JP2007076128A - 液体吐出ヘッド及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 積層型圧電素子の平坦な接合面と振動板の平坦な連結部とを接合しているにもかかわらず、積層型圧電素子の変位の伝達効率ないし駆動効率が低い。
【解決手段】 記録液の液滴を吐出するノズル4と、このノズル4が連通する液室6と、この液室6の壁面を形成する振動板2と、この振動板2を変位させる積層型圧電素子12とを備え、積層型圧電素子12は、電圧印加で変位を生じる活性部31と変位を生じない不活性部32とを有し、振動板2に連結部11を介して連結する積層型圧電素子12の活性部31の長手方向長さLpが、変位を生じたときに振動板2の連結部11との連結面に凹みが生じない長さである。
【選択図】 図6

Description

本発明は液体吐出ヘッド及び画像形成装置に関し、特に積層型圧電素子を用いる液体吐出ヘッド及びこの液体吐出ヘッドを備える画像形成装置に関する。
プリンタ、ファクシミリ、複写装置、これらの複合機等の画像形成装置として、例えばインクジェット記録装置が知られている。インクジェット記録装置は、液体吐出ヘッドを記録ヘッドに用いて、記録紙等の被記録媒体(以下「用紙」と称するが、材質を紙に限定するものではなく、記録媒体、転写紙、転写材、被記録材などとも称される。)に記録液としてのインク滴を吐出して記録(画像形成、印写、印字、印刷なども同義語で使用する。)を行なうものである。
液体吐出ヘッドとしての例えばインクジェットヘッドとしては、液室内の液体であるインクを加圧する圧力を発生するための圧力発生手段として圧電体、特に圧電層と内部電極を交互に積層した積層型圧電素子を用いて、積層型圧電素子のd33又はd31方向の変位で液室の壁面を形成する弾性変形可能な振動板を変形させ、液室内容積/圧力を変化させて液滴を吐出させるいわゆるピエゾ型のものが知られている。
特開2003−051627号公報 特開平11−277745号公報
このような積層型圧電素子を用いた液体吐出ヘッドにおいて、圧電素子の変位を効率的に振動板に伝達するために、特許文献3に記載されているように、圧力伝達部材の圧力室と対向する面積が積層圧電素子の該面積よりも大きく、積層圧電素子の圧力伝達部材と接合される面に、凹形状、または凸形状を有し、且つ圧力伝達部材の積層圧電素子と接合される面に、凸形状、または凹形状を有し、圧力伝達部材に接合される積層圧電素子の端面における活性部の両側に凹部が形成されているようにしたものがある。
特許第3486913号公報
ところで、従来の積層型圧電素子を用いた液体吐出ヘッドにおいて、例えば上記特許文献3にも記載されているように積層型圧電素子を振動板の連結部に接合して振動板に変位を伝達するような構成としたとき、積層型圧電素子の接合面が平坦面を維持したまま平行移動するか、あるいは、両端部に不活性部がある場合には、不活性部が変位しないことから接合面の中央部が凸状になるように変形すると認識されている。
ところが、実際には、積層型圧電素子の平坦な接合面と振動板の平坦な連結部とを接合して積層型圧電素子を駆動しても、積層型圧電素子の変位が振動板の変位に十分に伝達されず、積層型圧電素子の変位の伝達効率ないし駆動効率が低いということが問題になっている。
そこで、本発明者らはその原因を追求したところ、積層型圧電素子の接合面は平坦面であるにもかかわらず、積層型圧電素子に電圧を印加して変位させると、接合面には凹みが生じていることが判明した。
本発明は上記の課題と知見に基づいてなされたものであり、変位伝達効率を向上した液体吐出ヘッド及びこの液体吐出ヘッドを備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明に係る液体吐出ヘッドは、積層型圧電素子の活性部の長手方向長さが、変位を生じたときに振動板の連結部との連結面に凹みが生じない長さである構成とした。
ここで、活性部の長手方向の長さLp(μm)は、連結部の長手方向の長さLj(μm)に対して、Lp≦Lj+500、の関係にあることが、特に、Lp≧Lj+300、の関係にあることが好ましい。また、活性部の長手方向の長さLp(μm)は、1100(μm)より長く、1500(μm)より短いことが好ましい。さらに、不活性部の長手方向の長さLu(μm)は、活性部の長手方向の長さLp(μm)に対して、Lu≦−0.5×Lp+950、の関係にあることが好ましく、この場合、不活性部の長手方向の長さLu(μm)は100(μm)以上であることが好ましい。
また、積層型圧電素子と振動板とは、活性部内に配置された連結部のみで連結され、不活性部は振動板とは連結されていないことが好ましい。
本発明に係る画像形成装置は、本発明に係る液体吐出ヘッドを備えているものである。
本発明に係る液体吐出ヘッドによれば、積層型圧電素子の活性部の長手方向長さが、変位を生じたときに振動板の連結部との連結面に凹みが生じない長さである構成としたので、積層型圧電素子の変位を振動板にそのまま伝達することができて変位伝達効率が向上し、滴吐出効率が向上する。
本発明に係る画像形成装置によれば、本発明に係る液体吐出ヘッドを備えているので、駆動効率が高く、滴吐出特性が良好で、高画質画像を安定して形成することができる。
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照して説明する。本発明に係る液体吐出ヘッドの第1実施形態について図1ないし図5を参照して説明する。なお、図1は同ヘッドの分解斜視説明図、図2は同ヘッドの長手方向に沿う断面説明図、図3は図2の要部拡大図、図4及び図5は同ヘッドの液室短手方向に沿う異なる例を示す断面説明図である。
この液体吐出ヘッドは、例えば単結晶シリコン基板で形成した流路板1と、この流路板1の下面に接合した振動板2と、流路板1の上面に接合したノズル形成部材であるノズル板3とを有し、これらによってインク滴を吐出するノズル4が連通路5を介して連通する加圧液室6、流体抵抗部7、流体抵抗部7を介して液室6と連通する連通部9を形成し、連通部9に振動板2に形成した供給口10を介してフレーム部材17に形成した共通液室8から記録液(例えばインク)を供給する。なお、各液室6間は隔壁6Aによって隔てられている。
そして、液室6の壁面を形成する振動板2の面外側(液室6と反対面側)に、各加圧液室6に対応して、振動板2に形成した連結部11を介して圧力発生手段としての積層型圧電素子12の上端部を接合し、この積層型圧電素子12の下端部は支持基板13に接合して固定している。なお、支持基板13は圧電素子12の各列毎に分割した構成とすることもできる。
この圧電素子12は、圧電材料層14と内部電極15a、15bとを交互に積層したものである。この場合、圧電素子12の圧電方向としてd33方向の変位を用いて液室6内インクを加圧する構成としている。なお、圧電素子12は1つの支持基板13上に2列配置しているが、各列毎に支持基板を設ける構成でもよいし、また、3列以上配置する構成でもよい。
また、流路板1及び振動板2の周囲は例えばエポキシ系樹脂或いはポリフェニレンサルファイトで射出成形により形成したフレーム部材17に接着接合し、このフレーム部材17と支持基板13とは図示しない部分を接着剤などで相互に固定している。そして、このフレーム部材17には前述した共通液室8を形成するとともに、この共通液室8に外部から記録液を供給するための図示しない供給路(連通管)を形成し、この供給路は更に図示しない記録液カートリッジなどの記録液供給源に接続される。なお、フレーム部材17は2分割しているが1つの部材でも良い。
さらに、圧電素子12には駆動信号を与えるために半田接合又はACF(異方導電性膜)接合若しくはワイヤボンディングでFPCケーブル18を接続し、このFPCケーブル18には各圧電素子12に選択的に駆動波形を印加するための駆動回路(ドライバIC)19を実装している。
ここで、流路板1は、例えば結晶面方位(110)の単結晶シリコン基板を水酸化カリウム水溶液(KOH)などのアルカリ性エッチング液を用いて異方性エッチングすることで、連通路5、加圧液室6となる貫通穴、流体抵抗部7、連通部9などを構成する溝部をそれぞれ形成している。
振動板2はニッケル(Ni)の金属プレートから形成したもので、エレクトロフォーミング法(電鋳)で製造している。この振動板2は加圧液室6に対応する部分を、変形を容易にするための薄肉部とし、中央部には圧電素子12と接合するための連結部11を設けている。
なお、液室短手方向(ノズル4の並び方向)では、図4に示すように、圧電素子12と支柱部22を交互に配置したバイピッチ構造とすることもできるし、あるいは、図5に示すように、支柱部22を設けないノーマルピッチ構造とすることもできる。
ノズル板3は、ニッケル(Ni)の金属プレートから形成したもので、エレクトロフォーミング法(電鋳)で製造している。このノズル板3には各加圧室6に対応して直径10〜35μmのノズル4を形成し、流路板1に接着剤接合している。そして、このノズル板3の液滴吐出側面(吐出方向の表面:吐出面、又は液室6側と反対の面)には、シリコーン樹脂によって形成した撥水層を設けている。
このように構成した液体吐出ヘッドにおいては、例えば押し打ち方式で駆動する場合には、図示しない制御部から記録する画像に応じて複数の圧電素子2に20〜50Vの駆動パルス電圧を選択的に印加することによって、パルス電圧が印加された圧電素子12が変位して振動板2をノズル板3方向に変形させ、液室6の容積(体積)変化によって液室6内の液体を加圧することで、ノズル板3のノズル4から液滴が吐出される。そして、液滴の吐出に伴って液室6内の圧力が低下し、このときの液流れの慣性によって液室6内には若干の負圧が発生する。この状態の下において、圧電素子12への電圧の印加をオフ状態にすることによって、振動板2が元の位置に戻って液室6が元の形状になるため、さらに負圧が発生する。このとき、図示しない液タンクに通じる液供給パイプから入った液は、液室6内に充填され、次の駆動パルスの印加に応じて液滴がノズル4から吐出される。
そこで、積層型圧電素子12の詳細について図6以降をも参照して説明する。
上述したように、圧電素子12は、圧電材料層14と内部電極15a、15bとを交互に積層したものであり、図6に示すように、内部電極15a、15bが圧電材料層14を介して対向した領域は電圧を印加することで変位を生じる活性部31となり、内部電極15a、15bが圧電材料層14を介して対向していない長手方向の両端部は電圧を印加することで変位を生じない不活性部32となる。そして、活性部31の上端面に振動板2の連結部11を接合している。
ここで、圧電素子12の活性部31の長手方向長さ(以下「活性部長」ともいう。)Lpを長くすれば、圧電素子12の総変位は増えるが、実際は、連結部11に接続された領域のみ、振動板2の変形、即ち加圧液室6に対する圧力印加に寄与する。
そこで、本発明者らは圧電素子12の活性部長Lpを1400μm、1600μmの2種類とし、不活性部32の長手方向長さ(以下「不活性部長」ともいう。)Luを150μmで固定して、圧電素子12を駆動したときの圧電素子12と連結部11の接触面(連結面)の変位分布を測定した。この結果を図7に示している。
この図7から分かるように、この例では、活性部長Lpが1400μmでは変位後も圧電素子12の接触面(上端面)は凹みのない平坦面であるのに対し、活性部長Lpが1600μmになると、連結部11と連結する中央付近が凹み変位量が減少していることが判る。このように、圧電素子12を駆動したときに連結部11との連結面に凹みが生じると、圧電素子12の変位を振動板2に対して効率的に伝達することができなくなる。
これを確認するために、圧電素子12の活性部長Lpをパラメータとして液室6で発生する圧力の値について数値シミュレーションを行なった。この結果を図8に示している。この図8から判るように、ある活性部長Lpで液室圧力がピークを持つ特性になる。即ち、活性部長Lpが液室圧力がピーク値になる長さよりも短い場合には、活性部長Lpの長さが十分でないため、活性部長Lpの増大に伴い、圧電素子12の総変位量が増えることから圧力は増加するが、ピーク値になる長さを超えると、図7に示したように、連結面の中央付近に凹みが生じて変位量が減るため、液室圧力が増加しなくなる。
したがって、圧電素子12の活性部長Lpは駆動したときに連結面に凹みが生じない長さにすることで、変位伝達効率が向上し、滴吐出効率ないし駆動効率が向上する。圧電素子の活性部長を液室圧力がピーク値になるときの長さよりも長くしても、大型化によるコスト上昇を招くだけで、特性はむしろ低下することになる。
次に、圧電素子12の活性部長Lpと連結部11の長手方向長さ(以下「連結部長)という。)Ljとの関係について説明する。
上述した液室圧力がピーク値を示す活性部長Lpは、連結部長Ljによって変化する。そこで、活性部長Lpと連結部長Ljの関係を変えた場合の圧力がピーク値になる構成について実験を行なった。
ここでは、活性部長Lpと連結部長Ljの差、即ち(Lp−Lj)をパラメータとし、連結部長Lj及び不活性部長Luを固定し、活性部長Lpを変えたときの、液室圧力の変化を評価し、圧力が最大となるときの活性部長Lpから、(Lp−Lj)の値を求めることとした。この結果を図9に示している。
この図9から判るように、連結部長Ljを長くしていく場合、(Lp−Lj)の最適値は減少していくが、短くしていくと、ある値で一定になる。このときの(Lp−Lj)の最大値は、図9から500μm程度となっている。不活性部長Luをこれ以上短くすることは現実的でないことから、(Lp−Lj)の値は、最大でも500μmとするのが良い。これ以上、(Lp−Lj)を大きくすると、大型化によるコスト上昇及び駆動効率低下といった問題のみ発生し、メリットがない。(Lp−Lj)をこの値よりも小さくすることは、駆動効率の面では低下するが、小型化によるコストメリットは発生する。
したがって、圧電素子の活性部長Lp(μm)は、長い方向では、連結部長Lj(μm)に対して、Lp≦Lj+500(μm)の関係にあるようにすることが好ましい。これにより、圧電素子の小型化によるヘッドの小型化と駆動効率の向上との調和を図ることができる。
次に、圧電素子の活性部長Lpと連結部長Ljとの差(Lp−Lj)を、あまり小さくすると、圧電素子の極度の小型化による、相互干渉特性の劣化、即ち支持部22による支持力低下といった問題が発生する。
そこで、圧電素子と加圧液室、及び連結部の構成を変えて相互干渉特性について比較した。この結果を図10に示している。ここで、
構成1:加圧液室長1500μm 連結部長1200μm 不活性部長300μm
構成2:加圧液室長1300μm 連結部長1200μm 不活性部長150μm

構成3:加圧液室長1100μm 連結部長1100μm 不活性部長150μm
とした。
ここでは、相互干渉を示す指標として、加圧液室の圧力最大値を、流路板1の、圧電素子12の駆動方向への変位量で割った値を用いている。即ち、値が大きければ同じ圧力でも流路板1の振動が少ないことになり、相互干渉は起こりにくいことを示す。
この図10から判るように、いずれの構成においても、(Lp−Lj)が300μm以下になると、相互干渉特性は悪くなっていく。したがって、(Lp−Lj)の値は300μm以上、即ち、Lp≧300+Lj、の関係にあることが好ましい。
圧電素子は、活性部長Lpを短くすると、全長即ち活性部長Lpと不活性部長Luを加算した値に対する活性部長Lpの割合が低下する。即ち、圧電素子のサイズに対する、変位発生領域の比率が低下する。したがって、圧電素子をあまり小型化すると、効率の悪い構造になる。また、図7に示したとおり、活性部長Lpを長くしすぎると、活性部31の領域の変位の平坦性が損なわれ、連結部11に接続する中央付近に凹みが生じて変位が低下する。
これらの2点に加えて、圧電素子の最大変位量を、圧電素子の性能を示すパラメータと考え、以下のような評価パラメータを定義した。
評価パラメータ=寸法効率×平坦性×最大変位
ここで、寸法効率=活性部長/(活性部長+不活性部長)
平坦性 =圧電素子中央部での変位量/圧電素子の最大変位
この評価パラメータを用いて、圧電素子12の活性部長Lpを変えた場合の評価結果を図11に示している。このことから、活性部長Lpが、1100(μm)以下及び1500(μm)以上になると、急激に評価パラメータの値は低下することが判る。即ち、圧電素子12の活性部長Lpは、1100μm<Lp<1500μm、の範囲内とすることが好ましい。
次に、圧電素子12の不活性部長Luは、不活性部32を延ばすことによって活性部31の変位が抑えられるため、駆動効率は低下するが、図4において支持部22の紙面奥行き方向の長さが増すことから支持力が増え、流路板1の変位は減少する。即ち、相互干渉特性が改善される。
そこで、両者を評価するため、先に用いた相互干渉を示す指標を用い、不活性部長Luを変えた場合の特性を評価した。その結果を図12に示している。
この図12から判るように、不活性部長Luの長さを変えた場合、ある値にて極大値を持つことがわかる。この値より大きくすると、相互干渉特性は悪くなり、不活性部長Luを延ばすメリットが無くなる。したがって、不活性長Luはこの極大値を取る値以下にすることが好ましい。この図12からは、概ね不活性部長Lu(μm)は、−0.5×活性部長Lp(μm)+950(μm)以下することが良い。
駆動効率は上述したように不活性部長Luを短くすることで改善されるが、ある程度短くすると、それ以上は変わらなくなる。これについて評価した結果を図13に示している。ここでは、活性部長Lp、不活性部長Luを変えてインクジェットヘッドを作ったときの、液室6の圧力について評価している。
この図13から判るように、活性部長Lpに関わらず、不活性部長Luが100μm以下になると、圧力の値は変わらない。即ち、不活性部長Luを100μm以下とすると、相互干渉特性が悪くなるだけで、駆動効率は改善されない。したがって、圧電素子の不活性部長Luは、100μm以上にするのが好ましい。
ところで、上述したように、圧電素子の小型化を図るために、不活性部長も必要以上に延ばせない場合には、不活性部32の端部(活性部31に接する側と反対側の端部)も実際には変位が発生する。そのため、例えば図14に示すように、この領域が振動板厚肉部2Aを介して流路板1と接続されていると、不活性部32で発生する変位により流路板1を押し上げ、相互干渉特性が劣化する。
したがって、圧電素子12と振動板2の連結は活性部31のみで連結し、不活性部32では連結しないことが好ましい。組み付けの都合上、振動板厚肉部2Aを連結部11以外に配置する必要が生じる場合には、図15に示すように、振動板厚肉部2Aと不活性部32が連結(接続)されないようにする。
次に、本発明に係る液体吐出ヘッドを備えた画像形成装置の一例について図16及び図17を参照して説明する。なお、図16は同画像形成装置の全体構成を説明する側面説明図、図17は同装置の要部平面説明図である。
この画像形成装置は、図示しない左右の側板に横架したガイド部材であるガイドロッド101とガイドレール102とでキャリッジ103を主走査方向に摺動自在に保持し、主走査モータ104で駆動プーリ106Aと従動プーリ106B間に架け渡したタイミングベルト105を介して矢示方向(主走査方向)に移動走査する。
このキャリッジ103には、例えば、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色の記録液の液滴(インク滴)を吐出する独立した4個の本発明に係る液体吐出ヘッド107k、107c、107m、107yで構成した記録ヘッド107を主走査方向に沿う方向に配置し、液滴吐出方向を下方に向けて装着している。なお、ここでは独立した液体吐出ヘッドを用いているが、各色の記録液の液滴を吐出する複数のノズル列を有する1又は複数のヘッドを用いる構成とすることもできる。また、色の数及び配列順序はこれに限るものではない。
キャリッジ103には、記録ヘッド107に各色のインクを供給するための各色のサブタンク108を搭載している。このサブタンク108にはインク供給チューブ109を介して図示しないメインタンク(インクカートリッジ)からインクが補充供給される。
一方、給紙カセット110などの用紙積載部(圧板)111上に積載した被記録媒体(用紙)112を給紙するための給紙部として、用紙積載部111から用紙112を1枚ずつ分離給送する半月コロ(給紙ローラ)113及び給紙ローラ113に対向し、摩擦係数の大きな材質からなる分離パッド114を備え、この分離パッド114は給紙ローラ113側に付勢されている。
そして、この給紙部から給紙された用紙112を記録ヘッド107の下方側で搬送するための搬送部として、用紙112を静電吸着して搬送するための搬送ベルト121と、給紙部からガイド115を介して送られる用紙112を搬送ベルト121との間で挟んで搬送するためのカウンタローラ122と、略鉛直上方に送られる用紙112を略90°方向転換させて搬送ベルト121上に倣わせるための搬送ガイド123と、押さえ部材124で搬送ベルト121側に付勢された先端加圧コロ125とを備えている。また、搬送ベルト121表面を帯電させるための帯電手段である帯電ローラ126を備えている。
ここで、搬送ベルト121は、無端状ベルトであり、搬送ローラ127とテンションローラ128との間に掛け渡されて、副走査モータ131からタイミングベルト132及びタイミングローラ133を介して搬送ローラ127が回転されることで、ベルト搬送方向(副走査方向)に周回するように構成している。なお、搬送ベルト121の裏面側には記録ヘッド107による画像形成領域に対応してガイド部材129を配置している。
また、搬送ローラ127の軸には、スリット円板134を取り付け、このスリット円板134のスリットを検知するセンサ135を設けて、これらのスリット円板134及びセンサ135によってエンコーダ136を構成している。
帯電ローラ126は、搬送ベルト121の表層に接触し、搬送ベルト121の回動に従動して回転するように配置され、加圧力として軸の両端に各2.5Nをかけている。
また、キャリッジ103の前方側には、スリットを形成したエンコーダスケール142を設け、キャリッジ103の前面側にはエンコーダスケール142のスリットを検出する透過型フォトセンサからなるエンコーダセンサ143を設け、これらによって、キャリッジ103の主走査方向位置を検知するためのエンコーダ144を構成している。
さらに、記録ヘッド107で記録された用紙112を排紙するための排紙部として、搬送ベルト121から用紙112を分離するための分離部と、排紙ローラ152及び排紙コロ153と、排紙される用紙112をストックする排紙トレイ154とを備えている。
また、背部には両面給紙ユニット155が着脱自在に装着されている。この両面給紙ユニット155は搬送ベルト121の逆方向回転で戻される用紙112を取り込んで反転させて再度カウンタローラ122と搬送ベルト121との間に給紙する。
さらに、図10に示すように、キャリッジ103の走査方向の一方側の非印字領域には、記録ヘッド107のノズルの状態を維持し、回復するための維持回復機構156を配置している。
この維持回復機156は、記録ヘッド107の各ノズル面をキャピングするための各キャップ157と、ノズル面をワイピングするためのブレード部材であるワイパーブレード158と、増粘した記録液を排出するために記録に寄与しない液滴を吐出させる空吐出を行なうときの液滴を受ける空吐出受け159などを備えている。
このように構成した画像形成装置においては、給紙部から用紙112が1枚ずつ分離給紙され、略鉛直上方に給紙された用紙112はガイド115で案内され、搬送ベルト121とカウンタローラ122との間に挟まれて搬送され、更に先端を搬送ガイド123で案内されて先端加圧コロ125で搬送ベルト121に押し付けられ、略90°搬送方向を転換される。
このとき、図示しない制御回路によってACバイアス供給部から帯電ローラ126に対してプラス出力とマイナス出力とが交互に繰り返すように、つまり交番する電圧が印加され、搬送ベルト121が交番する帯電電圧パターン、すなわち、周回方向である副走査方向に、プラスとマイナスが所定の幅で帯状に交互に帯電されたものとなる。このプラス、マイナス交互に帯電した搬送ベルト121上に用紙112が給送されると、用紙112が搬送ベルト121に静電力で吸着され、搬送ベルト121の周回移動によって用紙112が副走査方向に搬送される。
そこで、キャリッジ103を往路及び復路方向に移動させながら画像信号に応じて記録ヘッド107を駆動することにより、停止している用紙112にインク滴を吐出して1行分を記録し、用紙112を所定量搬送後、次の行の記録を行う。記録終了信号又は用紙112の後端が記録領域に到達した信号を受けることにより、記録動作を終了して、用紙112を排紙トレイ154に排紙する。
また、両面印刷の場合には、表面(最初に印刷する面)の記録が終了したときに、搬送ベルト121を逆回転させることで、記録済みの用紙112を両面給紙ユニット155内に送り込み、用紙112を反転させて(裏面が印刷面となる状態にして)再度カウンタローラ122と搬送ベルト121との間に給紙し、タイミング制御を行って、前述したと同様に搬送ベル121上に搬送して裏面に記録を行った後、排紙トレイ154に排紙する
また、印字(記録)待機中にはキャリッジ103は維持回復機構155側に移動されて、キャップ157で記録ヘッド107のノズル面がキャッピングされて、ノズルを湿潤状態に保つことによりインク乾燥による吐出不良を防止する。また、キャップ157で記録ヘッド107をキャッピングした状態でノズルから記録液を吸引し(「ノズル吸引」又は「ヘッド吸引」という。)し、増粘した記録液や気泡を排出する回復動作を行い、この回復動作によって記録ヘッド107のノズル面に付着したインクを清掃除去するためにワイパーブレード158でワイピングを行なう。また、記録開始前、記録途中などに記録と関係しないインクを吐出する空吐出動作を行う。これによって、記録ヘッド107の安定した吐出性能を維持する。
このようにこの画像形成装置においては本発明に係る液体吐出ヘッドで構成した記録ヘッドを備えるので、液滴吐出効率が高く、高画質画像を安定して形成することができ、装置自体の小型化、低コスト化も図れる。
なお、上記実施形態では本発明をプリンタ構成の画像形成装置に適用した例で説明したが、これに限るものではなく、例えば、プリンタ/ファックス/コピア複合機などの画像形成装置に適用することができる。また、インク以外の液体である記録液や定着処理液などを用いる画像形成装置にも適用することができる。
本発明に係る液体吐出ヘッドの一例を示す分解斜視図である。 同ヘッドの長手方向に沿う断面説明図である。 図2の要部拡大図である。 同ヘッドの液室短手方向に沿うバイピッチ構造の断面説明図である。 同ヘッドの液室短手方向に沿うノーマルピッチ構造の断面説明図である。 同ヘッドの圧電素子部分の要部拡大断面説明図である。 活性部長と変位量の関係を説明する説明図である。 活性部長と液室圧力の関係を説明する説明図である。 振動板連結部長と圧力最大となる活性部長と連結部長の差を説明する説明図である。 活性部長と連結部長の差と相互干渉の関係の説明に供する説明図である。 活性部長と評価パラメータとの関係の説明に供する説明図である。 不活性部長と相互干渉の関係の説明に供する説明図である。 不活性部長と液室圧力の関係の説明に供する説明図である。 振動板厚肉部と圧電素子の不活性部とを連結した液体吐出ヘッド構成を説明する断面説明図である。 振動板厚肉部と圧電素子の不活性部とを連結しない液体吐出ヘッド構成を説明する断面説明図である。 本発明に係る画像形成装置の一例を示す全体構成図である。 同じく要部平面説明図である。
符号の説明
1…流路板
2…振動板
3…ノズル板
4…ノズル
6…液室
11…連結部
12…圧電素子
31…活性部
32…不活性部
103…キャリッジ
107…記録ヘッド

Claims (8)

  1. 記録液の液滴を吐出するノズルと、このノズルが連通する液室と、この液室の壁面を形成する振動板と、この振動板を変位させる積層型圧電素子とを備え、前記積層型圧電素子は、電圧印加で変位を生じる活性部と変位を生じない不活性部とを有し、前記振動板に連結部を介して連結されている液体吐出ヘッドにおいて、前記積層型圧電素子の活性部の長手方向長さが、変位を生じたときに前記振動板の連結部との連結面に凹みが生じない長さであることを特徴とする液体吐出ヘッド。
  2. 請求項1に記載の液体吐出ヘッドにおいて、前記活性部の長手方向の長さLp(μm)は、前記連結部の長手方向の長さLj(μm)に対して、Lp≦Lj+500、の関係にあることを特徴とする液体吐出ヘッド。
  3. 請求項2に記載の液体吐出ヘッドにおいて、前記活性部の長手方向の長さLp(μm)は、前記連結部の長手方向の長さLj(μm)に対して、Lp≧Lj+300、の関係にあることを特徴とする液体吐出ヘッド。
  4. 請求項2又は3に記載の液体吐出ヘッドにおいて、前記活性部の長手方向の長さLp(μm)は、1100(μm)より長く、1500(μm)より短いことを特徴とする液体吐出ヘッド。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載の液体吐出ヘッドにおいて、前記不活性部の長手方向の長さLu(μm)は、前記活性部の長手方向の長さLp(μm)に対して、Lu≦−0.5×Lp+950、の関係にあることを特徴とする液体吐出ヘッド。
  6. 請求項5に記載の液体吐出ヘッドにおいて、前記不活性部の長手方向の長さLu(μm)は100(μm)以上であることを特徴とする液体吐出ヘッド。
  7. 請求項1ないし6のいずれかに記載の液体吐出ヘッドにおいて、前記積層型圧電素子と前記振動板とは、前記活性部内に配置された前記連結部のみで連結され、前記不活性部は振動板とは連結されていないことを特徴とする液体吐出ヘッド。
  8. 記録液の記録液の液滴を吐出する液体吐出ヘッドを備えた画像形成装置において、請求項1ないし7のいずれかに記載の液体吐出ヘッドを備えていることを特徴とする画像形成装置。
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