JP2012080710A - 電源コントローラ、電子機器、および電源の制御方法 - Google Patents

電源コントローラ、電子機器、および電源の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】出力電圧のリップルにかかわらず出力電圧の精度を改善可能な、電源コントローラ、電子機器および電源の制御方法を提供すること。
【解決手段】スイッチング電源制御回路11は、オフセット制御アンプ2と、オフセット制御回路3と、コンパレータErrCMPとを備える。オフセット制御回路3は、電力供給の終了後の期間に、電力供給を指示する帰還電圧Vfbが基準電圧Vrefを超えて低電圧となるオフセットを初期値として、時間経過に応じて電圧値が減少するオフセットをオフセット制御信号としてコンパレータErrCMPに付与する。このオフセット制御信号は、オフセット制御アンプ2から出力される制御信号Vampに応じて帰還電圧Vfbの平均化された直流成分と基準電圧Vrefとの差分が大きくなるほどオフセットの時間変化を促進する。
【選択図】図1

Description

本発明は、コンパレータ方式の電源コントローラ、電子機器、および電源の制御方法に関する。
負荷急変への応答性を改善するための例として、フィードバック電圧のリップル成分の増幅を行い、増幅された出力のリップル成分と基準電圧との比較に基づいて出力制御を行うスイッチング電源装置が知られている(特許文献1など)。
また、抵抗を介し基準電圧を印加したノードに電流を供給することにより、基準電圧はスロープ電圧が加算される。加算した結果とフィードバック電圧とをコンパレータに入力することにより、出力電圧を制御するスイッチング電源装置が知られている(特許文献2など)。
特開2010−35316 米国公開公報2005−00286269
しかし、コンパレータ方式のスイッチング電源装置において、フィードバック電圧の下限と基準電圧とが等しくなるよう制御した場合、フィードバック電圧は出力電圧に対応してリップル成分を含むので、基準電圧とリップルの下限とが等しくなるように制御されている。リップル成分は、コイルのインダクタンス値などの回路パラメータや入出力電圧、発信周波数等の動作条件により変化する。従って、出力電圧のリップル成分により出力電圧の平均値がずれ、出力電圧の精度が確保できない場合がある。
基準電圧を印加したノードに電流を流す際、基準電圧を一定に保つために基準電圧の生成源に入力インピーダンスが低いバッファ回路を設けることが必要になる場合がある。しかし、バッファ回路のオフセットばらつきにより、出力される基準電圧値が入力電圧値からずれ、結果出力電圧の精度が確保できない恐れがある。
本発明は、出力電圧のリップル成分にかかわらず出力電圧の精度を改善可能な、電源コントローラ、電子機器、および電源の制御方法を提供することを目的とする。
出力電圧に対応するフィードバック電圧と基準電圧とを比較し、基準電圧に対してフィードバック電圧が低下することに応じて電力供給を指示する比較器と、電力供給の終了後の期間に、電力供給を指示するフィードバック電圧が基準電圧を超えて低電圧となるオフセットを初期値として、時間経過に応じて電圧値が減少するオフセットを比較器に付与するオフセット付与回路と、基準電圧に対するフィードバック電圧の差電圧を増幅する増幅器とを備え、オフセット付与回路は、増幅器の出力電圧に応じて差電圧の大きくなるほどオフセットの変化の割合を大きくするコンパレータ方式の電源コントローラが提供される。
本願に開示の技術が提供する電源コントローラ、電子機器、および電源の制御方法によれば、出力電圧の精度に対する出力電圧のリップル成分の影響が低減される。
実施形態に共通なスイッチング電源装置のブロック図である。 第一実施形態に係るオフセット制御回路3AおよびコンパレータErrCMPの回路図である。 第一実施形態に係るオフセット制御アンプ2およびオフセット制御回路3Aによる、コンパレータErrCMPの制御を示す図である。 第二実施形態に係るオフセット制御回路3BおよびコンパレータErrCMPの回路図である。 第二実施形態に係るオフセット制御アンプ2およびオフセット制御回路3Bによる、コンパレータErrCMPの制御を示す図である。 第三実施形態に係るオフセット制御回路3CおよびコンパレータErrCMPの回路図である。 第三実施形態に係るオフセット制御アンプ2およびオフセット制御回路3Cによる、コンパレータErrCMPの制御を示す図である。 スイッチング電源装置1を搭載した電子機器を示すブロック図である。 周波数固定方式による実施形態に共通なスイッチング電源装置のブロック図である。
急激な負荷の変動に対応できるスイッチング電源の一例として、コンパレータ方式のスイッチング電源装置がある。コンパレータ方式のスイッチング電源装置は、出力電圧を分圧して生成されるフィードバック電圧が基準電圧より減少したもしくは上昇した場合にスイッチング動作を行って電力供給の制御を行う。
図1は、後述する実施形態に共通なスイッチング電源装置1のブロック図である。
スイッチング電源装置1は、スイッチSW1と、スイッチSW2、抵抗R1と、抵抗R2と、インダクタLと、キャパシタCoと、スイッチング電源制御回路11とを備える。スイッチング電源制御回路11は、コンパレータErrCMP、オフセット制御アンプ2、オフセット制御回路3、貫通電流防止(Anti−Shoot−Through、以降AST)回路4、RSフリップフロップ5と、オン期間生成回路6とを備え、スイッチSW1およびSW2を制御する電源制御回路である。
スイッチSW1の一端には、入力電圧Vinが接続され、スイッチSW1の他端は、インダクタLの端子Lx、およびスイッチSW2の一端に接続され、スイッチSW2の他端は、接地電位に接続される。スイッチSW1およびSW2を制御するための制御信号PWMは、AST回路4に入力される。AST回路4は、スイッチSW1およびSW2を動作するドライバであり、かつスイッチSW1およびSW2が同時に導通する短絡状態になることを防止する機能を備える回路である。
インダクタLは、端子LxおよびキャパシタCoの一端に接続される。キャパシタCoの他端子は接地電位が接続される。インダクタLおよびキャパシタCoが接続される端子に発生する電圧が出力電圧Voutである。出力電圧Voutは負荷回路100に印加される。
抵抗R1およびR2は出力電圧Voutと接地電位との間に直列に接続される。抵抗R1は出力電圧VoutとノードFbとの間に接続され、抵抗R2はノードFbと接地電位との間に接続される。抵抗R1とR2間にあるノードFbの電圧を帰還電圧Vfbとする。
オフセット制御アンプ2の周波数帯域は、スイッチング電源装置1のスイッチング周波数と比べ十分に低い。よって、オフセット制御アンプ2は帰還電圧Vfbのリップルには追従せず帰還電圧Vfbの平均化された電圧値に対して応答する。このことにより、オフセット制御アンプ2は、帰還電圧Vfbおよび基準電圧Vrefが入力され、平均化された直流成分の帰還電圧Vfbと基準電圧Vrefとの差分の増幅信号である制御信号Vampをオフセット制御回路3へ出力する。帰還電圧Vfbと基準電圧Vrefとが等しい場合を平衡状態とする。
オフセット制御回路3は、制御信号PWMと制御信号Vampとが入力され、オフセット制御信号をコンパレータErrCMPへ出力する。
コンパレータErrCMPは、反転入力端子に帰還電圧Vfbが入力され、非反転入力端子に基準電圧Vrefが入力される。制御信号comp_outはRSフリップフロップ5のセット端子へ出力される。
オン期間生成回路6には、RSフリップフロップ5から出力される制御信号PWMが入力される。オン期間生成回路6は、スイッチSW1のオン期間Tonを決める回路である。コンパレータErrCMPの出力信号に応じてRSフリップフロップ5がセットされ、制御信号PWMがハイ・レベルになると、オン期間生成回路6は、オン期間Tonの経過後にRSフリップフロップ5をリセットし、制御信号PWMをロウ・レベルにする。
図2は、第一実施形態に係るオフセット制御回路3AおよびコンパレータErrCMPの回路図である。
オフセット制御回路3Aは、遅延生成部31aと、スロープ生成部32aと、差動対部33とを備える。
遅延生成部31aでは、オフセット制御アンプ2の出力した制御信号VampがnMOSトランジスタMN1aのゲート端子に入力される。制御信号Vampは、帰還電圧Vfbの平均値と基準電圧Vrefとの差分に応じた制御信号であり、制御信号Vampを出力するオフセット制御アンプ2は、反転入力端子に帰還電圧Vfbおよび非反転入力端子に基準電圧Vrefが入力される。抵抗R3aは、nMOSトランジスタMN1aのソース端子と接地電位との間に接続される。nMOSトランジスタMN1aのドレイン端子は、pMOSトランジスタMP1aのゲート端子およびドレイン端子に接続される。pMOSトランジスタMP1aのゲート端子はpMOSトランジスタMP2aのゲート端子に接続される。これにより、pMOSトランジスタMP1aおよびpMOSトランジスタMP2aはカレントミラー回路を構成し、pMOSトランジスタMP2aはnMOSトランジスタMN1aを流れる電流と同一値又は所定倍値の充電電流IdelayaをキャパシタC1aに供給する。
キャパシタC1aは、一端をpMOSトランジスタMP2aのドレイン端子、nMOSトランジスタMN2aのドレイン端子およびインバータINVの入力端子に接続され、他端を接地電位に接続される。nMOSトランジスタMN2aのソース端子を接地電位に接続され、ゲート端子に制御信号PWMが入力される。よって、制御信号PWMに基づいてキャパシタC1aの充放電は切り替わる。制御信号PWMがハイ・レベルとなる期間、キャパシタC1aは、nMOSトランジスタMN2aを介して放電される。制御信号PWMがロウ・レベルとなる期間、キャパシタC1aは、充電電流Idelayaで充電される。その結果、制御信号PWMがハイ・レベルとなる期間、インバータinvINVは出力する制御信号de_outをハイ・レベルとする。一方、制御信号PWMがロウ・レベルの期間、充電電流IdelayaによりキャパシタC1aは充電され、キャパシタC1aと接続されたインバータINVの入力端子の電圧が上昇する。インバータINVの反転しきい値より入力電圧が上昇すると、インバータINVは出力する制御信号de_outをハイ・レベルからロウ・レベルに切り替える。
遅延生成部31aに制御信号PWMのロウ・レベルが入力されてから、制御信号de_outのロウ・レベル遷移までの期間を遅延時間とする。遅延時間は、オフセット制御アンプ2の出力信号である制御信号Vampの電圧に応じて決められる。
帰還電圧Vfbが基準電圧Vrefより電圧が高い場合、帰還電圧Vfbと基準電圧Vrefの差電圧が大きいほど、制御信号Vampの電圧は減少する。これより、制御信号Vampの電圧が高いほど、充電電流Idelayaの電流は減少する。よって、キャパシタC1aに供給される充電電流Idelayaが減少するほど、インバータINVの入力電圧が反転しきい値より上昇するまでの時間が長くなる。つまり、遅延生成部31aが生成する遅延時間は、帰還電圧Vfbが基準電圧Vrefより電圧が高いほど、平衡状態より長くなる。
次に、帰還電圧Vfbが基準電圧Vrefより電圧が低い場合、帰還電圧Vfbと基準電圧Vrefの差電圧が大きいほど、制御信号Vampの電圧は増加する。これより、制御信号Vampの電圧が低いほど、充電電流Idelayaの電流は増加する。よって、キャパシタC1aに供給される充電電流Idelayaが増加するほど、インバータINVの入力電圧が反転しきい値より上昇するまでの時間が短くなる。つまり、遅延生成部31aが生成する遅延時間は、帰還電圧Vfbが基準電圧Vrefより電圧が低いほど短くなる。
スロープ生成部32aは、キャパシタC2aと、定電流源CS0aと、nMOSトランジスタMN3aとを備える。nMOSトランジスタMN3aは、ソース端子が接地電位に接続され、ドレイン端子にキャパシタC2a、後述する差動対部33のpMOSトランジスタMP4のゲート端子に接続され、ゲート端子に制御信号de_outが入力されると、制御信号de_outに基づいてキャパシタC2aの充放電は切り替わる。
キャパシタC2aは、一端が接地電位に接続され、他端を定電流源CS0a、pMOSトランジスタMP4aのゲート端子、およびnMOSトランジスタMN3aのドレイン端子に接続され、この端子に発生する電圧をスロープ電圧Vcとする。これにより、キャパシタC2aは、制御信号de_outがハイ・レベルとなる期間に放電され、スロープ電圧Vcは初期化される。キャパシタC2aは、制御信号de_outがロウ・レベルとなる期間に定電流源CS0aにより充電電流Ioffsetaで充電される。スロープ電圧Vcは、充電電流Ioffsetaの電流に基づいた割合で上昇する。
差動対部33は、定電流源CS1と、抵抗R4と、抵抗R5と、pMOSトランジスタMP3と、pMOSトランジスタMP4とを備える。pMOSトランジスタMP3のソース端子は抵抗R4を介し定電流源CS1に接続され、ゲート端子は基準電圧Vref2が入力され、ドレイン端子はノードNI−に接続される。pMOSトランジスタMP4のソース端子は抵抗R5を介し定電流源CS1と接続され、ゲート端子はスロープ電圧Vcが入力され、ドレイン端子はノードNI+に接続される。差動対部33は、オフセット制御信号としてノードNI+およびノードNI−を介しオフセット制御電流Io+およびオフセット制御電流Io−をコンパレータErrCMPに供給する。
pMOSトランジスタMP3およびMP4の電流能力が等しく、且つ抵抗R4およびR5の抵抗値が等しいとし、基準電圧Vref2およびスロープ電圧Vcが等しい場合を差動対部33の定常状態とする。このとき、差動対部33は、ノードNI+およびノードNI−に同じ電流を供給する。つまり、オフセット制御電流Io+およびオフセット制御電流Io−は同じ電流値となる。差動対部33は、差動対部33の定常状態よりスロープ電圧Vcが低い場合、ノードNI+はノードNI−と比較し多い電流をコンパレータErrCMPに供給する。つまり、オフセット制御電流Io+はオフセット制御電流Io−はと比較し高い電流値となる。また、差動対部33の定常状態よりスロープ電圧Vcが高い場合、ノードNI+はノードNI−と比較し少ない電流をコンパレータErrCMPに供給する。つまり、オフセット制御電流Io+はオフセット制御電流Io−はと比較し低い電流値となる。
スロープ電圧Vcが基準電圧Vref2よりも電圧値が低い場合、電圧値が低いほど、オフセット制御電流Io+はオフセット制御電流Io−と比較し電流値が高い。遅延時間終了後スロープ電圧Vcが上昇するにつれ、オフセット制御電流Io+は減少し、オフセット制御電流Io−は増加する。
コンパレータErrCMPは、定電流源CS2と、定電流源CS3と、pMOSトランジスタMP5と、pMOSトランジスタMP6と、nMOSトランジスタMN4と、nMOSトランジスタMN5と、nMOSトランジスタMN6と、抵抗R6と、抵抗R7とを備える。
pMOSトランジスタMP5のゲート端子は、コンパレータErrCMPの反転入力端子である。pMOSトランジスタMP5のゲート端子は帰還電圧Vfbが入力され、ソース端子は定電流源CS2に接続される。pMOSトランジスタMP6のゲート端子は、コンパレータErrCMPの非反転入力端子である。MOSトランジスタMP6のゲート端子には基準電圧Vrefが入力され、ソース端子は定電流源CS2に接続される。
nMOSトランジスタMN4は、ドレイン端子およびゲート端子がpMOSトランジスタMP5のドレイン端子に接続され、ソース端子はノードNI−に接続され、抵抗R6を介し接地電位に接続される。nMOSトランジスタMN5は、ゲート端子がpMOSトランジスタMP6のドレイン端子を接続され、nMOSトランジスタMN4とゲート端子を共有することによりカレントミラー回路が形成される。nMOSトランジスタMN5は、ドレイン端子をpMOSトランジスタMP6のドレイン端子に接続され、ソース端子はノードNI+に接続され、抵抗R7を介し接地電位に接続される。
nMOSトランジスタMN6は、ゲート端子がpMOSトランジスタMP6のドレイン端子およびnMOSトランジスタMN5のドレイン端子に接続され、ソース端子が接地電位に接続され、ドレイン端子は定電流源CS3に接続される。pMOSトランジスタMP6のドレイン電圧である制御信号comp_outは、コンパレータErrCMPから出力される。
コンパレータErrCMPの入力オフセット電圧は、ノードNI+からコンパレータErrCMPに流れるオフセット制御電流Io+、およびノードNI−からコンパレータErrCMPに流れるオフセット制御電流Io−によって制御される。
平衡状態の場合であって、コンパレータErrCMPのpMOSトランジスタMP5およびMP6の電流能力が等しく、nMOSトランジスタMN4およびMN5の電流能力が等しく、そして抵抗R6およびR7の抵抗値が等しいとする。まず、スロープ電圧Vcが基準電圧Vref2と比較し電圧が低い場合を考える。このとき、オフセット制御電流Io+がオフセット制御電流Io−と比較し多い。オフセット制御電流Io+およびオフセット制御電流Io−が等しい場合と比較し、コンパレータErrCMPの抵抗R7に流れる電流は抵抗R6に流れる電流と比較し増加する。このことにより、抵抗R7の端子電圧は抵抗R6の端子電圧と比較し増加し、nMOSトランジスタMN5のソース・ドレイン間電圧はnMOSトランジスタMN4のソース・ドレイン間電圧と比較し減少する。よって、nMOSトランジスタMN4と比較してnMOSトランジスタMN5が排出できる電流が減少する。つまり、帰還電圧Vfbが基準電圧Vrefに等しく、pMOSトランジスタMP5およびpMOSトランジスタMP6から同じ量の電流をnMOSトランジスタMN4およびnMOSトランジスタMN5に供給する時、nMOSトランジスタMN4に比してnMOSトランジスタMN5により排出できる電流が少ない。この結果、nMOSトランジスタMN5のドレイン端子電圧はnMOSトランジスタMN4のドレイン端子電圧より高くなる。このため、コンパレータErrCMPが備えるpMOSトランジスタMP5およびpMOSトランジスタMP6のゲート端子に同じ電圧が与えられた場合、出力する制御信号comp_outはロウ・レベルとなる。帰還電圧Vfbが基準電圧Vrefに等しい状態では、コンパレータErrCMPの出力信号である制御信号comp_outは反転しない。制御信号comp_outが、ハイ・レベルに反転するには、帰還電圧Vfbが基準電圧Vrefより所定電圧以下の低い電圧になる必要がある。この所定電圧が入力オフセット電圧である。制御信号comp_outが反転する帰還電圧Vfbが基準電圧Vrefより低い電圧である場合であり、この入力オフセット電圧を負の入力オフセット電圧と称する。
次に、平衡状態の場合であって、スロープ電圧Vcが基準電圧Vref2と比較し電圧が高い場合を考える。このとき、オフセット制御電流Io+がオフセット制御電流Io−と比較し低い。オフセット制御電流Io+およびオフセット制御電流Io−が等しい場合と比較し、コンパレータErrCMPの抵抗R7に流れる電流は抵抗R6に流れる電流と比較し減少する。このことにより、抵抗R7の端子電圧は抵抗R6の端子電圧と比較し減少し、nMOSトランジスタMN5のソース・ドレイン間電圧はnMOSトランジスタMN4のソース・ドレイン間電圧と比較し増加する。よって、nMOSトランジスタMN4と比較してnMOSトランジスタMN5が排出できる電流が増加する。つまり、帰還電圧Vfbが基準電圧Vrefに等しく、pMOSトランジスタMP5およびpMOSトランジスタMP6から同じ量の電流をnMOSトランジスタMN4およびnMOSトランジスタMN5に供給する時、nMOSトランジスタMN4に比してnMOSトランジスタMN5により排出できる電流が多い。この結果、nMOSトランジスタMN5のドレイン端子電圧はnMOSトランジスタMN4のドレイン端子電圧より低くなる。このため、コンパレータErrCMPが備えるpMOSトランジスタMP5およびpMOSトランジスタMP6のゲート端子に同じ電圧が与えられた場合、出力する制御信号comp_outはハイ・レベルとなる。帰還電圧Vfbが基準電圧Vrefに等しい状態では、コンパレータErrCMPの出力信号である制御信号comp_outは反転しない。制御信号comp_outが、ロウ・レベルに反転するには、帰還電圧Vfbが基準電圧Vrefより所定電圧以上の高い電圧になる必要がある。この所定電圧が入力オフセット電圧である。制御信号comp_outが反転する帰還電圧Vfbが基準電圧Vrefより高い電圧である場合であり、この入力オフセット電圧を正の入力オフセット電圧と称する。
スロープ電圧Vcが基準電圧Vref2と比較し電圧が低い場合、スロープ電圧Vcが上昇するにつれ、オフセット制御電流Io+は減少し、オフセット制御電流Io−は増加する。これにより、コンパレータErrCMPの負の入力オフセット電圧は減少する。スロープ電圧Vcと基準電圧Vref2とが等しくなると、オフセット制御電流Io+とオフセット制御電流Io−との電流量は等しくなる。これにより、コンパレータErrCMPの入力オフセット電圧はゼロになる。そして、スロープ電圧Vcが基準電圧Vref2と比較し電圧が高い場合、スロープ電圧Vcが上昇するにつれ、オフセット制御電流Io+は増加し、オフセット制御電流Io−は減少する。つまり、コンパレータErrCMPの正の入力オフセット電圧は増加する。
そして、帰還電圧Vfbと、基準電圧Vrefから負の入力オフセット電圧を減じた電圧、あるいは基準電圧Vrefに正の入力オフセット電圧を加えた電圧とが比較され、帰還電圧Vfbの電圧値の方が低くなった時、コンパレータErrCMPが出力する制御信号comp_outはロウ・レベルからハイ・レベルに切り替わる。
図3は、第一実施形態に係るオフセット制御アンプ2およびオフセット制御回路3Aによる、コンパレータErrCMPの制御を示す図である。制御信号PWMがハイ・レベルに遷移して、スイッチSW1が導通に、スイッチSW2が非導通となり、オン期間生成回路6より生成されたオン期間Tonの間、スイッチング電源装置1において電力の供給が開始される。次に、制御信号PWMがロウ・レベルに遷移して、スイッチSW1が非導通に、スイッチSW2が導通した状態を示す。次に、制御信号PWMがハイ・レベルに遷移することにより、スイッチSW1が導通に、スイッチSW2が非導通となり、スイッチング電源装置1において電力の供給が開始される。次のサイクルの1周期の動作を示す。
オフセット制御アンプ2は、基準電位Vrefと帰還電圧Vfbとの誤差電圧を増幅する誤差増幅器である。一般的に誤差増幅器には位相補償回路等が備えられているため、入出力応答の帯域は制限されている。オフセット制御アンプ2についても同様である。通常、オフセット制御アンプ2の帯域は、スイッチング電源装置1のスイッチング周波数より低いと考えられる。その結果、オフセット制御アンプ2では、帰還電圧Vfbはスイッチング電源装置1のスイッチング動作によるリップル電圧が平滑された平均値として誤差増幅される。そして、オフセット制御アンプ2の入出力応答は帰還電圧Vfbの平均値に対するものとなると考えられる。
帰還電圧Vfbの平均値が基準電圧Vrefより高い場合、帰還電圧Vfbの平均値と基準電圧Vrefとの差電圧が大きいほど、オフセット制御アンプ2から出力される制御信号Vampの電圧は低くなる。
この時、制御信号Vampは、遅延生成部31aが備えるnMOSトランジスタMN1aのゲート端子に入力される。nMOSトランジスタMN1aのトランスコンダクタンスにより、制御信号Vampの電圧が低いほど、nMOSトランジスタMN1aのソース・ドレイン電流が減少する。よって、nMOSトランジスタMN1aとpMOSトランジスタMP1aとを流れる電流は減少する。そして、pMOSトランジスタMP1aのゲート端子と共有するnMOSトランジスタMN1aおよびpMOSトランジスタMP1aのドレイン端子に発生する電圧が増加する。これに応じて、pMOSトランジスタMP1aとゲート端子を共有するpMOSトランジスタMP2aのゲート端子に入力される電圧は増加する。よって、pMOSトランジスタMP2aが流すソース・ドレイン電流である充電電流Idelayaの電流量は減少する。キャパシタC1aへの充電電流が減少することにより、インバータINVの入力端子電圧がインバータINVの反転しきい値を超えるまでの時間は、長くなる。図3より、制御信号PWMのロウ・レベルへ遷移しキャパシタC1aへの充電電流Idelayaによる充電が開始されてから制御信号de_outのロウ・レベル遷移までの期間を遅延期間とすると、帰還電圧Vfbの平均値が基準電圧Vrefより電圧が高いほど遅延期間は長くなる。その結果、帰還電圧Vfbの平均値が基準電圧Vrefより電圧が高いほど、オフ期間が長くなる。
これにより、オン期間生成回路6より生成されるオン期間は一定であるため、オフ期間が長くなると、オン・デューティは減少する。降圧型スイッチング電源装置において、オン・デューティの値と入力電圧Vinとの乗算結果は出力電圧Voutの平均値と等しくなる。よって、オフ期間が長くなることにより出力電圧Voutの平均値は減少し、その結果、帰還電圧Vfbも減少する。
次に、帰還電圧Vfbの平均値が基準電圧Vrefより低い場合、帰還電圧Vfbの平均値と基準電圧Vrefとの差電圧が大きいほど、オフセット制御アンプ2から出力される制御信号Vampの電圧は高くなる。
この時、制御信号Vampは、遅延生成部31aが備えるnMOSトランジスタMN1aのゲート端子に入力される。nMOSトランジスタMN1aのトランスコンダクタンスにより、制御信号Vampの電圧が高いほど、nMOSトランジスタMN1aのソース・ドレイン電流が増加する。よって、nMOSトランジスタMN1aとpMOSトランジスタMP1aとを流れる電流は増加する。そして、pMOSトランジスタMP1aのゲート端子と共有するnMOSトランジスタMN1aおよびpMOSトランジスタMP1aのドレイン端子に発生する電圧が減少する。これに応じて、pMOSトランジスタMP1aとゲート端子を共有するpMOSトランジスタMP2aのゲート端子に入力される電圧は減少する。よって、pMOSトランジスタMP2aが流すソース・ドレイン電流である充電電流Idelayaの電流量は増加する。キャパシタC1aへの充電電流Idelayaが増加することにより、インバータINVの入力端子電圧がインバータINVの反転しきい値を超えるまでの時間は、短くなる。図3より、制御信号PWMのロウ・レベルに遷移してキャパシタC1aへの充電電流Idelayaによる充電が開始されてから制御信号de_outのロウ・レベル遷移までの期間を遅延期間とすると、帰還電圧Vfbの平均値が基準電圧Vrefより電圧が低いほど遅延期間は短くなる。その結果、帰還電圧Vfbの平均値が基準電圧Vrefより電圧が低いほど、オフ期間が短くなる。
オン期間生成回路6より、オン期間は一定であるため、オフ期間が短くなると、オン・デューティは増加する。よって、オフ期間が短くなることにより、出力電圧Voutは増加し、その結果、帰還電圧Vfbの平均値も増加する。
このようにして、コンパレータErrCMPには帰還電圧Vfbと基準電圧Vrefとが入力される。帰還電圧Vfbが、基準電圧Vrefから時間と共に減少する負の入力オフセット電圧を減じた値、基準電圧Vref、または基準電圧Vrefに時間と共に増加する入力オフセット電圧を加えた値、何れかの電圧値を下回った時点で、コンパレータErrCMPの出力信号である制御信号comp_outはロウ・レベルからハイ・レベルに切り替わる。そして、制御信号PWMがハイ・レベルに遷移し、スイッチング電源装置のスイッチングサイクルが始まる。オン期間が始まる。オン期間の期間中、スイッチSW1が導通、スイッチSW2は非導通となる。そして、制御信号PWMがロウ・レベルに遷移し、オン期間が終了して、オフ期間が開始する。オフ期間の間に、帰還電圧Vfbが、基準電圧Vrefから時間と共に減少する負の入力オフセット電圧を減じた値、基準電圧Vref、または基準電圧Vrefに時間と共に増加する入力オフセット電圧を加えた値、何れかの電圧値を下回った時点で、再び、コンパレータErrCMPの出力信号である制御信号comp_outはロウ・レベルからハイ・レベルに切り替わる。つまり、制御信号PWMがハイ・レベルに遷移し、次のスイッチング電源装置のスイッチングサイクルが開始する。このようにして、スイッチング電源装置のスイッチングサイクルが繰り返される。帰還電圧Vfbが、基準電圧Vrefに時間と共に変化する負の入力オフセット電圧または正の入力オフセット電圧が付与され比較される結果、コンパレータErrCMPにおいて、オフセットの時間変化に係る傾きをもって比較が行われる。出力電圧Voutのリップル電圧に伴う帰還電圧Vfbの変動が小さい場合でも、電圧の期間変化が強調されて比較が行われる。これにより、コンパレータErrCMPの応答が早くなり、本願のコンパレータ方式のスイッチング電源装置において、高速応答の動作が確保される。
さらに、帰還電圧Vfbと基準電圧Vrefとは、オフセット制御アンプ2に入力される。オフセット制御アンプ2は、帰還電圧Vfbの平均値と基準電圧Vrefとの差分に応じた制御信号Vampを出力する。制御信号Vampは、遅延生成部31aに入力され、制御信号PWMがロウ・レベルに遷移してから、制御信号de_outのロウ・レベル遷移までの期間を制御する。帰還電圧Vfbが基準電圧Vrefと比較し高いほど、制御信号Vampの電圧は低くなり、キャパシタC1aへの充電電流Idelayaが減少する結果、制御信号de_outのロウ・レベル遷移までの遅延期間が長くなる。一方、帰還電圧Vfbが基準電圧Vrefと比較し低いほど、制御信号Vampの電圧は高くなり、キャパシタC1aへの充電電流Idelayaが増加する結果、制御信号de_outのロウ・レベル遷移までの遅延期間が短くなる。制御信号PWMがロウ・レベルに遷移してから、帰還電圧Vfbが、基準電圧Vrefから時間と共に減少する負の入力オフセット電圧を減じた値、基準電圧Vref、または基準電圧Vrefに時間と共に増加する正の入力オフセット電圧を加えた値の、何れかの電圧値を下回った時点で、コンパレータErrCMPの出力信号である制御信号comp_outはロウ・レベルからハイ・レベルに切り替わる。そして、制御信号PWMがハイ・レベルに遷移するまでの期間をオフ期間とする。オフ期間が長くなるほど、オン・デューティは減少し、そして、出力電圧Voutは減少する。また、オフ期間が短くなるほど、オン・デューティは増加し、そして、出力電圧Voutは増加する。オン・デューティの増減を繰り返すことにより、帰還電圧Vfbの平均値が基準電圧Vrefに一致するように制御される。その結果、出力電圧Voutは、リップル電圧の大小にかかわらず基準電圧Vrefで設定される目標電圧に制御される。つまり、出力電圧Voutのリップルによらず、基準電圧Vrefにより設定される値に一致するように出力電圧Voutは制御される。つまり、出力電圧Voutのリップルの違いにかかわらず出力電圧の精度を改善可能となる。
図4は、第二実施形態に係るオフセット制御回路3BおよびコンパレータErrCMPの回路図である。
オフセット制御回路3Bは、スロープ生成部32bと、差動対部33とを備える。差動対部33、およびコンパレータErrCMPは、第一実施形態と同様であるため、説明を省略する。
スロープ生成部32bでは、オフセット制御アンプ2から出力された制御信号VampがnMOSトランジスタMN1bのゲート端子に入力される。制御信号Vampは、帰還電圧Vfbの平均値と基準電圧Vrefとの差分に応じた制御信号であり、制御信号Vampを出力するオフセット制御アンプ2は、反転入力端子に帰還電圧Vfbおよび非反転入力端子に基準電圧Vrefが入力される。抵抗R3bは、nMOSトランジスタMN1bのソース端子と接地電圧との間に接続される。pMOSトランジスタMP1bおよびpMOSトランジスタMP2bはカレントミラー回路である。pMOSトランジスタMP1bのドレイン端子は、nMOSトランジスタMN1bのドレイン端子に接続される。pMOSトランジスタMP2bはnMOSトランジスタMN1bを流れる電流と同一値又は所定倍値の充電電流IoffsetbをキャパシタC2bに供給する。
キャパシタC2bは、一端が接地電位に接続され、他端がpMOSトランジスタMP2bのドレイン端子、nMOSトランジスタMN3bのドレイン端子、差動対部33のpMOSトランジスタMP4のゲート端子に接続される。そして、キャパシタC2bの他端に発生する電圧をスロープ電圧Vcとする。nMOSトランジスタMN3bのソース端子は接地電位に接続され、nMOSトランジスタMN3bのゲート端子には制御信号PWMが入力される。これにより、キャパシタC2bは、制御信号PWMがハイ・レベルとなる期間に放電され、スロープ電圧Vcは減少する。キャパシタC2bは、nMOSトランジスタMN3bのゲート端子に入力される制御信号PWMがロウ・レベルとなる期間にpMOSトランジスタMP2bにより充電電流Ioffsetbで充電される。キャパシタC2bの端子電圧であるスロープ電圧Vcは充電電流Ioffsetbの電流に基づいた割合で上昇する。
図5は、第二実施形態に係るオフセット制御アンプ2およびオフセット制御回路3Bによる、コンパレータErrCMPの制御を示す図である。制御信号PWMのサイクルに関して、第一実施形態と同様であるため、説明を省略する。
帰還電圧Vfbの平均値が基準電圧Vrefより高い場合、帰還電圧Vfbと基準電圧Vrefとの差電圧が大きいほど、オフセット制御アンプ2から出力される制御信号Vampの電圧は低くなる。
この時、制御信号Vampは、スロープ生成部32bが備えるnMOSトランジスタMN1bのゲート端子に入力される。制御信号Vampが低いほど、nMOSトランジスタMN1bのトランスコンダクタンスに応じて、nMOSトランジスタMN1bのソース・ドレイン電流がより減少する。よって、nMOSトランジスタMN1bとpMOSトランジスタMP1bとのソース・ドレイン電流はより減少する。よって、pMOSトランジスタMP1bのゲート端子と共有するnMOSトランジスタMN1bおよびpMOSトランジスタMP1bのドレイン端子に発生する電圧が増加する。これに応じて、pMOSトランジスタMP1bとゲート端子を共有するpMOSトランジスタMP2bのゲート端子に入力される電圧は増加する。よって、pMOSトランジスタMP2bが流すソース・ドレイン電流である充電電流Ioffsetbの電流量は減少する。制御信号Vampは、nMOSトランジスタMN1bのゲート端子に入力され、nMOSトランジスタMN1bが線形領域で駆動されるとき、制御信号Vampの電圧が低くなることに応じて、充電電流Ioffsetbの電流量が減少するように制御される。
よって、帰還電圧Vfbの平均値が基準電圧Vrefより高い場合、帰還電圧Vfbと基準電圧Vrefとの差電圧が大きいほど、キャパシタC2bに供給される電流が減少する。このことにより、キャパシタC2bの端子電圧であるスロープ電圧Vcが基準電圧Vref2と同じ電圧に達するまでの時間が長くなる。制御信号PWMへロウ・レベル遷移してから、スロープ電圧Vcが基準電圧Vref2と同じ電圧に達すると、コンパレータErrCMPの入力オフセット電圧がゼロになる。そして、帰還電圧Vfbが、基準電圧Vrefから時間と共に減少する負の入力オフセット電圧を減じた値、基準電圧Vref、または基準電圧Vrefに時間と共に増加する正の入力オフセット電圧を加えた値の、何れかの電圧値を下回った時点で、コンパレータErrCMPが出力する制御信号comp_outはロウ・レベルからハイ・レベルに切り替わる。図5は、コンパレータErrCMPの入力オフセット電圧がゼロの時点、帰還電圧Vfbが基準電圧Vrefを下回り、コンパレータErrCMPが出力する制御信号comp_outはロウ・レベルからハイ・レベルに切り替わる場合を示す。制御信号PWMがハイ・レベルに遷移するまでの期間をオフ期間とする。その結果、帰還電圧Vfbが基準電圧Vrefより電圧が高いほどオフ期間は長くなる。
オフ期間が長くなることにより、オン・デューティは減少する。よって、出力電圧Voutの平均値および帰還電圧Vfbは減少する。
次に、帰還電圧Vfbの平均値が基準電圧Vrefより低い場合、帰還電圧Vfbと基準電圧Vrefとの差電圧が大きいほど、オフセット制御アンプ2から出力される制御信号Vampの電圧は高くなる。
この時、制御信号Vampは、スロープ生成部32bが備えるnMOSトランジスタMN1bのゲート端子に入力される。制御信号Vampが高いほど、nMOSトランジスタMN1bのトランスコンダクタンスに応じて、nMOSトランジスタMN1bのソース・ドレイン電流がより増加する。よって、nMOSトランジスタMN1bとpMOSトランジスタMP1bとのソース・ドレイン電流はより増加する。よって、pMOSトランジスタMP1bのゲート端子と共有するnMOSトランジスタMN1bおよびpMOSトランジスタMP1bのドレイン端子に発生する電圧が減少する。これに応じて、pMOSトランジスタMP1bとゲート端子を共有するpMOSトランジスタMP2bのゲート端子に入力される電圧は減少する。よって、pMOSトランジスタMP2bが流すソース・ドレイン電流である充電電流Ioffsetbの電流量は増加する。制御信号Vampは、nMOSトランジスタMN1bのゲート端子に入力され、nMOSトランジスタMN1bが線形領域で駆動されるとき、制御信号Vampの電圧が高くなることに応じて、充電電流Ioffsetbの電流量が増加するように制御される。
よって、帰還電圧Vfbの平均値が基準電圧Vrefより低い場合、帰還電圧Vfbと基準電圧Vrefとの差電圧が大きいほど、キャパシタC2bに供給される電流が増加する。このことにより、キャパシタC2bの他端の電圧であるスロープ電圧Vcが基準電圧Vref2と同じ電圧に達するまでの時間が短くなる。制御信号PWMのロウ・レベルに遷移してから、スロープ電圧Vcが基準電圧Vref2と同じ電圧に達すると、コンパレータErrCMPの入力オフセット電圧がゼロになる。帰還電圧Vfbが、基準電圧Vrefから時間と共に減少する負の入力オフセット電圧を減じた値、基準電圧Vref、または基準電圧Vrefに時間と共に増加する正の入力オフセット電圧を加えた値の、何れかの電圧値を下回った時点で、コンパレータErrCMPが出力する制御信号comp_outはロウ・レベルからハイ・レベルに切り替わる。制御信号PWMがハイ・レベルに遷移するまでの期間をオフ期間とする。その結果、帰還電圧Vfbが基準電圧Vrefより電圧が高いほどオフ期間は短くなる。
これにより、オフ期間が短くなり、オン・デューティは増加する。よって、出力電圧Voutの平均値および帰還電圧Vfbは増加する。
帰還電圧Vfbと基準電圧Vrefとは、オフセット制御アンプ2に入力される。オフセット制御アンプ2は、帰還電圧Vfbの平均値と基準電圧Vrefとの差分に応じた制御信号Vampを出力する。制御信号Vampは、スロープ生成回路32bに入力され、キャパシタC2bへ供給される充電電流Ioffsetbの電流を制御する。キャパシタC2bの他端の電圧であるスロープ電圧Vcは、充電電流Ioffsetbの電流に基づいた割合で上昇する。よって、制御信号Vampは、スロープ電圧Vcが時間と共に増加する割合、すなわち、時間傾きを制御する。これにより、制御信号PWMがロウ・レベルに遷移してから、スロープ電圧Vcと基準電圧Vref2とが同じ電圧に達し、コンパレータErrCMPの入力オフセット電圧がゼロになるまでの期間を制御する。帰還電圧Vfbが基準電圧Vrefと比較し高いほど、時間傾きが減少し、スロープ電圧Vcと基準電圧Vref2とが同じ電圧に達し、コンパレータErrCMPの入力オフセット電圧がゼロになるまでの期間が長くなる。一方、帰還電圧Vfbが基準電圧Vrefと比較し低いほど、時間傾きが増加し、スロープ電圧Vcと基準電圧Vref2とが同じ電圧に達し、コンパレータErrCMPの入力オフセット電圧がゼロになるまでの期間が短くなる。制御信号PWMがロウ・レベルに遷移してから、帰還電圧Vfbが、基準電圧Vrefから時間と共に減少する負の入力オフセット電圧を減じた値、基準電圧Vref、または基準電圧Vrefに時間と共に増加する正の入力オフセット電圧を加えた値の、何れかの電圧値を下回った時点で、コンパレータErrCMPが出力する制御信号comp_outはロウ・レベルからハイ・レベルに切り替わる。そして、制御信号PWMがハイ・レベルに遷移するまでの期間をオフ期間とする。オフ期間が長くなるほど、オン・デューティは減少し、そして、出力電圧Voutは減少する。また、オフ期間が短くなるほど、オン・デューティは増加し、そして、出力電圧Voutは増加する。オン・デューティの増減を繰り返すことにより、帰還電圧Vfbの平均値が基準電圧Vrefに一致するように制御される。その結果、出力電圧Voutは、リップル電圧の大小にかかわらず基準電圧Vrefで設定される目標電圧に制御される。つまり、出力電圧Voutのリップルの違いにかかわらず出力電圧の精度を改善可能となる。
図6は、第三実施形態に係るオフセット制御回路3CおよびコンパレータErrCMPの回路図である。
オフセット制御回路3Cは、スロープ生成部32cと、差動対部33とを備える。コンパレータErrCMPは、第一実施形態と同様であるため、説明を省略する。
スロープ生成部32cは、キャパシタC2c、定電流源CS0c、およびnMOSトランジスタMN3cを備える。nMOSトランジスタMN3cは、ソース端子が接地電位に接続され、ドレイン端子にキャパシタC2cに接続され、差動対部33のpMOSトランジスタMP4のゲート端子に接続され、ゲート端子に制御信号PWMが入力される。
キャパシタC2cは、一端が接地電位に接続され、他端がnMOSトランジスタMN3cのドレイン端子、差動対部33のpMOSトランジスタMP4のゲート端子に接続される。キャパシタC2cの他端に発生する電圧をスロープ電圧Vcとする。これにより、キャパシタC2cは、制御信号PWMがハイ・レベルとなる期間に放電される。よって、キャパシタC2cの他端の電圧であるスロープ電圧Vcは減少する。キャパシタC2cは、制御信号PWMがロウ・レベルとなる期間に定電流源CS0cにより充電電流Ioffsetcで充電され、スロープ電圧Vcは充電電流Ioffsetcの電流に基づいた割合で上昇する。
差動対部33は、第一実施形態および第二実施形態の回路とは、pMOSトランジスタMP3のゲート端子に、オフセット制御アンプ2から出力された制御信号Vampが入力される点で異なる。
図7は、第三実施形態に係るオフセット制御アンプ2およびオフセット制御回路3Cによる、コンパレータErrCMPの制御を示す図である。制御信号PWMのサイクルに関して、第一実施形態と同様であるため、説明を省略する。
制御信号Vampは、帰還電圧Vfbの平均値と基準電圧Vrefとの差分に応じた制御信号であり、制御信号Vampを出力するオフセット制御アンプ2は、反転入力端子に基準電圧Vrefおよび非反転入力端子に帰還電圧Vfbが入力される。制御信号Vampは、差動対部33が備えるpMOSトランジスタMP3のゲート端子に入力される。スロープ電圧Vcは、差動対部33が備えるpMOSトランジスタMP4のゲート端子に接続される。
帰還電圧Vfbの平均値が基準電圧Vrefより高い場合、帰還電圧Vfbと基準電圧Vrefとの差電圧が大きいほど、オフセット制御アンプ2から出力される制御信号Vampの電圧は高くなる。
制御信号Vampの電圧が高いほど、制御信号PWMのロウ・レベルに遷移してから、充電電流Ioffsetcの電流に基づいた割合で上昇するキャパシタC2cの他端の電圧であるスロープ電圧Vcが制御信号Vampと同じ電圧に達するまでの時間が長くなる。スロープ電圧Vcが基準電圧Vampと同じ電圧に達すると、コンパレータErrCMPの入力オフセット電圧がゼロになる。そして、帰還電圧Vfbが、基準電圧Vrefから時間と共に減少する負の入力オフセット電圧を減じた値、基準電圧Vref、または基準電圧Vrefに時間と共に増加する正の入力オフセット電圧を加えた値の、何れかの電圧値を下回った時点で、コンパレータErrCMPが出力する制御信号comp_outはロウ・レベルからハイ・レベルに切り替わる。図7は、コンパレータErrCMPの入力オフセット電圧がゼロの時点で、帰還電圧Vfbが基準電圧Vrefを下回り、コンパレータErrCMPが出力する制御信号comp_outはロウ・レベルからハイ・レベルに切り替わる場合を示す。制御信号PWMがハイ・レベルに遷移するまでの期間をオフ期間とする。その結果、帰還電圧Vfbが基準電圧Vrefより電圧が高いほどオフ期間は長くなる。
これにより、オフ期間が長くなるほど、デューティ・サイクルは減少する。よって、オフ期間が長くなるほど出力電圧Voutの平均値および帰還電圧Vfbは減少する。
次に、帰還電圧Vfbの平均値が基準電圧Vrefより低い場合、帰還電圧Vfbと基準電圧Vrefとの差電圧が大きいほど、オフセット制御アンプ2は、制御信号Vampの電圧の出力電圧は低くなる。
制御信号Vampの電圧が低いほど、制御信号PWMのロウ・レベルに遷移してから、充電電流Ioffsetcの電流に基づいた割合で上昇するキャパシタC2cの他端の電圧であるスロープ電圧Vcが制御信号Vampと同じ電圧に達するまでの時間が短くなる。制御信号PWMのロウ・レベルに遷移してから、帰還電圧Vfbが、基準電圧Vrefから時間と共に減少する負の入力オフセット電圧を減じた値、基準電圧Vref、または基準電圧Vrefに時間と共に増加する正の入力オフセット電圧を加えた値の、何れかの電圧値を下回った時点で、コンパレータErrCMPが出力する制御信号comp_outはロウ・レベルからハイ・レベルへ切り替わる。制御信号PWMがハイ・レベルへ遷移するまでの期間をオフ期間とする。その結果、帰還電圧Vfbが基準電圧Vrefより電圧が高いほどオフ期間は短くなる。
これにより、オフ期間が短くなるほど、デューティ・サイクルは増加する。よって、オフ期間が短くなるほど出力電圧Voutの平均値および帰還電圧Vfbは増加する。
帰還電圧Vfbと基準電圧Vrefとは、オフセット制御アンプ2に入力される。オフセット制御アンプ2は、帰還電圧Vfbの平均値と基準電圧Vrefとの差分に応じた制御信号Vampを出力する。制御信号Vampは、差動対部33が備えるpMOSトランジスタMP3のゲート端子に入力され、pMOSトランジスタMP4のゲート端子にスロープ電圧Vcが入力される。制御信号Vampの電圧値に応じて、一定の時間傾きをもって上昇するスロープ電圧Vcと制御信号Vampとが同じ電圧に達するまでの時間が制御される。帰還電圧Vfbが基準電圧Vrefと比較し高いほど、制御信号Vampの電圧は増加し、スロープ電圧Vcと制御信号Vampとが同じ電圧に達し、コンパレータErrCMPの入力オフセット電圧がゼロになるまでの期間が長くなる。一方、帰還電圧Vfbが基準電圧Vrefと比較し低いほど、制御信号Vampの電圧は減少し、スロープ電圧Vcと制御信号Vampとが同じ電圧に達し、コンパレータErrCMPの入力オフセット電圧がゼロになるまでの期間が短くなる。制御信号PWMがロウ・レベルに遷移してから、ロープ電圧Vcと制御信号Vampとが同じ電圧に達し、帰還電圧Vfbが、基準電圧Vrefから時間と共に減少する負の入力オフセット電圧を減じた値、基準電圧Vref、または基準電圧Vrefに時間と共に増加する正の入力オフセット電圧を加えた値の、何れかの電圧値を下回った時点で、コンパレータErrCMPが出力する制御信号comp_outはロウ・レベルからハイ・レベルに切り替わる。そして、制御信号PWMがハイ・レベルに遷移するまでの期間をオフ期間とする。オフ期間が長くなるほど、オン・デューティは減少し、そして、出力電圧Voutは減少する。また、オフ期間が短くなるほど、オン・デューティは増加し、そして、出力電圧Voutは増加する。オン・デューティの増減を繰り返すことにより、帰還電圧Vfbの平均値が基準電圧Vrefに一致するように制御される。その結果、出力電圧Voutは、リップル電圧の大小にかかわらず基準電圧Vrefで設定される目標電圧に制御される。つまり、出力電圧Voutのリップルの違いにかかわらず出力電圧の精度を改善可能となる。
図8は、スイッチング電源装置1を搭載した電子機器を200示すブロック図である。電子機器200は、たとえばポータブル機器システム、パソコン、携帯電話、デジタルカメラが挙げられる。電子機器200は、バッテリ110、スイッチング電源装置1、負荷回路100を備える。バッテリ110は、たとえばリチウムイオン電池である。もしくは、複数のリチウムイオン電池ユニットを直列接続したものである。負荷回路100は、たとえば、アナログ回路、デジタル回路、マイクロプロセッサ、発光素子、表示素子、センサなどである。スイッチング電源装置1、またはスイッチング電源装置1d、は、バッテリ110からの出力電圧が入力され、所定の電圧に変換し、負荷回路100に対して電源電圧を供給する。
以上、詳細に説明したように、本発明の第一実施形態によれば、コンパレータErrCMPには帰還電圧Vfbと基準電圧Vrefとが入力される。コンパレータErrCMPに入力された帰還電圧Vfbが、基準電圧Vrefから時間と共に減少する負の入力オフセット電圧を減じた値、基準電圧Vref、または基準電圧Vrefに時間と共に増加する入力オフセット電圧を加えた値の、何れかの電圧値を下回った時点で、コンパレータErrCMPの出力信号である制御信号comp_outはロウ・レベルからハイ・レベルに切り替わる。そして、制御信号PWMがハイ・レベルに遷移し、スイッチング電源装置のスイッチングサイクルが始まる。帰還電圧Vfbが、基準電圧Vrefに時間と共に変化する負の入力オフセット電圧または正の入力オフセット電圧が付与され比較される結果、コンパレータErrCMPにおいて、オフセットの時間変化に係る傾きをもって比較が行われる。出力電圧Voutのリップル電圧に伴う帰還電圧Vfbの変動が小さい場合でも、電圧の期間変化が強調されて比較が行われる。これにより、コンパレータErrCMPの応答が早くなり、本願のコンパレータ方式のスイッチング電源装置において、高速応答の動作が確保される。
さらに、オフセット制御アンプ2は、帰還電圧Vfbの平均値と基準電圧Vrefとの差分に応じて、制御信号PWMがロウ・レベルに遷移してから、制御信号de_outのロウ・レベル遷移までの遅延期間を制御する。帰還電圧Vfbが基準電圧Vrefと比較し高いほど、遅延期間が長くなる。一方、帰還電圧Vfbが基準電圧Vrefと比較し低いほど、遅延期間が短くなる。制御信号PWMがロウ・レベルに遷移してから遅延時間経過後、コンパレータErrCMPの出力信号である制御信号comp_outはロウ・レベルからハイ・レベルに切り替わり、制御信号PWMがハイ・レベルに遷移する。この期間をオフ期間とすると、オフ期間が長くなるほど、オン・デューティは減少し、そして、出力電圧Voutは減少する。また、オフ期間が短くなるほど、オン・デューティは増加し、そして、出力電圧Voutは増加する。オン・デューティの増減を繰り返すことにより、帰還電圧Vfbの平均値が基準電圧Vrefに一致するように制御される。その結果、出力電圧Voutは、リップル電圧の大小にかかわらず基準電圧Vrefで設定される目標電圧に制御される。つまり、出力電圧Voutのリップルによらず、基準電圧Vrefにより設定される値に一致するように出力電圧Voutは制御される。つまり、出力電圧Voutのリップルの違いにかかわらず出力電圧の精度を改善可能となる。
また、本発明の第二実施形態は、オフセット制御アンプ2は、帰還電圧Vfbの平均値と基準電圧Vrefとの差分に応じて、スロープ電圧Vcが時間と共に増加する割合、すなわち、時間傾きを制御する。これにより、制御信号PWMがロウ・レベルに遷移してから、スロープ電圧Vcと基準電圧Vref2とが同じ電圧に達し、コンパレータErrCMPの入力オフセット電圧がゼロになるまでの期間が制御される。帰還電圧Vfbが基準電圧Vrefと比較し高いほど、時間傾きが減少し、コンパレータErrCMPの入力オフセット電圧がゼロになるまでの期間が長くなる。一方、帰還電圧Vfbが基準電圧Vrefと比較し低いほど、時間傾きが増加し、コンパレータErrCMPの入力オフセット電圧がゼロになるまでの期間が短くなる。コンパレータErrCMPの入力オフセット電圧がゼロになるまでの期間を制御することにより、オフ期間を制御することができる。その他の作用・効果については、第一実施形態の場合と同様である。
また、本発明の第三実施形態は、オフセット制御アンプ2は、帰還電圧Vfbの平均値と基準電圧Vrefとの差分に応じた制御信号Vampを出力する。制御信号Vampの電圧値に応じて、一定の時間傾きをもって上昇するスロープ電圧Vcと制御信号Vampとが同じ電圧に達するまでの時間が制御される。帰還電圧Vfbが基準電圧Vrefと比較し高いほど、コンパレータErrCMPの入力オフセット電圧がゼロになるまでの期間が長くなる。一方、帰還電圧Vfbが基準電圧Vrefと比較し低いほど、コンパレータErrCMPの入力オフセット電圧がゼロになるまでの期間が短くなる。コンパレータErrCMPの入力オフセット電圧がゼロになるまでの期間を制御することにより、オフ期間を制御することができる。その他の作用・効果については、第一実施形態の場合と同様である。
尚、本発明は前記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることは言うまでもない。例えば、図9に示すように、図1に含まれるオン期間生成回路6を発振回路7に置き換えるなどの、周波数固定のコンパレータ方式も同様に適応できる。
第一実施形態の定電流源CS0a、および第三実施形態の定電流源CS0cはコイル電流に応じた電流を流す電流源に置き換えても良い。
また、第一実施形態および第二実施形態において、差動対部33は、抵抗R4とpMOSトランジスタMP3とを取り除き、定電流源CS1と、抵抗R5と、pMOSトランジスタMP4とを備える回路に置き換えても良い。例えば、pMOSトランジスタMP4のソース端子は抵抗R4を介し定電流源CS1と接続され、ゲート端子はスロープ電圧Vcが入力され、pMOSトランジスタMP4のドレイン端子はノードNI+に接続される。差動対部33は、ノードNI+を介しオフセット制御電流Io+をコンパレータErrCMPに供給する。このことにより、コンパレータErrCMPの入力オフセット電圧は、オフセット制御電流Io+の電流によって制御される。
ここで、スイッチング電源制御回路11は電源コントローラの一例、帰還電圧Vfbはフィードバック電圧の一例、コンパレータErrCMPは比較器の一例、スロープ生成部32a、32b、又は32cおよび差動対部33はオフセット付与回路の一例、オフセット制御アンプ2は増幅器の一例、遅延生成部31aは遅延回路の一例、スロープ生成部32a、32b、又は32は充電回路の一例、基準電圧Vref2又は制御電圧Vampは所定電圧の一例、差動対部33は差動対の一例である。
1、1d スイッチング電源装置
2 オフセット制御アンプ
3 オフセット制御回路
4 AST回路
5 RSフリップフロップ
6 オン期間生成回路
ErrCMP コンパレータ
SW1、SW2 スイッチ
R1、R2 抵抗
L インダクタ
Co キャパシタ
11、11d スイッチング電源制御回路
31a 遅延生成部
32a、32b、32c スロープ生成部
33 差動対部
100 負荷回路
200 電子機器

Claims (8)

  1. コンパレータ方式の電源コントローラであって、
    出力電圧に対応するフィードバック電圧と基準電圧とを比較し、前記基準電圧に対して前記フィードバック電圧が低下することに応じて電力供給を指示する比較器と、
    前記電力供給の終了後の期間に、前記電力供給を指示する前記フィードバック電圧が前記基準電圧を超えて低電圧となるオフセットを初期値として、時間経過に応じて電圧値が減少するオフセットを前記比較器に付与するオフセット付与回路と、
    前記基準電圧に対する前記フィードバック電圧の差電圧を増幅する増幅器とを備え、
    前記オフセット付与回路は、前記増幅器の出力電圧に応じて前記差電圧の大きくなるほど前記オフセットの変化の割合を大きくすることを特徴とする電源コントローラ。
  2. 前記オフセット付与回路は、
    前記増幅器の出力電圧に応じて前記オフセットの時間変化の開始タイミングを遅延する遅延回路を備えることを特徴とする請求項1に記載の電源コントローラ。
  3. 前記オフセット付与回路は、
    前記遅延回路からの前記オフセットの時間変化の開始指令に応じて充電を開始する充電回路と、
    前記充電回路の出力電圧と所定電圧とが入力される差動対とを備え、
    前記差動対により分流される電流は、前記比較器の負荷に流れることを特徴とする請求項2に記載の電源コントローラ。
  4. 前記オフセット付与回路は、
    前記増幅器の出力電圧に応じて充電電流が制御される充電回路を備え、
    前記充電回路の出力電圧に応じて前記オフセットの時間変化が調整されることを特徴とする請求項1に記載の電源コントローラ。
  5. 前記オフセット付与回路は、
    前記充電回路の出力電圧と所定電圧とが入力される差動対とを備え、
    前記差動対により分流される電流は、前記比較器の負荷に流れることを特徴とする請求項4に記載の電源コントローラ。
  6. 前記オフセット付与回路は、
    前記電力供給の終了に応じて充電を開始する充電回路と、
    前記充電回路の出力電圧と前記増幅器の出力電圧とが入力される差動対とを備え、
    前記差動対により分流される電流は、前記比較器の負荷に流れることを特徴とする請求項1に記載の電源コントローラ。
  7. コンパレータ方式の電源と、
    前記電源より給電される負荷回路とを備え、
    前記電源は、
    出力電圧に対応するフィードバック電圧と基準電圧とを比較し、前記基準電圧に対して前記フィードバック電圧が低下することに応じて電力供給を指示する比較器と、
    前記電力供給の終了後の期間に、前記電力供給を指示する前記フィードバック電圧が前記基準電圧を超えて低電圧となるオフセットを初期値として、時間経過に応じて電圧値が減少するオフセットを前記比較器に付与するオフセット付与回路と、
    前記基準電圧に対する前記フィードバック電圧の差電圧を増幅する増幅器とを備え、
    前記オフセット付与回路は、前記増幅器の出力電圧に応じて前記差電圧の大なるほど前記オフセットの変化の割合を大きくすることを特徴とする電子機器。
  8. コンパレータ方式の電源の制御方法であって、
    出力電圧に対応するフィードバック電圧と基準電圧とを比較するステップと、
    前記基準電圧に対して前記フィードバック電圧が低下することに応じて電力供給を指示するステップとを備え、
    前記比較のステップでは、前記電力供給の終了後の期間に、前記電力供給を指示する前記フィードバック電圧が前記基準電圧を超えて低電圧となるオフセットを初期値として、時間経過に応じて電圧値が減少するオフセットを付与するステップを備え、
    前記オフセット付与のステップでは、前記基準電圧に対する前記フィードバック電圧の差電圧が大なるほど前記オフセットの変化の割合を大きくするステップを備えることを特徴とする電源の制御方法。
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