納ボックス10に設けられた嵌合部11が回転自在に外嵌して、物品収納ボックス10が閉じ状態と開き状態とに揺動切り換え自在に構成され、物品収納ボックス10は、ボックス本体20とリッド30とから成り、ボックス本体20とリッド30のいずれか一方に嵌合部11が設けられ、軸部7から嵌合部11に加わる力の作用方向とは反対側から嵌合部11を受け止め支持する支持部27が、ボックス本体20とリッド30のいずれか他方に設けられている。
【選択図】図5

Description

本発明は、
物品収納ボックスに設けられた嵌合部がインストルメントパネルの開口の周縁部に設けられた軸部に回転自在に外嵌して、前記物品収納ボックスが、前記開口の奥側に収納された閉じ状態と前記開口から突出した開き状態とに前記軸部の軸芯周りに揺動切り換え自在に構成され、
前記物品収納ボックスは、ボックス本体と、前記ボックス本体に取り付けられて前記閉じ状態で前記開口を閉じるリッドとから成るインストルメントパネルのボックス支持構造に関する。
グローブボックス等の物品収納ボックスは、物品収納ボックスの閉じ状態をインストルメントパネルの開口の周縁部に対してロックするロック機構を隠すためやリッドの剛性を確保するためにボックス本体とリッドの二部品で構成されている。
この物品収納ボックスを備えた上記のインストルメントパネルのボックス支持構造では、前記嵌合部を介してインストルメントパネル側の軸部に物品収納ボックスの自重や物品の荷重が加わり、軸部に高い剛性・強度が求められる。また、前記嵌合部には軸部から力が加わり、嵌合部にも同様に高い剛性・強度が求められる。
そこで、従来、特許文献1に開示されているように、軸部の軸芯方向中央部とインストルメントパネルの開口の周縁部とを連結する連結リブを設け、前記嵌合部に、グローブボックスの閉じ状態で前記軸部が入り込むスリットを形成した技術や、特許文献2に開示されているように、嵌合部に格子状の補強リブを設ける技術が開発されていた。
特許第4015512号公報 特開2005−145131号公報
しかしながら、前記特許文献1の技術によれば、軸部の軸芯方向中央部とインストルメントパネルの開口の周縁部とを連結する連結リブを設けたことで、軸部の周りの構造が複雑化し、スライド型が必要になって成形型のコストが高くなっていた。そして、軸部の周りの構造が大きくなり、インストルメントパネルの開口の周縁部の構造が大型化していた。
また、特許文献2の技術によれば、嵌合部に格子状の補強リブを設けたことで、嵌合部の構造が複雑化し、スライド型が必要になって特許文献1の技術と同様に成形型のコストが高くなっていた。
本発明は上記実状に鑑みて成されたもので、その目的は、インストルメントパネルの開口の周縁部に設けられた軸部と、物品収納ボックスに設けられた嵌合部とから成る嵌合構造の耐久性を向上させることができ、嵌合構造を簡素化できて成形型のコストを低廉化でき、前記開口の周縁部をコンパクト化できるインストルメントパネルのボックス支持構造を提供する点にある。
本発明の特徴は、
物品収納ボックスに設けられた嵌合部がインストルメントパネルの開口の周縁部に設けられた軸部に回転自在に外嵌して、前記物品収納ボックスが、前記開口の奥側に収納された閉じ状態と前記開口から突出した開き状態とに前記軸部の軸芯周りに揺動切り換え自在に構成され、
前記物品収納ボックスは、ボックス本体と、前記ボックス本体に取り付けられて前記閉じ状態で前記開口を閉じるリッドとから成るインストルメントパネルのボックス支持構造であって、
前記ボックス本体とリッドのいずれか一方に前記嵌合部が設けられ、
前記軸部から前記嵌合部に加わる力の作用方向とは反対側から前記嵌合部を受け止め支持する支持部が、前記ボックス本体とリッドのいずれか他方に設けられている点にある。(請求項1)
上記構成によれば、前記ボックス本体とリッドのいずれか一方に前記嵌合部が設けられ、軸部から前記嵌合部に加わる力の作用方向とは反対側から前記嵌合部を受け止め支持する支持部が、前記ボックス本体とリッドのいずれか他方に設けられているから、嵌合部を支持部で受止め支持することができ、前記軸部と嵌合部から成る嵌合構造の剛性・強度を上げることができて、前記嵌合構造の耐久性を向上させることができる。
また、前記嵌合部はボックス本体とリッドのいずれか一方に設けられ、支持部はボックス本体とリッドのいずれか他方に設けられているから、例えば、嵌合部にリブ等の補強部を備えさせた構造に比べると、嵌合部が設けられたボックス本体又はリッドの構造を簡素化できて、これによりボックス本体又はリッドの成形型を簡素化することができ、成形型のコストを低廉化することができる。
そして、上記のように嵌合構造の剛性・強度を高くすることができるから、軸部の大型化を回避でき、軸部が設けられるインストルメントパネルの開口の周縁部をコンパクトにすることができる。(請求項1)
本発明において、
前記軸部は前記インストルメントパネルの開口の下側周縁部に車幅方向に沿う横軸状に設けられ、
前記ボックス本体は縦壁状の奥壁と底壁を備え、
前記底壁の下方に前記リッドの下端部が配置され、
前記リッドの下端部に前記嵌合部が設けられ、
前記奥壁と底壁で形成されるコーナー部の外面に前記支持部が突設されていると、次の作用を奏することができる。(請求項2)
前記軸部には、ボックス本体とリッドの自重やボックス本体に収容した物品の荷重が加わる。また、嵌合部には軸部から上向きの力が加わる。この嵌合部を支持部が上方から受け止め支持して嵌合部の上方への変形・移動を抑制する。
ボックス本体の縦壁状の奥壁と底壁で形成されるコーナー部はボックス本体の他の個所に比べて剛性・強度が高く、このような剛性・強度が高いコーナー部の外面に前記支持部が突設されているから、支持部の剛性・強度をより高くすることができ、前記嵌合構造の剛性・強度を高くすることができる。従って、ボックス本体に物品を収容した時やボックス本体に熱が加わった時であっても嵌合部及び軸部を変形しにくくすることができる。(請求項2)
本発明において、
前記嵌合部は断面C字状に形成され、
前記支持部は、前記嵌合部の軸芯を挟んで前記嵌合部の開放部とは反対側の背部を受け止め支持すると、嵌合部の構造を簡素化することができ、前記嵌合構造をより簡素化することができる。また、嵌合部の開放部に軸部を相対的に挿入して嵌合部を軸部に嵌合させることができ、嵌合作業を円滑に行なうことができる。(請求項3)
本発明において、
前記支持部は、前記ボックス本体の幅方向に間隔を空けて並ぶ複数のリブを前記コーナー部の外面に突設して構成されていると、次の作用を奏することができる。(請求項4)
リブは、必要とするスペースが小さいので、インストルメントパネルの開口の下側の周縁部の周りのような複雑で狭い空間にも容易に配設することができる。さらに、支持部がリブから成るので、ボックス本体の成形型も簡素な形状にすることができる。(請求項4)
本発明において、
前記嵌合部を前記軸部に外嵌していない前記物品収納ボックスの組み付け前の状態では、前記支持部が前記嵌合部から離間しており、
前記嵌合部を前記軸部に外嵌した前記物品収納ボックスの組み付け状態では、前記ボックス本体の自重、又は前記ボックス本体の自重と収容物品の荷重で前記支持部が前記嵌合部に当接していると、次の作用を奏することができる。(請求項5)
前記嵌合部を前記軸部に外嵌していない前記物品収納ボックスの組み付け前の状態では、前記支持部が前記嵌合部から離間しているから、リッドとボックスの組み合わせ時に支持部と嵌合部の干渉を防ぐことができ、組み付けが容易で組み付け性を向上させることができる。
前記嵌合部を前記軸部に外嵌した前記物品収納ボックスの組み付け状態では、ボックス本体の自重、又はボックス本体の自重と収容物品の荷重でボックス本体の底壁やリッドの下端部が弾性変形して前記支持部が嵌合部に当接する。(請求項5)
本発明によれば、
インストルメントパネルの開口の周縁部に設けられた軸部と、物品収納ボックスに設けられた嵌合部とから成る嵌合構造の耐久性を向上させることができ、嵌合構造を簡素化できて成形型のコストを低廉化でき、前記開口の周縁部をコンパクト化できるインストルメントパネルのボックス支持構造を提供することができた。
インストルメントパネルの斜視図 インストルメントパネルの分解斜視図 グローブボックスの斜視図 グローブボックスの分解斜視図 インストルメントパネルのボックス支持構造の縦断側面図 嵌合部に対する支持部を下方から見た斜視図
以下、本発明を実施するための形態を図面に基づいて説明する。
図1,図2に自動車のインストルメントパネル1を示してある。インストルメントパネル1は車室内のほぼ全幅にわたる長さに合成樹脂で成形されて運転席及び助手席の前方に配設されている。
前記インストルメントパネル1の車幅方向の中央部にカーステレオ(オーディオ類)・エアコン(空調機器)などの操作系パネル2が集約して配置されている。そして、インストルメントパネル1の車幅方向中央の下端部から下方にセンターコンソール3が延びている。
図2に示すように、インストルメントパネル1の助手席と対向する箇所の下方に、後ろ下方を向く長方形状の開口4が形成され、前記開口4の下側の周縁部4Sに、グローブボックス10(物品収納ボックスに相当)を連結する左右一対の連結部5が設けられている。
前記連結部5は、開口4の下側の周縁部4Sから後ろ下方に突出する左右一対の支持片6と、左右一対の支持片6を介して開口4の下側の周縁部4Sに両持ち支持される軸部7とから成る。軸部7は前記開口4の下側の周縁部4Sに車幅方向に沿う横軸状に設けられている。
軸部7には後ろ上方に開口する複数の横長の凹部7Uが軸部7の軸芯方向に並ぶ状態に設けられている。図5に示すように、軸部7と直交する方向の断面において、前記凹部7Uは開口側ほど幅広の台形状に形成されている。この凹部7Uにより軸部7を軽量化することができる。
そして、図3〜図5に示すように、グローブボックス10に設けられた左右一対の嵌合部11が前記軸部7に回転自在に外嵌して、グローブボックス10が、インストルメントパネル1の開口4の奥側に収納された閉じ状態と開口4から車室内側に突出した開き状態とに前記軸部7の軸芯O周りに揺動切り換え自在に(開閉自在)構成されている。
前記グローブボックス10は、ボックス本体20と、ボックス本体20に取り付けられて前記閉じ状態で前記開口4を閉じるリッド30とから成る。ボックス本体20は上側が開口した縦断側面視V字状に形成され、前記閉じ状態で略上下方向に沿う奥壁21と、奥壁21の下端部から車両後方側に延び、車両前後方向の長さが短く設定された底壁22と、奥壁21と共に縦断面視でほぼV字を成すように底壁22の車両後方側の端部から延びる傾斜壁23と、奥壁21の左端部と傾斜壁23の左端部に架け渡された左側の側壁24と、奥壁21の右端部と傾斜壁23の右端部とに架け渡された右側の側壁25とを備えている。左右の側壁24,25の外面と傾斜壁23の裏面とには連続した補強リブ50が設けられている。
奥壁21の上端部21Jには段差部が形成されて、前記上端部21Jが奥壁21の残りの部分に対して前記開口4の、より奥側(車両前方側)に位置している。
前記傾斜壁23の幅(車幅方向における傾斜壁23の長さ)は左右一対の側壁24,25間の長さよりも長く設定され、傾斜壁23の左側の側部23S1が左側の側壁24の左側に張り出し、傾斜壁23の右側の側部23S2が右側(車両前後方向で前下方)に張り出している。傾斜壁23には幅方向及び長手方向の内方部に長方形状の大きな開口23Hが形成され、開口23Hの周部にはリッド30に対する多数の溶着用のリブが形成されている。傾斜壁23に開口23Hが形成されているからボックス本体20を軽量化することができる。
そして、ボックス本体20の傾斜壁23にリッド30が乗員側(車両後方側Rr)から重ねられて溶着されている(前記溶着に代えて、ボックス本体20の傾斜壁23にリッド30がスクリュー等で締め付け固定されていてもよい)。リッド30の表側の面はグローブボックス10の意匠面となる。リッド30はボックス本体20の傾斜壁23とほぼ同一の大きさに形成され、リッド30の裏面に、前記溶着用のリブに溶着される多数の小さな溶着用の突起40が形成されている(図4参照)。このリッド30がボックス本体20の傾斜壁23に溶着されると、ボックス本体20の奥壁21と共に縦断側面視でほぼV字を成す。
前記ボックス本体20とリッド30の間にグローブボックス10の閉じ状態をインストルメントパネル1の開口4の周縁部に対してロックするロック機構が設けられ、ボックス本体20の傾斜壁23の上部の左右中央部とリッド30の上部の左右中央部に、グローブボックス10の開閉ロック機構の収容部26A,26Bが膨出形成されている。
リッド30の下端部30Kはボックス本体20の底壁22の下方まで延びている。このように、前記底壁22の下方にリッド30の下端部30Kが配置されている。
図5に示すように、前記嵌合部11は、前記閉じ状態で下側が開放した断面C字状に形成されて、リッド30の下端部30Kの裏側(意匠面とは反対側)に設けられている。詳しくは、嵌合部11の車両後方側の周部の一部分が連結片12を介してリッド30の下端部30Kの裏面に一体に接続している。また、嵌合部11の車両後方側の開放端11Tもリッド30の下端部30Kの裏面に一体に接続している。
そして、前記軸部7から前記嵌合部11に加わる力の作用方向とは反対側の上側から嵌合部11を受け止め支持する左右一対の支持部27が、ボックス本体20の縦壁状の奥壁21と底壁22で形成されるコーナー部Cの外面に突設されている。
図4〜図6に示すように、前記支持部27は、ボックス本体20の幅方向に間隔を空けて並ぶ状態に前記コーナー部C及び底壁22の外面に突設された複数の第1リブ28(特許請求の範囲の「リブ」に相当)と、複数の第1リブ28と交差(直交)する状態に前記コーナー部C及び底壁22の外面に突設された複数の第2リブ29とから成る。
第1リブ28はボックス本体20の幅方向と直交する方向に長い板状に形成され、第2リブ29はボックス本体20の幅方向に長い板状に形成されている。この第2リブ29は連結片12とリッド30の下端部30Kに溶着される。図5の第2リブ29と連結片12との重複部、及び、第2リブ29とリッド30の下端部30Kとの重複部は溶着シロである。本実施形態では第1リブ28と第2リブ29は3個づつ設けられている。第1リブ28と第2リブ29の数は3個以外であってもよい。
そして、ボックス本体20の奥側に位置する第1リブ28の端部の下面に、前記嵌合部11を受け止め支持する支持面28Mが設けられている。前記支持面28Mは大きな曲率半径の円弧状に形成され、嵌合部11の軸芯Oを挟んで嵌合部11の開放部11Kとは反対側の背部11Hを受け止め支持する。
前記支持部27は複数の第1リブ28と、複数の第1リブ28と交差する複数の第2リブ29とで格子状に形成されているから、支持部27の剛性・強度を向上させることができる。また、前記支持面28Mは大きな曲率半径の円弧状に形成されているから、前記嵌合部11の背部11Hを確実に受け止め支持することができ、支持状態を安定させることができる。
前記嵌合部11が軸部7に外嵌していないグローブボックス10の組み付け前の状態では、支持部27が嵌合部11から離間しており(図5の拡大図の二点鎖線(支持面28M)参照)、嵌合部11を軸部7に外嵌した物品収納ボックスの組み付け状態では、ボックス本体20の自重(ボックス本体20の自重と収容物品の荷重であってもよい)で底壁22やリッド30の下端部30Kが弾性変形して支持部27が嵌合部11に当接している。これにより、リッド30とボックス本体20の組み合わせ時に支持部27と嵌合部11の干渉を防ぐことができ、組み付けが容易で組み付け性を向上させることができる。
左側の側壁24と右側の側壁25の奥壁21側の上端部には、グローブボックスの幅方向外側に向かって突出する円筒状の係合凸部41が設けられている。係合凸部41はインストルメントパネル1の開口4の端縁に引っ掛かって、グローブボックス10の全開状態を保持する。係合凸部41にはクッション材(図示せず)が装着される。
上記の構造により、
(1) リッド30に嵌合部11が設けられ、軸部7から嵌合部11に加わる力の作用方向とは反対側の上側から嵌合部11を受け止め支持する複数の第1リブ28がボックス本体20に設けられているから、嵌合部11を複数の第1リブ28で受け止め支持することができ、前記軸部7と嵌合部11から成る嵌合構造の剛性・強度を上げることができて、前記嵌合構造の耐久性を向上させることができる。
また、嵌合部11はリッド30に設けられ、支持部27はボックス本体20に設けられているから、例えば、嵌合部11にリブ等の補強部を備えさせた構造に比べると、リッド30の構造を簡素化できて、リッド30の成形型を簡素化することができ、成形型のコストを低廉化することができる。
そして、上記のように嵌合構造の剛性・強度を高くすることができるから、軸部7の大型化を回避でき、軸部7が設けられるインストルメントパネル1の開口4の周縁部をコンパクトにすることができる。
(2) 前記軸部7には、ボックス本体20とリッド30の自重やボックス本体20に収容された物品の荷重が加わる。また、嵌合部11には軸部7から上向きの力が加わる。この嵌合部11を複数の第1リブ28から成る支持部27が上方から受け止め支持して嵌合部11の上方への変形・移動を抑制する。
ボックス本体20の縦壁状の奥壁21と底壁22で形成されるコーナー部Cはボックス本体20の他の個所に比べて剛性・強度が高い。このような剛性・強度が高いコーナー部Cの外面に前記複数の第1リブ28と第2リブ29が突設されているから、複数の第1リブ28と第2リブ29から成る支持部27の剛性・強度をより高くすることができ、前記嵌合構造の剛性・強度を高くすることができる。従って、ボックス本体20に物品を収容した時やボックス本体20に熱が加わった時であっても、嵌合部11及び軸部7を変形しにくくすることができる。
(3) 前記嵌合部11は、前記閉じ状態で下側に開放する断面C字状に形成され、
前記複数の第1リブ28は、嵌合部11の軸芯Oを挟んで嵌合部11の開放部11Kとは反対側の背部11Hを上方から受け止め支持するから、嵌合部11の構造を簡素化することができ、前記嵌合構造をより簡素化することができる。また、嵌合部11の開放部11Kに軸部7を挿入して嵌合部11を軸部7に嵌合させることができ、嵌合作業を円滑に行なうことができる。
(4) 第1リブ28や第2リブ29は、必要とするスペースが小さいので、インストルメントパネル1の開口4の下側の周縁部4Sの周りのような複雑で狭い空間にも、前記嵌合構造の補強構造を容易に配設することができる。さらに、嵌合部11を第1リブ28で支持するので、ボックス本体20の成形型も簡素な形状にすることができる。
[別実施形態]
(1) 前記嵌合部11がボックス本体20に設けられ、前記支持部27がリッド30に設けられていてもよい。
(2) 上記の実施形態ではグローブボックス10を例に挙げて説明したが、本発明はグローブボックス10に限られるものではなく、他の収納ボックスにも適用することができる。
1 インストルメントパネル
4 開口
4S 開口の下側の周縁部
7 軸部
10 物品収納ボックス(グローブボックス)
11 嵌合部
11K 嵌合部の開放部
11H 背部(嵌合部の背部)
20 ボックス本体
21 奥壁
22 底壁
27 支持部
28 リブ(第1リブ)
30 リッド
30K リッドの下端部
C コーナー部
O 軸芯

Claims (5)

  1. 物品収納ボックスに設けられた嵌合部がインストルメントパネルの開口の周縁部に設けられた軸部に回転自在に外嵌して、前記物品収納ボックスが、前記開口の奥側に収納された閉じ状態と前記開口から突出した開き状態とに前記軸部の軸芯周りに揺動切り換え自在に構成され、
    前記物品収納ボックスは、ボックス本体と、前記ボックス本体に取り付けられて前記閉じ状態で前記開口を閉じるリッドとから成るインストルメントパネルのボックス支持構造であって、
    前記ボックス本体とリッドのいずれか一方に前記嵌合部が設けられ、
    前記軸部から前記嵌合部に加わる力の作用方向とは反対側から前記嵌合部を受け止め支持する支持部が、前記ボックス本体とリッドのいずれか他方に設けられているインストルメントパネルのボックス支持構造。
  2. 前記軸部は前記インストルメントパネルの開口の下側周縁部に車幅方向に沿う横軸状に設けられ、
    前記ボックス本体は縦壁状の奥壁と底壁を備え、
    前記底壁の下方に前記リッドの下端部が配置され、
    前記リッドの下端部に前記嵌合部が設けられ、
    前記奥壁と底壁で形成されるコーナー部の外面に前記支持部が突設されている請求項1記載のインストルメントパネルのボックス支持構造。
  3. 前記嵌合部は断面C字状に形成され、
    前記支持部は、前記嵌合部の軸芯を挟んで前記嵌合部の開放部とは反対側の背部を受け止め支持する請求項2記載のインストルメントパネルのボックス支持構造。
  4. 前記支持部は、前記ボックス本体の幅方向に間隔を空けて並ぶ複数のリブを前記コーナー部の外面に突設して構成されている請求項2又は3記載のインストルメントパネルのボックス支持構造。
  5. 前記嵌合部を前記軸部に外嵌していない前記物品収納ボックスの組み付け前の状態では、前記支持部が前記嵌合部から離間しており、
    前記嵌合部を前記軸部に外嵌した前記物品収納ボックスの組み付け状態では、前記ボックス本体の自重、又は前記ボックス本体の自重と収容物品の荷重で前記支持部が前記嵌合部に当接している請求項2〜4のいずれか一つに記載のインストルメントパネルのボックス支持構造。
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