JP2012045504A - 竪型ローラミル - Google Patents

竪型ローラミル Download PDF

Info

Publication number
JP2012045504A
JP2012045504A JP2010191304A JP2010191304A JP2012045504A JP 2012045504 A JP2012045504 A JP 2012045504A JP 2010191304 A JP2010191304 A JP 2010191304A JP 2010191304 A JP2010191304 A JP 2010191304A JP 2012045504 A JP2012045504 A JP 2012045504A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fixed blade
conical member
solid
gas
roller mill
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010191304A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5638318B2 (ja
Inventor
Shinji Matsumoto
慎治 松本
Takashi Tsutsuba
孝志 筒場
Mitsuteru Matsuzaki
光輝 松▲崎▼
Sotaro Yamaguchi
聡太朗 山口
Yasuhiro Sueoka
靖裕 末岡
Kenichi Arima
謙一 有馬
Tsugio Yamamoto
次男 山本
Takuichiro Daimaru
卓一郎 大丸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP2010191304A priority Critical patent/JP5638318B2/ja
Priority to US13/805,390 priority patent/US8622328B2/en
Priority to PCT/JP2011/068868 priority patent/WO2012026422A1/ja
Priority to CN201180030854.9A priority patent/CN102958614B/zh
Publication of JP2012045504A publication Critical patent/JP2012045504A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5638318B2 publication Critical patent/JP5638318B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B02CRUSHING, PULVERISING, OR DISINTEGRATING; PREPARATORY TREATMENT OF GRAIN FOR MILLING
    • B02CCRUSHING, PULVERISING, OR DISINTEGRATING IN GENERAL; MILLING GRAIN
    • B02C23/00Auxiliary methods or auxiliary devices or accessories specially adapted for crushing or disintegrating not provided for in preceding groups or not specially adapted to apparatus covered by a single preceding group
    • B02C23/08Separating or sorting of material, associated with crushing or disintegrating
    • B02C23/10Separating or sorting of material, associated with crushing or disintegrating with separator arranged in discharge path of crushing or disintegrating zone
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B07SEPARATING SOLIDS FROM SOLIDS; SORTING
    • B07BSEPARATING SOLIDS FROM SOLIDS BY SIEVING, SCREENING, SIFTING OR BY USING GAS CURRENTS; SEPARATING BY OTHER DRY METHODS APPLICABLE TO BULK MATERIAL, e.g. LOOSE ARTICLES FIT TO BE HANDLED LIKE BULK MATERIAL
    • B07B7/00Selective separation of solid materials carried by, or dispersed in, gas currents
    • B07B7/02Selective separation of solid materials carried by, or dispersed in, gas currents by reversal of direction of flow
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B02CRUSHING, PULVERISING, OR DISINTEGRATING; PREPARATORY TREATMENT OF GRAIN FOR MILLING
    • B02CCRUSHING, PULVERISING, OR DISINTEGRATING IN GENERAL; MILLING GRAIN
    • B02C15/00Disintegrating by milling members in the form of rollers or balls co-operating with rings or discs
    • B02C15/04Mills with pressed pendularly-mounted rollers, e.g. spring pressed
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B07SEPARATING SOLIDS FROM SOLIDS; SORTING
    • B07BSEPARATING SOLIDS FROM SOLIDS BY SIEVING, SCREENING, SIFTING OR BY USING GAS CURRENTS; SEPARATING BY OTHER DRY METHODS APPLICABLE TO BULK MATERIAL, e.g. LOOSE ARTICLES FIT TO BE HANDLED LIKE BULK MATERIAL
    • B07B7/00Selective separation of solid materials carried by, or dispersed in, gas currents
    • B07B7/08Selective separation of solid materials carried by, or dispersed in, gas currents using centrifugal force
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F23COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
    • F23KFEEDING FUEL TO COMBUSTION APPARATUS
    • F23K3/00Feeding or distributing of lump or pulverulent fuel to combustion apparatus
    • F23K3/02Pneumatic feeding arrangements, i.e. by air blast
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B02CRUSHING, PULVERISING, OR DISINTEGRATING; PREPARATORY TREATMENT OF GRAIN FOR MILLING
    • B02CCRUSHING, PULVERISING, OR DISINTEGRATING IN GENERAL; MILLING GRAIN
    • B02C15/00Disintegrating by milling members in the form of rollers or balls co-operating with rings or discs
    • B02C2015/002Disintegrating by milling members in the form of rollers or balls co-operating with rings or discs combined with a classifier
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F23COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
    • F23KFEEDING FUEL TO COMBUSTION APPARATUS
    • F23K2201/00Pretreatment of solid fuel
    • F23K2201/10Pulverizing
    • F23K2201/101Pulverizing to a specific particle size
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F23COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
    • F23KFEEDING FUEL TO COMBUSTION APPARATUS
    • F23K2201/00Pretreatment of solid fuel
    • F23K2201/30Separating

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Food Science & Technology (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Crushing And Grinding (AREA)
  • Combined Means For Separation Of Solids (AREA)
  • Disintegrating Or Milling (AREA)

Abstract

【課題】製品微粉炭中の粗粒割合を低減可能な固定式分級器を備えた竪型ローラミルを提供することを目的とする。
【解決手段】サイクロン型固定式分級器をケーシング内に備える竪型ローラミルにおいて、固定式分級器は、先細部が下方に位置する円錐状部材と、円錐状部材に開口しており固気二相流を円錐状部材の内部に導入する固定羽根入口窓と、円錐状部材の内側であって固定羽根入口窓の近傍に取り付けられて固気二相流に旋回を与える平板状の固定羽根23Aと、円錐状部材の軸中心に設けられ固気二相流の旋回によって微粉炭が下端部から上端部へと導かれる内筒と、内筒の上端部に導かれた微粉炭を円錐状部材の外部へと導出する微粉炭出口と、を備え、固定羽根23Aは、固定羽根入口窓から円錐状部材の内部に導かれた固気二相流の流れが下方向に増加する先端部23bが設けられることを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、たとえば微粉炭焚きボイラ等に適用される竪型ローラミルに関する。
従来、石炭焚きボイラでは、たとえば図9および図10に示した竪型ローラミル10のような微粉炭機へ石炭投入管14から原料炭を投入し、粉砕した微粉炭を燃料として使用する。竪型ローラミル10の内部では、ケーシング11内の下部に設置されている粉砕テーブル12の上を粉砕ローラ13が回転しながら旋回する。
竪型ローラミル10内に投入された原料炭は、粉砕テーブル12と粉砕ローラ13との間に噛み込まれることにより粉砕されて微粉炭となる。微粉炭は、粉砕テーブル12の周囲に配設されているスロート15から噴出する熱風により、乾燥されながらケーシング11内の上方に配置されている固定式分級器20へと気流搬送される。このとき、粒径の大きい粗大粒子は、重力により落下して粉砕テーブル12の上に戻される重力分級が行われるため、微粉炭は、所望の粒径になるまで繰り返して粉砕されることとなる。
重力分級による1次分級の後、粗粒を含んでいる製品粒子の微粉炭は、粉砕テーブル12の上部に配置されている固定式分級器20によりさらに分級される。このような分級器には、固定式分級器20の他に回転式及び固定式/回転式を組み合わせた方式がある。なお、回転式分級器は、回転羽根による衝突・慣性力により分級を行うもので、高い分級性能を有することが知られている。
気流搬送された微粉炭は、熱風により乾燥され、さらに、固定式分級器20を通過することにより分級される。分級された微粉炭は、固定式分級器20の内部からケーシング11の外部上方へと連通している微粉炭出口16を通り、搬送用の1次空気によりボイラ(図示せず)まで気流搬送される。
固定式分級器20は、コーン21の上端部側において周方向へ等間隔に開口している多数の固定羽根入口窓22を備えている。固定羽根入口窓22は、コーン21を形成している壁面を貫通して設けられている開口部であり、微粉炭を気流搬送する流れ(以下、「固気二相流」という。)が通過してコーン21の内部へ流入する入口及び流路となる。コーン21の内壁側には、各固定羽根入口窓22と対になっている固定羽根23が取り付けられている。
コーン21の内側には、固定羽根入口窓22及び固定羽根23と対向する壁面を形成している内筒24が設けられている。固定羽根23は、固気二相流に旋回を与えるため、全てが同方向に傾斜して、すなわち、コーン21の軸中心に向かう半径方向の線に対して傾斜角度を有して取り付けられている。従って、固定羽根23の傾斜角度を増減すれば、固定羽根23の開度(角度)に応じて旋回流の強さも変化して分級する微粉度の調整が可能となる。
なお、コーン21の下端部は、固定式分級器20によって分級された粗粒を粉砕テーブル12上へ供給するコーン出口25となっている。
固定式分級器20は、粗粒域分級の精度が劣り、微粉炭中の粗粒(燃焼性に悪影響を与える100メッシュを超える程度の粗粒)が増加するため、ボイラから排出される燃焼排気ガス中に含まれる未燃分を増加させる要因となる。
固定式分級器20は、固定羽根入口窓22から隣接している固定羽根23の間を通過する固気二相流が微粉炭の粒子を旋回流によって粗粒と微粉とに遠心分級する。その後、粒径が小さく軽量の微粉は、コーン21の下方からの反転上昇流に乗って巻き上げられ、内筒24の下方から内筒24の内側に入って微粉炭出口16から竪型ローラミル10の外部へ流出する。一方、遠心分離された粒径の大きい粗粒は、重量が大きいため内筒24の下方から内筒24の内側に入る流れに乗れないためコーン21の内壁に至り、コーン21の内壁面に沿って重力によりコーン21の下方に落下する。この粗粒は、最終的にはコーン21の下部中央に開口しているコーン出口25から粉砕テーブル12上へ落下して再度粉砕される。
固定式の分級器を備えた竪型ローラミルに関する従来技術としては、破砕された微粉炭に対する分級性能を向上させるため、平面板の固定羽根を改造して波形翼とすることが提案されている。この波形翼は、1次空気とともに旋回上昇してきた混合気流が固定式分級器の波形翼間に取り込まれる際、粗粒炭があらゆる入射角で流入してきても、波形翼の気流衝突部に衝突して分級されるので、固定式分級器の分級性能が向上するというものである(例えば、特許文献1)。
また、高い分級性能を有する回転式分級器では、更なる分級性能の向上を図るために回転羽根を回転軸方向に2段に配置して、その下段の羽根をロータの外周壁に対して傾斜させたり、回転羽根の先端部に揺動自在な揺動部を設けられている(例えば、特許文献2)。
特開平10−230181号公報 特開平2−26682号公報
上述したように、竪型ローラミル10の固定式分級器20は、遠心力により破砕された微粉炭を粗粒と微粉とに分級しているが、製品粒子径に近い粗粉(粗粒/微粒の中間であり未燃分の基になる粒子径150μm程度)は遠心効果が弱いため、固気二相流の変動等により一部が内筒24近くの中心方向へ流れ込み、内筒24の近辺で旋回・下降する傾向を示す。そのため、粗粉が微粉の反転上昇流に紛れ込む確率が増え、製品微粉炭に紛れ込む粗粉量の増加によって分級効率が低下するという問題がある。
一方、固定式分級器20では、固定羽根23の開度を調整することによって微粉度の調整及び設定が行なわれている。すなわち、固定羽根23の開度を絞る(傾斜角度を大きくする)ことにより遠心力を高めて微粉度を上げ、反対に固定羽根23の開度を広げる(傾斜角度を小さくする)ことにより遠心力を弱めて微粉度を下げるという操作が行われている。固定羽根23の開度を広くして微粉度を下げた場合には、固定羽根23を通過した粗粉が十分に遠心分級されず、従って、微粉とともに中心方向へ流れ込んで反転上昇流に巻き上げられやすくなるため、分級精度の低下が拡大する。
中心方向に流れ込んだ粗粒の一部は、固定羽根23の開度によっては内筒24に衝突し、反発して固定羽根23から内筒24の間を浮遊したり、内筒24の側面に沿って下に落ちたりするので、分級精度が低下する原因となる。
また、固定羽根23の開度を絞ると、粗粒の一部は、流れから外れて固定羽根23に衝突及び反発し、不規則な軌跡を辿る。このような粗粒の挙動は、製品微粉炭に紛れ込む粗粒の割合が増し、分級精度のさらなる低下につながるため好ましくない。
また、粗粒は、竪型ローラミル10の下部から上昇して固定式分級器20に流入する際、慣性力により竪型ローラミル10の上部に偏流して固定羽根23に流入する。すなわち、粗粒は固定羽根23の上側に偏流して流入する傾向にあるので、竪型ローラミル10の上部(固定羽根23の上部)に粒子濃度(密度)の高い領域が形成され、この領域では、粒子同士の衝突・干渉・集団化により、上述した分級効率の低下がさらに助長されるという問題があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、製品微粉炭中の粗粒割合(燃焼性に悪影響を与える100メッシュを超える程度となる粗粒の割合)を低減することが可能な固定式分級器を備えた竪型ローラミルを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の竪型ローラミルは、以下の手段を採用する。
すなわち、本発明に係る竪型ローラミルは、固体を粉砕した粉体が気流搬送された固気二相流中の粒径の小さい微粉を遠心力により分級して外部へ流出させるサイクロン型の固定式分級器をケーシング内に備える竪型ローラミルにおいて、前記固定式分級器は、先細部が下方に位置する円錐状部材と、該円錐状部材に開口しており固気二相流を該円錐状部材の内部に導入する固定羽根入口窓と、前記円錐状部材の内側であって前記固定羽根入口窓の近傍に取り付けられて固気二相流に旋回を与える平板状の固定羽根と、前記円錐状部材の軸中心に設けられて固気二相流の旋回によって微粉が下端部から上端部へと導かれる内筒と、該内筒の上端部に導かれた微粉を前記円錐状部材の外部へと導出する微粉出口と、を備え、前記固定羽根は、前記固定羽根入口窓から前記円錐状部材の内部に導かれた固気二相流の流れが下方向に増すように前記固定羽根の先端部が折り曲げられることを特徴とする。
固定羽根は、先端部を円錐状部材の内部に導かれた固気二相流の流れが下方向に増すように折り曲げることとした。これにより、円錐状部材の内部に導かれた固気二相流の下方向の速度成分が増し、固気二相流中の微粉のうち粒子径が大きく重い粗粉ほど下方向に流れるようになる。そのため、固定羽根入口窓から円錐状部材の内側へと流れ込んだ粗粉のうち反転上昇流に巻き上げられる粗粉の量が低減する。したがって、竪型ローラミルの分級精度を向上させることができる。
さらに、前記固定羽根は、平板状の上辺の上辺曲げ起点と平板状の下辺の下辺曲げ起点とを結ぶ曲げ線で折り曲げられ、前記下辺曲げ起点は、前記上辺曲げ起点よりも前記円錐状部材の軸中心側に位置することを特徴とする。
平板状の上辺曲げ起点と、上辺曲げ起点よりも円錐状部材の軸中心側に位置する下辺曲げ起点とを結ぶ曲げ線に沿って折り曲げた固定羽根を用いることとした。これにより、固定羽根入口窓から円錐状部材の内部に導かれる固気二相流の流れが下方向に速度成分を増すことができる。そのため、固気二相流中の微粉のうち粒子径が大きく重い粗粉ほど下方向に流れるようになり、固定羽根入口窓から円錐状部材の軸中心方向へ流れ込んだ粗粉のうち反転上昇流に巻き上げられる量が低減する。したがって、竪型ローラミルの分級精度を向上させることができる。
さらに、前記上辺曲げ起点は、前記平板状の上辺の全長に対して固定羽根入口窓から0.2以上0.3以下の位置であり、前記下辺曲げ起点は、前記平板状の下辺の全長に対して固定羽根入口窓から0.4以上0.6以下の位置であることを特徴とする。
上辺曲げ起点は、平板状の上辺の全長に対して固定羽根入口窓から0.2以上0.3以下に、下辺曲げ起点は、平板状の下辺の全長に対して固定羽根入口窓から0.4以上0.6以下の位置に設けられて折り曲げることとした。そのため、固気二相流の流れが下方向に速度成分を更に増すことができる。したがって、竪型ローラミルの分級精度を更に向上させることができる。
なお、上辺曲げ起点は、平板状の上辺の全長に対して固定羽根入口窓から0.24に、下辺曲げ起点は、平板状の下辺の全長に対して固定羽根入口窓から0.50の位置が好適である。
また、前記固定羽根入口窓から前記円錐状部材の軸中心に向かう半径方向の線に対して、前記固定羽根の下辺の先端部と前記下辺曲げ起点とを結ぶ線が10°以上30°以下の角度を成し、前記固定羽根の下辺の先端部と前記下辺曲げ起点とを結ぶ線に対して、前記固定羽根の上辺の先端部と前記上辺曲げ起点とを結ぶ線が5°以上25°以下の角度を成すことを特徴とする。
上辺曲げ起点から上辺の先端部までを結ぶ線と下辺曲げ起点から下辺の先端部までを結ぶ線との間の角度は5°以上25°以下であり、下辺曲げ起点から下辺の先端部までを結ぶ線と固定羽根入口窓から円錐状部材の軸中心に向かう半径方向の線との間の角度が10°以上30°以下を成すように折り曲げることとした。そのため、固気二相流の流れが下方向に速度成分を増すことができる。したがって、竪型ローラミルの分級精度を更に向上させることができる。
なお、上辺曲げ起点から上辺の先端部を結ぶ線下辺曲げ起点から下辺の先端部までを結ぶ線と成す角度は、10°以上20°以下であれば更に好適であり、下辺曲げ起点から下辺の先端部を結ぶ線と固定羽根入口窓から円錐状部材の軸中心に向かう半径方向の線とが成す角度は、15°以上25°以下であれば更に好適である。
また、前記固定羽根は、前記固定羽根入口窓から前記円錐状部材の軸中心側へと向かって複数段に分割されて折り曲げられることを特徴とする。
固定羽根入口窓から円錐状部材の軸中心へと向かって複数段に分割されて折り曲げられる固定羽根を用いることとした。そのため、固定羽根が1段に折り曲げられている場合に比べて、固気二相流の流れが下方向に速度成分を増すことができる。したがって、竪型ローラミルの分級精度を更に向上させることができる。
本発明によると、固定羽根の先端部を円錐状部材の内部に導かれた固気二相流の流れが下方向に増すように折り曲げることとした。これにより、円錐状部材の内部に導かれた固気二相流の下方向の速度成分を増し、固気二相流中の粉体のうち粒子径が大きく重い粗粉ほど下方向に流れるようになる。そのため、固定羽根入口窓から円錐状部材の内側へと流れ込んだ粗粉のうち反転上昇流に巻き上げられる粗粉の量が低減する。したがって、竪型ローラミルの分級精度を向上させることができる。
第1実施形態に係る竪型ローラミルの固定式分級器の縦断面図である。 図1に示した固定羽根の部分拡大図を示し、(a)は、その正面図、(b)はその左側面図、(c)は、その上面図である。 固定羽根の折り曲げ位置を示す模式図である。 固定羽根の全長に対する各折り曲げ起点および傾斜角度と300μm以上の粗粒子の割合との関係を示す図表である。 固定羽根の全長に対する各折り曲げ起点および傾斜角度と75μm以下の微粒子の割合との関係を示す図表である。 図4の図表をグラフにしたものである。 図5の図表をグラフにしたものである。 第2実施形態に係る固定羽根の部分拡大図を示し、(a)は、その正面図、(b)はその左側面図、(c)は、その上面図である。 竪型ローラミルの縦断面概略構成図である。 従来の固定式分級器の縦断面構成図である。
以下、本発明に係る竪型ローラミルの一実施形態を図面に基づいて説明する。
図9に示す竪型ローラミル10は、たとえば微粉炭焚きボイラ(図示せず)の燃料となる微粉炭を製造するものである。竪型ローラミル10は、原料炭を粉砕して微粉炭とし、重力分級後の微粉炭を固定式分級器20により分級する。これにより、固定式分級器20を通過して分級された製品微粉炭は、所望の微粉度を有する微粉炭燃料として竪型ローラミル10の上部に設けられている微粉炭出口(微粉出口)16から、1次空気により微粉炭焚きボイラへと気流搬送される。
なお、本実施形態に係る竪型ローラミル10の構成は、後述する固定式分級器20の構成を除いて上述した従来技術と同様であり、従って、その詳細な説明は省略する。
本発明に係る竪型ローラミル10は、原料炭(固体)を粉砕した微粉炭(粉体)を気流搬送する固気二相流(微粉炭+1次空気)が通過することにより、粒径の小さい微粉炭を遠心力により分級して微粉炭焚きボイラ(外部)へと流出させるサイクロン型の固定式分級器20をケーシング11内の上部に備えている。固定式分級器20は、コーン(円錐状部材)21に開口している固定羽根入口窓22から固気二相流をコーン21の内部に導入し、固定羽根入口窓22の内側に取り付けられている固定羽根23によって固気二相流に旋回を与えて粒径が小さく軽量の微粉炭をコーン21の内側に設けられている内筒24の下端部から内筒24の内部を通過して、内筒24の上端部に設けられている微粉炭出口16よりコーン21の外部へと流出するように構成されている。
換言すれば、所望の粒径より小さい微粉炭は、固定式分級器20内に設置されている内筒24の下端部を通過して上昇する反転上昇流に乗って分級され、上部に開口している微粉炭出口16を通って流出する。この微粉炭は、固定式分級器20及び竪型ローラミル10から微粉炭焚きボイラ(図示せず)へ製品微粉炭(燃料用微粉炭)として供給される。
[第1実施形態]
本実施形態では、上述した固定羽根23に代えて、図1に示す固定羽根23Aが採用されている。固定羽根23Aは、固定羽根入口窓22からコーン21の内部に流れ込んだ固気二相流に旋回流れを与える固定羽根根元部23aと旋回流れの下方向の速度成分を増す固定羽根先端部23bとを備えている。
固定式分級器20Aは、コーン21と、コーン21の内部に所定の間隔を設けて配設されている同心の内筒24とを備え、二重の筒状として構成されている。内筒24の内側(軸中心側)には、分級した製品微粉炭を流出させる微粉炭出口16がコーン21の上部に開口して設けられている。コーン21は、先細部が固定式分級器20Aの下方に位置する円錐状とされている。コーン21の下部には、回収した粗粒を粉砕テーブル12(図9参照)に落下させるコーン出口25(図9参照)が開口している。
コーン21の上部には、周方向に開口している多数の固定羽根入口窓22が等間隔に設けられている。固定羽根入口窓22は、コーン21を形成している壁面を貫通して設けられている開口部であり、微粉炭を1次空気によって気流搬送する固気二相流が通過してコーン21の内部へ流入する入口及び流路となる。固定羽根入口窓22に流入する固気二相流は、ケーシング11の下部に配置されている粉砕テーブル12の上で粉砕された微粉炭を気流搬送する上昇流から略90度の方向に方向転換させられる。また、コーン21の内壁側には、各固定羽根入口窓22と対になる位置に固定羽根23Aが取り付けられている。
図2には、図1に示した固定羽根23Aの拡大図が示されている。
図2(a)は、固定羽根の正面図、(b)は、固定羽根の左側面図、(c)は、固定羽根の上面図を示している。
固定羽根23Aは、コーン21(図1参照)の内側であって固定羽根入口窓22の近傍に設けられている。固定羽根23Aは、平板状の一部を折り曲げた形状となっている。固定羽根23Aは、固定羽根入口窓22からコーン21の軸中心に向かう半径方向に1段に折り曲げられている。折り曲げられることによって2つに分割された固定羽根23Aは、固定羽根入口窓22側である固定羽根根元部23aと、コーン21の軸中心側である固定羽根先端部(先端部)23bと、からなる。
固定羽根23Aは、折り曲げる前の平板状の上辺(コーン21の上部側)に設けられている上辺折り曲げ起点(上辺曲げ起点)23cと、下辺(コーン21の下方側)に設けられている下辺折り曲げ起点(下辺曲げ起点)23dと、を結んでいる曲げ線23eにおいて折り曲げられている。下辺折り曲げ起点23dは、上辺折り曲げ起点23cよりもコーン21の軸中心側に位置するように設けられている。
下辺折り曲げ起点23dが上辺折り曲げ起点23cよりもコーン21の軸中心側に位置するように設けられているため固定羽根23Aは、図2(b)に示すように、左側面から見た場合に、台形形状を成すように固定羽根先端部23bが折り曲げられることとなる。これにより、固定羽根根元部23aによって旋回が与えられた固気二相流は、固定羽根先端部23bによって下方向の流れが増加される。
固定羽根23の各固定羽根根元部23aは、固気二相流に旋回を与えるために同方向に同じ傾斜角度を有してコーン21の内壁に設けられている。固定羽根根元部23aが傾斜角度を有して設けられることによって、固定羽根入口窓22(図1参照)から流入した固気二相流は、内筒24の外壁と略直交するように軸中心方向へと向かう流れになることがなくなる。すなわち、固気二相流の流れの水平方向速度成分の方向が傾斜角度に応じて変化することにより、コーン21の内壁と内筒24の外壁との間に形成された空間内を円周方向へ旋回する流れとなる。
さらに、固定羽根23Aの先端には、コーン21の内部に流れ込んだ固気二相流の流れが下方向に増加する固定羽根先端部23bが設けられているので、上昇流の方向転換は略水平よりも下方向に変化する。すなわち、固定羽根先端部23bは、固定羽根先端部23bを通過した固気二相流を、図1の図中に矢印Fで示すように、強制的に下方向に導いて変化させるので、固定羽根先端部23bに導かれた固気二相流がコーン21の内部に流入する下方向の速度成分が大きくなる。従って、固定羽根根元部23aによる水平方向に加えて、固定羽根先端部23bによる上下方向においても、コーン21の内部に流入した固気二相流が内筒24の外壁と略直交するように軸中心方向へ向かう速度成分が弱まって小さくなる。なお、図示の構成例では、図1における固気二相流が時計回りの旋回流を形成する。すなわち、固定羽根先端部23bは、時計回りの旋回流の流れ方向に折り曲げられていることとなる。
固定羽根23Aを通過して下方向の固気二相流の流れが増すことによって、特に重量の大きい粗粉は、そのまま下方向に流れる可能性が高くなり内筒24及び微粉炭出口16が存在している固定式分級器20Aの軸中心方向へ流れ込む粗粉量が低減する。その結果、固気二相流に含まれている粗粉は、製品微粉炭とともに反転上昇する流れに巻き上げられて固定式分級器20Aから流出する量が減少するので、固定式分級器20Aの分級精度が向上する。
ここで、上辺折り曲げ起点23cおよび下辺折り曲げ起点23dの位置について、図3から図7を用いて説明する。
図3には、1段に折り曲げられている固定羽根23Aの模式図が示されている。
固定羽根23Aを折り曲げなかった場合、すなわち、平板状の場合における固定羽根入口窓22(図1参照)からコーン21(図1参照)の軸中心に向かう固定羽根23Aの上辺または下辺の全長をLとする。固定羽根入口窓22から上辺折り曲げ起点23cまでの長さをL1とし、固定羽根入口窓22から下辺折り曲げ起点23dまでの長さをL2とする。
また、固定羽根23Aを折り曲げなかった場合における上辺の延長線(固定羽根入口窓22からコーン21の軸中心に向かう半径方向の線)に対して、下辺折り曲げ起点23dから固定羽根23Aの下辺の延在方向の端部(以下、「下辺の先端部」という。)23gまでを結んでいる固定羽根先端側下辺(図示せず)が成す傾斜角度をθ1とする。また、固定羽根先端側下辺に対して、上辺折り曲げ起点23cから固定羽根23Aの上辺の延在方向の端部(以下、「上辺の先端部」という。)23fまでを結んでいる固定羽根先端側上辺(図示せず)が成す傾斜角度をθ2とする。
これらパラメータL、L1、L2、θ1、θ2と分級性能との関係を図4および図5の表に示す。
図4は、50メッシュに残っている300μm以上の粗粒子の割合について、固定羽根23Aを折り曲げなかった場合(旧知見)について示している。さらに、図4は、固定羽根23Aを折り曲げた場合におけるL(固定羽根23Aの全長)に対するL1およびL2と、Lと固定羽根先端側下辺とが成す傾斜角度θ1と、固定羽根先端側下辺と固定羽根先端側上辺とが成す傾斜角度θ2とを変化させた場合を比較している。
図5は、200メッシュを通過した75μm以下の微粒子の割合について、固定羽根23Aを折り曲げなかった場合(旧知見)について示している。さらに、図5は、固定羽根23Aを折り曲げた場合におけるLに対するL1およびL2と、Lと固定羽根先端側下辺とが成す傾斜角度θ1と、固定羽根先端側下辺と固定羽根先端側上辺とが成す傾斜角度θ2とを変化させた場合を比較している。
図6には、図4に示した旧知見、実施例1および実施例2をグラフ化したものが示されている。
図6に示すように、分級精度(300μm以上の粗粒子の割合)は、旧知見に比べて実施例1および実施例2のように固定羽根23Aの固定羽根先端部23bを折り曲げた場合の方が改善されている。
図7には、図5に示した旧知見、実施例1および実施例2をグラフ化したものが示されている。
図7に示すように、最大微粉度(75μm以下の微粒子の割合)は、旧知見に比べて実施例1が向上し、旧知見に比べて実施例2は低下している。
さらに、図6と図7から、実施例1は、旧知見よりも分級精度および最大微粉度ともに改善されていることが分かり、実施例2は、旧知見よりも分級精度は改善されているが、最大微粉度が低下していることが分かる。
これらにより、固定羽根23Aの固定羽根先端部23bは、L1/Lが0.2以上0.3以下の位置に上辺折り曲げ起点23cを設け、L2/Lが0.4以上0.6以下の位置に下辺折り曲げ起点23dを設けることとし、固定羽根入口窓22からコーン21の軸中心に向かう半径方向に対する固定羽根先端側下辺の傾斜角度θ1を10°以上30°以下とし、固定羽根先端側上辺と固定羽根先端側下辺との間の傾斜角度θ2を5°以上25°以下になるように折り曲げることとした。
なお、傾斜角度θ1は、15°以上25°以下であれば更に好適であり、傾斜角度θ2は、10°以上20°以下であれば更に好適である。
また、上辺折り曲げ起点23cは、L1/Lが0.24であり、下辺折り曲げ起点23dは、L2/Lが0.50の位置が好適である。
以上の通り、本実施形態に係る竪型ローラミル10によれば、以下の作用効果を奏する。
コーン(円錐状部材)21の内部に導かれた固気二相流の流れが下方向に増すように固定羽根23Aの固定羽根先端部(先端部)23bを折り曲げることとした。これにより、コーン(円錐状部材)21の内部に導かれた固気二相流の流れが下方向に速度成分を増し、固気二相流中の微粉のうち粒子径が大きく重い粗粉ほどコーン21の内部を下方向に流れるようになる。そのため、固定羽根入口窓22からコーン21の内側へと流れ込んだ粗粉のうち反転上昇流に巻き上げられる粗粉の量が低減する。したがって、竪型ローラミル10の分級精度を向上させることができる。
上辺折り曲げ点23c(上辺曲げ起点)と、上辺折り曲げ点23cよりもコーン21の軸中心側に位置している下辺折り曲げ点23d(下辺曲げ起点)とを結んでいる曲げ線23eに沿って折り曲げた固定羽根23Aを用いることとした。これにより、固定羽根入口窓22からコーン21の内部に導かれる固気二相流の流れが下方向に速度成分を増加することができる。そのため、固気二相流中の微粉のうち粒子径が大きく重い粗粉ほど下方向に流れるようになり、固定羽根入口窓22からコーン21の軸中心方向へ流れ込んだ粗粉のうち反転上昇流に巻き上げられる量が低減する。したがって、竪型ローラミル10の分級精度を向上させることができる。
固定羽根23Aの上辺折り曲げ点23cは、平板状の上辺の全長Lに対して固定羽根入口窓22から0.2以上0.3以下に、固定羽根23Aの下辺折り曲げ起点23d先端側下辺は、平板状の下辺の全長Lに対して固定羽根入口窓22から0.4以上0.6以下の位置に設けられて折り曲げることとした。そのため、固気二相流の流れが下方向に速度成分を更に増加することができる。したがって、竪型ローラミル10の分級精度を更に向上させることができる。
固定羽根先端側下辺(下辺折り曲げ起点23dから下辺の先端部23gまでを結んでいる線)と固定羽根入口窓22からコーン21の軸中心に向かう半径方向の線との間の傾斜角度θ1が10°以上30°以下であり、固定羽根先端側上辺(上辺折り曲げ起点23cから上辺の先端部23fまでを結んでいる線)と固定羽根先端側下辺との間の傾斜角度θ2が5°以上25°以下となるように固定羽根先端部23bを折り曲げることとした。そのため、固気二相流の流れが下方向に速度成分を増すことができる。したがって、竪型ローラミル10の分級精度を更に向上させることができる。
[第2実施形態]
以下、本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態の竪型ローラミルは、固定羽根が2段に折り曲げられている点で第1実施形態と相違しその他は同様である。したがって、同一の構成および同一の流れについては、同一の符号を付してその説明を省略する。
図8は、本発明の第2実施形態に係る竪型ローラミルの固定式分級器の拡大図であり、(a)は、その正面図、(b)は、その左側面図、(c)は、その上面図を示している。
固定羽根23Bは、固定羽根根元部23aと、固定羽根第1先端部23hと、固定羽根第2先端部23jとからなっている。固定羽根23Bは、固定羽根根元部23aからコーン(図示せず)の軸中心に向かって半径方向に固定羽根第1先端部23h、固定羽根第2先端部23jの順に2段に分割されて折り曲げられている。
以上の通り、本実施形態に係る竪型ローラミルによれば、以下の作用効果を奏する。
固定羽根入口窓(図示せず)からコーン(円錐状部材)の軸中心へと向かって2段(複数段)に分割されて折り曲げられている固定羽根第1先端部23hおよび固定羽根第2先端部23jを有している固定羽根23Bを用いることとした。そのため、固定羽根23Bが1段に折り曲げられている場合に比べて、固気二相流の流れが下方向に増加することができる。したがって、竪型ローラミル(図示せず)の分級精度を更に向上させることができる。
なお、本実施形態では、固定羽根を2段に折り曲げるとして説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、2段以上に折り曲げても良い。
10 竪型ローラミル
11 ケーシング
12 粉砕テーブル
13 粉砕ローラ
14 石炭投入管
15 スロート
16 微粉炭出口(微粉出口)
20、20A 固定式分級器
21 コーン(円錐状部材)
22 固定羽根入口窓
23A、23B 固定羽根
23b 固定羽根先端部(先端部)
23c 上辺折り曲げ起点(上辺曲げ起点)
23d 下辺折り曲げ起点(下辺曲げ起点)
23e 曲げ線
23f 上辺の先端部
23g 下辺の先端部
23h 固定羽根第1先端部
23j 固定羽根第2先端部
24 内筒
25 コーン出口

Claims (5)

  1. 固体を粉砕した粉体が気流搬送された固気二相流中の粒径の小さい微粉を遠心力により分級して外部へ流出させるサイクロン型の固定式分級器をケーシング内に備える竪型ローラミルにおいて、
    前記固定式分級器は、先細部が下方に位置する円錐状部材と、該円錐状部材に開口しており固気二相流を該円錐状部材の内部に導入する固定羽根入口窓と、前記円錐状部材の内側であって前記固定羽根入口窓の近傍に取り付けられて固気二相流に旋回を与える平板状の固定羽根と、前記円錐状部材の軸中心に設けられて固気二相流の旋回によって微粉が下端部から上端部へと導かれる内筒と、該内筒の上端部に導かれた微粉を前記円錐状部材の外部へと導出する微粉出口と、を備え、
    前記固定羽根は、前記固定羽根入口窓から前記円錐状部材の内部に導かれた固気二相流の流れが下方向に増すように前記固定羽根の先端部が折り曲げられることを特徴とする竪型ローラミル。
  2. 前記固定羽根は、平板状の上辺の上辺曲げ起点と平板状の下辺の下辺曲げ起点とを結ぶ曲げ線で折り曲げられ、
    前記下辺曲げ起点は、前記上辺曲げ起点よりも前記円錐状部材の軸中心側に位置する請求項1に記載の竪型ローラミル。
  3. 前記上辺曲げ起点は、前記平板状の上辺の全長に対して固定羽根入口窓から0.2以上0.3以下の位置であり、前記下辺曲げ起点は、前記平板状の下辺の全長に対して固定羽根入口窓から0.4以上0.6以下の位置である請求項2に記載の竪型ローラミル。
  4. 前記固定羽根入口窓から前記円錐状部材の軸中心に向かう半径方向の線に対して、前記固定羽根の下辺の先端部と前記下辺曲げ起点とを結ぶ線が10°以上30°以下の角度を成し、
    前記固定羽根の下辺の先端部と前記下辺曲げ起点とを結ぶ線に対して、前記固定羽根の上辺の先端部と前記上辺曲げ起点とを結ぶ線が5°以上25°以下の角度を成す請求項2または請求項3に記載の竪型ローラミル。
  5. 前記固定羽根は、前記固定羽根入口窓から前記円錐状部材の軸中心側へと向かって複数段に分割されて折り曲げられる請求項2から請求項4のいずれかに記載の竪型ローラミル。
JP2010191304A 2010-08-27 2010-08-27 竪型ローラミル Active JP5638318B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010191304A JP5638318B2 (ja) 2010-08-27 2010-08-27 竪型ローラミル
US13/805,390 US8622328B2 (en) 2010-08-27 2011-08-22 Vertical roller mill
PCT/JP2011/068868 WO2012026422A1 (ja) 2010-08-27 2011-08-22 竪型ローラミル
CN201180030854.9A CN102958614B (zh) 2010-08-27 2011-08-22 立式辊碾机

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010191304A JP5638318B2 (ja) 2010-08-27 2010-08-27 竪型ローラミル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012045504A true JP2012045504A (ja) 2012-03-08
JP5638318B2 JP5638318B2 (ja) 2014-12-10

Family

ID=45723422

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010191304A Active JP5638318B2 (ja) 2010-08-27 2010-08-27 竪型ローラミル

Country Status (4)

Country Link
US (1) US8622328B2 (ja)
JP (1) JP5638318B2 (ja)
CN (1) CN102958614B (ja)
WO (1) WO2012026422A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014054585A (ja) * 2012-09-11 2014-03-27 Ihi Corp 竪型ミル
JP2016112494A (ja) * 2014-12-12 2016-06-23 株式会社アーステクニカ 粉体処理装置および粉体処理設備

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8820535B2 (en) * 2012-02-07 2014-09-02 Rickey E. Wark Classifier with variable entry ports
JP5854902B2 (ja) * 2012-03-21 2016-02-09 三菱日立パワーシステムズ株式会社 竪型粉砕機
WO2015033312A2 (en) * 2013-09-09 2015-03-12 Coal Milling Projects (Pty) Limited An ultra high performance static classifier
KR101766604B1 (ko) * 2013-11-01 2017-08-08 미츠비시 히타치 파워 시스템즈 가부시키가이샤 수직형 롤러 밀
CN111229390B (zh) * 2020-03-05 2021-10-22 兰溪诸葛南方水泥有限公司 一种可回料的立磨式选粉机

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000051723A (ja) * 1998-08-05 2000-02-22 Babcock Hitachi Kk 竪型ローラミル
WO2009041628A1 (ja) * 2007-09-27 2009-04-02 Babcock-Hitachi Kabushiki Kaisha 分級装置及びそれを備えた竪型粉砕装置ならびに石炭焚ボイラ装置
WO2011062240A1 (ja) * 2009-11-20 2011-05-26 三菱重工業株式会社 竪型ローラミル

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3680695A (en) * 1969-11-28 1972-08-01 Sato Seisakusho Kk Gas-separating method and apparatus therefor
JPS6150678A (ja) * 1984-08-18 1986-03-12 川崎重工業株式会社 分級器
JPH0226682A (ja) 1988-07-18 1990-01-29 Babcock Hitachi Kk 粉砕分級装置
DE4423815C2 (de) * 1994-07-06 1996-09-26 Loesche Gmbh Mühlensichter
CN2191716Y (zh) * 1994-06-21 1995-03-15 连祺祥 气流粉碎机分级器
JPH08281213A (ja) * 1995-04-14 1996-10-29 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd 分級機
US5819947A (en) * 1996-01-29 1998-10-13 Sure Alloy Steel Corporation Classifier cage for rotating mill pulverizers
US5957300A (en) 1996-01-29 1999-09-28 Sure Alloy Steel Corporation Classifier vane for coal mills
JPH1076171A (ja) * 1996-09-05 1998-03-24 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 竪型ローラミル
JPH10230181A (ja) * 1997-02-19 1998-09-02 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd 竪型ミル

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000051723A (ja) * 1998-08-05 2000-02-22 Babcock Hitachi Kk 竪型ローラミル
WO2009041628A1 (ja) * 2007-09-27 2009-04-02 Babcock-Hitachi Kabushiki Kaisha 分級装置及びそれを備えた竪型粉砕装置ならびに石炭焚ボイラ装置
WO2011062240A1 (ja) * 2009-11-20 2011-05-26 三菱重工業株式会社 竪型ローラミル

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014054585A (ja) * 2012-09-11 2014-03-27 Ihi Corp 竪型ミル
JP2016112494A (ja) * 2014-12-12 2016-06-23 株式会社アーステクニカ 粉体処理装置および粉体処理設備

Also Published As

Publication number Publication date
US8622328B2 (en) 2014-01-07
JP5638318B2 (ja) 2014-12-10
CN102958614A (zh) 2013-03-06
WO2012026422A1 (ja) 2012-03-01
US20130327861A1 (en) 2013-12-12
CN102958614B (zh) 2014-10-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5638318B2 (ja) 竪型ローラミル
WO2011062240A1 (ja) 竪型ローラミル
US9211547B2 (en) Classifier
CN107847984B (zh) 分级机、粉碎分级装置及粉煤焚烧炉
JP2017140573A (ja) 分級機、粉砕分級装置及び微粉炭焚きボイラ
KR101766604B1 (ko) 수직형 롤러 밀
US7156235B2 (en) Apparatus for and method of classifying particles discharged from a vertical mill
KR102111226B1 (ko) 분쇄 장치, 분쇄 장치의 스로트 및 미분탄 연소 보일러
JPH10109045A (ja) 竪型ローラミル
JP6275442B2 (ja) 竪型ローラミル
JP6352162B2 (ja) 竪型ローラミル
WO2017138294A1 (ja) 粉砕装置及び微粉炭焚きボイラ
JP2002119920A (ja) 気流式分級機
JP6165593B2 (ja) 竪型ローラミル
JP6045478B2 (ja) 竪型ローラミル
JP6009349B2 (ja) 分級機構および分級方法
TWI671132B (zh) 分級機、直立式粉碎機以及燃煤鍋爐
JP6430200B2 (ja) 竪型ローラミル
JP2013230435A (ja) 分級機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130809

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140701

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140901

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140924

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20141022

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5638318

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350