JP4301072B2 - 誘導加熱型定着装置 - Google Patents

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Description

この発明は、例えば、複写機、レーザプリンタ、ファクシミリ等の電子写真式画像形成装置に用いられてシートの未定着像を溶融定着(加熱定着)するための電磁誘導加熱型定着装置に関する。
従来の誘導加熱型定着装置は、画像形成用の定着ローラを誘導加熱する励磁コイルと、この励磁コイルが発生した磁束をキャンセルする消磁コイルとを備え、加熱された上記定着ローラによって、未定着像を担持した用紙にこの未定着像を溶融定着させる。
上記励磁コイルは、大サイズ紙の通紙領域に対応して配置され、上記消磁コイルは、大サイズ紙の通紙領域の内、小サイズ紙の通紙領域の両側に生じる小サイズ紙の非通紙領域に対応して配置される(特開2001−60490号公報:特許文献1、および、特開2001−135470号公報:特許文献2参照)。
しかしながら、上記従来の誘導加熱型定着装置では、上記小サイズ紙の通紙領域の端部と、上記消磁コイルの端部との距離が離れ過ぎていると、上記定着ローラにおける上記小サイズ紙の非通紙領域で上記小サイズ紙の通紙領域側での温度が上昇して、上記定着ローラの過昇温による劣化が発生する欠点がある。一方、上記小サイズ紙の上記通紙領域と上記消磁コイルの端部との重なりが大きすぎると、上記定着ローラにおける上記小サイズ紙の通紙領域で上記小サイズ紙の非通紙領域近傍で温度が低下して、上記小サイズ紙の定着不良、光沢ムラおよびオフセットが発生する欠点がある。
特開2001−60490号公報 特開2001−135470号公報
そこで、この発明の課題は、定着ローラの小サイズ紙の非通紙領域における過昇温を防止しながら、定着ローラの小サイズ紙の通紙領域における軸方向の温度ムラを抑えて、耐久性を向上できると共に、定着不良、光沢ムラおよびオフセットの発生しない誘導加熱型定着装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、この発明の誘導加熱型定着装置は、
画像形成用の定着ローラの軸に略平行な中央の延在部と両端の屈曲部とを有するように、上記定着ローラの外周の一部に沿って巻回されて、上記定着ローラを誘導加熱する励磁コイルと、
中央の延在部と両端の屈曲部とを有すると共に、一方の屈曲部が上記励磁コイルの一方の屈曲部と略重なり、かつ、延在部が上記励磁コイルの延在部の一部と略重なって、上記励磁コイルが発生した磁束をキャンセルする消磁コイルとを備え、
上記定着ローラの軸方向の一部に対応する小サイズシートの通過領域の境界が、上記消磁コイルの他方の屈曲部の範囲内に設定され
上記消磁コイルの他方の屈曲部の範囲内の上記小サイズシートの非通過領域に温度検知手段を配置したことを特徴としている。
ここで、この明細書では、上記小サイズシートとは、この定着装置で定着可能な最大のシートよりも小さいシートをいい、例えば、上記最大のシートが、A3サイズの用紙(297×420mm)である場合、上記小サイズシートは、A4サイズの用紙(210×297mm)である。
この発明の誘導加熱型定着装置によれば、上記定着ローラの軸方向の一部に対応する小サイズシートの通過領域の境界が、上記消磁コイルの他方の屈曲部の範囲内に設定されているので、上記小サイズシートが通過しない上記定着ローラの非通過領域(非通紙領域)の温度の上昇を防止しつつ、上記小サイズシートが通過する上記定着ローラの通過領域(通紙領域)の温度の低下を防止できる。
すなわち、上記消磁コイルを作動するとき、上記消磁コイルの他方の屈曲部は、上記消磁コイルの延在部より消磁効果が低く、上記他方の屈曲部から上記延在部側に行くに連れて消磁効果が増していくような消磁効果の勾配を有している。また、上記消磁コイルを作動しないとき、上記定着ローラの上記非通過領域と上記通過領域との間の通過境界(通紙境界)において、この通過境界近傍の上記非通過領域でただちに温度上昇となるわけではなく、上記通過境界から上記非通過領域に行くに連れて温度上昇の度合いが高くなるような温度勾配を有している。そして、この発明の誘導加熱型定着装置では、消磁効果の勾配を有する上記消磁コイルの他方の屈曲部の範囲内に、温度勾配を有する上記通過境界を設定しているので、上記定着ローラの軸方向の温度分布を略均一にすることができる。
このように、上記非通過領域における過昇温を防止しながら、上記通過領域における軸方向の温度ムラを抑えることができるので、耐久性を向上できると共に、定着不良、光沢ムラおよびオフセットの発生しない高いパフォーマンスを有する誘導加熱型定着装置を得ることができる。また、上記消磁コイルの他方の屈曲部の範囲内の上記小サイズシートの非通過領域に温度検知手段を配置している。したがって、上記小サイズシートが通過しない上記定着ローラの領域の内の最も温度が高くなると予想される領域の温度を確実に検知することができ、上記温度検知手段は安全用ヒューズとしての役割を担う。また、上記定着ローラの他の部分に別の温度検知手段を配置する必要がなくなり、低コスト化が実現できる。
また、一実施形態の誘導加熱型定着装置では、上記消磁コイルの巻き数は、上記励磁コイルの巻き数の1/2以上である。
この一実施形態の誘導加熱型定着装置によれば、上記励磁コイルの巻き数に対して少ない巻き数で上記消磁コイルを設定可能となり、上記消磁コイルの小型化と低コスト化が可能である。
また、一実施形態の誘導加熱型定着装置では、上記励磁コイルの延在部の内面と、上記消磁コイルの延在部の内面とは、略重なる。
また、一実施形態の誘導加熱型定着装置では、上記励磁コイルの延在部の長さは、A3サイズの用紙の幅寸法(297mm)に略等しく、上記消磁コイルの延在部の長さは、A3サイズの用紙の幅寸法(297mm)からA4サイズの用紙の幅寸法(210mm)を引いた寸法に略等しい。
また、一実施形態の誘導加熱型定着装置では、上記定着ローラの軸に平行な仮想平面への上記消磁コイルの投影形状は、略四角形状である。
この一実施形態の誘導加熱型定着装置によれば、上記消磁コイルの一方の屈曲部は、ほぼ直線的となるので、上記通過境界の設定範囲が明確となり、設定しやすくなる。また、上記消磁コイルの小スペース化にも繋がる。
この発明の誘導加熱型定着装置によれば、上記定着ローラの軸方向の一部に対応する小サイズシートの通過領域の境界が、上記消磁コイルの他方の屈曲部の範囲内に設定されているので、上記小サイズシートが通過しない上記定着ローラの非通過領域の温度の上昇を防止しつつ、上記小サイズシートが通過する上記定着ローラの通過領域の温度の低下を防止できて、耐久性を向上できると共に定着性能の良好な誘導加熱型定着装置を実現できる。
以下、この発明を図示の実施の形態により詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、この発明の誘導加熱型定着装置の一実施形態である横断面構成図を示し、図2は、この発明の定着ローラの要部拡大断面図を示している。図1と図2に示すように、この誘導加熱型定着装置10は、定着ローラ1と、この定着ローラ1と接触してニップNを形成する加圧ローラ2と、この定着ローラ1の外側に配置されて磁束を発生する磁束発生手段3とを備えている。
そして、この磁束発生手段3の磁束によって上記定着ローラ1を発熱させてから、未定着像tを担持したシートPを上記定着ローラ1と上記加圧ローラ2との間を通過させ、上記ニップNによって上記シートPを挟持搬送しながら上記未定着像tをこのシートPに溶融定着(加熱定着)させる。
なお、この誘導加熱型定着装置10は、上記シートPに上記未定着像tを形成する(図示しない)作像手段と共に、複写機、レーザプリンタまたはファクシミリ等の画像形成装置を構成する。
上記シートPとは、例えば、用紙、OHPシート等の記録材であり、上記未定着像tは、例えば、樹脂や、磁性材や、着色料等からなる加熱溶融性のトナーである。
上記定着ローラ1と上記加圧ロ一ラ2とは、平行に対向して配置され、それぞれの両端側が、図示しない軸受部材に回転自在に支持されている。上記加圧ローラ2は、図示しないバネ等の加圧機構によって、上記定着ローラ1の軸側に付勢され、上記定着ローラ1の外面に所定圧力で圧接されて、上記ニップNを形成する。
上記定着ローラ1は、図示しないモータ等の駆動機構によって、矢印にて示す時計廻り方向に、所定の周速度で回転駆動される。上記加圧ローラ2は、上記ニップNでの上記定着ローラ1との圧接摩擦力によって、上記定着ローラ1の回転に従動して回転する。
また、上記ニップNの近傍には、上記定着ローラ1の温度を検出する温度センサ4が設置されている。上記磁束発生手段3は、この温度センサ4の出力をもとに、図示しない制御回路によって制御されて、上記温度センサ4で検知される温度を一定にする。
上記定着ローラ1は、径方向の内側から外側に順に、芯金層11、断熱層12、電磁誘導発熱層13、弾性層14および離型層15の5つの層から構成される。
上記芯金層11は、上記定着ローラ1の形状を保持するためのものであり、例えば、アルミまたは鉄等の金属のシリンダである。
上記断熱層12は、上記電磁誘導発熱層13を断熱保持するためのものであり、耐熱性および弾性を有するゴム材や樹脂材のスポンジ体(断熱構造体)が用いられる。このように、上記断熱層12に、耐熱性および弾性を有するゴム材や樹脂材のスポンジ体(断熱構造体)を用いることにより、上記電磁誘導発熱層13を確実に断熱保持するとともに、上記電磁誘導発熱層13のたわみを許容して上記ニップNの長さ寸法Lを増やし、さらに、上記定着ローラ1を上記加圧ローラ2よりも柔らかくして、上記シートPの分離性能を向上することができる。
上記電磁誘導発熱層13は、例えば、無端状のニッケル電鋳ベルト部材である。なお、上記電磁誘導発熱層13の他の材料として、例えば、磁性ステンレスのような磁性材料(磁性金属)といった、比較的透磁率μが高く、適当な抵抗率ρを有するものを用いてもよい。上記電磁誘導発熱層13では、上記磁束発生手段3の磁束によって、渦電流が発生してジュール熱により発熱し、この発熱により上記定着ローラ1が加熱される。この加熱を、電磁誘導加熱という。
上記弾性層14は、耐熱性および弾性を有するゴム材や樹脂材からなり、上記シートPと上記定着ローラ1表面との密着性を高める。上記弾性層14としては、例えば、定着温度での使用に耐えられるシリコンゴムやフッ素ゴム等の耐熱性エラストマーを用いる。
上記離型層15は、上記定着ローラ1の表面の離型性を高めるものであり、定着温度での使用に耐えられる上にトナー離型性を有する。上記離型層15としては、例えば、シリコンゴム、フッ素ゴムや、PFA、PTFE、FEP、PFEP等のフッ素樹脂が用いられる。
上記加圧ローラ2は、径方向の内側から外側に順に、芯金層21と、断熱層22と、離型層25との3つの層から構成される。上記加圧ローラ2の上記芯金層21、上記断熱層22および上記離型層25は、それぞれ、上記定着ローラ1の上記芯金層11、上記断熱層12および上記離型層15と同様である。
上記定着ローラ1の具体的な構成を示すと、上記芯金層11は、厚さ1mmの鉄製であり、上記断熱層12は、厚さ5mmのSiスポンジゴムであり、上記電磁誘導発熱層13は、厚さ50μmであり、上記弾性層14は、厚さ1mmのSiゴムであり、上記離型層15は、厚さ20μmのPFAであり、上記定着ローラ1の外径は、42mmとなっている。また、上記加圧ローラ2の具体的な構成を示すと、上記芯金層21は、厚さ1mmの鉄製であり、上記断熱層22は、厚さ5mmのSi発泡ゴムであり、上記離型層25は、厚さ30μmのPFAであり、上記加圧ローラ2の外径は、38mmとなっている。
上記磁束発生手段3は、コア32と、このコア32に取り付けられると共に上記定着ローラ1を誘導加熱する励磁コイル31と、上記コア32に取り付けられると共に上記励磁コイル31が発生した磁束をキャンセルする消磁コイル34と、上記コア32、上記励磁コイル31および上記消磁コイル34を囲むボビン33とを備え、上記定着ローラ1の外側で、上記定着ローラ1に対向させて、上記定着ローラ1の長手方向に沿わせて配置している。
上記コア32は、上記定着ローラ1の軸方向(長手方向)の寸法に略対応した長さ寸法を有する長尺部材である。上記コア32は、横断面が略E字形であり、上記定着ローラ1に向かって延びる、幅方向中央の中央突起32aと、幅方向両端の端突起32b,32cとを有し、発熱効率を高めている。
上記コア32としては、例えば、フェライトコア等の高透磁率かつ低損失のものを用いる。このコア32は、磁気回路の効率を上げるためと磁気遮蔽のために用いている。なお、上記励磁コイル31および上記コア32の磁気回路部分に磁気遮蔽が十分にできる手段がある場合は、上記突起32a,32b,32cを省略して、空芯(コア無し)にしてもよい。また、上記コア32として、樹脂材に磁性粉を分散させたものを用いると、透磁率は比較的低いが、形状を自由に設定することができる。
上記励磁コイル31は、横断面が台形形状で、上記定着ローラ1の外周の一部に沿うと共に長尺の上記コア32に沿って長手方向に渡って導線を巻いたような構造であり、上記励磁コイル31の中央の隙間は、上記コア32の中央突起32aに嵌り込むと共に、上記励磁コイル31の全体が、上記コア32の両側の端突起32b,32cに囲まれる領域に収まっている。
詳しく述べると、上記励磁コイル31は、図3の平面図に示すように、導線を長円形状に複数回巻回して形成されている。なお、1本の導線は、通電効率を高めるために素線(直径0.18mm〜0.20mm程度の銅線であってエナメルで絶縁被覆されたもの)を数十本から数百本を束ねて形成された直径数mm程度の公知の撚り線である。なお、図3では、わかり易くするために、上記励磁コイル31および上記消磁コイル34は展開した状態を示すと共に、上記励磁コイル31および上記消磁コイル34と、上記定着ローラ1と、上記加圧ローラ2とを、上記シートPの搬送方向(矢印A方向)にずらした状態を示す。
上記励磁コイル31は、上記定着ローラ1の軸に略平行な中央の一対の延在部31a,31bと、この一対の延在部31a,31bを連結する両端の一対の屈曲部31c,31dとを有する。上記一対の延在部31a,31bは、略直線状である。上記一対の屈曲部31c,31dは、略円弧状であり、上記定着ローラ1の軸と略平行でない部分である。上記一対の延在部31a,31bの間には、数mm程度の隙間が存在する。
なお、この励磁コイル31は、基本的には密着巻されているが、互いに同じ向きに通電される一方の延在部31aを、外側延在部と内側延在部とに分割して、上記外側延在部と上記内側延在部との間に、数mm程度の隙間を設けてもよい。また、同様に、互いに同じ向きに通電される他方の延在部31bを、隙間を設けた外側延在部と内側延在部とに分割してもよい。
上記励磁コイル31の一対の延在部31a,31bは、上記定着ローラ1に重なり、上記励磁コイル31の一対の屈曲部31c,31d(の全部または大部分)は、上記定着ローラ1の軸方向の端部よりも外側に位置している。上記励磁コイル31の一対の延在部31a,31bの長さは、上記定着ローラ1の軸方向の長さと略同じであり、この誘導加熱型定着装置に供給される最大幅の用紙、この例では、日本工業規格で定められたA3サイズの用紙を処理できるように、それぞれ297mmに少し余裕を加えた値に設定されている。なお、上記定着ローラ1の軸方向の長さは、A3サイズの用紙の幅寸法(297mm)よりも、少し大きい。
上記消磁コイル34は、図1に示すように、横断面が台形形状で、長尺の上記コア32に沿って長手方向に渡って導線を巻いたような構造であり、上記消磁コイル34の中央の隙間は、上記コア32の中央突起32aに嵌り込むと共に、上記消磁コイル34の全体が、上記コア32の両側の端突起32b,32cに囲まれる領域に収まっている。上記消磁コイル34は、上記コア32と上記励磁コイル31との間に挟まれている。なお、上記励磁コイル31を、上記コア32と上記消磁コイル34との間に挟むようにしてもよい。
詳しく述べると、上記消磁コイル34は、図3の平面図に示すように、上記励磁コイル31と同様に、導線を長円形状に複数回巻回して形成されている。上記消磁コイル34は、上記定着ローラ1の軸方向に沿って延在される中央の一対の延在部34a,34bと、この一対の延在部34a,34bを連結する両端の一対の屈曲部34c,34dとを有する。上記一対の延在部34a,34bは、略直線状である。上記一対の屈曲部34c,34dは、略円弧状であり、上記定着ローラ1の軸と略平行でない部分である。上記一対の延在部34a,34bの間には、数mm程度の隙間が存在する。
なお、この消磁コイル34は、基本的には密着巻されているが、互いに同じ向きに通電される一方の延在部34aを、外側延在部と内側延在部とに分割して、上記外側延在部と上記内側延在部との間に、数mm程度の隙間を設けてもよい。また、同様に、互いに同じ向きに通電される他方の延在部34bを、隙間を設けた外側延在部と内側延在部とに分割してもよい。
上記消磁コイル34の一対の延在部34a,34bは、上記励磁コイル31の一対の延在部31a,31bの一部と、それぞれ、略重なる。上記消磁コイル34の一方の屈曲部34dは、上記励磁コイル31の一方の屈曲部31dと略重なる。上記定着ローラ1の軸方向の一部に対応する小サイズシートP1の通過領域Cの境界B(以下、通過境界Bという)が、上記消磁コイル34の他方の屈曲部34cの範囲Z(以下、屈曲部範囲Zという)内に設定されている。この小サイズシートP1の通過境界(通紙境界)Bとは、上記小サイズシートP1が通過する通過領域(通紙領域)Cと、上記小サイズシートP1が通過しない非通過領域(非通紙領域)Dとの間の境界をいい、上記小サイズシートP1の端縁50と一致している。
ここで、上記小サイズシートP1とは、この誘導加熱型定着装置で定着可能な最大のシートよりも小さいシートをいい、この実施形態では、上記最大のシートは、A3サイズの用紙(297×420mm)であるので、上記小サイズシートP1は、A4サイズの用紙(210×297mm)である。
言い換えると、上記消磁コイル34の一対の延在部34a,34bは、上記非通過領域Dに重なり、上記消磁コイル34の一方の屈曲部34d(の全部または大部分)は、上記定着ローラ1の軸方向の端部よりも外側に位置し、上記消磁コイル34の他方の屈曲部34c(上記屈曲部範囲Z)は、上記通過領域Cおよび上記非通過領域D(すなわち、上記通過境界B)に重なる。
また、上記励磁コイル31の一対の延在部31a,31bの内面と、上記消磁コイル34の一対の延在部34a,34bの内面とは、略重なり、上記励磁コイル31の一方の屈曲部31dの内面と、上記消磁コイル34の一方の屈曲部34dの内面とは、略重なる。また、上記消磁コイル34の一対の延在部34a,34bの長さは、A3サイズの用紙の幅寸法(297mm)から、A4サイズの用紙の幅寸法(210mm)と、上記屈曲部範囲Zの内の上記非通過領域Dと重なる範囲の寸法とを、引いた寸法に略等しい。
次に、上記励磁コイル31および上記消磁コイル34の作用について説明する。
上記励磁コイル31には、図示しない高周波コンバーターにより、例えば10〜100[kHz]の交流電流が印加される。この交流電流によって誘導された磁束は、上記コア32の内部を外部に漏れることなく通り、上記コア32の中央突起32aと端突起32b,32cとの間で、初めて、上記コア32の外部に漏れ、上記定着ローラ1の上記電磁誘導発熱層13を貫き、上記電磁誘導発熱層13に渦電流が流れて、上記電磁誘導発熱層13自体がジュール発熱する。この電磁誘導発熱層13の発熱で、上記定着ローラ1が加熱状態となる。
上記消磁コイル34には、図4の回路図に示すように、切り換えスイッチ5が取り付けられており、上記シートPのサイズによって、上記切り換えスイッチ5の開閉を行う。
すなわち、大サイズ(A3サイズ)シートを通紙するときは、上記切り換えスイッチ5を実線にて示すように開状態とすることで、上記消磁コイル34はコイルとして機能しない。したがって、最大幅のシートの全域について定着を良好に行うことができる。
一方、小サイズ(A4サイズ)シートP1を通紙するときは、上記切り換えスイッチ5を仮想線にて示すように閉状態とすることで、上記消磁コイル34には、上記励磁コイル31から誘導逆起電力が発生し、磁界の変化を妨げる方向に逆磁界が発生して、消磁効果を発揮することになる。この結果、上記励磁コイル31のうち上記消磁コイル34と重なる部分では、上記励磁コイル31による磁束変化が、上記定着ローラ1での誘導電流(渦電流)だけでなく、上記消磁コイル34での逆起電力(それに伴う電流)をも生じさせて、上記消磁コイル34がある部分のみ上記励磁コイル31から発生する磁界のパワーが小さくなる。したがって、上記消磁コイル34が存在する範囲のみ温度上昇を防ぐことができて、上記定着ローラ1の上記非通過領域の温度上昇が抑えられる。
このように、上記構成の誘導加熱型定着装置によれば、小サイズシートP1に対して、新たな小サイズシート用の磁束発生手段等を別途配置することなく、また、この誘導加熱型定着装置の持つ本来のスループットを著しく低下させせることなく、上記定着ローラ1の過昇温による劣化を防ぐことができて、この誘導加熱型定着装置の高耐久化および高速化を図ることができる。
ここで、図3に示すように、上記消磁コイル34を作動するとき、上記消磁コイル34の屈曲部範囲Zは、上記消磁コイル34の延在部34a,34bよりも消磁効果が低く、上記他方の屈曲部34cから上記延在部34a,34b側に行くに連れて、消磁効果が増していくような効果勾配を有している。また、上記消磁コイル34を作動しないとき、上記小サイズシートP1の上記通過境界Bにおいても、上記通過境界Bの近傍の上記非通過領域Dで直ちに温度上昇となるわけではなく、上記通過境界Bから上記非通過領域Dに行くに連れて温度上昇の度合いが高くなるような温度勾配を有している。
そして、本発明では、消磁効果の勾配を有する上記消磁コイル34の屈曲部範囲Zに、温度勾配を有する上記通過領域Bを配置することで、上記定着ローラ1の軸方向の温度分布を略均一にすることを可能にしている。
次に、図5A〜図5Cに、図3に示す上記小サイズシートP1の通過境界Bの上記定着ローラ1(上記励磁コイル31および上記消磁コイル34)に対する位置を変化させたときの上記定着ローラ1の軸方向の温度分布を示す。横軸に、上記定着ローラ1の軸方向の測定位置を示し、縦軸に、上記定着ローラ1の温度を示す。横軸の(III)〜(IV)は、図3に示す上記消磁コイル34の屈曲部範囲Zに対応している。図中、通紙領域と非通紙領域との間が、上記通過境界Bに相当する。
図5Aは、上記実施の形態に示すように、上記小サイズシートP1の通過境界Bを、上記消磁コイル34の上記屈曲部範囲Z内(横軸(III)〜(IV))に設定した場合の上記定着ローラ1の軸方向温度分布を示す。
図5Aからわかるように、時間経過とともに、非通紙領域での温度上昇や、通紙領域での温度低下がなくて、非通紙領域における過昇温を防止しながら、通紙領域における温度ムラを抑えることができる。このように、耐久性を向上できると共に、定着不良、光沢ムラおよびオフセットの発生しない高いパフォーマンスを有する誘導加熱型定着装置を得ることができる。
一方、図5Bは、上記小サイズシートP1の通過境界Bを、上記消磁コイル34の上記屈曲部範囲Z外の上記消磁コイル34の延在部34a,34b(横軸(II)〜(III))に設定した場合の上記定着ローラ1の軸方向温度分布を示す。
図5Bからわかるように、時間経過とともに、非通紙領域での温度上昇は抑えられているが、通紙領域(横軸(III)〜(IV))での温度低下が発生しており、定着不良、光沢ムラおよびオフセットなどが発生する可能性がある。
また、図5Cは、上記小サイズシートP1の通過境界Bを、上記消磁コイル34の上記屈曲部範囲Z外の上記消磁コイル34の非設置領域(横軸(IV)〜(V))に設定した場合の上記定着ローラ1の軸方向温度分布を示す。
図5Cからわかるように、時間経過とともに、通紙領域での温度低下は見られないが、非通紙領域(横軸 (IV))での温度上昇が発生しており、上記定着ローラ1の過昇温による劣化が発生する可能性がある。
このように、図5A〜図5Cからわかるように、上記小サイズシートP1の通過境界Bを、上記消磁コイル34の上記屈曲部範囲Z内(横軸(III)〜(IV))に設定したときに、上記非通紙領域における過昇温を防止しながら、上記通紙領域における軸方向の温度ムラを抑えることができる。
次に、図6に、上記消磁コイル34を設置しない場合と上記消磁コイル34の巻き数を変化させた場合との上記定着ローラ1の非通過領域(非通紙領域)の端部温度変化を示す。横軸に、経過時間を示し、縦軸に、上記定着ローラ1の温度を示す。上記消磁コイル34の巻き数を変化させる場合、上記励磁コイル31の巻き数が10回であるのに対して、上記消磁コイル34の巻き数を、4回,6回,8回と変化させている。
図6からわかるように、上記消磁コイル34を設置しない場合では、上記定着ローラ1の端部温度が時間の経過とともに上昇している。また、上記消磁コイル34を設置する場合では、上記励磁コイル31の巻き数に対する上記消磁コイル34の巻き数が1/2未満である(上記消磁コイル34の巻き数が4回である)とき、上記定着ローラ1の端部温度は時間とともにやや上昇する傾向にあるが、上記励磁コイル31の巻き数に対する上記消磁コイル34の巻き数が1/2以上である(上記消磁コイル34の巻き数が6回および8回である)とき、上記定着ローラ1の端部温度の上昇は抑制されている。
このように、上記消磁コイル34の巻き数は、上記励磁コイル31の巻き数の1/2以上であることが好ましく、上記励磁コイル31の巻き数に対して少ない巻き数で上記消磁コイル34を設定可能となり、上記消磁コイル34の小型化と低コスト化が可能である。
(第2の実施形態)
図7は、この発明の他の実施形態を示している。上記消磁コイル34の一対の屈曲部34e,34fは、上記定着ローラ1の軸に対して略垂直になる。言い換えると、上記定着ローラ1の周方向に沿い上記定着ローラ1の軸に平行な仮想平面への上記消磁コイル34の投影形状は、略四角形状である。なお、その他の構造は、上記第1の実施形態と同じであるため、その説明を省略する。
この構成の誘導加熱型定着装置によれば、上記消磁コイル34の他方の屈曲部34eは、ほぼ直線的となるので、上記消磁コイル34の屈曲部範囲Zが明確となって、上記通過境界Bを設定しやすくなる。また、上記消磁コイル34の小スペース化にも繋がる。
(第3の実施形態)
この発明の別の実施形態として、図3の仮想線に示すように、上記消磁コイル34の他方の屈曲部34cの範囲Z内の上記小サイズシートP1の非通過領域Dに、温度センサ等の温度検知手段6を配置している。
この構成の誘導加熱型定着装置によれば、上記小サイズシートP1を上記定着ローラ1と上記加圧ローラ2との間を通過させるとき、上記小サイズシートP1が通過しない上記定着ローラ1の領域の内の最も温度が高くなると予想される領域の温度を確実に確認しておくことができ、上記温度検知手段6は安全用ヒューズとしての役割を担う。また、上記定着ローラ1の他の部分に別の温度検知手段を配置する必要がなくなり、低コスト化が実現できる。
すなわち、上記消磁コイル34において、上記他方の屈曲部34cは、上記一対の延在部34a,34bよりも消磁効果が低いので、この他方の屈曲部34cと重なる上記定着ローラ1の領域に上記温度検知手段6を配置して、上記非通過領域の温度上昇度合いを確認しておくことで、上記消磁コイル34の他の領域に別の温度検知手段を配置する必要がなくなり、低コスト化が実現できる。
なお、この発明は上述の実施形態に限定されない。例えば、図示しないが、上記消磁コイル34を上記定着ローラ1の軸方向に移動させる駆動手段を別途設けて、この駆動手段によって上記消磁コイル34を移動させて、上記消磁コイル34の屈曲部範囲Zを、様々なサイズのシートPの通過境界Bに、重ねるようにしもよく、様々なサイズのシートPに対応可能な誘導加熱型定着装置を実現できる。
本発明の誘導加熱型定着装置の一実施形態を示す断面構成図である。 定着ローラの展開状態を示す要部拡大断面図である。 励磁コイル、消磁コイル、定着ローラ、加圧ローラおよびシートの位置関係を示す説明図である。 消磁コイルのスイッチ回路を示す回路図である。 横軸に定着ローラの測定位置、縦軸に定着ローラの温度を示す第1のグラフ図である。 横軸に定着ローラの測定位置、縦軸に定着ローラの温度を示す第2のグラフ図である。 横軸に定着ローラの測定位置、縦軸に定着ローラの温度を示す第3のグラフ図である。 横軸に経過時間、縦軸に定着ローラの温度を示すグラフ図である。 消磁コイルの他の実施形態を示す簡略平面図である。
符号の説明
1 定着ローラ
2 加圧ローラ
3 磁束発生手段
6 温度検知手段
10 誘導加熱型定着装置
31 励磁コイル
31a,31b 延在部
31c,31d 屈曲部
34 消磁コイル
34a,34b 延在部
34c,34d,34e,34f 屈曲部
1 小サイズシート
B 通過境界
C 通過領域
D 非通過領域
Z 屈曲部範囲

Claims (3)

  1. 画像形成用の定着ローラの軸に略平行な中央の延在部と両端の屈曲部とを有するように、記定着ローラの外周の一部に沿って巻回されて、記定着ローラを誘導加熱する励磁コイルと、
    中央の延在部と両端の屈曲部とを有すると共に、一方の屈曲部が記励磁コイルの一方の屈曲部と略重なり、かつ、延在部が記励磁コイルの延在部の一部と略重なって、記励磁コイルが発生した磁束をキャンセルする消磁コイルとを備え、
    記定着ローラの軸方向の一部に対応する小サイズシートの通過領域の境界が、記消磁コイルの他方の屈曲部の範囲内に設定され
    前記消磁コイルの他方の屈曲部の範囲内の前記小サイズシートの非通過領域に温度検知手段を配置したことを特徴とする誘導加熱型定着装置。
  2. 請求項1に記載の誘導加熱型定着装置において、
    記消磁コイルの巻き数は、記励磁コイルの巻き数の1/2以上であることを特徴とする誘導加熱型定着装置。
  3. 請求項1に記載の誘導加熱型定着装置において、
    記定着ローラの軸に平行な仮想平面への記消磁コイルの投影形状は、略四角形状であることを特徴とする誘導加熱型定着装置。
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