JP2012030628A - グローブボックスの開閉構造 - Google Patents

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Takefumi Imai
健文 今井
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Abstract

【課題】ボックス本体とリッドとの間に配置されたロック機構のアームが、アームを支持するリッドの支持脚部側のリテーナに対して円滑に摺動することができ、しかも、製作コストを低廉化することができるグローブボックスの開閉構造を提供する。
【解決手段】インストルメントパネルにグローブボックス5が開閉自在に支持され、ロック機構13はアーム16と操作部から構成されて、アーム16が被係合部14Hに係合したロック状態と、アーム16が被係合部14Hとの係合を解除したロック解除状態とに切り換え自在に構成され、支持脚部19にアーム挿通孔19Hが形成され、アーム16が摺動する摺動部15Sがアーム挿通孔19Hに設けられ、ボックス本体6とリッド8が振動溶着される際に支持脚部19の先端部19Aが点接触又は線接触する突起22がボックス本体6に突設されている。
【選択図】図6

Description

本発明は、
インストルメントパネルにグローブボックスが開閉自在に支持され、
前記グローブボックスの閉じ状態をロックするロック機構が前記グローブボックスのボックス本体とリッドの間に設けられ、
前記ロック機構は、前記グローブボックスの側面から前記インストルメントパネルの被係合部に向かって出退自在なアームと、前記アームを出退操作するハンドルを備えた操作部とから構成されて、前記アームが前記被係合部に係合したロック状態と、前記アームが前記被係合部との係合を解除したロック解除状態とに切り換え自在に構成され、
前記アームを支持する支持脚部が前記リッドの裏面に立設され、
前記支持脚部にアーム挿通孔が形成されるとともに、前記アームが摺動する摺動部が前記アーム挿通孔に設けられ、
前記ボックス本体と前記リッドは振動溶着されているグローブボックスの開閉構造に関する。
従来、前記ロック機構を備えたグローブボックスにおいては、ボックス本体とリッドを振動溶着する際に、リッドの裏面に立設された支持脚部を自由な状態にして振動溶着していた。類似の技術として特許文献1の技術や特許文献2の技術がある。
特許第3618134号公報 特開2008−285084号公報
上記従来の構造によれば、グローブボックスのボックス本体とリッドを振動溶着する際に、リッドの裏面に立設された支持脚部を自由な状態にして振動溶着していたために、振動溶着の際に支持脚部が振動して、支持脚部のアーム挿通孔に設けられた摺動部とアームが摺動し、アームの外周面に傷が付いたり前記外周面が溶けたりすることがあった。このように、アームの外周面に傷が付いたり溶けたりすると、アームが摺動部に対して円滑に摺動しにくくなる。
前記支持脚部の根元を補強リブで補強することも考えられるが、グローブボックスのリッドは一般に軟らかい材質で成形されていることから補強効果が低く、支持脚部の剛性を大きく向上させることができない。
他の対策として、アームと摺動部の接触部にグリースを塗布し、摺動性を上げることでアームの外周面の溶けを防ぐ手段があるが、この手段によれば、グリースにコストがかかるとともに、グリースの塗布作業にコストがかかって製作コストが高くなる。
本発明は上記実状に鑑みて成されたもので、その目的は、ボックス本体とリッドとの間に配置されたロック機構のアームが、アームを支持するリッドの支持脚部側の摺動部に対して円滑に摺動することができ、しかも、製作コストを低廉化することができるグローブボックスの開閉構造を提供する点にある。
本発明の特徴は、
インストルメントパネルにグローブボックスが開閉自在に支持され、
前記グローブボックスの閉じ状態をロックするロック機構が前記グローブボックスのボックス本体とリッドの間に設けられ、
前記ロック機構は、前記グローブボックスの側面から前記インストルメントパネルの被係合部に向かって出退自在なアームと、前記アームを出退操作するハンドルを備えた操作部とから構成されて、前記アームが前記被係合部に係合したロック状態と、前記アームが前記被係合部との係合を解除したロック解除状態とに切り換え自在に構成され、
前記アームを支持する支持脚部が前記リッドの裏面に立設され、
前記支持脚部にアーム挿通孔が形成されるとともに、前記アームが摺動する摺動部が前記アーム挿通孔に設けられ、
前記ボックス本体と前記リッドは振動溶着されているグローブボックスの開閉構造であって、
前記ボックス本体と前記リッドが振動溶着される際に前記支持脚部の先端部が点接触又は線接触する突起が前記ボックス本体に突設されている点にある。(請求項1)
この構成によれば、前記ボックス本体とリッドが振動溶着される際に前記支持脚部の先端部が前記ボックス本体の突起に点接触又は線接触する。これにより、支持脚部の剛性を強くすることができて、支持脚部のアーム挿通孔に設けられた摺動部の振動を抑えることができる。
従って、振動溶着の際にアームを治具で支持した状態で振動溶着することで、摺動部とアームとの振動を抑えることができる。その結果、摺動部とアームとの間に摩擦が生じることを防止でき、アームの外周面に傷が付いたりアームの外周面が溶けたりすることを防止できる。
支持脚部の先端部はボックス本体の突起に点接触又は線接触することから支持脚部の先端部と突起との接触面積は小さくて、支持脚部の先端部と突起が振動したとしても、振動により溶着するほどの摩擦は発生しない。
ボックス本体とリッドが振動溶着された後は、支持脚部の先端部がボックス本体の突起に固定された状態になり、摺動部を介して支持脚部でアームをしっかりと支持することができる。その結果、乗員がグローブボックスを開閉操作する時にアームに加わる荷重でアームがぐらつくことを防ぐことができて良好な操作感を得ることができる。
そして、例えば、アームと摺動部の接触部にグリースを塗布してアームの外周面の溶けを防ぐ手段に比べると、グリースに要する材料コストやグリースの塗布作業を省くことができて製作コストを低廉化することができる。(請求項1)
本発明において、
前記ボックス本体とリッドは仮組み状態で振動溶着され、
前記仮組み状態では前記支持脚部の先端部は前記突起に対して近接した非接触状態にあり、
振動溶着の際に前記リッドが前記ボックス本体側に加圧されると、前記支持脚部の先端部と前記突起の間の隙間が小さくなり、
前記リッドが前記ボックス本体側にさらに加圧されると、前記支持脚部の先端部が前記突起に接触する構成によれば、次の作用を奏することができる。(請求項2)
振動溶着の際に前記支持脚部が前記突起に接触している時間を短くすることができ、支持脚部と突起が振動で溶着することをより確実に防止することができる。(請求項2)
本発明において、
前記突起は前記ボックス本体に複数突設され、
前記複数の突起に傾斜面が形成され、
隣り合う前記突起の傾斜面の間に前記支持脚部の先端部が入り込んで前記傾斜面に点接触又は線接触すると、次の作用を奏することができる。(請求項3)
前記複数の突起に傾斜面が形成されているから、支持脚部の先端部を突起に点接触又は線接触させやすくすることができる。そして、隣り合う前記突起の傾斜面の間に前記支持脚部の先端部が入り込んで前記傾斜面に点接触又は線接触するから、隣り合う突起で支持脚部の先端部を安定支持することができる。これにより、支持脚部の先端部が振動することをより確実に防止することができる。(請求項3)
本発明によれば、
ボックス本体とリッドとの間に配置されたロック機構のアームが、アームを支持するリッドの支持脚部側の摺動部に対して円滑に摺動することができ、しかも、製作コストを低廉化することができるグローブボックスの開閉構造を提供することができた。
インストルメントパネルとセンターコンソールを示す斜視図 インストルメントパネルから取り外したグローブボックスを左上方から見た斜視図 グローブボックスの分解斜視図 図3のA矢視図 インストルメントパネルから取り外したグローブボックスを右下方から見た斜視図 図5のB−B断面図 支持脚部と突起の接触状態を示す図 リッドを裏側から見た斜視図 第1の別実施形態の支持脚部と突起の接触状態を示す図 第2の別実施形態の支持脚部と突起の接触状態を示す斜視図
以下、本発明を実施するための形態を図面に基づいて説明する。
図1に自動車のインストルメントパネル1とセンターコンソール2を示してある。インストルメントパネル1は車室内のほぼ全幅にわたる長さに合成樹脂で成形されて、運転席及び助手席の前方に配設されている。
前記インストルメントパネル1の車幅方向の中央部にカーステレオ(オーディオ類)・エアコン(空調機器)などの操作系パネル3が集約して配置されている。そして、インストルメントパネル1の車幅方向中央の下端部から車両後方側Rrに前記センターコンソール2が延びている。
[グローブボックス5の構造]
図1に示すように、グローブボックス5がインストルメントパネル1に開閉自在に支持されて、インストルメントパネル1の助手席と対向する箇所の下方に位置している。
図2,図3に示すように、グローブボックス5のボックス本体6は上側が開口した縦断側面視V字状に形成され、後ろ上がりに傾斜する第1傾斜壁7と、第1傾斜壁7と共に縦断側面視でV字を成す奥側の第2傾斜壁23と、第1傾斜壁7の左端部と第2傾斜壁23の左端部とに架け渡された左側の側壁40と、第1傾斜壁7の右端部と第2傾斜壁23の右端部とに架け渡された右側の側壁41(図5参照)とを備えている。そして、第1傾斜壁7にリッド8が乗員側(車両後方側Rr)から重なって振動溶着されている。リッド8の表側の面はグローブボックス5の意匠面8Mとなる。
また、前記第2傾斜壁23の下端部に、下側が開放した断面C字状の軸受け部25が一体に成形され、この軸受け部25にインストルメントパネル1側から突出する横軸部が嵌合して、横軸部の軸芯O(図2参照)周りにグローブボックス5が揺動開閉自在に構成されている。
前記ボックス本体6の第1傾斜壁7の外面(乗員側の面)に複数の縦横のリブLが突設され、第1傾斜壁7の右端部から右側連結壁10が収納部45(図3参照)とは反対側(リッド8側)に張り出し、第1傾斜壁7の左端部から左側連結壁11が収納部45とは反対側に張り出している。左側連結壁11の張り出し長さは右側連結壁10の張り出し長さよりも短く設定されている。
図3に示すように、右側連結壁10の張り出し端部10Aは、ボックス本体6の幅方向外方側から見て上部が円弧状に形成されている。「張り出し端部」とは右側連結壁10の張り出し方向下手側の端部である。前記張り出し端部10Aの下部は前記上部に滑らかに連なる直線状に形成されて、下側ほど車両前方側Fr(乗員側とは反対側)に位置するように傾斜している。
図6に示すように、右側連結壁10の張り出し端部10Aは、横断面(図5におけるB−B断面)において、前記張り出し端部10A以外の右側連結壁部分10Bからボックス本体6の幅方向外側に突出するL字形に形成されている。そして、横断面において、前記右側連結壁部分10Bの延長線上に位置する振動溶着用の第1リブ43が右側連結壁10に一体に設けられて、前記張り出し端部10A(詳しくは壁面がボックス本体6の幅方向を向く張り出し端部部分)に対向している。振動溶着用の第1リブ43は前記張り出し端部10Aよりも薄肉に形成されている。
図4に示すように、右側連結壁10の張り出し端部10Aと振動溶着用の第1リブ43に複数のリブLが架け渡されている。これにより、右側連結壁10の張り出し端部10Aと振動溶着用の第1リブ43の強度・剛性を強くすることができる。
図3に示すように、左側連結壁11にボックス本体6の幅方向内側から対向する振動溶着用の第2リブ42がボックス本体6に一体に設けられ、左側連結壁11と振動溶着用の第2リブ42との間に複数のリブLが架け渡されている。左側連結壁11と振動溶着用の第2リブ42との間隔は、右側連結壁10の張り出し端部10Aと振動溶着用の第1リブ43との間隔よりも長く設定されている。
[ロック機構13の構造]
図3に示すように、グローブボックス5の閉じ状態をロックするロック機構13がグローブボックス5のボックス本体6とリッド8の間に設けられている。
図3,図6に示すように、ロック機構13はボックス本体6の右側連結壁10の側面10S(グローブボックスの側面に相当)からインストルメントパネル1の第1リテーナ14の係合孔14H(被係合部に相当)に向かって出退自在な左右一対のアーム16と、左右一対のアーム16を出退操作するハンドル17を備えた操作部18(図3参照)とから構成されて、アーム16の後述の他端部16Bが係合孔14Hに係合したロック状態と、アーム16の他端部16Bが係合孔14Hとの係合を解除したロック解除状態とに切り換え自在に構成されている。前記操作部18はリッド8の幅方向中央よりも少し左側に偏って配置されている。
リッド8の裏面には左右一対のアーム16を各別に支持する左右一対の支持脚部19,39が立設され、支持脚部19,39に長方形のアーム挿通孔19H,39Hが形成されるとともに、アーム16が摺動する角筒状の第2リテーナ15がアーム挿通孔19H,39Hに嵌合している。第2リテーナ15はアーム16を円滑に摺動させるためのブッシュとしての役割を有する。アーム16に対する第2リテーナ15の摺動部15Sは、リッド8の幅方向外側ほどアーム挿通孔19H,39Hの径方向内方側に位置するように傾斜した板バネ状に形成されている。
リッド8の上端部は裏側にくの字状に折曲している(図8参照)。また、リッド8の幅方向の両端部にはリッド8の裏側に延びるフランジ8Fが形成されている。
[支持脚部19の構造]
図8に示すように、右側の支持脚部19は側面視でリッド8の裏側に向って窄まる板状に形成されるとともに、支持脚部19の先端部19Aが三角形状に形成されている。前記アーム挿通孔19Hは支持脚部19の先端部19A側に形成されている。支持脚部19の周部にはリッド8の幅方向内側に張り出すフランジ19Fが形成され、支持脚部19の両板面には三角形状の支持リブLが複数個づつ形成されている。左側の支持脚部39は右側の支持脚部19と類似の構造に構成されている。符号39Fは左側の支持脚部39のフランジ,Lはリブ,39Aは支持脚部39の先端部である。
[アーム16の構造]
図3に示すように、アーム16は平面視でクランク状に形成されて、アーム16の長手方向の一端部16Aが操作部18の連結部18Rに連結している。前記ハンドル17がリッド8の左端部側に偏って配置されていることから、右側のアーム16は左側のアーム16よりも長く形成されている。以下、右側のアーム16を例に挙げてアーム16の構造について説明する。
アーム16の他端部16Bは前記一端部16Aよりもリッド8から離れて位置してボックス本体6の右側連結壁10の側面10Sから出退し、インストルメントパネル1の第1リテーナ14の係合孔14Hに係合する(図6参照)。アーム16の他端部16Bには、リッド8側ほどリッド8の幅方向外側に位置する傾斜面16B1が形成されている。これにより、アーム16の他端部16Bを前記係合孔14Hに挿入しやすくすることができる。
グローブボックス5の全開状態で左側の側壁40の上端部のうち、リッド8の上端部から最も遠い位置にある上端部部分の側面にグローブボックス5の幅方向外側に向かって突出する円筒状の係合凸部21が設けられ、係合凸部21に断面8の字状のクッション材24の一方の円筒部24Aが外嵌している。
前記係合凸部21はグローブボックス5の全開状態を保持するために設けられている。すなわち、クッション材24の他方の円筒部24Bを介して前記係合凸部21をインストルメントパネル1の開口部の端縁に引っ掛けて、グローブボックス5の全開状態を保持する。図5に示すように、グローブボックス5の右側の側壁41にも係合凸部21が設けられて左側の側壁40と同様の構造に構成されている。
[突起22の構造]
図4〜図7に示すように、ボックス本体6とリッド8が振動溶着される際に右側の支持脚部19の先端部19Aが線接触(点接触であってもよい)する複数対の突起22がボックス本体6の第1傾斜壁7の後面(収納部45側とは反対側の面)に突設されている。各対の突起22同士はリッド8の幅方向で間隔を空けて対向し、複数対の突起22はリッド8の幅方向と直交する方向に間隔を空けて並んでいる。
前記突起22は横断面において台形状に形成されている。つまり、突起22に台形の斜辺に対応する傾斜面22Kが形成され、各対の突起22の傾斜面22Kの間に支持脚部19の先端部19Aが入り込んで前記傾斜面22Kに線接触している。詳しくは、図7に示すように、リッド8の幅方向で支持脚部19の先端部19Aの両端縁(フランジ19Fの張り出し方向の両端縁)が、各対の突起22の傾斜面22Kに線接触している。
また、図示はしないが、ボックス本体6とリッド8が振動溶着される際に左側の支持脚部39の先端部39A(図8参照)が線接触(点接触であってもよい)する複数対の突起がボックス本体6の第1傾斜壁7の後面(収納部45側とは反対側の面)に突設されている。突起の構造及び突起の配置構造は、右側の支持脚部19に対して設けられている突起22の構造及び突起22の配置構造と同じである。
図9に示すように、リッド8の幅方向で隣り合う一対の突起22の基端部同士が連なっていてもよく、図10に示すように前記突起22が3対以上設けられていてもよい。
前記ボックス本体6とリッド8は仮組み状態で振動溶着される。図6に示すように、振動溶着の際はリッド8がX方向(リッド8の幅方向)に振動し、かつZ方向(ボックス本体6側)に加圧される。前記仮組み状態では支持脚部19,39の先端部19A,39Aは突起22の傾斜面22Kに対して近接した非接触状態にある。
[グローブボックスのインストルメントパネル1への組み付け]
(1) 図6に示すように、ボックス本体6の支持脚部19,39のアーム挿通孔19H,39Hに第2リテーナ15の嵌合部を嵌合(内嵌)させる。
(2) リッド8にリッド8の意匠面8Mの裏側に凹むように形成された凹部47(図3,図8参照)に操作部18を収容し、アーム16の一端部16Aを操作部18の連結部18Rに連結し、アーム16の他端部16Bを支持脚部19,39の第2リテーナ15に挿入する。
(3) 図3に示すように、リッド8の裏側から操作部18をスクリューSでリッド8に固定する。これにより、操作部18とアーム16とに前記リッド8が挟まれた状態になる。
(4) リッド8の周部に形成されたフランジ8Fを、ボックス本体6に形成された右側連結壁10と左側連結壁11に嵌合させて仮組みする。そして、振動溶着用の第1リブ43と、振動溶着用の第2リブ42の頂部をリッド8の裏面に当接させ、リッド8を振動させてボックス本体6とリッド8を振動溶着する。振動溶着の際はリッド8をX方向(リッド8の幅方向)に振動させ、かつZ方向(ボックス本体6側)に加圧する。また、振動溶着の際にはボックス本体6を固定し、治具50でアーム16の他端部16Bを固定する。
(5) 前述のように、前記仮組み状態では支持脚部19,39の先端部19A,39Aは突起22に対して近接した非接触状態にあるが、振動溶着の際にはリッド8がボックス本体側Zに加圧されて、支持脚部19,39の先端部19A,39Aと突起22の間の隙間が小さくなる。リッド8がボックス本体側Zにさらに加圧されると、支持脚部19,39の先端部19A,39Aが突起22に接触する。
これにより、振動溶着の際に支持脚部19,39が突起22に接触している時間を短くすることができ、支持脚部19,39と突起22が振動で溶着することをより確実に防止することができる。
上記の構成によれば、
(1) ボックス本体6とリッド8が振動溶着される際に支持脚部19,39の先端部19A,39Aがボックス本体6の突起22に線接触するから、支持脚部19,39の剛性を強くすることができて、支持脚部19,39のアーム挿通孔19H,39Hに挿通された第2リテーナ15の摺動部15Sの振動を抑えることができる。
そして、振動溶着の際にアーム16を治具50で支持した状態で振動溶着するから、第2リテーナ15の摺動部15Sとアーム16との振動を抑えることができる。その結果、第2リテーナ15とアーム16との間に摩擦が生じることを防止でき、アーム16の外周面に傷が付いたりアーム16の外周面が溶けたりすることを防止できる。
支持脚部19,39の先端部19A,39Aはボックス本体6の突起22に線接触することから、支持脚部19,39の先端部19A,39Aと突起22との接触面積は小さく、支持脚部19,39の先端部19A,39Aと突起22が振動したとしても、振動により溶着するほどの摩擦は発生しない。
ボックス本体6とリッド8が振動溶着された後は、支持脚部19,39の先端部19A,39Aがボックス本体6の突起22に固定された状態になり、第2リテーナ15を介して支持脚部19,39でアーム16をしっかりと支持することができる。その結果、乗員がグローブボックス5を開閉操作する時にアーム16に加わる荷重でアーム16がぐらつくことを防ぐことができて良好な操作感を得ることができる。
例えば、アーム16とリテーナの接触部にグリースを塗布してアーム16の外周面の溶けを防ぐ手段に比べると、グリースに要する材料コストやグリースの塗布作業を省くことができて製作コストを低廉化することができる。
(2) 前記複数の突起22に傾斜面22Kが形成されているから、支持脚部19,39の先端部19A,39Aを突起22に線接触させやすくすることができる。そして、隣り合う突起22の傾斜面22Kの間に支持脚部19,39の先端部19A,39Aが入り込んで傾斜面22Kに線接触するから、隣り合う突起22で支持脚部19の先端部19A,39Aを安定支持することができる。これにより、支持脚部19,39の先端部19A,39Aが振動することをより確実に防止することができる。
1 インストルメントパネル
5 グローブボックス
6 ボックス本体
8 リッド
10S グローブボックスの側面(右側連結壁の側面)
13 ロック機構
14H インストルメントパネルの被係合部(第1リテーナの係合孔)
15S 摺動部
16 アーム
17 ハンドル
18 操作部
19,39 支持脚部
19A,39A 支持脚部の先端部
19H,39H アーム挿通孔
22 突起
22K 傾斜面

Claims (3)

  1. インストルメントパネルにグローブボックスが開閉自在に支持され、
    前記グローブボックスの閉じ状態をロックするロック機構が前記グローブボックスのボックス本体とリッドの間に設けられ、
    前記ロック機構は、前記グローブボックスの側面から前記インストルメントパネルの被係合部に向かって出退自在なアームと、前記アームを出退操作するハンドルを備えた操作部とから構成されて、前記アームが前記被係合部に係合したロック状態と、前記アームが前記被係合部との係合を解除したロック解除状態とに切り換え自在に構成され、
    前記アームを支持する支持脚部が前記リッドの裏面に立設され、
    前記支持脚部にアーム挿通孔が形成されるとともに、前記アームが摺動する摺動部が前記アーム挿通孔に設けられ、
    前記ボックス本体と前記リッドは振動溶着されているグローブボックスの開閉構造であって、
    前記ボックス本体と前記リッドが振動溶着される際に前記支持脚部の先端部が点接触又は線接触する突起が前記ボックス本体に突設されているグローブボックスの開閉構造。
  2. 前記ボックス本体とリッドは仮組み状態で振動溶着され、
    前記仮組み状態では前記支持脚部の先端部は前記突起に対して近接した非接触状態にあり、
    振動溶着の際に前記リッドが前記ボックス本体側に加圧されると、前記支持脚部の先端部と前記突起の間の隙間が小さくなり、
    前記リッドが前記ボックス本体側にさらに加圧されると、前記支持脚部の先端部が前記突起に接触する請求項1記載のグローブボックスの開閉構造。
  3. 前記突起は前記ボックス本体に複数突設され、
    前記複数の突起に傾斜面が形成され、
    隣り合う前記突起の傾斜面の間に前記支持脚部の先端部が入り込んで前記傾斜面に点接触又は線接触する請求項1又は2記載のグローブボックスの開閉構造。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103568977A (zh) * 2012-07-25 2014-02-12 重庆长安汽车股份有限公司 一种汽车手套箱安装结构
CN110053563A (zh) * 2018-01-18 2019-07-26 株式会社丰田自动织机 储物箱

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN103568977A (zh) * 2012-07-25 2014-02-12 重庆长安汽车股份有限公司 一种汽车手套箱安装结构
CN103568977B (zh) * 2012-07-25 2015-08-05 重庆长安汽车股份有限公司 一种汽车手套箱安装结构
CN110053563A (zh) * 2018-01-18 2019-07-26 株式会社丰田自动织机 储物箱
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