JP6009349B2 - 分級機構および分級方法 - Google Patents

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Description

本発明は、原料粉体を微粉と粗粉とに分別する分級機構に係り、特に、分級ロータの回転による旋回流を利用して微粉と粗粉とを分別して所定の粒径範囲の製品を得るための分級機構および分級方法に関する。
従来の分級機構として、分級ロータの回転による旋回流を利用して微粉と粗粉とを分別する気流回転式分級機構がある。その分級原理について説明すると、気流回転式分級機構においては、粉体を気流に乗せ回転させると、大きな粉体は旋回気流の遠心力により外周側に寄せられ、一方、小さな粉体では中心に向かう気流速度が勝って内周側に寄せられる、という傾向がある。
外周部から排出された粉体には、大きな粉体(粗粉)が多く含まれ、一方、中心部から排出された気流中の粉体には、小さな粉体(微粉)が多く含まれる。これより、様々な大きさの粉体が混在している原料粉体を、粗粉と微粉とに分別することができる。
このような気流回転式分級機構については、例えば特許文献1、2、及び3に記載されている。
気流回転式分級機構においては、上述した分級原理から分かるように、粉体は内周側から外周側に向かい大きな粉体の割合が徐々に多くなり、逆に外周側から内周側に向かい小さな粉体の割合が徐々に大きくなるが、一様に連続した分布傾向にはならないため、外周部から排出される粉体と、中心部から排出した気流に含まれる粉体とを、目標とする粒径で完全に分離峻別するのはきわめて困難である。
即ち、粉体の粒径は、中心部と外周部から排出する位置や気流速度等に影響されるが、目標とする分離粒径付近の粉体は、中心部から排出されるものと外周部から排出されるものの双方に含まれてくる。
このため、複写機やプリンターで使用されるトナーのように高品質が要求される粉体では製品中への微粉の混入割合を一定以下とすることが厳しく要請されているため、例えば必要な所定粒径よりもやや大きな粒径を目標分離粒径として設定して分級を行うことにより、所定以下の微粉が可能な限り製品に混入しないようにする運転を行う場合がある。
この場合、歩留まりが低いと、コストが上昇し、また、資源の浪費にもなってしまう。
そこで、従来の一般的な気流分級機構における上述の課題に対して、分級性能を向上させるべく、分級処理を2段や多段にする方法 が提案されている。そのような方法については、例えば特許文献4及び5がある。
特許文献4には、第1分級工程で分級された粗粉を、第2分級工程に導入し、微粉砕して再度分級する技術が記載されている。また特許文献5には、3段分級について記載されている。
しかしながら、特許文献4、5のいずれにおいても、各分級工程毎に専用の分級機構 (及びその駆動モータ)を設置する必要があるため、設備全体が大規模且つ複雑なものとなってしまい、また運転時の消費電力(駆動モータ2台又は3台分)も大きくなってしまう。
また、特許文献6には、2つの分級ロータを1つのケーシング内で上下反転させて同軸上に配置した構成が示されているが、この構成は、単段(1段)式の気流回転式分級機構を単に上下に配置したものである。
即ち、上下の分級ロータのそれぞれは専用の駆動モータを備えており(即ち、2つの駆動モータが必要であり)、微粉排出口も各分級ロータ毎に設けられている。
このため、特許文献6に記載の構成では、その構造が大規模且つ複雑なものとなってしまい、運転時の消費電力(駆動モータ2台分)も大きくなってしまう。また、その構造上、2段構成が限界であり、3段若しくはそれ以上の構成を採用することは不可能である。
特開2010−253394号公報 特開平7−236861号公報 特開2006−35031号公報 特開平11−15195号公報 特開平11−15196号公報 特開2011−224423号公報
本発明は、上述した従来技術の問題点に鑑みてなされたものであって、簡素且つ小型の構成にて分級精度を高めることができる分級機構および分級方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明による分級機構は、本体ケーシングと、前記本体ケーシングの内部に設けられた分級ロータと、前記分級ロータが装着された単一の回転軸と、前記単一の回転軸を回転駆動するための単一の駆動源と、を備え、前記分級ロータは、前記単一の回転軸の軸線方向に沿って並置された複数の分級チャンバを有し、前記複数の分級チャンバは、少なくとも第1の分級チャンバおよび第2の分級チャンバを含み、前記第1の分級チャンバおよび前記第2の分級チャンバのそれぞれは、それらの中心部から気流を排出するための気流排出手段を有し、前記気流排出手段は、前記第1の分級チャンバおよび前記第2の分級チャンバのそれぞれの中心部から排出された各気流が所定の合流位置で合流するように構成されており、前記第1の分級チャンバおよび前記第2の分級チャンバは、その径寸法が互いに異なるよう構成されている、ことを特徴とする。
本発明による分級機構において、前記第2の分級チャンバと前記合流位置との間の距離は、前記第1の分級チャンバと前記合流位置との間の距離よりも大きくなっており、そして、前記第2の分級チャンバの径寸法は、前記第1の分級チャンバの径寸法よりも小さくなっていてもよい。
本発明による分級機構において、前記第1の分級チャンバの前記気流排出手段および前記第2の分級チャンバの前記気流排出手段はそれぞれ、前記単一の回転軸に沿って延在して前記合流位置に至る環状流路を含んでいてもよい。
本発明による分級機構において、前記環状流路は、前記単一の回転軸の周囲に設けられた筒状部材によって画成されていてもよい。
本発明による分級機構において、第1の分級チャンバおよび前記第2の分級チャンバは、互いに隣接しており、かつ、互いを隔離する共通の隔壁を有していてもよい。若しくは、本発明による分級機構において、前記第1の分級チャンバおよび前記第2の分級チャンバは、前記単一の回転軸の軸線方向において離間しつつ隣接配置されていてもよい。
本発明による分級機構において、前記第1の分級チャンバおよび前記第2の分級チャンバは、互いに隣接しており、かつ、互いを隔離する共通の隔壁を有しており、前記気流排出手段は、前記隔壁の中央部に形成され、前記第1の分級チャンバおよび前記第2の分級チャンバを連通する切欠部を含んでいてもよい。
本発明による分級機構において、前記本体ケーシングの内部に原料粉体を投入するための原料投入口が、前記複数の分級チャンバのうちの最も上段に位置する分級チャンバの近傍に前記原料粉体を投入するように構成されていてもよい。
本発明による分級機構は、単独で成立する分級機として用いられてもよく、若しくは、その他の装置に組み込んで使用されてもよい。また本発明による分級機構において、分別された微粉および粗粉のうちの粗粉が製品になってもよく、微粉が製品となってもよく、または、微粉および粗粉の両方が製品になってもよい。
例えば、本発明による分級機構は、個別に導入される原料粉体と気流とを利用して原料粉体を微粉と粗粉とに分別する分級機として用いられてもよい。また本発明による分級機構は、サイクロンセパレータのように原料粉体を気流に乗せて気流導入口から供給する分級方法において用いられてもよい。また本発明による分級機構は、ジェットミルや竪型ミル等、粉砕物を下方から気流に乗せて吹き上げて微粉を製品とする粉砕機に付加されるものであってもよい。
本発明は、複数の分級チャンバを有する分級機構を用いて原料粉体を微粉と粗粉とに分別する分級方法であって、前記複数の分級チャンバは、単一の駆動源によって回転駆動される単一の回転軸に、その軸線方向に沿って並置されており、各分級チャンバの部分分級特性が近づくよう、各分級チャンバから排出される微粉が受ける流路抵抗の差異に応じて各分級チャンバの径寸法を設定し、これによって、分級機構全体の分級効率を向上させる、分級方法である。
本発明の分級機構によれば、駆動源を単数としているため、従来の多段分級機構に比べて分級機構を小型化することができ、これによって、分級機構の設置スペースを低減することができる。また、単数の駆動源とすることで効率化されるため、消費電力を低減することができるので、環境に優しい分級機構を提供することができる。さらに本発明の分級機構によれば、各分級チャンバの径寸法を異なるものとし要求仕様に応じ適宜設定することにより、分級機構全体での分級性能を任意に調整することができる。このため、様々な需要に応える分級機構および分級方法を提供することができる。
本発明の一実施形態による分級機構を示した縦断面図。 図1のI−I線に沿った部分断面図。 各分級チャンバにおいて微粉が分級される様子を簡略化して示す図。 図1に示す各分級チャンバおよび分級機構全体の部分分級効率の曲線を示す図。 比較の形態による分級機構を示した縦断面図。 図5に示す比較の形態における各分級チャンバおよび分級機構全体の部分分級効率の曲線を示す図。 図1に示した実施形態の変形例による分級機構を示した縦断面図。 図1に示した実施形態の他の変形例による分級機構を示した縦断面図。
以下、本発明の一実施形態による分級機構について、図1乃至図4を参照して説明する。
本実施形態による分級機構は、筒状の本体ケーシング1を備えており、この本体ケーシング1の内部に分級ロータ2が設けられている。
本体ケーシング1の側周壁には気流導入口3が周設されており、この気流導入口3に隣接してその外側に複数の案内羽根(ルーバー)4が周設されている。複数の案内羽根4は、分級ロータ2の回転によって生じる旋回流の流れを考慮して配向されている
本体ケーシング1の内部には、本体ケーシング1のインナーチューブ5に形成された中央孔6を介して、鉛直方向に延びる単一の回転軸7が上方から挿入されている。この単一の回転軸7の回転軸線8は、筒状の本体ケーシング1の長手軸線9と一致している。
単一の回転軸7は、単一の駆動源10に接続されており、この駆動源10によって鉛直方向の回転軸線8周りに回転駆動される。
本体ケーシング1の内部に設けられた分級ロータ2は、単一の回転軸7に装着されており、単一の回転軸7の軸線方向に沿って上下に配置された一対の分級チャンバ11、12を備えている。以下の説明において、上段の分級チャンバ11を第1の分級チャンバ11と称し、下段の分級チャンバ12を第2の分級チャンバ12と称することもある。
各分級チャンバ11、12はその内部空間が円環状に形成されており、その外周部が複数のブレード13、14によって画成されている。複数のブレード13、14は、各分級チャンバ11、12の外周面に沿って等間隔にて環状に配置されており、旋回流の形成に適した形状及び配向とされている。
各分級チャンバ11、12の上面及び下面は、単一の回転軸7が挿通された中央孔を有する各円板部材15、16、17によって画成されており、中段の円板部材16は上下の分級チャンバ11、12同士を隔離する共通の隔壁として機能している。
上側の円板部材15の中央部には、第1の分級チャンバ11内の中心部から気流を排出するための第1排出口(気流排出手段)18が形成されている。また、中段の円板部材16の中央部には、第2の分級チャンバ12内の中心部から気流を排出するための第2排出口(気流排出手段)19が形成されている。
単一の回転軸7の周囲には筒状部材20が設けられており、この筒状部材20は、第2排出口19から第1排出口18まで延在している。この筒状部材20の内側に形成された、第2排出口19を含んで単一の回転軸7に沿って延在する環状流路21が、第2の分級チャンバ12内の中心部の気流を、第1の分級チャンバ11と離隔しつつ通過してその上方へと導く気流排出手段を形成している。なお、第1の分級チャンバ11および第2の分級チャンバ12のそれぞれの中心部から排出される各気流は、所定の合流位置で合流するようになっている。例えば本実施の形態においては、図1に示すように、第1の分級チャンバ11および第2の分級チャンバ12のそれぞれの中心部から排出された各気流が合流位置29で合流するように、気流排出手段が構成されている。
本体ケーシング1には、処理対象である原料粉体22を本体ケーシング1の内部に投入するための原料投入口23が形成されており、この原料投入口23に接続された原料投入管24を介して原料粉体22が本体ケーシング1の内部に投入される。原料投入口23は、第1の分級チャンバ11の近傍に原料粉体22が投入されるように構成されている。
本体ケーシング1の上部は、インナーチューブ5の中央孔6を貫通して第1の分級チャンバ11の内部に連通する筒状の上部ケーシング27が設けられている。この上部ケーシング27には吸引管28の一端が接続されており、この吸引管28を介して上部ケーシング27の内部を排気することにより、分級チャンバ11、12の内部が、第1排出口18及び管状流路21を介して吸引される。このように、第1排出口18および第2排出口19はいずれも同一の吸引管28に連通している。
ところで本実施の形態において、合流位置29および吸引管28は、分級機構の上側に、例えば第1の分級チャンバ11の上方に位置している。このため図3に示すように、第2の分級チャンバ12と合流位置29との間の距離dは、第1の分級チャンバ11と合流位置29との間の距離dよりも大きくなっている。従って、通常、第2排出口19から合流位置29に至る気流fが受ける流路抵抗は、第1排出口18から合流位置29に至る気流fが受ける流路抵抗よりも大きくなっている。本実施の形態においては、このような流路抵抗の差異により生じる分級特性への影響を考慮して、第1の分級チャンバ11および第2の分級チャンバ12が構成されている。すなわち図3に示すように、第1の分級チャンバ11および第2の分級チャンバ12は、それらの径寸法s、sが互いに異なるよう構成されている。具体的には、第2の分級チャンバ12の径寸法sは、第1の分級チャンバ11の径寸法sよりも小さくなっている。このように各分級チャンバ11,12を構成することの意義については後述する。
次に、上記構成よりなる本実施形態の分級機構を用いて原料粉体22を粗粉25と微粉26A、26Bとに分別する際の作用について、図3および図4を参照して説明する。
なお図4には、第1の分級チャンバ11、第2の分級チャンバ12および分級機構全体の部分分級効率を示す曲線が表されている。ここで述べる部分分級効率とは、原料粉体のうち所定の粒径の粒子が、分級ロータの外周側、すなわち粗粉側に分級される確率を示すものであり、原料粉体の粒径の関数となる。理想的な分級処理においては、部分分級効率は、特定の粒径を境にしたステップ関数となる。しかしながら現実の分級機構では、分級ロータ内部での気流の乱れや、一度壁に沈着した粉体の再飛散等の要因により、微粉側に粗粉が、若しくは粗粉側に微粉が分級される。このため部分分級効率を示す曲線は通常、その傾きが粒径に応じて変化する関数となる(粉砕・分級と表面改質(粉体工学会編)、第373〜374頁参照)。
以下、分級処理の手順について説明する。はじめに、本体ケーシング1の上部に配置された単一の駆動源10によって分級ロータ2を所定の速度で回転させ、吸引により案内羽根(ルーバー)4から気流を装入しつつ、原料投入管24を介して原料粉体22を原料投入口23から本体ケーシング1内の上部、具体的には第1の分級チャンバ11の近傍に投入する。
ここで、第1の分級チャンバ11と第2の分級チャンバ12とは共通の回転軸7に装着されている。このため、単一の駆動源10を用いて単一の回転軸7を回転させることにより、各分級チャンバ11、12が一緒に同一の回転数で回転する。
原料投入口23から本体ケーシング1内に投入された原料粉体22は、第1の分級チャンバ11のブレード13の配列の隙間から、気流と共に第1の分級チャンバ11の内部に流入し、これにより1段目の分散・分級が行われる。図4において、第1の分級チャンバ11の部分分級効率Δηの曲線が点線で示されている。分級機の評価指標の1つである50%分離径(部分分級効率Δηが50%となる粒子径)を使用すると、図4より、第1の分級チャンバ11の50%分離径は符号D(50)で示さる粒子径となる。第1の分級チャンバ11の50%分離径D(50)は、第1の分級チャンバ11内の原料粉体22に作用する遠心力oおよび中心方向の抗力iに依存して決定される。遠心力oは、第1の分級チャンバ11の回転数および径寸法sに主に依存する。一方、抗力iは、気流fの流速に主に依存する。気流fの流速は、吸引管28の吸引力、および、第1排出口18から合流位置29に至る気流fが受ける流路抵抗に主に依存する。
第1の分級チャンバ11によって分別された微粉26Aは、分級チャンバ11内の中心部から第1排出口18を介して上方に排出され、吸引管28を介して回収される。
一方、第1の分級チャンバ11で回収されなかった原料粉体(粗粉と微粉を含む)は、重力および気流の作用により第2の分級チャンバ12内にその外周部上部からブレード14配列の間を通って導入される。
第2の分級チャンバ12内に導入された原料粉体(第1の分級チャンバ11にて1段目の分散・分級が行われたもの)は、第2の分級チャンバ12内で2段目の分散・分級処理を受ける。図4において、第2の分級チャンバ12の部分分級効率Δηの曲線が点線で示されている。また第2の分級チャンバ12の50%分離径が符号D(50)で示されている。第2の分級チャンバ12の50%分離径D(50)は、第2の分級チャンバ12内の原料粉体22に作用する遠心力oおよび抗力iに依存して決定される。遠心力oは、第2の分級チャンバ12の回転数および径寸法sに主に依存する。一方、抗力iは、気流fの流速に主に依存する。気流fの流速は、吸引管28の吸引力、および、第2排出口19から合流位置29に至る気流fが受ける流路抵抗に主に依存する。
上述のように、第2排出口19から合流位置29に至る気流fが受ける流路抵抗は、第1排出口18から合流位置29に至る気流fが受ける流路抵抗よりも大きくなっている。このため、第2の分級チャンバ12において原料粉体22に作用する中心に向かう気流による抗力iは、第1の分級チャンバ11において原料粉体22に作用する抗力iよりも小さくなっている。一般に、分級チャンバにおける抗力が小さいほど、小さい粒径の粉体は外周側に向かい易くなる。この結果、50%分離径が微粉側に変位する。一方で、上述のように、第2の分級チャンバ12の径寸法sは、第1の分級チャンバ11の径寸法sよりも小さくなっているため、第2の分級チャンバ12の外周部における原料粉体22に作用する遠心力oは、第1の分級チャンバ11の外周部における原料粉体22に作用する遠心力oよりも小さくなっている。一般に、流速が同じであれば、分級チャンバにおける遠心力が小さいほど、大きい粒径の粉体が中心側に向かい易くなり、この結果、50%分離径が粗粉側に変位する。
なお、第2の分級チャンバを流れる気流の流路抵抗は、中心部(第2排出口19から合流点29)におけるものが支配的であるが、第2の分級チャンバの径寸法を第1の分級チャンバの径寸法より小さくしたことにより、気流fが受ける流路抵抗を減少する効果もあり、それに対応して、気流の流速が大きくなるため、50%分離径を粗粉側に変位する。
このように第2の分級チャンバ12においては、第1の分級チャンバ11の場合に比べて50%分離径を微粉側に変位させる要因と粗粉側に変位させる要因とが併存している。
このため、分級チャンバ11と分級チャンバ12の流路抵抗に適切な差異を与え、かつ分級チャンバの径寸法に適切な差異を設けることによって、図4に示すように、第2の分級チャンバ12の50%分離径D(50)を、第1の分級チャンバ11の50%分離径D(50)に近い値にすることができる。この結果、第2の分級チャンバ12が有効に働く範囲、例えば第2の分級チャンバ12の部分分級効率が75%以下となる範囲(図4において矢印Rで示す範囲)が、第1の分級チャンバ11の部分分級効率の曲線の傾きが大きい範囲、例えば第1の分級チャンバ11の部分分級効率が25〜75%となる範囲と重なってくる。すなわち、第2の分級チャンバ12の部分分級特性を、第1の分級チャンバ11の部分分級特性に近づけることができる。
第2の分級チャンバ12によって分別された微粉26Bは、分級チャンバ12内の中心部から第2排出口19及び環状通路21を介して上方に排出され、第1排出口18から排出される気流と合流して上部ケーシング27及び吸引管28を介して回収される。
一方、第2の分級チャンバ12で外周側へ排出された粗粉25は、下方に落下し、製品として回収される。
上述したように本実施形態による分級機構においては、二重筒構造からなる気流排出手段18−21を用いて、第1の分級チャンバ11の中心部からの排出気流(微粉を含む)、および、第2の分級チャンバ12の中心部からの排出気流(微粉を含む)が、第1の分級チャンバ11の上方の合流位置29にて合流して一緒に排出される。
また、本実施形態による分級機構においては、分級ロータ2の回転が、装置上部に設けた単一の駆動源10(及び単一の回転軸7)により実現できる。
また、本体ケーシング1の側周壁に形成する気流導入口3についても、第1の分級チャンバ11と第2の分級チャンバ12とで共用されている。
このように本実施形態による分級機構では、上下段の分級チャンバ11、12を共通の駆動源10及び回転軸7によって回転駆動することができ、微粉26A、26B及び粗粉25の排出箇所もそれぞれ1つで済み、気流導入口3についても上下段の分級チャンバ11、12に対して一つで済むので、装置全体として簡素且つ小型とすることでき、必要な設置スペースを低減でき、取り扱いも容易である。また、必要な駆動源10は1台だけなので、省エネルギーも達成され、環境に優しい分級機構である。
次に、本実施形態による分級機構の分級性能について詳細に説明する。図4において、分級機構全体での部分分級効率Δηtの曲線が実線で示されている。なお分級機構全体での部分分級効率Δηtは、各分級チャンバ11,12の部分分級効率Δη,Δηの積に対応して算出される値である。すなわちΔηt/100=Δη/100×Δη/100である。
分級機構の性能を評価する指標の1つとして、部分分級効率曲線の傾きが知られている。例えば上述の「粉砕・分級と表面改質(粉体工学会編)」には、χ=Dt(75)/Dt(25)の値を指標とすることが提案されている。ここでDt(75)およびDt(25)はそれぞれ、図4に示すように、分級機構全体での部分分級効率が75%および25%になる粒径を表している。理想分級ではχ=1である。従って、χの値が1に近いほど、分級の精度が高いと言える。
ここで本実施の形態によれば、上述のように、第1の分級チャンバ11の50%分離径D(50)と第2の分級チャンバ12の50%分離径D(50)とが近接するようにすることができる。このため、第2の分級チャンバ12が有効に働く範囲Rが、第1の分級チャンバ11の部分分級効率が25%〜75%となる範囲と重なっている。これによって、図4に示すように、第1の分級チャンバ11の部分分級効率Δηの曲線の傾きに比べて、分級機構全体での部分分級効率Δηtの曲線の傾きを大きくすることができる。従って本実施の形態によれば、分級機構の小型化および省エネルギー化を実現しながら、分級機構全体での分級の精度を向上させることができる。
次に、本実施の形態の効果を、比較の形態と比較して説明する。図5は、比較の形態における分級機構を示す図であり、図6は、図5に示す分級機構の各分級チャンバおよび分級機構全体の部分分級効率を示す図である。
図5に示す比較の形態による分級機構においては、上段に設けられた第1の分級チャンバ111の径寸法s’と、下段に設けられた第2の分級チャンバ112の径寸法s’と、が同一になっている。一方、図3に示す本実施の形態の場合と同様に、第2排出口19から合流位置29に至る気流fが受ける流路抵抗は、第1排出口18から合流位置29に至る気流fが受ける流路抵抗よりも大きくなっている。従って、第2の分級チャンバ112において原料粉体に作用する遠心力は、第1の分級チャンバ111の場合と同等であるが、第2の分級チャンバ112において原料粉体に作用する抗力は、第1の分級チャンバ111の場合に比べて小さくなっている。この結果、図6に示すように、第2の分級チャンバ112の50%分離径D(50)’が、第1の分級チャンバ111の50%分離径D(50)’に比べて著しく小さくなっている。この場合、第2の分級チャンバ112が有効に働く範囲R’が、第1の分級チャンバ111の部分分級効率が25〜75%となる範囲と重なっていない。従って、比較の形態においては、分級機構全体での部分分級効率Δηtの曲線の傾きを大きくすることに、第2の分級チャンバ112が寄与していないと言える。
これに対して本実施の形態によれば、第2の分級チャンバ12の径寸法sは、第1の分級チャンバ11の径寸法sよりも小さくなっている。このことは、第2の分級チャンバ12の50%分離径D(50)と、第1の分級チャンバ11の50%分離径D(50)との間の差異を小さくするよう作用する。従って、第1の分級チャンバ11の部分分級効率Δηの曲線と第2の分級チャンバ12の部分分級効率Δηの曲線とを近接させることができる。このことにより、分級機構全体での部分分級効率Δηtの曲線の傾きを大きくすることに、第2の分級チャンバ12が寄与できるようになる。従って本実施の形態によれば、分級チャンバを2段構成にすることによって、分級機構全体の分級性能を向上させることができる。
本実施の形態において、第2の分級チャンバ12の径寸法sと第1の分級チャンバ11の径寸法sとの差は、径寸法sと径寸法sとが等しいと仮定した場合に算出される50%分離径D(50)と50%分離径D(50)との間の差異などに応じて適切に設定されるが、例えば径寸法sは、径寸法sの90%以下となっている。
なお、上述の記載において、本実施の形態による第2の分級チャンバ12における50%分離径D(50)が、比較の形態における第2の分級チャンバ112の50%分離径D(50)’よりも大きくなることの原理について、原料粉体に作用する遠心力に基づいて説明した。しかしながら、本実施の形態により得られる効果の基礎が、上述の原理のみに限られることはない。例えば以下の原理も考えられ得る。
一般に、第2排出口19から合流位置29に至る気流fが受ける流路抵抗は、流路の断面積や長さだけでなく、気流fの速度にも依存する。一般に、気流fの速度が小さいほど、気流fが受ける流路抵抗が小さくなると考えらえる。また気流fは、通常、旋回しながら第2排出口19から合流位置29へ向かう。このため、気流fの速度成分は、合流位置29に向かう成分だけでなく、旋回する成分も含んでいる。ここで本実施の形態によれば、第1の分級チャンバ11の径寸法sに対して第2の分級チャンバ12の径寸法sが低減されており、この結果、粉体を含む気流fに働く遠心力が、比較の形態の場合よりも小さくなっている。すなわち、気流fの速度成分のうち旋回する成分が低減されている。このため本実施の形態においては、気流fが受ける流路抵抗が、比較の形態の場合に比べて小さくなっていると考えられる。この結果、第2排出口19から合流位置29に至る気流fの流量を増大させることができる。例えば、比較の形態では気流f’と気流f’の比が70:30となっている場合に、本実施の形態では気流fと気流fの比を50:50に近づけることができる。これによって、第2の分級チャンバ12において原料粉体22に作用する抗力を増大させることができ、このことにより、50%分離径D(50)と50%分離径D(50)との間の差異を小さくすることができる。また、第1の分級チャンバ11と第2の分級チャンバ12との間での流量の不均衡を軽減することができるので、整流効果などその他の効果を期待することもできる。さらに、第1排出口18から合流位置29に至る気流fの流量を減少させることで、第1の分級チャンバ11において原料粉体22に作用する抗力を減少させ、これによって、50%分離径D(50)を微粉側に変位させることができる。この点からも、50%分離径D(50)と50%分離径D(50)との間の差異を小さくすることが可能となる。
上述した実施形態の変形例として、図7に示したように、第1の分級チャンバ11と第2の分級チャンバ12とを上下に離間して配置することもできる。この例においては、第1の分級チャンバ11の底板16Aと第2の分級チャンバ12の天板16Bとが共用されておらず、それぞれ別個に設けられている。
上下段の分級チャンバ11、12の間隔は、分級チャンバ11から排出される粉体を適切な位置で補足し分級チャンバ12へ導き分級精度を高めるために設計時に最適化されている。また、本例においては、本体ケーシング1の側周壁に形成する気流導入口3を、図1の構成に比べてその上下幅を拡大している。
図7に示す分級機構においても、第2の分級チャンバ12の径寸法は、第1の分級チャンバ11の径寸法よりも小さくなっている。このため、各分級チャンバ11,12における流路抵抗が異なる場合であっても、分級機構全体での部分分級効率Δηtの曲線の傾きを大きくすることに、第2の分級チャンバ12が寄与することができる。
また、他の変形例としては、図1及び図7に記載した分級機構において、第2の分級チャンバ12の下部にさらに3段目の分級チャンバを設けることもできる。
この例においては、2段目の分級チャンバの外周部から排出した気流を3段目の分級チャンバ内にその外周部上部から投入して3段目の分級を行う。粗粉は、3段目の分級チャンバ外周部下部から排出され、微粉は、1段目と2段目の分級チャンバと同様に中心部から上方へ排出して回収される。
本変形例においては、1段目の分級チャンバの内周側が2段目と3段目の分級チャンバから排出する気流確保のため、気流排出手段を三重筒構造とする。そして、1段目の分級チャンバの上方において、1段目の分級チャンバからの排出気流と2段目と3段目の分級チャンバからの排出気流が合流して一緒に排出される。
また、3段目の分級チャンバの下に更に4段目(若しくはそれ以上)の分級チャンバを追加設置することもできる。この場合、微粉を回収するための中央の筒構造を4重(若しくはそれ以上)とする。
本変形例においては、簡素且つ小型の構成によって、3段若しくはそれ以上の段数の分級チャンバを同じ考案により実現することもできる。
本変形例においても、各分級チャンバは、それらの径寸法が互いに異なるよう構成されていてもよい。例えば、合流位置29までの距離が大きい分級チャンバほどその径寸法が小さくなるよう、各分級チャンバが構成されていてもよい。これによって、各分級チャンバの50%分離径を互いに近接させることができる。このことにより、各分級チャンバにおける流路抵抗が異なる場合であっても、分級機構全体での部分分級効率Δηtの曲線の傾きを大きくすることに、各分級チャンバが寄与することができる。
次に、図1に示した上記実施形態の更に他の変形例について、図8を参照して説明する。
この変形例においては、気流排出手段としては二重管構造とせず、分級チャンバ11、12の間の隔壁16の中央部に形成された第2排出口(切欠部)19から分級チャンバ12の気流を排出し、分級チャンバ11内にて分級チャンバ11の気流と合流させつつ第1排出口18を通る気流排出手段を実現している。
即ち、第2の分級チャンバ12にて分別された微粉は、第2排出口19を介して第1の分級チャンバ11内に流入し、第1の分級チャンバ11で分別された微粉と一緒に第1排出口18を介して、上方の上部ケーシング27内に排出される。上部ケーシング27内に排出された微粉26は、吸引管28を介して回収される。この場合、第2の分級チャンバ12の中心部から排出された気流は、後に第1の分級チャンバ11の中心部から排出される気流と、第1の分級チャンバ11内で合流する。すなわち本実施の形態において、合流位置29は、第1の分級チャンバ11の内側に存在している。
この変形例においては、気流排出手段として二重管構造を採用していないので、更なる構造の簡素化を図ることができる。
図8に示す分級機構において、合流位置29は、第1の分級チャンバ11の内側に存在している。従って、本実施の形態においても、第2の分級チャンバ12と合流位置29との間の距離は、第1の分級チャンバ11と合流位置29との間の距離よりも大きくなっている。また、第2の分級チャンバ12の径寸法は、第1の分級チャンバ11の径寸法よりも小さくなっている。このため、各分級チャンバ11,12における流路抵抗が異なる場合であっても、分級機構全体での部分分級効率曲線Δηtの傾きを大きくすることに、第2の分級チャンバ12が寄与することができる。
また、図8に示した第2の分級チャンバ12の下に更に3段目(若しくはそれ以上)の追加の分級チャンバを設けることもできる。本変形例においては気流排出手段が二重管構造ではないので、3段目以降の分級チャンバを追加設置しても、気流排出手段が複雑化することがない。また、3段目以降の分級チャンバが設置される場合、合流位置29までの距離が大きい分級チャンバほどその径寸法が小さくなるよう、各分級チャンバが構成されていてもよい。
なお上述の本実施の形態および各変形例において、合流位置29までの距離が大きい分級チャンバほどその径寸法が小さくなるよう、各分級チャンバが構成される例を示した。しかしながら、各分級チャンバの径寸法を決定する要因が、合流位置29までの距離に限られることはない。本願発明の技術的思想の基礎は、各分級チャンバの径寸法や高さ寸法(回転軸7の軸方向寸法)等を変化させることによって、各分級チャンバの部分分級効率を任意に設定する点である。本願発明によれば、合流位置29までの距離だけでなく、各分級チャンバ間におけるその他の様々な不均衡を緩和するよう、分級チャンバの各部寸法を変化させ、これによって、分級機構全体としての分級性能を高めることができる。このことにより、様々な需要に応える分級機構を提供することができる。
なお、上述した実施の形態に対するいくつかの変形例を説明してきたが、当然に、複数の変形例を適宜組み合わせて適用することも可能である。
1 本体ケーシング
2 分級ロータ
3 気流導入口
4 案内羽根(ルーバー)
5 本体ケーシング1のインナーチューブ
6 インナーチューブ5の中央孔
7 回転軸
8 単一の回転軸7の回転軸線
9 本体ケーシング1の長手軸線
10 単一の駆動源
11、12 分級チャンバ
13、14 ブレード
15、16、16A、16B、17 円板部材
18 第1排出口(気流排出手段)
19 第2排出口(気流排出手段)
20 筒状部材(気流排出手段)
21 環状流路(気流排出手段)
22 原料粉体
23 原料投入口
24 原料投入管
25 粗粉
26、26A、26B 微粉
27 上部ケーシング
28 吸引管
29 合流位置

Claims (6)

  1. 本体ケーシングと、
    前記本体ケーシングの内部に設けられた分級ロータと、
    前記分級ロータが装着された単一の回転軸と、
    前記単一の回転軸を回転駆動するための単一の駆動源と、を備え、
    前記分級ロータは、前記単一の回転軸の軸線方向に沿って並置された複数の分級チャンバを有し、
    前記複数の分級チャンバは、少なくとも第1の分級チャンバおよび第2の分級チャンバを含み、
    前記第1の分級チャンバおよび前記第2の分級チャンバのそれぞれは、それらの中心部から気流を排出するための気流排出手段を有し、
    前記第1の分級チャンバおよび前記第2の分級チャンバのそれぞれの中心部から排出される各気流は、所定の合流位置で合流し、
    前記第1の分級チャンバおよび前記第2の分級チャンバは、その径寸法が互いに異なるよう構成されており、
    前記第1の分級チャンバおよび前記第2の分級チャンバは、互いに隣接しており、かつ、前記単一の回転軸の軸線方向において離間配置されている、分級機構。
  2. 前記第2の分級チャンバと前記合流位置との間の距離は、前記第1の分級チャンバと前記合流位置との間の距離よりも大きくなっており、
    前記第2の分級チャンバの径寸法は、前記第1の分級チャンバの径寸法よりも小さくなっている、請求項1に記載の分級機構。
  3. 前記第1の分級チャンバの前記気流排出手段および前記第2の分級チャンバの前記気流排出手段はそれぞれ、前記単一の回転軸に沿って延在して前記合流位置に至る環状流路を含む、請求項1または2に記載の分級機構。
  4. 前記環状流路は、前記単一の回転軸の周囲に設けられた筒状部材によって画成されている、請求項3に記載の分級機構。
  5. 前記本体ケーシングの内部に原料粉体を投入するための原料投入口が、前記複数の分級チャンバのうちの最も上段に位置する分級チャンバの近傍に前記原料粉体を投入するように構成されている、請求項1乃至のいずれか一項に記載の分級機構。
  6. 複数の分級チャンバを有する分級機構を用いて原料粉体を微粉と粗粉とに分別する分級方法であって、
    前記複数の分級チャンバは、単一の駆動源によって回転駆動される単一の回転軸に、その軸線方向に沿って並置されており、
    各分級チャンバの部分分級特性が近づくよう、各分級チャンバから排出される微粉が受ける流路抵抗の差異に応じて各分級チャンバの径寸法を設定し、これによって、分級機構全体の分級効率を向上させる、分級方法。
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