JPH10230181A - 竪型ミル - Google Patents

竪型ミル

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JPH10230181A
JPH10230181A JP3490297A JP3490297A JPH10230181A JP H10230181 A JPH10230181 A JP H10230181A JP 3490297 A JP3490297 A JP 3490297A JP 3490297 A JP3490297 A JP 3490297A JP H10230181 A JPH10230181 A JP H10230181A
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JP
Japan
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classifier
airflow
coal
blades
vertical mill
Prior art date
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Pending
Application number
JP3490297A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiro Nagamine
一博 永峰
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH10230181A publication Critical patent/JPH10230181A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 破砕された石炭の微粉炭に対する固定式分吸
器の分級性能を向上させる。 【解決手段】 円周方向へ複数の翼を等間隔に且つ放射
軸線に対して同方向に同一角度で傾斜配置して混合気流
を旋回させて取込むようにしている固定式分級器20を
ケーシング内上部に設けた竪型ミルにおいて、前記固定
式分級器20の各翼を、放射軸線に対して混合気流取込
方向に傾斜させた外側翼部21aと、該外側翼部21a
の内側端において外側翼部21aの傾斜方向と逆方向に
傾斜させた気流衝突部21bと、該気流衝突部21bの
端部から混合気流取込方向に傾斜させた内側翼部21c
とからなる波形翼21とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、竪型ミルに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】石炭焚きボイラへ供給する石炭を粉砕す
るための微粉炭ミルとしては、固定式分級器を備えた竪
型ミルがある。
【0003】固定式分級器を備えた竪型ミルの一例は図
3に示されており、図3中、1は竪型ミルである。
【0004】該竪型ミル1のケーシング2内下部には、
駆動装置3により水平回転するテーブル4が配置され、
テーブル4の上方には、流体圧式又はスプリング式シリ
ンダ5により水平軸6を介して上下に傾動し得るローラ
7が配置されており、水平回転しているテーブル4に前
記流体圧式又はスプリング式シリンダ5によってローラ
7を押し付けることにより、ローラ7とテーブル4が協
働し、テーブル4上の石炭を粉砕し得るようになってい
る。
【0005】前記テーブル4には、その周囲に回転テー
ブルの回転方向に傾斜したエアノズル10が形成されて
おり、ケーシング2の内側に設けられた環状体8の内側
に沿って回転するようになっている。ケーシング2のテ
ーブル4よりも下方位置からケーシング2内へ供給され
る一次空気9は、前記傾斜したノズルによって、図3に
示すように旋回Rを与えられてケーシング2内に吹込ま
れるようになっている。
【0006】ケーシング2の上部外側には、ケーシング
2内と連通するようにした案内筒11が設置され、案内
筒11の上部には微粉炭Fをボイラのバーナ(図示せ
ず)へ送給するための微粉炭送給管12が接続されてい
る。
【0007】案内筒11の上方には下方へ延在するシュ
ート13が嵌入されており、シュート13の上方には給
炭機18が接続されており、前記シュート13の下端
は、ケーシング2内においてテーブル4の上方に位置し
ている。
【0008】案内筒11の下方外周でケーシング2内の
上部に設けたホッパ16の上側には、平面的に見て案内
筒11を円の中心軸とするようにした固定式分級器14
が配設されている。
【0009】該固定式分級器14は、図4、5に示され
る如く円周方向へ等間隔に位置する複数の平板状の翼1
5を備えた構成を有しており、複数の平板状の翼15
は、水平断面形状が、夫々円中心Oから等しい角度で周
方向に放射する放射軸線Jに対して混合気流Bを取込む
よう同方向に同一の傾斜角度αで取付けられている。
尚、混合気流Bを取り込む方向は、前記一次空気9の旋
回R方向と同方向であり、且つ翼15の傾斜角度αはケ
ーシング2の上部に配設された翼駆動装置17により調
節することができるようになっている。
【0010】図3に示す竪型ミル1においては、給炭機
18からの石炭は、シュート13を介してテーブル4上
へ落下し、駆動装置3により駆動されて水平方向へ回転
しているテーブル4と該テーブル4に対し接触し回転し
ているローラ7との協働作業により粉砕され、粉砕され
た石炭(微粉炭F、粗粒炭H)は、エアノズル10で吹
き出す一次空気9に同伴されて混合気流Bとなり、混合
気流Bは、ケーシング2内を旋回Rし遠心力により粗粒
炭Hを外方へ除きながら上昇し、ホッパ16の外側を通
って周方向外側から固定式分吸器14に導かれ、固定式
分級器14の翼15の取込方向の傾斜角度αにより、前
記エアノズル10によって与えられた方向と同方向に旋
回Rが与えられて更に粗粒炭Hを外方へ除くように分級
する。
【0011】粗粒炭Hが分級された微粉炭Fは、図4、
5に示すように、固定式分級器14の翼15間を通って
案内筒11へ入り込み、案内筒11から微粉炭送給管1
2へ送出されてボイラのバーナ(図示せず)へ送給され
る。なお、分級された粗粒炭Hは、ホッパ16の内側面
を滑落してテーブル4上へ戻されて再度粉砕される。
【0012】エアノズル10から吹き込まれる一次空気
9の旋回Rと、固定式分級器14の混合気流B取込方向
に傾斜した翼15による旋回Rとによって、混合気流B
に遠心力を与えることにより、分級性能(微粉炭Fに対
して所定粒径以上の粗粒炭Hの混入量が少ないこと)を
高めることができる。又、分級性能は、固定式分級器1
4の翼15の傾斜角度αを翼駆動装置17により大きく
調整して旋回Rを強めることによりある程度向上させる
ことができる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、竪型ミ
ル1に用いられる固定式分級器14は、図5に示す如く
翼15が混合気流Bに旋回Rを与えるための傾斜角度α
を有する平面板であるために、旋回しつつ固定式分級器
14に供給される混合気流B中の粗粒炭Hが、翼15に
衝突して、流入してきた混合気流Bと共に固定式分級器
14を通り抜けて案内筒11に入り込んでしまい、これ
によって分級性能が低下してしまうという問題があっ
た。更に、固定式分級器14の翼15の傾斜角度αを翼
駆動装置17により調節することにより分級性能を向上
するにも限界があった。
【0014】本発明は上述の実情に鑑み、固定式分級器
の翼を波形に形成し、粗粒炭が翼に衝突して案内筒に入
り込まないようにして分級性能を向上させることを目的
としてなしたものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、円周方向へ複
数の翼を等間隔に且つ放射軸線に対して同方向に同一角
度で傾斜配置して混合気流を旋回させて取込むようにし
ている固定式分級器をケーシング内上部に設けた竪型ミ
ルにおいて、前記固定式分級器の各翼を、放射軸線に対
して混合気流取込方向に傾斜させた外側翼部と、該外側
翼部の内側端において外側翼部の傾斜方向と逆方向に傾
斜させた気流衝突部と、該気流衝突部の端部から混合気
流取込方向に傾斜させられた内側翼部とからなる波形翼
としたものである。
【0016】一次空気と共に旋回上昇してきた混合気流
が固定式分級器の波形翼間に取込まれる際、粗粒炭があ
らゆる入射角で流入して来ても、波形翼の気流衝突部に
衝突して分級されるので、従来装置に比べて分級性能を
大幅に向上することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図示
例と共に説明する。
【0018】図1、2は、本発明を実施する形態の一例
であって竪型ミルの基本的な構成は図3の従来のものと
同様であるが、本実施例の特徴とするところは、従来例
の固定式分級器14の代りに図1、2に示す固定式分級
器20を配設し、該固定式分級器20に、気流衝突部2
1bを備えた波形翼21を設けた点にある。
【0019】図1、2に示す如く、固定式分級器20
は、円周方向へ等間隔で配設された複数の波形翼21か
らなり、波形翼21は、水平断面形状が円の中心Oから
等しい角度で周方向に放射する放射軸線Jに対して傾斜
角度αで気流取込方向に傾斜した外側翼部21aを周方
向外側に備え、且つ前記外側翼部21aの内側端から外
側翼部21aの傾斜方向に対して略直角の逆方向に傾斜
した気流衝突部21bを備え、更に該気流衝突部21b
の端部から前記気流取込方向に再び傾斜させた内側翼部
21cを周方向内側に備えている。尚、図2は、外側翼
部21aと内側翼部21cが傾斜角度αで略平行になっ
ているが、実施に際しては互いに異なった傾斜角度でも
よい。又、上記した波形翼21は、全体の傾斜角度αを
従来と同様に翼駆動装置17により調節できるようにな
っていてもよい。
【0020】図1に示すような固定式分級器20を、図
3に示す従来例の固定式分級器14に代えて竪型ミル1
に配設して竪型ミル1を稼働すると、従来例と同様に粉
砕された石炭は、エアノズル10から旋回Rしながら吹
き出す一次空気9により同伴されて混合気流Bとなり、
混合気流Bはケーシング2内を旋回Rの遠心力により粗
粒炭Hが除かれながら上昇し、ホッパ16の外側を通っ
て周方向外側から固定式分級器20へ運ばれる。
【0021】図2に示す如く、固定式分級器20に向か
う混合気流Bのうち微粉炭Fは波形翼21の気流衝突部
21bに衝突することなく固定式分級器20を通り抜け
て案内筒11に入り込み、一方、粗粒炭Hは気流衝突部
21bに衝突し下方へ落下して分級される。
【0022】微粉炭Fは案内筒11から微粉炭送給管1
2へ送出されてボイラのバーナ(図示せず)へ送給され
る。なお、分級された粗粒炭Hは、ホッパ16の内側面
を滑落してテーブル4上へ戻されて再度粉砕される。
【0023】前記したように、波形翼21に気流衝突部
21bを設けたことにより、混合気流Bの粗粒炭Hが、
あらゆる入射角度で波形翼21,21間に流入して来て
も気流衝突部21bに衝突して分級できるので、従来装
置に比べて分級性能を大幅に向上することができる。
【0024】又、波形翼21の傾斜角度αを、微粉炭F
を取込むことができる最も良い傾斜角度αに翼駆動装置
17により調節して分級性能を更に向上させることもで
きる。
【0025】なお、本発明の実施の形態は、上述の形態
例に限定されるものではなく、波形翼21に気流衝突部
21bを複数段設けるようにしてもよく、その他、本発
明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得
ることは勿論である。
【0026】
【発明の効果】本発明の竪型ミルによれば、一次空気と
共に旋回して上昇してきた混合気体中の粗粒炭が固定式
分級器の波形翼間に、あらゆる入射角度で流入されて来
ても気流衝突部に衝突して確実に分級されるので、従来
装置に比較して固定式分級器の分級性能を大幅に向上す
ることができるという優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の固定式分級器の実施の形態の一例を示
す水平断面図である。
【図2】図1の波形翼の気流衝突部に混合気流が衝突し
たときの状態図である。
【図3】従来例の竪型ミルの概略縦断面図である。
【図4】図3のIV−IV方向の矢視図である。
【図5】図4の翼に粗粒炭が衝突したときの状態図であ
る。
【符号の説明】
1 竪型ミル 2 ケーシング 20 固定式分級器 21 波形翼 21a 外側翼部 21b 気流衝突部 21c 内側翼部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円周方向へ複数の翼を等間隔に且つ放射
    軸線に対して同方向に同一角度で傾斜配置して混合気流
    を旋回させて取込むようにしている固定式分級器をケー
    シング内上部に設けた竪型ミルにおいて、 前記固定式分級器の各翼を、放射軸線に対して混合気流
    取込方向に傾斜させた外側翼部と、該外側翼部の内側端
    において外側翼部の傾斜方向と逆方向に傾斜させた気流
    衝突部と、該気流衝突部の端部から混合気流取込方向に
    傾斜させた内側翼部とからなる波形翼としたことを特徴
    とする竪型ミル。
JP3490297A 1997-02-19 1997-02-19 竪型ミル Pending JPH10230181A (ja)

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