JPH1076171A - 竪型ローラミル - Google Patents
竪型ローラミルInfo
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- JPH1076171A JPH1076171A JP23515296A JP23515296A JPH1076171A JP H1076171 A JPH1076171 A JP H1076171A JP 23515296 A JP23515296 A JP 23515296A JP 23515296 A JP23515296 A JP 23515296A JP H1076171 A JPH1076171 A JP H1076171A
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- Japan
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- roller mill
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 石炭、セメント等を粉砕する竪型ローラミル
に関し、複数の微粉出口から供給する微粉の粒度を均一
にする。 【解決手段】 被粉砕物供給管１より供給された被粉砕
物６は回転するテーブル４とローラ５で粉砕され、粉砕
物７となって熱風８により吹上がり、セパレータ３によ
り微粉と粗粉に分級される。微粉はセパレータから微粉
出口管２より流出するが、出口管２はその下端がローラ
ミル天板１１より下がっているのでセパレータ３からの
混相流は突出部に衝突し、旋回流が失われ、微粉粒度が
均一化し、シール部材１３ａ，１３ｂで囲まれた空間か
ら出口管２より流出する。又、セパレータ３も従来より
下り、空間部を形成し、その上面にはリング１０が固定
され、その周囲に羽根１４を設け、天板１１に取付けた
シール用リング９とでスキ間を作り、粉砕物７が直接出
口管２から流出するのを防止する。
に関し、複数の微粉出口から供給する微粉の粒度を均一
にする。 【解決手段】 被粉砕物供給管１より供給された被粉砕
物６は回転するテーブル４とローラ５で粉砕され、粉砕
物７となって熱風８により吹上がり、セパレータ３によ
り微粉と粗粉に分級される。微粉はセパレータから微粉
出口管２より流出するが、出口管２はその下端がローラ
ミル天板１１より下がっているのでセパレータ３からの
混相流は突出部に衝突し、旋回流が失われ、微粉粒度が
均一化し、シール部材１３ａ，１３ｂで囲まれた空間か
ら出口管２より流出する。又、セパレータ３も従来より
下り、空間部を形成し、その上面にはリング１０が固定
され、その周囲に羽根１４を設け、天板１１に取付けた
シール用リング９とでスキ間を作り、粉砕物７が直接出
口管２から流出するのを防止する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は石炭、セメントの原
料などを粉砕する竪型ローラミルに関する。
料などを粉砕する竪型ローラミルに関する。
【０００２】
【従来の技術】図２は従来の竪型ローラミルの断面図で
ある。図において、１は被粉砕物供給管、２は微粉出口
管、３はセパレータ、４は回転するテーブル、５はロー
ラ、６は被粉砕物供給管２より供給される被粉砕物、７
は粉砕物、８は搬送、乾燥用の熱風である。１１はロー
ラミル天板、１２ａ，１２ｂはセパレータ３及びローラ
ミル天板１１にそれぞれ設けられたシール用の対向する
リングである。
ある。図において、１は被粉砕物供給管、２は微粉出口
管、３はセパレータ、４は回転するテーブル、５はロー
ラ、６は被粉砕物供給管２より供給される被粉砕物、７
は粉砕物、８は搬送、乾燥用の熱風である。１１はロー
ラミル天板、１２ａ，１２ｂはセパレータ３及びローラ
ミル天板１１にそれぞれ設けられたシール用の対向する
リングである。
【０００３】上記の各部分から構成される竪型ローラミ
ルにおいて、石炭やセメントの原料などの被粉砕物６は
被粉砕物供給管１を通り、テーブル４上へ運ばれる。運
ばれた被粉砕物６は回転しているテーブル４の遠心力に
よってローラ５下部へ移動し、粉砕されて粉砕物７とな
る。粉砕物７はテーブル４外周面のローラミル内壁に取
り付けた吹き上げブロック、一次分級ブロックを経て供
給される搬送、乾燥用熱風８によって気流搬送され、セ
パレータ３へ入る。
ルにおいて、石炭やセメントの原料などの被粉砕物６は
被粉砕物供給管１を通り、テーブル４上へ運ばれる。運
ばれた被粉砕物６は回転しているテーブル４の遠心力に
よってローラ５下部へ移動し、粉砕されて粉砕物７とな
る。粉砕物７はテーブル４外周面のローラミル内壁に取
り付けた吹き上げブロック、一次分級ブロックを経て供
給される搬送、乾燥用熱風８によって気流搬送され、セ
パレータ３へ入る。
【０００４】セパレータ３に入った粉砕物７はセパレー
タ３の回転により、微粉と粗粉に分級される。微粉はセ
パレータ３を通過して微粉出口管２からボイラのバーナ
等へ搬送される。一方粗粉は、再度テーブル４上へ落下
し、再粉砕される。
タ３の回転により、微粉と粗粉に分級される。微粉はセ
パレータ３を通過して微粉出口管２からボイラのバーナ
等へ搬送される。一方粗粉は、再度テーブル４上へ落下
し、再粉砕される。
【０００５】セパレータ３とローラミル天板１１内壁に
はそれぞれ直径がわずかに異なるリング１２ａ，１２ｂ
が固定されており、上下方向に重なり合っている。前
記、リング１２ａ，１２ｂの重なり合っている部分が、
粉砕物７のセパレータ３未通過侵入およびセパレータ３
通過粉砕物７の流出防止を行っている。
はそれぞれ直径がわずかに異なるリング１２ａ，１２ｂ
が固定されており、上下方向に重なり合っている。前
記、リング１２ａ，１２ｂの重なり合っている部分が、
粉砕物７のセパレータ３未通過侵入およびセパレータ３
通過粉砕物７の流出防止を行っている。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来のローラミ
ルにおいては、テーブル４上で粉砕された粉砕物７は搬
送、乾燥用熱風８でセパレータ３へ運ばれ、セパレータ
３の回転によって粗粉と微粉に分級される。微粉はセパ
レータ３を通過し、微粉出口管２からボイラのバーナ等
へ気流搬送される。この時一般に微粉出口管２はローラ
ミル天板１１に４本配置されており、微粉をバーナ等へ
供給する時、管長差によって流量偏差が発生するが、こ
の流量偏差をオリフィスを使用し、平均化している。し
かし、流量を平均化しても微粉粒度を平均化できない。
実際には２００メッシュパス量で±３〜５％の偏差が生
じている。
ルにおいては、テーブル４上で粉砕された粉砕物７は搬
送、乾燥用熱風８でセパレータ３へ運ばれ、セパレータ
３の回転によって粗粉と微粉に分級される。微粉はセパ
レータ３を通過し、微粉出口管２からボイラのバーナ等
へ気流搬送される。この時一般に微粉出口管２はローラ
ミル天板１１に４本配置されており、微粉をバーナ等へ
供給する時、管長差によって流量偏差が発生するが、こ
の流量偏差をオリフィスを使用し、平均化している。し
かし、流量を平均化しても微粉粒度を平均化できない。
実際には２００メッシュパス量で±３〜５％の偏差が生
じている。
【０００７】また、リング１２ａ，１２ｂの重なり部が
小さいために、セパレータ３を通過しない粉砕物７がこ
のリング１２ａ，１２ｂの重なり部を通過し、微粉出口
管２側へ侵入している可能性がある。
小さいために、セパレータ３を通過しない粉砕物７がこ
のリング１２ａ，１２ｂの重なり部を通過し、微粉出口
管２側へ侵入している可能性がある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような課題
を解決するために、次の（１）乃至（３）の手段を提供
する。
を解決するために、次の（１）乃至（３）の手段を提供
する。
【０００９】（１）ローラミルケーシング内で垂直駆動
軸回りに回転するテーブルと、同テーブル上面に押圧さ
れつつ回転し、被粉砕物を粉砕するローラと、同ローラ
とローラミル天板間で前記垂直駆動軸回りに設けられ、
粉砕物を分級するセパレータとを備え、分級した微粉を
微粉出口管より前記ミルケーシング外へ搬出する竪型ロ
ーラミルにおいて、前記セパレータの上面と前記ローラ
ミル天板内壁面との間に空間部を形成し；前記微粉出口
管の入口端を前記空間部内へ突出させ；前記セパレータ
上面外周端部と前記ローラミル天板内壁面との間に前記
空間部内へのセパレータ未通過混相流の侵入防止手段を
設け、更に、前記空間部内で前記侵入防止手段と前記微
粉出口管入口との間にセパレータ通過混相流をシールす
る機構を設けたことを特徴とする竪型ローラミル。
軸回りに回転するテーブルと、同テーブル上面に押圧さ
れつつ回転し、被粉砕物を粉砕するローラと、同ローラ
とローラミル天板間で前記垂直駆動軸回りに設けられ、
粉砕物を分級するセパレータとを備え、分級した微粉を
微粉出口管より前記ミルケーシング外へ搬出する竪型ロ
ーラミルにおいて、前記セパレータの上面と前記ローラ
ミル天板内壁面との間に空間部を形成し；前記微粉出口
管の入口端を前記空間部内へ突出させ；前記セパレータ
上面外周端部と前記ローラミル天板内壁面との間に前記
空間部内へのセパレータ未通過混相流の侵入防止手段を
設け、更に、前記空間部内で前記侵入防止手段と前記微
粉出口管入口との間にセパレータ通過混相流をシールす
る機構を設けたことを特徴とする竪型ローラミル。
【００１０】（２）上記（１）において前記侵入防止手
段は、前記セパレータと同軸心で同セパレータ上面外周
端を覆うように配置した円筒形状で、前記ローラミル天
板に取付けられたシール用リングと；前記セパレータ上
面に取付けられ、前記シール用リング内側に対向して円
形状に配置した複数の羽根とを有することを特徴とする
竪型ローラミル。
段は、前記セパレータと同軸心で同セパレータ上面外周
端を覆うように配置した円筒形状で、前記ローラミル天
板に取付けられたシール用リングと；前記セパレータ上
面に取付けられ、前記シール用リング内側に対向して円
形状に配置した複数の羽根とを有することを特徴とする
竪型ローラミル。
【００１１】（３）上記（１）又は（２）において、前
記シール機構は、前記セパレータと同軸心で前記ローラ
ミル天板に取付けられた第１の円筒シール材と；同第１
の円筒シール材と同軸心で前記セパレータ上面に取付け
られ、同第１の円筒シール材と所定の微小隙間を保つよ
うに異なる径を有すると共に、その円筒端部が同第１の
円筒シール材と互いに上下で重複するように配置された
第２の円筒シール材とからなることを特徴とする竪型ロ
ーラミル。
記シール機構は、前記セパレータと同軸心で前記ローラ
ミル天板に取付けられた第１の円筒シール材と；同第１
の円筒シール材と同軸心で前記セパレータ上面に取付け
られ、同第１の円筒シール材と所定の微小隙間を保つよ
うに異なる径を有すると共に、その円筒端部が同第１の
円筒シール材と互いに上下で重複するように配置された
第２の円筒シール材とからなることを特徴とする竪型ロ
ーラミル。
【００１２】本発明の竪型ローラミルは、その（１）に
おいては、空間部が形成され、この空間部内で微粉出口
管を突出させ、従来よりも深く挿入してあるので、熱風
により運ばれてきた微粉の混相流は旋回流となるが、空
間部内で微粉出口管の突出部と衝突し、その流れは乱
れ、旋回性が失われ、混相流中の微粉粒度は均一化され
る。かつ、空間部はシール機構によってシールし、微粉
出口管は空間部内で囲まれているので、セパレータを通
過した微粉は全量微粉出口管よりミルケーシング外へ流
出する。このように、気流搬送用熱風の旋回流及びセパ
レータの旋回流の抑制ができると共に空間部のチャンバ
ー効果も有することになり、微粉出口管が４本の配置で
あっても４本の配管へ均一粒度の分配が可能となる。
おいては、空間部が形成され、この空間部内で微粉出口
管を突出させ、従来よりも深く挿入してあるので、熱風
により運ばれてきた微粉の混相流は旋回流となるが、空
間部内で微粉出口管の突出部と衝突し、その流れは乱
れ、旋回性が失われ、混相流中の微粉粒度は均一化され
る。かつ、空間部はシール機構によってシールし、微粉
出口管は空間部内で囲まれているので、セパレータを通
過した微粉は全量微粉出口管よりミルケーシング外へ流
出する。このように、気流搬送用熱風の旋回流及びセパ
レータの旋回流の抑制ができると共に空間部のチャンバ
ー効果も有することになり、微粉出口管が４本の配置で
あっても４本の配管へ均一粒度の分配が可能となる。
【００１３】更に、セパレータ未通過混相流の侵入防止
手段が設けてあるので、セパレータ内を通過せずにロー
ラミル内から直接微粉出口管に向かってショートパスす
る粉砕物は空間部への侵入が防止される。
手段が設けてあるので、セパレータ内を通過せずにロー
ラミル内から直接微粉出口管に向かってショートパスす
る粉砕物は空間部への侵入が防止される。
【００１４】（２）においては、セパレータ未通過混相
流の侵入防止手段の具体的構成として、ローラミル天板
に固定したシール用リングと、セパレータ上面に固定し
た複数の羽根を設けたので、羽根の回転によって生ずる
気流がシール用リングとセパレータのスキ間から噴出す
るため、セパレータを通過せず流出しようとする粉砕物
の空間部への侵入が阻止される。
流の侵入防止手段の具体的構成として、ローラミル天板
に固定したシール用リングと、セパレータ上面に固定し
た複数の羽根を設けたので、羽根の回転によって生ずる
気流がシール用リングとセパレータのスキ間から噴出す
るため、セパレータを通過せず流出しようとする粉砕物
の空間部への侵入が阻止される。
【００１５】（３）においては、セパレータ通過混相流
のシール機構の具体的構成として、ローラミル天板に設
けた第１の円筒シール材と、セパレータ上面に取付けた
第２の円筒シール材とを設けたので、円筒端部が上下で
互いに重なり合うように配置した第１，第２円筒シール
材で微粉出口管を含む空間部内をシールして囲み、セパ
レータを通過した微粉の外周部への流出を防止し、全量
を微粉出口管よりミルケーシング外へ流出させることが
できる。
のシール機構の具体的構成として、ローラミル天板に設
けた第１の円筒シール材と、セパレータ上面に取付けた
第２の円筒シール材とを設けたので、円筒端部が上下で
互いに重なり合うように配置した第１，第２円筒シール
材で微粉出口管を含む空間部内をシールして囲み、セパ
レータを通過した微粉の外周部への流出を防止し、全量
を微粉出口管よりミルケーシング外へ流出させることが
できる。
【００１６】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面に基づいて具体的に説明する。図１は本発明の実
施の一形態に係る竪型ローラミルの断面図である。図に
おいて、符号１乃至８、１１は従来のものと同一の機能
を有するので、詳しい説明は省略し、そのまま引用して
説明するが、本説明の特徴部分は符号９，１０，１４，
１３ａ，１３ｂの部分と、微粉出口管２及びセパレータ
３の配置にあり、以下、これら特徴部分について詳しく
説明する。
て図面に基づいて具体的に説明する。図１は本発明の実
施の一形態に係る竪型ローラミルの断面図である。図に
おいて、符号１乃至８、１１は従来のものと同一の機能
を有するので、詳しい説明は省略し、そのまま引用して
説明するが、本説明の特徴部分は符号９，１０，１４，
１３ａ，１３ｂの部分と、微粉出口管２及びセパレータ
３の配置にあり、以下、これら特徴部分について詳しく
説明する。
【００１７】図において、セパレータ３の上面を、ロー
ラミル天板１１の内面からセパレータ３上部径（Ｄ）の
０．１５Ｄ〜０．２Ｄの寸法だけ下げた位置に設置し、
微粉出口管２を同じようにセパレータ上部径（Ｄ）の
０．１Ｄ〜０．１５Ｄ相当の深さまでローラミル天板１
１内面より下げてローラミル内へ挿入する。即ち、セパ
レータ３の上面は微粉出口管２の先端よりも０．０５Ｄ
程度の寸法だけ下げた位置とする。
ラミル天板１１の内面からセパレータ３上部径（Ｄ）の
０．１５Ｄ〜０．２Ｄの寸法だけ下げた位置に設置し、
微粉出口管２を同じようにセパレータ上部径（Ｄ）の
０．１Ｄ〜０．１５Ｄ相当の深さまでローラミル天板１
１内面より下げてローラミル内へ挿入する。即ち、セパ
レータ３の上面は微粉出口管２の先端よりも０．０５Ｄ
程度の寸法だけ下げた位置とする。
【００１８】セパレータ３の上面にはリング１０を設
け、リング１０の外周には三角形の羽根１４を複数枚取
付け、これらを上記で説明のセパレータ３とローラミル
天板１１との空間内に配置する。また、この羽根１４の
外周部にローラミル天板１１からシール用リング９を取
付け、セパレータ３の上面外周端部及び羽根１４の周囲
をシールしている。
け、リング１０の外周には三角形の羽根１４を複数枚取
付け、これらを上記で説明のセパレータ３とローラミル
天板１１との空間内に配置する。また、この羽根１４の
外周部にローラミル天板１１からシール用リング９を取
付け、セパレータ３の上面外周端部及び羽根１４の周囲
をシールしている。
【００１９】更に、前記、リング１０の固定位置と微粉
出口管２との間のほぼ中間位置にローラミル本体中心線
を基準とする直径がわずかに異なるシール部材１３ａ，
１３ｂが上下方向に重なり合う様にそれぞれローラミル
天板１１とセパレータ３に固定されている。
出口管２との間のほぼ中間位置にローラミル本体中心線
を基準とする直径がわずかに異なるシール部材１３ａ，
１３ｂが上下方向に重なり合う様にそれぞれローラミル
天板１１とセパレータ３に固定されている。
【００２０】このような構成の本発明の実施の形態のロ
ーラミルにおいて、搬送、乾燥用熱風８によって気流搬
送され、セパレータ３に達した混相流は回転するセパレ
ータ３によって粉砕物７が分級され、微粒子のみが気流
とともにセパレータ３上面から微粉出口管２方向へ吹き
上がる。
ーラミルにおいて、搬送、乾燥用熱風８によって気流搬
送され、セパレータ３に達した混相流は回転するセパレ
ータ３によって粉砕物７が分級され、微粒子のみが気流
とともにセパレータ３上面から微粉出口管２方向へ吹き
上がる。
【００２１】このとき、混相流は粉砕物７を巻上げると
きの旋回流を維持しているが、微粉出口管２流入部の空
間部でローラミル天板１１内壁から突出した微粉出口管
２と衝突し、その旋回性が失われる。
きの旋回流を維持しているが、微粉出口管２流入部の空
間部でローラミル天板１１内壁から突出した微粉出口管
２と衝突し、その旋回性が失われる。
【００２２】これと同時に前記空間部の流れは乱れ、混
相流中の微粉粒度は均一化され、かつ、微粒はセパレー
タ３の回転によって摺動するシール部材１３ａ，１３ｂ
でシールされ、全量が微粉出口管２へ流入する。
相流中の微粉粒度は均一化され、かつ、微粒はセパレー
タ３の回転によって摺動するシール部材１３ａ，１３ｂ
でシールされ、全量が微粉出口管２へ流入する。
【００２３】また、粉砕物７がセパレータ３を通過する
ことなく、微粉出口管２側へショートパスする可能性が
あるが、セパレータ３と一体で回転するリング１０に配
置された羽根の作用によって生じた気流が、ローラミル
天板１１内壁に固定されたシール用リング９とセパレー
タ３のスキ間から噴出するため粉砕物７は空間部へ侵入
することが出来ない。
ことなく、微粉出口管２側へショートパスする可能性が
あるが、セパレータ３と一体で回転するリング１０に配
置された羽根の作用によって生じた気流が、ローラミル
天板１１内壁に固定されたシール用リング９とセパレー
タ３のスキ間から噴出するため粉砕物７は空間部へ侵入
することが出来ない。
【００２４】なお、上記に説明の微粉出口管２の突出
は、ローラミル天板１１の内面から０．１Ｄ〜０．１５
Ｄとしたが、０．１Ｄ以下では粒度を均一化する本発明
の効果が半減する。即ち、気流搬送において搬送された
微粉は、セパレータ３の旋回等において乱流となってい
る。微粉の乱流を微粉出口管２を挿入することで解消を
目的としているため、粒度の均一効果が減少する。又、
０．１５Ｄ以上では、セパレータ外周に取り付けたショ
ートパス防止用のシール部材が大きくなりシール性が低
下する。従って微粉出口管２は０．１Ｄ〜０．１５Ｄの
範囲で突出するように配置する。
は、ローラミル天板１１の内面から０．１Ｄ〜０．１５
Ｄとしたが、０．１Ｄ以下では粒度を均一化する本発明
の効果が半減する。即ち、気流搬送において搬送された
微粉は、セパレータ３の旋回等において乱流となってい
る。微粉の乱流を微粉出口管２を挿入することで解消を
目的としているため、粒度の均一効果が減少する。又、
０．１５Ｄ以上では、セパレータ外周に取り付けたショ
ートパス防止用のシール部材が大きくなりシール性が低
下する。従って微粉出口管２は０．１Ｄ〜０．１５Ｄの
範囲で突出するように配置する。
【００２５】
【発明の効果】以上、具体的に説明したように、本発明
は、竪型ローラミルにおいて、セパレータ上面とローラ
ミル天板内壁面との間に空間部を形成し、微粉出口管の
入口端を空間部内へ突出させ、空間部内へのセパレータ
未通過混相流の侵入防止手段と、空間部内にセパレータ
通過混相流のシール機構とを設けた構成とし、更に侵入
防止手段の具体的構成としてシール用リングと羽根を設
け、又、シール機構の具体的構成として第１，第２の円
筒シール材を設けた構成も提供するので、熱風及びセパ
レータ回転による旋回流が微粉出口管との衝突で抑制さ
れ、流れを乱すことによりローラミル内壁上面とセパレ
ータの空間部で微粒子が混合され、粒度が均一化する。
従って４本の微粉出口管での粒度の不均一がなくなり、
最終的には４本の微粉出口管に接続するバーナの燃焼が
安定する。
は、竪型ローラミルにおいて、セパレータ上面とローラ
ミル天板内壁面との間に空間部を形成し、微粉出口管の
入口端を空間部内へ突出させ、空間部内へのセパレータ
未通過混相流の侵入防止手段と、空間部内にセパレータ
通過混相流のシール機構とを設けた構成とし、更に侵入
防止手段の具体的構成としてシール用リングと羽根を設
け、又、シール機構の具体的構成として第１，第２の円
筒シール材を設けた構成も提供するので、熱風及びセパ
レータ回転による旋回流が微粉出口管との衝突で抑制さ
れ、流れを乱すことによりローラミル内壁上面とセパレ
ータの空間部で微粒子が混合され、粒度が均一化する。
従って４本の微粉出口管での粒度の不均一がなくなり、
最終的には４本の微粉出口管に接続するバーナの燃焼が
安定する。
【００２６】セパレータ未通過混相流の侵入防止手段を
設けたことにより、セパレータを通過せずに微粉出口管
へ向かってショートパスしようとする粉砕物の流入を防
止することができ、粒度の均一化が一層確実となる。
設けたことにより、セパレータを通過せずに微粉出口管
へ向かってショートパスしようとする粉砕物の流入を防
止することができ、粒度の均一化が一層確実となる。
【図１】本発明の実施の一形態に係る竪型ローラミルの
断面図である。
断面図である。
【図２】従来の竪型ローラミルの断面図である。
１ 被粉砕物供給管 ２ 微粉出口管 ３ セパレータ ４ テーブル ５ ローラ ６ 被粉砕物 ７ 粉砕物 ８ 搬送、乾燥用熱風 ９ シール用リング １０ リング １１ ローラミル天板 １３ａ，１３ｂ シール部材 １４ 羽根
Claims (3)
- 【請求項１】 ローラミルケーシング内で垂直駆動軸回
りに回転するテーブルと、同テーブル上面に押圧されつ
つ回転し、被粉砕物を粉砕するローラと、同ローラとロ
ーラミル天板間で前記垂直駆動軸回りに設けられ、粉砕
物を分級するセパレータとを備え、分級した微粉を微粉
出口管より前記ミルケーシング外へ搬出する竪型ローラ
ミルにおいて、前記セパレータの上面と前記ローラミル
天板内壁面との間に空間部を形成し；前記微粉出口管の
入口端を前記空間部内へ突出させ；前記セパレータ上面
外周端部と前記ローラミル天板内壁面との間に前記空間
部内へのセパレータ未通過混相流の侵入防止手段を設
け、更に、前記空間部内で前記侵入防止手段と前記微粉
出口管入口との間にセパレータ通過混相流をシールする
機構を設けたことを特徴とする竪型ローラミル。 - 【請求項２】 前記侵入防止手段は、前記セパレータと
同軸心で同セパレータ上面外周端を覆うように配置した
円筒形状で、前記ローラミル天板に取付けられたシール
用リングと；前記セパレータ上面に取付けられ、前記シ
ール用リング内側に対向して円形状に配置した複数の羽
根とを有することを特徴とする請求項１記載の竪型ロー
ラミル。 - 【請求項３】 前記シール機構は、前記セパレータと同
軸心で前記ローラミル天板に取付けられた第１の円筒シ
ール材と；同第１の円筒シール材と同軸心で前記セパレ
ータ上面に取付けられ、同第１の円筒シール材と所定の
微小隙間を保つように異る径を有すると共に、その円筒
端部が同第１の円筒シール材と互に上下で重複するよう
に配置された第２の円筒シール材とからなることを特徴
とする請求項１又は２記載の竪型ローラミル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23515296A JPH1076171A (ja) | 1996-09-05 | 1996-09-05 | 竪型ローラミル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23515296A JPH1076171A (ja) | 1996-09-05 | 1996-09-05 | 竪型ローラミル |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1076171A true JPH1076171A (ja) | 1998-03-24 |
Family
ID=16981829
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23515296A Withdrawn JPH1076171A (ja) | 1996-09-05 | 1996-09-05 | 竪型ローラミル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1076171A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN100464862C (zh) * | 2006-01-27 | 2009-03-04 | 沈阳吉大重型机械有限公司 | 磨辊密封风风道系统 |
| CN102958614A (zh) * | 2010-08-27 | 2013-03-06 | 三菱重工业株式会社 | 立式辊碾机 |
-
1996
- 1996-09-05 JP JP23515296A patent/JPH1076171A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN100464862C (zh) * | 2006-01-27 | 2009-03-04 | 沈阳吉大重型机械有限公司 | 磨辊密封风风道系统 |
| CN102958614A (zh) * | 2010-08-27 | 2013-03-06 | 三菱重工业株式会社 | 立式辊碾机 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20031202 |