JP3515089B2 - 気流式分級機 - Google Patents

気流式分級機

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JP3515089B2
JP3515089B2 JP2001330478A JP2001330478A JP3515089B2 JP 3515089 B2 JP3515089 B2 JP 3515089B2 JP 2001330478 A JP2001330478 A JP 2001330478A JP 2001330478 A JP2001330478 A JP 2001330478A JP 3515089 B2 JP3515089 B2 JP 3515089B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、粉砕機で粉砕し
たセメントクリンカ、高炉スラグなどの粉体(粒体を含
む)を空気流により微粉と粗粉(粗粒を含む)に分級す
るための、気流式分級機に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の気流式分級機は、たとえばセメ
ント製造工場において、セメントクリンカを竪型粉砕機
などによって粉砕したのち、セメント製品になる微粉と
粗粉とに分級するのに用いられている。
【0003】こうした気流式分級機の先行技術として、
特許第2839117号公報に記載の竪型粉砕機の上部
に配備された回転式セパレータがある。この回転式セパ
レータは、図9に示すように、分級室91内の中心に回
転可能に支持された駆動軸92が回転し、この駆動軸9
2の周囲に半径方向の上下に広がるサポート部材94を
介して多数の平板状の分級羽根95が周方向に間隔をあ
けて配置されている。これらの分級羽根95の頂部にド
ーナツ板96が取り付けられている。ドーナツ板96の
上面には、鉛直平板状の粗粉飛び込み防止羽根97がセ
パレータのケーシング98の下面に近接させた状態で、
周方向に複数枚配設されている。また、それらの粗粉飛
び込み防止羽根97の内周側面および外周側面に、前記
ケーシング98より円筒状の遮蔽板99・100がそれ
ぞれ粗粉飛び込み防止羽根97に近接させて垂下されて
いる。
【0004】上記の構造を備えることにより、すなわち
粗粉飛び込み防止羽根97とその内周側、外周側の両遮
蔽板99・100とドーナツ板96およびケーシング9
8下面とが互いに近接していることにより、粗粉飛び込
み防止羽根97とケーシング98との間において、セパ
レータの内部へ至る含塵ガスの通過経路に所要の通風抵
抗が付与されると同時に、粗粉飛び込み防止羽根97の
回転により遠心力が作用し、ケーシング98あるいは遮
蔽板99・100と粗粉飛び込み防止羽根97との間隙
からセパレータの内部に流入しようとする含塵ガスは流
れを妨げられ通過しにくくなるので、粗粉飛び込み防止
羽根97およびその付近からセパレータの内部に混入し
ようとする粗粉が少なくなるという効果を奏する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の公報に記載の気
流式分級機(回転式セパレータ)は、上記のような効果
を有する反面、下記のような不都合があり、これらを改
善すべきである。すなわち、 粗粉飛び込み防止羽根97とその上端およびその内
外両周面に設けられるケーシング98下面および遮蔽板
99・100との隙間を、実施例では5〜10mmに設
定してある。しかし、このように非常に小さい隙間しか
設けられていない場合には、粗粉飛び込み防止羽根97
の回転によって旋回流を発生させて通風遮断効果を得よ
うとしても、空気が十分に流入しないために遮断効果を
発揮するのに十分な旋回流が発生せず、目的とする粗粉
飛び込み防止効果が得られない。
【0006】 セメント製造工場で一般に用いられる
分級機の分級ロータ(羽根)は、通常、300ton/
hのセメント原料粉砕に使用されることから、直径4〜
5mと非常に大きなものである。しかも、粗粉飛び込み
防止羽根は、普通は金属製薄板を溶接して制作される、
いわゆる薄板溶接構造物からなるので、上記したように
ケーシング98下面および遮蔽板99・100との隙間
を5〜10mm程度まで小さくするためには、粗粉飛び
込み防止羽根97、ケーシング98および遮蔽板99・
100の各製作に高い精度が要求される。したがって、
機械加工を施さねばならないなど製作コストが非常に高
くなるだけでなく、粗粉飛び込み防止羽根97を含む回
転体としての分級ロータが厳しい動的バランスを満たす
ことが必要になるので、製作に手間がかかり非常に高価
なものになる。
【0007】この発明は上記した不都合な面を全て解消
し、製作が容易で短期間で安価に製作でき、しかも分級
ロータと非回転部(ケーシング・ハウジング)との間に
おいて粗粉の飛び込み防止を十分に図れる、気流式分級
機を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め本発明にかかる気流式分級機は、分級室内においてそ
の中心又はその中心付近の鉛直軸線を中心に回転する多
数の平板状分級羽根を周方向に間隔をあけて備え、該分
級羽根を境にしてその外周側の粉体を分級してその内周
側へ誘引して外部へ取り出す気流式分級機において、前
記各分級羽根は下端を円環板上に載置固定し、内端上端
部を鉛直方向に一定幅をもつ円状支持板の下部寄りに
周方向に間隔をあけて固定するとともに、該円状支持
板の上部寄りには、多数の板状の粗粉飛び込み防止羽根
を前記分級羽根の上端に隣接させ特定方向の回転により
半径方向の内側から外側へ旋回流が吹き出すように半径
方向に対し傾斜させ、かつそれらの内端下端部を周方向
に間隔をあけて固定し、前記分級室のハウジングの上端
を半径方向内方に延ばして前記分級室とこの上部とを仕
切る環状天板を形成し、この環状天板の内周端から円筒
状遮断壁を下向きに延設するとともに、前記各粗粉飛び
込み防止羽根の外端の半径方向外方に別の円筒状遮断壁
を前記環状天板から下向きに延設することにより、前記
各粗粉飛び込み防止羽根との間に十分な隙間を有する下
向きの凹状ハウジング部を構成したことを特徴としてい
る。
【0009】上記の構成を有する本発明の気流式分級機
によれば、分級羽根を特定方向に回転させることによ
り、すぐ上方の粗粉飛び込み防止羽根も下向きの凹状部
(凹状ハウジング部)内で一体的に回転する。同時に、
分級羽根内側の空間部内から誘引送風機等により外部へ
空気流が誘引され、分級羽根外側の分級室から内側空間
部内へ空気が流入する。回転する分級羽根には遠心力が
発生し、分級羽根の内側から外側へ粉体を送り出そうと
する力が作用する一方、上記したとおり誘引送風機等に
より誘引されることによって分級羽根内が負圧になって
分級羽根の外側から内側空間部内へ空気が流入する。こ
のように粉体を遠心力で送り出そうとする外向きの力と
粉体を空気流によって引き込もうとする内向きの力の、
相反する外力が粉体に作用することにより、2つの相反
する外力が釣り合う粉体の粒径(以下、平衡粒径とい
う)より大きな粉体は遠心力が勝って分級羽根内には流
入せず、逆に平衡粒径よりも小さな粉体だけが分級羽根
内の空間部に流入し、分級される。こうして、平衡粒径
よりも小さな粉体である微粉が平衡粒径よりも大きな粗
粉と選別され、製品として取り出されることになる。
【0010】ところで、分級羽根が回転する際にそのす
ぐ上側の粗粉飛び込み防止羽根も一体に回転するが、こ
の粗粉飛び込み防止羽根は上端側、外周側および内周側
をハウジングの一部で構成された下向きの凹状ハウジン
グ部に取り囲まれ、しかも粗粉飛び込み防止羽根との間
には十分な隙間(実施例では、20〜30mm)が設け
られていることから、粗粉飛び込み防止羽根により発生
される半径方向の外向きの力によって、粗粉飛び込み防
止羽根内周側と下向きのハウジング部(壁面)との隙間
から空気が流入し、外周側の下向きのハウジング部(壁
面)の下方へ吹き出す。また、粗粉飛び込み防止羽根の
下端側には、上記した先行技術と違ってドーナツ板がな
く、したがって下方の分級羽根との連接箇所において粗
粉飛び込み防止羽根の周方向の間隔で上下方向に連通す
る短冊状の空間部が形成されているので、これらの空間
部より外側および下向きに空気流が吹き出す。また、分
級羽根だけでなく、粗粉飛び込み防止羽根が回転すると
きにも、半径方向外方への遠心力が発生している。この
結果、回転部である粗粉飛び込み防止羽根および分級羽
根上端部と、非回転部であるハウジング部(壁面)との
空隙部では、分級羽根間を通して外周側から内周側へ誘
引される空気流はほとんど影響されず、内向きの空気流
は確実に妨げられているから、粗粉が外周側のハウジン
グ部(壁面)の下方から回り込んで内方へ飛び込むのも
防止される。
【0011】さらに、本発明によれば、粗粉飛び込み防
止羽根とこれらの上方、外方および内方を取り囲む凹状
ハウジング部との間に十分な隙間を設けることが許容さ
れるので、制作の精度が低くて済み、機械加工等による
精密な加工などは不要であるため、製作が容易で、比較
的安価にかつ短期間で製作できる。
【0012】請求項2に記載のように、前記凹状ハウジ
ング部における2つの円筒状遮断壁のうちの半径方向外
側の円筒状遮断壁を、粗粉飛び込み防止羽根下方の前記
分級羽根の上端付近まで垂下させることが好ましい。
【0013】この構成によれば、粗粉飛び込み防止羽根
の外周側は凹状ハウジング部の下向きの壁面で羽根の下
方まで覆われているので、粗粉がハウジング部の下方か
ら回り込んで内方へ飛び込んでくるおそれもなく、した
がって粒径のばらつきが少ない高品質の製品が得られ
る。
【0014】請求項3に記載のように、前記凹状ハウジ
ング部における2つの円筒状遮断壁のうちの半径方向内
側の円筒状遮断壁に、スリット状開口を周方向に間隔を
あけて設けることができる。
【0015】この構成を備えることにより、スリット状
開口を通して外周側へ空気流が吹き出すので、空気流の
流量が増え、流速も上がるので、粗粉の飛び込みがいっ
そう確実に防止される。
【0016】請求項4に記載のように、前記凹状ハウジ
ング部の前記スリット状開口の大きさを調整可能に構成
することが好ましい。
【0017】この構成によれば、スリット状開口の大き
さを調整することにより、外周側へ吹き出す空気流の強
さを誘引送風機などの誘引力に対応して調整できる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる気流式分級
機の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0019】図1は本発明の気流式分級機を竪型粉砕機
の上部に組み合わせて適用した実施例を示す、一部を断
面で表した正面図である。図2は図1の分級ロータと凹
状ハウジング部の関係を拡大して示す、一部を断面で表
した斜視図、図3は図1の分級ロータの一部を拡大して
示す斜視図、図4は図1のIV−IV線断面図で、一部を省
略して表している。
【0020】図1に示すように、回転テーブル72上で
複数台の粉砕ローラ75が回転して原料投入筒3から投
入されるセメントクリンカなどの原料を粉砕する竪型粉
砕機71の上方に、本例の気流式分級機1が一体に装備
されている。粉砕機71は中央部の基礎台73上に回転
テーブル72が回転自在に配置され、駆動装置74によ
り減速機を介して回転する。各粉砕ローラ75は軸受装
置76に回転自在に支持され、支軸78を介して連結さ
れるアーム77の上端に軸受装置76が連結され、アー
ム77の下端に連結された油圧シリンダ79のピストン
ロッド79aの伸縮動により粉砕ローラ75が支軸78
を中心に上下方向に揺動して回転テーブル72上に押圧
され、一定の圧力下で回転テーブル72と共回りしなが
ら原料を粉砕する。
【0021】気流式分級機1は分級室2を備え、この分
級室2の中心部を鉛直方向に原料投入筒3が貫通して回
転テーブル72のすぐ上方まで垂下されている。分級室
2の上部2aは略円錐台状に形成され、分級された製品
としての微粉を外部へ抜き出すダクト4の一端が接続さ
れ、このダクト4の他端はバグフィルター(図示せず)
付きの誘引送風機5に接続されている。分級室2は円筒
状のガイドベーン6とこの下端に連設される逆円錐状の
ホッパー部7を備えており、ホッパー部7の下端排出部
8とその中心部を貫通する原料投入筒3との隙間から粗
粉が回転テーブル72上に落下する。回転テーブル72
の下方で周囲を覆うミルハウジング80の上端に連続し
て、分級機1のハウジング10が分級室2の周囲を取り
囲むように設けられ、このハウジング10の上端は半径
方向内方に延設されて、分級室2とこの上部2aとを仕
切る環状天板11に構成されている。なお、ミルハウジ
ング80の下面には、風箱81が設置されている。
【0022】環状天板11の中央開口部11aで原料投
入筒3の周囲に、かご形分級ロータ12が回転可能に配
装され、分級室上部2a上の一側方に配設された駆動モ
ータ13により、減速機を含む回転伝達機構(図示せ
ず)を介して本例では矢印の方向に回転する。このかご
形分級ロータ12は、図3のように一定幅で平板状の分
級羽根(選別翼ともいわれる)14の下端が円環板15
上に半径方向に向け、かつ周方向に等間隔に載置され溶
接にて固定され、各分級羽根14の内端側下端部が、一
定高さの薄板を円筒状に形成してなる筒状支持板16
に溶接にて固定されている。原料投入筒3の外周を取り
巻くように回転可能に配設された内筒17の上部に、図
3のように周方向に等間隔にかつ半径方向に配されたサ
ポート部材18の内端部が固定され、各サポート部材1
8の外端部が筒状支持板16の内周面にそれぞれ溶接
により固定されている。円環板15の内周端と内筒17
の下端部間は、円錐状サポート壁19(図1)により塞
がれており、円錐状サポート壁19の下面には、複数の
略三角形状のリブ(図示せず)が周方向に間隔をあけ、
かつ縦向きに一体に固定されている。
【0023】一方、各分級羽根14の上端には平板状の
粗粉飛び込み防止羽根20が、図3・図4のように反時
計方向の回転により内周側から外周側へ半径方向外向き
の空気流が吹き出すように、外端側を反回転方向側へ傾
斜させた状態で連設され、かつ各粗粉飛び込み防止羽根
20の内端側下端部が筒状支持板16の外周面に固定
されている。
【0024】各粗粉飛び込み防止羽根20の上端は、上
記環状天板11と20〜30mm程度の隙間t(図2)
が生じるように羽根20の高さが設定され、また環状天
板11の内周端から円筒状の遮断壁21が下向きに延設
されている。さらに粗粉飛び込み防止羽根20の外周側
(粗粉飛び込み防止羽根20の外端の半径方向外方)
おいて、円筒状の遮断壁22が環状天板11から下向き
に延設され、遮断壁22の下端は粗粉飛び込み防止羽根
20の下端より下方へ延設されて分級羽根14まで達し
ている。粗粉飛び込み防止羽根20と内外の遮断壁21
・22とは、それぞれ20〜30mm程度の隙間t(図
2)が生じるように寸法等が調整されている。また、内
周側(半径方向内側)の遮断壁21には、下端を開放し
たスリット状の開口23が周方向に間隔をあけて等間隔
に形成されている。
【0025】上記のようにして本実施例にかかる気流式
分級機1が構成されるが、この気流式分級機1による分
級動作について説明する。
【0026】図1において、原料が原料投入筒3より回
転テーブル72上に投入され、駆動装置74により回転
する回転テーブル72上で、下向きに押圧された粉砕ロ
ーラ75が回転し、回転テーブル72と粉砕ローラ75
間で原料が粉砕される。誘引送風機5により分級室2の
上部2a内の空気が排出されることで、風箱81より外
気がミルハウジング80内に流入し、上方のハウジング
10内を通過し、ガイドベーン6より分級室2内に流入
する。このとき、ガイドベーン6により分級室2内に入
ろうとする比較的大きな粗粉(粗粒を含む)は、ガイド
ベーン6でのサイクロン効果によって分散され、流入が
阻止される。
【0027】こうして、分級室2内には粒径の比較的小
さな粗粉とともに微粉が流入するが、分級室2内では分
級ロータ12が駆動モータ13により回転しており、分
級室2の上部2aと連通している分級ロータ12内に空
気が誘引される。この状態で、分級ロータ12を構成す
る複数の分級羽根14とこれらのすぐ上方の粗粉飛び込
み防止羽根20とが一体に回転している。そこで、ま
ず、分級羽根14の位置では、分級羽根14内の空間部
から誘引送風機5により外部へ誘引され、分級羽根14
の外側の分級室2から分級羽根14内へ空気流が吹き込
む。回転する分級羽根14には遠心力が発生し、分級羽
根14の内側から外側へ粉体を送り出そうとする一方、
誘引送風機5等により分級羽根14の空間部内へ空気が
流入するため、分級室2内の粉体に対して外向きと内向
きとの相反する外力が作用することにより、2つの相反
する外力が釣り合う平衡粒径より大きな粉体は遠心力が
勝って分級羽根14の空間部内には流入せず、逆に平衡
粒径よりも小さな粉体だけが分級羽根14の空間部内に
流入し、所定の粒径以下の微粉とそれより大きい粒径の
粗粉とに分級される。こうして、平衡粒径よりも小さな
粉体である微粉だけが粗粉と分級され、分級室上部2a
およびダクト4を通って製品として取り出されることに
なる。
【0028】一方、上記したとおり分級羽根14が回転
する際にそのすぐ上側の粗粉飛び込み防止羽根20も一
体に回転するが、この粗粉飛び込み防止羽根20は上端
側の環状天板11、外周側および内周側の円筒状遮蔽壁
21・22によって下向きの凹状に取り囲まれている。
しかも粗粉飛び込み防止羽根20と各壁14・21・2
2との間には十分な隙間t=20〜30mmが設けられ
ていることから、粗粉飛び込み防止羽根20により発生
する半径方向の外向きの力によって、円筒状遮蔽壁21
のスリット状開口23を通して空気が凹状空間部内に流
入し、粗粉飛び込み防止羽根20との比較的広い隙間を
通って外周側遮蔽壁22の下方へ空気が吹き出す。しか
も、各粗粉飛び込み防止羽根20間の下方は図2・図3
のように開放され、すぐ下の各分級羽根14間の短冊状
空間部に粗粉飛び込み防止羽根20の周方向の開放部が
連通しており、また粗粉飛び込み防止羽根20の外周側
の遮蔽壁22は羽根20の下端よりもやや下方へ延設さ
れているので、相隣接する羽根20間の開放部より外周
側へ押し出されようとする空気が、遮蔽壁22の下側お
よび分級羽根14間の短冊状空間部へ押し出される。ま
た、粗粉飛び込み防止羽根20が回転するときに、半径
方向外方への遠心力が発生している。したがって、回転
している粗粉飛び込み防止羽根20および分級羽根14
の上端部と、ハウジング10の一部を構成する環状天板
11・遮蔽壁21・22との空隙部t(図2)では、粗
粉飛び込み防止羽根20間を通して外周側から内周側へ
誘引される空気の流れは確実に妨げられており、粗粉が
遮蔽壁22の下方から回り込んで内方へ飛び込むことも
確実に防止される。
【0029】次に図5は本発明の気流式分級機の他の実
施例を示す中央縦断面図である。本例の気流式分級機
1’はハウジング26を備え、このハウジング26は鉛
直中心軸線27に垂直な断面円形の中空体からなる。こ
のハウジング26の下部は粗粉回収部28に形成され、
この粗粉回収部28の上部に旋回空間部29が一体に連
設され、旋回空間部29の上部には分級空間部(分級
室)2が一体に連設されている。
【0030】粗粉回収部28は、逆円錐台状のホッパ3
3とこのホッパ33の下端部に開口する粗粉排出口34
とからなる。旋回空間部29は、分級用の空気を導入し
て旋回流を発生させる領域で、図6(a)に示すよう
に、接線方向から空気を導入するための一対の空気導入
口36が逆方向に設けられている。また、空気導入口3
6の半径方向内方には、導入口36から導入された空気
を接線方向に導くための複数の案内翼37が周方向に間
隔をあけて設けられている。
【0031】さらに、分級空間部2は、逆円錐台部39
とこの上部に一体に連設される円筒部40とを備え。こ
の円筒部40の上端には環状天板41が一体に連設され
ている。環状天板41の中央開口部寄りに、円筒部40
より外径の小さな円筒部からなる分級室上部2aが上部
に一体に連設され、この分級室上部2aの上端に円板状
天板44が一体に連設されている。天板44には原料供
給シュート47の上端が一体に固定され、この原料供給
シュート47はハウジング26内において鉛直中心軸2
7と同軸上で垂設されている。原料供給シュート47の
上部は逆円錐台部48で、この下部に円筒部49が一体
に連設され、この円筒部49の下部に外径の小さな円筒
状供給部50が一体に連設されている。天板44には、
複数の原料供給口51が原料供給シュート47内に連通
させて開口されている。
【0032】天板44上の中央部に駆動モータ53が装
着され、この駆動モータ53により回転する回転軸54
が天板44を貫通し、原料供給シュート47内を鉛直中
心軸27と同軸上で垂下され、回転軸54の一部を原料
供給シュート47の下方へ突出させている。この回転軸
54の下端部周囲には円形の分散板57が水平に装着さ
れ、分散板57の外周縁部には環状堰58が上向きに突
設されている。分散板57のすぐ上方に連結板64を介
して環状円板63が水平に配設されている。連結板64
は複数で、図7のように周方向に間隔をあけて配設され
ている。
【0033】環状円板63の外周部には、平板状の分級
羽根14の下端が周方向に間隔をあけて載置固定され、
それぞれ半径方向に向けて立設されている。各分級羽根
14の上端部で内端側が筒状支持板16に固定され、
筒状支持板16と原料供給シュート47とが周方向に
間隔をあけて配置されたサポート部材18により連結支
持されている。また、分級羽根14の上端には、平板状
の粗粉飛び込み防止羽根20が、図8のように反時計方
向の回転により内周側から外周側へ半径方向外向きの空
気流が吹き出すように、外端側を反回転方向側へ傾斜さ
せた状態で連設され、かつ各粗粉飛び込み防止羽根20
の内端側下端部が筒状支持板16の外周面に溶接にて
固定されている。
【0034】各粗粉飛び込み防止羽根20の上端は、上
記環状天板41と20〜30mm程度の隙間が生じるよ
うに羽根20の高さが設定され、また環状天板41の内
周端から円筒状の遮蔽壁21が下向きに延設され、さら
に粗粉飛び込み防止羽根20の外周側(外端の半径方向
外方)において円筒状の遮蔽壁22が環状天板41から
下向きに延設され、遮蔽壁22の下端は粗粉飛び込み防
止羽根20の下端より下方で、分級羽根14まで達して
いる。粗粉飛び込み防止羽根20と内外の遮蔽壁21・
22とは、それぞれ20〜30mm程度の隙間tが生じ
るように寸法等が設定されている。また、内周側(半径
方向内側)の遮蔽壁21には、下端を開放したスリット
状の開口23(図2参照)が周方向に間隔をあけて等間
隔に形成され、遮蔽壁21の内周面に周方向に間隔をあ
け、かつ長穴24aで位置調整可能に取り付けられた複
数の円筒状カバー24(図6(b)参照)を適宜回転さ
せて位置調整することにより、各開口23の大きさを調
整できるようにしている。図6(b)中の符号25は円
筒状カバー24の取付用ねじである。本例の場合、環状
円板63、分級羽根14、筒状支持板16および粗粉
飛び込み防止羽根20がかご形分級ロータ12を構成す
る。
【0035】上記のようにして構成される本例にかかる
気流式分級機1’は、ダクト4に誘引送風機5が接続さ
れて使用され、またホッパ33の下端部の粗粉排出口3
4から落下する粗粉がボールミル等の粉砕機に供給され
るとともに、粉砕機で粉砕された原料が原料供給口51
から原料供給シュート47内に投入され、以下のように
分級される。
【0036】すなわち、図5に示すように、誘引送風機
5を運転することにより、空気導入口36から分級用空
気が吸い込まれて旋回空間部29内に旋回流が発生す
る。この旋回流は、分級空間部2内を旋回しつつ上昇す
る。ここで、駆動モータ53を駆動させ、分散板57お
よびかご形ロータ12が回転を開始した状態で、原料を
原料供給口51から原料供給シュート47内に投入す
る。原料は分散板57上に落下し、遠心力により外周側
へ徐々に移動し、環状堰58を越えて分級空間部2内に
放出される。
【0037】放出された原料のうち、旋回流では上方へ
搬送できない粗粉は、粗粉回収部28の粗粉排出口34
から下方の粉砕機等へ落下し、回収される。一方、旋回
流によって搬送可能な微粉は分級室2の円筒部40まで
上昇し、上記した最初の実施例の気流式分級機1による
分級動作と同様に、所定粒径以下の微粉だけが分級羽根
14の回転により分級され、分級室上部2aを経てダク
ト4から取り出される。このとき、分級羽根14の上部
の粗粉飛び込み防止羽根20と環状天板41および内外
の遮蔽壁21・22とで囲まれた凹状空隙部における粗
粉の飛び込みは、上記実施例の気流式分級機1と全く同
様の動作により確実に防止される。
【0038】上記に本発明の気流式分級機について2つ
の実施例を挙げて説明したが、次のように実施すること
もできる。すなわち、 各粗粉飛び込み防止羽根20の上端間を連結リング
により周方向に一体に連結し、補強することができる。
【0039】 内周側の円筒状遮蔽壁21には、必ず
しもスリット状開口23を設けなくてもよい。
【0040】 気流式分級機を粉砕機と組み合わせた
実施例を説明したが、たとえば高炉スラグを分級するた
め分級機だけを独立させて使用することもできる。
【0041】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように、
本発明にかかる気流式分級機には、次のような優れた効
果がある。
【0042】(1)請求項1に記載の気流式分級機は、
製作が容易で短期間で安価に製作でき、しかも分級ロー
タと非回転部(ケーシング・ハウジング)との間におい
て粗粉の飛び込み防止を十分に図れる。
【0043】また、回転部である粗粉飛び込み防止羽根
および分級羽根上端部と、非回転部であるハウジング部
との空隙部では、分級羽根間を通して外周側から内周側
へ誘引される空気流はほとんど影響されず、内向きの空
気流は確実に妨げられているから、粗粉が外周側のハウ
ジング部の下方から回り込んで内方へ飛び込むのも防止
される。
【0044】さらに、粗粉飛び込み防止羽根とこれらの
上方、外方および内方を取り囲む凹状ハウジング部との
間に十分な隙間を設けることが許容されるので、製作の
精度が低くて済み、機械加工等による精密な加工などは
不要であるため、製作が容易で、比較的安価にかつ短期
間で製作できる。
【0045】(2)請求項2記載の気流式分級機は、粗
粉飛び込み防止羽根の外周側は凹状ハウジング部の下向
きの壁面で羽根の下方まで覆われているので、粗粉がハ
ウジング部の下方から回り込んで内方へ飛び込んでくる
おそれもなく、粒径のばらつきが少ない高品質の製品が
得られる。
【0046】(3)請求項3記載の気流式分級機では、
スリット状開口を通して外周側へ空気流が吹き出すの
で、空気流の流量が増え、流速も上がるので、粗粉の飛
び込みがいっそう確実に防止される。
【0047】(4)請求項4記載の気流式分級機では、
スリット状開口の大きさを調整することにより、外周側
へ吹き出す空気流の強さを誘引送風機などの誘引力に対
応して調整できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の気流式分級機を竪型粉砕機の上部に組
み合わせて適用した実施例を示す、一部を断面で表した
正面図である。
【図2】図2(a)は図1の分級ロータと凹状ハウジン
グ部の関係を拡大して示す、一部を断面で表した斜視図
である。
【図3】図1の分級ロータの一部を拡大して示す斜視図
である。
【図4】図1のIV−IV線断面図で、一部を省略して表し
ている。
【図5】本発明の気流式分級機の他の実施例を示す中央
縦断面図である。
【図6】図6(a)は図5のVI−VI線断面図で、一部を
省略して表している。図6(b)は、図6(b)は凹状
ハウジング部の内周面に円筒状カバー24を取り付けた
状態を示す、一部の斜視図である。
【図7】図5のVII−VII線断面図で、一部を省略して表
している。
【図8】図5のVIII−VIII線断面図で、一部を省略して
表している。
【図9】従来の一般的な気流式分級機を示す中央縦断面
図である。
【符号の説明】
1・1’気流式分級機 2 分級室(分級空間部) 2a分級室上部 3 原料投入筒 4 ダクト 5 誘引送風機 6 ガイドベーン 7 ホッパー部 10 ハウジング 11 環状天板 12 かご形分級ロータ 13 駆動モータ 14 分級羽根 15 円環板 16 筒状支持板 17 内筒 18 サポート部材 20 粗粉飛び込み防止羽根 21・22 円筒状遮蔽壁 23 スリット状開口 26 ハウジング 27 鉛直中心軸線 28 粗粉回収部 29 旋回空間部 33 ホッパ 34 粗粉排出口 36 空気導入口 37 案内翼 39 逆円錐台部 40 円筒部 41 環状天板 44 円板状天板 47 原料供給シュート 71 粉砕機 72 回転テーブル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平11−290784(JP,A) 特開 平7−51631(JP,A) 特開2001−137784(JP,A) 特開 平7−31176(JP,A) 特開 平7−51629(JP,A) 実開 昭62−174682(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B07B 1/00 - 15/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 分級室内においてその中心又はその中心
    付近の鉛直軸線を中心に回転する多数の平板状分級羽根
    を周方向に間隔をあけて備え、該分級羽根を境にしてそ
    の外周側の粉体を分級してその内周側へ誘引して外部へ
    取り出す気流式分級機において、 前記各分級羽根は下端を円環板上に載置固定し、内端上
    端部を鉛直方向に一定幅をもつ円状支持板の下部寄り
    に周方向に間隔をあけて固定するとともに、該円状支
    持板の上部寄りには、多数の板状の粗粉飛び込み防止羽
    根を前記分級羽根の上端に隣接させ特定方向の回転によ
    り半径方向の内側から外側へ旋回流が吹き出すように半
    径方向に対し傾斜させ、かつそれらの内端下端部を周方
    向に間隔をあけて固定し、 前記分級室のハウジングの上端を半径方向内方に延ばし
    て前記分級室とこの上部とを仕切る環状天板を形成し、
    この環状天板の内周端から円筒状遮断壁を下向きに延設
    するとともに、前記各粗粉飛び込み防止羽根の外端の半
    径方向外方に別の円筒状遮断壁を前記環状天板から下向
    きに延設することにより、前記各粗粉飛び込み防止羽根
    との間に十分な隙間を有する下向きの凹状ハウジング部
    を構成したことを特徴とする気流式分級機。
  2. 【請求項2】 前記凹状ハウジング部における2つの円
    筒状遮断壁のうちの半径方向外側の円筒状遮断壁を、粗
    粉飛び込み防止羽根下方の前記分級羽根の上端付近まで
    垂下させたことを特徴とする請求項1記載の気流式分級
    機。
  3. 【請求項3】 前記凹状ハウジング部における2つの円
    筒状遮断壁のうちの半径方向内側の円筒状遮断壁に、ス
    リット状開口を周方向に間隔をあけて設けたことを特徴
    とする請求項1又は2記載の気流式分級機。
  4. 【請求項4】 前記凹状ハウジング部の前記スリット状
    開口の大きさを調整可能に構成したことを特徴とする請
    求項3記載の気流式分級機。
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