JP2012099383A - バッテリパック - Google Patents

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    • B25FCOMBINATION OR MULTI-PURPOSE TOOLS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; DETAILS OR COMPONENTS OF PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS NOT PARTICULARLY RELATED TO THE OPERATIONS PERFORMED AND NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B25F5/00Details or components of portable power-driven tools not particularly related to the operations performed and not otherwise provided for
    • B25F5/02Construction of casings, bodies or handles

Abstract

【課題】電動工具の電源として該電動工具の工具本体に装着可能に構成されるバッテリパックにおいて防水性を高める。
【解決手段】バッテリパック10の上面17の傾斜構造は、バッテリ側接続端子36(プラス用接続部341の接続端子361、マイナス用接続部342の接続端子362、制御用接続部343の接続端子363)の配設部位の前側に対して設けられている。この傾斜構造によってバッテリ側接続端子36の配設部位の周辺の水を、バッテリ側接続端子36の配設部位の周辺から遠ざかる方向に流れさせることができる。これによって、バッテリパック10の上面17の水をバッテリ側接続端子36の配設部位から遠のけることができて、筐体ケース11の外部から内部に水が入ってしまうのを規制してバッテリパック10の防水性を高めることができ、さらにバッテリ側接続端子36に対しても雨滴等の水の触れ難いものとすることができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、電動工具の電源として該電動工具の工具本体に装着可能に構成されるバッテリパックに関する。
従来、電動工具は、電動にて駆動する工具本体と、この工具本体の駆動電源となるバッテリパックとを備える。このバッテリパックは、工具本体に対して着脱可能に構成される(例えば、特許文献1参照)。このため、このバッテリパックは、充電量が少なくなると、工具本体から取り外して外部の専用充電器にて充電できるようになっている。また、このバッテリパックは、この専用充電器にて充電が完了すると、工具本体にバッテリパックを装着し、電動工具の駆動電源として機能するものとなっている。
特開2010−146879号公報
ところで、上記した電動工具にあっては、屋外にて使用される場合があり、雨滴等の水がかかってしまうことがある。つまり、上記したバッテリパックにあっても、工具本体にスライド装着している場合や、工具本体から取り外されて単体で地面で置かれている場合等に、雨滴等の水がかかってしまうことがある。このため、このような工具本体に装着可能に構成されるバッテリパックにあっては、防水性能を高めることが望まれている。
本発明は、このような事情に鑑みなされたものであって、本発明が解決しようとする課題は、電動工具の電源として該電動工具の工具本体に装着可能に構成されるバッテリパックにおいて、防水性を高めることにある。
上記した課題を解決するにあたって、本発明に係るバッテリパックは次の手段を採用する。
すなわち、本発明の第1の発明に係るバッテリパックは、電動工具の電源として該電動工具の工具本体に装着可能に構成されるバッテリパックであって、前記バッテリパックの外装をなす筐体ケースには、該筐体ケースの外部から該筐体ケースの内部に連通する連通開口部が設けられており、前記筐体ケースには、前記連通開口部付近の水が該連通開口部に入り込んでしまうのを規制する水入り込み規制部位が設けられていることを特徴とする。
この第1の発明に係るバッテリパックによれば、筐体ケースには連通開口部付近の水が連通開口部に入り込んでしまうのを規制する水入り込み規制部位が設けられているので、この水入り込み規制部位により連通開口部に水が入り込んでしまうのを規制することができる。これによって、筐体ケースの外部から筐体ケースの内部への水の侵入を規制して、バッテリパックの防水性を高めることができる。
第2の発明に係るバッテリパックは、前記第1の発明に係るバッテリパックにおいて、前記水入り込み規制部位は、前記連通開口部付近の水を該連通開口部から遠ざかる方向に流れさせる傾斜構造にて構成されていることを特徴とする。
この第2の発明に係るバッテリパックによれば、水入り込み規制部位は連通開口部付近の水を連通開口部から遠ざかる方向に流れさせる傾斜構造にて構成されているので、この水入り込み規制部位の傾斜構造によって連通開口部付近の水を連通開口部から遠ざかる方向に流れさせることができる。これによって、水を連通開口部から遠のけて筐体ケースの外部から内部に水が入ってしまうのを規制し、もってバッテリパックの防水性を高めることができる。
第3の発明に係るバッテリパックは、前記第2の発明に係るバッテリパックにおいて、前記工具本体等の被装着具に装着した際に該被装着具側に設けられる接続端子と電気的に接続するバッテリ側接続端子を備え、前記連通開口部は、前記バッテリ側接続端子の配設部位に設定されており、前記水入り込み規制部位は、前記連通開口部付近として設定される前記バッテリ側接続端子の配設部位の周辺に対して設けられていることを特徴とする。
なお、被装着具としては、例えば、電動にて駆動する工具本体であったり、充電する際の専用充電器であったりする。
この第3の発明に係るバッテリパックによれば、水入り込み規制部位はバッテリ側接続端子の配設部位の周辺に対して設けられているので、上記した水入り込み規制部位の傾斜構造によって、バッテリ側接続端子の配設部位の周辺の水を、このバッテリ側接続端子の配設部位の周辺から遠ざかる方向に流れさせることができる。これによって、水をバッテリ側接続端子の配設部位から遠のけることができて、筐体ケースの外部から内部への水の侵入を規制してバッテリパックの防水性を高めることができ、さらにバッテリ側接続端子に対しても雨滴等の水の触れ難いものとすることができる。
第4の発明に係るバッテリパックは、前記第1の発明に係るバッテリパックにおいて、前記水入り込み規制部位は、前記連通開口部付近の水を該連通開口部から隔てさせる凹凸形状にて構成されていることを特徴とする。
この第4の発明に係るバッテリパックによれば、水入り込み規制部位は、連通開口部付近の水を連通開口部から隔てさせる凹凸形状にて構成されているので、この水入り込み規制部位の凹凸形状によって連通開口部付近の水を連通開口部から隔てることができる。これによって、水を連通開口部から隔てて筐体ケースの外部から筐体ケースの内部への水の侵入を規制して、バッテリパックの防水性を高めることができる。
なお、この『凹凸形状』としては、例えば、突起形状のリブを含む凸状の壁構造、凹状の溝、適宜の凹凸段差形状等が含まれるものであり、連通開口部付近の水を連通開口部から隔てさせるように機能する凹形状、凸形状、凹凸形状の全てが含まれる。
第5の発明に係るバッテリパックは、前記第4の発明に係るバッテリパックにおいて、前記工具本体等の被装着具に装着した際に該被装着具側に設けられる雌フック部と嵌合する雄フック部を備え、前記連通開口部は、前記雄フック部の配設部位に設定されており、前記水入り込み規制部位は、前記連通開口部付近として設定される前記雄フック部の配設部位の周辺に対して設けられていることを特徴とする。
この第5の発明に係るバッテリパックによれば、水入り込み規制部位は雄フック部の配設部位の周辺に対して設けられているので、上記した水入り込み規制部位の凹凸形状によって、雄フック部の配設部位の周辺の水を雄フック部の配設部位から隔てることができる。これによって、水を雄フック部の配設部位から隔てて筐体ケースの外部から内部に水が入ってしまうのを規制し、もってバッテリパックの防水性を高めることができる。
第6の発明に係るバッテリパックは、前記第4の発明に係るバッテリパックにおいて、前記筐体ケースの外部から内部に通風する通風孔を備え、前記連通開口部は、前記通風孔の配設部位に設定されており、前記水入り込み規制部位は、前記連通開口部付近として設定される前記通風孔の配設部位の周辺に対して設けられていることを特徴とする。
この第6の発明に係るバッテリパックによれば、水入り込み規制部位は通風孔の配設部位の周辺に対して設けられているので、上記した水入り込み規制部位の凹凸形状によって、通風孔の配設部位の周辺の水を通風孔の配設部位から隔てることができる。これによって、水を通風孔の配設部位から隔てて筐体ケースの外部から内部に水が入ってしまうのを規制し、もってバッテリパックの防水性を高めることができる。
第1の発明に係るバッテリパックによれば、筐体ケースの外部から内部に水が入ってしまうのを規制して、バッテリパックの防水性を高めることができる。
第2の発明に係るバッテリパックによれば、水を連通開口部から遠のけて水が入ってしまうのを規制し、バッテリパックの防水性を高めることができる。
第3の発明に係るバッテリパックによれば、バッテリパックの防水性を高め、さらにバッテリ側接続端子に対しても雨滴等の水の触れ難いものとすることができる。
第4の発明に係るバッテリパックによれば、水を連通開口部から隔てて筐体ケースの外部から内部に水が入ってしまうのを規制し、バッテリパックの防水性を高める。
第5の発明に係るバッテリパックによれば、水を雄フック部の配設部位から隔てることにより水が入ってしまうのを規制し、バッテリパックの防水性を高める。
第6の発明に係るバッテリパックによれば、水を通風孔の配設部位から隔てることにより水が入ってしまうのを規制し、バッテリパックの防水性を高める。
第1の実施の形態のバッテリパックを示す外観斜視図である。 図1のバッテリパックの上面図である。 図2のバッテリパックのIII−III断面矢視を示す断面図である。 図2のバッテリパックのIV−IV断面矢視を示す断面図である。 図4に示すバッテリパックの上面を拡大して示す拡大断面図である。 第2の実施の形態のバッテリパックを示す外観斜視図である。 図6のバッテリパックの上面図である。 図7におけるVIII−VIII断面矢視を示す断面図である。 図7におけるIX−IX断面矢視を示す断面図である。
[第1の実施の形態]
以下に、本発明に係るバッテリパックを実施するための第1の実施の形態について図1〜図5の図面を参照しながら説明する。
図1では、この第1の実施の形態となるバッテリパック10の外観を斜視にて示している。図2は、このバッテリパック10を上面視した場合を示している。図3は、図2におけるIII−III断面矢視のバッテリパック10の内部構造を示している。図4は、図2におけるIV−IV断面矢視のバッテリパック10の内部構造を示している。なお、以下の説明におけるバッテリパック10は、バッテリパック10の電気接続側が上側として規定しており、バッテリパック10のスライド装着方向を前側として規定している。
図1〜図4に示すバッテリパック10は、例えば電動ドライバに代表される電動工具の工具本体に着脱可能にされるものである。バッテリパック10は、この装着された工具本体の駆動電源となるものである。つまり、バッテリパック10は、充電量が少なくなると工具本体から取り外して外部の専用充電器にて充電し、この専用充電器にて充電が完了すると工具本体に装着して駆動電源として機能する。なお、このバッテリパック10は、不図示の工具本体や不図示の専用充電器に装着するにあたっては、スライドさせて装着(スライド装着)させる構造となっている。
バッテリパック10は、図3等に示すように、概略、筐体ケース11と、内部装置体21とを備える。
筐体ケース11は、バッテリパック10の外装ケースとしての機能を有しつつ、内部装置体21を内蔵する筐体としての機能を有する。この筐体ケース11は、上部が開口された箱形状のケース本体12と、このケース本体12の上蓋としてケース本体12の開口上部を閉塞する上蓋部材16とを備える。ケース本体12は、箱形状内部に内部装置体21を配置することができるようになっている。上蓋部材16は、箱形状内部に内部装置体21を配置したケース本体12の開口上部を閉塞するように取り付けられ、図1および図2に示すように、締結螺子19にて螺子締結されている。これにより、筐体ケース11は、内部装置体21を内蔵する筐体として構成される。なお、この筐体ケース11には、後に詳述する電気接続部34および雄フック機構40を配設するにあたって、筐体ケース11の外部から筐体ケース11の内部に連通するための開口形状が形成されるものとなっている。
内部装置体21は、バッテリパック10の電源として機能を有する。すなわち、内部装置体21は、図3および図4に示すように、複数本の電池セル22と、この複数の電池セル22と電気的に接続される制御基板26とを備える。電池セル22は、バッテリパック10が工具本体の駆動電源として機能するために、充電可能となる電池セルとして構成される。この電池セル22は、上記した筐体ケース11に複数本内蔵されており、制御基板26に電気的に接続されている。制御基板26は、電池セル22を蓄電したり放電したりするに際しての制御を適宜に行う。なお、この制御基板26は、図2に示しつつ後に説明するプラス用接続部341の接続端子361、マイナス用接続部342の接続端子362、制御用接続部343の接続端子363に対して、電気的に接続されている。
ところで、上記した筐体ケース11の上面には、不図示の工具本体や不図示の専用充電器に装着するためのスライド装着部30が設けられている。スライド装着部30は、工具本体(不図示)や専用充電器(不図示)に対して、バッテリパック10をスライド装着させる機能を有する。このため、スライド装着部30は、バッテリパック10のスライド装着をガイドする機能を有しつつ、スライド装着されたバッテリパック10との電気的な接続を可能とする電気接続部としての機能を有している。すなわち、スライド装着部30は、バッテリパック10のスライド装着をガイドするスライドガイド部31と、バッテリパック10を電気的に接続する電気接続部34とを備える。
スライドガイド部31は、左右幅方向に外フランジ形状に張り出しながら前後方向に延びる雄形ガイド形状にて形成されている。このスライドガイド部31は、工具本体(不図示)や専用充電器(不図示)に設けられた雌形ガイド形状に対してスライド方向にて嵌め合うことができる。このため、スライドガイド部31は、このバッテリパック10の上面17にて左右幅方向に対をなすように、この左右幅方向に適宜に張り出す外フランジ形状にて形成されている。なお、このバッテリパック10は、上記したように図示規定の前側がスライド装着方向と一致しており、図示規定の後側が取外し方向と一致している。
電気接続部34は、上記したスライドガイド部31の後側に設けられている。この電気接続部34は、被装着具としての工具本体にバッテリパック10をスライド装着させた場合に、この工具本体側に設けられる接続端子と電気的に接続する部分である。このため、電気接続部34は、電力を充電あるいは放電するための接続部分となるプラス用接続部341およびマイナス用接続部342と、上記した制御基板26と連携するための接続部分となる制御用接続部343との、3つの接続部分にて構成される。
これら3つの電気接続部34(プラス用接続部341、マイナス用接続部342、制御用接続部343)は、概略、端子受入れ溝35と、バッテリ側接続端子36とを備え、個別具体的には次のように構成される。なお、プラス用接続部341とマイナス用接続部342とは対をなす対称構造にて形成されるため、以下においてはプラス用接続部341について説明することによりマイナス用接続部342について説明したものとする。
すなわち、プラス用接続部341(マイナス用接続部342)は、端子受入れ溝35としての受入れ溝351(受入れ溝352)と、バッテリ側接続端子36としての接続端子361(接続端子362)とを備える。受入れ溝351は、バッテリパック10の前後方向に延びる凹溝であり、例えば工具本体側の電力供給用の接続端子(不図示)がスライドして嵌入される。この受入れ溝351の内部には、接続端子361が配設されている。この接続端子361は、上記したプラス受け溝351の凹溝内部にスライドして嵌入する工具本体側の接続端子(不図示)と電気的に接続する。接続端子361は、図2および図4に示すように、板ばね状の金属端子を対向配置することにより構成される。
制御用接続部343は、上記したプラス用接続部341とマイナス用接続部342との間に設けられている。制御用接続部343は、端子受入れ溝35としての受入れ溝353と、バッテリ側接続端子36としての接続端子363とを備える。受入れ溝353は、バッテリパック10の前後方向に延びる凹溝であり、例えば工具本体側の制御用の接続端子(不図示)がスライドして嵌入される。なお、この受入れ溝353の長さは、上記したプラス用接続部341(マイナス用接続部342)に具備される受入れ溝351(受入れ溝352)の長さよりも短い長さに設定されている。この受入れ溝353の内部には、上記したプラス用接続部341(マイナス用接続部342)に具備される接続端子361(接続端子362)と同様に構成される、接続端子363が配設されている。
なお、これらプラス用接続部341の接続端子361と、マイナス用接続部342の接続端子362と、制御用接続部343の接続端子363とは、上記した制御基板26に電気的に接続されている。このため、これら接続端子361(プラス用接続部341)の配設部位、接続端子362(マイナス用接続部342)の配設部位、接続端子363(制御用接続部343)の配設部位にあっては、制御基板26と接続するために筐体ケース11の外部から筐体ケース11の内部に連通する開口形状が形成されるものとなっている。この連通する開口形状は、本発明に係る連通開口部に相当する。
このため、接続端子361(プラス用接続部341)の配設部位の周辺、接続端子362(マイナス用接続部342)の配設部位の周辺、接続端子363(制御用接続部343)の配設部位の周辺は、本発明に係る連通開口部付近に相当する部分となる。具体的には、これら接続端子361,362,363を含む電気接続部34の前側の部分が、これら接続端子361,362,363の配設部位の周囲として設定される部分となっており、本発明に係る連通開口部付近に相当する部分となっている。ここで、この接続端子361,362,363を含む電気接続部34の前側の部分は、スライドガイド部31に挟まれており、上蓋部材16の上面としても設定される部分であり、筐体ケース11の上面としても設定される部分であり、全体ではバッテリパック10の上面17として設定される部分である。
図5は、接続端子361,362,363を含む電気接続部34の前側に位置するバッテリパック10の上面17を分かり易くするために、図4にて示すバッテリパック10の上面17を拡大して示している。なお、図5にて示すバッテリパック10は、バッテリパック10を水平面に載置した際のバッテリパック10の上面17である。また、図5においては、バッテリパック10の上面17の傾斜構造を分かり易くするために、この上面17に対して水平線を付している。
図5に示すように、バッテリパック10の上面17は、傾斜構造(傾斜する平面形状)にて形成されている。このバッテリパック10の上面17は、略平面形状でありながら、バッテリパック10の前側に向かうにしたがってバッテリパック10の下側に向かうように傾斜角度を付けている。言い換えれば、バッテリパック10の上面17は、バッテリパック10の後側に位置する電気接続部34に向かうにしたがって上側に向かって傾斜する平面形状にて形成されている。
すなわち、バッテリパック10の上面17は、バッテリパック10の前側に向かうにしたがってバッテリパック10の下側に下る傾斜平面形状の傾斜構造をなすことにより、バッテリパック10の上面17は、本発明に係る水入り込み規制部位を構成する。つまり、水がバッテリパック10にかかるなどして、バッテリパック10の上面17に水が乗っかった場合には、このバッテリパック10の上面17の水は、このバッテリパック10の上面17のうち、電気接続部34の配設側(プラス用接続部341の接続端子361の配設部位側、マイナス用接続部342の接続端子362の配設部位側、制御用接続部343の接続端子363の配設部位側)に向かって流れることなく、これとは反対側となるバッテリパック10の前側に向かって流れることとなる。言い換えれば、バッテリパック10の上面17の水は、電気接続部34の配設側(プラス用接続部341の接続端子361の配設部位側、マイナス用接続部342の接続端子362の配設部位側、制御用接続部343の接続端子363の配設部位側)から遠ざかる方向に流れることとなり、水が電気接続部34(接続端子361,362,363)の配設側に入り込んでしまうのを規制するように作用する。
ところで、図5に示すように、上記した電気接続部34(プラス用接続部341)と、この電気接続部34(プラス用接続部341)の前側に位置するバッテリパック10の上面17との間に存する境界部分には、段差部37が設けられている。この段差部37は、この境界部分に設定される電気接続部34(プラス用接続部341)の前端部分を、バッテリパック10の上側に突出させた形状とすることにより形成される。
なお、図5は図4を拡大して示すものであるため、電気接続部34としてのプラス用接続部341の前端部分にて形成される段差部37についてを説明するものであったが、電気接続部34としてのマイナス用接続部342および制御用接続部343のそれぞれの前端部分においても、このプラス用接続部341の前端部分にて形成される段差部37と同様の段差部37が形成されている。
他方、上記したバッテリパック10の後部には、上記した工具本体(被装着具)に装着した際に、この工具本体側に設けられる不図示の雌フック部と嵌合する雄フック機構40が設けられている。この雄フック機構40は、本発明に係る雄フック部に相当する。この雄フック機構40は、上記した筐体ケース11と内部装置体21との間に形成された収容空間(機構収容スペース18)に収容されるようにして配設される。この機構収容スペース18に、次のように構成される雄フック機構40が配設される。
雄フック機構40は、図3および図4に示すように、ベース部材41と、雄フック本体45と、付勢コイルばね49とを備える。ベース部材41は、図3に示すように、螺子部材42を介して筐体ケース11に固定されることにより、上記した機構収容スペース18に対して配設されている。このベース部材41は、上記した筐体ケース11と内部装置体21とを隔離する構造を有している。つまり、具体的には図示していないが、ベース部材41は、周縁の略全周が筐体ケース11の内面に当接するように形成されており、このように周縁の略全周を筐体ケース11に当接させることによって、ベース部材41は、筐体ケース11と内部装置体21とを隔離するものとなっている。このため、図2におけるバッテリパック10のIV−IV断面矢視となる図4では、ベース部材41の内部に関しては見えないものとなっている。
雄フック本体45は、上記したベース部材41と筐体ケース11との間に配置される。雄フック本体45は、このベース部材41と筐体ケース11とに対して相対的に上下移動する部材である。このため、雄フック本体45は、図3に示すように、筐体ケース11の上面と後面とに沿うように湾曲しながら筐体ケース11の内部で上下方向に延びる形状となっている。雄フック本体45は、図3に示す下から上へ、概略、付勢ガイド部46と、操作部47と、フック部48とを備える。
付勢ガイド部46は、この雄フック本体45の下部を形成しており、付勢コイルばね49の上端と当接する。また、付勢ガイド部46は、上記したベース部材41と筐体ケース11とにより挟み込まれて前後左右の移動が規制されている。このため、付勢ガイド部46は、付勢コイルばね49の付勢力を受けつつ、雄フック本体45の上下移動をガイドする機能を有することとなる。これに対して操作部47およびフック部48は、外部に露出されるように形成される。操作部47は、雄フック本体45の中間部分に形成されており、図1にも示すように使用者の操作指をかけることができる適宜の凹形状を有して形成される。この操作部47は、筐体ケース11の後部に設けられた操作部露出窓111から外部に露出するようになっている。フック部48は、雄フック本体45の上端に形成されており、図1にも示すように上側に突出する雄フック形状を有して形成される。このフック部48は、筐体ケース11の上部に設けられたフック部露出窓112から外部に露出するようになっている。このフック部48は、バッテリパック10のスライド装着に応じて、工具本体や専用充電器側に設けられる不図示の雌フック部と嵌合することができるように適宜のテーパ形状を有した雄フック形状にて形成されている。
このため、筐体ケース11には、上記した操作部47およびフック部48を外部に露出するために、筐体ケース11の外部から筐体ケース11の内部に連通する開口形状となる操作部露出窓111およびフック部露出窓112が設けられている。具体的には、操作部露出窓111は、筐体ケース11の後部に上記した操作部47を上下に操作可能に設けられている。具体的には、この操作部露出窓111は、図1および図2に示すように、筐体ケース11の外部から筐体ケース11の内部に連通するための矩形状の開口形状となっている。また、フック部露出窓112は、図1および図2に示すように、筐体ケース11の上部に上記したフック部48が突出退行可能に設けられている。このフック部露出窓112は、筐体ケース11の外部から筐体ケース11の内部に連通するためのコ字状の開口形状となっている。なお、この連通する開口形状となる操作部露出窓111およびフック部露出窓112は、本発明に係る連通開口部に相当する。このため、これら操作部露出窓111およびフック部露出窓112の配設部位の周辺は、本発明に係る連通開口部付近に相当する部分となる。
付勢コイルばね49は、広く利用されるコイルばねであり、下端がベース部材41の内面に当接し、上端が雄フック本体45の下部に当接し、もって雄フック本体45を上側に向けて付勢する。このようにして、常態時の雄フック機構40は、雄フック本体45のフック部48を、付勢コイルばね49の付勢力によりフック部露出窓112から突出させる。つまり、工具本体側に設けられる不図示の雌フック部と嵌合可能な状態となる。これに対して、操作部露出窓111から露出する操作部47を付勢コイルばね49の付勢力に抗して下側に移動させた場合には、フック部露出窓112から突出する雄フック本体45のフック部48は退行することとなる。つまり、工具本体側に設けられる不図示の雌フック部と嵌合を解除することができる。
ここで、操作部露出窓111の配設部位の上側に位置する筐体ケース11には、段差ガイド部50が設けられている。この段差ガイド部50は、このフック部露出窓112の配設部位の周辺の水をフック部露出窓112から隔てさせる凸形状にて構成されている。この段差ガイド部50は、図1および図2に示すように、筐体ケース11の外面の水がフック部露出窓112を避けて筐体ケース11の外面をつたって流れるように形成されている。具体的には、図示するように段差ガイド部50は、上側が凸となる山形にて外側に突出する段差が形成されている。この段差ガイド部50の山形の段差は、山形頂上部分(図示符号51)が操作部露出窓111の配設部位の上側に位置しつつ、山形両裾部分(図示符号52)が操作部露出窓111の配設部位の左右両側に位置するように形成されている。なお、この段差ガイド部50の段差となる突出段差量は、山形頂上部分(図示符号51)から山形両裾部分(図示符号52)に向かうにしたがって小さくなるように設定されている。このような段差ガイド部50の山形の段差は、本発明に係る水入り込み規制部位を構成する。つまり、段差ガイド部50は、水がバッテリパック10にかかるなどした場合、水が操作部露出窓111の内側に入り込んでしまうのを規制するように水の移動をガイドする。
なお、上記したベース部材41は、筐体ケース11と内部装置体21とを隔離する構造を有して構成されているため、これらの操作部露出窓111およびフック部露出窓112から筐体ケース11の内部に水が浸入しても、この筐体ケース11の内部に浸入した水を、このベース部材41によって内部装置体21に対して浸入してしまうことを規制することができるようになっている。
上記したバッテリパック10によれば、次のような作用効果を奏することができる。
すなわち、上記したバッテリパック10によれば、電気接続部34および雄フック機構40を配設するにあたっての開口形状が形成されるものとなっている。ここで、筐体ケース11に設けられた水入り込み規制部位としての上記したバッテリパック10の上面17と段差ガイド部50とは、外部からかかった水が開口形状に入り込んでしまうのを規制するように作用する。これによって、筐体ケース11の外部から筐体ケース11の内部への水の侵入を規制して、バッテリパック10の防水性を高めることができる。
また、上記したバッテリパック10によれば、バッテリパック10の上面17の傾斜構造は、バッテリ側接続端子36(プラス用接続部341の接続端子361、マイナス用接続部342の接続端子362、制御用接続部343の接続端子363)の配設部位の前側に対して設けられているので、この傾斜構造によってバッテリ側接続端子36の配設部位の周辺の水をバッテリ側接続端子36の配設部位の周辺から遠ざかる方向に流れさせることができる。これによって、バッテリパック10の上面17の水を、バッテリ側接続端子36の配設部位から遠のけることができて、筐体ケース11の外部から内部に水が入ってしまうのを規制してバッテリパック10の防水性を高めることができ、さらにバッテリ側接続端子36に対しても雨滴等の水が触れ難いものとすることができる。
また、上記したバッテリパック10によれば、水入り込み規制部位は、連通開口部付近の水を連通開口部から隔てさせる凹凸形状にて構成されているので、この水入り込み規制部位の凹凸形状によって連通開口部付近の水を連通開口部から隔てることができる。これによって、水を連通開口部から隔てて筐体ケース11の外部から内部に水が入ってしまうのを規制し、もってバッテリパック10の防水性を高めることができる。
また、上記したバッテリパック10によれば、筐体ケース11のうち、雄フック部としての雄フック機構40の配設部位となる操作部露出窓111の上側位置には、段差ガイド部50が設けられている。この段差ガイド部50の段差凸形状によって、操作部露出窓111周辺の水を操作部露出窓111から隔てることができる。これによって、水を操作部露出窓111から隔てて筐体ケース11の外部から内部に水が入ってしまうのを規制し、もってバッテリパック10の防水性を高めることができる。
また、上記したバッテリパック10によれば、電気接続部34(プラス用接続部341、マイナス用接続部342、制御用接続部343)と、この電気接続部34の前側に位置するバッテリパック10の上面17との間に存する境界部分には、段差部37が設けられているので、この段差凸形状によって、電気接続部34周辺の水を電気接続部34から隔てることができる。これによって、水を電気接続部34から隔てて筐体ケース11の外部から内部に水が入ってしまうのを規制し、もってバッテリパック10の防水性を高めることができる。
[第2の実施の形態]
次に、本発明に係るバッテリパックを実施するための第2の実施の形態について、図6以降の図面を参照しながら説明する。なお、この第2の実施の形態のバッテリパック60は、上記した第1の実施の形態のバッテリパック10の構成において通風孔71,81が設けられた実施の形態となっている。すなわち、この第2の実施の形態のバッテリパック60は、第1の実施の形態のバッテリパック10と略同一に構成されるものとなっている。このため、第2の実施の形態のバッテリパック60のうち、上記した第1の実施の形態のバッテリパック10と同様に構成される部分については、第1の実施の形態のバッテリパック10を説明した際に用いた符号と同一の符号を付して説明を省略する。なお、この第2の実施の形態のバッテリパック60の雄フック機構40Aは、第1の実施の形態のバッテリパック10の雄フック機構40と僅かに相違する構成となっている。すなわち、この第2の実施の形態の雄フック機構40Aは、付勢コイルばね49の構成が第1の実施の形態の雄フック機構40と相違し、その他の構成については同様に構成される。このため、この第2の実施の形態の雄フック機構40Aは、符号末尾に‘A’を付して説明を省略する。
図6では、この第2の実施の形態となるバッテリパック60の外観を斜視にて示している。図7は、このバッテリパック60を上面視した場合を示している。図8は、図7におけるVIII−VIII断面矢視のバッテリパック60の内部構造を示している。図9は、図7におけるIX−IX断面矢視のバッテリパック60の内部構造を示している。なお、以下の説明におけるバッテリパック60は、バッテリパック60の電気接続側が上側として規定しており、バッテリパック60のスライド装着方向を前側として規定している。
図6〜図9に示すバッテリパック60の上側面61には、適宜の開口形状にて形成される2つの通風孔71,81が設けられている。すなわち、図示符号71は吸気側通風孔である。この吸気側通風孔71は、専用充電器等から送られてきた冷却風を、筐体ケース11に内蔵される内部装置体21に向けて送るためのものである。また、図示符号81は排気側通風孔である。この排気側通風孔81は、内部装置体21に向けて送られて通過した冷却風を排気するためのものである。これらの通風孔71,81は、冷却風により内蔵される内部装置体21(電池セル22、制御基板26)の温度を下げ、バッテリパック60が満充電となるまでの時間を短縮する。詳しく言えば、専用充電器にてバッテリパック60を充電する際、この充電によって内部装置体21(電池セル22、制御基板26)の温度は高くなってしまうが、この通風孔71,81からの冷却風により内部装置体21の温度を下げることができ、充電効果を高めてバッテリパック60が満充電となるまでの時間を短縮する。つまり、専用充電器等から送られる冷却風は、吸気側通風孔71から筐体ケース11の内部に入り、内部装置体21を冷却し、排気側通風孔81から筐体ケース11の外部に排出される。なお、排気側通風孔81は、次に詳述する吸気側通風孔71と異なり、単に開口しただけの形状にて形成されている。
2つの通風孔71,81は、図6〜図9に示すように、バッテリパック60の上側面61のうちバッテリパック60の後側および前側の2個所に設けられている。すなわち、バッテリパック60の上側面61の後側には、吸気側通風孔71が設けられている。この吸気側通風孔71は、電気接続部34(プラス用接続部341、マイナス用接続部342、制御用接続部343)と雄フック機構40Aとの間に存するバッテリパック60の上側面61に設けられている。この吸気側通風孔71は、図6にも示すように、筐体ケース11の外部から筐体ケース11の内部へ空気を入れることができるように、バッテリパック60の上側面61を開口させた形状にて形成されている。このため、吸気側通風孔71は、本発明に係る連通開口部に相当する。また、この吸気側通風孔71の配設部位の周辺は、本発明に係る連通開口部付近に相当する部分となる。具体的には、吸気側通風孔71の配設部位の周辺としては、吸気側通風孔71の周縁72およびこの周縁72の周辺73にて設定される。ここで、この吸気側通風孔71の周縁72には、上側に突出した形状の第1凸形リブ75が設けられている。この第1凸形リブ75は、この電気接続部34の上面となる吸気側通風孔71の周辺73より一段と高くなるように上側に突出した形状にて形成されている。このため、この第1凸形リブ75の凸形状によって、吸気側通風孔71の配設部位の周辺73の水を吸気側通風孔71の配設部位から隔てることができる。これによって、水が吸気側通風孔71から筐体ケース11の内部に水が侵入させてしまうのを規制し、もってバッテリパック60の防水性を高めることができる。
また、上記した吸気側通風孔71の配設部位の周辺73と、上記した電気接続部34(プラス用接続部341、マイナス用接続部342、制御用接続部343)との間に存する境界部分にも、上記した第2凸形リブ77が設けられている。この第2凸形リブ77は、上記した第1凸形リブ75と同様、電気接続部34の上面となる吸気側通風孔71の周辺73より一段と高くなるように上側に突出した形状にて形成されている。このため、この第2凸形リブ77の凸形状によって、電気接続部34の配設部位の周辺73の水を電気接続部34の配設部位から隔てることができる。これによって、水が電気接続部34から筐体ケース11の内部に水が侵入させてしまうのを規制し、もってバッテリパック60の防水性を高めることができる。
なお、本発明に係るバッテリパックにあっては、上記した実施の形態に限定されるものではなく、次のように適宜個所を変更して構成するようにしてもよい。
すなわち、上記した実施の形態の連通開口部としては、電気接続部34(プラス用接続部341、マイナス用接続部342、制御用接続部343)、操作部露出窓111およびフック部露出窓112、吸気側通風孔71を例示するものであった。しかしながら、本発明に係る連通開口部としては、上記した実施の形態に限定されることなく、筐体ケースの外部から該筐体ケースの内部に連通する構成であれば該当するものといえる。また、本発明に係る水入り込み規制部位としても、上記した実施の形態に限定されることなく、連通開口部付近の水が連通開口部に入り込んでしまうのを規制する構成であればよい。つまり、本発明に係る水入り込み規制部位としては、連通開口部付近の水を連通開口部から遠ざかる方向に流れさせる傾斜構造であったり、連通開口部付近の水を連通開口部から隔てさせる凹凸形状にて構成されるものであったりするものであればよいものである。また、この『凹凸形状』としては、例えば、上記したような突起形状の凸形リブ75,77に限定されることなく、これを含む凸状の壁構造であったり、凹状の溝構造であったり、適宜の凹凸段差形状等の構造が含まれる。
なお、上記した第2の実施の形態のバッテリパック60にあっては、次のように水逃がし路が積極的に設けられるようにしてもよい。すなわち、上記した第1凸形リブ75および第2凸形リブ77の凸形状により隔てられた吸気側通風孔71の配設部位の周辺73には、これらの凸形状により水が溜まり易いものとなっている。このため、これらの凸形状により吸気側通風孔71の配設部位の周辺73に溜まった水を逃がすための水逃がし路が設けられるものであってもよい。この水逃がし路としては、適宜の形状構成を提案できるが、例えば次のように構成されるものであってよい。すなわち、上記した第1の実施の形態にて詳述した、フック部露出窓112と雄フック本体45Aのフック部48Aとの間にて形成されるフック隙間79を水逃がし路の流入口として構成し、上記した操作部露出窓111を水逃がし路の流出口として構成するものであってもよい。このようにフック隙間79を水逃がし路の流入口として構成した場合、筐体ケース11の内部に一時的に入り、ベース部材41Aをつたって操作部露出窓111から筐体ケース11の外部に流出することとなる。なお、上記したようにベース部材41Aは、筐体ケース11と内部装置体21とを隔離するものであるため、この筐体ケース11の内部の一時的に浸入した水は、内部装置体21までおよぶことがないものとなっている。つまり、ベース部材41Aをつたって操作部露出窓111から筐体ケース11の外部に流出させることができる。なお、この水逃がし路としての流出口としては、このような操作部露出窓111だけではなく、適宜に形成されるものであってもよい。例えば、水逃がし路としての流出口としては、ベース部材41A下端近傍の筐体ケース11において形成された、筐体ケース11の鉛直方向内外を連通させるケース連通孔にて形成されるものであってもよい。このように水逃がし路としての流出口を、筐体ケース11の鉛直方向内外を連通させるように形成した場合には、筐体ケース11の下部から筐体ケース11の外部に流出させ易いものとなる。
10,60 バッテリパック
11 筐体ケース
111 操作部露出窓
112 フック部露出窓
12 ケース本体
16 上蓋部材
17 バッテリパック(筐体ケース、上蓋部材)の上面(水入り込み規制部位)
18 機構収容スペース
19 締結螺子
21 内部装置体
22 電池セル
26 制御基板
30 スライド装着部
31 スライドガイド部
34 電気接続部
341 プラス用接続部
342 マイナス用接続部
343 制御用接続部
35 端子受入れ溝
351 プラス用接続部の受入れ溝
352 マイナス用接続部の受入れ溝
353 制御用接続部の受入れ溝
36 バッテリ側接続端子
361 プラス用接続部の接続端子
362 マイナス用接続部の接続端子
363 制御用接続部の接続端子
40,40A 雄フック機構(雄フック部)
41 ベース部材
42 螺子部材
45 雄フック本体
46 付勢ガイド部
47 操作部
48 フック部
50 段差ガイド部(水入り込み規制部位)
61 バッテリパックの上側面
71 吸気側通風孔
72 吸気側通風孔の周縁
73 吸気側通風孔の周辺
75 第1凸形リブ(水入り込み規制部位)
77 第2凸形リブ
79 フック隙間
81 排気側通風孔

Claims (6)

  1. 電動工具の電源として該電動工具の工具本体に装着可能に構成されるバッテリパックであって、
    前記バッテリパックの外装をなす筐体ケースには、該筐体ケースの外部から該筐体ケースの内部に連通する連通開口部が設けられており、
    前記筐体ケースには、前記連通開口部付近の水が該連通開口部に入り込んでしまうのを規制する水入り込み規制部位が設けられていることを特徴とするバッテリパック。
  2. 請求項1に記載のバッテリパックにおいて、
    前記水入り込み規制部位は、前記連通開口部付近の水を該連通開口部から遠ざかる方向に流れさせる傾斜構造にて構成されていることを特徴とするバッテリパック。
  3. 請求項2に記載のバッテリパックにおいて、
    前記工具本体等の被装着具に装着した際に該被装着具側に設けられる接続端子と電気的に接続するバッテリ側接続端子を備え、
    前記連通開口部は、前記バッテリ側接続端子の配設部位に設定されており、
    前記水入り込み規制部位は、前記連通開口部付近として設定される前記バッテリ側接続端子の配設部位の周辺に対して設けられていることを特徴とするバッテリパック。
  4. 請求項1に記載のバッテリパックにおいて、
    前記水入り込み規制部位は、前記連通開口部付近の水を該連通開口部から隔てさせる凹凸形状にて構成されていることを特徴とするバッテリパック。
  5. 請求項4に記載のバッテリパックにおいて、
    前記工具本体等の被装着具に装着した際に該被装着具側に設けられる雌フック部と嵌合する雄フック部を備え、
    前記連通開口部は、前記雄フック部の配設部位に設定されており、
    前記水入り込み規制部位は、前記連通開口部付近として設定される前記雄フック部の配設部位の周辺に対して設けられていることを特徴とするバッテリパック。
  6. 請求項4に記載のバッテリパックにおいて、
    前記筐体ケースの外部から内部に通風する通風孔を備え、
    前記連通開口部は、前記通風孔の配設部位に設定されており、
    前記水入り込み規制部位は、前記連通開口部付近として設定される前記通風孔の配設部位の周辺に対して設けられていることを特徴とするバッテリパック。
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