JP2012086698A - 重荷重用タイヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】サイドウォール部に形成する環状リブに起因するサイドウォール部外面のクラックの発生を抑制する。
【解決手段】サイドウォール部に、かつタイヤ最大巾位置からトレッド端に至るサイドウォール上領域に、サイドウォール部の外面から隆起しかつタイヤ周方向にのびる環状リブを具える。前記環状リブは、サイドウォール部の外面上の半径方向内外の隆起点から立ち上がる内外の側面部と、この内外の側面部の先端間を継ぐ中央面部とを有する断面台形状をなす。タイヤ最大巾位置から前記中央面部の半径方向中間点までの半径方向距離L1を、ビードベースラインからカーカス最大高さ点までの半径方向高さHcの15〜20%、しかも前記中央面部の巾Wを15〜25mmの範囲とした。
【選択図】図2

Description

本発明は、サイドウォール部のクラックの発生を低減した重荷重用タイヤに関する。
トラック・バス用等の重荷重車両に用いられるタイヤでは、負荷荷重が大であるため走行時のタイヤ変形量が大きく、そのため、サイドウォール部には、乗用車用タイヤ等に比して大きな表面歪みが繰り返し発生する。この表面歪みは、図3に示すように、タイヤ最大巾位置Qmの半径方向高さ位置Z1と、タイヤ赤道Cにおけるカーカスaの外面上の点であるカーカス最大高さ点Qcの半径方向高さ位置Z2との間の領域Yに、ピーク点Pεを有する。
他方、重荷重用タイヤでは、意匠性の向上を目的として、タイヤの撓み感を減じることを目的として、或いはカーカスを保護すること等を目的として、サイドウォール部に、その外面から隆起してタイヤ周方向にのびる環状リブb(一点鎖線で示す)を形成する場合がある(例えば特許文献1、2参照。)。
しかしながら、環状リブbを形成した場合、サイドウォール部の外面とカーカスとの間のゴム厚さが、前記環状リブbの半径方向内端、及び外端で大きく変化する。そのため、環状リブbの半径方向内端、或いは外端が、前記表面歪みのピーク点Pεの位置に近接して形成された場合には、表面歪みの歪み量が増幅され、前記内端、或いは外端の位置で、サイドウォール部の外面にクラックが発生しやすくなるという問題がある。特に、トレッド巾TWとタイヤ最大巾W0との比TW/W0が、例えば0.89〜0.99と大きいタイヤでは、サイドウォール部の外面の輪郭が垂直に近く、表面歪みが局部的となるため、前記クラックがより顕著に発生しやすくなる。
このような状況に鑑み、本発明者が研究した結果、環状リブbが形成されていないタイヤでは、表面歪みのピーク点Pεが、おおよそタイヤ最大巾位置Qmから、カーカス高さHcの15〜20%の距離を半径方向外側に隔てた位置にあること、及びこの位置に、環状リブbの中央部が来るように環状リブbを形成することにより表面歪みに起因するクラックの発生を抑制しうること、を究明し得た。
特開2003−025813号公報 特開2000−025424号公報
そこで本発明は、タイヤ最大巾位置から環状リブの中央部までの半径方向距離を、カーカス高さHcの15〜20%の範囲とし、かつ環状リブの巾を規制することを基本として、歪み量のピーク値の上昇を抑え、サイドウォール部の外面におけるクラックの発生を抑制しうる重荷重用タイヤを提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本願請求項1の発明は、トレッド部からサイドウォール部をへてビード部のビードコアに至るカーカスと、該カーカスの半径方向外側かつトレッド部の内部に配されるベルト層とを具える重荷重用タイヤであって、
前記サイドウォール部に、かつタイヤ最大巾位置からトレッド端に至るサイドウォール上領域に、サイドウォール部の外面から隆起しかつタイヤ周方向にのびる環状リブを具え、
かつ前記環状リブは、タイヤ軸を含むタイヤ子午断面において、サイドウォール部の外面上の半径方向内外の隆起点から立ち上がる内外の側面部と、この内外の側面部の先端間を継ぐ中央面部とを有する断面台形状をなすとともに、
タイヤを正規リムにリム組しかつ正規内圧を充填した正規内圧状態において、
前記タイヤ最大巾位置から前記中央面部の半径方向中間点までの半径方向距離L1を、ビードベースラインからタイヤ赤道におけるカーカスの外面上の点であるカーカス最大高さ点までの半径方向高さHcの15〜20%、しかも前記中央面部の半径方向の巾Wを15〜25mmの範囲としたことを特徴としている。
又請求項2の発明では、前記環状リブは、前記内の側面部の先端及び外の側面部の先端の、サイドウォール部の外面の仮想面からの隆起高さHo、Hiが、それぞれ0.5〜1.5mmの範囲であり、かつこの隆起高さHo、Hiの少なくとも一方が、環状リブの隆起高さの最大値をなすことを特徴としている。
又請求項3の発明では、前記隆起高さHo、Hiの差|Ho−Hi|は、0.5mm以下であることを特徴としている。
又請求項4の発明では、トレッド巾TWとタイヤ最大巾W0との比TW/W0が、0.89〜0.99の範囲であることを特徴としている。
又請求項5の発明では、タイヤの断面高さT0とタイヤ最大巾W0との比T0/W0である偏平率が、0.5〜0.7の範囲であることを特徴としている。
又請求項6の発明では、前記サイドウォール部の外面とカーカスとの間のゴム厚さは、前記内の隆起点の位置から半径方向内方に向かって漸増することを特徴としている。
なお前記「正規リム」とは、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、当該規格がタイヤ毎に定めるリムであり、例えばJATMAであれば標準リム、TRAであれば "Design Rim" 、或いはETRTOであれば "Measuring Rim"を意味する。又前記「正規内圧」とは、前記規格がタイヤ毎に定めている空気圧であり、JATMAであれば最高空気圧、TRAであれば表 "TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES" に記載の最大値、ETRTOであれば "INFLATION PRESSURE"を意味する。又本明細書では、特に断りがない限り、タイヤの各部の寸法等は、前記正規内圧状態で特定される値とする。
本発明は叙上の如く、環状リブにおける中央面部の中間点の位置、及び中央面部の巾を規制している。従って、環状リブの半径方向内端及び外端を、タイヤの表面歪みのピーク点の位置から遠ざけることができ、歪み量のピーク値の上昇を抑え、サイドウォール部の外面におけるクラックの発生を抑制することが可能となる。
本発明の重荷重用タイヤの一実施を示す断面図である。 環状リブ拡大して示す部分断面図である。 従来タイヤにおける表面歪みの発生状態を説明する概念図である。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。図1は、本発明の重荷重用タイヤ1が正規リムRにリム組みされかつ正規内圧が充填された無負荷の正規内圧状態におけるタイヤ軸を含むタイヤ子午断面を示す。
図1において、重荷重用タイヤ1は、トレッド部2からサイドウォール部3をへてビード部4のビードコア5に至るカーカス6と、このカーカス6の半径方向外側かつトレッド部2の内部に配されるベルト層7とを有する周知のラジアル構造を具えている。

本例では、トレッド巾TWとタイヤ最大巾W0との比TW/W0が、0.89〜0.99の範囲であり、かつタイヤの断面高さT0と前記タイヤ最大巾W0との比T0/W0である偏平率が、0.5〜0.7の範囲である場合を例示する。このように比TW/W0が大きいタイヤは、サイドウォール部3の輪郭が垂直に近づくため、タイヤ変形時の表面歪みが局部的に生じやすく、そのためサイドウォール部3の外面3Sにクラックが発生しやすい傾向にある。又偏平率が0.5〜0.7と小さなタイヤでは、フレキシブルなサイドウォール部3の領域巾が狭くなるため、表面歪みが大となって同様にクラックが発生しやすい傾向にある。従って、本発明は、このようなタイヤに対して特に効果を発揮しうる。
なお前記トレッド巾TWは、トレッド面2S又はその延長線と、サイドウォール部3の外面3S又はそのその延長線とが交わる交点であるトレッド端Te、Te間のタイヤ軸方向の距離を意味する。又前記タイヤ最大巾W0は、サイドウォール部3の外面3Sがタイヤ軸方向外側に膨出するタイヤ最大巾位置Qm、Qm間のタイヤ軸方向の距離を意味する。又前記タイヤの断面高さT0は、タイヤ赤道C上におけるビードベースラインBLからトレッド面2Sまでの半径方向距離を意味する。
次に、前記カーカス6は、スチール製のカーカスコードをタイヤ周方向に対して例えば75〜90゜の角度で配列した少なくとも1枚、本例では1枚のカーカスプライ6Aから形成される。このカーカスプライ6Aは、本例では、前記ビードコア5、5間を跨るトロイド状のプライ本体部6aの両端に、ビードコア5の廻りでタイヤ軸方向内側から外側に折り返されるプライ折返し部6bを有する。そして該プライ本体部6aとプライ折返し部6bとの間には、前記ビードコア5からタイヤ半径方向外側にのびる断面三角形状のビードエーペックスゴム8が配置され、ビード部4からサイドウォール部3にかけて補強している。
又前記ベルト層7は、スチール製のベルトコードをタイヤ周方向に対して例えば10〜70゜の角度で配列した少なくとも2枚、通常3〜4枚、本例では3枚のベルトプライ7A〜7Cから形成される。このベルトプライ7A〜7Cは、ベルトコードがプライ間で互いに交差する箇所を1箇所以上設けて重置されることにより、ベルト剛性を高めトレッド部2をタガ効果を有して補強している。
そして本実施形態のタイヤ1では、前記タイヤ最大巾位置Qmからトレッド端Teに至るサイドウォール上領域YUに、サイドウォール部3の外面3Sから隆起し、かつタイヤ周方向に連続してのびる環状リブ10を設けている。本例では、前記環状リブ10が、タイヤに、見た目の力強さを与えて意匠性を高めることを目的として形成されるが、これ以外にも、カーカスを外傷から防ぐ等、種々の目的で形成することができる。
なおサイドウォール部3の外面3Sとは、前記無負荷の正規内圧状態において、標章などの浮きだしマークや凹凸模様を含む局部的な凹凸を除いてトレッド端Teから滑らかにのびるサイドウォール部3の基準曲面XSを意味する。又前記サイドウォール上領域YUにおける基準曲面XSは、本例では、前記トレッド端Teから、直線状、或いはタイヤ外側に中心を有する凹円弧状にのびる第1面部XS1と、前記タイヤ最大巾位置Qmからタイヤ内側に中心を有する凸円弧状にのびかつ前記第1面部XS1と滑らかに連なる第2面部XS2とから構成される。
次に、図2に拡大して示すように、前記環状リブ10は、前記サイドウォール部3の外面3S上の半径方向内外の隆起点11a、12aから立ち上がる内外の側面部11、12と、この内外の側面部11、12の先端11b、12b間を継ぐ中央面部13とを有する断面台形状をなす。
前記内外の側面部11、12は、前記内外の隆起点11a、12aにおいて前記外面3Sに滑らかに連なる凹円弧状の曲面にて形成されることが好ましいが、要求により、前記外面3Sに交差する斜面で形成することもできる。又前記中央面部13は、外観性の観点から直線状に形成することが好ましく、前記直線状には、直線以外に、曲率半径が800mm以上とした直線に近い凹状或いは凸状の円弧面も含まれる。
そして前記環状リブ10では、前記タイヤ最大巾位置Qmから前記中央面部13の半径方向中間点13mまでの半径方向距離L1を、ビードベースラインBLからタイヤ赤道Cにおけるカーカス6の外面上の点であるカーカス最大高さ点Pcまでの半径方向高さHcの15〜20%とするとともに、前記中央面部13の半径方向の巾Wを15〜25mmの範囲としている。
このように構成することにより、環状リブ10を設けない場合の表面歪みのピーク点Pε(図3に示す)から、前記環状リブ10の前記内外の隆起点11a、12aを遠ざけることができ、歪み量のピーク値の上昇を抑え、前記隆起点11a或いは12aにおけるクラックの発生を抑制することが可能となる。
前記L1が前記高さHcの15〜20%の範囲を超えると、前記中間点13mの位置が、前記表面歪みのピーク点Pεから位置ずれするため、前記隆起点11a、12aをピーク点Pεから遠ざけるためには、前記巾Wを大に設定する必要が生じる。そのため、タイヤのメーカ名、商品名、サイズ等を表す文字、記号などである前記標章などの表示スペースを減少させるなど意匠性の低下や意匠の自由度を損ねるという問題を招く。又前記巾Wが15mm未満では、中間点13mの位置が、前記ピーク点Pεとなった場合にも、隆起点11a、12aをこのピーク点Pεから充分遠ざけることができなくなる。逆に前記巾Wが25mmをこえると、外観性や表示スペースの減少を招く。
又本例では、前記環状リブ10は、前記内の側面部11の先端11b及び外の側面部12の先端12bの、サイドウォール部3の外面3Sの仮想面Xからの隆起高さHo、Hiが、それぞれ0.5〜1.5mmの範囲であり、かつこの隆起高さHo、Hiの少なくとも一方が、環状リブ10の隆起高さの最大値をなすのが好ましい。なお前記仮想面Xは、環状リブ10がない場合のサイドウォール部3の外面3Sであって、前記基準曲面XSに相当する。前記前記隆起高さHo、Hiがそれぞれ0.5mm以下では、前記環状リブ10を充分目立たせることができず、形成目的である例えば意匠性の向上等が充分に達成されない。逆に1.5mmをこえると、意匠性等には有利となるものの、環状リブ10の内外で、カーカス6からのゴム厚さの差が大となるため、歪み量の上昇も大きくなりクラックの発生に不利となる。なお前記隆起高さHo、Hiの差|Ho−Hi|は、0.5mm以下が好ましく、これをこえると見栄えを悪くする。
なお前記内の側面部11の先端11bと内の隆起点11aとの間の半径方向距離L11、及び前記外の側面部12の先端11bと外の隆起点11aとの間の半径方向距離L12は、それぞれ3.5〜9.0mmの範囲が好ましい。3.5mm未満では、ゴム厚さの変化が急激となって、クラックの発生に不利となり、逆に9.0mmをこえると、前記環状リブ10が目立たなくなって意匠性に不利を招く。
又本例では、前記サイドウォール部3の外面3Sとカーカス6との間のゴム厚さTが、前記内の隆起点11aの位置から半径方向内方に向かって漸増している。これにより、内の隆起点11aよりも半径方向内側では、表面歪みの急激な変化が抑えられ、クラックの発生抑制に有利となる。
以上、本発明の特に好ましい実施形態について詳述したが、本発明は図示の実施形態に限定されることなく、種々の態様に変形して実施しうる。
図1に示す構造をなすタイヤサイズが215/70R17.5の重荷重用タイヤを、表1の仕様に基づき試作するとともに、各試供タイヤの表面歪みのピーク値、及び外観性をテストし、比較した。各タイヤとも、環状リブの形成位置、及びサイズのみ相違し、その他の仕様は、実質的に同仕様である。
(1)表面歪みのピーク値:
リム(6.00×17.5)、内圧(800kPa)の条件でリム組みしたタイヤに、縦荷重(15.2kN)を付加してタイヤを変形させたときに、サイドウォール部に発生する半径方向の引っ張り側の表面歪みε(%)を測定し、そのピーク値で比較した。ピーク値が低いほど、クラックが発生し難く好ましい。
(2)外観性:
目視テストにより、環状リブがタイヤに与える力強さ(意匠性の効果)について、5人の検査者により比較例1を1とする5点法により官能評価し、その平均値で比較した。数値が大なほど、力強さが大であり意匠性の効果に優れている。
Figure 2012086698
Figure 2012086698
表の如く、実施例のタイヤは、歪み量のピーク値の上昇を抑え、サイドウォール部の外面におけるクラックの発生を抑制しうるのが確認できる。
1 重荷重用タイヤ
2 トレッド部
3S サイドウォール部の外面
3 サイドウォール部
4 ビード部
5 ビードコア
6 カーカス
7 ベルト層
10 環状リブ
11 側面部
11a 隆起点
11b 先端
12 側面部
12a 隆起点
12b 先端
13 中央面部
13m 半径方向中間点
BL ビードベースライン
C タイヤ赤道
Pc カーカス最大高さ点
Qm タイヤ最大巾位置
Te トレッド端
YU サイドウォール上領域

Claims (7)

  1. トレッド部からサイドウォール部をへてビード部のビードコアに至るカーカスと、該カーカスの半径方向外側かつトレッド部の内部に配されるベルト層とを具える重荷重用タイヤであって、
    前記サイドウォール部に、かつタイヤ最大巾位置からトレッド端に至るサイドウォール上領域に、サイドウォール部の外面から隆起しかつタイヤ周方向にのびる環状リブを具え、
    かつ前記環状リブは、タイヤ軸を含むタイヤ子午断面において、サイドウォール部の外面上の半径方向内外の隆起点から立ち上がる内外の側面部と、この内外の側面部の先端間を継ぐ中央面部とを有する断面台形状をなすとともに、
    タイヤを正規リムにリム組しかつ正規内圧を充填した正規内圧状態において、
    前記タイヤ最大巾位置から前記中央面部の半径方向中間点までの半径方向距離L1を、ビードベースラインからタイヤ赤道におけるカーカスの外面上の点であるカーカス最大高さ点までの半径方向高さHcの15〜20%、しかも前記中央面部の半径方向の巾Wを15〜25mmの範囲としたことを特徴とする重荷重用タイヤ。
  2. 前記環状リブは、前記内の側面部の先端及び外の側面部の先端の、サイドウォール部の外面の仮想面からの隆起高さHo、Hiが、それぞれ0.5〜1.5mmの範囲であり、かつこの隆起高さHo、Hiの少なくとも一方が、環状リブの隆起高さの最大値をなすことを特徴とする請求項1記載の重荷重用タイヤ。
  3. 前記隆起高さHo、Hiの差|Ho−Hi|は、0.5mm以下であることを特徴とする請求項2記載の重荷重用タイヤ。
  4. トレッド巾TWとタイヤ最大巾W0との比TW/W0が、0.89〜0.99の範囲であることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の重荷重用タイヤ。
  5. タイヤの断面高さT0とタイヤ最大巾W0との比T0/W0である偏平率が、0.5〜0.7の範囲であることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の重荷重用タイヤ。
  6. 前記サイドウォール部の外面とカーカスとの間のゴム厚さは、前記内の隆起点の位置から半径方向内方に向かって漸増することを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の重荷重用タイヤ。
  7. 前記内の側面部の先端と内の隆起点との間の半径方向距離、及び前記外の側面部の先端と外の隆起点との間の半径方向距離は、それぞれ3.5〜9.0mmの範囲であることを特徴とする請求項1〜6の何れかに記載の重荷重用タイヤ。
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