JP2001353473A - 分級機 - Google Patents

分級機

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JP2001353473A
JP2001353473A JP2000176653A JP2000176653A JP2001353473A JP 2001353473 A JP2001353473 A JP 2001353473A JP 2000176653 A JP2000176653 A JP 2000176653A JP 2000176653 A JP2000176653 A JP 2000176653A JP 2001353473 A JP2001353473 A JP 2001353473A
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JP
Japan
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classification
rotor
classifier
classifying
air
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JP2000176653A
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English (en)
Inventor
Tsutomu Kawai
勤 川合
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IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 実際の分級が分級ロータの回転羽根入口での
急な流れ方向の変化による分離力によって行われること
から、かかる分離力をよりうまく使って分級効率を向上
できる分級機を提供すること。 【解決手段】 分級エアの導入方向を分級エア入口であ
る二次空気入口11からとし、分級ロータ4の回転方向
に対して、対向する従来と逆方向とする。これにより、
分級ロータ4の入口での急な流れ方向の変化を付与して
大きな分離力を得ることができ、より高精度な分級を少
ない回転数で行うことができるようになり、回転に要す
る消費電力も低減することができるようになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、分級機に関し、
より高精度の分級が少ない回転数で行うことができ、回
転に要する消費電力などを低減できるようにしたもので
ある。
【0002】
【従来の技術】粉砕機などで粉砕された製品から使用目
的に適した粒度のものだけを得るため従来から分級機が
用いられている。
【0003】このような分級機の一つに遠心力型風力分
級機があり、例えば図3に概略構造を示すように、分級
ロータの回転による遠心力と、ブロワの吸引による求心
力との均衡によって分級が行われ、原料送入口1より吸
引された原料は機胴2内の上昇気流により、ロータシャ
フト3に支持されている分級ロータ4へ揚送され、ここ
で原料粒子は、分級ロータ4の内部へ向おうとする求心
力と、分級ロータ4の回転数に対応した遠心力との作用
を受け、遠心力が求心力より強いときは(粒子が要求粒
子より大きいとき)粒子は遠心作用により機胴2の壁面
に沿って下降し、粗粉出口5へ戻される一方、求心力が
遠心力より強いとき(粒子が要求粒子より小さいとき)
粒子は気流の求心作用により分級ロータ4の内部を通過
して微粉排出口6より機外の捕集機に回収されるように
なっている。
【0004】さらに、この分級機では、分級エアである
二次空気を二次空気入口7から供給して微粉の分散およ
び微粉と粗粉の分離を助長し、風篩効果により微粉回収
率を高めるようにしている。
【0005】したがって、この分級機では、求心力と遠
心力との均衡は主として分級ロータ4の回転によるもの
であることから、回転数を変更すること等により粒度調
整を容易に行うことができる。
【0006】このような分級機では、遠心分離の分離原
理に基づいて粒子が分級ロータ4の回転羽根による気流
から受ける粘性力と粒子にかかる遠心力との釣合いによ
って分級されるとしており、回転羽根内部を通過すると
きの遠心力によって気流と分離されるとするもので、分
級エアである二次空気を分級ロータ4の回転羽根に対し
て、図4に示すように、回転方向と同一の順方向に送り
込むようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
遠心分離の原理に基づく分級機であっても必ずしも理論
と実機のデータとが一致しない場合も多く、設計には独
自の補正係数などを用いて設計しているのが現状であ
る。
【0008】そこで、実際の分級機の分級原理について
鋭意検討したところ、実際の分級は分級ロータの回転羽
根入口での急な流れ方向の変化による分離力によって行
われることが分かり、この発明を完成したものである。
【0009】すなわち、この発明は、上記従来技術の有
する現状に鑑みてなされたもので、実際の分級が分級ロ
ータの回転羽根入口での急な流れ方向の変化による分離
力によって行われることから、かかる分離力をよりうま
く使って分級効率を向上できる分級機を提供しようとす
るものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
この発明の請求項1記載の分級機は、分級ロータの回転
方向に対し、分級エアの導入方向を対向する方向として
分級ロータ入口での急な流れ方向の変化により分級する
ことを特徴とするものである。
【0011】この分級機によれば、分級エアの導入方向
を分級ロータの回転方向に対して、対向する方向とする
ようにしており、分級ロータ入口での急な流れ方向の変
化を付与して大きな分離力を得ることができ、より高精
度な分級を少ない回転数で行うことができるようにな
り、回転に要する消費電力も低減することができるよう
にしている。
【0012】また、この発明の請求項2記載の分級機
は、請求項1記載の構成に加え、前記分級ロータの回転
羽根を当該分級ロータの回転方向に対し、内周端が下流
側に配置され、外周端が上流側に配置される傾斜羽根で
構成したことを特徴とするものである。
【0013】この分級機によれば、分級ロータの回転羽
根を当該分級ロータの回転方向に対し、内周端が下流側
に配置され、外周端が上流側に配置される傾斜羽根で構
成するようにしており、傾斜羽根を備えた分級ロータを
用いることで一層分級ロータ入口での流れ方向の変化が
急になり、分離した粒子が羽根の外側面に当たること
で、羽根の外側面で粒子が効率良く外側に跳ね飛ばさ
れ、大きな分離力を得て分級効率を向上することができ
るようになる。
【0014】さらに、この発明の請求項3記載の分級機
は、請求項1記載の構成に加え、前記分級ロータの回転
羽根をラジアル方向に配置したことを特徴とするもので
ある。
【0015】この分級機によれば、ラジアル方向の羽根
を備えた分級ロータを用いるようにしており、低回転で
高い分級効率を得ることができるとともに、製作が容易
で耐付着性が良好となり、さらにこれまでの分級機の構
成のまま電動機などを逆転するだけで簡単に対応するこ
とができるようになる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面に基づき詳細に説明する。
【0017】図1はこの発明の分級機の一実施の形態に
かかる概略横断面図および分級ロータの回転方向と二次
空気の導入方向の説明図である。
【0018】まず、この発明の分級機の分級原理につい
て図1に示すラジアル方向の回転羽根を備えた分級ロー
タを用いる場合で説明する。
【0019】この分級機10は、既に説明した従来の分
級機と分級原理が相違し、従来の遠心分離理論に基づき
分級ロータの回転羽根の内部を通過するときの遠心力に
よって分離されるとするものでなく、分級ロータの回転
羽根の回転経路に流入した瞬間に分離が終了すると考え
るものである。
【0020】この分級機10の具体的な構造は、図3で
既に説明した従来の分級機と基本的に同一であり、原料
送入口1を備え、送入された原料は機胴2内の上昇気流
により、ロータシャフト3に支持されている分級ロータ
4へ揚送され、ここで原料粒子が分級原理に基づいて分
級され、粒子が要求粒子より大きいときは機胴2の壁面
に沿って下降し、粗粉出口5へ戻される一方、粒子が要
求粒子より小さいときは微粉排出口6より機外の捕集機
に回収される。
【0021】さらに、この分級機10では、分級エアで
ある二次空気を二次空気入口(分級エア入口)11から
供給するが、この二次空気を分級ロータ4の回転羽根に
対して、図1に示すように、回転方向と対向する方向か
ら導入して送り込むようにしている。
【0022】すなわち、この分級機10では、分級エア
の二次空気入口11が分級ロータ4を挾む両側の接線方
向の2か所に配置され、その導入方向が分級ロータ4の
回転方向と対向する方向である逆方向となるようにして
ある。
【0023】これにより、図1(b)に示すように、分
級ロータ4に流入しようとする粒子は、分級エアである
二次空気によって分級ロータ4の回転羽根入口での急な
流れ方向の変化が一層大きくなり、大きな分離力によっ
て分級される。
【0024】したがって、より高精度な分級が少ない回
転数で行うことができることになり、回転に要する電力
消費も少なくすることができる。
【0025】また、この分級機10では、ラジアル方向
の回転羽根4aを備えた分級ロータ4を用いるようにし
ているので、製作が容易であり、粒子の耐付着性が良好
となる。
【0026】さらに、この分級機10では、ラジアル方
向の回転羽根4aを備えた分級ロータ4を用いるように
しているので、分級ロータ4の電動機の逆転だけで他の
部分の構成に変更を加える必要がなく、既設の分級機に
簡単に適用することができる。
【0027】次に、この発明の他の一実施の形態につい
て図2により説明する。
【0028】この分級機20では、図2に示すように、
分級ロータ4として傾斜羽根4bを備えており、傾斜羽
根4bの内周端iが分級ロータ4の回転方向下流側に配
置され、傾斜羽根4bの外周端oが分級ロータ4の回転
方向上流側に配置されて構成されている。
【0029】そして、この分級機20でも、分級エアで
ある二次空気を二次空気入口(分級エア入口)21から
供給するが、この二次空気を分級ロータ4の回転羽根4
bに対して、図2に示すように、回転方向と対向する方
向から導入して送り込むようにしている。
【0030】すなわち、この分級機20では、分級エア
の二次空気入口21が分級ロータ4を挾む両側の接線方
向の2か所に配置され、その導入方向が分級ロータ4の
回転方向と対向する方向である逆方向となるようにして
ある。
【0031】これにより、分級ロータ4に流入しようと
する粒子は、分級エアである二次空気によって分級ロー
タ4の回転羽根入口での急な流れ方向の変化が一層大き
くなり、傾斜羽根を備えた分級ロータによって分離した
粒子が羽根の外側面に当たることで、羽根の外側面で粒
子を効率良く外側に跳ね飛ばすことができ、一層大きな
分離力を得て分級効率を向上することができる。
【0032】したがって、より高精度な分級が少ない回
転数で行うことができることになり、回転に要する電力
消費も少なくすることができる。
【0033】
【発明の効果】以上、一実施の形態とともに具体的に説
明したようにこの発明の請求項1記載の分級機によれ
ば、分級エアの導入方向を分級ロータの回転方向に対し
て、対向する方向としたので、分級ロータ入口での急な
流れ方向の変化を付与して大きな分離力を得ることがで
き、より高精度な分級を少ない回転数で行うことがで
き、回転に要する消費電力も低減することができる。
【0034】また、この発明の請求項2記載の分級機に
よれば、分級ロータの回転羽根を当該分級ロータの回転
方向に対し、内周端が下流側に配置され、外周端が上流
側に配置される傾斜羽根で構成するようにしたので、傾
斜羽根を備えた分級ロータを用いることで一層分級ロー
タ入口での流れ方向の変化が急になり、分離した粒子が
羽根の外側面に当たることで、羽根の外側面で粒子が効
率良く外側に跳ね飛ばされ、大きな分離力を得て分級効
率を一層向上することができる。
【0035】さらに、この発明の請求項3記載の分級機
によれば、ラジアル方向の羽根を備えた分級ロータを用
いるようにしたので、低回転で高い分級効率を得ること
ができるとともに、製作が容易で耐付着性が良好とな
り、さらにこれまでの分級機の構成のまま電動機などを
逆転するだけで簡単に対応することができ、特に既設の
分級機に適用して分級効率を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の分級機の一実施の形態にかかる概略
横断面図および分級ロータの回転方向と二次空気の導入
方向の説明図である。
【図2】この発明の分級機の他の一実施の形態にかかる
概略横断面図および分級ロータの回転方向と二次空気の
導入方向の説明図である。
【図3】この発明が適用される分級機の概略構成図であ
る。
【図4】従来の分級機の概略横断面図および分級ロータ
の回転方向と二次空気の導入方向の説明図である。
【符号の説明】
1 原料送入口 2 機胴 3 ロータシャフト 4 分級ロータ 4a 回転羽根 4b 傾斜羽根 5 粗粉出口 6 微粉排出口 7 二次空気入口 10,20 分級機 11,21 二次空気入口(分級エア入口)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】分級ロータの回転方向に対し、分級エアの
    導入方向を対向する方向として分級ロータ入口での急な
    流れ方向の変化により分級することを特徴とする分級
    機。
  2. 【請求項2】前記分級ロータの回転羽根を当該分級ロー
    タの回転方向に対し、内周端が下流側に配置され、外周
    端が上流側に配置される傾斜羽根で構成したことを特徴
    とする請求項1記載の分級機。
  3. 【請求項3】前記分級ロータの回転羽根をラジアル方向
    に配置したことを特徴とする請求項1記載の分級機。
JP2000176653A 2000-06-13 2000-06-13 分級機 Pending JP2001353473A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20200014781A (ko) 2017-06-01 2020-02-11 가부시키가이샤 류크스 분체의 분급 장치 및 분급 시스템

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