JPH08192066A - 回転式分級機を内蔵したローラミル - Google Patents
回転式分級機を内蔵したローラミルInfo
- Publication number
- JPH08192066A JPH08192066A JP328595A JP328595A JPH08192066A JP H08192066 A JPH08192066 A JP H08192066A JP 328595 A JP328595 A JP 328595A JP 328595 A JP328595 A JP 328595A JP H08192066 A JPH08192066 A JP H08192066A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roller mill
- rotary classifier
- blade
- seal air
- blade guide
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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- Crushing And Grinding (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 回転式分級機ブレードの大径部とブレードガ
イドとの隙間から粗粒が微粒出口部でショートパスする
のを防止した、回転式分級機を内蔵したローラミルを提
供する。 【構成】 ローラミルの上部板５に、その微粒出口６と
ブレードガイド９との間に、外部のエア源に接続された
シールエア供給孔１１を設けてある。また、ローラミル
上部板５の下面に全周にわたり、シールエア供給孔１１
に連通したシールエア流出用溝１４を設けてある。この
ようにして、回転式分級機のブレード７の大径部とブレ
ードガイド９との間に形成される隙間１０へシールエア
１２を流出させ粗粒が微粒出口６へショートパスするの
を防止する。
イドとの隙間から粗粒が微粒出口部でショートパスする
のを防止した、回転式分級機を内蔵したローラミルを提
供する。 【構成】 ローラミルの上部板５に、その微粒出口６と
ブレードガイド９との間に、外部のエア源に接続された
シールエア供給孔１１を設けてある。また、ローラミル
上部板５の下面に全周にわたり、シールエア供給孔１１
に連通したシールエア流出用溝１４を設けてある。この
ようにして、回転式分級機のブレード７の大径部とブレ
ードガイド９との間に形成される隙間１０へシールエア
１２を流出させ粗粒が微粒出口６へショートパスするの
を防止する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、微粉炭を得るための石
炭粉砕機やセメント原料粉砕に用いられるローラミルに
関する。
炭粉砕機やセメント原料粉砕に用いられるローラミルに
関する。
【０００２】
【従来の技術】事業用及び産業用（自家用）発電プラン
トにおける石炭を燃料とするボイラでは微粉炭が使われ
る。その微粉炭を製造するのに石炭粉砕機（ローラミ
ル）が使われる。従来の回転式分級機を内蔵したローラ
ミルを図３，図４によって説明する。
トにおける石炭を燃料とするボイラでは微粉炭が使われ
る。その微粉炭を製造するのに石炭粉砕機（ローラミ
ル）が使われる。従来の回転式分級機を内蔵したローラ
ミルを図３，図４によって説明する。
【０００３】図３において、１は粉砕テーブルで、この
粉砕テーブル１と粉砕ローラ２の間で被粉砕原料、例え
ば石炭が粉砕される。粉砕された原料は、矢印に示すよ
うに導入された熱空気によって微粒及び粗粒を含んだ搬
送空気４となって上方に搬送される。
粉砕テーブル１と粉砕ローラ２の間で被粉砕原料、例え
ば石炭が粉砕される。粉砕された原料は、矢印に示すよ
うに導入された熱空気によって微粒及び粗粒を含んだ搬
送空気４となって上方に搬送される。
【０００４】ミル上部の分級部において、分級ベーン８
通過後の搬送空気４の流れは、回転式分級機のブレード
７を経て微粒出口６から微粒と共に排出されるが、搬送
空気４中の粗粒の一部は、ブレードガイド９近傍部に滞
流し、回転式分級機のブレード７の大径部とブレードガ
イド９との隙間１０から圧力差によってショートパス
し、微粒に混じり、微粒出口６から搬出される。
通過後の搬送空気４の流れは、回転式分級機のブレード
７を経て微粒出口６から微粒と共に排出されるが、搬送
空気４中の粗粒の一部は、ブレードガイド９近傍部に滞
流し、回転式分級機のブレード７の大径部とブレードガ
イド９との隙間１０から圧力差によってショートパス
し、微粒に混じり、微粒出口６から搬出される。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】従来のローラミルで
は、図４に示すように、回転式分級機はミル上部板５及
びブレードガイド９との間に５〜１０ｍｍの隙間１０を
設けて設置されている。
は、図４に示すように、回転式分級機はミル上部板５及
びブレードガイド９との間に５〜１０ｍｍの隙間１０を
設けて設置されている。
【０００６】回転式分級機は、一種のファンであると考
えられ、回転式分級機のブレード７入口部での静圧Ｐ1
と回転式分級機内部での静圧Ｐ2 を比較すると、Ｐ1 ＞
Ｐ2となっており、ブレードガイド９近傍部に滞流して
いる粗粒が矢印ａのようにこの隙間１０をショートパス
し、分級精度を低下させる。
えられ、回転式分級機のブレード７入口部での静圧Ｐ1
と回転式分級機内部での静圧Ｐ2 を比較すると、Ｐ1 ＞
Ｐ2となっており、ブレードガイド９近傍部に滞流して
いる粗粒が矢印ａのようにこの隙間１０をショートパス
し、分級精度を低下させる。
【０００７】本発明は、回転式分級機ブレードの大径部
とブレードガイドとの隙間から粗粒が微粒出口部でショ
ートパスするのを防止した、回転式分級機を内蔵したロ
ーラミルを提供することを課題としている。
とブレードガイドとの隙間から粗粒が微粒出口部でショ
ートパスするのを防止した、回転式分級機を内蔵したロ
ーラミルを提供することを課題としている。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明は、回転式分級機
を内蔵したローラミルにおける前記課題を解決するた
め、回転式分級機のブレードの大径部とブレードガイド
との間に形成される隙間へシールエアを流出させるシー
ルエア供給機構を設けた構成を採用する。
を内蔵したローラミルにおける前記課題を解決するた
め、回転式分級機のブレードの大径部とブレードガイド
との間に形成される隙間へシールエアを流出させるシー
ルエア供給機構を設けた構成を採用する。
【０００９】このシールエア供給機構は、ローラミルの
上部板の微粒出口とブレードガイドとの間に設けられて
外部のエア源に接続されたシールエア供給孔で構成する
ことができる。
上部板の微粒出口とブレードガイドとの間に設けられて
外部のエア源に接続されたシールエア供給孔で構成する
ことができる。
【００１０】前記したシールエア供給機構において、ロ
ーラミル上部板の下面に全周にわたり、前記シールエア
供給孔に連通したシールエア流出用溝を設けた構成とす
るのが好ましい。
ーラミル上部板の下面に全周にわたり、前記シールエア
供給孔に連通したシールエア流出用溝を設けた構成とす
るのが好ましい。
【００１１】
【作用】回転式分級機を内蔵したローラミルでは、粉砕
粒を含む搬送空気は、ミル上部板の天井面に沿って流れ
てブレードガイドに衝突し、その一部の粗粒が回転式分
級機のブレードとブレードガイドとの隙間から進入しよ
うとする。
粒を含む搬送空気は、ミル上部板の天井面に沿って流れ
てブレードガイドに衝突し、その一部の粗粒が回転式分
級機のブレードとブレードガイドとの隙間から進入しよ
うとする。
【００１２】しかしながら、本発明によるローラミルで
はその隙間にシールエア供給機構からシールエアが流出
されているのでその粗粒はそのシールエアによって押し
戻され搬送空気の主流と共に回転式分級機のブレードを
通過することとなる。そして分級機のブレード通過時に
粗粒は分級により粉砕テーブル上に落下され再粉砕され
る。
はその隙間にシールエア供給機構からシールエアが流出
されているのでその粗粒はそのシールエアによって押し
戻され搬送空気の主流と共に回転式分級機のブレードを
通過することとなる。そして分級機のブレード通過時に
粗粒は分級により粉砕テーブル上に落下され再粉砕され
る。
【００１３】また、本発明によりローラミル上部板の下
面全周にわたりシールエア供給孔に連通したシールエア
流出用溝を設けた構成としたものでは、ブレードの大径
部とブレードガイドとの間の隙間の全周へシールエアを
均一に流出させそこを粗粒がショートパスするのを効果
的に防止する。
面全周にわたりシールエア供給孔に連通したシールエア
流出用溝を設けた構成としたものでは、ブレードの大径
部とブレードガイドとの間の隙間の全周へシールエアを
均一に流出させそこを粗粒がショートパスするのを効果
的に防止する。
【００１４】このように、本発明によれば、回転式分級
機のブレードの大径部とブレードガイドとの隙間から粗
粒が微粒出口部でショートパスするのを防止した、回転
式分級機を内蔵したローラミルが提供される。
機のブレードの大径部とブレードガイドとの隙間から粗
粒が微粒出口部でショートパスするのを防止した、回転
式分級機を内蔵したローラミルが提供される。
【００１５】
【実施例】以下、本発明によるローラミルについて図２
及び図３に示した実施例に基づいて具体的に説明する。
なお、以下の実施例において、図４に示した従来の装置
と同じ構成の部分には説明を簡潔にするため同じ符号を
付してある。
及び図３に示した実施例に基づいて具体的に説明する。
なお、以下の実施例において、図４に示した従来の装置
と同じ構成の部分には説明を簡潔にするため同じ符号を
付してある。
【００１６】図１及び図２において、ローラミルの上部
板５には、その微粒出口６とブレードガイド９との間に
エア源にフレキシブルチューブ１３で接続されたシール
エア供給孔１１が設けられている。そして、上部板５の
下面にはシールエア供給孔１１に連通したシールエア流
出用溝１４が全周にわたって形成されている。
板５には、その微粒出口６とブレードガイド９との間に
エア源にフレキシブルチューブ１３で接続されたシール
エア供給孔１１が設けられている。そして、上部板５の
下面にはシールエア供給孔１１に連通したシールエア流
出用溝１４が全周にわたって形成されている。
【００１７】本実施例によるローラミルは、以上のよう
に構成されており、シールエア流出用溝１４からシール
エア１２が５〜３０ｍ／ｓの流出速度で流出される。
に構成されており、シールエア流出用溝１４からシール
エア１２が５〜３０ｍ／ｓの流出速度で流出される。
【００１８】従って、図２に示すようにミル上部板５の
天井面に沿って流れて来た搬送空気４はブレードガイド
９に衝突し下向流れに変わると共に、ブレードガイド９
近傍に滞流している一部の粗粒は回転式分級機のブレー
ド７とブレードガイド９との隙間から進入するが、シー
ルエア供給孔１１からのシールエア流出により押し戻さ
れ、ブレードガイド９の先端部において搬送空気４の主
流と共に回転式分級機のブレード７を通過する。
天井面に沿って流れて来た搬送空気４はブレードガイド
９に衝突し下向流れに変わると共に、ブレードガイド９
近傍に滞流している一部の粗粒は回転式分級機のブレー
ド７とブレードガイド９との隙間から進入するが、シー
ルエア供給孔１１からのシールエア流出により押し戻さ
れ、ブレードガイド９の先端部において搬送空気４の主
流と共に回転式分級機のブレード７を通過する。
【００１９】分級機のブレード７通過時に粗粒は分級さ
れ粉砕テーブル１上に落下し、再度粉砕される。以上の
ようにして粗粒が微粒出口部でショートパスして分級性
能を低下させることが防止される。
れ粉砕テーブル１上に落下し、再度粉砕される。以上の
ようにして粗粒が微粒出口部でショートパスして分級性
能を低下させることが防止される。
【００２０】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によるシー
ルエア供給機構を有する回転式分級機内蔵型ローラミル
では、粗粒が微粒出口へショートパスするのを低減させ
たことにより大幅に分級精度が向上する。特に、１００
メッシュ残量に関しては０％とすることが可能である。
ルエア供給機構を有する回転式分級機内蔵型ローラミル
では、粗粒が微粒出口へショートパスするのを低減させ
たことにより大幅に分級精度が向上する。特に、１００
メッシュ残量に関しては０％とすることが可能である。
【図１】本発明の一実施例によるローラミルにおける上
部板、ブレードガイド、及び回転式分級機のブレード部
分を示す断面図。
部板、ブレードガイド、及び回転式分級機のブレード部
分を示す断面図。
【図２】図１のＡ部を拡大した断面図。
【図３】回転式分級機を内蔵したローラミルの全体構成
を示す断面図。
を示す断面図。
【図４】従来のローラミルにおける上部板、ブレードガ
イド、及び回転式分級機のブレード部分を示す断面図。
イド、及び回転式分級機のブレード部分を示す断面図。
１ 粉砕テーブル ２ 粉砕ローラ ３ 被粉砕原料 ４ 微粒及び粗粒を含んだ搬送空気 ５ ミル上部板 ６ 微粒出口 ７ 回転式分級機のブレード ８ 分級ベーン ９ ブレードガイド １０ 隙間 Ｐ1 回転式分級機入口部静圧 Ｐ2 回転式分級機内部静圧 １１ シールエア供給孔 １２ シールエア １３ フレキシブルチューブ（配管） １４ シールエア流出用溝
Claims (3)
- 【請求項１】 回転式分級機を内蔵したローラミルにお
いて、前記回転式分級機のブレードの大径部とブレード
ガイドとの間に形成される隙間へシールエアを流出させ
るシールエア供給機構を設けたことを特徴とする回転式
分級機を内蔵したローラミル。 - 【請求項２】 前記シールエア供給機構が、ローラミル
上部板の微粒出口と前記ブレードガイドとの間に設けら
れて外部のエア源に接続されたシールエア供給孔で構成
されている請求項１記載の回転式分級機を内蔵したロー
ラミル。 - 【請求項３】 前記ローラミル上部板の下面に全周にわ
たり、前記シールエア供給孔に連通したシールエア流出
用溝を設けた請求項２記載の回転式分級機を内蔵したロ
ーラミル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP328595A JPH08192066A (ja) | 1995-01-12 | 1995-01-12 | 回転式分級機を内蔵したローラミル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP328595A JPH08192066A (ja) | 1995-01-12 | 1995-01-12 | 回転式分級機を内蔵したローラミル |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08192066A true JPH08192066A (ja) | 1996-07-30 |
Family
ID=11553139
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP328595A Withdrawn JPH08192066A (ja) | 1995-01-12 | 1995-01-12 | 回転式分級機を内蔵したローラミル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08192066A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8714359B2 (en) | 2010-05-14 | 2014-05-06 | Babcock-Hitachi Kabushiki Kaisha | Rotating classifier |
| JP2018079424A (ja) * | 2016-11-16 | 2018-05-24 | 三菱日立パワーシステムズ株式会社 | 固体燃料粉砕装置及びその運転方法 |
| JP2019525839A (ja) * | 2016-08-03 | 2019-09-12 | ゼネラル エレクトリック テクノロジー ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツングＧｅｎｅｒａｌ Ｅｌｅｃｔｒｉｃ Ｔｅｃｈｎｏｌｏｇｙ ＧｍｂＨ | 縦型粉砕機システム用筐体 |
-
1995
- 1995-01-12 JP JP328595A patent/JPH08192066A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8714359B2 (en) | 2010-05-14 | 2014-05-06 | Babcock-Hitachi Kabushiki Kaisha | Rotating classifier |
| JP2019525839A (ja) * | 2016-08-03 | 2019-09-12 | ゼネラル エレクトリック テクノロジー ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツングＧｅｎｅｒａｌ Ｅｌｅｃｔｒｉｃ Ｔｅｃｈｎｏｌｏｇｙ ＧｍｂＨ | 縦型粉砕機システム用筐体 |
| JP2018079424A (ja) * | 2016-11-16 | 2018-05-24 | 三菱日立パワーシステムズ株式会社 | 固体燃料粉砕装置及びその運転方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020402 |