JP2012098331A - 誘導加熱ユニット、定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

誘導加熱ユニット、定着装置及び画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】低コストで小型かつ消磁性能の高い誘導加熱ユニット、定着装置及び画像形成装置を提供する。
【解決手段】電子写真方式の画像形成装置において、複数サイズの記録紙にトナー像を熱定着する定着装置が備える導電性の発熱回転体を電磁誘導加熱する誘導加熱ユニットに、発熱回転体の外周面に沿って配され、発熱回転体を電磁誘導加熱する励磁コイルと、励磁コイルの一部に重なるように近接して配置され、小サイズ紙の定着時に、励磁コイルが発生させる磁束の一部を打ち消して、発熱回転体の非通紙領域における過熱を抑制する消磁コイルと、を設ける。消磁コイルは、フレキシブル基板にコイルパターン配線701がプリントされてなり、コイルパターン配線701の配線幅が、隣り合う配線間の距離よりも広くなっている。
【選択図】図7

Description

本発明は、誘導加熱ユニット、定着装置及び画像形成装置に関し、特に、電磁誘導加熱によってトナー像を記録紙に定着する電子写真方式の画像形成装置において、誘導加熱ユニットの小型化を図りつつ非通紙領域における過熱をより確実に防止する技術に関する。
近年、消費電力の低減とウォームアップ時間の短縮を目的として、電磁誘導加熱によってトナー像を記録紙に熱定着する電子写真方式の画像形成装置が開発されている。電磁誘導加熱方式の定着装置では、トナー像を加熱する加熱部材に誘導発熱層を設け、これに対向する励磁コイルによって発生する交番磁界によって、誘導発熱層に誘導電流を流してジュール発熱させる。
電磁誘導加熱方式の定着装置に種々のサイズの記録紙を通紙する場合には、記録紙のサイズに応じて非通紙領域が生じる。非通紙領域においては、通紙領域と同様に加熱部材が電磁誘導加熱される一方、記録紙の通紙によって冷却されることがない。その結果、連続通紙時には非通紙領域が過熱して、加熱部材や周辺部材の破損や熱損傷を招くおそれがある。
このため、例えば、非通紙領域に対応する位置において、励磁コイルに重なるように消磁コイルを配設し、通紙される記録紙にサイズに応じて消磁コイルを開閉する技術が開発されている。この技術によれば、小サイズ紙を通紙する際に、消磁コイルを用いて励磁コイルが発生させる磁界を一部打ち消すことによって非通紙領域の過熱を防止することができる。
特開2009−258261号公報 特開2009−271304号公報
しかしながら、消磁コイルを追加搭載すると定着装置の大型化を招く、という問題がある。
また、画像形成装置の生産性を高めるために、単位時間に定着する記録紙の枚数である定着速度の向上が求められているが、定着速度を向上させるためには、記録紙による通紙領域の冷却に対抗して励磁コイルによる加熱を強化しなければならない。しかしながら、励磁コイルの出力を大きくすると非通紙領域の過熱が加速されてしまうので、消磁コイルによる消磁性能の向上が求められている。
さらに、消磁コイルを追加することに起因するコストの上昇も極力抑えなければならない。
本発明は、上述のような課題に鑑みて為されたものであって、低コストで小型かつ消磁性能の高い誘導加熱ユニット、定着装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る誘導加熱ユニットは、導電性の発熱回転体を電磁誘導加熱して、複数サイズの記録紙にトナー像を熱定着する定着装置であって、発熱回転体の外周面に沿って配され、発熱回転体を電磁誘導加熱する励磁コイルと、励磁コイルの一部に重なるように近接して配置され、小サイズ紙の定着時に、励磁コイルが発生させる磁束の一部を打ち消して、発熱回転体の非通紙領域における過熱を抑制する消磁コイルと、を備え、消磁コイルは、フレキシブル基板にコイルパターンがプリントされてなり、コイルパターンの線幅が、隣り合う配線間の距離よりも広いことを特徴とする。
このようにすれば、フレキシブル基板にコイルパターンがプリントされてなり、コイルパターンの線幅が、隣り合う配線間の距離よりも広い消磁コイルを励磁コイルの一部に重なるように近接して配置して、小サイズ紙の定着時に、励磁コイルが発生させる磁束の一部を打ち消して、発熱回転体の非通紙領域における過熱を抑制するので、低コストで小型かつ消磁性能の高い定着装置を提供することができる。なぜならば、リッツ線を巻回した消磁コイルに比べてフレキシブル基板にコイルパターンをプリントした消磁コイルは低コスト且つ安価であり、コイルパターンの線幅を大きくすれば、消磁コイルの過熱を防止して、消磁性能を高めることができるからである。
この場合において、フレキシブル基板の基材は耐熱性樹脂からなるのが望ましく、耐熱性樹脂にポリイミド系樹脂を用い、特に、ポリイミドの中でもアラミド系樹脂を用いるのが好適である。
また、発熱回転体と励磁コイルとの間に配され、励磁コイルを指示するコイルボビンを備え、消磁コイルは励磁コイルとコイルボビンに挟持させても良い。このようにすれば、励磁コイルの厚さに関わらず高い消磁性能を得ることができる。また、消磁コイルのインダクタンスを小さくすることができるので、コイルパターンのターン数を低減させることができる。したがって、コイルパターンを拡幅すれば、銅箔厚を薄くすることができ、パターン加工の工数と銅材が削減できるので、誘導加熱ユニットの材料コストを低減することができる。
なお、この場合において、コイルボビンは消磁コイルを格納する凹部を有し、コイルボビンの凹部に消磁コイルを格納した状態で、コイルボビンと消磁コイルとの励磁コイルに対向する表面が、励磁コイルのコイルボビン並びに消磁コイルに対向する表面の形状に沿う形状になっていれば、更に好適である。
また、本発明に係る定着装置は、消磁コイルが、それぞれコイルパターンがプリントされている複数枚のフレキシブル基板が積層されてなることを特徴とする。この場合において、複数のフレキシブル基板にプリントされたコイルパターンは電気的に直列に接続されているいても良いし、電気的に並列に接続されていても良い。このようにすれば、消磁コイルのインダクタンスや電気抵抗を調整することができるので、用途に応じた特性を備える定着装置を得ることができる。
また、本発明に係る定着装置は、フレキシブル基板の基材が絶縁性材料からなっていることを特徴とする。このようにすれば、消磁コイルと励磁コイルとの間や、消磁コイルを構成する複数のフレキシブル基板の間に別途、絶縁部材を配設する必要がなくなるので励磁コイルとより密着することが可能となり、消磁性能の向上を図ることができる。また、誘導加熱ユニットの部品点数を低減することにより、コストを削減することができる。
本発明に係る画像形成装置は、本発明に係る定着装置を備えることを特徴とする。このようにすれば、本発明に係る定着装置の効果を得ることができる。
また、本発明に係る誘導加熱ユニットは、導電性の発熱回転体を電磁誘導加熱して、複数サイズの記録紙にトナー像を熱定着する定着装置における誘導加熱ユニットであって、発熱回転体を電磁誘導加熱する励磁コイルと、励磁コイルの一部に重なるように近接して配置され、励磁コイルが発生させる磁束の一部を打ち消して、発熱回転体の非通紙領域における過熱を抑制する消磁コイルと、を備え、消磁コイルは、フレキシブル基板にコイルパターンがプリントされてなり、コイルパターンの線幅が、隣り合う配線間の距離よりも広いことを特徴とする。このようにすれば、低コストで小型かつ消磁性能の高い誘導加熱ユニットを提供することができる。
本発明の実施の形態に係る画像形成装置の主要な構成を示す図である。 定着装置115の主要な構成を例示する断面図である。 定着ベルト206の構成を例示する断面図である。 誘導加熱ユニット200の構成を例示する断面図である。 励磁コイル207と消磁コイル215との位置関係を例示する分解斜視図である。 励磁コイル207や消磁コイル215を制御するための回路構成を例示する図である。 消磁コイル215の概略構成を例示する平面図である。 プリントコイルセット700の構成を例示する図であって、(a)は分解図であり、(b)は部分拡大図である。 コイルパターン配線701の一部を拡大した図である。 プリントコイル800の構造を例示する断面図である。 接続電極702の構造を例示する断面図である。 様々な条件下で誘導加熱ユニット200が発生させる磁界の特性を例示するグラフである。 プリントコイル800の接続枚数とインダクタンスの関係を示すグラフであって、(a)は並列接続の場合を示し、(b)は直列接続の場合を示す。 本発明の変形例に係るプリントコイル800の構成を例示する断面図である。 本発明の変形例に係る誘導加熱ユニット200の構成を例示する図である。 本発明の変形例に係る消磁コイル215の概略構成を例示する平面図である。 プリントコイルセット700を励磁コイル207に貼り付けるのに先立って、加工状態を例示する平面図であって、(a)は加工前のプリントコイルセット700を示し、(b)は加工後のプリントコイルセット700を示す。
以下、本発明に係る誘導加熱ユニット、定着装置及び画像形成装置の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
[1] 画像形成装置の構成
まず、本実施の形態に係る画像形成装置の構成について説明する。
図1は、本実施の形態に係る画像形成装置の主要な構成を示す図である。図1に示されるように、画像形成装置1は、原稿読取部100、画像形成部110及び給紙部120を備えている。原稿読取部100は、原稿台トレイに載置された原稿を自動原稿搬送装置(ADF: Automatic Document Feeder)にて原稿を光学的に読み取って画像データを生成する。画像データは後述の制御部112に記憶される。
画像形成部110は作像部111Y〜111K、制御部112、中間転写ベルト113、2次転写ローラ対114、定着装置115、排紙ローラ対116、排紙トレイ117、クリーナ118及びタイミングローラ対119を備えている。
作像部111Y〜111Kは、制御部112の制御の下、それぞれY(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(ブラック)のトナー像を形成し、各色のトナー像が重なり合うように中間転写ベルト113に静電転写(1次転写)する。中間転写ベルト113は無端状の回転体であって、矢印A方向に回転し、1次転写されたトナー像を2次転写ローラ対114まで搬送する。
給紙部120は、それぞれ記録紙Pを紙サイズ毎に格納する給紙カセット121を備え、画像形成部110に記録紙Pを供給する。供給された記録紙Pは、中間転写ベルト113がトナー像を搬送するのに並行して、搬出され、タイミングローラ対119を経由して、2次転写ローラ対114まで搬送される。タイミングローラ対119は1対のローラからなっており、記録紙Pが2次転写ローラ対114に到達するタイミングを調整する。
2次転写ローラ対114は電位差を有する1対のローラからなっており、このローラ対は互いに圧接して転写NIP部を形成している。この転写NIP部において中間転写ベルト113上のトナー像が記録紙P上に静電転写(2次転写)される。トナー像を転写された記録紙Pは定着装置115へ搬送される。また、2次転写後、中間転写ベルト113上に残った残留トナーは、更に矢印A方向に搬送された後、クリーナ118によって掻き取られ、廃棄される。
定着装置115は電磁誘導加熱方式の定着装置であって、トナー像を加熱、溶融して、記録紙Pに圧着する。トナー像を融着された記録紙Pは排紙ローラ対116によって排紙トレイ117上に排出される。なお、制御部112は、上記を含む画像形成装置1の動作を制御する。
[2] 定着装置115の構成
次に、定着装置115の構成について説明する。
図2は、定着装置115の主要な構成を示す断面図である。図2に示されるように、定着装置115は、筐体201の内部に定着ローラ202、加圧ローラ203、定着ベルト206、赤外線センサ208及び誘導加熱ユニット200を備えている。
定着ローラ202と加圧ローラ203とは何れも円筒状の回転体であって、回転軸が互いに平行になるように配設されている。定着ローラ202は、芯金204の外周面上にシリコーンスポンジ等からなる断熱弾性層205が形成されてなり、無端状の定着ベルト206が遊嵌されている。芯金204の材料としては、例えば、非磁性のステンレス鋼材を用いれば良い。
加圧ローラ203は、例えば、芯金上に弾性層、金属層及び離型層が順次積層されてなり、金属層にはNi電鋳やSUS(Stainless Used Steel)、Fe系合金、Al系合金、Cu合金などを用いると良い。また、離型層として、PFA粉体樹脂やPFAディスパージョン塗料、PFA/PTFE混合ディスパージョン塗料、PFAチューブ等を用いれば、加圧ローラ203にトナー汚れが付着するのを防止して、画質を向上させることができる。また、弾性層に熱伝導性の低いシリコーンゴムやシリコーンスポンジを用いれば、金属層から芯金への熱の拡散を防止して、定着装置の電力消費を抑えることができる。
加圧ローラ203は、不図示の圧接機構により定着ベルト206に圧接されている。これによって、主に定着ローラ202の断熱弾性層205が変形して定着に必要なニップ幅が確保される。加圧ローラ203は不図示の駆動モータによって回転駆動され、定着ベルト206は加圧ローラ203との圧接摩擦によって従動回転する。定着ローラ202もまた定着ベルト206の回転に従って回転する。これによって、記録紙Pを搬送しながら、トナー像を定着することができる。
定着ベルト206は、図3に示されるように、定着ローラ202の周面に近い方から金属発熱層301、弾性層302及び離型層303が積層されてなる。金属発熱層301はNi電鋳スリーブからなっており、誘導加熱ユニット200が発生させる交番磁束により誘導電流が流れることによってジュール発熱する。弾性層302はシリコーンゴムからなり、離型層303はPFA樹脂チューブからなっている。
赤外線センサ208は、定着ベルト206の外周面付近に配設されており、定着ベルト206の回転軸方向のほぼ中央部における表面温度を非接触で検出する。制御部112はこの検出信号を受けて、誘導加熱ユニット200が発生させる交番磁束量を制御し、定着ベルト206が所定の定着温度になるように制御する。
誘導加熱ユニット200は、図4に示されるように、励磁コイル207、消磁コイル215、センターコア209、メインコア213、裾コア210、211、コイルボビン212及びコア保持部材214を備えている。励磁コイル207、センターコア209及び裾コア210、211はコイルボビン212に保持されている。メインコア213はコア保持部材214に保持され、消磁コイル215は励磁コイル207に接着、固定されている。また、コイルボビン212はコア保持部材214と共に定着装置115の筐体201にネジ止めされる。
励磁コイル207は、画像形成装置1が扱うことができる最大サイズの記録紙の通紙幅に相当する有効加熱長を有している。有効加熱長とは、定着ベルト206を定着温度まで昇温させることができる範囲の大きさを言い、当該範囲の定着ベルト206の回転軸方向における長さによって表わされる。
センターコア209、裾コア210、211及びメインコア213は、透磁率が高く低損失の磁性体、例えば、フェライトやパーマロイのような合金からなっており、定着ベルト206や励磁コイル207と共に磁気回路を形成する。これによって磁気回路外への磁束の漏れが遮蔽され、発熱効率が向上する。
励磁コイル207は、不図示の高周波インバータに接続され、10〜100〔kHz〕、100〜2000〔W〕の高周波電力が供給されことによって、交番磁界を発生させる。このため、励磁コイル207は、耐熱性の樹脂で被覆した細い銅線を束ねたリッツ線を巻回して形成するのが望ましい。本実施の形態においては、素線径φ0.17の素線を114本撚ったリッツ線を10ターン巻いた励磁コイル207を用いている。
また、励磁コイル207上の定着ベルト206の回転軸方向における両端部であって、小サイズ紙の非通紙領域に対応する位置にはそれぞれ消磁コイル215が配設されている。図5は、励磁コイル207と消磁コイル215との位置関係を示す分解斜視図である。図5に示されるように、励磁コイル207の長手方向における両端部を覆うように消磁コイル215が配設される。また、図4に示されるように、消磁コイル215は定着ベルト206の周方向における励磁コイル207の外側も覆っている。
図6は、励磁コイル207や消磁コイル215を制御するための回路構成を示す図である。図6に示されるように、励磁コイル207は切替えリレー601を介して高周波インバータ603に接続されている。また、消磁コイル215は切替えリレー602に直列接続されループ回路を形成している。切替えリレー601、602は何れも制御部112の制御下にある。
制御部112は画像形成時には切替えリレー601をONして励磁コイル207に通電し、電磁誘導加熱を行なう。これと並行して、制御部112は、赤外線センサ208にて非通紙領域の温度を監視し、非通紙領域の温度が所定温度に達すると、切替えリレー602をオンして消磁コイル215に逆磁束を発生させる。これによって、励磁コイル207が発生させる磁束が打ち消されるので、非通紙領域における過昇温が抑制される。
メインコア213は、励磁コイル207の外面を覆うようにして台形状に屈曲している。定着ローラ202の軸方向と平行な方向に一定間隔をおいて数個から十数個のメインコア213がコア保持部材214により保持されている。複数個のメインコア213のうち軸方向の両端部に配されたものは、定着ベルトの端部からの放熱を補うため、軸方向の両端の磁気結合を高くなっている。
また、センターコア209、裾コア210、211は、いずれも定着ローラ202の回転軸方向に平行に延びる長尺状に形成され、コイルボビン212にシリコン系接着剤などの耐熱性接着剤などで固着される。裾コア210、211はそれぞれ軸方向に分割されていても良いが、何れも隙間なく並べられなければならない。
センターコア209は励磁コイル207にて発生した磁束を密度が均一になるように定着ベルト206に導く。定着ベルト206を貫く磁束によって渦電流が誘起され、定着ベルト206がジュール熱を発生させる。コイルボビン212とコア保持部材214とは、両方の裾部分においてボルトとナットにより固定されている。なお、ボルトとナットに代えて、リベットなどで固定しても良い。
[3] 消磁コイル215の構成
次に、消磁コイル215の構成について説明する。
図7は、消磁コイル215の概略構成を示す平面図である。図7に示されるように、消磁コイル215は一対のプリントコイルセット700を配線ケーブル710にて電気的に直列に接続したものである。プリントコイルセット700は何れも対角位置に1対の接続電極702が形成されている。プリントコイルセット700の中心部には略長方形の開口703が設けられており、当該開口703を取り巻くようにコイルパターン配線701が、後述のように、形成されている。
図8は、プリントコイルセット700の構成を示す図であって、(a)は分解図であり、(b)は部分拡大図である。図8(a)に示されるように、プリントコイルセット700は4枚のプリントコイル800が重ね合わされたものである。プリントコイル800はポリイミドフィルム802を基材としており、平面視において略長方形状となっている。また、中心部分に略長方形状の開口803が設けられており、この開口803は開口703に対応する。何れのプリントコイル800にもコイルパターン配線701が形成されている。
プリントコイル800はそれぞれ1対の接続電極801を備えており、1対の接続電極801はプリントコイル800の対角位置に配設されている。接続電極801は重ね合わされることによって接続電極702を構成する。接続電極702は、図8(b)に示されるように、ポリイミドフィルム802上に配線811が形成されてなる。また、配線811には絶縁被覆されている部分811aと、露出している部分811bとがある。配線811はコイルパターン配線701に接続されると共に、配線ケーブル710に接続される。
接続電極801は、プリントコイルセット700内でプリントコイル800が占める位置に応じて、形状が異なっている。すなわち、最下層に位置するプリントコイル800の接続電極801bには開口がないのに対して、他のプリントコイル800の接続電極801aには開口812が設けられている。
本実施の形態においては、開口812は略円形状となっており、接続電極801bの配線露出部分811bもまた略円形状となっている。また、接続電極801の配線露出部分811bは略環状となっている。さらに、開口812と配線露出部分811bは中心位置がほぼ一致しており、上層の接続電極801ほど開口812の開口径が大きく、下層の接続電極801ほど開口812の開口径が小さくなっている。また、下層の接続電極801は、上層の接続電極801を重ね合わせた場合に、上層の接続電極801の開口812内に下層の配線露出部分811bが現れるようになっている。
このような形状をとっているので、すべての接続電極801を重ね合わせた状態で平面視すると、最上層の接続電極801の開口812内に他のすべての層の接続電極801の配線露出部分801が現れる。したがって、すべての接続電極801を重ね合わせた状態で半田付けをすると、すべての配線部811が接続される。
コイルパターン配線701は、プリントコイル800の基材であるポリイミドフィルム802上にエッチングによって銅箔配線をスパイラル状に略5ターン形成したものである。図9は、コイルパターン配線701の一部を拡大した図である。図9に示されるように、プリント基板上で平板上に配置されるコイルパターン配線701は配線幅Wpが隣り合う配線間の距離Wcよりも大きくなっている。なお、各コイルパターン配線は平板状であるので、厚みはWpよりも小さい。本実施の形態においては、配線幅Wpが2.5mmで、配線間の距離Wcが0.2mmである。このように、配線幅Wpを広くする一方、配線間の距離Wcを狭くすることによって、励磁コイル207が発生させる磁界を効率よく消磁することができる。また、配線幅Wpを広くすれば、配線抵抗を抑えることができるので、消磁コイル215の耐熱性を向上させることができる。また、コイルパターン配線701の材料には銅(Cu)の他、アルミニウム(Al)や銀(Ag)、金(Au)などを用いても良い。
図10は、プリントコイル800の断面図である。図10に示されるように、プリントコイル800は、ポリイミドフィルム802のコイルパターン配線701が形成された主面上にカバーレイ1001が接着層1002によって接着されており、接着層1002はコイルパターン配線701どうしの隙間にまで入り込んでいる。このようなプリントコイル800を得るためには、例えば、ポリイミドベースの接着剤付きカバーレイ1001の接着面を、ポリイミドフィルム802上のコイルパターン配線701が形成された主面に載置して、加熱及び加圧してラミネート加工すれば良い。
図11は、接続電極702の構造を示す断面図である。図11に示されるように、接続電極702においては、プリントコイルセット700を構成するすべてのプリントコイル800の配線露出部801が、半田1102によって、配線ケーブル710の芯線1004に半田付けされている。また、芯線1004の半田付けされていない箇所は絶縁材料1003にて被覆されている。また、半田付け箇所は絶縁チューブ1101が被せられている。なお、配線露出部801と芯線1004との接続には、半田に代えて、銀ろうを用いても良い。銀ろうは耐熱性が高いので好適である。
[4] 消磁特性
次に、本実施の形態に係る消磁コイル215の消磁特性について説明する。
図12は、消磁コイルを複数枚重ねた条件での磁界特性を表わしたグラフであって横軸は定着ベルト206の回転軸方向におけるセンター位置からの距離を表わし、縦軸は磁界の強さを表わす。図12に示されるように、消磁コイルを用いない場合にはグラフ1200に示されるように、励磁コイル207の有効加熱長の全体に亘って、ほぼフラットな磁界強度を示す。
また、グラフ1205は、従来技術に係る消磁コイルを用いた場合の磁界強度を示しており、通紙領域に合わせて、通紙部分の磁界強度が高くなり、非通紙部分(消磁コイル配置箇所)が消磁コイルにより磁界が打ち消され、磁界強度が極端に低下していることが分かる。
グラフ1201〜1205はそれぞれ本発明のプリントコイル800を1、2、4または8枚重ねたプリントコイルセット700を有する消磁コイル215を用いた場合の磁界特性を示している。図12に示されるように、プリントコイル800を2枚から8枚まで重ねた消磁コイルにおいてもほぼ同じ磁界分布特性が得られることが分かる。
これにより、複数枚重ねてもインダクタンスの変化はないと考えられ、励磁コイルに流す電力量に応じて、枚数を重ねることにより、配線インピーダンスを下げ、消磁コイルの発熱を下げて、更に高い消磁性能を得ることができる。
[5] 変形例
以上、本発明を実施の形態に基づいて説明してきたが、本発明が上述の実施の形態に限定されないのは勿論であり、以下のような変形例を実施することができる。
(1)上記実施の形態においては、複数のプリントコイル800を電気的に並列に接続する場合について説明したが、本発明がこれに限定されないのは言うまでもなく、これに代えて、複数のプリントコイル800を電気的に直列に接続しても良い。
図13は、プリントコイル800の接続枚数とインダクタンスの関係を示すグラフであって、(a)は並列接続の場合を示し、(b)は直列接続の場合を示す。図13(a)に示されるように、プリントコイル800を並列接続する場合には、接続するプリントコイル800の枚数の多寡によっては消磁コイル215のインダクタンスLsは変化しない(20kHz〜40kHzの周波数帯における特性)。一方、消磁コイル215の電気抵抗Rsはプリントコイル800の接続枚数が多いほど低下する。
また、プリントコイル800を直列接続する場合には、図13(b)に示されるように、消磁コイル215のインダクタンスLsも電気抵抗Rsもプリントコイル800の接続枚数が多いほど大きくなる。
したがって、このような特性を利用して、並列接続と直列接続を組み合わせることによって、消磁コイル215の特性を調整することができるので、用途に応じた特性の誘導加熱ユニット200を得ることができる。
(2)上記実施の形態においては、接着剤を用いてカバーレイ1001を接着することによってコイルパターン配線701を絶縁、保護する場合について説明したが、本発明がこれに限定されないのは言うまでもなく、これに代えて次のようにしても良い。図14は、本変形例に係るプリントコイル800の断面図である。図14に示されるように、ポリイミドワニスを塗布して、乾燥させることによってカバーレイ1401を形成しても良い。
このようにすれば、耐熱温度の高い(例えば、300℃以上。)ポリイミドワニスを採用することによって、高温環境下(例えば、200℃以上。)でもカバーレイ1401が軟化しないようにすることができるので、プリントコイル800の耐熱性を向上させることができる。従って、高温環境に曝される定着装置での使用に適している。
(3)上記実施の形態においては、定着ベルト206の半径方向において、励磁コイル207の外側に消磁コイル215を配設する場合について説明したが、本発明がこれに限定されないのは言うまでもなく、これに代えて次のようにしても良い。図15は、本変形例に係る誘導加熱ユニット200の構成を示す図である。図15に示されるように、誘導加熱ユニット200が備える消磁コイル215は、定着ベルト206の半径方向において、励磁コイル207の内側に配設されており、定着ベルト206の周方向に置いて、励磁コイル207の外側を包み込むように屈曲している。
このようにすれば、励磁コイル207の厚みの大小に関わらず、消磁コイル215を定着ベルト206に近接させることができるので、安定的に高い消磁効果を得ることができる。
なお、定着ベルト206の半径方向において、励磁コイル207の内側に消磁コイル215を配設する場合には、コイルボビン212に凹部を設けて、当該凹部に消磁コイル215を格納した状態で、コイルボビン212と消磁コイル215とが励磁コイル207に対向する表面が励磁コイル215の表面形状に沿う形状になるようにしても良い。このようにすれば、誘導加熱ユニット200を更に小型化することができる。
(4)上記実施の形態においては、特定の非通紙領域の過熱を防止する場合について説明したが、本発明がこれに限定されないのは言うまでもなく、これに代えて次のようにしても良い。図16は、本変形例に係る消磁コイルの概略構成を示す平面図である。図16に示されるように、消磁コイル215は、2つのプリントコイルセット700内でそれぞれ2つのコイルパターン701を備えており、同時に2つのコイルパターン701を用いたり、定着ベルト206の回転軸方向において外側に位置するコイルパターン701のみを用いたりすることによって、大中小の3種類の通紙サイズに対応して、非通紙領域の過熱を防止することができる。
なお、プリントコイルセット700が備えるコイルパターン701は2つに限定されないのは言うまでも無く、1つのプリントコイルセット700が3つ以上のコイルパターン701を備えていても良い。
また、別個のプリントコイルセット700を、定着ベルト206の半径方向に重なり合うように配設しても良い。1つのプリントコイルセット700に複数のコイルパターン701を形成する場合には、コイルパターン701どうしの境目で消磁性能が低下するので、定着ベルト206の非通紙領域における過熱を効果的に防止することができないおそれがある。一方、プリントコイルセット700を重ね合わせれば、コイルパターン701どうしの境目ができるのを回避して、非通紙領域の過熱を効果的に防止することができる。
(5)上記実施の形態においては、単に、プリントコイルセット700を励磁コイル207に貼り付ける場合について説明したが、本発明がこれに限定されないのは言うまでもなく、これに代えて次のようにしても良い。図17は、プリントコイルセット700を励磁コイル207に貼り付けるのに先立って、加工する様子を示す平面図であって、(a)は加工前のプリントコイルセット700を示し、(b)は加工後のプリントコイルセット700を示す。
図17(b)に示されるように、本変形に係る加工を施したプリントコイルセット700は定着ベルト206の回転軸方向における両端部が折り返されている。このようにすれば、定着ベルト206の回転軸方向における両端部において、消磁コイル215が励磁コイル207を被覆しないので、その分だけ誘導加熱ユニット200のの当該回転軸方向におけるサイズを小さくすることができる。
(6)上記実施の形態においては、プリントコイル800の一方の主面のみにコイルパターン配線701を形成する場合について説明したが、本発明がこれに限定されないのは言うまでもなく、これに代えて、プリントコイル800の両方の主面にコイルパターン配線701を形成しても良い。コイルパターン配線701をプリントコイル800の両面に形成するか片面に形成するかの如何に関わらず、本発明の効果を得ることができる。
(7)上記実施の形態においては、特に言及しなかったが、本発明に係る画像形成装置は、複写機やプリンタ、ファクシミリの何れであっても良く、また、これらの機能を兼ね備えたMFP(Multi Function Peripheral)であっても良い。また、形成する画像はモノクロであってもカラーであっても良いし、ネットワーク接続して使用されても良いし、ネットワーク接続されないスタンドアローン機であっても良い。構成や用途の如何に関わらず、本発明に係る誘導加熱ユニットを備え、複数種類のサイズの記録紙に画像を熱定着する画像形成装置であれば、本発明を適用して、その効果を得ることができる。
本発明に係る誘導加熱ユニット、定着装置及び画像形成装置は、電磁誘導加熱によってトナー像を記録紙に定着する電子写真方式の画像形成装置において、誘導加熱ユニットの小型化を図りつつ非通紙領域における過熱をより確実に防止する技術として有用である。
1………………………画像形成装置
115…………………定着装置
200…………………誘導加熱ユニット
202…………………定着ローラ
203…………………加圧ローラ
206…………………定着ベルト
207…………………励磁コイル
212…………………コイルボビン
214…………………コア保持部材
215…………………消磁コイル
700…………………プリントコイルセット
701…………………コイルパターン配線
702、801………接続電極
703、803………開口
710…………………配線ケーブル
800…………………プリントコイル
802…………………ポリイミドフィルム
811…………………配線
812…………………接続電極の開口
1001、1401…カバーレイ
1002………………接着層
1102………………半田
1003………………絶縁被膜
1101………………絶縁チューブ

Claims (12)

  1. 導電性の発熱回転体を電磁誘導加熱して、複数サイズの記録紙にトナー像を熱定着する定着装置であって、
    発熱回転体の外周面に沿って配され、発熱回転体を電磁誘導加熱する励磁コイルと、
    励磁コイルの一部に重なるように近接して配置され、小サイズ紙の定着時に、励磁コイルが発生させる磁束の一部を打ち消して、発熱回転体の非通紙領域における過熱を抑制する消磁コイルと、を備え、
    消磁コイルは、フレキシブル基板にコイルパターンがプリントされてなり、
    コイルパターンの線幅が、隣り合う配線間の距離よりも広い
    ことを特徴とする定着装置。
  2. フレキシブル基板の基材は耐熱性樹脂からなる
    ことを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記耐熱性樹脂はポリイミド系樹脂である
    ことを特徴とする請求項2に記載の定着装置。
  4. 前記耐熱性樹脂はアラミド系樹脂である
    ことを特徴とする請求項2に記載の定着装置。
  5. 発熱回転体と励磁コイルとの間に配され、励磁コイルを指示するコイルボビンを備え、
    消磁コイルは励磁コイルとコイルボビンに挟持されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  6. コイルボビンは消磁コイルを格納する凹部を有し、
    コイルボビンの凹部に消磁コイルを格納した状態で、コイルボビンと消磁コイルとの励磁コイルに対向する表面が、励磁コイルのコイルボビン並びに消磁コイルに対向する表面の形状に沿う形状になっている
    ことを特徴とする請求項5に記載の定着装置。
  7. 消磁コイルは、それぞれコイルパターンがプリントされている複数枚のフレキシブル基板が積層されてなる
    ことを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  8. 複数のフレキシブル基板にプリントされたコイルパターンは電気的に直列に接続されている
    ことを特徴とする請求項7に記載の定着装置。
  9. 複数のフレキシブル基板にプリントされたコイルパターンは電気的に並列に接続されている
    ことを特徴とする請求項7に記載の定着装置。
  10. フレキシブル基板の基材は絶縁性材料からなっている
    ことを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  11. 請求項1から10の何れかに記載の定着装置を備える
    ことを特徴とする画像形成装置。
  12. 導電性の発熱回転体を電磁誘導加熱して、複数サイズの記録紙にトナー像を熱定着する定着装置における誘導加熱ユニットであって、
    発熱回転体を電磁誘導加熱する励磁コイルと、
    励磁コイルの一部に重なるように近接して配置され、励磁コイルが発生させる磁束の一部を打ち消して、発熱回転体の非通紙領域における過熱を抑制する消磁コイルと、を備え、
    消磁コイルは、フレキシブル基板にコイルパターンがプリントされてなり、
    コイルパターンの線幅が、隣り合う配線間の距離よりも広い
    ことを特徴とする誘導加熱ユニット。
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