JPH08281213A - 分級機 - Google Patents

分級機

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JPH08281213A
JPH08281213A JP7089377A JP8937795A JPH08281213A JP H08281213 A JPH08281213 A JP H08281213A JP 7089377 A JP7089377 A JP 7089377A JP 8937795 A JP8937795 A JP 8937795A JP H08281213 A JPH08281213 A JP H08281213A
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JP
Japan
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raw material
separator body
dispersion plate
casing
classification
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JP7089377A
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English (en)
Inventor
Satoru Tominaga
哲 富永
Shingo Mukai
新悟 向井
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IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
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Publication date
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Priority to DE19641817A priority patent/DE19641817A1/de
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B07SEPARATING SOLIDS FROM SOLIDS; SORTING
    • B07BSEPARATING SOLIDS FROM SOLIDS BY SIEVING, SCREENING, SIFTING OR BY USING GAS CURRENTS; SEPARATING BY OTHER DRY METHODS APPLICABLE TO BULK MATERIAL, e.g. LOOSE ARTICLES FIT TO BE HANDLED LIKE BULK MATERIAL
    • B07B7/00Selective separation of solid materials carried by, or dispersed in, gas currents
    • B07B7/08Selective separation of solid materials carried by, or dispersed in, gas currents using centrifugal force
    • B07B7/083Selective separation of solid materials carried by, or dispersed in, gas currents using centrifugal force generated by rotating vanes, discs, drums, or brushes

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  • Combined Means For Separation Of Solids (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 分散板より分散される原料が必要以上に強い
遠心力を付与されてしまうことを防止する。 【構成】 複数枚の分級羽根41を環状に備えて回転す
るセパレータ本体39に対し周囲から分級エア21に同
伴された原料2を導入し、分級羽根41を通り抜ける微
粉20と通過を阻まれる粗粉9とに分級する分級機にお
いて、セパレータ本体39の上方位置に原料投入口3を
配置すると共に、該原料投入口3からの原料2を受けて
分散する為の分散板29を中空軸26により上方から支
持し、セパレータ本体39を中空軸26内を回転自在に
貫通する回転軸35により支持し、中空軸26と回転軸
35とを別個の駆動装置46,48により回転駆動し得
るよう構成する。このようにすれば、分級に必要なセパ
レータ本体39の回転数とは無関係に分散板29を適正
な回転数で設定することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、セメント製造設備等に
使用される分級機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4及び図5は従来の分級機の一例を示
すもので、図中1は分級機のケーシングを示し、該ケー
シング1は、上面の所定位置に原料2を受け入れる原料
投入口3を有する円筒形の上部ケーシング4と、該上部
ケーシング4の下部に接続され下方へ向かって次第に小
径となる漏斗状の下部ケーシング5とにより形成されて
いる。
【0003】前記下部ケーシング5の下部には、内周部
に複数のルーバー6を環状に配設した渦室7が下部ケー
シング5を外側に張り出して形成されており、この渦室
7の外周側面の接線方向には渦室7内に開口する分級エ
ア導入管8が設けられている。
【0004】更に、前記渦室7の下側には、下部ケーシ
ング5の内面に沿って落下してくる粗粉9を排出する粗
粉排出口10が接続されている。
【0005】11はセパレータ本体であり、該セパレー
タ本体11は、上部ケーシング4の上面に設けた駆動装
置12により駆動され且つ上部ケーシング4の略中心に
回転自在に枢支された回転軸13によって上方から支持
されており、該回転軸13の下端部に固定された取付板
15と、前記原料投入口3から投入される原料2を受け
得るよう前記回転軸13の上部に固定された分散板16
と、前記取付板15の外周に沿って周方向に配置され且
つ取付板15と分散板16との間に固定された分級羽根
17とにより構成されている。
【0006】18は微粉ホッパであり、該微粉ホッパ1
8は、前記セパレータ本体11の下方に配置され、下方
へ向かって次第に小径となる漏斗状のホッパ本体19
と、該ホッパ本体19の下端部から前記ケーシング1の
下部ケーシング5を貫通して該下部ケーシング5の外部
下方へ延び且つセパレータ本体11の分級羽根17の間
を通ってセパレータ本体11の内部に導入された微粉2
0を分級エア21と共に排出し得るように形成した排気
口22とを有している。
【0007】而して、駆動装置12を作動して回転軸1
3を介してセパレータ本体11を回転させ、同時に分級
エア導入管8を介して渦室7の内部へ分級エア21を送
り込むと共に、ケーシング1の上部に設けた原料投入口
3からケーシング1の内部へ原料2を所定量ずつ投入す
ると、投入された原料2は、回転している分散板16上
に落下して遠心力を付与され、分散板16の周方向の外
側へ分散される。
【0008】このとき、分級エア導入管8から渦室7の
内部へ送り込まれた分級エア21は、渦室7によって旋
回力を与えられ、ルーバー6の間を通ってケーシング1
内へ流入し、ケーシング1の下部ケーシング5の内面に
沿って旋回しつつ上昇し、回転するセパレータ本体11
の分級羽根17の間を通ってセパレータ本体11の内部
へ流入する分級エア流を形成しているので、前記分散板
16上から落下する原料2は前記分級エア流中に分散さ
れることになる。
【0009】前記分級エア21の流れに乗った原料2
は、回転するセパレータ本体11に導かれて分級羽根1
7を通り抜ける微粉20と通過を阻まれる粗粉9とに分
級され、分級羽根17を通り抜けた微粉20のみがセパ
レータ本体11の内部に導かれて微粉ホッパ18のホッ
パ本体19内に流下し、排気口22を経て分級エア21
と共に外部へ排出される。
【0010】また、前記分級羽根17により通過を阻ま
れてケーシング1内面に弾かれた粗粉9及び最初から分
級エア流に乗りきれなかった粗粉9は、前記分級エア2
1の流れから離脱してケーシング1の内面に沿って落下
し、下部の粗粉排出口10から外部へ排出される。
【0011】斯かる分級機おいては、原料2の分級に必
要なセパレータ本体11の回転数は分級すべき原料2の
粒度によって決まり、通常は100〜1000rpmで
あり、原料2の分散に必要な分散板16の回転数は分散
板16の直径や原料供給能力によって決まり、通常10
〜100rpm程度であるとされている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図4及
び図5に示す従来の分級機では、分散板16がセパレー
タ本体11と一体化されているために、分級に必要なセ
パレータ本体11の回転速度で分散板16が回転される
ので、該分散板16の上面に落下する原料2は、必要以
上に強い遠心力を付与されて飛散することになり、本来
であれば分級エア21の流れに乗ってセパレータ本体1
1の分級羽根17まで搬送されるべき多くの原料2中の
粉体が、ケーシング1の内面に激しく衝突して分級エア
21の流れに乗りきれずにそのまま滑落してしまい、十
分な分級機会を与えられることなく粗粉9として排出さ
れてしまって分級効率が低下するという問題があり、ま
た、ケーシング1の内面に衝突して該内面を滑落する粉
体量が多くなることからケーシング1の内面に損耗を生
じるなどの問題もあった。
【0013】本発明は、前述の実情に鑑みてなしたもの
であり、分散板より分散される原料に必要以上に強い遠
心力が付与されてしまうことを防止し得る分級機を提供
することを目的としてなしたものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数枚の分級
羽根を環状に備えて回転するセパレータ本体に対し周囲
から分級エアに同伴された原料を導入し、前記分級羽根
を通り抜ける微粉と通過を阻まれる粗粉とに分級する分
級機であって、前記セパレータ本体の上方位置に原料投
入口を配置すると共に、該原料投入口とセパレータ本体
との間に、前記原料投入口からの原料を受けて分散する
為の分散板を、前記セパレータ本体とは異なる回転数で
回転し得るよう配設したことを特徴とする分級機、に係
るものである。
【0015】更に、前記分散板を中空軸により上方から
支持すると共に、セパレータ本体を前記中空軸内を回転
自在に貫通する回転軸により支持し、前記中空軸と回転
軸とを別個の駆動装置により回転駆動し得るよう構成す
ることも可能である。
【0016】また、前記セパレータ本体を回転軸により
上方から支持すると共に、該回転軸を駆動装置により回
転駆動し得るよう構成し、前記回転軸の中途部に前記セ
パレータ本体より上方位置となるよう分散板を回転自在
に外嵌し、前記回転軸と分散板との間に、回転軸に付与
された回転動力を減速して分散板に伝達し得る減速機構
を介在せしめるようにしても良い。
【0017】
【作用】従って本発明では、分散板とセパレータ本体の
各回転数を夫々の機能に適合した回転数にすることが可
能となるので、原料投入口から投入された原料は、分散
板上に落下して適正な遠心力を付与されることにより分
散板の外側へ分散し、分級エアに良好に同伴されて前記
セパレータ本体の周囲から導入され、分級羽根を通り抜
ける微粉と通過を阻まれる粗粉とに分級される。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説
明する。
【0019】図1は本発明の分級機の一実施例の概略を
示す断面図であり、図中図4と同じものには同じ符号を
付すことにより説明を省略する。
【0020】23は中空軸受であり、該中空軸受23
は、ケーシング1の上面の略中心を垂直方向に貫通し、
上下方向両端部の内側に転がり軸受24,24を有し、
外周の中途部にフランジ25を有し、該フランジ25を
ボルト締結等の手段によって締結することによりケーシ
ング1の上面に固定されている。
【0021】26は中空軸であり、該中空軸26は、前
記中空軸受23の転がり軸受24,24によって回転自
在に支承され、上端部の内側に転がり軸受27を有し、
同じ上端部の外周に駆動用のスプロケット28を備え、
下端部には分散板29が嵌設されている。
【0022】前記分散板29は、中空軸26の下端部に
外嵌・固定されたボス30と、該ボス30の上面に固定
されて円板状をなし且つ前記中空軸26の下端部を取り
囲むようにケーシング1の上面直下近くまで延びる円筒
状の隔壁31を中心部に有する分散板本体32とにより
形成されており、前記ボス30の下部には転がり軸受3
3を内蔵しているボックス34が接続されている。
【0023】35は回転軸であり、該回転軸35は、前
記中空軸26に挿通されて該中空軸26の上端部に設け
た転がり軸受27と前記ボックス34に設けた転がり軸
受33とによって回転自在に支承され、上端部の外周に
駆動用のスプロケット36を備え、該スプロケット36
の直下の軸首をケーシング1上方の構造体37に設けら
れた転がり軸受38によって支承され、下端部にはセパ
レータ本体39が支持されている。
【0024】前記セパレータ本体39は、分級ロータ4
0と該分級ロータ40の外周に配設された複数の分級羽
根41とにより形成されている。
【0025】分級ロータ40は、回転軸35の下端部に
外嵌・固定されたボス42を有し、該ボス42の上端部
に基端部を固設され且つ前記ボックス34及び分散板2
9のボス30を下方から覆うように上方へ延びるに従っ
て次第に径が拡大する漏斗状に形成された上部構成部材
43と、前記ボス42の下端部に中心部を固設され平面
の周方向に複数の孔44を有する円板状の下部構成部材
45とを有する。
【0026】分級羽根41は、分級ロータ40の上部構
成部材43と下部構成部材45の夫々の外周縁の間にあ
って周方向に所定の間隔を置いて環状に配置され、上端
部を上部構成部材43の外周縁に、下端部を下部構成部
材45の外周縁に固定されている。
【0027】46は分散板駆動装置であり、該分散板駆
動装置46はケーシング1の上面に設けられ、中空軸2
6の上端部に設けたスプロケット28に巻き掛けたチェ
ーン47を介して中空軸26を駆動し得るようになって
いる。
【0028】48はセパレータ本体駆動装置であり、該
セパレータ本体駆動装置48はケーシング1の上面に設
けられ、回転軸35の上端部に設けたスプロケット36
に巻き掛けたチェーン49を介して回転軸35を駆動し
得るようになっている。
【0029】以下、図1に示す分級機の一実施例の作動
について説明する。
【0030】分散板駆動装置46を作動してチェーン4
7、スプロケット28及び中空軸26を介して分散板2
9を回転させ、セパレータ本体駆動装置48を作動して
チェーン49、スプロケット36及び回転軸35を介し
てセパレータ本体39を回転させ、同時に分級エア導入
管8を介して渦室7の内部へ分級エア21を送り込むと
共に、ケーシング1の上部に設けた原料投入口3からケ
ーシング1の内部へ原料2を所定量ずつ投入する。
【0031】投入された原料2は、回転している分散板
29の分散板本体32の上面に落下して遠心力を付与さ
れ、分散板本体32の周方向の外側へ分散される。
【0032】このとき、分級エア導入管8から渦室7の
内部へ送り込まれた分級エア21は、渦室7によって旋
回力を与えられ、ルーバー6の間を通ってケーシング1
内へ流入し、ケーシング1の下部ケーシング5の内面に
沿って旋回しつつ上昇し、回転するセパレータ本体39
の分級羽根41の間を通ってセパレータ本体39の内部
へ流入する分級エア流を形成しているので、前記分散板
本体32から落下する原料2は前記分級エア流中に分散
されることになる。
【0033】前記分級エア21の流れに乗った原料2
は、回転するセパレータ本体39に導かれて分級羽根4
1を通り抜ける微粉20と通過を阻まれる粗粉9とに分
級され、分級羽根41を通り抜けた微粉20のみがセパ
レータ本体39の内部に導かれて微粉ホッパ18のホッ
パ本体19内に流下し、排気口22を経て分級エア21
と共に外部へ排出される。
【0034】また、前記分級羽根41により通過を阻ま
れてケーシング1内面に弾かれた粗粉9及び最初から分
級エア流に乗りきれなかった粗粉9は、前記分級エア2
1の流れから離脱してケーシング1の内面に沿って落下
し、下部の粗粉排出口10から外部へ排出される。
【0035】前記によれば、分散板29の駆動系統とセ
パレータ本体39の駆動系統とを個別に構成したことに
より、分散板29とセパレータ本体39の夫々の駆動系
統を別々に制御することが可能となり、分散板29の回
転数を原料2の分散に最適な回転数(10〜100rp
m)とし、セパレータ本体39の回転数を原料2の分級
に最適な回転数(100〜1000rpm)として運転
することができるので、分散板29によって分散される
原料2に適正な遠心力を与えることができ、分散される
原料2中の微粉20をセパレータ本体39に流入する分
級エア流に乗り易くすることで分級効率を大幅に向上す
ることができ、しかもケーシング1の内面に衝突して該
内面を滑落する粉体量を少なくすることでケーシング1
の内面の損耗を防止することもできる。
【0036】また、図2は前述した図1の分級機の変形
例を示すもので、セパレータ本体39の下方において微
粉ホッパ18のホッパ本体19を包囲する中粉ホッパ7
1が設けられ、該中粉ホッパ71に包囲される微粉ホッ
パ18の排気口22は、前記中粉ホッパ71の上側部分
を構成する漏斗状のホッパ本体72と下部ケーシング5
とを夫々貫通して横向きに延び、前記中粉ホッパ71の
下側部分を構成する中粉排出口73は、前記ホッパ本体
72の下端部から前記下部ケーシング5を貫通して下方
へ延び且つ下端に開閉可能なダンパ74を備えており、
且つ前記中粉ホッパ71の上端部には、前記セパレータ
本体39の外周部を環状に包囲する如く複数の固定ベー
ン75が立設されている。
【0037】即ち、この分級機は、分散板29により分
散される原料2を、最初から分級エア流に乗りきれない
粗粉9と、分級エア21に搬送されて固定ベーン75を
通過した後にセパレータ本体39の分級羽根41によっ
て通過を阻まれた中粉76と、前記分級羽根41を通過
する微粉20とに分級し得るようにしたものであり、前
記粗粉9を下部ケーシング5下端の粗粉排出口10から
排出し、前記中粉76を中粉ホッパ71の中粉排出口7
3から排出し、前記微粉20を微粉ホッパ18の排気口
22から分級エア21と共に排出するようになっている
が、このような三方向分級機の場合にも本発明は適用で
きるのである。
【0038】更に、図3は本発明の分級機の他の実施例
の概略を示す断面図であり、図中図1及び図2と同じも
のには同じ符号を付すことにより説明を省略する。
【0039】50は内部に転がり軸受51を内蔵する縦
型軸受であり、該縦型軸受50は、外周にフランジ52
を有し、該フランジ52をボルト締結等の手段によって
ケーシング1の上面の略中心に固定されている。
【0040】53は回転軸であり、該回転軸53は、前
記縦型軸受50の転がり軸受51に支承され且つケーシ
ング1の上面を貫通してケーシング1の内部へ垂直に垂
下しており、長手方向の中途部に歯車54を備え、前記
縦型軸受50の上方へ突出した上端部には駆動用のスプ
ロケット55を外嵌されており、下端部には図1に示す
ものと同じセパレータ本体39が支持されている。
【0041】56は減速機構であり、該減速機構56
は、内周に削設された内歯歯車57を有するハウジング
58と、前記内歯歯車57に噛み合う遊星歯車59とか
らなり、前記回転軸53と同心的に且つ回転軸53に設
けた歯車54と前記遊星歯車59とが互いに噛み合うよ
うにケーシング1の内部に配置され、ハウジング58の
外周から放射状に延びる複数の支持部材60によってケ
ーシング1に固定されている。
【0042】前記ハウジング58の下面の中心部は、転
がり軸受61を介して回転軸53と互いに回転自在に結
合している。
【0043】62は分散板であり、該分散板62は、回
転軸53に設けられた歯車54の直上部分の回転軸53
に転がり軸受63を介して回転自在に外嵌され且つ前記
遊星歯車59にピン64を介して連結したボス65と、
該ボス65の上面に固定されて円板状をなし且つ前記回
転軸53を取り囲むようにケーシング1の上面下近くま
で延びる円筒状の隔壁66を中心部に有する分散板本体
67とにより形成されており、前記ボス65の外周の下
面は、転がり軸受68を介して前記ハウジング58上面
に当接している。
【0044】69は駆動装置であり、該駆動装置69は
ケーシング1の上面に設けられ、回転軸53の上端部に
設けたスプロケット55に巻き掛けたチェーン70を介
して回転軸53を駆動し得るようになっている。
【0045】以下、図3に示す分級機の他の実施例の作
動について説明する。
【0046】駆動装置69を作動してチェーン70、ス
プロケット55及び回転軸53を介してセパレータ本体
39を回転させ、同期的に回転軸53の歯車54を介し
て遊星歯車59を駆動し、該遊星歯車59を内歯歯車5
7に沿って回動させることにより、遊星歯車59にピン
64を介して連結された分散板62を回転させ、同時に
分級エア導入管8を介して渦室7の内部へ分級エア21
を送り込むと共に、ケーシング1の上部に設けた原料投
入口3からケーシング1の内部へ原料2を所定量ずつ投
入する。
【0047】投入された原料2は、回転している分散板
62の分散板本体67の上面に落下して遠心力を付与さ
れ、分散板本体67の周方向の外側へ分散される。
【0048】このとき、分級エア導入管8から渦室7の
内部へ送り込まれた分級エア21は、渦室7によって旋
回力を与えられ、ルーバー6の間を通ってケーシング1
内へ流入し、ケーシング1の下部ケーシング5の内面に
沿って旋回しつつ上昇し、回転するセパレータ本体39
の分級羽根41の間を通ってセパレータ本体39の内部
へ流入する分級エア流を形成しているので、前記分散板
本体32から落下する原料2は前記分級エア流中に分散
されることになる。
【0049】前記分級エア21の流れに乗った原料2
は、回転するセパレータ本体39に導かれて分級羽根4
1を通り抜ける微粉20と通過を阻まれる粗粉9とに分
級され、分級羽根41を通り抜けた微粉20のみがセパ
レータ本体39の内部に導かれて微粉ホッパ18のホッ
パ本体19内に流下し、排気口22を経て分級エア21
と共に外部へ排出される。
【0050】また、前記分級羽根41により通過を阻ま
れてケーシング1内面に弾かれた粗粉9及び最初から分
級エア流に乗りきれなかった粗粉9は、前記分級エア2
1の流れから離脱してケーシング1の内面に沿って落下
し、下部の粗粉排出口10から外部へ排出される。
【0051】前記によれば、セパレータ本体39の駆動
系統と分散板62の駆動系統との間に減速機構56を介
在させたので、該減速機構56の減速比を適宜に選定す
ることにより、原料2の分級に必要となるセパレータ本
体39の最適な回転数(100〜1000rpm)を基
準とし、分散板62の回転数を原料2の分散に最適な回
転数(10〜100rpm)に設定し得るので、前記分
散板62によって分散される原料2に適正な遠心力を与
えることができ、分散される原料2中の微粉20をセパ
レータ本体39に流入する分級エア流に乗り易くするこ
とで分級効率を大幅に向上することができ、しかもケー
シング1の内面に衝突して該内面を滑落する粉体量を少
なくすることでケーシング1の内面の損耗を防止するこ
ともでき更には一台の駆動装置69で運転することが可
能となる。
【0052】なお、本発明の分級機は上述した実施例の
みに限定されるものではなく、ケーシング形状や、分級
羽根を通過してセパレータ本体内に導入された微粉の取
り出し構造等には種々の形状及び構造を採用し得るこ
と、その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において
種々変更を加え得ることは勿論である。
【0053】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の分級機によ
れば、下記のような種々の優れた効果を奏し得る。
【0054】I)分散板とセパレータ本体の各回転数を
夫々の機能に適合した回転数にすることが可能となり、
分級に必要なセパレータ本体の回転数とは無関係に分散
板の回転数を設定して該分散板により分散される原料に
適正な遠心力を与えることができるので、前記分散板に
より分散される原料中の微粉をセパレータ本体に流入す
る分級エア流に乗り易くして分級効率を大幅に向上する
ことができ、しかも、ケーシング内面に衝突して該内面
を滑落する粉体量を少なくすることでケーシング内面の
損耗を防止することもできる。
【0055】II)請求項2に記載の分級機によれば、
分散板とセパレータ本体の各回転数を別々に調整するこ
とができる。
【0056】III)請求項3に記載の分級機によれ
ば、一台の駆動装置で運転することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の分級機の一実施例の概略を示す断面図
である。
【図2】図1の分級機の変形例を示す断面図である。
【図3】本発明の分級機の他の実施例の概略を示す断面
図である。
【図4】従来の分級機の一例の概略を示す断面図であ
る。
【図5】図4のV−V矢視図である。
【符号の説明】
2 原料 3 原料投入口 9 粗粉 20 微粉 21 分級エア 26 中空軸 29 分散板 35 回転軸 39 セパレータ本体 41 分級羽根 46 分散板駆動装置(駆動装置) 48 セパレータ本体駆動装置(駆動装置) 53 回転軸 56 減速機構 62 分散板 69 駆動装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数枚の分級羽根を環状に備えて回転す
    るセパレータ本体に対し周囲から分級エアに同伴された
    原料を導入し、前記分級羽根を通り抜ける微粉と通過を
    阻まれる粗粉とに分級する分級機であって、 前記セパレータ本体の上方位置に原料投入口を配置する
    と共に、 該原料投入口とセパレータ本体との間に、前記原料投入
    口からの原料を受けて分散する為の分散板を、前記セパ
    レータ本体とは異なる回転数で回転し得るよう配設した
    ことを特徴とする分級機。
  2. 【請求項2】 分散板を中空軸により上方から支持する
    と共に、 セパレータ本体を前記中空軸内を回転自在に貫通する回
    転軸により支持し、 前記中空軸と回転軸とを別個の駆動装置により回転駆動
    し得るよう構成したことを特徴とする請求項1に記載の
    分級機。
  3. 【請求項3】 セパレータ本体を回転軸により上方から
    支持すると共に、 該回転軸を駆動装置により回転駆動し得るよう構成し、 前記回転軸の中途部に前記セパレータ本体より上方位置
    となるよう分散板を回転自在に外嵌し、 前記回転軸と分散板との間に、回転軸に付与された回転
    動力を減速して分散板に伝達し得る減速機構を介在せし
    めたことを特徴とする請求項1に記載の分級機。
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