JP2012051237A - 液滴吐出ヘッド、インクカートリッジ及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 インクが吐出されるノズル孔を有し、かつ振動板によって一部が形成された個別液室を備えた液室基板と、振動板に設けられ、電圧の印加によって個別液室に圧力を発生させてノズル孔からインクを吐出させる圧電素子30とを有するインクジェットヘッド61であって、圧電素子30と電気的に並列に接続された保護素子31を備えている。
【選択図】図3
Description
その中で近年、半導体プロセスやマイクロマシニング技術の進歩により、パターニング加工技術が確立され、かつ、コストの安いSi基板に加圧室及びピエゾ素子を直接形成する薄膜ピエゾ方式のアクチュエータが考案されている。
また、ユーザー取り扱い時に発生する静電気で基板温度検出素子であるダイオードセンサが破壊されることを防止する目的で、保護ダイオードを搭載したものも知られている(例えば、特許文献2参照)。
前記圧電素子と電気的に並列に接続された保護素子を備えたものである。
また、製造工程におけるプラズマ工程や静電放電により高電圧がかかるときは、保護素子によって高電圧がグランドに吸収されてアクチュエータである圧電素子及び振動板等の破壊を防止することができる。これにより、長寿命化を実現でき、信頼性を向上することができる。また、製品歩留まりの向上を図ることができ、低コスト化を実現できる。
図1は実施形態に係るインクジェットヘッドのインク滴の吐出側から視た一部を断面視した分解斜視図、図2は実施形態に係るインクジェットヘッドを示す図であって、(a)は保護基板を除いた液室基板の保護基板との接合面側の平面図、(b)は(a)におけるX−X断面図、(c)は(a)におけるY−Y断面図、図3は実施形態に係るインクジェットヘッドの電気回路図である。
振動板9を構成する領域には、共通電極12、圧電体13及び上部電極14が順に形成されており、圧電体13は、圧電素子30としてパターニングされ、この圧電素子30及び振動板9等からアクチュエータが構成されている。
図4及び図5は実施形態に係るインクジェットヘッドの製造工程を説明する図である。
その後、圧電素子30の上部電極14及び共通電極12を駆動源32に接続する。
各個別液室17には、インク供給口21から共通液室19を経由してインクが供給される。
そして、各個別液室17がインクにより満たされた状態で、駆動源32によって圧電素子30の上部電極14と共通電極12との間に電圧が印加されると、圧電素子30の圧電体13が横振動モードで変形して縮み、圧電素子30と密着している振動板9全体が個別液室17側に凸形状に変形する。
したがって、このインクジェットヘッド61では、駆動源32からパルス電圧を連続的に繰り返し印加させることにより、ノズル孔20からインク滴を連続的に吐出させることができる。
特に、P型Si結晶からなる液室基板1へN型Si領域を形成することにより、保護素子31として機能するツェナーダイオードを埋め込んだので、配線の容易化及び小型化を図ることができる。
次に、本実施形態に係るインクカートリッジについて説明する。
図6は実施形態に係るインクカートリッジの下方側から視た斜視図である。
このインクカートリッジ60では、インクタンク62に貯留されたインクが、インクジェットヘッド61のインク供給口21から共通液室19を経由して個別液室17へ供給される。そして、駆動源32によって圧電素子30に電圧が印加されると、個別液室17内の圧力が急激に上昇し、ノズル孔20からインク滴が記録紙等のメディアへ吐出され、メディアへ印刷が行われる。
次に、本発明に係る画像形成装置であるインクジェット記録装置について説明する。
図7は実施形態に係るインクジェット記録装置の内部構造を説明する斜視図、図8は実施形態に係るインクジェット記録装置の内部構造を説明する側面図である。
また、インクジェット記録装置200は、記録終了信号の入力、または用紙83の後端が記録領域に到達した旨の信号を受けることにより、記録動作を終了させ用紙83を排紙する。
9 振動板
11 N型ドープ領域(N型領域)
17 個別液室(液室)
20 ノズル孔(ノズル)
30 圧電素子
31 保護素子
60 インクカートリッジ
61 インクジェットヘッド(液滴吐出ヘッド)
62 インクタンク
200 インクジェット記録装置(画像形成装置)
Claims (5)
- 液体が吐出されるノズルを有し、かつ振動板によって一部が形成された液室を備えた液室基板と、前記振動板に設けられ、電圧の印加によって前記液室に圧力を発生させて前記ノズルから液体を吐出させる圧電素子とを有する液滴吐出ヘッドであって、
前記圧電素子と電気的に並列に接続された保護素子を備えていることを特徴とする液滴吐出ヘッド。 - 前記保護素子は、前記液室基板に埋め込まれたツェナーダイオードであることを特徴とする請求項1に記載の液滴吐出ヘッド。
- 前記液室基板は、P型Si結晶からなり、この液室基板にN型領域を形成することで前記ツェナーダイオードが形成されていることを特徴とする請求項2に記載の液滴吐出ヘッド。
- インク滴を吐出する液滴吐出ヘッドと、この液滴吐出ヘッドにインクを供給するインクタンクとを一体化したインクカートリッジであって、
前記液滴吐出ヘッドが請求項1から3のいずれか一項に記載の液滴吐出ヘッドであることを特徴とするインクカートリッジ。 - 液滴吐出ヘッドから液滴を吐出させて画像を形成する画像形成装置であって、
前記液滴吐出ヘッドが請求項1から3のいずれか一項に記載の液滴吐出ヘッドであることを特徴とする画像形成装置。
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