JP2007050038A - リールユニット及び遊技機 - Google Patents

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博史 脇田
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Abstract

【課題】
環状保持枠へのリールテープの組付けを容易にし、しかもリールテープの交換作業を容易にできる着脱構造を有するリールユニット及び遊技機を提供することを目的とする。
【解決手段】
複数の絵柄を長手方向に一定間隔に配列し、両側端縁には長手方向に沿って複数のテープ止め孔を開口したリールテープと、前記リールテープの一側端縁のテープ止め孔を挿通させるための係止突部を環状枠体の内周面に有する第1環状保持枠と、前記リールテープの他側端縁のテープ止め孔を挿通させるための係止突部を環状枠体の内周面に有する第2環状保持枠と、前記各環状保持枠の内周面に沿う可撓性部材で複数個が等分配設され、前記環状保持枠の係止突部に前記リールテープのテープ止め孔を挿通させた状態で、前記係止突部に被せて係止させる押え止め孔を有する押え止め片とからリールユニットを構成する。
【選択図】 図6

Description

この発明は、例えばスロットマシンなどの遊技機に組込まれるようなリールユニットに関し、さらに詳しくはリールの組立てを簡単化して作業能率の向上を図るリールユニット及び遊技機に関する。
通常、スロットマシンに用いられるリールユニットは、複数の絵柄を一定間隔に配列したリールテープを円筒状にリールドラムで保持し、該リールドラムをモータの回転制御に基づいて回転・停止させている。
従来からリールテープを円筒状に保持する技術は、リールドラムの外周面に接着剤、粘着剤あるいは両面テープ等の接着部材を用いてリールテープを円筒状に貼付けるものが知られている。
ところが、このような接着部材を用いた保持技術では、リールドラム上にリールテープを正確に位置決めして貼付けることが要求されるだけでなく、リールテープの美観を損なうことなく貼付けることが要求される。しかしながら、このような高度な貼付け技術は熟練を要する問題を有していた。
また、リールテープを交換する場合、接着部材によって貼付いている古いリールテープをリールドラムから剥がす場合に、その剥離作業が面倒で手間が掛かっていた。特に、リールドラムに接着されているリールテープの接着力が高いとリールドラムを破損させてしまうことがあった。
従って、最近では接着剤や粘着剤を省略してリールテープの保持技術を簡単化する検討が試みられている。例えば、円筒状のリールドラムの代りに左右一対の環状保持枠を用い、両側の環状保持枠間にリールテープを円筒状に介在させたリールが知られている。しかしながら、この場合もリールテープを環状保持枠に保持させるためには両面テープなどを使用しているため、リールの製作及びリールテープの交換には手間が掛かり、根本的に問題を解決できていないのが現状である。
このほか、特許文献1に開示されているように、環状に形成されたストリップ保持枠(環状保持枠)の周縁部に、リールテープ挟持用の隙間を形成する2列に平行する保持片を周方向に一定間隔ごとに突設し、これらの保持片間でリールテープの端縁を挟持する保持構造が知られている。
しかし、この場合は環状に形成されたストリップ保持枠の保持片間の隙間に、リールテープの一側端縁を挿入して取付けるとき、隙間の間隔が広ければ、リールテープ挿入後に該リールテープがガタ付きやすくなり、取付け不良になる。一方、隙間の間隔が狭ければ、リールテープの挿入抵抗が大きく、リールテープの挿入操作が難しくなり、組立性が悪くなる。
さらに、特許文献2にも開示されているように、環状のフィルム枠(環状保持枠)の周縁部に、リールテープ挟持用の挿入しやすい溝として、片面の一部を開放した挿入溝を形成し、ここに円筒フィルム(リールテープ)の端縁を挿入させて円筒フィルムを組付けることにより、接着手段を省略した円筒フィルムの取付けを可能にしている。
しかしながら、この場合も円筒フィルムの端縁を挟持するための挿入溝を要し、挿入操作に手間取るため組立作業能率が悪い問題を有していた。ことに、円筒フィルムの挿入時に、押し込み抵抗が高いと、円筒フィルムが折れ曲がって破損するおそれがある。また、円筒フィルムを挿入溝に挿入させるだけでは、円筒フィルムが周方向に位置ずれしやすく、フィルム枠に対する円筒フィルムの取付け精度の信頼性が乏しい。さらに、円筒フィルムを交換する場合も挿入に手間が掛かり、簡単に交換できない問題を有していた。
特開平6−312042号 特開2003−190362号
そこでこの発明は、前記問題点を解決するため高度な技術を要する接着作業や組立作業能率が悪い挿入作業を省略したリールテープの保持作業を可能にして、環状保持枠へのリールテープの組付けを容易にし、しかもリールテープの交換作業を容易にできるリールユニット及び遊技機を提供することを目的とする。
この発明は、絵柄を施したリールテープの両側を保持枠で筒状体に保持してなるリールをモータの回転力を伝達させる動力伝達機構を介して回転・停止させるリールユニットであって、複数の絵柄を長手方向に一定間隔に配列し、両側端縁には長手方向に沿って複数のテープ止め孔を開口したリールテープと、前記リールテープの一側端縁のテープ止め孔を挿通させるための係止突部を環状枠体の内周面に有する第1環状保持枠と、前記リールテープの他側端縁のテープ止め孔を挿通させるための係止突部を環状枠体の内周面に有する第2環状保持枠と、前記各環状保持枠の内周面に沿う可撓性部材で複数個が等分配設され、前記環状保持枠の係止突部に前記リールテープのテープ止め孔を挿通させた状態で、前記係止突部に被せて係止させる押え止め孔を有する押え止め片とからなるリールユニットであることを特徴とする。
この発明の態様として、前記係止突部には、前記押え止め片を前記環状保持枠の周方向にスライドさせたとき、該押え止め片をスライド規制して係止するスライド係止部を備えて構成することができる。
またこの発明の態様として、前記押え止め片は、該押え止め片の押え止め孔を、前記環状保持枠の係止突部に着脱自在に係止させる着脱係止構造を備えることができる。
またこの発明の態様として、前記押え止め片には、前記環状保持枠の内周面に接して、該押え止め片が押え付けた位置の周方向の位置ずれを防止する位置ずれ防止手段を備えることができる。
またこの発明の態様として、前記押え止め片を、前記第1環状保持枠と前記第2環状保持枠との双方に共通して取付け可能な共通の押え止め構造に設けることができる。
このように構成されたリールユニットの複数個を並列設置して、例えばスロットマシンなどの遊技機を構成することができる。
この発明によると、リールテープを、熟練を要せずに簡単に、しかも安定して取付けることができる組立構造を開発して、リールユニットの組立作業能率を的確に向上できる。
この発明の一実施例を以下図面に基づいて説明する。
図面は遊技機の一例として遊技ホールに設置されるスロットマシンを示し、図1において、このスロットマシン11は遊技面としての前面上部にパネル12とリール部13を有し、前面中央の幅方向に3個の並列するストップボタン14を有し、その左側にスタートレバー15と掛け数設定(BET)ボタン16aと最大掛け数設定(MAXBET)ボタン16b及び清算ボタン17を有し、右側にメダルMを1枚ずつ投入するための投入口18を有し、これらの前面下部に下皿19を有している。
そして、遊技者がスロットマシン11を遊技利用するときに、前記投入口18にメダルMが1枚ずつ投入される。投入されたメダルMは内部で選別され、有効と選別された正規のメダルMはスロットマシン内部に取込まれ、無効と選別された不適合の大きさのメダル類はメダル返却通路(図2参照)26を介して下皿19へと返却させる選別機能を有している。又、遊技者が遊技を中止するために清算ボタン17を押下操作した場合もメダルMは下皿19へと返却される。
図2はスロットマシン11の前面扉11aを片開き式に開口した扉の内部構造を示し、この開口されたスロットマシン本体11b側には、3列を1組として組込まれたリール部13を上部に設置し、下部中央にメダルの取込み及び払い出し用のメダル払出装置21を設置し、その左側に電源装置22を設置し、右側にオーバフロータンク23を設置している。そして、リール部13の外周面に備えられた絵柄13aを回転・停止させて遊技利用を行う。
一方、前面扉11a側には、内面上部より下部にかけてリール表示窓24と、メダルの適否を選別する投入メダル選別装置(メダルセレクタ)25と、メダル返却通路26と、返却口27とをこの順に有している。
前記リール部13は、スロットマシン11の前面扉11aを開けた正面側からリールケース28を介してスロットマシン本体11bに取付けられている。さらに、このリール部13は、図3及び図4にも示すように、第1リールユニットU1と、第2リールユニットU2と、第3リールユニットU3と、これらを並列してリールケース28に組込んでいる。
前記第1〜第3リールユニットU1〜U3はそれぞれ同一の構造を有して並列設置されるため、以下、第1リールユニットU1を例にとって説明する。ここで第1リールユニットU1を組立てた斜視図を図5に、その分解斜視図を図6に示す。
この第1リールユニットU1は、円筒状のリール構成部(図6の左側)29と、その駆動部(図6の右側)30とに大別される。まず、リール構成部29は、リールテープ31と、第1環状保持枠32と、第2環状保持枠33と、左右に4本1組ずつの押え止め片34〜37,38〜41とから構成される。
前記リールテープ31は始端側と終端側とを突き合せて筒体に形成可能な長さを有する薄い帯状の樹脂テープで形成され、該テープの表面中央の長手方向に複数の絵柄(例えば図においては数字を示す)13aを一定間隔に印刷して配列し、左右の端縁には、該リールテープ31の長手方向に沿って複数の長方形状のテープ止め孔31a,31bと略正方形状の位置決め孔31c,31dとを一定間隔に開口している。これらの孔31a〜31dが、後述する第1環状保持枠32、第2環状保持枠33及び押え止め片34〜41に係止される。
また、リールテープ31は左右端縁の周面上の一か所に固定孔31e,31fを左右一対に開口している。これらの左右一対の固定孔31e,31fを、組立時に後述する左右の環状保持枠32,33の係止ピンPに係止させることで、該リールテープ31の周方向の取付け位置を位置決めすることができる。
前記第1環状保持枠32は断面L形状の環状の枠体を有し、中央部は後述する軸支部43を有して環状の枠体と軸支部43とをアーム42を介して一体化している(図7参照)。この第1環状保持枠32にリールテープ31の左側端縁を筒状に保持させるように構成している。
このため、第1環状保持枠32の内周面32aには、前記テープ止め孔31aと対応する位置に複数の係止突部32bを周方向に一定間隔に突設させている。これらの係止突部32bが、前記リールテープ31の左側端縁に開口するテープ止め孔31aにそれぞれ挿通してリールテープ31の左側端縁を係止させる係止手段の役目を有している。
前記係止突部32bは、逆L形状を有して第1環状保持枠32の内周面32aに周方向に一定間隔に突設させている(図7参照)。このうち、逆L形状に突設したL形水平片L1は、前記テープ止め孔31aに挿通可能な大きさの長方形状に設けている。一方、L形垂直片L2は垂直に立ち上げることによって、L形水平片L1と前記第1環状保持枠32の内周面32aとの対向面間に、コ形状の係止空間32cを形成している。この係止空間32cを設けることによって、リールテープ31のテープ止め孔31a及び後述する押え止め片34の押え止め孔34aを係止突部32bに挿通させて係止させるだけでなく、挿通後に押え止め片34を周方向に少しスライドさせて係止空間32c内で移動させ、L形垂直片L2に当接して位置規制されるまでスライドさせる。これにより、押え止め片34が係止空間32c内でリールテープ31を強固に押え付けた状態に係止する役目を有している。
さらに、第1環状保持枠32の内周面32aには位置決め用の係止凹部32dを形成しており、ここに後述する押え止め片34の位置決め用の係止凸部(図10参照)34bと既述したリールテープ31の位置決め孔31cとを対応させて、該押え止め片34が位置決め係止される。
また、第1環状保持枠32の内周面32aの周方向の一か所には係止ピンPを突設しており、該係止ピンPに前記リールテープ31の固定孔31eを係止させて、リールテープ31の組立て易さを図るとともに、組立時の基準位置としている。
さらに、この第1環状保持枠32には、上下左右の四方に延びたアーム42を介して中心部に軸支部43を保持している。この軸支部43は軸心の軸方向に開口した軸支孔44に後述する駆動部30側から水平に突出する固定軸45の一端を挿通させ、この挿通した一端を、回り止め用に断面D型に設けたブッシュ46を介して軸支部43に一体にビス47止めすることによって軸着される。
前記第1環状保持枠32の内周面32aに対しては、リールテープ31を固定して取付けるために周方向に4等分して4本を1組とする押え止め片34〜37が均一に取付けられる。これらの4本の押え止め片34〜37は共通する同じ形状を有するため、その1つの押え止め片34を例にとって次に説明する。
図7は第1環状保持枠32と押え止め片34とが係止突部32bによって一体に連結される対応関係を示す展開斜視図である。この押え止め片34は、前記第1環状保持枠32の内周面32aに対応する円弧形状を有して第1環状保持枠32の内周面32aに沿って密着して取付けられる可撓性を有する樹脂材で形成している。また、押え止め片34は取付け時に直板状態から円弧形状に湾曲させて取付ける直板であってもよい。
そして、前記第1環状保持枠32の内周面32aに突設される係止突部32bに、該押え止め片34の押え止め孔34aを挿通させ、且つスライドさせることにより一体に係止させる。この場合も、該押え止め片34の押え止め孔34aは前記したテープ止め孔31aと同じ長方形状に開口して係止突部32bに挿通させ、押え止め片34をリールテープ31の上から被せるごとく取付ける。また、押え止め片34の係止凸部34bは前記した係止凹部32d及び位置決め孔31cに挿通する小さめの正方形状を有し、この係止凸部34bを、リールテープ31の位置決め孔31cを通して係止凹部32dに係止させることにより該押え止め片34を第1環状保持枠32に正確に位置決めして取付ける。
図8は第1リールユニットU1の側面図を、図9はリールテープ31を押え止めした係止状態の要部断面図を示している。押え止め片34は、第1環状保持枠32の係止突部32bにリールテープ31のテープ止め孔31aを挿通させた状態で、さらに係止突部32bに対して該押え止め片34の押え止め孔34aを挿通させて、該押え止め片34を被せるごとく押え止めし、その後、押え止め片34をスライドさせることにより、リールテープ31の左側端縁は第1環状保持枠32と押え止め片34との間に挟持される。
また、前記第1環状保持枠32の内周面32aに形成された位置決め用の係止凹部32dと対応する該押え止め片34の位置には、図10の第1リールユニットU1の要部拡大縦断面図に示すように、該押え止め片34の位置決め用の係止凸部34bを有している。そして、該押え止め片34を周方向に少しスライドさせたとき、係止凸部34bが第1環状保持枠32の係止凹部32dに凹凸対応して、該押え止め片34を第1環状保持枠32に位置決め係止させることができる。これにより、押え止め片34は第1環状保持枠32の定位置に位置決め固定され、さらに押え止め片34の係止凸部34bがリールテープ31の位置決め孔31cにも挿通して位置決めするためリールテープ31の位置ずれを防止した取付けができる。
また、押え止め片34の着脱性を高めるために、該押え止め片34の係止凸部34bに対しては、凹凸対応方向に該係止凸部34bを移動可能に周縁の一部を切離して設けている。さらに、係止凸部34bの上面側には、指先でつまんで該押え止め片34を上方に引っ張り上げる取外し用の起立突片34cを設けている。
ところで、前記リールテープ31の保持構造は左右対称であるため、前記したリールテープ31の左側端縁を保持する第1環状保持枠32及び4つの押え止め片34〜37と、これらと対応する同じ保持構造を有してリールテープ31の右側端縁を保持する第2環状保持枠33と4つの押え止め片38〜41とを設けることによって、リールテープ31を左右両側より均一に保持することができる。このうち、非対称の部分としては、駆動部30側の回転力を第1環状保持枠32に伝達させる軸支部43を該第1環状保持枠32に構築している点が異なる。従って、第2環状保持枠33には軸支部を有しないシンプルな環状の枠体でよい。
次に、リール構成部29を組立てる場合について説明する。まず、リールテープ31の左側端縁の保持構造として、図11のリール構成部29の左側の展開斜視図に示すように、第1環状保持枠32とリールテープ31と4本1組の押え止め片34〜37とを用意し、第1環状保持枠32の内周面32aに突出する各係止突部32bに、リールテープ31の左側端縁に開口する各テープ止め孔31aを順に挿通させる。
このとき、図12のリールテープ31の組立初期状態の斜視図に示すように、予め第1環状保持枠32の係止ピンPとリールテープ31の固定孔31eとが対応するように周方向の基準位置を位置合せしておいてリールテープ31を取付ける。そして、前記係止ピンPに固定孔31eを挿通させれば、該リールテープ31の周方向の取付け位置が予め定められた位置に固定される。
これにより、リールテープ31は第1環状保持枠32の内周面32aに沿って筒状に取付けられる。該リールテープ31の始端側と終端側との筒状に突き合わされる突合せ接合ライン31gに対しては内周面側より突合せ部分を接着テープで接続させて一体化する。
この第1環状保持枠32にリールテープ31の左側端縁を係止させると、続いて、その係止状態で、図13のリール構成部29の左側の組立てが完了した斜視図に示すように、さらに各係止突部32bに、押え止め片34の各押え止め孔34aを順に挿通させ、挿通後に該押え止め片34の押え止め孔34aが係止突部32bのL形垂直片L2に当るまで該押え止め片34を周方向に少しスライドさせ、その間に係止凸部34bが係止凹部32dに凹凸対応して位置決め係止した時点で、該押え止め片34の取付けは完了する。
前記押え止め片34は、該押え止め片34の外周面と第1環状保持枠32の内周面32aとの間でリールテープ31を挟持して取付けるだけでなく、押え止め片34を周方向に少しスライドさせることにより、係止空間32c内で押え止め片34がリールテープ31を押え込むので、リールテープ31及び押え止め片34を第1環状保持枠32に一体に固定することができる。
さらに、前記押え止め片34を第1環状保持枠32に取付けたとき、該押え止め片34の係止凸部34bがリールテープ31の位置決め孔31cを挿通した状態で係止凹部32dに凹凸対応するためリールテープ31と押え止め片34とを正確に第1環状保持枠32に位置決めして取付けることができる。このため、リールテープ31の位置ずれを防止した取付けができる。
この場合は、1つの押え止め片34によってリールテープ31の周方向の略1/4の領域を第1環状保持枠32に押え止めする。同様にしてリールテープ31の左側端縁に対し、残りの周方向の3/4の領域を順に押え止め片35〜37によって第1環状保持枠32に押え止めする。これにより、リールテープ31の左側端縁は図14の展開斜視図に示すように、第1環状保持枠32に取付けられ、リール構成部29の左側の組立てが完了する。
またこの場合、周方向に4等分して配設される4個の押え止め片34〜37に分割することによって、作業者は押え止め片34〜37が取扱い易くなり、円弧面対応させて取付ける第1環状保持枠32への取付け性が向上する。
続いて、リールテープ31の右側端縁の保持構造として、第2環状保持枠33と4本1組の押え止め片38〜41とを用意し、リールテープ31の左側の保持構造と同様に右側の保持構造も同じく、第2環状保持枠33の各係止突部33bと、リールテープ31の右側端縁の各テープ止め孔31bとを対応させて順に挿通させる。
このとき、予め第2環状保持枠33の係止ピンPとリールテープ31の固定孔31fとが対応するように周方向の基準位置を位置合せしておいてリールテープ31を取付ける。そして、前記係止ピンPに固定孔31fを挿通させれば、該リールテープ31の周方向の取付け位置が予め定められた位置に固定される。これにより、リールテープ31は第2環状保持枠33の内周面33aに沿って筒状に取付けられる。
このようにして第2環状保持枠33にリールテープ31の右側端縁を係止させると、続いてその係止状態で、さらに各係止突部33bに、押え止め片38の各押え止め孔38aを順に挿通させる。この挿通後に、該押え止め片38の押え止め孔38dが係止突部32bのL形垂直片L2に当るまで該押え止め片38を周方向に少しスライドさせ、その間に図示しない係止凸部38bが図示しない係止凹部33dに凹凸対応して位置決め係止した時点で、該押え止め片38の取付けは完了する。
この結果、1つの押え止め片38によってリールテープ31の周方向の略1/4の領域を第2環状保持枠33に押え止めする。同様にして、リールテープ31の右側端縁の残りの周方向の3/4の領域を順に押え止め片39〜41によって第2環状保持枠33の内周面に押え止めする。これにより、リールテープ31の右側端縁は第2環状保持枠33に保持される。このように、リールテープ31の左右両側を保持することによって、リール構成部29を構築することができる。
さらに、リールテープ31の両側端縁を第1環状保持枠32と第2環状保持枠33で両側より係止する際に、4本1組ずつの押え止め片34〜37,38〜41でリールテープ31の両側端縁を平面的に挟み込む保持構造であるため、リールテープ31の保持に際しては、現状のようにリールテープの端縁に対する接着構造や挿入構造を省略して簡単に取付けることができる。
次に、リールテープ31を交換する場合は、後述する順序にて古いリールテープ31の取外しを行い、リール構成部29の分解後に、新しいリールテープ31を、既述した組立順序によって取付ければよい。
古いリールテープ31の取外し手順としては、該リールテープ31の右側から分解すればよく、まず、右側の押え止め片38の取外し用に設けられた起立突片34cを引っ張り上げて凹凸対応している図示しない係止凸部を係止凹部から引き上げて周方向の位置決めを解除した後、押え止め片38を取付け方向とは逆向きの周方向にスライドさせる。これにより、第2環状保持枠33の各係止突部33bのL形垂直片L2に、押え止め片38の押え止め孔38aが当接してスライド規制され、押え止め片38が取外し可能な位置に移動する。このため、押え止め片38の上面に突出する起立突片34cを取外し方向に引っ張り上げれば押え止め片38を容易に取外することができる。同様にして右側の残りの各押え止め片39〜41を取外す。
これらの各押え止め片39〜41の取外し後に、続いて各押え止め片39〜41も取外す。このため、リールテープ31を内側に押せば容易に取外すことができる。
そして、リールテープ31を単一のシート状に分解した後は、前記リール構成部29を組立てる説明(図11〜図14参照)で述べた順序で組立てれば、リールテープ以外の構成部品をそのままリサイクル利用して新規のリールテープに交換することができる。
このように、両側の環状保持枠32,33に左右4本ずつの押え止め片34〜37,38〜41を着脱させるだけでリールテープ31を交換することができる。さらに、各押え止め片34〜41は第1環状保持枠32と第2環状保持枠33との双方に共通して取付けることができる共通の押え止め構造を有しているため1種類の押え止め片を用意すればよく、該押え止め片の管理や組立作業性の向上を図ることができる。
前記駆動部30は、図15の駆動主要部の斜視図及び図16の動力伝達機構の分解斜視図に示すように、モータMと動力伝達機構50とから構成される。
前記モータMは回転・停止精度の高い例えばステッピングモータを用い、該モータMの主軸に軸着した駆動ギアG1に、動力伝達機構50としての並列する第1従動ギアG2と第2従動ギアG3を噛合させている。これらの並列する従動ギアG2,G3の軸心部51が前記固定軸(図6参照)45の基端部に軸支され、さらに従動ギアG2,G3の端面が第1環状保持枠32の軸支部43の端面に一体にビス止めされている。
そして、モータMの回転力が各ギアG1,G2,G3を介して第1環状保持枠32の軸支部43に伝達され、この軸支部43の回転に伴い、該第1環状保持枠32と、これに取付けられるリールテープ31、第2環状保持枠33及び押え止め片34〜41とからなるリール構成部29が一体に回転する。
前記並列する従動ギアG2,G3間には、双方の従動ギアG2,G3に常時回転方向に対する付勢力を持たせるためにコイル状のバネを圧縮状態に支持したコイルバネ52,53の一対を、該従動ギアG2,G3の軸心を中心とする180度向きの異なる対称位置にバランスよく介在させている。
前記並列する従動ギアG2,G3に回転方向に対する付勢力を持たせることにより、駆動ギアG1の歯先と従動ギアG2,G3の歯先に生じるクリアランス(所謂バックラッシ)を吸収して安定した動力伝達を行わせている。
前記リール構成部29の側面に対応する同軸方向の位置には略同径の円盤状のリールブラケット54が対設される。このリールブラケット54の外側面に前記モータMを取付け、リールブラケット54の内側面に、並列する2枚の従動ギアG2,G3と、従動ギアの回転量を検知して絵柄の位置を検出するためのセンサSと、絵柄を鮮明に表示させるための複数の発光ダイオード(LED)55を搭載したLEDホルダ56と、スロットマシン本体側との間で電気信号を伝達するための中継基板57とを取付けている。さらに、リールブラケット54にはリール構成部29を外部より保護するためのリールフレーム58を取付けている。これにより、モータMの駆動に基づいて動力伝達機構50を介してリール構成部29を回転・停止させることができる。
上述のように、環状保持枠と押え止め片との間にリールテープの両側端縁の平面部を挟み込んで保持する保持構造であるため、リールテープの組立作業が容易になり、またリールテープの交換作業が容易になる。従って、リールテープの両側端縁に対する接着構造や挿入構造を省略した作業能率のよいリールテープの取付けができる。
この発明の構成と、上述の実施例の構成との対応において、
この発明のスライド係止部は、実施例の係止空間32cに対応し、
以下同様に、
着脱係止構造は、押え止め片34の押え止め孔34aに対応し、
位置ずれ防止手段は、係止凹部32dと対応する係止凸部34bに対応し、
遊技機は、スロットマシン11に対応するも、この発明は上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
例えば、上述の実施例では遊技機にスロットマシン11を適用したが、これに限らず、他の遊技機にも利用することができる。また、押え止め片34〜41は周方向に4等分した配設に限らず、単一の環状体でもよく、2個や3個などに等分してもよく、また各押え止め片34〜41の長さを短くしても、周方向に均等に配設すれば安定した保持構造が得られる。
スロットマシンを示す外観斜視図。 スロットマシンの前面扉を開けた内面状態を示す斜視図。 リール部を示す外観斜視図。 リール部を第1〜第3リールユニットに分解して示す斜視図。 第1リールユニットを示す外観斜視図。 第1リールユニットを示す分解斜視図。 第1環状保持枠と押え止め片との対応関係を示す展開斜視図。 第1リールユニットを示す側面図。 図8のA−A線矢視断面図。 リールユニットの要部拡大縦断面図。 リール構成部の左側の展開斜視図。 リールテープの組立初期状態を示す斜視図。 リール構成部の左側の組立てが完了した斜視図。 リール構成部の左側の組立てが完了した右側の展開斜視図。 駆動部を示す外観斜視図。 2枚の並列する従動ギアの分解斜視図。
符号の説明
11…スロットマシン
13…リール部
29…リール構成部
31…リールテープ
31a,31b…テープ止め孔
32,33…環状保持枠
32b,33b…係止突部
32c…係止空間
32d…係止凹部
34〜41…押え止め片
34a,38a…押え止め孔
34b…係止凸部
U1,U2,U3…リールユニット

Claims (6)

  1. 絵柄を施したリールテープの両側を保持枠で筒状体に保持してなるリールをモータの回転力を伝達させる動力伝達機構を介して回転・停止させるリールユニットであって、
    複数の絵柄を長手方向に一定間隔に配列し、両側端縁には長手方向に沿って複数のテープ止め孔を開口したリールテープと、
    前記リールテープの一側端縁のテープ止め孔を挿通させるための係止突部を環状枠体の内周面に有する第1環状保持枠と、
    前記リールテープの他側端縁のテープ止め孔を挿通させるための係止突部を環状枠体の内周面に有する第2環状保持枠と、
    前記各環状保持枠の内周面に沿う可撓性部材で複数個が等分配設され、前記環状保持枠の係止突部に前記リールテープのテープ止め孔を挿通させた状態で、前記係止突部に被せて係止させる押え止め孔を有する押え止め片と、
    からなるリールユニット。
  2. 前記係止突部には、前記押え止め片を前記環状保持枠の周方向にスライドさせたとき、該押え止め片をスライド規制して係止するスライド係止部を有する
    請求項1に記載のリールユニット。
  3. 前記押え止め片は、該押え止め片の押え止め孔を、前記環状保持枠の係止突部に着脱自在に係止させる着脱係止構造を有する
    請求項1または2に記載のリールユニット。
  4. 前記押え止め片には、前記環状保持枠の内周面に接して、該押え止め片が押え付けた位置の周方向の位置ずれを防止する位置ずれ防止手段を有する
    請求項1、2または3に記載のリールユニット。
  5. 前記押え止め片を、前記第1環状保持枠と前記第2環状保持枠との双方に共通して取付け可能な共通の押え止め構造に設けた
    請求項1〜4の何れか1つに記載のリールユニット。
  6. 請求項1〜5の何れか1つに記載のリールユニットの複数個を並列設置して構成した遊技機。
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