JP2012086055A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】バックラッシュを無くすことにより、リールの回転及び停止等の際に、リールに生じる振動や振動音を完全に無くすことが可能な遊技機を提供する。
【解決手段】遊技機はリールギヤ92にリール駆動部74Lの動力を入力することにより回胴が回転する。リールギヤ92では、第1ギヤ93の嵌合枠933を第2ギヤ94の開口部943に嵌合することにより、これらのギヤ93,94が同軸に取り付けられている。第1ギヤ93には支持部938が設けれ、第2ギヤ94には舌片部948が設けられている。支持部938は、舌片部948が挿通される開口部938aと、開口部938aの内部に延びる支持板938bとを含み、舌片部948は、支持板938bと対向する位置において支持板938bの一側面に接している。
【選択図】図5

Description

本発明は、遊技機に関する。
例えば、停止ボタンを備えたスロットマシン、いわゆるパチスロ機は、正面の表示窓内に複数の図柄を表示する機械的回転リールを複数配列して構成した変動表示装置、或いはリール上の図柄を画面に表示する電気的変動表示装置を有する。遊技者のスタート操作に応じて、制御手段が変動表示装置を駆動して各リールを回転させることにより、図柄を変動表示させ、一定時間後自動的に或いは遊技者の停止操作により、各リールの回転を順次停止させる。このとき、表示窓内に現れた各リールの図柄が特定の組合せ(入賞図柄)になった場合にコイン、メダル等の遊技媒体を払出すことで遊技者に利益を付与するものである。
現在主流の機種は、複数種類の入賞態様を有するものである。特に、所定の役の入賞が成立したときは、1回のコインの払出しに終わらず、所定期間、通常の状態よりも条件の良い遊技状態となる。このような役として、遊技者に相対的に大きい利益を与えるゲームが所定回数行える役(「ビッグボーナス」と称し、以下「BB」と略記する)と、遊技者に相対的に小さい利益を与える遊技を所定ゲーム数行える役(「レギュラーボーナス」と称し、以下「RB」と略記する)がある。
また、現在主流の機種においては、有効化された成立ライン(以下「有効ライン」という)に沿って所定の図柄の組合せが並び、コイン、メダル等が払出される入賞が成立するには、内部的な抽籤処理(以下「内部抽籤」という)により役に当籤(以下「内部当籤」という)し、かつその内部当籤した役(以下「内部当籤役」という)の入賞成立を示す図柄の組合せを有効ラインに停止できるタイミングで遊技者が停止操作を行うことが要求される。つまり、いくら内部当籤したとしても、遊技者の停止操作のタイミングが悪いと入賞を成立させることができない。すなわち、停止操作のタイミングに熟練した技術が要求される(「目押し」といわれる技術介入性の比重が高い)遊技機が現在の主流である。
ところで、リールを回転駆動させる駆動方式は、モータでリールを直に回転駆動する直接方式と、ギヤを介してリールを回転駆動させる間接方式と、に分けられる。これら2つの駆動方式を比較すると、間接方式では、直接方式で用いられるモータと比較して安価なモータを使用できるため、現在では間接方式が主流となっている。
具体的には、この間接方式では、モータの駆動軸とリールの回転軸とを複数のギヤを介して接続するとともに、モータを駆動してリールを回転させる。
図11は、このような間接方式における駆動側のギヤ121と被駆動側のギヤ126との部分拡大図である。ここで、駆動側のギヤ121で被駆動側のギヤ126を回転駆動する場合には、図11に示すように、駆動側のギヤ121の歯121aと、被駆動側のギヤ126の歯126aとを順次噛み合わせるために、これらギヤの歯121aと歯126aの間には、バックラッシュと呼ばれる隙間を設けなければならない。
しかしながら、このようなバックラッシュが存在すると、リールを回転駆動する際に、リールが振動したり、振動音が生じたりする場合がある。特に、リールの回転開始時、低速回転時、及び回転停止時には、激しい振動音が生じる場合がある。このため、バックラッシュを原因とする振動や振動音を低減させることを目的として、振動抑制部材をリールの外周面に接するように設けた遊技機が提案されている(特許文献1参照)。
特開2005−237467号公報
この特許文献1に示された遊技機は、振動抑制部材を設けることにより、リールに生じる振動をある程度低減できるものの、バックラッシュそのものは存在するため、リールに生じる振動を完全に抑制できない虞がある。
特にリールは、遊技機を構成する複数の部材の中で、最も遊技者が神経を集中して注視する部材である。また、遊技者によっては、数時間もの長時間に亘って遊技を継続する場合があり、このような場合、リールは、回転の開始及び停止を、数百回も繰り返すこととなる。
したがって、遊技者が長時間に亘って遊技に集中できるようにするために、リールに生じる振動や振動音は、可能な限り抑制されることが望まれている。
本発明の目的は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、バックラッシュを無くすことにより、リールの回転及び停止等の際に、リールに生じる振動や振動音を完全に無くすことが可能な遊技機を提供することである。
本発明では、以下のようなものを提供する。
(1) 遊技に必要な複数種類の図柄を変動表示する変動表示手段(例えば、後述のリールユニット73)と、遊技者が操作可能な操作手段(例えば、後述のスタートレバー6、及び停止ボタン7L,7C,7R)と、遊技者による前記操作手段の操作に応じて前記変動表示手段による図柄の変動表示を開始させる開始制御手段(例えば、後述の主制御回路711、及びモータ駆動回路39)と、遊技者による前記操作手段の操作に応じて前記変動表示手段による図柄の変動表示を停止させる停止制御手段(例えば、後述の主制御回路711、及びモータ駆動回路39)と、これら手段が設けられた筐体(例えば、後述の筐体4)と、を備える遊技機(例えば、後述の遊技機1)であって、前記変動表示手段は、複数のリール(例えば、後述のリール3L,3C,3R)と、これらリールをそれぞれ回転駆動する複数のリール駆動部(例えば、後述のリール駆動部74L,74C,74Rと、を備え、前記複数のリール駆動部は、それぞれ、駆動ギヤ(例えば、後述のモータギヤ491)とリールモータ(例えば、後述のステッピングモータ49L,49C,49R)とを備え、前記複数のリールは、それぞれ、その外周面に前記複数種類の図柄が設けられた回胴部(例えば、後述の回胴部911)と、この回胴部と同軸に設けられ前記駆動ギヤと噛合する被駆動ギヤ(例えば、後述のリールギヤ92)と、を備え、前記被駆動ギヤは、前記回胴部に固定され前記駆動ギヤと噛合するとともに、第2ギヤ支持部(例えば、後述の第2ギヤ支持部938)及び第2ギヤ嵌合枠(例えば、後述の第2ギヤ嵌合枠933)が設けられた第1ギヤ(例えば、後述の第1ギヤ93)と、当該第1ギヤと略同形であり、前記第1ギヤと同軸に設けられるとともに、前記第2ギヤ支持部と対になる舌片部(例えば、後述の舌片部948)、及び前記第2ギヤ嵌合枠が嵌合される第1開口部(例えば、後述の開口部943)が設けられた第2ギヤ(例えば、後述の第2ギヤ94)と、前記第1ギヤ及び第2ギヤを、互いに反対方向に付勢する付勢部材(例えば、後述の圧縮ばね95)と、を備え、前記第2ギヤ支持部は、前記舌片部が挿通される第2開口部(例えば、後述の開口部938a)と、当該第2開口部の内部に延びる支持板(例えば、後述の支持板938b)と、を含んで構成され、前記舌片部は、前記支持板と対向する位置に設けられ、前記支持板の一側面に接しており、前記第1ギヤと前記第2ギヤとは、前記第1開口部に前記第2ギヤ嵌合枠を嵌合することにより同軸に取り付けられていることを特徴とする遊技機。
(1)に記載の遊技機によれば、図柄が描かれた回胴部と同軸に設けられる被駆動ギヤを、リールモータ側の駆動ギヤと噛合する第1ギヤと、この第1ギヤと略同形であり、第1ギヤと同軸に設けられた第2ギヤと、これら第1ギヤ及び第2ギヤを互いに反対方向に付勢する付勢部材と、を含めて構成した。
これにより、リールモータを駆動して、駆動ギヤを回転させると、この駆動ギヤと噛合する第1ギヤに荷重が作用し、この第1ギヤが同軸に固定された回胴部が回転する。このとき、付勢部材によって、第1ギヤと同軸に設けられた第2ギヤは、第1ギヤに作用する荷重の方向とは反対方向へ付勢されるので、駆動ギヤの歯は、第1ギヤの歯と第2ギヤの歯によって挟まれることとなる。これにより、リールモータ側の駆動ギヤと、リール側の被駆動ギヤとのバックラッシュを無くすことができる。
したがって、バックラッシュを原因として、リールの回転開始時、低速回転時、及び回転停止時等にリールに生じる振動や振動音を完全に無くすことが可能となる。これにより、遊技者は、長時間に亘って、遊技を快適に楽しむことが可能となる。
本発明の遊技機によれば、図柄が描かれた回胴部と同軸に設けられる被駆動ギヤを、リールモータ側の駆動ギヤと噛合する第1ギヤと、この第1ギヤと略同形であり、第1ギヤと同軸に設けられた第2ギヤと、これら第1ギヤ及び第2ギヤを互いに反対方向に付勢する付勢部材と、を含めて構成した。これにより、リールモータを駆動して、駆動ギヤを回転させると、この駆動ギヤと噛合する第1ギヤに荷重が作用し、この第1ギヤが同軸に固定された回胴部が回転する。このとき、付勢部材によって、第1ギヤと同軸に設けられた第2ギヤは、第1ギヤに作用する荷重の方向とは反対方向へ付勢されるので、駆動ギヤの歯は、第1ギヤの歯と第2ギヤの歯によって挟まれることとなる。これにより、リールモータ側の駆動ギヤと、リール側の被駆動ギヤとのバックラッシュを無くすことができる。したがって、バックラッシュを原因として、リールの回転開始時、低速回転時、及び回転停止時等にリールに生じる振動や振動音を完全に無くすことが可能となる。これにより、遊技者は、長時間に亘って、遊技を快適に楽しむことが可能となる。
本発明の一実施例の遊技機の外観を示す斜視図である。 前面ドアの裏面の構成を示す斜視図である。 前面ドアの裏面の構成を示す部分斜視図である。 リールブラケット、リール駆動部、及びリールの構成を示す斜視図である。 リールギヤの構成を示す分解斜視図である。 モータギヤ及びリールギヤの構成を示す正面図である。 図6中の線VII−VII断面図である。 図6中の線VIII−VIII断面図である。 モータギヤ及びリールギヤの部分拡大図である。 回路構成を示すブロック図である。 従来のモータギヤ及びリールギヤの部分拡大図である。
以下、実施例の遊技機について説明する。
[実施例1]
図1は、本発明の一実施例の遊技機1の外観を示す斜視図である。遊技機1は、いわゆる「パチスロ機」である。この遊技機1は、コイン、メダル、遊技球またはトークン等の他、遊技者に付与された、もしくは付与される遊技価値の情報を記憶したカード等の遊技媒体を用いて遊技する遊技機であるが、以下ではメダルを用いるものとして説明する。
遊技機1の全体を形成している筐体4は、箱状のキャビネット60と、このキャビネット60を開閉する前面ドア2と、を備える。この前面ドア2正面の略中央には、縦長矩形の表示窓4L,4C,4Rが設けられる。
表示窓4L,4C,4Rには、表示ラインとして、水平方向にトップライン8b、センターライン8c及びボトムライン8d、斜め方向にクロスアップライン8a及びクロスダウンライン8eが設けられている。
これらの表示ラインは、後述の1−BETスイッチ11、2−BETスイッチ12、最大BETスイッチ13を操作すること(以下「BET操作」という)、或いはメダル投入口22にメダルを投入することにより、それぞれ1本、3本、5本が有効化される。どの表示ラインが有効化されたかは、後で説明するBETランプ9a,9b,9cの点灯で表示される。
ここで、表示ライン8a〜8eは、役の成否に関わる。具体的には、所定の役に対応する図柄組合せを構成する図柄がいずれかの有効ライン(有効化された表示ライン)に対応する所定の位置に並んで停止表示されることにより、所定の役が成立することとなる。
前面ドア2の裏面には、複数のリール3L,3C,3Rと、これらリール3L,3C,3Rを回転駆動するステッピングモータ49L,49C,49Rと、を収容する後述のリールユニット73がミドルドア40を介して設けられている(後述の図2参照)。なお、前面ドア2の裏面については、後に図2を参照して詳述する。
各リール3L,3C,3Rには、それぞれの外周面に、遊技に必要な複数種類の図柄によって構成される識別情報としての図柄列が描かれており、各々はリールユニット73に回転自在に横一列に設けられている。各リール3L,3C,3Rの図柄は表示窓4L,4C,4Rを通して、遊技機1の外部から視認できるようになっている。また、各リール3L,3C,3Rは、所定の速度(例えば80回転/分)で回転し、図柄列を変動表示する。
表示窓4L,4C,4Rの上方には、液晶表示部5a、情報表示部18、及びスピーカ9L,9Rが設けられる。液晶表示部5aは、表示窓4L,4C,4Rよりも大きな表示面を備え、画像表示による演出を行う。情報表示部18は、7セグメントLEDからなり、貯留(クレジット)されているメダルの枚数、メダルの払出枚数等を表示する。また、スピーカ9L,9Rは、効果音や音声等の音による演出を行う。
表示窓4L,4C,4Rの左側には、1−BETランプ9a、2−BETランプ9b、最大BETランプ9cが設けられる。1−BETランプ9a、2−BETランプ9b及び最大BETランプ9cは、一のゲームを行うために賭けられたメダルの数(以下「BET数」という)に応じて点灯する。
1−BETランプ9aは、BET数が“1”で1本の表示ラインが有効化されたとき(1本の有効ラインが設定されたとき)に点灯する。2−BETランプ9bは、BET数が“2”で3本の表示ラインが有効化されたとき(3本の有効ラインが設定されたとき)に点灯する。最大BETランプ9cは、BET数が“3”で全て(5本)の表示ラインが有効化されたとき(全て(5本)の有効ラインが設定されたとき)に点灯する。
表示窓4L,4C,4Rの下方には、略水平面の台座部10が形成されている。この台座部10の水平面内のうち、右側にはメダル投入口22が設けられ、左側には1−BETスイッチ11、2−BETスイッチ12、及び最大BETスイッチ13が設けられる。
1−BETスイッチ11は、1回の押し操作により、クレジットされているメダルのうちの1枚がゲームに賭けられ、2−BETスイッチ12は、1回の押し操作により、クレジットされているメダルのうちの2枚がゲームに賭けられ、最大BETスイッチ13は、1回のゲームに賭けることが可能な最大枚数のメダルが賭けられる。これらのBETスイッチ11,12,13を操作することで、前述のとおり、所定の表示ラインが有効化される。
台座部10の前面部の左寄りには、遊技者がゲームで獲得したメダルのクレジット/払出しを押しボタン操作で切り換えるC/Pスイッチ14が設けられている。このC/Pスイッチ14の切り換えにより、正面下部のメダル払出口15からメダルが払出され、払出されたメダルはメダル受け部16に溜められる。C/Pスイッチ14の右側には、遊技者の操作により上記リールを回転させ、表示窓4L,4C,4R内での図柄の変動表示を開始するための操作手段としてのスタートレバー6が所定の角度範囲で回動自在に取り付けられている。
台座部10の前面部の略中央には、遊技者が操作可能な操作手段としての停止ボタン7L,7C,7Rが設けられている。これら3個の停止ボタン7L,7C,7Rは、3個のリール3L,3C,3Rの回転をそれぞれ停止させるために、遊技者が操作するボタンである。なお、実施例では、一のゲーム(単位遊技)は、基本的にスタートレバー6が操作されることにより開始し、全てのリール3L,3C,3Rが停止したときに終了する。
実施例では、全てのリールが回転しているときに行われるリールの停止操作(停止ボタンの操作)を「第1停止操作」、「第1停止操作」の後に行われる停止操作を「第2停止操作」、「第2停止操作」の後に行われる停止操作を「第3停止操作」という。
前面ドア2下部の正面には、メダルが払出されるメダル払出口15と、この払出されたメダルを貯留するメダル受け部16とが設けられている。また、前面ドア2下部の正面のうち、停止ボタン7L,7C,7Rとメダル受け部16とに上下を挟まれた面には、機種のモチーフに対応したデザインがあしらわれた腰部パネル20が取り付けられている。
図2及び図3を参照して、前面ドア2の裏面の構成について説明する。
図2は、前面ドア2の裏面の構成を示す斜視図である。
図3は、前面ドア2の裏面の構成を示す部分斜視図である。
図2に示すように、前面ドア2は、この前面ドア2の本体を形成する前面ドア本体2bと、この前面ドア本体2bの裏面に開放可能に設けられたミドルドア40と、前面ドア本体2bに取り付けられたサブベース42と、を備える。
ミドルドア40には、主制御ユニット71及び変動表示手段としてのリールユニット73が設けられる。
前面ドア本体2bの裏面には、サブベース42を介して支持される副制御ユニット72の他、ミドルドア40を開放可能に支持する支持部43が設けられている。
支持部43は、図3に示すように、前面ドア本体2b裏面の図3中右方に取り付けられる。この支持部43には、ミドルドア40に設けられる後述の回動軸406c,406dがそれぞれ嵌合する図3中上下方向に延びる円筒状の軸受部431a,431bが形成されている。なお、支持部43がミドルドア40を開放可能に支持する機構については、後に詳述する。
図2に示すように、サブベース42は、板状の部材であり、前面ドア2に設けられた液晶表示部5aの背面を覆うようにして、前面ドア本体2bの裏面に複数のねじ421で取り付けられる。サブベース42は、前面ドア本体2bの裏面に対し略平行に取り付けられる。また、サブベース42の表面のうち、液晶表示部5aを覆う領域は、略平らに形成されている。
副制御ユニット72は、図3に示すように、液晶表示部5aを制御する副制御回路721と、この副制御回路721を収容しサブベース42の略平らに形成された領域に取り付けられる副制御回路収容ケース722と、液晶表示部5aの画像表示に必要な画像情報が記憶されたROMカートリッジ723と、このROMカートリッジ723を覆うROMカバー724と、副制御回路721と他の装置とを接続するI/O基板725と、を備える。
副制御回路721は、後述の主制御回路711から送信される信号に基づいて液晶表示部5aを制御する電子回路であり、サブベース42の略平らに形成された領域のうち、図2中左方の領域に配置される。
すなわち、副制御回路721と液晶表示部5aとは、サブベース42を挟んで配置され、図示しない複数の配線で接続されている。このように、副制御回路721を液晶表示部5a裏面の近傍に設けることにより、これらの配線を短縮できる。
ROMカートリッジ723は、副制御回路721に接続されるプログラムROM及び画像ROMを備え、これらROMを副制御回路721に着脱自在に取り付けられるように、略立方体状のカートリッジに形成したものである。
副制御回路収容ケース722は、略立方体状の箱であり、この副制御回路収容ケース722の内部には、副制御回路721が収められる。この副制御回路収容ケース722表面には、矩形状の開口が形成されており、ROMカートリッジ723は、この開口722Aを通して副制御回路収容ケース722の内部に挿入され、副制御回路721に接続される。
I/O基板725は、副制御回路721と他の装置とを電気的に接続する複数のコネクタを備える基板であり、サブベース42の略平らに形成された領域のうち、図3中右方の領域に配置される。
副制御回路721は、主制御回路711、液晶表示部5a、操作部17、LED類101、ランプ類102、スピーカ9L,9R、及び音量調節部103等の複数の装置と接続される(後述の図10参照)。これらの接続を、I/O基板725のコネクタを介して接続することにより、複雑な配線を集約できる。
ミドルドア40は、略矩形状の部材であり、図3中上部と下部とに分けられる。ミドルドア40上部は、主制御ユニット71を支持する主制御ユニットベース401であり、ミドルドア40下部は、リールユニット73を支持するリールユニットベース402である。
主制御ユニットベース401は、略板状であり、主制御ユニット71を水平に支持する主制御ユニット支持部408と、主制御ユニット支持部408の上端に形成されてROMカバー724を覆うプレート404と、を備える。
プレート404は、板状の部材であり、主制御ユニットベース401の上端から、略鉛直方向に延出する。また、このプレート404の水平方向の幅は、ROMカバー724の幅よりも広く形成されている。これにより、ミドルドア40が閉じた状態では、プレート404はROMカバー724を覆う。
また、主制御ユニット支持部408のうち、略中央には、主制御ユニット71が取り付けられる取付領域が形成されている他、図3中左右両側には、それぞれ、後述のストッパー53が挿入されるストッパー挿通孔81a,81bが形成されている。
リールユニットベース402は、リールユニット73を支持するリールユニット支持部409と、このリールユニット支持部409の図3中左側の端縁に設けられたミドルドア把持部407と、リールユニット支持部409のミドルドア把持部407の反対側の端縁(図3中右側の端縁)に設けられた回動軸部406と、を備える。
リールユニット支持部409には、前面ドア2に設けられた表示窓4L,4C,4Rの外縁と略同形のつば405が設けられ、これにより略矩形状の開口が形成されている。リールユニット73は、このつば405を介してミドルドア40に取り付けられる。
回動軸部406は、リールユニット支持部409から図3中右側方に延びる回動軸腕部406a,406bと、これら回動軸腕部406a,406bの先端から下方に向かって形成され、上述の軸受部431a,431bと嵌合する円柱状の軸406c,406dと、を備える。
この回動軸406c,406dを、それぞれ、軸受部431a,431bに上方から挿入して嵌合することにより、ミドルドア40は、開放可能かつ着脱自在に前面ドア本体2bの支持部43に支持される。このような回動軸406c,406dを設けることにより、作業者は、ミドルドア40を開放した状態で作業できる。すなわち、作業者は、ミドルドア40自体に設けられた部材の交換や、ミドルドア40が閉じた状態では覆われている部材等の交換を、ミドルドア40が開いた状態で行うことができる。
ミドルドア把持部407は、リールユニット支持部409から図3中左側方に延びる把持腕部407a,407bと、この把持腕部407a,407bの先端同士を連結し凹凸が形成された円柱状の把持部本体407cと、を備える。
また、リールユニット支持部409の図3中下端には、上述のストッパー挿通孔81a,81bと略同形のストッパー挿通孔81cが形成されている。
ストッパー53は、棒状の部材であり、その先端側には側方に突出した爪531が形成され、基端側には作業者が保持するためのつまみ532が形成されている。
また、上述した前面ドア本体2bのうち、ミドルドア40が閉じた状態でこれらストッパー挿通孔81a,81b,81cと一致する位置には、ストッパー53の爪531が挿入される挿入部が形成されて、ストッパー53の爪531が係止される(図示せず)。
ストッパー53により、ミドルドア40を前面ドア本体2bに固定する手順は次のようになる。
まず、ミドルドア40を閉じて、ミドルドア40のストッパー挿通孔81a,81b,81cと前面ドア本体2bの挿入部とをそれぞれ一致させて、ストッパー53をストッパー挿通孔81a,81b,81cに挿通するとともに前面ドア本体2bの挿入部に挿入する。
次いで、ストッパー53を、挿通した方向に対し略90度回動させる。すると、ストッパー53の爪531は、前面ドア本体2bの挿入穴に係止される。このようにして、ストッパー53により、ミドルドア40は、このドアが閉じた状態で前面ドア本体2bの裏面に固定される。
したがって、ミドルドア40を前面ドア本体2bの裏面に固定できるとともに、このミドルドア40が脱落するのを防止できる。
主制御ユニット71は、副制御ユニット72やリールユニット73等を制御する主制御回路711と、この主制御回路711とリールユニット73や電源ユニット等とを電気的に接続する主制御コネクタ713と、主制御回路711を収容しミドルドア40の主制御ユニット支持部408に取り付けられる主制御回路収容ケース712と、主制御コネクタ713を開閉自在に覆う主制御コネクタカバー714と、を備える。
主制御回路711は、遊技者によるスタートレバー6や停止ボタン7L,7C,7R等の操作に基づいてリールユニット73を制御する電子回路である。なお、この主制御回路711の回路の構成については、後に図10を参照して詳述する。
主制御コネクタ713は、主制御回路711から引出された図示しない配線と、上述の副制御回路721、及び電源ユニット等から引出された図示しない配線とを接続するコネクタである。
主制御回路収容ケース712は、略立方体状の収容容器であり、図3中右側の端部には図示しない開放部が形成されている。この主制御回路収容ケース712には、主制御回路711が収容され、上述の開放部が形成された位置には、主制御コネクタ713が、この開放部から露出するように配置されている。また、開放部が形成された端部には、主制御コネクタカバー714が開閉自在に設けられている。
リールユニット73は、円筒状の複数のリール3L,3C,3Rと、これらリール3L,3C,3Rをそれぞれ回転駆動する複数のリール駆動部74L,74C,74Rと、ミドルドア40のリールユニットベース402を介して筐体4に設けられるリールボックス76と、を備える。
リールボックス76は、箱状の本体761と、この本体761の内部を略3等分するリールブラケット77L,77C,77Rと、を含んで構成される。この本体761の前面、すなわち前面ドア本体2b側の面には、リールユニットベース402のつば405と略同形のつば761aが形成されており、これにより開放面が形成される。
リールブラケット77L,77C,77Rは、平板状であり、リール駆動部74L,74C,74R及びリール3L,3C,3Rが、それぞれ取り付けられている。これらリールブラケット77L,77C,77Rは、本体761の開放面と略垂直にして、この本体761内部に固定される。
図4は、リール3L、リール駆動部74L、及び、リールブラケット77Lの構成を示す斜視図である。以下では、これらリール3L、リール駆動部74L、及びリールブラケット77Lの構成について説明するが、リール3C,3R、リール駆動部74C,74R、及び、リールブラケット77C,77Rも同様の構成であり、説明及び図示を省略する。
リールブラケット77Lは、平板状であり、その略中央には、リール3Lを回転可能に支持するリールシャフト742と、リールシャフト742に支持されたリール3Lを回転駆動するリール駆動部74Lとが、それぞれ、リールブラケット77Lに対して略垂直に取り付けられている。
リールシャフト742は、リールブラケット77Lに固定される円環状の固定部742aと、この固定部742aから垂直に延びる棒状のシャフト742bと、を含んで構成される。このシャフト742bの先端側を、リール3Lの後述の軸受部912に挿入することにより、リールシャフト742は、リール3Lを回転可能に保持する。
また、このリールブラケット77Lには、リール駆動部74L及びリールシャフト742の他、リール中継端子板766と、フォトインタラプタ743とが設けられている。
リール中継端子板766は、主制御回路711と、リール駆動部74L及びフォトインタラプタ743との間に設けられる配線を中継する基板である。このリール中継端子板766には、主制御回路711側からの配線が接続される主基板用コネクタ766aと、リール駆動部74Lの後述のステッピングモータ49L側からの配線が接続されるモータ用コネクタ766bと、後述のフォトインタラプタ743側からの配線が接続されるフォトインタラプタ用コネクタ766cと、が設けられている。このようなリール中継端子板766を設けることにより、主制御回路711とリール駆動部74L及びフォトインタラプタ743との間の配線を集約することができる。
フォトインタラプタ743は、リール3Lの回転を検出するセンサであり、リールブラケット77Lのうち、リールシャフト742の図4中左方に設けられている。より具体的には、フォトインタラプタ743は、リールブラケット77Lのうち、リール3Lに設けられた図示しない遮光片の回転軌道上に設けられている。すなわち、フォトインタラプタ743は、リール3Lが1回転する毎に、このフォトインタラプタ743を通過する遮光片を検出し、後述のリール位置検出回路50にパルス信号を出力する。
リール駆動部74Lは、駆動ギヤとしてのモータギヤ491と、このモータギヤ491を回転させるリールモータとしてのステッピングモータ49Lと、を備える。
ステッピングモータ49Lは、その駆動軸をリールシャフト742のシャフト742bと平行にして、リールブラケット77Lのうちリールシャフト742の図4中上方に設けられている。また、このステッピングモータ49Lの駆動軸の先端側には、リール3Lのリールギヤ92と噛合可能なモータギヤ491が取り付けられている。
リール3Lは、リールドラム91と、このリールドラム91と同軸に設けられた被駆動ギヤとしてのリールギヤ92と、を含んで構成される。
リールドラム91は、円筒状の回胴部911と、リールドラム91の回転中心に配置された軸受部912と、これら回胴部911及び軸受部912を連結する複数の腕部913と、を備える。
回胴部911の外周面には、複数種類の図柄が等間隔に描かれている。
軸受部912には、リールギヤ92が同軸に固定されるリールギヤ取付部(図示せず)と、リールシャフト742の先端側を挿入可能なシャフト挿入部(図示せず)とが形成されている。
図5は、リールギヤ92の構成を示す分解斜視図である。
図5に示すように、リールギヤ92は、略同形の歯を有する2枚のギヤを重ね合わせて形成される。具体的には、リールギヤ92は、第1ギヤ93及び第2ギヤ94と、これら第1ギヤ93及び第2ギヤ94を緩衝的に連結する付勢部材としての圧縮ばね95とを備える。
第1ギヤ93は、円盤状であり、その外縁部には、リール駆動部74Lのモータギヤ491と噛合する歯931が等間隔で形成されている。
第1ギヤ93の中心には、上記リールドラム91の軸受部912に形成されたリールギヤ取付部に嵌合するギヤシャフト932と、第2ギヤ94が嵌合する第2ギヤ嵌合枠933と、が設けられている。ギヤシャフト932の一側部には、略平らな面934が形成されており、これにより第1ギヤ93をリールドラム91に対して同軸に固定させることができる。第2ギヤ嵌合枠933は、ギヤシャフト932に対し、同心円状に設けられている。
このギヤシャフト932の中心には、第1ギヤ93の表裏を貫通するリールシャフト貫通孔935が形成されている。このリールシャフト貫通孔935は、上記リールブラケット77Lのシャフト742bが挿通可能となっている。これにより、シャフト742bは、第1ギヤ93を介して、リールドラム91の軸受部912に形成されたシャフト挿入部に挿入可能となる。
また、この第1ギヤ93のうち第2ギヤ嵌合枠933の外側には、圧縮ばね支持部936と、3つの第2ギヤ支持部938とが形成されている。
圧縮ばね支持部936は、圧縮ばね95の一端に挿入される支持棒937を備えており、これにより、圧縮ばね95の一端を支持することが可能となっている。
第2ギヤ支持部938は、第2ギヤ94の後述の舌片部948が挿通する開口部938aと、当該開口部938aの内部に延びる支持板938bと、を含んで構成される。
第2ギヤ94は、上記第1ギヤ93と略等しい形状であり、その外縁部には、リール駆動部74Lのモータギヤ491と噛合する歯941が等間隔で形成されている。
第2ギヤ94の中心には、円形の開口部943が形成されている。この開口部943は、第1ギヤ93の第2ギヤ嵌合枠933の外周部と略等しく形成されている。第2ギヤ94は、この開口部943を第1ギヤ93の第2ギヤ嵌合枠933に嵌合させることにより、第1ギヤ93に対し同軸に取り付けられる。
また、この第2ギヤ94のうち開口部943の外側には、圧縮ばね支持部946と、第1ギヤ93の上記複数の第2ギヤ支持部938と対になる3つの舌片部948とが形成されている。
圧縮ばね支持部946は、圧縮ばね95の他端に挿入される支持棒947を備える。これにより、第2ギヤ94を第1ギヤ93に同軸に取り付けた状態では、第2ギヤ94の圧縮ばね支持部946は、第1ギヤ93の圧縮ばね支持部936とともに圧縮ばね95を圧縮した状態で支持する(後述の図7参照)。
舌片部948は、第2ギヤ支持部938の支持板938bと対向する位置に設けられている。これにより、第2ギヤ94を第1ギヤ93に同軸に取り付けた状態で、舌片部948を、第2ギヤ支持部938に摺動可能に取り付けることが可能となる。より具体的には、舌片部948を第2ギヤ支持部938の開口部938aに挿通させた状態で、第2ギヤ94を図5中時計回りに回動させることにより、舌片部948を第2ギヤ支持部938を摺動可能に取り付けることができる(後述の図8参照)。
図6は、リール駆動部74Lのモータギヤ491、及び組み立てられた状態のリールギヤ92の正面図である。図7は、図6中の線VII−VII断面図であり、図8は、図6中の線VIII−VIII断面図である。図9は、モータギヤ491及びリールギヤ92の部分拡大図である。
リールギヤ92は、以下の手順で組み立てられる。
先ず、第2ギヤ94の開口部943を、第1ギヤ93の第2ギヤ嵌合枠933に押し込む。これにより、第2ギヤ94は、第1ギヤ93に対し同軸に取り付けられる。
次に、第2ギヤ94の各舌片部948を、それぞれ、対応する第1ギヤ93の第2ギヤ氏支部938の開口部938aに挿通させる。さらにこの状態で、第2ギヤ94を図6中時計回りに回動させる。すると、図8に示すように、舌片部948は支持板938bの一側面に接し、これにより、第2ギヤ94は、第1ギヤ93に対して同軸、かつ、図8中左右方向に摺動可能に取り付けられる。
次に、圧縮ばね95を圧縮した状態で、第1ギヤ93の圧縮ばね支持部936と第2ギヤ94の圧縮ばね支持部946とに取り付ける。すると、図9に示すように、圧縮ばね95の復元力が、第1ギヤ93及び第2ギヤ94に、図9中左右方向に作用することとなる。言い換えれば、第1ギヤ93には、図6中の矢印A方向に荷重が作用し、第2ギヤ94には、図6中の矢印B方向に荷重が作用する。これにより、第1ギヤ93及び第2ギヤ94は、互いに反対方向に付勢される。
また、ここで、圧縮ばね95で付勢された状態では、図8に示すように、第2ギヤ94の舌片部948の先端部948aは、第2ギヤ支持部938の支持板938bの付け根に係止する。これにより、図9に示すように、第2ギヤ94の歯941は、第1ギヤ93の歯931に対して変位した状態で常時付勢される。つまり、モータギヤ491の歯491aは、第1ギヤ93の歯931と、第2ギヤ94の歯941との間に挟み込まれることとなる。
図10は、遊技機1における遊技処理動作を制御する主制御回路711と、主制御回路711に電気的に接続する周辺装置(アクチュエータ)と、主制御回路711から送信される制御指令に基づいて液晶表示部5a、スピーカ9L,9R、LED類101及びランプ類102を制御する副制御回路721とを含む回路構成を示すブロック図である。
主制御回路711は、回路基板上に配置されたマイクロコンピュータ30を主たる構成要素とし、これに乱数サンプリングのための回路を加えて構成されている。マイクロコンピュータ30は、予め設定されたプログラムに従って制御動作を行うCPU31と、記憶手段であるROM32及びRAM33を含む。
CPU31には、基準クロックパルスを発生するクロックパルス発生回路34及び分周器35と、サンプリングされる乱数を発生する乱数発生器36及びサンプリング回路37とが接続されている。なお、乱数サンプリングのための手段として、マイクロコンピュータ30内で、すなわちCPU31の動作プログラム上で、乱数サンプリングを実行するように構成しても良い。その場合、乱数発生器36及びサンプリング回路37は省略可能であり、或いは、乱数サンプリング動作のバックアップ用として残しておくことも可能である。
マイクロコンピュータ30のROM32には、スタートレバー6を操作(スタート操作)する毎に行われる乱数サンプリングの判定に用いられる内部抽籤テーブル、停止ボタン7L,7C,7Rの操作に応じてリールの停止態様を決定するための停止テーブル群、副制御回路721へ送信するための各種制御指令(コマンド)等が格納されている。副制御回路721が主制御回路711へコマンド、情報等を入力することはなく、主制御回路711から副制御回路721への一方向で通信が行われる。RAM33には、種々の情報が格納される。例えば、フラグ、内部当籤役、持越役、現在の遊技状態の情報等が格納される。
図10の回路において、マイクロコンピュータ30からの制御信号により動作が制御される主要なアクチュエータとしては、BETランプ(1−BETランプ9a、2−BETランプ9b、最大BETランプ9c)と、情報表示部18と、メダルを収納し、ホッパー駆動回路41の命令により所定枚数のメダルを払出すホッパー67と、リール3L,3C,3Rを回転駆動するステッピングモータ49L,49C,49Rと、がある。
また、ステッピングモータ49L,49C,49Rを駆動制御するモータ駆動回路39、ホッパー67を駆動制御するホッパー駆動回路41、BETランプ9a,9b,9cを駆動制御するランプ駆動回路45、及び情報表示部18を駆動制御する表示部駆動回路61がCPU31の出力部に接続されている。これらの駆動回路は、それぞれCPU31から出力される駆動指令等の制御信号を受けて、各アクチュエータの動作を制御する。
また、マイクロコンピュータ30が制御指令を発生するために必要な入力信号を発生する主な入力信号発生手段としては、スタートスイッチ6S、1−BETスイッチ11、2−BETスイッチ12、最大BETスイッチ13、C/Pスイッチ14、メダルセンサ22S、リール停止信号回路46、リール位置検出回路50、払出完了信号回路51がある。
スタートスイッチ6Sは、スタートレバー6の操作を検出し、リール3L,3C,3Rの回転の開始を指令する遊技開始指令信号を出力する。メダルセンサ22Sは、メダル投入口22に投入されたメダルを検出する。リール停止信号回路46は、遊技者による各停止ボタン7L,7C,7Rの操作に応じて、対応するリール3L,3C,3Rの回転の停止を指令する停止信号(停止指令信号)を発生する。リール位置検出回路50は、フォトインタラプタ743からのパルス信号を受けて各リール3L,3C,3Rの位置を検出するための信号をCPU31へ供給する。払出完了信号回路51は、メダル検出部40Sの計数値(ホッパー67から払出されたメダルの枚数)が指定された枚数データに達した時、メダル払出完了を検知するための信号を発生する。
図10の回路において、乱数発生器36は、一定の数値範囲に属する乱数を発生し、サンプリング回路37は、スタートレバー6が操作された後の適宜のタイミングで1個の乱数をサンプリングする。こうしてサンプリングされた乱数を使用することにより、例えばROM32内に格納されている内部抽籤テーブル等に基づいて内部当籤役等が決定される。内部当籤役(内部当籤役データ)は、その内部当籤役に対応する停止制御の態様等を介して、対応する図柄組合せと遊技者に付与される利益とが間接的に対応づけられているといえる。
リール3L,3C,3Rの回転が開始された後、ステッピングモータ49L,49C,49Rの各々に供給される駆動パルスの数が計数され、その計数値はRAM33の所定エリアに書き込まれる。リール3L,3C,3Rからは一回転毎にリセットパルスが得られ、これらのパルスはリール位置検出回路50を介してCPU31に入力される。こうして得られたリセットパルスにより、RAM33で計数されている駆動パルスの計数値が“0”にクリアされる。これにより、RAM33内には、各リール3L,3C,3Rについて一回転の範囲内における回転位置に対応した計数値が格納される。
上記のようなリール3L,3C,3Rの回転位置とリール外周面上に描かれた図柄とを対応づけるために、図柄テーブル(図示せず)が、ROM32内に格納されている。この図柄テーブルでは、前述したリセットパルスが発生する回転位置を基準として、各リール3L,3C,3Rの一定の回転ピッチ毎に順次付与されるコードナンバーと、それぞれのコードナンバー毎に対応して設けられた図柄を示す図柄コードとが対応づけられている。
さらに、ROM32内には、図柄組合せテーブルが格納されている。この図柄組合せテーブルでは、役に対応する図柄の組合せと、図柄の組合せに対応するメダル配当枚数と、その判定コードとが対応づけられている。上記の図柄組合せテーブルは、左のリール3L、中央のリール3C、右のリール3Rの停止制御時、及び全リール3L,3C,3Rの停止後の表示役の確認を行う場合に参照される。表示役は、表示ラインに沿って並ぶ図柄組合せに対応する役(成立役)である。
上記乱数サンプリングに基づく抽籤処理(内部抽籤処理等)に基づいて、CPU31は、遊技者が停止ボタン7L,7C,7Rを操作したタイミングでリール停止信号回路46から送られる停止信号、及び選択された停止テーブルに基づいて、リール3L,3C,3Rを停止制御する信号をモータ駆動回路39に送り、リール3L,3C,3Rの変動表示を停止表示させる。
当籤した役を示す停止態様となれば、CPU31は、払出指令信号をホッパー駆動回路41に供給してホッパー67から所定個数のメダルの払出を行う。その際、メダル検出部40Sは、ホッパー67から払出されるメダルの枚数を計数し、その計数値が指定された数に達した時に、メダル払出完了信号がCPU31に入力される。これにより、CPU31は、ホッパー駆動回路41を介してホッパー67の駆動を停止し、メダル払出処理を終了する。
以上のように構成された遊技機1によれば、図柄が描かれた回胴部911と同軸に設けられるリールギヤ92を、ステッピングモータ49L,49C,49R側のモータギヤ491と噛合する第1ギヤ93と、この第1ギヤ93と略同形であり、第1ギヤ93と同軸に設けられた第2ギヤ94と、これら第1ギヤ93及び第2ギヤ94を互いに反対方向に付勢する圧縮ばね95と、を含めて構成した。
これにより、ステッピングモータ49L,49C,49Rを駆動して、モータギヤ491を回転させると、このモータギヤ491と噛合する第1ギヤ93に荷重が作用し、この第1ギヤ93が同軸に固定された回胴部911が回転する。このとき、圧縮ばね95によって、第1ギヤ93と同軸に設けられた第2ギヤ94は、第1ギヤ93に作用する荷重の方向とは反対方向へ付勢されるので、モータギヤ491の歯491aは、第1ギヤ93の歯931と第2ギヤ94の歯941によって挟まれることとなる。これにより、ステッピングモータ49L,49C,49R側のモータギヤ491と、リール3L,3C,3R側のリールギヤ92とのバックラッシュを無くすことができる。
したがって、バックラッシュを原因として、リール3L,3C,3Rの回転開始時、低速回転時、及び回転停止時等に、リール3L,3C,3Rに生じる振動や振動音を完全に無くすことが可能となる。これにより、遊技者は、長時間に亘って、遊技を快適に楽しむことが可能となる。
以上、実施例について説明したが、本発明はこれに限られるものではない。
1 遊技機
2 前面ドア
3L,3C,3R リール(リール)
4 筐体(筐体)
6 スタートレバー
7L,7C,7R 停止ボタン(操作手段)
49L,49C,49R ステッピングモータ(リールモータ)
73 リールユニット(変動表示手段)
74L,74C,74R リール駆動部(リール駆動部)
91 リールドラム
92 リールギヤ(被駆動ギヤ)
93 第1ギヤ(第1ギヤ)
94 第2ギヤ(第2ギヤ)
95 圧縮ばね(付勢部材)
491 モータギヤ(駆動ギヤ)
933 第2ギヤ嵌合枠
938 第2ギヤ支持部
938a 開口部(第2開口部)
938b 支持板
943 開口部(第1開口部)
948 舌片部

Claims (1)

  1. 遊技に必要な複数種類の図柄を変動表示する変動表示手段と、
    遊技者が操作可能な操作手段と、
    遊技者による前記操作手段の操作に応じて前記変動表示手段による図柄の変動表示を開始させる開始制御手段と、
    遊技者による前記操作手段の操作に応じて前記変動表示手段による図柄の変動表示を停止させる停止制御手段と、
    これら手段が設けられた筐体と、を備える遊技機であって、
    前記変動表示手段は、複数のリールと、これらリールをそれぞれ回転駆動する複数のリール駆動部と、を備え、
    前記複数のリール駆動部は、それぞれ、駆動ギヤとリールモータとを備え、
    前記複数のリールは、それぞれ、その外周面に前記複数種類の図柄が設けられた回胴部と、この回胴部と同軸に設けられ前記駆動ギヤと噛合する被駆動ギヤと、を備え、
    前記被駆動ギヤは、
    前記回胴部に固定され前記駆動ギヤと噛合するとともに、第2ギヤ支持部及び第2ギヤ嵌合枠が設けられた第1ギヤと、
    当該第1ギヤと略同形であり、前記第1ギヤと同軸に設けられるとともに、前記第2ギヤ支持部と対になる舌片部、及び前記第2ギヤ嵌合枠が嵌合される第1開口部が設けられた第2ギヤと、
    前記第1ギヤ及び前記第2ギヤを、互いに反対方向に付勢する付勢部材と、を備え、
    前記第2ギヤ支持部は、前記舌片部が挿通される第2開口部と、当該第2開口部の内部に延びる支持板と、を含んで構成され、
    前記舌片部は、前記支持板と対向する位置に設けられ、前記支持板の一側面に接しており、
    前記第1ギヤと前記第2ギヤとは、前記第1開口部に前記第2ギヤ嵌合枠を嵌合することにより同軸に取り付けられていることを特徴とする。
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