JP6701784B2 - 液体吐出ヘッド、液体吐出ユニット及び液体を吐出する装置 - Google Patents
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Description
本発明は、共通液室、該共通液室に連通する加圧液室、該加圧液室の一側を覆う振動板、及び、前記加圧液室と対向して設けられた圧電素子を有するアクチュエータ基板と、前記アクチュエータ基板の前記圧電素子側に、前記アクチュエータ基板と接着剤で接合された支持基板と、を有する液体吐出ヘッドであって、前記支持基板は、前記アクチュエータ基板と前記接着剤を介して接合する接合部を有し、該接合部は、前記アクチュエータ基板側にラウンド形状又はテーパー形状を有していることを特徴とする。以下詳細を説明する。
図1は、本発明に係る液体吐出ヘッドの一実施形態における加圧液室15の短手方向の断面模式図であり、図2は、同実施形態における加圧液室15の長手方向の断面模式図である。
図1、図2に示すように、本実施形態に係る液体吐出ヘッドは、アクチュエータ基板100に、共通液室18、加圧液室15、振動板13、液体を吐出させるためのエネルギーを発生する圧電素子12を形成している。
また、共通液室18に連通する各加圧液室15は加圧液室隔壁14で仕切られている。圧電素子12は電気機械変換膜20が共通電極10、個別電極11に挟まれてなり、各電極層に配線層42(引き出し配線)を積層し電圧を印加する。加圧液室15は、一側を振動板13により覆われ、他側をノズル基板300により覆われることにより形成されている。
これらアクチュエータ基板100、支持基板200、ノズル基板300を接合することにより、液体吐出ヘッドが形成されている。
本実施形態の接合部48はラウンド部70を有しており、余剰の接着剤49がラウンド形状の部分を通り、基板の垂直方向、すなわち支持基板200側に流れるため、振動板13に接着剤49がはみ出さないようになっている。
本実施形態における液体吐出ヘッドの製造の一例について図1を参照しつつ説明する。
ここで、圧電素子12の成膜方法は、スピンコート法に限らず、例えばスパッタ法、イオンプレーティング法、エアーゾル法、ゾルゲル法、あるいはインクジェット法等などで成膜してもよい。そして、リソグラフィーエッチング法により、後に形成する加圧液室15に対応する位置に電気機械変換膜20と個別電極11を形成する。なお、接合部48の位置とは別の箇所に、対応する圧電素子12を形成する。
次に個別電極11と配線層42とを接続する接続孔をリソグラフィーエッチング法で形成する。ここで図示していないが、共通電極10も配線層42と接続する場合は、同様に接続孔を形成する。
なお、支持基板200の接合部48をラウンド形状にするには、特に制限されるものではなく、適宜変更することが可能であるが、例えばラウンド形状とする部分にグレースケールマスクを適用し、リソグラフィーエッチング法によりパターンを得ることができる。
なお、アルカリ溶液による異方性ウェットエッチング以外にICPエッチャーを用いたドライエッチングで加圧液室15、共通液室18、流体抵抗部17を形成してもよい。
次に、本発明に係る他の実施形態について説明する。上記実施形態と共通するものについては説明を省略する。図3に本実施形態に係る液体吐出ヘッドの断面模式図を示す。図3は図1と同様に加圧液室15の短手方向の断面模式図である。
次に、本発明に係る他の実施形態について説明する。上記実施形態と共通するものについては説明を省略する。図4に本実施形態に係る液体吐出ヘッドの断面模式図を示す。図4は図1と同様に加圧液室15の短手方向の断面模式図である。
また、凹部60の形状としては、図示されるものに限られず、凹み部分が丸みを帯びたラウンド形状であってもよいし、傾斜角を有するテーパー形状であってもよい。
例えば、図5の構成では接着剤の塗布膜厚を3μmとしている。これにより接合部48の側面も接合に作用するため、実質的な接合面積が増加する。これにより接着剤のはみ出しを抑制しつつ、接合信頼性を高め、かつ基板剛性を高めることができる。
次に、本発明に係る他の実施形態について説明する。上記実施形態と共通するものについては説明を省略する。図6に本実施形態に係る液体吐出ヘッドの断面模式図を示す。図6は図1と同様に加圧液室15の短手方向の断面模式図である。
凹部51の形状としては、単純な凹形状に限られず、適宜変更することが可能であり、例えば複数の凹みを設けたり、凹みの中に段をつけてもよい。
次に、本発明に係る液体を吐出する装置の一例について図7及び図8を参照して説明する。図7は同装置の要部平面説明図、図8は同装置の要部側面説明図である。
11 個別電極
12 圧電素子
13 振動板
14 加圧隔壁
15 加圧液室
16 ノズル
18 共通液室
19 共通液体供給路
20 電気機械変換膜
41 引き出し配線パッド部
42 配線層
45 層間絶縁膜
48 接合部
49 接着剤
50 パッシベーション膜
51 凹部
60 凹部
66 液体供給口
67 ザグリ
70 ラウンド部
71 テーパー部
90 インクジェット記録装置
91 印字機構部
92 用紙
93 給紙カセット
94 手差しトレイ
95 排紙トレイ
96 主ガイドロッド
97 従ガイドロッド
98 キャリッジ
99 インクカートリッジ
100 アクチュエータ基板
101 主走査モーター
102 駆動プーリ
103 従動プーリ
104 タイミングベルト
105 給紙ローラー
106 フリクションパッド
107 ガイド部材
108 搬送ローラー
109 搬送コロ
110 先端コロ
111 印写受け部材
112 搬送コロ
113、115 拍車
114 排紙ローラー
116、117 ガイド部材
118 回復装置
200 支持基板
300 ノズル基板
401 ガイド部材
403 キャリッジ
404 液体吐出ヘッド
405 主走査モータ
406 駆動プーリ
407 従動プーリ
408 タイミングベルト
410 用紙
412 搬送ベルト
413 搬送ローラ
414 テンションローラ
416 副走査モータ
417 タイミングベルト
418 タイミングプーリ
420 維持回復機構
421 キャップ部材
422 ワイパ部材
440 液体吐出ユニット
441 ヘッドタンク
442 カバー
443 コネクタ
444 流路部品
491A、491B 側板
491C 背板
493 主走査移動機構
494 供給機構
495 搬送機構
450 液体カートリッジ
451 カートリッジホルダ
452 送液ユニット
456 チューブ
Claims (5)
- 共通液室、該共通液室に連通する加圧液室、該加圧液室の一側を覆う振動板、及び、前記加圧液室と対向して設けられた圧電素子を有するアクチュエータ基板と、
前記アクチュエータ基板の前記圧電素子側に、前記アクチュエータ基板と接着剤で接合された支持基板と、を有する液体吐出ヘッドであって、
前記支持基板は、前記アクチュエータ基板と前記接着剤を介して接合する接合部を有し、
該接合部は、前記アクチュエータ基板側にラウンド形状又はテーパー形状を有し、
前記アクチュエータ基板は、前記支持基板の接合部と接合する部分であって前記振動板上に凹部を有し、該凹部で前記接着剤を介して前記接合部と接合し、
前記凹部は、前記支持基板の接合部の側壁における少なくとも一部と、前記凹部の側壁における少なくとも一部とが前記接着剤を介して接合するように形成されているとともに、該凹部の最上面は前記支持基板の接合部と接合しないことを特徴とする液体吐出ヘッド。 - 前記支持基板の接合部は、前記アクチュエータ基板側に凹部を有していることを特徴とする請求項1に記載の液体吐出ヘッド。
- 請求項1又は2に記載の液体吐出ヘッドを備えていることを特徴とする液体吐出ユニット。
- 前記液体吐出ヘッドに供給する液体を貯留するヘッドタンク、前記液体吐出ヘッドを搭載するキャリッジ、前記液体吐出ヘッドに液体を供給する供給機構、前記液体吐出ヘッドの維持回復を行う維持回復機構、前記液体吐出ヘッドを主走査方向に移動させる主走査移動機構の少なくともいずれか一つと前記液体吐出ヘッドとを一体化したことを特徴とする請求項3に記載の液体吐出ユニット。
- 請求項1若しくは2に記載の液体吐出ヘッド、又は、請求項3若しくは4に記載の液体吐出ユニットを備えていることを特徴とする液体を吐出する装置。
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