JP2019059224A - 液体吐出装置、及び、プリントヘッド - Google Patents
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Abstract
Description
なお、高密度とは、1インチ当たりに吐出部が300個以上並べられた状態を示す。高密度に吐出部を並べたうえで、吐出するための変位量を確保するためには、圧電素子を薄くする必要がある。
本実施形態では、インク(「液体」の一例)を吐出して記録用紙PP(「媒体」の一例)に画像を形成するインクジェットプリンターを例示して、液体吐出装置を説明する。
図1及び図2を参照しつつ、本実施形態に係るインクジェットプリンター1の構成について説明する。ここで、図1は、本実施形態に係るインクジェットプリンター1の構成の一例を示す機能ブロック図である。また、図2は、インクジェットプリンター1の概略的な内部構造の一例を示す斜視図である。
本実施形態では、図1に例示するように、ヘッドモジュールHMが、4個のヘッドユニットHUを備える場合を想定する。
以下では、各記録ヘッドHDに設けられたM個の吐出部Dの各々を区別するために、順番に、1段、2段、…、M段と称することがある。また、m段の吐出部Dを、吐出部D[m]と称する場合がある(変数mは、1≦m≦Mを満たす自然数)。また、インクジェットプリンター1の構成要素や信号等が、吐出部D[m]の段数mに対応するものである場合には、当該構成要素や信号等を表わすための符号に、段数mに対応していることを示す添え字[m]を付して表現することがある。例えば、段数mの吐出部D[m]に対応して設けられた保護部Pを、P[m]と表現することがある。
搬送機構7は、図1に示すように、キャリッジ100をY軸方向に往復動するための駆動源となる搬送モーター71と、搬送モーター71を駆動するためのモータードライバー72と、記録用紙PPを搬送するための駆動源となる給紙モーター73と、給紙モーター73を駆動するためのモータードライバー74と、を具備する。また、搬送機構7は、図2に示すように、Y軸方向に延在するキャリッジガイド軸76と、搬送モーター71により回転駆動されるプーリー711と回転自在なプーリー712との間に掛け渡されY軸方向に延在するタイミングベルト710と、を具備する。キャリッジ100は、キャリッジガイド軸76によりY軸方向に往復自在に支持されるとともに、固定具101を介してタイミングベルト710の所定箇所に固定されている。このため、搬送機構7は、搬送モーター71によりプーリー711を回転駆動させることで、キャリッジ100に搭載されたヘッドモジュールHMを、キャリッジガイド軸76に沿ってY軸方向に移動させることができる。
また、図2に示すように、搬送機構7は、キャリッジ100の下側すなわち−Z方向(以下、−Z方向及びその反対の+Z方向を「Z軸方向」と総称する)に設けられたプラテン75と、給紙モーター73の駆動に応じて回転し記録用紙PPを1枚ずつプラテン75上に供給するための給紙ローラー(図示省略)と、給紙モーター73の駆動に応じて回転しプラテン75上の記録用紙PPを排紙口へと搬送する排紙ローラー730と、を備える。このため、搬送機構7は、プラテン75上において記録用紙PPを−X方向(上流側)から+X方向(下流側)へと搬送することができる。
また、本実施形態では、4個のヘッドユニットHUと、4個のインクカートリッジ31とが、1対1に対応して設けられる。そして、各吐出部Dは、当該吐出部Dが設けられたヘッドユニットHUに対応するインクカートリッジ31からインクの供給を受ける。これにより、各吐出部Dは、供給されたインクを内部に充填し、充填したインクをノズルNから吐出することができる。つまり、ヘッドモジュールHMが具備する合計4M個の吐出部Dは、全体としてCMYKの4色のインクを吐出することができる。
具体的には、制御部6は、ヘッドモジュールHMを制御するための印刷信号SIと、駆動信号生成回路2を制御するための波形指定信号dComと、搬送機構7を制御するための信号と、印刷中の期間であるか否かを示す印刷判定信号PTと、を生成する。
ここで、波形指定信号dComとは、駆動信号Comの波形を規定するデジタルの信号である。また、駆動信号Comとは、吐出部Dを駆動するためのアナログの信号である。駆動信号生成回路2は、DA変換回路を含み、波形指定信号dComが規定する波形を有する駆動信号Comを生成する。なお、本実施形態では、駆動信号Comが、駆動信号Com-Aと駆動信号Com-Bとを含む場合を想定する。
また、印刷信号SIとは、吐出部Dの動作の種類を指定するためのデジタルの信号である。具体的には、印刷信号SIは、吐出部Dに対して駆動信号Comを供給するか否かを指定することで、吐出部Dの動作の種類を指定する。ここで、吐出部Dの動作の種類の指定とは、例えば、吐出部Dを駆動するか否かを指定したり、吐出部Dを駆動した際に当該吐出部Dからインクが吐出されるか否かを指定したり、また、吐出部Dを駆動した際に当該吐出部Dから吐出されるインク量を指定したりすることである。
本実施形態において、制御部6は、例えば、印刷ジョブの開始から終了までの期間を印刷中の期間と判定し、印刷判定信号PTを、印刷中の期間においてローレベルに設定し、印刷中の期間以外の期間においてハイレベルに設定する。印刷中の期間以外の期間は、例えば、ユーザーからの印刷実行指示を待つ待機中の期間等である。
印刷判定信号PTは、例えば、印刷データImg及び部数情報CPに基づいて生成される。印刷判定信号PTの生成方法は特に限定されず、印刷データImg、部数情報CP、印刷信号SI、波形指定信号dCom、ラッチ信号LAT(ラッチ信号LATについては、図6を参照)等の信号を、適宜用いて生成すればよい。
図3A乃至図5を参照しつつ、記録ヘッドHDと、記録ヘッドHDに設けられる吐出部Dについて説明する。
図3Aに示すように、吐出部Dは、圧電素子PZと、内部にインクが充填されたキャビティ320(「圧力室」の一例)と、キャビティ320に連通するノズルNと、振動板310と、を備える。
キャビティ320は、キャビティプレート340と、ノズルNが形成されたノズルプレート330と、振動板310と、により区画される空間である。キャビティ320は、インク供給口360を介してリザーバ350と連通している。リザーバ350は、インク取入口370を介して、当該吐出部Dに対応するインクカートリッジ31と連通している。
圧電素子PZは、上部電極Zuと、下部電極Zdと、上部電極Zu及び下部電極Zdの間に設けられた圧電体Zmと、を有する。そして、下部電極Zdが電位VBSに設定された給電線LHd(図6参照)に電気的に接続され、上部電極Zuに駆動信号Comが供給されることで、上部電極Zu及び下部電極Zdの間に電圧が印加されると、当該印加された電圧に応じて圧電素子PZが+Z方向または−Z方向に変位し、その結果、圧電素子PZが振動する。なお、本実施形態では、圧電素子PZとして、図3Aに示すような、圧電体Zmが一対の上部電極Zuと下部電極Zdとの間に設けられた構造を有するユニモルフ(モノモルフ)型を採用する。
キャビティプレート340の上面開口部には、振動板310が設置される。振動板310には、下部電極Zdが接合されている。このため、圧電素子PZが駆動信号Comにより駆動されて振動すると、振動板310も振動する。そして、振動板310の振動によりキャビティ320の容積が変化し、キャビティ320内に充填されたインクがノズルNより吐出される。インクの吐出によりキャビティ320内のインクが減少した場合、リザーバ350からインクが供給される。
圧電体Zmは、単結晶体として形成することは困難であるため、強誘電体の微結晶の集合である多結晶体として形成される。例えば、圧電体Zmは、図4Aに示すように、圧電体Zmの製造時である時刻t1において、強誘電体の微結晶Kの集合として形成される。
なお、製造時においては、個々の微結晶の自発分極の方向が自然発生的にばらばらな方向を向いているため、圧電体Zmの圧電特性は発現しない。例えば、図4Aに示すように、時刻t1において、圧電体Zmの有する複数の微結晶Kのうち、微結晶K[1]の分極方向B[1]と、微結晶K[2]の分極方向B[2]とは、異なる方向となる。
そこで、圧電体Zmがインクジェットプリンター1に組み込まれる前に、圧電体Zmに所定の直流電界を印加して分極方向を揃える分極処理(poling)が行われる。分極処理により、圧電体Zmの圧電特性が発現する。
以下、圧電体Zmに印加される電界として、分極処理時と同極性の電界を、同極性電界と称し、分極処理時と逆極性の電界を、逆極性電界と称することがある。本実施形態では、圧電素子PZの上部電極Zuの電位が下部電極Zdの電位よりも高い場合、圧電体Zmに同極性電界が印加される態様、すなわち、圧電素子PZの上部電極Zuの電位が下部電極Zdの電位よりも低い場合、圧電体Zmに逆極性電界が印加される態様、を例示する。
例えば、図4Bに示すように、圧電体Zmの製造時のうち時刻t1よりも後の時刻である時刻t2において、圧電体Zmに対して同極性電界EF1を印加して分極処理を施す場合、圧電体Zmの有する各微結晶Kの分極方向Bは、同極性電界EF1と同じ方向、すなわち、−W方向を向くことになる。具体的には、時刻t2において、微結晶K[1]の分極方向B[1]と、微結晶K[2]の分極方向B[2]とは、共に、−W方向に揃う。
なお、圧電体Zmに分極処理を施す場合、圧電体ZmのW軸方向の厚みdWが変化する場合がある。例えば、図4A及び図4Bに示すように、圧電体Zmに分極処理を施した後の時刻t2における圧電体Zmの厚みdWは、圧電体Zmに分極処理を施す前の時刻t1における圧電体Zmの厚みdWよりも、厚くなる場合がある。換言すれば、圧電体Zmは、分極処理を施すことにより、W軸方向に引き伸ばされる場合がある。このため、圧電体Zmには、当該圧電体Zmに対する分極処理が施された後に、圧電体Zmの有する複数の微結晶Kの間に存在する応力が不均一となることになる。よって、圧電体Zmには、当該圧電体Zmに対する分極処理が施された後に、圧電体Zm有する複数の微結晶Kの間において、応力が集中する応力集中領域Arが存在することになる。
なお、圧電体Zmは、多結晶体であるため、製造過程や分極処理の過程において、圧電体Zmの内部に部分的な応力集中等が生じると、圧電体Zmの内部に潜在的な微小クラックが発生する。例えば、図4Dに示すように、時刻t3よりも後の時刻である時刻t4において、応力集中領域Ar等に微小クラックCrが発生する。なお、図4Dでは、応力集中領域Ar1において微小クラックCr1が発生し、応力集中領域Ar2において微小クラックCr2が発生する場合を例示している。
そして、逆極性電界の印加は、圧電体Zmの分極方向を乱すことに止まらず、分極方向の変化の仕方が微結晶ごとに異なることに起因して、微少クラックを成長させることがある。例えば、図4Eでは、時刻t4よりも後の時刻である時刻t5において、応力集中領域Ar1において生じた微小クラックCr1と、応力集中領域Ar2において生じた微小クラックCr2とが成長し、その結果として、微小クラックCr1と微小クラックCr2とが結合する場合を例示している。
また、駆動信号Comによる圧電体Zmの振動に起因して、圧電体Zmに生じた微小クラックCrが成長することがある。そして、微小クラックCrの成長は、圧電体Zmの破壊を引き起こすおそれがある。特に、薄膜の圧電体Zmにおいては、成長したクラックが厚さ方向に貫通しやすい。例えば、図4Eに例示するように、時刻t5において、微小クラックCr1及び微小クラックCr2が結合して成長した微小クラックCrが、圧電体ZmをW軸方向に貫通する場合を例示している。そして、微小クラックCrが圧電体Zmを厚さ方向に貫通すると、上部電極Zuと下部電極Zdとの間の電気的な短絡が生じ、圧電素子PZの機能が損なわれる。
このため、上部電極Zuに供給される駆動信号Com-A及びCom-Bの波形は、圧電素子PZに同極性電界を印加するように設定される。なお、短時間及び低電界であれば、圧電素子PZへの逆極性電界の印加は許容される。
例えば、駆動信号Com-A及びCom-Bの波形は、単位印刷期間Tuの一部の期間において、逆極性電界を印加するものであってもよい。具体的には、駆動信号Com-Aが有する波形PXの最低電位VLXの近傍に対応する期間において、逆極性電界が印加されてもよい(単位印刷期間Tu、波形PX及び最低電位VLXについては、図8を参照)。
許容される逆極性電界の印加の程度(時間長または強さ)は、例えば実験により確認することができ、このような実験に基づいて、駆動信号Com-A及びCom-Bの適切な波形を設定することができる。
なお、電位VBSは、一定であることが理想的であるが、実際には、インクジェットプリンター1が備える配線に供給される各種の信号からの影響や、電磁波による外乱等に起因して、変動する(揺らぐ)ことがある。電位VBSの揺らぎに起因して、上部電極Zuの電位が下部電極Zdの電位よりも低くなることもあり得る。
図5に示すように、ヘッドモジュールHMに設けられた各記録ヘッドHDには、ノズル列Lnが設けられる。ここで、ノズル列Lnとは、所定方向に列状に延在するように設けられた複数のノズルNである。本実施形態では、各ノズル列Lnが、M個のノズルNをX軸方向に列状に延在するように配置して構成される場合を想定する。
以下では、図5に示すように、ヘッドモジュールHMに設けられる4列のノズル列Lnを、ノズル列Ln-BK、Ln-CY、Ln-MG、Ln-YLと称する。ここで、ノズル列Ln-BKは、ブラックのインクを吐出する吐出部DのノズルNを配列したノズル列Lnであり、ノズル列Ln-CYは、シアンのインクを吐出する吐出部DのノズルNを配列したノズル列Lnであり、ノズル列Ln-MGは、マゼンタのインクを吐出する吐出部DのノズルNを配列したノズル列Lnであり、ノズル列Ln-YLは、イエローのインクを吐出する吐出部DのノズルNを配列したノズル列Lnである。
なお、図5は一例であり、各ノズル列Lnに属するM個のノズルNは、ノズル列Lnの延在する方向と交差する方向に所定の幅を有して配置されていてもよい。つまり、各ノズル列Lnにおいて、+X側から偶数番目のノズルNと奇数番目のノズルNのY軸方向の位置が相違するように、各ノズル列Lnに属するM個のノズルNが例えば千鳥状に配置されてもよい。また、各ノズル列LnはX軸方向とは異なる方向に延在してもよい。また、本実施形態では、各記録ヘッドHDに設けられるノズル列Lnの列数が「1」である場合を例示しているが、各記録ヘッドHDには、2列以上のノズル列Lnが設けられてもよい。
以下、図6及び図7を参照しつつ、各ヘッドユニットHUの構成について説明する。
接続状態指定回路11は、制御部6から供給される印刷信号SI、ラッチ信号LAT、及び、チェンジ信号CHの少なくとも一部の信号に基づいて、スイッチSWa[1]〜SWa[M]のオンオフを指定する接続状態指定信号SLa[1]〜SLa[M]と、スイッチSWb[1]〜SWb[M]のオンオフを指定する接続状態指定信号SLb[1]〜SLb[M]と、を生成する。
スイッチSWa[m]は、接続状態指定信号SLa[m]に応じて、内部配線LHaと、吐出部D[m]に設けられた圧電素子PZ[m]の上部電極Zu[m]と、の導通及び非導通を切り替える。本実施形態において、スイッチSWa[m]は、接続状態指定信号SLa[m]がハイレベルの場合にオンし、ローレベルの場合にオフする。
スイッチSWb[m]は、接続状態指定信号SLb[m]に応じて、内部配線LHbと、吐出部D[m]に設けられた圧電素子PZ[m]の上部電極Zu[m]との、導通及び非導通を切り替える。本実施形態において、スイッチSWb[m]は、接続状態指定信号SLb[m]がハイレベルの場合にオンし、ローレベルの場合にオフする。
なお、駆動信号Com-A及びCom-Bのうち、スイッチSWa[m]またはSWb[m]を介して、吐出部D[m]の圧電素子PZ[m]に供給される信号を、供給駆動信号Vin[m]と称する場合がある。
スイッチSWp[m]は、保護制御回路Pc[m]に制御されて、吐出部D[m]に設けられた圧電素子PZ[m]が具備する上部電極Zu[m]と、下部電極Zd[m]と、の導通及び非導通を切り替える。保護制御回路Pc[m]は、圧電素子PZ[m]の上部電極Zu[m]の電位と、下部電極Zd[m]の電位と、の比較結果に応じて、スイッチSWp[m]のオンオフを制御する。
本実施形態において、保護制御回路Pc[m]は、印刷判定信号PTがローレベルである場合(つまり、印刷中の期間において)、スイッチSWp[m]をオフ状態に維持する。また、本実施形態において、保護制御回路Pc[m]は、印刷判定信号PTがハイレベルである場合(つまり、印刷中の期間以外の期間において)、スイッチSWp[m]のオンオフを切り替える。
保護部Pに対応する吐出部Dが備える圧電素子PZの上部電極Zuと、下部電極Zdとに、それぞれ、コンパレーターCMの一方の入力端子と、他方の入力端子とが、電気的に接続されている。コンパレーターCMの出力信号は、上部電極Zuの電位が下部電極Zdの電位よりも高い場合、ローレベルであり、上部電極Zuの電位が下部電極Zdの電位よりも低い場合、ハイレベルである。
これにより、保護制御回路Pcは、印刷判定信号PTがローレベルである場合、及び、印刷判定信号PTがハイレベルであって、コンパレーターCMの出力信号がローレベルである場合、スイッチSWpをオフする。また、保護制御回路Pcは、印刷判定信号PTがハイレベルであって、コンパレーターCMの出力信号がハイレベルである場合、スイッチSWpをオンする。
以下、図8〜図11を参照しつつ、各ヘッドユニットHUの動作について説明する。
図8に示すように、制御部6は、パルスPlsLを有するラッチ信号LATを出力する。これにより、制御部6は、パルスPlsLの立ち上がりから次のパルスPlsLの立ち上がりまでの期間として、単位印刷期間Tuを規定する。
また、制御部6は、単位印刷期間Tuにおいて、パルスPlsCを有するチェンジ信号CHを出力する。そして、制御部6は、単位印刷期間Tuを、パルスPlsLの立ち上がりからパルスPlsCの立ち上がりまでの制御期間TP1と、パルスPlsCの立ち上がりからパルスPlsLの立ち上がりまでの制御期間TP2と、に区分する。
なお、本実施形態では、個別指定信号Sd[m]が、2ビットのデジタル信号である場合を想定する(図9参照)。
図8に示すように、駆動信号Com-Bは、制御期間TP1において電位が基準電位V0に維持される。また、駆動信号Com-Bは、制御期間TP2に設けられた波形PBを有する。本実施形態では、波形PBの最高電位(本実施形態では、一例として基準電位V0)と最低電位VLbとの電位差が、波形PYの最高電位VHYと最低電位VLYとの電位差よりも小さくなるように、波形PBが定められる。具体的には、波形PBを有する駆動信号Com-Bにより吐出部D[m]を駆動する場合、吐出部D[m]からインクが吐出されない程度に吐出部D[m]が微振動するように、波形PBが定められる。なお、波形PBは、開始時及び終了時の電位が基準電位V0に設定されている。
また、接続状態指定回路11は、個別指定信号Sd[m]が中ドットの形成を指定する値(1,0)を示す場合、接続状態指定信号SLa[m]を、制御期間TP1においてハイレベルに、制御期間TP2においてローレベルにそれぞれ設定し、接続状態指定信号SLb[m]を、単位印刷期間Tuにおいてローレベルに設定する。この場合、吐出部D[m]は、単位印刷期間Tuにおいて中程度の量のインクを吐出し、記録用紙PPには中ドットが形成される。
また、接続状態指定回路11は、個別指定信号Sd[m]が小ドットの形成を指定する値(0,1)を示す場合、接続状態指定信号SLa[m]を、制御期間TP1においてローレベルに、制御期間TP2においてハイレベルにそれぞれ設定し、接続状態指定信号SLb[m]を、単位印刷期間Tuにおいてローレベルに設定する。この場合、吐出部D[m]は、単位印刷期間Tuにおいて小程度の量のインクを吐出し、記録用紙PPには小ドットが形成される。
また、接続状態指定回路11は、個別指定信号Sd[m]がインクの非吐出を指定する値(0,0)を示す場合、接続状態指定信号SLb[m]を、制御期間TP1及びTP2においてハイレベルに設定し、接続状態指定信号SLa[m]を、単位印刷期間Tuにおいてローレベルに設定する。この場合、吐出部D[m]は、単位印刷期間Tuにおいて、インクを吐出せず、記録用紙PPにドットを形成しない。
なお、期間TQにおいて、接続状態指定回路11は、接続状態指定信号SLb[m]もローレベルに設定する。これにより、スイッチSWb[m]もオフする。スイッチSWa[m]及びSWb[m]がオフすることで、圧電素子PZ[m]の上部電極Zu[m]は、駆動信号Com-Aが供給される内部配線LHa、及び、駆動信号Com-Bが供給される内部配線LHbから、電気的に分離される。
図11は、期間TQにおいて、何らかの理由により上部電極Zu[m]の電位が下部電極Zd[m]の電位よりも低くなって、保護制御回路Pc[m]がスイッチSWp[m]をオンした状態を例示する。スイッチSWp[m]がオンすることで、圧電素子PZ[m]の上部電極Zu[m]と下部電極Zd[m]とが、電気的に接続される。
以上において説明したように、本実施形態では、保護部Pが、上部電極Zuの電位と下部電極Zdの電位との比較結果に応じて、上部電極Zuと下部電極Zdとを電気的に接続するか否かを切替可能であることにより、圧電素子PZに逆極性電界が印加されることを抑制することが可能となる。このため、本実施形態によれば、例えば、ヘッドユニットHUに保護部Pが設けられない態様と比較して、圧電素子PZが備える圧電体Zmにおいて、圧電体Zmの内部に発生した微小クラックCrの成長を抑制することが可能となる。これにより、圧電素子PZが備える圧電体Zmの圧電特性の低下や、破壊を抑制することが可能となる。このような効果が得られることは、破壊が生じやすい、薄膜の圧電体Zmを備える圧電素子PZを用いる場合に、特に好ましい。すなわち、本実施形態によれば、薄膜の圧電体Zmにおいて、圧電体Zmの内部に発生した微小クラックCrの成長を抑制することが可能となるため、ヘッドユニットHUに保護部Pが設けられない態様と比較して、微小クラックCrが圧電体Zmを厚み方向に貫通する可能性を低減することが可能となる。このため、本実施形態によれば、薄膜の圧電体Zmの長寿命化が可能となる。
保護部Pは、上部電極Zuの電位と、下部電極Zdの電位と、の大小関係(高低の関係)が変化しないように(つまり逆転しないように)、スイッチSWpを切り替える。これにより、圧電素子PZに印加される電界の極性の逆転が抑制されるため、圧電素子PZに逆極性電界が印加されることを抑制することが可能となる。
印刷中の期間において、駆動信号Com-Aの波形に応じて、圧電素子PZに短時間及び低電界の逆極性電界が印加されることがあっても、駆動信号Com-Aによる圧電素子PZの駆動が中断されずに、インクの吐出を行うことができる。
なお、図9を参照して説明したように、印刷中の期間は、吐出部Dからインクの吐出を行う場合と、インクの吐出を行わない場合との、両方の場合を含み得る。インクの吐出を行う場合は、圧電素子PZに供給駆動信号Vin[m]として駆動信号Com-Aが供給されるが、インクの吐出を行わない場合は、圧電素子PZに供給駆動信号Vin[m]として駆動信号Com-Bが供給される。
なお、印刷中の期間以外の期間において、必要に応じ、上部電極Zuに、インクが吐出されない程度に圧電素子PZが微振動するような波形を有する、駆動信号Com-AまたはCom-Bが供給されてもよい。
以上の各形態は多様に変形され得る。具体的な変形の態様を以下に例示する。以下の例示から任意に選択された2以上の態様は、相互に矛盾しない範囲内で適宜に併合され得る。なお、以下に例示する変形例において作用や機能が実施形態と同等である要素については、以上の説明で参照した符号を流用して各々の詳細な説明を適宜に省略する。
上述した実施形態では、圧電素子PZの上部電極Zuの電位が下部電極Zdの電位よりも低い条件が満たされる場合、保護部PのスイッチSWpがオンされる態様について説明した。第1実施形態の第1変形例では、当該条件に加え、上部電極Zuの電位が下部電極Zdの電位よりも低い状態が所定時間長に亘って継続する条件が満たされる場合、スイッチSWpがオンされる態様を例示する。
コンパレーターCMの入力端子は、上述の実施形態と同様にして、圧電素子PZの上部電極Zu及び下部電極Zdに、電気的に接続されている。コンパレーターCMの出力信号は、上部電極Zuの電位が下部電極Zdの電位よりも高い場合、ローレベルであり、上部電極Zuの電位が下部電極Zdの電位よりも低い場合、ハイレベルである。本変形例において、コンパレーターCMの出力信号を、電位比較信号と称することがある。
遅延回路DLは、あるタイミング(これを「第1タイミング」と称する)における電位比較信号を、第1タイミングから所定時間長(「第1時間長」の一例)の後のタイミング(これを「第2タイミング」と称する)まで遅延させる。
したがって、第2タイミングまで遅延された電位比較信号、及び、第2タイミングにおける電位比較信号の両方が、上部電極Zuの電位が下部電極Zdの電位よりも低いことを示す場合、保護制御部Pcは、スイッチSWpをオンする。それ以外の場合、保護制御部Pcは、スイッチSWpをオフする。
本変形例では、保護制御部Pcがこのような場合にスイッチSWpをオンすることで、スイッチSWpがオンされたタイミング以後は上部電極Zuと下部電極Zdとが電気的に接続される。このため、当該所定時間長を超えるような過度に長い時間長に亘って圧電素子PZに逆極性電界が印加されることを、抑制できる。
換言すれば、逆極性電界が印加されていない場合、または、逆極性電界が印加されても当該所定時間長よりも短時間である場合、保護制御部PcがスイッチSWpをオフすることで、上部電極Zu及び下部電極Zdの間に所定電圧を印加可能な状態を、維持できる。
なお、当該所定時間長として適切な時間長、つまり、どの程度の時間長の逆極性電界であれば許容されるかを規定する時間長は、例えば実験に基づいて設定することができる。
上述した実施形態では、圧電素子PZの上部電極Zuの電位が、下部電極Zdの電位よりも低い場合、保護部PのスイッチSWpがオンされる態様について説明した。第1実施形態の第2変形例では、上部電極Zuの電位が、下部電極Zdの電位に対して低く設定された所定電位よりも低い場合、スイッチSWpがオンされる態様を例示する。
コンパレーターCMの一方の入力端子は、圧電素子PZの上部電極Zuと、電気的に接続されている。コンパレーターCMの他方の入力端子は、圧電素子PZの下部電極Zdと、降圧回路VDを介して電気的に接続されている。降圧回路VDから出力される降圧電位(「第2電位」の一例)は、降圧回路VDに入力される下部電極Zdの電位、すなわち電位VBSよりも低い。
したがって、保護制御部Pcは、上部電極Zuの電位が当該降圧電位よりも低い場合、スイッチSWpをオンし、上部電極Zuの電位が当該降圧電位よりも高い場合、スイッチSWpをオフする。
本変形例では、上部電極Zuの電位が当該降圧電位よりも低い場合、保護制御部PcがスイッチSWpをオンすることで、当該差分の電圧に対応する逆極性電界を超えるような過度に高い逆極性電界が圧電素子PZに印加されることを、抑制できる。
換言すれば、逆極性電界が印加されていない場合、または、逆極性電界が印加されても当該差分の電圧に対応する逆極性電界よりも低電界である場合、保護制御部PcがスイッチSWpをオフすることで、上部電極Zu及び下部電極Zdの間に所定電圧を印加可能な状態を、維持できる。
なお、当該降圧電位として適切な電位、つまり、どの程度の強さの逆極性電界であれば許容されるかを規定する電位は、例えば実験に基づいて設定することができる。
以下、本発明の第2実施形態について説明する。なお、以下に例示する各形態及び各変形例において作用や機能が第1実施形態と同様である要素については、第1実施形態で使用した符号を流用して各々の詳細な説明を適宜に省略する。
本実施形態では、吐出部D[m]に対応した保護部P[m]は設けられていない。このため、ヘッドユニットHUの動作において、吐出部D[m]が備える圧電素子PZ[m]の上部電極Zu[m]と下部電極Zd[m]とは、電気的に分離された状態が維持される。
つまり、期間TPにおいて、接続状態指定回路11が接続状態指定信号SLa[m]をハイレベルに設定することで、スイッチSWa[m](「第1スイッチ」の一例)がオンして、駆動信号Com-Aが供給駆動信号Vin[m]として供給される。これにより、吐出部D[m]は、波形PXまたはPY(「吐出駆動波形」の一例)を有する駆動信号Com-Aにより駆動されて、インクの吐出を行う。
なお、期間TQにおいて、駆動信号Com-Bの電位が下部電極Zd[m]の電位VBSと同電位に設定され、スイッチSWb[m]がオンされて、駆動信号Com-Bが供給駆動信号Vin[m]として供給されもよい。このような態様によっても、上部電極Zu[m]の電位と下部電極Zd[m]の電位とを、同電位すなわち電位VBSに設定できるので、圧電素子PZ[m]への逆極性電界の印加を抑制できる。
上述した実施形態及び変形例は、さらに多様に変形され得る。例えば、上述した実施形態及び変形例では、駆動信号Comが、駆動信号Com-A及び駆動信号Com-Bの2系統の信号を有する態様を例示したが、本発明はこのような態様に限定されるものではなく、駆動信号Comは、少なくとも1系統の信号を有していればよい。
なお、駆動信号Comが2系統の信号を有する態様において、駆動信号Com-Aの波形、及び、駆動信号Com-Bの波形としては、図8に例示したものに限定されず、必要に応じて、様々な波形を設定してよい。
Claims (18)
- 第1電極、圧電体及び第2電極を有する圧電素子と、
前記圧電素子を駆動するための駆動信号を前記第1電極に供給するか否かを切替可能な第1スイッチと、
前記圧電素子と電気的に並列に配置され、前記第1電極及び前記第2電極を電気的に接続するか否かを切替可能な第2スイッチと、
を備えることを特徴とする液体吐出装置。 - 前記圧電素子は、
多結晶体として形成され、分極処理が施されている、
ことを特徴とする、請求項1に記載の液体吐出装置。 - 前記第2スイッチは、
前記第1電極の電位と、前記第2電極の電位と、の大小関係が変化しないように、
前記第1電極及び前記第2電極を電気的に接続するか否かを切り替える、
ことを特徴とする、請求項1または2に記載の液体吐出装置。 - 前記第2電極の電位は、
接地電位よりも高い第1電位に設定される、
ことを特徴とする、請求項1乃至3のうち何れか1項に記載の液体吐出装置。 - 前記第2スイッチは、
前記第1電極の電位が前記第2電極の電位よりも低い場合、
前記第1電極と前記第2電極とを電気的に接続する、
ことを特徴とする、請求項1乃至4のうち何れか1項に記載の液体吐出装置。 - 前記第1電極の電位と前記第2電極の電位とを比較する比較部を備え、
前記第2スイッチは、前記比較部における比較結果に応じて、
前記第1電極及び前記第2電極を電気的に接続するか否かを切り替える、
ことを特徴とする、請求項1乃至5のうち何れか1項に記載の液体吐出装置。 - 第1期間において、
前記駆動信号には、前記圧電素子を駆動するための波形が設定され、
前記第1スイッチは、前記駆動信号を前記第1電極に供給する状態に設定され、
前記第2スイッチは、前記第1電極及び前記第2電極を電気的に接続しない状態に設定され、
前記第1期間以外の第2期間において、
前記第1スイッチは、前記駆動信号を前記第1電極に供給しない状態に設定され、
前記第2スイッチは、前記第1電極及び前記第2電極を電気的に接続する状態に設定される、
ことを特徴とする、請求項1乃至6のうち何れか1項に記載の液体吐出装置。 - 前記第2スイッチは、
前記第1電極の電位が前記第2電極の電位よりも低い状態が第1時間長に亘って継続する場合、
前記第1電極と前記第2電極とを電気的に接続する、
ことを特徴とする、請求項5に記載の液体吐出装置。 - 第1タイミングにおいて前記第1電極の電位が前記第2電極の電位よりも低いか否かを示す第1信号を、前記第1タイミングから前記第1時間長の後の第2タイミングまで遅延させる遅延部を備え、
前記第2スイッチは、
前記第2タイミングまで遅延された前記第1信号、及び、前記第2タイミングにおいて前記第1電極の電位が前記第2電極の電位よりも低いか否かを示す第2信号の両方が、前記第1電極の電位が前記第2電極の電位よりも低いことを示す場合、
前記第1電極と前記第2電極とを電気的に接続する、
ことを特徴とする、請求項8に記載の液体吐出装置。 - 前記第2スイッチは、
前記第1電極の電位が、前記第2電極の電位に対して低く設定された第2電位よりも低い場合、
前記第1電極と前記第2電極とを電気的に接続する、
ことを特徴とする、請求項5に記載の液体吐出装置。 - 第1電極、圧電体及び第2電極を有する圧電素子と、
前記圧電素子を駆動するための駆動信号が供給される配線と前記第1電極とを電気的に接続するか否かを切替可能な第1スイッチと、
を備え、
第1期間において、
前記駆動信号には、前記圧電素子を駆動するための波形が設定され、
前記第1スイッチは、前記配線及び前記第1電極を電気的に接続する状態に設定され、
前記第1期間以外の第2期間において、
前記駆動信号には、前記第2電極の電位と等しい電位が設定され、
前記第1スイッチは、前記配線及び前記第1電極を電気的に接続する状態に設定される、
ことを特徴とする液体吐出装置。 - 薄膜の圧電体を用いた圧電素子を具備し液体を吐出可能な吐出部が、300dpi以上の密度で配列された液体吐出装置である、
ことを特徴とする、請求項1乃至11のうち何れか1項に記載の液体吐出装置。 - 第1電極、圧電体及び第2電極を有する圧電素子と、
前記圧電素子を駆動するための駆動信号を前記第1電極に供給するか否かを切替可能な第1スイッチと、
前記圧電素子と電気的に並列に配置され、前記第1電極及び前記第2電極を電気的に接続するか否かを切替可能な第2スイッチと、
を備えることを特徴とするプリントヘッド。 - 前記圧電素子は、
多結晶体として形成され、分極処理が施されている、
ことを特徴とする、請求項13に記載のプリントヘッド。 - 前記第2スイッチは、
前記第1電極の電位と、前記第2電極の電位と、の大小関係が変化しないように、
前記第1電極及び前記第2電極を電気的に接続するか否かを切り替える、
ことを特徴とする、請求項13または14に記載のプリントヘッド。 - 前記第2電極の電位は、
接地電位よりも高い第1電位に設定される、
ことを特徴とする、請求項13乃至15のうち何れか1項に記載のプリントヘッド。 - 前記第2スイッチは、
前記第1電極の電位が前記第2電極の電位よりも低い場合、
前記第1電極と前記第2電極とを電気的に接続する、
ことを特徴とする、請求項13乃至16のうち何れか1項に記載のプリントヘッド。 - 前記第1電極の電位と前記第2電極の電位とを比較する比較部を備え、
前記第2スイッチは、前記比較部における比較結果に応じて、
前記第1電極及び前記第2電極を電気的に接続するか否かを切り替える、
ことを特徴とする、請求項13乃至17のうち何れか1項に記載のプリントヘッド。
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