JP2012051081A - 切削装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】板状カバーの下に端材を掃き戻すことを低減可能なコンパクトで安価なブラシユニットを備えた切削装置を提供する。
【解決手段】保持テーブル機構に対して下流側の開口部を覆うとともに加工送り手段を覆う一端が保持テーブル機構に固定され他端が端部壁を有する自由端である板状カバー14と、板状カバー14の端部壁に配設されてウォーターケースの底部の異物を切削屑回収ボックスへと掃き出すブラシユニット58とを具備し、ブラシユニット58は、端部壁に固定された第1部材68と、第1部材68にヒンジ70を介して取り付けられた第2部材72と、第2部材72の先端に配設されたブラシ76とを含み、ブラシ76の上流側への回動は端部壁がストッパとなって阻止され、ブラシ76は下流側にのみ回動可能である。
【選択図】図7

Description

本発明は、切削水を供給しながら被加工物を切削する切削装置に関する。
例えば半導体デバイスパッケージの製造プロセスでは、まず半導体ウエーハの表面に複数のIC、LSI等の回路素子を形成する。そして、回路素子が形成された半導体ウエーハを切削して個々の半導体チップに分割し、分割された半導体チップを基板にマウントし、更にボンディングした後、樹脂封止してCSP(Chip Size Package)基板やQFN(Quad Flat Non−leaded Package)基板と呼ばれるパッケージ基板を形成する。その後、パッケージ基板を例えば特開2006−315140号公報に開示されるような切削装置で切削して、個々の半導体デバイスパッケージを製造する。
切削装置は、パッケージ基板等の被加工物を保持する保持テーブルを含む保持テーブル機構と、保持テーブルで保持された被加工物を切削する切削ブレードがスピンドルに装着された切削手段と、保持テーブル機構をスピンドルの軸心方向と直交する方向へ移動させる加工送り手段とを備えている。
そして、加工送り手段に切削水や切削屑が入り込まないように、保持テーブル機構の加工送り方向両側に伸縮可能な布や布に類似したシート材からなる蛇腹カバーを配設して加工送り手段を覆うようにしている。
一方、パッケージ基板を切削装置で切削すると、複数の半導体デバイスパッケージが形成されるとともに、パッケージ基板の外周縁に存在する半導体チップが配設されていない領域が切削屑として発生する。発生した切削屑は端材とも呼ばれ、この端材が切削水によって蛇腹カバー上に飛散して蛇腹カバーを破損させてしまうという問題があった。
この問題を解決すべく、本出願人は特開2009−90401号公報で、切削水が飛散する側(加工送り方向において下流側)の蛇腹カバーを金属から形成された板状カバーに変更することで端材による蛇腹カバーの破損を防止する切削装置を提案した。
特開2009−90401号公報に開示された切削装置では、板状カバーの自由端にブラシ部材を配設し、このブラシ部材で板状カバーの下に端材が入り込むのを防止している。
ブラシ部材は板状カバーが保持テーブル機構とともに加工送り方向において下流側へ移動する際にウォーターケース底面に摺接し、上流側へ移動する際にはウォーターケース底面から離反する退避位置をとるように、保持テーブルの移動動作に連動するソレノイド等を利用した変位機構を備えている。
特開2006−315140号公報 特開2009−90401号公報
ところが、ブラシ部材を移動するソレノイド等を利用した変位機構では、構造が複雑になる上製造費用もかかる。構造を簡素化するために、変位機構を備えずにただ単にブラシ部材を板状カバーの自由端に固設すると、板状カバーが保持テーブル機構とともに上流側へ移動した際に端材を巻き込み、板状カバーの下に端材を掃き戻してしまうことがある。
板状カバーの下に掃き戻した端材が溜まると、板状カバーの自由端部に固設したブラシ部材を破損させてしまうだけでなく、板状カバーの移動を阻害したり、板状カバー自体を破損させてしまうという問題がある。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、板状カバーの下に端材を掃き戻すことを低減可能なコンパクトで安価なブラシユニットを備えた切削装置を提供することである。
本発明によると、被加工物を保持する保持テーブルを含む保持テーブル機構と、該保持テーブルで保持された被加工物を切削する切削ブレードがスピンドルに装着された切削手段と、該切削ブレードに切削水を供給する切削水供給手段と、該保持テーブル機構を該スピンドルの軸心方向と直交する加工送り方向に移動させる加工送り手段とを備え、該切削ブレードに供給された切削水は該切削ブレードの回転に伴って飛散する側を加工送り方向の下流側、反対側を上流側とする切削装置であって、該加工送り手段を覆うとともに該保持テーブル機構が該加工送り方向に移動可能に挿入される開口部と、該開口部を囲繞する立ち上がり部とを有するウォーターケースと、該ウォーターケースの下流側に隣接して配設された切削屑回収ボックスと、該保持テーブル機構に対して上流側の該開口部を覆うとともに該加工送り手段の上部を覆う蛇腹カバーと、該保持テーブル機構に対して下流側の該開口部を覆うとともに該加工送り手段を覆う一端が該保持テーブル機構に固定され他端が端部壁を有する自由端である板状カバーと、該板状カバーの該端部壁に配設されて該ウォーターケースの底部の異物を該切削屑回収ボックスへと掃き出すブラシユニットとを具備し、該ブラシユニットは、該端部壁に固定された第1部材と、該第1部材にヒンジを介して取り付けられた第2部材と、該第2部材の先端に配設されたブラシとを含み、該ブラシの上流側への回動は該端部壁がストッパとなって阻止され、該ブラシは下流側にのみ回動可能であることを特徴とする切削装置が提供される。
本発明の切削装置では、ブラシユニットは第1部材が板状カバーの自由端の端部壁に固定され、第2部材がヒンジを介して第1部材に連結され、第2部材の先端部にブラシが配設されている。従って、板状カバーが保持テーブル機構とともに下流側に移動する際、ブラシはウォーターカバー底面との摩擦抵抗で上流側に傾こうとするが、板状カバーの端部壁がストッパとして作用してブラシが端部壁より上流側には回動されないため、ウォーターカバー底面の端材を効率良く切削屑回収ボックスへ掃き出すことができる。
板状カバーが保持テーブル機構とともに上流側に移動する際には、ブラシはウォーターカバー底面との摩擦抵抗で下流側に傾こうとする。ブラシはヒンジを介して下流側に回動可能に配設されているため、自重のみでウォーターカバー底面に接触するので、端材を掃き戻してしまうことを低減できる。万一端材を掃き戻してしまって板状カバーの下に端材が溜まったとしても、ブラシユニットのヒンジが開くため、ブラシユニットを破損させてしまうことが防止される。
本発明実施形態に係る切削装置の外観斜視図である。 保持テーブル周辺部分の構造を示す斜視図である。 ウォーターケース及び板状カバー部分の分解斜視図である。 加工送り手段及び関連構造を示す一部断面側面図である。 板状カバーの断面図である。 板状カバーのブラシユニット及びノズルとの関係を示す一部断面端面図である。 保持テーブル機構が下流側へ移動する際のブラシユニットの動作説明図である。 保持テーブル機構が上流側へ移動する際のブラシユニットの動作説明図である。 端材を掃き戻して板状カバーの下に端材が溜まった際のブラシユニットの動作説明図である。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して詳細に説明する。図1を参照すると、本発明実施形態に係る切削装置2の外観斜視図が示されている。切削装置2は、二つの切削ユニット(切削手段)8A,8Bを有するデュアルカット方式の切削装置であり、特にパッケージ基板4の切削に適している。
即ち、この切削装置2では、保持テーブル6上にパッケージ基板4を吸引保持し、第1切削ユニット8A及び第2切削ユニット8Bでパッケージ基板4の2本の分割予定ラインの同時切削が可能である。
10は切削すべき領域を撮像するCCDカメラ等を備えた撮像手段であり、撮像手段10で撮像した画像に基づいてパターンマッチング等の手法により第1切削ユニット8A及び/又は第2切削ユニット8Bで切削すべき領域を検出する。保持テーブル6のX軸方向(加工送り方向)の上流側には、後述する加工送り手段を保護するための蛇腹カバー12が配設されており、下流側には板状カバー14が配設されている。
第1切削ユニット8Aは、図4に示すように、スピンドル16の先端部に着脱可能に装着された切削ブレード18を含んでおり、切削ブレード18の概略上半分はブレードカバー20により覆われている。ブレードカバー20は、切削ブレード18の加工点近傍に切削水を供給する表裏一対の切削水ノズル22を有する切削水供給手段24を備えている。
第2切削ユニット8Bも第1切削ユニット8Aと同様に構成されており、第1切削ユニット8A及び第2切削ユニット8B共、独立してY軸方向(割り出し送り方向)及びZ軸方向(切り込み送り方向)に移動可能である。
図4に示すように、保持テーブル6をX軸方向に加工送りする加工送り手段28は、ベース26上に一対の支持片30a,30bで回転可能に支持されたボールねじ32と、ボールねじ32の一端に連結されてボールねじ32を回転駆動するモータ34と、ボールねじ32に螺合するナットを内蔵し保持テーブル6を支持するスライダ36と、スライダ36のX軸方向の移動をガイドするガイドレール37とを含んでいる。
パッケージ基板4を吸引保持する保持テーブル6は、加工送り手段28によってX軸方向に移動可能に配設された支持基台38上に配設されており、支持基台38とスライダ36との間には、保持テーブル6を水平面内で回転させるθ回転手段40が設けられている。θ回転手段40により、保持テーブル6が保持したパッケージ基板4の向きをXY平面内で回転調整可能である。
本実施形態の切削装置2は、加工送り手段28全体を覆うように配設されたウォーターケース42を備えている。ウォーターケース42は、加工送り手段28の駆動に基づき保持テーブル6、支持基台38及びθ回転手段40から構成される保持テーブル機構7が移動する範囲にわたってその動きを阻害しないように形成された開口部44を示している。
ウォーターケース42は切削装置2の筐体の一部を利用して構成され、図3に示すように、加工送り方向であるX軸方向に沿う両側には、切削水等を排水するための排水路46が形成されている。
開口部44の周囲は、切削水等が開口部44中に侵入しにくくするために、排水路46よりも高い位置を取り得るように立ち上げ形成された立ち上げ部48aを有する枠体48により囲繞されている。枠体48の両側にはウォーターケース42のほぼ全長に伸長する一対のガイドレール50が設けられている。
切削ブレード18がR方向に回転することで切削水が飛散する方向を保持テーブル6に対して加工送り方向の下流側とすると、ウォーターケース42の最下流側には、パッケージ基板4を加工した際に発生する切削屑を収容するための切削屑回収ボックス52が配設されている。排水路46の最下流側も切削屑回収ボックス52に連通するように配設されている。
ウォーターケース42上には、開口部44から露出する加工送り手段28の上部を覆うカバー部材として、蛇腹カバー12と板状カバー14が配設されている。板状カバー14は金属材料から形成され、保持テーブル6に対して切削ブレード18の回転により切削水が飛散する方向に位置する下流側の加工送り手段28の上部を覆うように構成されている。
板状カバー14の保持テーブル6側の端部は、支持基台38と一体で動くように防水カバー54を介して支持基台38に連結され、下流側は端部壁14bを有する自由端とされている。
図4に実線で示すように、板状カバー14は、保持テーブル機構7が開口部44内で最上流側の位置にあるときに、開口部44の下流側を完全に塞ぐ長さを有している。この板状カバー14は、図4に仮想線で示すように、保持テーブル機構7が最下流側まで移動した際には切削屑回収ボックス52の上面を覆うように設定されている。
板状カバー14は、加工送り方向であるX軸方向の中心から両側の排水路46側に向けて低くなる様に傾斜させた傾斜面14aを両側に有する屋根型形状に形成されている。更に、板状カバー14の両側面14cは、枠体48の外壁に沿うように排水路46上に垂下して開口部44を覆うように配設されている。
図3に示すように、板状カバー14の内側にはガイドレール50に対向する一対のレール56が設けられており、レール56の下面の数箇所にはガイドレール50に対するレール56の滑りを向上するために図示しない樹脂等から形成された摺動部材が貼付されている。
一方、蛇腹カバー12は、保持テーブル6に対して上流側の加工送り手段28の上部を覆うものであり、布等の材質により周知のように伸縮自在に構成され、保持テーブル6側の端部は支持基台38と一体で動くように防水カバー54を介して支持基台38に連結され、上流側の端部はウォーターケース42の内壁等の固定部に連結されている。
蛇腹カバー12も、枠体48の外壁に沿うように排水路46上に垂下して開口部44を覆うように配設されている。蛇腹カバー12もガイドレール50に沿ってX軸方向に移動可能に配設されている。これにより、保持テーブル6が下流側に往動する際には蛇腹カバー12が伸長し、保持テーブル6が上流側に復動する際には蛇腹カバー12は縮小するように構成されている。
図2に示すように、防水カバー54と保持テーブル6との間には、端材受けプレート60が設けられている。この端材受けプレート60は、一端にテーパ状に絞り込んだ開口60aを有する塵取り形状に形成されたものであり、開口60a側が下流側の板状カバー14上に所定寸法オーバーラップするように配設されている。
図7に最もよく示されるように、板状カバー14の端部壁14bにはブラシユニット58が取り付けられている。ブラシユニット58は、スペーサ64を挟んでねじ66により板状カバー14の端部壁14bに固定された第1部材68と、ヒンジ70を介して第1部材68に回動可能に連結された第2部材72と、第2部材72に固定された第3部材74と、第3部材74の先端に取り付けられたブラシ76とから構成される。第3部材74を省略して長く形成した第2部材の先端にブラシ76を取り付けるようにしてもよい。
図5を参照すると、ウォーターケース42及び板状カバー14の横断面図が示されている。図6はウォーターケース42と板状カバー14の横断面と、ブラシユニット58及び端材等の切削屑を洗い流す噴出ノズル62との関係を示す一部断面端面図である。噴出ノズル62は排水路46の最上流側に設けられており、図3に示すように端材噴出水63を噴出する。
以下、このように構成された切削装置2の切削加工時の作用について簡単に説明する。パッケージ基板4の切削加工時には、保持テーブル6上に保持されたパッケージ基板4に対してR方向に高速回転する切削ブレード18を切削すべき所望の分割予定ラインに位置付け、保持テーブル6を加工送り手段28によりX軸方向の下流側に往動させることにより切削加工を実施する。
この切削の際、切削ブレード18及びパッケージ基板4に対して、切削水供給手段24の切削水ノズル22から切削水を供給しながら切削を実施する。この往動時には、板状カバー14は伸縮することなくレール56がガイドレール50に案内されて保持テーブル6と一体的に切削屑回収ボックス52に向けてX軸方向に移動し、蛇腹カバー12は伸長しながらガイドレール50に案内されつつ保持テーブル6と一体的にX軸方向に移動し、加工送り手段28に対して開口部44を閉塞状態に維持する。
分割予定ラインの切削が終了すると、切削ブレード18をZ軸方向に退避させ、保持テーブル6を加工送り手段28によってX軸方向に復動させる。この復動時には、板状カバー14は伸縮することなく保持テーブル6と一体的にX軸方向に復動し、蛇腹カバー12は収縮しながらガイドレール50にガイドされて保持テーブル6と一体的にX軸方向に復動し、加工送り手段28に対して開口部44を閉塞状態に維持する。
その後、パッケージ基板4をY軸方向に分割予定ラインの一ピッチ割り出し送りして、上述したような切削動作を繰り返すことにより、パッケージ基板4の全ての分割予定ラインを切削する。
ここで、保持テーブル6が往動する切削加工時には、切削水は切削ブレード18のR方向への回転に連れ回り、主に下流側に位置する板状カバー14側に飛散する。よって、チップが形成されていない耳部等の端材部分の切削加工時に生じる端材等の比較的大きな切削屑も、下流側に位置する板状カバー14側に向けて飛散する。
このような比較的大きな切削屑が飛散する板状カバー14は、金属製で十分大きな強度を有するので、比較的大きな切削屑が飛散しても損傷しにくい。板状カバー14は、保持テーブル6と一体で往復動し、常に保持テーブル6より下流側の開口部44を覆っているので、加工送り手段28に対する防水機能を確実に発揮することができる。
保持テーブル6より上流側の開口部44は、蛇腹カバー12により常に覆われているので、加工手段28に対する防水機能を確実に発揮することができる。蛇腹カバー12は、切削ブレード18の回転による切削屑の飛散が殆どない上流側に位置しているので、比較的大きな切削屑の飛散を受けることはない。
パッケージ基板4の切削加工時に、板状カバー14上に飛散した端材等の比較的大きな切削屑は傾斜面14aを滑ってウォーターケース42の排水路46中に落下する。この排水路46には噴出ノズル62から噴出された端材洗い流し用の噴出水63が流れているので、加工屑はこの噴出水63により洗い流されるとともに、ブラシユニット58により下流側に掃き出されて切削屑回収ボックス52内に回収される。
図7乃至図9を参照して、ブラシユニット58の作用について説明する。図7は保持テーブル6が矢印X1方向に移動する切削加工時のブラシユニット58の状態を示しており、ブラシユニット58のブラシ76は板状カバー14の端部壁14bに当接しているため、ヒンジ70周りの反時計回り方向の回動は阻止されている。即ち、ブラシ76は端部壁14bより上流側には回動が阻止され、端部壁14bより下流側にのみ回動可能となっている。
従って、板状カバー14が保持テーブル機構7とともに下流側に移動する際、ブラシ76はウォーターケース42の底面42aとの摩擦抵抗で上流側に傾こうとするが、上流側への回動は端部壁14bにより阻止されているため、ウォーターケース42の底面42上の端材78を効率良く切削屑回収ボックス52へ掃き出すことができる。
図8を参照すると、板状カバー14が保持テーブル機構7とともに上流側に移動する際のブラシユニット58の動作状態が示されている。このように切削が終了して板状カバー14が上流側に復動する際には、ブラシユニット58のブラシ76はウォーターケース42の底面42aとの摩擦抵抗で下流側に傾こうとする。
ブラシ76は下流側に回動可能に取り付けられているため、自重のみでウォーターケース42の底面42bに接触するので、端材78を板状カバー14内に掃き戻してしまうことを抑制できる。
また、図9に示すように、万が一、端材78を掃き戻してしまって板状カバー14の下に端材78が溜まったとしても、ブラシユニット58のヒンジ78が開くため、ブラシユニット58を破損させてしまうことが防止される。
2 切削装置
6 保持テーブル
7 保持テーブル機構
8a,8b 切削ユニット
12 蛇腹カバー
14 板状カバー
18 切削ブレード
28 加工送り手段
42 ウォーターケース
44 開口部
48 枠体
48a 立ち上がり部
58 ブラシユニット
68 第1部材
70 ヒンジ
72 第2部材
76 ブラシ
78 端材

Claims (1)

  1. 被加工物を保持する保持テーブルを含む保持テーブル機構と、該保持テーブルで保持された被加工物を切削する切削ブレードがスピンドルに装着された切削手段と、該切削ブレードに切削水を供給する切削水供給手段と、該保持テーブル機構を該スピンドルの軸心方向と直交する加工送り方向に移動させる加工送り手段とを備え、該切削ブレードに供給された切削水が該切削ブレードの回転に伴って飛散する側を加工送り方向の下流側、反対側を上流側とする切削装置であって、
    該加工送り手段を覆うとともに該保持テーブル機構が該加工送り方向に移動可能に挿入される開口部と、該開口部を囲繞する立ち上がり部とを有するウォーターケースと、
    該ウォーターケースの下流側に隣接して配設された切削屑回収ボックスと、
    該保持テーブル機構に対して上流側の該開口部を覆うとともに該加工送り手段の上部を覆う蛇腹カバーと、
    該保持テーブル機構に対して下流側の該開口部を覆うとともに該加工送り手段を覆う一端が該保持テーブル機構に固定され他端が端部壁を有する自由端である板状カバーと、
    該板状カバーの該端部壁に配設されて該ウォーターケースの底部の異物を該切削屑回収ボックスへと掃き出すブラシユニットとを具備し、
    該ブラシユニットは、該端部壁に固定された第1部材と、該第1部材にヒンジを介して取り付けられた第2部材と、該第2部材の先端に配設されたブラシとを含み、該ブラシの上流側への回動は該端部壁がストッパとなって阻止され、該ブラシは下流側にのみ回動可能であることを特徴とする切削装置。
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